JP2002149902A - 画像評価方法 - Google Patents

画像評価方法

Info

Publication number
JP2002149902A
JP2002149902A JP2000348943A JP2000348943A JP2002149902A JP 2002149902 A JP2002149902 A JP 2002149902A JP 2000348943 A JP2000348943 A JP 2000348943A JP 2000348943 A JP2000348943 A JP 2000348943A JP 2002149902 A JP2002149902 A JP 2002149902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
image
display
evaluator
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000348943A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kobashi
厚志 小橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000348943A priority Critical patent/JP2002149902A/ja
Publication of JP2002149902A publication Critical patent/JP2002149902A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない労力及び時間で画像の主観評価が得ら
れるようにした画像評価方法を提供する。 【解決手段】 評価すべきデジタル画像をインターネッ
ト又はイントラネットのネットワーク網1を通じてWE
Bサーバコンピュータ10にアップロードし、ネットワー
クに参加している不特定の評価者4,5,6に対し、画
像評価依頼を行う。評価者は評価用画像をWEBサーバ
コンピュータから評価用コンピュータ7,8,9にダウ
ンロードし、ディスプレイ上に表示して画像評価を行
い、評価結果を評価用コンピュータから電子メールなど
によりネットワーク網を介して評価依頼者用コンピュー
タ3に送信する。評価依頼者は集まった評価結果を集計
し、数値解析をして画像の主観評価を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像の評価方
法、特に液晶やCRT等のディスプレイ上に表示するデ
ジタル画像の、主観評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】視覚情報を液晶やCRT等のディスプレ
イに再生、表示した画像を評価する手法として、人間が
実際に目で画像を見て画質の善し悪しを判断する、主観
評価法がある。この主観評価の信頼性を高めるには、画
像の観察条件を最適且つ統一的にする必要があり、その
ためCCIR等では主観評価の評価方法、評価画像、観
視条件、評価語等について統一し、勧告している。
【0003】主観評価条件の一例として、表1にCCI
R勧告の観視条件(CCIR勧告No.500−4)を示
す。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記C
CIR勧告による画像の主観評価方法は、表1で示した
ような評価条件がきちんと定められた評価方法であるが
故に、評価に多大な時間と手間がかかってしまう。具体
的には、観視条件で定められた画像表示装置や照明、背
景のある評価室を用意しなければならないこと、評価者
をたくさん集めなければならないこと、大勢の評価者が
一度に評価を行えず評価に時間がかかること、評価結果
は口頭や紙で伝えるためデータ整理が大変なこと、など
の問題がある。
【0006】また、CCIR等で勧告されている画像の
い主観評価方法は、主にテレビ画像や圧縮画像評価のた
めのものであり、例えばデジタルカメラ画像の評価には
必ずしも有効というわけではなく、実際は勧告の一部だ
け適用したり、やり方を参考にした方法がとられること
が多い。
【0007】また、この画像の主観評価に時間と手間が
かかるという問題を解決する手法として、主観評価と同
じ評価を機械(ハードウェア又はソフトウェア)で行う
客観評価法という手法が注目され、様々な方法、装置が
提案されている。しかしながら、今のところ客観評価法
は圧縮画像などの用途に限られ、またその評価結果も必
ずしも主観評価と一致するというものではない。
【0008】本発明は、従来の画像の評価手法における
上記問題点を解消するためになされたもので、画像の主
観評価をより簡単に行え、また本来の主観評価結果に近
い結果を得るための簡易的な画像評価方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、視覚情報を再生、表示した
画像を評価する画像評価方法において、評価用画像のデ
ジタル画像データをインターネット又はイントラネット
を介して配信する評価用画像配信ステップと、配信され
たデジタル画像データを複数の画像評価用ディスプレイ
上に表示する画像表示ステップと、該ディスプレイ上に
表示された画像に対する画像評価結果をインターネット
又はイントラネットを介して回収する評価結果回収ステ
ップとを有し、インターネット又はイントラネットに参
加している不特定多数の人による画像の主観評価結果を
得るようにしたことを特徴とするものである。
【0010】このように、インターネット又はイントラ
ネットを介して画像を配信し、不特定多数人の画像評価
結果を回収し、不特定多数人による主観的な画像評価結
果を得るようにしているので、大勢の人に自由な時間に
配信した評価用画像の評価をしてもらうことが可能とな
り、少ない労力及び時間で画像の主観評価を行うことが
可能となる。
【0011】また請求項2に係る発明は、請求項1に係
る画像評価方法において、前記画像表示ステップにおい
て用いる複数の画像評価用ディスプレイは、同一の画像
表示特性をもつものであることを特徴とするものであ
る。このように、インターネット又はイントラネットを
介して評価用画像を配信し、同一の画像表示特性のディ
スプレイを用いた不特定多数人による画像評価結果を得
るようにしているので、大勢の人に自由な時間に同一特
性で表示された配信画像の評価をしてもらうことが可能
となり、少ない労力及び時間で精度のよい画像の主観評
価を行うことが可能となる。
【0012】また請求項3に係る発明は、請求項1に係
る画像評価方法において、前記画像表示ステップにおい
て用いる複数の画像評価用ディスプレイは同一の画像表
示特性をもたない任意のものであり、画像主観評価結果
を、個々の画像ディスプレイの画像表示特性に応じて補
正するステップを備えていることを特徴とするものであ
る。このように、インターネット又はイントラネットを
介して評価用画像を配信し、任意の画像表示特性のディ
スプレイを用いた不特定多数人による画像評価結果を、
ディスプレイの画像表示特性の差に基づいて補正するよ
うにしているので、大勢の人に自由な時間に様々な表示
特性のディスプレイで表示した配信画像の評価をしても
らうことが可能となると共に、その評価結果補正するこ
とにより、少ない費用、労力及び時間で精度のよい画像
の主観評価を行うことが可能となる。
【0013】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1項に係る画像評価方法において、前記画像
評価結果を回収する評価結果回収ステップは、定型フォ
ーマットによる評価結果返信手法を用い、回収した評価
結果を自動的に集計するように処理することを特徴とす
るものである。このように、インターネット又はイント
ラネットを介して評価用画像を配信し、不特定多数人に
よる画像評価結果を自動収集することができるため、よ
り少ない労力及び時間で精度のよい画像の主観評価を行
うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る画像評価方法の第1の実施の
形態を説明するための画像評価システムを示す概略構成
図である。図1において、1はインターネット又はイン
トラネットのネットワーク網、2は画像評価を主催し、
該評価の依頼を行う評価依頼者、3は評価依頼者が使用
するコンピュータ、4は画像評価を行う第1の評価者、
5は画像評価を行う第2の評価者、6は画像評価を行う
第3の評価者、7は第1の評価者4が評価を行うために
用いる評価用画像を表示するディスプレイを備えた評価
用コンピュータ、8は第2の評価者5が評価を行うため
に用いる評価用画像を表示するディスプレイを備えた評
価用コンピュータ、9は第3の評価者6が評価を行うた
めに用いる評価用画像を表示するディスプレイを備えた
評価用コンピュータ、10は評価依頼者が評価依頼画像を
置いておくWEBサーバコンピュータである。
【0015】図2は、上記のように構成されている画像
評価システムにおける本実施の形態の動作を説明するた
めの作業手順を示すフローチャートで、11は評価依頼者
2が行う依頼作業手順、12は第1の評価者4,第2の評
価者5,第3の評価者6がそれぞれ行う評価作業手順、
13は評価結果を集計し解析する評価結果処理作業手順で
ある。なお、本実施の形態では説明の都合上評価者を3
人だけで示している。
【0016】次に、このように構成された第1の実施の
形態の動作について、図1及び図2を用いて説明する。
まず、評価依頼者2が依頼作業手順11に沿って作業を行
う。具体的には、評価すべきデジタル画像をWEBコン
テンツとして用意し、これをネットワーク網1を通じて
WEBサーバコンピュータ10にアップロードし、インタ
ーネット又はイントラネットに参加している不特定の評
価者4,5,6に対して画像評価依頼を行う。次に依頼
を受けた評価者4,5,6はそれぞれ評価作業手順12に
沿って作業を行う。具体的には、評価依頼画像(評価用
画像)をWEBサーバコンピュータ10から各評価用コン
ピュータ7,8,9にダウンロードし、ディスプレイ上
にWEBブラウザを用いて表示して画像評価を行う。評
価依頼画像を評価した結果は、各評価者4,5,6がそ
れぞれ評価用コンピュータ7,8,9から電子メールな
どを用い、ネットワーク網1を介して評価依頼者用コン
ピュータ3に送信する。次いで、評価依頼者2は各評価
者4,5,6から送信された画像の評価結果の処理作業
手順13を行う。具体的には、集まった評価結果を集計
し、数値解析をして画像評価を行う。この数値解析は従
来の手法と同じである。
【0017】以上のようにして、画像の主観評価を行う
ことで、少ない労力及び時間で画像の主観評価を行うこ
とが可能となる。ここで、評価者4,評価者5,評価者
6はそれぞれ一人の場合について説明したが、それぞれ
複数人の評価者群であっても構わない。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は第2の実施の形態を説明するための画
像評価システムを示す概略構成図で、図4は第2の実施
の形態における動作を説明するための作業手順を示すフ
ローチャートであり、図1及び図2に示した第1の実施
の形態と同一の構成要素及び作業手順には同一の符号を
付して示し、その説明を省略する。図3において、7は
評価者4,評価者5,評価者6が画像評価を行うために
用いる、それぞれ評価用画像を表示するためのディスプ
レイを備えた複数の評価用コンピュータであり、これら
のコンピュータ7に備えた各ディスプレイは同一の画像
表示特性をもつものである。図4において、14は評価者
4,評価者5,評価者6がそれぞれ行う評価作業手順で
あり、図2における評価者による評価作業手順12と異な
る点は、同一表示特性のディスプレイ上のWEBブラウ
ザで評価依頼画像(評価用画像)を表示することであ
る。
【0019】次に、このように構成された第2の実施の
形態の動作について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、評価依頼者2が行う依頼作業手順11は、第1の実
施の形態と同じである。次に、依頼を受けた評価者4,
5,6は、それぞれ評価作業手順14を実行する。具体的
には、評価依頼画像をWEBサーバコンピュータ10から
各評価用コンピュータ7にダウンロードし、ディスプレ
イ上にWEBブラウザを用いて表示して画像評価を行
う。本実施の形態では、評価者4,5,6が用いる評価
用コンピュータのディスプレイとして全て同じ表示特性
のものを用いているため、評価依頼画像がディスプレイ
の性能に左右されず均一化されて表示され、したがって
精度のよい評価結果を得ることができる。また、この実
施の形態においても第1の実施の形態と同様に、評価者
4,評価者5,評価者6は、それぞれ複数人の評価者群
であっても構わない。
【0020】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図5は第3の実施の形態を説明するための画
像評価システムを示す概略構成図で、図6は第3の実施
の形態における動作を説明するための作業手順を示すフ
ローチャートであり、図1及び図2並びに図3及び図4
に示した第1及び第2の実施の形態と同一の構成要素及
び作業手順には同一の符号を付して示し、その説明を省
略する。各評価者4,5,6が用いる評価用コンピュー
タ7,8,9が任意のものの場合、それぞれのディスプ
レイの画像表示特性が異なるため、観視条件が異なるこ
とになり、画像評価結果の信頼性が下がってしまうとい
う問題があるが、本実施の形態はこの点を、予め各評価
用コンピュータ7,8,9のそれぞれのディスプレイの
画像表示特性を測定器15を用いて測定し、評価環境補正
データ17として保存しておき、評価結果を補正すること
で解決しようとするものである。すなわち、評価の際に
は評価者作業手順16において、評価者は評価結果と共に
どの種類のディスプレイを備えた評価用コンピュータを
用いて評価を行ったかを返信する。評価依頼者は、この
評価結果を、評価者使用の評価用コンピュータのディス
プレイに対応する評価環境補正データ17を用いて、評価
環境補正処理手順18において補正した後、評価結果処理
作業手順13の処理作業を行う。
【0021】次に、評価環境補正処理手順18における処
理について、より詳しく説明する。ここでは、画像の明
るさとノイズの関係、具体的には画像の明るさによって
ノイズの目立ちやすさはどう変わるのかという評価を例
にとって説明する。一般に、画像中のノイズの目立ちや
すさは画像の明るさによって変化するとされている。そ
こで、評価用画像として、図7に示すような明るさが段
階的に変化するグレースケール画像に一様にノイズが混
入された画像を用い、どの明るさでのノイズが一番目立
つか評価することとする。この評価用画像を、評価用コ
ンピュータ7,8,9のディスプレイにそれぞれ表示し
たとき、ディスプレイ輝度特性が異なると、実際に表示
されるグレースケールの明るさもそれぞれ異なってしま
う。そこで、測定器15を用いて評価用コンピュータ7,
8,9の各ディスプレイの輝度を測定する。このときの
測定器15は、照度計等の明るさが測定できるものであれ
ばよい。測定した輝度値は評価環境補正データ17として
保存され、評価環境補正処理手順18で用いられ、評価結
果が補正される。
【0022】例えば、評価用コンピュータ7のディスプ
レイにある明るさの画像を表示したときの輝度値を1と
したとき、同じ画像を表示したときの評価用コンピュー
タ8のディスプレイの輝度値が1.5 ,評価用コンピュー
タ9のディスプレイの輝度値が0.8 であった場合、図7
のグレースケールは、評価用コンピュータ8のディスプ
レイでは評価用コンピュータ7のディスプレイの1.5 倍
の明るさで表示されていたことになり、評価用コンピュ
ータ9のディスプレイでは評価用コンピュータ7のディ
スプレイの0.8 倍の明るさで表示されていたことにな
る。そして、評価結果が、評価用コンピュータ7を用い
て評価した評価者4は図7のB領域の明るさでのノイズ
が一番目立つと評価し、評価用コンピュータ8を用いて
評価した評価者5は図7のC領域の明るさでのノイズが
一番目立つと評価し、評価用コンピュータ9を用いて評
価した評価者6は図7のA領域の明るさでのノイズが一
番目立つと評価した場合、評価者4の用いた評価用コン
ピュータ7のディスプレイを基準とすると、評価者5は
図7のC領域の1/1.5 の明るさでノイズが一番目立つ
と評価したこととし、評価者6は図7のA領域の1/0.
8 の明るさでノイズが一番目立つと評価したこととす
る。
【0023】このような手法で画像主観評価を行うこと
で、少ない労力及び時間で任意の表示特性のディスプレ
イをもつ評価用コンピュータを用いても、精度のよい画
像の主観評価をすることが可能となる。ここで、評価環
境補正データ17として、ある明るさの画像を表示したと
きの輝度値の違いを測定し、これを評価環境補正データ
としたものを示したが、明るさを連続的に変化させたと
きの違い、すなわちディスプレイのガンマ特性の違いを
測定し、これを評価環境補正データとしてもよい。ま
た、この実施の形態においても第1及び第2の実施の形
態と同様、評価者4,評価者5,評価者6はそれぞれ複
数人の評価者群であっても構わない。
【0024】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。この実施の形態を説明するための画像評価シ
ステムのハード構成は、第3の実施の形態のそれと同じ
である。第3の実施の形態では、評価用コンピュータの
ディスプレイ明るさの特性を測定して得られた評価環境
補正データを用いて、評価結果を補正する例について説
明したが、本実施の形態は評価用コンピュータのディス
プレイの色表示特性を測定して得られた評価環境補正デ
ータを用いて、評価結果を補正する画像評価方法に関す
るものである。
【0025】具体的には、人間の肌が写った一つの画像
に対し、数種類の異なる色処理を施した画像を評価用画
像として複数用意し、それらのうちどれが一番好ましい
肌色かを評価する例について説明する。この肌色評価画
像を、評価用コンピュータ7,8,9のディスプレイに
表示したとき、画像の色表示特性が異なると、実際に表
示される肌色の色合いもそれぞれ異なってしまう。そこ
で、測定器15を用いて、各評価用コンピュータ7,8,
9のディスプレイにある一つの肌色を表示したときの色
度値、例えばYxy色度図でのxy値を測定する。このとき
の測定器15は色彩色度計等の、ディスプレイで表示され
た色の色度が測定できるものであればよい。測定した色
度値の違い、例えば評価用コンピュータ7のディスプレ
イの色度値を基準とした色度値の比は、評価環境補正デ
ータ17として保存される。そして、この評価環境補正デ
ータ17は、評価者4が一番好ましいとした肌色の色度値
と、評価者5が一番好ましいとした肌色の色度値と、評
価者6が一番好ましいとした肌色の色度値に、それぞれ
掛算するなどして評価環境補正処理手順18での処理に用
いられ、評価結果が補正される。
【0026】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。この実施の形態を説明するための画像評価シ
ステムのハード構成は、第3及び第4の実施の形態のそ
れと同じである。この実施の形態は、評価用コンピュー
タのディスプレイの解像特性の差を評価環境補正データ
として用い、評価結果を補正するようにした画像評価方
法に関するものである。
【0027】具体的には、解像度チャートが写った一つ
の画像に対し、数種類の異なる空間フィルタ処理を施し
た画像を評価用画像として複数用意し、それらのうちど
れが一番高解像度かを評価する例について説明する。こ
の評価用画像を、評価用コンピュータ7,8,9の各デ
ィスプレイに表示したとき、ディスプレイ画面の大きさ
及び表示総ピクセル数の違いにより、実際に解像度チャ
ートを表示したときに、どこまで細かく表示されるかが
異なってしまう。そこで、測定器15を用いて評価用コン
ピュータ7,8,9のディスプレイサイズを測定する。
このときの測定器15は、ディスプレイの有効表示面積が
測定できるものであればよい。測定されたディスプレイ
サイズはディスプレイ総ピクセル数で割り算され、それ
により得られるディスプレイの1ピクセルの面積が評価
環境補正データ17として保存される。そして、この評価
環境補正データ17は、評価者4が一番高解像度と判断し
た画像の解像度と、評価者5が一番高解像度と判断した
画像の解像度と、評価者6が一番高解像度と判断した画
像の解像度を、それぞれ補正するために評価環境補正処
理手順18における処理で用いられ、評価結果が補正され
る。
【0028】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。この実施の形態は、上記第1から第5の全て
の実施の形態と関連するものであり、具体的には図2,
図4及び図6に示した作業手順フローチャートにおける
評価者作業手順12,評価者作業手順14及び評価者作業手
順16と、図2,図4及び図6に示した作業手順フローチ
ャートにおける評価結果集計作業手順13の改良に関する
ものである。すなわち、本実施の形態では、評価依頼者
が評価用画像をアップロードするWEBサーバコンピュ
ータ10のWEBページ内に、定型フォーマットの返信フ
ォームを設けることにより、評価者4,5,6は、それ
ぞれ評価者作業手順12,14,16における評価結果の返信
に際して、返信フォームで示された項目だけを評価依頼
者に返信するように構成するものである。
【0029】このように構成することにより、評価依頼
者に返信された評価データは全て同じフォーマットであ
るため、評価依頼者は評価結果の集計作業を容易に行う
ことが可能となり、あるいは集計のためのソフトウェア
などを作成することも容易となるため、集計作業を自動
で行うことも可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1に係る発明によれば、少ない労力及び時間
で画像の主観評価を行うことが可能となる。また請求項
2に係る発明によれば、少ない労力及び時間で精度のよ
い画像の主観評価を行うことが可能となる。また請求項
3に係る発明によれば、少ない労力及び時間で様々な表
示特性の任意のディスプレイをもつ評価用コンピュータ
で精度のよい画像の主観評価を行うことが可能となる。
また請求項4に係る発明によれば、評価結果の集計作業
を容易に行うことができ、より少ない労力及び時間で画
像の主観評価を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像評価方法の第1の実施の形態
を説明するための画像評価システムを示す概略構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するた
めの作業手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するための画
像評価システムを示す概略構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するた
めの作業手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するための画
像評価システムを示す概略構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作を説明するた
めの作業手順を示すフローチャートである。
【図7】グレースケール画像に一様にノイズが混入され
た画像を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク網 2 評価依頼者 3 評価依頼者用コンピュータ 4 第1の評価者 5 第2の評価者 6 第3の評価者 7 第1の評価者の評価用コンピュータ 8 第2の評価者の評価用コンピュータ 9 第3の評価者の評価用コンピュータ 10 WEBサーバコンピュータ 11 評価依頼者の依頼作業手順 12 評価者が行う評価作業手順 13 評価結果処理作業手順 14 評価者が行う評価作業手順 15 画像表示特性測定器 16 評価者が行う評価作業手順 17 評価環境補正データ 18 評価環境補正処理手順
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 17/02 H04N 1/40 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚情報を再生、表示した画像を評価す
    る画像評価方法において、評価用画像のデジタル画像デ
    ータをインターネット又はイントラネットを介して配信
    する評価用画像配信ステップと、配信されたデジタル画
    像データを複数の画像評価用ディスプレイ上に表示する
    画像表示ステップと、該ディスプレイ上に表示された画
    像に対する画像評価結果をインターネット又はイントラ
    ネットを介して回収する評価結果回収ステップとを有
    し、インターネット又はイントラネットに参加している
    不特定多数の人による画像の主観評価結果を得るように
    したことを特徴とする画像評価方法。
  2. 【請求項2】 前記画像表示ステップにおいて用いる複
    数の画像評価用ディスプレイは、同一の画像表示特性を
    もつものであることを特徴とする請求項1に係る画像評
    価方法。
  3. 【請求項3】 前記画像表示ステップにおいて用いる複
    数の画像評価用ディスプレイは同一の画像表示特性をも
    たない任意のものであり、画像主観評価結果を、個々の
    画像ディスプレイの画像表示特性に応じて補正するステ
    ップを備えていることを特徴とする請求項1に係る画像
    評価方法。
  4. 【請求項4】 前記画像評価結果を回収する評価結果回
    収ステップにおいては、定型フォーマットによる評価結
    果返信手法を用い、回収した評価結果を自動的に集計す
    るように処理されることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に係る画像評価方法。
JP2000348943A 2000-11-16 2000-11-16 画像評価方法 Withdrawn JP2002149902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000348943A JP2002149902A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 画像評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000348943A JP2002149902A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 画像評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002149902A true JP2002149902A (ja) 2002-05-24

Family

ID=18822429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000348943A Withdrawn JP2002149902A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 画像評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002149902A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102724544A (zh) * 2012-06-18 2012-10-10 清华大学 一种立体视频主观评价系统及方法
JP2012205234A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 表示評価装置、及び表示評価プログラム
JP2018078654A (ja) * 2012-10-01 2018-05-17 グーグル エルエルシー ビデオを最適化するためのシステムおよび方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205234A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 表示評価装置、及び表示評価プログラム
CN102724544A (zh) * 2012-06-18 2012-10-10 清华大学 一种立体视频主观评价系统及方法
JP2018078654A (ja) * 2012-10-01 2018-05-17 グーグル エルエルシー ビデオを最適化するためのシステムおよび方法
US11930241B2 (en) 2012-10-01 2024-03-12 Google Llc System and method for optimizing videos

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Čadík et al. Evaluation of HDR tone mapping methods using essential perceptual attributes
Kuang et al. Evaluating HDR rendering algorithms
Tourancheau et al. Impact of subjective dataset on the performance of image quality metrics
Čadík et al. New measurements reveal weaknesses of image quality metrics in evaluating graphics artifacts
US20070103551A1 (en) Method and system for measuring video quality
Lavoué et al. Quality assessment in computer graphics
JP3708280B2 (ja) 非線形性計算方法、ガンマ補正方法、及び、プログラム記録媒体
WO2005099281A2 (en) Quality analysis in imaging
JP4303956B2 (ja) 色彩を忠実に伝達する画像処理装置および画像データの提供方法
CN102447945B (zh) 一种图像亮度的jnd值测定方法
Do et al. The effects of object shape, fidelity, color, and luminance on depth perception in handheld mobile augmented reality
Krasula et al. Preference of experience in image tone-mapping: Dataset and framework for objective measures comparison
CN113240741A (zh) 基于图像差异的透明物体追踪方法、系统
WO2001091101A1 (fr) Dispositif de traitement d'image capable de traiter des images eu egard a des personnes ayant un handicap visuel, support de stockage, procede de diagnostic de l'image objet et fichier de representation d'images numeriques
Bech et al. Rapid perceptual image description (RaPID) method
CN104363445A (zh) 基于关注区域的图像亮度jnd值测定方法、预测方法
Zimmerman et al. A psychophysical comparison of two methods for adaptive histogram equalization
JP2002149902A (ja) 画像評価方法
Leveque et al. Subjective assessment of image quality induced saliency variation
Tsai et al. Identifying regions of interest in reading an image
Gracheva et al. Subjective assessment of the quality of static and video images from mobile phones
Yang et al. Relationship of just noticeable difference (JND) in black level and white level with image content
Ledda Development of a perceptual Tone Mapping Operator
Escalante-Ramı́rez et al. Multidimensional characterization of the perceptual quality of noise-reduced computed tomography images
Narwaria et al. Single exposure vs tone mapped high dynamic range images: a study based on quality of experience

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205