JP2002152128A - 送信電力制御方法、送受信装置、基地局及び移動局 - Google Patents

送信電力制御方法、送受信装置、基地局及び移動局

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JP2002152128A JP2000347389A JP2000347389A JP2002152128A JP 2002152128 A JP2002152128 A JP 2002152128A JP 2000347389 A JP2000347389 A JP 2000347389A JP 2000347389 A JP2000347389 A JP 2000347389A JP 2002152128 A JP2002152128 A JP 2002152128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り訂正符号化とインタリーブを用いる移動
通信システムの閉ループ型送信電力制御において、相手
局の送信電力を制御するための制御命令を決定する際に
受信品質値と比較を行う制御基準値を小さな値に設定し
ても所望のブロック誤り率が得られるようにして、相手
局の送信電力を低減する。 【解決手段】 相手局からスロットを受信する毎に、ス
ロットの受信品質値を測定し、受信中のインタリーブブ
ロックに属するスロットの受信品質値の中央値または平
均値が所定の制御基準値より小さい場合には、相手局の
送信電力を増加させる制御命令を相手局に送信し、それ
以外の場合には、相手局の送信電力を減少させる制御命
令を相手局に送信し、制御命令を相手局の送信電力制御
に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信電力制御方法、
送受信装置、基地局及び移動局に関し、特に無線通信シ
ステムにおける基地局や移動局での送信電力の制御をな
す送信電力制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重方式の移動通信システムで
は、多数の回線が同一の周波数を用いているので、ある
回線の信号電力は他の回線に対して妨害となる干渉波電
力となる。従って、移動局が送信して基地局が受信する
上り回線においては、移動局が送信する信号電力が必要
以上に大きくなると、干渉波電力が増加して回線容量が
減少する。
【0003】これを防ぐため、閉ループ型送信電力制御
が用いられる。上り回線の閉ループ型送信電力制御で
は、基地局が信号対干渉電力比などの受信品質値を測定
し、その受信品質値が制御基準値よりも大きい場合には
送信電力を減少させる制御命令を移動局に送信し、受信
品質値が制御基準値よりも小さい場合には送信電力を増
加させる制御命令を移動局に送信する。そして、移動局
はその制御命令に従って送信電力を増減させている。
【0004】このような送信電力制御方法については、
United States Patent No. 5,056,109(Gilhousen et a
l.,''Method and apparatus for controlling transmis
sionpower in a CDMA cellular mobile telephone syst
em,'')に詳述されている。
【0005】一方、下り回線においても、受信品質値が
所定の制御基準値となるように閉ループ型送信電力制御
を行うことによって、高い回線容量を実現している。下
り回線の閉ループ型送信電力制御では、移動局が下り回
線の受信品質値を測定し、それを制御基準値と比較し
て、受信品質値が制御基準値よりも高い場合には送信電
力を減少させる制御命令を基地局に送信し、受信品質が
制御基準値よりも低い場合には送信電力を増加させる制
御命令を基地局に送信する。そして、基地局はその制御
命令に従って送信電力を増減する。
【0006】基地局と移動局の間で送受信を行う情報ビ
ット系列は、上り回線、下り回線ともに、タイムスロッ
ト(以下スロットと略記する)毎に分けられて送信され
る。そして、閉ループ型送信電力制御では、基地局と移
動局はスロット毎に制御命令を送信し、相手局はその制
御命令を受信する毎に送信電力を更新する。スロットを
1ミリ秒程度の時間とすると、制御命令を1秒間に10
00回程度送信して送信電力を高速に制御でき、フェー
ジング変動を補償して受信品質値をほぼ一定に保つこと
ができるようになる。
【0007】しかしながら、移動局が高速に移動する場
合には、高速なフェージング変動により、高速な閉ルー
プ制御を用いても、受信品質値を一定に保つことが困難
となる。また、相手局が制御命令を誤って受信すること
もあり、この場合にも、受信品質値を一定に保つことが
できない。従って、受信品質値がある程度変動しても所
望のビット誤り率が得られるようにするためには、閉ル
ープ型送信電力制御において制御基準値を大きな値に設
定する必要があり、その結果、送信電力が大きな値とな
って回線容量が減少する。
【0008】そこで、基地局と移動局の間で送受信を行
う情報ビット系列に対して誤り訂正符号化を施し、受信
品質値が瞬間的に低下して一部のビットに受信誤りが生
じても、誤って受信したビットを訂正できるようにして
いる。さらに、複数のスロットからフレームを構成し、
1つまたは複数のフレームをインタリーブブロックとし
て、そのブロック内で、送信するビット系列の順番を前
後に入れ替えるインタリーブを施す。
【0009】これにより、受信品質値が比較的長い時間
にわたって低下して、連続してビットを誤って受信して
も、同一のインタリーブブロック内で一定の割合以上の
ビットを正確に受信できれば、誤り訂正符号化と併用す
ることにより、ほぼ全てのビットを正しく受信できるよ
うになり、ビット誤り率を低減でき、従って、情報ブロ
ックの受信誤り率、すなわちブロック誤り率を低減でき
る。
【0010】従って、激しいフェージング変動に対し
て、閉ループ型送信電力制御によって受信品質値を完全
に一定に保てなくてもブロック誤り率を低減できるた
め、制御基準値を比較的小さな値に設定しても、所望の
ブロック誤り率を実現しながら、送信電力をある程度低
減できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
閉ループ型送信電力制御では、誤り訂正符号化とインタ
リーブを併用する場合に、制御基準値を十分に小さな値
に設定できず、従って、十分に送信電力を低減できない
という問題がある。その理由を以下に説明する。
【0012】フェージング変動によって受信品質値が変
動するとき、各々のインタリーブブロック内で受信品質
値が低下する時間の割合が一定の割合以下であれば、誤
り訂正符号化によりブロック誤り率を効果的に低減でき
る。しかし、従来の閉ループ型送信電力制御では、スロ
ット毎の受信品質値を制御基準値と比較して相手局の送
信電力を制御している。
【0013】このため、同一インタリーブブロック内で
既に受信したスロットの中で、受信品質値が低いスロッ
トが多い場合であっても、最後に受信したスロットの受
信品質値が制御基準値よりも大きければ、相手局の送信
電力を減少させる。その結果、そのインタリーブブロッ
クでは、受信品質値が低下する時間の割合が大きくな
り、誤り訂正符号化によるビット誤り率の低減効果を得
ることができない確率が大きくなる。
【0014】このように受信品質値をスロット毎に一定
の制御基準値に近づける送信電力制御を行うと、各々の
インタリーブブロックで受信品質値が低下する時間の割
合にばらつきを生じるため、その割合が大きくなる確率
が十分小さくなるように、制御基準値を比較的大きな値
に設定する必要がある。従って、誤り訂正符号化とイン
タリーブを併用しても、制御基準値を十分に小さくでき
ず、送信電力を十分に小さくできないことになる。
【0015】本発明の目的は、誤り訂正符号化とインタ
リーブを併用する場合に、閉ループ型送信電力制御にお
いて、相手局の送信電力を制御する制御命令を生成する
のに用いる制御基準値を小さい値としても、所望のビッ
ト誤り率やブロック誤り率などの通信品質を確保でき、
相手局の送信電力を低減できる送信電力制御方法並びに
送受信装置及び基地局、移動局を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、通信相
手局から送信される信号を受信するステップと、受信さ
れた各タイムスロットの受信品質値を測定するステップ
と、周期的に、複数のスロットの受信品質値により制御
命令を決定する制御命令決定ステップと、前記制御命令
を前記相手局に送信する送信ステップとを含み、前記制
御命令を前記相手局の送信電力制御に使用するようにし
たことを特徴とする送信電力制御方法が得られる。
【0017】そして、前記制御命令決定ステップにおけ
る前記制御命令の決定及び前記送信ステップにおける前
記制御命令の送信は、前記タイムスロット毎に行うよう
にしたことを特徴とし、また、前記制御命令決定ステッ
プは、複数のタイムスロットによりタイムスロットグル
ープを構成して、受信中のタイムスロットグループに属
するタイムスロットの受信品質値により前記制御命令を
決定するようにしたことを特徴とする。
【0018】また、前記相手局から送信される信号の情
報ビット系列に誤り訂正符号化処理が施されており、複
数のタイムスロットによりタイムスロットグループが構
成されて前記タイムスロットグループ毎にインタリーブ
が施されており、前記制御命令決定ステップは、受信中
のタイムスロットグループに属するタイムスロットの受
信品質値により前記制御命令を決定するようにしたこと
を特徴とする。
【0019】そして、前記制御命令決定ステップは、受
信中のタイムスロットグループに属するタイムスロット
の受信品質値の中央値、Xパーセント値(但し、Xは0
から100までの数値)、または平均値を第一の制御基
準値と比較するステップと、この比較結果より前記制御
命令を決定するステップとを有することを特徴とする。
また、受信した信号の誤りの有無を調べるステップを更
に含み、検出された誤りに応じて前記第一の制御基準値
を変更することを特徴とする。
【0020】また、前記制御命令決定ステップは、前記
タイムスロットを受信する毎に測定される当該タイムス
ロットの受信品質値が、第二の制御基準値より小さい場
合には、前記制御命令を、相手局の送信電力を増加させ
るものとするステップを有することを特徴とする。
【0021】また前記制御命令決定ステップは、前記タ
イムスロットを受信する毎に測定される当該タイムスロ
ットの受信品質値が、第三の制御基準値より大きい場合
には、前記制御命令を、相手局の送信電力を減少させる
ものとするステップを有することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、通信相手局から送信され
る信号の情報ビット系列に誤り訂正符号化処理が施さ
れ、複数のタイムスロットによりフレームが構成されて
なる通信システムにおける送信電力制御方法であって、
前記相手局からタイムスロットを受信する毎に、そのタ
イムスロットの受信品質値を測定するステップと、受信
中のフレームに属するタイムスロットの受信品質値の中
央値、Xパーセント値(但し、Xは0から100までの
数値)または平均値が第一の制御基準値より小さい場合
には、相手局の送信電力を増加させる制御命令を相手局
に送信し、それ以外の場合には、相手局の送信電力を減
少させる制御命令を相手局に送信するステップとを含
み、前記制御命令を前記相手局の送信電力制御に使用す
るようにしたことを特徴とする送信電力制御方法が得ら
れる。
【0023】本発明によれば、通信相手局から送信され
る信号の情報ビット系列に誤り訂正符号化が施され、複
数のタイムスロットからフレームが構成され、1または
複数のフレームからインタリーブブロックが構成され、
このインタリーブブロック毎にインタリーブが施されて
なる通信システムにおける送信電力制御方法であって、
前記相手局からタイムスロットを受信する毎に、そのタ
イムスロットの受信品質値を測定するステップと、受信
中のインタリーブブロックに属するタイムスロットの受
信品質値の中央値または平均値が第一の制御基準値より
小さい場合には、相手局の送信電力を増加させる制御命
令を相手局に送信し、それ以外の場合には、相手局の送
信電力を減少させる制御命令を相手局に送信するステッ
プとを含み、前記制御命令を相手局の送信電力制御に使
用するようにしたことを特徴とする送信電力制御方法が
得られる。
【0024】また、本発明によれば、通信相手局から送
信される信号を受信する受信手段と、各スロットの受信
品質値を測定する測定手段と、周期的に、複数のタイム
スロットの受信品質値により制御命令を決定する制御命
令決定手段と、相手局の送信電力制御に使用するために
前記制御命令を相手局に送信する送信手段とを備えたこ
とを特徴とする送受信装置が得られる。
【0025】そして、前記制御命令決定手段及び前記送
信手段は、前記タイムスロット毎に制御命令の決定及び
この決定された制御命令の前記相手局への送信をなすよ
うにしたことを特徴とする。また、前記制御命令決定手
段は、複数のタイムスロットからタイムスロットグルー
プを構成し、受信中のタイムスロットグループに属する
タイムスロットの受信品質値により前記制御命令を決定
するようにしたことを特徴とする。
【0026】また、前記制御命令決定手段は、相手局に
おいてインタリーブが施される単位であるインタリーブ
ブロック毎にタイムスロットグループを構成し、受信中
のスロットグループに属するタイムスロットの受信品質
値により前記制御命令を決定するようにしたことを特徴
とし、また前記制御命令決定手段は、受信中のタイムス
ロットグループに属するタイムスロットの受信品質値の
中央値、Xパーセント値(但し、Xは0から100まで
の数値)、または平均値を第一の制御基準値と比較し、
その比較結果より前記制御命令を決定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0027】更に、受信した信号の誤りの有無を調べる
手段と、検出された誤りに応じて第一の制御基準値を変
更する手段とを含むことを特徴とする。また、前記制御
命令決定手段は、タイムスロットを受信する毎に測定す
るスロットの受信品質値が、第二の制御基準値より小さ
い場合には、前記制御命令を、相手局の送信電力を増加
させるものとすることを特徴とし、また前記制御命令決
定手段は、タイムスロットを受信する毎に測定するタイ
ムスロットの受信品質値が、第三の制御基準値より大き
い場合には、前記制御命令を、相手局の送信電力を減少
させるものとすることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、通信相手局からタイムス
ロットを受信する毎にタイムスロットの受信品質値を測
定する手段と、複数のタイムスロットからフレームを構
成し、タイムスロット毎に、受信中のフレームに属する
タイムスロットの受信品質値の中央値、Xパーセント値
(但し、Xは0から100までの数値)または平均値が
第一の制御基準値より小さい場合には、前記相手局の送
信電力を増加させる制御命令を相手局に送信し、それ以
外の場合には、相手局の送信電力を減少させる制御命令
を相手局に送信する手段とを備えたことを特徴とする送
受信装置が得られる。
【0029】本発明によれば、通信相手局からタイムス
ロットを受信する毎にタイムスロットの受信品質値を測
定する手段と、複数のタイムスロットからフレームを構
成し、1または複数のフレームからインタリーブブロッ
クを構成し、タイムスロット毎に、受信中のインタリー
ブブロックに属するタイムスロットの受信品質値の中央
値または平均値が第一の制御基準値より小さい場合に
は、相手局の送信電力を増加させる制御命令を相手局に
送信し、それ以外の場合には、相手局の送信電力を減少
させる制御命令を相手局に送信する手段とを備えたこと
を特徴とする送受信装置が得られる。
【0030】本発明によれば、上述の送受信装置を備え
た基地局及び移動局が得られる。
【0031】本発明の作用を述べる。相手局からスロッ
トを受信する毎に、スロットの受信品質値を測定し、受
信中のインタリーブブロックに属するスロットの受信品
質値の中央値または平均値が所定の制御基準値より小さ
い場合には、相手局の送信電力を増加させる制御命令を
相手局に送信し、それ以外の場合には、相手局の送信電
力を減少させる制御命令を相手局に送信し、制御命令を
相手局の送信電力制御に使用するよう構成する。
【0032】かかる構成により、誤り訂正符号化とイン
タリーブとを用いる移動通信システムの閉ループ型送信
電力制御において、相手局の送信電力を制御するための
制御命令を決定する際に、受信品質値と比較を行う制御
基準値を小さな値に設定しても所望のブロック誤り率が
得られることになり、相手局の送信電力が低減可能とな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施形態について説明する。第一の実施形態の送信電力制
御方法と送受信装置は、図1に示す構成をとる移動通信
システムにおいて実施される。図1の移動通信システム
は、サービスエリアが複数のセル11〜12に分割され
ており、セル11〜12には、それぞれ基地局21〜2
2が配置されており、セル11には、移動局51が存在
する。基地局21〜22はそれぞれ制御局61に接続さ
れており、制御局はさらに他の制御局からなる通信網
(図示せず)に接続されている。
【0034】なお、図示しないが、この移動通信システ
ムは、他に多数の基地局を備えており、また、各セル内
には多数の移動局が存在する。この移動通信システムは
無線アクセス方式として符号分割多重方式を用いている
ものとする。
【0035】基地局21〜22及び移動局51は、共に
送受信装置を備えている。図2にその送受信装置の構成
例を示す。送受信装置は、アンテナ201、送受信共用
器202、受信信号処理部203、受信品質測定部20
4、制御命令生成部205、アウタループ制御部20
6、送信電力設定部207、送信信号生成部208、受
信回路出力端子209及び送信回路出力端子210から
構成される。基地局は、多数の移動局と送受信を行うた
めに、多数の送受信装置を備えているが、各々の送受信
装置の基本的な構成は移動局の送受信装置と同じであ
る。
【0036】図3に、送信信号のフレーム構成を示す。
下り回線の信号31と上り回線の信号41は共に、図3
に示すように、一定の時間の長さをもつフレームの繰り
返しから構成され、各フレームはさらに短い時間の複数
のスロットから構成されている。また、1つまたは複数
のフレーム毎にインタリーブブロックが定められてい
る。図2の例では、各フレームは8つのスロットから構
成されており、また、各インタリーブブロックは2つの
フレームから構成されている。従って、各インタリーブ
ブロックは、16のスロットからなるスロットグループ
になっており、16のスロットから構成されるスロット
グループ毎にインタリーブが施されている。
【0037】また、各スロットには、受信品質を測定す
るためのパイロット信号が含まれている。さらに、下り
回線の各スロットには、上り回線の送信電力を制御する
制御命令が含まれており、上り回線の各スロットには、
下り回線の送信電力を制御する制御命令が含まれてい
る。
【0038】基地局及び移動局が備える送受信装置は、
送信信号生成部208において、送信する情報ビット系
列を所定ビット数の情報ブロックに分け、その情報ブロ
ック毎に誤り検出符号であるCRC(Cyclic Redundanc
y Check )符号を付加して、畳み込み符号化などの誤り
訂正符号化を施す。そして、そのビット系列を1フレー
ム内で送信できる所定のビット数毎に分ける。さらに、
インタリーブブロックを2フレームから構成するため、
2つのフレーム分のビット系列毎に、送信の順序を前後
に所定の規則で入れ替えるインタリーブを施す。インタ
リーブを施したビット系列は、8等分にセグメント化し
て、各スロットに1つのセグメント、及び制御命令生成
部205により生成されて通知される送信電力の制御命
令を挿入して、変調、周波数変換を行って送信信号を生
成する。
【0039】そして、送信電力設定部207により通知
される送信電力設定値に応じて送信信号を増幅して、送
受信共用器202を介してアンテナ201より相手局に
向けて送信する。ここで、基地局の相手局は移動局であ
り、移動局の相手局は基地局である。
【0040】また、基地局及び移動局が備える送受信装
置は、相手局が送信する送信信号を、アンテナ201に
より受信して、送受信共用器202を介して受信信号処
理部203に送る。受信信号処理部203では、各スロ
ットの送信電力の制御命令を除き、各フレームの8つの
スロットを受信する毎に、セグメント化されたビット系
列を取り出して結合し、相手局で行ったインタリーブと
逆の処理を行う。そして、さらに、誤り訂正復号化を施
して、情報ブロックを得る。また情報ブロック毎に含ま
れるCRC符号を使用して、情報ブロック毎の誤りの有
無を検出し、その情報をアウタループ制御部206に通
知する。
【0041】アウタループ制御部206では、送信電力
設定部において送信電力値を決定する際に用いる第一の
制御基準値を決定する。具体的には、送受信の開始時点
に第一の制御基準値に所定の初期値を設定し、送受信開
始後には、受信信号処理部から通知される情報ブロック
毎の誤りの有無の情報を用いて、所定の時間区間毎にブ
ロック誤り率を計算し、そのブロック誤り率が所定の品
質目標値より大きい場合には、第一の制御基準値を所定
の値だけ増加させ、それ以外の場合には、第一の制御基
準値を所定の値だけ減少させる。
【0042】また、受信信号処理部203では、相手局
からスロットを受信する毎に、そのスロットに含まれる
送信電力の制御命令を送信電力設定部207に通知す
る。送信信号設定部207では、通知された制御命令が
電力増加を指示するものであれば、送信電力設定値を所
定値だけ増加させ、逆に、通知された制御命令が電力減
少を指示するものであれば、送信電力設定値を所定値だ
け減少させる。そして、送信電力設定値を送信信号生成
部208に通知する。
【0043】受信品質測定部204は、相手局からスロ
ットを受信する毎に、そのスロットに含まれるパイロッ
ト信号を用いて、そのスロットの受信品質を測定する。
そして、受信品質を測定したスロットが属するフレーム
番号と共に、受信品質値を制御命令生成部205に通知
する。受信品質値としては、パイロット信号のSIR
(信号対干渉電力比)を計算する。
【0044】次に、図4のフロー図を用いて、制御命令
生成部205における制御命令の生成方法を説明する。
制御命令生成部205は、ステップ401において、受
信品質測定部204からスロットの受信品質値SIRsl
otの通知を、そのスロットが属するフレーム番号の情報
と共に受ける。
【0045】次に、ステップ402において、そのスロ
ットが属するインタリーブブロックに含まれるスロット
の中で既に受信したスロットの受信品質値SIRslotの
中央値SIRmedianを求める。ここで、中央値とは、こ
れ等受信品質値SIRslotを大きさの順に並べたとき
に、中央にくる値であり、受信品質値SIRslotの数が
偶数の時は、中央にある二つの値の平均値をいうもので
ある。
【0046】図3に示したように、インタリーブブロッ
クは2つのフレームから構成され、奇数番号のフレーム
とそれより番号が1つ大きい偶数番号のフレームが1つ
のインタリーブブロックとなっている。従って、受信品
質値と共に通知されるフレーム番号が奇数であれば、同
一のフレーム番号をもつスロットの受信品質値を対象と
して中央値を計算し、フレーム番号が偶数であれば、同
一のフレーム番号とその1つ前のフレーム番号のスロッ
トを対象として中央値を計算する。
【0047】図6は各スロット受信時に受信品質値の中
央値を求める対象とするスロットを示すものであり、こ
の図において、スロット(f,s)とは、フレーム番号
f、スロット番号sのスロットを意味し、マル印は中央
値の計算対象であることを示す。図6に示すように、例
えば、スロット(1,7)の受信時には、それまでに受
信した7つのスロットの受信品質値が中央値の計算対象
とする。また、スロット(2,8)の受信時には、1つ
前のフレームのスロットを含めて、17スロットの受信
品質値を中央値の計算対象とする。
【0048】次に、ステップ403において、受信品質
値の中央値SIRmedianを第一の制御基準値SIRthr1
と比較し、中央値SIRmedianが第一の制御基準値SI
Rthr1より小さい場合には、制御命令を電力増加と決定
し(ステップ405)、それ以外の場合には、制御命令
を電力減少と決定する(ステップ404)。そして、ス
テップ406において、生成した制御命令を送信信号生
成部208に通知して、ステップ401より繰り返す。
【0049】このようにして送信信号生成部208に通
知された制御命令は、相手局に送信され、相手局の送信
電力を制御するために利用される。具体的には、相手局
の送受信装置において、既に説明したように、送信電力
設定部207が制御命令に応じて送信電力設定値を増減
させて送信信号生成部208に通知し、送信信号生成部
208では、送信電力設定値に応じて送信信号を増幅す
る。
【0050】本実施形態では、同一インタリーブブロッ
ク内で既に受信したスロットの受信品質値の中央値によ
って制御命令を生成して、相手局の送信電力を制御する
ため、受信品質値の中央値のばらつきが小さくなる。
【0051】例えば、同一インタリーブブロック内で既
に受信したスロットの受信品質値SIRslotの中央値が
制御基準値SIRthr1より小さい場合には、相手局の送
信電力を増加させる。このため、同一インタリーブブロ
ック内で既に受信したスロットの中で、受信品質値SI
Rslotが制御基準値SIRthr1より小さいスロットが多
い場合には、最後に受信したスロットの受信品質値が制
御基準値よりも大きくても、相手局の送信電力を増加さ
せる。従って、そのインタリーブブロックでは、フェー
ジング変動によって受信品質値が大きく変動しても、受
信品質値が制御基準値より小さくなる確率が小さくなっ
て、受信品質値が制御基準値より小さい時間の割合は小
さくなり、50パーセントに近づく。
【0052】また、逆に、同一インタリーブブロック内
で既に受信したスロットの受信品質値SIRslotの中央
値が制御基準値SIRthr1より大きい場合には、相手局
の送信電力を減少させる。このため、同一インタリーブ
ブロック内で既に受信したスロットの中で、受信品質値
SIRslotが制御基準値SIRthr1より小さいスロット
が少ない場合には、最後に受信したスロットの受信品質
値が制御基準値よりも小さくても、相手局の送信電力を
減少させる。従って、そのインタリーブブロックでは、
受信品質値が制御基準値より小さくなる確率が大きくな
って、受信品質値が制御基準値より小さい時間の割合は
大きくなり、50パーセントに近づく。この場合には、
同一のインタリーブブロックのスロットの受信品質値の
中央値に余裕があれば、相手局の送信電力を減少させる
ため、相手局の送信電力を最小限に抑えることができ
る。
【0053】その結果、フェージング変動によって受信
品質値が変動しても、相手局の送信電力を最小限に抑え
ながら、受信品質値が制御基準値より小さい時間の割合
をほぼ一定とでき、インタリーブブロック毎の受信品質
値の中央値はばらつきが小さくなる。このため、受信品
質値が制御基準値より小さい時間の割合が大きくなる確
率が小さくなり、誤り訂正符号化によるビット誤り率の
低減効果が得ることができない確率を小さくできる。こ
のため、アウタループによって、所望のブロック誤り率
を実現しながら、制御基準値をより小さな値に設定する
ことができ、相手局の送信電力を低減できる。
【0054】次に、第二の実施形態の送信電力制御方法
と送受信装置について説明する。第一の実施形態の送信
電力制御方法と送受信装置では、同一のインタリーブブ
ロックに属するスロットの受信品質値の中央値、即ち5
0パーセント値を計算していたが、第二の実施形態の送
信電力制御方法と送受信装置では、Xを0から100ま
での数値として、中央値の代わりに、Xパーセント値を
計算する。例えば、Xを30とすれば、30パーセント
値を計算して、これを制御基準値と比較して送信電力の
制御命令を生成することになる。
【0055】これ以外の点は、全て第一の実施形態と同
じであり、このような構成とすることによっても、第一
の実施形態と全く同様な作用により制御基準値を小さく
設定することができ、相手局の送信電力を低減できる。
【0056】次に、第三の実施形態の送信電力制御方法
と送受信装置について説明する。第一の実施形態の送信
電力制御方法と送受信装置では、同一のインタリーブブ
ロックに属するスロットの受信品質値の中央値を計算し
ていたが、第三の実施形態の送信電力制御方法と送受信
装置では、中央値の代わりに平均値を計算する。そし
て、平均値を制御基準値と比較して送信電力の制御命令
を生成する。これ以外の点は、全て第一の実施形態と同
じである。
【0057】このような構成とすることによっても、中
央値と平均値の間には高い正の相関関係があるために、
第一の実施形態と同様な作用により制御基準値を小さく
設定することができ、相手局の送信電力を低減できる。
【0058】次に、第四の実施形態の送信電力制御方法
と送受信装置について説明する。第一の実施形態の送信
電力制御方法と送受信装置では、同一のインタリーブブ
ロックに属するスロットの受信品質値の中央値を計算し
ていたが、第四の実施形態の送信電力制御方法と送受信
装置では、同一のフレームに属するスロットの受信品質
値の中央値を計算する。このため、送受信装置の制御命
令生成部205において、制御命令を生成するフローの
中のステップ402では、受信品質値と共に通知される
フレーム番号が偶数か奇数かによらず、同一のフレーム
のスロットのみを対象として中央値を計算する。これ以
外の点は、インタリーブブロックは2つのフレームから
構成されることも含めて、全て第一の実施形態と同じで
ある。
【0059】このような構成とすることによって、フレ
ーム毎の受信品質値の中央値はばらつきが小さくなるた
め、複数のフレームからなる各インタリーブブロックの
受信品質値の中央値もばらつきが小さくなる。従って、
第一の実施形態と同様に制御基準値を小さく設定するこ
とができ、相手局の送信電力を低減できる。さらに、受
信品質値の中央値を計算する際に、同一のインタリーブ
ブロックに属するフレームを考慮する必要がないため、
受信品質値の中央値の計算が容易になる。
【0060】次に、第五の実施形態の送信電力制御方法
と送受信装置について説明する。第五の実施形態の送信
電力制御方法と送受信装置では、送受信装置の制御命令
生成部が制御命令を生成する方法のみが第一の実施形態
と異なり、これ以外の点は、全て第一の実施形態と同じ
である。
【0061】図5は、第五の実施形態における送受信装
置の制御命令生成部205が制御命令を生成する方法を
示すフロー図である。まず、制御命令生成部205は、
スロット501において、受信品質測定部204からス
ロットの受信品質値SIRslotの通知を、そのスロット
が属するフレーム番号の情報と共に受ける。次に、ステ
ップ502において、そのスロットが属するインタリー
ブブロックに含まれるスロットの中で既に受信したスロ
ットの受信品質値SIRslotの中央値SIRmedianを求
める。
【0062】次に、ステップ503において、受信品質
値の中央値SIRmedianを第一の制御基準値SIRthr1
と比較する。ここで、第一の制御基準値は、アウタルー
プ制御部206により決定される値を用いる。中央値S
IRmedianが第一の制御基準値SIRthr1より小さくな
い場合には、ステップ504において、最後に通知され
たスロットの受信品質値SIRslotを第二の制御基準値
と比較する。
【0063】ここで、第二の制御基準値は、第一の制御
基準値よりも所定の値だけ小さい値とし、第一の制御基
準値がアウタループ制御部により更新された場合には、
第二の制御基準値も同様に更新する。最後に通知された
スロットの受信品質値SIRslotが第二の制御基準値よ
りも小さい場合には、制御命令を電力増加と決定し(ス
テップ507)、それ以外の場合には、制御命令を電力
減少と決定する(ステップ506)。
【0064】一方、ステップ503において、中央値S
IRmedianが第一の制御基準値SIRthr1より小さい場
合には、ステップ505において、最後に通知されたス
ロットの受信品質値SIRslotを第三の制御基準値と比
較する。ここで、第三の制御基準値は、第一の制御基準
値よりも所定の値だけ大きい値とし、第一の制御基準値
がアウタループ制御部により更新された場合には、第三
の制御基準値も同様に更新する。
【0065】最後に通知されたスロットの受信品質値S
IRslotが第三の制御基準値よりも大きい場合には、制
御命令を電力減少と決定し(ステップ506)、それ以
外の場合には、制御命令を電力増加と決定する(ステッ
プ507)。そして、ステップ508において、生成し
た制御命令を送信信号生成部208に通知して、ステッ
プ501より繰り返す。
【0066】本実施形態では、第一の実施形態と同様
に、フェージング変動によって受信品質値が変動して
も、同一インタリーブブロックに属するスロットの受信
品質値の中央値のばらつきが小さくなり、所望のブロッ
ク誤り率を実現しながら、制御基準値をより小さな値に
設定することができ、相手局の送信電力を低減できる。
【0067】さらに、中央値SIRmedianが第一の制御
基準値SIRthr1より大きくても、最後に通知されたス
ロットの受信品質値SIRslotが第二の制御基準値より
も小さい場合には、制御命令を電力増加とするから、ス
ロット毎に相手局から送信される送信電力の制御命令を
受信する際に、その受信品質が低下することを防止でき
る。従って、相手局からの送信電力の制御命令により送
信電力の制御をより正確に行うことができるようにな
る。
【0068】また、中央値SIRmedianが第一の制御基
準値SIRthr1より小さくても、最後に通知されたスロ
ットの受信品質値SIRslotが第三の制御基準値よりも
大きい場合には、制御命令を電力減少とするから、相手
局の送信電力が大きくなりすぎることを防止できる。従
って、相手局からの送信電力の増加を抑え、他の回線へ
の干渉波電力を低減できる。
【0069】また、インタリーブブロックの最後のスロ
ットにおいて、受信品質値が小さくなり過ぎると、次の
インタリーブブロックの前半のスロットでも、受信品質
値が小さくなり、中央値も小さくなるため、後半のスロ
ットでは、中央値を第一の制御基準値に近づけるため
に、相手局の送信電力を大きくして、受信品質値が大き
くなる。その結果、インタリーブブロックの最後のスロ
ットでは、受信品質値が大きくなり過ぎ、さらに、次の
インタリーブブロックでは、前半のスロットで受信品質
値の中央値が大きくなり、後半のスロットでは受信品質
値が小さくなる可能性がある。
【0070】このような場合には、相手局の送信電力が
大きく変動することになり、送信電力の平均値が増加
し、干渉波電力も増加する。しかし、本実施形態では、
各スロットの受信品質値が第二の制御基準値よりも小さ
くならないように制御しているから、受信品質値が小さ
くなり過ぎることがなく、また、各スロットの受信品質
値が第三の制御基準値よりも大きくならないように制御
しているから、相手局の送信電力が大きく変動すること
を防止でき、送信電力の平均値を低減できる。
【0071】なお、第五の実施形態では、インタリーブ
ブロックに属するスロットの受信品質値の中央値を求め
て制御基準値と比較することによって送信電力の制御命
令を生成しているが、中央値の代わりに、Xを0から1
00までの数値として、中央値の代わりに、Xパーセン
ト値を計算して同様に用いてもよい。また、中央値の代
わりに平均値を求めて同様に用いてもよい。また、同一
のフレームに属するスロットの受信品質値の中央値を計
算して同様に用いてもよい。
【0072】以上に説明した実施形態において、複数の
スロットの中央値を制御基準値と比較する方法として、
同一のインタリーブブロックに属するスロットを受信す
る毎に、その受信品質値SIRslotを制御基準値と比較
し、SIRslotの方が大きいスロットの数と制御基準値
の方が大きいスロットの数をそれぞれカウントして両者
を比較し、SIRslotの方が大きいスロットの数の方が
多ければ、中央値の方が制御基準値よりも大きいと判定
し、SIRslotの方が大きいスロットの数の方が少なけ
れば、中央値の方が制御基準値よりも小さいと判定して
もよい。
【0073】また、SIRslotの方が大きいスロットの
数と制御基準値の方が大きいスロットの数の差を計算し
て同様な判定を行ってもよい。
【0074】また、インタリーブブロックの最後のスロ
ットの受信時に生成される制御命令は、次のインタリー
ブブロックに属するスロットの送信電力を制御するため
に用いられるため、中央値を計算しないで、その最後の
スロットの受信品質値のみを制御基準値と比較して制御
命令を決定してもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、相手局からスロットを
受信する毎に、スロットの受信品質値を測定し、受信中
のインタリーブブロックに属するスロットの受信品質値
の中央値、Xパーセント値または平均値が、所定の制御
基準値より小さい場合には、相手局の送信電力を増加さ
せる制御命令を相手局に送信し、それ以外の場合には、
相手局の送信電力を減少させる制御命令を相手局に送信
し、制御命令を相手局の送信電力制御に使用するように
したので、誤り訂正符号化とインタリーブを用いる移動
通信システムの閉ループ型送信電力制御において、相手
局の送信電力を制御するための制御命令を決定する際
に、受信品質値と比較を行う制御基準値を小さな値に設
定しても所望のブロック誤り率が得られることになり、
相手局の送信電力を低減するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される移動通信システムの構成図
である。
【図2】本発明の送受信装置の構成例を示す図である。
【図3】送信信号のフレーム構成を示す図である。
【図4】第一の実施形態における送信電力の制御命令の
生成方法を示すフロー図である。
【図5】第五の実施形態における送信電力の制御命令の
生成方法を示すフロー図である。
【図6】第一の実施形態において受信品質値の中央値を
求める対象とするスロットを示す説明図である。
【符号の説明】
11〜12 セル 21〜22 基地局 31 下り回線の信号 41 上り回線の信号 51 移動局 61 制御局 201 アンテナ 202 送受信共用器 203 受信信号処理部 204 受信品質測定部 205 制御命令生成部 206 アウタループ制御部 207 送信電力設定部 208 送信信号生成部 209 受信回路出力端子 210 送信回路出力端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA06 FA11 FA16 GA01 5K060 BB07 CC04 DD04 LL01 PP05 5K067 AA33 CC10 DD27 GG08 GG11 HH21 HH22

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手局から送信される信号を受信す
    るステップと、 受信された各タイムスロットの受信品質値を測定するス
    テップと、 周期的に、複数のスロットの前記受信品質値により制御
    命令を決定する制御命令決定ステップと、 前記制御命令を前記相手局に送信する送信ステップとを
    含み、 前記制御命令を前記相手局の送信電力制御に使用するよ
    うにしたことを特徴とする送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】 前記制御命令決定ステップにおける前記
    制御命令の決定及び前記送信ステップにおける前記制御
    命令の送信は、前記タイムスロット毎に行うようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記制御命令決定ステップは、 複数のタイムスロットによりタイムスロットグループを
    構成して、受信中のタイムスロットグループに属するタ
    イムスロットの受信品質値により前記制御命令を決定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    送信電力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記相手局から送信される信号の情報ビ
    ット系列に誤り訂正符号化処理が施されており、複数の
    タイムスロットによりタイムスロットグループが構成さ
    れて前記タイムスロットグループ毎にインタリーブが施
    されており、 前記制御命令決定ステップは、受信中のタイムスロット
    グループに属するタイムスロットの受信品質値により前
    記制御命令を決定するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜3いずれか記載の送信電力制御方法。
  5. 【請求項5】 前記制御命令決定ステップは、 受信中のタイムスロットグループに属するタイムスロッ
    トの受信品質値の中央値、Xパーセント値(但し、Xは
    0から100までの数値)、または平均値を第一の制御
    基準値と比較するステップと、 この比較結果より前記制御命令を決定するステップと、
    を有することを特徴とする請求項3または4記載の送信
    電力制御方法。
  6. 【請求項6】 受信した信号の誤りの有無を調べるステ
    ップを更に含み、検出された誤りに応じて前記第一の制
    御基準値を変更することを特徴とする請求項5記載の送
    信電力制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制御命令決定ステップは、 前記タイムスロットを受信する毎に測定される当該タイ
    ムスロットの受信品質値が、第二の制御基準値より小さ
    い場合には、前記制御命令を、相手局の送信電力を増加
    させるものとするステップを有することを特徴とする請
    求項1〜6いずれか記載の送信電力制御方法。
  8. 【請求項8】 前記制御命令決定ステップは、 前記タイムスロットを受信する毎に測定される当該タイ
    ムスロットの受信品質値が、第三の制御基準値より大き
    い場合には、前記制御命令を、相手局の送信電力を減少
    させるものとするステップを有することを特徴とする請
    求項1〜6いずれか記載の送信電力制御方法。
  9. 【請求項9】 通信相手局から送信される信号の情報ビ
    ット系列に誤り訂正符号化処理が施され、複数のタイム
    スロットによりフレームが構成されてなる通信システム
    における送信電力制御方法であって、 前記相手局からタイムスロットを受信する毎に、そのタ
    イムスロットの受信品質値を測定するステップと、 受信中のフレームに属するタイムスロットの受信品質値
    の中央値、Xパーセント値(但し、Xは0から100ま
    での数値)または平均値が第一の制御基準値より小さい
    場合には、相手局の送信電力を増加させる制御命令を相
    手局に送信し、それ以外の場合には、相手局の送信電力
    を減少させる制御命令を相手局に送信するステップと、
    を含み、前記制御命令を前記相手局の送信電力制御に使
    用するようにしたことを特徴とする送信電力制御方法。
  10. 【請求項10】 通信相手局から送信される信号の情報
    ビット系列に誤り訂正符号化が施され、複数のタイムス
    ロットからフレームが構成され、1または複数のフレー
    ムからインタリーブブロックが構成され、このインタリ
    ーブブロック毎にインタリーブが施されてなる通信シス
    テムにおける送信電力制御方法であって、 前記相手局からタイムスロットを受信する毎に、そのタ
    イムスロットの受信品質値を測定するステップと、 受信中のインタリーブブロックに属するタイムスロット
    の受信品質値の中央値または平均値が第一の制御基準値
    より小さい場合には、相手局の送信電力を増加させる制
    御命令を相手局に送信し、それ以外の場合には、相手局
    の送信電力を減少させる制御命令を相手局に送信するス
    テップと、を含み、前記制御命令を相手局の送信電力制
    御に使用するようにしたことを特徴とする送信電力制御
    方法。
  11. 【請求項11】 通信相手局から送信される信号を受信
    する受信手段と、 各スロットの受信品質値を測定する測定手段と、 周期的に、複数のタイムスロットの受信品質値により制
    御命令を決定する制御命令決定手段と、 相手局の送信電力制御に使用するために前記制御命令を
    相手局に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とす
    る送受信装置。
  12. 【請求項12】 前記制御命令決定手段及び前記送信手
    段は、前記タイムスロット毎に制御命令の決定及びこの
    決定された制御命令の前記相手局への送信をなすように
    したことを特徴とする請求項11記載の送受信装置。
  13. 【請求項13】 前記制御命令決定手段は、複数のタイ
    ムスロットからタイムスロットグループを構成し、受信
    中のタイムスロットグループに属するタイムスロットの
    受信品質値により前記制御命令を決定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項11または12記載の送受信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記制御命令決定手段は、相手局にお
    いてインタリーブが施される単位であるインタリーブブ
    ロック毎にタイムスロットグループを構成し、受信中の
    スロットグループに属するタイムスロットの受信品質値
    により前記制御命令を決定するようにしたことを特徴と
    する請求項11または12記載の送受信装置。
  15. 【請求項15】 前記制御命令決定手段は、受信中のタ
    イムスロットグループに属するタイムスロットの受信品
    質値の中央値、Xパーセント値(但し、Xは0から10
    0までの数値)、または平均値を第一の制御基準値と比
    較し、その比較結果より前記制御命令を決定するように
    したことを特徴とする請求項13または14記載の送受
    信装置。
  16. 【請求項16】 受信した信号の誤りの有無を調べる手
    段と、検出された誤りに応じて第一の制御基準値を変更
    する手段とを、更に含むことを特徴とする請求項15記
    載の送受信装置。
  17. 【請求項17】 前記制御命令決定手段は、タイムスロ
    ットを受信する毎に測定するスロットの受信品質値が、
    第二の制御基準値より小さい場合には、前記制御命令
    を、相手局の送信電力を増加させるものとすることを特
    徴とする請求項11〜16いずれか記載の送受信装置。
  18. 【請求項18】 前記制御命令決定手段は、タイムスロ
    ットを受信する毎に測定するタイムスロットの受信品質
    値が、第三の制御基準値より大きい場合には、前記制御
    命令を、相手局の送信電力を減少させるものとすること
    を特徴とする請求項11〜16いずれか記載の送受信装
    置。
  19. 【請求項19】 通信相手局からタイムスロットを受信
    する毎にタイムスロットの受信品質値を測定する手段
    と、 複数のタイムスロットからフレームを構成し、タイムス
    ロット毎に、受信中のフレームに属するタイムスロット
    の受信品質値の中央値、Xパーセント値(但し、Xは0
    から100までの数値)または平均値が第一の制御基準
    値より小さい場合には、前記相手局の送信電力を増加さ
    せる制御命令を相手局に送信し、それ以外の場合には、
    相手局の送信電力を減少させる制御命令を相手局に送信
    する手段と、を備えたことを特徴とする送受信装置。
  20. 【請求項20】 通信相手局からタイムスロットを受信
    する毎にタイムスロットの受信品質値を測定する手段
    と、 複数のタイムスロットからフレームを構成し、1または
    複数のフレームからインタリーブブロックを構成し、タ
    イムスロット毎に、受信中のインタリーブブロックに属
    するタイムスロットの受信品質値の中央値または平均値
    が第一の制御基準値より小さい場合には、相手局の送信
    電力を増加させる制御命令を相手局に送信し、それ以外
    の場合には、相手局の送信電力を減少させる制御命令を
    相手局に送信する手段と、を備えたことを特徴とする送
    受信装置。
  21. 【請求項21】 請求項11〜20いずれか記載の送受
    信装置を含むことを特徴とする基地局。
  22. 【請求項22】 請求項11〜20いずれか記載の送受
    信装置を含むことを特徴とする移動局。
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