JP2002152794A - 移動端末のローミング方法及び移動端末 - Google Patents

移動端末のローミング方法及び移動端末

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JP2002152794A
JP2002152794A JP2000346049A JP2000346049A JP2002152794A JP 2002152794 A JP2002152794 A JP 2002152794A JP 2000346049 A JP2000346049 A JP 2000346049A JP 2000346049 A JP2000346049 A JP 2000346049A JP 2002152794 A JP2002152794 A JP 2002152794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PHS端末がオプション情報報知に基づいて
検索するローミング可能なCSは、システム検出符号に
基づく基地局検索動作を行ってからでないと、検出でき
ないので、ローミングに要する時間が長くかかってしま
う。 【解決手段】 ステップS10のRM2のCS検索で
は、CSから送信されたオプション情報報知を取得して
RM2のIDを用いて解析し、その解析の結果、ローミ
ング可能なCSであると判定すると(ステップS1
1)、そのCSのSYS−IDをコントロール部に登録
する(ステップS13)。これにより、一度RM2の検
索の結果、ローミング可能なCSであると判定されて待
ち受け状態となったCSは、そのSYS−IDがコント
ロール部に登録されるので、ステップS4のRM1の検
索時に検索される。このため、RM2で検索した基地局
が待ち受け状態から圏外状態になり、その後に待ち受け
状態に遷移する遷移時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動端末のローミン
グ方法及び移動端末に係り、特に簡易型携帯電話機(P
HS)においてオフィスステーション(OS)でローミ
ングを行う移動端末のローミング方法及びそのローミン
グ方法を適用した移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】事業所用のシステムであるオフィスステ
ーション(OS)システムにおける移動通信では、OS
システム単位でホームのOSシステムかローミング可能
なOSシステムかを移動端末であるPHS端末などに登
録している。ただし、ホームのOSシステムは一つのみ
であり、ローミング可能なOSシステムは一又は二以上
である。
【0003】ここで、PHS端末は通常はホームのOS
システム内で使用するが、移動によりホームのOSシス
テムの圏外となり、待ち受け可能なホームのOSシステ
ム内の基地局(以下、基地局をCSとも記す)が見付か
らない場合は、ローミング可能なOSシステムのCSを
検索し、ローミング可能なOSシステム内のCSが見付
かれば、そのCSに対して、待ち受け、発着信が可能に
なる。このように、異なるOSシステムに待ち受けるこ
とをローミングという。
【0004】従来、上記のローミングには2パターンの
待ち受け方法がある。第1の待ち受け方法は、ローミン
グ可能なOSシステムとして登録されたOSシステム内
のCSに対して待ち受ける方法(以下、RM1とする)
であり、第2の待ち受け方法は、OSシステムとは関係
なく、CSがローミング可能なCSであることをオプシ
ョン情報報知でPHS端末に通知し、PHS端末がこの
オプション情報報知を受信した場合に待ち受け可能と判
断して待ち受ける方法(以下、RM2とする)である。
よって、この2種類の待ち受け方法を実現するには、2
パターンの検索方法が必要になる。
【0005】RM1の検索は、CSからPHS端末へ送
られてくる、OSシステム毎に割り当てられたシステム
呼出符号(以下、SYS−IDと記す)の値を判定する
ことにより行う。一方、RM2の検索は、CSからPH
S端末へ送られてくるCS毎のオプション情報報知の情
報を判定することにより行う。RM1の検索は、SYS
−IDの値を判定するだけなので、通常のホームのCS
の検索と同じ方法で、検索時間が短くて済むのに対し、
RM2の検索は、オプション情報報知を取得して判断す
るためにRM2の検索よりも検索時間がかかる。
【0006】次に、従来の移動端末のローミング方法の
一例について、図3のフローチャートと共に更に説明す
る。まず、PHS端末はホームのOSシステムに割り当
てられた固有のSYS−IDを予め記憶しており、ホー
ムCSの検索を依頼し(ステップS21)、上記のホー
ムのSYS−IDと一致するSYS−IDを送信してい
るCSがあるかどうか判定する(ステップS22)。一
致するSYS−IDを送信しているCSがあるときは、
ホームCSであるので、そのホームCSに対して待ち受
け状態とする(ステップS23)。
【0007】一方、ホームCSが無いときには、ローミ
ング可能なOSシステムとして登録されたOSシステム
のCSのSYS−IDの登録があるかどうか判定し(ス
テップS24)、あればRM1の検索を行う(ステップ
S25)。このとき、RM−1のSYS−IDに関係な
く、受信できるすべてのCSからのSYS−IDを受信
し、その中にRM−1のSYS−IDと一致するSYS
−IDを送信しているCSの受信レベルの高い順に並
べ、最も高い受信レベルが所定レベル以上であるとき
は、その信号を送信しているローミング可能なCSに対
して待ち受け状態とする(ステップS23)。
【0008】しかし、RM−1のSYS−IDと一致す
るSYS−IDを送信しているCSが存在しない場合、
あるいは上記SYS−IDと一致しても所定レベル以上
の受信レベルの信号を送信するCSが存在しない場合
は、RM2のIDの登録があるかどうか判定する(ステ
ップS27)。
【0009】登録がなければ、圏外と判断し(ステップ
S30)、登録があれば、CSからのオプション情報報
知を受信するRM2のCS検索を行い(ステップS2
8)、ローミング可能なCSがあるかどうかオプション
情報報知の情報に基づいて判定する(ステップS2
9)。ローミング可能なCSがあれば、そのCSに対し
て待ち受け状態とし(ステップS23)、無ければ圏外
と判定する(ステップS30)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来は、待
ち受け可能なホームのOSシステム内のCSが見付から
ない場合に、ローミング可能なOSシステムのCSを検
索するため、RM1の検索をRM2の検索に優先して行
うようにしている。
【0011】このため、PHS端末がRM2により検索
したローミング可能なCSに対して待ち受け中に、電波
障害などにより圏外となった後、直ぐに回復した場合、
PHS端末はRM1の検索動作を行ってからRM2によ
り直前に待ち受けていたローミング可能なCSを検索し
て待ち受けることとなり、圏外状態から待ち受け状態に
遷移するまでに時間が長くかかってしまう。また、この
ことからソフトウェアの動作時間が長くなり、PHS端
末の電池の消耗が早いという問題もある。
【0012】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
待ち受け時間を短縮し得る移動端末のローミング方法及
び移動端末を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、電池を長寿命
化し得る移動端末のローミング方法及び移動端末を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のローミング方法は、ローミング可能なシス
テムとして登録されたシステム内の基地局のシステム検
出符号が、基地局が送信するシステム呼出符号と一致す
るときに基地局を移動端末が待ち受ける第1の待ち受け
方法と、基地局がローミング可能な基地局であることを
オプション情報報知で移動端末に通知し、その移動端末
がこのオプション情報報知を受信して待ち受け可能と判
断して待ち受ける第2の待ち受け方法のいずれかでロー
ミングを行う移動端末のローミング方法であって、第1
の待ち受け方法で検索した基地局を待ち受ける第1のス
テップと、第1の待ち受け方法で待ち受ける基地局を検
索できなかったときに、第2の待ち受け方法で検索した
基地局を待ち受けると共に、待ち受けた基地局のシステ
ム呼出符号を登録する第2のステップとを含み、第2の
ステップでシステム呼出符号が登録された基地局を、以
後第1のステップにより第1の待ち受け方法で待ち受け
る対象の基地局とすることを特徴とする。
【0015】この発明では、第2のステップでシステム
呼出符号が登録された基地局を、以後第1のステップに
より第1の待ち受け方法で待ち受ける対象の基地局とす
るようにしたため、第2の待ち受け方法で待ち受けを行
った基地局は以後、第1の待ち受け方法で待ち受け可能
か否か検索される。
【0016】また、上記の目的を達成するため、本発明
方法は、上記の第1のステップによる待ち受け処理を複
数回行っても待ち受ける基地局が検索できないときに、
上記の第2のステップによる待ち受け処理を行うことを
特徴とする。本発明では、第1の待ち受け方法による待
ち受け可能な基地局の検索を複数回行ってから、第2の
待ち受け方法による待ち受け可能な基地局の検索を行う
ようにしているため、検索時間の短い第1の待ち受け方
法による待ち受け可能な基地局の検索回数を、検索時間
の長い第2の待ち受け方法による待ち受け可能な基地局
の検索回数よりも多くすることができる。
【0017】また、上記の目的を達成するため、本発明
方法は、第1のステップを、第1の待ち受け方法で検索
した基地局が複数あるときには、最大受信レベルの信号
を送信する基地局に対して待ち受ける処理を行い、第2
のステップを、第2の待ち受け方法で検索した基地局が
複数あるときには、最大受信レベルの信号を送信する基
地局に対して待ち受ける処理を行うことを特徴とする。
【0018】また、上記の目的を達成するため、本発明
の移動端末は、ローミング可能なシステムとして登録さ
れたシステム内の基地局のシステム検出符号が、基地局
が送信するシステム呼出符号と一致するときに基地局を
待ち受ける第1の待ち受け方法と、基地局がローミング
可能な基地局であることをオプション情報報知を受信し
て待ち受け可能と判断して待ち受ける第2の待ち受け方
法のいずれかでローミングを行う移動端末であって、第
1の待ち受け方法で検索する対象の基地局にそれぞれ割
り当てられたシステム検出符号と、第2の待ち受け方法
で検索する対象の基地局にそれぞれ割り当てられたID
とが予め記憶されている記憶手段と、基地局から送信さ
れた信号を受信する無線制御手段と、無線制御手段から
通知された受信結果中に、記憶手段に登録されているシ
ステム検出符号と一致するシステム検出符号があるかど
うか検出し、記憶手段に登録されているシステム検出符
号と一致するシステム検出符号の基地局の情報を出力す
る検索手段と、無線制御手段から通知されたオプション
情報報知のデータを、記憶手段に登録されているIDを
用いて解析してローミング可能な基地局を検索し、ロー
ミング可能な基地局を検索できたときには、そのローミ
ング可能な基地局の情報を出力すると共に記憶手段にロ
ーミング可能な基地局のシステム検出符号を登録するデ
ータ取得手段と、検索手段に対して第1の待ち受け方法
による基地局の検索を依頼し、検索手段から通知された
基地局の情報に基づき待ち受けを決定し、第1の待ち受
け方法により待ち受ける基地局が検索できないときは、
データ取得手段に対して第2の待ち受け方法による基地
局の検索を依頼し、データ取得手段から通知されたロー
ミング可能な基地局の情報に基づき待ち受けを決定する
コントロール手段と、コントロール手段により待ち受け
が決定された基地局に待ち受ける待ち受け制御手段とを
有する構成としたものである。
【0019】この発明では、データ取得手段により記憶
手段にシステム検出符号が記憶されたローミング可能で
待ち受けを行った基地局を、第1の待ち受け方法で待ち
受ける対象の基地局とするようにしたため、第2の待ち
受け方法で待ち受けを行った基地局は以後、第1の待ち
受け方法で待ち受け可能な否か検索されるようにでき
る。
【0020】また、上記の目的を達成するため、本発明
の移動端末は、上記のコントロール手段が、第1の待ち
受け方法による基地局の検索依頼を検索手段に対して複
数回行っても待ち受ける基地局が検索できないときに、
第2の待ち受け方法による基地局の検索依頼をデータ取
得手段に対して行う構成としたものである。
【0021】この発明では、第1の待ち受け方法による
待ち受け可能な基地局の検索を複数回行ってから、第2
の待ち受け方法による待ち受け可能な基地局の検索を行
うようにしているため、検索時間の短い第1の待ち受け
方法による待ち受け可能な基地局の検索回数を、検索時
間の長い第2の待ち受け方法による待ち受け可能な基地
局の検索回数よりも多くすることができる。
【0022】また、上記の目的を達成するため、本発明
の移動端末は、検索手段を、記憶手段に登録されている
システム検出符号と一致するシステム検出符号の基地局
が複数あるときには、最大受信レベルの基地局の情報を
コントロール手段へ第1の待ち受け方法で検索した基地
局の情報として通知する構成とし、データ取得手段を、
ローミング可能な基地局の情報が複数あるときには、最
大受信レベルのローミング可能な基地局の情報をコント
ロール手段へ出力すると共に、記憶手段に最大受信レベ
ルのローミング可能な基地局のシステム検出符号を登録
する構成としたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる移動端末の
一実施の形態のブロック図を示す。同図に示すように、
本実施の形態の移動端末は例えばPHS端末で、コント
ロール部1、CS検索部2、データ取得部3、待ち受け
制御部4、無線制御部5及びハードウェア6より構成さ
れている。コントロール部1は、待ち受けまでの動作を
制御する回路部で、判断機能を持つ回路部と記憶機能を
持つ回路部を有する。CS検索部2は、無線制御部5に
CSの検索を依頼し、検索で見付かったCSの中で待ち
受け可能なCSを判断し、受信レベルが高い順に並べ、
最も受信レベルの高いCSを待ち受け可能なCSとして
決定して通知する。
【0024】データ取得部3は、待ち受けるために必要
なデータを無線制御部5に取得してもらい、そのデータ
をコントロール部1に通知する機能を持つ。待ち受け制
御部4は、アクセスしたCSに待ち受ける機能を持つ。
無線制御部5は、ハードウェア6を使ってデータを取得
する機能を持つ。ハードウェア6は、無線装置などから
なる。なお、上記の各部1〜6は、図示しない電池から
の電源により動作する。
【0025】次に、本実施の形態のローミング方法につ
いて、図2の本発明方法の一実施の形態の動作説明用フ
ローチャートと共に図1と併せ参照して説明する。ま
ず、コントロール部1は待ち受け動作を行うために、ホ
ームのOSシステムに割り当てられた固有のSYS−I
Dを予め記憶しており、CS検索部2にホームのOSシ
ステム内のCS(ホームCS)の検索を依頼する(図2
のステップS1)。
【0026】CS検索部2は、ホームCSに割り当てら
れたSYS−IDと一致するSYS−IDを持つCSを
検索することを無線制御部5に通知し、これにより無線
制御部5は一致するSYS−IDを持つCSがあるかど
うか検索し、あるときにはその受信レベルとCSの情報
とをCS検索部2に通知し、無いときにはその旨CS検
索部2に通知する。CS検索部2は、受信レベルの一番
高いCSを待ち受けるために、検索結果を受信レベルが
高い順に並べ替え、一番高い受信レベルのCSをコント
ロール部1に通知する。また、一致するSYS−IDを
持つCSが無いとの検索結果を受けた時は、CS検索部
2はその旨をコントロール部1に通知する(以上、図2
のステップS2)。
【0027】ここで、SYS−IDとは、システム、事
業者に固有な符号である。従って、SYS−IDが一致
しないCSは、システム、事業者が違うCS(ローミン
グCSも含む)となるので、ホームCSの対象外であ
る。
【0028】コントロール部1は、検索した結果、一番
高い受信レベルのCSがあれば、そのCSがホームCS
であると判断して、そのCSに対して待ち受け処理を行
う(図2のステップS14)。検索結果が無い場合、又
は待ち受け処理途中でCSとのアクセスができなくなっ
た場合(同期外れなど)には、RM1ID登録がコント
ロール部1にされているか、又はRM2の検索によりC
S待ち受け状態になったことがあるかどうか判定する
(図2のステップS3)。
【0029】RM1の検索を行うかどうかは移動端末の
設定によってコントロール部1が判断する。RM1の検
索のためのSYS−ID登録(複数登録可)がコントロ
ール部1にされているか、又はRM2の検索によりCS
待ち受け状態になったことがあり、後述するようにその
時にRM1のCSと同等に取り扱うために、RM2の検
索で有効であると判定されたCSのSYS−IDがコン
トロール部1に登録されているとステップS3で判定さ
れた場合は、RM1のCS検索を行う(図2のステップ
S4)。
【0030】ステップS4のRM1のCS検索では、コ
ントロール部1はRM1の検索を行うためにCS検索部
2にRM1のCS検索を依頼する。CS検索部2はこの
依頼により、RM1のCS検索を行うために、CSから
受信する信号中のSYS−IDに関係なく、受信するC
S−IDに基づいてCS検索をすることを無線制御部5
に通知する。ここで、CS−IDはCSから制御チャネ
ルで送信される42ビットの信号であり、その上位29
ビットがSYS−IDである。
【0031】無線制御部5は検索した結果(受信レベル
含む)をCS検索部2に通知する。CS検索部2は無線
制御部5から通知された検索結果に、登録されているR
M1のSYS−IDとSYS−IDが一致するCSの情
報か、RM2に待ち受けたCSが記憶済みの場合は、記
憶しているそのSYS−IDとSYS−IDが一致する
CSの情報があるときは、それらSYS−IDの一致す
るすべてのCSの情報を受信レベルの一番高いCSに待
ち受けるために、受信レベルの高い順に並べ替え、一番
受信レベルの高いCSの情報をコントロール部1に通知
する。これにより、コントロール部1は、有効CS有り
と判断し(図2のステップS5)、一番受信レベルの高
いCSに対して待ち受ける処理を行う(図2のステップ
S14)。
【0032】他方、CS検索部2は無線制御部5から通
知された検索結果が、CSが存在しない場合、又はCS
は存在するが、登録されているRM1のSYS−ID
と、RM2に待ち受けたCSのSYS−IDのいずれに
も一致するCSが存在しないことを示しているときに
は、その旨をコントロール部1に通知する。コントロー
ル部1はこれにより有効CS無しと判定し(図2のステ
ップS5)、RM1の検索を行ったかどうか判定する
(図2のステップS6)。
【0033】また、コントロール部1はRM1ID登録
がされておらず、また、RM2の検索によりCS待ち受
け状態になったこともないとステップS3で判定したと
きにも、RM1の検索を行ったかどうか判定する(図2
のステップS6)。
【0034】RM1の検索済みであるときには、コント
ロール部1は、未知のCSがあるかどうか判定し(図2
のステップS7)、未知のCSがあればRM2ID登録
があるかどうか判定し(図2のステップS8)、ステッ
プS6でRM1の検索を行っていないと判定したときも
RM2ID登録があるかどうか判定する(図2のステッ
プS8)。なお、ステップS7で未知のCSが無いと判
定したときには、RM2の検索を行うまでもなく、RM
2のCSは無いことがわかるので、圏外であると判定す
る(図2のステップS12)。
【0035】ステップS8以降ではRM2の検索可、不
可の判断に従った処理が行われる。RM2の検索を行う
かどうかは、移動端末の設定によってコントロール部1
が判断する。RM2の検索を行うかどうかは、RM2の
検索を行うCSのCS−IDがコントロール部1に登録
されているか否かにより判定する(図2のステップS
8)。コントロール部1はRM2の検索を行うCSのC
S−IDが登録されていないときには、圏外であると判
定し(図2のステップS12)、登録されているときに
は、RM2の検索が有効であるかどうか判定する(図2
のステップS9)。
【0036】ここで、RM2の検索は、CSから受信し
たオプション情報報知を取得して行うため、検索時間も
RM1の検索に比べて長くなり、電池の消耗が激しくな
る。しかも、そのように長い時間かけてRM2の検索を
行っても、検索により見付かるCSがそうあるとも考え
られないので、本実施の形態では、RM1の検索を5回
行ってからRM2の検索を1回行うように設定してお
り、ステップS9では、RM2の検索を開始するにあた
り、既にRM1の検索が5回行われているかを判定し、
5回行われていればRM2の検索有効と判断し、RM1
の検索回数が5回未満であれば、RM2の検索は有効で
ないと判定して、待ち受け状態とする(図2のステップ
S14)。
【0037】RM1の検索を5回行ってからRM2の検
索を1回行うことで、電池の消耗を少なくできる。ま
た、一度RM2の検索で待ち受けたCSに対しては、後
述するように、RM1の検索時に検索するように、その
CSのSYS−IDがコントロール部1に登録されるよ
うにしているので、そのCSのRM2の検索はRM1の
検索時に毎回保証される。よって、RM2のCS−ID
がコントロール部1に登録されており、かつ、5回のR
M1の検索が行われた場合にのみ、RM2のCS検索が
行われる(図2のステップS10)。
【0038】ステップS10のRM2のCS検索では、
コントロール部1は、まず、RM2の検索を行うことを
データ取得部3に通知する。すると、データ取得部3は
CSが通知しているオプション情報報知を取得すること
を、無線制御部5に通知する。この通知により、無線制
御部5はCSから送信されたオプション情報報知を取得
し、データ取得部3に取得したオプション情報報知を通
知する。データ取得部3は無線制御部5から通知された
オプション情報報知をRM2のIDを用いて解析する。
【0039】その解析の結果、データ取得部3はローミ
ング可能なCSであると判定すると(図2のステップS
11)、そのCSのSYS−IDをコントロール部1に
登録する(図2のステップS13)。ローミング可能な
CSが複数ある場合は、受信レベルの一番高いCSのS
YS−IDをコントロール部1に登録する。上記の登録
後、登録したCSに対して待ち受け状態となる(図2の
ステップS14)。これにより、一度RM2の検索の結
果、ローミング可能なCSであると判定されて待ち受け
状態となったCSは、そのSYS−IDがコントロール
部1に登録されるので、ステップS4のRM1の検索時
に検索されることとなる。
【0040】他方、データ取得部3は無線制御部5から
通知されたオプション情報報知をRM2のIDを用いて
解析した結果、ローミング可能なCSが無い場合、又は
オプション情報報知を通知しているCSが見付からない
場合は、CSが無いことをコントロール部1に通知し、
これによりコントロール部1は圏外と判定する(図2の
ステップS11、S12)。
【0041】このように、この実施の形態では、一度R
M2の検索の結果、待ち受けたことのあるCSのSYS
−IDをコントロール部1に登録し、以後のRM1の検
索時にそのCSが検索できるようにしているため、PH
S端末がRM2により検索したローミング可能なCSに
対して待ち受け中に、電波障害などにより圏外となった
後、直ぐに回復した場合、PHS端末はRM2の検索を
行う前のRM1の検索動作で、直前に待ち受けていたロ
ーミング可能なCSを再度検索して待ち受けることがで
き、圏外状態から待ち受け状態に遷移するまでの時間を
従来に比べて短縮できる。
【0042】また、RM2の検索はRM1の検索5回当
たり1回行うようにしているので、全体の検索時間を短
縮でき、これにより電池を長寿命にできる。
【0043】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えばRM2の1回の検索を行うの
にRM2の検索回数を5以外の設定した複数回数行うよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の待ち受け方法で待ち受けを行った基地局は以後、
第1の待ち受け方法で待ち受け可能か否か検索されるよ
うにしたため、第2の待ち受け方法に待ち受ける時間を
短縮することができ、これにより、第2の待ち受け方法
で検索した基地局が待ち受け状態から圏外状態になり、
その後に待ち受け状態に遷移する場合の遷移時間を短縮
できる。
【0045】また、本発明によれば、検索時間の短い第
1の待ち受け方法による待ち受け可能な基地局の検索回
数を、検索時間の長い第2の待ち受け方法による待ち受
け可能な基地局の検索回数よりも多くすることにより、
全体として待ち受けのためのソフトウェアの動作処理時
間を短縮できるようにしたため、電池の消耗速度を低減
でき、電池の長寿命化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明方法の一実施の形態の動作説明用フロー
チャートである。
【図3】従来方法の一例の動作説明用フローチャートで
ある。図である。
【符号の説明】
1 コントロール部 2 CS検索部 3 データ取得部 4 待ち受け制御部 5 無線制御部 6 ハードウェア S1〜S14 本発明方法の処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 CC11 GG05 GG10 GG13 5K067 AA15 AA43 BB04 DD19 DD43 DD44 EE02 EE10 EE24 FF16 FF17 HH22 HH23 JJ39 JJ54 JJ65 JJ70 KK15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローミング可能なシステムとして登録さ
    れたシステム内の基地局のシステム検出符号が、基地局
    が送信するシステム呼出符号と一致するときに該基地局
    を移動端末が待ち受ける第1の待ち受け方法と、基地局
    がローミング可能な基地局であることをオプション情報
    報知で移動端末に通知し、その移動端末がこのオプショ
    ン情報報知を受信して待ち受け可能と判断して待ち受け
    る第2の待ち受け方法のいずれかでローミングを行う移
    動端末のローミング方法であって、 前記第1の待ち受け方法で検索した基地局を待ち受ける
    第1のステップと、 前記第1の待ち受け方法で待ち受ける基地局を検索でき
    なかったときに、前記第2の待ち受け方法で検索した基
    地局を待ち受けると共に、該待ち受けた基地局の前記シ
    ステム呼出符号を登録する第2のステップとを含み、前
    記第2のステップで前記システム呼出符号が登録された
    基地局を、以後前記第1のステップにより前記第1の待
    ち受け方法で待ち受ける対象の基地局とすることを特徴
    とする移動端末のローミング方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のステップによる待ち受け処理
    を複数回行っても待ち受ける基地局が検索できないとき
    に、前記第2のステップによる待ち受け処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の移動端末のローミング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1のステップは、前記第1の待ち
    受け方法で検索した基地局が複数あるときには、最大受
    信レベルの信号を送信する基地局に対して待ち受ける処
    理を行い、前記第2のステップは、前記第2の待ち受け
    方法で検索した基地局が複数あるときには、最大受信レ
    ベルの信号を送信する基地局に対して待ち受ける処理を
    行うことを特徴とする請求項1又は2記載の移動端末の
    ローミング方法。
  4. 【請求項4】 ローミング可能なシステムとして登録さ
    れたシステム内の基地局のシステム検出符号が、基地局
    が送信するシステム呼出符号と一致するときに該基地局
    を待ち受ける第1の待ち受け方法と、基地局がローミン
    グ可能な基地局であることをオプション情報報知を受信
    して待ち受け可能と判断して待ち受ける第2の待ち受け
    方法のいずれかでローミングを行う移動端末であって、 前記第1の待ち受け方法で検索する対象の基地局にそれ
    ぞれ割り当てられた前記システム検出符号と、前記第2
    の待ち受け方法で検索する対象の基地局にそれぞれ割り
    当てられたIDとが予め記憶されている記憶手段と、 前記基地局から送信された信号を受信する無線制御手段
    と、 前記無線制御手段から通知された受信結果中に、前記記
    憶手段に登録されている前記システム検出符号と一致す
    るシステム検出符号があるかどうか検出し、該記憶手段
    に登録されているシステム検出符号と一致するシステム
    検出符号の基地局の情報を出力する検索手段と、 前記無線制御手段から通知された前記オプション情報報
    知のデータを、前記記憶手段に登録されているIDを用
    いて解析してローミング可能な基地局を検索し、該ロー
    ミング可能な基地局を検索できたときには、そのローミ
    ング可能な基地局の情報を出力すると共に前記記憶手段
    に該ローミング可能な基地局のシステム検出符号を登録
    するデータ取得手段と、 前記検索手段に対して前記第1の待ち受け方法による基
    地局の検索を依頼し、該検索手段から通知された基地局
    の情報に基づき待ち受けを決定し、該第1の待ち受け方
    法により待ち受ける基地局が検索できないときは、前記
    データ取得手段に対して前記第2の待ち受け方法による
    基地局の検索を依頼し、該データ取得手段から通知され
    たローミング可能な基地局の情報に基づき待ち受けを決
    定するコントロール手段と、 前記コントロール手段により待ち受けが決定された基地
    局に待ち受ける待ち受け制御手段とを有し、前記データ
    取得手段により前記記憶手段に前記システム検出符号が
    記憶されたローミング可能で待ち受けを行った基地局
    を、前記第1の待ち受け方法で待ち受ける対象の基地局
    とすることを特徴とする移動端末。
  5. 【請求項5】 前記コントロール手段は、前記第1の待
    ち受け方法による基地局の検索依頼を前記検索手段に対
    して複数回行っても待ち受ける基地局が検索できないと
    きに、前記第2の待ち受け方法による基地局の検索依頼
    を前記データ取得手段に対して行うことを特徴とする請
    求項4記載の移動端末。
  6. 【請求項6】 前記検索手段は、前記記憶手段に登録さ
    れているシステム検出符号と一致するシステム検出符号
    の基地局が複数あるときには、最大受信レベルの基地局
    の情報を前記コントロール手段へ前記第1の待ち受け方
    法で検索した基地局の情報として通知し、前記データ取
    得手段は、前記ローミング可能な基地局の情報が複数あ
    るときには、最大受信レベルのローミング可能な基地局
    の情報を前記コントロール手段へ出力すると共に、前記
    記憶手段に該最大受信レベルのローミング可能な基地局
    のシステム検出符号を登録することを特徴とする請求項
    4又は5記載の移動端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100388853C (zh) * 2004-07-27 2008-05-14 中兴通讯股份有限公司 一种phs用户异地临时入网的方法

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