JP2002136230A - 街路樹の保護道 - Google Patents

街路樹の保護道

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JP2002136230A
JP2002136230A JP2000336330A JP2000336330A JP2002136230A JP 2002136230 A JP2002136230 A JP 2002136230A JP 2000336330 A JP2000336330 A JP 2000336330A JP 2000336330 A JP2000336330 A JP 2000336330A JP 2002136230 A JP2002136230 A JP 2002136230A
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soil
street
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planting
tree
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JP2000336330A
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Masahide Otsu
正英 大津
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Maeta Concrete Industry Ltd
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Maeta Concrete Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 街路樹の育成に最適な土壌環境を創りだすこ
とができる街路樹の保護道を提供することにある。 【解決手段】 街路樹Tの植栽用土壌部14を歩行者や
車輛による踏圧から保護するための保護道であって、前
記植栽用土壌部の上方に間隙Sを設けて、ポーラスコン
クリート製の土壌保護板12を設置する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は街路樹の保護道、更
に詳しくは、舗装領域に植栽されている街路樹の植栽用
土壌部を、通行する歩行者や車輛などによる踏圧から保
護するための街路樹の保護道に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の舗装領域に植栽されている
街路樹は、図3及び図4に示すような状態で植栽されて
いる。すなわち、図において、1はブロック等を敷き詰
めた舗装面で、その一部に形成した土壌露出部2に植栽
桝3を埋設し、該植栽桝3内に投入した植栽用土壌部4
に街路樹Tが植栽されている。そして、この街路樹Tの
根系は通気性,透水性のある植栽用土壌部4から酸素と
水を吸収して根を張り、街路樹Tが育成する。
【0003】しかし、街路樹Tの植栽用土壌部4は、舗
装面1とほゞ同一面とした舗装面1の延長上にあって露
出しているため、植栽用土壌部4はその上を通行する歩
行者や車輛等によって次第に踏み固められる。その結
果、植栽用土壌部4は通気性,透水性が悪くなるとゝも
に、直射日光に晒されて乾燥する等、街路樹Tの生育に
悪影響を及ぼす環境状態となる。
【0004】このような欠点を解消するため、植栽用土
壌部の上方に空間を設けて格子状の保護板(図示せず)
を設置したり、或いは又、街路樹の植栽用土壌部を保護
するためのものではないが、特開平8−269906号
公報には、上面から下面に通して多数の間隙を設けた金
属製,合成樹脂製或いはコンクリート製の保護板と、該
保護板下方に空間を構成する複数の支柱と、該支柱を介
して前記保護板に加わる加重を支持する開口部を設けた
支持枠からなる植物保護ブロックに関する発明が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のものはいづれも、植栽用土壌部或いは植物栽培土
を歩行者や車輛などによる踏圧から保護し、植物成長の
阻害となる植栽用土壌部或いは植物栽培土の通気性,透
水性が悪化するのを防止することができるといった効果
はある。しかし、これらの保護板には比較的大きな矩形
状又は円形状の貫通穴が多数形成されているため、直射
日光が保護板の貫通穴を通して植栽用土壌部或いは植物
栽培土に直接照射される。
【0006】そのため、特に降雨量が少ない時期には植
栽用土壌部或いは植物栽培土が乾燥し、頻繁に散水を施
す必要があり、また、適度の湿りけがある場合には直射
日光が当たることにより雑草が直ぐ生えてくる恐れがあ
る。したがって、上記のような従来のものは散水や雑草
除去作業を必要とし、保守管理が面倒であり、特に、舗
装領域に植栽されている街路樹の植栽用土壌部を保護す
る構造としては不向きである、といった問題点がある。
【0007】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされもので、透水性に優れ、且つ太陽光
を通さない遮光性のあるポーラスコンクリート製の保護
板を植栽用土壌部の上方に設置することにより、街路樹
の育成に最適な土壌環境を創りだすことができる街路樹
の保護道を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願の第1発明に係る街路樹の保護道は、街路樹の
植栽用土壌部を歩行者や車輛の踏圧から保護するための
保護道であって、前記植栽用土壌部の上方に、ポーラス
コンクリート製の土壌保護板を間隙を設けて設置する構
成とし、また、本願の第2の発明は、植栽用土壌部に建
て込んだ支持杭と、該支持杭の頭部上にわたした支持桁
と、該支持桁の上に設置して前記植栽用土壌部の上方を
覆うポーラスコンクリート製の土壌保護板からなり、該
土壌保護板をその下方の前記植栽用土壌部との間に間隙
を形成して設置する構成としたものである。
【0009】また、本発明の第3の発明に係る街路樹の
保護道は、前記第2発明における前記土壌保護板の側端
面に、保護する街路樹の幹部を嵌挿する切欠凹部を形成
したことを特徴とし、第4の発明は、前記支持桁が、コ
ンクリート製の枕木状体であることを特徴とするもので
あり、更に、第5の発明は、前記支持杭が、コンクリー
ト製の杭であることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る街路樹の保護
道を、図1及び図2に示す実施形態により詳細に説明す
る。図において、10はコンクリート製の支持杭で、そ
の大部分は植栽用土壌部14中に建て込まれており、そ
の頭部10aのみが前記植栽用土壌部14の表面から上
方へ突出している。
【0011】11は前記支持杭10,10の頭部10a
上に架けわたした支持桁で、横断面矩形状とした枕木状
の棒体で構成されており、前記植栽用土壌部14の範囲
内にあって前後又は前後・左右に離間して平行に架設し
たこの支持桁11,11上には、前記土壌保護板12が
並列状態で設置されている。
【0012】したがって、前記土壌保護板12は、その
下方の植栽用土壌部14と所定の間隔をおいてその上方
に設置されることになり、前記土壌保護板12の下面と
植栽用土壌部14の表面との間に形成された間隙Sを、
空気が自由に流通できる構成としている。なお、この間
隙Sの高さは、前記土壌保護板12を設置する場所や街
路樹Tの種類,大きさなどによって変更可能である。
【0013】また、前記土壌保護板12はその全体が透
水性,遮光性を有するポーラスコンクリートで形成され
ており、図示の実施例では、街路樹Tの幹部Tの周囲
に設置する第一形態の土壌保護板12Aと、その他の部
分に設置する第二形態の土壌保護板12Bの二種類のも
のから構成されている。
【0014】第一形態の土壌保護板12Aは街路樹Tの
幹部T周囲に設置するもので、図2の左側に示すよう
に、幹部T側に位置する側端面の中央部にこの幹部T
の太さに対応した半円形状の切欠凹部13を形成した
ものであり、左右一対としたこの土壌保護板12A,1
2Aを切欠凹部13,13が対向するようにして幹部T
の周囲に設置する。
【0015】これにより、左右の一対土壌保護板12
A,12Aで、街路樹Tの幹部Tを挿通する円形状の
貫通穴が形成される。なお、この土壌保護板12Aを、
図2の右側上方に示すように、2分割とした構成の土壌
保護ブロック12Aー1,12Aー1としたものでもよ
く、この土壌保護ブロック12Aー1を使用する場合に
は、合計4個のブロックを組み合わせ、中央に街路樹T
の幹部Tを挿通する円形状の貫通穴が形成するように
して設置することになる。
【0016】また、第二形態の土壌保護板12Bは街路
樹Tの幹部Tから外れた位置に設置するもので、前記
第一形態の土壌保護板12Aと相違する点は、側端面の
中央部に切欠凹部13を設けていない点であり、その他
の構成は同じである。なお、図示の実施例では、前記土
壌保護板12は平面視が矩形状のものが図示されている
が、植栽用土壌部14の形状によっては円形状や多角形
状のものを使用して対応する場合もあり、形状や大きさ
は問わないこと勿論である。
【0017】本発明に係る街路樹保護道は、上記各構成
部材10,11,12をそれぞれ前記の所定位置に設置
することにより、図1に示すように、植栽用土壌部14
の上面全体が土壌保護板12で覆われた構造のものとな
る。これにより、街路樹Tの植栽用土壌部14が舗装面
の延長上にあっても、該植栽用土壌14はその上を通行
する歩行者や車輛などにより踏み固められることがな
い。
【0018】また、前記土壌保護板12はポーラスコン
クリートで形成されていて透水性があるため、雨水など
はこの土壌保護板12を浸透して植栽用土壌部14に滴
下され、雨水などの有効活用を図ることができるとゝも
に、遮光性があって直射日光が植栽用土壌部14に透過
されることがないため、植栽用土壌部14の直射日光に
よる乾燥を極力防止することができ、且つ雑草の生育も
抑制される。
【0019】更に、前記土壌保護板12の下面と植栽用
土壌部14の表面との間には間隙Sが形成されているた
め、この間隙S内を空気が自由に流通する。したがっ
て、植栽用土壌部14は踏み固められることがないの
で、通気性,透水性のある良好な土壌の状態を維持でき
るとゝもに、この間隙Sを通る空気による酸素の補給と
土壌保護板12から滴下する雨水による適度な湿りけ、
そして又、雑草生育の抑制等により、植栽用土壌部14
は街路樹Tが育成するのに最適な状態を長期にわたり保
持されることになる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る街路樹の保護道は、上記の
ような構成であるから、植栽用土壌部の歩行者や車輛に
よる踏圧から防ぐことができるとゝもに、雨水などの有
効活用と、植栽用土壌部の直射日光による乾燥防止,雑
草の生育抑制,良好な空気流通性などが図られ、街路樹
が育成するのに最適な土壌状態を長期にわたり保持する
ことができる、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る街路樹保護道の断面説明図であ
る。
【図2】同保護道の施工状態を示す斜視図である。
【図3】一般の舗装領域における街路樹の植栽状態を示
す斜視図である。
【図4】同街路樹の植栽状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
T 街路樹 T 同幹部 S 間隙 10 支持杭 10a 同頭部 11 支持桁 12 土壌保護板 13 切欠凹部 14 植栽用土壌部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 街路樹の植栽用土壌部を歩行者や車輛の
    踏圧から保護するための保護道であって、前記植栽用土
    壌部の上方に間隔を設けて、ポーラスコンクリート製の
    土壌保護板を設置する構成としたことを特徴とする街路
    樹の保護道。
  2. 【請求項2】 植栽用土壌部に建て込んだ支持杭と、該
    支持杭上にわたした支持桁と、該支持桁上に設置して前
    記植栽用土壌部の上方を覆うポーラスコンクリート製の
    土壌保護板からなり、該土壌保護板をその下方の前記植
    栽用土壌部との間に間隙を形成して設置する構成とした
    ことを特徴とする街路樹の保護道。
  3. 【請求項3】 前記土壌保護板の側端面に、保護する街
    路樹の幹部と嵌合する切欠凹部を形成したことを特徴と
    する請求項2記載の街路樹の保護道。
  4. 【請求項4】 前記支持桁が、コンクリート製の枕木状
    体であることを特徴とする請求項2又は3記載の街路樹
    の保護道。
  5. 【請求項5】 前記支持杭が、コンクリート製の杭であ
    ることを特徴とする請求項2,3又は4記載の街路樹の
    保護道。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004016007A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Koyama Teien Co Ltd 臨道樹木の活性化構造及びこの活性化構造による樹木活性化方法
CN105155382A (zh) * 2015-07-09 2015-12-16 上海理工大学 竹篾帘-混凝土预制构件板以及竹篾帘-混凝土预制构件
CN108978387A (zh) * 2018-08-29 2018-12-11 温州博旺联科建筑工程有限公司 一种智能园林养护地砖

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CN105155382B (zh) * 2015-07-09 2017-05-24 上海理工大学 竹篾帘‑混凝土预制构件板以及预制构件及其最优尺寸确定方法
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