JP2002157416A - 期待値算出方法、期待値算出装置、期待値算出処理プログラムを記憶する記憶媒体及びコンピュータプログラム製品 - Google Patents

期待値算出方法、期待値算出装置、期待値算出処理プログラムを記憶する記憶媒体及びコンピュータプログラム製品

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JP2002157416A
JP2002157416A JP2000350614A JP2000350614A JP2002157416A JP 2002157416 A JP2002157416 A JP 2002157416A JP 2000350614 A JP2000350614 A JP 2000350614A JP 2000350614 A JP2000350614 A JP 2000350614A JP 2002157416 A JP2002157416 A JP 2002157416A
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insurance
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Yoshihisa Fujiwara
敬久 藤原
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 期待値を求めるために必要な全ての条件値が
得られなくても、一応の期待値を求めることができるよ
うにする。 【解決手段】 期待値を導き出すための条件値の入力を
許容し、入力された条件値をメモリ領域101にレジス
トし、プロセッサの処理によって、期待値を導き出すた
めに必要な全ての条件値である必要条件値のうち入力ス
テップで入力されてメモリ領域101にレジストされた
条件値が満たさない条件値を推定し、必要条件値に基づ
いて期待値を算出する。これにより、入力された条件値
について全ての必要条件値が満たされない場合であって
も、その満たされない条件値を推定し、入力された条件
値と推定された条件値とによって充足する必要条件値に
基づいて期待値を算出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された条件
値、例えば、自動車保険の保険料を試算するために必要
な諸条件の値に基づいて、期待値、例えば、自動車保険
の保険料を導き出す期待値算出方法、期待値算出装置、
期待値算出プログラムを記憶する記憶媒体及びコンピュ
ータプログラム製品に関する。
【0002】
【従来の技術】条件値に基づいて期待値を導き出す手法
は、従来から様々な分野で実用化されている。その一例
としては、各種の条件に応じて売値が決定されるような
商品の金額を導き出す手法としての利用例がある。例え
ば、各種の損害賠償保険や生命保険等のような保険とい
う商品を考えると、その保険料は、保険加入者に関する
各種の諸条件が複雑に関係して決定される性質を有して
おり、保険料という期待値を単純に求めることはできな
い。そこで、保険の分野では、従来から、条件値である
保険料を導き出すために必要な諸条件に基づいて期待値
である保険料を導き出す、ということが必要となってい
る。
【0003】なお、ここでの「期待値」というのは、技
術用語として用いられているわけではなく、単に、条件
値に基づいて導き出されること自体が期待される値を意
味している。つまり、導き出されること、算出されるこ
と、あるいは試算されること自体が期待されており、こ
の期待に応じて導き出され、算出され、あるいは試算さ
れた値が期待値である。したがって、「期待値」には、
その値そのものが期待されている値であるというような
意味を持たない。その意味からいって、上述した試算後
の保険料は決定値として認識可能であるが、この決定値
も期待値の範疇に含まれる。このような「期待値」の概
念は、本明細書の全体を通じて共通である。
【0004】ここで、保険という商品の場合、期待値で
ある保険料を試算するに際し、多くの条件値が複雑に関
係していることから、その分野において相当に習熟した
者でなければ保険料を正確に求めることができない。そ
こで、保険の分野では、コンピュータによる情報処理技
術を利用し、期待値である保険料を導き出すようにして
いるのが一般的である。
【0005】一方、自動車保険(自動車損害賠償保険、
車両保険等)の分野では、近年におけるインターネット
の普及に伴い、インターネット上で保険料を算出して提
示するようなことも実際に行なわれている。つまり、条
件値である保険料を導き出すために必要な諸条件の値、
例えば、車種、年式、保険加入希望者の年令等を入力す
るための入力フォームをホームページ上に公開し、見込
み顧客がその入力フォームに諸条件を入力して入力デー
タをサーバに送信した場合、サーバでは、送信された諸
条件に基づいて情報処理技術を利用した保険料の試算を
行ない、試算して得られた保険料をその見込み顧客に提
示する、ということが行なわれている。
【0006】このようなインターネット上での保険料の
試算は、略同一条件における複数保険会社の比較を容易
にし、結果として新規顧客の獲得効果を促進するため、
今後、広く普及していくものと思われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図25は、条件値であ
る諸条件の値に基づいて期待値である自動車保険の保険
料を導き出す処理の内容を示す機能ブロック図である。
サーバ1001において、自動車保険の保険料を導き出
すための諸条件の値である自動車保険料試算データをメ
モリ領域1002に取り込み、その自動車保険料試算デ
ータについてデータチェックを行ない(1003)、全
ての自動車保険料試算データが適正に入力されていれば
保険料試算を行って保険料を決定する(1004)。こ
れに対して、データチェック(1003)の結果、自動
車保険料試算データ中に一項目でも不備があればエラー
となる。この場合、自動車保険料試算データを入力フォ
ームに入力した見込み顧客に、保険料試算が不可能であ
ることを警告し、データが正しく入力されない限り計算
を行わない。
【0008】ところが、インターネット上での保険料の
試算は、新規顧客の獲得効果を狙った情報提供サービス
であり、保険料を正確に求めることを最大の目的とする
ものではない。このため、自動車保険料試算データ中に
一項目でも不備があればエラーとし、保険料試算が可能
となるまで見込み顧客に警告していたのでは、見込み顧
客も嫌気がさし、保険料の試算値を得る前にトライが中
止されてしまう可能性がある。これでは、新規顧客の獲
得という本来の目的を果たすことができなくなってしま
うばかりか、その保険会社に対する印象が悪くなり、か
えって逆効果になってしまうおそれもある。
【0009】特に、インターネット上での保険料の試算
に際しては、見込み顧客から自動車保険料試算データを
獲得する手法として、保険の外交員やアドバイザーとの
対話の中から自動車保険料試算データを引き出す場合と
異なり、専ら、見込み顧客がホームページ上に提供され
た入力フォームに必要な諸条件の値を入力させるだけと
いう手法が採用されているに過ぎない。しかも、自動車
保険料試算データには車両の型式等のような専門性が高
いデータが含まれている。このようなことから、自動車
保険料試算データの全ての項目を見込み顧客自身に正し
く入力させるというのは、いささか無理がある。
【0010】本発明の目的は、期待値を求めるために必
要な全ての条件値が得られなくても、一応の期待値を求
めることができるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、期待値算出方
法、期待値算出装置又は期待値算出処理プログラムを記
憶する記憶媒体として規定され、本発明の方法、装置及
び処理プログラムは、期待値を導き出すための条件値の
入力を許容し、入力された条件値をメモリ領域にレジス
トし、プロセッサの処理によって、期待値を導き出すた
めに必要な全ての条件値である必要条件値のうち、入力
ステップで入力されてメモリ領域にレジストされた条件
値が満たさない条件値を推定し、プロセッサの処理によ
って、必要条件値に基づいて期待値を算出する。
【0012】したがって、入力された条件値について全
ての必要条件値が満たされない場合であっても、その満
たされない条件値が推定され、入力された条件値と推定
された条件値とによって充足する必要条件値に基づいて
期待値が算出される。
【0013】このような本発明において、入力値は、例
えば、通信ネットワーク上に条件値の入力を許容する入
力画面を公開し、入力画面をブラウズする通信端末から
入力画面に入力された条件値を通信ネットワークを介し
て獲得する。
【0014】また、本発明の適用例として、期待値を自
動車保険の保険料の金額として、条件値を保険料の金額
を導き出すために必要な諸条件の値とすることができ
る。この場合、期待値の算出に際し、車両価格標準デー
タに基づいて保険料の金額を期待値として算出すること
ができる。
【0015】また、条件値の推定に際しては、条件値に
ついてデフォルト値を設定し、入力ステップで入力され
た条件値が満たさない条件値をデフォルト値と推定する
ことや、入力ステップで入力された条件値に基づいて、
必要条件値のうち入力ステップで入力された条件値が満
たさない条件値を推定することが可能である。特に、入
力ステップで入力された条件値に基づいて、必要条件値
のうち入力ステップで入力された条件値が満たさない条
件値を推定する場合には、e−CRMの手法を用いるこ
とが好適である。
【0016】さらに、算出した期待値は、この期待値を
算出する基礎となった条件値を入力した通信端末にのみ
提供することが好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図24に基づいて説明する。本実施の形態は、自動車
保険の保険料試算を行なう場合において、自動車保険の
保険料の試算金額、つまり試算された自動車保険の保険
料を期待値として求める方法、装置、プログラムを記憶
する記憶媒体及びコンピュータプログラム製品への適用
例である。
【0018】ここで、本実施の形態の処理は、マイクロ
プロセッサとメモリとを備え、例えばハードディスクの
ような情報記憶媒体に格納されたプログラムに従いマイ
クロプロセッサがメモリのワークエリアを利用しながら
各種の処理を実行していくコンピュータによって提供さ
れる。ハードディスクに格納されたプログラムの全部又
は一部は、コンピュータの立ち上げ時やそのプログラム
の立ち上げ時にメモリ中のRAM領域にコピーされ、マ
イクロプロセッサは、RAMとの間でのシステムバスを
介しての情報の送受信によってプログラムにしたがった
処理を実行する。
【0019】ここで、プログラムは、一般的にはハード
ディスクに記憶され、その使用時、必要に応じてRAM
にコピーされて使用されるが、実施に当たっては、別の
用いられ方をしても良い。例えば、ROMに予め記憶さ
れていたり、EPROM又はEEPROM等の書き換え
可能な記憶領域に記憶保存されていたりしても良い。ま
た、必要に応じてCD−ROM、CD−R、DVD、M
D等の光メディアに記憶されていても良い。さらに、ハ
ードディスクに格納される前の段階として、例えばパッ
ケージソフト等の形態で流通することも可能である。こ
の場合のプログラム記憶媒体としては、例えば、CD−
ROMが一般的に想定できるが、他の光メディアやFD
等の磁気記憶メディア等、各種の情報記憶媒体を用いる
ことができる。
【0020】本実施の形態の発明を説明する上で、図1
ないし図8に各種の機能ブロック図を用いるが、これら
の機能ブロック図は、プログラムに従いマイクロプロセ
ッサがメモリ領域を用いながら実行する処理を機能とし
て捉え、この機能をブロック化した図である。この機能
を実現するための処理については、必要に応じて図9な
いし図23にフローチャートとして示す。
【0021】なお、本実施の形態で用いられるコンピュ
ータそのものについては、一般的に普及しているコンピ
ュータと異なる点が無いため、その図示や詳細な説明を
省略する。
【0022】まず、本実施の形態の発明の概略を図1な
いし図6に基づいて説明する。
【0023】図1は、条件値である諸条件の値に基づい
て期待値である自動車保険の試算額を導き出す処理の内
容を示す機能ブロック図である。図1中、自動車保険の
保険料を試算するために必要な自動車保険料試算データ
がメモリ領域101に格納されている。このメモリ領域
101への自動車保険料試算データの入力方法(入力ス
テップ、入力手段、入力機能)は、周知のあらゆる方法
が利用可能である。図7以降で紹介する詳細内容におい
てはインターネットの利用を示唆するが、インターネッ
トを通じたデータ入力の他、あらゆる種類のデータ入力
が許容される。
【0024】メモリ領域101に格納された自動車保険
料試算データは、データ補正部102においてデータ補
正処理を施され(推定ステップ、推定手段、推定機
能)、その後段に控える保険料試算部103において保
険料試算のための処理(期待値算出ステップ、期待値算
出手段、期待値算出機能)に利用される。
【0025】ここで特筆すべきは、データ補正部102
において、メモリ領域101に格納された自動車保険料
試算データ中、致命的なエラー、例えば、何のデータも
ないというような場合以外は、エラー処理がされないと
いう点である。つまり、致命的でないエラー、例えば、
車名がないとか、型式がないとかいうようなエラーの場
合には、データ補正部102において推定可能なものは
推定したり、予めデフォルト設定できるものはデフォル
ト値を用いたりして、エラーの補正処理を施して不足す
る自動車保険料試算データを補完した上で、データ補完
後の自動車保険料試算データを保険料試算部103に提
供する、という処理が実行される。
【0026】そこで、保険料試算部103には、現実に
正しいかどうかは別として、自動車保険の保険料、つま
り保険料の算出に必要な全ての項目が提供される。保険
料試算部103では、そのような瑕疵がない自動車保険
料試算データに基づいて保険料算定処理を実行し、保険
料を試算する。ここで、自動車保険料試算データに基づ
いて保険料算定処理を実行し、保険料を試算する処理に
ついては、既に実施されている公知の処理であるため、
その説明は省略する。
【0027】図2は、推定処理(データ補正処理)の内
容を示す機能ブロック図である。図2に示すように、デ
ータ補正部102では、必要項目の有無や必要項目が半
角入力されているか等を判定するデータチェック処理1
02aと、人手で行なうと気が付く程度の補正処理10
2bと、ちょっと気が利く人が行なう補正処理102c
と、人工知能を利用したユーザ期待値の算出処理102
dとが実行される。人手で行なうと気が付く程度の補正
処理102b、ちょっと気が利く人が行なう補正処理1
02c及び人工知能を利用したユーザ期待値の算出処理
102dについては、図3ないし図5に示す具体例によ
ってその説明を行なう。
【0028】図3は、推定処理(データ補正処理)中、
人手で行なうと気が付く程度の補正処理102bの一例
を示す機能ブロック図である。
【0029】図3(a)では、型式「GX81」、車名
「マルクII」と入力された例を示す。後述するように、
自動車保険中の車両保険については、どの保険会社で
も、特定団体から供給された共通のデータ、例えば、ア
ウダテックス株式会社の車両価格標準データを用いて保
険料計算を行なっている。そこで、例えば、「マルクI
I」(架空の車名)という名称で流通して普及している
車両が、車両価格標準データ中において、「マルク2」
と登録されている事例について考える。この場合、保険
料試算部103での保険料試算に際しては、「マルク
2」という車名で入力されていなければならない。そこ
で、一般に普及している「マルクII」という車名が入力
された場合、データ補正部102では、その名称を「マ
ルク2」に補正する。このような補正は、データ補正部
102が、正式名称とこの正式名称に対して予測される
非正式名称とを対応付けたデータベースを備えることに
より、容易に行なわれる。別の実施例としては、車両価
格標準データを参照することで、車名と型式との対応関
係に基づいて、あるいは、車名と型式と入力データとに
基づく言語解析処理に基づいて、そのような補正処理を
容易に行なうことができる。この場合の推定処理の手法
自体は、公知のあらゆる手法を用いることが可能であ
る。
【0030】図3(b)では、年令に「20歳」が入力
され、年令条件が未入力である例を示す。この場合、デ
ータ補正部102では、年令条件を「全年齢」とする補
正を実行する。これは、運転者年齢条件として、全年
齢担保、21歳未満不担保、26歳未満不担保、
30歳未満不担保の4種類が用意されていた場合、年齢
が20歳であれば全年齢担保しか選択し得ないという
判断に基づく。この補正は、年令条件が「全年齢」であ
るというデフォルト値を利用して行なわれる。
【0031】図4は、推定処理(データ補正処理)中、
ちょっと気が利く人が行なう補正処理102cの一例を
示す機能ブロック図である。
【0032】図4(a)は、車名が「セルジオ」、エア
バック及びABS(アンチロックブレーキングシステ
ム)が共に未入力であった場合の例である。「セルジ
オ」(架空の車名)という自動車は、全ての初年度登録
においてその全ての種類についてエアバックとABSと
が標準仕様であると想定した場合、車名に「セルジオ」
と入力されれば、エアバック及びABSは当然に付属し
ていると推定される。そこで、このような場合には、デ
ータ補正部102での補正処理により、「アバック及び
ABSあり」と補正される。この補正は、前述した車両
価格標準データを参照することで、容易に処理可能であ
る。
【0033】図4(b)には、車名が「ソーラ」、初年
度登録が「平成6年」と入力され、型式が未入力である
場合の例を示す。平成6年初年度登録の「ソーラ」(架
空の車名)の型式は「JZZ31」しかない場合、デー
タ補正部102は、車両価格標準データを参照し、型式
「JZZ31」と補正する。
【0034】図5は、推定処理(データ補正処理)中、
人工知能を利用したユーザ期待値の算出処理102dの
一例を示す機能ブロック図である。現在の所、前述した
車両価格標準データに登録されている型式は約5000
種類ほどある。そこで、型式及び初年度登録年月日等の
ような最低限の情報があれば、補償金額等の傾向値を算
出することが可能である。一例として、「マルセデス」
(架空の車名)を新車で購入した人は、車両保険及び人
身傷害保険の付帯率が高く、年齢条件は30歳未満不担
保である場合が90%を占める、という事実があるとす
る。この前提の下、公知の技術である人工知能を利用す
ることで、「マルセデス」そのものや「マルセデス」を
推定することができる情報(例えば型式等)とこれを新
車で購入したことを推定できる情報(例えば初年度登録
年月日等)との入力によって、データ補正部102にお
いて、車両保険及び人身傷害保険の付帯、及び、年齢条
件が30歳未満不担保であること等を推定することがで
きる。
【0035】なお、ここで利用する人工知能自体は周知
技術であるので、その説明は省略する。
【0036】図6は、推定処理(データ補正処理)での
学習機能の内容を示す機能ブロック図である。本実施の
形態は、インターネットでの利用を想定している。そこ
で、一例として、見込み顧客であるユーザがバナー上で
型式等の情報を入力したと仮定した場合、ユーザの期待
値を人工知能で算出し、その結果である保険料及び算出
条件をユーザに提示する。そして、これを見たユーザが
算出条件を変更可能な構成とし、その変更値を傾向値と
してデータ補正部102のデータベース104に取り込
み可能とする。この場合、実際にその条件で保険加入申
込があった場合のデータのみを傾向値としてデータ補正
部102のデータベースに取り込むようにすれば、より
傾向値の正確性が増すことになる。
【0037】このように、本実施の形態では、データ補
正部102に学習型の人工知能が搭載されており、デー
タ補正部102は、ユーザが入力した変更値を傾向値と
して取り込み学習を積み重ねていく構成となっている。
【0038】次いで、本実施の形態の発明のより詳細な
態様を図7ないし図24に基づいて説明する。
【0039】図7は、インターネット上でのより具体的
な構成例を示す機能ブロック図である。本実施の形態で
は、複数の保険会社のサーバ201に接続可能な比較サ
イト202にユーザ203が接続可能な構成となってい
る。この場合のユーザ203は、一般的には、見込み顧
客が使用するパーソナルコンピュータや携帯電話であ
る。つまり、ユーザ203は、比較サイト202に通信
ネットワークとしてのインターネット204を介して接
続可能であり、その比較サイト202は、概算見積条件
入力画面211、概算保険料比較画面212及び保険会
社セレクト画面213をユーザ203に提供する。そし
て、比較サイト202と各保険会社のサーバ201と
は、例えば同一のサーバ内に置かれて相互にデータの送
受信可能であるか、あるいは、通信ネットワークを介し
て接続されてデータの送受信が可能なように構成されて
いる。
【0040】比較サイト202と各保険会社のサーバ2
01とを通信ネットワークを介してデータ送受信可能と
する場合には、インターネットを介してデータを送受信
しても良いが、個人情報の秘密漏洩に対するセキュリテ
ィを考慮すると、専用線を介したデータの送受信を採用
することが好適である。もっとも、比較サイト202と
各保険会社のサーバ201との間でインターネットを介
したデータの送受信を行なう場合には、暗号化処理等で
セキュリティを確保することが望ましい。
【0041】各保険会社のサーバ201には、システム
Aとして、データチェック部311及び概算保険料試算
部312が設けられ、システムBとして、データチェッ
ク部313及び確定保険料試算部314が設けられてい
る。データチェック部311,313は、保険料試算に
必要な自動車保険料試算データが正しく入力されている
かどうかをチェックするデータ処理部であり、保険料試
算部312,314は、そのようなデータチェック部3
11,313でチェック済みの自動車保険料試算データ
に基づいて保険料を試算する。もっとも、システムAの
データチェック部311とシステムBのデータチェック
部313とは、それぞれ機能が同一でも異なっていても
良く、それらの機能はシステムの構築がどのように行わ
れるかに依存している。また、システムAのデータチェ
ック部311及び概算保険料試算部312とシステムB
のデータチェック部313及び確定保険料試算部314
とが同一の機能を有する場合には、同一の機能ブロック
を用いることができる。
【0042】ここで、比較サイト202に接続したユー
ザ203は、概算見積条件入力画面211をブラウズ可
能であり、その概算見積条件入力画面211に自動車保
険料試算データを入力してその画面のまま入力したデー
タを送信可能である。比較サイト202は、概算見積条
件入力画面211に入力された自動車保険料試算データ
を概算見積条件顧客属性として各保険会社のサーバ20
1に送信し、各保険会社のサーバ201では、システム
Aにおけるデータチェック部311及び概算保険料試算
部312によって、入力された自動車保険料試算データ
に基づき保険料を試算する。そして、試算した保険料を
概算保険料として比較サイト202に送信し、比較サイ
ト202では、その概算保険料を概算保険料比較画面2
12としてユーザ203に提供する。この場合のユーザ
203は、その概算保険料に対応する見積依頼を比較サ
イト202に送信したユーザ203であり、当然のこと
ながら、その他のユーザ203に対するその概算保険料
の情報提供は禁止される。これにより、そのユーザ20
3のみが、概算保険料比較画面212をブラウズ可能と
なる(期待値提供ステップ、期待値提供手段、期待値提
供機能)。
【0043】ここで、図7では、保険会社Aのサーバ2
01のみしか示していないが、他の保険会社のサーバ2
01も比較サイト202に接続されており、概算保険料
比較画面212では、各社別に概算保険料がユーザ20
3に提供される。そこで、ユーザ203は、概算保険料
比較画面212で得た情報に基づいて保険会社セレクト
画面213をブラウズし、所望の保険会社を選択するこ
とができる。ここでの選択は、選択する保険会社(図7
では保険会社A)のサーバ201が備えるシステムBへ
の接続である。つまり、比較サイト202は、そのシス
テムBにユーザ203をリンク付けるためのアンカーを
ユーザ203に提供する。
【0044】システムBでは、必要な場合には、データ
チェック部313及び確定保険料試算部314によっ
て、再度、概算保険料の見積処理を実行する。そして、
概算保険料をシステムCの申込処理部315に送信し、
この申込処理部315で自動車保険への申込処理を実行
することが可能である。図6に示す推定処理(データ補
正処理)での学習機能の内容を示す機能ブロックは、一
例として、申込処理部315に設けられている。
【0045】なお、各保険会社のサーバ201は、商品
説明部316を備え、その会社の商品説明を、例えばP
DFファイル形式で比較サイト202の概算保険料比較
画面212に提供可能である。
【0046】図8は、インターネット上で実行される、
条件値である諸条件の値に基づいて期待値である自動車
保険の保険料を導き出す処理の内容を示す機能ブロック
図である。この機能ブロックは、各保険会社のサーバ2
01に設けられており、基本的には、図1に例示した機
能と同様の機能を奏する。つまり、インターネット20
4を介してユーザ203より比較サイト202を経由し
て送信された見積条件である自動車保険料試算データ
は、データチェック部311でのデータチェックを受け
た後、データ補正部102でデータ補正される。そし
て、保険料試算部103(概算保険料試算部312)
は、データ補正部102で補正された自動車保険料試算
データに基づいて保険料の試算処理を実行する。その結
果得られた概算保険料は、比較サイト202に送信さ
れ、比較サイト202の暗号化処理部401で暗号化処
理を施されてユーザ203に提供される。
【0047】次いで、データチェック部311、データ
補正部102及び保険料試算部103での機能を実行す
るための処理の詳細を図9ないし図23のフローチャー
トに基づいて説明する。これらのフローチャート中、
「STOP」のマークが付されている部分は、補正のた
めに項目検討がなされる個所であることを示している。
【0048】〔車両保険の保険料〕車両保険の保険料等
の決定に必要な車両固有情報を求めるために処理を図9
ないし図12に基づいて説明する。
【0049】図9は用途車種、車両保険の有無・種類、
車両保険金額、車両料率クラス及び賠償料率クラスを求
めるための処理を示すフローチャート、図10は図9の
Aに続く処理を示すフローチャート、図11は図9のB
に続く処理を示すフローチャートである。
【0050】ここで、「用途車種」というのは、例え
ば、自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四
輪貨物車、自家用軽四輪乗用車等のようなその車種の用
途を特定する車種分類である。「車両料率」というの
は、その自動車の安全性や修理費等に基づいて1〜9段
階に全ての車種を分類した車種分類である。賠償料率ク
ラスというのは、排気量によって決定される車種分類で
あり、1500cc以下がAクラス、1501cc〜2
500ccまでがBクラス、2501cc超がCクラス
に設定されている。
【0051】車両保険料を決定する前提として、車名も
型式も入力されていなければ、そもそも車両保険金額を
求める処理自体を開始することができないが、車名と型
式とのいずれか一方が入力されていれば、データ補正部
102が車両価格標準データを参照して、少なくとも1
車以上の車名を特定することができる。そこで、車名と
型式との少なくとも一方が入力された場合には、図9な
いし図12に示す処理が開始される。
【0052】まず、図9に示すフローチャートにおい
て、用途車種、車両保険の有無・種類、車両保険金額、
車両料率クラス及び賠償料率クラスを求めるために、ま
ず、型式及び車名に関する入力データが半角変換され
る。型式の入力があった場合、半角変換された型式は車
両価格標準データ中の車名一覧を照会し、該等がない場
合であって車名入力がない場合にはエラー処理となる。
車名一覧の照会処理では、該当件数、車名、用途車種の
データが得られる。該当件数というのは、同一型式で複
数の車名がある場合にその型式が該当する件数を意味す
る。そこで、該等件数が1車である場合には、図10に
示すAの処理に移行する。また、該当件数が2車以上で
ある場合にも、入力された車名との車名比較をし、該当
がある場合、つまり車名入力されていた場合には図10
に示すAの処理に移行する。これに対し、車名比較の結
果、該当がない場合、つまり、車名が入力されていない
か型式が入力されていない場合には、図11に示すBの
処理に移行する。
【0053】図10においては、まず、車価幅照会、つ
まり、車両価格幅の照会がなされる。このためには、初
年度登録年月日と保険始期日とが参照される。この場
合、デフォルト値として、初年度登録年月日にはサーバ
日付が設定され、車両保険なしの設定がなされている。
また、保険開始日にもサーバ日付がデフォルト値として
設定され、必要に応じて保険始期日の確認、修正がなさ
れる。つまり、初年度登録年月日及び保険開始日につい
ては、入力データがなければデフォルト値が選択され
る。
【0054】車価幅照会が適正になされない場合(初年
度登録エラーの場合を含む)には、車両保険金額の算定
処理を終了する。これに対し、車価幅照会が適正になさ
れると、車両保険金額の上下限金額、用途車種、車両料
率クラス及び賠償料率クラスが判明する。そこで、車価
幅照会が適正になされた後、ユーザが車両保険への加入
を希望しているかどうかが判定される。車両保険の有無
のデフォルト値は車両保険ありであるが、ユーザが車両
保険なしを選択している場合には、そのまま車両保険金
額の算定処理を終了する。これに対して、ユーザが車両
保険ありを選択している場合には、ユーザの設定金額を
参照しながら車両保険金額を確認する。もっとも、この
場合のロジックとしては、ユーザ設定値を無視すること
もできる。つまり、車両保険金額は、図10に記載され
ている通り、ユーザ設定金額重視型(ロジック
(A))、最高標準保険金額重視型(ロジック
(B))、平均標準保険金額重視型(ロジック(C))
又は最低標準保険金額重視型(ロジック(D))のいず
れかによって決定可能である。
【0055】図11は、図9中の車名照会処理で車名を
1車種に絞ることができない場合の処理である。例え
ば、「AE101」という型式の車種は7種類あり、1
車種に絞ることができない。この場合にも、まず、車価
幅照会、つまり、車両価格幅の照会がなされる。このた
めには、初年度登録年月日と保険始期日とが参照され
る。この場合、デフォルト値として、初年度登録年月日
にはサーバ日付が設定され、車両保険なしの設定がなさ
れている。また、保険開始日にもサーバ日付がデフォル
ト値として設定され、必要に応じて保険始期日の確認、
修正がなされる。つまり、初年度登録年月日及び保険開
始日については、入力データがなければデフォルト値が
選択される。
【0056】車価幅照会の結果、初年度登録エラーの場
合には、車両保険金額の算定処理を終了する。これに対
し、初年度登録エラーではない場合、車両保険金額の上
下限金額、用途車種、車両料率クラス及び賠償料率クラ
スを得るための処理が続行される。まず、判明している
型式又は車名中の全ての車種について、車両価格標準デ
ータを参照し、賠償料率クラスが一致しているかが判定
される。その結果、賠償料率クラスに不一致があればエ
ラー処理となり、賠償料率クラス特定不可としてそのま
ま車両保険金額の算定処理を終了する。これに対し、賠
償料率クラスが全て同一か、全て値なしの場合には、賠
償料率クラスが特定される。
【0057】そこで、今度は、判明している型式又は車
名中の全ての車種について、車両価格標準データを参照
し、用途車種が一致しているかが判定される。その結
果、用途車種に不一致があればエラー処理となり、用途
車種特定不可としてそのまま車両保険金額の算定処理を
終了する。これに対し、用途車種が全て同一か、全て自
家用小型乗用又は自家用普通乗用車の場合には、用途車
種が特定される。
【0058】そこで、賠償料率クラス及び用途車種が特
定された場合には、ユーザが車両保険への加入を希望し
ているかどうかが判定される。車両保険の有無のデフォ
ルト値は車両保険ありであるが、ユーザが車両保険なし
を選択している場合には、そのまま車両保険金額の算定
処理を終了する。これに対して、ユーザが車両保険あり
を選択している場合には、判明している型式又は車名中
の全ての車種について、車両価格標準データを参照し、
車両料率クラスが一致しているかが判定される。その結
果、車両料率クラスに不一致があれば車両保険付帯を削
除し、車両保険金額の算定処理を終了する。これに対
し、判明している型式又は車名中の全ての車種につい
て、車両料率クラスが一致していれば、車両料率クラス
を参照し、車両保険金額(下限)の最高値と車両保険金
額(上限)の最低値とがチェックされ、その逆転現象が
ある場合には、車両保険付帯を削除し、車両保険金額の
算定処理を終了する。
【0059】車両保険金額(下限)の最高値と車両保険
金額(上限)の最低値とのチェックの結果、その逆転現
象が無ければ、ユーザの設定金額を参照しながら車両保
険金額を確認する。もっとも、この場合のロジックとし
ては、ユーザ設定値を無視することもできる。つまり、
車両保険金額は、図11に記載されている通り、ユーザ
設定金額重視型(ロジック(A))、最高標準保険金額
重視型(ロジック(B))、平均標準保険金額重視型
(ロジック(C))又は最低標準保険金額重視型(ロジ
ック(D))のいずれかによって決定可能である(図1
0も参照のこと)。
【0060】図12は、車両固有情報を求めるための処
理を示すフローチャートである。
【0061】用途車種、車両保険の有無・種類、車両保
険金額、車両料率クラス及び賠償料率クラスが算出され
た場合には、ユーザが入力した運転者年齢条件を参照
し、運転者年齢条件の確認がなされる。運転者年齢条件
というのは、車両保険金がおりる運転者の年齢特約であ
り、全年齢担保、21歳未満不担保、26歳未満不担保
及び30歳未満不担保の四種類がある。図9ないし図1
1の処理によって算出した用途車種等によっては年齢特
約をつけることができないため、これをチェックする必
要がある。また、ユーザが入力した記名被保険者の生年
月日と保険開始年齢とを照合した結果、運転者年齢条件
に合致しない場合もあるため、そのチェックを行なう。
こうして運転者年齢条件を確認した結果、記名被保険者
の生年月日に入力間違いがあったような場合等には、エ
ラー処理となり、運転者年齢条件に問題がない場合には
家族限定特約の有無が判定される。一方、運転者年齢条
件に問題があった場合、あるいは、運転者年齢条件が入
力されているにも拘らず、用途者者が乗用車ではない場
合には、直ちにエラーとせず、運転者年齢条件を修正又
は削除した上で、家族限定特約の有無の判定処理に移行
する。
【0062】家族限定特約は、デフォルト値ではなしに
設定されている。そこで、ユーザが家族限定特約を希望
する場合には家族限定特約を設定するが、その後、使用
用途を確認し(デフォルト値は家庭用)、ユーザが業務
用と入力している場合には家族限定特約を削除する。ま
た、ユーザが家族限定特約を希望しているのも拘らず、
その車種が乗用車ではない場合にも、家族限定特約を削
除する。
【0063】その後、年間走行距離(デフォルト値は6
000Km)、ABS装置の有無(デフォルト値はな
し)、エアバック装置の有無(デフォルト値はなし)を
確認する。これらのうち、ABS装置の有無及びエアバ
ック装置の有無については、ユーザ入力が無くても、図
9ないし図11の処理によって算出した車種データに基
づいて装着されていることが推定可能な場合があるた
め、推定可能な場合にはデフォルト値を変更する。
【0064】こうして、車両固有情報が得られる。
【0065】〔対人賠償保険の保険料〕対人賠償保険の
保険料を求めるための当年契約等級、長期優良割引適用
の有無、対人賠償金額の算出処理を図13ないし図15
に基づいて説明する。
【0066】図13は、当年契約等級を求めるための処
理を示すフローチャートである。ユーザが入力した前契
約等級を確認し、例えばありえない等級等のような入力
誤りがあった場合以外はエラーとせず、ユーザが入力し
た前契約期間事故情報を参照し、事故がない場合又はノ
ーカウント事故の場合には、前契約期間と今回の契約に
係る保険開始日との関係をチェックする。ユーザが前契
約期間後1年未満の保険開始日契約を望む場合には
「0」、ユーザが前記契約期間後1年経過時の保険開始
日契約を望む場合には「1」を前契約等級に加算して当
年契約等級とする。
【0067】これに対して、前契約期間にノーカウント
ではない事故があったとユーザが入力した場合、等級据
置き事故であれば前契約等級を当年契約等級とし、そう
でなければ、一事故に対して「3」を前契約等級に加算
した等級を当年契約等級として設定する。
【0068】図14は、長期優良割引適用の有無を判定
するための処理を示すフローチャートである。ユーザが
入力した前契約等級が16等級以上であり、ユーザの入
力値に基づいて車種が乗用車であると判定され、ユーザ
が入力した運転者年齢条件が26歳未満不担保又は30
歳未満不担保であり、図13のフローチャートに示す処
理によって当年契約等級が16等級以上であると判定さ
れ、ユーザが前契約期間内に事故なしと入力し、前契約
保険期間が1年以上であるとのユーザ入力があった場合
には、長期優良割引適用ありと判定する。これに対し、
前契約保険期間が1年未満である点だけが異なるが、前
契約期間が長期優良割引適用ありの場合にも、長期優良
割引適用ありと判定する。それ以外の場合には、長期優
良割引適用ありの判定がなされない。
【0069】図15は、対人賠償保険金額を求めるため
の処理を示すフローチャートである。対人賠償保険金額
は、デフォルト値として無制限に設定されている。そこ
で、ユーザ設定金額がない場合には、デフォルト値であ
る無制限に保険金額が設定されて対人賠償保険金額が算
出される。これに対し、ユーザ設定金額がある場合に
は、設定金額を確認し、5000万円未満の場合には5
000万円、5000万円以上2億円以下の場合にはユ
ーザ設定金額、2億円超か無制限か0万円未満かの場合
には無制限として、対人賠償保険金額が算出される。
【0070】〔対物賠償保険の保険料〕対物賠償保険の
保険料を求めるための対物賠償金額の算出処理を図16
に基づいて説明する。
【0071】図16は、対物賠償保険金額を求めるため
の処理を示すフローチャートである。対物賠償保険金額
は、デフォルト値として無制限に設定されている。そこ
で、ユーザ設定金額がない場合には、デフォルト値であ
る無制限に保険金額が設定されて対物賠償保険金額が算
出される。これに対し、ユーザ設定金額がある場合に
は、設定金額を確認し、200万円未満の場合には20
0万円、200万円以上1億円以下の場合にはユーザ設
定金額、1億円超か無制限か0万円未満かの場合には無
制限として、対物賠償保険金額が算出される。
【0072】〔搭乗者障害保険の保険料〕搭乗者障害保
険の保険料を求めるための搭乗者障害保険金額の算出処
理を図17に基づいて説明する。
【0073】図17は、搭乗者障害保険金額を求めるた
めの処理を示すフローチャートである。搭乗者障害保険
金額は、デフォルト値として1000万円に設定されて
いる。そこで、ユーザ設定金額がない場合には、デフォ
ルト値である1000万円に保険金額が設定されて搭乗
者障害保険金額が算出される。これに対し、ユーザ設定
金額がある場合には、設定金額を確認し、300万円未
満の場合には300万円、300万円以上3000万円
以下の場合にはユーザ設定金額、3000万円超か0万
円未満かの場合には1000万円として、搭乗者障害保
険金額が算出される。
【0074】〔人身傷害補償保険金額〕人身傷害補償保
険の保険料を求めるための人身傷害補償保険金額の算出
処理を図18に基づいて説明する。
【0075】図18は、人身傷害補償保険金額を求める
ための処理を示すフローチャートである。人身傷害補償
保険金額は、デフォルト値として付帯なしに設定されて
いる。そこで、ユーザ設定金額がない場合には、デフォ
ルト値である付帯なしに保険金額が設定されて人身傷害
補償保険金額が算出される。これに対し、ユーザ設定金
額がある場合には、設定金額を確認し、3000万円未
満の場合には3000万円、300万円以上1億円以下
の場合にはユーザ設定金額、1億万円超の場合には1億
円、0万円未満の場合には付帯なしとして、人身傷害補
償保険金額が算出される。
【0076】〔免責金額等〕図19は、車両保険の有無
・種類、免責金額及び免ゼロ特約情報を求めるための処
理を示すフローチャートである。車両保険の有無とし
て、車両保険有りの場合、免責金額を求める条件のデフ
ォルト値は一般条件に設定されている。このデフォルト
値は、条件に応じて修正される。これは、等級によって
設定可能金額が相違するからである。また、免責金額に
応じて、免ゼロ特約が設定可能か不可かが決定される。
なお、ユーザ入力値として、車両保険なしの場合には車
両保険有無になしと設定されて処理を終了する。
【0077】これに対し、車両保険ありの場合には、図
14に例示する処理によって算出した当年契約等級と設
定条件(図19参照)とに基づいて、ユーザが入力する
免責金額を確認する。その結果、問題がある場合には免
責金額を修正した上で、問題がない場合にはそのまま、
免責ゼロ特約を確認する。これは、免責ゼロ特約付帯の
有無(デフォルト値はなし)に基づいて判定する。その
結果、問題がある場合には免責ゼロ特約を削除し、問題
が無ければ免責ゼロ特約を付帯させて免責金額を設定す
る。
【0078】〔原動機付自転車担保特約付帯〕図20
は、原動機付自動車担保特約付帯情報等を求めるための
処理を示すフローチャートである。ユーザの入力値に応
じて、原動機付自動車担保特約付帯、人身傷害特約の有
無が判定され、原動機付自動車担保特約付帯情報として
設定される。設定条件は、図20に示すとおりである。
【0079】但し、原動機付自動車担保特約付帯と人身
傷害不担保特約とを同時に付帯することについては、イ
ンターネット申込みを不可としている。
【0080】〔おりても特約〕図21は、おりても特約
情報を求めるための処理を示すフローチャートである。
「おりても特約」というのは、自動車に乗っていない場
合に発生した各種の損害を賠償したり、傷害を補償した
りする保険である。おりても特約のデフォルト値はなし
に設定されている。そして、おりても特約の付帯は、搭
乗者傷害保険金額が0円以外であって自動車の使用用途
が家庭用である場合に限り、許容される。搭乗者傷害保
険金額が0円の場合や自動車の使用用途が業務用である
場合には、ユーザが希望したとしても、おりても特約は
削除される。
【0081】〔車内身の回り品特約〕図22は、車内身
の回り品特約情報を求めるための処理を示すフローチャ
ートである。「車内身の回り品特約」というのは、車内
からの身の回り品の盗難等を補償する保険である。車内
身の回り品特約のデフォルト値はなしであるが、ユーザ
が希望した場合には、おりても特約車外傷害有無(デフ
ォルト値はなし)がありの場合か、車両保険(デフォル
ト値は一般条件)ありの場合にのみ付帯させることがで
きる。おりても特約車外傷害有無がない場合であって、
車両保険もない場合には、ユーザが希望したとしても、
車内身の回り品特約は削除される。
【0082】〔保険料見積り〕図23は、保険料見積り
のための処理を示すフローチャートである。
【0083】図9ないし図22のフローチャートに示す
処理では、データ補正部102による補正処理が随所で
実行されている。そこで、保険料試算部103(31
2)は、こうして補正されて得られた車両固有情報、当
年契約等級、対人・対物・搭乗者・人身傷害保険金額、
車両保険条件、免責金額、免責ゼロ特約、原動機付自動
車担保特約付帯情報、長期優良割引適用の有無、おりて
も特約情報及び車内身の回り品特約情報に基づいて、引
受条件確認後、問題が無ければ保険料見積りを実行す
る。
【0084】これに対して、引受確認の処理で、問題あ
りと判定された場合には、アンダーライティング確認を
実行し、引受不可の通知を行なう。問題がある場合とい
うのは、例えば、車両料率クラスが「9」の場合、当年
等級が「1」〜「5」の場合等である。
【0085】また、保険見積り処理に進んだとしても、
保険料が「0円」の場合、保険料が「15000円以
下」の場合、保険始期日が61日以降の場合等は、エラ
ー処理を行なう。
【0086】図24は、自動車保険の保険料の金額を導
き出すために必要な諸条件とその値(保険料試算デー
タ)とを例示する模式図である。データ補正部102
は、図24に例示するようなテーブルデータを設定し、
上述した各種の処理を実行する。
【0087】
【発明の効果】本発明は、期待値を導き出すための条件
値の入力を許容し、入力された条件値をメモリ領域にレ
ジストし、プロセッサの処理によって、期待値を導き出
すために必要な全ての条件値である必要条件値のうち、
入力ステップで入力されてメモリ領域にレジストされた
条件値が満たさない条件値を推定し、プロセッサの処理
によって、必要条件値に基づいて期待値を算出するよう
にしたので、入力された条件値について全ての必要条件
値が満たされない場合であっても、その満たされない条
件値を推定し、入力された条件値と推定された条件値と
によって充足する必要条件値に基づいて期待値を算出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、条件値である諸
条件の値に基づいて期待値である自動車保険の保険料を
導き出す処理の内容を示す機能ブロック図である。
【図2】推定処理(データ補正処理)の内容を示す機能
ブロック図である。
【図3】推定処理(データ補正処理)の一例を示す機能
ブロック図である。
【図4】推定処理(データ補正処理)の別の一例を示す
機能ブロック図である。
【図5】推定処理(データ補正処理)のさらに別の一例
を示す機能ブロック図である。
【図6】推定処理(データ補正処理)での学習機能の内
容を示す機能ブロック図である。
【図7】インターネット上でのより具体的な構成例を示
す機能ブロック図である。
【図8】インターネット上で実行される、条件値である
諸条件の値に基づいて期待値である自動車保険の保険料
を導き出す処理の内容を示す機能ブロック図である。
【図9】用途車種、車両保険の有無・種類、車両保険金
額、車両料率クラス及び賠償料率クラスを求めるための
処理を示すフローチャートである。
【図10】用途車種、車両保険の有無・種類、車両保険
金額、車両料率クラス及び賠償料率クラスを求めるため
の処理であって、図9のAに続く処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】用途車種、車両保険の有無・種類、車両保険
金額、車両料率クラス及び賠償料率クラスを求めるため
の処理であって、図9のBに続く処理を示すフローチャ
ートである。
【図12】車両固有情報を求めるための処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】当年契約等級を求めるための処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】長期優良割引適用の有無を判定するための処
理を示すフローチャートである。
【図15】対人賠償保険金額を求めるための処理を示す
フローチャートである。
【図16】対物賠償保険金額を求めるための処理を示す
フローチャートである。
【図17】搭乗者障害保険金額を求めるための処理を示
すフローチャートである。
【図18】人身傷害補償保険金額を求めるための処理を
示すフローチャートである。
【図19】車両保険の有無・種類、免責金額及び免ゼロ
特約情報を求めるための処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】原動機付自動車担保特約付帯情報等を求める
ための処理を示すフローチャートである。
【図21】おりても特約情報を求めるための処理を示す
フローチャートである。
【図22】車内身の回り品特約情報を求めるための処理
を示すフローチャートである。
【図23】保険料見積りのための処理を示すフローチャ
ートである。
【図24】自動車保険の保険料の金額を導き出すために
必要な諸条件とその値(保険料試算データ)とを例示す
る模式図である。
【図25】条件値である諸条件の値に基づいて期待値で
ある自動車保険の保険料を導き出す処理の内容を示す機
能ブロック図である。
【符号の説明】
101 メモリ領域 204 通信ネットワーク(インターネット)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 期待値を導き出すための条件値の入力を
    許容し、入力された前記条件値をメモリ領域にレジスト
    する入力ステップと、 プロセッサの処理によって、前記期待値を導き出すため
    に必要な全ての前記条件値である必要条件値のうち、前
    記入力ステップで入力されて前記メモリ領域にレジスト
    された前記条件値が満たさない前記条件値を推定する推
    定ステップと、 前記プロセッサの処理によって、前記必要条件値に基づ
    いて前記期待値を算出する期待値算出ステップと、を具
    備する期待値算出方法。
  2. 【請求項2】 前記入力ステップは、通信ネットワーク
    上に前記条件値の入力を許容する入力画面を公開し、前
    記入力画面をブラウズする通信端末から前記入力画面に
    入力された前記条件値を前記通信ネットワークを介して
    獲得する請求項1記載の期待値算出方法。
  3. 【請求項3】 前記期待値は自動車保険の保険料の金額
    であり、前記条件値は前記保険料の金額を導き出すため
    に必要な諸条件の値である請求項2記載の期待値算出方
    法。
  4. 【請求項4】 前記期待値算出ステップは、車両価格標
    準データに基づいて前記保険料の金額を期待値として算
    出する請求項3記載の期待値算出方法。
  5. 【請求項5】 前記推定ステップは、前記条件値につい
    てデフォルト値を設定し、前記入力ステップで入力され
    た前記条件値が満たさない前記条件値を前記デフォルト
    値と推定する請求項1、2、3又は4記載の期待値算出
    方法。
  6. 【請求項6】 前記推定ステップは、前記入力ステップ
    で入力された前記条件値に基づいて、前記必要条件値の
    うち前記入力ステップで入力された前記条件値が満たさ
    ない前記条件値を推定する請求項1、2、3又は4記載
    の期待値算出方法。
  7. 【請求項7】 前記推定ステップは、e−CRM手法を
    用いて、前記入力ステップで入力された前記条件値に基
    づいて、前記必要条件値のうち前記入力ステップで入力
    された前記条件値が満たさない前記条件値を推定する請
    求項1、2、3又は4記載の期待値算出方法。
  8. 【請求項8】 前記期待値算出ステップによって算出し
    た前記期待値を、この期待値を算出する基礎となった前
    記条件値を入力した前記通信端末にのみ提供する期待値
    提供ステップを具備する請求項2記載の期待値算出方
    法。
  9. 【請求項9】 期待値を導き出すための条件値の入力を
    許容し、入力された前記条件値をメモリ領域にレジスト
    する入力手段と、 プロセッサの処理によって、前記期待値を導き出すため
    に必要な全ての前記条件値である必要条件値のうち、前
    記入力手段によって入力されて前記メモリ領域にレジス
    トされた前記条件値が満たさない前記条件値を推定する
    推定手段と、 前記プロセッサの処理によって、前記必要条件値に基づ
    いて前記期待値を算出する期待値算出手段と、を具備す
    る期待値算出装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は、通信ネットワーク上
    に前記条件値の入力を許容する入力画面を公開し、前記
    入力画面をブラウズする通信端末から前記入力画面に入
    力された前記条件値を前記通信ネットワークを介して獲
    得する請求項9記載の期待値算出装置。
  11. 【請求項11】 前記期待値は自動車保険の保険料の金
    額であり、前記条件値は前記保険料の金額を導き出すた
    めに必要な諸条件の値である請求項10記載の期待値算
    出装置。
  12. 【請求項12】 前記期待値算出手段は、車両価格標準
    データに基づいて前記保険料の金額を期待値として算出
    する請求項11記載の期待値算出装置。
  13. 【請求項13】 前記推定手段は、前記条件値について
    デフォルト値を設定し、前記入力ステップで入力された
    前記条件値が満たさない前記条件値を前記デフォルト値
    と推定する請求項9、10、11又は12記載の期待値
    算出装置。
  14. 【請求項14】 前記推定手段は、前記入力手段によっ
    て入力された前記条件値に基づいて、前記必要条件値の
    うち前記入力手段によって入力された前記条件値が満た
    さない前記条件値を推定する請求項9、10、11又は
    12記載の期待値算出装置。
  15. 【請求項15】 前記期待値算出手段によって算出した
    前記期待値を、この期待値を算出する基礎となった前記
    条件値を入力した前記通信端末にのみ提供する期待値提
    供手段を具備する請求項10記載の期待値算出装置。
  16. 【請求項16】 コンピュータにインストールされ、こ
    のコンピュータに、 期待値を導き出すための条件値の入力を許容し、入力さ
    れた前記条件値をメモリ領域にレジストする入力機能
    と、 プロセッサの処理によって、前記期待値を導き出すため
    に必要な全ての前記条件値である必要条件値のうち、前
    記入力機能によって入力されて前記メモリ領域にレジス
    トされた前記条件値が満たさない前記条件値を推定する
    推定機能と、 前記プロセッサの処理によって、前記必要条件値に基づ
    いて前記期待値を算出する期待値算出機能と、を実行さ
    せるプログラムを格納する記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記入力機能は、通信ネットワーク上
    に前記条件値の入力を許容する入力画面を公開し、前記
    入力画面をブラウズする通信端末から前記入力画面に入
    力された前記条件値を前記通信ネットワークを介して獲
    得する請求項16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記期待値は自動車保険の保険料の金
    額であり、前記条件値は前記保険料の金額を導き出すた
    めに必要な諸条件の値である請求項17記載の記憶媒
    体。
  19. 【請求項19】 前記期待値算出機能は、車両価格標準
    データに基づいて前記保険料の金額を期待値として算出
    する請求項18記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記推定機能は、前記条件値について
    デフォルト値を設定し、前記入力ステップで入力された
    前記条件値が満たさない前記条件値を前記デフォルト値
    と推定する請求項16、17、18又は19記載の記憶
    媒体。
  21. 【請求項21】 前記推定機能は、前記入力機能によっ
    て入力された前記条件値に基づいて、前記必要条件値の
    うち前記入力機能によって入力された前記条件値が満た
    さない前記条件値を推定する請求項16、17、18又
    は19記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記プログラムは、前記期待値算出機
    能によって算出した前記期待値を、この期待値を算出す
    る基礎となった前記条件値を入力した前記通信端末にの
    み提供する期待値提供機能を前記コンピュータに実行さ
    せる請求項17記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータにインストールされ、こ
    のコンピュータに、 期待値を導き出すための条件値の入力を許容し、入力さ
    れた前記条件値をメモリ領域にレジストする入力機能
    と、 プロセッサの処理によって、前記期待値を導き出すため
    に必要な全ての前記条件値である必要条件値のうち、前
    記入力機能によって入力されて前記メモリ領域にレジス
    トされた前記条件値が満たさない前記条件値を推定する
    推定機能と、 前記プロセッサの処理によって、前記必要条件値に基づ
    いて前記期待値を算出する期待値算出機能と、を実行さ
    せるコンピュータプログラム製品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346305A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Aiu Insurance Co 約款出力処理装置
JP2020071622A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社Nttドコモ 金融商品提案装置
JP2021012525A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 ジャパンモード株式会社 運転保険提案プログラム、運転保険条件包含可能性判断プログラム

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