JP2002123361A - 遠隔操作装置、情報処理システム及び情報処理方法、並びにプログラムを記録した媒体 - Google Patents

遠隔操作装置、情報処理システム及び情報処理方法、並びにプログラムを記録した媒体

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JP2002123361A
JP2002123361A JP2000314522A JP2000314522A JP2002123361A JP 2002123361 A JP2002123361 A JP 2002123361A JP 2000314522 A JP2000314522 A JP 2000314522A JP 2000314522 A JP2000314522 A JP 2000314522A JP 2002123361 A JP2002123361 A JP 2002123361A
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JP
Japan
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display
information processing
remote control
control device
program
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English (en)
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Tatsuo Hase
竜男 長谷
Hiroaki Yoda
広明 依田
Tomoyuki Oguchi
朋幸 小口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者が上記表示部の表示のみに拘束される
ことなく、手元での操作を確認しながら、遠隔操作によ
り、情報処理装置に所望の処理を即座に実行させること
ができる、情報処理システムを提供する。 【解決手段】 ジョグダイヤル付きリモートコントロー
ラ101は、ノート型パーソナルコンピュータ1からU
SBケーブル100を介して供給された情報信号を出力
する、LCD102を正面に設け、ジョグダイヤル10
3を右斜め側面に、バック(Back)ボタン104とシフ
ト(Shift)ボタン105とを上部に設けている。ま
た、内部に、ジョグダイヤル103、バックボタン10
4、シフトボタン105の操作状態を判断し、判断結果
をノート型パーソナルコンピュータ1に送信するととも
に、供給された情報信号をLCD102に表示させる、
USBインターフェース付きのMPUを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号を処理す
る情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置、こ
の遠隔操作装置と情報処理装置からなる情報処理システ
ム、及び情報処理方法、並びに上記情報処理方法に基づ
くプログラムを格納している媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、マウス、キーボード及び
ビデオディスプレイ等の周辺装置と、中央処理装置(C
PU)とを備えるコンピュータのオペレーティングシス
テムとして米国マイクロソフト社製のWindows95(商
標)やWindows98(商標)がある。このオペレーティン
グシステムでは、アクティブ・ウィンドウを有する各ア
プリケーション用に、タスクバーを提供し、ユーザにボ
タンのような視覚的な手がかりをもたらすシステムが広
く使われるようになった。このタスクバーの使用に関す
る技術は特開平8−255066号公報により詳細に開
示されている。
【0003】以下に上記公報から引用して説明する。タ
スクバーは視覚的な手がかりとして、ユーザに対して現
在アクティブになっているウィンドウについての情報を
与えるとともに、当該アクティブウィンドウを表示する
ために使用することもできる。タスクバーには、プログ
ラムのランチ、ドキュメントのオープン及びシステムセ
ッティングのコントロールのためのメニューに対するユ
ーザのアクセスを可能にするスタートメニューボタンを
備えている。
【0004】コンピュータシステムにおいて、上記タス
クバー上のスタートメニューボタンを操作する例を挙げ
る。スタートメニューボタンは、ユーザがプログラム、
ドキュメント、システムのセッティング、ヘルプ情報等
にアクセスするための中心的な場所として動作するスタ
ートメニューを開くための手段として機能する。マウス
のカーソルでスタートメニューボタンをポイントし、左
マウスボタンをクリックすると、スタートメニューが表
示される。
【0005】スタートメニューには、例えば「プログラ
ム」、「検索」、「設定」、「ヘルプ」等のメニューア
イテムが備えられている。このうち、「プログラム」メ
ニューアイテムでは、スタートメニューから階層表示さ
れたプログラムメニューへのアクセスが可能となる。プ
ログラムメニューにはユーザが選択できる複数のアプリ
ケーションプログラム及びプログラムグループが表示さ
れる。
【0006】ところで、上記スタートメニューボタンを
備えたタスクバー上でユーザが所望のアプリケーション
プログラムを選択し、起動するまでには煩雑な操作を繰
り返すことになる。
【0007】すなわち、先ずタスクバー上のスタートメ
ニューボタンをマウスのカーソルでポイントし、左マウ
スボタンをクリックし、スタートメニューを表示させ
る。次に、スタートメニューから「プログラム」メニュ
ーアイテムをマウスのカーソルでポイントし、左マウス
ボタンをクリックし、プログラムメニューを表示させ
る。そして、プログラムメニュー上の所望のアプリケー
ションプログラムの表示をマウスのカーソルでポイント
し、左マウスボタンをクリックする。アプリケーション
プログラムグループであったときにはさらにポイントと
クリックを繰り返す必要がある。その後、CPUが所望
のアプリケーションプログラムを起動する。
【0008】このようにユーザが所望したアプリケーシ
ョンプログラムを起動するまでには、ユーザに煩雑な操
作を繰り返させることになり、ユーザインターフェース
としては使い難かった。また、スタートメニュープログ
ラムから「ヘルプ」等のメニューアイテムをクリック
し、所望の処理を行う場合にも同様である。
【0009】また、ユーザがコンピュータにおいて例え
ば電子メールを即座に見たいとか、所望のアプリケーシ
ョンソフトを直ぐに立ち上げたいという希望には添えな
かった。
【0010】そこで、本件出願人は、特願平11−13
3365号明細書や、特願2000−272242明細
書により、例えばジョグダイヤルを用いた簡単な操作に
より所望の処理を即座に実行させることができる情報処
理装置等に関する技術を明らかにしてきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記タスク
バーのような視覚的な手がかりや、アクティブウィンド
ウ、スタートメニューボタン、スタートメニュー、さら
に上記ジョグダイヤルを用いた簡単な操作に対応した表
示は、全て、コンピュータ本体に接続した表示部上に表
示されていた。例えばノート型パーソナルコンピュータ
の場合、表示部を本体に対して開いた状態にし、その表
示部が見えるように操作者が位置して上記ジョグダイヤ
ル等を操作しなければならなかった。これでは、操作者
を表示部の前にくぎ付けにしなければならず、手元で遠
隔操作しながらも、映像や音楽を離れたところから、鑑
賞したいというような要求に応えられなかった。
【0012】これは、上記表示部から離れた場所や、上
記表示部が見えない場所、或いは上記表示部を閉じたま
まで、操作者が手元で上記ジョグダイヤルを用いた操作
を行い、所望の処理を即座に実行させることができるよ
うな情報処理装置の提供は困難であったためである。
【0013】そこで、本発明は、操作者が上記表示部の
表示のみに拘束されることなく、手元での操作を確認し
ながら、遠隔操作により、情報処理装置に所望の処理を
即座に実行させることができる、遠隔操作装置、情報処
理システム及び方法、並びに情報処理方法に基づくプロ
グラムを格納している媒体の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠隔操作装
置は、上記課題を解決するために、情報信号を処理する
情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置であっ
て、上記情報処理装置から供給された情報信号を出力す
る情報出力手段と、回転操作と押し込み操作が行われる
第1の操作手段と、上記第1の操作手段の操作状態を、
上記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づいた
処理により判断し、その判断結果を送信するとともに、
上記情報処理装置から供給された情報信号を上記情報出
力手段から出力させる制御手段とを備える。
【0015】この遠隔操作装置は、上記第1の操作手段
の押し込み操作に対応した処理を元に戻すための戻し操
作が行われる第2の操作手段を備え、上記制御手段は上
記第1の操作手段及び第2の操作手段の操作状態を、上
記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づいた処
理により判断し、その判断結果を送信するとともに、上
記情報処理装置から供給された情報信号を上記情報出力
手段から出力させる。
【0016】また、この遠隔操作装置は、状態を変化さ
せるための操作が行われる第3の操作手段を備え、上記
制御手段は上記第1の操作手段、第2の操作手段及び第
3の操作手段の操作状態を、上記情報処理装置から取り
込んだプログラムに基づいた処理により判断し、その判
断結果を送信するとともに、上記情報処理装置から供給
された情報信号を上記情報出力手段から出力させる。
【0017】本発明に係る情報処理システムは、上記課
題を解決するために、情報信号を処理する情報処理装置
と、この情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装
置とからなる情報処理システムであって、上記遠隔操作
装置は、上記情報処理装置から供給された情報信号を出
力する情報出力手段と、回転操作と押し込み操作が行わ
れる第1の操作手段と、上記第1の操作手段の押し込み
操作に対応した処理を元に戻すための戻し操作が行われ
る第2の操作手段と、状態を変化させるための操作が行
われる第3の操作手段と、上記第1の操作手段、第2の
操作手段及び第3の操作手段の操作状態を、上記情報処
理装置から取り込んだプログラムに基づいた処理により
判断し、その判断結果を送信するとともに、上記情報処
理装置から供給された情報信号を上記情報出力手段から
出力させる制御手段とを備える。
【0018】本発明に係る情報処理方法は、上記課題を
解決するために、情報信号を処理する情報処理装置と、
この情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置と
を情報処理システムとして動作させるための情報処理方
法であって、回転操作と押し込み操作が行われる第1の
操作部、この第1の操作部の押し込み操作に対応した処
理を元に戻すための戻し操作が行われる第2の操作部、
及び状態を変化させるための操作が行われる第3の操作
部の操作状態を、上記情報処理装置から取り込んだプロ
グラムに基づいた処理により判断し、その判断結果を送
信するとともに、上記情報処理装置から供給された情報
信号を情報出力部から出力させる。
【0019】本発明に係るプログラムを格納している媒
体は、上記課題を解決するために、情報信号を処理する
情報処理装置と、この情報処理装置に遠隔操作信号を送
る遠隔操作装置とを情報処理システムとして動作させる
ための情報処理プログラムを格納した媒体であって、回
転操作と押し込み操作が行われる第1の操作部、この第
1の操作部の押し込み操作に対応した処理を元に戻すた
めの戻し操作が行われる第2の操作部、及び状態を変化
させるための操作が行われる第3の操作部の操作状態
を、上記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づ
いた処理により判断し、その判断結果を送信するととも
に、上記情報処理装置から供給された情報信号を情報出
力部から出力させる情報処理プログラムを格納してい
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、図
1に示すように、ノート型パーソナルコンピュータ1
と、そのUSB(Universal Serial Bus)ポート10に
USBケーブル100を介して接続された遠隔操作装置
101とからなる、情報処理システムである。
【0021】ノート型パーソナルコンピュータ1は、情
報信号を処理する情報処理装置の具体例であり、本体2
と、この本体2に対して開閉自在とされる表示部3によ
り構成されている。図1は表示部3を本体2に対して開
いた状態を示す外観斜視図である。このノート型パーソ
ナルコンピュータ1の詳細については後述する。
【0022】遠隔操作装置101は、図2に外観を示す
ように、ノート型パーソナルコンピュータ1からUSB
ケーブル100を介して供給された情報信号を出力する
情報出力手段の具体例である、LCD(Liquid Crystal
Display)102を正面に設け、ジョグダイヤル103
を右斜め側面に、バック(Back)ボタン104とシフト
(Shift)ボタン105とを上部側面に設けている。ま
た、遠隔操作装置101は、内部に、ジョグダイヤル1
03、バックボタン104、シフトボタン105の操作
状態を判断し、判断結果をノート型パーソナルコンピュ
ータ1に送信するとともに、ノート型パーソナルコンピ
ュータ11から供給された情報信号をLCD102に表
示させる、後述する制御手段とを備えている。
【0023】以下では、遠隔操作装置101をジョグダ
イヤル103等を備えた遠隔操作装置という意味で、ジ
ョグダイヤル付きリモートコントローラ101と記す。
【0024】ジョグダイヤル付きリモートコントローラ
101には両端部に接続部101a及び101bが設け
られている。接続部101aはUSBケーブル100と
の接続に用いられ、接続部101bは後述するヘッドホ
ンとの接続に用いられる。
【0025】USBケーブル100は、ジョグダイヤル
付きリモートコントローラ101の接続部101aに接
続部100bを接続し、ノート型パーソナルコンピュー
タ1のUSBポート10に接続部100aを差し込むこ
とによって、上記情報信号を通している。なお、接続部
101aは、USBケーブル100の接続部100bと
固定接続されている。
【0026】図3〜図6にはジョグダイヤル付きリモー
トコントローラ101の正面、上部、背面、底部の形状
を詳細に示す。これらの図に示すように背面にはクリッ
プ106が設けられている。このクリップ106により
ジョグダイヤル付きリモートコントローラ101は操作
者の衣服に取り付けられる。
【0027】図7及び図8には、操作者によるジョグダ
イヤル付きリモートコントローラ101の操作状態を示
す。ジョグダイヤル103は図7に示すように、矢印a
方向に回転操作されるとともに、矢印b方向に押し込み
操作される。バックボタン104及びシフトボタン10
5は矢印c及びd方向に押下される。ジョグボタン10
3側を右手で保持し、シフトボタン105側を左手で保
持すれば、LCD102を視認しながらの操作が可能と
なる。
【0028】図9にはジョグダイヤル付きリモートコン
トローラ101の接続部101bにヘッドホン110
を、ケーブル109を介して接続した状態を示す。ケー
ブル109の接続部109aは上記接続部101bに接
続されている。ヘッドホン110を頭部にセットし、操
作者が所定の音楽再生アプリケーションをジョグダイヤ
ル付きリモートコントローラ101で選択して起動させ
れば、操作者は再生した音楽を聴くことができる。
【0029】また、図10に示すように、ノート型パー
ソナルコンピュータ1の表示部3を本体2に対して閉じ
た状態でも、操作者はジョグダイヤル付きリモートコン
トローラ101により、そのLCD102を見ながら、
所定の音楽再生アプリケーションを選択して起動し、ヘ
ッドホン110から再生音楽を聴くことができる。
【0030】次に、ジョグダイヤル103の詳細につい
て説明する。ジョグダイヤル103は、図7中の矢印a
に示す回転操作に対応して所定の処理を実行し、同図中
矢印bに示す押し込み操作に対応して所定の処理を実行
する。このジョグダイヤル103の行う所定の処理につ
いては後述する。
【0031】先ず、このジョグダイヤル103の構成に
ついて説明する。このジョグダイヤル103は、本件出
願人と共同の出願人により出願された、特開平8−20
3387号公報に開示された、プッシュスイッチ付回転
操作型電子部品の具体例である。
【0032】すなわち、このジョグダイヤル103は、
図11に示すように、接点取付基板11の上に回転型エ
ンコーダ部12とプッシュスイッチ部13とを配してな
る。回転型エンコーダ部12は一定の範囲で水平方向に
移動できるようにされるが、プッシュスイッチ部13は
動かないように固定されている。
【0033】接点取付基板11には、図12に示すよう
に、平板状の成形樹脂体に、回転型エンコーダ部12の
移動用ガイドレール部14を有する窪み15と、プッシ
ュスイッチ部13を固定するための押し止め壁16を有
する窪み17及び回転型エンコーダ部12の電気信号を
外部へ伝達するための端子18を有する接点板19が設
けられている。
【0034】回転型エンコーダ部12は、図13及び図
14に示すように、接点取付基板11の窪み15にはめ
込まれてガイドレール14により一定の範囲で水平方向
(図11、図14に示す矢印H1方向)に動き得るよう
に保持された成形樹脂製の箱形ケース20と、この箱型
ケース20の底面にインサート成形により取り付けられ
た弾性接点体45から上方及び下方に各々突出した弾性
接点脚21,22と、箱形ケース20の中央に一体化さ
れた円柱軸23により回転可能に保持され、円板状で下
面に弾性接点脚21が弾接する放射状接点板24を有す
る成形樹脂製の回転体25と、この回転体25を回転操
作できるようにその上方にネジ26により取り付けられ
た外周操作タイプの円板状操作つまみ27とによって構
成され、接点取付基板11の上のピン状突起28(図1
2,図16を参照)に位置決めされたネジリコイルバネ
29により箱形ケース20の側面を水平方向に押され、
通常状態において、プッシュスイッチ部13から離れた
位置にあるように付勢されていると共に、箱形ケース2
0の底面から下方に突出した弾性接点脚22が接点取付
基板11の接点板19に弾接している。
【0035】プッシュスイッチ部13は、図11及び図
12に示すように、操作ボタン30が回転型エンコーダ
部12に対向し、後端部が押し止め壁16に当接するよ
うに接点取付基板11の窪み17にはめ込まれて固定さ
れている。
【0036】そして、図14に示すように回転型エンコ
ーダ部12の箱形ケース20に一体に設けられた駆動用
突起31がプッシュスイッチ部13の操作ボタン30の
先端に当接している。このジョグダイヤルは以上のよう
に構成されるものであるが、電子機器に装着される場合
は図15に示すように、接点取付基板11の下面の脚部
11A,11Bと回転型エンコーダ部12の接続用端子
18及びプッシュスイッチ部13の接続用端子32が、
機器のプリント配線基板33の取付孔34A,34B,
35,36に挿入及び半田付けして接続され、回転型エ
ンコーダ部12に円板状つまみ27のプッシュスイッチ
部13の側とは反対側の端部機器の外装ケース37の隙
間から外部に突出するように取り付けられる。
【0037】次に、ジョグダイヤルの動作について説明
する。先ず図15及び図16に示すように、回転型エン
コーダ部12の上端に取り付けられた円板状操作つまみ
27の外装ケース37からの突出部分27Aに接線方向
の力を加えて回転させることにより、回転体25が箱形
ケース20の中央の円柱軸23を中心として回転し、そ
の下面の放射状接点板24の上を上方弾性接点脚21が
弾接して摺動し、この接触部分で円板状操作つまみ27
の回転操作に連動したパルス信号を発生する。
【0038】そして、このパルス信号が上方弾性接点脚
21から下方弾性接点脚22に伝わり、更に弾性接点脚
22が弾接している接点取付基板11の上の接点板19
に伝わってから、外部接続用の端子18を経て電子機器
のプリント配線基板33の回路に伝達される。
【0039】また、図17に示すように、接点取付基板
11の上のネジリコイルバネ29の付勢力に逆らって、
円板状操作つまみ27の突出部分27Aに、つまみの中
心とプッシュスイッチ部13を結ぶ水平方向(矢印H2
方向)の押し力を加えて、回転型エンコーダ部12の全
体を接点取付基板11のガイドレール部14に沿って水
平方向に動かし、箱形ケース20に設けられた突起31
で操作ボタン30を押してプッシュスイッチ13を動作
させ、その信号が図15に示す接続用端子32を経て電
子機器のプリント配線基板33の回路に伝達される。
【0040】円板状操作つまみ27に加えていた押し力
を除くと、接点取付基板11のネジリコイルバネ29の
弾性復元力によって回転型エンコーダ部12が押し戻さ
れて図16に示す状態に復帰する。
【0041】なお、回転型エンコーダ部12の電気信号
を接点取付基板11の接続用端子18へ伝達する手段と
して、回転型エンコーダ部12の箱形ケース20の底面
から下方に突出した弾性接点脚22が接点取付基板11
の接点板19に弾接する構成としたが、これを接点取付
基板11から弾性接点脚を出して箱形ケース20の底面
の接点板に弾接させる構成としてもよい。以上が、本体
2の右側面部に配設されたジョグダイヤル103の構成
動作の説明である。
【0042】次に、バックボタン104、シフトボタン
105について説明する。バックボタン104はジョグ
ダイヤル103の押し込み操作に対応した処理を元に戻
すために、ジョグダイヤル103の近傍に配置される。
このバックボタン104は、図8に示す矢印c方向に押
圧されることにより接点が閉じてオン信号を出すもので
あり構造的には特徴のあるものではないので、詳細な説
明は省略する。また、シフトボタン105は、予め登録
されることにより状態を変化させるために使われる。こ
のシフトボタン105も、図8に示す矢印d方向に押下
されることにより接点が閉じてオン信号を出すものであ
る。ここでは詳細な説明を省略する。
【0043】次に、ノート型パーソナルコンピュータ1
について説明する。本体2には、各種の文字や記号など
を入力するとき操作されるキーボード6、マウスカーソ
ルを移動させるときなどに操作されるポインティングデ
バイスとしてのタッチパット7、そして電源スイッチ9
が、その上面に設けられている。
【0044】表示部3の右隅上部の縦方向には、回転操
作と押し込み操作が行われるジョグダイヤル4と、ジョ
グダイヤル4の押し込み操作に対応した処理を元に戻す
ための戻し操作が行われるバックボタン5が設けられて
いる。バックボタン5は、ジョグダイヤル4の近傍に配
置される。このジョグダイヤル4とバックボタン5は、
ジョグダイヤル付きリモートコントローラ101に設け
られたジョグダイヤル103とバックボタン104と同
様の構造のものであるので、詳細な説明は省略する。
【0045】また、表示部3の正面には、画像を表示す
るLCD8が設けられている。さらに、表示部3の右隅
上部の横方向には、電源ランプPL、電池ランプBL、
必要に応じてメッセージランプML、その他のLEDよ
りなるランプが設けられている。
【0046】次に、ノート型パーソナルコンピュータ1
の電気的構成例について図18を用いて説明する。中央
処理装置(CPU)51は、例えば、intel社製のPenti
um(商標)プロセッサ等で構成されて、ホストバス52
に接続されている。ホストバス52には、さらに、ノー
スブリッジ53が接続されており、ノースブリッジ53
は、PCIバス56にも接続されている。ノースブリッ
ジ53は、例えば、intel社製の400BXなどで構成されて
おり、CPU51やメインメモリ54周辺の制御を行う
ようになされている。なお、このノースブリッジ53と
後述するサウスブリッジ58とで、いわゆるチップセッ
トが構成されている。
【0047】ノースブリッジ53は、さらに、メインメ
モリ54及びキャッシュメモリ55とも接続されてい
る。キャッシュメモリ55は、CPU51が使用するデ
ータをキャッシュするようになされている。なお、図示
していないが、CPU51にも1次的なキャッシュメモ
リが内蔵されている。
【0048】メインメモリ54は、例えば、DRAM
(Dynamic Read Only Memory)で構成され、CPU51
が実行するプログラムや、CPU51の動作上必要なデ
ータを記憶するようになされている。具体的に、メイン
メモリ54には、起動が完了した時点において、例えば
電子メールプログラム54A、オートパイロットプログ
ラム54B、ジョグダイヤル状態監視プログラム54
C、ジョグダイヤルドライバ54D、オペレーティング
プログラム(OS)54E、その他のアプリケーション
プログラム54F1〜54FnがHDD70から転送さ
れ、記憶される。
【0049】電子メールプログラム54Aは、後述する
モデム75を介して電話回線76のような通信回線など
からネットワーク経由で通信文を授受するプログラムで
ある。電子メールプログラム54Aは、特定機能として
の着信メール取得機能を有している。この着信メール取
得機能は、プロバイダ77が備えるメールサーバ78に
対して、そのメールボックス79内に自分(利用者)宛
のメールが着信しているかどうかを確認して、自分宛の
メールがあれば取得する処理を実行する。
【0050】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0051】OS(基本プログラムソフトウェア)54
Eは、例えばマイクロソフト社のいわゆるWindows95
や98(共に商標)、アップルコンピュータ社のいわゆ
るマックOS(商標)等に代表される、コンピュータの
基本的な動作を制御するものである。
【0052】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、上記各アプリケーションからジョグダイヤル及びバ
ックボタン対応であるか否かの通知を受け取り、例えば
対応であればジョグダイヤル4又はジョグダイヤル10
3等を操作することで何が行えるかを表示するために動
作する。通常、ジョグダイヤル4や、ジョグダイヤル1
03のイベント待ちになっているし、アプリケーション
からの通知を受け取るリストも持っている。ジョグダイ
ヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル4、ジョグダイ
ヤル103等の操作に対応したデバイスドライバとして
機能する。
【0053】ビデオコントローラ57は、PCIバス5
6に接続されており、そのPCIバス56を介して供給
されるデータに基づいて、表示部3上のLCD8の表示
を制御するようになされている。
【0054】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続され、マイクロホン66からの入力を取り
込み、あるいはスピーカ65に対して音声信号を供給す
る。また、PCIバス56にはモデム75も接続されて
いる。モデム75は、公衆電話回線76、インターネッ
トサービスプロバイダ77を介して、インターネット等
の通信ネットワーク80やメールサーバ78等に接続す
ることができる。
【0055】また、PCIバス56にはサウスブリッジ
58も接続されている。サウスブリッジ58は、例え
ば、intel社製のPIIX4Eなどで構成されており、各種の
I/O(Input / Output)を制御するようになされてい
る。即ち、サウスブリッジ58は、IDE(Integrated
Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレー
ションレジスタ59、タイマ回路60、およびIDEイ
ンタフェース61等で構成され、IDEバス62に接続
されるデバイスや、ISA/EIO(Industry Standar
d Architecture / Extended Input Output)バス63お
よびエンベディットコントローラ68を介して接続され
るデバイスの制御等を行うようになされている。
【0056】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0057】プライマリIDEコントローラは、IDE
バス62を介して、コネクタ(図示は省略)に接続して
おり、コネクタには、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラは、他のIDEバス
等を介して、図示を省略したCD−ROMドライブや、
セカンドHDD、FDDなどといった、いわばIDEデ
バイスであるベイデバイスが装着されたときに、その装
着されたベイデバイスのコネクタが電気的に接続される
ようになされている。
【0058】なお、HDD67には、電子メールプログ
ラム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョ
グダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤル
ドライバ67D、OS(基本プログラムソフトウェア)
67Eの他、複数のアプリケーションプログラム67F
1〜67Fn等が記憶されている。HDD67内の上記各
プログラム67A、67B、67C、67D、67E、
67F1〜67Fn等は、起動(ブートアップ)処理の過
程で、RAM54内に順次転送され、格納される。
【0059】ISA/EIDバス63には、さらに、エ
ンベデットコントローラ68が接続されている。このエ
ンベデットコントローラ68は、マイクロコントローラ
からなりI/Oコントローラとして使われる。このエン
ベデットコントローラ68は、I/Oインターフェース
69、ROM70、RAM71、CPU72が相互に接
続されて構成されている。
【0060】ROM70の中には、LED制御プログラ
ム70A、タッチパッド入力監視プログラム70B、キ
ー入力監視プログラム70C、ウェイクアッププログラ
ム70D、ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eが
予め格納されている。
【0061】LED制御プログラム70Aは、電源ラン
プPL、電池ランプBL、必要に応じてメッセージラン
プML、その他のLEDよりなるランプの点灯の制御を
行うプログラムである。タッチパッド入力監視プログラ
ム70Bは、タッチパッド6からのユーザによる入力を
監視するプログラムである。キー入力監視プログラム7
0Cは、キーボード5やその他のキースイッチからの入
力を監視するプログラムである。ウェイクアッププログ
ラム70Dは、サウスブリッジ58内のタイマ回路60
から供給される現在時刻データに基づいて、予め設定さ
れた時刻になったかどうかをチェックして、設定された
時刻になると、所定の処理(またはプログラム)等を起
動するために各チップ電源の管理を行うプログラムであ
る。
【0062】ジョグダイヤル状態監視プログラム70E
は、ジョグダイヤル4の回転型エンコーダ部12が回転
されたか、或いは押されたかを常に監視するためのプロ
グラムである。また、バックボタン5がおされたかも常
に監視する。このジョグダイヤル状態監視プログラム7
0Eの詳細は後述する。
【0063】ROM70には、さらにBIOS70Fが
書き込まれている。BIOS(Basic Input/Output Sys
tem)とは、基本入出力システムのことをいい、OSや
アプリケーションソフトと周辺機器(ディスプレイ、キ
ーボード、HDD等)の間でのデータの受け渡し(入出
力)を制御するソフトウェアプログラムである。
【0064】RAM71は、LED制御、タッチパッド
入力ステイタス、キー入力ステイタス、設定時刻用の各
レジスタ等や、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジ
スタ等を、レジスタ71A〜71Fとして有している。
例えば、LED制御レジスタ71Aは、ジョグダイヤル
4が押されて、後述する電子メールの瞬時の立ち上げ状
態を表示するメッセージランプMLの点灯を制御する。
キー入力ステイタスレジスタ71Cは、後述するワンタ
ッチ操作用にジョグダイヤル4が押されると、操作キー
フラグが格納されるようになっている。設定時刻レジス
タ71Dは、ある時刻を任意に設定することができる。
【0065】また、このエンベデットコントローラ68
には、図示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤ
ル4、バックボタン5、キーボード6、タッチパッド
7、がそれぞれ接続されており、ジョグダイヤル4、バ
ックボタン5、キーボード6、タッチパッド7それぞれ
の操作に対応した信号を、ISA/EIDバス63に出
力するようになされている。また、エンベデットコント
ローラ68には、電源ランプPL、電池ランプBL、メ
ッセージランプML、その他のLEDよりなるランプが
接続されている。
【0066】エンベデットコントローラ68には、さら
に、電源制御回路73が接続されている。電源制御回路
73は、内蔵バッテリ74又はAC電源に接続されてお
り、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内
蔵バッテリ74や、周辺装置のセカンドバッテリの充電
のための制御を行うようになされている。また、エンベ
デットコントローラ68は、電源をオン又はオフすると
き操作される電源スイッチ9を監視している。
【0067】エンベデットコントローラ68は、電源9
がオフ状態でも、常に内部電源により、上記各プログラ
ム70A、70B、70C、70D、70Eを実行する
ことができる。つまり、上記各プログラムは、表示部3
のLCD8上に何のウィンドウが開いて無くても、常時
働いている。つまり、エンベデットコントローラ68は
電源スイッチ9がオフでOS54EがCPU51で起動
していなくても、常時、ジョグダイヤル状態監視プログ
ラム70Eを実行し、特に、詳細は省略するが、ノート
型パーソナルコンピュータ1に、専用のキーを設けなく
とも、プログラマブルパワーキー(PPK)機能を持た
せ、例えば省電力状態、あるいは電源オフ時に、ジョグ
ダイヤル4をユーザが押すだけで好みのソフトウェアや
スクリプトファイルを起動できるようにしてある。
【0068】さらにエンベデットコントローラ68に
は、上記USBポート10とIEEE1394ポート113
が接続されている。USBポート10には、ジョグダイ
ヤル付きリモートコントローラ101との間を繋ぐUS
Bケーブル100が接続される。IEEE1394ポート1
13には、IEEE1394ケーブルを介して例えばデジタ
ルビデオカメラが接続され、デジタルビデオカメラから
の映像信号をノート型パーソナルコンピュータ1に取り
込むのに使われる。
【0069】次に、ジョグダイヤル付きリモートコント
ローラ101の電気的構成について図19を用いて説明
する。このジョグダイヤル付きリモートコントローラ1
は、USBケーブル100を介してノート型パーソナル
コンピュータ1から送信されてきた入力USB信号をU
SBハブ121で2つに分岐し、一方のUSB信号をU
SBインターフェース(I/F)付きマイクロプロセッ
サユニット(MPU)122に供給する。また、他方の
USB信号をUSBオーディオ信号処理部124に供給
する。
【0070】USBI/F付MPU122は、ジョグダ
イヤル103、バックボタン104、シフトボタン10
5の操作状態を判断し、判断結果をノート型パーソナル
コンピュータ1に送信するとともに、ノート型パーソナ
ルコンピュータ1から供給された上記一方のUSB信号
をLCDモジュール123に供給する。
【0071】USBオーディオ信号処理部124は上記
他方のUSB信号である、オーディオ信号を再生し、ヘ
ッドホンアンプ125に送る。ヘッドホンアンプ125
は、上記オーディオ信号を増幅し、ステレオヘッドホン
アウト(接続部101b)からヘッドホン110に供給
する。USBハブ121、USBI/F付MPU122
及びUSBオーディオ信号処理部124には、DC/D
Cコンバータ126で5Vから3.3Vに変換された電
源電圧が供給される。
【0072】このジョグダイヤル付きリモートコントロ
ーラ101は、USBオーディオ信号処理部124を備
えているので、ユーザは、ヘッドホン110をヘッドホ
ンアウト101bに接続するだけで、音楽の再生音を聴
くことができる。
【0073】USBI/F付MPU122は、図20に
示すように、USBインターフェース部122aと、マ
イクロコントローラ122bからなる。USBインター
フェース部122aは、エンドポイントを内蔵してい
る。マイクロコントローラ122bは、RAMを内蔵し
ている。マイクロコントローラ122bは、ジョグダイ
ヤル103の回転操作と押し込み操作(プッシュスイッ
チ103a)、バックボタン104及びシフトボタン1
05の押下操作を検出する。LCDモジュール123
は、LCDコントローラ127とLCD102からな
る。
【0074】この情報処理システムでは、ジョグダイヤ
ル付きリモートコントローラ101がUSBケーブル1
00を介してノート型パーソナルコンピュータ1に接続
されると、ノート型パーソナルコンピュータ11からフ
ォームウェアが図21に示すようにジョグダイヤル付き
リモートコントローラ101に転送されてくる。そし
て、ジョグダイヤル付きリモートコントローラ101
は、上記ファームウェアをRAMに格納し、一旦電気的
にリセット状態がかかった後、そのファームウェアを実
行する。ファームウェアとしては、ジョグダイヤル、ボ
タン類の取得、及びホストへの転送方法に関するもの、
LCDへの描画の方法及び描画データの取得方法に関す
るもの、サスペンドやレジューム時の処理に関するもの
等がある。このファームウェアのダウンロードと、各方
法の実行についてはフローチャートを参照して後述す
る。
【0075】図21には上記ファームウェアを含め、上
記情報処理システムにおける、ソフトウェアの階層構造
を示す。サーバープログラムは、ジョグダイヤル状態監
視プログラム54C中の、ノート型パーソナルコンピュ
ータ1として機能させる、既にある処理に関するソフト
である。プラグインは、ジョグダイヤル状態監視プログ
ラム54Cに、あとから追加したジョグダイヤル付きリ
モートコントローラ101用の処理に関するソフトであ
る。ドライバはジョグダイヤルドライバ54Dとして図
18に示してある。なお、図示を省略したがホストドラ
イバも、ノート型パーソナルコンピュータ1には備えら
れている。
【0076】次に、上記ファームウェアのダウンロード
処理について図22のフローチャートを用いて説明す
る。
【0077】先ず、ホストドライバから図20に示し
た、USBインターフェース部122a内のエンドポイ
ント0に対して“アンカーダウンロード(AnchorDownlo
ad)”コマンドが発行されると、USBI/F付MPU
122はファームウェアダウンロードモードになる(ス
テップS30)。
【0078】そして、USBI/F付MPU122は、
フォームウェアの動作するマイクロコントローラ122
bの動作を停止させる(ステップS31)。続いてUS
BI/F付MPU122は、ホストドライバからのデー
タ(ファームウェアのコード)をマイクロコントローラ
122b内部のRAMに格納する(ステップS32)。
【0079】最後に、USBI/F付MPU122は、
電気的にリセット状態をかけ、マイクロコントローラ1
22bを再スタートさせる。ダウンロードプログラムが
入った状態で別なデバイスとして認識するためである。
マイクロコントローラ122bのRAMには停止中にフ
ァームウェアがロードされているので、マイクロコント
ローラ122bはダウンロードされたファームウェアの
実行を始めることができる。
【0080】次に、ファームウェアの第1の具体例とし
て、ジョグダイヤル、ボタン類の取得、及びホストへの
転送方法に関するものについて図23〜図25を用いて
説明する。図23は上記第1の具体例を示すフローチャ
ートであり、図24はこの第1の具体例を実行したとき
のマイクロコントローラ内部の機能をブロックとして示
した図である。また、図25は、ジョグダイヤルの回転
検出を説明するための図である。なお、以下ではマイク
ロコントローラ122bで実行されたファームウェアが
各処理を行うとして説明する。つまり、マイクロコント
ローラ122bは、上記ファームウェアを実行すること
で図24に示す機能に分けられる。
【0081】先ず、ファームウェアは、ジョグダイヤル
の回転型エンコーダ部が左右いずれかに回転させられた
かを検出する(ステップS41)。マイクロコントロー
ラ122bのポートからこれらの信号レベルを読み取
り、その状態変化から回転方向を導出する。具体的に、
回転検出部130は、図25に信号Aと信号Bのタイミ
ングを基に右回転であるか、左回転であるかを検出する
(ステップS42)。
【0082】そして、左回転であることを検出すれば、
左回転パルスをカウンタ(1)131に供給する(ステ
ップS43)。すると、カウンタ(1)131は、左回
転カウント値を1増加する。また、右回転であること検
出すると右回転パルスをカウンタ(2)132に供給す
る(ステップS44)。すると、カウンタ(2)132
は右カウント値を1増加する。
【0083】次に、ファームウェアは、押下検出部12
8を用いて、ジョグダイヤル103のプッシュボタン1
03a、バックボタン104、シフトボタン105の押
下状態をマイクロコントローラ122bのポートの信号
レベルから読み取る(ステップS45)。
【0084】そして、ステップS46にて、押下状態を
前回の状態と比較し、変化があった(YES)場合は、
押下状態保存バッファ129の最後尾に現在の状態を保
存する(ステップS47)。バッファ129を使用する
のはボタンの状態変化をその変化が起きた順にホストド
ライバへ通知するためである。
【0085】次に、ファームウェアはホストドライバが
以前に通知した情報を取得したかどうかを判断部133
によりエンドポイント134が空になっているか否かで
判断する(ステップS48)。ホストドライバは一定間
隔でエンドポイント134にセットされた内容を取得し
ていくためである。エンドポイント134が空でなけれ
ばステップS49にてポーリングを続ける。
【0086】エンドポイント134が空であるとき、フ
ァームウェアはジョグダイヤル回転カウンタの値(左右
それぞれ)とボタン押下状態をホストドライバへ通知す
るためにエンドポイント134へそれぞれのデータをセ
ットする(ステップS50)。
【0087】そして、ステップS51、S52にてホス
トドライバへ通知済みのデータをクリアする。具体的に
はジョグダイヤル回転カウンタの左右のカウント値と、
押下状態保存バッファ129の先頭の内容を消去し一段
前に詰める。
【0088】次に、ファームウェアの第2の具体例とし
て、LCDへの描画の方法及び描画データの取得方法に
関するものについて図26を用いて説明する。
【0089】ホストドライバから描画データ用エンドポ
イントへデータが送られるとUSBI/F付MPU12
2のインフェース部122aからファームウェアの動作
しているマイクロコントローラ122bへ割り込みがか
かる(ステップS60)。ここで、インタフェース部1
22aは、ファームウェアとは無関係に動作している。
ホストドライバとのデータのやりとりはインタフェース
部122aが行っている。
【0090】ステップS61でファームウェアは、エン
ドポイントに格納されたデータのサイズを確認する。
【0091】そして、ファームウェアは、エンドポイン
ト内のデータを1バイトづつ取り出し、マイクロコント
ローラ122bのポートを通してLCDコントローラ1
27へ送る(ステップS62)。LCDコントローラ1
27は、受け取ったデータを順次、LCD102に送
り、データを表示していく。
【0092】ステップS63にて、ファームウェアは、
エンドポイント内の全てのデータを転送し終えた後、ホ
ストドライバからの次のデータの受信を可能にするため
にエンドポイントをクリアする。ステップS64にて割
り込み復帰処理を行う。
【0093】次に、ファームウェアの第3の具体例とし
て、サスペンド(省電力モードへの移行)処理に関する
ものについて図27を用いて説明する。
【0094】先ず、ホストドライブからサスペンド通知
が送られると、インターフェース部122aからファー
ムウェアに割り込みがかかる(ステップS70)。
【0095】ステップS71では、ポーリング中にカウ
ントしているジョグダイヤルの回転カウンタをクリアす
る。ステップS72では、ポーリング中にチェックして
いる効果状態保存バッファをクリアする。
【0096】そして、ステップS73にてLCDコント
ローラ127へ表示休止コマンドを発行する。これによ
りLCD102が消灯する。
【0097】その後、ステップS74にて使用している
全てのエンドポイントの内容をクリアする。ステップS
75にて割り込み復帰処理を行う。
【0098】次に、ファームウェアの第4の具体例とし
て、レジューム(省電力モードからの復帰)処理に関す
るものについて図28を用いて説明する。
【0099】先ず、USBバスがアクティブになると割
り込みがかかる(ステップS80)。次に、LCDコン
トローラ127へ休止解除コマンドを送信する(ステッ
プS81)。これによりLCD102に表示が再開され
る。
【0100】そして、ステップS82にてホストドライ
バへ休止状態から復帰したことを通知する。これは電源
投入との区別を付けやすくするためである。ステップS
83で割り込み復帰処理を行う。
【0101】次に、図21に示したドライバによる処理
について簡単に説明する。ドライバの処理の具体例とし
ては、デバイスオープンプログラムによるもの、デバイ
スクローズプログラムによるもの、電源管理プログラム
によるもの、プラグアンドプレイ(Plug and Play)プ
ログラムによるもの、データ入力プログラムによるも
の、データ出力プログラムによるものがある。
【0102】次に、図21に示したプラグインにより機
能を追加されたサーバーの処理について説明する。サー
バーでの処理はアプリケーション処理として具体例を後
述するが、概略について図29を参照して説明する。
【0103】サーバーでは、イベントの処理とイベント
の解析が行われる。プラグインにより追加された機能と
して、ジョグダイヤル付きリモートコントローラ101
に設けられたジョグダイヤル(外付ジョグダイヤル)等
のイベント解析がある。また、既に備えられている、ノ
ート型パーソナルコンピュータ1に内蔵のジョグダイヤ
ルのイベント解析もある。イベント処理とは、例えば外
付けのジョグダイヤルであればLCD102に描画画像
を表示すること等である。内蔵のジョグダイヤルであれ
ばLCD8に描画画像を表示すること等である。
【0104】以下には、アプリケーションの具体例を挙
げる。先ず具体例として、サーバープログラムについて
図30を用いて説明する。このサーバープログラムは、
プラグイン(Plugin)オープンプログラム、プラグイン
クローズプログラム、コマンド送信プログラム、矢印の
点滅プログラム、描画用画像作成プログラムを含む。
【0105】サーバープログラムは、CPU51で実行
される。先ず、ステップS91でプラグインオープンプ
ログラムを実行する。このプラグインオープンプログラ
ムの詳細については図31を用いて後述する。
【0106】プラグインオープンプログラムの終了要求
がステップS92で有ると、ステップS93にてプラグ
インクローズプログラムを実行する。このプラグインク
ローズプログラムの詳細については図37を用いて後述
する。
【0107】ステップS92でプラグインオープンプロ
グラムの終了要求が無ければステップS94にてドライ
バを経由したイベント通知の有無を判断する。イベント
通知が有るとステップS95に進み、コマンド送信が必
要か否かを判断する。もし、コマンド送信が必要であれ
ば、ステップS96に進み、コマンド送信プログラムを
実行する。このコマンド送信プログラムの詳細について
は図45を用いて後述する。
【0108】ステップS97にて矢印の点滅プログラム
を実行する。この矢印の点滅プログラムの詳細について
は図43を用いて後述する。
【0109】次に、ステップS98にてLCD更新が必
要であるか否かを判断し、必要があればステップS99
に進んで、描画用画像作成プログラムを実行する。この
描画用画像作成プログラムの詳細については図38及び
図39を用いて後述する。
【0110】以上がサーバープログラムである。
【0111】次に、上記図3のステップS91で処理さ
れるプラグインオープンプログラムの詳細について図3
1を用いて説明する。このプラグインオープンプログラ
ムは、上記図21を説明したように、ジョグダイヤル状
態監視プログラム54Cに、あとから追加したジョグダ
イヤル付きリモートコントローラ101用の処理に関す
るソフトである。
【0112】ステップS101にて初期化処理を行った
後、ステップS102でジョグイベント取得プログラム
を別スレッドで起動する。ジョグイベント取得プログラ
ムの詳細については図32を用いて後述する。なお、ジ
ョグイベントとは、ジョグダイヤル付きリモートコント
ローラ101のジョグダイヤル103の回転或いは押し
込みに関連付けたイベントだけではなく、バックボタン
104やシフトボタン105に関連付けたイベントも指
す。
【0113】そして、プラグインプログラムはステップ
S103〜ステップS105にてトグルキャプション描
画プログラム、テキストスクロール描画プログラム、階
層矢印ブリンク描画プログラムを、それぞれ別スレッド
で起動する。これらトグルキャプション描画プログラ
ム、テキストスクロール描画プログラム、階層矢印ブリ
ンク描画プログラムの詳細については、図34、図3
6、図38を用いて後述する。
【0114】先ず、上記図31のステップS102にて
起動される、ジョグイベント取得プログラムについて図
32を用いて説明する。このジョグイベント取得プログ
ラムが実行され、ステップS111にて終了要求があれ
ば、ステップS112にて終了処理を行うが、終了要求
がなければステップS113にてハンドル(Handle)取
得済みか否かを判断する。ハンドル取得済みでなけれ
ば、ステップS114に進んでデバイスハンドルを取得
し、ステップS115に進む。ステプS113にてハン
ドル取得済みであればそのままステップS115に進
む。ステップS115ではI/O要求が許可されたか否
かを判断し、許可されていなければステップS111に
戻るが、許可されていればステップS116に進み、上
記デバイスドライバを介してジョグダイヤル付きリモー
トコントローラ101の上記ジョグダイヤル103や、
バックボタン104又はシフトボタン105等の操作に
応じたイベントを取得する。そして、ステップS117
にて上記図29で概略的に説明したイベント解析を行
う。
【0115】上記ステップS117でのイベント解析プ
ログラムの詳細について図33を用いて以下に説明す
る。先ず、ジョグダイヤル103のダイヤル(Dial)イ
ベントであるか否かを判断し(ステップS121)、ダ
イヤルイベントでなければステップS122にてサーバ
ーへボタンイベントであることを通知する。一方、ステ
ップS121にてダイヤルイベントであると判断する
と、ステップS123に進み、後述するステップS13
1にて取得された現在時刻からの経過時間を取得する。
この経過時間が50ms以上経過したか否かをステップS
124にて判断し、経過していると判断すると、ステッ
プS125に進んでさらに130ms以上経過したかを判
断する。ステップS125にて経過時間が130ms以上
経過していると判断すれば、ステップS126にてアニ
メーションコマ数を5コマに設定し、ステップS127
にてスクロールドット数を2,3,6,10,11に設
定する。一方、ステップS125にて130ms以上経過
していない(すなわち50ms以上であるが130ms未満
である)と、ステップS128にてアニメーションコマ
数を1コマに設定し、ステップS129にてスクロール
ドット数を6に設定する。
【0116】これは、ジョグダイヤル付きリモートコン
トローラ101のLCD102への表示イベントに関
し、イベント間のインターバルが長ければゆっくりアニ
メーションを表示し、短ければ加速してアニメーション
を表示するためである。これにより、LCD102の表
示能力が、イベント間の短いときには、落ちてしまうの
を補償する。
【0117】そして、ステップS127又はステップS
129が終了すると、ステップS130にてサーバーへ
ダイヤルイベントを通知する。この後、上記経過時間の
基準となる現在時刻を取得する(ステップS131)。
【0118】次に、上記図31のステップS103にて
起動される、トグルキャプション描画プログラムについ
て図34を用いて説明する。トグル描画とは、後述の図
52に示すように、例えば標準タイトルとシフトボタン
押下時のタイトルを切り換えて表示するための描画形態
である。
【0119】ジョグダイヤル付きリモートコントローラ
101のシフトボタン105押下に伴ってイベントが発
生される。先ず、トグルキャプション描画プログラム
は、ステップS141にてトグル描画イベントシグナル
がきたと判断すると、ステップS142に進み、終了要
求があれば、ステップS143で終了処理を行い、終了
要求がなければ、ステップS144にて1000ms待機
した後、ステップS145にてキャプション部を再描画
し、ステップS146にてLCDへの描画プログラムを
実行する。
【0120】このLCDへの描画プログラムについて図
35を用いて説明する。このLCDへの描画プログラム
の実行により、ステップS151にて排他アクセス用同
期オブジェクトが取得され、ステップS152にてLC
Dの描画座標が設定され、ステップS153にて画像デ
ータが送信され、ステップS154にて排他アクセス用
同期オブジェクト解放が行われる。
【0121】次に、上記図31のステップS104で起
動される、テキストスクロール描画プログラムについて
図36を用いて説明する。テキストスクロール描画と
は、後述する図59に示すような、下階層へのテキスト
の右から左へのスクロールや、上階層へのテキストの左
から右へのスクロールの描画形態である。
【0122】先ず、テキストスクロール描画プログラム
は、ステップS161にて、スクロール描画イベントシ
グナルが来たと判断すると、ステップS162に進み、
終了要求があれば、ステップS163で終了処理を行
い、終了要求がなければ、ステップS164にて500
ms待機した後、ステップS165にてテキスト部を再描
画し、ステップS166にてLCDへの描画プログラム
を実行する。このLCDへの描画プログラムは上記図3
5に示した通りであるのでここでは説明を省略する。
【0123】上記図31のステップS105で起動され
る、階層矢印ブリンク描画プログラムは、後述する描画
用画像作成プログラムにて説明をする。
【0124】ここで、図30に戻り、ステップS93の
プラグインクローズプログラムについて説明する。プラ
グインクローズプログラムは、文字通り、プラグインオ
ープンプログラムを終了するためのプログラムであり、
図37に示すように、ジョグイベント取得プログラムへ
スレッド終了要求(ステップS171)、トグルキャプ
ション描画プログラムへスレッド終了要求(ステップS
172)、テキストスクロール描画プログラムへスレッ
ド終了要求(ステップS173)、階層矢印ブリンク描
画プログラムへスレッド終了要求(ステップS174)
を行った後、ステップS175にて終了処理を行う。
【0125】次に、順番をとばして、図30のステップ
S99で処理される、描画用画像作成プログラムについ
て図38及び図39を用いて説明する。描画の種類とし
ては、キャプション部描画、テキスト部描画、階層矢印
描画、リストビュー(List View)モード用矢印描画、
ガイドビュー(Guide)モード用矢印描画、アニメーショ
ン描画、LCDへの描画等がある。
【0126】先ず、ステップS181にて後述するイベ
ント非シグナルプログラムが行われた後、ステップS1
82にてキャプション文字列に¥nが含まれるか否かを
判断する。ここで、キャプション文字列に¥nが含まれ
ているのであればトグル描画に移行するのでトグルフラ
グをオンにしてから(ステップS183)、ステップS
184のキャプション部描画に移行する。ステップS1
82にてキャプション文字列に¥nが含まれていないの
であればそのままステップS184のキャプション部描
画に移行する。このキャプション部の描画の種類につい
ては後述する図51及び図52に示す。
【0127】次に、描画用画像作成プログラムは、ステ
ップS185にてテキスト画像の横幅が描画領域サイズ
以上か否かを判断する。図53以降に示す行、特に決定
行の横幅が対象となる。ここでテキスト画像の横幅が描
画領域サイズ以上であればステップS186に進み、テ
キスト画像を図59に示すようにスクロールするためス
クロールフラグをオンにする。テキスト画像の横幅が描
画領域サイズ未満であればステップS187に進んで図
58等に示すようにテキスト部描画処理を行う。
【0128】次に、描画用画像作成プログラムは、ステ
ップS188にてカレントアイテムに階層矢印が有るか
否かを判断する。図58に、カレントアイテムの具体例
を示す。図57に上位概念で示すディレクトリの表示領
域が対象となる。ここで、カレントアイテムに階層矢印
があればこのカレントアイテムをブリンキングするため
にステップS189にてブリンクフラグをオンとしてか
らステップS190にて階層矢印を描画する。
【0129】次に、描画用画像作成プログラムは、ステ
ップS191にてリストビューモードであるか否かを判
断する。リストビューモードとは、アプリケーションを
ランチャーできるモードである。これに対してアクティ
ブとされたアプリケーションのガイドをするガイドビュ
ーモードがある。ステップS191にてリストビューモ
ードであると判断したときにはステップS192に進ん
で、リストビューモード用の矢印を描画する。図54等
に表示している矢印である。これに対して、ステップS
191にてリストビューモードでないと判断したときに
はステップS193に進んで、図61に示すようなガイ
ドビューモード用矢印を描画する。
【0130】次に、描画用画像作成プログラムは、ステ
ップS194にてアニメーション処理の必要があるか否
かを判断し、必要があれば、ステップS195に進ん
で、アニメーション描画プログラムを実行する。ステッ
プS194にてアニメーション処理の必要がないと判断
すれば、ステップS196に進み、LCDへの描画プロ
グラムを実行する。そして、イベントシグナルプログラ
ムを実行してから終了する。ステップS195のアミメ
ーション描画プログラムと、ステップS196のLCD
への描画プログラムと、ステップS197のイベントシ
グナルプログラムについては後述する。
【0131】先ず、図42を用いてアニメーション描画
プログラムについて説明する。階層移動があるか否かに
よってアニメーションコマ数とスクロールドット数の設
定を異ならせる。ステップS221にて階層移動がある
と判断すると、ステップS222に進み、アニメーショ
ンコマ数を11コマに設定する。そして、スクロールド
ット数を1,3,7,13,21,31,43,57,
73,91,111に設定する。一方、ステップS22
1にて階層移動がないと判断すると、ステップS224
に進み、イベント解析プログラムにて設定されたアニメ
ーションコマ数、及びスクロールドット数を使用する。
ステップS225ではアニメーションを作成し、ステッ
プS226にてLCDへの描画プログラムを実行する。
【0132】次に、図40及び図41を用いてイベント
シグナルプログラム及びイベント非シグナルプログラム
について説明する。
【0133】イベントシグナルプログラムでは、ステッ
プS201にてトグルフラグがオンになっているか否か
を判断し、オンであればステップS202に進んで、ト
グル描画イベントシグナルを生成する。ステップS20
3にてスクロールフラグオンになっていればステップS
204に進んで、スクロール描画イベントシグナルを生
成する。ステップS205にてブリンクフラグオンにな
っていればステップS206に進んでブリンク描画イベ
ントシグナルを生成する。
【0134】イベント非シグナルプログラムでは、ステ
ップS211にてトグルフラグがオンになっているか否
かを判断し、オンであればトグル描画イベント非シグナ
ルを生成し(ステップS212)、ステップS213に
てトグルフラグをオフする。ステップS214にてスク
ロールフラグオンになっていればステップS215に進
んで、スクロール描画イベント非シグナルを生成し、ス
テップS216にてスクロールフラグをオフする。ステ
ップS217にてブリンクフラグがオンになっていれば
ステップS218に進んで、ブリンク描画イベント非シ
グナルを生成し、ステップS219にてブリンクフラグ
をオフする。
【0135】次に、図30のステップS96にて実行さ
れる、コマンド送信プログラムについて図45を用いて
説明する。先ず、ステップS251にて排他アクセス用
同期オブジェクトを取得し、ステップS252にてコマ
ンド解析・作成処理をし、ステップS253にてコマン
ドデータ送信を行い、ステップS254にて排他アクセ
ス用同期オブジェクトを解放して、プログラムを終了す
る。
【0136】次に、図30のステップS97にて実行さ
れる、矢印の点滅プログラムについて図43を用いて説
明する。先ず、ステップS231にて後述するイベント
中断処理を行い、次にステップS232にてリストビュ
ーモードであるか否かを判断する。リストビューモード
であり、ステップS233にてダイヤルイベントである
ことを判断すると、ステップS234にてリストビュー
モード用の矢印を描画し、ステップS235にてLCD
への描画を行う。一方、ステップS232にてリストビ
ューモードでなく、ステップS236にてダイヤルイベ
ントであることを判断すると、ステップS237にてガ
イドビューモード用の矢印を描画し、ステップS238
にてLCDへの描画を行う。最後にステップS239に
てイベントシグナルプログラムを実行して終了する。
【0137】ステップS231のイベント中断プログラ
ムについて図44を用いて説明する。イベント中断プロ
グラムでは、ステップS241にてトグルフラグがオン
になっているか否かを判断し、オンであればステップS
242に進んで、トグル描画イベント非シグナルを生成
する。ステップS243にてスクロールフラグオンにな
っていればステップS244に進んで、スクロール描画
イベント非シグナルを生成する。ステップS245にて
ブリンクフラグオンになっていればステップS246に
進んでブリンク描画イベント非シグナルを生成する。
【0138】以上に、アプリケーションソフトウェアの
中のサーバープログラムについて説明した。このサーバ
ープログラムの他に、アプリケーションソフトウェアと
しては音量等の設定プログラムがある。
【0139】先ず、図46を用いて音量の設定について
説明する。ステップS261にてリストビューモード、
すなわちランチャー表示にて「リモコン音量設定」が選
択されると、ステップS262にて音量設定プログラム
が起動される。
【0140】音量設定プログラムは、図47に示すよう
に、ステップS271にて初期化処理を行ったのち、ス
テップS272にてサーバーへのダイヤルイベントをキ
ャプチャする。そして、ステップS273にてイベント
通知があるか否かを判断し、イベント通知があればステ
ップS274にてダイアルがアップされたのかダウンさ
れたのかを判断し、それに合わせてステップS275に
て音量を設定する。一方、ステップS273にてイベン
ト通知が無いと判断されればステップS276に進み、
3秒経過したか否かを判断し、経過していればステップ
S277に進んで、ダイヤルイベントのキャプチャ状態
をリリースする。最後にステップS278にて終了処理
を行い終了する。
【0141】次に、図48及び図49を用いて低域強調
のためのメガバス設定のオン及びオフについて説明す
る。図48のステップS281ではランチャで「on]
が選択されると、ステップS282にてメガバス設定プ
ログラムに引数on設定して起動する。図49のステッ
プS291ではランチャで「off]が選択されると、
ステップS292にてメガバス設定プログラムに引数o
ff設定して起動する。
【0142】図50にはメガバス設定プログラムを示
す。ステップS301にてon又はofのコマンドライ
ンを解析し、ステップS302にてサーバーへイベント
通知を行う。
【0143】なお、アプリケーションソフトウェアとし
ては、音楽用のアプリケーションソフトウェアがある。
具体的には、ノート型パーソナルコンピュータ1本体の
HDD等に、音楽CD等から音楽データをATRAC3
により高圧縮して記録し、再生時にジュークボックスの
ように音楽を聴くものがある。また、上記アプリケーシ
ョンソフトウェアを使ってHDDに記録した音楽を、多
彩なエフェクトで繋ぎながら自動再生するエフェクト用
のアプリケーションソフトウェアもある。
【0144】以上、ファームウェア、デバイス、サーバ
ー、設定プログラムなどについて説明した。
【0145】次に、上記各プログラムの実行の基、ジョ
グダイヤル付きリモートコントローラ101のLCD1
02に表示されるグラフィックユーザインターフェース
(GUI)について説明する。
【0146】ジョグダイヤル付きリモートコントローラ
101のLCD画面の表示には、上述したリストビュー
モードと、ガイドビューモードの2種類がある。フォー
カスされたアプリケーションの種類によって、表示モー
ドが遷移する。
【0147】次に、LCD画面のタイトルについて説明
する。例えばOS起動後の初期状態時のタイトル表示
は、図51の(b)に示すように、「ジョグダイヤルリ
モコン」と表示される。
【0148】ジョグダイヤル対応でないアプリケーショ
ンソフトウェアがフォーカスされているときは、「一般
アプリケーション」と表示される。ジョグダイヤル対応
のアプリケーションソフトウェアがフォーカスされてい
るときは、そのアプリケーションソフトウェアの名前な
どを表示する。ここでは、図51の(d)に示すよう
に、「ジョグダイヤル対応アプリケーション名」として
示す。
【0149】さらに、ジョグダイヤル対応のアプリケー
ションの中で、シフトボタン対応のアプリケーションが
フォーカスされている時は、図52の(a)及び(b)
に示すように「標準タイトル」と「シフトボタン押下時
のタイトル」が交互に表示される。
【0150】リストビューモードの一般的な画面構成を
図53に示す。この画面構成は、画面タイトル部分と、
リスト表示部分と、矢印表示部分に分かれる。リスト表
示部分は、さらに“Prev行”+“決定行”+“NE
XT行”からなる。このリストビューモードでのリスト
表示はアプリケーションとフォルダのリストにあたる。
このリストはジョグダイヤル付きリモートコントローラ
101のジョグリモコンダイヤル及びジョグダイヤルを
回すと回した方向に縦スクロールする。ここでの縦スク
ロールにはスクロールの仕方に二通りある。
【0151】先ず、図54に示すようなリング(Ring)
状態である。リストには先頭も最後もなくスクロールさ
れる状態である。これに対してノットリング(Not Rin
g)状態というものがある。図55及び図56にその具
体例を示す。リストに先頭と最後があり、その先頭と最
後でリストのスクロールが止まる状態である。図55
は、これ以上、上にはスクロールできないときの表示で
ある。図56、これ以上、下にはスクロールできないと
きの表示である。
【0152】次に、図57には、ディレクトリ表示部分
のあるリストビューモードの画面構成を示す。このディ
レクトリ表示はリストビューモード時のみ現れる。図5
8に具体例を示すように、リストの中で子階層があるア
イテム(ここでは「デスクトップフォルダ」)が存在す
るときにアイテムの後ろに「ディレクトリ表示」と呼ば
れるマークが表示される。ディレクトリ表示があるリス
トアイテムが決定行にあるとき、ディレクトリ表示は点
滅する。このように子階層があるリストアイテムが決定
行に表示されている時、ジョグリモコンダイヤル及びジ
ョグリモコンを押すと、図59に示すように子階層の表
示へ横スクロールする。
【0153】決定行は、図54及び図58に示したよう
にフレームで囲まれて表示される。フレームには二種
類、つまり下階層がない場合と下階層がある場合があ
る。フレームの中に表示仕切れない長さのアイテムを表
示するときは決定行表示が図59に示したように横スク
ロールする。
【0154】図59を説明すると以下のようになる。デ
ィレクトリ表示のあるを選択すると下階層へ移動する。
移動する際には現在の3行分のアイテムは左にスクロー
ルし、これと同時に下階層の3行分のアイテムが右から
左へスクロールして現れる。これとは逆に上階層へ戻る
際には現在の3行分のアイテムは右にスクロールし、こ
れと同時に上階層の3行分のアイテムが左から右へスク
ロールして現れる。
【0155】また、選択できないアイテムは、図60に
示すように無効アイテム表示となる。ここでは、「トラ
ベル」というアプリケーションソフトウェアが選択でき
ないので、破線の表示になっている。
【0156】また、ガイドビューモードでのリスト表示
は、リストビューモードにおける表示と違って、縦スク
ロールも横スクロールもせず、さらに図61に示すよう
に矢印の表示も異なる。
【0157】次に、図62を用いて、ノート型パーソナ
ルコンピュータ1内部のエンベデットコントローラ68
の動作を説明する。図62はジョグダイヤル4の回転型
エンコーダ部12の状態を回転検出部85を経てエンベ
デットコントローラ68が監視しているハード構成を示
す図である。また、エンベデットコントローラ68は、
バックボタン5の状態も監視している。図63はエンベ
デットコントローラ68が上記ジョグダイヤル状態監視
プログラム70Eを実行するときのフローチャートであ
る。
【0158】先ず、エンベデットコントローラ68は、
バックボタン5が押下されたか否かを監視し、押下され
ていなければ、ジョグダイヤル4の回転型エンコーダ部
12が左右いずれかに回転されたかを回転検出部85を
介して検出する。回転検出部85は、上記図25に示す
信号Aと信号Bのタイミングを基に右回転であるか、左
回転であるかを検出する。右回転であること検出すると
右回転パルスをエンベデットコントローラ68のカウン
タ(1)86に供給する。左回転であることを検出すれ
ば、左回転パルスをエンベデットコントローラ68のカ
ウンタ(2)87に供給する。
【0159】具体的には以下の通りである。先ず、エン
ベデットコントローラ68は、ジョグダイヤル状態監視
プログラム70Eを実行し、5msのポーリングによ
り、バックボタン5の押下状態を取得する(ステップS
1)。バックボタン5が押下された(YES)とステッ
プS2で判断すると、後述のステプS10にすすむが、
バックボタン5が押下されていない(NO)と判断する
とステップS3以降に進む。
【0160】ステップS3において右回転パルスの現在
時刻Tでのカウント値Counter1(T)から時刻T−1での
カウント値Counter1(T-1)を減算し、カウンタ86のカ
ウント値の変化量Counter1を求める。
【0161】次に、ステップS4において左回転パルス
の現在時刻Tでのカウント値Counter1(T)から時刻T−
1でのカウント値Counter1(T-1)を減算し、カウンタ8
7のカウント値の変化量Counter2を求める。そして、ス
テップS5において上記カウント値の変化量の差を求め
る。つまり、変化量Counter1と変化量Counter2との差を
求める。この変化量の差が負値であれば左回転である。
【0162】また、ステップS6ではジョグダイヤル4
の押下状態を取得する。ステップS7では上記ステップ
S5で求めた変化量を判断し、さらにステップS8では
ジョグダイヤル4の押下状態が変化したかを判断する。
ステップS7で変化量が検出されるか、あるいはステッ
プS8で押下状態が変化したと判断すると、ステップS
10に進み、ホストバス52を介して、CPU51で起
動されるジョグダイヤルドライバ54Dに現在のジョグ
ダイヤル4の押下状態と変化量を、割り込みによりI/
Oレジスタ71F経由で通知する。このステップS10
での処理は、ステップS2にてバックボタン5が押下さ
れたと判断されたときにもバックボタン5の処理に準用
されて行われる。この場合、ホストバス52を介して、
CPU51で起動されるジョグダイヤルドライバ54D
に現在のバックボタン5の押下状態を、割り込みにより
I/Oレジスタ71F経由で通知することになる。
【0163】また、電源スイッチ9がオンされた後に
は、CPU51がジョグダイヤル状態監視プログラム5
4Cを図64に示す手順で実行する。
【0164】すなわち、ステップS11では常時、ジョ
グダイヤル4又はバックボタン5が操作されたかどうか
を監視する。また、電子メールプログラム54Aや、そ
の他のアプリケーション54F1〜54Fnがアクティベ
ートされたかを監視する。ここでのジョグダイヤル又は
バックボタンの状態監視は、上記ジョグダイヤル状態監
視プログラム70Eからの処理をCPU51側でジョグ
ダイヤルドライバ54D経由で監視するためのものであ
る。
【0165】ステップS12でジョグダイヤルドライバ
54Dからジョグダイヤル4又はバックボタン5の操作
通知がくると、ステップS13に進む。ステップS13
では、ジョグダイヤル4が押し込み操作されたのか、又
はバックボタン5が押下されたのかを判別する。
【0166】ステップS14では、上記ステップS13
にてバックボタン5が押下されたとの判定を受け、バッ
クボタン押下に対応した処理を行う。このバックボタン
押下に対応した処理についての詳細は図68を参照して
後述する。
【0167】ステップS15では、上記ステップS13
にてジョグダイヤル4が押し込み操作されたとの判定を
受け、アクティブなアプリケーションがないか有るかを
判断し、無い場合はランチャー動作に、アクティブなア
プリケーションがある場合はイベント動作に進む。ここ
でランチャー動作とは登録されたアプリケーションを選
択させる動作をいう。
【0168】このランチャー動作は、上述したように現
在アクティベートなアプリケーションが無いことが条件
となって機能する。図65にはジョグダイヤルによって
ランチャーされるアプリケーションを表示して選択させ
るためのジョグダイヤルウィンドウ90の具体例を示
す。
【0169】図65の(a)には、「ワープロ」、「メ
ール」、「アクセサリ」、「表計算」、「インターネッ
トブラウザ」等の予めランチャー登録されたアプリケー
ション名が親階層表示される。この親階層表示の中から
例えば「アクセサリ」がジョグダイヤル4の回転操作と
押し込み操作により選択されると、「アクセサリ」のサ
ブメニューとなる「ペイント」、「電卓」、「ゲー
ム」、「地図表示」等の項目が図65の(b)に示すよ
うに子階層表示される。この子階層表示からジョグダイ
ヤル4の回転操作と押し込み操作により選択したアプリ
ケーションプログラムを実行し、さらに図65の(c)
に示すように表示されたジョグダイヤルガイドからズー
ムの拡大、縮小、フィット等をジョグダイヤル4を使っ
て操作することができる。
【0170】このように、ランチャー動作が実行される
と、ランチャー状態を示すジョグダイヤルウィンドウ9
0をLCD8上に表示する。ジョグダイヤルウィンドウ
90にはジョグダイヤルの上下への回転(スクロー
ル)、押下(プッシュ)に応じてラウンチする、ジョグ
ダイヤルに対応したアプリケーションのリストを表示す
る。
【0171】例えば、所定のOS54EがCPU51で
起動している状態において、アクティベートされたアプ
リケーションが無く、ユーザがジョグダイヤル4を一度
だけ押下したとする。すると、図62等を用いて説明し
たように、ジョグダイヤル4のプッシュ状態を、上記図
64のステップS7でインタラプト(割り込み)によ
る、I/Oレジスタ経由からのフラグ状態送付でジョグ
ドライバ54Dが受け取る。これにより、ジョグダイヤ
ルドライバ54Dは同じくCPU51で実行されるジョ
グダイヤル監視プログラム54Cに操作通知を送る。
【0172】すると、予めランチャーリストに登録され
た、ジョグダイヤル対応の、アプリケーションソフトウ
ェアのリストが上記図65に示したように表示される。
【0173】また、ステップS15では、アクティブな
アプリケーションがある場合はイベント動作に進む。こ
のイベント動作について説明する。これは、電源スイッ
チ9がオンされた後に、CPU51がジョグダイヤル監
視状態プログラム54Cを実行し、図64のステップS
15でアクティブなアプリケーションがあった場合であ
る。アプリケーションとしては、ジョグダイヤル対応で
あることが条件であり、例えば、画像表示機能を有する
「地図表示」というアプリケーションプログラムがアク
ティブにされている場合を具体例とする。
【0174】この具体例の場合、アプリケーションプロ
グラムにより、図66に示す日本地図がLCD8に表示
されているものとする。このとき、LCD8上には図6
5の(c)に示すようにジョグダイヤルガイド状態を示
すジョグダイヤルウィンドウ90が表示される。このジ
ョグダイヤルウィンドウ90中のジョグダイヤルガイド
をユーザが見ながらジョグダイヤルを回転操作すると、
図67に示すようにポインタが示す地点を中心に、画像
が拡大される。また、ジョグダイヤル4が、画像が拡大
されたときの回転方向と逆方向に回転操作されると、画
像は縮小される(元に戻る)。このように、このジョグ
ダイヤル対応とされた画像表示機能を有する所定のアプ
リケーションプログラムではLCD8に表示されている
画像をジョグダイヤル4の回転操作に対応して縮小また
は拡大できる。
【0175】次に、上記図64のステップS14の処
理、すなわちバックボタン押下に対応した処理について
図68を用いて詳細に説明する。
【0176】ステップS21でバックボタンの押下を判
断するとステップS22以降に進む。ステップS22で
は、既にランチャー状態か否かを判断する。ここで、ラ
ンチャー状態であれば(YES)ステップS23に進
み、子階層表示であるか否かを判断する。
【0177】ステップS23にて子階層表示であると判
断すれば、ステップS21での判断でバックボタン5が
押下されたのを把握しているので、ステップS24に分
岐し、例えば図65の(a)に示したような親階層表示
へ戻る。一方、ステップS23にて子階層表示でない
(NO)と判断すればステップS25に分岐し、その時
点で一番上にあるウィンドウをアクティブにして、アプ
リケーション状態へ遷移する。
【0178】上記ステップS22にてランチャー状態で
ない(NO)と判断すると、ステップS26に進み、ア
プリケーション状態(アクティブ)か否かを判断する。
ここで、アプリケーション状態であると判断すると、ス
テップS27に進み、子階層表であるか否かを判断す
る。ここでの子階層表示とは、ジョグダイヤルガイドの
子階層表示のことである。上記図65の(c)に示した
表示、すなわちズームの拡大又は縮小のためのガイド表
示を親階層表示とすれば、拡大、又は縮小の細かいスケ
ールなどを表示するガイド等を子階層表示することが考
えられる。
【0179】ステップS27にて子階層表示である(Y
ES)と判断すると、ステップS28に分岐し、親階層
表示へ戻る。一方、ステップS27にて子階層表示でな
いと判断する(NO)とステップS29に進み、アクテ
ィブなウィンドウをなくし、なお、図65に示した本体
のジョグダイヤルの表示に対応した、ジョグダイヤル付
きリモートコントローラ101のジョグダイヤルの表示
を図69に示す。図69の(a)に示すように、画面タ
イトル行に「ジョグダイヤルランチャー」と表示され、
決定行には「アクセサリー」と子階層があることを示す
「ディレクトリ表示」が点滅して表示される。また、P
REV行には「メール」が、NEXT行には「表計算」
という、「アクセサリー」と同様に予めランチャー登録
されたアプリケーションソフトウェア名が表示される。
決定行に「アクセサリー」と表示された状態でジョグダ
イヤル付きリモートコントローラ101のジョグダイヤ
ル103が押し込まれると、この「アクセサリ」のサブ
メニューとなる「ペイント」、「地図表示」、「ゲー
ム」が、図69の(b)に示すように、上記3行を使っ
てスクロールされながら子階層表示される。「地図表
示」が決定行に示された状態で、ジョグダイヤル103
が押し込まれると「地図表示」というアプリケーション
ソフトウェアが実行され、さらに図69の(c)に示す
ように表示されたジョグダイヤルガイドから「地図表
示」におけるズームの拡大、縮小、フィット等をジョグ
ダイヤル103を使って操作することができる。
【0180】
【発明の効果】本発明によれば、操作者が表示部の表示
のみに拘束されることなく、手元での操作を確認しなが
ら、遠隔操作により、情報処理装置に所望の処理を即座
に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる、ノート型パーソナ
ルコンピュータとジョグダイヤル付きリモートコントロ
ーラにより構成される情報処理システムの構成図であ
る。
【図2】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの外
観を示す斜視図である。
【図3】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの平
面図である。
【図4】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの操
作部側から見た図である。
【図5】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの背
面図である。
【図6】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの底
面図である。
【図7】ジョグダイヤル付きリモートコントローラのジ
ョグダイヤルが操作されている様子を示す図である。
【図8】ジョグダイヤル付きリモートコントローラのシ
フトボタンが操作されている様子を示す図である。
【図9】情報処理システムを構成する、ジョグダイヤル
付きリモートコントローラにヘッドホンを接続した様子
を示す図である。
【図10】ノート型パーソナルコンピュータを閉じた状
態で、ジョグダイヤル付きリモートコントローラにヘッ
ドホンを接続した様子を示す図である。
【図11】ジョグダイヤルの外観斜視図である。
【図12】記図11に示したジョグダイヤルの要部とな
る接点取付基板の斜視図である。
【図13】上記ジョグダイヤルの正面断面図である。
【図14】上記ジョグダイヤルの側面断面図である。
【図15】上記ジョグダイヤルの使用機器への装着状態
を示す使用機器の側面図である。
【図16】上記ジョグダイヤルを構成する回転型エンコ
ーダ部を説明するための一部破断の平面図である。
【図17】上記ジョグダイヤルのプッシュスイッチ部を
説明するための平面図である。
【図18】上記図1に外観を示したノート型パーソナル
コンピュータの回路図である。
【図19】上記図1他に外観を示したジョグダイヤル付
きリモートコントローラの回路図である。
【図20】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの
USBI/F付MPUの構成図である。
【図21】上記情報処理システムで実行されるソフトウ
ェアの階層構造を説明するための図である。
【図22】フォームウェアのダウンロードを説明するた
めのフローチャートである。
【図23】ファームウェアの第1の具体例の、ジョグダ
イヤル、ボタン類の取得、及びホストへの転送方法を説
明するためのフローチャートである。
【図24】上記ファームウェアの第1の具体例を実行し
たときのマイクロコントローラ内部の機能ブロック図で
ある。
【図25】ジョグダイヤルの回転検出の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図26】ファームウェアの第2の具体例として、LC
Dへの描画の方法及び描画データの取得方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図27】ファームウェアの第3の具体例として、サス
ペンド(省電力モードへの移行)処理を説明するための
フローチャートである。
【図28】ファームウェアの第4の具体例として、レジ
ューム(省電力モードからの復帰)処理を説明するため
のフローチャートである。
【図29】サーバーで行われる、イベント処理とイベン
ト解析を説明するための図である。
【図30】サーバープログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図31】プラグインオープンプログラムを説明するた
めのフローチャートである。
【図32】ジョグイベント取得プログラムを説明するた
めのフローチャートである。
【図33】イベント解析プログラムを説明するためのフ
ローチャートである。
【図34】トグルキャプション描画プログラムを説明す
るためのフローチャートである。
【図35】LCDへの描画プログラムを説明するための
フローチャートである。
【図36】テキストスクロール描画プログラムを説明す
るためのフローチャートである。
【図37】プラグインクローズプログラムを説明するた
めのフローチャートである。
【図38】描画用画像作成プログラムの前半部を説明す
るためのフローチャートである。
【図39】描画用画像作成プログラムの後半部を説明す
るためのフローチャートである。
【図40】イベントシグナルプログラムを説明するため
のフローチャートである。
【図41】イベント非シグナルプログラムを説明するた
めのフローチャートである。
【図42】アニメーション描画プログラムを説明するた
めのフローチャートである。
【図43】矢印の点滅プログラムを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図44】イベント中断プログラムを説明するためのフ
ローチャートである。
【図45】コマンド送信プログラムを説明するためのフ
ローチャートである。
【図46】音量の設定処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図47】音量設定プログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図48】メガバスの設定オン処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図49】メガバスの設定オフ処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図50】メガバス設定プログラムを説明するためのフ
ローチャートである。
【図51】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの
LCD画面のタイトルを説明するための図である。
【図52】シフトボタン対応のアプリケーションがフォ
ーカスされている時の、ジョグダイヤル付きリモートコ
ントローラのLCD画面のタイトルを説明するための図
である。
【図53】ジョグダイヤル付きリモートコントローラの
LCD画面に表示される、リストビューモードの一般的
な画面構成を示す図である。
【図54】リストビューモードのリング状態表示を示す
図である。
【図55】リストビューモードの非リング状態の第1の
具体例表示を示す図である。
【図56】リストビューモードの非リング状態の第2の
具体例表示を示す図である。
【図57】ディレクトリ表示部分のあるリストビューモ
ードの画面構成を示す図である。
【図58】ディレクトリ表示部分のあるリストビューモ
ードの具体例を示す図である。
【図59】子階層があるリストアイテムが決定行に表示
されている状態で、ジョグリモコンダイヤル及びジョグ
リモコンが押された場合の子階層の表示への横スクロー
ルを示す図である。
【図60】無効アイテム表示の具体例を示す図である。
【図61】ガイドビューモードにおけるリスト表示と、
矢印表示を説明するための図である。
【図62】ノート型パーソナルコンピュータ内部のエン
ベデットコントローラの動作を説明するための図であ
る。
【図63】ノート型パーソナルコンピュータ内部のエン
ベデットコントローラが実行するジョグダイヤル状態監
視プログラムを説明するためのフローチャートである。
【図64】ノート型パーソナルコンピュータ内部のCP
Uが実行するジョグダイヤル状態監視プログラムを説明
するためのフローチャートである。
【図65】ノート型パーソナルコンピュータのLCDに
表示されたジョグダイヤルウィンドウの具体例を示す図
である。
【図66】「地図表示」というアプリケーションプログ
ラムがアクティブにされている場合における、ノート型
パーソナルコンピュータの表示例を示す図である。
【図67】上記図66に示した「地図表示」において、
ポインタが示す地点を中心に、画像が拡大された状態を
示す図である。
【図68】バックボタン押下に対応した処理について説
明するためのフローチャートである。
【図69】上記図65に示した本体のジョグダイヤルの
表示に対応した、ジョグダイヤル付きリモートコントロ
ーラの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ、4 ジョグダイ
ヤル、5 バックボタン、8 LCD、10 USBケ
ーブル、100 USBケーブル、101 ジョグダイ
ヤル付きリモートコントローラ、102 LCD、10
3 ジョグダイヤル、104 バックボタン、105
シフトボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小口 朋幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B020 AA15 BB10 CC12 DD05 FF17 FF53 FF56 GG16 GG45 5B087 AA09 AB09 AE09 BC01 CC02 DE03 5E501 AA02 AC37 CA04 CB01 CB03 CC02 FA05

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を処理する情報処理装置に遠隔
    操作信号を送る遠隔操作装置であって、 上記情報処理装置から供給された情報信号を出力する情
    報出力手段と、 回転操作と押し込み操作が行われる第1の操作手段と、 上記第1の操作手段の操作状態を、上記情報処理装置か
    ら取り込んだプログラムに基づいた処理により判断し、
    その判断結果を送信するとともに、上記情報処理装置か
    ら供給された情報信号を上記情報出力手段から出力させ
    る制御手段とを備えることを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 上記情報処理装置から供給された描画画
    像信号を表示する表示手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載の遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 上記情報処理装置から供給されたオーデ
    ィオ信号を処理するオーディオ信号処理手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の遠隔操作装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記第1の操作手段の
    押し込み状態を検出する押下検出手段と、上記第1の操
    作手段の回転操作を検出する回転検出手段とを備え、各
    検出手段の検出結果に基づいて上記各操作手段の操作状
    態を判断することを特徴とする請求項1記載の遠隔操作
    装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記情報処理装置にお
    いてアクティブとされたアプリケーションプログラムの
    操作をガイドするガイド用の表示と、アクティブとされ
    たアプリケーションが無いときに被選択アプリケーショ
    ンプログラムをランチャーするランチャー用の表示を上
    記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2記載
    の遠隔操作装置。
  6. 【請求項6】 上記ランチャー用の表示は、少なくとも
    親階層表示と子階層表示の2段階表示からなることを特
    徴とする請求項5記載の遠隔操作装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の操作手段の押し込み操作に対
    応した処理を元に戻すための戻し操作が行われる第2の
    操作手段を備え、上記制御手段は上記第1の操作手段及
    び第2の操作手段の操作状態を、上記情報処理装置から
    取り込んだプログラムに基づいた処理により判断し、そ
    の判断結果を送信するとともに、上記情報処理装置から
    供給された情報信号を上記情報出力手段から出力させる
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔操作装置。
  8. 【請求項8】 上記情報処理装置から供給された描画画
    像信号を表示する表示手段を備えることを特徴とする請
    求項7記載の遠隔操作装置。
  9. 【請求項9】 上記情報処理装置から供給されたオーデ
    ィオ信号を処理するオーディオ信号処理手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項8記載の遠隔操作装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、上記第1の操作手段
    の押し込み操作、及び上記第2の操作手段の押下状態を
    検出する押下検出手段と、上記第1の操作手段の回転操
    作を検出する回転検出手段とを備え、各検出手段の検出
    結果に基づいて上記各操作手段の操作状態を判断するこ
    とを特徴とする請求項7記載の遠隔操作装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、上記情報処理装置に
    おいてアクティブとされたアプリケーションプログラム
    の操作をガイドするガイド用の表示と、アクティブとさ
    れたアプリケーションが無いときに被選択アプリケーシ
    ョンプログラムをランチャーするランチャー用の表示を
    上記表示手段に表示させることを特徴とする請求項8記
    載の遠隔操作装置。
  12. 【請求項12】 上記ランチャー用の表示は、少なくと
    も親階層表示と子階層表示の2段階表示からなることを
    特徴とする請求項11記載の遠隔操作装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段は、上記ランチャー用の
    表示を上記子階層表示で上記表示手段にしているとき
    に、上記第2の操作手段で上記戻し操作が行われると、
    上記ランチャー用の表示を上記親階層表示に戻すことを
    特徴とする請求項12記載の遠隔操作装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、上記ガイド用の表示
    を上記表示手段にしているときに、上記第2の操作手段
    で上記戻し操作が行われると、上記ランチャー用の表示
    に切り替えることを特徴とする請求項11記載の遠隔操
    作装置。
  15. 【請求項15】 状態を変化させるための操作が行われ
    る第3の操作手段を備え、上記制御手段は上記第1の操
    作手段、第2の操作手段及び第3の操作手段の操作状態
    を、上記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づ
    いた処理により判断し、その判断結果を送信するととも
    に、上記情報処理装置から供給された情報信号を上記情
    報出力手段から出力させることを特徴とする請求項1記
    載の遠隔操作装置。
  16. 【請求項16】 上記情報処理装置から供給された描画
    画像信号を表示する表示手段を備えることを特徴とする
    請求項15記載の遠隔操作装置。
  17. 【請求項17】 上記情報処理装置から供給されたオー
    ディオ信号を処理するオーディオ信号処理手段を備える
    ことを特徴とする請求項16記載の遠隔操作装置。
  18. 【請求項18】 上記制御手段は、上記第1の操作手段
    の押し込み操作、第2の操作手段及び第3の操作手段の
    押下状態を検出する押下検出手段と、上記第1の操作手
    段の回転操作を検出する回転検出手段とを備え、各検出
    手段の検出結果に基づいて上記各操作手段の操作状態を
    判断することを特徴とする請求項15記載の遠隔操作装
    置。
  19. 【請求項19】 上記制御手段は、上記情報処理装置に
    おいてアクティブとされたアプリケーションプログラム
    の操作をガイドするガイド用の表示と、アクティブとさ
    れたアプリケーションが無いときに被選択アプリケーシ
    ョンプログラムをランチャーするランチャー用の表示を
    上記表示手段に表示させることを特徴とする請求項16
    記載の遠隔操作装置。
  20. 【請求項20】 上記ランチャー用の表示は、少なくと
    も親階層表示と子階層表示の2段階表示からなることを
    特徴とする請求項19記載の遠隔操作装置。
  21. 【請求項21】 上記制御手段は、上記ランチャー用の
    表示を上記子階層表示で上記表示手段にしているとき
    に、上記第2の操作手段で上記戻し操作が行われると、
    上記ランチャー用の表示を上記親階層表示に戻すことを
    特徴とする請求項20記載の遠隔操作装置。
  22. 【請求項22】 上記制御手段は、上記ガイド用の表示
    を上記表示手段にしているときに、上記第2の操作手段
    で上記戻し操作が行われると、上記ランチャー用の表示
    に切り替えることを特徴とする請求項19記載の遠隔操
    作装置。
  23. 【請求項23】 上記制御手段は、上記第3の操作手段
    の操作に応じた上記情報処理装置のアプリケーションプ
    ログラム名を、上記表示手段に上記第3の操作手段の名
    称とトグル表示させることを特徴とする請求項16記載
    の遠隔操作装置。
  24. 【請求項24】 情報信号を処理する情報処理装置と、
    この情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置と
    からなる情報処理システムであって、 上記遠隔操作装置は、 上記情報処理装置から供給された情報信号を出力する情
    報出力手段と、 回転操作と押し込み操作が行われる第1の操作手段と、 上記第1の操作手段の押し込み操作に対応した処理を元
    に戻すための戻し操作が行われる第2の操作手段と、 状態を変化させるための操作が行われる第3の操作手段
    と、 上記第1の操作手段、第2の操作手段及び第3の操作手
    段の操作状態を、上記情報処理装置から取り込んだプロ
    グラムに基づいた処理により判断し、その判断結果を送
    信するとともに、上記情報処理装置から供給された情報
    信号を上記情報出力手段から出力させる制御手段とを備
    えることを特徴とする情報処理システム。
  25. 【請求項25】 上記遠隔操作装置は、上記情報処理装
    置から供給された描画画像信号を表示する表示手段を備
    えることを特徴とする請求項24記載の情報処理システ
    ム。
  26. 【請求項26】 上記遠隔操作装置は、上記情報処理装
    置から供給されたオーディオ信号を処理するオーディオ
    信号処理手段を備えることを特徴とする請求項25記載
    の情報処理システム。
  27. 【請求項27】 上記遠隔操作装置の制御手段は、上記
    第1の操作手段の押し込み操作、第2の操作手段及び第
    3の操作手段の押下状態を検出する押下検出手段と、上
    記第1の操作手段の回転操作を検出する回転検出手段と
    を備え、各検出手段の検出結果に基づいて上記各操作手
    段の操作状態を判断することを特徴とする請求項24記
    載の情報処理システム。
  28. 【請求項28】 上記遠隔操作装置の制御手段は、上記
    情報処理装置においてアクティブとされたアプリケーシ
    ョンプログラムの操作をガイドするガイド用の表示と、
    アクティブとされたアプリケーションが無いときに被選
    択アプリケーションプログラムをランチャーするランチ
    ャー用の表示を上記表示手段に表示させることを特徴と
    する請求項25記載の情報処理システム。
  29. 【請求項29】 上記ランチャー用の表示は、少なくと
    も親階層表示と子階層表示の2段階表示からなることを
    特徴とする請求項28記載の情報処理システム。
  30. 【請求項30】 上記遠隔操作装置の制御手段は、上記
    ランチャー用の表示を上記子階層表示で上記表示手段に
    しているときに、上記第2の操作手段で上記戻し操作が
    行われると、上記ランチャー用の表示を上記親階層表示
    に戻すことを特徴とする請求項29記載の情報処理シス
    テム。
  31. 【請求項31】 上記遠隔操作装置の制御手段は、上記
    ガイド用の表示を上記表示手段にしているときに、上記
    第2の操作手段で上記戻し操作が行われると、上記ラン
    チャー用の表示に切り替えることを特徴とする請求項2
    8記載の情報処理装置。
  32. 【請求項32】 上記遠隔操作装置の制御手段は、上記
    第3の操作手段の操作に応じた上記情報処理装置のアプ
    リケーションプログラム名を、上記表示手段に上記第3
    の操作手段の名称とトグル表示させることを特徴とする
    請求項25記載の情報処理システム。
  33. 【請求項33】 上記遠隔操作装置の上記表示手段に
    は、上記情報処理装置の表示部に表示される描画画像と
    同内容の描画画像が表示されることを特徴とする請求項
    25記載の情報処理システム。
  34. 【請求項34】 上記遠隔操作装置の上記表示手段に表
    示される描画画像と、上記情報処理装置の表示部に表示
    される描画画像のコマ数を異ならせることを特徴とする
    請求項32記載の情報処理システム。
  35. 【請求項35】 上記遠隔操作装置の上記表示手段に表
    示される描画画像は、上記第2の操作手段の操作に基づ
    いたイベント間のインターバルの長さに応じてコマ数が
    変動されることを特徴とする請求項33記載の情報処理
    システム。
  36. 【請求項36】 情報信号を処理する情報処理装置と、
    この情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置と
    を情報処理システムとして動作させるための情報処理方
    法であって、 回転操作と押し込み操作が行われる第1の操作部、この
    第1の操作部の押し込み操作に対応した処理を元に戻す
    ための戻し操作が行われる第2の操作部、及び状態を変
    化させるための操作が行われる第3の操作部の操作状態
    を、上記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づ
    いた処理により判断し、その判断結果を送信するととも
    に、上記情報処理装置から供給された情報信号を情報出
    力部から出力させることを特徴とする情報処理方法。
  37. 【請求項37】 情報信号を処理する情報処理装置と、
    この情報処理装置に遠隔操作信号を送る遠隔操作装置と
    を情報処理システムとして動作させるための情報処理プ
    ログラムを格納した媒体であって、 回転操作と押し込み操作が行われる第1の操作部、この
    第1の操作部の押し込み操作に対応した処理を元に戻す
    ための戻し操作が行われる第2の操作部、及び状態を変
    化させるための操作が行われる第3の操作部の操作状態
    を、上記情報処理装置から取り込んだプログラムに基づ
    いた処理により判断し、その判断結果を送信するととも
    に、上記情報処理装置から供給された情報信号を情報出
    力部から出力させる情報処理プログラムを格納している
    ことを特徴とする媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090703A1 (ja) * 2003-04-09 2004-10-21 Sony Corporation 表示方法及び表示装置
KR100597744B1 (ko) 2004-08-16 2006-07-07 삼성전자주식회사 측부에 마련된 스크롤 휠을 갖는 휴대용 컴퓨터
WO2018061186A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 三菱電機株式会社 電子機器

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KR100597744B1 (ko) 2004-08-16 2006-07-07 삼성전자주식회사 측부에 마련된 스크롤 휠을 갖는 휴대용 컴퓨터
WO2018061186A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 三菱電機株式会社 電子機器
JP6440915B2 (ja) * 2016-09-30 2018-12-19 三菱電機株式会社 電子機器

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