JP2002163248A - 構造化文書圧縮装置および構造化文書復元装置並びに構造化文書処理システム - Google Patents

構造化文書圧縮装置および構造化文書復元装置並びに構造化文書処理システム

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JP2002163248A JP2000357568A JP2000357568A JP2002163248A JP 2002163248 A JP2002163248 A JP 2002163248A JP 2000357568 A JP2000357568 A JP 2000357568A JP 2000357568 A JP2000357568 A JP 2000357568A JP 2002163248 A JP2002163248 A JP 2002163248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造化文書の利点であるデータ構造の視認性や
柔軟性/拡張性の高さを生かしたまま構造化文書を圧縮
できるようにして、構造化文書のデータ量の削減をはか
るとともに、同一のデータ構造を有する多数の構造化文
書を取り扱う際に無駄なタグ解析を行なう必要を一切な
くして、タグ解析の負荷の低減をはかる。 【解決手段】構造化文書におけるタグを出現順序に従っ
て抽出してリスト化した一つのタグリストを生成するタ
グリスト生成部111と、各構造化文書中のタグを所定
の区切りコードに置き換えた圧縮文書を生成する構造化
文書圧縮部112と、タグリスト生成部111により生
成された前記一つのタグリストと複数の構造化文書のそ
れぞれについて構造化文書圧縮部112により生成され
た複数の圧縮文書とを対応させ圧縮結果として出力する
出力部113とをそなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SGML(Standar
d Generalized Markup Language)やXML(eXtensible
Markup Language)等の構造化文書のための圧縮・復元に
係る技術に関し、特に、同一のデータ構造を有する多数
の構造化文書、例えば同一フォーマットの多数の伝票類
を取り扱う際に用いて好適の、構造化文書圧縮装置およ
び構造化文書復元装置並びに構造化文書処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文字コード,画像データ等の様々
な種類のデータがコンピュータで扱われるようになるに
伴い、取り扱われるデータ量も増大している。そのよう
な大量のデータをそのまま取り扱うと、そのデータを記
憶するために多大な記憶容量が必要になり、そのデータ
の伝送に多大な時間を要することになるが、そのデータ
中の冗長な部分を省いて圧縮すれば、記憶容量を減らし
たり、遠隔地への伝送を高速化したりすることができ
る。様々なデータを一つの方式で圧縮することができる
方法として、例えばユニバーサル符号化が提案されてい
る。
【0003】一般的なユニバーサルデータ圧縮方式とし
ては、データ系列の類似性を利用した辞書型符号化方式
と、データ列の出現頻度を利用した確率統計型符号化方
式とがある(例えば、CQ出版社刊:植松友彦著“文書
データ圧縮アルゴリズム入門”参照)。いずれの方式に
おいても、生成される圧縮データは、バイナリコード
(例えば、8ビットコードで見ると、0x00〜0xF
Fの全てのコードを使用する)になっている。例えば図
19は一般的なユニバーサルデータ圧縮について説明す
るための図であるが、この図19に示すように、ユニバ
ーサルデータ圧縮により、XML文書1,2,3はそれ
ぞれバイナリデータ1,2,3に圧縮・変換されること
になる。
【0004】一方、最近では計算機で取り扱うデータの
形式を統一する動きがある。即ち、これまで、計算機や
アプリケーションによってバラバラであったデータ形式
を、異なる計算機やアプリケーションでも使用できるよ
うにするものである。このようなデータ形式を統一する
ための規格として、XMLが、1998年2月にW3C
(World Wide Web Consortium)によって正式に勧告され
ている。このXMLは、同様の規格SGMLのサブセッ
トになっており、文書自身の中にタグを埋め込む形で、
その文書のデータ構造が記述される。XMLやSGML
により記述された文書は、一般に構造化文書と呼ばれ
る。
【0005】このような構造化文書は、データ構造をタ
グとして文書に埋め込んだ構成を採用しているので、デ
ータ構造について高い柔軟性/拡張性を有するという利
点が得られる。また、人が見て意味のあるテキストによ
ってタグが記述されているので、XML文書のデータ構
造の視認性が高い。従って、データ交換を行ないやすく
なり、複数種類の記述方法を緩やかに統合することがで
きるという利点も得られる。このことは、構造化文書を
成すデータが、アプリケーションに依存しないことを意
味する。
【0006】以下では、XML規格に従って、「<」と
「>」とで囲まれた文字列(要素名を表す文字列)をタ
グ、「<文字列>」を開始タグ、「</文字列>」を終
了タグ、これらの開始タグと終了タグとの間にはさまれ
た領域に記述された文字列を要素(もしくは要素内容)
と呼ぶ。
【0007】XML規格に従って記述されたXML文書
の利用は、ウェブ(Web)やデータベースの分野を中心に
増えつつあり、特に、XML文書は、EDI(Electric
DataInterchange),EC(Electric Commerce),携帯電
話サービス,デジタルテレビ向けサービス,Webサー
ビスなどで広く利用されつつある。図20は、上述のよ
うなXML文書を取り扱う一般的なシステムの構成例を
示すブロック図である。この図20に示すシステムで
は、バードディスク(データベース)10,読出部2
0,メモリ展開部30およびメモリ40がそなえられて
いる。
【0008】ハードディスク(データベース)10は、
XML文書(図20では3つのXML文書1,2,3)
を格納・保持するものであり、読出部20は、ハードデ
ィスク10のXML文書をメモリ展開部30へ読み出す
ものである。メモリ展開部30は、読出部20から入力
されたXML文書を、メモリ40上に展開するためのも
ので、解析部31,生成部32および格納部33を有し
て構成されている。
【0009】ここで、解析部31は、メモリ40上に展
開すべき各XML文書におけるタグを解析することによ
り、各XML文書のデータ構造(木構造)を解析するも
のであり、生成部32は、解析部31によるデータ構造
解析結果に従って、各XML文書に応じた文書データを
生成するものであり、格納部33は、生成部32により
生成された文書データをメモリ40上に展開し格納する
ものである。
【0010】上述の構成により、図20に示すシステム
では、ハードディスク10に格納されているXML文書
が、読出部20により読み出されてメモリ展開部30に
入力されると、解析部31により、そのXML文書のデ
ータ構造(木構造)が解析される。そして、生成部32
において、解析部31によるデータ構造解析結果に従
い、そのXML文書に応じた文書データが生成され、生
成された文書データが、格納部33によりメモリ40上
に展開されて格納される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、XML文書
(構造化文書)は、データ構造について高い柔軟性/拡
張性を有するとともに高い視認性を有するが、人が見て
意味を理解できるようにタグを記述するため、冗長な記
述となり、そのXML文書のデータ量は大幅に増大す
る。従って、XML文書を圧縮して、データ量を削減す
ることが望まれている。
【0012】しかしながら、ユニバーサルデータ圧縮を
用いると、例えば図19に示すごとく、圧縮データが全
てバイナリデータになるため、XML文書の利点の一つ
であるデータの視認性が全くなくなってしまい、圧縮デ
ータを元の状態に復元しなければ、その圧縮データの内
容を一切把握することができない。このため、圧縮デー
タの復元アルゴリズムが分からなければ、データ交換も
タグ解析も行なうことができない。
【0013】一方、図20を参照しながら説明したごと
くXML文書をメモリ40上に展開する際、XML文書
(構造化文書)ではデータ構造がタグとしてXML文書
中に埋め込まれているため、解析部31によるタグ解析
処理(データ構造解析処理)の負荷が高くなる。特に、
同一のデータ構造を有する多数のXML文書(例えば発
注伝票)をメモリ40上に展開する場合、全てのXML
文書が同一のデータ構造を有しているにもかかわらず、
XML文書一つ一つについてデータ構造解析処理を行な
わなければならず、無駄なタグ解析処理の量が増大し、
その処理による負荷が極めて高くなるという課題があっ
た。
【0014】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、構造化文書の利点であるデータ構造の視認性
や柔軟性/拡張性の高さを生かしたまま、構造化文書を
圧縮できるようにして、構造化文書のデータ量の削減を
はかるとともに、同一のデータ構造を有する多数の構造
化文書を取り扱う際に無駄なタグ解析を行なう必要を一
切なくして、タグ解析の負荷の低減をはかった、構造化
文書圧縮装置および構造化文書復元装置並びに構造化文
書処理システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構造化文書圧縮装置(請求項1)は、同一
のデータ構造を有する複数の構造化文書を圧縮する装置
であって、該構造化文書におけるタグを出現順序に従っ
て抽出してリスト化した該複数の構造化文書について共
通の一つのタグリストを取得するタグリスト取得部と、
各構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き換え
た圧縮文書を生成する構造化文書圧縮部と、該タグリス
ト生成部により生成された前記一つのタグリストと、該
複数の構造化文書のそれぞれについて該構造化文書圧縮
部により生成された複数の圧縮文書とを対応させ該複数
の構造化文書の圧縮結果として出力する出力部とをそな
えたことを特徴としている。
【0016】また、本発明の構造化文書復元装置(請求
項3)は、上述した本発明の構造化文書圧縮装置(請求
項1)により生成された複数の圧縮文書を復元する装置
であって、タグリストに対応するデータ構造をメモリ上
に複製データ構造として展開・複製する複製部と、その
複製データ構造におけるタグの位置と各圧縮文書中の前
記所定の区切りコードの位置とを対応させながら各圧縮
文書中の要素内容を該メモリ上における該複製データ構
造の所定領域に書き出す書出部とをそなえたことを特徴
としている。
【0017】そして、本発明の構造化文書処理システム
(請求項5)は、同一のデータ構造を有する複数の構造
化文書に対する処理を行なうべく、上述した本発明の構
造化文書圧縮装置(請求項1)および構造化文書復元装
置(請求項3)を含んで構成されたことを特徴としてい
る。
【0018】上述した、本発明の構造化文書圧縮装置
(請求項1)、あるいは、本発明の構造化文書処理シス
テム(請求項5)における構造化文書圧縮装置では、複
数の構造化文書について共通のデータ構造が、タグリス
ト取得部により、一つのタグリストとして取得されると
ともに、各構造化文書は、構造化文書圧縮部のタグ圧縮
処理(タグを所定の区切りコードに置き換える処理)に
より圧縮文書に変換された後、一つのタグリストと複数
の圧縮文書とが、複数の構造化文書についての圧縮結果
として出力部から出力される。
【0019】従って、複数の構造化文書の圧縮結果は、
データ構造(一つのタグリスト)とデータ内容(複数の
圧縮文書)とに分離された状態で出力される。また、上
述のごとく生成された圧縮文書では、タグが所定の区切
りコードに置換されているだけで、データ内容(要素内
容)はそのまま記述されている。このため、構造化文書
の利点であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性の高
さを生かしたまま、構造化文書を圧縮することができ
る。
【0020】さらに、上述した、本発明の構造化文書復
元装置(請求項3)、あるいは、本発明の構造化文書処
理システム(請求項5)における構造化文書復元装置で
は、タグリストに対応するデータ構造が、複製部によ
り、圧縮文書毎にメモリ上に複製データ構造として展開
・複製される。そして、各圧縮文書中の要素内容が、書
出部により、複製データ構造におけるタグの位置と各圧
縮文書中の所定の区切りコードの位置との対応をとりな
がら、メモリ上における複製データ構造の所定領域に書
き出される。これにより、各圧縮文書(各構造化文書)
が、メモリ上に展開された状態で復元されることにな
る。
【0021】このとき、複数の構造化文書の圧縮結果
は、データ構造(一つのタグリスト)とデータ内容(複
数の圧縮文書)とに分離されているので、一つのタグリ
ストに対する解析処理を一度だけ行なって、複数の圧縮
文書に共通のデータ構造を取得してしまえば、後は、取
得されたデータ構造を複製して流用することにより、圧
縮文書毎に一々タグ解析を行なう必要をなくすことがで
きる。
【0022】一方、本発明の構造化文書圧縮装置(請求
項2)は、例えば上述した構造化文書圧縮装置(請求項
1)における構造化文書圧縮部として用いられるもので
あって、構造化文書を圧縮すべく、該構造化文書中のタ
グを検出するタグ検出部と、該タグ検出部により検出さ
れた該タグを所定の区切りコードに置き換えて圧縮する
タグ圧縮部とをそなえたことを特徴としている。
【0023】また、本発明の構造化文書復元装置(請求
項4)は、上述した本発明の構造化文書圧縮装置(請求
項2)により生成された圧縮文書を復元する装置であっ
て、該構造化文書におけるタグを出現順序に従ってリス
ト化したタグリストを予め保持するタグリスト保持部
と、該圧縮文書中の所定の区切りコードを検出する区切
りコード検出部と、該タグリストにおけるタグの位置と
該区切りコード検出部により検出された前記所定の区切
りコードの位置とを対応させながら、該区切りコード検
出部により検出された前記所定の区切りコードを、該タ
グリストにおける対応するタグに置き換えて復元するタ
グ復元部とをそなえたことを特徴としている。
【0024】上述した本発明の構造化文書圧縮装置(請
求項2)では、構造化文書中のタグがタグ検出部により
検出されると、そのタグは、タグ圧縮部により所定の区
切りコードに置き換えられて圧縮される。このような単
純な置換処理によって圧縮文書が生成される。そして、
生成された圧縮文書では、上述した通り、タグが所定の
区切りコードに置換されているだけで、データ内容(要
素内容)はそのまま記述されている。従って、構造化文
書の利点であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性の
高さを生かしたまま、構造化文書を圧縮することができ
る。
【0025】また、上述した本発明の構造化文書復元装
置(請求項4)では、復元対象の圧縮文書に対応したタ
グリストが、タグリスト保持部に予め保持されており、
圧縮文書中の区切りコードが区切りコード検出部によっ
て検出されると、その区切りコードは、タグ復元部によ
り、その区切りコードに対応したタグに置き換えられ
る。
【0026】このとき、タグ復元部においては、タグリ
ストにおけるタグの位置と区切りコード検出部により検
出された所定の区切りコードの位置との対応をとること
により、検出された所定の区切りコードがタグリスト中
のどのタグに対応するかが認識されるので、所定の区切
りコードを適切なタグに復元することができる。これに
より、圧縮文書は、元の構造化文書に復元される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔1〕第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態における構造化文書圧縮装
置の構成を示すブロック図、図2は本発明の第1実施形
態における構造化文書復元装置(メモリ展開部)の構成
を示すブロック図である。
【0028】図1に示す構造化文書圧縮装置110およ
び図2に示すメモリ展開部(構造化文書復元装置)21
0は、同一のデータ構造(文書構造,木構造)を有する
複数の構造化文書に対する処理を行なうための構造化文
書処理システムに含まれ、この構造化文書処理システム
の一部を構成するものである。
【0029】なお、以下に説明する各実施形態において
は、構造化文書がXML(eXtensible Markup Language)
であり、特に、同一のデータ構造を有する多数のXML
文書を取り扱う場合について説明する。また、構造化文
書処理システムによって実行される処理は、例えばXM
L文書の蓄積,加工,転送等である。なお、処理対象と
なるXML文書は、例えば図3(A)を参照しながら後
述するような発注伝票文書である。
【0030】そして、構造化文書処理システムにおいて
は、XML文書のための記憶容量を削減したり前記処理
を高速化すべくXML文書を圧縮するための構造化文書
圧縮装置110がそなえられ、さらに、構造化文書圧縮
装置110による圧縮データをメモリ214上に復元・
展開するためのメモリ展開部(構造化文書復元装置)2
10がそなえられている。
【0031】第1実施形態の構造化文書圧縮装置110
は、図1に示すように、タグリスト取得部111,構造
化文書圧縮部112および出力部113をそなえて構成
される一方、第1実施形態のメモリ展開部210は、図
2に示すように、解析部211,複製部212および書
出部213をそなえて構成されている。
【0032】ここで、構造化文書圧縮装置110および
メモリ展開部210は、同一のコンピュータ上、もしく
は、それぞれ異なるコンピュータ上にそなえられてい
る。そして、構造化文書圧縮装置110を成すタグリス
ト取得部111,構造化文書圧縮部112および出力部
113としての機能は、コンピュータ上で所定のプログ
ラム(構造化文書圧縮プログラム)を実行することによ
り実現される。同様に、メモリ展開部210を成す解析
部211,複製部212および書出部213としての機
能は、コンピュータ上で所定のプログラム(構造化文書
復元プログラム)を実行することにより実現されるよう
になっている。
【0033】さて、図1において、ハードディスク(デ
ータベース)300は、圧縮対象である、同一データ構
造を有する複数のXML文書(図1ではXML文書1〜
3)を予め格納・保持するものである。また、ハードデ
ィスク(データベース)400は、構造化文書圧縮装置
110による圧縮結果を格納・保持するものである。な
お、圧縮対象のXML文書と構造化文書圧縮装置110
による圧縮結果とを、同じハードディスク300もしく
は400に格納するように構成してもよい。
【0034】タグリスト取得部111は、ハードディス
ク300に格納された複数のXML文書について共通の
一つのタグリストを取得するものである。タグリスト
は、図3(B)を参照しながら後述するごとく、XML
文書におけるタグを出現順序に従って抽出してリスト化
したもので、どのようなタグがどのような順序で出現す
るかを示すものである。同一データ構造を有する複数の
XML文書についてのタグリストは全て同一のものとな
る。
【0035】このタグリスト取得部111は、予め生成
されデータベース(図示略)等に格納されているタグリ
ストを、そのデータベースから取得してもよいし、ハー
ドディスク300に格納されている複数のXML文書の
うちの少なくとも一つから、タグリストを抽出・生成し
て取得してもよい。構造化文書圧縮部112は、各XM
L文書中のタグを所定の区切りコードに置き換えたXM
L圧縮文書を生成するものである。なお、第1実施形態
では、図3(C)を参照しながら後述するごとく、所定
の区切りコードとして「,」を用いる。
【0036】出力部113は、タグリスト取得部111
により取得された一つのタグリストと、複数のXML文
書のそれぞれについて構造化文書圧縮部112により生
成された複数のXML圧縮文書(図1ではXML圧縮文
書1〜3)とを対応させ複数のXML文書の圧縮結果と
してハードディスク400に出力・格納するものであ
る。
【0037】一方、図2において、読出部500は、ハ
ードディスク400に格納された、共通のタグリストと
複数のXML圧縮文書とをメモリ展開部210へ読み出
すものであり、メモリ展開部210は、タグリストに基
づいて複数のXML圧縮文書をメモリ214上に復元・
展開すべく、解析部211,複製部212および書出部
213を有している。
【0038】解析部211は、ハードディスク400か
ら読出部500によって読み出されたタグリストを解析
し、復元・展開対象である複数のXML圧縮文書につい
て共通のデータ構造を解析結果として得るものである。
複製部212は、解析部211によって得られた、タグ
リストに対応するデータ構造を、メモリ214上に複製
データ構造として展開・複製するものである。書出部2
13は、複製データ構造におけるタグの位置と各XML
圧縮文書中の区切りコード「,」の位置とを対応させな
がら、各XML圧縮文書中の要素内容をメモリ214上
における複製データ構造の所定領域に書き出すものであ
る。
【0039】次に、上述のごとく構成された、第1実施
形態の構造化文書圧縮装置110およびメモリ展開部2
10の動作について説明する。図1に示す構造化文書圧
縮装置110においては、複数のXML文書について共
通のデータ構造が、タグリスト取得部111により、一
つのタグリストとして取得されるとともに、各XML文
書は、構造化文書圧縮部112のタグ圧縮処理により、
タグを区切りコード「,」に置き換えたXML圧縮文書
に変換される。
【0040】この後、タグリスト取得111により取得
されたタグリストと、構造化文書圧縮部112により得
られた複数のXML圧縮文書とが、複数のXML文書に
ついての圧縮結果として出力部113から出力され、ハ
ードディスク400に格納される。つまり、第1実施形
態では、複数のXML文書の圧縮結果が、データ構造
(タグ情報)とデータ内容(タグ情報以外の情報)とに
分離された状態で出力されることになる。なお、データ
構造(タグ情報)は、前記一つのタグリストであり、デ
ータ内容は、区切りコードと要素内容とからなる、複数
のXML圧縮文書である。
【0041】このとき、タグリストと各XML圧縮文書
とは、例えば図15〜図17を参照しながら後述する手
法等によって対応付けられており、複数のXML文書に
ついて共通のデータ構造を示す一つのタグリストは、複
数のXML圧縮文書によって共有される。
【0042】ここで、図3(A)〜図3(C)を参照し
ながら、第1実施形態における具体的なXML文書の圧
縮状態について説明する。なお、図3(A)〜図3(C)
はいずれも第1実施形態におけるデータ例を示すもの
で、図3(A)はXML文書の一例を示す図、図3
(B)は図3(A)に示すXML文書から得られたタグ
リストを示す図、図3(C)は図3(A)に示すXML
文書の圧縮状態を示す図である。
【0043】図3(A)には、圧縮前つまり圧縮対象の
XML文書の一例として、発注伝票をXMLにより記述
した例が示されている。この図3(A)に示すXML文
書では、開始タグ<発注伝票>,<発注者>,<名前
>,<電話番号>,<商品>,<メーカ>,<製品番号
>,<製品名>,<価格>と、終了タグ</発注伝票
>,</発注者>,</名前>,</電話番号>,</商品
>,</メーカ>,</製品番号>,</製品名>,</価
格>とにより、XML文書のデータ構造(つまり発注伝
票のフォーマット)が定義されている。
【0044】この図3(A)に示すXML文書において
は、開始タグ<名前>と終了タグ</名前>との間に
は、発注者の名前「STUV」が要素内容として記述さ
れ、開始タグ<電話番号>と終了タグ</電話番号>と
の間には、発注者の電話番号「1111」が要素内容として
記述され、開始タグ<メーカ>と終了タグ</メーカ>
との間には、商品のメーカ「A社」が要素内容として記
述され、開始タグ<製品番号>と終了タグ</製品番号
>との間には、商品の製品番号「1234」が要素内容とし
て記述され、開始タグ<製品名>と終了タグ</製品名
>との間には、商品の製品名「ABCD」が要素内容と
して記述され、開始タグ<価格>と終了タグ</価格>
との間には、商品の価格「980」が要素内容として記述
されている。
【0045】また、図3(B)は、図3(A)に示した
XML文書のタグリストを示している。このタグリスト
は、前述した通り、予め何らかの手段により作成されて
いるか、もしくは、タグリスト取得部111により、図
3(A)に示すXML文書から直接的に抽出して作成さ
れるもので、図3(B)に示す例では、図3(A)のX
ML文書から、ただ単に要素内容「STUV」,「111
1」,「A社」,「ABCD」,「980」を取り除いた構
成となっている。
【0046】そして、図3(C)には、図3(A)に示
すXML文書に対し、構造化文書圧縮部112によるタ
グ圧縮処理を施した結果、即ち、図3(A)に示すXM
L文書中のタグを区切りコード「,」に置き換えたXM
L圧縮文書が示されている。これらの図3(A)〜図3
(C)を比較対照しても明らかなように、タグリスト中
の各タグとXML圧縮文書中の各区切りコード「,」と
は一対一で対応するとともに、XML圧縮文書において
区切りコード「,」はタグの位置に対応して配置され
る。また、XML文書中の要素内容は、XML圧縮文書
中においてそのまま記述されている。従って、第1実施
形態のXML圧縮文書は、XML文書と同様、自由なデ
ータ構造を表現することができるほか、テキストで記述
されるため、視認性を維持することもできる。
【0047】一方、図2に示すメモリ展開部210にお
いては、まず、復元・展開対象のXML圧縮文書に対応
付けられたタグリストが、ハードディスク400から読
出部500により読み出されて解析部211に入力され
る。この解析部211においては、入力されたタグリス
トが解析され、その解析結果として、復元・展開対象の
複数のXML圧縮文書について共通のデータ構造が得ら
れる。そして、解析部211で得られたデータ構造は、
複製部212により、XML圧縮文書毎にメモリ214
上に複製データ構造として展開・複製される。
【0048】この後、各XML圧縮文書中の要素内容
が、書出部213により、複製データ構造におけるタグ
の位置と、各XML圧縮文書中の区切りコード「,」の
位置との対応をとりながら、メモリ214上における複
製データ構造の所定領域に書き出される。これにより、
各XML圧縮文書(各構造化文書)が、メモリ214上
に展開された状態で復元されることになる。
【0049】このように、本発明の第1実施形態によれ
ば、構造化文書圧縮部112により生成された各XML
圧縮文書においては、タグが区切りコード「,」に置換
されているだけで、データ内容(要素内容)はそのまま
記述されているので、XML文書(構造化文書)の利点
であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性を生かした
まま、XML文書を圧縮してXML文書のデータ量を削
減することができる。
【0050】従って、XML文書(XML圧縮文書)を
格納するための記憶領域の容量を削減することができ、
XML圧縮文書を格納する記憶媒体(本実施形態ではハ
ードディスク400)の記憶領域を有効に利用できるよ
うになるほか、XML文書データの伝送速度を高速化す
ることができる。
【0051】また、複数のXML文書の圧縮結果は、デ
ータ構造(一つのタグリスト)とデータ内容(複数のX
ML圧縮文書)とに分離されているので、第1実施形態
のメモリ展開部210では、一つのタグリストに対する
解析処理を解析部211において一度だけ行ない、複数
のXML圧縮文書に共通のデータ構造を取得してしまえ
ば、後は、取得されたデータ構造を複製部212により
複製して流用することで、XML圧縮文書毎に一々タグ
解析を行なう必要がなくなる。
【0052】これにより、同一のデータ構造を有する多
数のXML文書を取り扱う際に、メモリ展開部210の
解析部211において無駄なタグ解析を行なう必要が一
切なくなるので、タグ解析の負荷が大幅に低減され、X
ML文書をメモリ214に展開する際の処理速度を飛躍
的に高速化することができる。
【0053】〔2〕第2実施形態の説明 図4は本発明の第2実施形態における構造化文書圧縮装
置の構成を示すブロック図、図5は本発明の第2実施形
態における構造化文書復元装置の構成を示すブロック図
である。図4に示す構造化文書圧縮装置120および図
5に示す構造化文書復元装置220は、XML文書に対
する処理を行なうための構造化文書処理システムに含ま
れて、この構造化文書処理システムの一部を構成するも
のである。
【0054】この第2実施形態の構造化文書圧縮装置1
20は、XML文書を圧縮するためのもので、図4に示
すように、入力部121,タグ検出部122,タグ圧縮
部123および出力部124をそなえて構成されてい
る。なお、構造化文書圧縮装置120は、第1実施形態
の構造化文書圧縮部112として用いることも可能であ
る。
【0055】また、第2実施形態の構造化文書復元装置
220は、構造化文書圧縮装置120により生成された
XML圧縮文書(圧縮データ)をXML文書に復元する
ためのもので、図5に示すように、入力部221,タグ
リスト保持部222,区切りコード検出部223,タグ
復元部224および出力部225をそなえて構成されて
いる。
【0056】ここで、構造化文書圧縮装置120および
構造化文書復元装置220は、同一のコンピュータ上、
もしくは、それぞれ異なるコンピュータ上にそなえられ
ている。そして、構造化文書圧縮装置120を成す入力
部121,タグ検出部122,タグ圧縮部123および
出力部124としての機能は、コンピュータ上で所定の
プログラム(構造化文書圧縮プログラム)を実行するこ
とにより実現される。同様に、構造化文書復元装置22
0を成す入力部221,区切りコード検出部223,タ
グ復元部224および出力部225としての機能は、コ
ンピュータ上で所定のプログラム(構造化文書復元プロ
グラム)を実行することにより実現されるようになって
いる。
【0057】さて、図4に示す構造化文書圧縮装置12
0において、入力部121は、圧縮対象のXML文書
を、ハードディスク等(例えば図1の符号300参照)
から取り込むものであり、タグ検出部122は、入力部
121により取り込まれたXML文書中のタグを検出す
るものである。
【0058】タグ圧縮部123は、タグ検出部122に
より検出されたタグを、所定の区切りコードに置き換え
て圧縮するものである。なお、第2実施形態では、第1
実施形態と同様、図6(C)を参照しながら後述するご
とく、所定の区切りコードとして「,」を用いる。ま
た、2種類の区切りコード「,」および「/」を準備し
ておき、タグ圧縮部123が、これら2種類の区切りコ
ードを開始タグと終了タグとで使い分け、図6(D)を
参照しながら後述するごとく、開始タグを「,」に置き
換えるとともに終了タグを「/」に置き換えるように構
成してもよい。出力部124は、タグ圧縮部123を用
いて生成されたXML圧縮文書を、圧縮結果として、ハ
ードディスク等(例えば図1,図2,図15〜図17の
符号400,410,420,440参照)に出力・格
納するものである。
【0059】一方、図5に示す構造化文書復元装置22
0において、入力部221は、復元対象のXML圧縮文
書を、記憶媒体等(例えば図1,図2,図15〜図17
に示すハードディスク400,410,420,44
0)から取り込むものである。タグリスト保持部222
は、XML文書におけるタグを出現順序に従ってリスト
化したタグリスト〔例えば図6(B)参照〕を予め保持
するものである。このタグリスト保持部222には、予
め生成されたタグリストをデータベース(図示略)等か
ら取得して格納する。
【0060】なお、第2実施形態においても、第1実施
形態と同様、処理対象となる複数のXML文書が同一の
データ構造を有していることを前提としており、タグリ
ストは、第1実施形態において前述した通り、これら複
数のXML文書により共有され、各XML文書におい
て、どのようなタグがどのような順序で出現するかを示
すものである。
【0061】区切りコード検出部223は、入力部22
1により取り込まれたXML圧縮文書中の区切りコード
を検出するものである。タグ復元部224は、タグリス
ト保持部222に保持されたタグリストにおけるタグの
位置と、区切りコード検出部223により検出された区
切りコードの位置とを対応させながら、その区切りコー
ドを、タグリストにおける対応するタグに置き換えて復
元するものである。出力部225は、タグ復元部224
を用いて復元されたXML文書を、復元結果として、記
憶媒体等(例えば図1に示すハードディスク300)に
出力・格納するものである。
【0062】次に、上述のごとく構成された、第2実施
形態の構造化文書圧縮装置120および構造化文書復元
装置220の動作について説明する。図4に示す構造化
文書圧縮装置120においては、まず、圧縮対象のXM
L文書を入力部121により取り込み、そのXML文書
中のタグをタグ検出部122により探索する。タグ以外
の部分(つまり要素内容の部分)はそのまま出力部12
4へ送られるが、タグ検出部122によりタグが検出さ
れると、そのタグは、タグ圧縮部123により所定の区
切りコードに置き換えられて圧縮されてから、出力部1
24へ送られる。このような単純な置換処理によって生
成されたXML圧縮文書が、圧縮結果として出力部12
4から出力される。
【0063】ここで、図6(A)〜図6(D)を参照し
ながら第2実施形態における具体的なXML文書の圧縮
状態について説明する。なお、図6(A)〜図6(D)
はいずれも第2実施形態におけるデータ例を示すもの
で、図6(A)はXML文書の一例を示す図、図6
(B)は図6(A)に示すXML文書に対応するタグリ
ストを示す図、図6(C)は図6(A)に示すXML文
書の圧縮状態の一例を示す図、図6(D)は図6(A)
に示すXML文書の圧縮状態の他例を示す図である。
【0064】図6(A)には、圧縮前つまり圧縮対象の
XML文書の一例として、発注伝票をXMLにより記述
した例が示されている。特に、図6(A)では、図3
(A)を参照しながら前述した発注伝票の一部分(商品
のメーカ,製品番号および価格にかかる記述部分)が抽
出されて示されている。
【0065】また、図6(B)は、図6(A)に示した
XML文書のタグリストを示しており、このようなタグ
リストが、予め何らかの手段により抽出・生成されて、
構造化文書復元装置220のタグリスト保持部222に
格納されている。なお、図6(B)に示すタグリストで
は、タグの前後に付される括弧表示(“<”および
“>”)が省略されている。
【0066】そして、図6(C)には、図6(A)に示
すXML文書に対し、タグ圧縮部123によるタグ圧縮
処理を施した結果、即ち、図6(A)に示すXML文書
中のタグを区切りコード「,」に置き換えたXML圧縮
文書が示されている。また、図6(D)には、同一のX
ML文書についての他の圧縮結果が示されている。つま
り、図6(D)に示すXML圧縮文書は、タグ圧縮部1
23によるタグ圧縮処理に際して、XML文書中の開始
タグを「,」に置き換え、XML文書中の終了タグを
「/」に置き換えたものである。
【0067】これらの図6(A)〜図6(D)を比較対
照しても明らかなように、タグリスト中の各タグとXM
L圧縮文書中の各区切りコード「,」または「/」とは
一対一で対応するとともに、XML圧縮文書において区
切りコード「,」または「/」はタグの位置に対応して
配置される。また、XML文書中の要素内容は、XML
圧縮文書中においてそのまま記述されている。
【0068】従って、第2実施形態のXML圧縮文書に
よっても、XML文書と同様の自由なデータ構造表現が
可能であり、要素内容の視認性が維持される。特に、図
6(D)に示すXML圧縮文書では、2種類の区切りコ
ード「,」と「/」とがそれぞれ開始タグと終了タグと
に対応して用いられるので、開始タグおよび終了タグの
位置を視認することも可能になる。
【0069】一方、図5に示す構造化文書復元装置22
0においては、まず、例えば図6(C)もしくは図6
(D)に示すような復元対象のXML圧縮文書を入力部
221により取り込み、そのXML圧縮文書中の区切り
コード(「,」もしくは「,」と「/」)を区切りコー
ド検出部223により探索する。
【0070】区切りコード以外の部分(つまり要素内容
の部分)は、そのまま出力部225へ送られるが、区切
りコード検出部223により区切りコードが検出される
と、その区切りコードは、タグ復元部224により、そ
の区切りコードに対応したタグに置き換えられてから、
出力部225へ送られる。このような単純な置換処理に
よって例えば図6(A)に示すようなXML文書が復元
され、出力部225から出力される。
【0071】タグ復元部224による置換処理に際して
は、タグリスト保持部222に保持されたタグリストに
おけるタグの位置と、区切りコード検出部223により
検出された区切りコードの位置との対応をとることによ
り、検出された区切りコードがタグリスト中のどのタグ
に対応するかが認識されるので、区切りコードを適切な
タグ(対応するタグ)に復元することができる。このよ
うにして、XML圧縮文書は、元のXML文書に復元さ
れる。
【0072】このように、本発明の第2実施形態の構造
化文書圧縮装置120によれば、XML文書中で検出さ
れたタグを所定の区切りコードに置換するという極めて
単純な置換処理によって、XML文書(構造化文書)の
利点であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性の高さ
を生かしたまま、XML文書を圧縮してXML文書のデ
ータ量を削減することができる。
【0073】従って、第2実施形態においても、第1実
施形態と同様、XML文書(XML圧縮文書)を格納す
るための記憶領域の容量を削減することができ、XML
圧縮文書を格納する記憶媒体(例えば図1,図2,図1
5〜図17に示すハードディスク400,410,42
0,440)の記憶領域を有効に利用できるようになる
ほか、XML文書データの伝送速度を高速化することが
できる。
【0074】また、第2実施形態の構造化文書復元装置
220によれば、XML圧縮文書中で検出された区切り
コードを、そのXML圧縮文書についてのタグリスト中
のタグと対応させながら、所定のタグに置き換えるとい
う簡易な置換処理によって、XML圧縮文書を極めて容
易に元のXML文書に復元することができるという利点
もある。
【0075】〔3〕第3実施形態の説明 図7は本発明の第3実施形態における構造化文書圧縮装
置の構成を示すブロック図、図8は本発明の第3実施形
態における構造化文書復元装置の構成を示すブロック図
である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一の
部分もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳
細な説明は省略する。
【0076】図7に示す構造化文書圧縮装置130およ
び図8に示す構造化文書復元装置230も、第2実施形
態と同様、XML文書に対する処理を行なうための構造
化文書処理システムに含まれて、この構造化文書処理シ
ステムの一部を構成するもので、それぞれ、図4に示す
構造化文書圧縮装置120および図5に示す構造化文書
復元装置220とほぼ同様に構成されている。
【0077】ただし、第3実施形態の構造化文書圧縮装
置130は、XML文書のタグ内に属性が記述されてい
る場合には、その属性を圧縮後も残すことにより属性の
視認性をも維持しながら、XML文書の圧縮を行なえる
ように構成したもので、図7に示すように、第2実施形
態と同様の入力部121,タグ検出部122,タグ圧縮
部123および出力部124のほか、さらに、属性付き
タグ検出部131および属性付きタグ圧縮部132をそ
なえて構成されている。なお、この構造化文書圧縮装置
130も、第1実施形態の構造化文書圧縮部112とし
て用いることが可能である。
【0078】また、第3実施形態の構造化文書復元装置
230は、構造化文書圧縮装置130により生成された
XML圧縮文書(圧縮データ)をXML文書に復元する
ためのもので、図8に示すように、第2実施形態と同様
の入力部221,タグリスト保持部222,区切りコー
ド検出部223,タグ復元部224および出力部225
のほか、さらに、属性リスト保持部231,属性付きタ
グ検出部232および属性付きタグ復元部233をそな
えて構成されている。
【0079】ここで、第3実施形態の構造化文書圧縮装
置130および構造化文書復元装置230も、同一のコ
ンピュータ上、もしくは、それぞれ異なるコンピュータ
上にそなえられている。そして、構造化文書圧縮装置1
30を成す入力部121,タグ検出部122,タグ圧縮
部123,出力部124,属性付きタグ検出部131お
よび属性付きタグ圧縮部132としての機能は、コンピ
ュータ上で所定のプログラム(構造化文書圧縮プログラ
ム)を実行することにより実現される。同様に、構造化
文書復元装置230を成す入力部221,区切りコード
検出部223,タグ復元部224,出力部225,属性
付きタグ検出部232および属性付きタグ復元部233
としての機能は、コンピュータ上で所定のプログラム
(構造化文書復元プログラム)を実行することにより実
現されるようになっている。
【0080】さて、図7に示す構造化文書圧縮装置13
0において、属性付きタグ検出部131は、タグ検出部
122に含まれており、タグ検出部122により検出さ
れたタグが属性値をもつ属性付きタグであるか否かを検
出するものである。なお、属性付きタグとは、そのタグ
内に、要素内容に付加したい情報(属性)を記述された
ものである。その属性は、具体的には図9(A)を参照
しながら後述するごとく、開始タグ内において、要素名
の後にスペースを空け「属性名=‘属性値’」として記
述される。つまり、属性付きタグは、一般的には「<要
素名 属性名=‘属性値’>」と記述される。
【0081】属性付きタグ圧縮部132は、属性付きタ
グ検出部131により検出された属性付きタグを、その
タグ内に記述された属性値と所定の区切りコードとによ
り置き換えて圧縮するものである。この属性付きタグ圧
縮部132によって置き換えられる区切りコードとして
は、例えば図9(C)や図9(D)を参照しながら後述
するごとく「,」あるいは「=」を用いる。
【0082】また、本実施形態では、属性付きタグ圧縮
部132により属性付きタグを属性値と区切りコードと
に置き換える際、その区切りコードは属性値の前後に配
置されるようになっている〔図9(C)や図9(D)参
照〕。例えば「<要素名 属性名=‘属性値’>」
は「,属性値,」もしくは「,属性値=」という圧縮記
述に置き換えられる。また、複数の属性をもつタグ、例
えば「<要素名 属性名1=‘属性値1’属性名2=
‘属性値2’>」と記述されたタグは「,属性値1,属
性値2,」もしくは「,属性値1=属性値2=」という圧
縮記述に置き換えられる。
【0083】なお、第3実施形態の出力部124は、タ
グ圧縮部123および属性付きタグ圧縮部132を用い
て生成されたXML圧縮文書を、圧縮結果として、ハー
ドディスク等(例えば図1,図2,図15〜図17の符
号400,410,420,440参照)に出力・格納
するようになっている。
【0084】一方、図8に示す構造化文書復元装置23
0において、属性リスト保持部231は、XML圧縮文
書における属性名を出現順序に従ってリスト化した属性
リストを予め保持するものである。この属性リスト保持
部231には、予め生成された属性リストをデータベー
ス(図示略)等から取得して格納する。
【0085】ここで、第3実施形態の属性リストは、実
際には、図9(B)を参照しながら後述するごとく、タ
グリストに含まれる形で与えられるものである。このた
め、図8では、属性リスト保持部231がタグリスト保
持部222に含まれている。以下では、属性リストを含
むタグリストのことをタグ・属性リストと表記する場合
がある。このようなタグ・属性リストにおいては、その
リストに記入された文字列が属性名である場合、そのこ
とが明確に分かるように、例えば図9(B)に示すごと
く、その文字列の前(左側)に、例えばコード「=」を
付与している。
【0086】また、第3実施形態においても、第1実施
形態と同様、処理対象となる複数のXML文書が同一の
データ構造を有していることを前提としており、タグリ
ストおよび属性リスト(タグ・属性リスト)は、これら
複数のXML文書により共有され、各XML文書におい
て、どのようなタグがどのような順序で出現するか、あ
るいは、どのような属性がどのような順序で出現するか
を示すものである。
【0087】属性付きタグ検出部232は、タグ復元部
224に含まれており、タグ復元部224で復元対象と
なったタグが属性付きタグに復元されるべきものである
か否かを検出するものである。このとき、属性付きタグ
検出部232は、区切りコードの配置状態や区切りコー
ドの種類を認識することにより、もしくは、XML圧縮
文書内の属性値とタグ・属性リスト内の属性名との対応
関係を参照・認識することにより、復元対象のタグが、
属性付きタグに復元されるべきもの、即ち、属性をもつ
ものであるか否かを検出している。
【0088】属性付きタグ復元部233は、属性付きタ
グ検出部232により復元対象として検出されたタグ
を、そのタグに対応した属性を有する属性付きタグに復
元するものである。第3実施形態においては、復元対象
となるXML圧縮文書のうち属性付きタグに対応する部
分は、まず、タグ復元部224において要素名のみを含
む通常のタグ「<要素名>」として復元される。第3実
施形態の属性付きタグ復元部233は、属性付きタグに
ついての属性値と属性リストにおける属性名とを対応さ
せて、属性付きタグ内の属性を復元するものである。
【0089】より具体的に説明すると、属性付きタグ復
元部233は、復元すべき属性に対応する属性名を属性
リスト(タグ・属性リスト)から読み出し、復元すべき
属性に相当する区切りコードとこの区切りコードに組み
合わされたデータ(属性値)とを通常の属性記述に置き
換えることで、タグ復元部224で復元されたタグ内に
属性を復元させ、属性付きタグの復元を行なうようにな
っている。例えば「属性値,」または「属性値=」とい
う属性の圧縮記述は「属性名=‘属性値’」に置き換え
られ、「属性値1,属性値2,」または「属性値1=属
性値2=」という属性の圧縮記述は「属性名1=‘属性
値1’属性名2=‘属性値2’」に置き換えられる。
【0090】なお、第3実施形態の出力部225は、タ
グ復元部224および属性付きタグ復元部233を用い
て復元されたXML文書を、復元結果として、記憶媒体
等(例えば図1に示すハードディスク300)に出力・
格納するようになっている。次に、上述のごとく構成さ
れた、第3実施形態の構造化文書圧縮装置130および
構造化文書復元装置230の動作について説明する。
【0091】図7に示す構造化文書圧縮装置130にお
いては、まず、圧縮対象のXML文書を入力部121に
より取り込み、そのXML文書中のタグをタグ検出部1
22により探索する。タグ以外の部分(つまり要素内容
の部分)は、そのまま出力部124へ送られるが、タグ
検出部122によりタグが検出されると、属性付きタグ
検出部131により、そのタグが属性付きタグであるか
否かが検出される。
【0092】属性付きタグでない場合、第2実施形態で
説明した通り、そのタグは、タグ圧縮部123により所
定の区切りコードに置き換えられて圧縮されてから、出
力部124へ送られる。一方、属性付きタグである場
合、そのタグは、属性付きタグ圧縮部132により、そ
のタグ内に記述された属性値と所定の区切りコードとに
置き換えられて圧縮されてから、出力部124へ送られ
る。
【0093】第3実施形態においては、XML文書が属
性付きタグを有している場合、上述のような単純な置換
処理により、要素内容とともに属性値を残したままのX
ML圧縮文書が生成され圧縮結果として出力部124か
ら出力される。ここで、図9(A)〜図9(D)を参照
しながら、第3実施形態における具体的なXML文書の
圧縮状態について説明する。なお、図9(A)〜図9
(D)はいずれも第3実施形態におけるデータ例を示す
もので、図9(A)はXML文書の一例を示す図、図9
(B)は図9(A)に示すXML文書に対応するタグ・
属性リストを示す図、図9(C)は図9(A)に示すX
ML文書の圧縮状態の一例を示す図、図9(D)は図9
(A)に示すXML文書の圧縮状態の他例を示す図であ
る。
【0094】図9(A)には、圧縮前つまり圧縮対象の
XML文書の一例として、発注伝票をXMLにより記述
した例が示されている。特に、図9(A)では、図6
(A)に示した例とほぼ同様の発注伝票の一部分が抽出
されて示されている。この図9(A)に示す例では、さ
らに、製品番号を要素名としてもつ開始タグが属性を有
している。即ち、その開始タグ(属性付きタグ)内に
は、属性として「製品名=‘ABCD’色=‘青’」が
記述されている。ここで、「製品名」および「色」が属
性名であり、「ABCD」および「青」が属性値であ
る。
【0095】また、図9(B)は、図9(A)に示した
XML文書のタグ・属性リストを示しており、このよう
なタグ・属性リストが、予め何らかの手段により抽出・
生成されて、構造化文書復元装置230のタグリスト保
持部222および属性リスト保持部231に格納されて
いる。この図9(B)に示すタグ・属性リストは、図6
(B)に示したタグリストに、製品番号の属性名に係る
項目、つまり「=製品名」および「=色」をさらに追加し
たものである。
【0096】そして、図9(C)には、図9(A)に示
すXML文書に対し、タグ圧縮部123および属性付き
タグ圧縮部132による圧縮処理を施した結果、即ち、
図9(A)に示すXML文書中のタグを区切りコー
ド「,」に置き換えるとともに、属性を“属性値+区切
りコード「,」”に置き換えたXML圧縮文書が示され
ている。つまり、図9(A)における属性付きタグ「<
製品番号 製品名=‘ABCD’色=‘青’>」は、図
9(C)に示すXML圧縮文書では、「,ABCD,
青,」に置き換えられている。
【0097】また、図9(D)には、同一のXML文書
についての他の圧縮結果が示されている。つまり、図9
(D)に示すXML圧縮文書は、タグ圧縮部123によ
るタグ圧縮処理に際して、XML文書中の開始タグ
を「,」に置き換え、XML文書中の終了タグを「/」
に置き換えるとともに、属性付きタグ圧縮部132によ
る圧縮処理に際し、属性値に付加する区切りコードとし
て「=」を用いたものである。従って、図9(A)にお
ける属性付きタグ「<製品番号 製品名=‘ABCD’
色=‘青’>」は、図9(D)に示すXML圧縮文書で
は、「,ABCD=青=」に置き換えられている。
【0098】これらの図9(A)〜図9(D)を比較対
照しても明らかなように、タグ・属性リスト中の各タグ
とXML圧縮文書中の各区切りコード「,」または
「/」とは一対一で対応するとともに、XML圧縮文書
において区切りコード「,」または「/」はタグの位置
に対応して配置される。また、XML文書中の要素内容
は、XML圧縮文書中においてそのまま記述されてい
る。さらに、XML文書中の属性値は、XML圧縮文書
中において、右側に区切りコード「,」または「=」を
付加された状態で、そのまま記述されている。
【0099】従って、第3実施形態のXML圧縮文書に
よっても、XML文書と同様の自由なデータ構造表現が
可能であり、要素内容のみならず属性値についても視認
性が維持される。特に、図9(D)に示すXML圧縮文
書では、3種類の区切りコード「,」と「/」と「=」が
それぞれ開始タグと終了タグと属性とに対応して用いら
れるので、開始タグ,終了タグおよび属性(属性付きタ
グ)の位置を視認することも可能になる。
【0100】一方、図8に示す構造化文書復元装置23
0においては、まず、例えば図9(C)もしくは図9
(D)に示すような復元対象のXML圧縮文書を入力部
221により取り込み、そのXML圧縮文書中の区切り
コード(「,」や「/」)を区切りコード検出部223
により探索する。
【0101】区切りコードおよび属性値以外の部分(つ
まり要素内容の部分)は、そのまま出力部225へ送ら
れるが、区切りコード検出部223により区切りコード
が検出されると、その区切りコードは、タグ復元部22
4により、その区切りコードに対応したタグに置き換え
られる。タグ復元部224による置換処理に際しては、
第2実施形態と同様、タグリスト保持部222に保持さ
れたタグリストにおけるタグの位置と、区切りコード検
出部223により検出された区切りコードの位置との対
応をとることにより、検出された区切りコードがタグリ
スト中のどのタグに対応するかが認識されるので、区切
りコードを適切なタグ(対応するタグ)に復元すること
ができる。
【0102】そして、第3実施形態では、属性付きタグ
検出部232により、タグ復元部224で復元対象とな
ったタグが属性をもつものであるか否かを検出し、属性
をもたないものであると認識された場合には、タグ復元
部224で復元されたタグ(属性をもたないタグ)は、
そのまま出力部225へ送られる。一方、属性をもつも
のであると認識された場合には、タグ復元部224によ
り要素名のみを含む状態で復元された通常のタグ(例え
ば<製品番号>)内に、そのタグに対応する属性を、属
性付きタグ復元部233によって復元させてから、出力
部225へ送られる。
【0103】例えば図9(C)や図9(D)に示す圧縮
記述「,ABCD,青,」や「,ABCD=青=」につい
ては、その圧縮記述の最初の区切りコード「,」が検出
され、その区切りコードが「製品番号」に対応するもの
であることが認識される。さらに、図9(B)に示すタ
グ・属性リストを参照することにより、上記圧縮記述に
対応するタグは、「製品名」および「色」を属性名とす
る2つの属性をもつことが認識される。このような属性
情報の認識に応じて、属性付きタグ復元部233によ
り、上記圧縮記述は、図9(A)に示すような属性付き
タグ「<製品番号製品名=‘ABCD’色=‘青’>」
に変換・復元される。
【0104】このように、本発明の第3実施形態の構造
化文書圧縮装置130によれば、第2実施形態の構造化
文書圧縮装置120と同様の作用効果が得られるほか、
タグが属性値をもつ属性付きタグである場合には、その
属性付きタグが属性値および所定の区切りコードに置き
換えられて圧縮される。これにより、XML圧縮文書に
おいて属性値がそのまま記述されるので、要素内容だけ
でなく属性値の視認性を保ちながらXML文書の圧縮を
行なうことができる。
【0105】また、第3実施形態の構造化文書復元装置
230によれば、第2実施形態の構造化文書圧縮装置2
20と同様の作用効果が得られるほか、上述のような圧
縮を施された属性付きタグが復元対象になると、その属
性付きタグについての属性値とXML圧縮文書について
のタグ・属性リスト中の属性名とを対応させることによ
り、属性付きタグを極めて容易に復元することができ
る。
【0106】〔4〕第4実施形態の説明 図10は本発明の第4実施形態における構造化文書圧縮
装置の要部構成を示すブロック図である。この図10に
示す構造化文書圧縮装置140は、図4に示す構造化文
書圧縮装置120の前段に、さらに、入力部141,タ
グリスト保持部142,タグ並び替え部143および省
略タグ補完部144をそなえて構成されたものである。
なお、この構造化文書圧縮装置140も、第1実施形態
の構造化文書圧縮部112として用いることが可能であ
る。また、構造化文書圧縮装置140の要部を成す入力
部141,タグ並び替え部143および省略タグ補完部
144も、コンピュータ上で所定のプログラム(構造化
文書圧縮プログラム)を実行することにより実現され
る。
【0107】さて、図10に示す構造化文書圧縮装置1
40において、入力部141は、圧縮対象のXML文書
を、ハードディスク等(例えば図1の符号300参照)
から取り込むものである。また、タグリスト保持部14
2は、所定のデータ構造を定義すべく所定の順序でタグ
を並べたタグリストを予め保持するものである。より詳
細に説明すると、第3実施形態においても、第1および
第2実施形態と同様、処理対象となる複数のXML文書
が、同一のデータ構造を有していることを前提としてい
る。そして、タグリスト保持部142に保持されるタグ
リストは、構造化文書圧縮装置220のタグリスト保持
部222に保持されるタグリストと同様、これら複数の
XML文書により共有され、各XML文書において、ど
のようなタグがどのような順序で出現するかを示すもの
である。なお、タグリスト保持部142には、圧縮処理
対象となるXML文書について予め生成されたタグリス
トが、データベース(図示略)等から取得して格納され
る。
【0108】タグ並び替え部143は、入力されたXM
L文書とタグリストとを比較し、XML文書におけるタ
グの記述順序をタグリストにおけるタグの配列順序(所
定の順序)に合わせるように、圧縮前のXML文書のタ
グを並び替えるものである。このとき、対になる開始タ
グと終了タグとの順序を変更する場合、タグ並び替え部
143は、これらの開始タグと終了タグとの間に記述さ
れた要素内容も一緒に移動させる。
【0109】省略タグ補完部144は、タグリスト保持
部142に保持されたタグリストに従って、タグ並び替
え部143による処理を施されたXML文書中で省略さ
れているタグを補完するものである。つまり、省略タグ
補完部144は、入力されたXML文書とタグリストと
を比較し、そのXML文書中から欠落しているタグを検
出すると、欠落タグに対応するタグをタグリストから読
み出し、その欠落タグを補完するものである。このと
き、対になる開始タグと終了タグとを補完する場合、省
略タグ補完部144は、これらの開始タグと終了タグと
の間に記述されるべき要素内容を空のままとする。
【0110】そして、タグ並び替え部143および省略
タグ補完部144による処理を施されたXML文書は、
第2実施形態の構造化文書圧縮装置120に入力される
ようになっている。
【0111】次に、上述のごとく構成された、第4実施
形態の構造化文書圧縮装置140の動作について説明す
る。図10に示す構造化文書圧縮装置140において
は、まず、圧縮対象のXML文書を入力部141により
取り込み、タグ並び替え部143において、そのXML
文書とタグリストとが比較され、万一、XML文書中に
タグの記述順序の逆転等の不備がある場合には、XML
文書におけるタグの記述順序がタグリストにおけるタグ
の配列順序に合うように圧縮前のXML文書のタグが並
び替えられる。
【0112】そして、並び替え処理を施されたXML文
書は、省略タグ補完部144に入力され、この省略タグ
補完部144において、そのXML文書とタグリストと
が比較され、そのXML文書中から欠落しているタグが
検出されると、欠落タグに対応するタグがタグリストか
ら読み出され、その欠落タグが補完される。
【0113】ここで、図11(A)〜図11(C)を参
照しながら、第4実施形態における具体的なXML文書
の圧縮状態について説明する。なお、図11(A)〜図
11(C)はいずれも第4実施形態におけるデータ例を
示すもので、図11(A)はタグリストの一例を示す
図、図11(B)はタグの記述に不備のあるXML文書
の一例を示す図、図11(C)は図11(B)に示すX
ML文書を図11(A)に示すタグリストに従って正規
化した結果を示す図である。
【0114】図11(A)には、図6(B)に示したも
のと全く同じタグリストが示されており、ここでは、こ
の図11(A)に示すタグリストに従って、タグ並び替
え部143および省略タグ補完部144による処理をX
ML文書に施す場合について説明する。その処理対象に
なるXML文書は、例えば図11(B)に示すものであ
る。
【0115】まず、タグ並び替え部143において、図
11(A)のタグリストと図11(B)のXML文書と
を比較することにより、図11(B)のXML文書で
は、価格についてのタグおよび要素内容「300」と、製
品番号についてのタグおよび要素内容「B7」との配置
順序が逆転していることが認識され、その順序が並び替
えられる。
【0116】そして、省略タグ補完部144において、
上述のごとく順序を並び替えられたXML文書と図11
(A)のタグリストとを比較することにより、そのXM
L文書では、メーカについてのタグが欠落していること
が認識され、メーカについての開始タグと終了タグとが
空要素の状態で補完される。その結果、図11(B)に
示すようにタグの記述に不備のあったXML文書が、図
11(B)に示すタグリストに応じたデータ構造をもつ
XML文書に修正され、図11(C)に示すようなXM
L文書に正規化(整頓)される。
【0117】つまり、構造化文書圧縮装置120による
圧縮対象である、全てのXML文書に対し、タグ並び替
え部143および省略タグ補完部144による処理を施
すことによって、全てのXML文書が、タグリストに応
じたデータ構造をもつXML文書となるように正規化さ
れる。
【0118】そして、上述のごとく正規化されたXML
文書が、構造化文書圧縮装置120に入力され、第2実
施形態で前述したように圧縮される。なお、当然、不備
のないXML文書は、タグ並び替え部143および省略
タグ補完部144をそのまま通過して、構造化文書圧縮
装置120に入力される。
【0119】ところで、図12は本発明の第4実施形態
における構造化文書圧縮装置の変形例の要部構成を示す
ブロック図である。この図12に示す構造化文書圧縮装
置150は、図7に示す構造化文書圧縮装置130の前
段に、さらに、入力部151,タグ・属性リスト保持部
152,タグ・属性並び替え部153および省略タグ・
属性補完部154をそなえて構成されたものである。な
お、この構造化文書圧縮装置150も、第1実施形態の
構造化文書圧縮部112として用いることが可能であ
る。また、構造化文書圧縮装置150の要部を成す入力
部151,タグ・属性並び替え部153および省略タグ
・属性補完部154も、コンピュータ上で所定のプログ
ラム(構造化文書圧縮プログラム)を実行することによ
り実現される。
【0120】さて、図12に示す構造化文書圧縮装置1
50において、入力部151は、属性付きタグを含む圧
縮対象のXML文書を、ハードディスク等(例えば図1
の符号300参照)から取り込むものである。また、タ
グ・属性リスト保持部152は、所定のデータ構造を定
義すべく所定の順序で並べたタグと属性名とをもつタグ
・属性リストを予め保持するものである。より詳細に説
明すると、この第4実施形態の変形例においても、第1
〜第3実施形態と同様、処理対象となる複数のXML文
書が、同一のデータ構造を有していることを前提として
いる。そして、タグ・属性リスト保持部152に保持さ
れるタグ・属性リストは、構造化文書圧縮装置230の
タグ・属性リストと同様、これら複数のXML文書によ
り共有され、各XML文書において、どのようなタグが
どのような順序で出現するか、あるいは、どのような属
性がどのような順序で出現するかを示すものである。な
お、タグ・属性リスト保持部152には、圧縮処理対象
となるXML文書について予め生成されたタグ・属性リ
ストが、データベース(図示略)等から取得して格納さ
れる。
【0121】タグ・属性並び替え部153は、入力され
たXML文書とタグ・属性リストとを比較し、XML文
書におけるタグおよび属性の記述順序をタグ・属性リス
トにおけるタグおよび属性の配列順序(所定の順序)に
合わせるように、圧縮前のXML文書のタグや属性を並
び替えるものである。このとき、対になる開始タグと終
了タグとの順序を変更する場合、タグ・属性並び替え部
153は、これらの開始タグと終了タグとの間に記述さ
れた要素内容も一緒に移動させる。
【0122】省略タグ・属性補完部154は、タグ・属
性リスト保持部152に保持されたタグ・属性リストに
従って、タグ・属性並び替え部153による処理を施さ
れたXML文書中で省略されているタグや属性を補完す
るものである。つまり、省略タグ・属性補完部154
は、入力されたXML文書とタグリストとを比較して、
そのXML文書中から欠落しているタグや属性を検出す
ると、欠落タグや欠落属性に対応するタグあるいは属性
名をタグ・属性リストから読み出し、その欠落タグや欠
落属性を補完するものである。このとき、対になる開始
タグと終了タグとを補完する場合、省略タグ・属性補完
部154は、これらの開始タグと終了タグとの間に記述
されるべき要素内容を空のままとする。また、属性を補
完する場合、省略タグ・属性補完部154は、属性値と
してデフォルト値等を設定する。
【0123】そして、タグ・属性並び替え部153およ
び省略タグ・属性補完部154による処理を施されたX
ML文書は、第3実施形態の構造化文書圧縮装置130
に入力されるようになっている。
【0124】次に、上述のごとく構成された、第4実施
形態の変形例の構造化文書圧縮装置150の動作につい
て説明する。図12に示す構造化文書圧縮装置150に
おいては、まず、圧縮対象のXML文書を入力部151
により取り込み、タグ・属性並び替え部153におい
て、そのXML文書とタグ・属性リストとが比較され、
万一、XML文書中にタグや属性の記述順序の逆転等の
不備がある場合には、XML文書におけるタグや属性の
記述順序がタグ・属性リストにおけるタグや属性の配列
順序に合うように、圧縮前のXML文書のタグや属性が
並び替えられる。
【0125】そして、並び替え処理を施されたXML文
書は、省略タグ・属性補完部154に入力され、この省
略タグ・属性補完部154において、そのXML文書と
タグ・属性リストとが比較され、そのXML文書中から
欠落しているタグや属性が検出されると、欠落タグや欠
落属性に対応するタグや属性がタグ・属性リストから読
み出され、その欠落タグや欠落属性が補完される。
【0126】その結果、タグや属性の記述に不備のあっ
たXML文書が、タグ・属性リストに応じたデータ構造
をもつXML文書に修正され正規化(整頓)される。つ
まり、構造化文書圧縮装置130による圧縮対象であ
る、全てのXML文書に対し、タグ・属性並び替え部1
53および省略タグ・属性補完部154による処理を施
すことによって、全てのXML文書が、タグ・属性リス
トに応じたデータ構造をもつXML文書となるように正
規化される。
【0127】そして、上述のごとく正規化されたXML
文書が、構造化文書圧縮装置130に入力され、第3実
施形態で前述したように圧縮される。なお、当然、不備
のないXML文書は、タグ・属性並び替え部153およ
び省略タグ・属性補完部154をそのまま通過して、構
造化文書圧縮装置130に入力される。
【0128】このように、本発明の第4実施形態におけ
る構造化文書圧縮装置140,150によれば、所定の
データ構造を定義する、タグリストまたはタグ・属性リ
ストに従って、圧縮前のXML文書のタグや属性が所定
の順序に並び替られるとともに、XML文書中で省略さ
れているタグや属性が補完される。これにより、タグま
たは属性の記述順序の逆転や、タグまたは属性の記述の
欠落といった不備をもつXML文書は、所定のデータ構
造を有するように正規化される。
【0129】従って、同一のデータ構造を有する多数の
XML文書を圧縮処理対象とする場合、上述のような不
備をもつXML文書が含まれていても、圧縮処理前に、
圧縮処理対象の全てのXML文書が、タグリストもしく
はタグ・属性リストで定義された所定のデータ構造を有
するように正規化される。これにより、多数のXML圧
縮文書を、一つのタグリストまたはタグ・属性リストに
よって確実に管理し取り扱うことが可能になる。
【0130】〔5〕第5実施形態の説明 図13は本発明の第5実施形態における構造化文書圧縮
装置および構造化文書復元装置の構成を示すブロック図
である。図13に示す構造化文書圧縮装置160および
構造化文書復元装置260は、XML文書に対する処理
を行なうための構造化文書処理システムに含まれて、こ
の構造化文書処理システムの一部を構成するものであ
る。
【0131】この第5実施形態の構造化文書圧縮装置1
60は、XML文書を圧縮するためのもので、図13に
示すように、上述した構造化文書圧縮装置120,13
0,140,150のいずれか一つに対し、さらに、入
力部161,サブ文書抽出部162,サブ文書統合部1
63および出力部164をそなえて構成されている。
【0132】また、第5実施形態の構造化文書復元装置
260は、構造化文書圧縮装置160により生成された
XML圧縮文書(圧縮データ)をXML文書に復元する
ためのもので、図13に示すように、上述した構造化文
書復元装置220,230のいずれか一方に対し、さら
に、入力部161,サブ文書抽出部162,サブ文書統
合部163および出力部164をそなえて構成されてい
る。
【0133】ここで、構造化文書圧縮装置160および
構造化文書復元装置260は、同一のコンピュータ上、
もしくは、それぞれ異なるコンピュータ上にそなえられ
ている。そして、構造化文書圧縮装置160における各
種機能は、コンピュータ上で所定のプログラム(構造化
文書圧縮プログラム)を実行することにより実現され
る。同様に、構造化文書復元装置260における各種機
能は、コンピュータ上で所定のプログラム(構造化文書
復元プログラム)を実行することにより実現されるよう
になっている。
【0134】なお、図13に示すように、構造化文書圧
縮装置160と構造化文書復元部260とは、サブ文書
抽出部162とサブ文書統合部163との間に配置され
る装置が異なる以外は、全く同じ構成になっている。さ
て、図13に示す構造化文書圧縮装置160において、
入力部161は、圧縮対象のXML文書を、ハードディ
スク等(例えば図1の符号300参照)から取り込むも
のであり、サブ文書抽出部162は、入力されたXML
文書から、所定の要素名をもつ開始タグと終了タグとで
囲まれた領域をサブ文書として抽出し、そのサブ文書を
構造化文書圧縮装置120,130,140,150の
いずれか一つ(以下、第5実施形態では、構造化文書圧
縮装置120とする)に出力するものである。
【0135】そして、サブ文書統合部163は、構造化
文書圧縮装置120からサブ文書の圧縮結果を受け、そ
の圧縮結果とサブ文書以外の部分とを統合するものであ
り、出力部164は、サブ文書統合部163によって統
合されたXML圧縮文書を、圧縮結果として、ハードデ
ィスク等(例えば図1,図2,図15〜図17の符号4
00,410,420,440参照)に出力・格納する
ものである。
【0136】一方、図13に示す構造化文書復元装置2
60において、入力部161は、復元対象のXML圧縮
文書を、記憶媒体等(例えば図1,図2,図15〜図1
7に示すハードディスク400,410,420,44
0)から取り込むものであり、サブ文書抽出部162
は、入力されたXML圧縮文書から、所定の要素名をも
つ開始タグと終了タグとで囲まれた領域をサブ文書とし
て抽出し、そのサブ文書を構造化文書復元装置220も
しくは230(以下、第5実施形態では、構造化文書復
元装置220とする)に出力するものである。
【0137】そして、サブ文書統合部163は、構造化
文書復元装置220からサブ文書の復元結果を受け、そ
の復元結果とサブ文書以外の部分とを統合するものであ
り、出力部164は、サブ文書統合部163によって統
合されたXML文書を、復元結果として、記憶媒体等
(例えば図1に示すハードディスク300)に出力・格
納するものである。
【0138】なお、構造化文書復元装置260において
構造化文書復元装置220を用いる場合、その構造化文
書復元装置220において用いられるタグリストは、サ
ブ文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化して予
め生成されたもので、データベース(図示略)等から取
得される。また、構造化文書復元装置260において構
造化文書復元装置230を用いる場合、その構造化文書
復元装置230において用いられるタグ・属性リスト
は、サブ文書におけるタグや属性を出現順序に従ってリ
スト化して予め生成されたもので、やはり、データベー
ス(図示略)等から取得される。
【0139】次に、上述のごとく構成された、第5実施
形態の構造化文書圧縮装置160および構造化文書復元
装置260の動作について説明する。図13に示す構造
化文書圧縮装置160においては、まず、圧縮対象のX
ML文書を入力部161により取り込み、サブ文書抽出
部162により、そのXML文書から、所定の要素名を
もつ開始タグと終了タグとで囲まれた領域がサブ文書と
して抽出され、そのサブ文書が構造化文書圧縮装置12
0に出力される。
【0140】そして、構造化文書圧縮装置120におい
ては、入力されたサブ文書に対し、第2実施形態で前述
した圧縮処理が施され、タグを所定の区切りコードに置
き換えるようにして圧縮されたサブ文書が生成される。
圧縮されたサブ文書は、サブ文書統合部163によりサ
ブ文書以外の部分と統合され、統合されたXML文書が
圧縮結果として出力部164から出力される。
【0141】ここで、図14(A)および図14(B)
を参照しながら、第5実施形態における具体的なXML
文書の圧縮状態について説明する。なお、図14(A)
および図14(B)はいずれも第5実施形態におけるデ
ータ例を示すもので、図14(A)は複数のサブ文書を
含むXML文書の一例を示す図、図14(B)は図14
(A)に示すXML文書の圧縮状態を示す図である。
【0142】図14(A)には、圧縮前つまり圧縮対象
のXML文書の一例として、同一のデータ構造をもつ複
数(図中3つ)のサブ文書を含む、発注伝票についての
XML文書が示されている。この図14(A)に示すX
ML文書では、開始タグ<商品>と終了タグ</商品>
とで囲まれた領域が3つ存在し、これらの領域は全く同
じデータ構造を有している。つまり、各領域において
は、メーカ,製品番号および価格についてのタグと要素
内容とが記述されている。ただし、これらの領域に記述
された要素内容は異なっている。
【0143】図14(A)に示すXML文書を、構造化
文書圧縮装置160により圧縮する場合、サブ文書抽出
部162において、サブ文書の抽出基準として開始タグ
<商品>および終了タグ</商品>を予め設定しておく
ことにより、図14(A)に示すXML文書から、開始
タグ<商品>と終了タグ</商品>とにより囲まれた、
3つの領域がサブ文書として抽出される。
【0144】抽出された各サブ文書に対し、構造化文書
圧縮装置120による圧縮処理を施した結果、図14
(A)に示すサブ文書中のタグは区切りコード「,」に
置き換えられる。そして、置換処理後のサブ文書とサブ
文書以外の部分とをサブ文書統合部163により統合す
ると、図14(B)に示すようなXML圧縮文書が生成
される。
【0145】一方、図13に示す構造化文書復元装置2
60においては、まず、例えば図14(B)に示すよう
なXML圧縮文書を復元対象として入力部161により
取り込み、圧縮処理時と同様、サブ文書抽出部162に
より、そのXML圧縮文書から、開始タグ<商品>と終
了タグ</商品>とで囲まれた領域(実質的なXML圧
縮文書)がサブ文書として抽出され、そのサブ文書(X
ML圧縮文書)が構造化文書復元装置220に出力され
る。
【0146】そして、構造化文書復元装置220におい
ては、入力されたサブ文書に対し、第2実施形態で前述
した復元処理が施されて、区切りコード「,」が適切な
タグに復元され、サブ文書が元のXML文書に復元され
る。復元されたサブ文書は、サブ文書統合部163によ
りサブ文書以外の部分と統合され、統合されたXML文
書が復元結果として出力部164から出力される。
【0147】このように、本発明の第5実施形態におけ
る構造化文書圧縮装置160によれば、一つのXML文
書中に、同一のデータ構造を有する領域(サブ文書)が
複数存在する場合、XML文書からそのサブ文書が抽出
され、各サブ文書中のタグを区切りコード「,」に置き
換えることにより、各サブ文書について、XML文書の
利点であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性の高さ
を生かしたまま、XML文書が圧縮されてXML文書の
データ量を削減することができる。
【0148】従って、第1実施形態や第2実施形態と同
様、XML文書を格納するための記憶領域(例えば図
1,図2,図15〜図17に示すハードディスク40
0,410,420,440)の容量を削減することが
できるとともに、XML文書データの伝送速度を高速化
することができる。
【0149】また、第5実施形態の構造化文書復元装置
260によれば、上述のような圧縮を施されたサブ文書
を含むXML文書が復元対象になると、その復元対象の
サブ文書中で検出された区切りコード「,」を、サブ文
書についてのタグリスト中のタグと対応させながら、所
定のタグに置き換えるという簡易な置換処理により、復
元対象の書を極めて容易に元の構造化文書に復元するこ
とができる。
【0150】〔6〕タグリストの一括管理手法の説明 次に、複数種類のデータ構造(つまり複数種類のタグリ
スト)を一つの構造化文書処理システムで管理する場合
の、本実施形態におけるタグリストの一括管理手法につ
いて、図15〜図18を参照しながら説明する。なお、
図15〜図17は、それぞれ、本実施形態におけるタグ
リストの一括管理手法の第1例〜第3例を説明するため
の図、図18本実施形態におけるタグリストの一括管理
手法の第2例および第3例におけるタグリスト識別情報
の付加例を示す図である。である。
【0151】図15に示す構造化文書処理システムで
は、ハードディスク(データベース)410において、
構造化文書圧縮装置120〜160により生成された複
数(図15では3つ)のXML圧縮文書が格納される。
ここで、3つのXML圧縮文書には、それぞれ、識別情
報(識別子)1〜3が付与されているものとする。
【0152】そして、ハードディスク410には、タグ
リスト群保持部411およびタグリスト管理部412が
保持されている。タグリスト群保持部411は、処理対
象となるXML文書のデータ構造に対応した複数種類
(図15では2種類)のタグリストを予め保持するもの
である。ここで、2種類のタグリストには、それぞれ、
タグリスト識別情報(タグリスト識別子)A,Bが付与
されているものとする。
【0153】タグリスト管理部412は、構造化文書圧
縮装置120〜160によって生成されたXML圧縮文
書の識別情報1〜3と、タグリスト群保持部411に保
持されているタグリストA,Bとの対応関係をテーブル
によって一括管理するものである。例えば図15に示す
タグリスト管理部412のテーブルによれば、XML圧
縮文書1,2,3とタグリストA,A,Bとがそれぞれ
対応関係にある。このタグリスト管理部412により、
ハードディスク410に保持されている複数のXML圧
縮文書をそれぞれ復元する際に必要なタグリストが、一
括管理される。
【0154】従って、構造化文書復元装置220,23
0,260においてXML圧縮文書を復元する際には、
そのXML圧縮文書の識別情報をキーにしてタグリスト
管理部412のテーブルを検索することにより、そのX
ML圧縮文書の識別情報に対応した、タグリスト識別情
報を得る。そして、構造化文書復元装置210〜23
0,260は、そのタグリスト識別情報により特定され
るタグリストを、ハードディスク410のタグリスト群
保持部411から読み出し、上述したようなXML圧縮
文書の復元処理に使用する。
【0155】図16に示す構造化文書処理システムで
は、ハードディスク(データベース)420において、
構造化文書圧縮装置110〜150により生成された複
数(図16では3つ)のXML圧縮文書1〜3が格納さ
れるとともに、図15に示したものと同様のタグリスト
群保持部411が保持されている。
【0156】また、ハードディスク420には、構造化
文書圧縮装置120〜160がアクセス可能に接続され
るとともに構造化文書復元装置220,230,260
がアクセス可能に接続されており、構造化文書圧縮装置
120〜160には、タグリスト識別情報付加部171
がそなえられるとともに、構造化文書復元装置220,
230,260には、タグリスト識別情報取得部172
がそなえられている。
【0157】タグリスト識別情報付加部171は、構造
化文書圧縮装置120〜160によって生成されたXM
L圧縮文書に、そのXML圧縮文書に対応するタグリス
トを特定するためのタグリスト識別情報を付加するもの
であり、タグリスト識別情報取得部172は、XML圧
縮文書に付加されたタグリスト識別情報を取得するもの
である。
【0158】従って、構造化文書圧縮装置120〜16
0においてXML圧縮文書が生成されると、そのXML
圧縮文書に対応するタグリスト識別情報(識別子)を、
例えば図18に示すごとく、タグリスト識別情報付加部
171によりXML圧縮文書の開始タグ内に属性として
書き込んで付加する。なお、図16に示す例では、XM
L圧縮文書1〜3のそれぞれにタグリスト識別情報A,
A,Bが付加されている。また、図18では、XML圧
縮文書1または2における開始タグ<商品>の中に、タ
グリスト識別情報Aが属性「tag=‘タグリストA’」と
して記入された例が示されている。
【0159】一方、構造化文書復元装置220,23
0,260においてXML圧縮文書を復元する際には、
そのXML圧縮文書に付加されているタグリスト識別情
報を、タグリスト識別情報取得部172により取得す
る。そして、構造化文書復元装置220,230,26
0は、そのタグリスト識別情報により特定されるタグリ
ストを、ハードディスク420のタグリスト群保持部4
11から読み出し、上述したようなXML圧縮文書の復
元処理に使用する。
【0160】図17に示す構造化文書処理システムで
は、管理サーバ600におけるハードディスク(データ
ベース)430に、図15に示したものと同様のタグリ
スト群保持部411が保持されている。また、管理サー
バ600は、LAN等のネットワーク700を介して構
造化文書圧縮装置120〜160や構造化文書復元装置
220,230,260と通信可能に接続されるほか、
これらの構造化文書圧縮装置120〜160や構造化文
書復元装置220,230,260は、ハードディスク
(データベース)440にアクセス可能に接続されてい
る。このハードディスク440には、図16に示した例
と同様、構造化文書圧縮装置120〜160において生
成されそれぞれタグリスト識別情報を付加されたXML
圧縮文書が格納されている。
【0161】従って、構造化文書圧縮装置120〜16
0においてXML圧縮文書が生成されると、図16に示
したシステムと同様、そのXML圧縮文書に対応するタ
グリスト識別情報(識別子)を、例えば図18に示すご
とく、タグリスト識別情報付加部171によりXML圧
縮文書の開始タグ内に属性として書き込んで付加する。
なお、図17に示す例でも、XML圧縮文書1〜3のそ
れぞれにはタグリスト識別情報A,A,Bが付加されて
いる。
【0162】一方、構造化文書復元装置220,23
0,260においてXML圧縮文書を復元する際には、
そのXML圧縮文書に付加されているタグリスト識別情
報を、タグリスト識別情報取得部172により取得す
る。そして、構造化文書復元装置220,230,26
0は、そのタグリスト識別情報により特定されるタグリ
ストを、ハードディスク430(即ち、管理サーバ60
0上)のタグリスト群保持部411から、ネットワーク
700経由で読み出し、上述したようなXML圧縮文書
の復元処理に使用する。
【0163】このように、図15〜図17に示す構造化
文書処理システムによれば、XML圧縮文書とタグリス
トとの対応関係をタグリスト管理部412によって管理
したり、XML圧縮文書に対応するタグリストを特定す
るためのタグリスト識別情報をXML圧縮文書に付加し
たりすることで、タグリスト群が一括管理され、XML
圧縮文書とタグリストとの対応関係を確実に把握するこ
とができ、XML圧縮文書を、そのXML圧縮文書に対
応したタグリストに基づいて復元することができる。
【0164】従って、XML文書に対し圧縮・復元処理
を施しながらXML文書を取り扱うシステムにおいて、
異なる種類のデータ構造(即ちタグリスト)をもつXM
L文書(XML圧縮文書)が混在しても、混乱を招くこ
となく、各XML圧縮文書に応じたタグリストを確実に
取得して復元処理を行なうことができる。
【0165】また、図17に示す構造化文書処理システ
ムによれば、タグリスト群を管理サーバ600上で保持
・管理し、ネットワーク700を介して処理に必要なタ
グリストを管理サーバ600から読み出すように構成す
ることにより、タグリスト群が一括管理される。従っ
て、複数種類のタグリストを構造化文書圧縮装置毎や構
造化文書復元装置毎に管理する必要がなくなり、複数の
構造化文書圧縮装置や構造化文書復元装置によって共用
することができる。
【0166】なお、図15〜図18に示したシステムで
は、タグリスト群を一括管理する場合について説明した
が、タグ・属性リスト群についても上述と同様にして一
括管理することができる。
【0167】〔7〕その他 なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。例えば、上述した実施形態では、
構造化文書がXMLである場合について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、タグを用いて
記述される、XMLと同様の構造化文書(SGML等)
に対し、上述した実施形態と同様に適用され、上述と同
様の作用効果を得ることができる。
【0168】また、上述した実施形態では、区切りコー
ドとして「,」や「/」や「=」を用いた場合について説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
要素内容の記述に使用されることのない、他の文字ある
いは記号を区切りコードとして用いてもよく、この場合
も、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0169】〔8〕付記 (付記1) 同一のデータ構造を有する複数の構造化文
書を圧縮する装置であって、該構造化文書におけるタグ
を出現順序に従って抽出してリスト化した、該複数の構
造化文書について共通の一つのタグリストを取得するタ
グリスト取得部と、各構造化文書中のタグを所定の区切
りコードに置き換えた圧縮文書を生成する構造化文書圧
縮部と、該タグリスト取得部により取得された前記一つ
のタグリストと、該複数の構造化文書のそれぞれについ
て該構造化文書圧縮部により生成された複数の圧縮文書
とを対応させ該複数の構造化文書の圧縮結果として出力
する出力部とをそなえたことを特徴とする、構造化文書
圧縮装置。
【0170】(付記2) 該構造化文書圧縮部が、前記
の各構造化文書中のタグを検出するタグ検出部と、該タ
グ検出部により検出された該タグを前記所定の区切りコ
ードに置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえて構成
されていることを特徴とする、付記1記載の構造化文書
圧縮装置。
【0171】(付記3) 構造化文書を圧縮する装置で
あって、該構造化文書中のタグを検出するタグ検出部
と、該タグ検出部により検出された該タグを所定の区切
りコードに置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえた
ことを特徴とする、構造化文書圧縮装置。
【0172】(付記4) 構造化文書を圧縮する装置で
あって、該構造化文書から、所定の要素名をもつ開始タ
グと終了タグとで囲まれた領域をサブ文書として抽出す
るサブ文書抽出部と、該サブ文書抽出部により抽出され
た該サブ文書中のタグを検出するタグ検出部と、該タグ
検出部により検出された該タグを所定の区切りコードに
置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえたことを特徴
とする、構造化文書圧縮装置。
【0173】(付記5) 該タグ検出部により検出され
た該タグが属性値をもつ属性付きタグであるか否かを検
出する属性付きタグ検出部と、該属性付きタグ検出部に
より検出された該属性付きタグを前記属性値および所定
の区切りコードに置き換えて圧縮する属性タグ付きタグ
圧縮部とをそなえたことを特徴とする、付記3または付
記4に記載の構造化文書圧縮装置。
【0174】(付記6) 所定のデータ構造を定義すべ
く所定の順序でタグを並べたタグリストを予め保持する
タグリスト保持部と、該タグリスト保持部に保持された
前記タグリストに従って、圧縮前の前記構造化文書のタ
グを前記所定の順序に並び替えるタグ並び替え部と、該
タグリスト保持部に保持された前記タグリストに従っ
て、該構造化文書中で省略されているタグを補完する省
略タグ補完部とをそなえたことを特徴とする、付記3ま
たは付記4に記載の構造化文書圧縮装置。
【0175】(付記7) 所定のデータ構造を定義すべ
く所定の順序で並べたタグと属性名とをもつタグ・属性
リストを予め保持するタグ・属性リスト保持部と、該タ
グ・属性リスト保持部に保持された前記タグ・属性リス
トに従って、圧縮前の前記構造化文書のタグおよび属性
を前記所定の順序に並び替えるタグ・属性並び替え部
と、該タグ・属性リスト保持部に保持された前記タグ・
属性リストに従って、該構造化文書中で省略されている
タグおよび属性を補完する省略タグ・属性補完部とをそ
なえたことを特徴とする、付記5記載の構造化文書圧縮
装置。
【0176】(付記8) 同一のデータ構造を有する複
数の構造化文書を圧縮する方法であって、該構造化文書
におけるタグを出現順序に従って抽出してリスト化し
た、該複数の構造化文書について共通の一つのタグリス
トを取得し、各構造化文書中のタグを所定の区切りコー
ドに置き換えた圧縮文書を生成し、前記一つのタグリス
トと、該複数の構造化文書のそれぞれについて生成され
た複数の圧縮文書とを対応させ該複数の構造化文書の圧
縮結果として出力することを特徴とする、構造化文書圧
縮方法。
【0177】(付記9) 構造化文書を圧縮する方法で
あって、該構造化文書中のタグを検出し、検出された該
タグを所定の区切りコードに置き換えて圧縮することを
特徴とする、構造化文書圧縮方法。
【0178】(付記10) 構造化文書を圧縮する方法
であって、該構造化文書から、所定の要素名をもつ開始
タグと終了タグとで囲まれた領域をサブ文書として抽出
し、該サブ文書中のタグを検出し、検出された該タグを
所定の区切りコードに置き換えて圧縮することを特徴と
する、構造化文書圧縮方法。
【0179】(付記11) 同一のデータ構造を有する
複数の構造化文書を圧縮する機能をコンピュータにより
実現するための構造化文書圧縮プログラムを格納したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体であって、該構造化文書
圧縮プログラムが、該構造化文書におけるタグを出現順
序に従って抽出してリスト化した、該複数の構造化文書
について共通の一つのタグリストを取得するタグリスト
取得部、各構造化文書中のタグを所定の区切りコードに
置き換えた圧縮文書を生成する構造化文書圧縮部、およ
び、該タグリスト取得部により取得された前記一つのタ
グリストと、該複数の構造化文書のそれぞれについて該
構造化文書圧縮部により生成された複数の圧縮文書とを
対応させ該複数の構造化文書の圧縮結果として出力する
出力部として、該コンピュータに機能させることを特徴
とする、構造化文書圧縮プログラムを格納したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体。
【0180】(付記12) 構造化文書を圧縮する機能
をコンピュータにより実現するための構造化文書圧縮プ
ログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体で
あって、該構造化文書圧縮プログラムが、該構造化文書
中のタグを検出するタグ検出部、および、該タグ検出部
により検出された該タグを所定の区切りコードに置き換
えて圧縮するタグ圧縮部として、該コンピュータを機能
させることを特徴とする、構造化文書圧縮プログラムを
格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0181】(付記13) 構造化文書を圧縮する機能
をコンピュータにより実現するための構造化文書圧縮プ
ログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体で
あって、該構造化文書圧縮プログラムが、該構造化文書
から、所定の要素名をもつ開始タグと終了タグとで囲ま
れた領域をサブ文書として抽出するサブ文書抽出部、該
サブ文書抽出部により抽出された該サブ文書中のタグを
検出するタグ検出部、および、該タグ検出部により検出
された該タグを所定の区切りコードに置き換えて圧縮す
るタグ圧縮部として、該コンピュータを機能させること
を特徴とする、構造化文書圧縮プログラムを格納したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体。
【0182】(付記14) 同一のデータ構造を有する
複数の構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き
換えることにより生成された複数の圧縮文書を、該複数
の構造化文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化
したタグリストに基づいて復元する装置であって、該タ
グリストに対応するデータ構造をメモリ上に複製データ
構造として展開・複製する複製部と、該複製データ構造
におけるタグの位置と各圧縮文書中の前記所定の区切り
コードの位置とを対応させながら、各圧縮文書中の要素
内容を該メモリ上における該複製データ構造の所定領域
に書き出す書出部とをそなえたことを特徴とする、構造
化文書復元装置。
【0183】(付記15) 構造化文書中のタグを所定
の区切りコードに置き換えることにより生成された圧縮
文書を復元する装置であって、該構造化文書におけるタ
グを出現順序に従ってリスト化したタグリストを予め保
持するタグリスト保持部と、該圧縮文書中の前記所定の
区切りコードを検出する区切りコード検出部と、該タグ
リストにおけるタグの位置と該区切りコード検出部によ
り検出された前記所定の区切りコードの位置とを対応さ
せながら、該区切りコード検出部により検出された前記
所定の区切りコードを、該タグリストにおける対応する
タグに置き換えて復元するタグ復元部とをそなえたこと
を特徴とする、構造化文書復元装置。
【0184】(付記16) 構造化文書において所定の
要素名をもつ開始タグと終了タグとで囲まれた領域であ
るサブ文書中のタグを所定の区切りコードに置き換える
ことにより生成された圧縮文書を復元する装置であっ
て、該サブ文書におけるタグを出現順序に従ってリスト
化したタグリストを予め保持するタグリスト保持部と、
該圧縮文書から該サブ文書を抽出するサブ文書抽出部
と、該サブ文書抽出部により抽出された該サブ文書中の
前記所定の区切りコードを検出する区切りコード検出部
と、該タグリストにおけるタグの位置と該区切りコード
検出部により検出された前記所定の区切りコードの位置
とを対応させながら、該区切りコード検出部により検出
された前記所定の区切りコードを、該タグリストにおけ
る対応するタグに置き換えて復元するタグ復元部とをそ
なえたことを特徴とする、構造化文書復元装置。
【0185】(付記17) 該圧縮文書中において、属
性付きタグ内の属性が属性値および所定の区切りコード
に置き換えられて圧縮されている場合、該圧縮文書にお
ける属性名を出現順序に従ってリスト化した属性リスト
を予め保持する属性リスト保持部と、該タグ復元部で復
元対象となったタグが属性付きタグに復元されるべきも
のであるか否かを検出する属性付きタグ検出部と、該属
性付きタグについての属性値と該属性リストにおける属
性名とを対応させて、該属性付きタグ検出部により検出
された該属性付きタグ内の該属性を復元する属性付きタ
グ復元部とをそなえたことを特徴とする、付記15また
は付記16に記載の構造化文書復元装置。
【0186】(付記18) 同一のデータ構造を有する
複数の構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き
換えることにより生成された複数の圧縮文書を、該複数
の構造化文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化
したタグリストに基づいて復元する方法であって、該タ
グリストに対応するデータ構造をメモリ上に複製データ
構造として展開・複製し、該複製データ構造におけるタ
グの位置と各圧縮文書中の前記所定の区切りコードの位
置とを対応させながら、各圧縮文書中の要素内容を該メ
モリ上における該複製データ構造の所定領域に書き出す
ことを特徴とする、構造化文書復元方法。
【0187】(付記19) 構造化文書中のタグを所定
の区切りコードに置き換えることにより生成された圧縮
文書を復元する方法であって、該構造化文書におけるタ
グを出現順序に従ってリスト化したタグリストを予め保
持し、該圧縮文書中の前記所定の区切りコードを検出
し、検出された前記所定の区切りコードの位置と該タグ
リストにおけるタグの位置とを対応させながら、検出さ
れた前記所定の区切りコードを該タグリストにおける対
応するタグに置き換えて復元することを特徴とする、構
造化文書復元方法。
【0188】(付記20) 構造化文書において所定の
要素名をもつ開始タグと終了タグとで囲まれた領域であ
るサブ文書中のタグを所定の区切りコードに置き換える
ことにより生成された圧縮文書を復元する方法であっ
て、該サブ文書におけるタグを出現順序に従ってリスト
化したタグリストを予め保持し、該圧縮文書から該サブ
文書を抽出し、抽出された該サブ文書中の前記所定の区
切りコードを検出し、検出された前記所定の区切りコー
ドの位置と該タグリストにおけるタグの位置とを対応さ
せながら、検出された前記所定の区切りコードを該タグ
リストにおける対応するタグに置き換えて復元すること
を特徴とする、構造化文書復元方法。
【0189】(付記21) 同一のデータ構造を有する
複数の構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き
換えることにより生成された複数の圧縮文書を、該複数
の構造化文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化
したタグリストに基づいて復元する機能をコンピュータ
により実現するための構造化文書復元プログラムを格納
したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、該構造
化文書復元プログラムが、該タグリストに対応するデー
タ構造をメモリ上に複製データ構造として展開・複製す
る複製部、および、該複製データ構造におけるタグの位
置と各圧縮文書中の前記所定の区切りコードの位置とを
対応させながら、各圧縮文書中の要素内容を該メモリ上
における該複製データ構造の所定領域に書き出す書出部
として、該コンピュータを機能させることを特徴とす
る、構造化文書復元プログラムを格納したコンピュータ
読取可能な記録媒体。
【0190】(付記22) 構造化文書中のタグを所定
の区切りコードに置き換えることにより生成された圧縮
文書を復元する機能をコンピュータにより実現するため
の構造化文書復元プログラムを格納したコンピュータ読
取可能な記録媒体であって、該構造化文書復元プログラ
ムが、該圧縮文書中の前記所定の区切りコードを検出す
る区切りコード検出部、および、該構造化文書における
タグを出現順序に従ってリスト化したタグリストにおけ
るタグの位置と、該区切りコード検出部により検出され
た前記所定の区切りコードの位置とを対応させながら、
該区切りコード検出部により検出された前記所定の区切
りコードを、該タグリストにおける対応するタグに置き
換えて復元するタグ復元部として、該コンピュータを機
能させることを特徴とする、構造化文書復元プログラム
を格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0191】(付記23) 構造化文書において所定の
要素名をもつ開始タグと終了タグとで囲まれた領域であ
るサブ文書中のタグを所定の区切りコードに置き換える
ことにより生成された圧縮文書を復元する機能をコンピ
ュータにより実現するための構造化文書復元プログラム
を格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該構造化文書復元プログラムが、該圧縮文書から該サブ
文書を抽出するサブ文書抽出部、該サブ文書抽出部によ
り抽出された該サブ文書中の前記所定の区切りコードを
検出する区切りコード検出部、および、該サブ文書にお
けるタグを出現順序に従ってリスト化したタグリストに
おけるタグの位置と、該区切りコード検出部により検出
された前記所定の区切りコードの位置とを対応させなが
ら、該区切りコード検出部により検出された前記所定の
区切りコードを、該タグリストにおける対応するタグに
置き換えて復元するタグ復元部として、該コンピュータ
を機能させることを特徴とする、構造化文書復元プログ
ラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0192】(付記24) 同一のデータ構造を有する
複数の構造化文書に対する処理を行なうべく、該複数の
構造化文書を圧縮する構造化文書圧縮装置と、該構造化
文書圧縮装置による圧縮データを該複数の構造化文書に
復元する構造化文書復元装置とを含んで構成される構造
化文書処理システムにおいて、該構造化文書圧縮装置
が、該構造化文書におけるタグを出現順序に従って抽出
してリスト化した、該複数の構造化文書について共通の
一つのタグリストを取得するタグリスト取得部と、各構
造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き換えた圧
縮文書を生成する構造化文書圧縮部と、該タグリスト取
得部により取得された前記一つのタグリストと、該複数
の構造化文書のそれぞれについて該構造化文書圧縮部に
より生成された複数の圧縮文書とを対応させ該複数の構
造化文書の圧縮結果として出力する出力部とをそなえて
構成されるとともに、該構造化文書復元装置が、該複数
の圧縮文書の復元結果を格納するメモリと、該タグリス
トに対応するデータ構造を該メモリ上に複製データ構造
として展開・複製する複製部と、該複製データ構造にお
けるタグの位置と各圧縮文書中の前記所定の区切りコー
ドの位置とを対応させながら、各圧縮文書中の要素内容
を該メモリ上における該複製データ構造の所定領域に書
き出す書出部とをそなえて構成されたことを特徴とす
る、構造化文書処理システム。
【0193】(付記25) 構造化文書に対する処理を
行なうべく、該構造化文書を圧縮する構造化文書圧縮装
置と、該構造化文書圧縮装置による圧縮データを該構造
化文書に復元する構造化文書復元装置とを含んで構成さ
れる構造化文書処理システムにおいて、該構造化文書圧
縮装置が、該構造化文書中のタグを検出するタグ検出部
と、該タグ検出部により検出された該タグを所定の区切
りコードに置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえて
構成されるとともに、該構造化文書復元装置が、該構造
化文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化したタ
グリストを予め保持するタグリスト保持部と、該圧縮文
書中の前記所定の区切りコードを検出する区切りコード
検出部と、該タグリストにおけるタグの位置と該区切り
コード検出部により検出された前記所定の区切りコード
の位置とを対応させながら、該区切りコード検出部によ
り検出された前記所定の区切りコードを、該タグリスト
における対応するタグに置き換えて復元するタグ復元部
とをそなえて構成されたことを特徴とする、構造化文書
処理システム。
【0194】(付記26) 構造化文書に対する処理を
行なうべく、該構造化文書を圧縮する構造化文書圧縮装
置と、該構造化文書圧縮装置による圧縮データを該構造
化文書に復元する構造化文書復元装置とを含んで構成さ
れる構造化文書処理システムにおいて、該構造化文書圧
縮装置が、該構造化文書から、所定の要素名をもつ開始
タグと終了タグとで囲まれた領域をサブ文書として抽出
するサブ文書抽出部と、該サブ文書抽出部により抽出さ
れた該サブ文書中のタグを検出するタグ検出部と、該タ
グ検出部により検出された該タグを所定の区切りコード
に置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえて構成され
るとともに、構造化文書復元装置が、該サブ文書におけ
るタグを出現順序に従ってリスト化したタグリストを予
め保持するタグリスト保持部と、該圧縮文書から該サブ
文書を抽出するサブ文書抽出部と、該サブ文書抽出部に
より抽出された該サブ文書中の前記所定の区切りコード
を検出する区切りコード検出部と、該タグリストにおけ
るタグの位置と該区切りコード検出部により検出された
前記所定の区切りコードの位置とを対応させながら、該
区切りコード検出部により検出された前記所定の区切り
コードを、該タグリストにおける対応するタグに置き換
えて復元するタグ復元部とをそなえて構成されたことを
特徴とする、構造化文書処理システム。
【0195】(付記27) 処理対象となりうる構造化
文書のデータ構造に対応した複数のタグリストを予め保
持するタグリスト群保持部と、該構造化文書圧縮装置に
よって生成された該圧縮文書と、該タグリスト群保持部
に保持されている該タグリストとの対応関係を管理する
タグリスト管理部とをそなえたことを特徴とする、付記
25または付記26に記載の構造化文書処理システム。
【0196】(付記28) 処理対象となりうる構造化
文書のデータ構造に対応した複数のタグリストを予め保
持するタグリスト群保持部と、該構造化文書圧縮装置に
よって生成された該圧縮文書に、該圧縮文書に対応する
タグリストを特定するためのタグリスト識別情報を付加
するタグリスト識別情報付加部と、該圧縮文書に付加さ
れた前記タグリスト識別情報を取得するタグリスト識別
情報取得部とをそなえ、該構造化文書復元装置が、該タ
グリスト識別情報取得部によって取得された前記タグリ
スト識別情報に対応する該タグリストを用いて、該圧縮
文書を復元することを特徴とする、付記25または付記
26に記載の構造化文書処理システム。
【0197】(付記29) 該タグリスト群保持部が管
理サーバ上に配置され、処理に必要なタグリストが、ネ
ットワークを介して該管理サーバ上の該タグリスト群保
持部から読み出されることを特徴とする、付記27また
は付記28に記載の構造化文書処理システム。
【0198】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の構造化文
書圧縮装置(請求項1,2)および構造化文書復元装置
(請求項3,4)並びに構造化文書処理システム(請求
項5)によれば、以下のような効果ないし利点を得るこ
とができる。 (1)本発明により生成される圧縮文書では、タグが所
定の区切りコードに置換されているだけで、データ内容
(要素内容)はそのまま記述されているので、構造化文
書の利点であるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性を
生かしたまま、構造化文書を圧縮して構造化文書のデー
タ量を削減することができる。従って、構造化文書を格
納するための記憶領域の容量を削減することができると
ともに構造化文書データの伝送速度を高速化することが
できる(請求項1,5)。
【0199】(2)複数の構造化文書の圧縮結果は、デ
ータ構造(一つのタグリスト)とデータ内容(複数の圧
縮文書)とに分離されているので、一つのタグリストに
対する解析処理を一度だけ行なって、複数の圧縮文書に
共通のデータ構造を取得してしまえば、後は、取得され
たデータ構造を複製して流用することにより、圧縮文書
毎に一々タグ解析を行なう必要がなくなる。従って、同
一のデータ構造を有する多数の構造化文書を取り扱う際
に、無駄なタグ解析を行なう必要が一切なくなり、タグ
解析の負荷が大幅に低減され、構造化文書をメモリに展
開する際の処理速度を飛躍的に高速化することができる
(請求項1,3,5)。
【0200】(3)構造化文書中で検出されたタグを所
定の区切りコードに置換するという極めて単純な置換処
理によって、構造化文書の利点であるデータ構造の視認
性や柔軟性/拡張性の高さを生かしたまま、構造化文書
を圧縮して構造化文書のデータ量を削減することができ
る。従って、構造化文書を格納するための記憶領域の容
量を削減することができるとともに構造化文書データの
伝送速度を高速化することができる(請求項2)。この
ような圧縮を行なった場合、圧縮文書中で検出された所
定の区切りコードを、その圧縮文書についてのタグリス
ト中のタグと対応させながら、所定のタグに置き換える
という簡易な置換処理によって、圧縮文書を極めて容易
に元の構造化文書に復元することができる(請求項
4)。
【0201】(4)一つの構造化文書中に、同一のデー
タ構造を有する領域(サブ文書)が複数存在する場合、
構造化文書から、そのサブ文書が、所定の要素名をもつ
開始タグと終了タグとで囲まれた領域として抽出され、
各サブ文書中のタグを所定の区切りコードに置き換える
ことにより、各サブ文書について、構造化文書の利点で
あるデータ構造の視認性や柔軟性/拡張性の高さを生か
したまま、構造化文書を圧縮して構造化文書のデータ量
を削減することができる。従って、構造化文書を格納す
るための記憶領域の容量を削減することができるととも
に構造化文書データの伝送速度を高速化することができ
る。このような圧縮を行なった場合、復元対象における
サブ文書中で検出された所定の区切りコードを、サブ文
書についてのタグリスト中のタグと対応させながら、所
定のタグに置き換えるという簡易な置換処理によって、
復元対象の文書を極めて容易に元の構造化文書に復元す
ることができる。
【0202】(5)タグが属性値をもつ属性付きタグで
ある場合には、その属性付きタグを属性値および所定の
区切りコードに置き換えて圧縮する。これにより、圧縮
文書において属性値がそのまま記述されるので、属性値
の視認性を保ちながら構造化文書の圧縮を行なうことが
できる。このような圧縮を施された属性付きタグが復元
対象になると、その属性付きタグについての属性値とそ
の圧縮文書についての属性リスト中の属性名とを対応さ
せることにより、属性付きタグを極めて容易に復元する
ことができる。
【0203】(6)所定のデータ構造を定義する、タグ
リストまたはタグ・属性リストに従って、圧縮前の前記
構造化文書のタグまたは属性を所定の順序に並び替える
とともに、構造化文書中で省略されているタグまたは属
性を補完することにより、タグまたは属性の記述順序の
逆転や、タグまたは属性の記述の欠落といった不備をも
つ構造化文書は、所定のデータ構造を有するように正規
化される。従って、同一のデータ構造を有する多数の構
造化文書を圧縮処理対象とする場合、上述のような不備
をもつ構造化文書が含まれていても、圧縮処理前に、圧
縮処理対象の全ての構造化文書が、タグリストまたはタ
グ・属性リストで定義された所定のデータ構造を有する
ように正規化される。これにより、多数の構造化文書
(圧縮文書)を、一つのタグリストまたはタグ・属性リ
ストによって確実に管理し取り扱うことが可能になる。
【0204】(7)圧縮文書とタグリストとの対応関係
をタグリスト管理部によって管理したり、圧縮文書に対
応するタグリストを特定するためのタグリスト識別情報
を圧縮文書に付加したりすることで、タグリスト群が一
括され、圧縮文書とタグリストとの対応関係を確実に把
握でき、圧縮文書を、その圧縮文書に対応したタグリス
トに基づいて復元することができる。従って、構造化文
書に対し圧縮・復元処理を施しながら構造化文書を取り
扱うシステムにおいて、異なる種類のデータ構造(即ち
タグリスト)をもつ構造化文書(圧縮文書)が混在して
も、混乱を招くことなく、各圧縮文書に応じたタグリス
トを確実に取得して復元処理を行なうことができる。
【0205】(8)タグリスト群を管理サーバ上で保持
・管理し、ネットワークを介して処理に必要なタグリス
トを管理サーバから読み出すように構成することによ
り、タグリスト群が一括管理される。従って、複数種類
のタグリストを圧縮装置毎や復元装置毎に管理する必要
がなくなり、複数の圧縮装置や復元装置によって共用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における構造化文書圧縮
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態における構造化文書復元
装置(メモリ展開部)の構成を示すブロック図である。
【図3】(A)〜(C)はいずれも第1実施形態における
データ例を示すもので、(A)はXML文書の一例を示
す図、(B)は(A)に示すXML文書から得られたタ
グリストを示す図、(C)は(A)に示すXML文書の
圧縮状態を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態における構造化文書圧縮
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態における構造化文書復元
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】(A)〜(D)はいずれも第2実施形態におけ
るデータ例を示すもので、(A)はXML文書の一例を
示す図、(B)は(A)に示すXML文書に対応するタ
グリストを示す図、(C)は(A)に示すXML文書の
圧縮状態の一例を示す図、(D)は(A)に示すXML
文書の圧縮状態の他例を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態における構造化文書圧縮
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態における構造化文書復元
装置の構成を示すブロック図である。
【図9】(A)〜(D)はいずれも第3実施形態におけ
るデータ例を示すもので、(A)はXML文書の一例を
示す図、(B)は(A)に示すXML文書に対応するタ
グ・属性リストを示す図、(C)は(A)に示すXML
文書の圧縮状態の一例を示す図、(D)は(A)に示す
XML文書の圧縮状態の他例を示す図である。
【図10】本発明の第4実施形態における構造化文書圧
縮装置の要部構成を示すブロック図である。
【図11】(A)〜(C)はいずれも第4実施形態におけ
るデータ例を示すもので、(A)はタグリストの一例を
示す図、(B)はタグの記述に不備のあるXML文書の
一例を示す図、(C)は(B)に示すXML文書を
(A)に示すタグリストに従って正規化した結果を示す
図である。
【図12】本発明の第4実施形態における構造化文書圧
縮装置の変形例の要部構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第5実施形態における構造化文書圧
縮装置および構造化文書復元装置の構成を示すブロック
図である。
【図14】(A)および(B)はいずれも第5実施形態
におけるデータ例を示すもので、(A)は複数のサブ文
書を含むXML文書の一例を示す図、(B)は(A)に
示すXML文書の圧縮状態を示す図である。
【図15】本実施形態におけるタグリストの一括管理手
法の第1例を説明するための図である。
【図16】本実施形態におけるタグリストの一括管理手
法の第2例を説明するための図である。
【図17】本実施形態におけるタグリストの一括管理手
法の第3例を説明するための図である。
【図18】本実施形態におけるタグリストの一括管理手
法の第2例および第3例におけるタグリスト識別情報の
付加例を示す図である。
【図19】一般的なユニバーサルデータ圧縮について説
明するための図である。
【図20】XML文書を取り扱う一般的なシステムの構
成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
110 構造化文書圧縮装置 111 タグリスト取得部 112 構造化文書圧縮部 113 出力部 120 構造化文書圧縮装置 121 入力部 122 タグ検出部 123 タグ圧縮部 124 出力部 130 構造化文書圧縮装置 131 属性付きタグ検出部 132 属性付きタグ圧縮部 140 構造化文書圧縮装置 141 入力部 142 タグリスト保持部 143 タグ並び替え部 144 省略タグ補完部 150 構造化文書圧縮装置 151 入力部 152 タグ・属性リスト保持部 153 タグ・属性並び替え部 154 省略タグ・属性補完部 160 構造化文書圧縮装置 161 入力部 162 サブ文書抽出部 163 サブ文書統合部 164 出力部 171 タグリスト識別情報付加部 172 タグリスト識別情報取得部 210 メモリ展開部(構造化文書復元装置) 211 解析部 212 複製部 213 書出部 214 メモリ 220 構造化文書復元装置 221 入力部 222 タグリスト保持部 223 区切りコード検出部 224 タグ復元部 225 出力部 230 構造化文書復元装置 231 属性リスト保持部 232 属性付きタグ検出部 233 属性付きタグ復元部 260 構造化文書復元装置 300,400,410,420,430,440 ハ
ードディスク(データベース) 411 タグリスト群保持部 412 タグリスト管理部 500 読出部 600 管理サーバ 700 ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のデータ構造を有する複数の構造化
    文書を圧縮する装置であって、 該構造化文書におけるタグを出現順序に従って抽出して
    リスト化した、該複数の構造化文書について共通の一つ
    のタグリストを取得するタグリスト取得部と、 各構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き換え
    た圧縮文書を生成する構造化文書圧縮部と、 該タグリスト取得部により取得された前記一つのタグリ
    ストと、該複数の構造化文書のそれぞれについて該構造
    化文書圧縮部により生成された複数の圧縮文書とを対応
    させ該複数の構造化文書の圧縮結果として出力する出力
    部とをそなえたことを特徴とする、構造化文書圧縮装
    置。
  2. 【請求項2】 構造化文書を圧縮する装置であって、 該構造化文書中のタグを検出するタグ検出部と、 該タグ検出部により検出された該タグを所定の区切りコ
    ードに置き換えて圧縮するタグ圧縮部とをそなえたこと
    を特徴とする、構造化文書圧縮装置。
  3. 【請求項3】 同一のデータ構造を有する複数の構造化
    文書中のタグを所定の区切りコードに置き換えることに
    より生成された複数の圧縮文書を、該複数の構造化文書
    におけるタグを出現順序に従ってリスト化したタグリス
    トに基づいて復元する装置であって、 該タグリストに対応するデータ構造をメモリ上に複製デ
    ータ構造として展開・複製する複製部と、 該複製データ構造におけるタグの位置と各圧縮文書中の
    前記所定の区切りコードの位置とを対応させながら、各
    圧縮文書中の要素内容を該メモリ上における該複製デー
    タ構造の所定領域に書き出す書出部とをそなえたことを
    特徴とする、構造化文書復元装置。
  4. 【請求項4】 構造化文書中のタグを所定の区切りコー
    ドに置き換えることにより生成された圧縮文書を復元す
    る装置であって、 該構造化文書におけるタグを出現順序に従ってリスト化
    したタグリストを予め保持するタグリスト保持部と、 該圧縮文書中の前記所定の区切りコードを検出する区切
    りコード検出部と、 該タグリストにおけるタグの位置と該区切りコード検出
    部により検出された前記所定の区切りコードの位置とを
    対応させながら、該区切りコード検出部により検出され
    た前記所定の区切りコードを、該タグリストにおける対
    応するタグに置き換えて復元するタグ復元部とをそなえ
    たことを特徴とする、構造化文書復元装置。
  5. 【請求項5】 同一のデータ構造を有する複数の構造化
    文書に対する処理を行なうべく、該複数の構造化文書を
    圧縮する構造化文書圧縮装置と、該構造化文書圧縮装置
    による圧縮データを該複数の構造化文書に復元する構造
    化文書復元装置とを含んで構成される構造化文書処理シ
    ステムにおいて、 該構造化文書圧縮装置が、 該構造化文書におけるタグを出現順序に従って抽出して
    リスト化した、該複数の構造化文書について共通の一つ
    のタグリストを取得するタグリスト取得部と、 各構造化文書中のタグを所定の区切りコードに置き換え
    た圧縮文書を生成する構造化文書圧縮部と、 該タグリスト取得部により取得された前記一つのタグリ
    ストと、該複数の構造化文書のそれぞれについて該構造
    化文書圧縮部により生成された複数の圧縮文書とを対応
    させ該複数の構造化文書の圧縮結果として出力する出力
    部とをそなえて構成されるとともに、 該構造化文書復元装置が、 該複数の圧縮文書の復元結果を格納するメモリと、 該タグリストに対応するデータ構造を該メモリ上に複製
    データ構造として展開・複製する複製部と、 該複製データ構造におけるタグの位置と各圧縮文書中の
    前記所定の区切りコードの位置とを対応させながら、各
    圧縮文書中の要素内容を該メモリ上における該複製デー
    タ構造の所定領域に書き出す書出部とをそなえて構成さ
    れたことを特徴とする、構造化文書処理システム。
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