JP2002164924A - パケット処理装置 - Google Patents

パケット処理装置

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JP2002164924A
JP2002164924A JP2000362057A JP2000362057A JP2002164924A JP 2002164924 A JP2002164924 A JP 2002164924A JP 2000362057 A JP2000362057 A JP 2000362057A JP 2000362057 A JP2000362057 A JP 2000362057A JP 2002164924 A JP2002164924 A JP 2002164924A
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Shinichi Aoki
信一 青木
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット転送遅延を少なくすることができ、
かつ処理時間の変動に対するバースト性耐力の高いパケ
ット処理装置を提供する。 【解決手段】 パケット受信部1、処理部2〜4及び送
信部5の各々から後段に転送される情報はパケットの処
理結果よりも情報量が小さい処理完了通知であり、各部
1〜5での処理結果は多ポートメモリ6に格納され、そ
の多ポートメモリ6に格納された情報が読出されて送信
部5から送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット処理装置に
関し、特に受信パケットの内容に応じて複数の処理を実
行し、その全ての処理が完了したパケットを送出するパ
ケット処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなパケット処理装置は一般的
に、単一又は複数の処理部が、パケットが一時的に記憶
されるメモリに単一バス接続される構成をとるが、近
年、回線速度の高速化に伴い、パケット転送能力の向上
が要求されている。
【0003】この要請に応えるために、例えば、特開平
9−289524号公報に開示されているように、送受
信処理部以外にプロトコル処理と経路検索処理を独立さ
せ、各処理部間でのメッセージ転送を用いた処理後、受
信部のメモリに格納されたパケットを送信部にデータ転
送する技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパケット処理装置においては、処理部が前段の
処理結果をメッセージとして受け取り、本処理部で処理
後にさらに後段へメッセージを転送するという動作にな
るため、処理部間ではメッセージ長に比例したメッセー
ジ転送時間が必要となり、これがパケット転送遅延の原
因となるという課題があった。さらに、より複雑な処理
や、より高スループットを実現するために処理部を細分
化すると、メッセージ長が増大しかつメッセージ転送回
数が増加するため、パケット転送遅延の積み重ねが増大
する。
【0005】又、処理部に前段からのメッセージを一時
的に貯えるバッファを設ける必要がある。このため、処
理時間が変動するとした場合、一時的な処理時間の増大
を、より長い時間単位でのスループットに影響を与えな
いようにするためには、複数個のメッセージを格納する
バッファを設ける必要がある。
【0006】一方、個別には変動するが、合計すると均
一な処理時間を持つ複数の処理部で構成される場合に
も、合計処理時間から求められるスループットの確保の
ためには、各処理部ごとに複数のバッファを設けなけれ
ばならない。このため、合計のバッファの量は増大す
る。又、メッセージ長が増大することによっても、バッ
ファ量が増大という課題もある。
【0007】そこで本発明の目的は、上述したような従
来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであっ
て、パケット転送遅延を少なくすることができ、かつ処
理時間の変動に対するバースト性耐力の高いパケット処
理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、パケットを受信するパケット受信手段と、
前記受信手段で受信されたパケットを順次処理する複数
の処理手段と、全ての処理が完了したパケットを送信す
るパケット送信手段とを含むパケット処理装置であっ
て、その装置は前記パケット受信、処理及び送信手段に
おける前記パケットの処理完了を次段に通知する処理完
了通知手段と、前記パケット受信、処理及び送信手段に
おける前記パケットの処理結果が格納される処理結果格
納手段とを含み、前記パケット受信、処理及び送信手段
の各々は前段からの前記処理完了通知を受取った後に前
記処理結果格納手段から前段の前記パケットの処理結果
を参照してパケットの処理を行うことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、パケット受信、処理及び
送信手段の各々から後段に転送される情報はパケットの
処理結果よりも情報量が小さい処理完了通知であり、各
手段での処理結果は処理結果格納手段に格納され、その
処理結果格納手段に格納された情報が読出されて送信さ
れる構成であるため、パケット転送遅延を少なくするこ
とができ、かつ処理時間の変動に対するバースト性耐力
を高めることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
るパケット処理装置の第1の実施の形態の構成図であ
る。同図を参照すると、本パケット処理装置は、通信回
線7からパケットを抽出するパケット受信部1と、通信
回線8にパケットを送出するパケット送信部5と、装置
が提供するパケット処理を3つの処理部で分担すること
とした場合の第1の処理部2と、第2の処理部3と、第
3の処理部4と、前記各構成要素1〜5と接続される多
ポートメモリ6と、各処理部2〜4の処理完了を複数バ
ッファリングし、後段の処理部に通知する処理完了通知
部9〜13を含んでいる。
【0011】パケット受信部1は、処理完了通知部13
より多ポートメモリ6内の空きエリアを知り、通信回線
7に処理対象パケットが現れた際、そのパケットデータ
を多ポートメモリ6の空きエリアに格納後、処理完了通
知部9に格納エリア情報を含んだ処理完了通知を発行す
る。
【0012】第1の処理部2は、処理完了通知部9から
処理完了通知を取り出し、格納エリア情報に従って、多
ポートメモリ6を参照し、分担した処理を実行した後
に、処理完了通知部10に格納エリア情報を含んだ処理
完了通知を発行する。
【0013】同様に、第2及び第3の処理部3,4は、
各々、処理完了通知部10,11から処理完了通知を取
り出し、多ポートメモリ6を参照して分担した処理を実
行した後に、処理完了通知部11,12に格納エリア情
報を含んだ処理完了通知を発行する。
【0014】パケット送信部5は、処理完了通知部12
から処理完了通知を取り出し、格納エリア情報に従っ
て、多ポートメモリ6を参照し、全ての処理完了が完了
したパケットデータを通信回線8に送出した後に、処理
完了通知部13に格納エリア情報を含んだ処理完了通知
を発行する。
【0015】多ポートメモリ6は、パケット受信部1、
パケット送信部5、第1の処理部2、第2の処理部3及
び第3の処理部4との間に各々、独立した参照が可能な
バス71〜75を提供する。
【0016】処理完了通知部9〜13のうち少なくとも
処理完了通知部13には、FIFO(First−In
First−Out)機構を設け、前段からの複数の
通知を記憶すること可能とし、後段からの取り出し要求
に対し、先に記憶した通知を返答する。特に、処理完了
部13のFIFOの深さは5段とする。
【0017】以下、図1及び図2を参照して第1の実施
の形態の動作について説明する。図2は、固定長パケッ
トが連続して到着し、分割した処理時間が全て一定であ
る場合のパケット処理装置の動作を示すタイミング図で
ある。本実施の形態では多ポートメモリ6を6つのメモ
リエリアA〜Fに分けて管理する(図2の番号21,2
2,23,24,25,26で示すメモリエリア)。
又、各メモリエリアはパケット全体を格納できる広さを
有するものとする。
【0018】初期状態で処理完了通知部13のFIFO
には、メモリエリアA,B,C,D,E,Fの順で、エ
リア識別情報を格納しておく。その後、パケット受信部
1がメモリエリアAのエリア識別情報を取り出す。
【0019】通信回線7の受信ラインに最初のパケット
1が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアAに受信パケット1を格納
する(図2のタイムスロット30)。パケット受信部1
は、パケット1を格納後、直ちに処理完了通知部9にメ
モリエリアAのエリア識別情報を通知する。このエリア
識別情報の情報量は処理結果のメッセージの情報量より
もはるかに小さく、通知処理に要する時間は処理結果の
メッセージを通知する時間に比べてはるかに短いため、
図2の上ではその時間を無視する。
【0020】パケット受信部1は、次に受信ラインに現
れるパケット2を解放状態であるメモリエリアBに格納
する。以降、パケット受信部1は解放状態であるメモリ
ブロックがある限り、受信ラインに現れるパケット3,
4,5,6,7,8,…をメモリエリアC,D,E,
F,A,B,…の順に多ポートメモリ6に格納する。
【0021】第1の処理部2は、処理完了通知部9から
メモリエリアAのパケット1の受信処理完了を知り、メ
モリエリアAを参照し、分担した処理を実行した後(図
2のタイムスロット31)、直ちに処理完了通知部10
にメモリエリアAのエリア識別情報を通知する。
【0022】以降、第1の処理部2は、処理完了通知部
9に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケットを
処理する。
【0023】第2の処理部3は、処理完了通知部10か
らメモリエリアAのパケット1の受信処理完了を知り、
メモリエリアAを参照し、分担した処理を実行した後
(図2のタイムスロット32)、直ちに処理完了通知部
11にメモリエリアAのエリア識別情報を通知する。
【0024】以降、第2の処理部3は、処理完了通知部
10に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケット
を処理する。
【0025】第3の処理部4は、処理完了通知部11か
らメモリエリアAのパケット1の受信処理完了を知り、
メモリエリアAを参照し、分担した処理を実行した後
(図2のタイムスロット33)、直ちに処理完了通知部
12にメモリエリアAのエリア識別情報を通知する。
【0026】以降、第3の処理部4は、処理完了通知部
11に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケット
を処理する。
【0027】パケット送信部5は、処理完了通知部12
からメモリエリアAのパケット1の受信処理完了を知
り、メモリエリアAを参照して、通信回線8の送信ライ
ンに、全ての処理が完了したパケット1を送出する(図
2のタイムスロット34)。パケット送信部5は、パケ
ット1を送出した後、直ちに処理完了通知部13にメモ
リエリアAのエリア識別情報を通知する。即ち、処理完
了通知部13に格納される通知に対応したメモリエリア
は、解放状態となったメモリエリアであり、このメモリ
エリアは再びパケット受信部1に使用される。
【0028】以降、パケット送信部5は、処理完了通知
部12に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケッ
トを送出する。
【0029】この結果、各処理部2〜4は多ポートメモ
リ6のメモリエリアA〜Fのうちの1つを参照するだけ
で分担した処理を実行することができるため、装置内の
パケット受信部1、処理部2〜4及びパケット送信部5
間でパケットの転送を行う必要がなくなる。
【0030】即ち、各処理部2〜4は多ポートメモリ6
からパケットを参照することが可能であり、しかも個別
に占有できるバス71〜75を使用して参照することが
可能である。このため、各処理部2〜4は他の処理部の
影響を受け待たされることない、パイプライン的な並列
動作となるため、高スループットかつ低遅延のパケット
転送が可能である。
【0031】又、各処理部2〜4の処理結果は多ポート
メモリ6に格納することが可能であり、後段の処理部へ
の転送すべき情報の多くは、後段が参照可能な多ポート
メモリ6上に記録することができるため、処理部間で転
送すべき処理完了通知の含む情報は使用メモリエリア識
別情報のみとすることができ、内部ブロック間の情報転
送がパケット転送遅延となることがない。さらに、処理
部を追加した場合も、この効果を保つことができる。
【0032】次に、第2の実施の形態について説明す
る。その基本的構成は第1の実施の形態と同様である
が、第2の実施の形態では可変長パケットが連続して到
着し、処理部の処理時間が変動する場合の動作について
さらに工夫している。図3は第2の実施の形態の構成図
である。同図において図1と同様の構成部分には同一番
号を付し、その説明を省略する。
【0033】第2の実施の形態では、処理完了通知部4
1〜45には、FIFO機構を設け、前段からの複数の
通知を記憶すること可能とし、後段からの取り出し要求
に対し、先に記憶した通知を返答する。特に、FIFO
深さは全て7段とする。
【0034】図4は、可変長パケットが連続して到着
し、分割した処理時間が一定でない場合のパケット処理
装置の動作を示すタイミング図である。第2の実施の形
態では、多ポートメモリ6を7個のメモリエリアa〜g
に分けて管理する(図4の番号51,52,53,5
4,55,56,57で示すメモリエリア)。又、各メ
モリエリアa〜gはパケット全体を格納できる広さを有
するものとする。
【0035】初期状態で処理完了通知部45のFIFO
には、メモリエリアa,b,c,d,e,f,gの順
で、エリア識別情報を格納しておく。その後、パケット
受信部1がメモリエリアaのエリア識別情報を取り出
す。
【0036】通信回線7の受信ラインに最初のパケット
1が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアaに受信パケット1を格納
する(図4のタイムスロット60)。パケット受信部1
は、パケット1を格納した後に、直ちに処理完了通知部
41にメモリエリアaのエリア識別情報を通知する。こ
の通知の情報量は極めて小さく、通知処理に必要な時間
は短いため、図4の上では無視する。
【0037】図4のタイムスロット61では、タイムス
ロット60に比較して長いパケット2を受信している。
また、タイムスロット64,65,66では第2の処理
部3の処理時間が長くなっている。この第2の処理部3
の処理時間が長くなっているのは、例えば、第2の処理
部3にIP(Internet Protocol)パ
ケットのTTL(Time To Live)減算処理
を割り当てた場合を想定したものである。即ち、パケッ
ト1,2はIPv6,パケット3はIPv4であるとす
ると、IPv6では(TTL−1)を行うだけである
が、IPv4では(TTL−1)と(チェックサムの再
計算)を行うことが必要となり、その差で処理時間が変
動するのである。
【0038】図4のタイムスロット66では、第2の処
理部に処理されるべきメモリエリアはdとeになる。こ
れは処理完了通知部42に2つのエリア識別情報が存在
することで実現される。
【0039】次に、図3及び図4を参照して第2の実施
の形態の動作について具体的に説明する。
【0040】通信回線7の受信ラインに最初のパケット
1が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアaに受信パケット1を格納
する(図4のタイムスロット60)。パケット受信部1
は、パケット1を格納後、直ちに処理完了通知部41に
メモリエリアaのエリア識別情報を通知する。このエリ
ア識別情報の情報量は処理結果のメッセージの情報量よ
りもはるかに小さく、通知処理に要する時間は処理結果
のメッセージを通知する時間に比べてはるかに短いた
め、図4の上ではその時間を無視する。
【0041】パケット受信部1は、次に受信ラインに現
れるパケット2を解放状態であるメモリエリアbに格納
する。以降、パケット受信部1は解放状態であるメモリ
ブロックがある限り、受信ラインに現れるパケット3,
4,5,6,7,8,…をメモリエリアc,d,e,
f,g,a,b,…の順に多ポートメモリ6に格納す
る。
【0042】第1の処理部2は、処理完了通知部41か
らメモリエリアaのパケット1の受信処理完了を知り、
メモリエリアaを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット61の前半部)、直ちに処理完
了通知部42にメモリエリアaのエリア識別情報を通知
する。
【0043】以降、第1の処理部2は、処理完了通知部
41に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケット
を処理する。
【0044】第2の処理部3は、処理完了通知部42か
らメモリエリアaのパケット1の受信処理完了を知り、
メモリエリアaを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット61の中間部)、直ちに処理完
了通知部43にメモリエリアaのエリア識別情報を通知
する。
【0045】以降、第2の処理部3は、処理完了通知部
43に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケット
を処理する。
【0046】第3の処理部4は、処理完了通知部43か
らメモリエリアaのパケット1の受信処理完了を知り、
メモリエリアaを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット61の後半部)、直ちに処理完
了通知部44にメモリエリアaのエリア識別情報を通知
する。
【0047】以降、第3の処理部4は、処理完了通知部
44に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケット
を処理する。
【0048】パケット送信部5は、処理完了通知部44
からメモリエリアaのパケット1の受信処理完了を知
り、メモリエリアaを参照して、通信回線8の送信ライ
ンに、全ての処理が完了したパケット1を送出する(図
4のタイムスロット62)。パケット送信部5は、パケ
ット1を送出した後、直ちに処理完了通知部45にメモ
リエリアaのエリア識別情報を通知する。即ち、処理完
了通知部45に格納される通知に対応したメモリエリア
は、解放状態となったメモリエリアであり、このメモリ
エリアは再びパケット受信部1に使用される。
【0049】以降、パケット送信部5は、処理完了通知
部45に通知がある限り、対象のメモリエリアのパケッ
トを送出する。
【0050】次に、通信回線7の受信ラインにパケット
2が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアbに受信パケット2を格納
する(図4のタイムスロット61)。このパケット2は
3スロット分のデータ容量を有している。
【0051】パケット受信部1は、パケット2を格納し
た後に、直ちに処理完了通知部41にメモリエリアbの
エリア識別情報を通知する。
【0052】第1の処理部2は、処理完了通知部41か
らメモリエリアbのパケット2の受信処理完了を知り、
メモリエリアbを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット62)、直ちに処理完了通知部
42にメモリエリアbのエリア識別情報を通知する。
【0053】第2の処理部3は、処理完了通知部42か
らメモリエリアbのパケット2の受信処理完了を知り、
メモリエリアbを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット63)、直ちに処理完了通知部
43にメモリエリアbのエリア識別情報を通知する。
【0054】第3の処理部4は、処理完了通知部43か
らメモリエリアbのパケット2の受信処理完了を知り、
メモリエリアbを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット64)、直ちに処理完了通知部
44にメモリエリアbのエリア識別情報を通知する。
【0055】パケット送信部5は、処理完了通知部44
からメモリエリアbのパケット2の受信処理完了を知
り、メモリエリアbを参照して、通信回線8の送信ライ
ンに、全ての処理が完了したパケット2を送出する(図
4のタイムスロット65〜67)。パケット送信部5
は、パケット2を送出した後、直ちに処理完了通知部4
5にメモリエリアbのエリア識別情報を通知する。
【0056】次に、通信回線7の受信ラインにパケット
3が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアcに受信パケット3を格納
する(図4のタイムスロット62)。
【0057】パケット受信部1は、パケット3を格納し
た後に、直ちに処理完了通知部41にメモリエリアcの
エリア識別情報を通知する。
【0058】第1の処理部2は、処理完了通知部41か
らメモリエリアcのパケット3の受信処理完了を知り、
メモリエリアcを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット63)、直ちに処理完了通知部
42にメモリエリアcのエリア識別情報を通知する。
【0059】第2の処理部3は、処理完了通知部42か
らメモリエリアcのパケット3の受信処理完了を知り、
メモリエリアcを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット64〜66)、直ちに処理完了
通知部43にメモリエリアcのエリア識別情報を通知す
る。
【0060】第3の処理部4は、処理完了通知部43か
らメモリエリアcのパケット3の受信処理完了を知り、
メモリエリアcを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット67)、直ちに処理完了通知部
44にメモリエリアcのエリア識別情報を通知する。
【0061】パケット送信部5は、処理完了通知部44
からメモリエリアcのパケット3の受信処理完了を知
り、メモリエリアcを参照して、通信回線8の送信ライ
ンに、全ての処理が完了したパケット3を送出する(図
4のタイムスロット68)。パケット送信部5は、パケ
ット3を送出した後、直ちに処理完了通知部45にメモ
リエリアcのエリア識別情報を通知する。
【0062】次に、通信回線7の受信ラインにパケット
4が現れると、パケット受信部1は多ポートメモリ6の
解放状態であるメモリエリアdに受信パケット4を格納
する(図4のタイムスロット63)。
【0063】パケット受信部1は、パケット4を格納し
た後に、直ちに処理完了通知部41にメモリエリアdの
エリア識別情報を通知する。
【0064】第1の処理部2は、処理完了通知部41か
らメモリエリアdのパケット4の受信処理完了を知り、
メモリエリアdを参照し、分担した処理を実行した後
(図4のタイムスロット64)、直ちに処理完了通知部
42にメモリエリアdのエリア識別情報を通知する。
【0065】第2の処理部3は、処理完了通知部42か
らメモリエリアdのパケット4の受信処理完了を知るが
いまだパケット3の処理中であるため(メモリエリアc
のタイムスロット65参照)、パケット4の処理を行う
ことができず、待ち状態となる(メモリエリアdのタイ
ムスロット65参照)。
【0066】同様にして、第2の処理部3は、処理完了
通知部42からメモリエリアeのパケット4の受信処理
完了を知るがいまだパケット3の処理中であるため(メ
モリエリアcのタイムスロット66参照)、パケット5
の処理も行うことができず、待ち状態となる(メモリエ
リアeのタイムスロット66参照)。
【0067】この時、処理完了通知部42にはまずメモ
リエリアdのエリア識別情報が通知され、次にメモリエ
リアeのエリア識別情報が通知され、この2つのエリア
識別情報がFIFO形式で格納されることになる。
【0068】そこで、第2の処理部3は、パケット3の
処理が終了した時点で(メモリエリアcのタイムスロッ
ト66参照)、処理完了通知部42からメモリエリアd
のパケット4の受信処理完了の通知を受け取り、メモリ
エリアdを参照し、分担した処理を実行した後(図4の
メモリエリアdのタイムスロット67参照)、直ちに処
理完了通知部43にメモリエリアdのエリア識別情報を
通知する。
【0069】同様に、第2の処理部3は、パケット4の
処理が終了した時点で(メモリエリアdのタイムスロッ
ト67参照)、処理完了通知部42からメモリエリアe
のパケット5の受信処理完了の通知を受け取り、メモリ
エリアeを参照し、分担した処理を実行した後(図4の
メモリエリアeのタイムスロット68参照)、直ちに処
理完了通知部43にメモリエリアeのエリア識別情報を
通知する。以下、同様にパケット6以降の処理が行われ
る。
【0070】このように、第2の実施の形態では、パケ
ット長、処理時間が一時的に変動するとした場合にも、
わずかなFIFOの追加で、パケットの取りこぼしの発
生を低減できるため、より長い時間単位でのスループッ
トが改善されるという効果がある。
【0071】なお、本発明において、処理の分割数と、
メモリエリアの分割数と、FIFOの深さは、パケット
長の変動範囲や処理時間の変動範囲に応じ、変更しても
良い。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、パケットを受信するパ
ケット受信手段と、前記受信手段で受信されたパケット
を順次処理する複数の処理手段と、全ての処理が完了し
たパケットを送信するパケット送信手段とを含むパケッ
ト処理装置であって、その装置は前記パケット受信、処
理及び送信手段における前記パケットの処理完了を次段
に通知する処理完了通知手段と、前記パケット受信、処
理及び送信手段における前記パケットの処理結果が格納
される処理結果格納手段とを含み、前記パケット受信、
処理及び送信手段の各々は前段からの前記処理完了通知
を受取った後に前記処理結果格納手段から前段の前記パ
ケットの処理結果を参照してパケットの処理を行う構成
であるため、パケット転送遅延を少なくすることがで
き、かつ処理時間の変動に対するバースト性耐力を高め
ることが可能となる。
【0073】即ち、本発明によれば、高スループットか
つ低遅延のパケット転送が可能である。又、処理完了通
知手段をFIFO構造とすることにより、処理時間が一
時的に変動するとした場合にも、パケットの取りこぼし
の発生を低減できるため、より長い時間単位でのスルー
プットが改善されるという効果がある。なお、本発明が
上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範
囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパケット処理装置の第1の実施の
形態の構成図である。
【図2】固定長パケットが連続して到着し、分割した処
理時間が全て一定である場合のパケット処理装置の動作
を示すタイミング図である。
【図3】第2の実施の形態の構成図である。
【図4】可変長パケットが連続して到着し、分割した処
理時間が一定でない場合のパケット処理装置の動作を示
すタイミング図である。
【符号の説明】
1 パケット受信部 2〜4 処理部 5 パケット送信部 6 多ポートメモリ 7,8 通信回線 9〜13 処理完了通知部 41〜45 処理完了通知部 71〜75 バス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットを受信するパケット受信手段
    と、前記受信手段で受信されたパケットを順次処理する
    複数の処理手段と、全ての処理が完了したパケットを送
    信するパケット送信手段とを含むパケット処理装置であ
    って、 前記パケット受信、処理及び送信手段における前記パケ
    ットの処理完了を次段に通知する処理完了通知手段と、
    前記パケット受信、処理及び送信手段における前記パケ
    ットの処理結果が格納される処理結果格納手段とを含
    み、前記パケット受信、処理及び送信手段の各々は前段
    からの前記処理完了通知を受取った後に前記処理結果格
    納手段から前段の前記パケットの処理結果を参照してパ
    ケットの処理を行うことを特徴とするパケット処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パケット送信手段における前記パケ
    ットの処理完了は前記パケット受信手段へ通知されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパケット処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パケット受信、処理及び送信手段は
    各々のパケットの処理を並列動作で行うことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のパケット処理装置。
  4. 【請求項4】 前記パケット受信、処理及び送信手段に
    おける前記パケットの処理結果は前記処理結果格納手段
    の異なる領域に格納されることを特徴とする請求項1か
    ら3いずれかに記載のパケット処理装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段における前記パケットの処
    理完了を次段に通知する処理完了通知手段はFIFOで
    構成されることを特徴とする請求項1から4いずれかに
    記載のパケット処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パケットは固定長パケットであるこ
    とを特徴とする請求項5記載のパケット処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに前記パケット受信及び処理手段に
    おける前記パケットの処理完了を次段に通知する処理完
    了通知手段も前記FIFOで構成されることを特徴とす
    る請求項5記載のパケット処理装置。
  8. 【請求項8】 前記パケットは可変長パケットであるこ
    とを特徴とする請求項7記載のパケット処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理結果格納手段は前記パケット受
    信、処理及び送信手段から独立に参照することが可能な
    多ポートメモリで構成されることを特徴とする請求項1
    から8いずれかに記載のパケット処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理完了通知手段により通知され
    る処理完了通知は前記パケットの処理結果よりも情報量
    が小さいことを特徴とする請求項1から9いずれかに記
    載のパケット処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理完了通知手段により通知され
    る処理完了通知は、前記パケット受信、処理及び送信手
    段により格納された処理結果の格納領域識別情報である
    ことを特徴とする請求項1から10いずれかに記載のパ
    ケット処理装置。
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