JP2002153141A - 栽培システム及び巡回栽培方法 - Google Patents

栽培システム及び巡回栽培方法

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JP2002153141A
JP2002153141A JP2000352040A JP2000352040A JP2002153141A JP 2002153141 A JP2002153141 A JP 2002153141A JP 2000352040 A JP2000352040 A JP 2000352040A JP 2000352040 A JP2000352040 A JP 2000352040A JP 2002153141 A JP2002153141 A JP 2002153141A
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Akira Ichikawa
市川  章
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Ichikawa Seisakusho Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収穫作業における作業者の負担をなくすと共
に、収穫量を安定化させることのできる栽培システムを
提供する。 【解決手段】 栽培ハウス1内に設けられ、先頭側に向
かって下り傾斜する4段の第1の栽培棚3,5,7,9
と、栽培ハウス1内で第1の栽培棚9の下方に設けら
れ、後方に向かって下り傾斜する第2の栽培棚11と、
各棚にその長手方向に並べて10枚ずつ載置される作物
パレット13と、栽培ハウス1内において第1の栽培棚
3,5,7,9の先頭側に設けられ、第1の栽培棚3,
5,7,9に載置された作物パレット13を一つずつ取
り出して下方に移動させる第1の昇降機15と、栽培ハ
ウス1内において第1の昇降機15と反対側に設けら
れ、第2の栽培棚11に載置された作物パレット13を
一つずつ取り出して上方に移動させる第2の昇降機17
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栽培システムに係
り、特に、イチゴやしいたけ等の作物を栽培するための
栽培システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、イチゴの栽培は、図14(A)に
示す様に、地面で直接栽培する方法(露地栽培)、温室
内において地面で直接栽培する方法(ハウス栽培)、及
び温室内において棚で水耕栽培する方法(水耕栽培)が
とられている。また、しいたけの栽培方法としては、図
14(B)に示す様に、木陰の地面で直接栽培する方法
(露地栽培)及び温室内において棚で水耕栽培する方法
(水耕栽培)がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の栽培方
法では、作物を収穫したり手入れしたりするには、栽培
箇所を作業者が移動しながらこれを行わなければならな
い。例えば露地栽培のイチゴの収穫においては、イチゴ
を栽培している畝の間に作業者がしゃがみ込んだ状態で
移動しながら収穫をしなければならない。このため、従
来の栽培方法では収穫作業や手入れ等の作物の管理が大
変であるという問題があった。
【0004】また、従来の水耕栽培は、ハウス内に固定
された棚の上で定位置にて作物を栽培する方法であるた
め、場所によって日当たり等に差が生じ、収穫量に差が
生じる場合があるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、収穫作業における作業
者の負担をなくすと共に、収穫量を安定化させることの
できる栽培システムを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明の栽培システムは、栽培ハウスと、
該栽培ハウス内に設けられ、先端に向かって下り傾斜す
る第1の栽培棚と、前記栽培ハウス内で前記第1の栽培
棚の下方に設けられ、後端に向かって下り傾斜する第2
の栽培棚と、各棚に、棚の長手方向に並べて複数枚ずつ
載置される作物パレットと、前記栽培ハウス内において
前記第1の栽培棚の先端側に設けられ、前記第1の栽培
棚に載置された作物パレットを一つずつ取り出して下方
に移動させる第1の昇降機と、前記栽培ハウス内におい
て前記第1の昇降機と反対側に設けられ、前記第2の栽
培棚に載置された作物パレットを一つずつ取り出して上
方に移動させる第2の昇降機とを備えている。
【0007】この本発明の栽培システムによれば、作物
は、第1,第2の栽培棚の上に載置された作物パレット
上で栽培される。そして、収穫や手入れ等の作物の管理
に当たっては、第1の昇降機で第1の栽培棚の一番手前
にある作物パレットを取り出し、下降させて作業位置へ
と移動させ、そこで収穫する。そして、収穫や手入れ等
が終わった作物パレットは、作業者が第2の栽培棚へと
押し入れる。すると、第2の栽培棚の一番奥の作物パレ
ットが押し出されるので、これを第2の昇降機で受け止
め、上昇させて第1の栽培棚へと奥から挿入する。この
作業を順次繰り返して第1の栽培棚上に載置されていた
作物パレットからの収穫や手入れといった種々の作業を
実行することにより、定位置で全ての作物パレットから
の収穫や手入れ等を実行することができる。また、この
栽培システムによれば、作物パレットは、ハウス内にお
いて、第1,第2の栽培棚の間で巡回されるので、日当
たり等の条件が均一となり、各作物パレットにおける収
穫量を安定化させることができる。
【0008】ここで、上述の栽培システムにおいて、前
記第1の栽培棚を複数段備えておくとよい。こうするこ
とで、ハウス内の空間を上下方向に最大限に有効利用し
て、最大量の作物を栽培、収穫することができるからで
ある。
【0009】また、上述の栽培システムにおいて、前記
第1の栽培棚及び第2の栽培棚を、所定間隔でハウスの
長手方向に複数列配置し、前記第1,第2の昇降機は、
前記ハウスの長手方向に移動可能としておくとよい。こ
の様に構成することで、ハウス内の空間を長手方向に最
大限に利用して作物を栽培することができる。また、作
物の収穫や手入れ等に当たっては、各列の栽培棚の手前
側においてこれを行い、1つの棚について収穫や手入れ
等が完了したら隣の棚へと第1,第2の昇降機を横移動
させ、そこで収穫や手入れ等の種々の作業を実行するこ
とができる。この結果、栽培システムを構成する装置構
成を複雑化することなく、複数列の棚において栽培して
いる作物に対して効率よく収穫や手入れ等を実行するこ
とができる。
【0010】さらに、上述の栽培システムにおいて、前
記第1の昇降機には、作業用イスが備えられている様に
構成するとよい。こうすることで、収穫や手入れ等の作
業に当たって、作業者は作業用イスに腰掛けたままでこ
れを行うことができ、収穫や手入れ等の作業の負担が大
幅に軽減されるからである。特に、老人や、障害者の様
な弱者にとっては、作業用イスに腰掛けて作業ができる
ことは非常に有利である。また、車いすを必要とする作
業者の場合、この作業用イスとして車いすを固定するこ
とができるような装置構成とし、作業者の車いすがその
まま作業用イスとなる様にしておくとよい。
【0011】また、上述の栽培システムにおいて、前記
第1の栽培棚と第2の栽培棚との間に散水装置が備えて
おくとよい。こうすることで、収穫作業を実行している
間に、各作物パレットに対して散水等を実行することが
できるからである。
【0012】また、本発明の巡回栽培方法は、上述した
栽培システムを用いて、前記第1の昇降機を駆動して前
記第1の栽培棚の先頭側から一つずつ作物パレットを取
り出して下降させ、作業位置において収穫や手入れ等の
作業を実行すると共に、収穫や手入れ等の作業の終了し
た作物パレットを前記第2の栽培棚に送り出し、該第2
の栽培棚の後方から押し出される作物パレットを前記第
2の昇降機で取り出すと共に上昇させ、収穫や手入れ等
の作業の終わった作物パレットが載置されていた第1の
栽培棚に後方から押し入れる動作を繰り返し実行するこ
とにより、前記第1の栽培棚に載置されていた作物パレ
ットからの収穫や手入れ等の作業と、作物パレットの載
置位置の入れ替えとを繰り返し実行する様にしたことを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
の栽培システムについて、図面を参照しつつ説明する。
【0014】本実施の形態の栽培システムは、図1,図
2に示す様に、栽培ハウス1と、栽培ハウス1内に設け
られ、図示左側に向かって下り傾斜する4段の第1の栽
培棚3,5,7,9と、栽培ハウス1内で第1の栽培棚
9の下方に設けられ、図示右側に向かって下り傾斜する
第2の栽培棚11と、各棚3,5,7,9,11に、棚
の長手方向に並べて10枚ずつ載置される作物パレット
13と、栽培ハウス1内において第1の栽培棚3,5,
7,9の左側に設けられ、第1の栽培棚3,5,7,9
に載置された作物パレット13を一つずつ取り出して下
方に移動させる第1の昇降機15と、栽培ハウス1内に
おいて第1の昇降機15と反対側に設けられ、第2の栽
培棚11に載置された作物パレット13を一つずつ取り
出して上方に移動させる第2の昇降機17とを備えてい
る。なお、各栽培棚3〜11には、作物パレット13を
棚の傾斜に従って移動し易くするためのガイドローラー
が設けられている。
【0015】また、図3に示す様に、第1の栽培棚3,
5,7,9及び第2の栽培棚11を、所定間隔でハウス
1の長手方向に複数列配置し、第1,第2の昇降機1
5,17は、ハウス1の長手方向に移動可能とされてい
る。そして、第1の昇降機15には、作業用イス19が
備えられており、この作業用イス19も第1の昇降機1
5と共に、ハウス1内をその長手方向に移動可能とされ
ている。また、第1の昇降機15と第2の昇降機17
は、ハウス1内を移動するとき、互いに連動して移動す
る様に構成されている。さらに、図1,図2に示す様
に、第1の栽培棚9と第2の栽培棚11との間に散水装
置21が備えられている。
【0016】作物パレット13は、例えば、図4に示す
様なものを用いる。図4(A)は、しいたけ栽培用の作
物パレット13aを図示したものである。図示の様に、
しいたけ栽培用の作物パレット13aは、1800mm
×600mmの枠材の底面がエクスパンドメタルで構成
されており、しいたけ栽培用のポットを固定するための
固定材23が千鳥状態に植設されている。また、図4
(B)は、イチゴ栽培用の作物パレット13bを図示し
たものである。図示の様に、イチゴ栽培用の作物パレッ
ト13bは、1800mm×600mmの枠材の底面が
エクスパンドメタルで構成されており、中心部に発泡ス
チロール成型品による苗床25が取り付けられると共
に、この苗床25の前方及び後方に、斜めに傾斜する様
にビニールシート27が取り付けられている。
【0017】次に、この栽培システムにおける収穫の様
子を説明する。図2に示す様に、作業者は作業用イス1
9に腰掛けた状態で収穫作業を実行する。作業前の状態
を、50枚の作物パレットにP−1〜P−50の符号を
付して示したのが図5(A)の状態である。収穫作業を
開始すると、第1の昇降機15を駆動して、最上段の栽
培棚3の先頭にある作物パレットP−1を取り出して作
業位置まで下降させる。こうして作業位置まで作物パレ
ットP−1を下降させたら、その位置で収穫作業を実行
する。このとき、最上段の栽培棚3上にある残りの9枚
の作物パレットP−2〜P−10は、傾斜に沿って1枚
分だけ先頭側へ滑り降りてくる。こうして1枚目の作物
パレットP−1からの収穫作業が完了したら、この作物
パレットP−1を第1の昇降機15上から最下段の栽培
棚11上へと送り出す。すると、最下段の栽培棚11に
載置されていた作物パレットP−41〜P−50は、順
次後方へ押し出され、最も後方にあった作物パレットP
−50は、第2の昇降機17上へと送り出される。こう
して送り出された作物パレットP−50は、第2の昇降
機17によって上昇され、最上段の栽培棚3に対して後
方から押し入れられる。この状態が図5(B)である。
以下、同様にして、作物パレットP−2、P−3、…、
P−10を順次収穫作業位置へと移動させ、収穫作業終
了後は最下段の栽培棚11へと押し込むと共に、最下段
の栽培棚11に当初載置されていた作物パレットP−4
9〜P−41を順次最上段の栽培棚3へと移動させる
(図6〜図10)。こうして、最上段の栽培棚3に載置
されていた作物パレットP−1〜P−10の10枚全部
について収穫作業を終えると、図10に示す様に、最上
段の栽培棚3には、最下段の栽培棚11に載置されてい
た作物パレットP−41〜P−50が載置された状態と
なる。
【0018】こうして最上段の栽培棚3に載置されてい
た作物パレットP−1〜P−10からの収穫作業が完了
すると、次に、上から2段目の栽培棚5に載置されてい
る作物パレットP−11〜P−20からの収穫作業へと
移行する。この場合も、最上段の栽培棚3に載置されて
いた作物パレットP−1〜P−10からの収穫作業と同
様に、上から2段目の栽培棚5に載置されている作物パ
レットP−11〜P−20の内の先頭のものを第1の昇
降機15で1枚だけ取り出し、これを作業位置へと下降
する。そして、作業位置における収穫作業が完了した
ら、この収穫の終わった作物パレットを最下段の栽培棚
11へと送り出す。すると、最下段の栽培棚11に載置
されていた作物パレットP−1〜P10は、順次後方へ
押し出され、最も後方にあった作物パレットP−1は、
第2の昇降機17上へと送り出される。こうして送り出
された作物パレットP−1は、第2の昇降機17によっ
て上昇され、上から2段目の栽培棚5に対して後方から
押し入れられる。こうして、上から2段目の栽培棚5に
載置されていた作物パレットP−11〜P−20の10
枚全部について収穫作業を終えると、この栽培棚5に
は、当初最上段の栽培棚3に載置されていた作物パレッ
トP−1〜P−10が載置された状態となり、最下段の
栽培棚11には当初上から2段目の栽培棚5に載置され
ていた作物パレットP−11〜P−20が載置された状
態に入れ代わる。
【0019】以下、同様にして、上から3段目の栽培棚
7、上から4番目の栽培棚9について作物パレット13
を第1の昇降機15で1枚ずつ取り出し、収穫作業を順
次実行する。こうして40回を1サイクルとする収穫作
業を終えると、当初図11(A)に示す様に載置されて
いた作物パレットは、図11(B)に示す様に入れ替わ
り、最上段の栽培棚3には当初最下段の栽培棚11に載
置されていた作物パレットP−41〜P−50が載置さ
れた状態となり、上から2段目の栽培棚5には当初最上
段の栽培棚3に載置されていた作物パレットP−1〜P
−10が載置された状態となり、上から3段目の栽培棚
7には当初上から2段目の栽培棚5に載置されていた作
物パレットP−11〜P−20が載置された状態とな
り、上から4段目の栽培棚9には当初上から3段目の栽
培棚7に載置されていた作物パレットP−21〜P−3
0が載置された状態となり、最下段の栽培棚11には当
初上から4段目の栽培棚9に載置されていた作物パレッ
トP−31〜P−40が載置された状態になる。
【0020】そして、同様の動作をさらに1サイクル=
40回実行した場合には、図12(A)に示す様に作物
パレットP−1〜P−50の載置位置が入れ替わり、最
上段の栽培棚3には作物パレットP−31〜P−40が
載置された状態となり、上から2段目の栽培棚5には作
物パレットP−41〜P−50が載置された状態とな
り、上から3段目の栽培棚7には作物パレットP−1〜
P−10が載置された状態となり、上から4段目の栽培
棚9には作物パレットP−11〜P−20が載置された
状態となり、最下段の栽培棚11には作物パレットP−
21〜P−30が載置された状態になる。
【0021】さらに、同様の動作を1サイクル=40回
実行した場合には、図12(B)に示す様に作物パレッ
トP−1〜P−50の載置位置が入れ替わり、最上段の
栽培棚3には作物パレットP−21〜P−30が載置さ
れた状態となり、上から2段目の栽培棚5には作物パレ
ットP−31〜P−40が載置された状態となり、上か
ら3段目の栽培棚7には作物パレットP−41〜P−5
0が載置された状態となり、上から4段目の栽培棚9に
は作物パレットP−1〜P−10が載置された状態とな
り、最下段の栽培棚11には作物パレットP−11〜P
−20が載置された状態になる。
【0022】そしてさらに、同様の動作を1サイクル=
40回実行した場合には、図13(A)に示す様に作物
パレットP−1〜P−50の載置位置が入れ替わり、最
上段の栽培棚3には作物パレットP−11〜P−20が
載置された状態となり、上から2段目の栽培棚5には作
物パレットP−21〜P−30が載置された状態とな
り、上から3段目の栽培棚7には作物パレットP−31
〜P−40が載置された状態となり、上から4段目の栽
培棚9には作物パレットP−41〜P−50が載置され
た状態となり、最下段の栽培棚11には作物パレットP
−1〜P−10が載置された状態になる。
【0023】さらに、同様の動作を1サイクル=40回
実行した場合には、図13(B)に示す様に作物パレッ
トP−1〜P−50の載置位置が入れ替わり、最上段の
栽培棚3には作物パレットP−1〜P−10が載置され
た状態となり、上から2段目の栽培棚5には作物パレッ
トP−11〜P−20が載置された状態となり、上から
3段目の栽培棚7には作物パレットP−21〜P−30
が載置された状態となり、上から4段目の栽培棚9には
作物パレットP−31〜P−40が載置された状態とな
り、最下段の栽培棚11には作物パレットP−4〜P−
50が載置された状態になり、最初の状態に戻ることが
分かる。この様に、本実施の形態の栽培システムにおい
ては、1サイクル=40回の収穫作業を5回、即ち、全
部で200回の収穫作業を行うと、栽培棚3〜11上の
作物パレットP−1〜P−50が一巡する。
【0024】以上の様な収穫作業を、栽培ハウス1内に
奥行き方向に並設されている各栽培棚について実行す
る。この際、第1,第2の昇降機15,17は、栽培ハ
ウス1の奥行き方向に移動して作業位置につく。従っ
て、作業者は、作業用イス19に腰掛けたままで、第
1,第2の昇降機15,17の横移動操作をするだけで
よく、ハウス内における全ての収穫作業を作業用イス1
9に腰掛けたままで実行することができる。
【0025】以上説明した様に、本実施の形態の栽培シ
ステムによれば、1サイクル=40回の収穫作業を5
回、即ち200回の収穫作業を一つの単位として、50
枚の作物パレットP−1〜P−50が載置位置を移動
し、全ての作物パレットP−1〜P−50が棚3〜11
上を一巡することになる。この結果、各作物パレットP
−1〜P−50は、その載置位置を均等に変更すること
になり、全ての作物パレットP−1〜P−50に対し
て、日照条件等が均一化される。従って、各作物パレッ
トP−1〜P−50における収穫量は均一化され、安定
した収穫量が得られることになる。また、作業者は、作
業用イス19に腰掛けたままで収穫作業を行うことがで
き、収穫作業が大変に楽になる。
【0026】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上述した実施の形態に限られることな
く、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々
の態様にて実施することができる。
【0027】上述の実施の形態においては、収穫作業に
ついてだけ説明したが、日々の手入れにおいても、本実
施の形態の栽培システムによれば、容易に手入れを実行
できると共に、手入れを繰り返すことにより、各作物パ
レットの載置位置を巡回させることができることはもち
ろんである。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、収
穫作業における作業者の負担をなくすと共に、収穫量を
安定化させることのできる栽培システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としての栽培システムの構成を示
す正面図である。
【図2】 実施の形態としての栽培システムの構成を示
す拡大正面図である。
【図3】 実施の形態としての栽培システムの構成を示
す拡大平面図である。
【図4】 実施の形態としての栽培システムで使用する
作物パレットを例示する三面図である。
【図5】 実施の形態における収穫作業の手順を示す模
式図である。
【図6】 実施の形態における収穫作業の手順を示す模
式図である。
【図7】 実施の形態における収穫作業の手順を示す模
式図である。
【図8】 実施の形態における収穫作業の手順を示す模
式図である。
【図9】 実施の形態における収穫作業の手順を示す模
式図である。
【図10】 実施の形態における収穫作業の手順を示す
模式図である。
【図11】 実施の形態における収穫作業の手順を示す
模式図である。
【図12】 実施の形態における収穫作業の手順を示す
模式図である。
【図13】 実施の形態における収穫作業の手順を示す
模式図である。
【図14】 従来のイチゴ及びしいたけの栽培方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
1・・・栽培ハウス、3,5,7,9・・・第1の栽培
棚、11・・・第2の栽培棚、13・・・作物パレッ
ト、15・・・第1の昇降機、17・・・第2の昇降
機、19・・・作業用イス、21・・・散水装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培ハウスと、 該栽培ハウス内に設けられ、先端に向かって下り傾斜す
    る第1の栽培棚と、 前記栽培ハウス内で前記第1の栽培棚の下方に設けら
    れ、後端に向かって下り傾斜する第2の栽培棚と、 各棚に、棚の長手方向に並べて複数枚ずつ載置される作
    物パレットと、 前記栽培ハウス内において前記第1の栽培棚の先端側に
    設けられ、前記第1の栽培棚に載置された作物パレット
    を一つずつ取り出して下方に移動させる第1の昇降機
    と、 前記栽培ハウス内において前記第1の昇降機と反対側に
    設けられ、前記第2の栽培棚に載置された作物パレット
    を一つずつ取り出して上方に移動させる第2の昇降機と
    を備えている栽培システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の栽培システムにおいて、
    前記第1の栽培棚を複数段備えていることを特徴とする
    栽培システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の栽培システ
    ムにおいて、 前記第1の栽培棚及び第2の栽培棚を、所定間隔でハウ
    スの長手方向に複数列配置し、 前記第1,第2の昇降機は、前記ハウスの長手方向に移
    動可能とされていることを特徴とする栽培システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の栽
    培システムにおいて、 前記第1の昇降機には、作業用イスが備えられているこ
    とを特徴とする栽培システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の栽
    培システムにおいて、前記第1の栽培棚と第2の栽培棚
    との間に散水装置が備えられていることを特徴とする栽
    培システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか記載の栽
    培システムを用いて、前記第1の昇降機を駆動して前記
    第1の栽培棚の先頭側から一つずつ作物パレットを取り
    出して下降させ、作業位置において収穫や手入れ等の作
    業を実行すると共に、収穫や手入れ等の作業の終了した
    作物パレットを前記第2の栽培棚に送り出し、該第2の
    栽培棚の後方から押し出される作物パレットを前記第2
    の昇降機で取り出すと共に上昇させ、収穫や手入れ等の
    作業の終わった作物パレットが載置されていた第1の栽
    培棚に後方から押し入れる動作を繰り返し実行すること
    により、前記第1の栽培棚に載置されていた作物パレッ
    トからの収穫や手入れ等の作業と、作物パレットの載置
    位置の入れ替えとを繰り返し実行する様にしたことを特
    徴とする巡回栽培方法。
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