JP2002123956A - 光ピックアップ装置及びそれを使用した光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及びそれを使用した光ディスク装置

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JP2002123956A
JP2002123956A JP2000312763A JP2000312763A JP2002123956A JP 2002123956 A JP2002123956 A JP 2002123956A JP 2000312763 A JP2000312763 A JP 2000312763A JP 2000312763 A JP2000312763 A JP 2000312763A JP 2002123956 A JP2002123956 A JP 2002123956A
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optical pickup
laser
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Shigeru Ouchida
茂 大内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外付けチルトセンサを省いて薄型で低コストの
光ピックアップ装置を形成する。 【解決手段】半導体レーザ素子11を発光して650n
mのレーザ光24を信号光として出射しているときに半
導体レーザ素子21を発光させて780nmのレーザ光
25を出射し、ビーム縮径機構部23でビーム径を小さ
くしたレーザ光25aをチルド検出光として利用して光
ディスク1のチルトを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光記録媒体に情
報を書き込むとともに、情報が記録された光記録媒体か
ら情報を読み取る光ピックアップ装置及びそれを使用し
た光ディスク装置、特に光記録媒体の傾きの検知に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクで情報の記録や再生の信頼度
を高めるためには、光ピックアップ装置の光軸が光ディ
スクの記録面に対して垂直であることが望ましい。この
ため光ピックアップ装置の光軸に対する光ディスクの記
録面の傾き(チルト)を精度良く検出する必要がある。
この光ディスクの記録面の傾きを検出するため、例えば
特開平11−126357号公報に示すように、光ピックアップ
装置に光ディスクの記録面の傾きを検出するチルトセン
サを設け、光源からの光束の周辺部の一部をチルトセン
サの45度ミラーによって分岐して光ディスクに入射
し、光ディスクで生じる±1次回折光をチルトセンサに
設けた1対の光センサで受光し、1対の光センサの差動
出力により光ディスクの傾きを検出するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクドライブ装
置をノートパソコンに搭載していくためには、ドライブ
装置の薄型化が必要である。しかしながら上記のように
光ピックアップ装置にチルトセンサを設けると、光ディ
スクドライブ装置が高さ方向に大きくなってしまった
り、アクチュエータにつけるためにアクチュエータの駆
動速度が低下するといった不具合があった。
【0004】この発明はかかる不具合を解消するために
なされたものであり、光ピックアップ装置の光源として
用いている半導体レーザの光を使ってセンシングするこ
とにより、外付けチルトセンサを省いて薄型で低コスト
化を図ることができる光ピックアップ装置及びそれを使
用した光ディスク装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ピック
アップ装置は、波長の異なる2つの光源のうち一方の光
源からのレーザ光により光記録媒体に対する情報の書
込,消去又は再生を行っているときに、他方の光源から
のレーザ光のビーム径を小さくして光記録媒体に照射
し、光記録媒体の反射光を情報の書込,消去又は再生用
の受光素子とは異なる受光素子に集光して光記録媒体の
チルトを検出することを特徴とする。
【0006】上記光源と受光素子は波長ごとに1つのパ
ッケージ内に収納してホログラムユニット化したり、波
長の異なる光源と各波長の光を受光する受光素子を1つ
のパッケージ内に収納してホログラムユニット化すると
良い。
【0007】また、レーザ光のビーム径を縮小する素子
に液晶を使用しり、偏光方向を回転させる素子と偏光を
分離する素子を使用すると良い。
【0008】さらに、偏光を分離する素子に偏光フィル
タを使用したり、偏光ホログラムを使用することが望ま
しい。この偏光ホログラムを有機膜により形成すると良
い。
【0009】この発明に係る光ディスク装置は、上記い
ずれかの光ピックアップ装置を使用したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の光ディスク装置は、パ
ソコン等の認識情報変換部と、制御部と、ターンテーブ
ルと、ターンテーブルを回転する回転モータと、光ピッ
クアップ装置及び光ピックアップ装置を移動する送りモ
ータを有し、認識情報変換部から出力する認識情報に応
じて制御部で回転モータと送りモータを駆動制御してタ
ーンテーブルに載置された光ディスクに光ピックアップ
装置からレーザ光を照射して情報を記録したり、光ディ
スクに記録された情報を読み取る。
【0011】光ピックアップ装置は、波長の異なる2つ
の光源を有し、一方の光源からのレーザ光により光ディ
スクに対する情報の書込,消去又は再生を行っていると
きに、他方の光源からのレーザ光のビーム径をビーム縮
径機構部で小さくして光ディスクのチルト検出用として
光ディスクに照射し、光ディスクの反射光を情報の書
込,消去又は再生用の受光素子とは波長の異なる受光素
子に集光し、この受光素子のスポット光により光ディス
クのチルトを検出する。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成図である。
図に示すように、光ディスク1に情報を記録したり、光
ディスク1に記録された情報を読み取る光ディスク装置
は、パソコン等の認識情報変換部2と、制御部3と、タ
ーンテーブル4と、ターンテーブル4を回転する回転モ
ータ5と、光ピックアップ装置6及び光ピックアップ装
置6を移動する送りモータ7を有する。そして認識情報
変換部2から出力する認識情報に応じて制御部3で回転
モータ5と送りモータ7を駆動制御してターンテーブル
4に載置された光ディスク1に光ピックアップ装置6か
らレーザ光を照射して情報を記録したり、光ディスク1
に記録された情報を読み取る。
【0013】光ピックアップ装置6は、図2の構成図に
示すように、2系統の光学系を有する。一方の光学系は
半導体レーザ素子11とカップリングレンズ12と2波
長合成プリズム13とビームスプリッタ14と対物レン
ズ15と検出レンズ16とホログラム素子17及び受光
素子18から構成され、他方の光学系は半導体レーザ素
子21とカップリングレンズ22とビーム縮径機構部2
3と2波長合成プリズム13とビームスプリッタ14と
対物レンズ15と検出レンズ16とホログラム素子17
及び受光部18で構成されている。半導体レーザ素子1
1は例えば650nmの赤色レーザ光を出射し、DVD
系の光ディスク1に対する情報の記録と消去及び再生に
使用する。半導体レーザ素子21は例えば780nmの
近赤外レーザ光を出射し、CD系の光ディスク1に対す
る情報の記録と消去及び再生に使用する。
【0014】上記のように構成された光ピックアップ装
置6において、半導体レーザ素子11から出射された例
えば650nmの赤色レーザ光24は、図2(a)に示
すように、カップリングレンズ12により平行光とな
り、2波長合成プリズム13とビームスプリッタ14を
透過して対物レンズ15により光ディスク1に集光され
る。光ディスク1で反射された光は、対物レンズ15で
平行光となりビームスプリッタ14で反射されて検出レ
ンズ16を経てホログラム素子17により回折され、回
折された光は受光部18の650nm用の受光素子18
aにより受光される。また、半導体レーザ素子21から
出射された例えば780nmの近赤外レーザ光25は、
図2(b)に示すように、カップリングレンズ22によ
り平行光となり、ビーム縮径機構部23で周辺部が遮断
され、中心部だけの光25aが透過して2波長合成プリ
ズム13に入射する。2波長合成プリズム13に入射し
た780nmの近赤外レーザ光は2波長合成プリズム1
3で反射してビームスプリッタ14を透過して対物レン
ズ15により光ディスク1に集光する。光ディスク1で
反射された光25aは、対物レンズ15で平行光となり
ビームスプリッタ14で反射されて検出レンズ16を経
てホログラム素子17により回折され、回折された光は
受光部18の780nm用の受光素子18bにより受光
される。
【0015】このような2波長の半導体レーザ素子1
1,12を搭載した光ピックアップ装置において、DV
D系は対物レンズの開口数NAが大きいため光ディスク
1が傾く(チルト)と集光スポットに大きな収差を生じ
て信号が劣化する。そこで光ディスク1のチルトを検出
して信号劣化を防ぐ機構が必要になる。そこで半導体レ
ーザ素子11を発光して650nmのレーザ光24を出
射しているときに半導体レーザ素子21を発光させて7
80nmのレーザ光25を出射してチルド検出光として
利用する。すなわち、受光素子18bで受光した780
nmのレーザ光のスポット位置の変化により光ディスク
1の傾きを検出する。
【0016】この場合、780nmの光25は光ディス
ク1上でデフォーカス状態なので、図3(b)に示すよ
うに、ビーム径が大きい場合には受光素子18b上のス
ポット径は大きくなり正確にチルト信号として検出でき
ない。そこでデフォーカス状態になっても受光素子18
b上のスポット径が大きくならないようにするために、
半導体レーザ素子21から出射する780nmのレーザ
光25の光路にビーム縮径機構部23を設け、半導体レ
ーザ素子21から出射し、カップリングレンズ22によ
り平行光となった例えばビーム径が3〜4mmの光25
をビーム縮径機構部23で例えば約1mmのビーム径の
光25aにする。このビーム縮径機構部23としては、
例えば液晶を使うと良い。そしてCD系の光ディスク1
を再生するために780nmのレーザ光25を単体で出
射するときにはレーザ光25のビーム径が小さくならな
いように電圧をかけずに全ての光を透過させ、DVD系
の光ディスク1を再生するために650nmのレーザ光
24を出射するとともにチルト検出用の780nmのレ
ーザ光25も出射するときに電圧をかけてシャッタ機能
を働かせてレーザ光25の中心部の光25aだけを透過
させるようにすると良い。
【0017】このように780nmのレーザ光25のビ
ーム径を小さくすることにより、図3(a)に示すよう
に、デフォーカスしたビームでも受光素子18bに小さ
なスポット径で入射させることができ、受光素子18b
からはみ出さずに正確なチルト信号を検出することがで
きる。したがって受光素子18bの面積を大きくしなく
ても良く、高速応答性を保つことができる。
【0018】また、780nmのレーザ光25のビーム
径を小さくするとチルト信号の感度を高くすることがで
きる。チルド信号は、図4に示すように、光ディスク1
に入射した光のビーム径D1に対して、光ディスク1が
傾いていないときに反射した光と光ディスク1が傾いて
いるときに反射した光の光軸ずれΔdからΔd/D1で
得られる。したがって図4(b)に示すように、780
nmのレーザ光25のビーム径D1が大きい場合はチル
ト信号は小さく信号感度が低くなり、図4(a)に示す
ように、780nmのレーザ光25のビーム径D1が小
さい場合は、光軸ずれΔdが小さくてもチルト信号は大
きく信号感度が高くなる。このように780nmのレー
ザ光25のビーム径D1を小さくすることにより、高速
応答性を保ち、高感度に光ディスク1の傾きを検出する
ことができる。
【0019】上記実施例は光ピックアップ装置6に、6
50nmの赤色レーザ光を出射する半導体レーザ素子1
1と780nmのレーザ光を出射する半導体レーザ素子
21を設けた場合について説明したが、近年の光ピック
アップ装置は、低コスト化のためにホログラムユニット
化されている場合が多い。ホログラムユニットとは半導
体レーザ素子と受光素子を同一のパッケージに納め、ビ
ームスプリッタとしてホログラムを使うユニットであ
る。そこで図5(a)に示すように、650nmのレー
ザ光を出射する半導体レーザ素子32と650nmのレ
ーザ光を受光する受光素子33及びホログラム34が設
けられたホログラムユニット31と、図5(b)に示す
ように、780nmのレーザ光を出射する半導体レーザ
素子42と780nmのレーザ光を受光する受光素子4
3とビーム径縮小素子45及びホログラム44が設けら
れたホログラムユニット41を使用すると、光ピックア
ップ装置6は、図6の構成図に示すように単純化するこ
とができる。また、ビーム径縮小素子45としては液晶
を使用することにより、微細な領域で光の透過領域を変
えることができる。
【0020】この場合、ホログラムユニット31の半導
体レーザ素子32から出射した650nmのレーザ光2
4はカップリングレンズ12で平行光になり、2波長合
成プリズム13を透過して対物レンズ15により光ディ
スク1に集光され、光ディスク1で反射した光は元の光
路を通りホログラム34により回折されて受光素子33
で受光される。また、ホログラムユニット41の半導体
レーザ素子42から出射した780nmのレーザ光25
は、ビーム径縮小素子45でビーム径が縮小され、カッ
プリングレンズ22で平行光になり、2波長合成プリズ
ム13で反射して対物レンズ15により光ディスク1に
集光され、光ディスク1で反射した光は元の光路を通り
ホログラム44により回折されて受光素子43で受光さ
れる。このようにして650nmのレーザ光24を出射
しているときに、780nmのレーザ光25も出射して
光ディスク1のチルトを検出することができる。また、
ホログラムユニット31とホログラムユニット41を使
用することにより、光ピックアップ装置6を小型化する
ことができる。
【0021】上記実施例は650nmのレーザ光24を
出射するホログラムユニット31と780nmのレーザ
光25を出射するホログラムユニット41を使用した場
合について説明したが、図7に示すように、650nm
のレーザ光を出射する半導体レーザ素子32と780n
mのレーザ光を出射する半導体レーザ素子42と、65
0nmのレーザ光を受光する受光素子33と780nm
のレーザ光を受光する受光素子43と、ビーム径縮小素
子45及びホログラム52が設けられたホログラムユニ
ット51を使用すると、光ピックアップ装置6をより小
型化することができる。また、1つのホログラムユニッ
ト51に650nmのレーザ光を出射する半導体レーザ
素子32と780nmのレーザ光を出射する半導体レー
ザ素子42を設けると、2つの発光点が近接して収差や
公差配分の面で有利である。
【0022】しかしながら、2つの発光点が近い場合、
650nmのレーザ光24を出射するとともに780n
mのレーザ光25も出射して光ディスク1のチルトを検
出するとき、図8に示すように、液晶を使用したビーム
径縮小素子45上で650nmのレーザ光24とビーム
径が縮小された780nmのレーザ光25aの発光パタ
ーンが重なってしまい、650nmのレーザ光24を全
て透過させ、780nmのレーザ光25の中心部の光2
5aだけを透過させることはできなくなる。そこで、図
9(a)に示すように、780nmのレーザ光25だけ
偏光方向を90度回転させ、650nmのレーザ光24
は偏光方向を回転させない偏光素子451と、(c)に
示すように偏光を分離する偏光フィルタ452でビーム
径縮小素子45を構成すると良い。この偏光素子451
と偏光フィルタ452とを有するビーム径縮小素子45
では、図9(a)に示す偏光素子451で780nmの
レーザ光25の偏光を90度回転させる。このときチル
ト検出に使う中心部の光25aは偏光が回転しないよう
にしておく。具体的には液晶や電気光学結晶に電圧を印
可して780nmの光に対しては1/2波長、650n
mの光に対しては2/2波長になるような位相差を与え
れば良い。この780nmのレーザ光25の周辺部だけ
偏光方向を90度回転した光パターンを(b)に示す。
このレーザ光24,25を偏光フィルタ452に入射し
て偏光方向を回転させられた光をカットし、回転してい
ない光を透過させる。このようにして、図9(d)に示
すように、650nmのレーザ光24を全て透過させ、
780nmのレーザ光25は回転した周辺部をカットし
て中心部の光25aだけを透過させることができ、65
0nmのレーザ光24を出射する半導体レーザ素子32
と780nmのレーザ光25を出射する半導体レーザ素
子42が近接していてもチルト検出用の細いビームの7
80nmのレーザ光25aを出射することができ、光デ
ィスク1のチルトを安定して検出することができる。
【0023】上記実施例は偏光を分離するために偏光フ
ィルタ452を使用した場合について説明したが、偏光
を分離するために偏光ホログラムを使用しても良い。こ
のように偏光ホログラムを使用すると、透過する偏光を
高い透過率で透過させることができ、半導体レーザ素子
32,42からのレーザ光を損失することなく光ディス
ク1に照査することができ、記録速度を向上させて信頼
性の高い記録性能を確保することができる。また、偏光
ホログラムを使用することにより光ディスク1からの反
射光を各受光素子33,43に導くことができ、ビーム
径縮小素子45とホログラク52を一体化してコストダ
ウンを図ることができる。
【0024】この偏光ホログラムは複屈折性のある材料
に微細加工を施す必要があり、LiNbO3結晶は複屈
折性を有する一般適名材料であるが、微細加工しにくく
格子ピッチを小さく加工することは困難である。そこで
微細加工性の良いポリイミド樹脂やポリエステルやポリ
カーボネート樹脂などの有機材料の延伸膜を用いるて偏
光ホログラムを形成することにより、ピッチの小さな格
子を加工することができ、精度の良い偏光ホログラムを
安価に作成することができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、光記録
媒体に対する情報の書込,消去又は再生に使用していな
い光源からのレーザ光のビーム径を小さくしてチルト検
出用として光記録媒体に照射し、光記録媒体の反射光を
情報の書込,消去又は再生用の受光素子とは異なる受光
素子に集光して光記録媒体のチルトを検出するようにし
たから、外付けのチルトセンサを使用する必要がなく、
光ピックアップ装置を小型化して低コスト化することが
できる。また、実際の情報の検出に使用している光と極
めて近い位置にチルト検出用の光を照射するから、精度
良くチルトを検出することができる。さらに、チルト検
出用の光のビーム径を小さくすることにより、高感度で
チルトを検出することができる。
【0026】また、光源と受光素子は波長ごとに1つの
パッケージ内に収納してホログラムユニット化したり、
波長の異なる光源と各波長の光を受光する受光素子を1
つのパッケージ内に収納してホログラムユニット化する
ことにより、光ピックアップ装置の構成部品を減らすこ
とができ、より小型化できるとともに信頼性を高めるこ
とができる。
【0027】また、レーザ光のビーム径を縮小する素子
に液晶を使用することにより、可動部がなく高速で応答
できるとともに消費電力を低減することができる。
【0028】さらに、レーザ光のビーム径を縮小する素
子に偏光方向を回転させる素子と偏光を分離する素子を
使用することにより、2つの光源の間隔が狭い場合でも
信号光とチルト検出用の光を分離して収差が少ない良好
なスポットを形成でき、信頼性の高い記録再生特性を得
ることができる。
【0029】また、偏光を分離する素子に偏光フィルタ
を使用することにより、信号光とチルト検出用の光を確
実に分離することができる。
【0030】また、偏光を分離する素子に偏光ホログラ
ムを使用することにより、光の利用効率を高めて記録速
度を向上させるとともに信頼性の高い記録性能を確保す
ることができる。
【0031】この偏光ホログラムを有機膜により形成す
ることにより、ピッチの小さな格子を安価に加工するこ
とができ、精度の良い偏光ホログラムを安価に作成する
ことができる。
【0032】また、この光ピックアップ装置を光ディス
ク装置に使用することにより、光記録媒体に対する情報
の書込,消去又は再生を安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の光ディスク装置の構成図で
ある。
【図2】上記実施例の光ピックアップ装置の構成図であ
る。
【図3】信号用の光とチルト検出用の光のスポット光を
示す説明図である。
【図4】チルト信号の説明図である。
【図5】光源と受光素子を一体化したホログラムユニッ
トの構成図である。
【図6】他の光ピックアップ装置の構成図である。
【図7】他のホログラムユニットの構成図である。
【図8】発光点が近接している信号用の光とチルト検出
用の光のビーム縮径機構部における状態を示す配置図で
ある。
【図9】偏光素子と偏光フィルタとを有するビーム径縮
小素子の動作説明図である。
【符号の説明】
1;光ディスク、2;認識情報変換部、3;制御部、
4;ターンテーブル、5;回転モータ、6;光ピックア
ップ装置、7;送りモータ、11;半導体レーザ素子、
12;カップリングレンズ、13;2波長合成プリズ
ム、14;ビームスプリッタ、15;対物レンズ、1
6;検出レンズ、17;ホログラム素子、18;受光素
子、21;半導体レーザ素子、22;カップリングレン
ズ、23;ビーム縮径機構部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長の異なる2つの光源のうち一方の光
    源からのレーザ光により光記録媒体に対する情報の書
    込,消去又は再生を行っているときに、他方の光源から
    のレーザ光のビーム径を小さくして光記録媒体に照射
    し、光記録媒体の反射光を情報の書込,消去又は再生用
    の受光素子とは異なる受光素子に集光して光記録媒体の
    チルトを検出することを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記光源と受光素子は波長ごとに1つの
    パッケージ内に収納してホログラムユニット化した請求
    項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 上記波長の異なる光源と各波長の光を受
    光する受光素子を1つのパッケージ内に収納してホログ
    ラムユニット化した請求項1記載の光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記レーザ光のビーム径を縮小する素子
    に液晶を使用した請求1,2又は3記載の光ピックアッ
    プ装置。
  5. 【請求項5】 上記レーザ光のビーム径を縮小する素子
    に偏光方向を回転させる素子と偏光を分離する素子を使
    用した請求項1,2又は3記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 上記偏光を分離する素子に偏光フィルタ
    を使用した請求項5記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 上記偏光を分離する素子に偏光ホログラ
    ムを使用した請求項5記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 上記偏光ホログラムを有機膜により形成
    した請求項7記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の光ピ
    ックアップ装置を使用したことを特徴とする光ディスク
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6924227B2 (en) * 2000-08-21 2005-08-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Slurry for chemical mechanical polishing and method of manufacturing semiconductor device

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