JP2002167837A - 洗浄タンク装置 - Google Patents
洗浄タンク装置Info
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Abstract
おいて、内部のオーバーフロー管がぐらつくのを防止す
る。 【解決手段】洗浄タンク10内部に立設したオーバーフ
ロー管48の上部を固定部材54により洗浄タンク10
の壁部に固定する。固定部材54には結合リング70が
設けてある一方、洗浄タンク10の壁部には爪74が起
立状態で設けてあり、それら爪74と結合リング70と
の嵌合せにより固定部材54を壁部に固定する。またそ
の固定部材54を、ボールタップ22からの水を便器へ
の補給水としてオーバーフロー管48に導入する補給水
管52の先端部を保持するホルダ54にて構成してお
く。
Description
部に収容する洗浄タンク装置に関し、詳しくは洗浄タン
ク内部にオーバーフロー管を備えた洗浄タンク装置に関
する。
図10に示すようなものが用いられている。同図におい
て200は洗浄タンクで、その上部に蓋を兼用した手洗
鉢202が設けられている。この手洗鉢202からは手
洗吐水管204が起立する形態で設けられている。手洗
吐水管204からの手洗水は手洗鉢202に落下した
後、手洗鉢202の底部の排水孔を通じて洗浄タンク2
00内部に落下する。
たボールタップで、浮玉208の昇降に連動して給水及
び給水停止を行う。即ち、浮玉208が下降するとボー
ルタップ206の弁部が開かれて吐水管210を通じ洗
浄タンク200内部に給水が行われる。また一方洗浄タ
ンク200内部の水面の上昇につれて浮玉208が上昇
し、そしてその水面が満水状態になると、ボールタップ
206の弁部が閉じて給水を停止する。
管から成る導水管(図示省略)が延び出していて、その
先端部が手洗吐水管204に接続され、洗浄タンク20
0への給水時に、併せてこの導水管を通じて手洗吐水管
204への給水が行われる。
(排水弁)214が設けられている。このフロート弁2
14は球状の弁体216と、弁座218とを有してお
り、その弁体216に対して、洗浄タンク200の壁部
200Aに設けられた洗浄ハンドル220と一体に回転
するL字状の作用レバー222の先端部が、鎖224を
介して連結されている。而してこのフロート弁214
は、洗浄ハンドル220が回転操作されると弁体216
が弁座218から浮き上がって弁部を開放し、ここにお
いて洗浄タンク200内の洗浄水が排出口226を通じ
て便器に向け放出される。
ける弁体216の上側に水受カップ228が一体に昇降
する状態で連設されている。ここで水受カップ228は
大洗浄及び小洗浄切替用のもので、この水受カップ22
8内部が空の状態の下では、弁体216が弁座218に
着座して弁部を閉じるまでの時間が長く、従ってこの間
に排出口226から洗浄水が大量に放出される。
状態の下では、水受カップ228が錘としての作用をな
し、これによって弁座218から浮き上がった状態の弁
体216が速やかに下降して弁座218に着座する。従
ってこの場合には洗浄水の放出量が少なくなる。尚この
水受カップ228は、オーバーフロー管230をガイド
として弁体216とともに昇降案内される。
ルタップ206から補給水管232が延び出しており、
この補給水管232を通じてオーバーフロー管230内
に補給水を導入できるようになしてある。
補給水としてオーバーフロー管230内に導入するよう
になしているのは次のような理由による。即ちサイホン
式便器の場合には、洗浄タンク200内に収容された洗
浄水を放出して便器洗浄を行ったとき、便器の排水トラ
ップ部分の溜水がサイホン現象によって一挙に下流側に
排出される。そこで次にオーバーフロー管230及び排
出口226を通じて便器内部の排水トラップ部分に補給
水を供給することで、排水トラップ部分での封水切れを
防止するようになしているのである。
うに、従来にあってはオーバーフロー管230がフロー
ト弁214における弁座218と一体的に構成されてお
り、そのオーバーフロー管230が弁座218から立ち
上がる形態で設けられていた。即ち、従来にあってはオ
ーバーフロー管230の上端部がいわばフリーの状態に
あり、これに起因して弁体216の昇降動作の際などに
オーバーフロー管230がぐらつき易いといった問題が
あった。
と別体に構成され、そしてその下端部が洗浄タンク20
0の底部に形成された差込孔に単に差し込まれているだ
けである場合にこの傾向が特に顕著である。
0の場合、通常Oリングを介して洗浄タンク200底部
の差込孔に差込固定されているが、この形態のオーバー
フロー管230の場合、その全体がぐらつくと底部の差
込孔への差込部分でシールが不確実となって、そこから
漏水を起す恐れが生ずる。
はこのような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、洗浄タンク内部に立設し
たオーバーフロー管の上部を固定部材により該洗浄タン
クの壁部に固定したことを特徴とする。
記固定部材には結合リングが設けてある一方、前記洗浄
タンクの壁部には爪が起立状態で設けてあり、それら爪
と結合リングとの嵌合せにより前記固定部材が前記壁部
に固定してあることを特徴とする。
において、前記固定部材が、前記オーバーフロー管の上
端部に装着され、前記洗浄タンク内部に配設されたボー
ルタップからの水を便器への補給水として前記オーバー
フロー管に導入する補給水管の先端部を保持するホルダ
であることを特徴とする。
において、前記洗浄タンクがアウタータンクとインナー
タンクとの二重タンク構造をなしており、前記オーバー
フロー管が前記固定部材にて該インナータンクの壁部に
固定してあることを特徴とする。
において、前記オーバーフロー管が前記洗浄タンクの底
部に設けられた排水弁の弁座と別体に構成されていると
ともに、該オーバーフロー管の下端部が前記洗浄タンク
の底部の差込孔への差込みにより該底部に固定してある
ものであることを特徴とする。
ーフロー管の上部を固定部材により洗浄タンクの壁部に
固定するようになしたもので、かかる本発明によれば、
オーバーフロー管を洗浄タンク内部においてしっかりと
起立した状態に保持することができ、オーバーフロー管
が洗浄タンク内部でぐらつくのを良好に防止することが
できる。
いて洗浄タンク底部の差込孔内に差込固定されている形
態のものである場合、オーバーフロー管のぐらつきに起
因してその差込部分において漏水を生じるのを効果的に
防止することができる(請求項5)。
ておく一方、洗浄タンクの壁部に爪を起立状態で設け、
それらを嵌め合せることによってオーバーフロー管の上
部を固定部材を介し洗浄タンクの壁部に固定するように
なすことができる(請求項2)。このようにすれば、簡
単にオーバーフロー管の上部を固定状態とすること、即
ちオーバーフロー管のぐらつきを防止することができ
る。
端部に装着され、ボールタップからの水を便器への補給
水としてオーバーフロー管内に流し込む補給水管の先端
部を保持するためのホルダにて上記固定部材を構成する
ことができる(請求項3)。このようにすることでその
ホルダにより固定部材を兼用させることができ、洗浄タ
ンク装置における必要部品点数を少なくし得て、全体の
コストを低減することができる。
タータンクとインナータンクとの二重タンク構造をなす
場合において、オーバーフロー管を固定部材にてそのイ
ンナータンクの壁部に固定するようになすことができる
(請求項4)。この二重タンク構造の洗浄タンクの場
合、インナータンクを樹脂製となすことができ、この場
合固定部材との結合部を容易に形成することができ、ひ
いてはオーバーフロー管と洗浄タンク(インナータン
ク)壁部とを簡単な構造で容易に固定部材を介し結合固
定することができる。
説明する。図1及び図2において、10は洗浄タンクで
陶器製のアウタータンク12と、その内側の樹脂製のイ
ンナータンク14との二重タンク構造をなしている。
兼用した陶器製の手洗鉢16が設けられており、この手
洗鉢16から手洗吐水管18が起立する形態で設けられ
ている。手洗鉢16の底部には排水孔20が設けられて
おり、手洗吐水管18から手洗鉢16に落下した水が、
この排水孔20から洗浄タンク10内部へと落下する。
22が配設されている。このボールタップ22は、弁部
が連動アーム24を介して浮玉26に連結されており、
浮玉26の昇降によって弁部を開閉し、その弁部の開閉
によって洗浄タンク10内への給水及び給水停止を行
う。
即ちインナータンク14における後壁部14A側の面2
6Aは、その後壁部14Aの内面に沿った形状をなして
おり、その面26Aが後壁部14Aの内面に近接して位
置させられている。浮玉26は、後壁部14Aと後壁部
14A側の面26Aとをガイドとして昇降動作する。
2には洗浄タンク10内に給水を行うための吐水口28
が設けてあり、更にこのボールタップ22からは手洗吐
水管18に給水を行うための蛇腹管から成る導水管30
が延び出していて、その先端部が手洗吐水管18に差込
接続されている。
(排水弁)32が配設されている。このフロート弁32
は、球状の弁体34と弁座36とを有しており、その弁
体34が弁座36から浮き上がることによって排出口3
8を開放し、また弁体34が弁座36に着座することに
よって排出口38を閉鎖する。
ンドル40が回転可能に取り付けられている。この洗浄
ハンドル40からはL字状をなす作用レバー42が、図
2に示しているように洗浄タンク10内部に延び出して
おり、その先端とフロート弁32の弁体34とが、図示
を省略する鎖によって水受カップ44を介し連結されて
いる。
たり或いは空にすることによって大洗浄と小洗浄とを切
り替える作用をなすもので、弁体34と一体に昇降する
ようになっている。図1に示しているようにこの水受カ
ップ44には円筒部46が設けられていて、その円筒部
46がオーバーフロー管48に上下摺動可能に外嵌され
ている。水受カップ44及び弁体34は、これら円筒部
46及びオーバーフロー管48の案内の下に昇降する。
0の底部にはオーバーフロー管48内部と排出口38と
を連通させる連通路50が形成されており、オーバーフ
ロー管48からの水は、この連通路50を経由して排出
口38から排出される。
ロート弁32における弁座36とは別体に構成されてお
り、そしてその下端部が洗浄タンク10の底部に形成さ
れた差込孔76内部に差込固定されている。詳しくは、
このオーバーフロー管48の下端部外周面にはシール材
としてOリングが装着されており、そのOリングを介し
てオーバーフロー管48の下端部が、洗浄タンク10に
おける底部の差込孔76内部に差込固定されている。
タップ22からは補給水をオーバーフロー管48内部に
給水するための補給水管52が延び出している。一方オ
ーバーフロー管48の上端部には、図3〜図6に示して
いるように補給水管52の先端部を保持するホルダ(固
定部材)54が装着されている。ホルダ54は本例では
樹脂製の部材であって、弾性クリップ56と、それぞれ
筒状をなす第1ホルダ部58,第2ホルダ部60とを一
体に有している。
ーフロー管48の内外両面に沿って回曲する形状をな
し、それぞれオーバーフロー管48の内面と外面とに位
置してオーバーフロー管48の上端部を内外両側から挟
持する弾性挟持片62,64と、それらを上端部で連結
する連結部66とを有しており、この弾性クリップ56
がオーバーフロー管48の上端部に下向きに差し込まれ
ることで、ホルダ54全体がオーバーフロー管48の上
端部に装着される。
0は、それぞれ上記補給水管52の先端部に嵌り合って
これを保持するものであり、そして第1ホルダ部58が
補給水管52からの補給水をオーバーフロー管48内部
に給水する位置に、また第2ホルダ部60が補給水管5
2からの補給水をオーバーフロー管48の外部であっ
て、洗浄タンク10内部に給水する位置にそれぞれ配置
されている。
(B)及び(C)に示しているようにその下端の開口6
0Aが、第1ホルダ部58の下端の開口58Aよりも高
位置とされている。即ち、第2ホルダ部60の下端の開
口60Aがオーバーフロー管48の上端よりも高位置で
あり、従って洗浄タンク10内の満水状態の洗浄水の水
面との間で絶縁されており、誤って洗浄タンク10内の
洗浄水が第2ホルダ部60を通じて補給水管52内に逆
流しないように配慮されている。
ダ部60の下側にはほぼ垂直に立ち下がる板状の案内片
68が形成されている。この案内片68は、第2ホルダ
部60の下端の開口60Aから流下した水を自身に沿っ
て流下させて静かに洗浄タンク10内部に流入させ、以
って消音作用をなすものである。
続いて筒状(この例では四角筒状)の結合リング70を
一体に有している。この結合リング70は、図4,図5
及び図8に示しているようにインナータンク14に設け
た凹陥部72の底部から立ち上がる棒状の爪74に嵌合
して、オーバーフロー管48の上端部をインナータンク
14に固定し、オーバーフロー管48のぐらつきを防止
する作用をなす。ここで爪74はインナータンク14に
一体に成形されている。
図3に示しているように、補給水管52の先端部をホル
ダ54における第1ホルダ部58に嵌め合せておくこと
で、即ち第1ホルダ部58により補給水管52の先端部
を保持しておくことで、ボールタップ22から流出した
補給水を、補給水管52を通じオーバーフロー管48内
に流入させることができる。
示しているように第2ホルダ部60に嵌め込んでおくこ
とで、即ち第2ホルダ部60により補給水管52の先端
部を保持しておくことで、ボールタップ22からの補給
水を、補給水管52を通じオーバーフロー管48外部且
つ洗浄タンク10内部に給水することができる。
は、第2ホルダ部60の下端の開口60Aより流出した
後、案内片68に沿って静かに流れ落ちる。
ーバーフロー管48の上部をホルダ54により洗浄タン
ク10の壁部に固定するようになしたものであることか
ら、オーバーフロー管48を洗浄タンク10内部におい
てしっかりと起立した状態に保持しておくことができ、
オーバーフロー管48が洗浄タンク10内部でぐらつく
のを良好に防止することができる。
ー管48が下端部において洗浄タンク10底部の差込孔
76内に差込固定されている形態のものであるため、オ
ーバーフロー管48のぐらつきに起因してその差込部分
において漏水を生じるのを効果的に防止することができ
る。
0を設けておく一方、洗浄タンク10の壁部に爪74を
起立状態で設けて、それらを嵌め合せるようにしてあ
り、従ってオーバーフロー管48の上部をホルダ54を
介し洗浄タンク10の壁部に簡単に固定することができ
る。
するホルダ54にて固定部材を兼用させるようになして
いることから、洗浄タンク装置における必要部品点数を
少なくし得て全体のコストを低減することができる。
タンク12と樹脂製のインナータンク14との二重タン
ク構造となしてそのインナータンク14に爪74を一体
成形で容易に形成しておくことができる。
くまで一例示である。例えば上例ではオーバーフロー管
48の上端部に補給水管52の先端部を保持するホルダ
54を装着し、そのホルダ54を固定部材としてオーバ
ーフロー管48の上端部を洗浄タンク10の壁部に固定
するようになしているが、このようなホルダ54以外の
固定部材をオーバーフロー管48の上端部或いは上端部
以外の上部に固定して、その固定部材を介してオーバー
フロー管48を洗浄タンク10の壁部に固定するように
なすことも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能であ
る。
正面断面図である。
る。
その周辺部を示す斜視図である。
た状態で示す斜視図である。
着した状態で周辺部とともに示す断面図である。
り外した状態で補給水管とともに示す図である。
に嵌め合せた状態を示す平面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 洗浄タンク内部に立設したオーバーフロ
ー管の上部を固定部材により該洗浄タンクの壁部に固定
したことを特徴とする洗浄タンク装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記固定部材には結
合リングが設けてある一方、前記洗浄タンクの壁部には
爪が起立状態で設けてあり、それら爪と結合リングとの
嵌合せにより前記固定部材が前記壁部に固定してあるこ
とを特徴とする洗浄タンク装置。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記固
定部材が、前記オーバーフロー管の上端部に装着され、
前記洗浄タンク内部に配設されたボールタップからの水
を便器への補給水として前記オーバーフロー管に導入す
る補給水管の先端部を保持するホルダであることを特徴
とする洗浄タンク装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記洗
浄タンクがアウタータンクとインナータンクとの二重タ
ンク構造をなしており、前記オーバーフロー管が前記固
定部材にて該インナータンクの壁部に固定してあること
を特徴とする洗浄タンク装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記オ
ーバーフロー管が前記洗浄タンクの底部に設けられた排
水弁の弁座と別体に構成されているとともに、該オーバ
ーフロー管の下端部が前記洗浄タンクの底部の差込孔へ
の差込みにより該底部に固定してあるものであることを
特徴とする洗浄タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365990A JP3683805B2 (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 洗浄タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002167837A true JP2002167837A (ja) | 2002-06-11 |
JP3683805B2 JP3683805B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2000-11-30 JP JP2000365990A patent/JP3683805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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