JP2002154914A - 歯科用根管充填材 - Google Patents
歯科用根管充填材Info
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- JP2002154914A JP2002154914A JP2000389550A JP2000389550A JP2002154914A JP 2002154914 A JP2002154914 A JP 2002154914A JP 2000389550 A JP2000389550 A JP 2000389550A JP 2000389550 A JP2000389550 A JP 2000389550A JP 2002154914 A JP2002154914 A JP 2002154914A
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来のガッタパーチャ・ポイントはその成分が
一定せず従って軟化温度も一定しないので取り扱いが不
便であった。 【解決手段】本発明は物理的精製法と化学的精製法で精
製したガッタパーチャの組み合わせで一定組成で軟化点
50ー85℃のガッタパーチャ・ポイントを製造するこ
とができる。
一定せず従って軟化温度も一定しないので取り扱いが不
便であった。 【解決手段】本発明は物理的精製法と化学的精製法で精
製したガッタパーチャの組み合わせで一定組成で軟化点
50ー85℃のガッタパーチャ・ポイントを製造するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランス型ポリイソプレ
ンと樹脂成分との含有量が一定で軟化温度が50ー85
℃の根管充填材の製造方法に関する。
ンと樹脂成分との含有量が一定で軟化温度が50ー85
℃の根管充填材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている歯科用根管充填材は
ガッタパーチャを主剤とするガッタパーチャ・ポイント
である。ガッタパーチャ・ポイントは精製法が一定せ
ず、従がつて成分及び軟化温度が一定せず取り扱いが不
便であった。
ガッタパーチャを主剤とするガッタパーチャ・ポイント
である。ガッタパーチャ・ポイントは精製法が一定せ
ず、従がつて成分及び軟化温度が一定せず取り扱いが不
便であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】成分及び軟化温度が一
定なガッタパーチャ・ポイントを製造するにある。
定なガッタパーチャ・ポイントを製造するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】ガッタパーチャの精製方
法には物理的と化学的方法に大別できる。 a)物理的精製法 天然の採取した粗製原料のガッタパーチャを水洗ロール
を用いて粉砕し、大きなゴミを取り除き乾燥した後スト
レーナーを用いその先に80メッシュの金網を2枚重ね
合わせ、原料を加熱しながら通過させ、細かいゴミを除
去した後、圧延ロールで薄く延ばし、ゴミを完全に除い
たものをガッタパーチャの原料とする。万一ゴミが完全
に除去されていない場合はストレーナーの工程に戻しゴ
ミを取り除く。この様にして精製した原料はトランス型
ポリイソプレン約35%、樹脂分約40%である。 b)化学的精製法 粗製原料のガッタパーチャを水性ロールを用いて粉砕
し、大きなゴミを取り除き乾燥するまでは物理的精製法
と同じ工程であるが、次に有機溶剤を少し温めてこの有
機溶剤中にガッタパーチャを入れ減圧で溶解し、溶剤を
冷却すれば純度の高いガッタパーチャを得ることができ
る。この様にして精製した原料はトランス型ポリイソプ
レン約85%、樹脂分約10%のものが得られる。上記
物理的精製法と化学的精製法で精製したガッタパーチャ
の組合わせで一定の組成で、50ー85℃の軟化点のガ
ッタパーチャ・ポイントを製造することができる。次に
実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
法には物理的と化学的方法に大別できる。 a)物理的精製法 天然の採取した粗製原料のガッタパーチャを水洗ロール
を用いて粉砕し、大きなゴミを取り除き乾燥した後スト
レーナーを用いその先に80メッシュの金網を2枚重ね
合わせ、原料を加熱しながら通過させ、細かいゴミを除
去した後、圧延ロールで薄く延ばし、ゴミを完全に除い
たものをガッタパーチャの原料とする。万一ゴミが完全
に除去されていない場合はストレーナーの工程に戻しゴ
ミを取り除く。この様にして精製した原料はトランス型
ポリイソプレン約35%、樹脂分約40%である。 b)化学的精製法 粗製原料のガッタパーチャを水性ロールを用いて粉砕
し、大きなゴミを取り除き乾燥するまでは物理的精製法
と同じ工程であるが、次に有機溶剤を少し温めてこの有
機溶剤中にガッタパーチャを入れ減圧で溶解し、溶剤を
冷却すれば純度の高いガッタパーチャを得ることができ
る。この様にして精製した原料はトランス型ポリイソプ
レン約85%、樹脂分約10%のものが得られる。上記
物理的精製法と化学的精製法で精製したガッタパーチャ
の組合わせで一定の組成で、50ー85℃の軟化点のガ
ッタパーチャ・ポイントを製造することができる。次に
実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
【0005】
【実施例1】A)化学的精製したトランス型ポリイソプ
レン含有量80%のもの B)物理的精製したトランス型ポリイソプレン含有量3
5%のもの この両者を用いてトランス型ポリイソプレン含有量50
%のもので根管充填材を作った。その組成は次の様であ
る。 ガッタパーチャ上記A)5・3%、B)10・7% 16% パラフィンワックス 13% 白 蝋 0・5% 蜜 蝋 2・5% これに酸化亜鉛・硫化亜鉛及び硫酸バリウムを加えて軟
化温度が60ー85°Cの熱可塑性を有する歯科用根管
充填材が得られた。
レン含有量80%のもの B)物理的精製したトランス型ポリイソプレン含有量3
5%のもの この両者を用いてトランス型ポリイソプレン含有量50
%のもので根管充填材を作った。その組成は次の様であ
る。 ガッタパーチャ上記A)5・3%、B)10・7% 16% パラフィンワックス 13% 白 蝋 0・5% 蜜 蝋 2・5% これに酸化亜鉛・硫化亜鉛及び硫酸バリウムを加えて軟
化温度が60ー85°Cの熱可塑性を有する歯科用根管
充填材が得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】 天然のガッタパーチャの精製法によりト
ランス型ポリイソプレンと樹脂成分の含有量の異なつた
ものができる。この組み合わせで一定成分で軟化温度5
0ー85℃の歯科用根管充填材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389550A JP2002154914A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 歯科用根管充填材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389550A JP2002154914A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 歯科用根管充填材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002154914A true JP2002154914A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=18856071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000389550A Pending JP2002154914A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 歯科用根管充填材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002154914A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016518407A (ja) * | 2013-05-07 | 2016-06-23 | デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド | 歯内器具のための改良された組成物 |
CN107987186A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-05-04 | 山东贝隆杜仲生物工程有限公司 | 一种杜仲粗胶的纯化工艺 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000389550A patent/JP2002154914A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016518407A (ja) * | 2013-05-07 | 2016-06-23 | デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド | 歯内器具のための改良された組成物 |
CN107987186A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-05-04 | 山东贝隆杜仲生物工程有限公司 | 一种杜仲粗胶的纯化工艺 |
CN107987186B (zh) * | 2018-01-29 | 2020-07-03 | 山东贝隆杜仲生物工程有限公司 | 一种杜仲粗胶的纯化工艺 |
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