JP2002112829A - 櫛 - Google Patents

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JP2002112829A
JP2002112829A JP2000307122A JP2000307122A JP2002112829A JP 2002112829 A JP2002112829 A JP 2002112829A JP 2000307122 A JP2000307122 A JP 2000307122A JP 2000307122 A JP2000307122 A JP 2000307122A JP 2002112829 A JP2002112829 A JP 2002112829A
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JP
Japan
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comb
cavity
teeth
boundary surface
sealed
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JP2000307122A
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English (en)
Inventor
Takayuki Oneda
隆幸 大根田
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BIYOSHITSU ANSHIN KK
Original Assignee
BIYOSHITSU ANSHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、櫛の全体構造を嵩張らせることな
く、しかも傾斜の度合を適切に検知できるようにした櫛
を提供することを課題とする。 【解決手段】 櫛1の透明なベース部3に、櫛1の長手
方向に沿う空洞部5が形成され、空洞部5の内部にには
空気7と着色された水8のごとき複数の流体が、境界面
9を目視できるように封入されて、境界面9の長さに応
じ櫛1の傾斜の度合が検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、櫛に関し、特に美
容室や理髪店向けの業務用として好適の櫛に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用の櫛として傾斜計を付した
ものが開発されており、その傾斜計としては、櫛に付設
した回転可能の指針の基端に重錘を装着して基準となる
鉛直線を形成するようにしたものがある。また櫛に付設
した横長の弯曲管に水を満たすとともに、泡を封入して
櫛が水平が否かを示せるようにした水準器付きの櫛も開
発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の技術では、重錘付き指針を備えた櫛の場合、櫛の
全体構造が嵩張って業務用としては扱い難くなるという
不具合があり、また水準器付きの櫛では櫛の水平状態が
検知されるだけで、その傾斜の度合を知ることができな
いという問題点がある。そこで本発明は、櫛の全体構造
を嵩張らせることなく、しかも傾斜の度合を適切に検知
できるようにした櫛を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の櫛は、列設された多数の歯の根本を支持す
るベース部が透明材で形成され、同ベース部に櫛の長手
方向へ延在する空洞部が形成されて、同空洞部内に少な
くとも2種類の流体が目視可能の相互境界面を有するよ
うにして封入されており、櫛の水平把持状態で上記境界
面が上記空洞部のほぼ全長にわたって延在するように構
成されたことを特徴としている。
【0005】また、本発明の櫛は、上記多数の歯が粗歯
の部分と密歯の部分とに分けて設けられ、上記空洞部も
上記の粗歯の部分と密歯の部分とにそれぞれ対応する粗
歯用空洞部と密歯用空洞部とに分けて設けられているこ
とを特徴としている。
【0006】さらに、本発明の櫛は、上記空洞部内の流
体として、無色の気体と着色された液体とが封入されて
いることを特徴としている。
【0007】また本発明の櫛は、上記空洞部が、一端を
閉じ他端に開口を有して上記のベース部および歯と共に
一体成型され、同空洞部の開口に開閉可能のねじ蓋が施
されていることを特徴としている。
【0008】上述の本発明の櫛では、櫛の歯を列設され
た透明のベース部に沿う空洞部において、その内部に封
入された複数の流体の相互境界面の長さが、櫛の水平状
態からの傾斜の度合に応じ減少してゆくので、例えば美
容師が顧客の頭髪を櫛で梳きながら指でさばいて鋏によ
るカットを施すような場合に、上記境界面の長さを目視
しながら、顧客の頭部の右側と左側で櫛の傾斜角を同程
度に保つことができ、これにより効率よくバランスのと
れた操作を行える利点が得られる。
【0009】また、1つの櫛に粗歯の部分と密歯の部分
とをそなえて、各部分に対応してベース部に粗歯用空洞
部と密歯用空洞部とが形成されている場合は、櫛の粗歯
を使用する場合と密歯を使用する場合とで上記空洞部を
使い分けすることができ、所要の空洞部内の流体の境界
面を目視しながら櫛の傾斜の度合を検知して極めて能率
のよい櫛の操作が可能になる。
【0010】さらに、上記空洞部内の流体として、無色
の気体と着色された液体とが封入される場合は、例えば
無色の気体として空気を用い、着色された液体として適
宜の色の顔料を溶解した水を用いて、これらの流体の相
互境界面を明確にするとともに、コストの低減を図る利
点が得られる。
【0011】また、上記空洞部が一端を閉じ他端に開口
を有して上記のベース部および歯と共に一体成型されて
いると、この櫛全体の成型がプラスチック材などで簡単
に行えるようになり、コストの低減に寄与しうるほか、
同空洞部の開口に開閉可能のねじ蓋が施されることによ
り、同空洞部内の流体を好みの色のものに取替えること
が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態と
しての櫛を示す側面図、図2は図1のA−A矢視断面図
であり、図3(a)〜(e)は図1,2の櫛の空洞部内にお
ける流体の境界面を、櫛の傾斜の変化に応じて模式的に
示す説明図であり、図4は本発明の第2実施形態として
の櫛を示す側面図である。
【0013】まず本発明の第1実施形態について説明す
ると、図1および図2に示すように、櫛1において、列
設された多数の歯2の根本を支持するベース部3が、プ
ラスチックなどの透明材で歯2や把手4と共に一体に成
型されている。そして、この櫛の一体成型の際に、ベー
ス部3には櫛1の長手方向へ延在する空洞部5が形成さ
れる。
【0014】この空洞部5は一端5aが閉じているが、
他端5bはねじ蓋6を取付けるまでは櫛1の端部で開放
されている。空洞部5の内部には、空気7と、適宜の色
の顔料などで着色された水8とが封入されて、両者の境
界面9が外部から目視できるようになっており、櫛1の
水平把持状態では境界面9が空洞部5の全長にわたって
延在するようになっている。
【0015】なお、図3(a)〜(e)は、空洞部5の内部
における境界面9が、櫛の傾斜角に応じて変化する状態
を模式的に示しており、図3(a)は傾斜角が7.5度の
場合を示し、以下¨図3(b),(c),(d),(e)は、
それぞれ傾斜角が15度,30度,45度および90度
の場合を示している。
【0016】上述の第1実施形態の櫛では、櫛1の歯2
を列設された透明のベース部3に沿う空洞部5におい
て、その内部に封入された2種類の流体7,8の相互境
界面9の長さが、櫛1の水平状態からの傾斜の度合に応
じ、傾斜角が増すのにつれて減少してゆくので、例えば
美容師が顧客の頭髪を櫛で梳きながら指でさばいて鋏に
よるカットを施すような場合に、境界面9の長さを目視
しながら、顧客の頭部の右側と左側で櫛の傾斜角を同程
度に保つようにして、効率よくバランスのとれた操作を
行える利点が得られる。そして、櫛全体が嵩張ることも
無い。
【0017】さらに、空洞部5内の流体として、無色の
気体と着色された液体とが封入され、特に無色の気体と
して空気7を用い、着色された液体として適宜の色の顔
料を溶解した水8を用いて、これらの流体の相互境界面
9を明確にするとともに、コストの低減を図る利点が得
られる。
【0018】また、空洞部5が一端を閉じ他端に開口を
有してベース部3および歯2と共に一体成型されている
ので、この櫛全体の成型がプラスチック材などで簡単に
行えるようになり、コストの低減に寄与しうるほか、同
空洞部5の開口に開閉可能のねじ蓋6が施されることに
より、同空洞部5内の流体を好みの色のものに取替える
ことが可能になる。
【0019】次に本発明の第2実施形態としての櫛につ
いて説明すると、図4に示すように、プラスチック製櫛
1において、多数の歯2が粗歯の部分2aと密歯の部分
2bとに分けて設けられ、透明なベース部3において長
手方向に形成される空洞部も、粗歯の部分2aと密歯の
部分2bとにそれぞれ対応する粗歯用空洞部5aと密歯
用空洞部5bとに分けて設けられている。
【0020】そして、櫛1の端部で各空洞部5a,5b
の一端に形成される開口には、ねじ蓋6a,6bが施さ
れるようになっている。また、各空洞部5a,5bの内
部には、空気7と適宜の顔料で着色された水8とが封入
されて、両者の境界面9a,9bが外部から目視できる
ようになっており、櫛1の水平把持状態では、各境界面
9a,9bは、それぞれの空洞部5a,5bの全長にわ
たって延在する。
【0021】上述の第2実施形態では、その成型などに
ついて前述の第1実施形態と同様の効果が得られるほ
か、1つの櫛1に粗歯の部分2aと密歯の部分2bとを
そなえて、各部分に対応してベース部3に粗歯用空洞部
5aと密歯用空洞部5bとが形成されているので、櫛1
の粗歯を使用する場合と密歯を使用する場合とで空洞部
5a,5bを使い分けすることができ、所要の空洞部内
の流体の境界面9aまたは9bを目視しながら櫛1の傾
斜の度合を検知して極めて能率のよい櫛の操作が可能に
なる。
【0022】なお、各実施形態において、空洞部5,5
a,5b内に封入される流体として、空気と水の代わり
に、窒素ガスと着色された軽質油またはアルコールなど
を用いてもよく、また3種類の流体を封入することもで
きる。
【0023】さらに、空洞部内の流体の境界面9,9
a,9bの変化の度合を視認できるように、ベース部3
の外面に目盛を付けるようにしてもよい。また、第2実
施形態において空洞部5a,5bを連続させることによ
り、第1実施形態と同様の効果をもたせることもでき
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の櫛によれ
ば次のような効果が得られる。 (1) 櫛の歯を列設された透明のベース部に沿う空洞部に
おいて、その内部に封入された複数の流体の相互境界面
の長さが、櫛の水平状態からの傾斜の度合に応じ減少し
てゆくので、例えば美容師が顧客の頭髪を櫛で梳きなが
ら指でさばいて鋏によるカットを施すような場合に、上
記境界面の長さを目視しながら、顧客の頭部の右側と左
側で櫛の傾斜角を同程度に保つことができ、これにより
効率よくバランスのとれた操作を行える利点が得られ、
櫛全体が嵩張ることも無い。 (2) 1つの櫛に粗歯の部分と密歯の部分とをそなえて、
各部分に対応してベース部に粗歯用空洞部と密歯用空洞
部とが形成されている場合は、櫛の粗歯を使用する場合
と密歯を使用する場合とで上記空洞部を使い分けするこ
とができ、所要の空洞部内の流体の境界面を目視しなが
ら櫛の傾斜の度合を検知して極めて能率のよい櫛の操作
が可能になる。 (3) 上記空洞部内の流体として、無色の気体と着色され
た液体とが封入される場合は、例えば無色の気体として
空気を用い、着色された液体として適宜の色の顔料を溶
解した水を用いて、これらの流体の相互境界面を明確に
するとともに、コストの低減を図る利点が得られる。 (4) 上記空洞部が一端を閉じ他端に開口を有して上記の
ベース部および歯と共に一体成型されていると、この櫛
全体の成型がプラスチック材などで簡単に行えるように
なり、コストの低減に寄与しうるほか、同空洞部の開口
に開閉可能のねじ蓋が施されることにより、同空洞部内
の流体を好みの色のものに取替えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての櫛の側面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】(a)〜(e)は、図1,2の櫛の空洞部内におけ
る境界面を、櫛の傾斜の変化に応じて模式的に示す説明
図である。
【図4】本発明の第2実施形態としての櫛を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 櫛 2 歯 2a 粗歯の部分 2b 密歯の部分 3 ベース部 4 把手 5,5a,5b 空洞部 6,6a,6b ねじ蓋 7 空気 8 着色された水 9 境界面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 櫛において、列設された多数の歯の根本
    を支持するベース部が透明材で形成され、同ベース部に
    櫛の長手方向へ延在する空洞部が形成されて、同空洞部
    内に少なくとも2種類の流体が目視可能の相互境界面を
    有するようにして封入されており、櫛の水平把持状態で
    上記境界面が上記空洞部のほぼ全長にわたって延在する
    ように構成されたことを特徴とする、櫛。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の櫛において、上記多数
    の歯が粗歯の部分と密歯の部分とに分けて設けられ、上
    記空洞部も上記の粗歯の部分と密歯の部分とにそれぞれ
    対応する粗歯用空洞部と密歯用空洞部とに分けて設けら
    れていることを特徴とする、櫛。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の櫛において、
    上記空洞部内の流体として、無色の気体と着色された液
    体とが封入されていることを特徴とする、櫛。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の櫛
    において、上記空洞部が、一端を閉じ他端に開口を有し
    て上記のベース部および歯と共に一体成型され、同空洞
    部の開口に開閉可能のねじ蓋が施されていることを特徴
    とする、櫛。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204581A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006204581A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機

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