JP2002118433A - デジタル・オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置及び方法 - Google Patents

デジタル・オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実現が容易でコストのかからないデジタル・
オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮システムの提供。 【解決手段】 デジタル・オーディオ・ダイナミックレ
ンジ圧縮装置(40)が第1と第2のオーディオ入力サン
プルを受け取り、これらサンプルの2乗平均平方根を生
成する2乗平均平方根推定装置(46)を含む。利得演算
装置(50)が2乗平均平方根を受け取り、対数、即ちd
B領域においてではなく線形領域において各入力サンプ
ルの利得を演算する。最小値選択装置(54)が各入力サ
ンプルの演算された利得を受け取り、最小値を演算す
る。アタック及びリリース・フィルタ(56)がこの最小
利得値を受け取り、アタックとリリース係数に従ってこ
の最小利得値をフィルタし、利得出力を発生する。乗算
器(58)はこの利得出力を受け取り、第1と第2のオー
ディオ入力サンプルに上記利得出力を乗算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、デジタル
信号処理システム及び方法に関し、具体的には、デジタ
ル・オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置及び方法
に関する。 関連出願 本特許出願は、本明細書に参考文献として取り入れられ
ている、1998年11月16日出願の「低コストで実
現するダイナミックレンジ圧縮装置」という名称の仮出
願No.60/108,684と、1998年11月25日
出願の「逆数の近似値を求めるためのデジタル信号処理
回路、システム及び方法」という名称の仮出願シリアル
番号No.60/109,882の利益を請求するものであ
る。本特許出願は、1999年出願の「デジタル・オー
ディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置及び方法」という
タイトルの同時継続仮出願以外の出願xx/xxx、xxx(アト
ーニー・ドケット番号no.TI-26912、03235
0.B072)に関連する。
【0002】
【従来の技術】すべてのオーディオ・システムは、最小
振幅から最大振幅までの入力オーディオ信号の再生を行
うために限られたダイナミックレンジを具備している。
オーディオ信号は瞬間的高振幅と組み合わされる小振幅
のインタバルから成る場合が多い。例えば1曲の音楽に
は時折パーカッション楽器の音が交じった静かな声が含
まれる。このような音楽は、デジタル・オーディオ・シ
ステムのダイナミックレンジを管理するという問題を生
じる。なぜなら、このタイプの音楽の全ダイナミックレ
ンジに適合させることはコストがかかるからである。さ
らに、最大振幅エピソードに適合するようにシステムが
常時スケーリングを行う場合、小振幅エピソードの音質
が落ちる可能性がある。ダイナミックレンジ圧縮は、小
振幅信号の大きな減損を伴うことなく高振幅信号に適合
するために用いられる技術である。
【0003】ダイナミックレンジ圧縮システムによって
ダイナミック・スケーリングが行われ、高振幅エピソー
ドに行き当たったとき、システムの利得が高振幅エピソ
ードに適合するようスケーリングが行われる。また、よ
り小さい振幅信号が存在する場合にはシステムによって
自動的に再スケーリングが行われる。このようなダイナ
ミックレンジの圧縮システムは一般にコストがかかり実
現が困難である。
【0004】ハイエンド・オーディオ・システムでは、
高いコストと実現性の難しさは容易に正当化され吸収さ
れる。しかし、ダイナミックレンジ圧縮によってシステ
ムの音質を大きく改善できるパーソナル・コンピュータ
やラップトップ・コンピュータのようなマーケット分野
が存在する。これらの利用分野では、ダイナミックレン
ジの圧縮実現のための高コストは容易に吸収することが
できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実現が容易でコストの
かからないデジタル・オーディオ・ダイナミックレンジ
圧縮システム及び方法の提供が望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面で
は、デジタル・オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮装
置の中に、オーディオ入力サンプルを受け取り、そのサ
ンプルの属性推定値を出力する属性推定装置が含まれ
る。利得演算装置がこの属性推定値を受け取り、対数、
即ちdB領域ではなく、線形領域でオーディオ入力サン
プルの利得演算が行われる。この利得はフィルタによっ
て受け取られ、平滑化されて利得出力が行われる。乗算
器がこの利得出力を受け取り、オーディオ入力サンプル
にこの利得出力が乗算される。
【0007】本発明の別の局面では、デジタル・オーデ
ィオ・ダイナミックレンジ圧縮装置の中に、第1と第2
のオーディオ入力サンプルを受け取り、2乗平均平方根
の算出演算が可能な2乗平均平方根推定装置と、この2
乗平均平方根を受け取り、最大値の選択演算が可能な最
大値選択装置が含まれる。次いで、利得演算装置が2乗
平均平方根の最大値を受け取り、対数(dB)領域への変
換及び対数(dB)領域からの変換を行うことなく線形領
域で利得演算を行う。次いで、この演算された利得はア
タックとリリース係数に従ってフィルタされ利得出力が
発生される。次いで、この利得出力は乗算器へ出力さ
れ、第1と第2のオーディオ入力サンプルにこの利得出
力が乗算される。
【0008】本発明のさらに別の局面では、オーディオ
・ダイナミックレンジの圧縮方法の中に、左の入力サン
プルと右の入力サンプルとを受け取り、各サンプルの2
乗平均平方根を推定し、線形領域で各サンプルの利得演
算を行うステップが含まれる。最小利得が選択され、ユ
ーザー指定のアタックとリリース係数とに従ってフィル
タされ利得出力が発生される。次いで、左の入力サンプ
ルと右の入力サンプルにこの利得出力が乗算され、左右
のオーディオ出力サンプルが発生される。
【0009】本発明の技術的利点として、本発明のデジ
タル・オーディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置の実現
に伴いコストが著しく減少するということがある。本発
明によるシステム設計の改変によってコストが下がり、
本発明の単純化から生じる音質の低下が小さいために、
消費者用製品マーケットの一部分野で、費用効率良く製
品が提供する音質が改善されたものとなる。本発明をよ
りよく理解するために添付図面を参照しながら以下説明
する。
【0010】
【発明の実施の態様】図1は「オーディオ・ミキシング
用デジタル複合型リミタ/コンプレッサ」(Lu、L.著、第
8回オーディオ・エンジニアリングン協会地区大会、1
997年6月、p.38〜41)の中で説明されたタイプ
の従来方式によるデジタル・オーディオ圧縮装置10を
示す機能ブロック図である。説明を単純にするために、
図1には単一のチャンネルしか示されていない。ダイナ
ミックレンジ圧縮装置10には、到来オーディオ入力信
号を2乗する2乗演算装置(2乗演算用ブロック12)と
2乗された信号をフィルタするフィルタ14が含まれ
る。図示のように、フィルタ14は1次IIRフィルタ
のようなローパス・フィルタ(LP)であってもよい。2
乗演算装置12とフィルタ14は到来信号の振幅の2乗
平均平方根(RMS)値の推定値を演算し、最大値演算ブ
ロック(回路16)へ出力する。次いで、2つのチャンネ
ルのRMS値の最大値が最大値演算ブロック16によっ
て選択される。RMSレベル推定値は信号のラウドネス
を感じる人間の聴覚を反映するものであり、最大値は信
号の瞬間的振幅を記述する値である。
【0011】従来方式によるダイナミックレンジ圧縮装
置では、利得演算は10を底とする対数(dB)領域で行
われる。したがって、最大値は10を底とする対数変換
器18へ出力され、この変換器によってそのdB出力値
が利得演算ブロック20へ出力される。次いで、この演
算された利得は10を底とする対数領域から線形空間領
域へ逆対数回路(機能ブロック22)によって逆変換され
る。一般に、従来のシステムでは、ルックアップ・テー
ブルや特別の対数演算用ハードウェアを用いて対数変換
と逆対数変換とが行われるが、これらを行うにはコスト
がかかる。次いで、得られた利得値はアタックおよびリ
リース段24へ出力され、この段を使って、耳に心地よ
い利得の変化が結果として生み出される静的応答曲線に
対して圧縮装置が近づいたり離れるたりするスピード
(レート)の制御が行われる。次いで、この出力値は遅延
回路(機能ブロック30)において所定の量だけ遅延され
た後オーディオ入力信号に乗算される。
【0012】図2は本発明の教示に従うデジタル・オー
ディオ・ダイナミックレンジ圧縮装置40と方法の実施
例を示す機能ブロック図である。本発明のダイナミック
レンジ圧縮装置40は図1に図示のタイプの従来のシス
テムよりあまりコストを要しない。ダイナミックレンジ
圧縮装置40が左右にチャンネルを備えて図示されてい
る。本発明のダイナミックレンジ圧縮装置40は、絶対
値演算回路(機能ブロック42)とフィルタ46とを含む
RMS検出器(エネルギー推定装置)を具備している。こ
れと比べて、従来のシステムでは、絶対値演算装置より
実現にコストがかかる2乗演算装置を用いてRMS値の
推定が行われる。絶対値演算ブロック42によって左右
のオーディオ入力信号の絶対値が選ばれる。フィルタ4
6は、ダウンロード可能なユーザー指定時定数(係数)を
用いる1次、即ちアルファフィルタであることが望まし
い。最も単純な構成として、αの値を2の冪数、即ち正
順符号付きディジット表現となるように選ぶことができ
る。 CSD=C12-1 + C22-2 + C32-3 + + Cn2-n
【0013】このような構成によって乗算の代わりに桁
送りと加算演算の利用が可能となる。最も効率の良い式
で表されるフィルタが、 y(n) = αx(n) + (1-α)y(n-1) である場合、この式を下記のように因数分解することが
できる: y(n) = y(n-1) + α[x(n) - y(n-1)]
【0014】これをさらに単純化することによって一度
だけ実行される乗算演算(桁送りと加算)が可能になる。
1次(アルファ)フィルタの機能ブロック図を図3に示
し、以下さらに詳細に説明する。
【0015】図1に図示のタイプの従来のシステムとの
著しい違いは、演算された利得のdB(対数領域)への変
換及びその後に続く逆対数変換を行わずに線形空間にお
いて本発明の利得演算を行う点である。図2に図示のよ
うに、双方のチャンネルのフィルタされたRMS推定値
は利得演算回路(ブロック50)へ直接出力される。この
利得は下記アルゴリズムを用いて演算される: I > Tの場合
【数1】 その他の場合 g = 1 但し、 g=線形空間における利得 K=ユーザー指定圧縮比 I=MXで除したフィルタ・ブロック46からの出力値 T=ユーザー指定閾値 MX=最大可能な信号値(システム指定)
【0016】上記式で、KおよびTは双方ともダウンロ
ードされるので、除算が下記の式に対してのみ必要とな
るようにシステムを構成することが望ましい。
【数2】 次いで、この式にダウンロードした定数値
【数3】 が乗ぜられる。
【0017】この除算演算はコストのかかるものになる
傾向があるので、「デジタル信号処理チェック・システ
ム」と「逆数値の近似実現方法」に記載されている近似
演算法を使用してもよい。このようにして各チャンネル
に対する利得が演算され、次いで、2つの利得値のうち
最小値がブロック54で決定され、下記ようにアタック
及びリリース・ブロック56でフィルタされる。 gc < go の場合 gn = αac + (1 - αa)go その他の場合 gn = αdc + (1 - αd)go 但し、 gn=新しい利得 gc=ブロック50からの演算された利得 go=前回のサンプルに適用された古い利得 αa=ユーザー指定アタックα値 αd=ユーザー指定減衰α値
【0018】アタック及びリリース(減衰)フィルタによ
ってアタック及びリリース(遅延)時定数が設定され、こ
の定数によって耳に心地よい利得変化を生み出すことが
可能になる。アルファ・フィルタによって本発明のアタ
ック及びリリース・フィルタリングを実現することがで
きる。
【0019】次いで、従来のシステムの場合のようにサ
ンプルの遅延を被ることなく、演算された利得に左のオ
ーディオ入力サンプルと右のオーディオ入力サンプルと
が乗算される。左のオーディオ出力サンプルと右のオー
ディオ出力サンプルの出力が発生される。
【0020】図3は、本発明のダイナミックレンジ圧縮
装置で使用される例示的アルファ・フィルタ46のブロ
ック図である。フィルタ46には加算器70と遅延ブロ
ック72が含まれる。入力サンプルx(n)、即ちαは遅
延サンプル1−αと加算され、出力サンプルy(n)が生
み出される。
【0021】このようにして構成された本発明のダイナ
ミックレンジ圧縮装置によって、実現コストと難しさを
実質的に減らす単純化された方法でオーディオ信号の処
理が行われる。要約すれば、本発明のダイナミックレン
ジ圧縮装置では、2乗演算装置が、RMS推定値を求め
る絶対値関数機能に改変され、対数変換と逆対数変換を
必要とせずに線形領域において利得演算が行われ、遅延
ブロックが除去される。さらに、コストのかかる除算の
代わりに近似法を利用することができる。この結果、本
システムでは実質的減損を伴わずにダイナミックレンジ
の圧縮が行われる。本発明は、良好な音質が望まれては
いるが従来のシステムに関連する高コストに我慢できな
い消費マーケットの一部特定分野用として特に適してい
る。
【0022】図2に明白に示されている本発明によっ
て、左右双方のチャンネル利得が演算され、次いで、ア
タック及びリリースフィルタリングに先行して最小値の
選択が行われることが注目される。しかし、本発明はま
た、RMSの推定後、かつ、利得演算に先行して最大値
を選択し、左右両チャンネルのサンプル当たり1回限り
の利得演算を実行するようにするシステムをも含むもの
である。
【0023】いくつかの本発明の実施例とその利点につ
いて詳細に説明してきたが、本発明の教示と添付クレー
ムに記載の本発明の精神と範囲から逸脱することなく、
変改、変更、交換、変形、修正及び改造を本発明におい
て行うことが可能であることが理解されるべきである。
上記説明に関して以下の項目の開示を行うこととする。
【0024】1. 請求項1に記載の圧縮装置におい
て、属性推定装置が、第1と第2のオーディオ入力サン
プルを受け取り、そのサンプルの絶対値の演算が可能な
絶対値演算装置と、その絶対値を受け取り、 y(n) = y(n-1) + α[x(n) - y(n-1)] を発生するよう作動可能なアルファ・フィルタと、を有
する圧縮装置。但し、 x(n)=フィルタへの入力値 y(n)=フィルタからの出力値 α=ユーザー指定係数
【0025】2. 利得演算装置が下記式の演算が可能
である請求項1に記載の圧縮装置。 I > Tの場合
【数4】 その他の場合 g = 1 但し、 g=線形空間における利得 K=ユーザー指定圧縮比 I=MXで除したフィルタ・ブロック46からの出力値 T=ユーザー指定閾値 MX=システム指定最大可能な信号値
【0026】3. 下記式に従ってフィルタが平滑化を
行う請求項1に記載の圧縮装置。 gc < go の場合 gn = αac + (1 - αa)go その他の場合 gn = αdc + (1 - αd)go 但し、 gn=新しい利得 gc=ブロック50からの演算された利得 go=前回のサンプルに適用された古い利得 αa=ユーザー指定アタックα値 αd=ユーザー指定減衰α値
【0027】4. 属性推定装置が左右のオーディオ入
力サンプルの所定の属性を推定し、利得演算装置が左右
のオーディオ入力サンプルの双方の利得を演算し、フィ
ルタが左右のオーディオ入力サンプルの利得のうちの小
さい方の利得を平滑化する請求項1に記載の圧縮装置。
【0028】5. 属性推定装置が、左右のオーディオ
入力サンプルの所定の属性を推定し、利得演算装置が左
右のオーディオ入力サンプルの属性のうちの大きい方の
属性の利得を演算する請求項1に記載の圧縮装置。
【0029】6. デジタル・オーディオ・ダイナミッ
クレンジ圧縮装置であって、第1と第2のオーディオ入
力サンプルを受け取り、それらサンプルの2乗平均平方
根の演算出力が可能な2乗平均平方根推定装置と、2乗
平均平方根を受け取り、その2乗平均平方根の最大値の
選択が可能な最大値選択装置と、2乗平均平方根の上記
最大値を受け取り、線形領域において利得の演算が可能
な利得演算装置と、上記利得を受け取り、アタックとリ
リース係数に従って上記利得をフィルタし、利得出力の
発生が可能なアタック及びリリース・フィルタと、利得
出力を受け取り、第1と第2のオーディオ入力サンプル
に上記利得出力の乗算が可能な乗算器と、を有する圧縮
装置。
【0030】7. 項目6に記載の圧縮装置において、
2乗平均平方根推定装置が、第1と第2のオーディオ入
力サンプルを受け取り、それらのサンプルの絶対値の演
算が可能な絶対値演算装置と、絶対値を受け取り、 y(n) = y(n-1) + α[x(n) - y(n-1)] を発生よう作動可能なアルファ・フィルタと、を有する
圧縮装置。但し、 x(n)=フィルタへの入力値 y(n)=フィルタからの出力値 α=ユーザー指定係数
【0031】8. 上記利得演算装置が下記式を演算が
可能である項目6に記載の圧縮装置。 I > Tの場合
【数5】 その他の場合 g = 1 但し、 g=線形空間における利得 K=ユーザー指定圧縮比 I=MXで除したフィルタ・ブロック46からの出力値 T=ユーザー指定閾値 MX=システム指定最大可能な信号値
【0032】9. 下記式に従ってアタック及びリリー
ス・フィルタがフィルタする項目6に記載の圧縮装置。 gc < go の場合 gn = αac + (1 - αa)go その他の場合 gn = αdc + (1 - αd)go 但し、 gn=新しい利得 gc=ブロック50から演算された利得 go=前回のサンプルに適用された古い利得 αa=ユーザー指定アタックα値 αd=ユーザー指定減衰α値
【0033】10. オーディオ・ダイナミックレンジ
圧縮方法であって、左の入力サンプルと右の入力サンプ
ルとを受け取るステップと、各サンプルの2乗平均平方
根を推定するステップと、線形領域において利得または
各サンプルを演算するステップと、最小利得を選択する
ステップと、アタック及びリリースが、ユーザー指定の
アタックとリリース係数に従って最小利得のフィルタを
行って利得出力を生成するステップと、左の入力サンプ
ルに上記利得出力を乗算して左のオーディオ出力を生成
するステップと、右の入力サンプルに上記利得出力を乗
算して左のオーディオ出力を生成するステップと、を有
する圧縮方法。
【0034】11. 項目10に記載の方法であって、
2乗平均平方根を推定するステップが、各サンプルの絶
対値を取得するステップと、上記絶対値の1次フィルタ
リングを行うステップと、を有する上記方法。
【0035】12. 項目10に記載の方法において、
上記2乗平均平方根を推定するステップが、各サンプル
の絶対値を取得するステップと、下記式に従って1次フ
ィルタリングを行うステップとを有する上記方法。 y(n) = y(n-1) + α[x(n) - y(n-1)] 但し、 x(n)=フィルタへの入力値 y(n)=フィルタからの出力値絶対値 α=ユーザー指定係数
【0036】13. 上記利得演算ステップによって下
記式が演算される項目10に記載の方法。 I > Tの場合
【数6】 その他の場合 g = 1 但し、 g=線形空間における利得 K=ユーザー指定圧縮比 I=MXで除したフィルタ・ブロック46からの出力値 T=ユーザー指定閾値 MX=システム指定最大可能な信号値
【0037】14. アタック及びリリース・フィルタ
リングが下記式を演算する項目10に記載の方法。 gc < go の場合 gn = αac + (1 - αa)go その他の場合 gn = αdc + (1 - αd)go 但し、 gn=新しい利得 gc=ブロック50から演算された利得 go=前回のサンプルに適用された古い利得 αa=ユーザー指定アタックα値 αd=ユーザー指定減衰α値
【0038】15. デジタル・オーディオ・ダイナミ
ックレンジ圧縮装置であって、オーディオ入力サンプル
を受け取り、上記サンプルの所定の属性の推定が可能な
属性推定装置と、推定された属性を受け取り、線形領域
におけるオーディオ入力サンプルの利得の決定が可能な
利得演算装置と、上記利得演算装置が下記式の演算が可
能な請求項1に記載の圧縮装置と、を有し、 I > Tの場合
【数7】 その他の場合 g = 1 但し、 g=線形空間における利得 K=ユーザー指定圧縮比 I=MXで除したフィルタ・ブロック46からの出力値 T=ユーザー指定閾値 MX=システム指定最大可能な信号値 さらに、この場合、項目2後の利得演算が定数
【数8】 を受け取り、その定数に1/Iを乗算することによりデ
ジタル信号システムによって近似され、上記デジタル信
号システムが、信号を受け取る入力部と、信号の属性を
測定する回路構成であって、上記属性が、少なくとも一
部がIの値と関連するようになっている回路構成と、I
が属する範囲の境界領域を特定する回路構成であって、
その境界領域が複数の境界領域の中の1つであり、さら
に、各境界領域が対応するスロープ値と第1と第2の端
点とを有する回路構成と、前記第1と第2の端点のうち
の一方から、Iの値の距離に等しい測定値に、Iがその
範囲内に入るものとして特定される境界領域に対応する
スロープ値を乗算した量の分だけ、第1と第2の端点の
うちの一方における逆数値を調整することにより近似逆
数値を決定する回路構成と、を有する前記圧縮装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来方式によるデジタル・オーディオ圧縮装置
の機能ブロック図である。
【図2】本発明の教示に従うデジタル・オーディオ・ダ
イナミックレンジ圧縮装置と方法の実施例を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】本発明で用いる例示的アルファ・フィルタを示
すブロック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル・オーディオ・ダイナミックレ
    ンジ圧縮装置であって、 オーディオ入力サンプルを受け取り、前記サンプルの所
    定の属性の推定演算が可能な属性推定装置と、 推定された属性を受け取り、線形領域においてオーディ
    オ入力サンプルの利得の演算が可能な利得演算装置と、 前記利得を受け取り前記利得の平滑化演算が可能なフィ
    ルタと、 前記平滑化された利得を受け取り、オーディオ入力サン
    プルに前記平滑化された利得の乗算演算が可能な乗算器
    と、を有することを特徴とする圧縮装置。
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