JP2002168590A - 熱交換器補修方法 - Google Patents

熱交換器補修方法

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JP2002168590A
JP2002168590A JP2000367382A JP2000367382A JP2002168590A JP 2002168590 A JP2002168590 A JP 2002168590A JP 2000367382 A JP2000367382 A JP 2000367382A JP 2000367382 A JP2000367382 A JP 2000367382A JP 2002168590 A JP2002168590 A JP 2002168590A
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tube
tube
repair
heat exchanger
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JP2000367382A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Otanagi
光明 小棚木
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F11/00Arrangements for sealing leaky tubes and conduits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易な作業で伝熱管の機能を回復し得る熱交
換器補修方法を提供する。 【解決手段】 既設伝熱管6と少なくとも同等の長さを
有し且つ既設伝熱管6に挿入可能な補修用伝熱管13の
両端部に拡管加工を施して、その外径d3を既設伝熱管
6の内径d2よりも拡大させ、補修用伝熱管13を冷却
して収縮させた後、補修用伝熱管13を全長にわたって
挿入して常温に放置し、補修用伝熱管13の両端部外周
を既設伝熱管6の両端部内周に強固に密接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器補修方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は一般的な熱交換器の一例
を示すものであり、この熱交換器は、一端A側寄り外側
部分に流入口1を有し且つ他端B側寄り外側部分に流出
口2を有する中空状の胴体3と、該胴体3の各端部に固
着され且つそれぞれ同数の孔Hが穿設された管板4,5
と、一端部外面が一方の管板4の孔Hに内接し且つ他端
部外面が他方の管板5の孔Hに内接するように胴体3内
部に配置した伝熱管6と、流入口7を有し且つ管板5に
締結した流体室形成蓋8と、流出口9を有し且つ管板4
に締結した流体室形成蓋10とを備えており、各伝熱管
6の端部は、拡管加工によって管板4,5に固着されて
いる。
【0003】流入口7に送給される流体Cは、流体室形
成蓋8の内部から各伝熱管6に流入し、当該伝熱管6、
流体室形成蓋10の内部、流出口9を経て外部へ流出す
る。
【0004】流入口1に送給される流体Dは、胴体3の
内側面と各管板4,5とで囲まれた熱交換室11に流入
し、当該熱交換室11、流出口2を経て外部へ流出す
る。
【0005】これにより、伝熱管6を介して、当該伝熱
管6内を流通する流体Cと熱交換室11内を流通する流
体Dとの間で熱エネルギーの授受が行われる。
【0006】定期検査時には、流体室形成蓋8,10を
管板5,4から取り外し、伝熱管6に探傷子を挿入する
ことにより渦流探傷試験を実施し、伝熱管6の健全性を
確認している。
【0007】また、顕著な損傷が認められた伝熱管6に
は、図3の下段に示すように、その伝熱管6の両端部に
伝熱管6と同材質の閉止栓12を嵌入固着して流体Cの
流通を阻止し、伝熱管6の破損に起因する流体C,Dの
混合を未然に防ぐようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱交換
器を長年使用している間に、閉止栓12を嵌入固着した
伝熱管6の数が増加すると、必然的に熱交換器の性能が
低下することになる。
【0009】そのため、伝熱管6の両端部に閉止栓12
を嵌入固着する方法を用いずに、顕著な損傷が認められ
た伝熱管6の端部を機械加工で切除して管板4,5から
分離した後、当該伝熱管6を胴体3から引き抜き、別途
に用意した新しい伝熱管6を胴体3内に挿通したうえ、
その新しい伝熱管6の両端部を拡管加工によって管板
4,5に固着することも考えられるが、作業工程が繁雑
であり、また、既設部材の切除に起因して発生する材料
切削粉の処理を考慮しなければならない。
【0010】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、容易な作業で伝熱管の機能を回復し得る熱交換器補
修方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の熱交換器補修方法では、
既設伝熱管と少なくとも同等の長さを有し且つ既設伝熱
管に挿入可能な補修用伝熱管の両端部に拡管加工を施
し、該補修用伝熱管をその端部が前記既設伝熱管に挿入
し得るように冷却したうえ既設伝熱管に挿入して常温に
放置する。
【0012】また、本発明の請求項2に記載の熱交換器
補修方法では、冷却した補修用伝熱管を既設伝熱管に挿
入する前に、既設伝熱管の少なくとも端部内面を予め研
掃しておく。
【0013】更に、本発明の請求項3に記載の熱交換器
補修方法では、補修用伝熱管を既設伝熱管に挿入した
後、補修用伝熱管の両端部外周と既設伝熱管の両端部内
周との双方の間に、シール層を形成する。
【0014】本発明の請求項1乃至請求項3に記載の熱
交換器補修方法のいずれにおいても、両端部に拡管加工
を施した補修用伝熱管を冷却して収縮させることによ
り、既設伝熱管に対する補修用伝熱管の挿入を可能に
し、常温に放置して補修用伝熱管を膨張させることによ
り、補修用伝熱管の両端部外周が既設伝熱管の両端部内
周に強固に密接する。
【0015】本発明の請求項2に記載の熱交換器補修方
法においては、補修用伝熱管を損傷した既設伝熱管内に
挿入する前に、損傷した既設伝熱管の端部内面を予め研
掃しておくことにより、補修用伝熱管の両端部外周が既
設伝熱管の両端部内周に効果的に密接するようになる。
【0016】本発明の請求項3に記載の熱交換器補修方
法においては、シール層を形成することで、補修用伝熱
管の外周と既設伝熱管の内周との間への流体の侵入を回
避する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の熱交換器補修方法の実施の
形態の一例の手順を示すものであって、図3と同じ部分
を示しており、6は顕著な損傷が認められた既設の伝熱
管である。
【0019】熱交換器補修方法を実施するにあたって
は、図1の上段に示すような補修用伝熱管13を予め準
備しておく。
【0020】補修用伝熱管13としては、長さが既設の
伝熱管6と少なくとも同等以上の長さを有し且つ外径d
1は既設の伝熱管6の内径d2よりも微小寸法だけ小さ
い寸法になっている必要があり、材質は伝熱管6と同じ
材質であることが望ましい。
【0021】そして、この補修用伝熱管13の両端部に
拡管加工を施して、補修用伝熱管13の端部外径d3を
伝熱管6の内径d2よりも微小寸法だけ拡大させてお
く。
【0022】熱交換器の胴体3(図2参照)内の伝熱管
6のうち、顕著な損傷が認められた伝熱管6を補修する
際には、補修用伝熱管13を冷却室または冷却器に入れ
て冷却して収縮させ、端部外径d3が伝熱管6の内径d
2よりも微小寸法だけ小さくなるようにする。
【0023】顕著な損傷が認められた既設の伝熱管6の
少なくとも端部内面を研掃して塵埃や錆を除去してお
き、冷却して収縮した補修用伝熱管13を冷却室または
冷却器から取り出し、補修用伝熱管13が冷却状態を保
っているうちに、この補修用伝熱管13を素早く、図1
の中段に示すように既設の伝熱管6に差し込み、補修用
伝熱管13をその全長にわたって伝熱管6に挿入する。
【0024】この際、補修用伝熱管13は、まだ冷却状
態で端部外径d3が伝熱管6の内径d2よりも微小寸法
だけ小さい寸法に収縮しているため、補修用伝熱管13
を、図1の下段に示すように伝熱管6内に容易に挿入す
ることができる。
【0025】補修用伝熱管13の全長を伝熱管6内に挿
入した状態で常温のまま放置しておくと、冷却状態で収
縮していた補修用伝熱管13は常温になるまで昇温膨張
し、本来の寸法に復元する。
【0026】このため、補修用伝熱管13の両端部は、
顕著な損傷が認められた既設の伝熱管6の両端部内面に
強固に密着し、補修用伝熱管13が既設の伝熱管6の内
部に対して固着状態に保持される。
【0027】このように、顕著な損傷が認められた既設
の伝熱管6の内部に、新しい補修用伝熱管13を固着す
ることにより、新しい補修用伝熱管13の内部に図2に
示す流体Cが流入し、補修用伝熱管13、顕著な損傷が
認められた既設の伝熱管6を介して、熱交換室11内を
流通する流体Dとの間で熱エネルギーの授受を行うこと
ができるようになり、しかも流体C,Dが混合すること
はない。
【0028】更に必要に応じて図1の下段に示すよう
に、補修用伝熱管13の両端部外周と顕著な損傷が認め
られた既設の伝熱管6両端部内周との双方の間に、溶接
あるいはエポキシ樹脂などの高分子化合物充填材を用い
てシール層14を形成すると、補修用伝熱管13の外周
と既設の伝熱管6の内周との間に、流体Cが侵入するこ
とを確実に回避することが可能になる。
【0029】なお、本発明の熱交換器補修方法は上述し
た実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿
論である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱交換器補
修方法によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し
得る。
【0031】(1)本発明の請求項1乃至請求項3に記
載の熱交換器補修方法のいずれにおいても、顕著な損傷
が認められた伝熱管を除去する繁雑な作業を行う必要が
なく、両端部を拡管加工した新しい伝熱管を冷却して既
設伝熱管の内部に挿入固着するだけの簡単な作業で伝熱
管の機能を回復させ、熱交換器の性能低下を抑えること
ができる。
【0032】(2)本発明の請求項2に記載の熱交換器
補修方法においては、損傷した既設伝熱管の端部内面を
予め研掃しておくことにより、補修用伝熱管の両端部外
周を既設伝熱管の両端部内周に確実に密接させることが
できる。
【0033】(3)本発明の請求項3に記載の熱交換器
補修方法においては、シール層を形成することにより、
補修用伝熱管の外周と既設伝熱管の内周との間への流体
が侵入するトラブルを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器補修方法の実施の形態の一例
の手順を示す縦断側面である。
【図2】一般的な熱交換器の一例を示す縦断側面であ
る。
【図3】図2の部分的な拡大図である。
【符号の説明】
6 伝熱管 13 補修用伝熱管 14 シール層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設伝熱管と少なくとも同等の長さを有
    し且つ既設伝熱管に挿入可能な補修用伝熱管の両端部に
    拡管加工を施し、該補修用伝熱管をその端部が前記既設
    伝熱管に挿入し得るように冷却したうえ、既設伝熱管に
    挿入して常温に放置することを特徴とする熱交換器補修
    方法。
  2. 【請求項2】 冷却した補修用伝熱管を既設伝熱管に挿
    入する前に、既設伝熱管の少なくとも端部内面を予め研
    掃しておく請求項1に記載の熱交換器補修方法。
  3. 【請求項3】 補修用伝熱管を既設伝熱管に挿入した
    後、補修用伝熱管の両端部外周と既設伝熱管の両端部内
    周との双方の間に、シール層を形成する熱交換器補修方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249323A (ja) * 2008-06-06 2008-10-16 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd グラスライニング製多管式熱交換器
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JP2016080215A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社プランテック 熱交換器の伝熱管補修方法、ならびに伝熱管補修用の挿入管

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