JP2002152709A - ケーブルモデム、通信方法、及び通信ネットワークシステム - Google Patents

ケーブルモデム、通信方法、及び通信ネットワークシステム

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JP2002152709A
JP2002152709A JP2000344517A JP2000344517A JP2002152709A JP 2002152709 A JP2002152709 A JP 2002152709A JP 2000344517 A JP2000344517 A JP 2000344517A JP 2000344517 A JP2000344517 A JP 2000344517A JP 2002152709 A JP2002152709 A JP 2002152709A
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communication
node
network system
communication network
cable modem
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JP2000344517A
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Satoshi Saito
聡 齊藤
Masayuki Nonaka
誠之 野中
Atsushi Fujimoto
淳 富士本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CATV回線用ケーブルモデムにおいて、C
ATV回線の伝送路を利用する周波数帯域の割り当て方
法を変更することによって、通信の安全性の確保、及び
ノード単位での使用周波数の使用効率を向上させ、CA
TV回線のデジタル化に伴うデータ通信の増大に対応す
る。 【解決手段】 センター設備1は、利用者宅21内のケ
ーブルモデム14に登録されているMACアドレスを利
用して、ケーブルモデム14毎に使用周波数を割り当て
る。またCATV回線9用の伝送路としての光ファイバ
10に接続される複数のノード20(20A、20B、
20n)に、全て共通の周波数帯域を割り振るのではな
く、ノード単位で異なる周波数帯域を振分けて管理す
る。さらにCATV回線9用の伝送路にノード用変換器
6を設けて、ノード20毎に上りと下り信号との変換周
波数を異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CATV回線用
の伝送路で使用されるケーブルモデム、通信方法、及び
通信ネットワークシステムに係り、特に、通信の安全性
の確保、及びノード単位で使用周波数の効率を向上させ
ることで、CATV回線のデジタル化に伴うデータ通信
の増大に対応するためのケーブルモデム、通信方法、及
び通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】A.CATVの双方化、および設備につ
いて 現状のCATV回線において、地域における行政手続き
等のCATVのデジタル化を進める上で、双方向通信が
確保されていることが必須条件となっている。しかしな
がら現状では、(1)図7に示すように、上り(家庭よ
り放送局へ向かう)信号の回線と、下り(放送局より家
庭に向かう)信号の回線との間で、それぞれ占有できる
周波数帯域幅が、極端に偏っているために、上り方向の
周波数の確保が困難である。
【0003】(2)CATV施設のかなりの比率で、将
来双方向を検討しているが、現状では単方向の施設が多
い。
【0004】(3)NHKの難視地域の対策である共聴
設備しか持たない地域も多い等の状況により、新設され
るCATV施設以外では、これから双方向化を実施する
という状況である。
【0005】B.CATVの技術的な状況について 現状で、CATVにてインターネット接続サービスを希
望する利用者が増加してきている。しかしながら現状で
は、(1)現行のCATVモデム(ケーブルモデム)で
は、上り、および下りの周波数帯域を、数MHz〜数チ
ャンネル分占有するという仕様であり、CATVモデム
を使ったインターネットサービス等で、同時に参加でき
る最大人数にも制限が発生する。
【0006】(2)ケーブルモデムによるLANを構築
しようとした場合、予め届け出た周波数帯域を占有し続
けるので、ネットワーク上のセキュリティの面で好まし
くない。
【0007】(3)CATV網同士のネットワークを広
域化しようと考えた場合に、CATV網の設計段階か
ら、それを考慮した設計にする必要があった。
【0008】(4)伝送路上にケーブルモデムを用いた
LANを構成する際に、複数の独立したLANを占有さ
せるだけの周波数帯域の不足から、単独システムにて稼
働している施設が殆どである。しかしながら、単独でケ
ーブルモデムを使用したLANに、同時に接続し、稼働
できる端末の台数の問題から、時代のニーズに合わせる
ためには、CATV局内のセンター設備に膨大な費用
と、更に伝送路上の幹線アンプの広帯域対応品への置き
換えなど、現実的ではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には次のよう
な問題点があった。
【0010】(1)従来のケーブルモデムでも、DHC
P(Dynamic Host Configuration Protocol)または固
定IP(Internet Protocol)を割り振って、TCP/
IP(Transmission Control Protocol/Internet Proto
col)通信している。しかし、このケーブルモデムは、
予めセットされた周波数帯域のみ使用して、通信を実現
させている。このため、ケーブルモデム通信で使用する
周波数帯域を設置、導入後に変更できないという欠点が
あった。
【0011】(2)すでに、特開平11−308599
号公報で、ノード内通信/ノード外通信にて帯域を分け
て通信することにより、実運用上同一ネットワーク内の
同時通信可能な数を増加できる手法が開示されている。
しかし、この手法によって、同時通信可能な数を増加で
きても、トラフィックが集中してしまうと、新しい通信
の周波数帯域を設定し、CATV局のセンター設備をさ
らに追加導入しなければ、トラフィックの集中の問題は
解消できない。そこで、暫定的に、「ベストエフォー
ト」と呼ばれる手法、すなわち、トラフィックが少ない
時には高速で、トラフィックが増大すると低速にて通信
をすることで、一時的にトラフィックの集中を回避して
いることが多い。しかし、このサービスでは、廉価な通
信ができるが、通信速度を下げるので、品質、信頼性の
グレードが劣るという欠点があった。
【0012】(3)現状のケーブルモデムシステムは、
1つの通信周波数帯域を1つのセンター設備内の管理コ
ンピュータ及びホストモデム設備が管理・制御している
方式である。このため、そのままでは、メインの通信回
線以外に、予備の通信回線などとしての運用ができず、
それを実現しようとする場合に、新たな管理コンピュー
タ及びホストモデム設備の設置などの設備投資を必要と
し、さらに新しい通信用周波数帯域の割当てが必要とな
るなど、限られた周波数資源の有効活用ができない。す
なわち、今後の地域における行政手続きのデジタル化な
ど、各種サービスをコンピュータ化して運用する上で、
メインの通信回線以外に、コンピュータ・データの安全
化のための、サーバの分散化におけるデータの同期化や
バックアップ、各種制御などが運用されることが想定さ
れる。これを、従来のケーブルモデムで実現しようとす
ると、CATVインターネットサービス、行政手続きサ
ービス、行政手続きのサーバ同期化、およびバックアッ
プ処理、各種オペレータ操作など、3つ以上の複数シス
テムと複数周波数帯域を占有するなどの対応が必要にな
るが、このような対応は、資源の有用活用の点から、現
実的ではない。
【0013】(4)CATV回線用モデムの、通信線で
使用する周波数帯域幅の使い方として、現状では数MH
zという帯域を占有しつつ実現されている。しかしなが
らこの方法では、ノード単位での使用周波数が共通であ
ること、及びCATV回線用モデムを使用するCATV
回線上の全世帯において、使用する周波数帯域が共通で
あることに起因するセキュリティ性の問題があった。す
なわち、現状のケーブルモデムは、同一の周波数帯域で
常に通信するために、ケーブルTVの配線のある他の施
設、利用者宅にて、当該通信をしている加入者の通信状
態を知ることが可能である。すなわち、ケーブルモデム
は、通信内容をデジタル変調して送出しているが、その
アルゴリズムを有するデジタル復調機を使うことによっ
て、通信内容が読まれるおそれがあり、セキュリティ上
問題となる。特に、地域における行政手続きのデジタル
化などへの適用を考えると、プライバシーの保護が図れ
ないといった問題が生じる。
【0014】(5)ノード内通信でお互いの通信が可能
である場合なども、CATV伝送路はTV放送が前提の
システムであり、センター設備とのやりとりはノードの
下り信号にも流れてしまい、ノード外に不必要な情報が
洩れるおそれがあり、好ましくなかった。
【0015】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
を解消して、通信の安全性の確保、及びノード単位で使
用周波数の効率を向上させることで、CATV回線のデ
ジタル化に伴うデータ通信の増大に対応することが可能
なケーブルモデム、通信方法、及び通信ネットワークシ
ステムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】将来、地域における行政
手続きのデジタル化等において、各ノード毎にサーバの
分散化を実施した場合に、常にセンター設備及び管理サ
ーバ(役場など)からの指示にて動作する方法もある
が、それ以外にも、各スレーブサーバ(出張所など)同
士が同一ノード内に存在する場合に、ルータ機能を持た
せると、ノード内のトラフィックの影響を、ノード外に
与えることが無くなるために、システムの安定動作にお
いて大変好ましい。また、地域に点在しているCATV
網を、それぞれ相互に接続することができれば、地域情
報網の広域化を実現することが可能であり、ノード毎に
ルータ機能を持たせることは、大変好ましい。
【0017】そこで本発明は、次に述べるような手段に
よって、上述した問題点を解消するとともに将来の課題
を解決している。すなわち、CATV回線の伝送路を利
用する周波数帯域の割り当て方法において、ケーブルモ
デムに登録されているMACアドレスを管理することに
より、ケーブルモデム単位に使用周波数を割り当てる。
現状でのノード毎に全て共通の周波数帯域という管理方
式ではなく、ノード単位での周波数帯域を分けて管理す
る。これにより周波数の利用効率を向上させ、更に、ケ
ーブルモデム単位での周波数管理を行うことが可能とな
る。又CATV伝送路の各ノード毎に通信に使用する周
波数帯域を変更することで、トラフィックの分散化及び
モデム端末の最大許容数量を増大させる。以下に、解決
手段を具体的に説明する。
【0018】請求項1に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路で使用するモデムにおいて、モデムにそれぞれ
内蔵し記憶させている、ユニークである固有識別番号
(MACアドレス等)を利用し、センター設備からの指
示により、そのモデムが通信に使用する周波数帯域を設
定できる仕組みを有することを特徴としたモデム機器で
ある。
【0019】請求項2に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路で使用するモデムにおいて、モデムにそれぞれ
内蔵し記憶させている、ユニークである固有識別番号
(MACアドレス等)を利用し、センター設備からの指
示により、そのモデムが通信に使用する周波数帯域を設
定できる仕組みを有することを特徴とした通信方式であ
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路で使用するモデムにおいて、モデムにそれぞれ
内蔵し記憶させている、ユニークである固有識別番号
(MACアドレス等)を利用し、センター設備からの指
示により、そのモデムが通信に使用する周波数帯域を設
定できる仕組みを有することを特徴とした通信ネットワ
ークシステムである。
【0021】請求項1〜3に記載の発明によれば、セン
ター設備からの指示にて、ケーブルモデムの通信で使用
する周波数帯域を随時変更できる。したがって、限られ
た周波数資源の有効活用ができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路に使用するモデムの周波数占有帯域において、
伝送路のノード毎に使用する周波数帯域を変換する機能
を有することを特徴とする、通信ネットワークシステム
である。
【0023】請求項5に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路に使用するモデムの周波数占有帯域において、
伝送路のノード毎にセンター設備からの指示により、使
用する周波数帯域の変換方法を設定する機能を有するこ
とを特徴とする、通信ネットワークシステムである。
【0024】請求項6に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路に使用するモデムの周波数占有帯域において、
伝送路のノード毎に設置したCATV回線のトラフィッ
ク量を監視する機構を通じて、センター設備又は他のノ
ードのトラフィック監視手段に対して、ノード毎の通信
にて使用する周波数帯域の帯域幅の変更、及び通信速度
の規制、通信可能なモデム端末の規制などをリクエスト
することを特徴とする、通信ネットワークシステムであ
る。
【0025】請求項4〜6の発明によれば、予めノード
内外のそれぞれの通信に利用できる帯域を限定(固定)
せずに、センター設備からの指示にて、通信の使用する
帯域を変更すること、およびトラフィックの増減にあわ
せて、リアルタイムに変更できる。したがって、CAT
V局のセンター設備等を追加しなくても、トラフィック
の集中による問題を解決できる。また、トラフィックに
あわせて利用できる周波数帯域幅をダイナミックに変更
できるので、ベストエフォート型サービスのように、品
質、信頼性のグレードを劣さずに済む。
【0026】請求項7に記載に発明は、CATV回線用
の伝送路に使用するモデムの周波数占有帯域において、
伝送路のノード毎に設置したルータ機能を有する設備を
設置することで、センター設備を経由せずに各ノード内
にてモデム端末同士が通信できる機能を有することを特
徴とした、通信ネットワークシステムである。
【0027】請求項8に記載の発明は、CATV回線用
の伝送路に使用するモデムの周波数占有帯域において、
伝送路のノード毎に設置したルータ機能を有する設備を
設置することで、センター設備を経由せずに各ノード内
にてモデム端末同士が通信できる機能を有することを特
徴とした、通信方式である。
【0028】請求項7〜8に記載の発明によれば、将
来、地域における行政手続きのデジタル化等において、
各ノード毎にサーバの分散化を実施した場合に、常にセ
ンター設備及び管理サーバからの指示にて動作する方法
以外にも、各スレーブサーバ同士が同一ノード内に存在
する場合には、ルータ機能を持たせることで、ノード内
のトラフィックの影響を、ノード外に与えることが無く
なるために、システムの安定動作において、大変有効な
のである。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかを含む、通信ネットワークシステムにおいて、
CATV回線LANを構成した最終的な周波数帯域が、
例えば6MHzであった場合に、2MHzずつ分割して
2つ以上のセンター設備内ホストモデムを準備すること
で、伝送路全体の周波数帯域を変更することなく、伝送
路上に稼働するLANのシステム数を増大させることを
特徴した、通信ネットワークシステムである。
【0030】請求項9に記載の発明によれば、1つの通
信用周波数帯域を複数に分けて、それぞれにセンター設
備内ホストモデムを設置し、管理制御するようにしたの
で、メインの通信回線以外に、予備の通信回線など多目
的の通信回線とし、運用できるなど、限られた周波数資
源の有効活用と、設備投資の低減化を実現できる。ま
た、地域における行政手続きのデジタル化など、各種サ
ービスをコンピュータ化して運用する上で、メインの通
信回線以外に、コンピュータ・データの安全化のため
の、サーバの分散化におけるデータの同期化やバックア
ップ、各種制御などを実行できる。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項1〜3
のいずれかを含む、通信ネットワークシステムにおい
て、CATV回線LANを構成した最終的な周波数帯域
が、例えば6MHzであった場合に、その6MHzの範
囲内にて、複数のセンター設備内ホストモデムがお互い
のトラフィックを通知しあうことで、LANを構成した
最終的な周波数帯域をリニアに分割することにより、伝
送路全体の周波数帯域を変更することなく、複数の伝送
路上に稼働するLANのシステムがトラフィックの一時
的な増加による、伝送路全体の通信システムのパフォー
マンスを変化させないことを特徴した、通信ネットワー
クシステムである。
【0032】請求項11に記載の発明は、請求項1〜3
のいずれかを含む、通信ネットワークにおいて、CAT
V回線LANを構成した最終的な周波数帯域幅の中で、
ある一定の法則で算出される方法、又はセンター設備に
よって導き出される乱数要素を含んだ方法によって、通
信中の周波数を、動的に変更することにより、通信内容
のセキュリティ性を向上させることを特徴とした、通信
ネットワークシステムである。この請求項11の発明に
よれば、センター設備側に乱数要素を含む、通信中の周
波数を、動的に変更するようにしたので、通信内容のセ
キュリティ性を向上させることができる。
【0033】請求項12に記載の発明は、請求項4〜1
2のいずれかを含む、通信ネットワークシステムにおい
て、伝送路全体として、同時に通信できるモデム端末の
数量を増大させることを特徴とした、通信ネットワーク
システムである。
【0034】請求項13に記載の発明は、請求項4〜1
2のいずれかを含む、通信ネットワークシステムにおい
て、各地域に別々に存在している伝送路同士を、お互い
接続可能とすることを特徴とした、通信ネットワークシ
ステムである。この請求項13の発明によれば、地域に
点在しているCATV網を、それぞれ相互に接続するこ
とで、地域情報網の広域化を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0036】CATV回線の伝送路を利用した通信の中
には、BS、CS放送、地上波の再送信、独自放送、イ
ンターネットサービス、CATV電話サービス、その他
CATVモデムを利用したLANサービス等がある。本
発明によれば、導入可能なCATV施設としては、都市
型のCATV、及び難視聴地域型CATVなどが存在す
るが、いずれの場合にも応用できる方法である。
【0037】図1は通信ネットワークシステムの全体構
成図である。このシステムでは、広帯域での伝送が可能
な光・同軸ハイブリッドシステムを採用する。これはセ
ンター設備1のヘッドエンド2からノード20(20
A、20B、…20n、20Z)までを光ファイバ幹線
で直結し、ノード20から家庭などの加入者21までを
同軸ケーブルで接続する形式である。すなわち、CAT
V網の幹線部分が光ファイバ化された形態である。伝送
路の状態モニタやホームターミナル、あるいはケーブル
モデムのアドレッサブル制御を行うには、双方向伝送路
(上り伝送、下り伝送)をデータ通信回線として利用
し、センター設備1内のコンピュータである管理PC3
から中継増幅器(図示せず)やホームターミナルあるい
はケーブルモデムと通信を行う。そのケーブルテレビシ
ステムが図1である。
【0038】センター設備1側には加入者管理(加入者
の名簿、課金処理)や中継増幅器の動作状態を監視、お
よび加入者宅に設置されたホームターミナルやケーブル
モデムを制御する管理PC3が設けられる。また、全て
の信号を調整して送出するヘッドエンド2が設置されて
いる。
【0039】上記管理PC3には、各種送受信アンテナ
設備71、72が接続され、通信内容を山間地、離島へ
マイクロ波、無線で空中伝送し、あるいは地上放送用な
らびにBS、CS衛星受信などを行えるようになってい
る。また、NTT高速専用回線網8が接続されて有線で
通信内容を高速で伝送できるようになっている。また、
上記管理PC3には、ゲートウェイ4を介して複数のホ
ストモデム51〜54が接続される。一部のホストモデ
ム51〜53はヘッドエンド2に接続され、他部のホス
トモデム54は、通信用帯域幅のうち、後述するノード
A帯域、B帯域…n帯域n以外のノード外帯域の
周波数でつながるCATV回線9の伝送路としての光フ
ァイバケーブル10を介して他地域のCATVを構成す
る回線網ノード20Zに接続されている。回線網ノード
20Zは複数の加入者21とつながっている。
【0040】ヘッドエンド2には図示しない番組制作送
出設備から送られてくる放送系信号が加えられるように
なっている。また、ヘッドエンド2には、各ノード20
(A地区20A、B地区20B、…n地区20n)毎に
ノード用変換器6(6A、6B、6C)が設けられ、こ
れらのノード用変換器6を介して、ヘッドエンド2は各
ノード20に接続されている。センター設備1と各ノー
ド20との間はCATV回線用の伝送路として光ファイ
バケーブル10でそれぞれ接続し、各ノード20からノ
ード地区20A、20B、20n、及び20Z内の各加
入者ないし利用者宅21までは伝送路として同軸ケーブ
ルが使われる。センター設備1のヘッドエンド2に接続
される各ノード20の光ファイバケーブル10には、前
述したようにノード用変換器6が挿入され、伝送路のノ
ード20毎に、そのノード20で使用する上りと下りと
の相互の周波数帯域の変換を固定ではなく、任意の周波
数帯域差が形成できるように、任意の周波数帯域に変換
できるようになっている。前述したノード20ないしノ
ード地区(A地区、B地区、n地区など)は、例えば5
00世帯〜1000世帯を1ノードとするハイブリッド
ファイバ同軸システムで構成される。
【0041】上記ノード用変換器6には、ノード20毎
にトラフィックを監視するトラフィック監視機構が組み
こまれている。このトラフィック監視機構は、CATV
回線用LANとして、ノード毎のトラフィック量を監視
して、ある一定以上のトラフィックを検出すると、その
ノードを制御しているホストモデムに通知する機能を持
つ。さらに伝送線路の中継増幅器の状態を常に最良に保
つために、伝送路監視機構がある。これは中継増幅器の
状態を監視し、異常を即座に検知し、復旧処置のための
情報を提示するためのものとして用いられる。また、日
常の監視や管理のほかに伝送路の保守・点検の必要性を
自動的に知らせるなどの働きをもっている。
【0042】また、上記ノード用変換器6には、さらに
ルータ機能を付加する。ルータはIPアドレスを管理
し、対応した端末にデータを伝送する。CATVインタ
ーネット回線で一つのIPアドレスで、2台以上のパソ
コンをインターネット接続できるようにする。センター
設備は後述するルータを介してプロバイダと高速の専用
線でインターネットに接続される。センター設備内のネ
ットワーク(イーサネット(登録商標))は、特殊な変
調器を介してCATVの下りチャネルと上りチャネルに
変換されてCATV網につながる。
【0043】上記ノードA帯域、ノードB帯域、…
ノードn帯域nの伝送路でそれぞれ接続されるA地区、
B地区、…n地区には、複数の加入者21が回線網で接
続されている。複数の加入者は、一般家庭の他に、公共
施設、学校、行政機関、病院、役場出張所などである。
図2に示すように、同軸ケーブル11は加入者21宅に
引きこまれて、ホームターミナル12とケーブルモデム
14とに接続される。TV/VTR13に接続されるホ
ームターミナル12には、通信用マイクロコンピュータ
(MPU)とRFモデムが内蔵されている。また、パソ
コン(PC)15に接続されるケーブルモデム14に
は、後述するように、コンバータ、変復調器、CPU、
チューナなどが内蔵されている。
【0044】図3は伝送帯域のモデル図である。CAT
Vの上り方向は、例として12MHz〜18MHzの範
囲の周波数が使用され、その通信用帯域幅は6MHzで
ある。図1に示す複数のノード20に対応して、この上
り帯域をノード毎にノードA帯域、ノードB帯域…
ノードn帯域n、ノード外帯域に分ける。各ノードの
帯域は決め打ちで固定されているのではなく、任意に可
変できるようになっている。
【0045】各ノード帯域が取り得る可変帯域内容は、
図4に示すように、全帯域の12MHz〜18MHz
を、ノードA帯域、ノードB帯域、…ノードC帯域、ノ
ードn帯域、ノード外帯域で任意に分け、各帯域内でノ
ード内通信が行われる。例えばノードAの加入者が少な
く、ノードBの加入者が多ければ、ノードA帯域より
もノードB帯域を広くなるように分ける。
【0046】ところで、ルータは前述したようにノード
用変換器6に組みこまれているが、ルータのみを取り出
したシステム構成を説明すると、図5に示すようにな
る。すなわち、ルータ17は、ヘッドエンド(HE)2
と各ノードA…ノードn間を接続するCATV回線9の
伝送路に、コンバータフィルタ16と並列に取り付けら
れる。通常の通話及び地域情報コンテンツとの通信をす
る場合、通信にはコンバータフィルタ16を使用する。
高速通信時及び外部コンテンツとの通信をする場合、通
信にはルータ17を使用する。
【0047】図6は実施の形態によるCATV回線用モ
デム、いわゆるケーブルモデム30の構成の例を示す。
ケーブルモデム30は、CATV回線9を使ってインタ
ーネット等のネットワークに接続するための装置であ
る。パソコン(図2の符号15参照)とはイーサネット
を通じて接続する。センター設備1→加入者21(下り)
と、加入者21→センター設備1(上り)で通信速度が異
なる非対称型であり、上りより下りのほうが高速であ
る。例えば、通信速度は下りが、6〜30Mbps、上
りが128kbps〜4.6Mbpsである。上り回線
の変調方式はQPSK、下り回線の変調方式は64/2
56QAM、信号帯域幅は最大6MHzである。またこ
れらの通信速度や帯域幅などの性能値は、管理コンピュ
ータからの指示により、利用可能周波数帯域が制限され
た場合は、若干低下する事になる。ケーブルモデム30
は、CPU36、MACアドレスを記憶するFLASH
メモリ37、SRAM38、イーサネットと接続される
イーサネットI/F39、パケット生成及び復元を行う
通信パケットI/F34、SRAM35、そしてA/D
コンバータ,復調器,エラー訂正機構、変調器,D/A
コンバータを組み込んだ変復調器32、通信周波数制御
機構33、およびCATV回線に接続されるチューナ3
1から構成される。
【0048】上記通信周波数制御部機構33は、外部の
指示によりチューナ31に制御信号を与えて、ケーブル
モデム30の通信周波数を変えられるようになってい
る。MACアドレスは、上述したケーブルモデム30に
製造時に割当てられる。MACアドレスはケーブルモデ
ム30に付けられた世界に1つしかない番号であり、こ
れにより通信のセキュリティを確保している。インター
ネットのIPアドレスは接続するネットワークに対する
ユーザ認識番号である。センター設備1から貰える口が
1つなら普通はIPアドレスも一つである。センター設
備1に申請したMACアドレスを搭載したパソコン15
にのみIPアドレスが割り振られる。
【0049】CATV回線9には、前述したとおり同軸
ケーブル11の他に光ファイバケーブル10が含まれ
る。CATV回線用の伝送路で使用する各ケーブルモデ
ム30には、ユニークである固有識別番号、例えばMA
Cアドレスが付けられている。センター設備1は、この
ケーブルモデム30に付けられた固有識別番号により、
各ケーブルモデム30を識別する。
【0050】ケーブルモデム30には、上述したよう
に、通信周波数制御機構部L33が設けられ、外部の指
示により通信周波数制御機構部33からチューナ31に
制御信号を与えて、周波数及びその周波数帯域幅を任意
に変えることができるようになっている。したがって、
センター設備1からの指示により、そのケーブルモデム
30が通信に使用する周波数帯域を任意に設定できる。
これにより、各加入者21が使用する周波数は固定では
なく可変となり、随時変更され得る。
【0051】通常、センター設備1と各ノード20との
間をCATV回線用の光ファイバケーブル10でそれぞ
れ接続し、各ノード20からノード地区内の各加入者2
1までは伝送路として同軸ケーブル11を使う。センタ
ー設備1のヘッドエンド2に接続される各ノード20の
光ファイバケーブル10にノード用変換器6(6A、6
B、6C)が挿入され、伝送路のノード20毎に、その
ノード20で使用する上りと下りとの相互の周波数帯域
の変換を固定ではなく、任意の周波数帯域差が形成でき
るように、任意に変換できるようになっている。
【0052】このように、各ノード20で使用する周波
数帯域を変換できるようにすると、すなわち全ノード共
通の周波数変換ではなく、各ノード20で別々な周波数
変換を行えるようにすると、ノード20毎に周波数帯域
が異なるので、ノード外に通信内容が届くことがなくな
り秘匿性が向上する。また上りの下りの周波数帯域の変
換は周波数を一律にシフトするのではなく、スクランブ
ル的に行ってもよい。
【0053】なお、ノード用変換器6による周波数帯域
の変換は、工場出荷時にプリセットによって行うように
しても、あるいはノード用変換器6の据付け時又は据付
け後等にマニュアルで変更するようにしてもよい。また
はケーブルモデム30からの指示、またはセンター設備
1からの指示によって、自動で何時でも変えられるよう
にしてもよい。
【0054】また、伝送路のノード20毎にCATV回
線9のトラフィック量を監視する機構を設けて、CAT
V回線9のノード20毎のトラフィック量を監視するよ
うに構成する。監視機構から、センター設備1へリクエ
ストすることによって、前述したセンター設備1から周
波数帯域の変換を指示する。これにより、センター設備
1からの指示により、トラフィックの増減にあわせて、
ノード20毎に周波数帯域をリアルタイムに変更でき
る。
【0055】センター設備1に対するリクエスト内容
は、例えば、ノード20毎の通信で使用する周波数帯域
の変更の他に、通信速度の規制や、通信可能なケーブル
モデム30の規制などがある。通信速度の規制リクエス
トとしては、例えば下り方向の伝送速度を8Mbpsか
ら6Mbpsに落として、周波数帯域の使用を制限する
などがある。また、通信可能なケーブルモデム30の規
制リクエストとしては、例えば、災害が起きた時など
に、一般家庭に対して公共機関の優先度を上げる必要が
あるが、そのとき、重要な回線のプライオリティを確保
して、重要でない回線の速度の規制やモデムの規制を行
ったりする等である。なお、前記トラフィック量監視機
構はノード用変換器6で兼用して、ノード用変換器6で
ノード20毎のトラフィック量を監視する。
【0056】なお、上述したトラフィック量の監視は、
ノード20側に設けたトラフィック監視機構またはノー
ド用変換器6で行うようにしたが、もちろんセンター設
備1がすべてを監視して、ノード20毎の周波数帯域の
変換を自動的に行うようにしても良い。このようにすれ
ば、加入者21が増えて周波数帯域が足りなくなると、
センター設備1を増やしたり、又は、ベストエフォート
型サービスで対応しなくても済む。
【0057】実施の形態では、伝送路のノード20毎に
設置したノード用変換器6に、ルータ機能を付加してい
る。したがって、ノード内通信であれば、センター設備
1を経由せずに各ノード20内にてケーブルモデム30
同士で通信できる。ケーブルモデム30で行う通信は、
TCP/IP通信であるから、ノード20内では複数の
サーバ間での通信が行え、通信はノード20内で完結す
るからである。これによりノード内通信を行うときは、
不必要な情報をノード外に出さないで済む。
【0058】また、通信ネットワークシステムにおい
て、CATV回線LANを構成した最終的な周波数帯域
が、例えば6MHzであった場合に、2MHzずつ分割
して3つのホストモデムをセンター設備1に準備するこ
とで、伝送路全体の周波数帯域を変更することなく、伝
送路上に稼働するLANのシステム数を増大させること
ができる。上述したように1つの通信用周波数帯域を複
数に分け、それぞれにホストモデムを設置して管理制御
するということは、通信用周波数帯域幅を複数のサーバ
で振分けることを意味する。例えば複数のサーバのうち
の一つをメインのサーバとし、残りを裏方の制御サーバ
とする。すると、メインの通信回線以外に、予備の通信
回線など多目的の通信回線とし、運用できる等、限られ
た周波数資源の有効活用と、設備投資の低減化を実現で
きる。また、地域における行政手続きのデジタル化な
ど、各種サービスをコンピュータ化して運用する上で、
メインの通信回線以外に、コンピュータ・データの安全
化のための、サーバの分散化におけるデータの同期化や
バックアップ、各種制御などを実行できる。
【0059】また、上述した通信ネットワークシステム
では、1つの通信用周波数帯域に複数のセンター設備1
を設置して、この複数のセンター設備1に1つの通信用
周波数帯域を所定周波数帯域毎に割り振って、伝送路全
体の周波数帯域を変更することなく、CATV回線LA
Nのシステム数を増大させるようにした。これを一歩進
めて、CATV回線LANを構成した最終的な周波数帯
域が、例えば6MHzであった場合に、その6MHzの
範囲内にて、複数のセンター設備1内のホストモデムが
お互いのトラフィックを通知し合うようにさせ、LAN
を構成した最終的な周波数帯域を、複数のセンター設備
1内ホストモデム間でリニアに分割して融通する。例え
ば、すでに大きな帯域をインターネットサービスで占有
していても、センター設備1内ホストモデム間で周波数
帯域を融通し合うことで、新たな設備投資や新規な周波
数割当てを申請することなく、後に加わるデジタル化さ
れた行政手続を、資源に限りのある既存のシステムに有
効に組みこむことができる。これにより伝送路全体の周
波数帯域を変更することなく、複数の伝送路上に稼働す
るLANのシステムがトラフィックの一時的な増加によ
る、伝送路全体の通信システムのパフォーマンスを変化
させないようにすることができる。
【0060】また、上記実施の形態では、複数のセンタ
ー設備1内ホストモデム間で融通し合って、周波数帯域
をトラフィックの状況に応じて分割するようにした。し
かし、この分割された周波数帯域がたとえ暫定的であっ
たとしても、一定の期間は、その決定された周波数帯域
でネットワーク通信が行われる。このため新たな分割周
波数に変更するまでは、通信内容のセキュリティ性が問
題になってくる。CATV通信は、通信とはいえ放送で
あるから、信号を容易にキャッチできるうえ、信号をデ
ジタル変調して復調するものであるから、そのアルゴリ
ズムが分かれば、容易に通信内容のログを取ることがで
きるからである。特に、秘匿性の強い行政データに対し
てジャミングをかけられると、行政機能が麻痺するおそ
れも生じる。そこで、通信ネットワークにおいて、CA
TV回線LANを構成した最終的な周波数帯域幅の中
で、ある一定の法則で算出される方法、又はセンター設
備によって導き出される乱数要素を含んだ方法によっ
て、通信中の周波数を動的(ホッピング)に変更する。
これにより、不正行為が起こされるのを防止して、通信
内容のセキュリティ性を向上させることができる。
【0061】なお、通信ネットワークシステムにおい
て、伝送路全体として、同時に通信できるケーブルモデ
ムの数量を増大させることが好ましい。また、各地域に
別々に存在している伝送路同士を、お互い接続可能とす
ることが好ましい。例えば、急病人が発生した場合に、
今住んでいる町に専門医がいない場合など、近隣の町の
情報を広域化で繋いでおく事で、短時間で的確に急病人
を処置できるなどが考えられる。また別の場合では、近
隣の町に住んでいる家族や親戚の住民票を取得する必要
があった場合等では、行政サービスのデジタル化におい
て近隣の町と町とを繋ぐ広域化が必要だからである。
【0062】上記実施例によれば、CATV局及び利用
者にとって次のような効果がある。
【0063】A.ケーブルモデム毎のユニークな個別認
証番号(MACアドレス)を使って、通信に使用する周
波数帯域を設定できることから、(1)通信におけるセ
キュリティ性を向上できる、(2)流合雑音などの発生
に合わせて、使用することに適さない周波数帯域をリア
ルタイムで変更できることから、通信における信頼性の
向上が図れる、(3)複数のLANを構成した場合、ト
ラフィックに合わせて、予め割り当てられた周波数帯域
の中で、複数のLAN毎に占有帯域を可変できることか
ら、周波数の利用効率が向上する。
【0064】B.伝送路の、各ノード毎に、通信に使用
する周波数帯域を変換する機能、及びノード内の通信を
可能にする機能があることから、(1)現在の全ノード
にて、共通の周波数帯域を使用する方法から、ノード毎
の違う周波数帯域への変換ができることにより、ネット
ワーク全体のケーブルモデムの最大設置台数が飛躍的に
増大できる、(2)各ノード毎にトラフィックを分散で
きることから、CATV局側の負担を下げることができ
る、(3)広域化のために各地域毎に独立したCATV
局を相互接続することが可能となる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ケーブルモデム使用し
たCATV回線において、ケーブルモデムに登録されて
いるMACアドレスを管理することにより、モデム単位
に使用周波数帯域を割り当てるようにしたものである。
また、ノード毎に全て共通の周波数帯域を割り当てると
いう管理方式ではなく、ノード毎に異なる周波数帯域を
振り分けて管理するということで、周波数の利用効率を
向上させ、更に、モデム単位での周波数管理を行うこと
を可能にしたものである。又CATV伝送路の各ノード
毎に通信に使用する周波数を変更することで、トラフィ
ックの分散化及びモデム端末の最大許容数量を増大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による通信ネットワークシステムの
構成図である。
【図2】実施の形態による加入者の構成図である。
【図3】実施の形態による伝送帯域のモデル図である。
【図4】実施の形態による可変帯域の説明図である。
【図5】実施の形態による通信システムの概略構成図で
ある。
【図6】実施の形態によるケーブルモデムの構成図であ
る。
【図7】我が国の双方向伝送路の帯域分割例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 センター設備 2 ヘッドエンド 3 管理PC 6 ノード用変換器 9 CATV回線 10 光ファイバケーブル 20 ノード 21 加入者 51〜54 ホストモデム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 聡 東京都大田区大森西7−9−6 エンゼル ハイム蒲田第6−201 (72)発明者 野中 誠之 千葉県千葉市花見川区瑞穂3−3−23 (72)発明者 富士本 淳 東京都世田谷区経堂5−23−2 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB10 BC10 BD09 5K033 AA01 BA07 CB06 DA01 DA16 DB14 5K034 AA14 BB07 CC03 DD02 FF01 HH01 JJ11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニークな固有識別番号を付され、その固
    有識別番号からセンター設備で識別されるケーブルモデ
    ムにおいて、前記センター設備からの指示により、前記
    識別されたケーブルモデムの使用する周波数帯域を設定
    できるようにしたことを特徴とするケーブルモデム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のケーブルモデムをCAT
    V回線用の伝送路で使用して、双方向通信することを特
    徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の通信方法を使用すること
    を特徴とする通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のケーブルモデムを、CA
    TV回線用の複数の伝送路のノードに接続する通信ネッ
    トワークシステムにおいて、前記CATV回線用の伝送
    路に接続されたノード毎に、該ノード毎の通信で使用す
    る周波数帯域を変換する手段を有することを特徴とする
    通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載の通信ネットワークシ
    ステムにおいて、センター設備からの指示により、前記
    使用する周波数帯域の変換方法を設定できるようにした
    ことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の通信ネットワークシステ
    ムにおいて、伝送路のノード毎に設置されるCATV回
    線のトラフィック量を監視する手段を通じて、センター
    設備又は他のノードのトラフィック監視手段に対して、
    少なくとも前記ノード毎の通信で使用する周波数帯域の
    帯域幅の変更、通信速度の規制、または通信可能なケー
    ブルモデムの規制をリクエストすることを特徴とする通
    信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】請求項3〜請求項5に記載の通信ネットワ
    ークシステムにおいて、伝送路のノード毎にルータ機能
    を有する手段を設置して、センター設備を経由せずに各
    ノード内にてケーブルモデム同士の通信を可能にしたこ
    とを特徴とした通信ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】請求項3〜請求項5に記載の通信ネットワ
    ークシステムにおいて、伝送路のノード毎にルータ機能
    を有する手段を設置して、センター設備を経由せずに各
    ノード内にてケーブルモデム同士の通信を可能にしたこ
    とを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】請求項3に記載の通信ネットワークシステ
    ムにおいて、CATV回線LANを構成した最終的な周
    波数帯域の帯域幅を分割して複数のセンター設備内のホ
    ストモデムを準備することで、伝送路全体の周波数帯域
    を変更することなく、伝送路上で稼働するLANのシス
    テム数を増大させることを特徴した通信ネットワークシ
    ステム。
  10. 【請求項10】請求項3に記載の通信ネットワークシス
    テムにおいて、CATV回線LANを構成した最終的な
    周波数帯域の範囲内にて、複数のセンター設備内のホス
    トモデムがお互いのトラフィックを通知しあうことで、
    前記LANを構成した最終的な周波数帯域幅を前記複数
    のセンター設備に随時リニアに分割することにより、C
    ATV回線LANを構成した最終的な周波数帯域を変更
    することなく、複数の伝送路上で稼働するLANのシス
    テムがトラフィックの一時的な増加による、伝送路全体
    の通信システムのパフォーマンスを変化させないことを
    特徴した通信ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のケーブルモデムを含
    み、CATV回線LANを構成した最終的な周波数帯域
    幅の中で、ある一定の法則で算出される方法、又はセン
    ター設備によって導き出される乱数要素を含んだ方法に
    よって、通信中の周波数を、動的に変更することによ
    り、通信内容のセキュリティ性を向上させることを特徴
    とした通信ネットワークシステム。
  12. 【請求項12】請求項4〜11のいずれかに記載の通信
    ネットワークシステムにおいて、伝送路全体として同時
    に通信できるケーブルモデムの数量を増大させることを
    特徴とした通信ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】請求項4〜11のいずれかに記載の通信
    ネットワークシステムにおいて、各地域に別々に存在し
    ている伝送路同士を、相互接続可能とすることを特徴と
    した通信ネットワークシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292821B2 (en) 2003-09-29 2007-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication line connecting apparatus and method of controlling communication line connecting apparatus
JP2009527195A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 オーロラ ネットワークス, インコーポレイテッド 既存および高機能の同軸ネットワークを介したhfcシステムにおける光ノードからのポイントツーマルチポイントの高速データレートの配信システム
US7617517B2 (en) 2004-01-30 2009-11-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Cable modem including filtering based on frequency band

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