JP2002121805A - トイレ - Google Patents

トイレ

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JP2002121805A
JP2002121805A JP2000313016A JP2000313016A JP2002121805A JP 2002121805 A JP2002121805 A JP 2002121805A JP 2000313016 A JP2000313016 A JP 2000313016A JP 2000313016 A JP2000313016 A JP 2000313016A JP 2002121805 A JP2002121805 A JP 2002121805A
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JP
Japan
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tank
toilet
wastewater
storage tank
mortar
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Application number
JP2000313016A
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English (en)
Inventor
Hiroichi Shioda
博一 塩田
Yojiro Fukui
洋二郎 福井
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VMC KK
Silver Seiko Ltd
Original Assignee
VMC KK
Silver Seiko Ltd
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Publication date
Application filed by VMC KK, Silver Seiko Ltd filed Critical VMC KK
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ排水を一定時間滞留させ、短時間のう
ちに殺菌・脱臭・脱色処理して、安全に廃棄可能となす
と共に、排水が臭わず、見た目にも透明として、多くの
人に気持ちよく受け入れられるトイレを提供する。 【解決手段】 便器(10)の排水口(11)に滞留槽
(20)を連結し、この滞留槽(20)には排水を環流
させる環流発生装置(30)と、排水を電気分解する電
気分解装置(40)とを設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレに関するも
ので、さらに詳しくは、トイレ排水を殺菌処理、脱色処
理、脱臭処理するようになした、介護用に利用されるの
に特に適したトイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレ排水中には、多くの有機物に混じ
って病原菌等の多量の微生物が混入している。従って、
その処理は慎重に行わないと、種々の病原菌の感染原因
となりかねない。また、病人や老人等の一人でトイレに
行けない人のトイレの世話は、大変であると共に、世話
を受ける人にとっても大きな気遣いのもとになってい
る。
【0003】従来の介護作業中、トイレ介護はオマルを
使用したり、おしめを使用することが多いが、寝たまま
で水洗便器を使用できると多くの人に利用でき、介護の
大きな省力化が可能となる。しかし、寝室には、通常下
水管が配管されていないので、水洗トイレを使用するに
は大がかりな排水管敷設工事が必要となり経費が嵩むと
いう問題点を有している。
【0004】そこで、トイレ排水をフレキシブルチュー
ブで床面上を這わせて排水するようになすと、費用的に
は安価に配管可能であるか、居住中空間に露出したフレ
キシブルな管があってその中をトイレ排水が通るとなる
と、実際には問題が無くても、非衛生的であるとの観念
が先立ってしまい、多くの人に受け入れられないという
問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決すべくなされたもので、トイレ排水をその場所
(近傍場所)に一定時間滞留させ、短時間のうちに殺菌
・脱臭・脱色処理して、安全に廃棄可能となすと共に、
トイレ排水を安全で臭わず、見た目にも透明として、多
くの人に気持ちよく受け入れられるトイレを提供するこ
とを課題としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、便器10の排水口11に滞留槽20を連
結し、この滞留槽20には排水を環流させる環流発生装
置30と、排水を電気分解する電気分解装置40とを設
けてなる技術的手段を講じたものである。
【0007】それ故、本発明はトイレの排水が電気分解
され、電気分解によって発生した酸素および、一部オゾ
ンはその酸化力で排水中の有機物等を分解して、排水を
殺菌・脱臭・脱色処理する作用を呈するものである。
【0008】また、トイレの排水中には通常比較的多量
の塩分を含んでいるので、電気分解で次亜塩素酸ソーダ
が生成され、この次亜塩素酸ソーダが殺菌作用を呈する
ことになる。また、塩分が電気分解されると塩素も発生
し、この塩素は脱色、脱臭作用を呈するものである。
【0009】次に、請求項2の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は円筒容
器状に構成し、その内周面21に凹凸部22を設け、こ
の滞留槽20には排水を該滞留槽20の中心軸を回転中
心軸として環流させる環流発生装置30を設け、さら
に、該滞留槽20に排水を電気分解する電気分解装置4
0を設けてなる技術的手段を講じたものである。
【0010】それ故、本発明は、請求項1の作用に加え
て、排水中の比較的比重の高い固形分が環流によって滞
留槽20を旋回しながら遠心方向に移動して、凹凸部2
2に衝突して、粉砕され、溶解が助長され、固形分も該
処理のための時間を短縮する作用を呈するものである。
【0011】次に、請求項3の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は円筒容
器状に構成し、その内周面21に凹凸部22を設け、こ
の滞留槽20には排水を該滞留槽20の中心軸を回転中
心軸として環流させる環流発生装置30を設け、さら
に、該滞留槽20に排水を電気分解する電気分解装置4
0を設けて、この電気分解装置40はイオン交換膜41
の一面にオゾン発生触媒機能を有する金網状陽極電極4
2を、他面に陰極電極43を当接して、該陽極電極42
と陰極電極43とを電源装置50に連結して直流電圧を
印可してなる技術的手段を講じたものである。
【0012】それ故、本発明は請求項2の作用にさらに
加えて、イオン交換膜41とオゾン発生触媒機能を有す
る金網状陽極電極42とを使用した電気分解装置40を
使用したので、電気分解によって酸化力の非常に大きな
オゾンが発生し、トイレ排水の有機物をオゾンの強力な
酸化力で酸化・分解する作用を呈するものである。
【0013】次に、請求項4の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は縦方向
の円筒容器状に構成し、その内周面21に凹凸部22
を、底面中央に擂り鉢状凹部23を設け、該擂り鉢状凹
部23内には、滞留槽20と同軸の駆動源60によって
回転する逆円錐形の擂り棒24を収納し、さらに、この
擂り棒24には排水に該滞留槽20の中心軸を回転中心
軸として環流させる環流発生翼30を設け、さらに、該
滞留槽20に排水を電気分解する電気分解装置40を設
けてなる技術的手段を講じたものである。
【0014】それ故、本発明は請求項2の作用に加え、
排水中の固形分を擂り棒24により擂り潰す作用を呈す
るものである。
【0015】次に、請求項5の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は縦方向
の円筒容器状に構成し、その内周面21に凹凸部22
を、底面中央に擂り鉢状凹部23を設け、該擂り鉢状凹
部23内には、滞留槽20と同軸の駆動源60によって
回転する逆円錐形の擂り棒24を収納し、さらに、この
擂り棒24には排水に該滞留槽20の中心軸を回転中心
軸として環流させる環流発生翼30を設け、さらに、該
滞留槽20の外部に排水を電気分解する電気分解装置4
0を設けて、この電気分解装置40はイオン交換膜41
の一面にオゾン発生触媒機能を有する金網状陽極電極4
2を、他面に陰極電極43を当接して、該陽極電極42
と陰極電極43とを電源装置50に連結して直流電圧を
印可するようになし、また、該滞留槽20内の排水を上
記陽極電極42に沿わせて流過させた後、鉢状凹部23
内に還流させる流路44を設けてなる技術的手段を講じ
たものである。
【0016】それ故、本発明は請求項3の作用と請求項
4の作用とを共に呈するばかりか、擂り潰し粉砕した直
後の部位に電気分解で発生したオゾンが供送されるの
で、有機物が粉砕と同時に酸化され、特に脱色と脱臭に
は効果的な処理が行える作用を呈するものである。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て詳細に説明する。図中、10が便器、11が該便器1
0の排水口である。この便器10は図示はしていない
が、ベッドに取り付けたもの、または要介護者の体の下
に差し込むようになした可搬式のもの、さらには、病室
の隅などに仮設できるようになした仮設式のもの等従来
公知な各種の便器が利用できる。なお、本発明の便器1
0は図示していないが上水または注水の流入口を有した
水洗式のものが使用される。
【0018】そして、上記便器10の排水口11に滞留
槽20に連通管12を介して連結してある。この滞留槽
20は便器10の排水を処理のために一時的に滞留させ
ておくもので、排水の処理に必要な時間、該トイレの排
水が一時的に溜められるようになしてある。従って、こ
の滞留槽20はその処理時間と排水の通常の排出量とに
よってその容量を設定すればよい。なお、この滞留槽2
0には弁27を有した排水管27aが設けられ、処理済
みの排水はこの排水管27aより排水されるようになし
てある。
【0019】そして、本発明は上記滞留槽20には排水
を環流させる環流発生装置30と、排水を電気分解する
電気分解装置40とを設けてなる。環流発生装置30と
しては図示例のような環流発生翼30aを駆動源60で
排水中で回転させて、滞留槽20内のトイレ排水全体を
旋回流とするものであってもよいが、図示はしていない
が、滞留槽20内の排水をポンプで循環させる際、その
循環注入水流が容器の接線方向に連結されて、循環水流
で環流を発生させるようになしてもよいものである。
【0020】そして、上記電気分解装置40は、後記す
る図示例のほか、陽極と陰極とを間隔を有して対設して
排水中に浸漬した通常のもの(図示例とは異なる。)も
使用でき、両電極間に直流電圧を印可するとトイレの排
水は電解液であるので、電気分解が発生する。電気分解
では先ず陽極側に酸素が発生する。この酸素は無論、酸
化力を有し、排水中の有機物を酸化分解するが、通常の
大気中に存在する酸素とは異なり、発生したばかりの酸
素は励起状態にあって酸化力が大きいことが知られてい
る。
【0021】次に、電気分解によって発生した酸素の一
部は電界の影響を受けて、一部オゾン化することが知ら
れている。オゾンは酸素より酸化力が大きく、このオゾ
ンをより多く発生させることで、より効率的な排水処理
が可能となり、一般的には電気分解を激しく行うことで
オゾンの発生量が増え、また、白金やニッケル等の金属
で陽極電極を構成するとオゾンの発生量が増すことが知
られている。
【0022】さらに、トイレの排水中には比較的多くの
塩分が含まれている。このように塩分を多く含む排水を
電気分解すると、次亜塩素酸ソーダや塩素が発生し、次
亜塩素酸ソーダは強力な殺菌剤として機能し、塩素は強
力な脱色剤として機能することになる。
【0023】従って、本発明トイレは、電気分解装置4
0によって排水が酸化分解され、脱臭・脱色,殺菌され
ることになる。なお、滞留槽20内で排水を環流させる
ことで、これら排水処理は均一に行われるものである。
【0024】次に、請求項2の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、該滞留槽20は円筒容器状に構成し、そ
の内周面21に凹凸部22を設け、この滞留槽20には
排水を該滞留槽20の中心軸を回転中心軸として環流さ
せる環流発生装置30を設けたものである。
【0025】発生期の酸素、オゾンにいくら強力な酸化
力があっても、固形分を酸化分解するには非常に長時間
が必要となる。そこで、本発明では、酸化効率を高め
て、酸化分解に要する時間を短縮しようとしたもので、
環流(旋回流)で比重の重い固形分を遠心方向に移動さ
せ、滞留槽20の内周面21に設けた凹凸部22に衝突
させて、該固形分を凹凸部22に衝突させて粉砕、溶解
させ、環流発生装置30による環流を攪拌のみではな
く、固形分の粉砕・溶解の助長にも使用したものであ
る。
【0026】なお、図示例では滞留槽20は縦方向の筒
状容器となしてあるが、横軸の円筒状のものを使用して
も差し支えない。また、上記凹凸部22の形状は適宜の
ものでよいが、図示例の断面三角形状の柱体を円筒容器
状の滞留槽20の中心軸と平行に該滞留槽20の内周面
に並置したものが粉砕効果が高いものであった。
【0027】次に、請求項3の発明は、上記請求項2の
構成中の、電気分解装置40をイオン交換膜41の一面
にオゾン発生触媒機能を有する金網状陽極電極42を、
他面に陰極電極43を当接して、該陽極電極42と陰極
電極43とを電源装置50に連結して直流電圧を印可し
てなる方式に限定したものである。すなわち、前述もし
たように、排水処理にはオゾンの強力な酸化力を使用す
ることがより望ましい。そこで、本発明ではトイレの排
水の電気分解で、オゾンが生じ易いようにしたものであ
る。
【0028】上記イオン交換膜41は固体であるが、一
種の電解質で、電流が通過し易い性状を有している。こ
のイオン交換膜41として例えば、米国デュポン社製の
商品名ナフィオン450を使用した。このイオン交換膜
41で図3に示すように容器40aを二分割に仕切り、
一面にオゾン発生触媒機能を有する金網状陽極電極42
として白金(Pt)の金網を当接し、この金網状陽極電
極側を陽極室Aとなした。なお、この陽極室Aには流入
口40bと流出口40cとが設けられ、トイレ排水は流
入口40bか陽極質A内に流入して流出口40cから流
出し、循環下流側の流路44aで滞留槽20に還流する
ようになしてある。
【0029】白金、金、ニッケツ、チタン等は電気分解
において陽極電極42として使用するとオゾン生成触媒
機能を有するもので、特に、上記イオン交換膜41を使
用する電気分解では、両電極の間隔が該イオン交換膜4
1の厚みのみの極めて狭い間隔に保つことができるの
で、電気分解が激しく発生し、オゾン発生触媒機能は相
乗的に発生するものである。
【0030】なお、上記陽極電極42を金網状となした
のは、イオン交換膜41を両電極42,43で挟んで電
気分解をする方式では、電気分解は陽極電極42とイオ
ン交換膜41とが接触した部位と接触していない部位と
の境界部位で最も激しく発生するもので、この部位を数
多く設けるため、本発明では陽極電極42を、各針金が
波状になって格子状に編まれた金網状となしたものを使
用したものである。
【0031】なお、イオン交換膜41の他面側は陰極電
極43を当接して陰極室Cとなしてある。該陽極電極4
2は各種耐食金属を使用すればよいが、実際には白金等
の金網を使用するとオゾン発生効率が高いことが実験の
結果確認されている。なお、この陰極室Cにも流入口4
0dと流出口40eが設けられ、この流入口40dと流
出口40eには循環冷却水を循環するなどするのがよい
が、陰極室C内には電気分解で水素が発生し、わずかに
陽極室Aの水がイオン交換膜41を通過してくるので単
に両者を解放しておいてもよい。
【0032】そして、この電気分解装置40は、図示例
では滞留槽20の外に設置し、該滞留槽20内の排水を
ポンプ45で陽極電極42側を沿わせて流過させて循環
させるようになしてあるが、滞留槽20内の排水中に該
電気分解装置40全体(無論、電源装置50は除く)を
浸漬するようになしてもよいのは無論である。
【0033】次に、請求項4の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は縦方向
の円筒容器状に構成し、その内周面21に凹凸部22を
設けてなるのは請求項2と同じであるが、本発明では、
該滞留槽20の底面中央に擂り鉢状凹部23を設け、該
擂り鉢状凹部23内には、滞留槽20と同軸の駆動源6
0によって回転する逆円錐形の擂り棒24を収納してあ
る。すなわち、本発明はトイレ排水中の固形物を、その
比重の大きさで沈下したものを擂り鉢状凹部23内に導
入して擂り棒24で擂り潰すもので、トイレ排水中に含
まれる紙、パルプ等の微細化に大きく貢献できるもので
あった。
【0034】なお、図示するように、滞留槽20はその
底面26を平面ではなく、擂り鉢状となして、トイレ排
水中の比重の重い固形分は底面26の中央に集まり、さ
らには、上記擂り鉢状凹部23内に導入されるようにな
しておくとより効果的である。
【0035】そして、上記擂り棒24には排水に該滞留
槽20の中心軸を回転中心軸として環流させる環流発生
翼30aを設けてある。すなわち、本発明は駆動源60
で、固形分の擂り潰しと環流の発生とを行うもので、特
に、環流は滞留容器20の上部で主に行われるよう、該
環流発生翼30aは、上記擂り棒24の上に軸棒25を
凸設し該軸棒25の上端に取り付けられ、駆動源60で
該擂り棒24と共に回転するようになしてあり、滞留容
器20の低部は環流が弱くなるようになし、該滞留槽2
0の上部では環流で比重の重い固形分が遠心方向に移動
して凹凸部22に衝突して粉砕され、滞留槽20の遠心
部位で沈下した固形分は底面の斜面26に沿って中央に
集まるようになしておくと効果的な固形分の粉砕が行え
るものである。
【0036】次に、請求項5の発明は、便器10の排水
口11に滞留槽20を連結し、この滞留槽20は縦方向
の円筒容器状に構成し、その内周面21に凹凸部22
を、底面中央に擂り鉢状凹部23を設け、該擂り鉢状凹
部23内には、滞留槽20と同軸の駆動源60によって
回転する逆円錐形の擂り棒24を収納し、さらに、この
擂り棒24には排水に該滞留槽20の中心軸を回転中心
軸として環流させる環流発生翼30を設け、さらに、該
滞留槽20の外部に排水を電気分解する電気分解装置4
0を設けて、この電気分解装置40はイオン交換膜41
の一面にオゾン発生触媒機能を有する金網状陽極電極4
2を、他面に陰極電極43を当接して、該陽極電極42
と陰極電極43とを電源装置50に連結して直流電圧を
印可するようになし、また、該滞留槽20内の排水を上
記陽極電極42に沿わせて流過させた後、鉢状凹部23
内に還流させる流路44を設けてなるもので、請求項4
の発明に請求項3の電気分解装置40を使用したもので
ある。
【0037】しかし、本発明の最も特徴とするところ
は、滞留槽20内の排水を上記陽極電極41に沿わせて
流過させた後、鉢状凹部23内に還流させる流路44を
設けることで、発生した直後の酸素、オゾンが粉砕され
た直後の固形分と直ちに接触することで、より効率的な
酸化分解を試みたもので、実験の結果では、脱色、脱臭
には粉砕直後に酸化する方が効果的であった。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記のごと構成であるので、ト
イレ排水を10〜30分で完全に殺菌・脱臭でき、脱色
は状況に応じて処理時間に差を有するも、30分程度で
ほぼ透明化できるトイレを提供できるもので、相応の容
量の滞留槽20を用意すれは病院や施設では無論、一般
家庭でも要護者のトイレ介護を顕著に省力化できるトイ
レを提供できるものである。
【0039】特に、本発明は、電気分解のみで酸素、オ
ゾン、次亜塩素酸ソーダを生成して混入細菌の滅菌を行
うので、信頼性の高い滅菌が可能で、滞留槽20内の処
理済み排水は直接下水道等に流しても院内感染等の感染
の心配が全くないトイレを提供できるものである。
【0040】また、本発明は酸化脱臭が行えるので、ト
イレよりの臭いを抑えることができ、近年想定される老
人の在宅介護において、要介護者本人も介護をする家族
もいたずらな気遣いをすることなく、広く受け入れられ
る介護を行えるトイレを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す配管図を含む要部の縦
断面図である。
【図2】要部の滞留槽部の平面図である。
【図3】本発明に使用される電気分解装置部の縦断面図
である。
【符号の説明】
10 便器 11 排水口 20 滞留槽 21 内周面 22 凹凸部 23 擂り鉢状凹部 24 擂り棒 30 環流発生装置 30a 環流発生翼 40 電気分解装置 41 イオン交換膜 42 金網状陽極電極 43 陰極電極 50 電源装置 44 流路 56 駆動源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 洋二郎 東京都新宿区新宿1丁目28番15号 シルバ ー精工株式会社内 Fターム(参考) 2D038 AA04 2D039 CB02 DB08 4D061 DA08 DA10 DB01 DB03 DB10 DB19 DC03 DC04 EA02 EB02 EB04 EB13 EB30 EB35 FA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器(10)の排水口(11)に滞留槽
    (20)を連結し、この滞留槽(20)には排水を環流
    させる環流発生装置(30)と、排水を電気分解する電
    気分解装置(40)とを設けてなるトイレ。
  2. 【請求項2】 便器(10)の排水口(11)に滞留槽
    (20)を連結し、この滞留槽(20)は円筒容器状に
    構成し、その内周面(21)に凹凸部(22)を設け、
    この滞留槽(20)には排水を該滞留槽(20)の中心
    軸を回転中心軸として環流させる環流発生装置(30)
    を設け、さらに、該滞留槽(20)に排水を電気分解す
    る電気分解装置(40)を設けてなるトイレ。
  3. 【請求項3】 便器10の排水口(11)に滞留槽(2
    0)を連結し、この滞留槽(20)は円筒容器状に構成
    し、その内周面(21)に凹凸部(22)を設け、この
    滞留槽(20)には排水を該滞留槽(20)の中心軸を
    回転中心軸として環流させる環流発生装置(30)を設
    け、 さらに、該滞留槽(20)に排水を電気分解する電気分
    解装置(40)を設けて、この電気分解装置(40)は
    イオン交換膜(41)の一面にオゾン発生触媒機能を有
    する金網状陽極電極(42)を、他面に陰極電極(4
    3)を当接して、該陽極電極(42)と陰極電極(4
    3)とを電源装置(50)に連結して直流電圧を印可し
    てなるトイレ。
  4. 【請求項4】 便器(10)の排水口(11)に滞留槽
    (20)を連結し、この滞留槽(20)は縦方向の円筒
    容器状に構成し、その内周面(21)に凹凸部(22)
    を、底面中央に擂り鉢状凹部(23)を設け、該擂り鉢
    状凹部(23)内には、滞留槽(20)と同軸の駆動源
    (60)によって回転する逆円錐形の擂り棒(24)を
    収納し、さらに、この擂り棒(24)には排水に該滞留
    槽(20)の中心軸を回転中心軸として環流させる環流
    発生翼(30a)を設け、さらに、該滞留槽(20)に
    排水を電気分解する電気分解装置(40)を設けてなる
    トイレ。
  5. 【請求項5】 便器(10)の排水口(11)に滞留槽
    (20)を連結し、この滞留槽(20)は縦方向の円筒
    容器状に構成し、その内周面(21)に凹凸部(22)
    を、底面中央に擂り鉢状凹部(23)を設け、該擂り鉢
    状凹部(23)内には、滞留槽(20)と同軸の駆動源
    (60)によって回転する逆円錐形の擂り棒(24)を
    収納し、さらに、この擂り棒(24)には排水に該滞留
    槽(20)の中心軸を回転中心軸として環流させる環流
    発生翼(30a)を設け、 さらに、該滞留槽(20)の外部に排水を電気分解する
    電気分解装置(40)を設けて、この電気分解装置(4
    0)はイオン交換膜(41)の一面にオゾン発生触媒機
    能を有する金網状陽極電極(42)を、他面に陰極電極
    (43)を当接して、該陽極電極(42)と陰極電極
    (43)とを電源装置(50)に連結して直流電圧を印
    可するようになし、また、該滞留槽(20)内の排水を
    上記陽極電極(42)に沿わせて流過させた後、鉢状凹
    部(23)内に還流させる流路(44)を設けてなるト
    イレ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077500A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Toto Ltd 圧送式便器装置
JP2016044447A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 Toto株式会社 圧送式便器装置
JP2016223082A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 Toto株式会社 汚物処理装置
CN109513408A (zh) * 2018-12-29 2019-03-26 宜兴市恩创环保有限公司 一种管状电极反应器及用其处理厕所回用水的系统

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