JP2002150280A - 歪み補正方式 - Google Patents
歪み補正方式Info
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Abstract
撮像した一枚のOHR画像に基づいて3次元歪みを補正
することを可能とする3次元歪み補正方式を提供する。 【解決手段】 本発明の歪み補正方式は、輪郭抽出手段
101と曲面推定手段102と歪み補正手段103を備
えるように構成する。矩形状の紙を撮像した画像を入力
画像とし、輪郭抽出手段101が入力画像から紙の輪郭
を抽出し、曲面推定手段102が2次元輪郭を手がかり
に紙の3次元曲面モデルを推定し、歪み補正手段103
が推定された3次元曲面モデルに基づいて、歪みを補正
した画像を出力する。
Description
る歪みの補正方式に関する。
Over Head Reader)を用いた帳票認識
技術の向上が金融OCR(Optical Chara
cter Reader)商談において重要になってき
た。
インあるいはエリアCCDを撮像素子として備える図1
8に示すようなスタンド型の画像入力装置である。従来
のイメージスキャナなどの接触型画像入力装置と比較し
て、OHRを用いることによって、ユーザが画像入力を
行いながら帳票への記入が行える、帳票の表を見たまま
画像入力が行える、といった作業の快適さを享受でき
る。
(以降OHR画像と呼ぶ)には、スキャナにて取得した
画像(以降スキャナ画像と呼ぶ)と比較して、濃淡む
ら、影、画像の歪みなどの画像の劣化が見られる。OH
R画像の歪みの主なものとしては3次元歪みがある。
分類すると、主に次の3種類に分類される。 イ)中折り歪み:中央部に折り目のある帳票に発生する
歪み。折り目が沈んでいるか、浮いているかにより、中
折り沈み歪み、中折り浮き歪みの2種類がある。図19
に中折り沈み歪みOHR画像の例を、図20に中折り浮
き歪みOHR画像の例を示す。
周辺が沈んでいるか、浮いているかにより、周辺沈み歪
み、周辺浮き歪みの2種類がある。図21に周辺沈み歪
みのOHR画像の例を、図22に周辺浮き歪みOHR画
像の例を示す。
歪み。図23に冊子歪みの例を示す。 OHRを金融OCR商談で用いるためには、これらの画
像の3次元歪みを克服する歪み補正方式の開発が重要な
課題となってきた。
対して、高精度な文書認識を実現するための歪み補正方
式が特開平10−150532にて提案されている。こ
こに記載の方式は、数枚の紙を一点で止めた文書に発生
する一点止め歪みの補正方式を対象としている。また、
3次元歪みを計測するために(3次元の形状を求める)
上及び横からの複数の視点から撮像した複数枚の画像を
用いている。
歪みを補正する従来方式は、3次元形状を推定するため
に複数のカメラを用いているため、実現コストが高くな
り、広い設置スペースが必要となる。
像した画像一枚を用いることにより、実現コスト及び設
置スペースを削減させることである。
ために、本発明では、上から撮像した一枚の画像から取
得できる2次元輪郭を手がかりにし、さらに紙が矩形状
であるという制約を利用して3次元曲面モデルを推定
し、得られた3次元曲面モデルから画像の3次元歪みを
補正するようにした。
曲面推定手段と歪み補正手段を備えるように構成する。
矩形状の紙を撮像した画像を入力画像とし、輪郭抽出手
段が入力画像から紙の輪郭を抽出し、曲面推定手段が2
次元輪郭を手がかりに紙の3次元曲面モデルを推定し、
歪み補正手段が推定された3次元曲面モデルに基づい
て、歪みを補正した画像を出力する。
画像から得られる2次元輪郭の歪みを手がかりに入力画
像を補正するので、従来技術と比較してカメラが一台で
済み、実現コスト及び設置スペースを削減することがで
きるようになる。
を参照しながら説明する。図1は、本発明の原理構成を
示す図である。輪郭抽出手段101、曲面推定手段10
2、歪み補正手段103を備える。矩形状の紙を撮像し
た画像を入力画像とし、輪郭抽出手段101が紙の輪郭
を抽出し、曲面推定手段102が輪郭の歪みを手がかり
に紙の3次元モデルを推定し、歪み補正手段103が紙
の3次元曲面モデルに基づいて歪みを補正した画像を出
力する。
が発生するが、動的な影・濃淡むらのため安定した影の
情報の取得は期待できない。従って、影の変化を歪み補
正の手がかりに用いることは得策ではない。そこで、図
1に示す本発明では比較的安定して取得できる帳票の輪
郭を手がかりとして歪みを補正することにした。本方式
は、帳票が長方形であることに着目して、帳票の輪郭の
変形を手がかりに水平・垂直方向の画像伸縮を行う手法
で、shape from contourの一種とも
言える。本方式の特徴は、曲面推定手段102が一枚の
歪み画像から2次元輪郭の歪みを手がかりに3次元曲面
モデルを推定している点である。カメラが一台で済むこ
とにより、実現コストを大きく削減させ、手がかりとし
て影の変化と比較して安定して抽出できる帳票輪郭の歪
みを用いているため、精度の良い歪み補正を実現できる
効果がある。
す。図2に示す歪み補正方式は、中央部に折り目のある
帳票に発生する歪みのうち、中折り沈み歪みを補正する
補正方式である。中折り沈み歪みOHR画像は図19に
示したように、帳票の上輪郭、下輪郭、中折り輪郭は台
などの基準面に接した線分として認識できる。尚、帳票
の置き方によっては左輪郭、右輪郭、中折り輪郭が線分
と認識される場合があるが、これは画像を90度回転す
れば上述したものと同様になる。従って、以下、上輪
郭、中折り輪郭、下輪郭が線分として認識できる場合を
例に中折り沈み歪みを補正する第1の実施例についてよ
り詳細に説明する。
を入力画像とし、輪郭抽出手段201が紙の輪郭を抽出
し、中折り沈み曲面推定手段202が中折り沈み帳票の
輪郭の歪みを手がかりに3次元曲面モデルを推定し、歪
み補正手段203が紙の3次元曲面モデルに基づいて歪
みを補正した画像を出力する。
エッジ抽出などの何らかのエッジ抽出により得た輪郭を
輪郭候補画素とし、各輪郭候補画素が輪郭を構成するか
否かを判断する。尚、輪郭抽出手段201は、エッジ抽
出で抽出される紙の輪郭だけでなく、紙に付与された直
線(水平、垂直)、文字列(水平、垂直)をも抽出し、
これらの情報を用いるように構成してもよい。
画素が、例えば、左輪郭を構成するか否かを判断する場
合について説明する(図3参照)。ある画素が左輪郭を
構成する場合、その画素の左側は背景色などの低い画素
値を持つ画素列で、右側は帳票なので白色などの高い画
素値を持つ画素列となる。従って、例えば(−1,−
1,−1,0,1,1,1)という線形フィルタ302
と輪郭候補画素301との積和を求めると、積和値は大
きくなる。よって、ある一定の閾値を定めておき、閾値
より大きな積和値を持つ輪郭候補画素を輪郭画素として
決定すればよい。このように、各輪郭候補画素に対して
積和演算を行い、求めた積和値と閾値を比較して左輪郭
を決定する。
を持つ線形フィルタ(1,1,1,0,−1,−1,−
1)を用いればよく、上・下輪郭も同様に決定すること
ができる。
上下対象となる任意の固有ベクトルでよい。すなわち、
任意の定数k、−kが0を中心にN個ずつ並ぶ(k,
k,…,k,0,−k,…,−k,−k)のような固有
ベクトルでよい。
郭二値画像を出力する。さらに、輪郭抽出手段201
は、後の処理で必要となる輪郭頂点、サンプル輪郭点を
抽出する。尚、輪郭抽出手段201で得るものは2次元
の画像中の輪郭に関するものなので、3次元中の帳票輪
郭と区別するために、以降では頭に「2次元」とつけ、
それぞれ2次元輪郭線、2次元輪郭頂点、2次元サンプ
ル輪郭点と呼ぶことにする。図4は、輪郭抽出手段20
1で得られる2次元輪郭線、2次元輪郭頂点、2次元サ
ンプル輪郭点の2次元座標に基づく表現を示している。
または下輪郭EFの中央部付近の輪郭点から左右方向に
輪郭線をたどり、急激に傾きの変化する輪郭点(左上輪
郭頂点A、右上輪郭頂点B、左下輪郭頂点E、右下輪郭
頂点F)を探索して求める。また、輪郭頂点A、B、
E、Fを線分で結んで得られた矩形ABFEとの位置関
係により、中折り輪郭(帳票中央部)の左右の頂点を抽
出する。中折り沈み帳票の場合は、矩形に最も入りこん
だ左右の輪郭点を中折り沈み輪郭頂点とする(折線左頂
点C及び折線右頂点D)。
近似するために用いられる2次元サンプル輪郭点は、図
4に示すY軸方向に予め定めた等間隔ごとに選択するこ
とで求められる。
郭線などの表現等は図4に従うとする。次に、中折り沈
み曲面推定手段202について説明する。中折り沈み曲
面推定手段202は、中折り沈み帳票に対して、得られ
た2次元サンプル輪郭点と入力画像の視点であるカメラ
中心(スタンド型のOHRを利用するので、カメラ中心
は予め決まっている。)とを結ぶ線分と2つの2次元輪
郭頂点を結ぶ線分を通り基準面に垂直な平面の交点であ
ると仮定して、3次元サンプル輪郭点の座標を求める。
そして求めた3次元サンプル輪郭点を線分でつないだ折
線を輪郭線とし、輪郭線の線形補間近似により得た曲面
を、歪んだ帳票曲面の3次元曲面モデルとして推定す
る。
部の基準面に接している線分)を境に上下2つの曲面に
分割できる。以下、上部の曲面に限定して、中折り沈み
曲面推定手段202における処理を詳細に説明する。下
部の曲面に対しても上下対象に同様の議論を展開でき
る。
元輪郭の位置関係を示す。図5に示した各記号の意味は
外1の通り。透視変換により2次元サンプル輪郭点と関
係づけられた3次元輪郭線上の点を3次元サンプル輪郭
点と呼ぶ。カメラ中心及び3次元サンプル輪郭点の座標
を図5のように表現することにする。
を求める場合、次のように求められる。2次元左輪郭線
上の2次元サンプル輪郭点に対応する3次元左輪郭線上
の3次元サンプル輪郭点は、カメラ中心と2次元サンプ
ル輪郭点を結ぶ線分と左輪郭頂点A、Cを結ぶ線分AC
を通りxy平面に垂直な平面の交点として求められる。
程式は(1)式のように表せる。
と2次元サンプル輪郭点を結ぶ線分を(1−t):tに
内分する点であるとした場合、(2)式が成立する。
(3)式になる。
より、各3次元サンプル輪郭点の座標を求めることがで
きる。右輪郭線上の3次元サンプル輪郭点の座標も同様
にして求めることができる。
を線分でつないだ折線を左輪郭線および右輪郭線とし、
これらの輪郭線の線形補間近似により得た曲面を歪んだ
帳票曲面の3次元曲面モデルとする。
s補間などの補間手法を使うことができる。線形Coo
ns補間とは、4つの3次元輪郭がある場合に、その間
を線分で補間することである。線形Coons補間を行
うための線形Coons曲面とは、曲線座標系(u,
w)により定義されるパラメトリックな空間曲面の一種
である。曲面が4つの曲面P(u,0)、P(u,
1)、P(0,w)、P(1,w)により囲まれている
とし、曲面上の点の座標をQ(u,w)とすると、輪郭
曲線の式を用いて(4)式のように表現できる(図
6)。これにより得られる曲面を3次元曲面モデルとす
る。
ける3次元輪郭モデルを求める手法として、3次元輪郭
線の点を離散的に3次元サンプル輪郭点としてとり、3
次元サンプル点の高さあるいはそれに対応する量をモデ
ルパラメータとする手法を説明したが、3次元輪郭モデ
ルを求める手法は、この手法に限られるものではない。
すなわち、例えば3次元輪郭モデルとして、スプライン
曲線、ベジエ曲線などのパラメータ付曲線モデルを用い
てもよい。
ックな空間曲線である。一般に、パラメトリックな空間
曲線は(5)式で表される。
で表される。
式で表される。
パラメータtによって表現できるため、このパラメータ
tをモデルパラメータとして3次元輪郭モデルを求めれ
ばよい。
面推定部)は輪郭線を用いるだけでなく、紙に付与され
た直線(垂直、水平)、文字列(垂直、水平)などの情
報を用いて、同様の方法で3次元曲面を推定するように
構成することもできる。
る。歪み補正手段203は、補正後画像の各画素に対応
した入力画像中の位置を、輪郭線を座標軸とする曲線座
標系を用いて求め、入力画像中の対応画素の値(二値、
階調、カラー)を補正後画像の対象画素値として設定す
ることにより、上下輪郭の長さを幅、左右輪郭の長さを
高さとする補正後画像を得る。
は輪郭頂点を結ぶ線分として得られる。左輪郭線及び右
輪郭線は中折り沈み曲面推定手段202により得られた
3次元サンプル輪郭点を結ぶ折線として得られる。ま
た、中折り輪郭は中折り沈み曲面推定手段202により
得られた中折り部の3次元サンプル輪郭点を結ぶ線分と
して得られる。
に分割し、それぞれに対する3次元曲面上に曲線座標系
を設定して歪み補正を行う。以下、上部の3次元曲面に
ついての歪み補正方法を説明する。下部に対しても同様
の処理を実行すればよい。
し、X軸を上輪郭線とし、Y軸を左輪郭線とする。補正
後画像の幅W(width)は、上輪郭線及び中折り輪
郭線の長さの平均値を用い、補正後画像の高さH(hi
ght)は左輪郭線及び右輪郭線の長さの平均を用い
る。すなわち(8)、(9)式のようになる。
めに、0以上高さH以下の整数値をとるYに対して左輪
郭線上の点L(Y)を対応づけ、3次元座標を求める。
L(Y)の3次元座標を求めるには、左輪郭線を表す3
次元サンプル輪郭点をつないだ折れ線上を左上輪郭頂点
からたどり、長さ(H/Ac)ずつ進めることによって
行う。
るYに対して右輪郭線上の点R(Y)を対応づけ、3次
元座標を求める。R(Y)の3次元座標を求めるには、
右輪郭線を表す3次元輪郭点をつないだ折線上を右上輪
郭頂点からたどり、長さ(H/Bd)ずつ進めることに
よって行う。L(Y)とR(Y)により曲線座標系を表
現していると考えることができる(図7)。
補正後の画像の2次元座標(X,Y)に対応した画素の
濃度G(X,Y)(0≦X≦W,0≦Y≦H)を求め
る。補正後2次元座標(X,Y)に対応する点は、3次
元曲面上の曲線座標による2次元座標(X,Y)を持つ
点Pである。点Pの3次元座標を(10)式とする。
線上の点R(Y)を線形補間した点として、線分L
(Y)R(Y)をX/W:(1−X/W)に内分する点
として表現することができる。従って(11)式より点
Pの3次元座標を求めることができる。
y基準面との交点の2次元座標を求める。透視変換の条
件により、(12)式のようになる。
(13)式で求めることができる。
ら点Pを通る直線とxy基準面との交点の2次元座標
は、実数なので少数部分を丸めるために四捨五入をして
いる。以上に説明した本発明第1の実施例に従って処理
した中折り沈み歪みOHR画像の補正結果を図8に示
す。図8は、図19を補正したものである。このよう
に、本発明第1の実施例によれば、中折り沈み歪みOH
R画像を良好に補正することができる。
る。図9に示す歪み補正方式は、中央部に折り目のある
帳票に発生する歪みのうち、中折り浮き歪みを補正する
補正方式である。中折り浮き歪みOHR画像は図20に
示したように、帳票の上輪郭及び下輪郭は台などの基準
面に接しているが、第1の実施例で対象とした中折り沈
み歪みとは異なり、中央部の中折り輪郭は基準面から浮
いている。尚、帳票の置き方によっては、左輪郭、右輪
郭、中折り輪郭が線分として認識される場合があるが、
これは画像を90度回転すれば上述したものと同様にな
る。従って、以下、上輪郭、中折り輪郭、下輪郭が線分
として認識できる場合を例に中折り浮き歪みを補正する
第2の実施例についてより詳細に説明する。
を入力画像とし、輪郭抽出手段901が紙の輪郭を抽出
し、中折り浮き曲面推定手段902が中折り浮き帳票の
輪郭の歪みを手がかりに3次元曲面モデルを推定し、歪
み補正手段903が紙の3次元曲面モデルに基づいて歪
みを補正した画像を出力する。
明した輪郭抽出手段201とほぼ同様に、エッジ抽出の
あと、エッジ抽出された輪郭候補画素に対して線形フィ
ルタとの積和を求めて、求めた積和値から輪郭画素を決
定する。また、2次元輪郭線、2次元輪郭頂点、2次元
サンプル輪郭点を抽出する。
の頂点を抽出するには中折り沈み帳票の場合とは異な
り、矩形から最も離れた左右の輪郭点を中折り浮き輪郭
頂点として抽出する。
な2次元座標に基づく2次元輪郭線、2次元サンプル輪
郭点、2次元輪郭頂点を抽出する。以下、2次元座標に
基づく各点、線分、輪郭線などの表現等は図10に従う
とする。
いて説明する。中折り浮き曲面推定手段902では、上
輪郭/下輪郭が基準面からの高さ0、中央部の中折り輪
郭の高さが未知である中折り浮き帳票に対して、中央部
の中折り輪郭の頂点の高さに相当する量を2次元のモデ
ルパラメータとする。そして、モデルパラメータを用い
て3次元輪郭長が上下/左右それぞれ等しいという制約
を付したエネルギー関数を表現する。このエネルギー関
数を最小化する最適化問題として、最適なモデルパラメ
ータを反復法などの方法により求める。求めたモデルパ
ラメータから、各3次元サンプル輪郭点の座標を求め、
3次元曲面モデルを推定する。以下、モデルパラメータ
を求める手法について述べる。
中央部)を境に上下2つの曲面に分割できるので、上部
の曲面に限定して中折り浮き曲面推定手段902におけ
る処理を詳細に説明する。
次元輪郭の位置関係を示す。図11における各記号の意
味は外1と同じである。透視変換により2次元サンプル
輪郭点と関係付けられた3次元輪郭線上の点を3次元サ
ンプル輪郭点と呼ぶ。カメラ中心及び3次元サンプル輪
郭点の座標を図11のように表現することにする。
がカメラ中心Kと2次元サンプル輪郭点を結ぶ線分を内
分する点であるとした場合、(14)式が成り立つ。
郭点がカメラ中心Kと2次元サンプル輪郭点を結ぶ線分
を内分する点であるとした場合、(15)式が成り立
つ。
(16)式、3次元右頂点dの座標は(17)式で表せ
る。この二つの点の内分比がそれぞれ決まると、各3次
元サンプル輪郭点は、カメラ中心Kと2次元サンプル輪
郭点を結ぶ線分上にあり、かつ線分Acあるいは線分B
dを含みxy平面に垂直な平面上にある、という条件か
ら、各3次元サンプル輪郭点の座標が求まることにな
る。
の内分比が帳票曲面の3次元モデルの2次元モデルパラ
メータであると考えることができる。左輪郭線につい
て、上記の3次元サンプル輪郭点の満たすべき条件か
ら、対応する内分比をモデルパラメータを用いて(1
8)式のように求めることができる。
ル輪郭点の満たすべき条件から対応する内分比をモデル
パラメータを用いて(19)式のように求めることがで
きる。
いという制約を表現したエネルギー関数Eを最小化する
最適化問題として定式化し、以下に述べるように最適な
モデルパラメータを例えば反復法により求める。
り浮き輪郭線cdの長さの差の自乗と左輪郭線Acと右
輪郭線Bdの長さの差の自乗の線形和で定義する。帳票
曲面のモデルパラメータである内分比により、エネルギ
ー関数Eの値は一意に決まる。従って、エネルギー関数
Eは(20)式のようになる。
線(線分cd)は線分であるから、(21)式、(2
2)式のように3次元頂点座標から長さを求めることが
できる。
さは3次元サンプル輪郭点を結ぶ線分の長さの和で近似
することとする。すなわち、(23)式、(24) 式の
ようになる。
メータを、最急降下法により求める。すなわち、初期値
を適当に設定し、(25)式によりモデルパラメータを
繰り返し変化させる。εは微小な正の数である。
て展開すると、(26)式、(27)式のようになる。
れ、各3次元サンプル輪郭点の座標を求めることができ
る。そして、中折り浮き曲面推定手段902は、求めた
各3次元サンプル輪郭点を線分でつないだ折線を輪郭線
とし、輪郭線の線形補間近似により得た曲面を歪んだ帳
票曲面の3次元曲面モデルとして推定する。線形補間近
似としては、中折り沈み曲面推定手段202と同様に線
形Coons補間などの補間手法を用いる。
き曲面上部についてのエネルギー関数Eを定式化した
が、曲面上部・下部の全体でエネルギー関数Eを定式化
することもできる。曲面全体に対して定式化したエネル
ギー関数Eは、中折り浮き曲面モデルが図12に示すよ
うに表せるとして、(28)式のように表現される。
解くことになるので、曲面上部と下部に分けてモデルパ
ラメータを求めた場合よりも精度が上がることになる。
次に、歪み補正手段903についてであるが、歪み補正
手段903は、第1の実施例における歪み補正手段20
3と同じである。すなわち、歪み補正手段903は、補
正後画像の各画素に対応した入力画像中の位置を、輪郭
線を座標軸とする曲線座標系を用いて求め、入力画像中
の対応画素の値(二値、階調、カラー)を補正後画像の
対象画素値として設定することにより、上下輪郭の長さ
を幅、左右輪郭の長さを高さとする補正後画像を得る。
詳細については、第1の実施例の説明を参照とする。
り浮き歪みOHR画像の補正結果を図13に示す。図1
3は、図20を補正したものである。このように、本発
明第2の実施例によれば、中折り浮き歪みOHR画像を
良好に補正することができる。
中折り沈み/浮き歪みの補正方式について詳細に説明し
たが、この方式はこれらの場合に限定されるものではな
い。すなわち、帳票のOHR画像における線織面歪みに
ついても同様の方式を適用できる。尚、線織面とは紙を
歪めた場合にできる曲面の一般的な呼び方である。
OHR画像に周辺浮き歪み(図21)が生じている場
合、3次元輪郭が全て曲線となる。従って、中折り浮き
歪みの場合に2つのモデルパラメータを求めたが(本発
明第2の実施例)、より多くのモデルパラメータ(例え
ば10〜20個)を設定し、上下/左右の輪郭の長さが
等しいというエネルギー関数を定式化し、最適化問題を
解くようにすればよい。そして、求めたモデルパラメー
タから3次元曲面モデルを推定し、推定した曲面モデル
に基づいて入力画像における歪みを補正して出力する。
同様に、周辺沈み歪み(図22)、冊子歪み(図23)
についても、より多くのモデルパラメータを設定するこ
とで3次元曲面モデルを推定し、歪み補正を行うことが
できる。
した本発明の原理構成に従って、輪郭抽出手段101で
輪郭を抽出し、曲面推定手段102で輪郭の歪みを手が
かりに3次元モデルを推定し、歪み補正手段103が推
定した3次元曲面モデルに基づいて歪みを補正した画像
を出力する方式について述べた。しかしながら、図14
に示すように、曲面を推定せずに、輪郭抽出手段140
1で抽出された輪郭の歪みを手がかりに歪み補正手段1
402が歪みを補正した画像を出力するように構成する
こともできる。
01と同様な処理を行うが、この場合の歪み補正手段1
402について、図15のような輪郭1501が得られ
た場合を例として説明する。まず、歪み補正手段140
2では、抽出された輪郭1501の上輪郭1502、中
折り輪郭1503、下輪郭1504の線分の長さに合わ
せて、輪郭を横方向に伸縮させる()。そして次に、
図15に示す点線で囲んだ各部分の曲線部(1505−
1〜1505−8)を直線で近似して、その直線の傾き
を求め、その傾きから縦方向の縮み具合を求める。求め
られた縮み具合に基づいて、前記横方向に伸縮させた輪
郭を更に縦方向に伸縮する()。このように、3次元
曲面モデルを推定せずに、2次元のデータ処理だけで歪
みを補正するように構成することも可能である。
6に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて
実行することができる。図16の情報処理装置は、CP
U(中央処理装置)1601、メモリ1602、入力装
置1603、出力装置1604、外部記憶装置160
5、媒体駆動装置1606、及びネットワーク接続装置
1607を備え、それらはバス1608により互いに接
続されている。
ly memory)、RAM(random accessmemory)等を含み、
処理に用いられるプログラムとデータを格納する。CP
U1601は、メモリ1602を利用してプログラムを
実行することにより、必要な処理を行う。つまり、本発
明の輪郭抽出手段101、曲面推定手段102、歪み補
正手段103はメモリ1602に格納されたプログラム
で実現される。
置1603を介して情報処理装置に取り込まれる。ま
た、出力装置1604は例えばディスプレイ、プリンタ
等であり、処理結果の出力等に用いられる。
スク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置などで
ある。情報処理装置はこの外部記憶装置1605に、上
述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じ
て、それらをメモリ1602にロードして使用すること
ができる。
1609を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬
型記録媒体1609としては、メモリカード、フレキシ
ブルディスク、CD−ROM(compact disk read only
memory) 、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可
搬記録媒体1609に上述のプログラムとデータを格納
しておき、必要に応じてそれらをメモリ1602にロー
ドして使用することができる。
(local area network)等の任意のネットワーク( 回線)
を介して外部の装置と通信し、通信に伴うデータ変換を
行う。情報処理装置は、必要に応じて、ネットワーク接
続装置1607を介して上述のプログラムとデータを外
部の装置から受け取り、それらをメモリ1602にロー
ドして使用することができる。なお、図16は情報処理
装置単体で示してあるが、複数のコンピュータからなる
処理装置やネットワークを介した複数の処理装置でも実
現が可能である。
装置で実行されるソフトウェアプログラム等の提供方法
を説明する図である。プログラム等は例えば以下の
(a)〜(c)の3つの方法の中の任意の方法により提
供される。
01にインストールされて提供される。この場合、プロ
グラム等は例えば出荷前にプレインストールされる。 ( b) 可搬型記録媒体1609に格納されて提供され
る。この場合、可搬型記憶媒体1609に格納されてい
るプログラム等は、コンピュータ等の情報処理装置17
01の外部記憶装置1605にインストールされる。
ら提供される。この場合、基本的には、コンピュータな
どの情報処理装置1701がサーバ1703に格納され
ているプログラム等をダウンロードすることによって、
そのプログラム等を取得する。
力画像とし、前記入力画像から前記紙に付与された規則
正しい図形を抽出する輪郭抽出手段と、前記規則正しい
図形の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデルを推
定する曲面推定手段と、前記3次元曲面モデルに基づい
て前記歪みを補正した画像を出力画像として出力する歪
み補正手段と、を備えることを特徴とする歪み補正装
置。
力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭、あるいは
紙に書かれている水平線及び垂直線、あるいは紙に書か
れている水平文字列及び垂直文字列を抽出する輪郭抽出
手段と、前記輪郭の歪み、あるいは前記紙書かれている
水平線及び垂直線の交差の歪み、あるいは前記紙に書か
れている水平文字列及び垂直文字列の交差の歪みを手が
かりに前記紙の3次元曲面モデルを推定する曲面推定手
段と、前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正
した画像を出力画像として出力する歪み補正手段と、を
備えることを特徴とする歪み補正装置。
力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出する
輪郭抽出手段と、前記輪郭の歪みを手がかりに歪みを補
正した画像を出力画像として出力する歪み補正手段と、
を備えることを特徴とする歪み補正装置。
し、前記輪郭情報から得られる輪郭の歪みを手がかりに
前記紙の3次元曲面モデルを推定する曲面推定手段と、
前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画
像を出力画像として出力する歪み補正手段と、を備える
ことを特徴とする歪み補正装置。
力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出する
輪郭抽出手段と、前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の
3次元曲面モデルを推定する曲面推定手段と、前記3次
元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画像を出力
画像として出力する歪み補正手段と、を備えることを特
徴とする歪み補正装置。
黒二値画像または階調画像またはカラー画像であること
を特徴とする、付記5記載の歪み補正装置。 (付記7)前記輪郭抽出手段は、前記入力画像に対して
エッジ抽出を行って得た輪郭画素候補のうち、水平ある
いは垂直方向に対象画素を挟んで前記紙の外部領域の階
調あるいはカラーを持つ画素の列の並びと前記紙の内部
領域の階調あるいはカラーを持つ画素の列の並びが存在
する度合いを表す輪郭らしさを評価し、前記輪郭らしさ
が強い輪郭画素候補を輪郭画素とすることを特徴とす
る、付記5記載の歪み補正装置。
らしさとして、前記輪郭画素候補を挟んで水平あるいは
垂直方向に、前記輪郭画素候補の近傍から任意に抽出さ
れた画素の値と適切に設定した固定値ベクトルとの積和
演算を行って得た量を用いることを特徴とする、付記7
記載の歪み補正装置。
らしさとして、前記輪郭画素候補を挟んで水平あるいは
垂直方向に、kを正または負の定数として、水平方向の
場合は値0を中心とする左右対称のマスク、k,k,
k,・・・,k,0,−k,・・・,−k,−k,−
k、垂直方向の場合は値0を中心とする上下対称のマス
ク、k,k,k,・・・,k,0,−k,・・・,−
k,−k,−kにより、積和演算を行って得た量を用い
ることを特徴とする、付記8記載の歪み補正装置。
次元曲面モデルとして、中折り沈み歪みをモデル化した
中折り沈み歪み3次元曲面モデルを用いることを特徴と
する、付記5記載の歪み補正装置。
次元曲面モデルとして、中折り浮き歪みをモデル化した
中折り浮き歪み3次元曲面モデルを用いることを特徴と
する、付記5記載の歪み補正装置。
次元曲面モデルとして、周辺浮き歪みをモデル化した周
辺浮き歪み3次元曲面モデルを用いることを特徴とす
る、付記5記載の歪み補正装置。
次元曲面モデルとして、前記紙の3次元輪郭をモデル化
して得られる3次元輪郭モデルに線形Coons 補間などの
補間手法を施して得られる曲面を用いることを特徴とす
る、付記5記載の歪み補正装置。
次元輪郭モデルとして、3次元輪郭上の点を離散的に3
次元サンプル点として取り、3次元サンプル点の高さあ
るいはそれに対応した量をモデルパラメータとすること
を特徴とする、付記13記載の歪み補正装置。
次元輪郭モデルとして、スプライン曲線またはベジエ曲
線などのパラメータ付き曲線モデルを用いることを特徴
とする、付記13記載の歪み補正装置。
次元輪郭モデルとして、3次元輪郭の端点2点の高さ、
あるいはそれに対応した量をモデルパラメータとして、
3次元輪郭上の点は端点2点を結んだ3次元線分を含む
垂直平面上に存在するとして位置を制約することを特徴
とする、付記13記載の歪み補正装置。
次元輪郭モデルとして、3次元線分を用いることがある
ことを特徴とする付記13記載の歪み補正装置。 (付記18)前記曲面推定手段は、抽出された輪郭を手
がかりに、透視変換を用いて3次元輪郭を推定すること
により、3次元曲面を推定することを特徴とする、付記
5記載の歪み補正装置。
るいは上下で対となっている3次元輪郭の長さが等しい
という制約をエネルギー関数を用いて表現し、エネルギ
ー最小となる前記3次元曲面モデルのパラメータを求め
る最適化問題を解いて3次元曲面モデルを推定すること
を特徴とする、付記11記載の歪み補正装置。
座標軸とする曲線座標系において、同一のX座標あるい
はY座標を持つ曲線がすべて同じ長さを持つという制約
をエネルギー関数を用いて表現し、エネルギー最小とな
る3次元曲面モデルのパラメータを求める最適化問題を
解いて3次元曲面モデルを推定することを特徴とする、
付記15記載の歪み補正装置。
郭を座標軸とする曲線座標系を用いて補正後画像の各画
素に対応した前記入力画像中の位置を求め、前記入力画
像中の対応画素の値を補正後画像の対象画素値として設
定することにより、上下輪郭の長さを幅、左右輪郭の長
さを高さとする補正後画像を得ることを特徴とする付記
5記載の歪み補正装置。
入力画像とし、前記入力画像から前記紙に付与された規
則正しい図形を抽出し、前記規則正しい図形の歪みを手
がかりに前記紙の3次元曲面モデルを推定し、前記3次
元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画像を出力
画像として出力する、ことを特徴とする歪み補正方法。
入力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭、あるい
は紙に書かれている水平線及び垂直線、あるいは紙に書
かれている水平文字列及び垂直文字列を抽出し、前記輪
郭の歪み、あるいは前記紙書かれている水平線及び垂直
線の交差の歪み、あるいは前記紙に書かれている水平文
字列及び垂直文字列の交差の歪みを手がかりに前記紙の
3次元曲面モデルを推定し、前記3次元曲面モデルに基
づいて前記歪みを補正した画像を出力画像として出力す
る、ことを特徴とする歪み補正方法。
入力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出
し、前記輪郭の歪みを補正した画像を出力画像として出
力する、ことを特徴とする歪み補正方法。
し、前記輪郭情報から得られる輪郭の歪みを手がかりに
前記紙の3次元曲面モデルを推定し、前記3次元曲面モ
デルに基づいて前記歪みを補正した画像を出力画像とし
て出力する、ことを特徴とする歪み補正方法。
入力画像とし、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出
し、前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モ
デルを推定し、前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪
みを補正した画像を出力画像として出力する、ことを特
徴とする歪み補正方法。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体であって、前記入力された画像から前記紙
に付与された規則正しい図形を抽出し、前記規則正しい
図形の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデルを推
定し、前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正
した画像を出力画像として出力する、という処理を含む
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体であって、前記入力された画像から前記紙
の輪郭、あるいは紙に書かれている水平線及び垂直線、
あるいは紙に書かれている水平文字列及び垂直文字列を
抽出し、前記輪郭の歪み、あるいは前記紙書かれている
水平線及び垂直線の交差の歪み、あるいは前記紙に書か
れている水平文字列及び垂直文字列の交差の歪みを手が
かりに前記紙の3次元曲面モデルを推定し、前記3次元
曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画像を出力画
像として出力する、という処理を含むプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体であって、前記入力画像から前記紙の輪郭
を抽出し、前記輪郭の歪を補正した画像を出力する、と
いう処理を含むプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
情報に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処理を
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
記録媒体であって、前記輪郭情報から得られる輪郭の歪
みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデルを推定し、前
記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画像
を出力画像として出力する、という処理を含むプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体であって、前記入力された画像から前記紙
の輪郭を抽出し、前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の
3次元曲面モデルを推定し、前記3次元曲面モデルに基
づいて前記歪みを補正した画像を出力画像として出力す
る、という処理を含むプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムであっ
て、前記入力された画像から前記紙に付与された規則正
しい図形を抽出し、前記規則正しい図形の歪みを手がか
りに前記紙の3次元曲面モデルを推定し、前記3次元曲
面モデルに基づいて前記歪みを補正した画像を出力画像
として出力する、という処理を含むプログラム。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムであっ
て、前記入力された画像から前記紙の輪郭、あるいは紙
に書かれている水平線及び垂直線、あるいは紙に書かれ
ている水平文字列及び垂直文字列を抽出し、前記輪郭の
歪み、あるいは前記紙書かれている水平線及び垂直線の
交差の歪み、あるいは前記紙に書かれている水平文字列
及び垂直文字列の交差の歪みを手がかりに前記紙の3次
元曲面モデルを推定し、前記3次元曲面モデルに基づい
て前記歪みを補正した画像を出力画像として出力する、
という処理を含むプログラム。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムであっ
て、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出し、前記輪郭
の歪を補正した画像を出力する、という処理を含むプロ
グラム。
情報に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処理を
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記輪郭情報から得られる輪郭の歪みを手がかりに前記
紙の3次元曲面モデルを推定し、前記3次元曲面モデル
に基づいて前記歪みを補正した画像を出力画像として出
力する、という処理を含むプログラム。
した画像に含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムであっ
て、前記入力された画像から前記紙の輪郭を抽出し、前
記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデルを
推定し、前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補
正した画像を出力画像として出力する、という処理を含
むプログラム。
ば、3次元歪みの存在する帳票について、上から撮像し
た一枚の画像(OHR画像)から取得できる2次元輪郭
を手がかりにし、さらに紙が矩形状であるという制約を
利用して3次元モデルを推定し、得られた3次元曲面モ
デルから画像の3次元歪みを補正することができる。こ
れにより、一枚の画像から得られる2次元輪郭の歪みを
手がかりに入力画像を補正するので、従来技術と比較し
てカメラが一台で済み、実現コスト及び設置スペースを
削減することができる。
説明する図である。
である。
中心と2次元輪郭及び3次元輪郭の位置関係を示す図で
ある。
る。
図である。
ラ中心と2次元輪郭及び3次元輪郭の位置関係を示す図
である。
る。
を示す図である。
する図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (21)
- 【請求項1】矩形状の紙を撮像した画像を入力画像と
し、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出する輪郭抽出
手段と、 前記輪郭の歪みを手がかりに歪みを補正した画像を出力
画像として出力する歪み補正手段と、 を備えることを特徴とする歪み補正装置。 - 【請求項2】矩形状の紙を撮像した画像を入力画像と
し、前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出する輪郭抽出
手段と、 前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデル
を推定する曲面推定手段と、 前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画
像を出力画像として出力する歪み補正手段と、 を備えることを特徴とする歪み補正装置。 - 【請求項3】前記入力画像及び出力画像が白黒二値画像
または階調画像またはカラー画像であることを特徴とす
る、請求項2記載の歪み補正装置。 - 【請求項4】前記輪郭抽出手段は、前記入力画像に対し
てエッジ抽出を行って得た輪郭画素候補のうち、水平あ
るいは垂直方向に対象画素を挟んで前記紙の外部領域の
階調あるいはカラーを持つ画素の列の並びと前記紙の内
部領域の階調あるいはカラーを持つ画素の列の並びが存
在する度合いを表す輪郭らしさを評価し、前記輪郭らし
さが強い輪郭画素候補を輪郭画素とすることを特徴とす
る、請求項2記載の歪み補正装置。 - 【請求項5】前記輪郭抽出手段は、前記輪郭らしさとし
て、前記輪郭画素候補を挟んで水平あるいは垂直方向
に、前記輪郭画素候補の近傍から任意に抽出された画素
の値と適切に設定した固定値ベクトルとの積和演算を行
って得た量を用いることを特徴とする、請求項4記載の
歪み補正装置。 - 【請求項6】前記輪郭抽出手段は、前記輪郭らしさとし
て、前記輪郭画素候補を挟んで水平あるいは垂直方向
に、kを正または負の定数として、水平方向の場合は値
0を中心とする左右対称のマスク、k,k,k,・・
・,k,0,−k,・・・,−k,−k,−k、垂直方
向の場合は値0を中心とする上下対称のマスク、k,
k,k,・・・,k,0,−k,・・・,−k,−k,
−kにより、積和演算を行って得た量を用いることを特
徴とする、請求項6記載の歪み補正装置。 - 【請求項7】前記曲面推定手段は、前記3次元曲面モデ
ルとして、中折り沈み歪みをモデル化した中折り沈み歪
み3次元曲面モデルを用いることを特徴とする、請求項
2記載の歪み補正装置。 - 【請求項8】前記曲面推定手段は、前記3次元曲面モデ
ルとして、中折り浮き歪みをモデル化した中折り浮き歪
み3次元曲面モデルを用いることを特徴とする、請求項
2記載の歪み補正装置。 - 【請求項9】前記曲面推定手段は、前記3次元曲面モデ
ルとして、周辺浮き歪みをモデル化した周辺浮き歪み3
次元曲面モデルを用いることを特徴とする、請求項2記
載の歪み補正装置。 - 【請求項10】前記曲面推定手段は、前記3次元曲面モ
デルとして、前記紙の3次元輪郭をモデル化して得られ
る3次元輪郭モデルに線形Coons補間などの補間手
法を施して得られる曲面を用いることを特徴とする、請
求項2記載の歪み補正装置。 - 【請求項11】前記曲面推定手段は、前記3次元輪郭モ
デルとして、3次元輪郭上の点を離散的に3次元サンプ
ル点として取り、3次元サンプル点の高さあるいはそれ
に対応した量をモデルパラメータとすることを特徴とす
る、請求項10記載の歪み補正装置。 - 【請求項12】前記曲面推定手段は、前記3次元輪郭モ
デルとして、スプライン曲線またはベジエ曲線などのパ
ラメータ付き曲線モデルを用いることを特徴とする、請
求項10記載の歪み補正装置。 - 【請求項13】前記曲面推定手段は、前記3次元輪郭モ
デルとして、3次元輪郭の端点2点の高さ、あるいはそ
れに対応した量をモデルパラメータとして、3次元輪郭
上の点は端点2点を結んだ3次元線分を含む垂直平面上
に存在するとして位置を制約することを特徴とする、請
求項10記載の歪み補正装置。 - 【請求項14】前記曲面推定手段は、前記3次元輪郭モ
デルとして、3次元線分を用いることがあることを特徴
とする請求項10記載の歪み補正装置。 - 【請求項15】前記曲面推定手段は、抽出された輪郭を
手がかりに、透視変換を用いて3次元輪郭を推定するこ
とにより、3次元曲面を推定することを特徴とする、請
求項2記載の歪み補正装置。 - 【請求項16】前記曲面推定手段は、左右あるいは上下
で対となっている3次元輪郭の長さが等しいという制約
をエネルギー関数を用いて表現し、エネルギー最小とな
る前記3次元曲面モデルのパラメータを求める最適化問
題を解いて3次元曲面モデルを推定することを特徴とす
る、請求項8記載の歪み補正装置。 - 【請求項17】前記曲面推定手段は、輪郭を座標軸とす
る曲線座標系において、同一のX座標あるいはY座標を
持つ曲線がすべて同じ長さを持つという制約をエネルギ
ー関数を用いて表現し、エネルギー最小となる3次元曲
面モデルのパラメータを求める最適化問題を解いて3次
元曲面モデルを推定することを特徴とする、請求項12
記載の歪み補正装置。 - 【請求項18】前記歪み補正手段は、前記輪郭を座標軸
とする曲線座標系を用いて補正後画像の各画素に対応し
た前記入力画像中の位置を求め、前記入力画像中の対応
画素の値を補正後画像の対象画素値として設定すること
により、上下輪郭の長さを幅、左右輪郭の長さを高さと
する補正後画像を得ることを特徴とする請求項2記載の
歪み補正装置。 - 【請求項19】矩形状の紙を撮像した画像を入力画像と
し、 前記入力画像から前記紙の輪郭を抽出し、 前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデル
を推定し、 前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画
像を出力画像として出力する、 ことを特徴とする歪み補正方法。 - 【請求項20】入力された矩形状の紙を撮像した画像に
含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処理をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒
体であって、 前記入力された画像から前記紙の輪郭を抽出し、 前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデル
を推定し、 前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画
像を出力画像として出力する、 という処理を含むプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。 - 【請求項21】入力された矩形状の紙を撮像した画像に
含まれる紙の輪郭の歪みを補正するという処理をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムであって、 前記入力された画像から前記紙の輪郭を抽出し、 前記輪郭の歪みを手がかりに前記紙の3次元曲面モデル
を推定し、 前記3次元曲面モデルに基づいて前記歪みを補正した画
像を出力画像として出力する、 という処理を含むプログラム。
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