JP2002159430A - ドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機 - Google Patents

ドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機

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JP2002159430A
JP2002159430A JP2000357557A JP2000357557A JP2002159430A JP 2002159430 A JP2002159430 A JP 2002159430A JP 2000357557 A JP2000357557 A JP 2000357557A JP 2000357557 A JP2000357557 A JP 2000357557A JP 2002159430 A JP2002159430 A JP 2002159430A
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cleaning
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injection nozzle
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Mitsugi Arima
貢 有間
Takao Nagamori
孝男 長森
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機
は、洗浄すべき料理器具類を収納した洗浄篭を載置する
洗浄篭載置部を有した本体ベース部と、本体ベース部に
対して開閉できて、開状態においては洗浄篭載置部に対
する洗浄篭の出し入れを可能とし、閉状態においては内
部に洗浄室空間を作り出すドア部と、洗浄室空間内にお
いて洗浄篭載置部を挟んで上下に配置され洗浄篭載置部
に載置された洗浄篭に対して洗浄水を噴射する上部洗浄
水噴射ノズルおよび下部洗浄水噴射ノズルとを備え、洗
浄篭載置部には、洗浄篭を載置した状態で該洗浄篭と共
に上部および下部洗浄水噴射ノズルからの洗浄水の噴射
方向を横切る方向に揺動させられる揺動部が設けられて
いる。 【効果】 より高い洗浄効果を得ることができるので、
食器類ばかりでなく、フィレネット、チキンネット、デ
ップポット、トング、オイルフィルター等の料理器具類
の強い汚れも落とすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアタイプ揺動式
自動料理器具類洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファーストフード店、ファミリー
レストラン等、皿、椀、箸、ナイフ、ホーク等の食器類
を大量に洗浄しなければならないようなところでは、種
々なタイプの自動食器洗浄機が使用されている。これら
自動食器洗浄機のなかで、比較的に少量の食器類をバッ
チ式にて洗浄でき、それほど設置場所も必要としないで
すむドアタイプ自動食器洗浄機がある。そして、この種
のドアタイプ自動食器洗浄機として、洗浄性能を高めた
ものとして、以前に本出願人によって出願された特開平
9−122061号公報に開示されたようなドアタイプ
揺動式自動食器洗浄機が開発され、使用されてきてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特にファー
ストフード店等においては、食器類の他に、フィレネッ
ト、チキンネット、デップポット、トング、オイルフィ
ルター等の料理器具類も洗浄する必要がある。そして、
これら料理器具類は、食器類等の通常の料理器具類に比
べて、汚れが非常に強いものである。これまでのドアタ
イプ揺動式自動食器洗浄機では、洗浄性能が高められて
いるとはいえ、このような非常に強くよごれた料理器具
類を短時間に簡単に効率よく洗浄できるものではなかっ
た。
【0004】本発明の目的は、前述したようなも従来装
置の問題点を解消しうるようなドアタイプ揺動式自動料
理器具類洗浄機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるドアタイプ
揺動式自動料理器具類洗浄機は、洗浄すべき料理器具類
を収納した洗浄篭を載置する洗浄篭載置部を有した本体
ベース部と、該本体ベース部に対して開閉できて、開状
態においては前記洗浄篭載置部に対する洗浄篭の出し入
れを可能とし、閉状態においては内部に洗浄室空間を作
り出すドア部と、前記洗浄室空間内において前記洗浄篭
載置部を挟んで上下に配置され該洗浄篭載置部に載置さ
れた洗浄篭に対して洗浄水を噴射する上部洗浄水噴射ノ
ズルおよび下部洗浄水噴射ノズルとを備えており、前記
洗浄篭載置部には、洗浄篭を載置した状態で該洗浄篭と
共に前記上部および下部洗浄水噴射ノズルからの洗浄水
の噴射方向を横切る方向に揺動させられる揺動部が設け
られていることを特徴とする。
【0006】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
揺動部は、前記本体ベース部に固定されたレール手段
と、該レール手段にそってスライド可能に取り付けられ
ていて洗浄篭を載置しうるスライド手段と、該スライド
手段を前記レール手段にそって往復スライドさせるため
の駆動手段とを備える。
【0007】本発明の別の実施の形態によれば、前記洗
浄室空間内には、前記洗浄篭載置部を挟んで上下に配置
され該洗浄篭載置部に載置された洗浄篭に対してすすぎ
水を噴射する上部すすぎ水噴射ノズルおよび下部すすぎ
水噴射ノズルがさらに設けられており、前記上部および
下部洗浄水噴射ノズルの噴射パワーは、前記上部および
下部すすぎ水噴射ノズルの噴射パワーより相当に高く設
定されている。
【0008】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記洗浄篭載置部の下方には、該洗浄篭載置部に載置さ
れた洗浄篭に対して噴射させられた洗浄水を収集する位
置に排水循環用タンクが配置されており、該排水循環用
タンク内に収集された使用済みの洗浄水を再利用できる
ようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳
細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例としてのドアタ
イプ揺動式自動料理器具類洗浄機を示す概略正面図であ
り、図2は、図1の洗浄機の概略側面図である。これら
図1および図2に略示されるように、この実施例のドア
タイプ揺動式自動料理器具類洗浄機は、洗浄すべき料理
器具類を収納した洗浄篭1を載置する洗浄篭載置部を有
した本体ベース部10と、この本体ベース部10に対し
て開閉できて、開状態においては洗浄篭載置部に対する
洗浄篭1の出し入れを可能とし、閉状態においては内部
に洗浄室空間を作り出すドア部20と、洗浄室空間内に
おいて洗浄篭載置部に載置された洗浄篭1に対して洗浄
水を噴射する上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部洗
浄水噴射ノズル12B並びにすすぎ水を噴射する上部す
すぎ水噴射ノズル13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズル
13Bとを備えている。この実施例では、上部洗浄水噴
射ノズル12A、下部洗浄水噴射ノズル12B、上部す
すぎ水噴射ノズル13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズル
13Bは、圧力噴射回転ノズルの形とされている。
【0011】本体ベース部10は、厨房等の床面上に設
置するに適した脚部を有し、内部には、洗浄に使用され
る洗浄水を受けて循環させて使用したり、すすぎに使用
されるすすぎ水を受けて排水したりするための排水循環
用タンク11が形成されている。本体ベース10の側部
には、洗浄水を供給するための洗浄水供給口12Cおよ
びすすぎ水を供給するためのすすぎ水供給口13Cが設
けられており、本体ベース10の内部の下部には、洗浄
水供給口12Cから供給される洗浄水を上部洗浄水噴射
ノズル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル12Bへと圧
送すると共に、排水循環用タンク11に受け取られた洗
浄水を上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部洗浄水噴
射ノズル12Bへと再循環させるための洗浄循環用ポン
プ14Aおよびすすぎ水供給口13Cから供給されるす
すぎ水を上部すすぎ水噴射ノズル13Aおよび下部すす
ぎ水噴射ノズル13Bへと圧送するためのすすぎ用ポン
プ14Bが配設されている。また、排水循環用タンク1
1の底部には、排水口15が設けられている。さらにま
た、本体ベース部10の前面側には、操作パネル16が
配設されている。
【0012】一方、ドア部20には、ドアハンドル21
が設けられており、このドア部20は、作業者が、この
ドアハンドル21を操作することにより、図2において
実線で示した閉位置と、一点鎖線で示した開位置との間
で、自在に開閉できるようにされている。このドア部2
0の開閉機構そのものは、従来のドアタイプ自動洗浄機
の構成と同様のものでよいので、これ以上詳述しない。
【0013】次に、本体ベース部10に設けられた洗浄
篭載置部の詳細構造について、特に、図3から図5を参
照して説明する。図3は、図1および図2に全体構成を
示した本発明のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機
の洗浄篭載置部を示す部分拡大平面図であり、図4は、
図3の洗浄篭載置部の部分縦断面図であり、図5は、図
3の洗浄篭載置部の部分横断面図である。図3によく示
されるように、この洗浄篭載置部には、本体ベース部1
0の排水循環用タンク11の周辺にそって水平且つ平行
に本体ベース部10に固定的に取り付けられ、レール手
段を構成するL字形チャンネル部材30が設けられてい
る。これらL字形チャンネル部材30の垂直脚部には、
複数個のローラ31が回転自在に取り付けられている。
また、これらL字形チャンネル部材30の垂直脚部の両
端部の近くには、樹脂製のスライダ32が取り付けられ
ている。
【0014】各L字形チャンネル部材30には、そこに
取り付けられたローラ31の上に乗るスライド手段とし
ての、ほぼコ字形のチャンネル部材40が設けられてい
る。図3によく示されるように、これらコ字形チャンネ
ル部材40の端部は、端部チャンネル部材41によって
接続されており、これらコ字形チャンネル部材40は、
ローラ31に乗って一体的にスライド可能なものとされ
ている。このようなコ字形チャンネル部材40のスライ
ド移動は、L字形チャンネル部材30に取り付けられた
樹脂製スライダ32の滑動面によるガイド作用により、
がたつくことなく、スムースに行われるようにされてい
る。また、各コ字形チャンネル部材40の上面には、適
当な間隔を置いてストッパ部材44が設けられている。
【0015】図3および図4によく示されているよう
に、端部チャンネル部材41の中央部の側部には、ドラ
イベアリング43を収納した接続部42が取り付けられ
ている。また、この接続部42に整列した位置で、これ
より若干下方に位置する本体ベース部10の固定部分に
は、駆動手段50が取り付けられている。この実施例で
は、駆動手段50は、本体ベース部10の固定部分に形
成された開口に対して下方から挿入固定されうる下部ナ
ット51と、この下部ナット51に対して上方からねじ
締め係合させられる上部ナット52と、これら下部ナッ
ト51と上部ナット52とで構成される軸受によって軸
承される駆動軸53と、この駆動軸53の上端に一端を
接続されるリンク54と、一端に接続部42のドライベ
アリング43に軸承される軸57を有したリンク55
と、リンク54の他端とリンク55の他端とを回動自在
に接続する接続ピン56とを備えている。
【0016】図4によく示されるように、下部ナット5
1には、ドライベアリング51Aが収納されており、下
部ナット51の上部の外周には、雄ねじ51Bが切られ
ている。一方、上部ナット52にも、ドライベアリング
52Bが収納されており、上部ナット52の下面には、
Oリング52Aを納める溝が形成されており、且つ、内
周面には、下部ナット51の雄ねじ51Bに係合する雌
ねじ52Cが形成されている。さらに、この上部ナット
52の上部内周には、オイルシール52Dを納める溝が
形成されている。
【0017】これら下部ナット51、上部ナット52お
よび駆動軸53を、本体ベース部10の固定部分に対し
て取り付けるには、先ず、下部ナット51を本体ベース
部10の固定部分の所定位置に形成された開口へ下方か
ら挿入するようにして固定する。次に、駆動軸53を下
部ナット51のドライベアリング51Aに通すようにし
て上方から、下部ナット51内へと挿入しておく。次い
で、本体ベース部10の固定部分より上方へと突き出た
駆動軸53の上部が、上部ナット52のドライベアリン
グ52Bおよびオイルシール52Dに挿通されるように
して、上部ナット52の雌ねじ52Cを下部ナット51
の雄ねじ51Bへとねじ込むようにしていく。上部ナッ
ト52と下部ナット51とが、本体ベース部10の固定
部分をしっかりと挟み込むようなところまで、上部ナッ
ト52をねじ込むことにより、駆動軸53の本体ベース
部10の固定部分への取り付けを完了することができ
る。
【0018】この状態においては、駆動軸53は、ドラ
イベアリング51Aおよび52B内にて自由に回転しう
るが、Oリング52Aおよびオイルシール52Dによ
り、洗浄水等が軸受け内部へとしみ込むようなことはな
い。このように回転自在に取り付け固定された駆動軸5
3の上端に、リンク54の一端を固定接続し、リンク5
5の軸57を、接続部42のドライベアリング43へと
挿通させた状態で、リンク54の他端とリンク55の他
端とを、接続ピン56にて、回動自在に接続する。
【0019】本体ベース部10の底部には、駆動手段5
0の動力源を構成するモータ60が設けられており、こ
のモータ60の回転軸には、トルクリミター61を介し
て回転プーリ62が取り付けられている。一方、駆動軸
53の下端部にも、回転プーリ64が取り付けられてい
る。回転プーリ62と回転プーリ64との間に駆動チェ
ーン63を掛けることにより、モータ60を付勢するこ
とにより、駆動軸53を所望の速度で回転駆動させるこ
とができる。駆動軸53が回転させられると、図3に矢
印Rで示すように、リンク54が駆動軸53を中心とし
て回転させられる。リンク54の回転は、接続ピン56
を介して接続されたリンク55の作用および接続部42
によるリンク55の軸57の軸承の作用による、いわゆ
るクランク作用のため、端部チャンネル部材41、した
がって、コ字形チャンネル部材40は、図4に二点鎖線
で示すように、矢印Pの方向にて、往復スライドさせら
れることになる。このような往復スライドの距離は、リ
ンク54とリンク55のクランク実効長によって決まっ
てくる。なお、この実施例では、揺動部は、主として、
L字形チャンネル部材30と、コ字形チャンネル部材4
0と、駆動手段50とから構成されている。
【0020】次に、図1および図2に全体構成を示した
本発明のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の上部
洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル1
2Bと、これら噴射ノズル12Aおよび12Bへ洗浄水
を圧送する洗浄循環用ポンプ14Aとを含む洗浄水噴射
系統の詳細構成および動作について説明する。図6は、
図1および図2に全体構成を示した本発明のドアタイプ
揺動式自動料理器具類洗浄機の構成のうち洗浄水噴射系
統の構成を主として示す斜視図である。この図6に良く
示されているように、上部洗浄水噴射ノズル12Aおよ
び下部洗浄水噴射ノズル12Bと洗浄循環用ポンプ14
Aとの間に配管71が配設されている。洗浄循環用ポン
プ14Aが作動させられるときには、洗浄水が洗浄水供
給口12Cから配管71を通して、上部洗浄水噴射ノズ
ル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル12Bへと圧送さ
せられて、各ノズル12Aおよび12Bに設けられた複
数のノズル穴から洗浄水が噴射させられる。このとき、
各ノズル12Aおよび12Bは、各ノズル穴から洗浄水
が噴出される反作用力にてその回転軸を中心にして、例
えば、図6において矢印Aで示すような方向に回転駆動
させられるようになる。また、上部洗浄水噴射ノズル1
2Aに設けられた複数のノズル穴の形状は、洗浄水が斜
め下方へと噴射させられるようにするものとされてお
り、下部洗浄水噴射ノズル12Bに設けられた複数のノ
ズル穴の形状は、洗浄水が斜め上方へと噴射させられる
ようにするものとされている。洗浄循環用ポンプ14A
には、排水循環用タンク11との間を接続する配管72
も接続されており、洗浄循環用ポンプ14Aは、排水循
環用タンク11に受け入れらた洗浄水を、上部洗浄水噴
射ノズル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル12Bへと
再循環させて再度洗浄のため噴射させるように動作でき
るものとされている。排水循環用タンク11には、オー
バーフロー用配管73が接続されている。
【0021】次に、図1および図2に全体構成を示した
本発明のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の上部
すすぎ水噴射ノズル13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズ
ル13Bと、これら噴射ノズル13Aおよび13Bへす
すぎ水を圧送するすすぎ用ポンプ14Bとを含むすすぎ
水噴射系統の詳細構成および動作について説明する。図
7は、図1および図2に全体構成を示した本発明のドア
タイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の構成のうちすすぎ
水噴射系統の構成を主として示す斜視図である。この図
7に良く示されているように、上部すすぎ水噴射ノズル
13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズル13Bとすすぎ用
ポンプ14Bとの間に配管81が配設されている。すす
ぎ用ポンプ14Bが作動させられるときには、すすぎ水
がすすぎ水供給口13Cから配管81を通して、上部す
すぎ水噴射ノズル13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズル
13Bへと圧送させられて、各ノズル13Aおよび13
Bに設けられた複数のノズル穴からすすぎ水が噴射させ
られる。このとき、各ノズル13Aおよび13Bは、各
ノズル穴からすすぎ水が噴出される反作用力にてその回
転軸を中心にして、例えば、図7において矢印Bで示す
ような方向に回転駆動させられるようになる。また、上
部すすぎ水噴射ノズル13Aに設けられた複数のノズル
穴の形状は、すすぎ水が斜め下方へと噴射させられるよ
うにするものとされており、下部すすぎ水噴射ノズル1
3Bに設けられた複数のノズル穴の形状は、すすぎ水が
斜め上方へと噴射させられるようにするものとされてい
る。
【0022】次に、前述したような構成を有する本発明
のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機にて、フィレ
ネット、チキンネット、デップポット、トング、オイル
フィルター等の特に汚れの強い料理器具類の洗浄を行う
場合の全体動作について説明する。作業者は、ドアハン
ドル21を把持してドア部20を図2で一点鎖線で示す
位置へと引き上げることにより、ドア部を開状態とす
る。次いで、図5に部分拡大断面図に略示するように、
洗浄すべき料理器具類1Aを収納した専用の洗浄篭1
を、本体ベース部10の洗浄篭載置部に載置する。この
場合において、作業者は、洗浄篭1の両側が、図5に示
されるように、対応するコ字形チャンネル部材40の上
面に設けられたストッパ部材44の間に納まるようにし
ておく。
【0023】このようにして、一度に洗浄すべき料理器
具類1Aを収納した洗浄篭1の全て(図1に例示するよ
うに、この実施例では、2個の洗浄篭)を本体ベース部
10の洗浄篭載置部へ載置した後、ドアハンドル21を
把持して、ドア部20を引き下げて、閉状態とする。次
に、作業者は、本体ベース部10の前面側に配設された
操作パネル16における適当な操作ボタンを押すことに
より、洗浄循環用ポンプ14Aを付勢させて、上部洗浄
水噴射ノズル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル12B
から本体ベース部10の洗浄篭載置部に載置された洗浄
篭1内に収納された料理器具類1Aに対して上下方向か
ら洗浄水が噴射させられるようにすると共に、揺動部の
駆動手段50のモータ60も付勢するようにする。
【0024】モータ60が付勢されることにより、前述
したようなリンク54とリンク55とのクランク作用に
より、スライド手段としてのコ字形チャンネル40が、
レール手段としてのL字形チャンネル部材30にそっ
て、図3および図4に矢印Pで示すように往復動させら
れる。このようなコ字形チャンネル部材40の往復動に
より、このコ字形チャンネル部材40の上に載置された
洗浄篭1も一緒に往復動させられることになる。洗浄篭
1のこのような揺動により、内部に収納された料理器具
類1Aは、上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部洗浄
水噴射ノズル12Bからの洗浄水の噴射方向を横切るよ
うにされるので、洗浄水は、万遍なく料理器具類の表面
に衝突して、より十分な洗浄作用を果たすことになる。
【0025】フィレネット、チキンネット、デップポッ
ト、トング、オイルフィルター等の料理器具類は、使用
により強い汚れ、例えば、クラッキング等の浸漬しなけ
れば落ち難いような汚れがついているものであるので、
これら頑固な汚れをきれいに落とすことができるよう
に、本発明では、上部洗浄水噴射ノズル12Aに加え
て、下部洗浄水噴射ノズル12Bを設けている。これに
加えて、上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部洗浄水
噴射ノズル12Bに設けるノズル穴のサイズをより大き
なものとし、これら上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび
下部洗浄水噴射ノズル12Bへ洗浄水を圧送する洗浄循
環用ポンプ14Aとして、より大容量、例えば、3.7
kWのポンプを使用してノズル穴からより強力な洗浄水
の噴射が行われるようにする必要がある。さらにまた、
洗浄のための洗浄水の噴射時間を長くとる必要もあり、
このように洗浄水の噴射時間を長くした場合には、消費
される洗浄水の量も大量なものとなってしまう。したが
って、この実施例では、一度噴射された洗浄水を排水循
環用タンク11に集めておき、こうして集めた一度使用
された洗浄水を、配管72を通して洗浄循環用ポンプ1
4Aにて再度、上部洗浄水噴射ノズル12Aおよび下部
洗浄水噴射ノズル12Bへと圧送して洗浄のために再使
用するようにしている。こうすることにより、強力な噴
射を長時間続けても、洗浄水の消費量を節約できる。な
お、このような洗浄水の再使用を行う場合には、タンク
11内に集められた洗浄水に混ざった汚物が洗浄循環用
ポンプ14Aの方へ行かないようにするため、配管72
にフィルターを設けておく必要がある。
【0026】このドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄
機は、このような洗浄工程を所定時間の間継続した後、
洗浄循環用ポンプ14Aを停止して、上部洗浄水噴射ノ
ズル12Aおよび下部洗浄水噴射ノズル12Bへの洗浄
水の圧送を停止する。次いで、すすぎ用ポンプ14Bを
付勢して、上部すすぎ水噴射ノズル13Aおよび下部す
すぎ水噴射ノズル12Bから本体ベース部10の洗浄篭
載置部に載置された洗浄篭1内に収納された料理器具類
1Aに対して上下方向からすすぎ水が噴射させられるよ
うにする。このようなすすぎ洗い工程においても、揺動
部による洗浄篭の揺動により、すすぎ洗いの効果をも向
上させることができる。
【0027】料理器具類に付着した頑固な汚れは、前述
したような強力且つ長時間に亘る洗浄工程において落と
されているので、すすぎ洗い工程におけるすすぎ水の噴
射はそれほど強力である必要もなければ、それほど長時
間に亘る必要もない。したがって、上部すすぎ水噴射ノ
ズル13Aおよび下部すすぎ水噴射ノズル13Bに設け
るノズル穴のサイズはそれほど大きくする必要はなく、
また、これら上部すすぎ水噴射ノズル13Aおよび下部
すすぎ水噴射ノズル13Bへすすぎ水を圧送するすすぎ
用ポンプ14Bもそれほど大容量である必要はなく、例
えば、0.25kWのポンプ程度でよい。
【0028】このようなすすぎ洗い工程は、その前の洗
浄工程において排水循環用タンク11に使用済みの洗浄
水が溜まった状態において、継続して行ってもよい。こ
の場合には、噴射されて排水循環用タンク11へ集めら
れてくるすすぎ水のため排水循環用タンク11の水位が
上昇してオーバーフロー用配管73のレベルとなるとき
には、このオーバーフロー用配管73を通して排水され
る。こうする場合には、すすぎ洗い工程の終了時点で、
排水循環用タンク11に貯められた水を、そのまま洗浄
工程の洗浄水として利用でき、洗浄水のさらなる節約を
行うことができる。勿論、洗浄工程の終了後、排水循環
用タンク11内に溜まった水を、排水口15を開いて全
部排水してしまってから、すすぎ工程を開始してもよ
い。
【0029】作業者は、このようなすすぎ洗いの完了後
に、ドアハンドル21を把持してドア20を引き上げて
開状態として、内部から洗浄篭1を引き出して、洗浄済
みの料理器具類1Aを適当な保管場所へと移すようにす
ればよい。
【0030】前述した実施例では、噴射ノズルを圧力噴
射回転ノズルとしたのであるが、本発明は、これに限ら
ず、任意の噴射ノズルとすることができ、例えば、回転
しないような噴射ノズルを使用してもよい。
【0031】
【発明の効果】洗浄水の噴射時において、上下の噴射ノ
ズルから洗浄水の噴射が行われると共に、それら洗浄水
の噴射方向を横切る方向において洗浄篭が揺動させられ
ることにより、より高い洗浄効果を得ることができるの
で、食器類ばかりでなく、フィレネット、チキンネッ
ト、デップポット、トング、オイルフィルター等の料理
器具類の強い汚れも落とすことができる。
【0032】前述した実施例の如く、洗浄水噴射ノズル
とすすぎ水噴射ノズルとを別個に設けることにより、洗
浄水噴射ノズルの噴射パワーを頑固な汚れの洗浄に適し
た大きなものとし、すすぎ水噴射ノズルの噴射パワーを
比較的に小さなものに抑えることにより、無駄のない効
果的な洗浄仕上げを行うようにすることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのドアタイプ揺動式自
動料理器具類洗浄機を示す概略正面図である。
【図2】図1の洗浄機の概略側面図である。
【図3】図1および図2に全体構成を示した本発明のド
アタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の洗浄篭載置部を
示す部分拡大平面図である。
【図4】図3の洗浄篭載置部の部分縦断面図である。
【図5】図3の洗浄篭載置部の部分横断面図である。
【図6】図1および図2に全体構成を示した本発明のド
アタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の構成のうち洗浄
水噴射系統の構成を主として示す斜視図である。
【図7】図1および図2に全体構成を示した本発明のド
アタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機の構成のうちすす
ぎ水噴射系統の構成を主として示す斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄篭 1A 料理器具類 10 本体ベース部 11 排水循環用タンク 12A 上部洗浄水噴射ノズル 12B 下部洗浄水噴射ノズル 12C 洗浄水供給口 13A すすぎ水噴射ノズル 13B すすぎ水噴射のずる 13C すすぎ水供給口 14A 洗浄循環用ポンプ 14B すすぎ用ポンプ 15 排水口 16 操作パネル 20 ドア部 21 ドアハンドル 30 L字形チャンネル部材 31 ローラ 32 樹脂製スライダ 40 コ字形チャンネル部材 41 端部チャンネル部材 42 接続部 44 ストッパ部材 50 駆動手段 51 下部ナット 52 上部ナット 53 駆動軸 54 リンク 55 リンク 56 接続ピン 57 軸 60 モータ 61 トルクリミター 62 回転プーリ 63 駆動チェーン 64 回転プーリ 71 配管 72 配管 73 オーバーフロー管 81 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべき料理器具類を収納した洗浄篭
    を載置する洗浄篭載置部を有した本体ベース部と、該本
    体ベース部に対して開閉できて、開状態においては前記
    洗浄篭載置部に対する洗浄篭の出し入れを可能とし、閉
    状態においては内部に洗浄室空間を作り出すドア部と、
    前記洗浄室空間内において前記洗浄篭載置部を挟んで上
    下に配置され該洗浄篭載置部に載置された洗浄篭に対し
    て洗浄水を噴射する上部洗浄水噴射ノズルおよび下部洗
    浄水噴射ノズルとを備えており、前記洗浄篭載置部に
    は、洗浄篭を載置した状態で該洗浄篭と共に前記上部お
    よび下部洗浄水噴射ノズルからの洗浄水の噴射方向を横
    切る方向に揺動させられる揺動部が設けられていること
    を特徴とするドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記揺動部は、前記本体ベース部に固定
    されたレール手段と、該レール手段にそってスライド可
    能に取り付けられていて洗浄篭を載置しうるスライド手
    段と、該スライド手段を前記レール手段にそって往復ス
    ライドさせるための駆動手段とを備える請求項1に記載
    のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記洗浄室空間内には、前記洗浄篭載置
    部を挟んで上下に配置され該洗浄篭載置部に載置された
    洗浄篭に対してすすぎ水を噴射する上部すすぎ水噴射ノ
    ズルおよび下部すすぎ水噴射ノズルがさらに設けられて
    おり、前記上部および下部洗浄水噴射ノズルの噴射パワ
    ーは、前記上部および下部すすぎ水噴射ノズルの噴射パ
    ワーより相当に高く設定されている請求項1または2に
    記載のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記洗浄篭載置部の下方には、該洗浄篭
    載置部に載置された洗浄篭に対して噴射させられた洗浄
    水を収集する位置に排水循環用タンクが配置されてお
    り、該排水循環用タンク内に収集された使用済みの洗浄
    水を再利用できるようにした請求項1または2または3
    に記載のドアタイプ揺動式自動料理器具類洗浄機。
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