JP2002121092A - 微生物が担持された炭化物、これを用いたぼかし肥、きのこ人工栽培用培地および該炭化物、ぼかし肥の製造方法 - Google Patents

微生物が担持された炭化物、これを用いたぼかし肥、きのこ人工栽培用培地および該炭化物、ぼかし肥の製造方法

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JP2002121092A
JP2002121092A JP2000310340A JP2000310340A JP2002121092A JP 2002121092 A JP2002121092 A JP 2002121092A JP 2000310340 A JP2000310340 A JP 2000310340A JP 2000310340 A JP2000310340 A JP 2000310340A JP 2002121092 A JP2002121092 A JP 2002121092A
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microorganism
water
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Kunii Nakada
邦位 中田
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Nakata Giken KK
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Nakata Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物が旺盛に増殖している微生物が担持さ
れた炭化物を提供する。 【解決手段】 可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベ
ントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結
材と、水との混合物を焼成した炭化物であって、連続気
孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%が無機物で
残りが炭素からなる炭化物に、微生物および該微生物の
栄養源が添加された水溶液が含浸されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微生物が担持された
炭化物、これを用いたぼかし肥、きのこ人工栽培用培地
および該炭化物、ぼかし肥の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EM菌は、光合成細菌、酵母菌、乳酸菌
などの有用微生物の複合体であり、水溶液状の倍地に添
加されて市販されている。このEM菌は、無農薬肥料源
等として注目されている。ぼかし肥として用いる場合に
は、籾殻と米糠とを容量比で3:7程度の割合で混合し
た混合物に市販のEM菌(水溶液)を噴霧し、醗酵させ
たものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記ぼかし肥の場合、水溶液状で噴霧されるEM菌が米
糠に吸収されてしまい、発酵が良好に行われず、醗酵期
間も10日以上の長期間を要し、しかも肥効も期待され
る程は発揮されないという課題がある。原因は、籾殻中
に雑菌が混入していること、また、休眠状態のEM菌が
使用され、この休眠状態のEM菌が、いきなり栄養源と
して優れる米糠に添加されたとしても、その増殖が遅
れ、醗酵が良好に行われないためと考えられる。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、微生物が
旺盛に増殖している微生物が担持された炭化物、短期間
で醗酵し、肥料として有効なぼかし肥やこれらの製法お
よびこれを用いたきのこ人工栽培用培地を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明に係
る微生物が担持された炭化物は、可燃物もしくは可燃物
を含む原料と、ベントナイト等のモンモリロナイトを含
有する無機質粘結材と、水との混合物を焼成した炭化物
であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜9
5wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、微生物
および該微生物の栄養源が添加された水溶液が含浸され
ていることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る微生物が担持された炭
化物は、可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベントナ
イト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結材と、
水溶性糖類との混合物を焼成した炭化物であって、連続
気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%が無機物
で残りが炭素からなる炭化物に、微生物および該微生物
の栄養源が添加された水溶液が含浸されていることを特
徴とする。
【0007】また、本発明に係る微生物が担持された炭
化物は、可燃物もしくは可燃物を含む原料の表面を、水
を媒介としてベントナイト等のモンモリロナイトを含有
する無機質粘結材で被覆したものを焼成した炭化物であ
って、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt
%が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、微生物およ
び該微生物の栄養源が添加された水溶液が含浸されてい
ることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係る微生物が担持された
炭化物は、可燃物もしくは可燃物を含む原料の表面を、
ベントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘
結材と水溶性糖類の被膜で被覆したものを焼成した炭化
物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜
95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、微生
物および該微生物の栄養源が添加された水溶液が含浸さ
れていることを特徴とする。前記各微生物がEM菌であ
ると好適である。また、前記炭化物は粉体状もしくは粒
状をなすようにするとよい。
【0009】また、本発明に係る微生物が担持された炭
化物の製造方法は、可燃物もしくは可燃物を含む原料
と、ベントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機
質粘結材と、水との混合物が焼成された炭化物であっ
て、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%
が無機物で残りが炭素からなる炭化物を、微生物および
栄養源が添加された水溶液に浸漬し、該炭化物に前記水
溶液を含浸する工程と、前記水溶液が含浸された前記炭
化物と、前記水溶液が含浸されていない前記炭化物とを
混合する工程とを具備することを特徴とする。
【0010】また本発明に係る微生物が担持された炭化
物の製造方法は、可燃物もしくは可燃物を含む原料と、
ベントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘
結材と、水溶性糖類との混合物を焼成した炭化物であっ
て、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%
が無機物で残りが炭素からなる炭化物を、微生物および
栄養源が添加された水溶液に浸漬し、該炭化物に前記水
溶液を含浸する工程と、前記水溶液が含浸された前記炭
化物と、前記水溶液が含浸されていない前記炭化物とを
混合する工程とを具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る微生物が担持された炭
化物の製造方法は、可燃物もしくは可燃物を含む原料の
表面を、水を媒介としてベントナイト等のモンモリロナ
イトを含有する無機質粘結材で被覆したものを焼成した
炭化物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt
%〜95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物を、
微生物および栄養源が添加された水溶液に浸漬し、該炭
化物に前記水溶液を含浸する工程と、前記水溶液が含浸
された前記炭化物と、前記水溶液が含浸されていない前
記炭化物とを混合する工程とを具備することを特徴とす
る。
【0012】さらに、本発明に係る微生物が担持された
炭化物の製造方法は、可燃物もしくは可燃物を含む原料
の表面を、ベントナイト等のモンモリロナイトを含有す
る無機質粘結材と水溶性糖類の被膜で被覆したものを焼
成した炭化物であって、連続気孔からなる多孔質をな
し、5wt%〜95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭
化物を、微生物および栄養源が添加された水溶液に浸漬
し、該炭化物に前記水溶液を含浸する工程と、前記水溶
液が含浸された前記炭化物と、前記水溶液が含浸されて
いない前記炭化物とを混合する工程とを具備することを
特徴とする。前記水溶液が含浸された炭化物と、前記水
溶液が含浸されていない前記炭化物とを、容量比で、
1:1〜4の割合で混合すると好適である。前記微生物
にはEM菌を用いると好適である。
【0013】また、本発明に係るぼかし肥は、上記微生
物が担持された炭化物に糖質を含む固形状の栄養源が添
加されていることを特徴とする。前記微生物が担持され
た炭化物と前記固形状の栄養源との配合割合が容量比
で、1:1〜4であると好適である。また、前記固形状
の栄養源に米糠を用いると好適である。
【0014】また、本発明に係るぼかし肥の製造方法
は、上記微生物が担持された炭化物に水を添加する工程
と、該水が添加された微生物が担持された炭化物に、糖
質を含む固形状の栄養源を混合する工程とを具備するこ
とを特徴とする。前記水を添加した炭化物と前記固形状
の栄養源を容量比で、1:1〜4の割合で混合すると好
適である。また、前記固形状の栄養源に米糠を用いると
好適である。
【0015】また、本発明に係るきのこ人工栽培用培地
は、上記ぼかし肥が添加されていることを特徴とする。
【0016】
【作用】通常、可燃物を炭化するためには、可燃物を還
元性雰囲気で焼成する必要がる。可燃物を酸化性雰囲気
で焼成すると燃焼して灰になるからである。ところで、
本発明によれば、可燃物を酸化性雰囲気で焼成しても燃
焼せず炭化する。ベントナイトが可燃物に水と共に混合
されることによって、可燃成分がベントナイトの微粒子
で被覆されることによって酸化が抑制されるものと推測
される。この酸化抑制効果は、ベントナイトの主成分で
あるモンモリロナイトを含有する無機質粘結材を混合す
るときにのみ発現する。この効果は、水溶性糖類を添加
したときさらに飛躍的に向上する。因みに、モンモリロ
ナイトを含有していない粘土を混合しても、同じ条件で
酸化焼成したとき、可燃物は炭化せず、燃焼してしま
う。モンモリロナイトを含有していない粘土の場合は、
還元焼成しないと炭化されない。
【0017】上記酸化抑制効果は、モンモリロナイトを
含有する無機質粘結材が水と共に混合されることによっ
て発現するが、水と共に混合するとは、要は水分の存在
する条件下で粘結材を混合するということであり、単に
外部から水を添加することの他に、可燃物が水分を十分
に保有する場合は、この水分も利用することを含む。水
分が不足する場合は不足分を添加すればよい。水分量は
特に限定されないが、水分量が多く、混合した場合、全
体の材料がマヨネーズ状や、粘土状、あるいは若干流動
性のある液状をなしてもよいし、水分量が少なく、粘結
材が水分を媒介として、可燃物上に薄い被膜として被覆
される程度でもよい。
【0018】可燃物とは、石炭、石油、植物油、木材、
竹、プラスチック、穀物の殻(そば殻、もみ殻等)、
紙、パルプ、肉類、穀物、食品、およびこれらの加工残
査、およびこれらを原料にする廃棄物等、要するに燃え
る物全般である。可燃物を含むものとは、燃える物と燃
えない物が混ざった物で、燃えない物はガラス、セラミ
ック等の耐火物である。廃棄物は純粋な可燃物のみの状
態で排出されることはむしろ珍しく、可燃物と非可燃物
とが混ざった状態で排出されることが多い。本発明では
これらの廃棄物を有効に利用できる。また、無機質廃棄
物を積極的に配合してもよい。これら無機質廃棄物と
は、鋳物砂、汚泥砂、レンガ、瓦、コンクリート片、パ
ーライト、ガラス繊維、ロックウール、廃粘土、焼却炉
の灰等である。
【0019】上記可燃物は完全燃焼すると消失してしま
うが、本発明で焼成すると炭化物として残り、多孔体の
骨格の一部となる。本発明で用いる炭化物は、5wt%〜
95wt%が無機物であり、残りが上記可燃物が焼成され
た炭素からなるのである。無機物は、用いたベントナイ
トや、非可燃物であり、炭化物の主な骨格をなす。通常
の木材等からなる炭は、ほとんど100%が炭素からな
るものであり、本発明で用いる炭化物とはこの点で全く
異なるものである。
【0020】無機質粘結材は、ベントナイト等のモンモ
リロナイトを含有する粘結材を用いる。粘結材の添加量
は、その他の原料に対し、容量比で1%程度でも酸化抑
制効果が現れる。添加量を多くすると酸化消耗も少なく
なるが、コストアップになるので、実用性を考慮する
と、最高10〜15%(容量比)程度で十分である。因
みに粘結材を添加せずに大気中で酸化焼成すると、コー
ヒー粕でほぼ80wt%が酸化消耗する。もみ殻で55wt
%が酸化してなくなる。15%粘結材を添加すること
で、コーヒー粕、もみ殻共、酸化消耗は10wt%以下と
なる。
【0021】ベントナイトは少ない水分で高い粘結性が
現れる。このことは少ない量のベントナイトで多量の廃
棄物を炭化できることを意味し、ベントナイトのコスト
が負担とならない。またベントナイトに水分を混ぜる
と、膨潤して体積が増加する。最高2〜3倍に膨張す
る。本発明で用いる炭化物は、多孔質であるが、ベント
ナイトが水分を吸収して膨張する性質が気孔率の大きな
多孔体を作る上で極めて重要な意味をもつ。
【0022】すなわち、焼成時、ベントナイトに吸収さ
れた水や可燃物に含まれる水分がガス化して抜け、この
筋道により連続気孔を有する多孔体となるのである。本
発明で用いる炭化物は、多孔体をなすものであるから、
極めて吸水性、保水性に富むものとなる。焼成条件、材
料の配合割合等によっても変化するが、大体体積の70
〜80%に相当する水分を素早く吸収する。この性質は
一般の炭と大きく異なる点である。炭は吸湿性はあると
いうもののごく僅かにすぎない。
【0023】水溶性糖類がベントナイトと共存すると、
可燃物の酸化を抑制する効果が飛躍的に向上する。60
0℃〜700℃で長時間加熱しても酸化されず炭化状態
が保たれる。また焼成物の黒化度を高め、強度も高め
る。糖類には、多糖類、少糖類、単糖類と種々あるが、
本発明では水溶性糖類を用いる。しょ糖、麦芽糖、ブド
ウ糖等の少糖類や単糖類が好ましい。糖類の添加は、糖
そのものを添加することの他に、廃菓子の屑や砂糖精製
の過程で発生する残査等、糖が含まれたものを添加して
もよい。糖が水に溶解した状態でベントナイトと一緒に
材料に混合されることになる。
【0024】焼成温度は、700℃〜900℃程度で十
分である。焼成雰囲気は酸化〜還元雰囲気いずれでもよ
い。酸化性雰囲気中での焼成が経済的に有利である。焼
成はロータリーキルンを使って、2分〜10分程度の短
時間で内部まで所定温度に加熱して急速焼成し、次いで
大気中に取り出して放冷するのがよい。炭化に必要な時
間は、直径4〜5mmの粒で約1分、直径10mm前後
の粒で4〜5分必要である。原料に可燃物が含まれてい
るために、自己燃焼が進み、燃料の補給は少なくて済
む。なお、上記のように原料を粒状等の所定の形状に成
型することなく、前述したように混練した状態から、そ
のままの状態で焼成することで、より吸水性を向上でき
る。これは、成型すると細かな粒子が表面を覆って緻密
化し易いためで、成型しないことで、その緻密化を防止
できるためである。成形しないまま焼成すると、粉体状
あるいは細かな粒状の炭化物とすることができる。
【0025】本発明に用いる炭化物は上記のようにして
得られる。そして、本発明に係る微生物が担持された炭
化物は、上記炭化物に、微生物および栄養源が添加され
た水溶液を含浸させたものである。微生物は、市販のE
M菌等のように、醗酵菌である酵母菌を含むものとす
る。例えば、市販のEM菌の水溶液を、希釈水に添加
し、10倍、100倍、200倍、500倍等に希釈す
る。上記希釈水にはまた糖蜜あるいは砂糖等の栄養源を
添加する。この栄養源の添加量は、特に限定されない。
糖蜜の場合は、上記希釈水により5〜10倍程度に希釈
されるようにするとよい。
【0026】上記のように、微生物と栄養源が添加され
た十分な量の水溶液に、上記炭化物を浸漬する。炭化物
は、連続気孔からなる多孔質をなすことから、水溶液は
炭化物の内部にまで良好に浸透する。次いで、該水溶液
から炭化物を引き上げて、しばらく放置して、剰余水の
水きりをすることによって、微生物が担持された炭化物
を得る。水溶液は前記のように、炭化物の容積の最大8
0%程度の量含浸される。あるいは、上記水溶液を含浸
した炭化物に、容積比で約1〜4倍程度の、水溶液を含
浸させていない上記炭化物を混合したものとしてもよ
い。これら両者を混合することにより全体の水分量を調
節することができる。この場合、内部にまで上記水溶液
が含浸されていない炭化物が混在するが、これら炭化物
には、水溶液が含浸されている炭化物から次第に水溶液
が移行することとなる。
【0027】上記炭化物は、多孔質であって、上記のよ
うに多量の水分を吸水することからもわかるように、極
めて空隙に富み、この空隙部が微生物の居住空間とな
る。そして、栄養源も有することから、微生物が大いに
増殖する。一般的には、水溶液に添加されて市販されて
いるEM菌は、その状況では休眠状態にあるといえる
が、上記のように栄養源とともに希釈水に添加され、炭
化物に含浸された状況下で、居住性もよくかつ栄養源が
豊富でることから、大いに増殖し、500倍に薄めたも
のであっても、やがて希釈前程度の濃度にまで増殖する
と考えられる。 特に上記のように、微生物および栄養
源を添加した水溶液を含浸した炭化物等に、ほぼ同量
の、水溶液を含浸させていない炭化物等を混合したもの
を機能性炭化物の場合には、微生物が、水溶液を含浸し
ていない炭化物等に移行し、より大きな居住空間が確保
されることから、大いに増殖する結果となる。このよう
に増殖した後は、EM菌の種菌としても使用できるので
ある。
【0028】また、上記微生物が担持された炭化物の状
態で商品として流通するには、最低6ヶ月程度EM菌が
死滅しないことが必要であるが、後記するように、ぼか
し肥の製造に際し、6ヶ月経過後でも十分に活性のある
ことがわかっている。これは栄養源が消費されてくると
次第に休眠状況に至るからと考えられる。なお、微生物
が担持された炭化物は、密閉された袋等の密閉容器に入
れられて商品として流通する。
【0029】次にぼかし肥について説明する。ぼかし肥
にするには、上記の微生物が担持された炭化物に、米糠
等の糖質を含む固形状の栄養源を添加する。この場合、
密閉容器に入れられた、上記微生物が担持された炭化物
に、密閉容器内に適量の水を添加することにより水を含
浸した後、上記固形状の栄養源を密閉容器内に添加し
て、炭化物とよく混合するようにするとよい。適量の水
とは、上限を、炭化物から水がしたたり落ちない程度と
する。このように水を添加することにより、休眠状態の
EM菌が目を覚ますのである。微生物が担持された炭化
物と固形状栄養源との配合比は、容量比で、1:1〜4
程度が好適である。
【0030】上記のように微生物が担持された炭化物に
固形状の栄養源を添加すると、EM菌の場合には、嫌気
性菌、好気性菌が混合されているが、嫌気性菌が栄養源
を資化し、アルコール醗酵を促進し、僅か1日〜2日程
度で、芳醇なアルコール臭を発するに至り、良好なぼか
し肥となる。これに比して、籾殻と米糠との混合物に市
販のEM菌(水溶液)を噴霧したものにあっては、前記
したように、EM菌が米糠に吸収されてしまいやすく、
米糠は微粒子状であるので、居住空間が確保されず、増
殖がきわめて遅いという課題があった。
【0031】このぼかし肥を肥料として用いると、EM
菌が栄養源により増殖すると共に、やがてその代謝産物
を資化して放線菌が増殖することから、肥料として有効
に使用できる。また、このぼかし肥は、土壌改良剤とし
ても機能する。すなわち、上記炭化物は、弱アルカリ性
であるが、逆にEM菌の水溶液は弱酸性であるので、ぼ
かし肥はほぼ中性となっており、土壌改良剤として土壌
に添加した場合、土壌のpHをあまり変化させず、炭化
物の作用により、団粒構造を生成せしめたり、また微生
物、とりわけEM菌の土壌への作用を期待できることに
なるからである。
【0032】また、上記ぼかし肥を、家庭で廃棄される
生ゴミ上に散布して生ゴミ処理をしたところ、大いに醗
酵が進み、この代謝産物を資化する放線菌が増殖し、き
わめて優良な肥料が生成された。この肥料生成過程で悪
臭はほとんど発生しなかったことから、良好な醗酵が進
んだことがわかる。なお、ぼかし肥にした後、オカラ等
の固形状の他の栄養源を適宜配合してもよい。
【0033】次に、上記ぼかし肥は、エノキタケ等の、
人工栽培用きのこの培地の添加物として有効に用いるこ
とができる。培地の一例として、オガ屑:ぼかし肥をほ
ぼ7:3の割合で配合し、水分量を63wt%前後に調整
して培地とした。この培地を用いてエノキタケを常法に
より栽培したところ、固めの日保ちのよいエノキタケを
収量よく栽培できた。培地の例は上記に限られることは
なく、またぶなしめじその他のきのこの人工栽培にも有
効である。
【0034】
【実施例】まず、炭化物の製造例について実施例1〜実
施例7に示す。なお、実施例の配合割合は全て容積比で
示した。また焼成雰囲気は全て酸化焼成である。 〔実施例1〕幅5mmに細長く切断した新聞紙にスラグ
粒子、ベントナイトを混ぜて混練し、水を加えて粘土状
に調整した。配合割合は次の通りである。 新聞紙 10 スラグ粒子 3 ベントナイト 2 上記紙粘土で直径10〜12mmのボールを作り、乾燥
せずにそのままロータリーキルンに入れ、約800℃に
加熱して焼成した。この間の時間は5分間であった。大
気中に放冷して冷却後、得られた焼成ボールは急熱にも
かかわらずひび割れは全くなかった。焼成ボールは表面
から中まで炭化されて真っ黒であった。水槽に入れたと
ころ瞬く間に水が浸透した。焼成物中の無機物は約90
wt%、残りが炭素であった。
【0035】〔実施例2〕きのこ栽培の廃オガコと新聞
紙、けい砂、ベントナイトを混合し水を加えて柔らかい
粘土状とした。 配合割合 オガコ 5 新聞紙 2 5号けい砂 3 ベントナイト 3 得られた紙粘土で直径5〜6mmのボールを成形し、半
乾燥で直接ロータリーキルンに入れて2分間で900℃
まで昇温して守勢し、大気中に放冷して冷却した。得ら
れた小生ボールにはクラックもなく、表面から中まで真
っ黒に炭化されていた。水に漬けると瞬く間に水を吸っ
た。焼成物中の無機物は約85wt%、残りは炭素であっ
た。
【0036】〔実施例3〕 配合割合 生おから 5 新聞紙 10 製鉄所の高炉スラグの粉(65メッシュ) 4 ベントナイト 4 上記材料に水を加えて混合し、粘土状にした。これを直
径10mmmのボールに成形し、2時間自然乾燥した
後、ロータリーキルンで4分間800℃まで昇温して焼
成した。冷却後得られたボールに亀裂は全くなく、吸水
性は極めて優れていた。焼成したボールは内部まで真っ
黒く炭化していた。焼成物中の無機物は約62wt%で残
りは炭素であった。
【0037】〔実施例4〕 配合割合 汚泥 10 ガラス粒子(65メッシュ以下) 3 レンガ粒子(65メッシュ以下) 3 コンクリート破砕粒子(65メッシュ以下) 3 新聞紙 10 ベントナイト 6 上記材料に水を加えて混合して粘土状とない、10mm
前後のボールに成形し、110℃で10時間乾燥後、ロ
ータリーキルンで800℃に5分間で昇温して、焼成し
た。冷却後得られたボールは表面から中まで黒く炭化さ
れていた。亀裂は全くなく、吸水性は極めて優れてい
た。焼成物中の無機物は約95wt%で残りは炭素であっ
た。
【0038】〔実施例5〕ご飯の残り滓、野菜の端切
れ、果物の皮、お茶殻からなる生ごみを使った。 配合割合 生ごみ 10 新聞紙 15 ベントナイト 5 上記材料に水を加えて混練し、粘土状になした後、12
mm程度のボールに成形し、無乾燥でロータリーキルン
に入れて、850℃に8分で加熱して焼成した後、取り
出して放冷した。冷却後得られたボールには亀裂はな
く、表面から中まで真っ黒に炭化されていた。吸水性は
極めて良好であった。焼成物中の無機物は約85wt%で
残りが炭素であった。
【0039】〔実施例6〕 配合割合 ロックウール 10 6号けい砂 5 20%糖水 10 ベントナイト 3 上記材料を混練して粘土状になした後、10mm前後の
ボールに成形し、無乾燥でロータリーキルンに入れて、
6分間加熱した。このときのボールの表面温度は約70
0℃まで到達した。冷却後得られたボールには亀裂はな
く、吸水性は極めて優れていた。ボールを破断したとこ
ろ、表面から内部まで濃黒色であった。このボールは6
00℃に20時間加熱しても酸化されてなかった。焼成
物中の無機物は約97wt%で残りが炭素であった。
【0040】〔実施例7〕 配合割合 もみ殻 10 新聞紙 5 5号けい砂 5 20%糖水 10 ベントナイト 5 もみ殻は粉砕機で微粒子にして使用した。上記材料に水
を加えて混練して粘土状になした後、10mm程度のボ
ールに成形し、完全乾燥した後ロータリーキルンに入
れ、5分で800℃に加熱して焼成して取り出し、放冷
した。冷却後得られたボールに亀裂はなく、吸水性は極
めて優れていた。表面から中まで濃黒色に炭化されてい
た。焼成物中の無機物は約88%で残りは炭素であっ
た。
【0041】〔実施例8〕市販のEM菌を10倍、10
0倍、200倍、500倍に希釈した各希釈水に、栄養
源として糖蜜を添加した水溶液を調整した。糖蜜は該希
釈水によりそれぞれほぼ10倍に希釈されるようにし
た。上記各水溶液に、上記実施例1〜7で得られた炭化
物を各々所要量ずつ浸漬し、水溶液を十分に炭化物中に
含浸させた後、水溶液中から引き上げ、剰余水の水きり
をして、微生物が担持された炭化物を得た。さらに、上
記各微生物が担持された炭化物に対し、上記水溶液を含
浸させていない各炭化物を、容積比で、各1:1、1:
2、1:3、1:4になるように配合し、混合した、微
生物が担持された炭化物も調整した。これら各微生物が
担持された炭化物を密閉した袋中に保存した。これら各
サンプルを調整した所定期間後、EM菌の増殖状況を調
べた結果、いずれのものもEM菌が大いに増殖している
ことが確認された。これは次のようにぼかし肥が良好に
良性された事実から確認される。
【0042】〔実施例9〕上記各サンプルを調整してか
ら、1ヶ月、および6ヶ月後に、各サンプルに対し、水
を添加して炭化物を湿らせた後、容積比で、1:1、
1:2、1:3、1:4の配合割合になるように米糠を
添加し、リボンミキサーでよく混合して、密閉袋中に保
管した。いずれのものも、約10時間程でアルコール臭
が発生し、3日間程で良好なコヌカぼかし肥を得ること
ができた。従来、10日間以上を要したものに比し、大
幅な醗酵時間の短縮が行えた、また芳醇なアルコール臭
が発生していることから、極めて良好な醗酵が生じてい
ることがわかる。
【0043】〔実施例10〕上記のようにして得られた
ぼかし肥を畑に散布し、なすびを育てたところ、品質の
良好ななすびの収穫が行えた。また、上記ぼかし肥を、
家庭から排出される生ごみ上に散布したところ、腐敗臭
が発することなく醗酵し、やがて放線菌が真っ白に繁殖
し、全体が腐葉土化した。これも良好な肥料として活用
できた。
【0044】以上、本発明につき好適な実施例を挙げて
種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限定される
ものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの
改変を施しうるのはもちろんのことである。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、微生物
が旺盛に増殖している微生物が担持された炭化物、短期
間で醗酵し、肥料として有効なぼかし肥やこれらの製法
およびきのこ人工栽培用培地を提供できる。
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Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベ
    ントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結
    材と、水との混合物を焼成した炭化物であって、連続気
    孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%が無機物で
    残りが炭素からなる炭化物に、微生物および該微生物の
    栄養源が添加された水溶液が含浸されていることを特徴
    とする微生物が担持された炭化物。
  2. 【請求項2】 可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベ
    ントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結
    材と、水溶性糖類との混合物を焼成した炭化物であっ
    て、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%
    が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、微生物および
    該微生物の栄養源が添加された水溶液が含浸されている
    ことを特徴とする微生物が担持された炭化物。
  3. 【請求項3】 可燃物もしくは可燃物を含む原料の表面
    を、水を媒介としてベントナイト等のモンモリロナイト
    を含有する無機質粘結材で被覆したものを焼成した炭化
    物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜
    95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、微生
    物および該微生物の栄養源が添加された水溶液が含浸さ
    れていることを特徴とする微生物が担持された炭化物。
  4. 【請求項4】 可燃物もしくは可燃物を含む原料の表面
    を、ベントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機
    質粘結材と水溶性糖類の被膜で被覆したものを焼成した
    炭化物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt
    %〜95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物に、
    微生物および該微生物の栄養源が添加された水溶液が含
    浸されていることを特徴とする微生物が担持された炭化
    物。
  5. 【請求項5】 前記微生物がEM菌であることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の微生物が担持され
    た炭化物。
  6. 【請求項6】 前記炭化物が粉体状もしくは粒状をなす
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    微生物が担持された炭化物。
  7. 【請求項7】 可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベ
    ントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結
    材と、水との混合物が焼成された炭化物であって、連続
    気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%が無機物
    で残りが炭素からなる炭化物を、微生物および栄養源が
    添加された水溶液に浸漬し、該炭化物に前記水溶液を含
    浸する工程と、 前記水溶液が含浸された前記炭化物と、前記水溶液が含
    浸されていない前記炭化物とを混合する工程とを具備す
    ることを特徴とする微生物が担持された炭化物の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 可燃物もしくは可燃物を含む原料と、ベ
    ントナイト等のモンモリロナイトを含有する無機質粘結
    材と、水溶性糖類との混合物を焼成した炭化物であっ
    て、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜95wt%
    が無機物で残りが炭素からなる炭化物を、微生物および
    栄養源が添加された水溶液に浸漬し、該炭化物に前記水
    溶液を含浸する工程と、 前記水溶液が含浸された前記炭化物と、前記水溶液が含
    浸されていない前記炭化物とを混合する工程とを具備す
    ることを特徴とする微生物が担持された炭化物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 可燃物もしくは可燃物を含む原料の表面
    を、水を媒介としてベントナイト等のモンモリロナイト
    を含有する無機質粘結材で被覆したものを焼成した炭化
    物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5wt%〜
    95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物を、微生
    物および栄養源が添加された水溶液に浸漬し、該炭化物
    に前記水溶液を含浸する工程と、 前記水溶液が含浸された前記炭化物と、前記水溶液が含
    浸されていない前記炭化物とを混合する工程とを具備す
    ることを特徴とする微生物が担持された炭化物の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 可燃物もしくは可燃物を含む原料の表
    面を、ベントナイト等のモンモリロナイトを含有する無
    機質粘結材と水溶性糖類の被膜で被覆したものを焼成し
    た炭化物であって、連続気孔からなる多孔質をなし、5
    wt%〜95wt%が無機物で残りが炭素からなる炭化物
    を、微生物および栄養源が添加された水溶液に浸漬し、
    該炭化物に前記水溶液を含浸する工程と、 前記水溶液が含浸された前記炭化物と、前記水溶液が含
    浸されていない前記炭化物とを混合する工程とを具備す
    ることを特徴とする微生物が担持された炭化物の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記水溶液が含浸された炭化物と、前
    記水溶液が含浸されていない前記炭化物とを、容量比
    で、1:1〜4の割合で混合することを特徴とする請求
    項7、8、9または10記載の微生物が担持された炭化
    物の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記微生物にEM菌を用いることを特
    徴とする請求項7、8、9、10または11記載の微生
    物が担持された炭化物の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1、2、3、4、5または6記
    載の微生物が担持された炭化物に糖質を含む固形状の栄
    養源が添加されていることを特徴とするぼかし肥。
  14. 【請求項14】 前記微生物が担持された炭化物と前記
    固形状の栄養源との配合割合が容量比で、1:1〜4で
    あることを特徴とする請求項13記載のぼかし肥。
  15. 【請求項15】 前記固形状の栄養源が米糠であること
    を特徴とする請求項13または14記載のぼかし肥。
  16. 【請求項16】 請求項1、2、3、4、5または6記
    載の微生物が担持された炭化物に水を添加する工程と、 該水が添加された微生物が担持された炭化物に、糖質を
    含む固形状の栄養源を混合する工程とを具備することを
    特徴とするぼかし肥の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記水を添加した炭化物と前記固形状
    の栄養源を容量比で、1:1〜4の割合で混合すること
    を特徴とするぼかし肥の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記固形状の栄養源に米糠を用いるこ
    とを特徴とする請求項16または17記載のぼかし肥の
    製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項13、14または15記載のぼ
    かし肥が添加されていることを特徴とするきのこ人工栽
    培用培地。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN104311241A (zh) * 2014-09-28 2015-01-28 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种含山核桃蒲壳的香菇培养基及其制备方法
CN104311244A (zh) * 2014-09-28 2015-01-28 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种含磷肥的香菇培养基及其制备方法
CN104311242A (zh) * 2014-09-28 2015-01-28 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种菌糠为原料的香菇培养基及其制备方法
CN104311247A (zh) * 2014-09-28 2015-01-28 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种含茶渣的香菇培养基及其制备方法
CN104326805A (zh) * 2014-09-28 2015-02-04 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种木屑为原料的香菇培养基及其制备方法
CN104326804A (zh) * 2014-09-28 2015-02-04 颍上县鸿涛菌业专业合作社 一种含芦笋老茎的香菇培养基及其制备方法
CN107135812A (zh) * 2017-06-15 2017-09-08 合肥慧明瀚生态农业科技有限公司 一种猴头菇的种植方法
KR101777279B1 (ko) * 2015-08-27 2017-09-12 마이크로맥스 영농조합법인 살처분 동물 사체의 재처리 방법

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