JP2002109827A - データ再生装置およびディスクメディア再生装置 - Google Patents

データ再生装置およびディスクメディア再生装置

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JP2002109827A
JP2002109827A JP2000302241A JP2000302241A JP2002109827A JP 2002109827 A JP2002109827 A JP 2002109827A JP 2000302241 A JP2000302241 A JP 2000302241A JP 2000302241 A JP2000302241 A JP 2000302241A JP 2002109827 A JP2002109827 A JP 2002109827A
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Toshiyuki Uchisawa
俊幸 宇治澤
Masaya Tomioka
雅也 冨岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンプレッションノイズが発生した場合に少な
くとも自動復帰し、適切に再生処理が継続できるよう
な、圧縮データ再生装置を提供する。 【解決手段】光ピックアップ11で読み込まれた信号
は、CD信号処理部14で復調などが行われ、圧縮部1
5で圧縮され、ショックプルーフ部16で付加情報の冗
長データ部分に固定データが付加されて、ショックプル
ーフメモリ12に書き込まれる。要求に基づく所定のタ
イミングでショックプルーフメモリ12から読み出され
たデータに対して、ショックプルーフ部16は付加され
ている冗長データ部分を監視してずれていた場合には、
伸張部17に擬似データを転送してコンプレッションノ
イズ発生を防ぎ、ショックプルーフメモリ12で持って
いるステータス読み出し回路にて外部に異常の発生を伝
える。固定データと同じデータを読み出した時、そのデ
ータが付加情報であるとして読み出しを再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮データ再生装
置およびディスクメディア再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動による音飛びは、光ディスクあるい
は光磁気ディスクなどのディスクメディアを使用する小
型携帯型のパーソナルオーディオシステムにおいて、最
大の問題である。そのために、光学ピックアップのディ
スク上のデータの読み取り速度がデコーダのデータデコ
ード速度よりも十分に早いことを利用して、光学ピック
アップとデコーダとの間にバッファを挿入し、ここに一
時的に読み取りデータを蓄積しておく方法がとられてい
る。たとえばADPCM形式にて圧縮符号化さたオーデ
ィオデータにおいては、1MBのバッファを設けること
により約3秒、4MBのバッファを設けることにより約
12秒分のデータを蓄積できると言われている。したが
って、たとえ光学ピックアップが大きな振動により光学
ピックアップがデータを読み取れなくても、3秒以内、
あるいは12秒以内に元の位置に戻り読み取りを再開で
きれば、音飛びは発生しないことになる。このような目
的で設けられているメモリをショックプルールメモリと
言う。
【0003】ところで、同じくこのようなパーソナルオ
ーディオシステムにおいては、コンプレッションノイズ
という、非常に発生頻度は低いものの、一度発生すると
復帰が実質的に困難なノイズがある。このコンプレッシ
ョンノイズは、たとえばADPCM圧縮データをメモリ
に書き込みを行う際、定めた書き込みフォーマットと異
なるフォーマットでメモリに書き込まれた場合、すなわ
ち誤書き込みされた場合、そのデータをショックプルー
フメモリ制御部が読み出し、伸張を行うことで発生す
る。これまでは、コントローラでCDデジタル信号処理
部の各種信号をモニターして、誤書き込みを行わないよ
うな制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コント
ローラが誤判断を行った場合、また正しい判断をしてい
るにも関わらず静電気などの外的要因で再生装置が誤動
作した場合などには、やはり誤書き込みを行ってしまう
こととなり、その結果、耳ざわりな再生音であるコンプ
レッションノイズが発生する。そして、このコンプレッ
ションノイズが一旦発生すると、それを認識する方法が
無く、また発生時にはメモリのデータを一度全て消去し
ない限り、延々とコンプレッションノイズが発生してし
まう。
【0005】ここで、コンプレッションノイズが発生す
る経緯について、図5を参照してより詳細に説明する。
メモリには、28サンプルを一つのブロックとして圧縮
処理されたデータである差分データと付加情報が書き込
まれる。まず、付加情報が書き込まれ、次に圧縮率に応
じたデータ数の差分データが書き込まれていく。メモリ
に書き込まれる付加情報のアドレスは1ブロックに1情
報存在し等間隔で書き込まれる。ところが先述した要因
により、付加情報と次ブロックの付加情報との間に存在
する差分データ数が、本来の数と一致しないことが起こ
る。読み出し部では、メモリに書き込まれたデータは、
規則正しい順番で書き込まれている前提で読み出す。書
き込み時にその前提が崩れたデータが書かれてしまった
場合、差分データを付加情報、付加情報を差分データと
取り違えることになるのでコンプレッションノイズが発
生する。
【0006】したがって本発明の目的は、コンプレッシ
ョンノイズが発生した場合に少なくとも自動復帰し、適
切に再生処理が継続できるような、圧縮データ再生装置
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、コ
ンプレッションノイズが発生した場合に少なくとも自動
復帰し、適切に再生処理が継続できるような、ディスク
メディア再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係るデータ再生装置は、記録媒体より再生
されたデータの所定の箇所に所定のタイミング検出用デ
ータを付加するデータ付加手段と、前記所定のタイミン
グ検出用データが付加された前記再生されたデータを一
時的に記憶する記憶手段と、前記記憶されたデータを読
み出す読み出し手段と、前記読み出したデータの前記所
定の箇所のデータを検出するタイミング検出用データ検
出手段と、前記検出されたデータと、前記付加したタイ
ミング検出用データを照合する照合手段と、前記検出さ
れたデータと前記付加したタイミング検出用データが一
致しなかった場合に、前記データのタイミングがずれた
ものとして所定の処理を行うズレ処理手段と、前記検出
されたデータと前記付加したタイミング検出用データが
一致した場合に、前記データを再生データとして出力す
る出力手段とを有する。
【0008】好適には、前記ズレ処理手段は、前記検出
されたデータと前記付加したタイミング検出用データが
一致しなかった場合に、所定のダミーデータを前記再生
データとして出力する。また好適には、前記ズレ処理手
段は、前記検出されたデータと前記付加したタイミング
検出用データが一致しなかった場合に、当該状態が発生
していることを示す所定の信号を出力する。
【0009】また好適には、タイミング検出用データ検
出手段は、前記ズレ処理手段において前記検出されたデ
ータと前記付加したタイミング検出用データが一致しな
かった場合に、当該データのタイミングがずれた場合
に、前記所定のタイミング検出用データが検出される可
能性のある前記読み出したデータの前記所定の箇所以外
のデータを検出し、前記読み出し手段は、前記所定の箇
所以外のデータより前記所定のタイミング検出用データ
が検出された場合には、当該箇所を前記データの所定の
箇所として前記読み出しを開始する。
【0010】また好適には、前記記録媒体より再生され
たデータを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮されたデータ
を伸張する伸張手段とをさらに有し、前記データ付加手
段は、前記圧縮されたデータの所定の箇所に所定のタイ
ミング検出用データを付加し、前記伸張手段は、前記出
力手段より出力される前記圧縮されたデータを伸張す
る。
【0011】特定的には、前記データは、ADPCM形
式で圧縮されたデータであり、前記所定の箇所は、AD
PCM形式の圧縮データの付加情報の冗長データ部分で
ある。また特定的には、前記タイミング検出用データは
所定の固定データである。
【0012】また、本発明に係るディスクメディア再生
装置は、装着されたディスクメディアに記録されている
データを検出する信号検出手段と、前記検出されたデー
タの所定の箇所に所定のタイミング検出用データを付加
するデータ付加手段と、前記所定のタイミング検出用デ
ータが付加されたデータを一時的に記憶する記憶手段
と、前記記憶されたデータを読み出す読み出し手段と、
前記読み出したデータの前記所定の箇所のデータを検出
するタイミング検出用データ検出手段と、前記検出され
たデータと、前記付加したタイミング検出用データを照
合する照合手段と、前記検出されたデータと前記付加し
たタイミング検出用データが一致しなかった場合に、前
記データのタイミングがずれたものとして所定の処理を
行うズレ処理手段と、前記検出されたデータと前記付加
したタイミング検出用データが一致した場合に、前記デ
ータを再生データとして出力する出力手段とを有する。
【0013】特定的には、可搬型のディスクメディア再
生装置であって、前記記憶手段は、ショックプルーフメ
モリである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のコンパク
トディスク(CD)再生装置について、図1〜図4を参
照して説明する。
【0015】まず、そのコンパクトディスク再生装置の
構成について説明する。図1は、そのコンパクトディス
ク再生装置10の構成を示すブロック図である。コンパ
クトディスク再生装置10は、光ピックアップ11、シ
ョックプルーフメモリ12、圧縮データ再生装置13お
よびコントローラ19を有する。また、圧縮データ再生
装置13は、CD信号処理部14、圧縮部15、ショッ
クプルーフ部16、伸張部17およびデジタル/アナロ
グ変換部18を有する。
【0016】光ピックアップ11は、光ディスクメディ
アより記録されている信号を検出し、圧縮データ再生装
置13のCD信号処理部14に出力する。
【0017】ショックプルーフメモリ12は、コンパク
トディスク再生装置10の耐振性を高めるために、光ピ
ックアップ11で再生された信号を一時的に記録するバ
ッファである。
【0018】圧縮データ再生装置13のCD信号処理部
14は、光ピックアップ11より入力される信号に対し
て、復調などの所定の信号処理を行い、16ビットのオ
ーディオデータを再生して圧縮部15に出力する。
【0019】圧縮部15は、コンパクトディスク再生装
置10が圧縮モードで動作している時に、信号処理回路
14より入力される16ビットのオーディオデータを圧
縮し、ショックプルーフ部16に出力する。また、コン
パクトディスク再生装置10が非圧縮モードで動作して
いる時には、CD信号処理部14より入力されるオーデ
ィオデータをそのままショックプルーフ部16に出力す
る。
【0020】ショックプルーフ部16は、圧縮部15よ
り入力されるデータをショックプルーフメモリ12に記
録する。また、ショックプルーフ部16は、ショックプ
ルーフメモリ12に一旦記録した信号を順次読み出し、
伸張部17に出力する。そしてこの時ショックプルーフ
部16は、圧縮部15より入力されるオーディオデータ
に、さらに、コンプレッションノイズ検出用の所定の固
定データを付加して、ショックプルーフ部16に書き込
む。また、ショックプルーフ部16より読み出したデー
タよりその書き込んだ固定データを検出することにより
コンプレッションノイズを検出し、エラー状態からの復
帰に係わる処理を行う。
【0021】ショックプルーフ部16における処理につ
いて図2を参照して説明する。ADPCM圧縮方式で
は、図2(A)および図2(B)に示すように、1ブロ
ック毎にレンジ4ビット、モード2ビットがLR両チャ
ンネル分であり全部で12ビットとなる。ショックプル
ーフメモリ12へは、4ビットデータ幅で4回アクセス
にて16ビット単位でデータ書き込みを行っている。そ
こで、本発明に係わる圧縮データ再生装置13において
は、ショックプルーフメモリ12の付加情報メモリへ書
き込みをする際に、空データの4ビット分に冗長データ
として固定データを書き込む。
【0022】そして、図2(C)および図2(D)に示
すように、データ読み出しをした時に、付加情報として
取り込んだデータの4ビットの冗長データ部分に、その
固定データが読み出された時には、読み出しデータは付
加情報であると判断する。また、その冗長データ部分
に、固定データ以外のデータが読み出された時、読み出
しデータは付加情報ではなく差分データであったと判断
する。ショックプルーフ部16は、これを検出すること
でタイミングずれが生じたと判断し、まずは伸張部17
に擬似データを転送してコンプレッションノイズ発生を
防ぐ。また、ショックプルーフメモリ12からの読み出
しは引き続き続行するが、割り当てられた4ビットに固
定データと同じデータを読み出した時、そのデータが付
加情報であると見なし読み出しタイミングを決めている
回路に補正をかける。
【0023】なお、差分データには固定データと全く同
じデータも含まれているので、その補正が誤っている場
合がある。しかし、実際にそのデータが付加情報でなく
差分データであった場合は、もう一度ずれを検出するこ
とになり、再度タイミング補正を行うことができる。こ
れを繰り返すことによって再生を停止する等の動作を行
う必要もなく、延々とコンプレッションノイズが発生す
ることはなくなる。
【0024】ショックプルーフ部16のこのコンプレッ
ションノイズの検出処理について、図3を参照してより
詳細に説明する。図3は、ショックプルーフ部16の、
コンプレッションノイズの検出処理に係わる構成を示す
ブロック図である。ショックプルーフ部16は、読み出
し開始信号制御回路161、読み出しタイミング生成部
162、付加情報読み出しタイミングデコーダ163、
差分読み出しタイミングデコーダ164、メモリデータ
読み出し回路165、一致検出部166、ズレ検出部1
67および疑似データ転送命令回路168を有する。
【0025】読み出し開始信号制御回路161は、コン
トローラ19より読み出し開始信号が入力された場合、
および、後述する一致検出部166において固定データ
が検出された旨の信号(疑似データ転送リセット信号)
が出力された場合に、読み出しタイミングの同期信号と
なる制御信号を、読み出しタイミング生成部162にリ
セット信号として印加する。
【0026】読み出しタイミング生成部162は、読み
出し開始信号制御回路161からリセット信号として印
加される読み出し同期信号に基づいて、付加情報および
差分情報を読み出し側の所望のタイミングで順次適切に
読み出すためのタイミング信号を、付加情報および差分
情報について各々生成し、付加情報読み出しタイミング
デコーダ163および差分読み出しタイミングデコーダ
164に出力する。
【0027】付加情報読み出しタイミングデコーダ16
3は、読み出しタイミング生成部162より入力される
付加情報読み出しタイミング信号をデコードし、メモリ
データ読み出し回路165に出力する。
【0028】差分読み出しタイミングデコーダ164
は、読み出しタイミング生成部162より入力される差
分読み出しタイミング信号をデコードし、メモリデータ
読み出し回路165に出力する。
【0029】メモリデータ読み出し回路165は、付加
情報読み出しタイミングデコーダ163および差分読み
出しタイミングデコーダ164より各々入力される付加
情報および差分情報の読み出しタイミングに基づいて、
ショックプルーフメモリ12に対する読み出し信号を生
成し、実際にショックプルーフメモリ12よりデータを
読み出す。読み出したデータは、コンプレッションノイ
ズの検出に関して特に、一致検出部166およびズレ検
出部167に出力する。
【0030】一致検出部166は、メモリデータ読み出
し回路165より入力された読み出しデータの、冗長デ
ータ部分のデータを、記録してあるはずの固定データと
比較し、一致しているか否かを検出する。そして一致し
た場合には、その旨を示す信号を、疑似データ転送命令
回路168にリセット信号として出力する。正常動作時
には、疑似データ転送命令回路168は疑似データを転
送していないので、リセット信号が印加されても何ら動
作が変わることはない。しかし、コンプレッションノイ
ズの発生が検出されて疑似データ転送命令回路168よ
り疑似データが転送されていた場合には、一致検出部1
66におけるこの一致の検出が、適切な付加情報の検出
信号であり、疑似データ転送終了を指示する信号とな
る。
【0031】ズレ検出部167は、メモリデータ読み出
し回路165より入力された読み出しデータの、冗長デ
ータ部分のデータを、記録してあるはずの固定データと
比較し、ズレているか否かを検出する。そして、ずれて
いた場合には、コンプレッションノイズが発生したもの
として、その旨を示す信号を疑似データ転送命令回路1
68に疑似データ転送セット信号として出力する。
【0032】疑似データ転送命令回路168は、コンプ
レッションノイズが検出された場合に、後段の伸張部1
7に対してダミーデータを出力する。疑似データ転送命
令回路168は、一致検出部166およびズレ検出部1
67からのセット信号およびリセット信号により制御さ
れる。また疑似データ転送命令回路168は、ズレ検出
部167よりコンプレッションノイズ発生のフラグ、す
なわちセット信号が入力された場合は、ショックプルー
フメモリ12で持っているステータス読み出し回路にて
外部に異常の発生を伝える。以上、ショックプルーフ部
16のコンプレッションノイズの検出処理に係わる構成
部の説明である。引き続き、コンパクトディスク再生装
置10の各部の構成の説明を行う。
【0033】伸張部17は、コンパクトディスク再生装
置10が圧縮モードで動作している場合に、ショックプ
ルーフ部16より入力されたデータを復元し、16ビッ
トのオーディオデータを生成してデジタル/アナログ変
換部18に出力する。また、コンパクトディスク再生装
置10が非圧縮モードで動作している時には、ショック
プルーフ部16より入力されたデータをそのままデジタ
ル/アナログ変換部18に出力する。
【0034】デジタル/アナログ変換部18は、伸張部
17より入力される16ビットのデジタルオーディオデ
ータを、アナログ信号に変換して出力する。
【0035】コントローラ19は、コンパクトディスク
再生装置10の各構成部が適切に動作してコンパクトデ
ィスク再生装置10が所望の動作を適切に行うように、
コンパクトディスク再生装置10の各構成部を制御す
る。
【0036】次に、コンパクトディスク再生装置10の
動作について図4を参照して説明する。図4は、コンパ
クトディスク再生装置10の動作を説明する図である。
光ピックアップ11で読み込まれた信号は、CD信号処
理部14で復調など所定の信号処理が行われ、16ビッ
トの音楽データが生成されて圧縮部15に出力される。
圧縮部15においては、圧縮モードで動作時には、入力
される16ビットのデータを、4ビット、6ビット、8
ビットの中の選択された圧縮率で圧縮する。圧縮された
データはショックプルーフ部16において、その付加情
報の冗長データ部分に固定データが付加されて、ショッ
クプルーフメモリ12に書き込まれる。
【0037】そして、ショックプルーフ部16が読み出
し側の要求に基づく所定のタイミングでショックプルー
フメモリ12から圧縮されたデータを読み出す。この時
ショックプルーフ部16は、付加されている冗長データ
部分を監視してコンプレッションノイズの発生をチェッ
クする。コンプレッションノイズが発生していなけれ
ば、ショックプルーフ部16は読み出したデータを伸張
部17に出力する。伸張部17においては、圧縮データ
を16ビットデータにデコードする。そして、デコード
された信号はデジタル/アナログ変換部18でアナログ
信号に変換され、出力される。なお、非圧縮モード時
は、圧縮部、伸張部は何ら処理を行わず、データが通過
され、ショックプルーフ部16は16ビットデータをそ
のままショックプルーフを行う。
【0038】このような処理を行っている際で、読み出
した付加情報のデータ冗長部分より固定データが検出さ
れずタイミングずれが生じたと判断された場合には、ま
ず、ショックプルーフ部16は伸張部17に擬似データ
を転送してコンプレッションノイズ発生を防ぐ。そし
て、ショックプルーフ部16はショックプルーフメモリ
12で持っているステータス読み出し回路にて外部に異
常の発生を伝える。ショックプルーフ部16は、引き続
きショックプルーフメモリ12より読み出しを続行し、
割り当てられた4ビットに固定データと同じデータを読
み出した時、そのデータが付加情報であると見なし、読
み出しタイミング生成部162に補正をかける。これに
より、適正な読み出しが再開される。
【0039】なお仮に、この補正が誤っていた場合に
は、もう一度ずれを検出することになるので、再度タイ
ミング補正を行う。そしてこれを繰り返すことによって
再生を停止する等の動作を行う必要もなく、延々とコン
プレッションノイズが発生することはなくなる。
【0040】このように、本実施の形態のコンパクトデ
ィスク再生装置10においては、ショックプルーフメモ
リ12に書き込むデータに付加したタイミングズレ検出
用のデータに基づいて行うタイミングチェックと、本来
の制御回路によるタイミング制御の状態とを実質的に照
合して、コンプレッションノイズを検出するようにして
いる。したがって、少なくとも何度かのタイミングズレ
の検出過程の中で、コンプレッションノイズを実質的に
確実に検出することができ、コンプレッションノイズに
基づく障害を防ぐことができる。すなわち、ADPCM
圧縮伸張データ再生時の異常事態時に異常再生状態が延
々続くこと無く、必ず正常再生に自動復帰が可能とな
り、耳ざわりノイズを聞かなくて済む。また、コンパク
トディスク再生装置10においては、外部で異常状態に
あることを認識できるので、異常時に効果的な対応が取
ることができる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明によれば、コンプレッ
ションノイズが発生した場合に少なくとも自動復帰し、
適切に再生処理が継続できるような、圧縮データ再生装
置を提供することができる。また、コンプレッションノ
イズが発生した場合に少なくとも自動復帰し、適切に再
生処理が継続できるような、ディスクメディア再生装置
を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のコンパクトデ
ィスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したコンパクトディスク再生
装置のショックプルーフ部における処理を説明するため
の図である。
【図3】図3は、図1に示したコンパクトディスク再生
装置のショックプルーフ部の、コンプレッションノイズ
の検出処理に係わる構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、図1に示したコンパクトディスク再生
装置の動作を説明するための図である。
【図5】図5は、コンプレッションノイズが発生する経
緯について説明するための図である。
【符号の説明】
10…コンパクトディスク再生装置、11…光ピックア
ップ、12…ショックプルーフメモリ、13…圧縮デー
タ再生装置、14…CD信号処理部、15…圧縮部、1
6…ショックプルーフ部、17…伸張部、18…デジタ
ル/アナログ変換部、19…コントローラ、161…読
み出し開始信号制御回路、162…読み出しタイミング
生成部、163…付加情報読み出しタイミングデコー
ダ、164…差分読み出しタイミングデコーダ、165
…メモリデータ読み出し回路、166…一致検出部、1
67…ズレ検出部、168…疑似データ転送命令回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月3日(2000.10.
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【発明の効果】このように本発明によれば、コンプレッ
ションノイズが発生した場合に少なくとも自動復帰し、
適切に再生処理が継続できるような、圧縮デ−タ再生装
置を提供することができる。また、コンプレッションノ
イズが発生した場合に少なくとも自動復帰し、適切に再
生処理が継続できるような、ディスクメディア再生装置
を提供することができる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 BC04 CC04 DE17 DE34 DE70 FG18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体より再生されたデータの所定の箇
    所に所定のタイミング検出用データを付加するデータ付
    加手段と、 前記所定のタイミング検出用データが付加された前記再
    生されたデータを一時的に記憶する記憶手段と、 前記記憶されたデータを読み出す読み出し手段と、 前記読み出したデータの前記所定の箇所のデータを検出
    するタイミング検出用データ検出手段と、 前記検出されたデータと、前記付加したタイミング検出
    用データを照合する照合手段と、 前記検出されたデータと前記付加したタイミング検出用
    データが一致しなかった場合に、前記データのタイミン
    グがずれたものとして所定の処理を行うズレ処理手段と
    前記検出されたデータと前記付加したタイミング検出用
    データが一致した場合に、前記データを再生データとし
    て出力する出力手段とを有するデータ再生装置。
  2. 【請求項2】前記ズレ処理手段は、前記検出されたデー
    タと前記付加したタイミング検出用データが一致しなか
    った場合に、所定のダミーデータを前記再生データとし
    て出力する請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】前記ズレ処理手段は、前記検出されたデー
    タと前記付加したタイミング検出用データが一致しなか
    った場合に、当該状態が発生していることを示す所定の
    信号を出力する請求項2に記載のデータ再生装置。
  4. 【請求項4】タイミング検出用データ検出手段は、前記
    ズレ処理手段において前記検出されたデータと前記付加
    したタイミング検出用データが一致しなかった場合に、
    当該データのタイミングがずれた場合に、前記所定のタ
    イミング検出用データが検出される可能性のある前記読
    み出したデータの前記所定の箇所以外のデータを検出
    し、 前記読み出し手段は、前記所定の箇所以外のデータより
    前記所定のタイミング検出用データが検出された場合に
    は、当該箇所を前記データの所定の箇所として前記読み
    出しを開始する請求項2に記載のデータ再生装置。
  5. 【請求項5】前記記録媒体より再生されたデータを圧縮
    する圧縮手段と、 前記圧縮されたデータを伸張する伸張手段とをさらに有
    し、 前記データ付加手段は、前記圧縮されたデータの所定の
    箇所に所定のタイミング検出用データを付加し、 前記伸張手段は、前記出力手段より出力される前記圧縮
    されたデータを伸張する請求項2に記載のデータ再生装
    置。
  6. 【請求項6】前記データは、ADPCM形式で圧縮され
    たデータであり、 前記所定の箇所は、ADPCM形式の圧縮データの付加
    情報の冗長データ部分である請求項4に記載のデータ再
    生装置。
  7. 【請求項7】前記タイミング検出用データは、所定の固
    定データである請求項4に記載のデータ再生装置。
  8. 【請求項8】装着されたディスクメディアに記録されて
    いるデータを検出する信号検出手段と、 前記検出されたデータの所定の箇所に所定のタイミング
    検出用データを付加するデータ付加手段と、 前記所定のタイミング検出用データが付加されたデータ
    を一時的に記憶する記憶手段と、 前記記憶されたデータを読み出す読み出し手段と、 前記読み出したデータの前記所定の箇所のデータを検出
    するタイミング検出用データ検出手段と、 前記検出されたデータと、前記付加したタイミング検出
    用データを照合する照合手段と、 前記検出されたデータと前記付加したタイミング検出用
    データが一致しなかった場合に、前記データのタイミン
    グがずれたものとして所定の処理を行うズレ処理手段と
    前記検出されたデータと前記付加したタイミング検出用
    データが一致した場合に、前記データを再生データとし
    て出力する出力手段とを有するディスクメディア再生装
    置。
  9. 【請求項9】可搬型のディスクメディア再生装置であっ
    て、 前記記憶手段は、ショックプルーフメモリである請求項
    8に記載のディスクメディア再生装置。
  10. 【請求項10】前記検出されたデータを圧縮する圧縮手
    段と、 前記検出されたデータと前記付加したタイミング検出用
    データが一致した場合に、前記データを伸張する伸張手
    段とをさらに有し、 前記データ付加手段は、前記圧縮されたデータの所定の
    箇所に所定のタイミング検出用データを付加し、 前記出力手段は、前記伸張されたデータを出力する請求
    項9に記載のディスクメディア再生装置。
  11. 【請求項11】前記ズレ処理手段は、前記検出されたデ
    ータと前記付加したタイミング検出用データが一致しな
    かった場合に、所定のダミーデータを前記伸張手段に再
    生データとして出力する請求項10に記載のディスクメ
    ディア再生装置。
  12. 【請求項12】前記ズレ処理手段は、前記検出されたデ
    ータと前記付加したタイミング検出用データが一致しな
    かった場合に、当該状態が発生していることを示す所定
    の信号を出力する請求項10に記載のディスクメディア
    再生装置。
  13. 【請求項13】前記データは、ADPCM形式で圧縮さ
    れたデータであり、 前記所定の箇所は、ADPCM形式の圧縮データの付加
    情報の冗長データ部分である請求項10に記載のディス
    クメディア再生装置。
  14. 【請求項14】タイミング検出用データ検出手段は、前
    記ズレ処理手段において前記検出されたデータと前記付
    加したタイミング検出用データが一致しなかった場合
    に、前記ADPCM形式の圧縮データの差分情報の前記
    冗長データに対応する部分のデータを検出し、 前記読み出し手段は、前記差分情報の前記部分より前記
    所定のタイミング検出用データが検出された場合には、
    当該データを付加情報として前記読み出しを開始する請
    求項10に記載のディスクメディア再生装置。
  15. 【請求項15】前記タイミング検出用データは、所定の
    固定データである請求項10に記載のディスクメディア
    再生装置。
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