JP2002154659A - 運送システムにおける船舶および車両の統括管理システム - Google Patents

運送システムにおける船舶および車両の統括管理システム

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JP2002154659A
JP2002154659A JP2000350463A JP2000350463A JP2002154659A JP 2002154659 A JP2002154659 A JP 2002154659A JP 2000350463 A JP2000350463 A JP 2000350463A JP 2000350463 A JP2000350463 A JP 2000350463A JP 2002154659 A JP2002154659 A JP 2002154659A
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Junichi Kato
恂一 加藤
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DCI KK
SASEBO HEAVY IND CO Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貨物の配達時間の正確な予測ができ、有害な
排気ガスの排出量を抑制でき、かつ、輸送コストを低減
することができる運送システムにおける船舶および車両
の統括管理システムを提供する。 【解決手段】 貨物を搭載した大型トラック3は、その
出発地から大分港まで走行したのち、フェリー2に乗船
する。フェリー2は、大分港から横須賀港まで航行し、
横須賀港において下船した大型トラック3が、横須賀港
から目的地の東京まで走行する。管理センタ1は、フェ
リー2と、このフェリー2に乗船している大型トラック
3との情報を互いに関連づけてリアルタイムで管理して
おり、どの大型トラック3が何時に目的地に到着するを
予測できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶および車両を
利用した貨物の運送システムに関するものであり、より
詳細には、運送システムにおける船舶および車両の統括
管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、大都市間などの貨物の運送
は、大型トラックによって行われている。例えば、福岡
から東京まで貨物を運送する場合、貨物を搭載した大型
トラックが、中国自動車道、名阪自動車道、東名高速道
路などを経て、東京まで走行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の運送システムには、以下で述べるような問題
点がある。
【0004】従来の運送システムの第1の問題は、貨物
が配達される時刻を正確に予測できないことである。す
なわち、大型トラックが福岡を出発して東京に到着する
までには、種々の高速自動車道あるいは一般道路を走行
することになるが、これらの道路の混雑状況を全て予測
することは不可能である。従って、ある時刻に福岡を出
発した大型トラックが、東京に到着する時刻を正確に予
測することは事実上困難である。このように、大型トラ
ックの到着時刻が正確に予測できないと、貨物を受取人
(顧客)が希望する時間に配達することができず、十分
なサービスができないという問題がある。
【0005】従来の運送システムの第2の問題は、大型
トラックから排出される排気ガスに、有害な窒素酸化物
が多く含まれていることである。一般に、大型トラック
では、ガソリンエンジンに比べて燃費(燃料消費率)の
低いディーゼルエンジンが使われているが、このディー
ゼルエンジンから排出される排気ガスは、有害な窒素酸
化物を多く含んでいる。近年、このような有害な窒素酸
化物の排出量の規制が強化される傾向にあり、ディーゼ
ルエンジンを搭載した車両の乗り入れを禁止する自治体
も現れている。しかしながら、大型トラックの動力源を
ディーゼルエンジンからガソリンエンジンに切り替える
と、燃費が上昇するため、大幅な輸送コストの上昇を招
く。そのため、輸送コストを上昇させずに、有害な窒素
酸化物の排出量を抑制することが求められている。
【0006】従来の運送システムの第3の問題は、輸送
コストが高いことである。例えば、福岡から東京まで貨
物を運送する場合、大型トラックの走行時間は合計で約
24時間になり、2人の運転手が8時間毎に交代しなが
ら運転することになる。運転手1名当たりの単価(8時
間の労働に対して支払われる賃金)を23,000円と
すると、人件費は69,000円となる。また、福岡か
ら東京までの総走行距離は、1110kmとなり、大型
トラックの燃費を1リットルあたり5.5kmとし、燃
料1リットル当たりの単価を80円とすると、燃料費は
35,520円となる。さらに、高速道路の使用料金の
合計は、62,000円となる。これらを合計すると、
大型トラック1台につき、輸送費は166,520円と
なる。この輸送コストを低減するには、燃料費または人
件費を低減することが必要であるが、大型トラックの燃
費を現状よりも向上することは困難であり、また、運転
者の単価を現状よりも安価にすることも事実上不可能で
ある。そのため、実現可能な方法で、輸送コストを低減
することが求められている。
【0007】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、貨物の配達時間の正確な予測ができ、
有害な窒素酸化物の排出量を抑制でき、かつ、輸送コス
トを低減することができる運送システムにおける船舶お
よび車両の統括管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による運送システ
ムにおける船舶および車両の統括管理システムは、貨物
を搭載した複数の車両を、それぞれの出発地から第1の
港まで走行させ、この複数の車両を船舶に乗船させ、こ
の船舶を第1の港から第2の港まで移動させ、この第2
の港において、船舶から複数の車両を下船させ、これら
複数の車両を、それぞれの目的地に向かって走行させる
運送システムにおいて、船舶および複数の車両の情報を
少なくともコンピュータシステムを用いて、互いに関連
づけてリアルタイムで統括管理する制御システムを備え
たことを特徴とするものである。
【0009】本発明による運送システムにおける船舶お
よび車両の統括管理システムでは、船舶および車両の情
報が互いに関連づけられてリアルタイムで管理されるの
で、船舶および車両のきめ細かい運行制御が行われ、配
達時間の正確な予測が可能になる。
【0010】より具体的には、貨物を搭載した複数の車
両をそれぞれの出発地から第1の港まで走行させる制御
を行う第1のシステムと、この複数の車両を船舶に乗船
させる制御を行う第2のシステムと、この船舶を第1の
港から第2の港まで移動させる制御を行う第3のシステ
ムと、この第2の港において船舶から複数の車両を下船
させる制御を行う第4のシステムと、これら複数の車両
をそれぞれの目的地に向かって走行させる制御を行う第
5のシステムと、船舶および複数の車両の情報を互いに
関連づけながら第1のシステムないし第5のシステムの
少なくとも1つをリアルタイムで制御する制御システム
とを備えることが好ましい。このようにすれば、出発地
から目的地に至るまで、船舶および車両が正確かつ機動
的に管理され、より充実したサービスが提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】[運送システムの構成]図1は、本実施の
形態に係る運送システムにおける船舶および車両の統括
管理システムが適用される運送ルートの一例を表すもの
である。この運送ルートでは、福岡にある集荷センタF
において貨物を搭載した大型トラック3が、集荷センタ
Fから大分港Oまで走行する。大分港Oでは、大型トラ
ック3をフェリー2に乗船させ、そのフェリー2は大分
港Oから横須賀港Yまで航行する。横須賀港Yでは、大
型トラック3がフェリー2から下船し、目的地である東
京の集荷センタTまで走行する。すなわち、ここでは、
車両(トラック)による運送、船舶(フェリー)に
よる運送、および、車両による運送という3段階を経
て、貨物が運送されるようになっている。
【0013】次に、貨物の管理のための構成について説
明する。図2は、運送される貨物Pを表すものである。
貨物Pの所定の箇所には、伝票40が貼られている。こ
の伝票40は、配達先(受取人)の住所ならびに氏名、
発送人の住所ならびに氏名、内容物および配達希望日を
記載するための記入欄4Aを有している。この記入欄4
Aの記入事項は、通常の伝票の場合と同様に、発送人が
自ら記入するようになっている。
【0014】この伝票40には、さらに、記入欄4Aの
情報を記憶するIC(Integrated Circuit)タグ4が設
けられている。このICタグ4は、薄型で細長い形状の
記憶媒体であり、伝票40の端部に固定されている。伝
票40は、運送される貨物Pに貼り付けられているた
め、ICタグ4は貨物Pと共に目的地まで運送されるこ
とになる。
【0015】図3は、ICタグ4の構成例を表すブロッ
ク図である。このICタグ4は、情報を記録する記憶部
41と、無線通信により外部との通信を行う通信部42
と、これら記憶部41および通信部42を制御するコン
ピュータ43とを有している。このICタグ4では、通
信部42が、後述するハンドリーダ5から送信された記
入欄4Aの記載情報を受信すると共に、記憶部41が、
その記載情報を記憶するようになっている。さらに、こ
のICタグ4は、記憶部41に記憶された情報を通信部
42を介して常に外部に送信するよう、コンピュータ4
3が記憶部41および通信部42を制御するようになっ
ている。
【0016】図4は、伝票40の記入欄4Aの情報を読
み取ってICタグ4に送信するためのハンドリーダ5の
外形形状を表すものである。図4に示したように、ハン
ドリーダ5は、使用者が把持するグリップ51と、画像
読み取り機能を備えたヘッド52とを有するものであ
る。グリップ51には、各種の操作を行うためのスイッ
チ類を備えた操作部51Aが設けられ、ヘッド52に
は、表示を行うための表示部52Aが設けられている。
【0017】図5は、ハンドリーダ5の構成例を表すブ
ロック図である。図5に示したように、ハンドリーダ5
は、伝票40の記入欄4Aの記載情報を画像として読み
取る読取部55と、読取部55により読み取った画像情
報から必要な情報を解読するコンピュータ57と、この
コンピュータ57により解読した信号をICタグ4に送
信するための通信部56とを備えている。使用者がハン
ドリーダ5のヘッド52を伝票40の表面に沿って移動
させることにより、読取部55が記入欄4Aの記載情報
を画像として取り込み、コンピュータ57が必要な情報
を解読し、解読した情報を表示部52Aに表示するよう
になっている。使用者が操作部51Aを操作すると、コ
ンピュータ57は、解読した情報を通信部56を介して
ICタグ4に送信するようになっている。
【0018】次に、貨物Pを運送するための運送手段に
ついて説明する。陸上の運送手段としては、図6に示し
た小型トラック31と、図7に示した大型トラック3と
が用いられる。小型トラック31(図6)は、例えば2
tトラックなどであり、集荷先から福岡の集荷センタF
までの区間、および、東京の集荷センタTから配達先ま
での区間など、比較的短い区間の運送に用いられる。
【0019】一方、大型トラック3(図7)は、例えば
10tトラックなどであり、福岡の集荷センタFから大
分港Oまでの区間、および、横須賀港Yから東京の集荷
センタTまでの区間など、比較的長い区間の運送に用い
られる。なお、大型トラック3は、エンジンや運転席を
含むエンジン部と、コンテナを含むシャーシ部とで2分
割できるようにしてもよい。この場合、フェリー2でシ
ャーシ部のみを運送することも可能である。
【0020】図6および図7に示したように、小型トラ
ック31および大型トラック3には、いずれも、貨物P
に貼られたICタグ4から送信される情報を読み取るタ
グリーダ30が設けられている。タグリーダ30は、小
型トラック31および大型トラック3のコンテナ35に
おいて、貨物Pの出し入れを行う出し入れ口(図中左
端)に取り付けられており、この出し入れ口を貨物Pが
通過する際に、その貨物Pに貼られたICタグ4から送
信される情報を受信するようになっている。
【0021】図8は、タグリーダ30の構成例を表すブ
ロック図である。タグリーダ30は、ICタグ4から送
信された情報を受信し、後述する車載コントローラ6に
送信する通信部301と、この通信部301を制御する
コンピュータ300とを有している。貨物Pが小型トラ
ック31(または大型トラック3)に搭載される際、コ
ンピュータ300は、ICタグ4から送信された情報を
通信部301を介して受信し、その情報を、通信部30
1を介して車載コントローラ6に送信するようになって
いる。
【0022】図9は、車載コントローラ6の構成例を表
すブロック図である。車載コントローラ6は、無線通信
により外部との通信を行う無線通信部61と、携帯電話
回線などの一般回線網を通じて外部との通信を行う一般
回線用通信部62と、衛星(低軌道衛星)通信網を通じ
て外部との通信を行う衛星用通信路63と、GPS(Gl
obal Positioning System)衛星からの位置情報を受信
するGPS受信部64と、データを記憶する記憶部65
と、画像情報などを含むテレビジョン信号を受信するた
めのテレビジョン受信部66と、これらを制御するコン
ピュータ60とを有している。
【0023】この車載コントローラ6は、小型トラック
31および大型トラック3のコンテナ35などの後部扉
の内部に設けられている。この車載コントローラ6で
は、コンピュータ60が、無線通信部61を介して、タ
グリーダ30から送信される情報を受信し、その情報を
記憶部65に記憶する。これにより、車載コントローラ
6は、小型トラック31または大型トラック3に搭載さ
れた貨物Pについての情報を全て保持し管理するように
なっている。
【0024】この車載コントローラ6は、さらに、一般
回線用通信部62または衛星用通信部63を通じて外部
との通信を行うようになっている。この通信を行う際に
は、コンピュータ60が、一般回線通信網および衛星通
信網のうち、どちらが利用可能かを判断し、利用可能な
通信網を通じて、外部との通信を行うようになってい
る。車載コントローラ6は、さらに、テレビジョン信号
により画像情報などを受信できるようになっている。
【0025】図10は、車載コントローラ6の記憶部6
5に保持されたデータの一例を表すものである。車載コ
ントローラ6は、その車載コントローラ6が取り付けら
れた小型トラック31または大型トラック3の識別番号
と、運転者名と、搭載された各貨物Pの識別番号と、そ
の貨物Pに関する付帯情報とを記憶している。付帯情報
とは、例えば、こわれもの、生鮮食料品(その保管温度
なども含む)、期日指定、至急か否かなどを示す情報で
ある。
【0026】なお、大型トラック3には、運転者が目的
地を入力すると、その目的地までのルートを画像として
表示するいわゆるナビゲーションシステム(図示せず)
が設けられている。小型トラック31には、このような
ナビゲーションシステムは搭載されていないが、事業者
のニーズによっては搭載するようにしてもよい。
【0027】海上の運送手段としては、フェリー2(図
1)が用いられる。本実施の形態で利用するフェリー2
は、約30ノット(時速約57km)の速度で航行する
いわゆる高速フェリーであり、約200台の大型トラッ
ク3を乗船させることができるものである。なお、この
ような高速フェリーの代わりに、一般のフェリーを用い
ることも可能である。
【0028】図11は、フェリー2に乗船した大型トラ
ック3を管理するための制御系を表すものである。フェ
リー2には、フェリー2内の各大型トラック3の管理を
司る船内コントローラ7が設けられている。
【0029】船内コントローラ7は、船内に設置された
LAN(Local Area Network)77に接続されている。
このLAN77には、無線通信部74が接続されてい
る。この無線通信部74は、フェリー2に搭載された各
大型トラック3の車載コントローラ6から無線通信によ
り送信される情報を受信するようになっている。ここで
は、車載コントローラ6から、例えば、大型トラック3
の車体情報(温度やエンジン状態になど)についての情
報が無線通信部74に送信され、その情報がさらにLA
N77を介して船内コントローラ7に受信される。ま
た、LAN77には、大型トラック3の周辺を監視する
ための車両監視部76も接続されている。車両監視部7
6は、監視カメラを備えており、大型トラック3に不審
者が侵入しようとしていることを検知したときには、非
常事態を表す情報をLAN77を介して船内コントロー
ラ7に送信するようになっている。
【0030】LAN77には、さらに、衛星通信網を用
いた通信を行うための衛星用通信部72と、携帯電話回
線などの一般回線網を用いた通信を行うための一般回線
用通信網75と、GPS衛星からの位置情報を検知する
GPS受信部73とが接続されている。これにより、船
内コントローラ7は、フェリー2の正確な位置情報をリ
アルタイムで取得することができ、かつ、後述する管理
センタ1との間の情報の送受信を行うことができる。
【0031】次に、大分港Oなどにおいて、大型トラッ
ク3を一旦整列させるトラックヤード80について説明
する。図12は、トラックヤード80の基本構成を表す
ものである。トラックヤード80は、フェリー2に乗船
可能な台数の大型トラック3が整列できるだけの面積を
有している。各大型トラック3は、このトラックヤード
80で一旦整列されたのち、1台づつ順に、フェリー2
に向けて送り出されるようになっている。
【0032】図13は、トラックヤード80の上面図で
ある。トラックヤード80は、A〜Hなどの識別番号が
与えられた複数のレーン(図13では、8列のみ示す)
に分けられている。各レーンでは、複数台の大型トラッ
ク3が前後方向に整列するようになっている。
【0033】トラックヤード80の入口および出口に
は、大型トラック3の通過を規制する入口ゲート82お
よび出口ゲート81がそれぞれ設けられている。出口ゲ
ート81の先には、フェリー2まで続く図示しない桟橋
が設けられている。入口ゲート82および出口ゲート8
1の開閉制御は、図12に示したゲートコントローラ8
によって行われるようになっている。このゲートコント
ローラ8は、後述する管理センタ1からの指令に基づい
て、入口ゲート82および出口ゲート81の開閉制御を
行うようになっている。
【0034】入口ゲート82の近傍には、大型トラック
3の車載コントローラ6から送信される情報を受信する
受信装置84が設けられている。受信装置84は、大型
トラック3の車載コントローラ6から送信された識別番
号を受信し、その識別番号をゲートコントローラ8に送
信するようになっている。ゲートコントローラ8は、そ
の識別番号をさらに管理センタ1(後述)に送信する。
識別番号の照会(認証)のためである。ゲートコントロ
ーラ8は、管理センタ1から、侵入を許可してよい大型
トラック3であるとの通知を受けると、入口ゲート82
を開くようになっている。
【0035】出口ゲート81は、トラックヤード80の
各レーンの先頭にそれぞれ設けられており、1度に1つ
ずつ開かれるようになっている。ゲートコントローラ8
は、予め決められた順に出口ゲート81を開くようにな
っている。図14に示した状態では、Dレーンに対応す
る出口ゲート81が開かれ、そのDレーンに整列した大
型トラック3が出口ゲート81を通って、フェリー2に
向かって走行できるようになっている。
【0036】トラックヤード80の各レーンには、大型
トラック3の車載コントローラ6から送信される情報を
受信する受信装置85がそれぞれ設けられている。この
受信装置85は、前述の受信装置84と同様、大型トラ
ック3の車載コントローラ6から送信された識別番号を
受信し、その識別番号をゲートコントローラ8に送信す
るようになっている。ゲートコントローラ8は、その識
別番号をさらに管理センタ1(後述)に送信する。後述
するように、管理システム1において大型トラック3の
乗船手続を行うためである。さらに、各レーンには、大
型トラック3が正しく整列しているか否かをチェックす
るための監視カメラを備えた監視装置86が設けられて
いる。監視装置86は、そのレーンに整列する大型トラ
ック3を監視し、誤った大型トラック3がレーンに侵入
しようとすると、トラックヤード80に配備された係員
に警報や表示灯を用いて連絡を行うようになっている。
【0037】図14は、本実施の形態に係る運送システ
ムにおける船舶および車両の統括管理システムの制御系
を表すものである。本実施の形態に係る運送システムに
おける船舶および車両の統括管理システムは、フェリー
2、大型トラック3および貨物Pの情報を管理する管理
センタ1が設けられている。この管理センタ1は、コン
ピュータを有しており、フェリー2、大型トラック3お
よび貨物Pの情報を互いに関連づけて統括的に管理する
ものである。
【0038】管理センタ1は、図示しない通信装置を有
しており、衛星通信網または一般回線網を介して、各大
型トラック3の車載コントローラ6から送信された位置
情報を受信し、これにより、陸上を走行中の大型トラッ
ク3の位置情報をリアルタイムで取得するようになって
いる。管理センタ1は、また、フェリー2の船内コント
ローラ7から送信されたフェリー2の位置情報を受信
し、これにより、フェリー2の位置に関する情報をリア
ルタイムで取得するようになっている。このように、各
大型トラック3およびフェリー2の位置情報をリアルタ
イムで取得する処理は、管理センタ1に設けられた船舶
車両追跡システム1Aにより行われる。
【0039】なお、この船舶車両追跡システム1Aは、
さらに、必要に応じて、各大型トラック3の車載コント
ローラ6に対し、目的地までのルートを指示することに
より、各大型トラック3を目的地まで誘導する処理もで
きるようになっている。なお、この管理センタ1は、必
要な場合には、各大型トラック3に対し、テレビジョン
信号によって、目的地までのルートなどを表す画像情報
を送信できるようになっている。
【0040】各大型トラック3に搭載された貨物Pに貼
られたICタグ4の情報は、既に各大型トラック3の車
載コントローラ6に読み取られているため、管理センタ
1は、フェリー2および大型トラック3の位置情報と関
連づけて、各大型トラック3に搭載された貨物Pの情報
も取得することができる。このような、貨物Pの位置情
報をリアルタイムで取得する処理は、管理センタ1に設
けられた貨物追跡システム1Bにより行われる。
【0041】管理センタ1は、さらに、フェリー2に乗
船させる予定の各大型トラック3について、搭載された
貨物Pの種類などを考慮した上で、優先順位を決定し、
その優先順位に基づいて、トラックヤード80における
各大型トラック3の配置(レーン番号)を決定するよう
になっている。これは、フェリー2内における大型トラ
ック3の配置によって、大型トラック3の下船時刻に約
4時間の差ができるからである。トラックヤード80に
おける各大型トラック3の配置を決定しておけば、その
配置に従って、フェリー2内での配置も行われる。この
ように、トラックヤード80における各大型トラック3
の配置を決定する処理は、管理センタ1に設けられたト
ラック乗船管理システム1Cによって行われる。
【0042】管理センタ1は、さらに、大型トラック3
がトラックヤード80に到着すると、その大型トラック
3の識別番号を照会することにより認証を行い、その結
果をゲートコントローラ8に通知するようになってい
る。さらに、管理センタ1は、大型トラック3が、トラ
ックヤード80内の予定されたレーンに到着すると、ゲ
ートコントローラ8からその旨の通知を受け、乗船手続
を行うようになっている。このように、トラックヤード
80を管理する処理および乗船手続処理は、管理センタ
1に設けられたゲート管理システム1Dによって行われ
る。
【0043】管理センタ1は、さらに、フェリー2に各
大型トラック3が乗船したのち、船内コントローラ7か
ら、フェリー2内における各大型トラック3の車両状況
および監視情報を受信し、これにより、フェリー2内に
おける各大型トラック3の車両状態などをリアルタイム
で取得するようになっている。このように、フェリー2
内における各大型トラック3の車両状態などをリアルタ
イムで取得する機能は、管理センタ1に設けられたフェ
リー内監視システム1Eによって行われる。
【0044】図15は、管理センタ1が記憶しているデ
ータの一例を表すものである。図15に示したデータ
は、管理センタ1の船舶車両追跡システム1A、貨物追
跡システム1B、トラック乗船管理システム1C、ゲー
ト管理システム1Dおよびフェリー内監視システム1E
が共有しているものとする。図15に示したように、管
理センタ1は、フェリー2の識別番号と、そのフェリー
2に搭載される各大型トラック3の識別番号と、その大
型トラック3のフェリー2内における配置(レーン)
と、その大型トラック3に搭載された貨物Pについての
情報とを、互いに関連づけて記憶するようになってい
る。管理センタ1は、また、各大型トラック3につい
て、その目的地である東京の集荷センタTに到着する時
刻(予想到着時刻)を、関連づけて記憶している。この
予想到着時刻は、フェリー2内における大型トラック3
の位置に基づいて、横須賀港Yにおいて下船に要する時
間を求め、その下船に要する時間を考慮して求められる
ものである。
【0045】例えば、管理センタ1は、識別番号R01
の大型トラック3が、識別番号H01のフェリー2にお
けるAレーンに配置されており、その大型トラック3に
は、識別番号K01,K02...K15が付された貨
物Pが搭載されており、目的地への到着予定時間は20
時であることを把握している。
【0046】管理センタ1は、図14に示したように、
フェリー2や大型トラック3の事故などに備え、海上保
安庁、警察、消防および医療機関などの関連機関9との
間の通信を行うことができるようになっている。さら
に、管理センタ1は、貨物の到着予定時刻などを通知す
るため、運送会社91との間の通信を行うことができる
ようになっている。加えて、フェリー2に対し、必要に
応じて、気象状況や海難事故に関する情報を送信するよ
うになっている。
【0047】ここで、上述した管理センタ1は、「制御
システム」の一具体例に対応する。この場合、船舶車両
追跡システム1Aは「第1のシステム」および「第5の
システム」の具体例に対応し、トラック乗船管理システ
ム1Cは「第2のシステム」および「第4のシステム」
の具体例に対応し、フェリー内監視システム1Eは「第
3のシステム」の具体例に対応する。
【0048】図16は、大型トラック3,フェリー2お
よび管理センタ1における通信のために利用される通信
手段を表すものである。フェリー2は、その現在位置を
検出するため、GPS衛星101からの信号を受信でき
るようになっている。GPS衛星101からの信号の受
信は、上述したGPS受信部73(図11)により行わ
れる。同様に、大型トラック3は、その現在位置を検出
するため、GPS衛星101からの位置情報を受信でき
るようになっている。GPS衛星101からの信号の受
信は、上述したGPS受信部64(図9)により行われ
る。
【0049】フェリー2と管理センタ1との間の通信
は、低軌道衛星102を介した衛星通信網または携帯電
話局110を介した一般回線網の2種類のうちから選択
可能となっている。低軌道衛星102を介して通信を行
うため、国内の所定の箇所に衛星通信用アンテナ100
が設置されており、この衛星通信用アンテナ100と管
理センタ1との間は、例えば光通信網(光ファイバ)1
05によって接続されている。なお、フェリー2におい
て、衛星通信網を用いた通信は衛星用通信部72(図1
1)により行われ、一般回線網を用いた通信は一般回線
用通信部75(図11)により行われる。また、管理セ
ンタ1と、トラックヤード80のゲートコントローラ8
との間の通信も、光通信網105によって行われる。
【0050】大型トラック3と管理センタ1との間の通
信は、低軌道衛星102を介した衛星通信網、および、
携帯電話局110を介した一般回線網の2種類のうちか
ら選択可能となっている。携帯電話局110と管理セン
タ1との間は、例えば光通信網105によって接続され
ている。衛星通信網を利用する場合には、衛星用通信部
63が通信を行い、一般回線網を利用する場合には、一
般回線用通信部62が通信を行うようになっている。大
型トラック3の車載コントローラ6の制御部60は、衛
星通信網と一般回線網のどちらが使用可能かを判断し、
衛星用通信部63および一般回線用通信部62のいずれ
かを選択する。衛星通信網と一般回線網の両方が使用可
能な場合には、一般回線網を用いる。なお、管理センタ
1から大型トラック3に画像情報などを送信する際に
は、テレビジョン信号が用いられる場合もある。
【0051】[運送システムの作用]次に、以上のよう
に構成された運送システムの作用について説明する。ま
ず、小型トラック31(図6)を用いて、各集荷先Nの
貨物Pを集配する。このとき、運転者は、発送人が記入
した伝票40(図2)を受け取り、その伝票40を貨物
Pに貼り付け、さらに、伝票40の記入欄4Aをハンド
リーダ5(図4)でなぞる。ハンドリーダ5は、伝票4
0の記入欄4Aの記載情報を読み取ると共に、その情報
をICタグ4に送信する。ICタグ4(図2)は、ハン
ドリーダ5から送信された情報を受信し、記憶する。こ
れにより、貨物Pの情報は、ICタグ4に記憶される。
【0052】次に、運転者は、貨物Pを小型トラック3
1に搭載する。このとき、小型トラック31のコンテナ
35に設けられたタグリーダ30(図6)が、貨物Pに
貼り付けられたICタグ4の情報を読み取り、車載コン
トローラ6に送信する。これにより、小型トラック31
の車載コントローラ6の記憶部65(図9)は、その小
型トラック31に搭載された貨物Pの情報を得る。
【0053】貨物Pを搭載した小型トラック31は、ま
ず、福岡の集荷センタFに向かって走行する。車載コン
トローラ6は、GPS受信部64により小型トラック3
1の位置情報を得て、その位置情報を管理センタ1(図
14)に送信する。これにより、管理センタ1の船舶車
両追跡システム1Aは、小型トラック31の位置情報を
リアルタイムで取得する。さらに、管理センタ1の貨物
追跡システム1Bは、その小型トラック31に搭載され
た各貨物Pの位置情報をリアルタイムで取得する。
【0054】小型トラック31が福岡の集荷センタFに
到着すると、そこで、大型トラック3への貨物Pの積み
替えが行われる。この積み替えの際には、大型トラック
3に設けられたタグリーダ30(図7)が、貨物Pに貼
り付けられたICタグ4の情報を読み取り、その大型ト
ラック3の車載コントローラ6に送信する。これによ
り、大型トラック3の車載コントローラ6の記憶部65
(図9)は、その大型トラック3に搭載された全ての貨
物Pの情報を得る。
【0055】図17に模式的に示したように、貨物Pを
搭載した大型トラック3は、大分港Oに向かって走行す
る。走行中は、管理センタ1の船舶車両追跡システム1
Aが、大型トラック3の車載コントローラ6に、大分港
Oのトラックヤード80の位置情報などを送信する。大
型トラック3では、運転室内に設けられたナビゲーショ
ンシステムの表示部(図示せず)に、大分港Oのトラッ
クヤード80の位置情報が画像で表示される。運転者
は、そのナビゲーションシステムの表示に従って大型ト
ラック3を走行させることができる。
【0056】小型トラック31の場合と同様、大型トラ
ック3の車載コントローラ6は、GPS受信部64によ
り大型トラック3の位置情報を検知し、その位置情報を
管理センタ1に送信する。これにより、管理センタ1の
船舶車両追跡システム1Aは、大型トラック3の位置情
報をリアルタイムで取得する。さらに、管理センタ1の
貨物追跡システム1Bは、その大型トラック3に搭載さ
れた全ての貨物Pの位置情報をリアルタイムで取得す
る。
【0057】管理センタ1のトラック乗船管理システム
1Cは、大型トラック3に搭載された貨物Pの内容物に
応じて、フェリー2内における大型トラック3の配置を
決定する。例えば、生鮮食料品を搭載した大型トラック
3は、最も早い下船が可能な位置(すなわち、フェリー
2の出口付近)に配置する。このフェリー2の内部の配
置に応じて、トラックヤード80(図13)内において
大型トラック3が整列すべきレーンが決定される。例え
ば、最も早い時間に下船させる大型トラック3は第Hレ
ーンに並ばせる、といったことが決められる。管理セン
タ1によって決められたトラックヤード80内の配置に
ついての情報は、速やかに、該当する大型トラック3の
車載コントローラ6に送信される。
【0058】大型トラック3の運転者は、管理センタ1
から車載コントローラ6に送信された情報に基づいて、
自分がトラックヤード80のどのレーンに整列すべきか
を予め(トラックヤード80に到着する前に)知ること
ができる。また、遅くとも何時までにトラックヤード8
0に到着しなければならないかも、予め知ることができ
る。なお、運転手は、例えばインターネットなどを経由
して統括管理システム1にアクセスし、予めフェリー2
への乗船手続を行うこともできる。
【0059】大型トラック3がトラックヤード80に到
着すると、まず、入口ゲート82を通る。図18および
図19は、入口ゲート82の動作を表すものである。入
口ゲート82は、通常は、図18に示したように、大型
トラック3をトラックヤード80内に侵入させない位置
にある。大型トラック3の車載コントローラ6が、その
大型トラック3の識別番号を受信装置84に送信する
と、受信装置84は、車載コントローラ6から送信され
た識別番号をゲートコントローラ8に送信する。ゲート
コントローラ8は、受信装置84から送信された識別番
号を管理センタ1に送信し、管理センタ1では、識別番
号の照会を行う。すなわち、管理センタ1のゲート管理
システム1Dが、ゲートコントローラ8から送信された
識別番号と、乗船が予定されている大型トラック3の識
別番号のリストとを対照し、認証を行う。管理センタ1
のゲート管理システム1Dが、大型トラック3の侵入を
許可してよいと判断すると、その旨の指示をゲートコン
トローラ8に送信する。これにより、ゲートコントロー
ラ8は、図19に示したように入口ゲート82を開き、
大型トラック3は、トラックヤード80の中に侵入す
る。
【0060】図20は、トラックヤード80内の各レー
ンの入口部分を表すものである。レーンの入口におい
て、大型トラック3の車載コントローラ6が、そのレー
ンの近傍に配置された受信装置85に識別番号を送信す
ると、その受信装置85は、車載コントローラ6から送
信された識別番号をゲートコントローラ8に転送する。
ゲートコントローラ8は、受信装置85から送信された
識別番号を管理センタ1に送信し、管理センタ1は自動
的に乗船手続を行う。監視装置86は、レーンに侵入す
る大型トラック3を監視し、大型トラック3が誤ったレ
ーンに並ぼうとしている場合には、警報や表示灯などを
介して、トラックヤード80内の係員に通知を行う。
【0061】このようにして、大型トラック3は、トラ
ックヤード80内の予め指定されたレーンに整列する。
トラックヤード80における整列が完了すると(すなわ
ち、管理センタ1における乗船手続が完了すると)、そ
の大型トラック3が、乗船の際にフェリー2のどの位置
に搭載され、下船の際に何番目に下船できるかが確定す
る。管理センタ1は、大型トラック3の下船予定時刻を
算出し、運送会社91に連絡する。
【0062】図21は、出口ゲート81の動作を表すも
のである。トラックヤード80内の大型トラック3の整
列が完了すると、ゲートコントローラ8は、トラックヤ
ード80の各レーンに対応した出口ゲート81を、予め
決められた順に(例えば、H,G,F,E,D,C,
B,Aレーンの順に)一つずつ開く。大型トラック3
は、自分が並んでいるレーンの出口ゲート81が開く
と、その出口ゲート81を通ってトラックヤード80の
外に進み、図示しない桟橋を経由してフェリー2に乗船
する。フェリー2内での大型トラック3の配置は、トラ
ックヤード80内の配置と対応している。
【0063】予定の出港時間になると、フェリー2は、
大分港Oを出港する。図11に示した船内コントローラ
7は、GPS受信部73からの信号に基づき、フェリー
2の位置情報を取得し、その位置情報を、衛星用通信部
72または一般回線用通信部75を介して管理センタ1
に送信する。これにより、管理センタ1の船舶車両追跡
システム1Aは、フェリー2の位置情報をリアルタイム
で取得する。さらに、管理センタ1の貨物追跡システム
1Bは、そのフェリー2に乗船した各大型トラック3に
搭載された貨物Pの位置情報をリアルタイムで取得す
る。また、船内コントローラ7は、衛星用通信部72を
介して、管理センタ1から、気象情報や海難情報などに
関連する情報を受信する。
【0064】フェリー2内では、船内コントローラ7
が、無線通信部74を介して各大型トラック3の車載コ
ントローラ6から送信された車両情報を受信し、車両監
視部76から送信された監視情報を受信する。船内コン
トローラ7は、大型トラック3の車両情報および監視情
報を、衛星用通信部72を介して管理センタ1に送信す
る。これにより、管理センタ1のフェリー内監視システ
ム1Eは、各大型トラック3の車両状態および監視情報
をリアルタイムで取得する。
【0065】フェリー2は、最高時速31ノット(約時
速57km)で航行する能力があるが、通常は、最高時
速よりも若干低い速度で航行することになっている。こ
れは、気象状況の急変などにより航行に遅れが生じた場
合には、最高時速で航行することによってその遅れを取
り戻し、予定時刻に横須賀港Yに到着できるようにする
ためである。
【0066】フェリー2が横須賀港Yに到着すると、大
型トラック3の下船が開始される。ここでは、フェリー
2の出口に近い大型トラック3から順に下船する。最初
の大型トラック3の下船を開始してから、全ての大型ト
ラック3の下船が完了するまでには、約4時間を要す
る。
【0067】横須賀港Yを出発した各大型トラック3
は、東京の集荷センタTに向かう。ここでも、大型トラ
ック3に搭載された車載コントローラ6は、GPS受信
部64により大型トラック3の位置情報を取得し、その
位置情報を管理センタ1に送信する。これにより、管理
センタ1は、大型トラック3の位置情報をリアルタイム
で取得し、従ってその大型トラック3に搭載された各貨
物Pの位置情報をリアルタイムで取得する。
【0068】横須賀港Yから東京の集荷センタTに向か
って走行する時間帯は、交通渋滞が起きやすい時間帯
(17時から18時まで)を避けて、19時から20時
の間に設定されている。
【0069】管理センタ1は、横須賀港Yから東京の集
荷センタTまでの渋滞状況についての情報もリアルタイ
ムで収集している。事故などにより予想外の渋滞が発生
した場合には、大型トラック3の車載コントローラ6
に、渋滞情報を送信し、代替ルートを選択できる場合に
は、その旨の指令を送信する。車載コントローラ6は、
大型トラック3の運転席に設けられたナビゲーションシ
ステムの表示装置に、管理センタ1から送信された指令
を表示する。運転者は、表示装置に表示された指令に基
づき、代替ルートに沿って大型トラック3を走行させ
る。さらに、管理センタ1は、予想外の渋滞により、東
京の集荷センタTへの到着が遅れる可能性があると判断
した場合には、集荷センタTおよび配達先に、到着の遅
れが予想される旨を通知する。
【0070】横須賀港Yから東京の集荷センタTまでの
距離は、(東京−福岡間の運送をトラックのみで行う場
合に比べて)短く、交通渋滞の状況と、それによる大型
トラック3の到着時間の遅れが把握しやすい。そのた
め、管理センタ1は、常に、最も正確な到着予定時刻を
配達先などに知らせることができる。
【0071】大型トラック3が東京の集荷センタTに到
着すると、そこで、小型トラック31への貨物Pの積み
替えが行われる。この積み替えの際には、小型トラック
31の荷台に設けられたタグリーダ30が、貨物Pに貼
り付けられたICタグ4の情報を読み取り、車載コント
ローラ6に送信する。これにより、小型トラック31の
車載コントローラ6は、その小型トラック31に搭載さ
れた全ての貨物Pの情報を得る。
【0072】大型トラック3から貨物Pを転載された小
型トラック31は、配送先(各家庭)に向かい、それぞ
れの貨物Pを配達する。ここでは、貨物Pの受取人が伝
票4にサインをしたのち、小型トラック31の運転者
は、その伝票4の控えとICタグ4を回収する。これに
より、貨物Pの運送は、完了する。
【0073】一方、東京の集荷センタTで貨物Pを降ろ
した大型トラック3は、別の小型トラック31から貨物
を転載され、再び横須賀港Yに向かう。横須賀港Yで
は、各大型トラック3がフェリー2に乗船し、フェリー
2は大分港Oに向かう。横須賀港Yから大分港Oを経て
福岡の集荷センタFに至る各プロセスは、福岡の集荷セ
ンタFから大分港Oを経て横須賀港Yに至る各プロセス
を逆の順序で行えばよいので、説明は省略する。
【0074】図22(A)は、大型トラック3が福岡の
集荷センタFを出発してから東京の集荷センタTに到着
するまでの時間を表すタイムチャートである。図22
(A)に示したように、福岡の集荷センタFを出発した
大型トラック3が大分港Oに到着するには、約1時間を
要する。大型トラック3が大分港Oに到着してからフェ
リー2に乗船し終わるまでには、約30分を要する。フ
ェリー2が大分港Oを出港してから横須賀港Yに到着す
るまでには、約17.5時間を要する。フェリー2が横
須賀港Yに入港してから、最初の大型トラック3が下船
するまでには、約30分を要する。また、フェリー2が
横須賀港Yに入港してから、全ての大型トラック3が下
船し終わるまでには、約4時間を要する。大型トラック
3が横須賀港Yを出発してから東京の集荷センタTに到
着するまでには、約1時間を要する。
【0075】すなわち、フェリー2から比較的早い順番
で下船した大型トラック3については、福岡の集荷セン
タFから東京の集荷センタTまでの所要時間は、約2
0.5時間となる。一方、フェリー2から最後に下船し
た大型トラック3については、福岡の集荷センタFから
東京の集荷センタTまでの所要時間は、24時間とな
る。
【0076】なお、ここでは、大型トラック3をフェリ
ー2によって運送するようにしたが、大型トラック3を
(エンジンや運転席などを含む)エンジン部と(コンテ
ナを含む)シャーシ部とで分割できるようにした場合に
は、シャーシ部のみをフェリー2で運送することも可能
である。この場合、大分港Oで大型トラック3がフェリ
ー2に乗船したのち、シャーシ部を残してエンジン部が
下船するようにし、さらに、横須賀港Yにおいて、別の
エンジン部がフェリー2に乗船してシャーシ部と合体し
て下船するようにしてもよい。
【0077】[実施の形態による効果]本実施の形態に
より得られる効果のうち、まず、配達時間の管理の面に
おける効果について説明する。
【0078】本実施の形態に係る運送システムにおける
船舶および車両の統括管理システムによれば、フェリー
2および大型トラック3(および小型トラック31)を
互いに関連づけてリアルタイムで統括管理するようにし
たので、予定した時刻に、貨物Pを配達先に配達するこ
とができる。そのため、顧客サービスの向上に資するこ
とができる。
【0079】特に、本実施の形態では、大型トラック3
とフェリー2とを組み合わせた運送システムを採用して
いることから、(大型トラック3のみによる運送システ
ムに比べて)大型トラック3の走行する範囲が限定さ
れ、その間の交通渋滞が把握しやすくなる。従って、管
理センタ1が、渋滞状況を予め予想して到着時刻を予想
する事が可能になる。また、予想外の渋滞が生じた場合
には、代替ルートを探したり、到着時間の遅れを配達先
に通知したりすることも可能になる。
【0080】さらに、図14に示した管理センタ1の船
舶車両追跡システム1Aが、各大型トラック3およびフ
ェリー2の位置情報をリアルタイムで取得するようにし
たので、各大型トラック3およびフェリー2の最新の状
況を常に把握し、その状況に応じた迅速かつ適切な処理
を取ることができる。
【0081】さらに、管理センタ1の船舶車両追跡シス
テム1Aが、必要に応じて、各大型トラック3に対し
て、目的地(例えば集荷センタ)までのルートを指示す
るようにしたので、予想外の渋滞などが発生しても、大
型トラック3が迅速に目的地に到着することができる。
【0082】また、管理センタ1の貨物追跡システム1
Bが、フェリー2および大型トラック3の情報に関連づ
けて貨物Pの情報をリアルタイムで取得するようにした
ので、どの貨物Pがいつ配達先に届くかという詳細な予
定を正確に立てることも可能になる。
【0083】また、管理センタ1のトラック乗船管理シ
ステム1Cが、フェリー2内における大型トラック3の
配置を管理するようにしたので、フェリー2から大型ト
ラック3を下船させる際に生じる時間ロスまでが事前に
正確に予測でき、目的地への到着時刻を正確に予想する
ことが可能になる。
【0084】また、管理センタ1のゲート管理システム
1Dが、トラックヤード80の各レーンに大型トラック
3が侵入する際に、自動的に乗船手続を行うようにした
ので、運転手が自ら煩雑な手続を行う必要がなくなり、
そのための時間のロスも低減される。
【0085】さらに、管理センタ1のフェリー内監視シ
ステム1Eが、フェリー2に設けられた車両監視部76
を介して、フェリー2の内部における各大型トラック3
の車体情報をリアルタイムで取得するようにしたので、
予想外の異常(例えば、保冷車の温度が変化した場合な
ど)が生じた場合に、必要な措置を迅速に取ることがで
きる。
【0086】加えて、管理センタ1のフェリー内監視シ
ステム1Eが、フェリー2に設けられた車両監視部76
を介して、フェリー2の内部における各大型トラック3
の監視情報をリアルタイムで取得するようにしたので、
例えば窃盗者が大型トラック3に侵入していた場合に
も、警備員を現場に派遣するなどの措置を取ることがで
きる。
【0087】加えて、各大型トラック3と管理センタ1
との間の通信を、衛星通信網および一般回線用通信網の
うちから選択して行うようにしたので、衛星通信用アン
テナ100と管理センタ1との間の通信を光通信網によ
って行うようにしたので、迅速かつ正確な通信が行われ
る。
【0088】次に、環境対策上の効果について説明す
る。
【0089】本実施の形態では、ディーゼルエンジンか
ら排出される有害な窒素酸化物の排出量を低減する効
果、および、二酸化炭素の排出量を低減する効果とい
う、2つの環境対策上の効果を達成することができる。
【0090】すなわち、トラックの駆動源として用いら
れるディーゼルエンジンは、有害な窒素酸化物の排出量
が多いことが知られているが、本実施の形態では、トラ
ックとフェリーとを組み合わせたいわゆる複合運送シス
テムを採用することにより、大分港Oと横須賀港Yとの
間の運送を、有害な窒素酸化物の排出量の少ないフェリ
ーによって行っている。そのため、トラックのみによる
運送システム採用した場合に比べ、有害な窒素酸化物の
排出量を大幅に低減することができる。これは、国民の
健康維持のための要請に合致するものである。
【0091】図23には、トラックおよびフェリーの二
酸化炭素(CO2)の排出量を表す図である。図23で
は、鉄道の単位走行距離当たりの二酸化炭素排出量を1
00として表している。ここでは、鉄道の二酸化炭素排
出量を100としている。図23に示したように、フェ
リーの二酸化炭素排出量は、トラックの約4分の1であ
る。そのため、トラックとフェリーとを組み合わせたい
わゆる複合運送システムを採用することにより、大分港
Oと横須賀港Yとの間の運送をフェリーによって行うこ
とができ、二酸化炭素排出量を、トラックのみによる運
送システム採用した場合よりも大幅に低減することがで
きる。これは、地球の温暖化を防止するために二酸化炭
素の排出量を制限しようという世界的な傾向に合致する
ものである。
【0092】次に、輸送コストにおける効果について説
明する。
【0093】図22(B)には、大型トラックのみによ
る運送システム採用した場合の福岡から東京までの所要
時間を表すものである。図22(B)に示したように、
大型トラックのみによる運送システムでは、2人の運転
者が交代で運転しながら、休憩を挟みつつ、24時間か
けて福岡から東京まで大型トラックを運転している。従
って、2名の運転者を24時間拘束しなければならず、
人件費の低減が困難である。
【0094】これに対し、本実施の形態では、図22
(A)に示したように、福岡から大分港まで大型トラッ
ク3を運転した運転手は、大型トラックをフェリーに乗
船させたあと大型トラック3を降り、横須賀港から東京
までは、別の運転手が運転を行うようにすることが可能
になる。フェリーが航行している間は、運転手がトラッ
クに帯同している必要はないからである。従って、運転
手を拘束する時間が少なくなり、人件費を低減させ、輸
送コストの低減が可能になる。
【0095】この点について、輸送コストの実例を挙げ
て説明する。すなわち、本実施の形態によれば、大型ト
ラック3の運転手は、福岡地区(福岡の集配センタF〜
大分港O)および東京地区(横須賀港Y〜東京の集配セ
ンタT)において、1名ずつそれぞれ3時間だけ拘束す
ればよい。従って、運転手の単価(8時間の労働に対し
て支払われる賃金)を23,000円とすると、人件費
の合計は17,000円となる。
【0096】また、福岡地区および東京地区の大型トラ
ック3の走行距離の合計は、200km程度であるた
め、大型トラック3の燃費を1リットル当たり5.5k
mとし、燃料1リットル当たりの単価を80円とする
と、大型トラック3に関する燃料費の合計は6,000
円となる。加えて、福岡地区および東京地区で使用する
有料道路の料金の合計は、12,000円となる。さら
に、大分〜横須賀を航行するフェリー2の使用量を、乗
船した大型トラック3の台数で除すると、70,850
円となる。
【0097】本実施の形態における輸送コストは、これ
ら人件費、燃料費、有料道路料金およびフェリー料金の
合計であり、105,850円となる。図22(B)に
示した従来の運送システムで同様の計算を行うと、輸送
コストは166,520円となる。このように、本実施
の形態によれば、輸送コストの大幅な低減が可能になる
ことが分かる。
【0098】さらに、運転手は、福岡と大分港までトラ
ックを運転したあと、大分港から福岡に向かう別のトラ
ックを運転するなど、別の業務を行うことが可能にな
る。従って、福岡地区担当の運転手は、福岡と大分港と
の往復に専念し、東京地区担当の運転手は、横須賀港と
東京との往復に専念するというように、効率よい人員配
置を行うことが可能になる。このように効率的な人員配
置を行うことにより、輸送コストの大幅な低減が可能に
なる。
【0099】また、長距離運転の必要がなくなることか
ら、運転手の健康改善を図ることができ、疲労に伴う事
故を防止することもできる。
【0100】以上、上記の実施の形態を挙げて本発明を
説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記の実施の形
態では、フェリー2として高速フェリーを用いることと
したが、一般のフェリーなど、高速フェリー以外の船舶
を利用してもよい。また、運送ルートは、図1に示した
ものに限られず、船舶と車両を利用した運送が可能なル
ートであれば、どこであってもよい。
【0101】また、上記の実施の形態では、小型トラッ
ク31および大型トラック3を用いて陸上の運送を行う
ようにしたが、小型トラックや大型トラックの代わり
に、他の車両を用いてもよい。
【0102】さらに、上記の実施の形態では、車両に
よる運送(福岡〜大分港)、船舶による運送(大分港
〜横須賀港)および車両による運送(横須賀港〜東
京)を組み合わせたが、これらの他に、さらに船舶や車
両による運送を組み合わせてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
運送システムにおける船舶および車両の統括管理システ
ムによれば、船舶および車両の情報を互いに関連づけて
統括管理するようにしたので、船舶に搭載された車両が
何時に港に上陸でき、その車両が目的地に何時に到着す
るかを正確に予想することが可能になり、車両が目的地
に到着する時間が正確に予測できる上、その予測した時
刻に車両を正確に目的地に到着させることができる。こ
れにより、顧客の希望した時間に、貨物を配達すること
が可能になり、サービスの向上に資することができる。
【0104】さらに、船舶と車両を組み合わせて運送を
行うようにしたので、有害な窒素酸化物の排出量が少な
い船舶を用いて長距離の運送を行うことが可能になり、
それだけ、有害な窒素酸化物の排出量を減少させること
ができる。これは、国民の健康維持のための要請に合致
するものである。加えて、二酸化炭素の排出量が少ない
船舶を用いて長距離の運送を行うことが可能になるた
め、それだけ、二酸化炭素の排出量を減少させることが
できる。これは、地球温暖化の防止のための世界的な傾
向に合致するものである。
【0105】また、船舶と車両を組み合わせて運送を行
うようにしたので、車両の運転手の拘束時間を減少させ
ると共に、燃料費と人件費を節約できるようなシステム
の構築が可能になる。これにより、人件費および燃料費
を節約し、輸送コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る船舶および車両の
統括管理システムが適用される運送ルートを表す概略図
である。
【図2】貨物に貼られた伝票およびICタグを表す斜視
図である。
【図3】ICタグの構成例を表すブロック図である。
【図4】ハンドリーダの外形形状を表す平面図である。
【図5】ハンドリーダの構成例を表すブロック図であ
る。
【図6】小型トラックの側面図である。
【図7】大型トラックの側面図である。
【図8】タグリーダの構成例を表すブロック図である。
【図9】車載コントローラの構成例を表すブロック図で
ある。
【図10】車載コントローラが記憶するデータ例を表す
テーブルである。
【図11】フェリー内部に設けられた船上管理システム
を表すブロック図である。
【図12】トラックヤードにおいてフェリーにトラック
が乗船する状態を表す図である。
【図13】トラックヤードの平面図である。
【図14】本実施の形態に係る統括管理システムの制御
系を表すブロック図である。
【図15】管理システムが記憶するデータ例を表すテー
ブルである。
【図16】管理センタ、フェリーおよびトラックの通信
を行うための通信手段を表す図である。
【図17】トラックが福岡から大分港に向かっている状
態を表す図である。
【図18】図13に示したトラックヤードの入り口ゲー
トが閉鎖した状態を表す斜視図である。
【図19】図18に示した入り口ゲートが開いた状態を
表す斜視図である。
【図20】図13に示したトラックヤードのレーンの入
り口を表す斜視図である。
【図21】図13に示したトラックヤードの出口ゲート
を表す斜視図である。
【図22】福岡から東京までの所要時間を表すタイムチ
ャートである。
【図23】二酸化炭素の排出量を表す特性図である。
【符号の説明】
1…管理センタ、1A…船舶車両管理システム、1B…
貨物追跡システム、1C…トラック乗船管理システム、
1D…ゲート管理システム、1Eフェリー内監視システ
ム、2…フェリー、3…大型トラック、30…タグリー
ダ、31…小型トラック、4…ICタグ、40…伝票、
5…ハンドリーダ、6…車載コントローラ、64…GP
S受信部、7…船内コントローラ、73…GPS受信
部、76…車両監視部、8…ゲートコントローラ、80
…トラックヤード、81…出口ゲート、82…入り口ゲ
ート、84…受信装置、85…受信装置、100…衛星
通信用アンテナ、101…GPS衛星、102…低軌道
衛星、105…光通信網。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物を搭載した複数の車両を、それぞれ
    の出発地から第1の港まで走行させ、 この複数の車両を船舶に乗船させ、 この船舶を前記第1の港から第2の港まで航行させ、 この第2の港において、前記船舶から前記複数の車両を
    下船させ、 これら複数の車両を、それぞれの目的地に向かって走行
    させる運送システムにおいて、 前記船舶および前記複数の車両の情報を、少なくともコ
    ンピュータシステムを用いて、互いに関連づけてリアル
    タイムで統括管理する制御システムを備えたことを特徴
    とする運送システムにおける船舶および車両の統括管理
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513846A (ja) * 2003-11-07 2007-05-31 スリーヴ・ミッシュ・インベンションズ・リミテッド コンテナのトラッキング
JP2009196777A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ搬送トラックの運行管理システム
JP2010073031A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 施工管理システム
CN114228844A (zh) * 2022-01-07 2022-03-25 朱鹤奇 一种分离式货物箱体运输车及其货物分拣管理系统

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