JP2002113106A - 圧力解放弁 - Google Patents

圧力解放弁

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JP2002113106A
JP2002113106A JP2001233684A JP2001233684A JP2002113106A JP 2002113106 A JP2002113106 A JP 2002113106A JP 2001233684 A JP2001233684 A JP 2001233684A JP 2001233684 A JP2001233684 A JP 2001233684A JP 2002113106 A JP2002113106 A JP 2002113106A
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valve
pressure
fluid
opening
force
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JP2001233684A
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Bo Lundin
ルンディン ボー
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Original Assignee
Siemens Elema AB
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁を開放するのに必要とされる流体の限界圧
力を低減させることなく、より強力でない押圧手段が使
用されているような圧力解放弁を提供する 【解決手段】 流体圧力解放弁(2;38)が、開口
(22;52)と、可動に取り付けられた弁手段(1
4,16,18;54,56,58)と、押圧手段
(8;44)とから構成されており、前記弁手段が、流
体と圧力を伝え合うように配置されており、これによ
り、閉鎖力F2が、伝えられた流体圧力によって弁手段
に付加的に加えられ、押圧力Fbと相俟って限界力Ft
を生ぜしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力解放弁、特
に、機械的な呼吸補助装置の患者の呼吸回路内の呼気終
末陽圧(PEEP)レベルを調整するための解放弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧力解放弁は、限界抵抗力を有する弁で
あり、これにより、流体圧力が所定のしきい値と等しく
なるまで、流体は、弁を流過しない。この時、流体圧力
によって弁エレメントに加えられる開放力は、アクチュ
エータによって弁エレメントに加えられる開放力と反作
用する限界閉鎖力と等しい。限界圧力より上では、弁
が、弁を境界とした圧力降下を著しく増大させることな
く高い流体流過量を可能にすることが重要である。なぜ
ならば、このような弁は、通常、弁を流過しない流体圧
力の移動が深刻な結果を招く虞のある安全臨界条件下に
おいて、開放するために使用されるからである。これ
は、特に、圧力解放弁が患者の呼吸回路内において安全
弁として使用される場合に、該当する。圧力解放弁は、
さらに、呼気終末陽圧を制御するためにPEEP弁とし
てこのような呼吸回路内において用いられてよく、通
常、圧力降下を著しく増大させることなく1分あたり最
大200〜300リットルの流量で呼気を流過させるこ
とができる。
【0003】PEEP弁等の圧力解放弁は、通常、流体
が流過するための開口を有しており、この開口に向かっ
て可動に取り付けられた弁手段が、押圧手段によって生
ぜしめられる所定の限界閉鎖力により、押圧されてい
る。弁手段は、シールする面を備えており、このシール
する面は、開口と協働して流体の流過を調整しかつ所定
の閉鎖力を用いて開口をシールすることができる。シー
ルする面は、流体と圧力を伝え合うように配置されてお
り、これにより、伝えられる流体圧力によって加えられ
る開放力がこの力に反作用する閉鎖力を超えると、開口
を開放するように流体の流過方向に可動である。
【0004】従来公知の圧力解放弁においては、所定の
閉鎖力の全ては押圧手段によって生ぜしめられるので、
比較的大きくかつ強力な手段が必要とされる。このよう
な手段は、しばしば、スペースを取るものであり、この
部材がソレノイドを有する場合には、しばしば、エネル
ギー消費も大きくなる。さらに、このような押圧手段
は、製造するのに比較的費用がかかる。
【0005】米国特許第6082705号明細書から、
流量が調整されるようになっている流体が、押圧エレメ
ントによって提供される開放力がない場合に弁をシール
するために用いられるような流量調整弁を提供すること
は公知である。弁は、弁ハウジングを有しており、弁ハ
ウジングは、流体入口および出口を有しており、これら
の入口と出口の間に、弁面が配置されている。弁面は、
弁開口を有しており、弁開口の近傍には、開口を開放す
るために流体の流過方向に流体によって加えられる開放
力によって可動である、可動なシールエレメントが設け
られている。押圧手段は、シールエレメントの位置を制
御しかつ弁を流過する流体の流量を調整するために提供
されている。ダクトは、一部の流体を逸らせ、開口とは
反対側のシールエレメントの一方の側に作用させ、流体
によって加えられる開放力に抵抗しかつ少なくともこの
開放力と同等の大きさの閉鎖力を、このエレメントに提
供するために提供されている。押圧手段からの開放力が
加えられてない場合においては、閉鎖力は、開口をシー
ルするようにこのエレメントを移動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、弁を
開放するのに必要とされる流体の限界圧力を低減させる
ことなく、より強力でない押圧部材が使用されているよ
うな圧力解放弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、本明細
書の請求項1によって記載されかつ特徴づけられるよう
な圧力解放弁が提供されている。弁手段を、流体と圧力
伝達するように配置することによって、開放力と、より
小さな閉鎖力とは、流体圧力により弁手段に生ぜしめら
れる。次いで、有利には可変の押圧力を生ぜしめる押圧
エレメントは、押圧力に寄与することができる程度に強
力であればよい。この押圧力は、流体圧力が弁によって
開放さすれる前に所定の限界圧力に達する場合に、流体
圧力によって生ぜしめられる閉鎖力と、流体圧力によっ
て生ぜしめられる開放力につり合っていなければならな
い所定の限界力との差である。
【0008】有利には、弁エレメントは、第1の面およ
びより小さな第2の面を有しており、これらの面には流
体圧力が作用し、これらの面は、機械的に接続されてお
りかつ流体受入チャンバの対向する端壁部を規定するよ
うに配置されており、このチャンバ内には流体が流過す
るための開口が設けられており、この開口は、流体の流
過方向に逆らって弁手段が動かされる場合に第1の面に
よってシール可能である。このことは、比較的単純な弁
構造を提供する。さらに、開口をシールするためにより
大きい面を用いることによって、開口は、弁のサイズを
著しく増大させることなく十分な流体の流過を提供する
ように寸法決めされてよい。
【0009】有利には、弁は、患者呼吸回路の呼気ライ
ン内から呼気を受け取りかつ呼吸回路内にPEEPレベ
ルを提供し、このPEEPレベルは、可変の押圧力を提
供することができる押圧エレメントを提供することによ
って調節可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の典型的な実施例
を、添付図面を参照しながら説明する。
【0011】図1を参照すると、本発明による圧力解放
弁2の実施例が、部分断面図で示されている。弁2は、
弁ハウジング4を有しており、弁ハウジング4は、この
弁ハウジングと一体的なソレノイドハウジング6を有し
ており、ソレノイドハウジング6内には、ソレノイド8
が収容されている。弁ハウジング4は、流体受入チャン
バ10を包囲しており、この流体受入チャンバ10は、
入口12を介して、弁ハウジング4の外部と連通してお
り、この入口を流過して吸気または呼気等の流体がチャ
ンバ10内に受け入れられる。チャンバ10は、可動な
第1のプレート14および第2のプレート16によって
規定された対向する壁部を有しており、これらの第1お
よび第2のプレートは剛性の部材18によって機械的に
接続されており、これにより、両プレートは同調しなが
ら可動である。第1のプレート14は、チャンバ10内
部で流体圧力に曝される第1の面14′を有しており、
第2のプレート若しくはより小さなプレート16は、同
様の流体圧力に曝される第2の面16′を有している。
第1の面14′の領域A1は、第2の面16′の領域A
2よりも大きい。第1のプレート14は可動であり、こ
れにより、チャンバ10内の開口22の周辺付近に配置
されたシールリング20に対して密閉(シール)したり
(図1の実線部)、開放したり(図2の破線部)する。
開口22は、出口24に接続しており、この出口24を
通って流体が弁2から流出する。第2のプレート16
は、圧潰可能な壁区分26の剛性の端壁を形成してお
り、前記壁区分の反対側の端部はチャンバ10の剛性の
壁区分28に対してシールされている。圧潰可能な壁区
分26は、第1のプレート14がシールリング20を密
閉している場合には膨張状態(図1に示したように)に
あり、プレート14が開口22を開放するように移動す
ると圧潰状態になるように配置されている。磁気的に敏
感なシャフト30は、プレート14に接続された端部3
2を有しておりかつソレノイド8の可動鉄心として作用
し、これにより、導線34を介してソレノイドに通電す
ることによって、シャフト30は、導線34を通流する
電流の大きさによって規定される押圧力Fbを用いてプ
レート14を開口20に向かって押し上げることができ
る。したがって、導線34を通流する電流を変えること
によって、押圧力Fbは変化する。シールリング36
は、出口24からソレノイドハウジング6への流体のあ
らゆる漏出を妨止するために提供されている。
【0012】使用時に、圧力Pの流体は、チャンバ10
に流入し、圧力Pが作用する領域A1を有する第1のプ
レート14の第1の面14′上に力F1を生ぜしめる。
この力F1は、 F1=P・A1 (1) であると算定される。
【0013】力F1は、第1のプレート14に作用し、
開口22を開放しようとする開放力を提供する。
【0014】同時に、流体圧力Pは、A1よりも小さい
領域A2を有する第2のプレート16の第2の面16′
に作用し、これにより、プレート16上に力F2を生ぜ
しめる。この力F2は、 F2=P・A2 (2) であると算定される。
【0015】剛性の結合部材18のために、力F2は、
第2のプレート16に作用し第1のプレート14に閉鎖
力を提供する。
【0016】閉鎖力F2と、押圧力Fbとは、組み合わ
さって限界力Ftを生ぜしめ、開口22を開放させかつ
流体圧力を解放させるために限界流体圧力の影響を受け
ながらプレート14が移動する前に、開放力F1は、こ
の限界力Ftに達しなければならない。限界力Ftは、 Ft=F2+Fb=F1 (3) である。
【0017】したがって、図1の弁が、選択されたPE
EP圧力P(PEEP)より高い圧力によってプレート
が開口22を開放させるようにPEEP弁として使用さ
れるならば、弁2は、方程式(1)から(3)により Fb=(A1-A2)・P(PEEP) (4) であるように構成されていなければならない。
【0018】プレート14の領域A1およびA2が、知
られているまたは容易に得られかつ一定であると予測す
るのは妥当であるので、方程式(4)は、ソレノイド8
が生ぜしめなければならない所要の押圧力Fbを計算す
るために用いられてよい。この力Fbは、従来技術の弁
が生ぜしめなければならない力よりも小さい。なぜな
ら、本発明の弁2における限界力Ftの一部は、より小
さなプレート16に作用する、流体圧力自体によって生
ぜしめられるからである。
【0019】図2を参照すると、本発明による圧力解放
弁38の別の実施例が、部分断面図で示されている。弁
38は、弁ハウジング40を有しており、弁ハウジング
40は、この弁ハウジングと一体的なばねハウジング4
2を有しており、ばねハウジング42内には、ばね押圧
手段44が収容されている。弁ハウジング40は、流体
ダクト46を包囲しており、この流体ダクト46は、外
部からアクセス可能な入口48を外部からアクセス可能
な出口50へ接続している。流体流過のための開口52
が、入口48と出口50との間においてダクト46内に
配置されており、開口52は、第1の可動なプレート5
4によってシール可能である。第1の可動なプレート5
4は、入口48から出口50にまで弁を通る流体の流過
方向で見て、出口開口52のすぐ前方に配置されてお
り、開口54を密閉および開放するために可動である。
第1のプレート54は、剛性のロッド58を介して第2
の可動なプレート56に機械的に接続されており、これ
により、2つのプレート54,56は、同調しながらの
み可動である。図1の場合のように、第1のプレート5
4には第1の面54′が、第2のプレート56にはより
小さな第2の面56′が設けられており、これらの面上
に流体圧力が作用する。第2のプレート56は、ばねハ
ウジング42内に配置されており、動作可能にばね44
に結合しており、これにより、ばね44の圧縮によって
生ぜしめられる押圧力Fb′は、第2のプレート56お
よびロッド58を介して第1のプレート54に伝えら
れ、これにより、開口52をシールするようにプレート
54を押し付ける。さらに、ばねハウジング42内に
は、可変容積コンテナ60が配置されており、コンテナ
60の一方の端部は、第2のプレート56が移動しなが
らコンテナ60内の容積を変化させるように、第2のプ
レート56にシールされており、かつばね44を包囲し
ている。コンテナ60の内部は、バイパスダクト62に
よって、流体ダクト46に、流体が流れるように接続さ
れている。この形式において、第2のより小さなプレー
ト56は、プレート56の一方の側のみにおいて、流体
ダクト46内の流体と圧力を伝え合うように配置されて
おり、流体ダクト46の圧力は弁38によって調節され
る。
【0020】プレート56の第2の面56′は、領域A
2′を有しており、圧力P′の流体に曝された場合に、
方程式(2)に代入することにより与えられる閉鎖力F
2′によって上方へと移動させられる。流体ダクト46
内の同様の流体圧力は、第1の面が領域A1を有する第
1のプレート54上に、方程式(1)に代入することに
より与えられるレベルにおいて、開放力F1′を生ぜし
める。再び、弁38が、圧力P′(PEEP)で作動す
るPEEP弁として働くと、ばね44によって必然的に
提供される押圧力Fb′は、方程式(4)から Fb′=(A1′−A2′)・P′(PEEP) (5) である。
【0021】所要の押圧力Fb′は、手動または自動的
にばね44の端部に取り付けられたねじ山つきノブを回
転させ、ばね44の圧縮を変化させることにより、得る
ことができる。
【0022】図1および図2に関して説明された押圧手
段8,44の代わりにその他の公知の押圧手段が代用さ
れてもよく、説明される押圧手段8,44が、請求され
たような本発明から逸脱することなしに互いを代用して
もよいことは、当業者に理解される。
【0023】弁が安全圧力解放弁として使用される場合
に、ソレノイド8の電源の破壊が、安全臨界条件下で弁
を誤作動させる虞があるので、安全性の理由のために、
図1の弁2のソレノイド8の代わりにばね押圧を用いる
ことは有利である。さらに、本発明による弁が、請求さ
れる本発明から逸脱することなしに簡単に変更されてよ
く、この場合に、択一例として第2のより小さい可動な
プレート16,56が、流過開口を密閉および開放する
ように可動であると理解される。
【0024】図3を参照すると、本発明による患者呼吸
回路の実施例が示されている。ここに示された呼吸回路
66は、公知のPEEP弁を含む、この分野で広く知ら
れているような回路を提示している。図3の呼吸回路6
6の発明上の相違点は、公知のPEEP弁の代わりに、
本発明によるPEEP弁、例えば、上に説明された典型
的な実施例による弁2,38が代用されるということで
ある。この理由から、呼吸回路66は、詳細に説明しな
い。
【0025】図示したように、呼吸回路66は、ベンチ
レータユニット68を有しており、このベンチレータに
は、吸気ライン70および呼気ライン72の端部が、患
者チューブ76の開口端部74へまたはこの開口端部7
4へそれぞれガスを搬送するために接続されている。前
記開口端部74は、使用時に、患者の気道(図示せず)
に接続するようになっている。一方向弁78,80は、
吸気ライン70および呼気ライン72それぞれにおいて
一列に接続しており、これにより、ガスが、吸気ライン
内において開口端部に向かう方向にのみ流過し、呼気ラ
イン内においては開口端部74から向かってくる方向に
のみ流過することを保証する。本発明によるPEEP弁
2は、呼気ライン72と一列になって一方向弁80とベ
ンチレータ68との間に配置されており、PEEP弁2
の入口12は、呼気ライン72に接続されており、出口
24は、呼気ライン72を介してベンチレータに接続さ
れている。弁2を開放させる呼気ライン72内のガス圧
力は、導線34に沿ってコントロールユニット84(ベ
ンチレータ68内に組み込まれてもよい)により供給さ
れる電流によって制御される。またガス圧力は、呼気が
PEEPレベルに減少するまで開口22が開放されたま
まであるように設定されている。第2の解放弁38は、
吸気ライン70内に組み込まれており、開口端部74に
供給される吸気圧力が、所定の安全最大値を超えないこ
とを保証するように動作する圧力解放安全弁として働く
ように配置されている。前記所定の安全最大値は、ばね
押圧44(図2参照)の伸びを変化させるように弁38
のノブ64(図2参照)を調節することによって設定さ
れてよい。このために、PEEP弁2の呼気ライン72
との接続と異なり、弁38の入口48のみが、(Tピー
ス86を介して等により)吸気ライン70に接続されて
おり、出口50は大気(または復帰システム)(図示せ
ず)に通じている。この配置において、開口52は、弁
38内の吸気圧力が安全最大値に設定されたしきい値を
超えるまでシールされたままである。このしきい値を超
えるまで、吸気は、ベンチレータ68から吸気ライン7
2に沿って患者チューブ76の開口端部74にまで流過
し続ける。
【0026】同一の弁2または38が、呼吸回路66の
吸気ライン70および呼気ライン72内において使用さ
れてよく、または弁2および38が、請求された本発明
から逸脱されることなしに、図3に関して上記に説明さ
れた機能性を提供するために交換されてもよいと認めら
れる。付加的または択一的に、本発明による弁2,38
は、吸気ライン70と一列になって含まれてよくかつ、
ベンチレータユニット72から供給されるガスのための
低圧力デリミッタとして作用するために図3の呼気ライ
ン72における弁2に関して示したものと同様の形式で
配置されてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力解放弁の実施例の概略図であ
る。
【図2】本発明による圧力解放弁の別の実施例の概略図
である。
【図3】本発明による患者呼吸回路の概略図である。
【符号の説明】
2,38 圧力解放弁、 4,40 弁ハウジング、
6 ソレノイドハウジング、 8 ソレノイド、 10
流体受入チャンバ、 12,48 入口、14,54
第1のプレート、 14′,54′ 第1の面、 1
6,56 第2のプレート、 16′,56′ 第2の
面、 18 剛性の部材、 20,36 シールリン
グ、 22 開口、 24,50 出口、 26 圧潰
可能な壁区分、 28 剛性の壁区分、 30 磁気的
に敏感なシャフト、 32 端部、 34 導線、 4
2 ばねハウジング、 44 ばね押圧手段、 46
ダクト、 52 出口開口、 58 ロッド、 60
コンテナ、 62 バイパスダクト、 64 ねじ山つ
きノブ、 66 患者呼吸回路、 68 ベンチレータ
ユニット、 70 吸気ライン、 72 呼気ライン、
74 開口端部、76 患者チューブ、 78,80
一方向弁、 84 コントロールユニット、 86
Tピース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧力解放弁(2;38)であって、 流体が流過するための開口(22;52)が設けられて
    おり、 可動に取り付けられた弁手段(14,16,18;5
    4,56,58)が設けられており、該弁手段が、流体
    と圧力を伝え合うように配置されており、さらに、前記
    弁手段が、伝えられた流体圧力によって前記弁手段(1
    4,16,18;54,56,58)に加えられる開放
    力が該開放力に反作用する限界力を超えた場合に開口
    (2;52)を開放するように可動であり、 押圧手段(8;44)が設けられており、該押圧手段
    が、前記弁手段を前記開口(22;52)に向かって移
    動させるための押圧力を提供するようになっている形式
    のものにおいて、 前記弁手段(14,16,18;54,56,58)
    が、流体と圧力を伝え合うように配置されており、これ
    により、前記開放力よりも小さくかつ前記開放力に逆ら
    う閉鎖力が、伝えられた流体圧力によって、弁手段(1
    4,16,18;54,56,58)に付加的に加えら
    れ、前記閉鎖力が、前記押圧力と相俟って限界力を生ぜ
    しめることを特徴とする、流体圧力解放弁。
  2. 【請求項2】 前記弁手段が、第1の面領域を有する第
    1の面(14′;54′)と、より小さな第2の面領域
    を有する第2の面(16′;56′)とを有しており、
    前記面(14′,16′;54′,56′)が、流体圧
    力が、前記開放力を生ぜしめるために前記第1の面(1
    4′;54′)上に伝えられ、閉鎖力を生ぜしめるため
    に前記第2の面(16′;56′)上に伝えられるよう
    に配置されている、請求項1記載の圧力解放弁。
  3. 【請求項3】 前記弁手段が、前記第1の面(14′;
    54′)を有する可動に取り付けられた第1のエレメン
    ト(14;54)と、前記第2の面(16′;56′)
    を有する間隔をおいて機械的に接続された、可動に取り
    付けられた第2のエレメント(16;56)とを有して
    おり、前記第1のエレメント(14;54)が、前記開
    口(22;52)を密閉および開放するように可動であ
    る、請求項2記載の圧力解放弁。
  4. 【請求項4】 前記第1のエレメント(14)および前
    記第2のエレメント(16)が、流体受入チャンバ(1
    0)の対向する端壁部を規定するように配置されてお
    り、さらに、前記流体受入チャンバ(10)には、前記
    対向する端壁部(14;16)の中間に流体入口(1
    2)が設けられている、請求項3記載の圧力解放弁。
  5. 【請求項5】 前記第1のエレメント(14;54)お
    よび前記第2のエレメント(16;56)が、剛性の結
    合部材(18;58)によって機械的に接続されたプレ
    ートから成っている、請求項3または4記載の圧力解放
    弁。
  6. 【請求項6】 前記弁手段(14,16,18;54,
    56,58)が、患者の呼吸回路(66)内のガスとガ
    ス圧を伝え合うように接続可能であり、かつ伝えられる
    ガス圧力が所望の圧力を超えるまでガスが流過しないよ
    うに開口をシールするために押圧手段(8;44)と協
    動する、請求項1から5までのいずれか1項記載の圧力
    解放弁。
  7. 【請求項7】 前記弁手段(14,16,18)が、患
    者の呼吸回路(66)の呼気ライン(72)と接続可能
    であり、前記弁手段が、伝えられるガス圧力が所望の呼
    気終末陽圧(PEEP)を超えるまで呼気が流過しない
    ように開口(22)をシールするために押圧手段(8;
    44)と協動する、請求項6記載の圧力解放弁。
  8. 【請求項8】 前記押圧手段(8;44)が、制御手段
    (84;64)に動作可能に接続可能であり、該制御手
    段が、調節可能な押圧力を提供するために押圧手段
    (8;44)を制御するようになっている、請求項1か
    ら7までのいずれか1項記載の圧力解放弁。
  9. 【請求項9】 患者呼吸回路(66)であって、 吸気ライン(70)および呼気ライン(72)が設けら
    れており、 前記ラインの一方または両方が、前記ライン内に配置さ
    れた圧力解放弁を有している形式のものであって、 前記圧力解放弁が、請求項1から8までのいずれか1項
    記載の弁(2;38)であることを特徴とする、患者呼
    吸回路。
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