JP2002163237A - 情報カプセル、情報カプセル処理方法、情報カプセル処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報カプセル、情報カプセル処理方法、情報カプセル処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002163237A
JP2002163237A JP2000359540A JP2000359540A JP2002163237A JP 2002163237 A JP2002163237 A JP 2002163237A JP 2000359540 A JP2000359540 A JP 2000359540A JP 2000359540 A JP2000359540 A JP 2000359540A JP 2002163237 A JP2002163237 A JP 2002163237A
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Koji Nanba
功次 難波
Noburo Taniguchi
展郎 谷口
Osamu Shionoiri
理 塩野入
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の情報カプセルやアプリケーションプログ
ラムと連携して動作する情報カプセルを提供する。 【解決手段】 他情報カプセルからのメッセージはメッ
セージ受信部11aで受信され、アクセス制御部11cで
利用制約条件16によりメッセージを受け取って処理す
るか否かが判定される。処理をすると判定されたメッセ
ージはメッセージ理解部12aによって要求処理が抽出
され、そのうちのコンテンツへのアクセス処理について
アクセス制御部13によって利用制約条件14aと利用
履歴情報14bに基づいてアクセスを許可するかどうか
判定し、許可するならばアクセス処理部13aによって
アクセスが実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルコンテン
ツとその利用手段および利用制約条件がカプセル化され
た情報カプセルに関し、特に情報カプセルが内包したコ
ンテンツへのアクセスの制御を正しく行ないつつ、他の
情報カプセルやアプリケーションプログラムと連携して
動作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルコンテンツへのアクセスを制
御する方法として、ディジタルコンテンツをその利用制
約条件とともにカプセル化し、そのカプセル自身が内包
したディジタルコンテンツへのアクセスの制限を行う方
法がある(特願平10−099233号「使用期限付き
コンテンツ管理システム、管理方法および情報を記録し
た記録媒体」)。
【0003】情報カプセルは、ディジタルコンテンツ
(動画や静止画、音声、場合によっては情報カプセ
ル)、ディジタルコンテンツに関する書誌的情報や利用
履歴(以下、これらをコンテンツと総称する)、利用制
約条件、およびコンテンツへのアクセス制御手段や表示
・再生手段などといったコンテンツの利用手段であるコ
ード情報を内包したカプセル化オブジェクトである。情
報カプセルに内包された情報の参照・利用は、直接には
おこなえず、情報カプセルを起動して利用手段を介する
ことによってのみ可能となる。情報カプセルは、起動さ
れると、予め設定された実行手順に従って、利用手段
(コード情報としてカプセルに内包されている)を実行
し、コンテンツの画面上への表示・再生といった処理を
おこなう。コンテンツへのアクセス処理を含む利用手段
が実行される際には、コンテンツ単位で、内包されたア
クセス制御プログラムによって前記利用制約条件を満た
すか否か演算がおこなわれ、この結果に基いてアクセス
を制御することができる(図15(1))。これにより
利用制約条件を満たさない不正な利用からコンテンツを
保護する。アクセスの制御には内包された利用履歴情報
や、端末情報・時刻など利用環境から取得する情報が用
いられる。
【0004】従来の情報カプセルは、ユーザからの明示
的な起動命令によって起動され、予め設定された実行手
順にしたがって、内包したコンテンツへのアクセスを制
御しつつ、それ単独で動作していた。そのため、他の情
報カプセルやアプリケーションとの連携して動作した
り、その連携動作においてコンテンツへのアクセスを正
しく制御する(例えば、連携の相手に応じてアクセスを
許可したり拒否したりすること)ことはできなかった。
【0005】アクセスの制御をおこないつつ、オブジェ
クトを連携して動作させる方法としてオブジェクト通信
技術とアクセス制御の仕組みを組み合わせた方法があ
る。しかし、一般にオブジェクト通信を用いた連携動作
は、メモリ上にロード済みのアクセス要求オブジェクト
と被アクセス要求オブジェクトとの間でのメッセージの
やり取りとして実現する。また、アクセスの制御は、ア
クセス要求オブジェクトや非アクセス要求オブジェクト
とは別のアクセス制御機構がおこなう方法(図15
(2))が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の情報カプセルは、それ単独で利用されるようになって
おり、他の情報カプセルやアプリケーションプログラム
と連携して動作することはできなかった。
【0007】本発明の目的は、情報カプセルが、カプセ
ルに内包されたコンテンツに対する利用制御を適切に行
いながら、他の情報カプセルやアプリケーションプログ
ラムと連携して動作することができる情報カプセル、情
報カプセル処理方法、および情報カプセル処理プログラ
ムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の情報カプ
セル連携システムの構成図、図2はシーケンス図であ
る。
【0009】情報カプセル1から通信補助機構4を介し
て情報カプセル2に動作要求、イベント通知などのメッ
セージが送受信される。
【0010】ここで、コンポーネント間でやり取りされ
るメッセージは、 ・メッセージを配送するプロトコルによって規定された
情報(以下、メッセージヘッダ)、 ・メッセージを特定する識別子、メッセージが属してい
る対話を特定する識別子、メッセージの送信元・送信先
を特定する識別子、メッセージの内容(動作要求、通知
イベントなど)を表現する情報、利用コンテキスト情報
(以下、メッセージボディ)、からなる。ここで、利用
コンテキスト情報とは、メッセージ送信元に関する情報
であり、カプセルの発行者/作成者などのIDや電子証
明書、メッセージが送信されたコンテキストや利用履歴
情報といった情報である。利用コンテキスト情報は、相
手に応じたアクセスの制御をおこなう際に利用される情
報である。
【0011】情報カプセル2は、通信補助機構4によっ
て起動され、次の処理を行う(図2参照)。
【0012】まず、情報カプセル2に内包されている利
用制約条件に基づいてメッセージを受け取って処理を実
行するか否かが判定される。次に、カプセル内部のコン
テンツへのアクセス処理の実行を許可するか否かを、コ
ンテンツに関する利用制約条件、利用履歴情報、利用コ
ンテキスト情報などに基づいて判定する。アクセス処理
の実行が許可されると、コンテンツへのアクセス処理を
実行する。最後に、メッセージ送信の可否を判定し、可
ならば応答メッセージ等を情報カプセルに送信する。
【0013】図3に示すように、情報カプセルはプロト
コルハンドラ11とメッセージハンドラ12とアクセス
制御部13とカプセル本体14からなっている。
【0014】カプセル本体14は、画像/文書/音楽情
報14dと、リンク情報14cと、画像/文書/音楽14
dの利用制約を示す利用制約条件14aと、利用履歴情報
14bを含んでいる。
【0015】プロトコルハンドラ11は、他の情報カプ
セルとメッセージの受信、送信を行うメッセージ受信部
11a、メッセージ送信部11bと、受信したメッセージ
を処理するか否かを、カプセル全体の利用に関する条件
が記述されている利用制約条件16に基づいて判定する
アクセス制御部11cを有している。
【0016】メッセージハンドラ12は、メッセージを
解釈し、要求処理を抽出するメッセージ理解部12a
と、要求処理の実行管理を行うメッセージ実行管理部1
2bと、送信するメッセージを生成するメッセージ生成
部12cを有している。
【0017】アクセス制御部13は、コンテンツ14の
画像/文書/音楽情報14dにアクセスするアクセス処
理部13aを有し、メッセージ実行管理部12bから渡さ
れた要求処理のカプセル本体14へのアクセスを許可す
るか否かを、利用制約条件14a、利用履歴情報14bを
もとに判定する。
【0018】メッセージ生成部12cは、メッセージM1
を生成し、メッセージ送信部11bに渡す。メッセージ
送信部11bは、メッセージM1に含まれる最終の送信先
を特定する情報を参照し、通信パスを生成する相手とな
るコンポネントを決定する。場合によっては、メッセー
ジ送信先である情報カプセル2をメモリ上にロード/起
動する処理を行い、メッセージの送信元である情報カプ
セル1/プログラムP1およびメッセージM1の送信先
である情報カプセル2を端とする通信パスを生成し、こ
のパスを通じてメッセージを配送し、最終的に情報カプ
セル2がメッセージを受信する。その際、情報カプセル
1に内包されたアクセス制御部11cが、カプセル全体
の利用制約情報にしたがって、メッセージヘッダに関す
る情報やメッセージボディに関する情報を演算すること
により、メッセージM1を送信するか否かを判定する。
【0019】情報カプセル2に内包されたアクセス制御
部11cは、カプセル全体の利用制約条件にしたがっ
て、メッセージヘッダに関する情報やメッセージボディ
に関する情報、場合によってはカプセル全体の利用履歴
情報などを読み出し、これを演算することにより、メッ
セージM1を処理するか否かを判定する。これにより、情
報カプセル2は、自身への不正なアクセスを拒否するこ
とが可能になる。
【0020】メッセージ送信部11bが通信パスを生成
する直接の相手となるコンポネントは、最終の送信先で
はなく、配信を中継する任意のコンポネントであっても
構わない。場合によっては、メッセージボディに表現さ
れた最終の送信先の記述(配送プロトコルが理解できる
識別子であるとは限らない)から、配送プロトコルレベ
ルの識別子を同定する手段や、メッセージの最終送信先
である情報カプセル2をメモリ上にロード/起動する処
理を実行する手段をもった特定のコンポネント(通信補
助機構)であっても構わない。
【0021】通信パスの生成や維持、切断といった処理
は、配送プロトコルにしたがって動作するプロトコルハ
ンドラによって管理されてもよいし、メッセージボディ
を解釈した結果を用いてメッセージハンドラが指示して
も構わない。また、この通信パスは、1つのコンピュー
タ上だけでなく、ネットワークを跨るかたちでもよい。
メッセージの一部が暗号化されていてもよい。 (2者間のアクセス制御|利用制御)メッセージM1を受
信した情報カプセル2において、メッセージ理解部12
aがメッセージM1を解釈し、その結果場合によっては、
情報カプセル2に内包されているコンテンツに対するア
クセス処理を含む処理が励起され、このアクセス処理の
実行に際しては、情報カプセル2に内包されたアクセス
制御部13aによるアクセスの可否の判定が必ず行わ
れ、許可された場合にのみアクセス処理が行われる。ア
クセス制御部13aは、メッセージM1に内包された/も
しくは情報カプセル1への問い合わせ処理により取得し
たり利用コンテキスト情報15とアクセス処理名とその
引数に関する情報を受け取るとともに、コンテンツと関
連付けられている利用制約条件14aや利用履歴情報1
4bを読み取り、これらの情報について演算を行い、演
算条件が所定の関係が満たされた場合にのみアクセス処
理の実行を許可する。
【0022】これにより、情報カプセル2自身が内包す
るコンテンツ単位でアクセスを制御しつつ、任意の情報
カプセル/アプリケーションプログラムと情報カプセル
との間で連携して動作することが可能となる。
【0023】ここで、アクセス処理は、画面やスピーカ
等への表示・再生だけでなく、メッセージを介したカプ
セル外部へのコンテンツの送出や、内容の変更、追加、
削除などであってもよいし、場合によっては直接コンテ
ンツにアクセスするものでなくても構わない。例えば、
リンク情報14cの変更、追加、削除処理や、場合によ
ってはコンテンツ間の類似度を計算するような処理であ
ってもよい。
【0024】また、コンテンツが複数あり、コンテンツ
毎に異なる利用制約条件が記述されていても構わない。
場合によってはコンテンツは情報カプセルであっても構
わない。
【0025】また、メッセージによって励起された処理
が複数のアクセス処理に分解できる場合、それらのアク
セス処理が全て許可された場合にのみ実際にアクセス処
理を実行したり、許可されたアクセス処理のみのアクセ
ス処理を実行してもよい。また、処理の分解の仕方は、
アクセス処理のタイプによるものであってもよいし、ア
クセス処理の対象の種類によるものであってもよい。例
えば、処理が利用履歴情報の表示処理である場合、処理
は、利用回数の表示処理と、それ以外の利用履歴情報の
表示処理に分解することができる。前者の処理は実行が
許可されるが、後者の処理は実行が許可されないような
場合、処理の全てを拒否して全く実行しなくてもよい
し、利用回数の表示のみを実行してもよい。 (3者のアクセス制御|利用制御)情報カプセル1から
配信されたメッセージM1を受信した情報カプセル2に
おいて、メッセージM1によって励起された処理の実行の
一部として別の情報カプセル3(場合によっては情報カ
プセル1でもよい)にメッセージM2が送信され、メッ
セージM2を受信した情報カプセル3においてメッセージ
M2によって励起された、情報カプセル3に内包されたコ
ンテンツへのアクセス処理を含む処理の実行にあたっ
て、該処理の実行可否を、メッセージM2に内包された、
もしくは情報カプセル2への問い合わせにより取得し
た、もしくは情報カプセル1への問い合わせにより取得
した利用コンテキスト情報2(利用コンテキスト情報1
の少なくとも一部を含んでいてもよい)を用いて判定す
る。 (セッション管理)情報カプセル間、および情報カプセ
ルとアプリケーションプログラム間でおこなわれるセッ
ションを管理する手段と、個々の情報カプセル/アプリ
ケーションプログラム内に閉じたトランザクションを管
理する手段と、セッションに閉じたトランザクションを
管理する手段とを有するメッセージ実行管理部12b
が、複数の情報カプセル/アプリケーションプログラム
間でのメッセージのやり取りによりおこなわれる連携動
作における各処理の実行を管理することにより、連携動
作に渡って、情報や処理の整合性を保持することが可能
である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。第1の実施形態 図4は本実施形態のシステム構成図、図5(1)(2)
はそれぞれ情報カプセル1、情報カプセル2の動作を示
すフローチャート、図6は情報カプセル2の起動シーケ
ンス図である。
【0027】情報カプセル1のメッセージ生成部12c
は「書誌情報を表示せよ」という要求を表現するメッセ
ージM1を作成し、メッセージ送信部11bに送信要求を
出す(ステップ21)。このステップは、予め設定され
た実行手順や、ユーザインタフェースからの入力や、他
の情報カプセルやアプリケーションプログラムからのメ
ッセージ受信などをきっかけとしておこなわれる。
【0028】メッセージ送信部11bは、このとき情報
カプセル2が起動していなければ通信補助機構4により
情報カプセル2への通信パスを確立する(ステップ2
2)。この通信パスは、情報カプセル1と情報カプセル
2の間に直接張られたものであってもよい。この後、メ
ッセージ送信部11bはメッセージM1を情報カプセル2
へ送信する(ステップ23)。図6(1)は、情報カプ
セル1が通信補助機構4を経由した通信パスを用いて情
報カプセル2にメッセージM1を送る場合で、情報カプセ
ル1と通信補助機構4と情報カプセル2のそれぞれの間
にコネクションが張られている。一方、図6(2)は情
報カプセル1と情報カプセル2の間に直接通信パスを設
け、情報カプセル1から情報カプセル2にメッセージM1
を送る場合を示している。
【0029】メッセージM1のメッセージボディには、メ
ッセージの内容である上記要求を表現する情報の他に、
配信に必要となる情報:送信先を特定する情報、送信元
(情報カプセル1)を特定する情報、メッセージを特定
する識別子、の他に情報カプセル1の属性(発行者や作
成者など)の証明書やID、メッセージM1を送信する処
理の実行木などといった情報利用コンテキスト情報15
が含まれる。
【0030】情報カプセル2には、メッセージM1を受け
取って処理を実行するか否かを判断する条件である利用
制約条件16が内包されている。言い換えれば、利用制
約条件16にはカプセル全体の利用に関する条件が記述
されている。
【0031】メッセージM1はプロトコルハンドラ11内
のメッセージ受信部11bで受信され、アクセス制御部
11cに渡される(ステップ31)。アクセス制御部1
1cはメッセージM1を受け取ると、情報カプセル2に内
包された利用制約条件16が満たされているかどうか演
算を行う(ステップ32)。演算の結果が利用制約条件
16を満たした場合には、メッセージM1はメッセージハ
ンドラ12に渡される。また、満たさない場合には、メ
ッセージM1の処理は拒否される。利用制約条件16に
は、例えば「作成者がXXであるカプセルからのメッセ
ージであれば処理をおこなう」といった情報が記述され
ており、これを満たした場合、メッセージM1はメッセー
ジハンドラ12に渡される。
【0032】メッセージM1を受け取ったメッセージハン
ドラ12は、メッセージ理解部12aによりメッセージM
1を解釈し、その結果として、「書誌情報を表示する」
アクセス処理を含む処理Sの実行木を同定する(ステッ
プ33)。また、利用コンテキスト情報15が解釈され
る。処理Sはメッセージハンドラ12内のメッセージ実
行管理部12bによってその実行が管理される(ステッ
プ34)。処理Sのサブ処理がコンテンツ14dへのア
クセス処理か否かメッセージ実行管理部12bによって
判断され(ステップ35)、アクセス処理ならば、該ア
クセス処理は、必ずアクセス制御部13を介して実行さ
れる。該アクセス処理の実行呼び出しに際して呼び出さ
れたアクセス制御部13は、内包された書誌情報(=コ
ンテンツ)14dに関する利用制約条件14aや利用履
歴情報14bを読み出し、さらにメッセージハンドラ1
2から利用コンテキスト情報15を受け取る。そしてこ
れらの情報の演算を行い、演算結果が所定の関係を満た
した場合にのみ、アクセス処理の実行を許可する(ステ
ップ36、37)。例えば、アクセス処理に関する利用
制約条件14aが「回数制限:10回」かつ「特定の証
明書を有すること」であるとすると、アクセス処理は、
利用制約条件14aと利用履歴情報14bの演算により判
定され、表示回数の履歴が10回未満であり、かつメッ
セージM1内の利用コンテキスト情報15に「証明書」が
含まれていれば実行が許可される。そうでない場合は実
行が拒否される(ステップ39)。実行が許可されれ
ば、アクセス処理部13aにより実際にアクセス処理が
行われる(ステップ38)。処理Sの全てのサブ処理が
終了したら(ステップ35)、情報カプセル2は動作を
終了する。
【0033】図5中の「要求処理の実行管理」は実行木
に沿ってアクセス処理部13aを呼び出すことによるア
クセス処理の実行、およびこれらの同期や分岐といった
制御を行うことを指し、「サブ処理」はこれらの単位と
なる処理で、その大部分はアクセス処理部13aで行わ
れる。メッセージM1が上記した「書誌情報を表示せ
よ」という要求の場合には、要求処理Sは「書誌情報の
表示」であり、そのサブ処理は「書誌情報の表示」のみ
である。しかし、メッセージM1により例えば「他情報
カプセルと、自情報カプセルの書誌情報の類似度演算結
果に基づいて、リンクを作成する」といったような複雑
な処理が励起されたような場合、「他情報カプセルの書
誌情報を取得する」、「自情報カプセルの書誌情報を取
得する」、「書誌情報間の類似度を演算する」、「類似
度演算結果に基づき、リンク情報14cを追加する」と
いったサブ処理に分割される。第2の実施形態 図7は本発明の第2の実施形態のシステム構成図、第図
8(1)(2)はそれぞれ情報カプセル1、情報カプセ
ル2の動作を示すフローチャートである。
【0034】本実施形態は第1の実施形態において、情
報カプセル1がメッセージM1に対する応答メッセージを
要求し、情報カプセル2が処理Sの一部として応答メッ
セージM2を作成し、情報カプセル1に返信する例であ
る。具体的には、情報カプセル1における「他情報カプ
セルと、自情報カプセルの書誌情報の類似度演算結果に
基づいて、リンクを作成する」処理のサブ処理として、
情報カプセル2に「書誌情報の取得」を要求するメッセ
ージM1を送信し、情報カプセル2が「書誌情報」を通
知するメッセージM2を返信する例である。
【0035】情報カプセル1では、メッセージ実行管理
部12bで情報カプセル2へのメッセージM1(応答要求
を要する)の送信要求が出され(ステップ20)、以
下、第1の実施形態と同様にして、メッセージ送信部1
1bから情報カプセル2へメッセージM1が送信される
(ステップ21〜23)。情報カプセル2では、メッセ
ージM1がメッセージ受信部11aで受信され、図5
(2)中のステップ31、32と同じ処理が行われた
後、図8(2)に示す処理が行われる。まず、メッセー
ジ処理部12aでメッセージ内容が解釈され、要求処理
が抽出される(ステップ41)。次に、メッセージ実行
管理部12bでカプセル1への応答メッセージの送信が
必要かどうか判断される(ステップ42)。送信の必要
がなければ、セッションは終了される(ステップ4
3)。次に、要求処理の実行管理がメッセージ実行管理
部12bで行われる(ステップ44)。要求処理が終了
したかどうか判定し、終了したならば処理を終了する
(ステップ45)。処理が終了していなければ、処理は
コンテンツへのアクセス処理かどうか判断する(ステッ
プ46)。アクセス処理ならば図5(2)のステップ3
7以降の処理を行う。次に、処理は情報カプセル1への
応答メッセージ送信かどうか判定する(ステップ4
7)。応答メッセージ送信でなければ図5(2)中のス
テップ40以降の処理を行う。応答メッセージ送信であ
れば、メッセージ生成部12cで応答メッセージM2を作
成し、アクセス制御部11cに送信要求を出す(ステッ
プ48)。このとき、応答メッセージM2に、メッセージ
M1に対する応答メッセージであることを示す識別子を含
めてもよい。生成された応答メッセージM2はアクセス制
御部11cで、情報カプセル1に対して送信してもよい
か判断され(ステップ49)、送信が許可された場合に
はメッセージ送信部11bに渡され、通信パスが確立さ
れた後(ステップ50)、情報カプセル1に送信される
(ステップ51)。応答メッセージM2は、メッセージM1
を配信する際に生成された通信パスが維持されていれば
それを介して送信してもよい。
【0036】メッセージM2は情報カプセル1のメッセー
ジ受信部11aで受信された後(ステップ24)、メッ
セージM2を受け取るか否かがアクセス制御部11cで判
断され(ステップ25)、受け取るならばメッセージ理
解部12aによってメッセージM1に対する応答であるこ
とが認識される(ステップ26)。最後に、メッセージ
実行管理部12bによってメッセージM1を送出した処理
にメッセージM2の内容が渡される。
【0037】なお、第1の実施形態において、場合によ
っては、情報カプセル2は情報カプセル1に対して、不
足している情報の種類の通知を行い、そのまま処理Sを
終了したり、不足している情報を要求する問い合わせを
行なった後に、再度処理Sの実行を試みてもよい。例え
ば、情報カプセルが、証明書がメッセージM1に含まれて
いないとき、証明書を保持しているかどうか情報カプセ
ル1に要求した後に、処理Sの実行を試みてもよい。
【0038】このような要求/応答や副問い合わせ的な
やり取り、それに用いられる通信パスの管理はセッショ
ン管理で行われる。例えば、複数の問い合わせや要求/
応答の組が同一のセッションに属する場合には、これら
をひとつの通信パスで実現したり、別々のセッションに
属する場合には、異なる通信パスで実現したりする。第3の実施の形態 図9は本発明の第3の実施形態のシステム構成図、図1
0、図11は本実施形態におけるメッセージ実行管理部
12bの処理を示すフローチャートである。
【0039】本実施形態は、第1の実施形態においてメ
ッセージM1の内容が「作者が××であれば、書誌情報の
表示とリンクの生成を行え」という要求で、メッセージ
M1によって励起される処理Sは「作者名が××であるか
を判定する」アクセス処理S1と「書誌情報を表示する」
アクセス処理S2と「リンクを生成する」アクセス処理S3
に分けられる。処理Sを一塊の処理として実行しなけれ
ばならない場合、アクセス処理S1〜S3の実行が全て許可
されてはじめて実際のアクセス処理を実行するようにし
てもよいし(図10(1)、ステップ52)、許可され
たアクセス処理から順次実行してもよい(図10
(2)、ステップ38)。順次実行を行う場合には、例
えばアクセス処理S3のみが拒否された場合に、メッセー
ジ実行管理部12bのトランザクション管理手段によ
り、アクセス処理S1、S2の実行前の段階までのロールバ
ック(ステップ53)を行う。また、例えば、アクセス
処理S3の実行が許可されなかった場合には、アクセス処
理S1、S2のみ実行してもよい。場合によっては、アクセ
ス処理をさらに分割してもよい(図11、ステップ5
5)。例えば、アクセス処理S2「書誌情報の表示」を
「タイトルの表示」、「要約の表示」・・・・に分割
し、このうちの幾つかだけを実行してもよい。要求やア
クセス処理の分割の仕方は、アクセス処理の種類別に分
けてもよいし、アクセス処理の対象コンテンツ別に分け
てもよい。
【0040】このようにメッセージM1により要求された
アクセス処理のうち、部分的なアクセス処理の実行しか
行わなかったような場合には、要求元である情報カプセ
ル1と要求の実行者である情報カプセル2の間で情報の
整合性を管理する必要が生じる可能性がある。例えば、
情報カプセル2は情報カプセル1にアクセス処理S1、S2
は実行したがアクセス処理S3は実行していない事実を通
知し、情報カプセル1はその事実に基づき必要であれば
トランザクション管理を行う。メッセージ実行管理部1
2bは、セッション管理手段とトランザクション管理手
段を用いて整合性の管理を行う。第4の実施形態 図12は本発明の第4の実施形態のシステム構成図、図
13、図14は本実施形態における情報カプセル1、情
報カプセル2、情報カプセル3の処理を示すフローチャ
ートである。
【0041】本実施形態は、第1の実施形態において、
情報カプセル2が、作者名が××である他の情報カプセ
ル3への参照もしくは内包を保持しているような場合、
情報カプセル2はメッセージM1を解釈した結果として、
「書誌情報を表示せよ」という内容を表現したメッセー
ジM3を生成し、参照/内包しているカプセル3に送信す
るという処理を行う場合である。情報カプセル3の利用
制約条件14aは情報カプセル2と同一であるとする。
【0042】メッセージM3に、利用コンテキスト情報1
5として情報カプセル2に関する情報のみを含める場合
(図13のステップ65)、アクセス処理「リンク生
成」の許可の条件となる「証明書」がメッセージM3に
含まれていないため、情報カプセル3においてメッセー
ジM3により励起されるアクセス処理S4「書誌情報の表
示」を含む処理Sの実行は拒否される(ステップ73、
75)。すなわち、情報カプセル3に対する実行要求
は、直接にメッセージを送信した情報カプセル2に対す
る利用制約条件14aによってのみ制御されることとな
る。これにより、情報カプセル間の連携において、情報
カプセル3への実行要求は全て情報カプセル2を介して
行わせるように構成する(例えば、利用制約条件16
に、「情報カプセル2から送信されたメッセージのみ処
理を許可する」という条件を設定する)ことにより、情
報カプセル3へのアクセスは、情報カプセル2が一元的
に制御することが可能となる。
【0043】これに対して、メッセージM3に、利用コ
ンテキスト情報15として情報カプセル2に関する情報
に加えてメッセージM1に含まれる利用コンテキスト情報
15 1を含める場合(図14のステップ65’)、アク
セス処理「リンク生成」の許可の条件となる「証明書」
がメッセージM3に含まれているため、情報カプセル3
においてメッセージM3により励起されるアクセス処理S
4「書誌情報の表示」を含む処理Sの実行は許可され、実
行される(ステップ73、74)。すなわち、情報カプ
セル3に対する実行要求は、メッセージM3の直接の送
信者である情報カプセル2だけではなく、情報カプセル
1に対する利用制約条件によっても制御することが可能
となる。これにより、情報カプセル間の連携において、
情報カプセル3への実行要求は全て情報カプセル2を介
して行うように構成されており、かつ情報カプセル2は
情報カプセル3に対して処理Sの実行が許可されないよ
うな場合(例えば、利用制約条件16に、「情報カプセ
ル2から送信されたメッセージのみ処理を許可する」と
いう条件が設定されている場合)にも、情報カプセル3
への処理Sの実行を情報カプセル1を用いて可能にする
ことができる。
【0044】なお、図13、図14中のその他ステップ
は、今まで説明したものと同様であるので、その説明は
省略する。
【0045】なお、以上の各実施形態で示したプロトコ
ルハンドラ11、メッセージハンドラ12、アクセス制
御部13の処理は情報カプセル処理プログラムとしてフ
ロッピィ・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク等の記
録媒体に格納しておき、パソコン等のコンピュータ上で
実施することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2つの
アクセス制御部を情報カプセル内に設け、利用コンテキ
スト情報を用いることにより、他の情報カプセルと連携
して動作することができる情報カプセルを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムおよび情報カプセルの構成図
である。
【図2】図1のシステムのシーケンス図である。
【図3】情報カプセルの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態のシステムおよび情報
カプセルの構成図である。
【図5】第1の実施形態における情報カプセル1と2の
処理を示すフローチャートである。
【図6】情報カプセル1から情報カプセル2へのメッセ
ージ送信のシーケンス図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のシステムおよび情報
カプセルの構成図である。
【図8】第2の実施形態における情報カプセル1と2の
処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態のシステムおよび情報
カプセルの構成図である。
【図10】第3の実施形態における情報カプセルの処理
を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施形態における情報カプセルの処理
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態のシステムおよび情
報カプセルの構成図である。
【図13】第4の実施形態における情報カプセル1、
2、3の処理を示すフローチャートである。
【図14】第4の実施形態における情報カプセル1、
2、3の処理を示すフローチャートである。
【図15】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、2、3 情報カプセル 4 通信補助機構 11 プロトコルハンドラ 11a メッセージ受信部 11b メッセージ送信部 11c アクセス制御部 12 メッセージハンドラ 12a メッセージ理解部 12b メッセージ実行管理部 12c メッセージ生成部 13 アクセス制御部 13a、13b、13c アクセス処理部 14 カプセル本体 14a 利用制約条件 14b 利用履歴情報 14c リンク情報 14d 画像/文書/音楽(コンテンツ) 15、151、152 利用コンテキスト情報 16 利用制約条件 21〜27、31〜55、61〜69、71〜75
ステップ M1、M2、M3 メッセージ P1 アプリケーションプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野入 理 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AE00 BG07 5J104 AA12 AA15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツと該コンテンツの書誌的情
    報、利用履歴を含む付加的情報と、前記コンテンツに対
    するアクセス制御情報が表現された第1の利用制約条件
    を含み、外部からの直接参照が不可なカプセル本体と、 他の情報カプセルまたはアプリケーションプログラムと
    の間でメッセージを送受信するメッセージ送受信手段
    と、 送信するメッセージを生成する際に、本来のメッセージ
    内容とともに、場合によっては自情報カプセルの属性を
    あらわす利用コンテキスト情報を付加するメッセージ生
    成手段と、 他の情報カプセルまたはアプリケーションプログラムか
    ら受信したメッセージを、当該情報カプセルに対するア
    クセス制御情報が表現された第2の利用制約条件をもと
    に、処理するか否か判断する第1のアクセス制御手段
    と、 処理をすると判断されたメッセージの内容を解釈し、そ
    の要求処理を抽出するメッセージ理解手段と、 前記第1の利用制約条件をもとに、前記コンテンツへの
    アクセス実行を許可するか否かを判断する第2のアクセ
    ス制御手段と、 前記第1、2のアクセス制御手段において、利用制約条
    件の判断に用いられる前記利用履歴およびまたはメッセ
    ージに付加された利用コンテキスト情報を取得する手段
    と、 前記コンテンツへのアクセス実行が許可された場合、前
    記コンテンツへのアクセスを実行するアクセス処理手段
    と、 前記要求処理に前記コンテンツへのアクセス処理が含ま
    れているか否かを判断し、含まれていなければ当該処理
    を実行し、含まれていれば前記第2のアクセス制御手段
    に制御を移すことを、前記要求処理に含まれる全てのサ
    ブ処理について繰り返すメッセージ実行管理手段とを有
    する情報カプセル。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ実行管理手段は、メッセ
    ージ送信元の情報カプセルへの応答メッセージの送信が
    必要かどうかを、抽出された要求処理から判断し、必要
    なければ前記メッセージ送信元の情報カプセルとのセッ
    ションを終了し、必要あれば前記メッセージ生成手段に
    応答メッセージの作成を要求し、 前記第1のアクセス制御手段は前記応答メッセージの送
    信を許可するか否かを判断し、 前記メッセージ送受信手段は、前記応答メッセージの送
    信が許可されると、前記メッセージ送信元の通信カプセ
    ルとの間に通信パスを確立し、該情報カプセルへ応答メ
    ッセージを送信する、請求項1記載の情報カプセル。
  3. 【請求項3】 前記要求処理が一連の複数のサブ処理を
    含む場合、前記アクセス処理手段はこれら一連のサブ処
    理全てについて前記コンテンツへのアクセスが許可され
    た場合にのみ前記コンテンツへのアクセスを実行する、
    請求項1または2記載の情報カプセル。
  4. 【請求項4】 前記要求処理が一連の複数のサブ処理を
    含む場合、前記アクセス処理手段は、前記コンテンツへ
    のアクセスが許可されたサブ処理から順次前記コンテン
    ツへのアクセスを実行し、前記メッセージ実行管理手段
    はいずれかのサブ処理についてアクセスの実行が許可さ
    れなかった場合、前記一連のサブ処理の実行前の段階へ
    処理をロールバックする、請求項1または2記載の情報
    カプセル。
  5. 【請求項5】 前記要求処理が一連の複数のサブ処理を
    含む場合、前記アクセス処理手段は、前記コンテンツへ
    のアクセスが許可されたサブ処理から順次前記コンテン
    ツへのアクセスを実行し、前記メッセージ実行管理手段
    は、アクセスの実行が許可されなかったサブ処理をさら
    に小さいサブ処理に分割して、そのうちの前記コンテン
    ツへのアクセス処理について前記第2のアクセス制御手
    段に制御を渡す、請求項1または2記載の情報カプセ
    ル。
  6. 【請求項6】 他情報カプセルからメッセージを受信す
    る第1のステップと、 該メッセージの処理を行うか否かを、当該情報カプセル
    に対するアクセス制御情報が表現された利用制約条件を
    もとに判定する第2のステップと、 該メッセージの処理を行うと判定された場合、その内容
    を解釈し、要求処理を抽出する第3のステップと、 要求処理が自情報カプセルのコンテンツへのアクセス処
    理か否かを判断する第4のステップと、 要求処理が自情報カプセルのコンテンツへのアクセス処
    理でなければ、該処理を実行する第5のステップと、 要求処理がコンテンツへのアクセス処理ならば該アクセ
    ス処理を許可するか否かを、前記コンテンツへのアクセ
    ス制御情報が表現された利用制約条件をもとに判断する
    第6のステップと、 前記アクセス処理を許可するならばアクセス処理を実行
    する第7のステップを有し、 第4のステップから第7のステップを、全ての要求処理
    について繰り返す情報カプセル処理方法。
  7. 【請求項7】 前記メッセージの送信元への応答メッセ
    ージの送信が必要かどうか判断する第8のステップと、 前記メッセージの送信元への応答メッセージの送信が必
    要なければ前記メッセージの送信元とのセッションを終
    了する第9のステップと、 前記要求処理が前記メッセージの送信元への応答メッセ
    ージ送信かどうか判断する第10のステップと、 前記要求処理が前記メッセージの送信元への応答メッセ
    ージ送信であれば、前記メッセージの送信元への応答メ
    ッセージを作成し、送信要求を出す第11のステップ
    と、 該応答メッセージの送信を許可するか否かを判断する第
    12のステップと、 前記応答メッセージの送信が許可されるならば、前記送
    信元との通信パスを確立し、前記応答メッセージを送信
    する第13のステップをさらに有する、請求項6記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記要求処理が前記コンテンツへアクセ
    スする一連のサブ処理を含む場合、これら一連のサブ処
    理のコンテンツへのアクセスが全て許可された場合にの
    み、アクセス処理を実行する、請求項6または7記載の
    情報カプセル処理方法。
  9. 【請求項9】 前記要求処理がいずれも前記コンテンツ
    へアクセスする一連のサブ処理を含む場合、コンテンツ
    へのアクセスが許可されたサブ処理から順次アクセス処
    理を実行し、いずれかのサブ処理についてコンテンツへ
    のアクセスが許可されなかった場合、一連のサブ処理の
    実行前の段階まで処理をロールバックする、請求項6ま
    たは7記載の情報カプセル処理方法。
  10. 【請求項10】 前記要求処理がいずれも前記コンテン
    ツへアクセスする一連のサブ処理を含む場合、コンテン
    ツへのアクセスが許可されなかったサブ処理については
    さらに小さいサブ処理に分割して第4から第7のステッ
    プを行う、請求項6または7記載の情報カプセル処理方
    法。
  11. 【請求項11】 前記要求処理が前記メッセージの送信
    元とは異なる他情報カプセルへのメッセージ送信か否か
    を判定する第14のステップと、 前記要求処理が該他情報カプセルへのメッセージ送信で
    あれば、利用コンテキスト情報を含まないメッセージの
    作成要求を出す第15のステップと、 前記メッセージを作成し、送信要求を出す第16のステ
    ップと、 前記メッセージの送信を許可するかどうか判断する第1
    7のステップと、 前記メッセージの送信が許可されるならば、送信先情報
    カプセルとの通信パスを確立し、メッセージを送信する
    第18のステップをさらに有する、請求項6から10の
    いずれか1項に記載の情報カプセル処理方法。
  12. 【請求項12】 前記要求処理が前記メッセージの送信
    元とは異なる他情報カプセルへのメッセージ送信か否か
    を判定する第14のステップと、 前記要求処理が該他情報カプセルへのメッセージ送信で
    あれば、前記メッセージの送信元の利用コンテキスト情
    報を合成したメッセージの作成要求を出す第15のステ
    ップと、 前記メッセージを作成し、送信要求を出す第16のステ
    ップと、 前記メッセージの送信を許可するかどうか判断する第1
    7のステップと、 前記メッセージの送信が許可されるならば、送信先情報
    カプセルとの通信パスを確立し、メッセージを送信する
    第18のステップをさらに有する、請求項6から10の
    いずれか1項に記載の情報カプセル処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項7から12のいずれか1項に記
    載の情報カプセル処理方法を情報カプセル処理プログラ
    ムとしてコンピュータに実行させるために記録した記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007004610A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複合的アクセス認可方法及び装置
US8117665B2 (en) 2004-09-10 2012-02-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data managing method, data managing device and data managing server suitable for restricting distribution of data

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