JP2002124881A - 無線通信システムにおけるデータの誤り訂正方法 - Google Patents

無線通信システムにおけるデータの誤り訂正方法

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JP2002124881A
JP2002124881A JP2000315077A JP2000315077A JP2002124881A JP 2002124881 A JP2002124881 A JP 2002124881A JP 2000315077 A JP2000315077 A JP 2000315077A JP 2000315077 A JP2000315077 A JP 2000315077A JP 2002124881 A JP2002124881 A JP 2002124881A
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吉雅 草野
Muneo Iida
宗夫 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再送処理を行うことができないような通信方
式においても受信側においてリアルタイムでデータの補
間を行うことを可能とする。 【解決手段】送信側では、ユーザデータ及び誤りチェッ
ク用データが格納された複数のタイムスロットと、該ユ
ーザデータ及び誤りチェック用データが格納された複数
のタイムスロット間で、ユーザデータの排他的論理和演
算を行い、この演算結果及び誤りチェック用データを前
記ユーザデータが格納された複数のタイムスロットとは
別のタイムスロットに格納すると共に、前記ユーザデー
タが格納された複数のタイムスロット及び前記排他的論
理和演算結果が格納されたタイムスロットを受信側に送
出し、受信側では、前記排他的論理和演算結果が格納さ
れたタイムスロットから受信した前記排他的論理和演算
結果に基づいてユーザデータの誤り訂正を行う(ステッ
プ100〜106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタイムスロ
ットを使用して高速データ通信を行うTDMA通信方式
が適用される無線通信システムにおけるデータの誤り訂
正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(Personal Handyphone System)
に採用されているPIAFS(PHSInternet Access
Forum Standard)等のデータ通信では、パケット化され
たデータ系列を用いて通信を実現している。また、見な
し音声方式等のモデム通信では、通信品質の劣化に対し
て特別な対応は図られていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】PHS等のようなTD
MA方式を用いた無線通信では通信フレーム中に送受信
データを格納する時間で区切られたスロット(タイムス
ロット)を有している。高速データ通信を実現する場
合、このタイムスロットを複数用いて通信を行う。しか
しながら、無線通信のため、電波状況によって通信状態
が不安定となり、タイムスロットデータが劣化したり、
欠落するという問題が有る。したがって、無線通信経路
で発生したデータの誤まりを補間し、正しいデータを再
生させる必要が有る。
【0004】PIAFS等のパケット通信では、受信さ
れたデータに誤りが存在した場合には、そのデータパケ
ットのみを再度、送信するように基地局に対して送信要
求を出し、基地局から再送されたデータを用いて全デー
タを構築する。しかしながら、非パケット通信方式であ
るV.90等の見なし音声方式の高速データ通信では、
データの再送処理を行うことができないために、タイム
スロット単独での誤り訂正能力を超えるようなデータ劣
化が発生した場合には、そのデータ系列は使用されない
ため、通信そのものが切断されるという問題が有った。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、V.90等のデータの再送処理を行うこ
とができないような通信方式においても受信側において
リアルタイムでデータの補間を行うことができる無線通
信システムにおけるデータの誤り訂正方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数のタイムスロットを
使用して高速データ通信を行うTDMA通信方式が適用
される無線通信システムにおけるデータの誤り訂正方法
において、送信側では、ユーザデータ及び誤りチェック
用データが格納された複数のタイムスロットと、該ユー
ザデータ及び誤りチェック用データが格納された複数の
タイムスロット間で、ユーザデータの排他的論理和演算
を行い、この演算結果及び誤りチェック用データを前記
ユーザデータが格納された複数のタイムスロットとは別
のタイムスロットに格納すると共に、前記ユーザデータ
が格納された複数のタイムスロット及び前記排他的論理
和演算結果が格納されたタイムスロットを受信側に送出
し、受信側では、前記排他的論理和演算結果が格納され
たタイムスロットから受信した前記排他的論理和演算結
果に基づいてユーザデータの誤り訂正を行うことを特徴
とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の無線通信システムにおけるデータの誤り訂正方
法において、前記ユーザデータが格納されるタイムスロ
ットは2つであり、該2つのタイムスロットに格納され
たユーザデータ間における排他的論理和演算結果を他の
1つのタイムスロットに格納して、送信側は少なくと
も、これら3つのタイムスロットを受信側に送出するこ
とを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の無線通信システムにおけるデータの誤り訂正
方法において、受信側では、前記ユーザデータが格納さ
れた2つのタイムスロットのうちのいずれか一方のユー
ザデータに誤りが発生した場合に、誤りが発生していな
い他方のユーザデータと、前記他の1つのタイムスロッ
トに格納された排他的論理和演算結果との排他的論理和
演算を行い、該排他的論理和演算結果を該誤りが発生し
たユーザデータの復元データとすることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、送信側では、ユーザデー
タ及び誤りチェック用データが格納された複数のタイム
スロットと、該ユーザデータ及び誤りチェック用データ
が格納された複数のタイムスロット間で、ユーザデータ
の排他的論理和演算を行い、この演算結果及び誤りチェ
ック用データを前記ユーザデータが格納された複数のタ
イムスロットとは別のタイムスロットに格納すると共
に、前記ユーザデータが格納された複数のタイムスロッ
ト及び前記排他的論理和演算結果が格納されたタイムス
ロットを受信側に送出し、受信側では、前記排他的論理
和演算結果が格納されたタイムスロットから受信した前
記排他的論理和演算結果に基づいてユーザデータの誤り
訂正を行うようにしたので、V.90等のデータの再送
処理を行うことができないような通信方式においても受
信側においてリアルタイムでデータの補間を行うことが
できる。
【0010】また、本発明によれば、複雑な符号化/復
号化方式を用いずに、排他的論理和演算を行うだけで、
訂正能力制限のない高性能のデータ誤り訂正機能を実現
できる。さらに、本発明によれば、データの誤り訂正を
行うのに複雑な処理を行わないので、小規模なハードウ
ェアでデータ誤り訂正機能を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1に本発明が適用される
無線通信システムの構成を示す。無線通信システムの一
例として無線加入者システムを例にとり、説明する。こ
の無線加入者システムは、公衆交換電話網のうち、交換
機から加入者宅内までの間の加入者回線(アクセスネッ
トワーク)を、無線化した、所謂ワイヤレス・ローカル
・ループ(WLL(Wireless Local Loop))システム
と称するものである。
【0012】この無線加入者システムは、加入者回線の
オンフック/オフフック状態、音声、着信呼出等を透過
的に伝えるシステムであり、交換機からの着信呼出を検
出して加入者無線端末に伝えて電話の呼出を行ったり、
加入者(ユーザ)が電話機の受話器を上げる(オフフッ
クする)ことにより、無線チャネル及び交換機までの通
話チャネルを確立させ、通話が可能になるように構成さ
れている。この無線加入者システムには、従来の移動電
話システムを応用している場合が多い。
【0013】図1において、公衆交換電話網10に設け
られた交換機12は、加入者回線A,B等の加入者線、
アクセスネットワークとしての無線加入者システム20
を介して加入者宅内の電話機30A,30B,…,に接
続されている。無線加入者システム20は、加入者回線
を介して交換機12と接続されているアクセスコントロ
ーラ(AC)22と、アクセスコントローラ(AC)2
2と接続され、加入者無線装置との間に設定される無線
チャネルの接続制御を行う基地局(BS)24と、加入
者端末としての加入者無線装置SU−A(ユーザA),
SU−B(ユーザB),…とを有している。
【0014】加入者無線装置SU−A,SU−B,…
は、それぞれ、各加入者宅内に設置され、各加入者無線
装置SU−A,SU−B,…には、対応する電話機30
A,30B,…が、それぞれ接続されている。また、加
入者Aの宅内に設置される加入者無線装置SU−Aは、
加入者回線Aに接続され、加入者Bの宅内に設置される
加入者無線装置SU−Bは、加入者回線Bに接続される
ように加入者回線と加入者無線装置は1対1に対応して
いる。
【0015】図2は、図1における基地局24と、加入
者無線装置(一例として、加入者無線装置SU−Aを例
にとり説明する)の具体的構成を示す。同図において、
基地局24は、アンテナ240と、無線送受信回路24
2と、送受信データ変復調回路244と、送受信データ
の誤り訂正、ならびに加入者無線装置との間に設定され
る無線チャネルの接続制御を行う回線制御回路246
と、各部の制御の基準となる基準信号を生成する基準信
号発生回路248ととを有している。また、加入者無線
装置SU−AはF、アンテナ300と、無線送受信回路
302と、送受信データ変復調回路304と、インター
フェース部306と、データ処理装置308とを有して
いる。
【0016】基地局24と、加入者無線装置SU−Aと
の間ではTDMA方式で無線通信が行われる。本実施形
態では、PHSを例にとり説明する。PHSのタイムス
ロット構成では、1フレームが8タイムスロットで構成
され、このうち受信に4タイムスロット、送信に4タイ
ムスロットが割り当てられている。図3にPHSのタイ
ムスロット構成を示す。同図において、CCHは、共通
制御チャネルのタイムスロットを示し、TCHは、個別
通話チャネルを示している。
【0017】本発明が適用される無線加入者システム
は、高速の非パケットデータ通信を行うものである。本
発明では、送受信とも各3タイムスロットを用いて、デ
ータ通信を行う。通常、PHSの通信ではタイムスロッ
ト単独で16ビットのCRCを付加し、2ビットの訂正
と2ビットの誤り検出を行う能力を与えているが、本発
明では、この能力に加えてデータ送受信用の2タイムス
ロットに新たに、データチェック専用のタイムスロット
を付加する。
【0018】すなわち、PHSプロトコルにおいて、6
4Kbpsで、例えば、PCMデータを送信する場合、デ
ータ送信用のタイムスロットとして2タイムスロットが
必要になるが、本発明では、これに加えてデータチェッ
ク専用のタイムスロットを付加するものである。図5に
送信時における共通制御チャネルに対応するタイムスロ
ットを除く個別通話チャネルに相当する3タイムスロッ
トで送信される各タイムスロットのデータ構成を示す。
【0019】図5において、タイムスロットデータ11
0、111は、ヘッダ情報(20ビット)と、ユーザデ
ータであるPCMデータ(160ビット)と、CRC
(Cyclic Redundancy Check)用チェックビット(16
ビット)とから構成されている。また、タイムスロット
データ112は、ヘッダ情報(20ビット)と、タイム
スロットデータ110、111におけるユーザデータ
A,Bの各ビット毎の排他的論理和(XOR)演算結果
が記録されたチェック用データCと、CRC用チェック
ビット(16ビット)とから構成されている。
【0020】ここで、タイムスロットデータ110、1
11、112におけるCRCチェックビットは各タイム
スロットデータにおけるヘッダ情報及びユーザデータ、
またはヘッダ情報及びチェック用データの180ビット
に対して誤り検出及び誤り訂正を行うためのデータであ
る。CRCのみにより2ビットまでのデータ誤りの訂正
が可能である。
【0021】次に本発明による誤り訂正方法について図
4に示すフローチャートを参照して説明する。図4に示
す処理は図2における基地局24、または加入者無線装
置SU−A(この加入者無線装置に限らない)のいずれ
かが受信側となる際に、受信側となる基地局24の回線
制御回路246、または加入者無線装置SU−Aのデー
タ処理装置308のいずれかにより実行される処理であ
る。
【0022】図2において、加入者無線装置SU−Aか
ら図4に示す3タイムスロット分のタイムスロットデー
タ110、111、112が基地局24に対して送信さ
れたとする。これらのタイムスロットデータ110、1
11、112を受信した基地局24の回線制御回路で
は、受信した3つのタイムスロットデータ110、11
1、112のうちデータ誤りが発生したタイムスロット
データが有るか否かを判定する(ステップ100)。こ
の判定は各タイムスロットデータ110、111、11
2についてCRC用チェックビットを用いて周知のCR
C方式によりデータ誤りが有るか否かを検出することに
より行う。
【0023】ステップ100で3タイムスロット分のタ
イムスロットデータ110、111、112にデータ誤
りがないと判定された場合には、ステップ105に移行
し、ステップ105でスタイムスロットデータ110、
111におけるユーザデータA,Bが正しいデータとし
て後処理のために設定される。一方、ステップ100
で、受信した3つのタイムスロットデータ110、11
1、112のうちデータ誤りが発生したタイムスロット
データが有ると判定した場合には、ステップ101で3
ビット以上のデータ誤りが発生したタイムスロットデー
タ数は1以下であるか否かを判定する。
【0024】ステップ101で3ビット以上のデータ誤
りが発生したタイムスロットデータが2以上であると判
定した場合には、データ誤りの生じたユーザデータの復
元を行うことは不可能であるので、タイムスロットデー
タ110、111におけるユーザデータA,Bは、不良
データとして扱い(ステップ106)、この処理を終了
する。また、ステップ101で3ビット以上のデータ誤
りが発生したタイムスロットデータが1以下であると判
定した場合には、ステップ102でデータ誤りが発生し
たタイムスロットデータはユーザデータを含むタイムス
ロットデータであるか否かを判定する。
【0025】ステップ102で3ビット以上のデータ誤
りが発生したタイムスロットデータはユーザデータを含
むタイムスロットデータでないと判定した場合、すなわ
ち、3ビット以上のデータ誤りが発生したタイムスロッ
トデータがユーザデータA,Bの各ビット毎の排他的論
理和(XOR)演算結果が記録されたチェック用データ
Cを含むタイムスロットデータ112であると判定した
場合には、ステップ105に移行し、そのままユーザデ
ータA,Bを優良データとして後処理のために設定し、
この処理を終了する。
【0026】ステップ102で3ビット以上のデータ誤
りが発生したタイムスロットデータはユーザデータを含
むタイムスロットデータであると判定した場合、すなわ
ち、ユーザデータAを含むタイムスロットデータ11
0、ユーザデータBを含むタイムスロットデータ111
のうちのいずれかが訂正能力を超えた3ビット以上のデ
ータ誤りが有ると判定した場合には、2ビット以下のデ
ータ誤りが有るタイムスロットデータについては誤り訂
正処理を行う(ステップ103)。このステップ103
における誤り訂正処理は、2ビット以下のデータ誤りが
有るタイムスロットデータが存在しない場合には行われ
ない。
【0027】次いで、不良データ、すなわち3ビット以
上のデータ誤りが有るタイムスロットデータの再構築処
理が行われる。すなわち、ステップ103の処理を経た
後は、3ビット以上のデータ誤りが有るタイムスロット
データはタイムスロットデータ110、111のいずれ
かである。CRC方式によりどのタイムスロットデータ
に3ビット以上の誤りが有るかが判っていいるので、ス
テップ104では、データ誤りが発生していないタイム
スロットデータ112におけるチェック用データCと、
データ誤りがないタイムスロットデータのユーザデータ
との排他的論理和(XOR)演算を行うことにより不良
データを復元する。
【0028】具体的には、3ビット以上のデータ誤りが
有る不良データであるタイムスロットデータが、例え
ば、タイムスロットデータ110であり、データ誤りの
ないタイムスロットデータが111であるとすると、タ
イムスロットデータ110に含まれるユーザデータAを
復元するためには、タイムスロットデータ112におけ
るチェック用データCと、タイムスロットデータが11
1に含まれるユーザデータBとの排他的論理和(XO
R)演算を行うことにより実現できる。
【0029】すなわち、チェック用データCがユーザデ
ータAとユーザデータBとの排他的論理和であり、 C=A XOR B (1) と表すことができるから、チェック用データCとユーザ
データBとの排他的論理和は、 C XOR B=(A XOR B)XOR B=A XOR( BXOR B) (2) となる。ここで、B XOR B=0であるから、式
(2)は、 C XOR B=A XOR 0=A (3) となる。
【0030】また、3ビット以上のデータ誤りが有るタ
イムスロットデータが、例えば、タイムスロットデータ
111であり、データ誤りのないタイムスロットデータ
が110である場合に、ユーザデータBを復元する場合
も同様である。すなわち、この場合はチェック用データ
CとユーザデータAとの排他的論理和をとることになる
ので、 C XOR A=(A XOR B)XOR A=(A XOR A )XOR B =0 XOR B=B (4) となる。
【0031】このように、ユーザデータを含むタイムス
ロットデータのうちいずれか1つが3ビット以上の、す
なわちCRC方式による誤り訂正能力を超えるデータ誤
りが生じてもユーザデータの復元を行うことが可能とな
る。また、3つのタイムスロットデータのうち、2以上
のタイムスロットデータに3ビット以上のデータ誤りが
発生する確率は、シミュレーションの結果、1時間乃至
1時間半に1度と報告されており、この発生確率からす
ると、本発明に係るデータの誤り訂正方法によれば、リ
アルタイムで十分にデータ補間を行うことが可能とな
り、非パケット通信方式における高品質の高速データ通
信を実現できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、送信側では、ユーザデ
ータ及び誤りチェック用データが格納された複数のタイ
ムスロットと、該ユーザデータ及び誤りチェック用デー
タが格納された複数のタイムスロット間で、ユーザデー
タの排他的論理和演算を行い、この演算結果及び誤りチ
ェック用データを前記ユーザデータが格納された複数の
タイムスロットとは別のタイムスロットに格納すると共
に、前記ユーザデータが格納された複数のタイムスロッ
ト及び前記排他的論理和演算結果が格納されたタイムス
ロットを受信側に送出し、受信側では、前記排他的論理
和演算結果が格納されたタイムスロットから受信した前
記排他的論理和演算結果に基づいてユーザデータの誤り
訂正を行うようにしたので、V.90等のデータの再送
処理を行うことができないような通信方式においても受
信側においてリアルタイムでデータの補間を行うことが
できる。
【0033】また、本発明によれば、複雑な符号化/復
号化方式を用いずに、排他的論理和演算を行うだけで、
訂正能力制限のない高性能のデータ誤り訂正機能を実現
できる。さらに、本発明によれば、データの誤り訂正を
行うのに複雑な処理を行わないので、小規模なハードウ
ェアでデータ誤り訂正機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される無線通信システムの構成
を示すブロック図。
【図2】 図1における基地局と加入者無線装置の具体
的構成を示すブロック図。
【図3】 図1に示す無線通信システムにおける通信方
式におけるタイムスロット構成を示す説明図。
【図4】 本発明に係るデータの誤り訂正方法を実施す
るための無線通信システムにおける受信側の処理内容を
示すフローチャート。
【図5】 本発明に係るデータの誤り訂正方法を実施す
るためのタイムスロットデータの構成を示す説明図。
【符号の説明】
10 公衆交換電話網 12 交換機 20 アクセスネットワーク 22 アクセスコントローラ 24 基地局 30A,30B 電話機 SU−A,SU−B 加入者無線装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J065 AC02 AD04 AE04 AF01 AH04 5K014 AA01 BA06 EA01 FA06 HA00 HA05 5K028 BB04 HH01 KK01 PP12 RR02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットを使用して高速デ
    ータ通信を行うTDMA通信方式が適用される無線通信
    システムにおけるデータの誤り訂正方法において、送信
    側では、ユーザデータ及び誤りチェック用データが格納
    された複数のタイムスロットと、該ユーザデータ及び誤
    りチェック用データが格納された複数のタイムスロット
    間で、ユーザデータの排他的論理和演算を行い、この演
    算結果及び誤りチェック用データを前記ユーザデータが
    格納された複数のタイムスロットとは別のタイムスロッ
    トに格納すると共に、前記ユーザデータが格納された複
    数のタイムスロット及び前記排他的論理和演算結果が格
    納されたタイムスロットを受信側に送出し、受信側で
    は、前記排他的論理和演算結果が格納されたタイムスロ
    ットから受信した前記排他的論理和演算結果に基づいて
    ユーザデータの誤り訂正を行うことを特徴とする無線通
    信システムにおけるデータの誤り訂正方法。
  2. 【請求項2】 前記ユーザデータが格納されるタイムス
    ロットは2つであり、該2つのタイムスロットに格納さ
    れたユーザデータ間における排他的論理和演算結果を他
    の1つのタイムスロットに格納して、送信側は少なくと
    も、これら3つのタイムスロットを受信側に送出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにお
    けるデータの誤り訂正方法。
  3. 【請求項3】 受信側では、前記ユーザデータが格納さ
    れた2つのタイムスロットのうちのいずれか一方のユー
    ザデータに誤りが発生した場合に、誤りが発生していな
    い他方のユーザデータと、前記他の1つのタイムスロッ
    トに格納された排他的論理和演算結果との排他的論理和
    演算を行い、該排他的論理和演算結果を該誤りが発生し
    たユーザデータの復元データとすることを特徴とする請
    求項2に記載の無線通信システムにおけるデータの誤り
    訂正方法。
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