JP2002109288A - 複数の同時オンライン競売への動的参加に対応したエージェント - Google Patents

複数の同時オンライン競売への動的参加に対応したエージェント

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JP2002109288A
JP2002109288A JP2001241603A JP2001241603A JP2002109288A JP 2002109288 A JP2002109288 A JP 2002109288A JP 2001241603 A JP2001241603 A JP 2001241603A JP 2001241603 A JP2001241603 A JP 2001241603A JP 2002109288 A JP2002109288 A JP 2002109288A
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Bansaru Vipuru
ヴィプル・バンサル
Garugu Rafuru
ラフル・ガルグ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同時オンライン競売に動的に参加する
ために人間の競り手を代理して行動するソフトウェア・
ベースのエージェントの使用方法を提供する。 【解決手段】 ソフトウェア・ベースのエージェント1
10、111、・・・、110+nは、コンピュータ・
システム、あるいは、すべての型の静止端末または移動
端末に常駐することができる。競り手が出した競りに関
する情報に基づいて、エージェント110、111、・
・・、110+nは、値付けをすべき複数の競売12
0、121、・・・、120+mを選択する。競りに負
けているとき、エージェント110、111、・・・、
110+nは、新たな競売120、121、・・・、1
20+mで新たな値付けをするべきか否かを判断する。
エージェント110、111、・・・、110+nは、
このような判断を収益率または剰余を最大にするという
方針に基づいて行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電子商取引
(electronic commerce)の分野に関し、特に複数のオン
ライン競売(オンライン・オークション)における競り
に対応したエージェントに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上の商取引は、今後数年
間で全地球規模の商取引の重要な部分を占めるはずであ
る。現在、インターネット上の取引には、固定価格販
売、競売、二重競売など既存の販売モデルを使ってい
る。競売は、固定価格機構と二重競売機構の中間的なも
のであり、たった1人の売り手と複数の潜在的な買い手
(あるいはこの逆)が存在する状況で、ただ1つしかな
い商品の売買を成立させるものである。このような商品
は、ただ1つしかないものであるから、二重競売で売る
ことができない。また、このような商品は、その需要お
よび「実勢(real)」価格が知られていないことが多く
それらを見つける必要があるので、固定価格機構で売る
こともできない。競売を通して商品を売るという概念
は、(最高値を提示した競り手(せりて:bidder) に商
品を売ることにより)可能な限り最大の剰余(儲け)を
得ると共に、当該商品の競争価格を見つけることを意図
している。競争価格とは、競売人にとっては競争が行な
われる限りすべての競り手が快く払う最高の価格のこと
であり、落札者にとっては落札した商品を保全できる最
低の価格のことである。
【0003】オンライン競売が出現したことにより、既
存の競売に関連した顕著な欠点が克服されたので、競売
の人気が大いに向上した。特筆すべき点は、参加者(競
売人と競り手)が同一の地理的場所に同時に物理的に存
在しなければならない、という要件がもはや必要でなく
なった、ということである。オンライン競売について過
去数年間に多大な仕事がなされた。このことは、現存す
るインターネット競売のウェブ・サイトおよび関連する
特許の数に反映さている。
【0004】1998年11月10日にフィッシャー
(Fisher)とカプラン(Kaplan)に発行された米国特許
第5835896号には、コンピュータまたは通信ネッ
トワークを介して複数人対話型競売(multi-person int
eractive auction)を運営するシステムが記載されいて
る。また、1999年3月30日にゴディン(Godin )
とリンバーナー(Lymburner)に発行された米国特許第5
890138号には、通信ネットワークを介して競り上
がりオンライン競売と競り下がりオンライン競売を運営
するシステムが記載されている。さらに、2000年2
月15日にアウスベル(Ausubel)に発行された米国特許
第6026383号には、競り手が払う価格が当該競り
手自身の付け値(つけね:bid)から独立しており、高い
付け値が秘密にされているオンライン競売を運営する別
の方法とシステムが記載されている(付け値とは、競売
の場に提示される価格のことである)。
【0005】オンライン競売の競り(せり:bidding)
は、通常、数時間から数日間という長い期間にわたる。
競りの全期間にわたって競売の状態を人間の競り手が継
続して監視する必要をなくすために、オンライン競売
は、通常、代理競り機能を提供している。例えば、競売
ウェブ・サイトのeBay(商標)(http://www.eBay.
com)は、特定の競売で競り手が快く払う最高額を自分で
特定できる機能を提供している。この特定の最高額は、
競売サイトに提示される。すると、この競売サイトは、
人間の競り手の代わりに代理競り手として行動し、上記
特定の最高額まで競る。もし、競売が終わる前に別の競
り手がこの最高額よりも高値を付ければ、上記競り手は
商品を失う。しかし、高値を付けない場合には、上記競
り手が商品の落札者となる。そして、最終的に払うべき
価格は、上記競り手が快く払う特定の最高額よりもずっ
と少なくて済む可能性がある。
【0006】オンライン競売用の同様の代理競り機能
が、2000年3月28日にモリ(Mori)らに発行され
た米国特許第6044363号に記載されいている。ま
た、2000年2月1日にアウスベル(Ausubel)に発行
された米国特許第6021398号には、複数ユーザ
(競り手)システムに結び付けられたオンライン競売シ
ステムが記載されている。そこでは、競り手システム
は、競り手から競りに関する情報を受け取り、競売シス
テムが運営する複数回競売(multi-round auction)にお
いてその情報を使って値付け(ねづけ:bid)をすること
ができる(値付けとは、競売の場に付け値を提示するこ
とである)。この例では、競り手システムは、特定の競
売システムに特有のものである。したがって、各競り手
システムの役割は、競り手が提供した競りに関する情報
の対象である特定の競売における値付けに限られてい
る。
【0007】上述した点から分かるように、上述した方
法とシステムは、競り手(または競り手を代理するエー
ジェント)は一度に一つの競売にしか参加できない、と
いう既存の競売と競りのモデルを使用し続けている。こ
のことは、物理的な競売では各競売で競り手が物理的に
存在する必要があるという点から必要であった。しかし
ながら、今では電子競売の特質によって実現することの
できる数多くの可能性について十分な探究がなされてい
る。
【0008】いま、ある競り手が、独立した複数の競売
で提示されている似たような複数の商品の中からただ1
つの商品を購入するのを望んでいるものと仮定する。代
理競りの既存のモデルでは、代理競り手(エージェン
ト)は、競るべき特定の商品を選択する必要があると共
に、様々な競売が進行しても選択した商品を変更するこ
とはできない。競売人の観点からは、競りが開始する前
に代理競り手は競るべき商品を選択する必要があるか
ら、任意の所定の商品に対して競合する競り手の数は限
られている。これは、オンライン競売における代理競り
を提供する方法とシステムが任意の所定の時刻に単一の
競売における競りしか執行できないからであり、競り手
が多数の独立した競売を継続して監視することはできな
いと見込まれているからである。オンライン競売用の既
存の代理競りモデルの中で、複数の同時競売における競
り、それに続く商品の割り当て、そして商品の競争価格
の決定を実現しているものは皆無である。
【0009】また、複数の代替物の中から選択する代理
システムの要件は、他の多くの環境の中にも存在する。
電子商取引の環境では、1999年7月20日にカータ
ー(Carter) に発行された米国特許第5926798号
が比較的単純な問題に取り組んでいる。この米国特許の
教示によると、クライアント・システムは多数のサーバ
の中の任意のものが処理できるオンライン商業要求を発
する。エージェントは、このオンライン商業要求に含ま
れている情報と様々なサーバのキャンセル(要求の取り
下げ)に関するポリシーに基づいて、上記要求をどのサ
ーバに送るべきかを判断する。このことは1回限りの判
断であり、クライアントの要求とサーバのポリシーに含
まれている情報にしかよらない、という点に留意すべき
である。競売における選択を解決するという課題は、選
択は複数の競り手がとる処置に左右されると共に、時の
経過とともに条件が変化するのにつれて数回行なう必要
がありうるという、より複雑なシナリオを提起する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既存
の構成の少なくとも1つの不都合を実質的に解決した、
あるいは少なくとも改良した、複数の同時オンライン競
売に値付けのために動的に参加することのできるソフト
ウェア・ベースのエージェントを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面による方
法は、次に示す構成を有する。通信ネットワークを介し
てアクセス可能なオンライン競売においてソフトウェア
・エージェントを通じて競りを行なう方法であって、前
記エージェントが、始めに競りに関する情報を競り手か
ら受け取るステップと、前記エージェントが、前記競り
に関する情報および少なくとも1つの競売の現在の状態
に従って、値付けをすべき複数の競売を選択し、前記複
数の競売で値付けをするステップと、前記エージェント
が、1つの競売で競り負けているとき、新たな値付けを
すべきか否かを、前記競りに関する情報および少なくと
も1つの競売の現在の状態に基づいて自ら判断し、新た
な値付けをすべき場合、前記新たな値付けをすべき競売
を選択し、前記選択した競売で前記新たな値付けをする
ステップとを備える。
【0012】本発明の別の側面による方法は、次に示す
構成を有する。オンライン競売を運営する方法であっ
て、競売に対する申込を少なくとも1つの選択したグル
ープに整理するするステップと、前記少なくとも1つの
選択したグループのうちの同一のグループに属すすべて
の競売に同時に競りを閉めるように制約を課すステップ
と、前記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競
り手を代理するソフトウェア・エージェントを誘うステ
ップとを備え、前記ソフトウェア・エージェントは、新
たな値付けをすべきか否かを、競り手が入力した競りに
関する情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に
基づいて任意の時点で判断し、新たな値付けをすべき場
合、新たな値付けをすべき競売を選択し、前記選択した
競売で前記新たな値付けをする。
【0013】本発明の別の側面によるシステムは、次に
示す構成を有する。通信ネットワークを介してアクセス
可能なオンライン競売においてソフトウェア・エージェ
ントを通じて競りを行なうシステムであって、競りに関
する情報を競り手から受け取ると共に、前記エージェン
トを支援する手段を備え、前記エージェントは、始め
に、前記競りに関する情報および少なくとも1つの競売
の現在の状態に従って、値付けをすべき複数の競売を選
択し、前記複数の競売で値付けをし、前記エージェント
は、1つの競売で競り負けているとき、新たな値付けを
すべきか否かを、前記競りに関する情報および少なくと
も1つの競売の現在の状態に基づいて自ら判断し、新た
な値付けをすべき場合、前記新たな値付けをすべき競売
を選択し、前記選択した競売で前記新たな値付けをす
る。
【0014】本発明の別の側面によるシステムは、次に
示す構成を有する。オンライン競売を運営するシステム
であって、競売に対する申込を少なくとも1つの選択し
たグループに整理するする計算手段と、前記少なくとも
1つの選択したグループのうちの同一のグループに属す
すべての競売に同時に競りを閉めるように制約を課す計
算手段と、前記競売のうちの少なくとも1つにおける競
りに競り手を代理するソフトウェア・エージェントを誘
う計算手段とを備え、前記ソフトウェア・エージェント
は、新たな値付けをすべきか否かを、競り手が入力した
競りに関する情報および少なくとも1つの競売の現在の
状態に基づいて任意の時点で判断し、新たな値付けをす
べき場合、新たな値付けをすべき競売を選択し、前記選
択した競売で前記新たな値付けをする。
【0015】本発明のさらに別の側面によるコンピュー
タ・プログラム製品は、次に示す構成を有する。通信ネ
ットワークを介してアクセス可能なオンライン競売にお
いてソフトウェア・エージェントを通じて競りを行なう
コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な媒体から成るコンピュータ・プログラム製品
であって、前記エージェントが、始めに競りに関する情
報を競り手から受け取るコンピュータ・プログラム・コ
ード手段と、前記エージェントが、前記競りに関する情
報および少なくとも1つの競売の現在の状態に従って、
値付けをすべき複数の競売を選択し、前記複数の競売で
値付けをするコンピュータ・プログラム・コード手段
と、前記エージェントが、1つの競売で競り負けている
とき、新たな値付けをすべきか否かを、前記競りに関す
る情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づ
いて自ら判断し、新たな値付けをすべき場合、前記新た
な値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前
記新たな値付けをするコンピュータ・プログラム・コー
ド手段とを備える。
【0016】本発明のさらに別の側面によるコンピュー
タ・プログラム製品は、次に示す構成を有する。オンラ
イン競売を運営するコンピュータ・プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な媒体から成るコンピュー
タ・プログラム製品であって、競売に対する申込を少な
くとも1つの選択したグループに整理するするコンピュ
ータ・プログラム・コード手段と、前記少なくとも1つ
の選択したグループのうちの同一のグループに属すすべ
ての競売に同時に競りを閉めるように制約を課すコンピ
ュータ・プログラム・コード手段と、前記競売のうちの
少なくとも1つにおける競りに競り手を代理するソフト
ウェア・エージェントを誘うコンピュータ・プログラム
・コード手段とを備え、前記ソフトウェア・エージェン
トは、新たな値付けをすべきか否かを、競り手が入力し
た競りに関する情報および少なくとも1つの競売の現在
の状態に基づいて任意の時点で判断し、新たな値付けを
すべき場合、新たな値付けをすべき競売を選択し、前記
選択した競売で前記新たな値付けをする。
【0017】前記エージェントが参加する前記複数の競
売のうちの少なくとも1つは異なったオンライン競売サ
イトに位置しているのが望ましい。前記複数の競売は、
同一の時刻に競りを閉めるように予定することができ
る。前記複数の競売は、同一の時刻に競りを開始するに
予定することもできる。前記競り手から受け取る前記競
りに関する情報には、前記エージェントが参加を限定す
べき限定先の競売の特定のリストと、前記エージェント
が様々な競売で値付けをすることのできる付け値に課し
た特定の限界値と、前記エージェントが任意の時点でも
つことのできる同時に未決の競りの数に課した特定の限
界値と、前記エージェントが任意の時点でもつことので
きる同時に未決のすべての付け値の合計に課した特定の
限界値と、前記エージェントが新たな値付けをすべきか
否か、新たな値付けをすべき場合、どの競売に前記新た
な値付けをすべきかを任意の時点で判断するための特定
の規則とから成る群から選択した少なくとも1つの制約
を含めることができる。前記競り手から受け取る前記競
りに関する情報には、さらに、前記エージェントは参加
すべき少なくとも1つの競売を現在の競り手の剰余が最
大になるように選択すべきであるという制約を含めるこ
とができる。現在の競り手の剰余とは、現在の付け値と
競り手が付け値に課した限界値とから算出される貨幣価
値のことである。前記競り手から受け取る前記競りに関
する情報には、さらに、前記エージェントは参加すべき
少なくとも1つの競売を現在の競り手の収益率が最大に
なるように選択すべきであるという制約を含めることが
できる。現在の競り手の収益率とは、現在の付け値と競
り手が付け値に課した限界値とから算出される貨幣価値
対現在の付け値の比のことである。
【0018】前記競売は、競り手に売る競り上がり競売
から構成することができる。前記エージェントが値付け
をすることのできる付け値に競り手が指定した限界値
は、最大許容値から成る。前記エージェントが任意の時
点でもつことのできる同時に未決のすべての付け値の合
計に競り手が指定した限界値は、最大許容値から成る。
現在の競り手の剰余は、特定の競売ごとに、競り手が指
定した最大許容付け値から新たに算出した付け値を前記
エージェントが減算することにより算出する。
【0019】あるいは、前記競売は、競り手から買う競
り下がり競売から構成することもできる。前記エージェ
ントが値付けをすることのできる付け値に競り手が指定
した限界値は、最小許容値から成る。現在の競り手の剰
余は、特定の競売ごとに、新たに算出した付け値から競
り手が指定した最小許容付け値を前記エージェントが減
算することにより算出する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、複数の同時オンライン
競売に動的に参加するための、人間の競り手に変わって
行動するソフトウェア・ベースのエージェントの使用方
法を説明する。このソフトウェア・ベースのエージェン
トは、競り手、様々な第三者(公共機関など)、商業上
のサービス提供業者に属すコンピュータ・システムに、
または、あらゆる型の静止電子端末もしくはモバイル電
子端末に、あるいは、競売サイトのコンピュータ・シス
テムに常駐することができる。ソフトウェア・ベースの
エージェントが競り手のコンピュータ・システム(ある
いは端末)に常駐していない場合、当該エージェント
は、通信ネットワークを介して競り手のコンピュータ・
システム(あるいは端末)にリンクしている。典型的な
ネットワークには、インターネットやイントラネットな
どの私設ネットワークがある。
【0021】競売の集合の各々における競りが同時に締
め切られるように予定されている場合、その競売の集合
は同時であるという。競り上がり競売とは、新たな値付
けがなされると現在の競売価格が上昇する競売のことで
ある。逆に、競り下がり競売とは、新たな値付けがなさ
れると現在の競売価格が下降する競売のことである。通
常、競り上がり競売は競売人が競り手に商品を売るのに
使い、競り下がり競売は競り手から商品を買うのに使
う。本発明の諸側面は極めて多彩な種別の競売に適用す
ることができるけれども、ここで提示する説明と実施形
態は、競り手に商品を売る同時競り上がり競売という状
況に適用してある。それにもかかわらず、ここで提示す
る説明と実施形態は、ほんの少し変更するだけで、競り
手から商品を買う同時競り下がり競売に適用することが
できる。
【0022】さらに、売買される「商品(item)」と販
売のために申し込まれる「申込(offering)」は、製品
とサービスの双方を含むことを意図している。したがっ
て、「商品」と「申込」なる用語が使用してある場合、
それは製品またはサービスあるいはそれらの組み合わせ
を意味するものと解釈すべきである。
【0023】図1は、代理エージェント110、11
1、・・・、110+nがそれぞれ競り手1000、1
01、・・・、100+nを代理している構成を示す図
である。エージェント110、111、・・・、110
+nは、同一の競売サイト150に位置する複数、同
時、独立、競り上がりのオンライン競売で値付けできる
ソフトウェア・ベースのエージェントである。競売サイ
ト150に位置する競売120、121、・・・、12
0+mは、2つの同時集合130、140にグループ化
されている。第1の同時集合130は1つの競売120
から成り、第2の同時集合140は複数の競売121、
・・・、120+mから成る。同時集合内の競売はすべ
て定義通り同時に閉めるように予定されているので、複
数の競売121、・・・、120+mは、同時に閉める
ことになる。この結果、すべてのエージェントが複数の
競売121、・・・、120+mの各々に同時に参加す
ることが可能になる。図1に示す例を参照すると、エー
ジェント110が競売120に参加しており、エージェ
ント111が競売120+mに参加しており、エージェ
ント110+nが競売121、120+mに参加してい
る。競り手1000、101、・・・、100+nの各
々は、始めに、そのエージェント110、111、・・
・、110+nに、少なくとも1つの特定の競売で当該
競り手が快く払う最高額を指示する。以後、エージェン
ト110、111、・・・、110+nは、個々の競り
手が参加するように指示した競売の中から参加すべき競
売を動的に選択する。
【0024】図1に示した競売には、本発明で述べるソ
フトウェア・エージェントを使わない選択をした、ある
いは、別の型のエージェントを使う選択をした(図示し
ていない)もっと多くの競り手が存在しうる、という点
に留意されたい。
【0025】図2は、(図1のエージェント110、1
11、・・・、110+nに対応する)エージェント1
10、111、・・・、110+nが複数の競売サイト
200、210、・・・、200+mにわたって複数の
独立した同時の競り上がりオンライン競売に参加できる
一般的な構成を示す図である。換言すると、ここでは、
競売の同時集合が様々な競売サイトにわたることができ
る。例えば、ある特定の同時集合は、2000年6月1
5日の時刻10:00にすべて閉める競売から成り、競
売サイト200から競売202、競売サイト221から
競売210、競売サイト200+mから競売221、2
21+kを含んでいる。図2はこのような競売サイトを
多数示すものであり、例えば、競売サイト200+m
は、現在、(k+1)個の独立した競り上がりオンライ
ン競売221、222、・・・、221+kを有する。
エージェント110は競売サイト200と200+mに
わたる同時集合に属すいくつかの競売に参加しており、
エージェント111は競売サイト200、210、20
0+mにわたる同時集合に属すいくつかの競売に参加し
ており、エージェント110+nは競売サイト200+
mの同時集合に属すいくつかの競売に参加しているよう
に示してある。図2の競り手100、101、・・・、
100+nとエージェント110、111、・・・、1
10+nは、それぞれ、図1の競り手100、101、
・・・、100+nとエージェント110、111、・
・・、110+nに対応している。
【0026】図1に示す構成は、図2に示す構成に各エ
ージェント110、111、・・・、110+nは1つ
の特定の競売サイト150における競売にしか値付けで
きないという制約を課した特別の場合である。以下で
は、図2のより一般化した構成を使って、本発明の好適
な実施形態を説明する。
【0027】ここで、次に示す典型的なシナリオを想定
する。典型的な競り手Bは、様々な競売サイトで現在開
いている競売の中から最大R個の商品を買いたいと願っ
ている。競り手Bは、さらに、最大R個の商品に対して
払える合計金額である上限Tを設定したいと願ってい
る。この目的を達成するために、競り手Bは、競売がす
べて同時である(すなわち同時に閉める予定である)と
いう属性を有する同一の(あるいは別の)競売サイトで
独立した競り上がりのオンライン競売の集合を選択す
る。商品は、競り手Bにとって交換可能なものを表わし
ている。したがって、競り手Bは、選択した競売で売り
に出されている商品の中からどの商品が落札されても気
に掛けない。しかし、競り手Bは、様々な商品に様々な
値を付けたいと願っている。
【0028】以下で説明する本発明の実施形態では、さ
らに、各競売は、1つの商品は1個しか売り出さないも
のと考える。これは、説明を簡単化するためである。次
の点に留意すべきである。上述の制約は、同一の商品を
複数個(例えばC個)売っている競売は、各競売が当該
商品を1個売っているC個の独立した競売の集合体と等
価である、と競り手が見なしうる、と考えることにより
極めて簡単に取り除くことができる。したがって、この
実施形態の説明は、同一の商品を複数個売っている競売
にもよく当てはまる。
【0029】エージェントの動作
【0030】図3は、競り手の代わりに動作するソフト
ウェア・ベースのエージェントが実行するアルゴリズム
のフローチャートを示す図である。競り手とは、ソフト
ウェア・ベースの競りエージェントと対話する人間のこ
とである。ソフトウェア・ベースのエージェントは、複
数の競売サイトにわたる複数の独立したオンライン競売
に参加し、始めに競り手が指定した少なくとも1つの規
則に基づいて、任意の時刻に競売を選択して値付けをす
る能力を有する。ここでの競売は、通常、競り上がり競
売であると共に、エージェントが同時に複数の競売に参
加できるように、同時である必要がある。
【0031】図3のフローチャートを参照すると、ステ
ップ300で、競り手は、エージェントに、当該競り手
が指定した競売のリストを含む情報を入力する。各競売
jごとに、競り手が指定した競売のリストに、当該競り
手は、さらに、次に示す事項を含む情報を入力する。 (a)競売が開催されるウェブサイト/ウェブページの
場所/アドレス。 (b)所定の競売サイト・アドレスにおいて特定の競売
を一意に識別する識別子(通常は競売ID)。 (c)所定の競売で当該競り手が快く払う最高価格。va
lue(j)と表記。 競り手は、さらに、次に示す事項も指定する。 (a)当該競り手が指定した競売の中から必要とする商
品の個数。Rと表記。 (b)最大R個の特定の商品に払う合計額の上限。Tと
表記。 (c)エージェントが、どの競売に値付けを行なうべき
かを任意の時刻に動的に判断するのに使う規則。
【0032】競り手が指定した様々な競売で売り出され
ている商品は、当該競り手にとって交換可能なものを表
わしている。したがって、選択した競売で売り出されて
いる商品の中からどの商品が落札されても、競り手は気
に掛けない。しかし、競り手は、様々な商品に様々な値
を付けたいと願っている。
【0033】ステップ302以降、エージェントは、競
り手に頼ることなく競売に参加する。ステップ302
で、エージェントは、始めに、競り手のリスト中で指定
されている競売の現在の状態を調べる。これには、指定
された競売の各々について現在の最高値(あるいは現在
までに値付けがなされていない場合には最低価格(競売
開始時に競売人が指定する価格))を取得することが含
まれる。次いで、エージェントは、現在の最高値に、競
り上げに必要な最小値幅(通常は競売サイトが指定して
いる)を加算することにより、値付けをするのに必要な
最小値を計算する。次いで、エージェントは、競売制約
の最大数(R)、および/または、予算制約(T)、お
よび/または、どの競売に値付けすべきかを動的に判断
するために競り手が規定した規則を適用する段階に進
む。(「Aおよび/またはB」は「AおよびB、A、ま
たはB」を表わす)。これらの制約/規則のどれを適用
すべきか否かは、競り手が予め選択しておいたところに
よる。次いで、それぞれの競売サイトにおけるそれぞれ
の競売で選択した値付けを実行する。
【0034】判断ステップ304で、エージェントは、
同時競売が閉める時間であるか否かを判断する。判断ス
テップ304で同時競売が閉める時間である(「Y」)
場合、エージェントは、ステップ318でそれぞれの競
売サイトから競売の結果を受け取り、ステップ320で
それを競り手に通知する。現在進行中の競売に新たな参
加することに関する競り手からの入力があるまで、エー
ジェントの側にはこれ以上の動作は必要ない。
【0035】判断ステップ304で同時競売が閉める時
間でない(「N」)場合、エージェントは、判断ステッ
プ306で当該エージェントが勝っている未決の付け値
が残っているか否かを判断する。判断ステップ306
で、勝っている未決の付け値が残っていない(「N」)
場合、エージェントは、ステップ320に進んで結果を
競り手に通知する。これで、同時競売における現在の参
加は終了する。
【0036】判断ステップ306で、勝っている未決の
付け値がある(「Y」)場合、エージェントは、判断ス
テップ308で、関連する競売サイトからの応答を受信
しているか否かを判断する。判断ステップ308で、関
連する競売サイトからの応答を受信していない
(「N」)場合、プロセスは判断ステップ304に戻
る。判断ステップ308で、関連する競売サイトからの
応答を受信している(「Y」)場合、その応答は、当該
エージェントが競売で別の参加者に競り負けていること
を示している可能性がある。その場合、当該エージェン
トは、新たな値付けを行なうべきか否かを判断し、もし
そうするとしたら、どの競売にすべきかを競り手が指定
した競売のリストの中から判断する必要がある。したが
って、エージェントは、ステップ312で、当該エージ
ェントが最近競り負けた競売を含めて、競り手が指定し
た競売の現在の状態を調べる。これには、指定された競
売の各々について現在の最高値(あるいは現在までに値
付けがなされていない場合には最低価格)を取得するこ
とが含まれる。
【0037】次いで、エージェントは、新たな商品を指
定して、何らかの競売(j’と表記)で値付けをする。
判断ステップ314でそのような競売j’を見つけるこ
とができない(「N」)場合、プロセスは判断ステップ
304に戻る。判断ステップ314でそのような競売
j’を見つけることができる(「Y」)場合、エージェ
ントは、必要な最小付け値(b(j')) の計算に進み、ス
テップ316において競売j’で値付けをする。次い
で、プロセスは判断ステップ304に戻る。
【0038】ここで、上述した方法を一例を挙げて説明
する。エージェントは、値付けを行なうために、動的に
競売を選択する。ある競り手が様々な競売サイトにおい
て現在進行中の様々なオンライン競売の中から最大2台
のPC(パーソナル・コンピュータ)を買いたいと願っ
ている、と仮定する。競り手は、すべて同時に閉めるこ
とが予定されている3つの競売A、B、Cを指定してい
る。説明を簡明にするために、3つの競売はすべて同一
の競売サイトにあるものと仮定する。競売AはComp
aq(商標)のPCを売っており、競売BはAcer
(商標)のPCを売っており、競売CはIBM(商標)
のPCを売っている。競り手は、競売Aでは最大100
0米ドルを、競売Bでは最大800米ドルを、競売Cで
は最大900米ドルを快く払う。また、競り手が最大2
台のPCを買う合計予算は、1600米ドルである。
【0039】さらに、競り手は、値付けの各段階におけ
る合計支出を最小にしたいと願っている。これらの競売
に参加するために、競り手は、図3のステップ300で
自分のエージェントに次に示す事項を入力する。 (a)参加する競売をA、B、Cに限定するリスト。 (b)競売サイトのアドレスと3つの競売A、B、Cの
識別子。 (c)各競売における最大価格。value(A)=100
0、value(B)=800、value(C)=900。 (d)買うべき商品の最大数。R=2。 (e)支払うべき最大合計金額。T=1600。 (f)動的に競売を選択するための規則:値付けの各段
階において支払い(付け値)を最小にする。
【0040】さて、エージェントは、ステップ302で
競売における値付けを開始する。エージェントは、指定
した競売A、B、Cの各々における現在値(現在の最高
の付け値)を取得する。現時点における現在値は、p
(A)=400、p(B)=300、p(C)=380
であると仮定する。また、これらの競売において新たな
値付けをするのに必要な最小競り上げ幅は、mb(A)
=25、mb(B)=20、mb(C)=20であると
仮定する。ここで、エージェントは、競売jにおいて値
付けを行なうのに必要な最小付け値を次式によって判断
する。 b(j)=p(j)+mb(j) したがって、 b(A)=400+25=425 b(B)=300+20=320 b(C)=380+20=400 競売を選択するために競り手が規定した規則は「支払い
を最小にする」というものであるから、エージェント
は、競売に対して支払い(新たな付け値)が増加する順
番に注文を出す。よって、注文は、(B,320)、
(C,400)、(A,425)となる。R=2、そし
て最も低い2つの付け値の合計はT未満であるから、エ
ージェントは、上記リストから始めの2つの競売を選択
して(B,320)と(C,400)の値付けを実行す
る。これにより、ステップ302が完了する。
【0041】判断ステップ304で、まだ競売が閉める
時間ではなく(「N」)、ステップ306でエージェン
トは未決の付け値を有する(「Y」)から、エージェン
トはステップ308に至る。ステップ308では、エー
ジェントは競売Cで別の競り手の420という新たな付
け値によって競り負けていることを知るようになる、と
仮定する。ここでエージェントは、ステップ312で、
他の競売A、Bにおける現在の勝っている付け値を調べ
る。エージェントは、競売Bでは320という付け値で
まだ勝っており、競売Aの現在値がp(A)=400で
あるということを知るようになる。買うべき商品の最大
特定数はR=2であり、エージェントは1つの競売で勝
っているから、エージェントは、2以上の新たな付け値
を行なおうとしないだろう。ステップ314で、エージ
ェントは、新たな値付けができる競売が存在するか否か
見つけようとする。このために、エージェントは、指定
したリストの中で当該エージェントが現在勝っていない
競売に必要な最低付け値を計算する。この結果、b
(A)=425、b(C)=440が得られる。競り手
が規定した規則は「支払いを最小にする」というもので
あるから、エージェントは競売Aを選択する。エージェ
ントは、b(A)<value(A)を調べると、これは真で
あり、b(A)+b(B)<Tを調べると、これも真で
あることを知る。したがって、エージェントは、競り手
が規定した規則と制約を使って、動的に競売Aを選択す
る。ステップ316で、エージェントは、値付け(A,
425)を実行したのち、ステップ304に戻る。
【0042】エージェントは、競り負けると、新たに値
付けをすべき競売を動的に選択し続ける。エージェント
は、競り手が規定したvalue(j)とTが課す制約の下
で、新たに必要な付け値が最小である競売jを選択する
ことにより、これをし続ける。判断ステップ304で競
売が閉める(「Y」)と、エージェントはステップ31
8で結果を受け取り、ステップ320でそれらを競り手
に通知する。
【0043】図3のフローチャートから分かるように、
競り手の代わりに行動するソフトウェア・ベースのエー
ジェントは、様々な競売における現在の競りの状態に基
づいて、値付けをすべき競売を動的に選択することがで
きる。これには、競り手が競りの全段階を監視する業務
から解放される、という利点がある。さらに、人間の競
り手が多数の同時競売を同時に監視するのは、ますます
困難あるいは不可能になりつつある。多数の同時競売を
同時に監視するのは、上述したソフトウェア・ベースの
エージェントが容易になしうる作業である。これによ
り、競り手は、進行中の競売相互間で動的な選択を行な
うことの結果として、より広い選択肢とより良い成果を
手にすることができる。さらに、競売人は各競売で競争
する比較的多数の競り手を集めることができると共に、
商品の価格をより競争的に決めることができる。
【0044】図3によると、どの競売に値付けをすべき
かをエージェントが動的に判断する際に2つの仕方があ
る。1つは、ステップ302におけるように始めに行
い、もう1つは、ステップ314におけるように既存の
付け値が競り負けたときに行なう。以下では、値付けを
するために競売を動的に決めるための2つの好適な実施
形態(これらは、競り手が任意実行事項として指定する
ことのできる上述した規則の2つの詳細に対応してい
る)を説明する。
【0045】エージェントの動的決定I
【0046】値付けをするために競売を動的に決める第
1の好適な実施形態によると、競りの各段階においてエ
ージェントは現在の競り手剰余を最大にしようとする。
競り手剰余とは、競り手が商品に付けた値がエージェン
トの付け値を超えている超過分のことである。これは、
次式によって数学的に表わすことができる。 s(j)=value(j)−b(j) 競りの各段階において、エージェントは、現在値付けさ
れている各競売jについて現在の競り手剰余を算出す
る。すなわち、各段階で、エージェントは、(a)各商
品の競り手剰余が非負(≧0)になるように、かつ、
(b)最大R個の商品の現在の合計競り手剰余が競り手
が指定した競売のリストの下で最大になるように、最大
R個の商品を得るべく値付けをしようとする。以下で
は、この現在の競り手剰余を最大化するプロセスを、図
3のフローチャートのステップ302を図4のフローチ
ャートで置き換え、図3のフローチャートのステップ3
12とステップ314を図5のフローチャートで置き換
えて説明する。
【0047】図3のステップ300で競り手から初期入
力を受け取ったのち、エージェントは、図3のステップ
302ではなく図4のステップ400に進む。ステップ
400で、エージェントが考慮している競りの連続番号
を表わすカウンタ変数を「1」に設定する。ステップ4
02で、エージェントは、競り手が指定した各競売であ
って当該エージェントが現在勝っていないものごとに現
在の最高値(現在までに値付けがなされていない競売に
あっては最低価格)を取得する。エージェントは、さら
に、このような競売jごとに必要最低付け値b(j)を
算出する。ステップ404で、エージェントは、これら
の競売競売jごとに現在の剰余を算出する。剰余s
(j)は、次の数式で表わすことができる。 s(j)=value(j)−b(j) ただし、value(j)は競売jで商品を落札した場合に競
り手が快く払う最大値、b(j)は競売jに必要な最低
付け値である。ステップ406で、エージェントは、現
在の剰余s(j')が最大になる競売j’を選択する。ステ
ップ408で、エージェントは、競売j’の現在の剰余
s(j')が負(<0)であるか否かを判断する。ステップ
408で現在の剰余s(j')が負である(「Y」)場合、
それは、競り手が指定したリストの他の競売jであって
エージェントが現在勝っていないすべての競売の他に、
競売j’でもエージェントは決して非負の剰余を獲得で
きない、ということを意味する。したがって、エージェ
ントは、ステップ414で、競り手が指定した競売のリ
ストからこのような競売をすべて削除する。エージェン
トが現在勝っていないが、新たな値付けをすることによ
り非負の現在の剰余を獲得できる競売は他に存在しない
から、エージェントは、これ以上値付けをせずに、図3
のステップ304に進む。しかし、判断ステップ408
で現在の剰余s(j')が非負である(「N」)場合、エー
ジェントは、ステップ410に進み、競売j’で値付け
b(j')をする。次いで、ステップ410でカウンタ変数
を「1」だけインクリメントする。判断ステップ412
で、エージェントは、インクリメントしたカウンタ変数
が競り手が指定した上限Rを超えているか否かを判断す
る。ステップ412で、カウンタ変数が上限Rを超えて
いる(「Y」)場合、エージェントは、それ以上の値付
けをすることができないので、図3のステップ304に
進む。しかし、ステップ412で、カウンタ変数が上限
Rを超えていない(「N」)場合、エージェントは、ス
テップ402に戻ってさらに別の値付けを試みる。
【0048】それ以上値付けを行なうことができない
(現在の剰余が負の最大値の)場合、エージェントは、
図3に関連して上述した説明に従って、ステップ304
以降を続ける。判断ステップ308で、いったんエージ
ェントが別の参加者によって競り負けているのに気付い
たら、エージェントは、図3のステップ312には進む
まず、図5のステップ500に進む。ステップ500
で、エージェントは、競り手が指定した競売jであって
当該エージェントが現在勝っていないものごとに現在の
最高値(現在までに値付けがなされていない競売にあっ
ては最低価格)を取得する。エージェントは、さらにス
テップ500で、このような競売jごとに必要最小付け
値b(j)の算出も行なう。ステップ502で、エージ
ェントは、上掲した数式、 s(j)=value(j)−b(j) を使ってこれらの競売jごとに現在の剰余s(j)を算
出する。次いで、エージェントは、ステップ504で、
現在の剰余s(j')が最大になる競売j’を選択する。判
断ステップ506で、エージェントは、競売j’の現在
の剰余s(j')が負であるか否かを判断する。判断ステッ
プ506で、競売j’の現在の剰余s(j')が負である
(「Y」)場合、それは、競り手が指定したリストの他
の競売jであってエージェントが現在勝っていないすべ
ての競売の他に、競売j’でもエージェントは決して非
負の剰余を獲得できない、ということを意味する。した
がって、エージェントは、ステップ508で、競り手が
指定した競売のリストからこのような競売をすべて削除
する。値付けは行なわず、プロセスは図3のステップ3
04に戻る。しかし、判断ステップ506で現在の剰余
s(j')が非負である(「N」)場合、エージェントは、
図3のステップ316に進み、競売j’で値付けb(j')
をする。
【0049】エージェントの動的決定II
【0050】値付けをするために競売を動的に決める第
2の好適な実施形態によると、競りの各段階においてエ
ージェントは現在の競り手収益率を最大にしようとす
る。競売jにおけるある商品に対する競り手収益率と
は、当該商品に対する競り手剰余対エージェントの付け
値の比のことである。これは、次式のように数学的に表
わすことができる。 p(j)=(value(j)−b(j))/b(j) 競りの各段階で、エージェントは、現在競りが行なわれ
ている各競売について現在の競り手収益率を算出する。
すなわち、各段階で、エージェントは、(a)収益率が
負になる商品がないように(そして任意事項として、競
り手が指定した最小必要収益率(Pと表記)よりも大き
くなるように)、かつ、(b)最大R個の商品の現在の
合計収益率が競り手が指定した競売のリストの下で最大
になるように、最大R個の商品を得るべく値付けをしよ
うとする。以下では、現在の収益率を最大化するプロセ
スを、図3のフローチャートのステップ302を図6の
フローチャートで置き換え、図3のフローチャートのス
テップ312とステップ314を図7のフローチャート
で置き換えて説明する。
【0051】図3のステップ300で競り手から初期入
力を受け取ったのち、エージェントは、今度は図3のス
テップ302ではなく、図6のステップ600に進む。
ステップ600で、エージェントが考慮している競りの
連続番号を表わすカウンタ変数を「1」に設定する。ス
テップ602で、エージェントは、競り手が指定した各
競売であって当該エージェントが現在勝っていないもの
ごとに現在の最高値(現在までに値付けがなされていな
い競売にあっては最低価格)を取得する。エージェント
は、さらに、このような競売jごとに必要最小付け値b
(j)を算出する。ステップ604で、エージェント
は、これらの競売jごとに現在の収益率を算出する。収
益率p(j)は、次の数式で表わすことができる。 p(j)=(value(j)−b(j))/b(j) ただし、value(j)は競売jで商品を落札した場合に競
り手が快く払う最大値、b(j)は競売jに必要な最小
付け値である。
【0052】ステップ606で、エージェントは、現在
の剰余s(j')が最大になる競売j’を選択する。ステッ
プ608で、エージェントは、競売j’の現在の収益率
p(j')が最小必要収益率P未満であるか否かを判断する
(もしPが指定されていない場合には、エージェントは
単にPを「0」に設定し、現在の収益率p(j')が負であ
るか否かを調べる)。判断ステップ608で現在の収益
率p(j')がP未満である(「Y」)場合、それは、競り
手が指定したリストの他の競売jであってエージェント
が現在勝っていないすべての競売の他に、競売j’でも
エージェントは決して最小必要収益率を獲得できない、
ということを意味する。したがって、エージェントは、
ステップ614で、競り手が指定した競売のリストから
このような競売をすべて削除する。また、エージェント
が現在勝っていないが、新たな値付けをすることにより
最小必要収益率Pを獲得できる競売は他に存在しないか
ら、エージェントは、これ以上値付けをせずに、図3の
ステップ304に進む。しかし、判断ステップ608で
現在の収益率p(j')が最小必要収益率P未満でない
(「N」)場合、エージェントは、ステップ610に進
み、競売j’で値付けb(j')をする。次いで、ステップ
610でカウンタ変数を「1」だけインクリメントす
る。判断ステップ612で、エージェントは、インクリ
メントしたカウンタ変数が競り手が指定した上限Rを超
えているか否かを判断する。ステップ412で、カウン
タ変数が上限Rを超えている(「Y」)場合、エージェ
ントは、それ以上の値付けをすることができないので、
図3のステップ304に進む。しかし、ステップ412
で、カウンタ変数が上限Rを超えていない(「N」)場
合、エージェントは、ステップ602に戻ってさらに別
の値付けを試みる。
【0053】それ以上値付けを行なうことができない
(現在の収益率が負の)場合、エージェントは、図3に
関連して上述した説明に従って、ステップ304以降を
続ける。判断ステップ308で、いったんエージェント
が別の参加者によって競り負けているのに気付いたら、
エージェントは、図3のステップ312には進むまず、
図7のステップ700に進む。ステップ700で、エー
ジェントは、競り手が指定した競売jであって当該エー
ジェントが現在勝っていないものごとに現在の最高値
(現在までに値付けがなされていない競売にあっては最
低価格)を取得する。エージェントは、さらにステップ
700で、このような競売jごとに必要最小付け値b
(j)の算出も行なう。ステップ702で、エージェン
トは、上掲した数式、 p(j)=(value(j)−b(j))/b(j) を使ってこれらの競売jごとに現在の収益率p(j)を
算出する。
【0054】次いで、エージェントは、ステップ704
で、現在の収益率p(j')が最大になる競売j’を選択す
る。判断ステップ706で、エージェントは、競売j’
の現在の収益率p(j')が最小必要収益率P未満であるか
否かを判断する。判断ステップ706で、競売j’の現
在の収益率p(j')が最小必要収益率P未満である
(「Y」)場合、それは、競り手が指定したリストの他
の競売jであってエージェントが現在勝っていないすべ
ての競売の他に、競売j’でもエージェントは決して非
負の剰余を獲得できない、ということを意味する。した
がって、エージェントは、ステップ708で、競り手が
指定した競売のリストからこのような競売をすべて削除
する。値付けは行なわず、プロセスは図3のステップ3
04に戻る。しかし、判断ステップ706で現在の収益
率p(j')が最小必要収益率P未満でない(「N」)場
合、エージェントは、図3のステップ316に進み、競
売j’で値付けb(j')をする。
【0055】次の点に留意すべきである。すなわち、図
4〜図7のフローチャートで説明した実施形態では任意
事項である予算制約を適用しなかったが、しかし、この
ような制約は容易に適用することができる、という点を
当業者は容易に理解できる。
【0056】同時競売システムのアーキテクチャとソフ
トウェア・エージェント
【0057】同時競売システムは、現在利用可能なウェ
ブ技術を使ってインターネット上に実現することができ
る。数多くの異なった実現方法が可能である。それら
は、実現方法の細部において異なるが、しかし、同一の
機能を提供することができる。以下、このような実現方
法の1つの典型例を説明する。
【0058】図1と図2に関連して上述したように、同
時競売は、単一の競売ウェブ・サイトまたは多数の異な
った競売ウェブ・サイトで実行することができる。ここ
では、説明を簡明にするために、単一のウェブ・サイト
上の同時競売システムを説明する。このようなシナリオ
では、各競売は1つのサーバ上で開催されている。1つ
のサーバは、複数の競売を主催することができる。各サ
ーバは、インターネットに接続され、ウェブ・サーバ・
ソフトウェアとアプリケーション・サーバ・ソフトウェ
アを実行しているコンピュータである。ウェブ・サーバ
・ソフトウェアは、インターネットを介してHTTP要
求の形でユーザ(競り手またはエージェント)から入力
を取得し、それらをアプリケーション・サーバ・ソフト
ウェアに渡す。アプリケーション・サーバ・ソフトウェ
アは、要求を処理して(HTML文書の形で)出力をウ
ェブ・サーバ・ソフトウェアに送る。ウェブ・サーバ・
ソフトウェアは、この出力をインターネットを介してユ
ーザに送って表示の用に供する。ユーザは、ハイパーリ
ンクをクリックすることにより、あるいは、HTMLベ
ースのフォーム上で情報を入力することにより、ウェブ
・サーバ・ソフトウェアにさらに入力を与えることがで
きる。
【0059】アプリケーション・サーバ・ソフトウェア
は、競売を扱うのに必要な処理を実行すると共に、登録
ユーザ(競り手と競売人)、競売にかけられる商品、な
らびに、過去および現在の競売の履歴的かつ現在の状態
に関する情報のデータベースを保持している。さらに、
管理者がアプリケーション・サーバ・ソフトウェアへの
管理者インタフェースを使って競売を管理している。い
くつかの処置のためにアプリケーション・サーバに渡さ
れるユーザ入力には、次に示す事項が含まれる。 (a)競売サイトに登録すること。 (b)新たな競売を定義(開始)すること。 (c)同時競売の新たなグループを定義すること。 (d)少なくとも1つの値付けを実行すること。 (e)少なくとも1つの競売に対して状態を要求するこ
と。
【0060】入力を受け取ると、アプリケーション・サ
ーバ・ソフトウェアは、始めに、何らかの標準のセッシ
ョン管理手法を使ってユーザIDの正当性を判断する。
要求された処置が新たな値付けの提出あるいは競売の状
態を表示する要求である場合、アプリケーション・サー
バは、入力データから競売の識別子も取得する。新たな
値付けが提出された場合、アプリケーション・サーバ
は、現在の最高値と現在の競売の勝者を更新する。競売
の状態を要求された場合、アプリケーション・サーバ
は、現在の勝ち付け値と現在の勝者を報告する。
【0061】同時競売のグループを定義している間、ユ
ーザは、開始時刻、終了時刻、および競売のグループ用
の内容が分かる名称を指定する必要がある。競売を生成
している間、ユーザは、競売にかける商品の詳細を提供
する他に、この競売が開催される旨を掲げて同時競売の
グループを表示してもよい。次いで、この競売用の開始
時刻と終了時刻をグループの構成員に設定する。同時競
売のグループ内の競売は、すべてが同一の終了時刻を
(任意事項として同一の開始時刻をも)有する他は、互
いに何の関係もない。これ以外、上記競売は、互いに独
立に運営される。
【0062】競売を閉める時に、アプリケーション・サ
ーバは、落札値と落札者の情報をデータベースに格納し
たのち、落札者に通知する。
【0063】競り用のソフトウェア・エージェントは、
ユーザのコンピュータ上で実行されるスタンドアロン・
プログラム(クライアント・サイド・エージェント)と
して、競売ウェブ・サイトの一部を成すサブルーチン
(サーバ・サイド・エージェント)として、あるいは、
コンピュート・サーバなど一般公衆インフラストラクチ
ャ上で実行されるソフトウェア・コード(サード・パー
ティ・エージェント)として実現することができる。
【0064】一例として、クライアント・サイド・エー
ジェントを説明する。クライアント・サイド・エージェ
ントは、ユーザのコンピュータ上で実行されているスタ
ンドアロンのプログラムである。このプログラムを開始
したのち、ユーザは、早期に判明している事項を詳細に
入力する(例えば、参加する競売のリスト、競売サイト
のウェブ・ページのアドレス(URL)、個々のサイト
の競売識別子、各競売の最大見積価格、など)。このプ
ログラムは、指定した競売の状態を要求するHTTP要
求を競売サイトに送り、当該競売サイトから応答を受け
取る。このプログラムは、適切なHTTP要求を送るこ
とにより、これらの競売に値付けをする。このプログラ
ムは、値付けをするために、図3のアルゴリズムを実行
する。付け値が高すぎるためにエージェントが新たな値
付けができないとき、または、エージェントが参加して
いる競売が閉めるときに、エージェントは活動を停止す
る。両方の場合とも、エージェントは最終結果を表示す
る。
【0065】ソフトウェア・ベースのエージェントとオ
ンライン競売は、図8に示すコンピュータ・システム8
00と共にコンピュータ・プログラム製品を使って実現
することができる。特に、ソフトウェア・ベースのエー
ジェントとオンライン競売は、コンピュータ・システム
800で実行されるソフトウェア(すなわちコンピュー
タ読み取り可能なプログラム・コード)として実現する
ことができる。コンピュータ・システム800には、通
信ネットワークを介して相互接続された市販のコンピュ
ータ・システムを使うことができる。コンピュータ・シ
ステムの例としては、パーソナル・コンピュータ(P
C)、ならびに、IBM(商標)社が販売しているNe
tfinity(商標)、RS/6000(商標)、A
S/400(商標)、S/390(商標)などのサー
バ、および、他社が販売している同様のサーバがある。
【0066】コンピュータ・システム800は、コンピ
ュータ850、画像表示装置810、および入力装置8
30、832を備えている。さらに、コンピュータ・シ
ステム800は、ライン・プリンタ、レーザ・プリンタ
など多数の他の出力装置、およびコンピュータ850に
接続された他の再生産装置のうちの任意のものを備える
ことができる。コンピュータ・システム800は、通信
インタフェース864を介し、モデム通信経路、電子ネ
ットワークなど適切な通信チャネル840を使って少な
くとも1つの他のコンピュータに接続することができ
る。ネットワークには、LAN(local area networ
k)、WAN(wide area network)、および/または、
インターネットがある。
【0067】コンピュータ850は、制御モジュール8
66、RAM(random access memory)とROM(read
-only memory)を含むメモリ870、入力/出力(I/
O)インタフェース872、画像インタフェース86
0、および、一般に記憶装置862で代表させた少なく
とも1つの記憶装置を備えている。制御モジュール86
6は、特定の機能あるいは関連する機能の集合を実行す
るコンピュータ読み取り可能なプログラム・コードを実
行(あるいは走らせる)CPU(central processing u
nit)を使って実現してある。
【0068】画像インタフェース8160は、画像表示
装置810に接続されており、コンピュータ850から
画像信号を供給して画像表示装置810上への表示の用
に供する。コンピュータ850を操作するユーザ入力
は、I/Oインタフェース872を介し入力装置83
0、832の少なくとも一方によって供給することがで
きる。例えば、コンピュータ850のユーザは、I/O
インタフェース830としてキーボード、および/また
は、I/Oインタフェース832としてマウスなどのポ
インティング装置を使うことができる。キーボードとマ
ウスは、コンピュータ850に対する入力を実現する。
記憶装置862は、次に示すものの中の少なくとも1つ
から構成することができる。すなわち、フレキシブル・
ディスク、ハード・ディスク駆動装置、光磁気ディスク
駆動装置、CD−ROM、磁気テープなど、当業者にと
って周知の多数の不揮発性記憶装置である。コンピュー
タ850の中の各構成要素は、通常、データ・バス、ア
ドレス・バス、制御バスから成るバス880を介して他
の構成要素に接続されている。
【0069】ソフトウェア・ベースのエージェントとオ
ンライン競売の各方法ステップは、コンピュータ・シス
テム800が実行するソフトウェア中の命令群によって
達成される。ここでも、上記ソフトウェアは、方法の諸
ステップを実現する少なくとも1つのモジュールとして
実現することができる。
【0070】特に、上述したソフトウェアは、記憶装置
862などのコンピュータ読み取り可能な媒体に格納す
ることができる。あるいは、上述したソフトウェアは、
I/Oインタフェース864と通信チャネル840を介
してインターネットなどのネットワーク上の場所(すな
わちサイト)など遠隔地からダウンロードすることもで
きる。コンピュータ・システム800は、上述したソフ
トウェアの命令(すなわちプログラム・コード)を実行
できるように記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
備えている。
【0071】コンピュータ・システム800は説明を目
的として提示したものであり、本発明の範囲と本旨の内
で、他の構成を採用することもできる。上述したもの
は、本発明の実施形態を実施するのに使用できる型のコ
ンピュータ(またはコンピュータ・システム)の単なる
一例に過ぎない。通常、本発明の実施形態のプロセス
は、ソフトウェアとして存在しており(すなわちコンピ
ュータ読み取り可能な媒体としてのハード・ディスク上
に記録されたコンピュータ読み取り可能なプログラム・
コードとして存在しており)、制御モジュール866を
使って読み取りかつ制御する。プログラム・コードとエ
ンティティ(実体)やチケット(切符)などを含むすべ
てのデータの中間記憶は、可能なら記憶装置862と連
携してメモリ870を使うことにより実現することがで
きる。
【0072】ある例では、上述したプログラムは、CD
−ROMまたはフレキシブル・ディスク(両者とも一般
に記憶装置862として示してある)に符号化してユー
ザに供給することができる。あるいは、ユーザは、コン
ピュータ850に接続されたモデム装置を介してネット
ワークから上述したプログラムをダウンロードすること
ができる。さらに、コンピュータ・システム800は、
上述したソフトウェアを他のコンピュータ読み取り可能
な媒体からロードすることができる。これには、磁気テ
ープ、ROMまたは集積回路、光磁気ディスク、コンピ
ュータと別の装置とを結ぶ無線または赤外の通信チャネ
ル、PCMCIAカードなどのコンピュータ読み取り可
能なカード、電子メールおよびインターネット・サイト
に記録された情報を含むインターネット820とイント
ラネット、などが含まれうる。これらは、コンピュータ
読み取り可能な等価な媒体の単なる例に過ぎない。本発
明の範囲と本旨の内で、コンピュータ読み取り可能な他
の媒体を用いることができる。
【0073】ソフトウェア・ベースのエージェントとオ
ンライン競売は、1つのコンピュータ・システム800
において集中化した形態で実現することができるし、あ
るいは、相互接続されたいくつかのコンピュータ・シス
テム中に様々な構成要素が分散している分散形態で実現
することもできる。
【0074】ここでの文脈におけるコンピュータ・プロ
グラム手段またはコンピュータ・プログラムは、情報処
理機能を備えたシステムに、特定の機能を直接に、ある
いは、(a)別の言語、コード、または表記に変換し、
(b)別の媒体で再生産したのちに、または、一方だけ
を行なったのちに、実行させることを意図した命令の集
合を、任意の言語、コード、または表記で表現したもの
を意味する。
【0075】以上、ソフトウェア・ベースのエージェン
トとオンライン競売用の方法、システム、およびコンピ
ュータ・プログラム製品を開示した。少数の実施形態し
か説明してないけれども、本発明の範囲と本旨の内で多
くの変形および/または変更をなしうることは、この開
示に鑑みて当業者にとって明らかである。
【0076】まとめとして以下の事項を開示する。 (1)通信ネットワークを介してアクセス可能なオンラ
イン競売においてソフトウェア・エージェントを通じて
競りを行なう方法であって、前記エージェントが、始め
に競りに関する情報を競り手から受け取るステップと、
前記エージェントが、前記競りに関する情報および少な
くとも1つの競売の現在の状態に従って、値付けをすべ
き複数の競売を選択し、前記複数の競売で値付けをする
ステップと、前記エージェントが、1つの競売で競り負
けているとき、新たな値付けをすべきか否かを、前記競
りに関する情報および少なくとも1つの競売の現在の状
態に基づいて自ら判断し、新たな値付けをすべき場合、
前記新たな値付けをすべき競売を選択し、前記選択した
競売で前記新たな値付けをするステップとを備えた方
法。 (2)前記エージェントが値付けをする少なくとも1つ
の競売が異なったオンライン競売サイトに位置してい
る、上記(1)に記載の方法。 (3)前記エージェントが値付けをする競売は、同一の
時刻に競りを閉めるように予定されている、上記(1)
または上記(2)に記載の方法。 (4)前記競売が同一の時刻に競りを開始する、上記
(3)に記載の方法。 (5)前記競り手から受け取る前記競りに関する情報
が、前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売
の特定のリストと、前記エージェントが様々な競売で値
付けをすることのできる付け値に課した特定の限界値
と、前記エージェントが任意の時点でもつことのできる
同時に未決の競りの数に課した特定の限界値と、前記エ
ージェントが任意の時点でもつことのできる同時に未決
のすべての付け値の合計に課した特定の限界値と、前記
エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新たな値
付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けをすべ
きかを任意の時点で判断するための特定の規則とから成
る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでいる、
上記(1)または上記(3)に記載の方法。 (6)前記特定の規則が、始めであるか競り負けている
ときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の剰余
が非負で最大化するように、前記エージェントが値付け
をすべき競売を選択すること、という規定を含み、前記
競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および付け
値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣価値
から成る、上記(5)に記載の方法。 (7)前記特定の規則が、始めであるか競り負けている
ときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の収益
率が非負で最大化するように、前記エージェントが値付
けをすべき競売を選択すること、という規定を含み、前
記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値および
付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣価
値対前記現在の付け値の比から成る、上記(5)に記載
の方法。 (8)前記競りの前記現在の競り手の収益率が、さら
に、競り手が指定した最小限界値を超えている必要があ
る、上記(7)に記載の方法。 (9)前記競売が競り手に売る競り上がり競売であり、
前記エージェントが値付けをすることのできる付け値に
課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、前記
エージェントが任意の時点でもつことのできる同時に未
決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界値が
最大許容値から成り、競りに対する前記現在の競り手の
剰余は、特定の競売について、前記競り手が指定した最
大許容値から新たに算出した付け値を減算することによ
り前記エージェントが算出するものである、上記(6)
または上記(7)に記載の方法。 (10)前記競売が競り手から買う競り下がり競売であ
り、前記エージェントが値付けすることのできる付け値
に課された前記特定の限界値が最小許容値から成り、競
りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売につ
いて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定した
最小許容値を減算することにより前記エージェントが算
出するものである、上記(6)または上記(7)に記載
の方法。 (11)オンライン競売を運営する方法であって、競売
に対する申込を少なくとも1つの選択したグループに整
理するするステップと、前記少なくとも1つの選択した
グループのうちの同一のグループに属すすべての競売に
同時に競りを閉めるように制約を課すステップと、前記
競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手を代
理するソフトウェア・エージェントを誘うステップとを
備え、前記ソフトウェア・エージェントは、新たな値付
けをすべきか否かを、競り手が入力した競りに関する情
報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づいて
任意の時点で判断し、新たな値付けをすべき場合、新た
な値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前
記新たな値付けをする方法。 (12)通信ネットワークを介してアクセス可能なオン
ライン競売においてソフトウェア・エージェントを通じ
て競りを行なうシステムであって、競りに関する情報を
競り手から受け取ると共に、前記エージェントを支援す
る手段を備え、前記エージェントは、始めに、前記競り
に関する情報および少なくとも1つの競売の現在の状態
に従って、値付けをすべき複数の競売を選択し、前記複
数の競売で値付けをし、前記エージェントは、1つの競
売で競り負けているとき、新たな値付けをすべきか否か
を、前記競りに関する情報および少なくとも1つの競売
の現在の状態に基づいて自ら判断し、新たな値付けをす
べき場合、前記新たな値付けをすべき競売を選択し、前
記選択した競売で前記新たな値付けをするシステム。 (13)前記エージェントが値付けをする少なくとも1
つの競売が異なったオンライン競売サイトに位置してい
る、上記(12)に記載のシステム。 (14)前記エージェントが値付けをする競売は、同一
の時刻に競りを閉めるように予定されている、上記(1
2)または上記(13)に記載のシステム。 (15)前記競売が同一の時刻に競りを開始する、上記
(14)に記載のシステム。 (16)前記競り手から受け取る前記競りに関する情報
が、前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売
の特定のリストと、前記エージェントが様々な競売で値
付けをすることのできる付け値に課した特定の限界値
と、前記エージェントが任意の時点でもつことのできる
同時に未決の競りの数に課した特定の限界値と、前記エ
ージェントが任意の時点でもつことのできる同時に未決
のすべての付け値の合計に課した特定の限界値と、前記
エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新たな値
付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けをすべ
きかを任意の時点で判断するための特定の規則とから成
る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでいる、
上記(12)または上記(14)に記載のシステム。 (17)前記特定の規則が、始めであるか競り負けてい
るときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の剰
余が非負で最大化するように、前記エージェントが値付
けをすべき競売を選択すること、という規定を含み、前
記競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および付
け値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣価
値から成る、上記(16)に記載のシステム。 (18)前記特定の規則が、始めであるか競り負けてい
るときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の収
益率が非負で最大化するように、前記エージェントが値
付けをすべき競売を選択すること、という規定を含み、
前記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値およ
び付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣
価値対前記現在の付け値の比から成る、上記(16)に
記載のシステム。 (19)前記競りの前記現在の競り手の収益率が、さら
に、競り手が指定した最小限界値を超えている必要があ
る、上記(18)に記載のシステム。 (20)前記競売が競り手に売る競り上がり競売であ
り、前記エージェントが値付けをすることのできる付け
値に課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、
前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
に未決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界
値が最大許容値から成り、競りに対する前記現在の競り
手の剰余は、特定の競売について、前記競り手が指定し
た最大許容値から新たに算出した付け値を減算すること
により前記エージェントが算出するものである、上記
(17)または上記(18)に記載のシステム。 (21)前記競売が競り手から買う競り下がり競売であ
り、前記エージェントが値付けすることのできる付け値
に課された前記特定の限界値が最小許容値から成り、競
りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売につ
いて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定した
最小許容値を減算することにより前記エージェントが算
出するものである、上記(17)または上記(18)に
記載のシステム。 (22)オンライン競売を運営するシステムであって、
競売に対する申込を少なくとも1つの選択したグループ
に整理するする計算手段と、前記少なくとも1つの選択
したグループのうちの同一のグループに属すすべての競
売に同時に競りを閉めるように制約を課す計算手段と、
前記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手
を代理するソフトウェア・エージェントを誘う計算手段
とを備え、前記ソフトウェア・エージェントは、新たな
値付けをすべきか否かを、競り手が入力した競りに関す
る情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づ
いて任意の時点で判断し、新たな値付けをすべき場合、
新たな値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売
で前記新たな値付けをするシステム。 (23)通信ネットワークを介してアクセス可能なオン
ライン競売においてソフトウェア・エージェントを通じ
て競りを行なうコンピュータ・プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な媒体から成るコンピュータ・
プログラム製品であって、前記エージェントが、始めに
競りに関する情報を競り手から受け取るコンピュータ・
プログラム・コード手段と、前記エージェントが、前記
競りに関する情報および少なくとも1つの競売の現在の
状態に従って、値付けをすべき複数の競売を選択し、前
記複数の競売で値付けをするコンピュータ・プログラム
・コード手段と、前記エージェントが、1つの競売で競
り負けているとき、新たな値付けをすべきか否かを、前
記競りに関する情報および少なくとも1つの競売の現在
の状態に基づいて自ら判断し、新たな値付けをすべき場
合、前記新たな値付けをすべき競売を選択し、前記選択
した競売で前記新たな値付けをするコンピュータ・プロ
グラム・コード手段とを備えたコンピュータ・プログラ
ム製品。 (24)前記エージェントが値付けをする少なくとも1
つの競売が異なったオンライン競売サイトに位置してい
る、上記(23)に記載のコンピュータ・プログラム製
品。 (25)前記エージェントが値付けをする競売は、同一
の時刻に競りを閉めるように予定されている、上記(2
3)または上記(24)に記載のコンピュータ・プログ
ラム製品。 (26)前記競売が同一の時刻に競りを開始する、上記
(25)に記載のコンピュータ・プログラム製品。 (27)前記競り手から受け取る前記競りに関する情報
が、前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売
の特定のリストと、前記エージェントが様々な競売で値
付けをすることのできる付け値に課した特定の限界値
と、前記エージェントが任意の時点でもつことのできる
同時に未決の競りの数に課した特定の限界値と、前記エ
ージェントが任意の時点でもつことのできる同時に未決
のすべての付け値の合計に課した特定の限界値と、前記
エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新たな値
付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けをすべ
きかを任意の時点で判断するための特定の規則とから成
る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでいる、
上記(23)または上記(25)に記載のコンピュータ
・プログラム製品。 (28)前記特定の規則が、始めであるか競り負けてい
るときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の剰
余が非負で最大化するように、前記エージェントが値付
けをすべき競売を選択すること、という規定を含み、前
記競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および付
け値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣価
値から成る、上記(27)に記載のコンピュータ・プロ
グラム製品。 (29)前記特定の規則が、始めであるか競り負けてい
るときであるかを問わず、前記競りの現在の競り手の収
益率が非負で最大化するように、前記エージェントが値
付けをすべき競売を選択すること、という規定を含み、
前記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値およ
び付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣
価値対前記現在の付け値の比から成る、上記(27)に
記載のコンピュータ・プログラム製品。 (30)前記競りの前記現在の競り手の収益率が、さら
に、競り手が指定した最小限界値を超えている必要があ
る、上記(29)に記載のコンピュータ・プログラム製
品。 (31)前記競売が競り手に売る競り上がり競売であ
り、前記エージェントが値付けをすることのできる付け
値に課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、
前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
に未決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界
値が最大許容値から成り、競りに対する前記現在の競り
手の剰余は、特定の競売について、前記競り手が指定し
た最大許容値から新たに算出した付け値を減算すること
により前記エージェントが算出するものである、上記
(28)または上記(29)に記載のコンピュータ・プ
ログラム製品。 (32)前記競売が競り手から買う競り下がり競売であ
り、前記エージェントが値付けすることのできる付け値
に課された前記特定の限界値が最小許容値から成り、競
りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売につ
いて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定した
最小許容値を減算することにより前記エージェントが算
出するものである、上記(28)または上記(29)に
記載のコンピュータ・プログラム製品。 (33)オンライン競売を運営するコンピュータ・プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体から
成るコンピュータ・プログラム製品であって、競売に対
する申込を少なくとも1つの選択したグループに整理す
るするコンピュータ・プログラム・コード手段と、前記
少なくとも1つの選択したグループのうちの同一のグル
ープに属すすべての競売に同時に競りを閉めるように制
約を課すコンピュータ・プログラム・コード手段と、前
記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手を
代理するソフトウェア・エージェントを誘うコンピュー
タ・プログラム・コード手段とを備え、前記ソフトウェ
ア・エージェントは、新たな値付けをすべきか否かを、
競り手が入力した競りに関する情報および少なくとも1
つの競売の現在の状態に基づいて任意の時点で判断し、
新たな値付けをすべき場合、新たな値付けをすべき競売
を選択し、前記選択した競売で前記新たな値付けをする
コンピュータ・プログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの競売サイトにおける複数の同時競売に
代理値付けエージェントがどのように参加するのかを示
すブロック図である。
【図2】 複数の競売サイトにおける複数の同時競売に
代理値付けエージェントがどのように参加するのかを示
すブロック図である。
【図3】 複数の独立した同時競売に参加するためにソ
フトウェア・ベースの代理値付けエージェントが実行す
るアルゴリズムのフローチャートを示す図である。
【図4】 競売の初期選択および競り手剰余を最大化す
る方針による値付けのフローチャートを示す図である。
【図5】 動的競売選択および競り手剰余を最大化する
方針による値付けのフローチャートを示す図である。
【図6】 競売の初期選択および競り手収益率を最大化
する方針による値付けのフローチャートを示す図であ
る。
【図7】 動的競売選択および競り手収益率を最大化す
る方針による値付けのフローチャートを示す図である。
【図8】 本発明の実施形態を実現することのできる典
型的なコンピュータ・システムを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
800…コンピュータ・システム、810…画像表示装
置、820…インターネット、830…入力装置、83
2…入力装置、840…通信チャネル、850…コンピ
ュータ、860…画像インタフェース、862…記憶装
置、864…I/Oインタフェース、866…制御モジ
ュール、870…メモリ、872…I/Oインタフェー
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラフル・ガルグ インド国 ユー・ピー 201009、ガジアバ ッド、モデル タウン ウエスト 27

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークを介してアクセス可能な
    オンライン競売においてソフトウェア・エージェントを
    通じて競りを行なう方法であって、 前記エージェントが、始めに競りに関する情報を競り手
    から受け取るステップと、 前記エージェントが、前記競りに関する情報および少な
    くとも1つの競売の現在の状態に従って、値付けをすべ
    き複数の競売を選択し、前記複数の競売で値付けをする
    ステップと、 前記エージェントが、1つの競売で競り負けていると
    き、新たな値付けをすべきか否かを、前記競りに関する
    情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づい
    て自ら判断し、新たな値付けをすべき場合、前記新たな
    値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記
    新たな値付けをするステップとを備えた方法。
  2. 【請求項2】前記エージェントが値付けをする少なくと
    も1つの競売が異なったオンライン競売サイトに位置し
    ている、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記エージェントが値付けをする競売は、
    同一の時刻に競りを閉めるように予定されている、請求
    項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記競売が同一の時刻に競りを開始する、
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記競り手から受け取る前記競りに関する
    情報が、 前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売の特
    定のリストと、 前記エージェントが様々な競売で値付けをすることので
    きる付け値に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決の競りの数に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に課した特定の限界値
    と、 前記エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新た
    な値付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けを
    すべきかを任意の時点で判断するための特定の規則とか
    ら成る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでい
    る、請求項1または請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の剰余が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および
    付け値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣
    価値から成る、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の収益率が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値およ
    び付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣
    価値対前記現在の付け値の比から成る、請求項5に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】前記競りの前記現在の競り手の収益率が、
    さらに、競り手が指定した最小限界値を超えている必要
    がある、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記競売が競り手に売る競り上がり競売で
    あり、 前記エージェントが値付けをすることのできる付け値に
    課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界
    値が最大許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余は、特定の競売に
    ついて、前記競り手が指定した最大許容値から新たに算
    出した付け値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項6または請求項7に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】前記競売が競り手から買う競り下がり競
    売であり、 前記エージェントが値付けすることのできる付け値に課
    された前記特定の限界値が最小許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売に
    ついて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定し
    た最小許容値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項6または請求項7に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】オンライン競売を運営する方法であっ
    て、 競売に対する申込を少なくとも1つの選択したグループ
    に整理するするステップと、 前記少なくとも1つの選択したグループのうちの同一の
    グループに属すすべての競売に同時に競りを閉めるよう
    に制約を課すステップと、 前記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手
    を代理するソフトウェア・エージェントを誘うステップ
    とを備え、 前記ソフトウェア・エージェントは、新たな値付けをす
    べきか否かを、競り手が入力した競りに関する情報およ
    び少なくとも1つの競売の現在の状態に基づいて任意の
    時点で判断し、新たな値付けをすべき場合、新たな値付
    けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記新た
    な値付けをする方法。
  12. 【請求項12】通信ネットワークを介してアクセス可能
    なオンライン競売においてソフトウェア・エージェント
    を通じて競りを行なうシステムであって、 競りに関する情報を競り手から受け取ると共に、前記エ
    ージェントを支援する手段を備え、 前記エージェントは、始めに、前記競りに関する情報お
    よび少なくとも1つの競売の現在の状態に従って、値付
    けをすべき複数の競売を選択し、前記複数の競売で値付
    けをし、 前記エージェントは、1つの競売で競り負けていると
    き、新たな値付けをすべきか否かを、前記競りに関する
    情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づい
    て自ら判断し、新たな値付けをすべき場合、前記新たな
    値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記
    新たな値付けをするシステム。
  13. 【請求項13】前記エージェントが値付けをする少なく
    とも1つの競売が異なったオンライン競売サイトに位置
    している、請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】前記エージェントが値付けをする競売
    は、同一の時刻に競りを閉めるように予定されている、
    請求項12または請求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】前記競売が同一の時刻に競りを開始す
    る、請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】前記競り手から受け取る前記競りに関す
    る情報が、 前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売の特
    定のリストと、 前記エージェントが様々な競売で値付けをすることので
    きる付け値に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決の競りの数に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に課した特定の限界値
    と、 前記エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新た
    な値付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けを
    すべきかを任意の時点で判断するための特定の規則とか
    ら成る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでい
    る、請求項12または請求項14に記載のシステム。
  17. 【請求項17】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の剰余が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および
    付け値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣
    価値から成る、請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の収益率が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値およ
    び付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣
    価値対前記現在の付け値の比から成る、請求項16に記
    載のシステム。
  19. 【請求項19】前記競りの前記現在の競り手の収益率
    が、さらに、競り手が指定した最小限界値を超えている
    必要がある、請求項18に記載のシステム。
  20. 【請求項20】前記競売が競り手に売る競り上がり競売
    であり、 前記エージェントが値付けをすることのできる付け値に
    課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界
    値が最大許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余は、特定の競売に
    ついて、前記競り手が指定した最大許容値から新たに算
    出した付け値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項17または請求項18に記
    載のシステム。
  21. 【請求項21】前記競売が競り手から買う競り下がり競
    売であり、 前記エージェントが値付けすることのできる付け値に課
    された前記特定の限界値が最小許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売に
    ついて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定し
    た最小許容値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項17または請求項18に記
    載のシステム。
  22. 【請求項22】オンライン競売を運営するシステムであ
    って、 競売に対する申込を少なくとも1つの選択したグループ
    に整理するする計算手段と、 前記少なくとも1つの選択したグループのうちの同一の
    グループに属すすべての競売に同時に競りを閉めるよう
    に制約を課す計算手段と、 前記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手
    を代理するソフトウェア・エージェントを誘う計算手段
    とを備え、 前記ソフトウェア・エージェントは、新たな値付けをす
    べきか否かを、競り手が入力した競りに関する情報およ
    び少なくとも1つの競売の現在の状態に基づいて任意の
    時点で判断し、新たな値付けをすべき場合、新たな値付
    けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記新た
    な値付けをするシステム。
  23. 【請求項23】通信ネットワークを介してアクセス可能
    なオンライン競売においてソフトウェア・エージェント
    を通じて競りを行なうコンピュータ・プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な媒体から成るコンピュ
    ータ・プログラム製品であって、 前記エージェントが、始めに競りに関する情報を競り手
    から受け取るコンピュータ・プログラム・コード手段
    と、 前記エージェントが、前記競りに関する情報および少な
    くとも1つの競売の現在の状態に従って、値付けをすべ
    き複数の競売を選択し、前記複数の競売で値付けをする
    コンピュータ・プログラム・コード手段と、 前記エージェントが、1つの競売で競り負けていると
    き、新たな値付けをすべきか否かを、前記競りに関する
    情報および少なくとも1つの競売の現在の状態に基づい
    て自ら判断し、新たな値付けをすべき場合、前記新たな
    値付けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記
    新たな値付けをするコンピュータ・プログラム・コード
    手段とを備えたコンピュータ・プログラム製品。
  24. 【請求項24】前記エージェントが値付けをする少なく
    とも1つの競売が異なったオンライン競売サイトに位置
    している、請求項23に記載のコンピュータ・プログラ
    ム製品。
  25. 【請求項25】前記エージェントが値付けをする競売
    は、同一の時刻に競りを閉めるように予定されている、
    請求項23または請求項24に記載のコンピュータ・プ
    ログラム製品。
  26. 【請求項26】前記競売が同一の時刻に競りを開始す
    る、請求項25に記載のコンピュータ・プログラム製
    品。
  27. 【請求項27】前記競り手から受け取る前記競りに関す
    る情報が、 前記エージェントが参加を限定すべき限定先の競売の特
    定のリストと、 前記エージェントが様々な競売で値付けをすることので
    きる付け値に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決の競りの数に課した特定の限界値と、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に課した特定の限界値
    と、 前記エージェントが新たな値付けをすべきか否か、新た
    な値付けをすべき場合、どの競売に前記新たな値付けを
    すべきかを任意の時点で判断するための特定の規則とか
    ら成る群から選択した少なくとも1つの制約を含んでい
    る、請求項23または請求項25に記載のコンピュータ
    ・プログラム製品。
  28. 【請求項28】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の剰余が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の剰余は、現在の付け値および
    付け値に課された前記特定の限界値から算出された貨幣
    価値から成る、請求項27に記載のコンピュータ・プロ
    グラム製品。
  29. 【請求項29】前記特定の規則が、 始めであるか競り負けているときであるかを問わず、前
    記競りの現在の競り手の収益率が非負で最大化するよう
    に、前記エージェントが値付けをすべき競売を選択する
    こと、という規定を含み、 前記競りの現在の競り手の収益率は、現在の付け値およ
    び付け値に課された前記特定の限界値から算出した貨幣
    価値対前記現在の付け値の比から成る、請求項27に記
    載のコンピュータ・プログラム製品。
  30. 【請求項30】前記競りの前記現在の競り手の収益率
    が、さらに、競り手が指定した最小限界値を超えている
    必要がある、請求項29に記載のコンピュータ・プログ
    ラム製品。
  31. 【請求項31】前記競売が競り手に売る競り上がり競売
    であり、 前記エージェントが値付けをすることのできる付け値に
    課された前記特定の限界値が最大許容値から成り、 前記エージェントが任意の時点でもつことのできる同時
    に未決のすべての付け値の合計に対する前記特定の限界
    値が最大許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余は、特定の競売に
    ついて、前記競り手が指定した最大許容値から新たに算
    出した付け値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項28または請求項29に記
    載のコンピュータ・プログラム製品。
  32. 【請求項32】前記競売が競り手から買う競り下がり競
    売であり、 前記エージェントが値付けすることのできる付け値に課
    された前記特定の限界値が最小許容値から成り、 競りに対する前記現在の競り手の剰余が、特定の競売に
    ついて、新たに算出した付け値から前記競り手が指定し
    た最小許容値を減算することにより前記エージェントが
    算出するものである、請求項28または請求項29に記
    載のコンピュータ・プログラム製品。
  33. 【請求項33】オンライン競売を運営するコンピュータ
    ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒
    体から成るコンピュータ・プログラム製品であって、 競売に対する申込を少なくとも1つの選択したグループ
    に整理するするコンピュータ・プログラム・コード手段
    と、 前記少なくとも1つの選択したグループのうちの同一の
    グループに属すすべての競売に同時に競りを閉めるよう
    に制約を課すコンピュータ・プログラム・コード手段
    と、 前記競売のうちの少なくとも1つにおける競りに競り手
    を代理するソフトウェア・エージェントを誘うコンピュ
    ータ・プログラム・コード手段とを備え、 前記ソフトウェア・エージェントは、新たな値付けをす
    べきか否かを、競り手が入力した競りに関する情報およ
    び少なくとも1つの競売の現在の状態に基づいて任意の
    時点で判断し、新たな値付けをすべき場合、新たな値付
    けをすべき競売を選択し、前記選択した競売で前記新た
    な値付けをするコンピュータ・プログラム製品。
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