JP2002122665A - 誘導装置 - Google Patents

誘導装置

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JP2002122665A
JP2002122665A JP2000313444A JP2000313444A JP2002122665A JP 2002122665 A JP2002122665 A JP 2002122665A JP 2000313444 A JP2000313444 A JP 2000313444A JP 2000313444 A JP2000313444 A JP 2000313444A JP 2002122665 A JP2002122665 A JP 2002122665A
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JP
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target
polarization
video signal
suppressed
targets
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Application number
JP2000313444A
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English (en)
Inventor
Chikafusa Nonaka
親房 野中
Toshiyuki Sakamaki
俊之 酒巻
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標の識別能力を向上した誘導装置を提供す
る。 【解決手段】 送受信の垂直送信、垂直受信と垂直送
信、水平受信と水平送信、垂直受信と水平送信、水平受
信の4パターンの偏波特性を取得し、クラッタ成分を除
去した目標成分のみのビデオ信号から奇数回数反射と偶
数回数反射と公差成分の3成分の偏波特性を分解し、予
め保持したL種類の目標3成分と照合し、目標を識別す
る偏波分解比較器2と、識別した結果から複数目標に対
して脅威度判定を行い、目標を選択する目標選択器3と
によって、脅威度の高い目標を選択し、誘導装置を搭載
した飛しょう体を目標に向かって誘導する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばミサイルな
どの飛しょう体において、検出された目標を識別、選択
し、その目標へ誘導する誘導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の誘導装置の構成を示すブ
ロック図である。図11において、101は誘導装置、
102は基準RF(Radio Frequency)信号をf1〜fN
のN個まで生成する局発器、103は基準RF信号を増
幅する送信器、104は送受信信号を切り換える送受切
換器、105は交差する偏波の切り換えを制御する偏波
制御器である。
【0003】106は交差する偏波を送受信毎に切り換
えて、水平、垂直、交差の偏波特性(散乱行列)を含むS
UM(summation)受信信号とDIF(difference)受信信
号を生成する偏波共用アンテナ、107は目標群もしく
はクラッタ、108は前記偏波特性(散乱行列)のSUM
受信信号とDIF受信信号を振幅、位相検波し偏波特性
(散乱行列)を含むSUMビデオ信号とDIFビデオ信号
に変換する受信器、109は前記偏波特性(散乱行列)を
含むSUMビデオ信号とDIFビデオ信号からクラッタ
偏波特性(散乱行列)の成分のみを抑圧した抑圧SUMビ
デオ信号と抑圧DIFビデオ信号を抽出する偏波信号処
理器である。
【0004】110は基準RF信号のf1〜fNのN個
分に対応する抑圧SUMビデオ信号を合成帯域処理し、
高距離分解能化された振幅対距離のレンジプロファイル
を生成し、この生成したレンジプロファイルと予め保持
したM種類の目標のレンジプロファイルを照合し、目標
を識別する距離プロファイル比較器、111は前記識別
した結果から、複数目標に対して脅威度判定を行い、目
標を選択する目標選択器(1)である。
【0005】112は選択した目標の時間成分と周波数
成分のSUMビデオ信号とDIFビデオ信号から角度誤
差演算と周波数誤差を演算する追尾処理器、113は角
度誤差から目標との誤差角度を補正するジンバル制御器
である。
【0006】次に図11に従って従来の誘導装置の動作
を説明する。局発器102にて生成した基準RF信号を
送信器103にて予め定められたタイミングで送信信号
として、送受信切換器104を経由して偏波共用アンテ
ナ106から送信する。局発器102は予め定められた
タイミングでf1〜fNのN個の基準RF信号及びLO
(Local)信号、COHO信号を順番もしくはランダムに
生成する。また、目標追尾時には、追尾処理器112か
らの周波数誤差に対応したCOHO信号を生成する。
【0007】偏波共用アンテナ106は偏波制御器10
5のタイミング制御により、交差する偏波を送受信毎に
切り換えて、目標群もしくはクラッタ107などからの
反射波を水平、垂直、交差の偏波特性(散乱行列)を含む
SUM受信信号とDIF受信信号として抽出する。この
送受信の偏波特性として、1.垂直送信、垂直受信と、
2.垂直送信、水平受信と、3.水平送信、垂直受信
と、4.水平送信、水平受信の4パターンから成る散乱
行列データ(SUMビデオ信号とDIFビデオ信号)を取
得できることになる。この散乱行列を(1)式で示す。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、 [S]は目標の散乱行列 SVVは垂直送信、垂直受信 SVHは垂直送信、水平受信 SHVは水平送信、垂直受信 SHHは水平送信、水平受信 をそれぞれ示す。
【0010】偏波共用アンテナ106の偏波特性(散乱
行列)のSUM受信信号とDIF受信信号は送受切換器
104を経由して受信器108にて局発器102からの
LO信号で周波数変換した後、COHO信号で振幅、位
相検波し偏波特性(散乱行列)を含むSUMビデオ信号と
DIFビデオ信号に変換する。
【0011】偏波信号処理器109は受信器108から
の偏波特性(散乱行列)を含むSUMビデオ信号とDIF
ビデオ信号からクラッタ偏波特性(散乱行列)の成分のみ
を抑圧した抑圧SUMビデオ信号と抑圧DIFビデオ信
号を抽出する。距離プロファイル比較器110にて、基
準RF信号のf1〜fNのN個分に対応する抑圧SUM
ビデオ信号を合成帯域処理し、高距離分解能化された振
幅対距離のレンジプロファイルを生成し、この生成した
レンジプロファイルと予め保持したM種類の目標のレン
ジプロファイル(サンプル)を照合し、目標を識別する。
目標選択器(1)111で識別した複数目標に対して脅威
度判定を行い、目標を選択する。この脅威度判定は、予
め定めた脅威度の順、例えば地上レーダ車、戦車、トラ
ックなどの費用対効果の高い順に選択する。
【0012】追尾処理器112は選択した目標に対応す
る時間成分と周波数成分のSUMビデオ信号とDIFビ
デオ信号から角度誤差演算と周波数誤差を演算する。ジ
ンバル制御器113は追尾処理器112の角度誤差から
目標との誤差角度を補正する。この一連処理によって求
まる最終的な追尾処理器112の出力する誘導信号によ
り誘導装置101を搭載した飛しょう体を、選択した目
標へと誘導する。
【0013】この方式による問題は、図12の(a)の戦
車の場合、(b)のトラックの場合に示す通り、目標の向
き,角度及びクラッタの状況によっては、実際に違う目
標でも同じレンジプロファイルを生成し、誤識別するこ
とがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の誘
導装置では、例えば図12の(a)の戦車の場合、(b)の
トラックの場合に示す通り、目標の向き、角度及びクラ
ッタの状況によっては、実際に違う目標でも同じレンジ
プロファイルを生成し、その結果、目標を誤識別する可
能性があった。従って目標の向き、角度及びクラッタの
状況によって生じる誤識別を低減し、目標の識別確率を
改善する必要があるという課題があった。
【0015】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、目標の識別能力を向上した誘導装
置を提供することを目的とする。本発明においては、目
標の向き,角度及びクラッタの状況によって、実際に違
う目標で同じレンジプロファイルを生成した場合におい
ても、別の識別方式により誤識別を低減でき、脅威度の
高い目標へ誘導装置を搭載した飛しょう体を誘導するこ
とができる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、検出された目標を識別、選択し、その目標へ飛
しょう体を誘導する誘導装置であって、水平、垂直、交
差の偏波特性を含むSUM受信信号とDIF受信信号を
振幅、位相検波して変換した偏波特性を含むSUMビデ
オ信号とDIFビデオ信号からクラッタ偏波特性の成分
のみを抑圧した抑圧SUMビデオ信号と抑圧DIFビデ
オ信号を抽出する偏波信号処理器と、送信のための基準
RF信号の所定の個数分に対応する抑圧SUMビデオ信
号を合成帯域処理し、高距離分解能化された振幅対距離
のレンジプロファイルを生成し、予め保持したこれのサ
ンプルと照合して目標を識別する距離プロファイル比較
器と、前記偏波信号処理器の偏波特性を含む抑圧SUM
ビデオ信号から信号の反射および公差、または周波数の
成分を取り出して予め保持したこれのサンプルと照合し
て目標を識別する第2の比較手段と、前記距離プロファ
イル比較器で識別した結果と、前記第2の比較手段の識
別結果から複数目標に対して脅威度判定を行い、目標を
選択する目標選択器と、を備えたことを特徴とする誘導
装置にある。
【0017】また、前記第2の比較手段が、前記偏波信
号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から奇
数回数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分解
し、予め保持した複数類の目標3成分と照合し、目標を
識別する偏波分解比較器からなることを特徴とする請求
項1に記載の誘導装置にある。
【0018】また、前記第2の比較手段が、前記偏波信
号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から周
波数成分を取り出し、予め保持した複数類の目標の周波
数成分と照合し、目標を識別する速度プロファイル比較
器からなることを特徴とする請求項1に記載の誘導装置
にある。
【0019】また、前記第2の比較手段が、前記偏波信
号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から奇
数回数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分解
し、予め保持した複数類の目標3成分と照合し、目標を
識別する偏波分解比較器と、前記偏波信号処理器の偏波
特性を含む抑圧SUMビデオ信号から周波数成分を取り
出し、予め保持した複数類の目標の周波数成分と照合
し、目標を識別する速度プロファイル比較器と、からな
り、前記目標選択器が、前記距離プロファイル比較器で
識別した結果と、前記偏波分解比較器で識別した結果
と、前記速度プロファイル比較器で識別した結果から複
数目標に対して脅威度判定を行い、目標を選択すること
を特徴とする請求項1に記載の誘導装置にある。
【0020】また、前記目標選択器にて目標選択できな
い場合に、複数目標を集団として、重心に誘導する処理
と誤差角度を演算するグループトラッキング器をさらに
備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
記載の誘導装置にある。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による誘導装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において図11に示す従来の誘導装置と同一
もしくは相当部分は同一符号で示す。図1において、1
は誘導装置、102は基準RF信号をf1〜fNのN個
まで生成する局発器、103は基準RF信号を増幅する
送信器と、104は送受信信号を切り換える送受切換
器、105は交差する偏波の切り換えを制御する偏波制
御器である。
【0022】106は交差する偏波を送受信毎に切り換
えて、水平、垂直、交差の偏波特性(散乱行列)を含むS
UM受信信号とDIF受信信号を生成する偏波共用アン
テナ、107は目標群もしくはクラッタ、108は前記
偏波特性(散乱行列)のSUM受信信号とDIF受信信号
を振幅、位相検波し偏波特性(散乱行列)を含むSUMビ
デオ信号とDIFビデオ信号に変換する受信器、109
は前記偏波特性(散乱行列)を含むSUMビデオ信号とD
IFビデオ信号からクラッタ偏波特性(散乱行列)の成分
のみを抑圧した抑圧SUMビデオ信号と抑圧DIFビデ
オ信号を抽出する偏波信号処理器である。
【0023】110は基準RF信号のf1〜fNのN個
分に対応する抑圧SUMビデオ信号を合成帯域処理し、
高距離分解能化された振幅対距離のレンジプロファイル
を生成し、この生成したレンジプロファイルと予め保持
したM種類の目標のレンジプロファイルを照合し、目標
を識別する距離プロファイル比較器である。
【0024】2は偏波信号処理器の偏波特性(散乱行列)
を含む抑圧SUMビデオ信号から奇数回数反射と偶数回
数反射と公差成分の3成分に分解し、予め保持したL種
類の目標3成分(サンプル)と照合し、目標を識別する偏
波分解比較器、3は前記識別した結果と距離プロファイ
ル比較器110で識別した結果から複数目標に対して脅
威度判定を行い、目標を選択する目標選択器(1)であ
る。
【0025】112は選択した目標の時間成分と周波数
成分のSUMビデオ信号とDIFビデオ信号から角度誤
差演算と周波数誤差を演算する追尾処理器、113は角
度誤差から目標との誤差角度を補正するジンバル制御器
である。すなわち偏波分解比較器2、目標選択器(1)3
が新規な部分である。
【0026】次に図に従ってこの実施の形態による誘導
装置の動作を説明する。偏波分解比較器2と目標選択器
(1)3以外は、従来の動作と同じである。
【0027】偏波分解比較器2は偏波信号処理器109
の偏波特性(散乱行列)を含む抑圧SUMビデオ信号から
奇数回数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分解
し、予め保持したL種類の目標3成分と照合し、目標を
識別する。
【0028】奇数回数反射と偶数回数反射と公差成分の
3成分を(2)式で示す。
【0029】
【数2】
【0030】ここで、 Koは奇数回数反射の係数 [S]oddは奇数回数反射の散乱行列 Keは偶数回数反射の係数 [S]evenは偶数回数反射の散乱行列 Kcは公差編波の係数 [S]crossは公差編波の散乱行列 をそれぞれ示す。
【0031】また(2)式に含まれる3種類の基本成分の
散乱行列を(3)式で示す。
【0032】
【数3】
【0033】また、(1)式の散乱行列[S]が観測され
たとき3成分の係数を(4)式で示す。
【0034】
【数4】
【0035】目標選択器(1)3は前記識別した結果と距
離プロファイル比較器110で識別した結果から複数目
標に対して脅威度判定を行い、目標を選択する。この脅
威度判定は、予め定めた脅威度の順、例えば地上レーダ
車、戦車、トラックなどの費用対効果の高い順に、偏波
分解比較器2の識別結果と距離プロファイル比較器11
0の識別結果の論理和を取って選択する。
【0036】目標選択器(1)3により脅威度の高い目標
の選択し、誘導装置1を搭載した飛しょう体を、選択し
た目標へと誘導する。
【0037】このような構成をとることによって、従来
図12に示すような目標の向き,角度及びクラッタの状
況によって、実際に違う目標で同じレンジプロファイル
を生成し、誤識別していた問題が、図2の(a)および
(b)に示すような3成分の偏波特性の違いにより目標を
識別することができる。図2の(a)は戦車の場合、(b)
はトラックの場合で、共にKoが奇数回数反射の係数、
Keが偶数回数反射の係数、Kcが交差編波の係数を示
す。
【0038】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による誘導装置の構成を示すブロック図である。図
1に示す実施の形態1の誘導装置と同一もしくは相当部
分は同一符号で示す。4は偏波信号処理器の偏波特性
(散乱行列)を含む抑圧SUMビデオ信号から周波数成分
を取り出し、予め保持したK種類の目標の周波数成分
(サンプル)と照合し、目標を識別する速度プロファイル
比較器である。5は前記識別した結果と距離プロファイ
ル比較器109で識別した結果から、複数目標に対して
脅威度判定を行い、目標を選択する目標選択器(2)であ
る。
【0039】次に図に従ってこの実施の形態による誘導
装置の動作を説明する。速度プロファイル比較器4は偏
波信号処理器109の偏波特性(散乱行列)を含む抑圧S
UMビデオ信号から周波数成分を取り出し、予め保持し
たK種類の目標の周波数成分と照合し、目標を識別す
る。
【0040】この識別方法として、戦車などのキャタピ
ラである装軌車とトラックなどのタイヤである装輪車の
特徴量で識別する。これは本体速度の2倍の速度になる
キャタピラ上面の反射に対応して、周波数成分として、
図4の(a)戦車の場合、(b)トラックの場合についてそ
れぞれ示した三つのピークが検出される。そのうち、速
度0m/sはクラッタ内に埋もれるので、速度2倍に相
当する周波数に特徴量が現れる。装輪車の場合、材質が
ゴムであることと、キャタピラなどに比べて小さいこと
からこの速度2倍(2m)に相当する周波数の受信レベル
は低くなる。これより、戦車とトラックを識別する。
【0041】また、同様に、目標物がヘリコプターなど
の場合ブレード速度により、図5に示す特徴量の周波数
特性となる。これらデータを予め保持することによっ
て、目標を識別する。
【0042】目標選択器(2)5は前記速度プロファイル
比較器4の識別した結果と距離プロファイル比較器11
0で識別した結果から複数目標に対して脅威度判定を行
い、目標を選択する。この脅威度判定は、予め定めた脅
威度の順、例えば地上レーダ車、戦車、トラックなどの
費用対効果の高い順に、速度プロファイル比較器4の識
別結果と距離プロファイル比較器110の識別結果の論
理和を取って選択する。
【0043】目標選択器(2)5により脅威度の高い目標
を選択し、誘導装置1を搭載した飛しょう体を、選択し
た目標へと誘導する。
【0044】このような構成をとることによって、従来
図12に示すような目標の向き,角度及びクラッタの状
況によって、実際に違う目標で同じレンジプロファイル
を生成し、誤識別していた問題が、図4、図5に示すよ
うな周波数成分の違いにより目標を正確に識別できるの
で解消できる。
【0045】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による誘導装置の構成を示すブロック図である。図
1に示す実施の形態1の誘導装置と同一もしくは相当部
分は同一符号で示す。従来の構成である図11に対して
異なる部分は、偏波分解比較器2と速度プロファイル比
較器4と目標選択器(3)6である。すなわち、従来の構
成に対して、実施の形態1と実施の形態2を合わせた構
成となる。
【0046】動作は上記実施の形態1と実施の形態2を
組み合わせものであり、目標選択器(3)6において、速
度プロファイル比較器4で識別した結果と、距離プロフ
ァイル比較器4で識別した結果と、偏波分解比較器2か
ら識別した結果から脅威度の高い目標を選択し、誘導装
置1を搭載した飛しょう体を、選択した目標へと誘導す
る。
【0047】このような構成をとることによって、実施
の形態1、実施の形態2に比べてさらに識別性能が向上
する。
【0048】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による誘導装置の構成を示すブロック図である。図
1に示す実施の形態1の誘導装置と同一もしくは相当部
分は同一符号で示す。図1に示す実施の形態1の構成に
対して異なる部分は、グループトラッキング器7を設け
たことである。7は目標選択器(1)3にて目標選択でき
ない場合に、複数目標を集団として、重心に誘導する処
理と誤差角度を演算するグループトラッキング器であ
る。
【0049】動作は、実施の形態1と同等の処理により
脅威度の高い目標を選択する。目標選択器(1)3にて目
標選択できない場合は、グループトラッキング器7によ
り複数目標を集団として、重心に誘導する処理と誤差角
度を演算する。
【0050】グループトラッキング処理を図8に従って
説明する。このグループトラッキング処理は、目標群重
心点の座標を接近速度で補間計算し、追尾中も継続して
目標群重心点予測位置を算出する方法である。目標群重
心点予測位置を式(5)で示す。
【0051】
【数5】
【0052】ここで、 Xg(n)は目標群重心点予測位置(X) Yg(n)は目標群重心点予測位置(Y) Xg(n-1)は目標群重心点前回計算値(X) Xg(n-1)は目標群重心点前回計算値(Y) Vxは接近速度(X方向成分) Vyは接近速度(Y方向成分) Δtは予測計算処理周期(信号処理周期) をそれぞれ示す。
【0053】目標選択器(1)3により脅威度の高い目標
の選択し、誘導装置1を搭載した飛しょう体を、選択し
た目標へと誘導する。また、目標選択出来ない場合は複
数目標の重心点に誘導装置1を搭載した飛しょう体を誘
導する。
【0054】このような構成をとることによって、実施
の形態1と同様の識別性能で、かつ実施の形態1と比較
しても、脅威度レベルが同じ判定であることなどから目
標選択できない場合、脅威度判定に差がでるまで、複数
目標として誘導することができる。
【0055】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5による誘導装置の構成を示すブロック図である。図
3に示す実施の形態2の誘導装置と同一もしくは相当部
分は同一符号で示す。図3に示す実施の形態2の構成に
対して異なる部分は、グループトラッキング器7を設け
たことである。7は目標選択器(2)5にて目標選択でき
ない場合に、複数目標を集団として、重心に誘導する処
理と誤差角度を演算するグループトラッキング器であ
る。
【0056】動作は、実施の形態2と同等の処理により
脅威度の高い目標を選択する。目標選択器(2)5にて目
標選択できない場合は、グループトラッキング器7によ
り複数目標を集団として、重心に誘導する処理と誤差角
度を演算する。このグループトラッキング処理の動作
は、実施の形態4でのグループトラッキング処理と同じ
である。
【0057】目標選択器(2)5により脅威度の高い目標
の選択し、誘導装置1を搭載した飛しょう体を、選択し
た目標へと誘導する。また、目標選択出来ない場合は複
数目標の重心点に誘導装置1を搭載した飛しょう体を誘
導する。
【0058】このような構成をとることによって、実施
の形態2と同様の識別性能で、かつ実施の形態2と比較
しても、脅威度レベルが同じ判定であることなどから目
標選択できない場合、脅威度判定に差がでるまで、複数
目標として誘導することができる。
【0059】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6による誘導装置の構成を示すブロック図である。
図6に示す実施の形態3の誘導装置と同一もしくは相当
部分は同一符号で示す。図6に示す実施の形態3の構成
に対して異なる部分は、グループトラッキング器7を設
けたことである。7は目標選択器(3)6にて目標選択で
きない場合に、複数目標を集団として、重心に誘導する
処理と誤差角度を演算するグループトラッキング器であ
る。
【0060】動作は、実施の形態3と同等の処理により
脅威度の高い目標を選択する。目標選択器(3)6にて目
標選択できない場合は、グループトラッキング器7によ
り複数目標を集団として、重心に誘導する処理と誤差角
度を演算する。このグループトラッキング処理の動作
は、実施の形態4でのグループトラッキング処理と同じ
である。
【0061】目標選択器(3)6により脅威度の高い目標
の選択し、誘導装置1を搭載した飛しょう体を、選択し
た目標へと誘導する。また、目標選択出来ない場合は複
数目標の重心点に誘導装置1を搭載した飛しょう体を誘
導する。
【0062】このような構成をとることによって、実施
の形態3と同様の識別性能で、かつ実施の形態3と比較
しても、脅威度レベルが同じ判定であることなどから目
標選択できない場合、脅威度判定に差がでるまで、複数
目標として誘導することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、偏波信
号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から信
号の反射および公差、または周波数の成分を取り出して
予め保持したこれのサンプルと照合して目標を識別する
第2の比較手段を設けたので、これらのファクタの違い
により地上レーダ車、戦車、トラックなどの目標を識別
する性能が向上し、より脅威度の高い目標へ誘導するこ
とができる。
【0064】また、前記第2の比較手段として、前記偏
波信号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号か
ら奇数回数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分
解し、予め保持した複数類の目標3成分と照合し、目標
を識別する偏波分解比較器を設けたので、偏波特性の3
成分の違いにより地上レーダ車、戦車、トラックなどの
目標を識別する性能が向上し、より脅威度の高い目標へ
誘導することができる。
【0065】また、前記第2の比較手段として、前記偏
波信号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号か
ら周波数成分を取り出し、予め保持した複数類の目標の
周波数成分と照合し、目標を識別する速度プロファイル
比較器を設けたので、周波数特性の違いにより戦車など
の装軌車とトラックなどの装輪車の目標を識別する性能
が向上し、より脅威度の高い目標へ誘導することができ
る。
【0066】また、前記第2の比較手段として、前記偏
波分解比較器と速度プロファイル比較器とを共に設け、
前記目標選択器が、前記距離プロファイル比較器で識別
した結果と、前記偏波分解比較器で識別した結果と、前
記速度プロファイル比較器で識別した結果から複数目標
に対して脅威度判定を行い、目標を選択するようにした
ので、前記前記偏波分解比較器と速度プロファイル比較
器の識別結果の論理和で識別判定するので、更に識別す
る性能が向上し、より脅威度の高い目標へ誘導すること
ができる。
【0067】また、前記目標選択器にて目標選択できな
い場合に、複数目標を集団として、重心に誘導する処理
と誤差角度を演算するグループトラッキング器をさらに
設けたので、脅威度レベルが同じ判定などから目標選択
できない場合でも、脅威度判定に差がでるまで、複数目
標に対して誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による誘導装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における偏波特性の
3成分を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による誘導装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における周波数特性
を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における周波数特性
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による誘導装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による誘導装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態4におけるグループト
ラッキング処理を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による誘導装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による誘導装置の
構成を示すブロック図である。
【図11】 図11は従来の誘導装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】 従来の誘導装置における目標誤識別を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 誘導装置、2 偏波分解比較器、3 目標選択器
(1)、4 速度プロファイル比較器、5 目標選択器
(2)、6 目標選択器(3)、7 グループトラッキング
器、102 局発器、103 送信器、104 送受切
換器、105 偏波制御器、106 偏波共用アンテ
ナ、107 目標群もしくはクラッタ、108受信器、
109 偏波信号処理器、110 距離プロファイル比
較器、112追尾処理器、113 ジンバル制御器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C014 DA02 DB01 DC03 DC04 DD01 DD11 DD12 5J070 AB06 AD01 AD17 AE01 AE05 AF07 AH19 AH23 AH34 AK15 AK18 BB02 BB03 BB15 BB21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出された目標を識別、選択し、その目
    標へ飛しょう体を誘導する誘導装置であって、 水平、垂直、交差の偏波特性を含むSUM受信信号とD
    IF受信信号を振幅、位相検波して変換した偏波特性を
    含むSUMビデオ信号とDIFビデオ信号からクラッタ
    偏波特性の成分のみを抑圧した抑圧SUMビデオ信号と
    抑圧DIFビデオ信号を抽出する偏波信号処理器と、 送信のための基準RF信号の所定の個数分に対応する抑
    圧SUMビデオ信号を合成帯域処理し、高距離分解能化
    された振幅対距離のレンジプロファイルを生成し、予め
    保持したこれのサンプルと照合して目標を識別する距離
    プロファイル比較器と、 前記偏波信号処理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ
    信号から信号の反射および公差、または周波数の成分を
    取り出して予め保持したこれのサンプルと照合して目標
    を識別する第2の比較手段と、 前記距離プロファイル比較器で識別した結果と、前記第
    2の比較手段の識別結果から複数目標に対して脅威度判
    定を行い、目標を選択する目標選択器と、 を備えたことを特徴とする誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較手段が、前記偏波信号処
    理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から奇数回
    数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分解し、予
    め保持した複数類の目標3成分と照合し、目標を識別す
    る偏波分解比較器からなることを特徴とする請求項1に
    記載の誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の比較手段が、前記偏波信号処
    理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から周波数
    成分を取り出し、予め保持した複数類の目標の周波数成
    分と照合し、目標を識別する速度プロファイル比較器か
    らなることを特徴とする請求項1に記載の誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の比較手段が、前記偏波信号処
    理器の偏波特性を含む抑圧SUMビデオ信号から奇数回
    数反射と偶数回数反射と公差成分の3成分に分解し、予
    め保持した複数類の目標3成分と照合し、目標を識別す
    る偏波分解比較器と、前記偏波信号処理器の偏波特性を
    含む抑圧SUMビデオ信号から周波数成分を取り出し、
    予め保持した複数類の目標の周波数成分と照合し、目標
    を識別する速度プロファイル比較器と、からなり、 前記目標選択器が、前記距離プロファイル比較器で識別
    した結果と、前記偏波分解比較器で識別した結果と、前
    記速度プロファイル比較器で識別した結果から複数目標
    に対して脅威度判定を行い、目標を選択することを特徴
    とする請求項1に記載の誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記目標選択器にて目標選択できない場
    合に、複数目標を集団として、重心に誘導する処理と誤
    差角度を演算するグループトラッキング器をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の誘導装置。
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