JP2002119513A - 体質分析ツールおよびそれを用いたカウンセリング方法 - Google Patents

体質分析ツールおよびそれを用いたカウンセリング方法

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JP2002119513A JP2001243609A JP2001243609A JP2002119513A JP 2002119513 A JP2002119513 A JP 2002119513A JP 2001243609 A JP2001243609 A JP 2001243609A JP 2001243609 A JP2001243609 A JP 2001243609A JP 2002119513 A JP2002119513 A JP 2002119513A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な手順で体質分析ができ、しかもその結果
を、視覚的にわかりやすく示すことのできる、優れた体
質分析ツールと、それを用いたカウンセリング方法を提
供する。 【解決手段】人の体質に由来して現われる症状が一枚ず
つカードに表示されたカードセットからなり、上記カー
ドセットは、体質のタイプ別に8つのカード群A〜Hに
分けられており、同一群に属する各カードの表面には、
その群のタイプを示す見出しが、各カード共通の配置で
表示され、上記各カードの裏面には、その体質に由来す
る症状がそれぞれ表示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の体質を分析
するための体質分析ツールおよびそれを用いたカウンセ
リング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漢方系の治療では、その人の「体質」
と、現われている症状(「証」)が重要であり、漢方医
による診察では、問診や身体の診察(舌診、脈診、腹
診)によって、患者の「体質」と「証」を充分に確認し
た上で、その人の状態に最も適した処方を行うようにす
るのが一般的である。また、漢方薬の販売店において
も、来店した顧客の体質と症状を充分に把握するため
に、きめ細かな問診が行われている。さらに、問診だけ
でなく、例えば症状分析用のチェックシートを手渡し、
自覚症状について該当する項目をチェックさせるように
しているところもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体質の
タイプは複数種類あり、各体質ごとに、体質に応じた症
状の現われ方があるため、その有無を全てチェックして
体質と症状を的確に把握することは、時間と手間がかか
り、容易でない。
【0004】そこで、店頭において、顧客に対して簡単
に体質分析ができ、漢方薬処方に役立てることのできる
ツールが望まれている。また、漢方薬処方に限らず、体
質を踏まえて何らかのアドバイスを与えたりカウンセリ
ングを行ったりする場合にも、そのようなツールがあれ
ば好都合である。しかし、そのようなものは未だ実用化
されていないのが実情である。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、簡単な手順で体質分析ができ、しかもその結果
を、視覚的にわかりやすく示すことのできる、優れた体
質分析ツールと、それを用いたカウンセリング方法の提
供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、人の体質に由来して現われる症状が一枚
ずつカードに表示されたカードセットからなり、上記カ
ードセットは、体質のタイプ別に少なくとも4つの群に
分けられており、同一群に属する各カードの表面には、
その群のタイプを示す見出しが、各カード共通の配置で
表示され、上記各カードの裏面には、その体質に由来す
る症状がそれぞれ表示されている体質分析ツールを第1
の要旨とする。
【0007】また、本発明は、上記カードセットからな
る体質分析ツールのなかでも、特に、上記カード群が、
分類されたタイプごとに異なる色で着色されているもの
を第2の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記分類
されたタイプが、「気虚」、「気滞」、「陽虚」、「実
熱」、「血虚」、「血お」、「津液虚」、「水毒」の8
タイプであるものを第3の要旨とする。
【0008】さらに、本発明は、制御手段と、入力手段
と、記憶手段と、画面表示手段とを備えたコンピュータ
システムからなり、上記記憶手段には、人の体質に由来
して現われる症状を、体質のタイプ別に少なくとも4つ
の群に分けて構成した問診情報が予め記憶され、上記画
面表示手段において、上記問診情報に基づく設問が、少
なくとも二者択一の選択肢からなる回答欄とともに順次
表示され、回答者が上記入力手段を介して上記回答欄に
順次回答することにより、上記制御手段において予め設
定された評価基準に基づき体質のタイプ別に加点,減点
等の評価処理が行われ、最終的に、体質のタイプ別得点
集計結果が表示されるようになっている体質分析ツール
を第4の要旨とする。
【0009】そして、上記コンピュータシステムからな
る体質分析ツールのなかでも、特に、上記分類されたタ
イプが、「気虚」、「気滞」、「陽虚」、「実熱」、
「血虚」、「血お」、「津液虚」、「水毒」の8タイプ
であるものを第5の要旨とし、上記体質のタイプ別得点
集計結果が棒グラフとして表示されるようになってお
り、上記「気虚」と「陽虚」と「血虚」と「津液虚」の
タイプ別得点集計結果を示す棒成分が、基準線から同方
向に延び、上記「気滞」、「実熱」、「血お」、「水
毒」のタイプ別得点集計結果を示す棒成分が、上記基準
線から反対方向に延びた状態で示されるようになってい
るものを第6の要旨とする。
【0010】また、本発明は、上記第1の要旨および第
2の要旨である体質分析ツールを用いて顧客の体質を分
析し、その結果にもとづいてカウンセリングを行う方法
であって、各カードの裏面を顧客に順次提示し、顧客が
自覚する症状に該当するカードを取り出してタイプ別に
列状に並べることにより、顧客の体質をカードの並び具
合で視覚的に示し、それにもとづいてカウンセリングを
行うようにしたカウンセリング方法を第7の要旨とす
る。
【0011】また、本発明は、上記第3の要旨である体
質分析ツールを用いて顧客の体質を分析し、その結果に
もとづいてカウンセリングを行う方法であって、各カー
ドの裏面を顧客に順次提示し、顧客が自覚する症状に該
当するカードを取り出してタイプ別に列状に並べること
により、顧客の体質をカードの並び具合で視覚的に示
し、その際、「気虚」と「陽虚」と「血虚」と「津液
虚」に属するカード列が、4列同方向に並び、「気滞」
に属するカード列が、その先頭を上記「気虚」に属する
カード列の先頭に突き合わせた状態で反対方向に並び、
「実熱」に属するカード列が、その先頭を上記「陽虚」
に属するカード列の先頭に突き合わせた状態で反対方向
に並び、「血お」に属するカード列が、その先頭を上記
「血虚」に属するカード列の先頭に突き合わせた状態で
反対方向に並び、「水毒」に属するカード列が、その先
頭を上記「津液虚」に属するカード列の先頭に突き合わ
せた状態で反対方向に並ぶようにし、それにもとづいて
カウンセリングを行うようにしたカウンセリング方法を
第8の要旨とする。
【0012】さらに、本発明は、上記第1〜第3のいず
れかの要旨である体質分析ツールを用いて顧客の体質を
分析し、その結果にもとづいてカウンセリングを行う方
法であって、各カードの裏面を顧客に順次提示し、顧客
が自覚する症状に該当するカードを取り出して、縦軸お
よび横軸の一方に体質の種類が並び、縦軸および横軸の
他方に症状の種類が並んだ枡目上の該当する位置に、順
次並べることにより、顧客の体質と症状とをカードの並
び具合で視覚的に示し、それにもとづいてカウンセリン
グを行うようにしたカウンセリング方法を第9の要旨と
する。
【0013】また、本発明は、上記第4〜第6のいずれ
かの要旨である体質分析ツールを用いて顧客の体質を分
析し、その結果にもとづいてカウンセリングを行う方法
であって、上記体質分析ツールの画面表示手段に表示さ
れる設問および回答欄を顧客に順次提示し、上記体質分
析ツールの入力手段を介して上記回答欄に順次回答さ
せ、その回答内容を、上記体質分析ツールの制御手段に
おいて予め設定された評価基準に基づいて評価処理する
ことにより、顧客の体質のタイプ別得点集計結果を上記
画面表示手段に表示し、それにもとづいてカウンセリン
グを行うようにしたカウンセリング方法を第10の要旨
とする。
【0014】さらに、本発明は、上記カウンセリング方
法のなかでも、特に、上記体質分析ツールの記憶手段
に、体質のタイプ別に加点,減点等の評価が付された漢
方薬情報を記憶しておき、顧客の得点集計結果のパター
ンから、そのパターンをできるだけ相殺するような逆パ
ターンの得点集計結果となる漢方薬処方を選択して画面
表示手段に表示するようにしたカウンセリング方法を第
11の要旨とする。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施の形態に
ついて説明する。ただし、この例は、本発明を、漢方薬
販売店において、店員が顧客の体質を分析した上で、顧
客に最適な漢方薬処方を推奨する等のカウンセリングを
行う場合に適用したものである。
【0016】まず、この例では、顧客の体質を分析する
ために、図1に示す、8種類のカード群A〜Hからなる
体質分析ツールが用いられる。上記カード群A〜Hは、
体質の典型的な8種類のタイプである、「気虚」、「気
滞」、「陽虚」、「実熱」、「血虚」、「血お」、「津
液虚」、「水毒」のそれぞれに、1群ずつ対応するよう
になっており、各群とも7枚のカード(いずれも縦5c
m×横5cmの正方形の厚紙シートからなる)で構成さ
れている。そして、カード表面には、対応するタイプを
示す見出し1〜8が表示されており、その下に、そのタ
イプの特徴を簡単に示す説明文9〜16が付記されてい
る。
【0017】なお、上記8種類のタイプは、体のバラン
スが偏った状態をパターン化して分類したものであり、
図2に示すように、「気虚」がエネルギーが足りない状
態(E−)を示すのに対し、「気滞」はエネルギーが溜
っている状態(E+)を示し、互いに相反する関係にあ
る。また、「陽虚」が熱が足りない状態(H−)を示す
のに対し、「実熱」は熱が多すぎる状態(H+)を示
し、「血虚」が栄養が足りない状態(N−)を示すのに
対し、「血お」は栄養が滞っている状態(N+)を示
し、「津液虚」が水が足りない状態(L−)を示すのに
対し、「水毒」は水が滞っている状態(L+)を示し、
これらは互いに相反する関係にある。
【0018】つぎに、各カードをより詳しく説明する。
まず、カード群A(図1に戻る)において、各カードの
表面には、「気虚 ききょ」の見出し1と、「気(元
気)が足りない」という説明文9が、濃い緑色で表示さ
れている。また、カード表面の地色は、薄い黄緑色に着
色されている。
【0019】一方、上記カード群Aのカード裏面には、
図3(a),(b)に示すように、その中央に、「疲れ
やすく元気がない」、「動悸や息切れがする」といっ
た、「気虚」の体質に由来して現われる症状が、カード
1枚に一つずつ、簡単な文20,21で表示されてい
る。そして、上記文20,21は濃い緑色で着色され、
カード裏面の周縁部22は、カード表面の地色と同じ薄
い黄緑色で着色されている。
【0020】つぎに、カード群B(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「気滞きたい」の見出し2
と、「気が滞っている」という説明文10が、薄い黄緑
色で表示されている。また、カード表面の地色は、濃い
緑色で着色されている。この配色は、カード群Aのカー
ド表面と反対の配色であり、両者の体質が相反するタイ
プであることが、色で象徴的に表されている。
【0021】一方、上記カード群Bのカード裏面には、
図4(a),(b)に示すように、その中央に、「イラ
イラしやすい」、「口が苦い」といった、「気滞」の体
質に由来して現われる症状が、カード1枚に一つずつ、
簡単な文23,24で表示されている。そして、上記文
23,24と、カード裏面の周縁部25は、カード表面
の地色と同じ濃い緑色で着色されている。
【0022】つぎに、カード群C(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「陽虚ようきょ」の見出し3
と、「熱が足りない」という説明文11が、オレンジ色
で表示されている。また、カード表面の地色は、薄い水
色で着色されている。
【0023】一方、上記カード群Cのカード裏面には、
図5(a),(b)に示すように、その中央に、「温か
い食べ物や飲み物を好む」、「ふだんから疲れやすく動
悸や息切れがする」といった、「陽虚」の体質に由来し
て現われる症状が、カード1枚に一つずつ、簡単な文2
6,27で表示されている。そして、上記文26,27
はオレンジ色で着色され、カード裏面の周縁部28は、
カード表面の地色と同じ薄い水色で着色されている。
【0024】つぎに、カード群D(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「実熱じつねつ」の見出し4
と、「熱が多すぎる」という説明文12が、薄い水色で
表示されている。また、カード表面の地色は、オレンジ
色に着色されている。この配色は、カード群Cと反対の
配色であり、両者の体質が相反するタイプであること
が、色で象徴的に表されている。
【0025】一方、上記カード群Dのカード裏面には、
図6(a),(b)に示すように、その中央に、「のど
が渇きやすい」、「顔が紅潮しやすい」といった、「実
熱」の体質に由来して現われる症状が、カード1枚に一
つずつ、簡単な文29,30で表示されている。そし
て、上記文29,30と、カード裏面の周縁部31は、
カード表面の地色と同じオレンジ色で着色されている。
【0026】つぎに、カード群E(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「血虚けっきょ」の見出し5
と、「栄養が足りない 栄養を行き渡らせるための機能
が落ちている」という説明文13が、赤紫色で表示され
ている。また、カード表面の地色は、薄い藤色で着色さ
れている。
【0027】一方、上記カード群Eのカード裏面には、
図7(a),(b)に示すように、その中央に、「皮膚
や毛髪につやがなく、荒れやすい」、「顔色や爪の色が
白っぽくつやがない」といった、「血虚」の体質に由来
して現われる症状が、カード1枚に一つずつ、簡単な文
32,33で表示されている。そして、上記文32,3
3は赤紫色で着色され、カード裏面の周縁部34は、カ
ード表面の地色と同じ薄い藤色で着色されている。
【0028】つぎに、カード群F(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「血おけつお」の見出し6
と、「血が滞っている」という説明文14が、薄い藤色
で表示されている。また、カード表面の地色は、赤紫色
に着色されている。この配色は、カード群Eと反対の配
色であり、両者の体質が相反するタイプであることが、
色で象徴的に表されている。
【0029】一方、上記カード群Fのカード裏面には、
図8(a),(b)に示すように、その中央に、「顔色
や目の周囲がどす黒い」、「月経痛や周期の乱れなど月
経にトラブルがある」といった、「血お」の体質に由来
して現われる症状が、カード1枚に一つずつ、簡単な文
35,36で表示されている。そして、上記文35,3
6と、カード裏面の周縁部37は、カード表面の地色と
同じ赤紫色で着色されている。
【0030】つぎに、カード群G(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「津液虚しんえききょ」の見
出し7と、「身体にとって必要な水分が足りない」とい
う説明文15が、青色で表示されている。また、カード
表面の地色は、薄い肌色で着色されている。
【0031】一方、上記カード群Gのカード裏面には、
図9(a),(b)に示すように、その中央に、「痩せ
型で、食べても太りにくい」、「顔がのぼせて紅潮しや
すい」といった、「津液虚」の体質に由来して現われる
症状が、カード1枚に一つずつ、簡単な文38,39で
表示されている。そして、上記文38,39は青色で着
色され、カード裏面の周縁部40は、カード表面の地色
と同じ薄い肌色で着色されている。
【0032】つぎに、カード群H(図1に戻る)におい
て、各カードの表面には、「水毒すいどく」の見出し8
と、「水が滞っている」という説明文16が、薄い肌色
で表示されている。また、カード表面の地色は、青色に
着色されている。この配色は、カード群Gと反対の配色
であり、両者の体質が相反するタイプであることが、色
で象徴的に表されている。
【0033】一方、上記カード群Hのカード裏面には、
図10(a),(b)に示すように、その中央に、「手
足や顔がむくみやすい」、「体が重く、だるい」といっ
た、「水毒」の体質に由来して現われる症状が、カード
1枚に一つずつ、簡単な文41,42で表示されてい
る。そして、上記文41,42と、カード裏面の周縁部
43は、カード表面の地色と同じ青色で着色されてい
る。
【0034】上記カード群A〜Hからなる体質分析ツー
ルを用い、例えばつぎのようにして、顧客の体質を分析
することができる。すなわち、カード群A〜Hを、A群
から順に、一枚ずつカード裏面を顧客に提示して、顧客
が自覚する症状に該当すれば、これを取り出して、テー
ブルやカウンター等の上に、順次並べていく。並べ方
は、図11(a)に示すように、まず、「気虚」を示す
A群のカードの中から、該当する症状のものを取り出し
て、矢印のように、図面上、下から上に向かって列状に
並べる。つぎに、「気滞」を示すB群のカードの中か
ら、該当する症状のものを取り出して、今度は、その先
頭を、上記A群のカード列の先頭に突き合わせて、矢印
のように、図面上、上から下に向かって列状に並べる。
そして、C群以下のカードについても、図示の矢印に従
って順次並べていく。
【0035】このようにして、例えば図11(b)に示
すように、顧客が自覚する症状のカードとして、「気
虚」を示すA群のカード列A1 ,A2 ,…と、「陽虚」
を示すC群のカード列C1 ,C2 ,…と、「血虚」を示
すE群のカード列E1 ,E2 ,…と、「津液虚」を示す
G群のカード列G1 ,G2 ,…を4列同方向に並べ、
「気滞」を示すB群のカード列B1 ,B2 ,…と、「実
熱」を示すD群のカード列D1 ,D2 ,…と、「血お」
を示すF群のカード列F1 ,F2 ,…と、「水毒」を示
すH群のカード列H1 ,H2 ,…を、それぞれ互いに相
反するタイプの体質のカード列と突き合わせて並べるこ
とができる。
【0036】そして、得られたカード列の並び具合によ
って、その顧客の体質の特徴、問題点等を把握すること
ができる。特に、突き合わせて並べられた上向きの列と
下向きの列の長さを比較することにより、体のバランス
が、「気」等の要素が足りない方に偏っているか、多い
方に偏っているかが、一目でわかるため、これを直すた
めの適切なアドバイスを行うことができる。そして、全
体的なバランスを考慮して、漢方薬を処方することがで
きる。
【0037】なお、上記カード列を、各カードの症状
が、どの部位に関わる症状かによって、さらに並べ替え
ることができる。例えば、図12に示すように、縦軸
に、「気虚」等、体質のタイプについての8種類の項目
欄51が並び、横軸に、「消化器系」、「神経系」、
「女性保健薬」、「滋養強壮」、「代謝機能促進」、
「スキンケア」、「その他」という症状についての7種
類の項目欄(どの部位に関わる症状か、あるいはどのよ
うな薬が必要な症状か、といった項目を示した欄)52
が並び、各項目欄51,52を延長するラインの交差部
に、上記カード群A〜Hのカードをちょうど置くことの
できる大きさの枡目Pが形成されたシート50を用意し
ておき、図11(b)に示すように並んだカード列を、
つぎのようにして並べ替えることができる。
【0038】すなわち、まず、上記カード列のうち、
「気虚」に属するカードA1 〜A3 を、それぞれの裏面
に表示された症状から、横軸のどの項目に関する症状で
あるかを区別して、該当する項目と「気虚」のタイプと
が交差する枡目Pの上に順次置いていく。つぎに、「陽
虚」に属するカードC1 〜C5 を、それぞれの裏面に表
示された症状から、横軸のどの項目に関する症状である
かを区別して、該当する項目と「陽虚」のタイプとが交
差する枡目Pの上に順次置いていく。これを、「血虚」
に属するカードE1 〜E4 、「津液虚」に属するカード
1 〜G5 、「気滞」に属するカードB1 〜B3 、「実
熱」に属するカードD1 〜D4 、「血お」に属するカー
ドF1 〜F5 、「水毒」に属するカードH1 〜H4 のそ
れぞれについても行い、最終的に、図12に示すような
カード列を得ることができる。
【0039】このように並べ替えると、図11(b)の
並べ方に比べて、どの部位等に関する症状が現われてい
るかが、よりわかりやすく、顧客の体の様子を把握しや
すいため、迅速に的確なアドバイスを与えることができ
る。
【0040】なお、この場合、上記シート50に表示さ
れる、体質のタイプに関する項目欄51の各項目部分
を、カードの表面に施した色分けと同様の色分けで着色
しておき、症状に関する項目欄52の各項目部分を、項
目欄51の色分けとは異なる色の色分けで着色しておく
と、より見やすく好適である。そして、上記色分けに応
じた着色表示がなされた漢方薬を用意しておけば、体質
と症状に適した漢方薬を、その表示された色を目印とし
て、迅速に選択して処方することができ、さらに好都合
である。例えば、「気虚」のカードおよびその項目部分
が薄い黄緑色で着色されており、症状の1つである「消
化器系」の項目部分が青緑色で着色されているとする
と、この症状に有効な漢方薬のパッケージに、直接印刷
で、もしくはシールを貼付する等して、薄い黄緑色と青
緑色の2色を示す表示部を設けるようにしておけば、該
当する症状をもつ顧客に対し、これを即座に選択して処
方することができる。
【0041】なお、本発明の体質分析ツールにおいて、
カード群の種類は、必ずしも上記の例に示す8種類に限
る必要はなく、少なくとも4種類あれば、基本的な体質
の分類が可能である。ただし、上記の例のように、「気
虚」、「気滞」、「陽虚」、「実熱」、「血虚」、「血
お」、「津液虚」、「水毒」の8種類の体質について、
それぞれカード群を用意しておけば、充分な体質分析を
行うことができ、好適である。
【0042】また、各カード群の枚数は、上記の例に限
らず、症状の種類に応じて適宜の枚数に設定される。症
状の種類を多くピックアップすればするほど、きめの細
かい分析を行うことができ好適であるが、カードの枚数
が多すぎると、並べる作業に時間がかかり、効率的でな
い。そこで、通常は、各群ごとに5〜10枚程度を用意
することが好ましい。
【0043】そして、上記の例において、カードを図1
1(b)に示すように並べる場合、カードをテーブル等
の上に直接並べたが、図12に示すように並べる場合と
同様、予めカードを置くべき位置が列状に示された専用
のシートを設けておき、その上にカードを並べるように
してもよい。
【0044】また、専用のシートに代えてホワイトボー
ド等を利用し、カードをマグネットシートで作製してお
けば、カードを並べる作業や、並んだカード列について
顧客に説明する作業等が行いやすく、好適である。
【0045】さらに、カードの形状、色、レイアウト等
も、上記の例に限らず、適宜に設定することができる。
そして、その並べ方も、どの群から並べるとか、どの症
状のカードから並べるとかの決まりはなく、手にしたも
のから順に並べていけば足りる。
【0046】また、上記の例は、体質分析ツールとし
て、カード群からなるものを用い、体質分析結果を、カ
ードの並び具合として、わかりやすく視覚化できるよう
にしているが、同様の内容を、コンピュータ画面に表示
して視覚化するようにしたコンピュータシステムからな
る体質分析ツールを用いるようにしても差し支えない。
【0047】上記コンピュータシステムからなる体質分
析ツールとしては、例えば、図13に示すように、制御
手段60と、記憶手段61と、入力手段62と、画面表
示手段63とを備えたものを用いることができる。
【0048】上記制御手段60は、記憶手段61に記憶
された情報の呼び出し、編集、演算処理等の各種処理を
行うとともに、所定の情報を、画面表示手段63によっ
て表示させる機能を備えている。
【0049】また、上記記憶手段61は、コンピュータ
本体に直接記憶させるハードディスクであっても、フロ
ッピー(R)ディスクやCD−ROM等の外部記憶手段
であってもよいが、そこに、前記の例においてカード群
に表示された内容と同様の問診情報が、予め記憶される
ようになっている。また、問診情報に先立って顧客に提
示するために、体質分析の手法や考え方の説明等の情報
(例えば図2に示す、体質のタイプの分類説明)が予め
記憶されるようになっている。
【0050】さらに、上記画面表示手段63は、上記制
御手段60からの指示を受けて、記憶手段61に記憶さ
れた説明情報や問診情報を、所定の形で表示するように
なっている。
【0051】上記画面表示手段63に表示される問診情
報は、前記の例と同様、体質の典型的な8種類のタイプ
である、「気虚」、「気滞」、「陽虚」、「実熱」、
「血虚」、「血お」、「津液虚」、「水毒」に分けて構
成されており、各タイプごとに、前記の例において各カ
ード裏面に表示された、そのタイプの体質に由来して現
われる症状が、「はい」、「いいえ」の二者選択で回答
させるための設問として表示されるようになっている。
【0052】ちなみに、「気虚」のタイプに関する問診
画面を図14に示す。この画面では、左上に、「気虚
(ききょ)」の見出し64が設けられており、その下
に、「・疲れやすく元気がない」、「・動悸や息切れが
する」といった、「気虚」の体質に由来して現われる7
つの症例が、設問65として列挙されている。また、設
問65の右側には、「はい」、「いいえ」のいずれかを
クリックして回答する回答欄66が設けられている。
【0053】以下、同様に、「気滞」のタイプに関する
問診画面、「陽虚」のタイプに関する問診画面、「実
熱」のタイプに関する問診画面、「血虚」のタイプに関
する問診画面、「血お」のタイプに関する問診画面、
「津液虚」のタイプに関する問診画面、「水毒」のタイ
プに関する問診画面が、順次表示されるようになってい
る。
【0054】そして、各問診画面において「はい」と回
答するごとに、前記制御手段60によって、その設問の
内容に応じて1〜5点のいずれかの特点が加点され、各
体質のタイプ別に、得点集計が行われるようになってい
る。なお、「いいえ」と回答した場合の得点はゼロであ
る。
【0055】例えば、「気虚」のタイプにおいて、「疲
れやすく元気がない」の設問に「はい」と回答すると3
点の得点になり、「動悸や息切れがする」の設問に「は
い」と回答すると5点の得点になる。このようにして、
各体質のタイプ別に、得点集計が行われ、その結果は、
図15に示すような画面において、棒グラフ70として
表示されるようになっている。
【0056】上記画面の左上には、「あなたの体質は
…」という見出し71が表示されており、その右側に、
棒グラフ70として表示されるパターンの体質の特徴を
説明する説明文72が表示されている。そして、上記棒
グラフ70は、横軸73に、各体質のタイプ(「気
虚」、「気滞」、…)を並べ、各タイプごとに、得点を
累積して得られた得点集計結果に応じた長さの棒成分7
0aを表示することにより構成されている。
【0057】なお、すでに述べたように、「気虚」、
「陽虚」、「血虚」、「津液虚」は、それぞれ気、熱、
栄養、水が足りない状態を示すことから、その得点集計
結果は−(マイナス)として、下向きに延びる棒成分7
0a′として示されている。逆に、「気滞」、「実
熱」、「血お」、「水毒」は、それらが多すぎるか滞っ
ている状態を示すことから、その得点集計結果は+(プ
ラス)として、上向きに延びる棒成分70a″として示
されている。
【0058】したがって、この例では、コンピュータ画
面に表示された上記棒グラフ70のパターンによって、
その顧客の体質の特徴、問題点を把握することができ
る。特に、上向きの棒成分70a″と下向きの棒成分7
0a′の長さを比較することにより、前記の例(カード
群を用いた例)と同様、体のバランスが、「気」等の要
素が足りない方に偏っているか、多い方に偏っているか
が、一目でわかるため、これを直すための適切なアドバ
イスを行うことができる。そして、全体的なバランスを
考慮して、漢方薬を処方することができる。
【0059】なお、上記コンピュータシステムを用いた
例において、記憶手段61(図13参照)に、予め漢方
薬の種類と特性を記憶させておき、その処方によって、
どのような効果が得られるかについて、上記棒グラフ7
0と同様のパターンの棒グラフで表示できるようにして
おくと、その効果が一目でわかり、好適である。
【0060】すなわち、例えば漢方薬の効能を、その効
能の程度に応じて、1〜5のいずれかの得点を与えてお
き、複数種類の漢方薬を処方することにより、「気虚」
等の各タイプに対する効能の得点集計結果が、図16に
示すような棒グラフ80として表示されるよう設定す
る。この棒グラフ80では、「気虚」や「陽虚」等の、
「マイナス」のタイプに効能を有する場合の得点を「プ
ラス」とし、その得点集計結果を、上向きに延びる棒成
分80a″として示し、「気滞」や「実熱」等の、「プ
ラス」のタイプに効能を有する場合の得点を「マイナ
ス」とし、その得点集計結果を、下向きに延びる棒成分
80a′として示している。
【0061】なお、この棒グラフ80を表示する画面に
は、「あなたの体質にあった漢方薬の処方は…」という
見出し81と、どのような種類の漢方薬を組み合わせた
処方であるかを説明する説明文82とを、併せて表示す
ることが好ましい。
【0062】そして、上記漢方薬処方の効能を示す棒グ
ラフ80の棒成分80aと、前記体質を示す棒グラフ7
0(図15参照)の棒成分70aとを重ねることによ
り、図17に示すように、互いの棒成分80aと70a
が相殺し合って、改善された体質に変化したことを示す
棒グラフ90を得ることができる。例えば、「気虚」で
あれば、体質が「−7」であったところ、漢方薬処方の
効能が「+5」であることから、体質が「−2」に改善
される。他の体質のタイプについても、同様にして、棒
成分90aの長さが短くなり、体質が改善されたことが
一目でわかるようになっている。
【0063】なお、組み合わせる漢方薬の種類を変える
ことにより、得点集計結果が異なる、パターンの異なる
棒グラフ80を順次表示させることができる。そして、
それらについても、同様に、前記体質の棒グラフ70に
重ねることにより、棒グラフ90において、体質を示す
棒成分90aが、元の棒成分70aに比べてどの程度短
くなったか(=体質が改善されたか)を、即座に見るこ
とができる。これを、漢方薬の種類を変えて、何通りか
行い、最も改善の程度が顕著な(すなわち棒成分90a
が短くなった)漢方薬処方を、最善の処方として、顧客
に購入を推奨することできる。
【0064】そして、この棒グラフ90を表示する画面
には、「上記漢方薬の処方によれば…」という見出し9
1と、どのように体質が改善されるかを簡単に説明する
説明文92とを、併せて表示することが好ましい。
【0065】このように、漢方薬処方による体質改善効
果が、視覚的にわかりやすく表示されるため、顧客は、
その漢方薬処方が、自分の体質を改善するのに適したも
のであることを、即座に理解することができ、納得して
その漢方薬処方を購入することができる。
【0066】なお、上記一連のコンピュータシステムか
らなる体質分析ツールにおいて、体質分析のための問診
の内容と回答に応じた得点のつけ方、あるいは漢方薬の
種類と漢方薬の効能に応じた得点のつけ方等は、上記の
例に限らず、適宜に設定することができる。
【0067】また、問診や棒グラフ70,80,90を
画面表示する場合、前記カード群からなる体質分析ツー
ルの場合と同様、「気虚」,「気滞」等の体質のタイプ
別に、設問の表示や棒成分70a等を色分けしておく
と、より見やすく好適である。
【0068】さらに、分析された体質のパターンや、漢
方薬処方の効能を、上記の例のように棒グラフ70等で
示す必要はなく、単に得点数を列挙した一覧表や、○や
□が並んだ表にとして示しても差し支えない。ただし、
上記のように、棒グラフ70等を用い、しかも体質によ
って、「プラス」と「マイナス」の2方向に延びた棒成
分70a等を用いる方が、体質のパターンを一目で把握
しやすく、好適である。
【0069】なお、棒グラフ70は、例えば図18に示
すように、「マイナス」の棒成分70′同士、「プラ
ス」の棒成分70″同士が並ぶような配列にしてもよ
い。また、これらを左右に並べず、図19に示すよう
に、上下に突き合わせた配列にしても差し支えない。棒
グラフ80,90についても、棒グラフ70の形態に合
わせて、適宜の形態にすることができる。
【0070】そして、これらの例は全て、本発明を、漢
方薬販売店において漢方薬処方のために顧客の体質分析
を行うことに適用したものであるが、これ以外にも、各
種の体質分析に適用することができる。例えば、学校や
会社、その他の公共機関等におけるカウンセリングの一
環として、来訪者の体質を分析し、生活改善等のアドバ
イスを行ったり適切な治療を受けさせたりする場合や、
乳幼児の検診や発育相談等において、その体質や発育傾
向を把握してアドバイスを行う場合等に適用することが
できる。これらの場合、目的に応じて、体質の分類、症
状の表示内容等は適宜に設定される。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の、カード群から
なる体質分析ツールによれば、ツールを構成するカード
群の各カードに、予め分類した体質のタイプとその体質
に由来して現われる症状とが表示されているため、該当
する症状のカードを、体質別に列状に並べることによ
り、その人の体質の特徴、問題点等を視覚的に表すこと
ができる。
【0072】また、本発明の、コンピュータシステムか
らなる体質分析ツールによれば、ツールを構成する画面
上で問診を行い、その結果を、体質別の特徴が一目でわ
かる形で表示することができるため、上記カード群を用
いた場合と同様、その人の体質の特徴、問題点等を視覚
的に表すことができる。
【0073】そして、本発明のカウンセリング方法によ
れば、上記体質分析ツールを用いることにより、体質分
析結果を、カードの並び具合として、あるいは、問診結
果に基づいて集計した得点を示す画面表示として、単純
でわかりやすく視覚化することができるため、分析する
人と分析される人が、その視覚化された分析結果をなか
だちとして、カウンセリング等のやりとりを行うことが
でき、短時間で、大きな成果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体質分析ツールの一実施例を示す説明
図である。
【図2】上記実施例における体質の考え方の説明図であ
る。
【図3】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図4】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図5】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図6】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図7】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図8】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図9】(a),(b)はともに上記実施例のカードの
説明図である。
【図10】(a),(b)はともに上記実施例のカード
の説明図である。
【図11】(a)は上記実施例のカードの並べ方の説明
図、(b)は並べられたカード列の説明図である。
【図12】上記カード列を、さらに症状別に並べ替えた
カード列の説明図である。
【図13】本発明の体質分析ツールの他の実施例の構成
を示す説明図である。
【図14】上記実施例における表示画面を示す説明図で
ある。
【図15】上記実施例における表示画面を示す説明図で
ある。
【図16】上記実施例における表示画面を示す説明図で
ある。
【図17】上記実施例における表示画面を示す説明図で
ある。
【図18】上記実施例において表示される棒グラフの変
形例を示す説明図である。
【図19】上記棒グラフの他の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A〜H カード群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 千夏 大阪府大阪市西区北堀江1丁目6番2号 株式会社カネボウファッション研究所内 (72)発明者 濱崎 俊行 東京都港区海岸3丁目20番20号 カネボウ 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の体質に由来して現われる症状が一枚
    ずつカードに表示されたカードセットからなり、上記カ
    ードセットは、体質のタイプ別に少なくとも4つの群に
    分けられており、同一群に属する各カードの表面には、
    その群のタイプを示す見出しが、各カード共通の配置で
    表示され、上記各カードの裏面には、その体質に由来す
    る症状がそれぞれ表示されていることを特徴とする体質
    分析ツール。
  2. 【請求項2】 上記カード群が、分類されたタイプごと
    に異なる色で着色されている請求項1記載の体質分析ツ
    ール。
  3. 【請求項3】 上記分類されたタイプが、「気虚」、
    「気滞」、「陽虚」、「実熱」、「血虚」、「血お」、
    「津液虚」、「水毒」の8タイプである請求項1または
    2に記載の体質分析ツール。
  4. 【請求項4】 制御手段と、入力手段と、記憶手段と、
    画面表示手段とを備えたコンピュータシステムからな
    り、上記記憶手段には、人の体質に由来して現われる症
    状を、体質のタイプ別に少なくとも4つの群に分けて構
    成した問診情報が予め記憶され、上記画面表示手段にお
    いて、上記問診情報に基づく設問が、少なくとも二者択
    一の選択肢からなる回答欄とともに順次表示され、回答
    者が上記入力手段を介して上記回答欄に順次回答するこ
    とにより、上記制御手段において予め設定された評価基
    準に基づき体質のタイプ別に加点,減点等の評価処理が
    行われ、最終的に、体質のタイプ別得点集計結果が表示
    されるようになっていることを特徴とする体質分析ツー
    ル。
  5. 【請求項5】 上記分類されたタイプが、「気虚」、
    「気滞」、「陽虚」、「実熱」、「血虚」、「血お」、
    「津液虚」、「水毒」の8タイプである請求項4記載の
    体質分析ツール。
  6. 【請求項6】 上記体質のタイプ別得点集計結果が棒グ
    ラフとして表示されるようになっており、上記「気虚」
    と「陽虚」と「血虚」と「津液虚」のタイプ別得点集計
    結果を示す棒成分が、基準線から同方向に延び、上記
    「気滞」、「実熱」、「血お」、「水毒」のタイプ別得
    点集計結果を示す棒成分が、上記基準線から反対方向に
    延びた状態で示されるようになっている請求項5記載の
    体質分析ツール。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の体質分析ツール
    を用いて顧客の体質を分析し、その結果にもとづいてカ
    ウンセリングを行う方法であって、各カードの裏面を顧
    客に順次提示し、顧客が自覚する症状に該当するカード
    を取り出してタイプ別に列状に並べることにより、顧客
    の体質をカードの並び具合で視覚的に示し、それにもと
    づいてカウンセリングを行うようにしたことを特徴とす
    るカウンセリング方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の体質分析ツールを用いて
    顧客の体質を分析し、その結果にもとづいてカウンセリ
    ングを行う方法であって、各カードの裏面を顧客に順次
    提示し、顧客が自覚する症状に該当するカードを取り出
    してタイプ別に列状に並べることにより、顧客の体質を
    カードの並び具合で視覚的に示し、その際、「気虚」と
    「陽虚」と「血虚」と「津液虚」に属するカード列が、
    4列同方向に並び、「気滞」に属するカード列が、その
    先頭を上記「気虚」に属するカード列の先頭に突き合わ
    せた状態で反対方向に並び、「実熱」に属するカード列
    が、その先頭を上記「陽虚」に属するカード列の先頭に
    突き合わせた状態で反対方向に並び、「血お」に属する
    カード列が、その先頭を上記「血虚」に属するカード列
    の先頭に突き合わせた状態で反対方向に並び、「水毒」
    に属するカード列が、その先頭を上記「津液虚」に属す
    るカード列の先頭に突き合わせた状態で反対方向に並ぶ
    ようにし、それにもとづいてカウンセリングを行うよう
    にしたことを特徴とするカウンセリング方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の体
    質分析ツールを用いて顧客の体質を分析し、その結果に
    もとづいてカウンセリングを行う方法であって、各カー
    ドの裏面を顧客に順次提示し、顧客が自覚する症状に該
    当するカードを取り出して、縦軸および横軸の一方に体
    質の種類が並び、縦軸および横軸の他方に症状の種類が
    並んだ枡目上の該当する位置に、順次並べることによ
    り、顧客の体質と症状とをカードの並び具合で視覚的に
    示し、それにもとづいてカウンセリングを行うようにし
    たことを特徴とするカウンセリング方法。
  10. 【請求項10】 請求項4〜6のいずれか一項に記載の
    体質分析ツールを用いて顧客の体質を分析し、その結果
    にもとづいてカウンセリングを行う方法であって、上記
    体質分析ツールの画面表示手段に表示される設問および
    回答欄を顧客に順次提示し、上記体質分析ツールの入力
    手段を介して上記回答欄に順次回答させ、その回答内容
    を、上記体質分析ツールの制御手段において予め設定さ
    れた評価基準に基づいて評価処理することにより、顧客
    の体質のタイプ別得点集計結果を上記画面表示手段に表
    示し、それにもとづいてカウンセリングを行うようにし
    たことを特徴とするカウンセリング方法。
  11. 【請求項11】 上記体質分析ツールの記憶手段に、体
    質のタイプ別に加点,減点等の評価が付された漢方薬情
    報を記憶しておき、顧客の得点集計結果のパターンか
    ら、そのパターンをできるだけ相殺するような逆パター
    ンの得点集計結果となる漢方薬処方を選択して画面表示
    手段に表示するようにした請求項10記載のカウンセリ
    ング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011087919A (ja) * 2010-09-06 2011-05-06 Kao Corp 新規体質診断方法およびそれを用いたカウンセリング方法
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