JP2002147912A - 床面流水熱交換 - Google Patents

床面流水熱交換

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JP2002147912A
JP2002147912A JP2000378147A JP2000378147A JP2002147912A JP 2002147912 A JP2002147912 A JP 2002147912A JP 2000378147 A JP2000378147 A JP 2000378147A JP 2000378147 A JP2000378147 A JP 2000378147A JP 2002147912 A JP2002147912 A JP 2002147912A
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snow
floor
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JP2000378147A
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Hisao Matsumoto
尚雄 松本
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 自然エネルギー利用で雪の冷熱取り出し方法
として、貯雪庫床面に水を流して、雪と床の界面融解で
の熱交換をおこなうことで、散水から冷水の取り出しに
至る時間の短縮と、必要時のみの散水操作や間欠運用が
容易になると共に、貯雪の省融解にも効果のある、床流
水熱交換のシステム構成の提供。 【解決手段】 貯雪庫１において、その床面壁際に散水
管４を配し床流水６を流す。貯雪が床との接触する界面
の部分から、床面流水６によって浸食融解される。雪の
冷熱を吸収した床流水は融解冷水となって集水溝５に流
入、機械室２の床下貯水ビットに貯留される。機械室地
下貯水ビットに貯留された冷水は、熱交換機を経て散水
へと循環される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】近代の自然エネルギー利用は
めざましく、雪の冷熱利用も実用化の段階にいたり、様
々な雪冷熱の取り出し方が報告されてきた。本出願では
間欠的熱交換にすぐれ、貯雪の無駄な融解を防ぐ方法を
取りまとめたので、貯雪量の有効利用と運用ライン機器
の運転経費省力に関するものであり、また生活環境をは
じめとした人間居住空間の冷房、施設空間の冷房、作業
環境や保管環境の冷房などの運用にも適する冷熱源との
熱交換にかかわるものである。
【０００２】
【従来の技術】既に実用化されている雪の冷熱利用の熱
交換方式は、雪と空気の直接接触による雪から空気への
冷熱の取り込み。雪と水の熱交換をおこなう方式のなか
でも、雪の上から散水して雪中を通り抜ける水が雪を融
解しながら熱交換する冷水冷熱の利用方法。任意の深さ
の水槽に浸された雪から冷熱を吸収する冷水化冷熱の利
用方法。雪と空気の直接熱交換方式との併用になるもの
で、熱負荷気流によって融けた融解水の冷熱を利用する
ものなどである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】雪と空気の直接熱交換
方式では、貯雪の規模に関わらず雪との熱交換をおこな
う通風孔の加工設備や、貯雪庫床下風路の加工などに経
費のかかることから、利用の規模にも大きさを必要とし
ていた。また上部からの散水形のものでは雪の中に水が
留まることから、冷水となって回収されるには時間差が
大きく、間欠運転や負荷変動に対する追従が難点であっ
た。浸水形では常時水への融解状態にあるため負荷変動
に関係なく貯雪の消耗につながっている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】小規模容量にも適合をは
かるため、雪と空気の熱交換通気孔の加工をやめ、貯雪
庫の床下風路も不要とした。貯雪量余裕を最小容量とし
た雪単品を貯雪庫に保有し、貯雪庫床に負荷水を流し、
床面に接触部分の雪塊を融かし雪の冷熱を吸収、冷水と
なって取り出す方法をとる。
【０００５】床流水形は負荷変動の応答が早く、熱交換
冷水の回収も時差を生まない、また必要時のみの間欠流
水を容易とし、貯雪の融解を最小にとどめられる。
【０００６】
【発明の実施形態】図１に示される様な貯雪庫１におい
て、その床面壁際に散水管４を配し床流水６を流す。こ
のとき図２による断面が示す所の、貯雪が床との接触す
る界面８の部分から、床面流水６によって浸食融解され
る。雪の冷熱を吸収した床流水は融解冷水となって集水
溝５に流入、機械室２の床下貯水ピットに貯留される。
機械室地下貯水ピットに貯留された冷水は、熱交換機を
経て散水へと循環される。このような床面流水による貯
雪との熱交換方法は、散水が雪の中に滞留することな
く、リアルタイムで冷水となって取り出される、応答の
早さを特徴としているので、必要なときに必要な量だ
け、貯雪の融解散水操作を行う制御性の良さが図られて
いる。
【０００７】
【発明の効果】上部からの散水方式に比べ、熱交換冷水
の応答が早い、間欠用途にも適している、必要な時だけ
流水し熱交換を行うので、冷熱源である貯雪の不要な融
解を防げる、貯雪規模の小さな施設や１５℃以上の中温
域での利用には有利なシステムとなる。また浸水用プー
ルなどを造作するものに比べ、その建設経費を大きく軽
減できる。その他同一貯雪庫での冷熱源を、横断流方式
空気熱交換システムと水冷方式システムの２種の同時熱
交換運用が可能であり、それぞれに任意の熱交換を稼働
させられる。貯雪塊は床との接触面において順次融解さ
れていくので、安定した雪山の沈降がなされ、片崩れや
転倒、滑りによる貯雪庫への障害は起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図１】床流水形熱交換貯雪庫の透過斜視図。
【図２】図１の熱交換貯雪庫任意断面にて、貯雪の床接
触界面と床流水の関係を示す。
【符号の説明】
１，貯雪庫 ２，機械室 ３，雪搬入扉 ４，散水管 ５，集水溝 ６，床流水 ７，貯雪 ８，貯雪床接触界面 ９，目皿 １０，融解冷水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】自然エネルギーの利用である、雪の冷たさ
    を水に吸収させる方法として、貯雪塊の床面との接触界
    面を流水で融かすことを特徴とした、床面流水での熱交
    換方法。
  2. 【請求項２】床面流水による熱交換システムの吸水配管
    設置で、枕管を床置きとして散水方向が床と平行角度に
    なるノズルの取り付けを特徴とした、床面流水散水管の
    設置構成
JP2000378147A 2000-11-06 2000-11-06 床面流水熱交換 Pending JP2002147912A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004218897A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Kajima Corp 雪氷熱源供給システム
JP2016194378A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 三機工業株式会社 雪室を用いた冷房設備
JP2017067395A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三機工業株式会社 雪室を用いた冷房設備
CN111121196A (zh) * 2019-12-18 2020-05-08 同济大学 一种无线移动式空调内机

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