JP2002171696A - 変電設備の遠隔監視システムおよび遠隔監視方法 - Google Patents
変電設備の遠隔監視システムおよび遠隔監視方法Info
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Abstract
区分し、常時必要とされるデータと随時入力の必要とさ
れるデータに分け、24時間オンコールを行うようにな
して情報の一元化を図ることによってトレンド管理を安
価に、かつ迅速化・高速化する。 【解決手段】遠隔監視システムは、少なくとも遮断器に
対する電流入力5,開閉指令入力6を検出して第1の検
出値をインターネットなどの通信網(1)を介して直ち
に監視センター2の監視装置11に送信し、第1の検出
値と、変電所の諸設備の部分放電測定による第2の検出
値と、およびその他の測定値を含む各種情報を変電所サ
ーバ12に蓄積してデータベース13を構築し、前記監
視装置は、第1の検出値と、電話回線,専用回線どの通
信網(2)を介して随時入力した第2の検出値とによっ
て遮断器特性監視,部分放電監視および変電所の諸設備
のトレンド診断および余寿命評価を行うように構成され
る。
Description
視システムおよび遠隔監視方法に関する。
御変電所・遠隔常時監視制御変電所・断続監視制御変電
所・遠隔断続監視制御変電所・簡易監視発電所に区分で
きる。
インターネットを介して諸測定値を受信し、評価を行っ
て諸設備の監視が行われている。すなわち、インターネ
ットを介しての外部診断による予測保全あるいは余寿命
評価が行われる。
自動連絡装置が記載される。
にある変電所について、測定したすべての情報をインタ
ーネットを介して受信し、監視業務を行おうとすること
はデータが多くなるほど通信コストは高くなる。しかし
ながら、少ないデータによって監視を行うことは監視精
度上問題がある。
必要とされるデータを2種類に区分し、常時必要とされ
るデータと随時入力の必要とされるデータに分け、24
時間オンコールを行うようになして情報の一元化を図る
ことによってトレンド管理を安価に、かつ迅速化・高速
化する監視システムおよび監視方法を提供することを目
的をする。
と遮断器特性監視とを行うデータを少なくとも常時必要
とされるデータと、その他のデータを随時必要とされる
データとして受信するようにした。
び方法を提供する。
ついての外部診断による予測保全あるいは余寿命評価を
行うための遠隔監視システムにおいて、少なくとも遮断
器に対する電流入力,開閉指令入力を検出して第1の検
出値をインターネットなどの通信網(1)を介して直ち
に監視センターの監視装置に送信し、第1の検出値と、
変電所の諸設備の部分放電測定による第2の検出値と、
およびその他の測定値を含む各種情報を変電所サーバに
蓄積してデータベースを構築し、前記監視装置は、第1
の検出値と、電話回線,専用回線どの通信網(2)を介
して随時入力した第2の検出値とによって遮断器特性監
視,部分放電監視および変電所の諸設備のトレンド診断
および余寿命評価を行う変電設備の遠隔監視システムを
提供する。
に接続されるケーブルの部分放電測定が含まれる。ま
た、前者には変圧器の部分放電測定が含まれる。
ついての外部診断による予測保全あるいは余寿命評価を
行うための遠隔監視方法において、検出された、少なく
とも遮断器に対する電流入力,開閉入力を示す第1の検
出値を通信網(1)を介して直ちに受信し、変電所サー
バに蓄積された部分放電測定による第2の検出値、その
他の測定値を含む各種情報を通信網(2)を介して随時
受信し、第1の検出値,第2の検出値、その他の測定値
を含む各種情報を使用して遮断器特性監視,部分放電監
視および変電所の諸設備のトレンド診断および余寿命評
価を行う変電設備の遠隔監視方法を提供する。
面に基づいて説明する。
ク図であり、図において海外などの遠隔地にある変電所
1と国内にある監視センター2とは通信網(1)3と通
信網(2)4とで結ばれる。通信網(1)3と通信網
(2)4とは同じであってもよい。また一方がインター
ネットなどの通信網であり,他方が電話回線,専用機に
よる通信網であってもよい。
ト,母線ユニット,線路ユニットがあり、変圧器ユニッ
トは変圧器,油・ガスブッシング,変流器,遮断器など
の諸設備が配置されて構成され、母線ユニットは三相一
括形主母線,断路器などの諸設備が配置されて構成さ
れ、線路ユニットは変流器,遮断器,断路器,変流器,
計器用変圧器,ガスブッシング,避雷器などの諸設備が
配置されて構成される。
指令入力(第1の検出値)6およびそれに伴う情報(各
種入出力情報7に含める。)として後述する。a接点,
b接点コンタクト情報,遮断音情報が重要なファクター
となる。これらの情報は、部分放電測定8のデータおよ
びその他測定9のデータと共にデータ収集10に集めら
れる。これらのデータは、直ちに通信網(1)3を介し
て監視センター2の監視装置11に送信される。監視側
から見れば、受信することになる。
分放電測定8が行われ、その測定値(第2の検出値)は
その他の測定9による測定値と共にデータ収集装置10
に時々刻々集められ、これらのデータは変電所サーバ1
2に蓄積されてデータベース13とされる。
力、これに伴う情報としてのコンタクト情報,遮断音情
報,各種入出力情報がデータベース13化される。
れており、監視サーバ15はデータベース16を有す
る。
通信網(1)3を介して送信されるデータを使用して各
種の監視すなわち特性監視17を行う。この監視の中に
部分放電監視および遮断器特性監視がある。特性監視1
7から各種の評価18を行い、各種のトレンド19を算
出して画面表示20を行う。
絶縁開閉装置)内部構造(主母線三相一括形の例)を示
す。この図にあっては、両側に三相一括形主母線21,
22が配置され、これらに断路器23,24を介して縦
形の遮断器25,26,27が配置され、遮断器25と
26の間、遮断器26と27の間に断路器28,29、
計器用変圧器30,31およびケーブルヘッドを含む電
力ケーブル32,33,34が配置される構造となって
いる。
6への電流入力検知のためCTセンサ41,開放指令入
力検知のためのTCセンサ42および接点コンタクト検
知のためのCCセンサ43が遮断器26に設けられる。
また、電力ケーブルからの部分放電を検知するための部
分放電センサCH1〜3およびCH4〜6が設けられ
る。
ンサ43,部分放電センサCH1〜3,CH4〜6で検
知された信号はデータ収集装置10a,10b(図1に
おけるデータ収集装置10)に集められる。
の回路図を図3に示す。主回路部に接続され、主に主回
路に流れる電流を遮断する目的の主遮断部a51(a接
点)と、前記主遮断部a51と並列に抵抗体53,抵抗
遮断部b52(b接点)の直列体を接続した回路構成で
ある。この回路の遮断動作は、まず主遮断部51が遮断
電流を抵抗体53の回路に転流し、その後抵抗体53に
より限流された遮断電流を抵抗遮断部52が遮断し、遮
断完了する。遮断中に抵抗が回路に挿入されるので遮断
時に発生する過電圧が抑制される。これに対して投入動
作では、主遮断部51と抵抗遮断部52とがほぼ同時に
投入される。投入時の過電圧を抑制する必要があるとき
は、抵抗遮断部52を主遮断部1に先行して投入すれば
よい。
センサ43によって検知される。部分放電測定は、交流
課電時の部分放電を測定し、一定時間内に発生する一定
放電電荷量を超える部分放電パルス数などを電圧・時間
などで整理,検知するものである。
帯など特殊布設条件の線路,需要家供給用一回線線路,
事故ヒステリシスの多い線路などは個別に随時行う。部
分放電測定以外の主な絶縁監視方法は次のとおりであ
る。
・シース間に一定の直流電圧を加え、漏れ電流の大き
さ,変化,三相不平衡などを時間で整理し、その形状,
値から絶縁状態を調べる。
取して、誘電特性,ガス含有量測定などを行い、劣化の
程度を調べる。
たはγ線を用いて、ケーブルや接続部の内部構造の異常
状況を調べる。
絶縁ガスを採取して、水分,絶縁抵抗などの測定を行
い、絶縁劣化の程度を調べる。
ス分布,GISのコロナ・超音波,X線診断などがあ
る。これらは、機器据付け時の管理,点検時、あるいは
同形機器対策として活用する。効率的で効果的な保守を
行うため、機器の状態を連続的に、定量的に把握し診断
する監視を行う。
は、次のようなものがある。
しているシステム上で各種の性能データを収集するツー
ルであり、この測定レポートを参照することにより、必
要な性能が出ているかどうか、システム資源が不足して
いないかどうかをチェックする。
ェアモニタによるものとソフトウェアモニタによるもの
とがある。
によりシステムの性能を予測するツールであり、システ
ムを構成する前あるいは変更する前に、新システムの性
能を評価する。
にOSにより動的に行われるチューニングが採用され
る。
の通りである。ただし、これらの内容自体はよく知られ
た事項である。
態監視・状態変化監視,異常故障監視,自動走査監視,
ディマンド監視,選択ディジタル計測・表示,CRT表
示,CRTハードコピー,日報・月報・年報の作表,異
常・故障・操作記録,運転記録,自動検針・使用料金請
求書作成,オペレーションガイド表示。
ル発停,停電時・復電時処理,台数制御(変圧器・コン
デンサ,冷凍機・冷却塔,ボイラ,ポンプ,送風機な
ど),負荷制限制御(電力・地域熱源ディマンド超過
時,自家発電時など),防災機器制御,最適・予測制御
(冷温水蓄熱量,外気取入量,各種設定値の最適値自動
設定,最適始動停止時刻自動設定など)。
も遮断器に対する電流入力,開閉入力を示す第1の検出
値を通信網(1)を介して直ちに受信し、変電所サーバ
12のデータベース13に蓄積された部分放電測定によ
る第2の検出値、その他の測定値を含む各種情報を通信
網(2)を介して随時受信し、第1の検出値,第2の検
出値、その他の測定値を含む各種情報を使用して遮断器
特性監視,部分放電監視および変電所の諸設備のトレン
ド診断および余寿命評価を行う。受信した情報は自己の
監視サーバ15のデータベース16に蓄積する。
基づいて評価した状況を示す。CH1,CH2,CH3
センサにより放電パルスが測定され、そして画面表示さ
れ、評価図に示すように300MHz,900〜150
0MHzにおける部分放電状況を把握する。
に基づいて評価した状況を示す。CTセンサ,TCセン
サ,CCセンサにより電流値,開閉指令入力,接点状況
および遮断音が検知され、画面表示され、評価図に示す
評価結果が画面表示される。遮断時の電流から接点劣化
状況の推測がなされ、接点開放ポイントの推移から機構
部の異常が検出され、接点a,bのコンタクト状況Time
1,Time2を検知し、遮断音の波形チェックによる遮断
器操作機のバネの弛みや摩耗を検出する。
をトレンド(傾向)として画面表示する。前回のデータ
ベースと比較した差分判断を行う。
監視が大切であり、電流入力5,開閉指令入力6,接点
状況情報は直ちに監視センター2に受信され、監視状況
およびその評価,トレンが画面表示される。
を随時見に行き、必要とされるデータがデータベース1
6に移され、監視データとされ、評価およびトレンド分
析がなされ、その結果は画面表示される。
図において、導体上突起のある場合、自由異物がある場
合、スペーサは着異物がある場合、スペーサ内ボイドが
ある場合および携帯電話による通信があった場合の周波
数スペクトルおよび位相スペクトルを示し、周波数スペ
クトルおよび位相スペクトルを監視することによって導
体上の突起、自由異物の存在、スペーサは着異物の存
在、スペーサ内ボイドの存在あるいは携帯電話による通
信音を区別することができる。
監視に必要とされるデータを2種類に区分され、常時必
要とされるデータと随時入力の必要とされるデータに分
け、24時間オンコールを行うようになされて情報の一
元化を図られ、トレンド管理を安価に、かつ迅速化・高
速化に行うことができる。
図。
…通話網(2)、5…電流入力、6…開閉指令入力、7
…各種入出力情報、8…部分放電測定、9…その他の測
定、10,10a,10b…データ収集装置、11…監
視装置、12…変電所サーバ、13…データベース、1
5…監視サーバ、16…データベース、17…特性監
視、18…評価、19…トレンド。
Claims (3)
- 【請求項1】遠隔地にある変電所の諸設備についての外
部診断による予測保全あるいは余寿命評価を行うための
遠隔監視システムにおいて、 少なくとも遮断器に対する電流入力,開閉指令入力を検
出して第1の検出値をなどの通信網(1)を介して直ち
に監視センターの監視装置に送信し、 第1の検出値と、変電所の諸設備の部分放電測定による
第2の検出値と、およびその他の測定値を含む各種情報
を変電所サーバに蓄積してデータベースを構築し、 前記監視装置は、第1の検出値と、通信網(2)を介し
て随時入力した第2の検出値とによって遮断器特性監
視,部分放電監視および変電所の諸設備のトレンド診断
および余寿命評価を行うことを特徴とする変電設備の遠
隔監視システム。 - 【請求項2】遠隔地にある変電所の諸設備についての外
部診断による予測保全あるいは余寿命評価を行うための
遠隔監視方法において、 検出された、少なくとも遮断器に対する電流入力,開閉
入力を示す第1の検出値を通信網(1)を介して直ちに
受信し、 変電所サーバに蓄積された部分放電測定による第2の検
出値、その他の測定値を含む各種情報を通信網(2)を
介して随時受信し、 第1の検出値,第2の検出値を含む測定値を使用して遮
断器特性監視,部分放電監視および変電所の諸設備のト
レンド診断および余寿命評価を行うことを特徴とする変
電設備の遠隔監視方法。 - 【請求項3】請求項1または2において、部分放電測定
には周波数スペクトルおよび位相スペクトル測定を使用
することを特徴とする変電設備の遠隔監視方法。
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- 2000-11-28 JP JP2000361565A patent/JP3876966B2/ja not_active Expired - Fee Related
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