JP2002108912A - 検索システムおよび検索方法 - Google Patents

検索システムおよび検索方法

Info

Publication number
JP2002108912A
JP2002108912A JP2000338365A JP2000338365A JP2002108912A JP 2002108912 A JP2002108912 A JP 2002108912A JP 2000338365 A JP2000338365 A JP 2000338365A JP 2000338365 A JP2000338365 A JP 2000338365A JP 2002108912 A JP2002108912 A JP 2002108912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
search
keyword
registered
information
verb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000338365A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritake Akiyama
典丈 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2000338365A priority Critical patent/JP2002108912A/ja
Publication of JP2002108912A publication Critical patent/JP2002108912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索のキーワードを単純化すると共に、キー
ワードの類似度を情報の登録者が入力した複数のキーワ
ード間の関連性から決定することで、的確な類義語で検
索できる検索システムを提供する。 【解決手段】 登録者が登録したい情報を、第1のキー
ワード1と第2のキーワード2からなる文節の形式で、
1以上登録する登録手段と、登録された情報の内から共
通の第1のキーワード1と共に登録された異なる第2の
キーワード2同士を結びつけるための所定の重み付けを
行い、これに基づいて関連性を決定し記憶する記憶手段
と、検索者が検索したい情報を、第3のキーワード3と
第4のキーワード4からなる文節の形式で指定し、指定
されたキーワードとの関連性に基づいて類似するキーワ
ードを選択し、選択されたキーワードを用いて検索を実
行し検索結果を表示する検索手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやネ
ットワーク上で検索者が所望の製品、サービスなどを検
索する際に利用される検索システムに関するものであ
り、特に、検索を「『○○○』を『○○○』する」とい
う書式で単純化することによりそれぞれのキーワード同
士に関連付けを持たせ、類義語を的確に検知する検索シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット技術の急速な発達
と普及により、いわゆるIT産業を中心としてビジネス
界にも大きな変化が生じている。特に従来型の商業シス
テムとは異質なマーケットである電子商取引、いわゆる
eコマースの注目が高まっており、この新たな市場に参
入するビジネスチャンスとして各分野で積極的な取り組
みが進んでいる。またこれに応じてインターネット上で
の情報発信の必要性、例えば業務内容の説明や商品、サ
ービスの宣伝など的確な広報活動の必要性が高まってい
る。
【0003】一方で、インターネットの急激な普及によ
り情報が氾濫する結果となり、必要な情報が発見しにく
い状況となっている。このため、的確な情報を検索する
ための検索システムの要望が高まっている。例えばya
hoo!、Infoseek、exciteなどの検索
サービスは、インターネットにおける代表的なサーチエ
ンジンとして活用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現状で
は、このようなサーチエンジンでは的確な情報を検索す
ることが困難である。いわゆるキーワード検索と呼ばれ
る方法では、検索者が必要とする情報に関するキーワー
ドを入力することにより、当該キーワードに合致する情
報が検索結果としてリストされることになる。しかし、
この方法では必ずしも必要な情報が得られるとは限らな
い。それは、情報検索の基となるキーワードがサーチエ
ンジン側の登録者の基準により登録されており、それが
必ずしも検索者の要求と一致しないからである。例え
ば、木材を切る装置を検索したい検索者が「木材」をキ
ーワードとして入力すると、木材の試験場の情報や市場
動向、木材で作った家の紹介や個人の日記など、木材を
切る装置と無関係ないわゆるノイズが検索結果として多
く表示される。
【0005】この場合、例えば「木材」と「装置」を含
むものとしてキーワードを詳細に指定する方法も考えら
れるが、この方法は適切なキーワードを指定することが
容易でなく、かなりの修練を要する。キーワードの登録
はあくまでも登録者側の設定に依るため、これを的確に
予想する必要があるからである。一般にどのようなキー
ワードが設定されているかを検索者側で知ることができ
ない。必ずしも「木材」を切る「装置」として登録され
ているとは限らず、例えば「この機械は合板を迅速に切
断できます」といった形で登録されているかもしれな
い。サーチエンジンへの登録の仕方は様々であるが、登
録申請者の主観によって行われることが多い。したがっ
て、キーワードの登録者側で統一された基準に則った設
定がされていないと、同一の装置であってもキーワード
が異なってしまい、同時に検索できないこととなる。現
実には、登録者側が自由にキーワードを設定できる結
果、同一類似の検索対象であってもそれについて登録さ
れたキーワードは統一がなく個々にバラバラなものとな
り、検索者の意図と異なってしまう状況が多く発生して
いる。
【0006】また、コンピュータ側が自ら検索して情報
を自動的に収集するいわゆるロボット型のサーチエンジ
ンでは、一般に多くの検索結果が表示されるためヒット
する確率は高くなる反面、無関係な情報でもヒットする
確率も高くなるため、検索結果が膨大になる傾向があ
る。キーワードの収集基準がコンピュータ側の設定とな
るため、検索させたくない無関係なキーワードも取り込
まれる結果となり、よりノイズが多くなってしまうから
である。このため、検索者は膨大な検索結果の中から必
要な情報をさらに探す必要があり、煩雑で使い勝手が悪
いという問題がある。
【0007】サーチエンジンによっては、シソーラス
(類義語辞書)を持つことにより検索者の指定したキー
ワードに類似する語句も検索することができるようにな
っているものがある。このようなサーチエンジンでは、
最適なキーワードを推定する作業をサーチエンジン側が
負担してくれるため、キーワードの指定がある程度容易
になる。しかしながらこの方法でも、シソーラスがどの
ような観点から編纂されているかによって類義語となる
かどうかが決まるため、必ずしも検索者の要求と一致し
ているとは限らないという欠点がある。シソーラスの作
成においては、用語自体の持つ意味や性質から類義語を
決定しているようである。しかしながら、現実に検索を
行う際、用語が類似するかどうかは単語それ自体で決ま
る一定不変のものでなく、使用する状況に応じて類似す
るかどうかが変わるものであると考えられる。
【0008】ここでは簡単のため、名詞「紙」と「チー
ズ」について考えてみる。紙とチーズとでは性質が異な
るため、通常のシソーラスの考え方からすれば類似して
いるとは考えられない。しかし、物を切る道具(例えば
ナイフ)を探しているとして、この道具が切る対象と考
えた場合は、紙もチーズも切られる対象として同列に扱
うことができるので、この意味では類似していると捕ら
えることができる。物を切る道具を探している側からす
れば、紙を切る装置もチーズを切る装置も同じ切るとい
う用途で関連しているので、検索結果として共に表示さ
れるような方式は望ましいといえる。このように、状況
によって、言い換えれば検索者の意図(ここでは用途)
に基づいて類似もしくは関連するかどうかを決定するこ
とが、検索者の意図する物を検索するという意味では効
果的と思われる。本発明は、このような観点に基づいて
なされたものである。本発明の目的は、検索語と関連す
る類義語の選択に、その言葉のみでなく他の言葉との関
連から類似性を決定することで、所望の検索結果を表示
させる検索システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
する検索システムは、登録者が予め登録した複数の情報
の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索
するための検索システムに関するものである。具体的に
は、本発明の検索システムは登録者が登録したい登録対
象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワー
ドからなる文節の形式で、一の登録対象につき一以上登
録する登録手段と、登録された情報の内から共通の第1
のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード
同士を結びつけるための所定の重み付けを行い、これに
基づいて登録されたキーワード同士の関連性を決定し記
憶する記憶手段と、検索者が検索したい検索対象に関す
る情報を、第3のキーワードと第4のキーワードからな
る文節の形式で検索条件として指定し、第1のキーワー
ドと第3のキーワードが、第2のキーワードと第4のキ
ーワードがそれぞれ対応しており、検索者に指定された
第3、第4のキーワードと予め登録された第1、第2の
キーワードとの関連性に基づいて、指定されたキーワー
ドと類似する登録されたキーワードを選択し、選択され
たキーワードを用いて検索を実行し検索結果を表示する
検索手段とを有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の請求項2に記載される検
索システムは、登録対象および検索対象に関する情報を
示す文節が、登録対象および検索対象によって為される
行為を示す第1および第3のキーワードと、上記行為の
対象となる対象物を示す第2および第4のキーワードか
らなる。
【0011】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る検索システムは、登録対象および検索対象に関する情
報を示す文節が、登録対象および検索対象の機能を述べ
た文節であって、当該機能の目的を示す目的語に相当す
る第1および第3のキーワードと、当該機能を示す動詞
に相当する第2および第4のキーワードからなる。
【0012】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る検索システムは、同一の登録対象に関して、異なるキ
ーワードを繰り返し登録できることを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明の請求項5に記載され
る検索システムは、複数の異なる第2のキーワードが繰
り返し登録できることを特徴とする。
【0014】さらにまた、本発明の請求項6に記載され
る検索システムは、登録されたキーワード同士の関連性
を判別する条件が、第1のキーワード毎にデータベース
を設けて共通の第1のキーワードと共に登録された異な
る第2のキーワード同士に所定の値を付加することで関
連性を持たせ、この値から所定の計算式に基づいて類似
度を算出し、所定の閾値を越える類似度を有するキーワ
ードを類似と判定することを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明の請求項7に記載され
る検索システムは、第1のキーワード毎に設けられたデ
ータベースは、第2のキーワードを複数登録しており、
第1の登録対象に対し複数登録された情報について、第
1のキーワードに対して繰り返し入力により複数の第2
のキーワードが入力された場合、各第2のキーワードに
対し等価の重み付けを与え、さらに第2の登録対象につ
いて、上記第1の登録対象と共通の第1、第2のキーワ
ードが入力された場合、上記第1の登録対象と第2の登
録対象の関連性を示す重み付けを上記共通の第2のキー
ワードに与えることを特徴とする。
【0016】さらにまた、本発明の請求項8に記載され
る検索システムは、予め作成されたキーワード同士の類
似度を示す類義語辞書を使用して、第2のデータベース
で選択された検索キーワードに加えて、類義語辞書に登
録された類義語もキーワードとして検索することを特徴
とする。
【0017】さらにまた、本発明の請求項9に記載され
る検索システムは、登録者が予め登録した物、サービス
等の登録対象に関する複数の情報の中から検索者が所望
の情報を検索するためのコンピュータ上で実行する検索
システムに関するものである。具体的には、本発明の検
索システムにおいては登録者は登録したい登録対象の情
報を「[第1の対象物]を[第1の動詞]する」という
書式で、第1の対象物と第1の動詞からなる用途として
同一の登録対象につき1以上の用途を登録し、登録され
た用途について第1の動詞毎に類似度設定テーブルを作
成し、同時に登録された第1の対象物につき所定の値を
付加して同一の類似度設定テーブルに含まれる第1の対
象物同士の類似度を決定し、検索者は検索したい情報に
ついて、「[第2の対象物]を[第2の動詞]する」と
いう書式で、第2の対象物と第2の動詞からなる用途と
して検索条件を指定し、検索システム側で第2の動詞に
対応する類似度設定テーブルの中から第2の対象物との
類似度が所定の閾値を越える対象物を抽出し、これらを
検索キーワードとして検索を実行する。
【0018】さらにまた、本発明の請求項10に記載さ
れる検索方法は、登録者が予め登録した複数の情報の中
から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索する
検索方法に関するものである。本発明の検索方法では、
登録者は登録したい登録対象に関する情報を、第1のキ
ーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、1
の検索対象に関する登録情報を1以上登録し、登録され
たキーワード同士は所定の条件に従って関連付けを持た
せて記憶され、検索者は検索したい検索対象に関する情
報について、第3のキーワードと第4のキーワードから
なる文節の形式で検索条件を指定し、検索者に指定され
たキーワードと予め登録されたキーワードとの関連付け
に基づいて、指定されたキーワードと類似する登録され
たキーワードが選択され、選択されたキーワードを用い
て検索を実行し検索結果として表示することを特徴とす
る。
【0019】さらにまた、本発明の請求項11に記載さ
れる検索方法は、検索者が所望の検索対象に関する情報
をコンピュータ上で検索する検索方法であって、検索者
が所望の所望の検索対象を指定するために、検索対象に
よって為される行為を示す第1のキーワードと、上記行
為を為す対象物を示す第2のキーワードの入力を促す画
面をコンピュータ上に表示する工程と、コンピュータか
ら入力された第1および第2のキーワードを、複数のキ
ーワードを収録してなる第1のデータベースと、第1お
よび第2のキーワードによって特定される検索対象の候
補群から構成される第2のデータベースとが記録されて
いるサーバーに送信する工程と、送信された第1および
第2のキーワードに基づいて第1のデータベースから関
連する情報を検索し、かつ第1のキーワードに関連する
第2のキーワードを抽出すると共に、上記第2のキーワ
ードと類似すると判断された第2のキーワードを選択
し、選択された第2のキーワードに関連する検索対象を
第2のデータベース中から抽出し、これらの結果をコン
ピュータ上に表示する工程を含む検索方法である。
【0020】さらにまた、本発明の請求項12に記載さ
れる検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第
2のキーワードに類似すると判断されたキーワードを表
示すると共に、さらに上記類似するキーワードを含めた
検索の実行が可能な表示を含む。
【0021】さらにまた、本発明の請求項13に記載さ
れる検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第
2のキーワードの類義語を決定するために設定される所
定の類似度を表示すると共に、上記類似度を変更して検
索可能な入力表示を含む。
【0022】以上のように本発明の検索システムおよび
検索方法は、インターネットのウェブサイト上など主に
ネットワーク接続された端末から必要な情報を検索する
手段に関するものである。検索対象となる情報は、商品
やサービスの売り込みを希望する第一の登録者により入
力される情報を登録してデータベース化する。一方で自
らが望む商品を検索したい第二の登録者、すなわち検索
者が上記データベースを検索する際は、この者が指定し
た用語に該当するデータに加えて、上記用語と類似する
関連語としてデータベースで設定されているデータも抽
出させる。これによって検索結果としてノイズを抑えつ
つ、検索用語に関連すると思われるデータを表示させる
システムを実現する。具体的には、検索対象の特定を用
途の形式で指定することで、検索用語をシンプルにする
とともに、検索用語の類似判断をサーチエンジン構築者
側でなくユーザ側の情報に基づいて行う。つまり、ユー
ザ側が認識した用途から用語同士の結び付きを記録し、
これに基づいて類似度を設定していくものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための検索システム
を例示するものであって、本発明は検索システムを以下
のものに特定しない。
【0024】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0025】本発明の検索システムおよび検索方法は、
検索システム側が検索対象となる情報を自ら収集するだ
けでなく、検索対象となる情報を検索システムに登録し
たいと希望する者が自発的に情報を登録し、これらの登
録情報に基づいて検索を実行するものである。全体の流
れとしては、まず検索システムに登録したい検索対象に
関する情報を登録者が所定の登録情報入力画面から入力
して登録する。次に検索システム側で、検索対象の類似
度を判定するための第2のデータベース8を、入力情報
に基づいて作成する。そして、検索者は検索したい対象
に関する情報を入力し、入力されたキーワードに対し検
索システムはこれと類似すると思われる登録キーワード
を第2のデータベース8に基づいて選択し、検索を実行
して検索結果を表示する。以下、本発明の一実施例につ
いて、登録者が情報を登録するための用途登録の工程
と、登録された言葉の類似度を判定する第2のデータベ
ース8の作成工程と、検索者が情報を検索する用途検索
工程の3つに大きく分けて説明する。
【0026】[用途登録]検索システムに被検索対象に
関する情報を登録したい登録者が、登録情報を入力する
行程を、図1に示すフローチャートおよび図2〜9に示
す画面イメージに基づいて説明する。以下の登録作業は
図2〜9等に示すように、コンピュータのモニター、デ
ィスプレイなどの表示画面上で、ウィザード形式により
行う。ウィザード形式とは、質問に対して応答していく
ことにより必要な情報を自動的に登録する手法である。
各入力画面に「○○○を入力して下さい」等のメッセー
ジが画面上に表示されるので、これに答えるようにして
登録者は必要な情報を記入していく。
【0027】各画面にはボタンが設けられており、例え
ば「次へ」と表示されたボタンを押すと、次の画面へと
進むことができる。ボタンを押すとは、例えばマウスを
使用したGUI方式では、ウィンドウのボタンの部分に
マウスのカーソルを合わせ、マウスの左ボタンをクリッ
クすることを指す。あるいはキーボード入力が可能な場
合は、ENTERキーを押すことでも実行できる。一方
「戻る」ボタンを押すと、直前の画面に戻ることができ
る。これにより、以前に入力した内容の確認や訂正を容
易に行うことができる。
【0028】[ステップS1]まず、基本情報を入力す
る(S1)。ここでは図2に示すように、会社名や装置
名等の情報を指示に従って入力していく。図2に示す例
では、まず会社名などの一般情報を入力させ、これが完
了してから具体的な商品の情報入力画面に進む。図2〜
図4に例示した表示画面は、企業情報の登録画面として
一枚で構成されており、登録者側のコンピュータ画面で
表示しきれない場合は画面をスクロールさせて表示させ
る。
【0029】一般情報として入力するのは、図2に示す
ような登録者の企業情報、部署情報、受託スキルなどで
ある。この例では、登録者の企業情報としてメールアド
レス(IDを兼ねる)、パスワード、ニックネーム、登
録コード、会社名、区分、事業所名、郵便番号他会社所
在地、ホームページのURL、主要取引先、画像デー
タ、会社規模、年間売上高、販売形態、希望取引先所在
地等の項目をリストしている。項目に応じて必須の入力
項目であることを示す「必須」マークが表示される。な
お、入力させる情報はこれらに限られるものでない。
【0030】さらに部署情報として、登録者の登録ペー
ジを管理する管理者のデータを入力する。この例では受
託スキル、部署名、電話およびファクシミリ番号、登録
者の氏名、役職区分、生年月日、電子メールへの通知、
メールマガジンの購読、職種分類、キーワードなどをリ
スとしている。
【0031】さらに受託スキルとして、各分野毎に例え
ば機械の種類や主な業界、機械名や納入先などの詳細
を、図3のように列挙している。さらにまた、商品登録
として図4に示すように登録を希望する代表的な商品の
商品名、型番・ブランド名、第一分類、第二分類、主な
業界、納期、価格などの情報を入力する。必要に応じて
画像データも登録できるので、商品をイメージで確認で
きる。これらの入力が完了後、「保存して次へ」ボタン
を押すと図5の商品登録画面に進む。また「保存して終
了」ボタンを押すと、商品登録を行わず企業情報の入力
のみで終了する。また「終了」ボタンを押すと、入力内
容を保存しないで終了する。
【0032】なお、会社名等の登録は、初回登録時に一
度だけ行えば良い。初回登録時にIDとパスワードを登
録しておき、次回ログインしたときはこのIDとパスワ
ードを入力することで登録ユーザーであることを認証で
きる。cookieを使えば、パスワードを端末側コン
ピュータに記憶させることもできる。したがって、2回
目以降は上述の登録をスキップして、以下の商品情報入
力画面に直接進むことができる。
【0033】図5に、具体的な商品の情報入力画面を示
す。図5に示す商品登録画面では、登録したい商品に関
する基本情報を入力する。図5の例では、登録したい商
品の名称、PR、価格などの情報を画面から入力でき、
さらに作品(画像)欄では商品のイメージ画像をアップ
ロードすることができる。図5で入力される情報は、第
1のデータベース7に検索対象情報として記録される。
【0034】この画面では、「保存して繰り返し入力」
ボタンを押すと、新たな図5の画面になり別の商品を登
録できる。「保存して終了」ボタンを押すと、図6の用
途登録画面に進む。また「終了」ボタンを押すと、入力
内容を保存しないで終了する。
【0035】図6以下では、商品の一般情報に加えて、
検索を容易にするための情報を入力する。入力画面に
「装置名を入力して下さい」というメッセージが画面上
に表示される。装置名は、一般的な名称の他に商品名も
併せて入力できる。商品名の入力は省略してもよい。入
力後、「次へ」と表示されたボタンを押すと、入力情報
が登録され次の画面へと進む。
【0036】[ステップS2]次に、用途大分類を入力
する(S2)。図7に示すように、画面上には「御社の
その装置(機械)は、○○をどうするものですか?」と
いうメッセージが表示され、その次に「○○を[動詞大
分類]するもの」というメッセージ内に、動詞大分類を
選択できるようにしている。選択はプルダウンメニュー
形式で行うことができる。予め登録された動詞大分類の
語句のうちから、所望の動詞を選択する。動詞大分類に
含まれる選択肢の動詞としては、例えば「加工する」、
「製造する」、「表面処理する」、「移動する」、「調
整する」、「試験する」、「測定する」、「生成する」
などがある。
【0037】なお、ここで選択する大分類の動詞は、検
索に用いるものでなくあくまで次ステップS3で入力す
る動詞小分類を分類しやすくするためのものである。し
たがって、この工程を省略することは可能である。例え
ば、はじめからこの工程を設けない構成、あるいは画面
上に「この工程を省略する」というボタンを設け、本工
程をスキップするとともに次S3で「動詞小分類」を直
接選択、入力する画面にジャンプすることもできる。
【0038】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にな
い場合は、登録者が望む動詞を直接入力する。直接入力
した動詞は、次段で選択する動詞小分類に登録されてい
るすべての小分類動詞の中から検索される。一致する小
分類動詞がある場合は、次S3の小分類動詞選択で当該
動詞を選択したものとして扱う。一致する動詞がない場
合は、時節で説明する新規な小分類動詞として扱う。上
記と同じく入力後、「次へ」と表示されたボタンを押す
と、入力情報が登録され次の画面へと進む。
【0039】[ステップS3]用途大分類入力後、図8
に示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、全
段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化し
て、検索に使用する用語を決定するものである。登録ウ
ィザード画面では、例えば「『加工する』の中でもう少
し詳しくお聞きします。その装置は[入力欄1]を[入
力欄2]するものです。」と尋ねる。ここで、入力欄1
には対象となる物品名(図の例では「木材」)を入力す
る。入力欄2はプルダウンメニュー形式で選択できるよ
うになっており、全段で選択した大分類動詞に対応する
小分類動詞の一覧が表示される。登録者は一覧中から所
望の動詞を選択する。ここで登録された情報は、検索の
類似度を判定する情報として第2のデータベース8に登
録される。
【0040】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合
は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続い
て「もしこの中にない場合は下に記入してください。
[入力欄3]を[入力欄4]するものです。」と表示さ
れる。この部分で登録者は「入力欄3」には上記「入力
欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄4」には
動詞を直接入力する。入力欄3および4に入力された場
合、上記入力欄1および2に記入された内容は無視され
る。例えば「直接入力される場合は、上記で選択した内
容は無視されます」などの警告メッセージを表示させて
もよい。
【0041】ここで、直接入力する欄では、修飾語を入
れないようにする。登録者の注意を喚起するため、この
画面中で注意を促すメッセージを表示させてもよい。例
えば「ポイント!その際、左欄には『形容詞』などを付
けずに「名詞」のみ入力して下さい」と表示させ、さら
に例示として「(例)×『有害な振動を』→○『振動
を』、×『土に穴を』→○『穴を』、×『入浴用の湯
を』→○『湯を』」と表示させてもよい。
【0042】上記のようにして入力した用途を登録す
る。この例では、「繰り返し登録」ボタンと「一つの用
途終了」ボタンの二つの選択肢が用意されており、いず
れのボタンを押しても入力内容が登録される。ここで、
さらに用途を追加する場合は「繰り返し登録」ボタン
を、この用途登録を終了し別の用途を登録する場合は
「一つの用途終了」ボタンを押す。ここで一つの用途と
は、一の小分類動詞に対応した用途を指す。
【0043】「繰り返し登録」ボタンを押すと、動詞は
固定されたままになる、つまり「入力欄4」または「入
力欄2」は変更できない状態になる(例えばグレイアウ
トさせて変更できなくする。)この場合は「入力欄1ま
たは3のみを選択、入力して登録する。登録の仕方は同
じで、さらに登録すべき内容がある場合は「繰り返し登
録」、この動詞での登録を終了する場合は「一つの用途
終了」ボタンを押す。
【0044】一つの用途につき登録が終了すると、図9
に示すように、その用途での登録内容についての確認画
面が表示される。この画面で登録者は自分の入力した内
容が正しく登録されているかどうかを確認することがで
きる。登録内容が不足していたり誤っている場合は、そ
の都度登録をやり直して登録し直す。「戻る」ボタンを
押すことにより訂正すべき画面に戻って修正することも
できるし、一旦登録を削除して改めて登録し直してもよ
い。
【0045】この画面で、さらに別の用途を登録する場
合は「別の用途入力」ボタンを、用途の入力が終了した
場合は「終了ボタン」を押す。「別の用途」ボタンを押
すと、装置名はそのままで用途大分類入力画面にジャン
プする。「終了」ボタンを押すと、装置入力画面にジャ
ンプする。
【0046】上記の実施例では、特定の用途に対しまず
第一の動詞を選択し、次により詳細な第二の動詞を選択
する方法としている。ただ、本発明は二段階で選択する
方法に限られず、一回で直接動詞を選択する方法とする
こともでき、あるいは三段階以上に分けて動詞を大概念
から徐々に絞り込んでいく方法を採ることもできる。た
だ、一回の選択で対象となる第二の動詞を直接選択する
方法では、一回の選択で済む反面、第二の動詞として画
面に一度に表示される動詞の数が多くなるため、登録者
に見難くなる。また三段階、四段階と他段階に分けて選
択させる方法では、徐々に絞り込んでいくため登録者に
分かり易い反面、複数の段階となるため手間がかかる。
したがって、好ましくは二段階で選択させる。
【0047】なお、一画面で複数の絞り込み選択が可能
な階層メニュー式にしてもよい。例えば一階層で大分類
の動詞を選択し、任意の大分類動詞を選択すると二階層
目としてさらに小分類のメニューが現れるように構成す
ることで、一画面中でも見やすい選択画面とすることが
できる。階層の深さは二段階に限られず、中分類の動詞
選択メニューを追加した三段階やそれ以上の深層メニュ
ーを有する階層メニューを表示してもよい。この方式で
あれば、直前の階層に同一の画面ですぐ戻れるため、誤
りの訂正が容易になる、また他の大分類に包含される小
分類動詞の確認が容易に直ちに行えるなどのメリットが
ある。ただし、深層メニューを表示させるには複雑なプ
ログラミングが必要となる欠点がある。例えばjava
環境を使用すれば上記のような階層メニューを実現する
ことができるが、プログラミングが若干複雑になる上、
インターネット閲覧時にjavaを実行できないブラウ
ザ(インターネットの閲覧用ソフトウェア)やjava
を無効にしているブラウザでは表示できないという問題
もある。したがって、確実にユーザが閲覧できる環境と
するためにはjavaなどの複雑なプログラムに頼るこ
となく、簡素な表示とすることが一人でも多くのユーザ
に利用できるような環境を提供する観点からは好まし
い。
【0048】なお、用途の分類で入力する動詞と目的語
の入力は逆順でも良い。つまり、先に目的語を入力して
次に動詞を入力する方式とすることもできる。また用途
登録により記憶保持される情報は、検索システムを構成
するハードウェアが備える登録手段に記憶、保持され
る。具体的にはハードディスクやメモリ、CD−ROM
等の記憶媒体が利用できる。なお登録手段に追加される
情報は、登録者による登録情報のみならず、検索システ
ム側が自発的に情報を収集してもよい。例えばコンピュ
ータがインターネット上を自動的に巡回して情報を収集
するスパイダーなどのロボット型の情報登録を併用し
て、情報ソースを拡充、強化することができる。
【0049】[第2のデータベース]次に、第2のデー
タベース8の作成手順について説明する。上記の用途登
録に従って登録者が小分類動詞を登録する毎に、第2の
データベース8は作成、変更される。この例では、第2
のデータベース8は類似度設定テーブルとして構成され
る。
【0050】以下、用途登録にて例示した「切る」とい
う小分類動詞につき、類似度設定テーブルを作成、変更
する手順を図10のフローチャートおよび図11〜15
に基づいて説明する。この例では、まず「木材を切
る」、「ガラスを切る」、「アルミを切る」の3つの用
途で「切る」に対応する類似度設定テーブルを作成して
いる。このとき、入力されたデータは以下のようにな
る。
【0051】小分類動詞=「切る」 用途例の数n=3 用途例の目的語 n=1 木材 n=2 ガラス n=3 アルミ
【0052】[ステップS1]用途「切る」に対し類似
度設定テーブルを作成する。テーブルは用途例の数nに
応じてn行×n列の正方行列形式とする。したがって、
例では図11に示すように3×3となる。テーブルの縦
欄、横欄はそれぞれ用途例の目的語である名詞が順に対
応する。行列の各要素には、初期値として0が設定され
る。なお、このテーブルにおいて対角線で二分した右上
領域と左下領域は同じ値となるため、左下領域は省略し
ている。
【0053】[ステップS2]用途例の目的語として同
時に登録された名詞に対し、1を加算する。例えば、図
12に示すように1行目の木材は、1列目の木材自体に
1、2列目のガラスと3列目のアルミも同時に登録され
たためそれぞれ1が加算される。ここで同時に登録され
るとは、同じ小分類動詞の目的語として登録された名詞
を指す。上述した用途登録画面においては、図8で「繰
り返し登録」ボタンを押して同じ動詞で登録された名詞
群が相当する。この例では、木材、ガラス、アルミが同
時に登録されたため、すべての要素に1が入力されるこ
とになる。なお、加算する数値は一定値であればよく、
1である必要はないが、ここでは簡単のため1とした。
【0054】[ステップS3]以上で「切る」の類似度
設定テーブルが作成された。次に、別の装置について新
たに用途が登録されたときに、上記の類似度設定テーブ
ルを更新する手順を説明する。ここでは別の装置につい
て、用途として「アルミを切る」、「アルミ材を切
る」、「鉄材を切る」、「鉄板を切る」が登録されたと
する。同じ小分類動詞「切る」についての登録であるた
め、上記で作成した「切る」の類似度設定テーブルが使
用される。
【0055】まず、図13に示すように「切る」の類似
度設定テーブルの縦横に、新たに登録された名詞が追加
される。既に存在する名詞「アルミ」については、追加
されない。そして上記と同じく、同時に登録される名詞
について、各行に1が加算される。例えば3行目の「ア
ルミ」について、3列目の「アルミ」から6列目の「鉄
板」までが今回同時に登録されたため、それぞれ1が加
算される。既に(3,3)には1が入力されていたた
め、この欄は「2」となる。以下同様に、4行目「アル
ミ材」、5行目「鉄材」、6行目「鉄板」の各欄に1が
加算される。その結果、図14のような類似度設定テー
ブルに修正される。
【0056】さらに、7つの装置について以下のような
名詞が「切る」対象として登録されたとする。各行に併
記した名詞は、その装置の用途として同時に登録された
ものである。
【0057】銅板、鉄板を切る アルミ材、鉄材を切る 食品、パン、牛肉、豚肉を切る 布を切る パイプ、鉄材、アルミを切る 紙、布を切る ポール、パイプを切る
【0058】これらの名詞を登録して修正した類似度設
定テーブルは、図15のようになる。以上説明したよう
に、類似度設定テーブルは新たな名詞が入力されると新
規の欄を追加していく。そして同時に登録された名詞に
対して1を加算する。いいかえると、各行の名詞につ
き、同時に登録された名詞に対応する列(交差する要
素)に1ずつ追加していく。同じ名詞が交差する点
(n,n)は、その名詞が登録された回数を示す。この
手順を繰り返して、各小分類動詞につき類似度設定テー
ブルを作成していく。また新たな小分類動詞で用途が入
力された場合は、別途類似度設定テーブルが新たに作成
される(ステップS4)。
【0059】類似度設定テーブルの作成、更新は、用途
登録で登録される度毎に随時行う。ただ、入力された情
報をメモリやハードディスク等の記憶媒体に蓄えてお
き、情報が揃った時点でテーブルへの書き込みや更新を
行うようにすることもできる。類似度設定テーブルのデ
ータは、検索システムが備える記憶手段に保持される。
具体的には、サーバー側コンピュータのハードディスク
などに保存される。
【0060】単語同士の類似度は、完全に同一の単語で
あれば100%とし、それ以外は各類似度設定テーブル
に従って以下の式で算出する。任意の小分類動詞におけ
るn番目の単語Aとm番目の単語B(n<m)の類似度
xは、 X={交点(n,m)の点数}/{(n,n)の点数} となる。
【0061】例えば、図の類似度設定テーブルを使用し
て木材(n=1)とアルミ(n=3)の類似度を調べる
と、両者の交点は(1,3)となる(上述の通り(3,
1)の交点は簡単のため表示していない)。交点の値は
1で、(1,1)の値は1であるから、類似度は1/1
=100%となる。同様にしてアルミ(n=3)と鉄材
(n=5)の類似度は、交点(3,5)の値が2、
(3,3)が3となり、2/3=約67%となる。また
アルミ材(n=4)と鉄板(n=6)は、交点(4,
6)が1、(4,4)が2なので1/2=50%とな
る。一方、交点のないもの同士は分子が0となるため、
類似度は常に0となる。いいかえると、同時に登録され
ない単語同士は類似しないと判定する。
【0062】この計算方式によれば、登録されるデータ
の件数が多くなって使用回数が増えるほど類似度Xの分
母が大きくなり、個々の関連性の比率が下がるのでデー
タの客観性が増す。
【0063】実際の検索の際には各動詞毎、すなわち類
似度設定テーブル毎に閾値を設定し、指定された検索語
に対する類似度がこの閾値を超えるものを類似と判断す
る。類似度が閾値を越えた単語、すなわち検索語と類似
と判定された単語については、いわゆるor検索が実行
される。つまり、その単語を含む検索結果はすべて表示
される。具体的には、登録者が登録した用途で類似と判
断された装置は、検索結果に表示されることになる。な
お閾値の設定は、後述するとおり検索システム側で設定
することも、検索者側で任意に設定することもできる。
【0064】[用途検索]このようにして作成された第
2のデータベース8を用いて検索者が検索する手順を、
図16〜18のフローチャートおよび図19〜図25に
基づいて説明する。ここでは検索の方式として、自動方
式、確認方式、マニュアル方式の3通りについて説明す
る。これらは、基本的には上述した用途登録と同じ手順
でキーワードを入力する。装置名の入力がないことや検
索実行および結果表示がある他は、検索のための情報と
して指定する大分類動詞、小分類動詞、および対象物を
入力する手順については同様の方法が利用できる。
【0065】[自動方式] [ステップS1]用途大分類を入力する(S1)。図1
9に示すように、画面上には「探されている装置(機
械)は、○○をどうするものですか?」というメッセー
ジが表示され、その次に「○○を[動詞大分類]するも
の」という書式中に、動詞大分類を選択できるようにし
ている。選択はプルダウンメニュー形式で行い、予め登
録された動詞大分類の語句から適切な動詞を選択する手
順は、用途登録と同じである。動詞大分類に含まれる動
詞の選択肢も図7に示した用途登録のS2と同じものを
使用し、例えば「加工する」、「製造する」、「表面処
理する」、「移動する」、「調整する」、「試験す
る」、「測定する」、「生成する」などをリストする。
この例では「加工する」を選択する。ここで選択する大
分類の動詞は、検索に用いるものでなく次段のS2で入
力する動詞小分類を分類しやすくするためのものであ
る。したがって、この行程を省略することは可能であ
る。例えば、はじめからこの工程を設けない構成、ある
いは画面上に「この工程を省略する」というボタンを設
け、本工程をスキップするとともに次段で「動詞小分
類」を直接選択、入力する画面にジャンプすることもで
きる。
【0066】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にな
い場合は、検索者が望む動詞を直接入力する。メッセー
ジとして、例えば動詞大分類の選択画面の下段に「も
し、この中にない場合は下に入力してください」と表示
し、「○○を[(空欄)]するもの」として直接文字が
入力できるようにする。直接入力した動詞は、次段で選
択する動詞小分類に登録されているすべての小分類動詞
の中から検索される。一致する小分類動詞がある場合
は、次段の小分類動詞選択で当該動詞を選択したものと
して扱う。一致する動詞がない場合は、時節で説明する
新規な小分類動詞として扱う。入力後は、「次へ」と表
示されたボタンを押すと、入力情報が登録され次の画面
へと進む。
【0067】[ステップS2]用途大分類入力後、図2
0で示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、
全段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化
して、検索に使用する用語を決定する。登録ウィザード
画面では、S1で選択した大分類動詞を示しながら、例
えば「『加工する』の中でもう少し詳しくお聞きしま
す。探されているのは[入力欄1]を[動詞小分類]す
る装置です。(例)木材を切るものです。」と表示す
る。ここで、入力欄1には対象となる物品名(図の例で
は「木材」)を直接入力する。動詞小分類はプルダウン
メニュー形式で選択できるようになっており、前段S1
で選択した大分類動詞に対応する小分類動詞の一覧が表
示される。登録者は一覧中から所望の動詞を選択する。
例えば動詞大分類「加工する」に対応する動詞小分類と
しては、「練る」、「剥ぐ」、「炊く」、「焼く」、
「凍らせる」、「蒸す」、「乾かす」、「混ぜる」、
「切る」、「つなぐ」、「縮める」、「突く」、「磨
く」、「合わせる」、「溶かす」、「固める」、「打
つ」、「貼る」、「伸ばす」、「押し出す」などをリス
トする。選択する言葉は、できるだけシンプルで分かり
やすいものとする。
【0068】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合
は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続い
て「もしこの中にない場合は下に記入してください。
[入力欄2]を[入力欄3]するものです。」と表示さ
れる。この部分で登録者は「入力欄2」には上記「入力
欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄3」には
動詞を直接入力する。入力欄2および3に入力された場
合、上記入力欄1および動詞小分類選択に入力された内
容は無視される。例えば「直接入力される場合は、上記
で選択した内容は無視されます」などの警告メッセージ
を表示させてもよい。
【0069】[ステップS3A]上記のようにして用途
を入力した後、「検索開始ボタン」を押すと検索が開始
される。この全自動方式では、検索システムを管理する
管理者側で閾値を決定する。閾値は百分率で設定され、
検索の目的や用途に応じて最適値に適宜設定される。閾
値よりも高い類似度を有する単語は、類似するものとし
てすべてブーリアン識別子のorで結んだ状態で検索さ
れ、図21に示すように結果が表示される。この図で
は、検索された検索対象物である「木材を切る装置」
が、この対象物を登録した企業名と共に表示されてい
る。ただしこれらの類義語は表示せず、検索者は類義語
を意識せずに検索結果のみを受け取るので煩雑さがな
い。検索結果は、ヒット件数とともに一覧形式で表示さ
れる。このとき、類似度を検索結果に表示することで、
検索者におよその類似度合いの指針を示すことができ
る。一画面に検索結果が表示しきれない場合は、例えば
10件毎に表示して、次画面の表示は「次の10件」ボ
タンを押すことで10件毎に順次表示できる。さらに、
検索終了ボタンと再度検索条件を設定し直せるように前
画面に戻るための「戻る」ボタンも用意する。あるいは
図示しないが、検索入力をクリアして検索をやり直す
「新規検索」ボタンを設けることもできる(ステップS
4)。この方式では、検索者側が閾値の設定などを意識
することなく、検索結果に類義語を含めて関連情報を検
索でき、特別な設定を検索利用者側がしなくてすむので
簡単に使用できるメリットがある。
【0070】[確認方式]この検索方式では、まず入力
された検索語のみで検索を行って結果を表示すると共
に、入力された検索語に関する類義語も表示して、さら
にこれらの類義語を含めた検索を行うかどうかを検索者
に確認する方式である。検索のキーワードを入力する過
程(ステップS1〜S2)は、上述した自動方式と同じ
である。
【0071】[ステップS3B]前段で入力された検索
語で検索を実行する。図22に示すように検索結果を表
示すると共に、入力された検索語に関する類義語も表示
して、さらにこれらの類義語を含めた検索を行うかどう
かを検索者に確認する。最初の検索では検索語と完全に
一致する同一語検索のみを行うため、検索結果としてリ
ストされるものは類似度100%であるから類似度を表
示しない。類義語を含めた検索を実行する場合は、「さ
らに検索」ボタンを押す。このとき、リストされたすべ
ての類義語に対してor検索が実行される。なお、各類
義語にチェックボックスを設け、検索に追加したいキー
ワードを検索者側が選択して検索できるようにしても良
い。
【0072】[ステップS4]類義語検索の結果は、図
23に示すように使用した類義語の用途を表示すると共
に、検索結果を類似度付きで表示する。さらに、検索に
使用した類義語の類義語を含めて検索することもでき
る。この検索を繰り返すことで類似の幅を広げていくこ
とができる。また、図示しないがキーワードを指定し直
して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押してステ
ップS1に戻ることができる(ステップS5)。この方
式では、検索者に検索の手順を知らせながら検索するの
で、検索者は安心して効率的に検索システムを利用でき
るメリットがある。例えば検索結果が満足できるもので
あれば最初の同一語検索で足り、検索結果が少ない場合
などは類義語検索を行うことでより広く情報を収集で
き、状況に応じて検索パターンを変えて効率よく検索す
ることができる。
【0073】[マニュアル方式]この検索方式は、検索
者側が類似度の閾値を指定して検索する方式である。検
索のキーワードを入力する過程(ステップS1〜S2)
は、上述した方式と同じである。
【0074】[ステップS3C]まずはS3Bと同じ
く、入力された検索語と同一語を含む検索を行って結果
を表示する。図24に示すように、検索結果は類似度1
00%なので類似度は表示しない。さらに、類似度の閾
値を入力する画面を表示して、検索者に類似検索をさら
に実行するかどうかを尋ねる。例えば「検索した結果、
表示が少ない場合、類似度の閾値を下げることができま
す。類義語を含めてもう一度検索しますか?」というメ
ッセージを表示し、その下段に「類似度の閾値[閾値入
力欄]%」として閾値の入力欄を設ける。検索者は、検
索結果に応じて閾値、すなわち類似度を百分率で入力す
る。類似度が高いと検索結果は少なく表示され、逆に低
いと検索結果は多くなる。閾値を入力後、「さらに検
索」ボタンを押すことで、入力された閾値を越える類似
度を持つ単語をすべて検索語としたor検索が実行され
る。
【0075】[ステップS4]検索結果には、図25に
示すように類似度を表示した一覧と共に、使用した検索
語の用途も表示される。検索者は一覧を見てさらに閾値
を調整して検索が必要かどうかを判断できる。この方式
では、より詳細に検索のレベルを指定できるので検索者
側の自由度が高く、高度な使用ができるという特長があ
る。以下、上記と同様に図示しないがキーワードを指定
し直して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押して
ステップS1に戻ることができる(ステップS5)。
【0076】この実施例では、余分な修飾語を省いたシ
ンプルな言葉をキーワードとして検索情報を登録するこ
とにより、類比判断を容易にし、検索対象や目的を明快
にできるので、複雑な専門用語を使用することなく容易
に検索できるというメリットがある。さらにキーワード
の類似関係を、言葉自体で決定するのでなく、同時に使
用される言葉との関係から類似度を決定するよう構成し
ている。
【0077】上記実施例の検索システムを構成する一例
を図26に示す。図に示す検索システムは、コンピュー
タ5と、コンピュータ5にネットワーク接続された端末
6と、コンピュータ5が検索情報を保持、参照するため
の第1のデータベース7および第2のデータベース8か
らなる。
【0078】コンピュータ5は、ネットワークでいうと
ころのサーバー側となるホストコンピュータである。情
報の登録から検索までほとんどの制御を管理する中心と
なる。
【0079】端末6はコンピュータ5とネットワーク接
続されたクライアント側のコンピュータである。端末6
には、情報を登録するコンピュータ端末6Aと情報を検
索するコンピュータ端末6Bがある。いずれの端末6
も、メインのコンピュータ5と必要な情報をやりとりし
て情報の登録や検索を行うものであり、登録者側端末6
Aや検索者側端末6Bといった区分けは説明のための便
宜上のものである。
【0080】第1のデータベース7は、登録者の登録し
た情報を記録する基本となるデータベースである。第1
のデータベース7には、例えば登録者の氏名(会社
名)、住所、連絡先、商品の仕様や価格、特長や詳細等
のデータが記憶され保持される。
【0081】第2のデータベース8は、用途の形式で登
録される情報の、言葉同士の関連性すなわち類似度を設
定する類似度設定テーブルである。登録された用途か
ら、第1のキーワード1を基準に第2のキーワード2同
士の関連付けを行い、その結果を記録する。一方、検索
の際には入力された第3のキーワード3および第4のキ
ーワード4に基づいて、第2のデータベースは検索語と
所定の類似度を有する語句を選択する。
【0082】第1のデータベース7および第2のデータ
ベース8は、サーバー側のコンピュータ5内部あるいは
外部に設けられたハードディスクなどの記憶媒体に構成
される。図26では説明のため別の部材として図示して
いるが、コンピュータ5内部に設けたり、同一のデータ
ベースを使って第1のデータベース7に第2のデータベ
ース8に関する情報を付加して保持することもできる。
したがって、必ずしも別部材である必要はない。
【0083】この構成の検索システムは、以下のように
動作する。情報登録の際は、登録者側端末6Aから入力
された登録情報が、コンピュータ5を介して第1のデー
タベース7と第2のデータベース8に登録される。特に
第1のキーワード1と第2のキーワード2を受領したコ
ンピュータ5は、関連付けを解析して類似度設定に関す
る情報を第2のデータベース8に記録する。登録が完了
すると、コンピュータ5から登録完了の情報が送られ、
登録者側端末6Aの画面上でその旨が確認される。登録
者は画面上に表示された登録内容を確認でき、必要に応
じて登録内容の変更や追加もできる。
【0084】一方で検索の際は、検索者側端末6Bから
検索のための第3のキーワード3および第4のキーワー
ド4がコンピュータ5に送信される。コンピュータ5
は、これらのキーワードに基づいて類似する語句を第2
のデータベース8を参照して選択する。第2のデータベ
ース8は、所定の閾値以上の類似度を有する語句の情報
をを、類義語としてコンピュータ5に渡す。これに従っ
てコンピュータ5は、検索者側端末6Bから入力された
キーワードとともに、第2のデータベース8から受けた
類義語も含めて、第1のデータベース7に対して検索を
実行する。そしてコンピュータ5は検索結果を受け取
り、検索者側端末6Bに送信する。検索者側端末6Bで
は、検索結果が表示され、検索者は必要に応じてさらに
類義語検索や絞り込み検索、新たな検索等を行うことが
できる。
【0085】本発明の検索システムおよび検索方法は、
特にインターネットのウェブサイト上で提供される検索
サービスに使用されるものであるが、これに限定される
ものでない。本発明の主な目的は検索語に対する類似度
の判定を独特の手法で行うことにより、関連情報の検索
を的確に行ってノイズを抑えた優れた検索を提供するこ
とにあるので、検索システムのハードウェア的な構築に
ついては特に指定せず、既存のシステム構成や将来開発
されるハードウェア構成、インフラストラクチャーを適
宜利用できる。
【0086】例えば、登録者が用途登録する情報を登録
するための登録手段や、作成された第1のデータベース
7や第2のデータベース8を記憶するための記憶手段に
ついては、検索システムを構成するハードウェアが備え
る記憶媒体が利用できる。具体的にはハードディスクや
メモリ、CD−ROM等であるが、情報を保持できる手
段であれば本発明は実現できるので、これらに限定され
るものでない。また、検索者が用途検索で指定した検索
語と類似するキーワードを選択したり検索結果を表示す
る検索手段は、共にコンピュータ上あるいはネットワー
ク上で実行される。したがって具体的なハードウェアと
しては、サーバーやホストコンピュータ、あるいはこれ
らに接続されて処理を行うコンピュータなどが該当す
る。システムによっては、ユーザー側のコンピュータが
一部の処理を担当することも可能である。本発明はコン
ピュータというハードウェアを使用して実行するもので
あるが、検索の手法に特徴を有するものであり、特定の
ハードウェアに依存するものでないから、ネットワーク
上に接続されたどのコンピュータが処理を行うか、ある
いはコンピュータ中のどの部材が処理を行うかについて
は特定しない。
【0087】[その他の例]以上の実施例では、登録者
の入力に基づいて第2のデータベース8を作成したが、
逆に検索者の入力を基に第2のデータベース8を作成す
ることもできる。特に、同一の動詞で繰り返し検索を行
う場合に、対象物を記憶して上記と同様に第2のデータ
ベース8を作成し、これで類似度を設定することもでき
る。検索者の入力データに基づいて作成した第2のデー
タベース8は、通常の登録者のデータに基づく第2のデ
ータベース8と別に保持することもできるし、同一の第
2のデータベース8に記録することもできる。
【0088】本発明の検索システムおよび検索方法は、
既存の検索技術を併用して応用することができる。例え
ば、いわゆる全文検索を行うこともできる。またキーワ
ード検索は完全一致に限られず、部分一致で行わせるこ
ともできる。例えば「アルミ」という検索では、「アル
ミ」の他「アルミニウム」、「アルミニウム板」、「ア
ルミニウム合金」なども検索対象となる。また、既存の
シソーラスを第2のデータベース8と併用して検索する
こともできる。例えば「アルミニウム板」という入力に
対し、第2のデータベース8で判定したアルミニウム板
の類義語に加えて、シソーラスに登録されている「アル
ミ」、「アルミニウム」、「アルミニウム合金」も検索
語としてOR検索させることができ、検索漏れを少なく
したより確実な検索が行える。
【0089】本発明の検索システムおよび検索方法は、
インターネット上で提供するサーチエンジンに利用し
て、一般に開放されたシステムにおける検索データベー
スの構築に応用できる。もちろん、セキュリティ付きア
クセスや制限付きアクセスなど、特定のアクセス環境に
も利用でき、またLANやWANなど各種のネットワー
ク接続された環境でのサーチにも利用できる。また、作
成された第2のデータベース8を組み込んだソフトウェ
アとして、スタンドアロン環境でも利用できることはい
うまでもない。さらに本システムで作成された第2のデ
ータベース8をソフトウェアに組み込んで検索ソフトと
してて応用することもできる。このように本発明は、第
2のデータベース8を使った独自の方法で言葉の類似度
を判定するシステムに関するものであるから、この技術
をネットワーク環境やスタンドアロン環境に関わらず応
用することができる。
【0090】また、上記の例ではキーワードを2つに設
定して検索する検索システムを説明したが、キーワード
を3つ以上とする検索システムを構成することもでき
る。例えば、「○○○」を「○○○」する「○○○」と
いう形式で、「ビデオ」を「修理」する「『器具』、
『人』、『会社』」として検索対象を製品検索、サービ
ス検索、企業検索などのカテゴリーに指定することがで
きる。用途の指定フォーマットは特にこの形式に限られ
ず、例えば形容詞や副詞を追加する別の形式とすること
もできる。例えば「○○○」を「○○○(副詞)」、
「○○○」するというフォーマットで副詞を追加し、
「早く」、「安く」、「安全に」などの選択肢を設けて
独自の特徴をアピールしてもよい。
【0091】さらに上記の例では動詞を基準にして第2
のデータベース8を作成し、対象物の類似度を決定して
いたが、本発明の検索システムおよび検索方法はこれと
逆に対象物を基準にして対象物毎に第2のデータベース
8を作成し、動詞毎に類似度を決定する方法も利用でき
る。
【0092】さらにまた本発明は、関連情報を的確に検
索できる検索システムを提供することにあるので、検索
システムを実行するための具体的なプログラムについて
は特定しない。またプログラミングを行う方法も限定し
ない。上記を行うためのアルゴリズムを実行できるプロ
グラム作成には、既存のものや将来開発されるものが適
宜利用できる。例えば、プログラミングの言語としては
java、perl、CGI、C言語などが利用でき、
プログラミング方法にはオブジェクト指向のものなどが
利用できる。さらにプログラムの利用形態としても、サ
ーバー側で書かれたプログラムを実行するものに限られ
ず、ユーザー側のシステムにインストールされたプラグ
インやアプレットの形式で実行される形態でもよい。
【0093】さらに、本発明の検索システムおよび検索
方法を実現するために利用するプログラムを実行する場
所や格納する場所、および配布する形態を特定しない。
本発明はサーバー側ホストコンピュータで実行できる
が、これに限定されるものでなく、クライアント側でソ
フトウェアをダウンロード、あるいはCD−ROMやフ
ロッピー(登録商標)ディスク、MO、DVD−RO
M、DVD−RAMなどの記録媒体を配布してインスト
ールして実行するシステムや、分散処理システムなども
利用できることはいうまでもない。
【0094】上記の例では、製造、加工装置など物を検
索する検索システムを説明したが、本発明は物の検索に
限定しない。例えば「ビデオ」を「修理する」、「書
籍」を「配達する」などと指定したサービスの検索にも
応用できる。商品とサービスの検索は、商品またはサー
ビスのいずれかのカテゴリを指定するなどして切り替え
て検索してもよいし、商品とサービスの検索を同時に行
ってもよい。また商品やサービスを提供する企業の検索
を行うことにも応用できる。
【0095】特に、現状では特定の商品やサービスを求
める潜在的ユーザーが検索を行おうとしても、商品の仕
様や取り扱い先、詳細データなどを求めているのにこれ
らと無関係な情報、いわゆるノイズが多く拾われてしま
うため、フリーキーワード検索では検索者の欲しい検索
結果がなかなか得られない状況にある。例えば新規なユ
ーザはその商品やサービスに関する知識がないため、的
確なキーワードを指定することが困難である。検索者で
あるユーザーやカスタマー側からすれば、商品やサービ
スの検索に特化して、容易な検索方法で的確な検索結果
を表示できるサービスを求めている。一方で商品やサー
ビスを提供するベンダー側からすれば、このような検索
は新たな顧客開拓など事業拡張のビジネスチャンスに繋
がるものである。本発明は検索の際に指定する問い合わ
せ情報を、用途などを特定した文節の書式とすること
で、簡潔かつ直感的に理解でき、専門用語を知らない者
でも容易に所望の結果を検索できるようにしたものであ
る。
【0096】さらに、指定した情報と類似する関連情報
の検索について、他の文言との関係において類似性を決
定する方式としたため、従来の一義的な類義語よりも現
実の使用目的に即した類義語が検索できると期待され
る。特に本発明では、登録者が入力した情報に基づいて
類義語を判定するため、提供したい製品やサービスを最
も熟知した者による情報を利用することで、より正確で
現実に即した関連性の判定が可能となる。この方式を使
用した検索サービスを用いて商品やサービスの紹介を提
供すれば、需要者側は必要な情報を的確に入手でき、供
給者側は新規な需要を的確に捕らえることのできるサー
ビスを実現できる。さらに必要な商品やサービスに加え
て、関連する商品やサービスも検索結果で表示できるた
め、よりビジネスチャンスを広げた効果的なマーケティ
ングを行うことができるというメリットもある。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検索システ
ムおよび検索方法は、検索対象の用途を指定して検索を
行うことで、検索する用語をシンプルにするとともに検
索用語をサーチエンジン構築者側でなくユーザ側に決定
させ、ユーザ側が所望の用途でサーチしたときの用語動
詞の関連性から類義語を設定していくものである。特に
本発明の検索システムおよび検索方法は、従来のように
検索システム側が検索の類義語判断基準を独自に設定す
るのでなく、情報を検索システムに登録する者が登録し
た情報に基づいて類否判断の基準を作成する。現在使わ
れている多くのサーチエンジンでは、キーワードの選択
に単語同士の関連性を考慮していない、言い換えると状
況や文脈に応じて意味合いや関連性が変わるという言葉
の性質を無視していると思われる。このような単語自体
の意味から類義語を絶対的に決定する従来のシソーラス
の考え方に対し、本発明では他の単語との結びつきから
相対的な関連性として、特定の単語、例えば用途に対し
て関連性を決定するため、より正確に、かつユーザーの
観点から検索できるという優れた検索システムを提供で
きる。特に、情報を登録する者が入力した用途などの文
節に基づいて類似度判断の基準を作成するため、この者
の知識に基づいた正確で実情に即した類似判断が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る検索システムの用途登
録の手順を示すフローチャート
【図2】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図3】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図4】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図5】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図6】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図7】図1の用途登録における用途大分類入力画面の
一例を示すイメージ図
【図8】図1の用途登録における用途小分類入力画面の
一例を示すイメージ図
【図9】図1の用途登録における登録確認画面の一例を
示すイメージ図
【図10】本発明の一実施例に係る検索システムの第2
のデータベースの作成手順を示すフローチャート
【図11】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図12】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図13】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図14】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図15】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図16】本発明の一実施例に係る検索システムの用途
検索の手順を示すフローチャート
【図17】本発明の他の実施例に係る検索システムの用
途検索の手順を示すフローチャート
【図18】本発明のさらに別の実施例に係る検索システ
ムの用途検索の手順を示すフローチャート
【図19】図16の用途検索における用途大分類入力画
面の一例を示すイメージ図
【図20】図16の用途検索における用途小分類入力画
面の一例を示すイメージ図
【図21】図16の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図22】図17の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図23】図17の用途検索における更なる検索結果表
示画面の一例を示すイメージ図
【図24】図18の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図25】図18の用途検索における更なる検索結果表
示画面の一例を示すイメージ図
【図26】本発明の一実施例にかかる検索システムの構
成を示す概略図
【符号の説明】
1…第1のキーワード 2…第2のキーワード 3…第3のキーワード 4…第4のキーワード 5…コンピュータ 6…端末 6A…登録者側端末 6B…検索者側端末 7…第1のデータベース 8…第2のデータベース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月25日(2000.12.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 検索システムおよび検索方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやネ
ットワーク上で検索者が所望の製品、サービスなどを検
索する際に利用される検索システムに関するものであ
り、特に、検索を「『○○○』を『○○○』する」とい
う書式で単純化することによりそれぞれのキーワード同
士に関連付けを持たせ、類義語を的確に検知する検索シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット技術の急速な発達
と普及により、いわゆるIT産業を中心としてビジネス
界にも大きな変化が生じている。特に従来型の商業シス
テムとは異質なマーケットである電子商取引、いわゆる
eコマースの注目が高まっており、この新たな市場に参
入するビジネスチャンスとして各分野で積極的な取り組
みが進んでいる。またこれに応じてインターネット上で
の情報発信の必要性、例えば業務内容の説明や商品、サ
ービスの宣伝など的確な広報活動の必要性が高まってい
る。
【0003】一方で、インターネットの急激な普及によ
り情報が氾濫する結果となり、必要な情報が発見しにく
い状況となっている。このため、的確な情報を検索する
ための検索システムの要望が高まっている。例えばya
hoo!、Infoseek、exciteなどの検索
サービスは、インターネットにおける代表的なサーチエ
ンジンとして活用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現状で
は、このようなサーチエンジンでは的確な情報を検索す
ることが困難である。いわゆるキーワード検索と呼ばれ
る方法では、検索者が必要とする情報に関するキーワー
ドを入力することにより、当該キーワードに合致する情
報が検索結果としてリストされることになる。しかし、
この方法では必ずしも必要な情報が得られるとは限らな
い。それは、情報検索の基となるキーワードがサーチエ
ンジン側の登録者の基準により登録されており、それが
必ずしも検索者の要求と一致しないからである。例え
ば、木材を切る装置を検索したい検索者が「木材」をキ
ーワードとして入力すると、木材の試験場の情報や市場
動向、木材で作った家の紹介や個人の日記など、木材を
切る装置と無関係ないわゆるノイズが検索結果として多
く表示される。
【0005】この場合、例えば「木材」と「装置」を含
むものとしてキーワードを詳細に指定する方法も考えら
れるが、この方法は適切なキーワードを指定することが
容易でなく、かなりの修練を要する。キーワードの登録
はあくまでも登録者側の設定に依るため、これを的確に
予想する必要があるからである。一般にどのようなキー
ワードが設定されているかを検索者側で知ることができ
ない。必ずしも「木材」を切る「装置」として登録され
ているとは限らず、例えば「この機械は合板を迅速に切
断できます」といった形で登録されているかもしれな
い。サーチエンジンへの登録の仕方は様々であるが、登
録申請者の主観によって行われることが多い。したがっ
て、キーワードの登録者側で統一された基準に則った設
定がされていないと、同一の装置であってもキーワード
が異なってしまい、同時に検索できないこととなる。現
実には、登録者側が自由にキーワードを設定できる結
果、同一類似の検索対象であってもそれについて登録さ
れたキーワードは統一がなく個々にバラバラなものとな
り、検索者の意図と異なってしまう状況が多く発生して
いる。
【0006】また、コンピュータ側が自ら検索して情報
を自動的に収集するいわゆるロボット型のサーチエンジ
ンでは、一般に多くの検索結果が表示されるためヒット
する確率は高くなる反面、無関係な情報でもヒットする
確率も高くなるため、検索結果が膨大になる傾向があ
る。キーワードの収集基準がコンピュータ側の設定とな
るため、検索させたくない無関係なキーワードも取り込
まれる結果となり、よりノイズが多くなってしまうから
である。このため、検索者は膨大な検索結果の中から必
要な情報をさらに探す必要があり、煩雑で使い勝手が悪
いという問題がある。
【0007】サーチエンジンによっては、シソーラス
(類義語辞書)を持つことにより検索者の指定したキー
ワードに類似する語句も検索することができるようにな
っているものがある。このようなサーチエンジンでは、
最適なキーワードを推定する作業をサーチエンジン側が
負担してくれるため、キーワードの指定がある程度容易
になる。しかしながらこの方法でも、シソーラスがどの
ような観点から編纂されているかによって類義語となる
かどうかが決まるため、必ずしも検索者の要求と一致し
ているとは限らないという欠点がある。シソーラスの作
成においては、用語自体の持つ意味や性質から類義語を
決定しているようである。しかしながら、現実に検索を
行う際、用語が類似するかどうかは単語それ自体で決ま
る一定不変のものでなく、使用する状況に応じて類似す
るかどうかが変わるものであると考えられる。
【0008】ここでは簡単のため、名詞「紙」と「チー
ズ」について考えてみる。紙とチーズとでは性質が異な
るため、通常のシソーラスの考え方からすれば類似して
いるとは考えられない。しかし、物を切る道具(例えば
ナイフ)を探しているとして、この道具が切る対象と考
えた場合は、紙もチーズも切られる対象として同列に扱
うことができるので、この意味では類似していると捕ら
えることができる。物を切る道具を探している側からす
れば、紙を切る装置もチーズを切る装置も同じ切るとい
う用途で関連しているので、検索結果として共に表示さ
れるような方式は望ましいといえる。このように、状況
によって、言い換えれば検索者の意図(ここでは用途)
に基づいて類似もしくは関連するかどうかを決定するこ
とが、検索者の意図する物を検索するという意味では効
果的と思われる。本発明は、このような観点に基づいて
なされたものである。本発明の目的は、検索語と関連す
る類義語の選択に、その言葉のみでなく他の言葉との関
連から類似性を決定することで、所望の検索結果を表示
させる検索システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
する検索システムは、登録者が予め登録した複数の情報
の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索
するための検索システムに関するものである。具体的に
は、本発明の検索システムは登録者が登録したい登録対
象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワー
ドからなる文節の形式で、一の登録対象につき一以上登
録する登録手段と、登録された情報の内から共通の第1
のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード
同士を結びつけるための所定の重み付けを行い、これに
基づいて登録されたキーワード同士の関連性を決定し記
憶する記憶手段と、検索者が検索したい検索対象に関す
る情報を、第3のキーワードと第4のキーワードからな
る文節の形式で検索条件として指定し、第1のキーワー
ドと第3のキーワードが、第2のキーワードと第4のキ
ーワードがそれぞれ対応しており、検索者に指定された
第3、第4のキーワードと予め登録された第1、第2の
キーワードとの関連性に基づいて、指定されたキーワー
ドと類似する登録されたキーワードを選択し、選択され
たキーワードを用いて検索を実行し検索結果を表示する
検索手段とを有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の請求項2に記載される検
索システムは、登録対象および検索対象に関する情報を
示す文節が、登録対象および検索対象によって為される
行為を示す第1および第3のキーワードと、上記行為の
対象となる対象物を示す第2および第4のキーワードか
らなる。
【0011】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る検索システムは、登録対象および検索対象に関する情
報を示す文節が、登録対象および検索対象の機能を述べ
た文節であって、当該機能の目的を示す目的語に相当す
る第1および第3のキーワードと、当該機能を示す動詞
に相当する第2および第4のキーワードからなる。
【0012】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る検索システムは、同一の登録対象に関して、異なるキ
ーワードを繰り返し登録できることを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明の請求項5に記載され
る検索システムは、複数の異なる第2のキーワードが繰
り返し登録できることを特徴とする。
【0014】さらにまた、本発明の請求項6に記載され
る検索システムは、登録されたキーワード同士の関連性
を判別する条件が、第1のキーワード毎にデータベース
を設けて共通の第1のキーワードと共に登録された異な
る第2のキーワード同士に所定の値を付加することで関
連性を持たせ、この値から所定の計算式に基づいて類似
度を算出し、所定の閾値を越える類似度を有するキーワ
ードを類似と判定することを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明の請求項7に記載され
る検索システムは、第1のキーワード毎に設けられたデ
ータベースは、第2のキーワードを複数登録しており、
第1の登録対象に対し複数登録された情報について、第
1のキーワードに対して繰り返し入力により複数の第2
のキーワードが入力された場合、各第2のキーワードに
対し等価の重み付けを与え、さらに第2の登録対象につ
いて、上記第1の登録対象と共通の第1、第2のキーワ
ードが入力された場合、上記第1の登録対象と第2の登
録対象の関連性を示す重み付けを上記共通の第2のキー
ワードに与えることを特徴とする。
【0016】さらにまた、本発明の請求項8に記載され
る検索システムは、予め作成されたキーワード同士の類
似度を示す類義語辞書を使用して、第2のデータベース
で選択された検索キーワードに加えて、類義語辞書に登
録された類義語もキーワードとして検索することを特徴
とする。
【0017】さらにまた、本発明の請求項9に記載され
る検索システムは、登録者が予め登録した物、サービス
等の登録対象に関する複数の情報の中から検索者が所望
の情報を検索するためのコンピュータ上で実行する検索
システムに関するものである。具体的には、本発明の検
索システムにおいては登録者は登録したい登録対象の情
報を「[第1の対象物]を[第1の動詞]する」という
書式で、第1の対象物と第1の動詞からなる用途として
同一の登録対象につき1以上の用途を登録し、登録され
た用途について第1の動詞毎に類似度設定テーブルを作
成し、同時に登録された第1の対象物につき所定の値を
付加して同一の類似度設定テーブルに含まれる第1の対
象物同士の類似度を決定し、検索者は検索したい情報に
ついて、「[第2の対象物]を[第2の動詞]する」と
いう書式で、第2の対象物と第2の動詞からなる用途と
して検索条件を指定し、検索システム側で第2の動詞に
対応する類似度設定テーブルの中から第2の対象物との
類似度が所定の閾値を越える対象物を抽出し、これらを
検索キーワードとして検索を実行する。
【0018】さらにまた、本発明の請求項10に記載さ
れる検索方法は、登録者が予め登録した複数の情報の中
から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索する
検索方法に関するものである。本発明の検索方法では、
登録者は登録したい登録対象に関する情報を、第1のキ
ーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、1
の検索対象に関する登録情報を1以上登録し、登録され
たキーワード同士は所定の条件に従って関連付けを持た
せて記憶され、検索者は検索したい検索対象に関する情
報について、第3のキーワードと第4のキーワードから
なる文節の形式で検索条件を指定し、検索者に指定され
たキーワードと予め登録されたキーワードとの関連付け
に基づいて、指定されたキーワードと類似する登録され
たキーワードが選択され、選択されたキーワードを用い
て検索を実行し検索結果として表示することを特徴とす
る。
【0019】さらにまた、本発明の請求項11に記載さ
れる検索方法は、検索者が所望の検索対象に関する情報
をコンピュータ上で検索する検索方法であって、検索者
が所望の所望の検索対象を指定するために、検索対象に
よって為される行為を示す第1のキーワードと、上記行
為を為す対象物を示す第2のキーワードの入力を促す画
面をコンピュータ上に表示する工程と、コンピュータか
ら入力された第1および第2のキーワードを、複数のキ
ーワードを収録してなる第1のデータベースと、第1お
よび第2のキーワードによって特定される検索対象の候
補群から構成される第2のデータベースとが記録されて
いるサーバーに送信する工程と、送信された第1および
第2のキーワードに基づいて第1のデータベースから関
連する情報を検索し、かつ第1のキーワードに関連する
第2のキーワードを抽出すると共に、上記第2のキーワ
ードと類似すると判断された第2のキーワードを選択
し、選択された第2のキーワードに関連する検索対象を
第2のデータベース中から抽出し、これらの結果をコン
ピュータ上に表示する工程を含む検索方法である。
【0020】さらにまた、本発明の請求項12に記載さ
れる検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第
2のキーワードに類似すると判断されたキーワードを表
示すると共に、さらに上記類似するキーワードを含めた
検索の実行が可能な表示を含む。
【0021】さらにまた、本発明の請求項13に記載さ
れる検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第
2のキーワードの類義語を決定するために設定される所
定の類似度を表示すると共に、上記類似度を変更して検
索可能な入力表示を含む。
【0022】以上のように本発明の検索システムおよび
検索方法は、インターネットのウェブサイト上など主に
ネットワーク接続された端末から必要な情報を検索する
手段に関するものである。検索対象となる情報は、商品
やサービスの売り込みを希望する第一の登録者により入
力される情報を登録してデータベース化する。一方で自
らが望む商品を検索したい第二の登録者、すなわち検索
者が上記データベースを検索する際は、この者が指定し
た用語に該当するデータに加えて、上記用語と類似する
関連語としてデータベースで設定されているデータも抽
出させる。これによって検索結果としてノイズを抑えつ
つ、検索用語に関連すると思われるデータを表示させる
システムを実現する。具体的には、検索対象の特定を用
途の形式で指定することで、検索用語をシンプルにする
とともに、検索用語の類似判断をサーチエンジン構築者
側でなくユーザ側の情報に基づいて行う。つまり、ユー
ザ側が認識した用途から用語同士の結び付きを記録し、
これに基づいて類似度を設定していくものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための検索システム
を例示するものであって、本発明は検索システムを以下
のものに特定しない。
【0024】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0025】本発明の検索システムおよび検索方法は、
検索システム側が検索対象となる情報を自ら収集するだ
けでなく、検索対象となる情報を検索システムに登録し
たいと希望する者が自発的に情報を登録し、これらの登
録情報に基づいて検索を実行するものである。全体の流
れとしては、まず検索システムに登録したい検索対象に
関する情報を登録者が所定の登録情報入力画面から入力
して登録する。次に検索システム側で、検索対象の類似
度を判定するための第2のデータベース8を、入力情報
に基づいて作成する。そして、検索者は検索したい対象
に関する情報を入力し、入力されたキーワードに対し検
索システムはこれと類似すると思われる登録キーワード
を第2のデータベース8に基づいて選択し、検索を実行
して検索結果を表示する。以下、本発明の一実施例につ
いて、登録者が情報を登録するための用途登録の工程
と、登録された言葉の類似度を判定する第2のデータベ
ース8の作成工程と、検索者が情報を検索する用途検索
工程の3つに大きく分けて説明する。
【0026】[用途登録]検索システムに被検索対象に
関する情報を登録したい登録者が、登録情報を入力する
行程を、図1に示すフローチャートおよび図2〜9に示
す画面イメージに基づいて説明する。以下の登録作業は
図2〜9等に示すように、コンピュータのモニター、デ
ィスプレイなどの表示画面上で、ウィザード形式により
行う。ウィザード形式とは、質問に対して応答していく
ことにより必要な情報を自動的に登録する手法である。
各入力画面に「○○○を入力して下さい」等のメッセー
ジが画面上に表示されるので、これに答えるようにして
登録者は必要な情報を記入していく。
【0027】各画面にはボタンが設けられており、例え
ば「次へ」と表示されたボタンを押すと、次の画面へと
進むことができる。ボタンを押すとは、例えばマウスを
使用したGUI方式では、ウィンドウのボタンの部分に
マウスのカーソルを合わせ、マウスの左ボタンをクリッ
クすることを指す。あるいはキーボード入力が可能な場
合は、ENTERキーを押すことでも実行できる。一方
「戻る」ボタンを押すと、直前の画面に戻ることができ
る。これにより、以前に入力した内容の確認や訂正を容
易に行うことができる。
【0028】[ステップS1]まず、基本情報を入力す
る(S1)。ここでは図2に示すように、会社名や装置
名等の情報を指示に従って入力していく。図2に示す例
では、まず会社名などの一般情報を入力させ、これが完
了してから具体的な商品の情報入力画面に進む。図2〜
図4に例示した表示画面は、企業情報の登録画面として
一枚で構成されており、登録者側のコンピュータ画面で
表示しきれない場合は画面をスクロールさせて表示させ
る。
【0029】一般情報として入力するのは、図2に示す
ような登録者の企業情報、部署情報、受託スキルなどで
ある。この例では、登録者の企業情報としてメールアド
レス(IDを兼ねる)、パスワード、ニックネーム、登
録コード、会社名、区分、事業所名、郵便番号他会社所
在地、ホームページのURL、主要取引先、画像デー
タ、会社規模、年間売上高、販売形態、希望取引先所在
地等の項目をリストしている。項目に応じて必須の入力
項目であることを示す「必須」マークが表示される。な
お、入力させる情報はこれらに限られるものでない。
【0030】さらに部署情報として、登録者の登録ペー
ジを管理する管理者のデータを入力する。この例では受
託スキル、部署名、電話およびファクシミリ番号、登録
者の氏名、役職区分、生年月日、電子メールへの通知、
メールマガジンの購読、職種分類、キーワードなどをリ
スとしている。
【0031】さらに受託スキルとして、各分野毎に例え
ば機械の種類や主な業界、機械名や納入先などの詳細
を、図3のように列挙している。さらにまた、商品登録
として図4に示すように登録を希望する代表的な商品の
商品名、型番・ブランド名、第一分類、第二分類、主な
業界、納期、価格などの情報を入力する。必要に応じて
画像データも登録できるので、商品をイメージで確認で
きる。これらの入力が完了後、「保存して次へ」ボタン
を押すと図5の商品登録画面に進む。また「保存して終
了」ボタンを押すと、商品登録を行わず企業情報の入力
のみで終了する。また「終了」ボタンを押すと、入力内
容を保存しないで終了する。
【0032】なお、会社名等の登録は、初回登録時に一
度だけ行えば良い。初回登録時にIDとパスワードを登
録しておき、次回ログインしたときはこのIDとパスワ
ードを入力することで登録ユーザーであることを認証で
きる。cookieを使えば、パスワードを端末側コン
ピュータに記憶させることもできる。したがって、2回
目以降は上述の登録をスキップして、以下の商品情報入
力画面に直接進むことができる。
【0033】図5に、具体的な商品の情報入力画面を示
す。図5に示す商品登録画面では、登録したい商品に関
する基本情報を入力する。図5の例では、登録したい商
品の名称、PR、価格などの情報を画面から入力でき、
さらに作品(画像)欄では商品のイメージ画像をアップ
ロードすることができる。図5で入力される情報は、第
1のデータベース7に検索対象情報として記録される。
【0034】この画面では、「保存して繰り返し入力」
ボタンを押すと、新たな図5の画面になり別の商品を登
録できる。「保存して終了」ボタンを押すと、図6の用
途登録画面に進む。また「終了」ボタンを押すと、入力
内容を保存しないで終了する。
【0035】図6以下では、商品の一般情報に加えて、
検索を容易にするための情報を入力する。入力画面に
「装置名を入力して下さい」というメッセージが画面上
に表示される。装置名は、一般的な名称の他に商品名も
併せて入力できる。商品名の入力は省略してもよい。入
力後、「次へ」と表示されたボタンを押すと、入力情報
が登録され次の画面へと進む。
【0036】[ステップS2]次に、用途大分類を入力
する(S2)。図7に示すように、画面上には「御社の
その装置(機械)は、○○をどうするものですか?」と
いうメッセージが表示され、その次に「○○を[動詞大
分類]するもの」というメッセージ内に、動詞大分類を
選択できるようにしている。選択はプルダウンメニュー
形式で行うことができる。予め登録された動詞大分類の
語句のうちから、所望の動詞を選択する。動詞大分類に
含まれる選択肢の動詞としては、例えば「加工する」、
「製造する」、「表面処理する」、「移動する」、「調
整する」、「試験する」、「測定する」、「生成する」
などがある。
【0037】なお、ここで選択する大分類の動詞は、検
索に用いるものでなくあくまで次ステップS3で入力す
る動詞小分類を分類しやすくするためのものである。し
たがって、この工程を省略することは可能である。例え
ば、はじめからこの工程を設けない構成、あるいは画面
上に「この工程を省略する」というボタンを設け、本工
程をスキップするとともに次S3で「動詞小分類」を直
接選択、入力する画面にジャンプすることもできる。
【0038】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にな
い場合は、登録者が望む動詞を直接入力する。直接入力
した動詞は、次段で選択する動詞小分類に登録されてい
るすべての小分類動詞の中から検索される。一致する小
分類動詞がある場合は、次S3の小分類動詞選択で当該
動詞を選択したものとして扱う。一致する動詞がない場
合は、時節で説明する新規な小分類動詞として扱う。上
記と同じく入力後、「次へ」と表示されたボタンを押す
と、入力情報が登録され次の画面へと進む。
【0039】[ステップS3]用途大分類入力後、図8
に示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、全
段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化し
て、検索に使用する用語を決定するものである。登録ウ
ィザード画面では、例えば「『加工する』の中でもう少
し詳しくお聞きします。その装置は[入力欄1]を[入
力欄2]するものです。」と尋ねる。ここで、入力欄1
には対象となる物品名(図の例では「木材」)を入力す
る。入力欄2はプルダウンメニュー形式で選択できるよ
うになっており、全段で選択した大分類動詞に対応する
小分類動詞の一覧が表示される。登録者は一覧中から所
望の動詞を選択する。ここで登録された情報は、検索の
類似度を判定する情報として第2のデータベース8に登
録される。
【0040】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合
は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続い
て「もしこの中にない場合は下に記入してください。
[入力欄3]を[入力欄4]するものです。」と表示さ
れる。この部分で登録者は「入力欄3」には上記「入力
欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄4」には
動詞を直接入力する。入力欄3および4に入力された場
合、上記入力欄1および2に記入された内容は無視され
る。例えば「直接入力される場合は、上記で選択した内
容は無視されます」などの警告メッセージを表示させて
もよい。
【0041】ここで、直接入力する欄では、修飾語を入
れないようにする。登録者の注意を喚起するため、この
画面中で注意を促すメッセージを表示させてもよい。例
えば「ポイント!その際、左欄には『形容詞』などを付
けずに「名詞」のみ入力して下さい」と表示させ、さら
に例示として「(例)×『有害な振動を』→○『振動
を』、×『土に穴を』→○『穴を』、×『入浴用の湯
を』→○『湯を』」と表示させてもよい。
【0042】上記のようにして入力した用途を登録す
る。この例では、「繰り返し登録」ボタンと「一つの用
途終了」ボタンの二つの選択肢が用意されており、いず
れのボタンを押しても入力内容が登録される。ここで、
さらに用途を追加する場合は「繰り返し登録」ボタン
を、この用途登録を終了し別の用途を登録する場合は
「一つの用途終了」ボタンを押す。ここで一つの用途と
は、一の小分類動詞に対応した用途を指す。
【0043】「繰り返し登録」ボタンを押すと、動詞は
固定されたままになる、つまり「入力欄4」または「入
力欄2」は変更できない状態になる(例えばグレイアウ
トさせて変更できなくする。)この場合は「入力欄1ま
たは3のみを選択、入力して登録する。登録の仕方は同
じで、さらに登録すべき内容がある場合は「繰り返し登
録」、この動詞での登録を終了する場合は「一つの用途
終了」ボタンを押す。
【0044】一つの用途につき登録が終了すると、図9
に示すように、その用途での登録内容についての確認画
面が表示される。この画面で登録者は自分の入力した内
容が正しく登録されているかどうかを確認することがで
きる。登録内容が不足していたり誤っている場合は、そ
の都度登録をやり直して登録し直す。「戻る」ボタンを
押すことにより訂正すべき画面に戻って修正することも
できるし、一旦登録を削除して改めて登録し直してもよ
い。
【0045】この画面で、さらに別の用途を登録する場
合は「別の用途入力」ボタンを、用途の入力が終了した
場合は「終了ボタン」を押す。「別の用途」ボタンを押
すと、装置名はそのままで用途大分類入力画面にジャン
プする。「終了」ボタンを押すと、装置入力画面にジャ
ンプする。
【0046】上記の実施例では、特定の用途に対しまず
第一の動詞を選択し、次により詳細な第二の動詞を選択
する方法としている。ただ、本発明は二段階で選択する
方法に限られず、一回で直接動詞を選択する方法とする
こともでき、あるいは三段階以上に分けて動詞を大概念
から徐々に絞り込んでいく方法を採ることもできる。た
だ、一回の選択で対象となる第二の動詞を直接選択する
方法では、一回の選択で済む反面、第二の動詞として画
面に一度に表示される動詞の数が多くなるため、登録者
に見難くなる。また三段階、四段階と他段階に分けて選
択させる方法では、徐々に絞り込んでいくため登録者に
分かり易い反面、複数の段階となるため手間がかかる。
したがって、好ましくは二段階で選択させる。
【0047】なお、一画面で複数の絞り込み選択が可能
な階層メニュー式にしてもよい。例えば一階層で大分類
の動詞を選択し、任意の大分類動詞を選択すると二階層
目としてさらに小分類のメニューが現れるように構成す
ることで、一画面中でも見やすい選択画面とすることが
できる。階層の深さは二段階に限られず、中分類の動詞
選択メニューを追加した三段階やそれ以上の深層メニュ
ーを有する階層メニューを表示してもよい。この方式で
あれば、直前の階層に同一の画面ですぐ戻れるため、誤
りの訂正が容易になる、また他の大分類に包含される小
分類動詞の確認が容易に直ちに行えるなどのメリットが
ある。ただし、深層メニューを表示させるには複雑なプ
ログラミングが必要となる欠点がある。例えばjava
環境を使用すれば上記のような階層メニューを実現する
ことができるが、プログラミングが若干複雑になる上、
インターネット閲覧時にjavaを実行できないブラウ
ザ(インターネットの閲覧用ソフトウェア)やjava
を無効にしているブラウザでは表示できないという問題
もある。したがって、確実にユーザが閲覧できる環境と
するためにはjavaなどの複雑なプログラムに頼るこ
となく、簡素な表示とすることが一人でも多くのユーザ
に利用できるような環境を提供する観点からは好まし
い。
【0048】なお、用途の分類で入力する動詞と目的語
の入力は逆順でも良い。つまり、先に目的語を入力して
次に動詞を入力する方式とすることもできる。また用途
登録により記憶保持される情報は、検索システムを構成
するハードウェアが備える登録手段に記憶、保持され
る。具体的にはハードディスクやメモリ、CD−ROM
等の記憶媒体が利用できる。なお登録手段に追加される
情報は、登録者による登録情報のみならず、検索システ
ム側が自発的に情報を収集してもよい。例えばコンピュ
ータがインターネット上を自動的に巡回して情報を収集
するスパイダーなどのロボット型の情報登録を併用し
て、情報ソースを拡充、強化することができる。
【0049】[第2のデータベース]次に、第2のデー
タベース8の作成手順について説明する。上記の用途登
録に従って登録者が小分類動詞を登録する毎に、第2の
データベース8は作成、変更される。この例では、第2
のデータベース8は類似度設定テーブルとして構成され
る。
【0050】以下、用途登録にて例示した「切る」とい
う小分類動詞につき、類似度設定テーブルを作成、変更
する手順を図10のフローチャートおよび図11〜15
に基づいて説明する。この例では、まず「木材を切
る」、「ガラスを切る」、「アルミを切る」の3つの用
途で「切る」に対応する類似度設定テーブルを作成して
いる。このとき、入力されたデータは以下のようにな
る。
【0051】小分類動詞=「切る」 用途例の数n=3 用途例の目的語 n=1 木材 n=2 ガラス n=3 アルミ
【0052】[ステップS1]用途「切る」に対し類似
度設定テーブルを作成する。テーブルは用途例の数nに
応じてn行×n列の正方行列形式とする。したがって、
例では図11に示すように3×3となる。テーブルの縦
欄、横欄はそれぞれ用途例の目的語である名詞が順に対
応する。行列の各要素には、初期値として0が設定され
る。なお、このテーブルにおいて対角線で二分した右上
領域と左下領域は同じ値となるため、左下領域は省略し
ている。
【0053】[ステップS2]用途例の目的語として同
時に登録された名詞に対し、1を加算する。例えば、図
12に示すように1行目の木材は、1列目の木材自体に
1、2列目のガラスと3列目のアルミも同時に登録され
たためそれぞれ1が加算される。ここで同時に登録され
るとは、同じ小分類動詞の目的語として登録された名詞
を指す。上述した用途登録画面においては、図8で「繰
り返し登録」ボタンを押して同じ動詞で登録された名詞
群が相当する。この例では、木材、ガラス、アルミが同
時に登録されたため、すべての要素に1が入力されるこ
とになる。なお、加算する数値は一定値であればよく、
1である必要はないが、ここでは簡単のため1とした。
【0054】[ステップS3]以上で「切る」の類似度
設定テーブルが作成された。次に、別の装置について新
たに用途が登録されたときに、上記の類似度設定テーブ
ルを更新する手順を説明する。ここでは別の装置につい
て、用途として「アルミを切る」、「アルミ材を切
る」、「鉄材を切る」、「鉄板を切る」が登録されたと
する。同じ小分類動詞「切る」についての登録であるた
め、上記で作成した「切る」の類似度設定テーブルが使
用される。
【0055】まず、図13に示すように「切る」の類似
度設定テーブルの縦横に、新たに登録された名詞が追加
される。既に存在する名詞「アルミ」については、追加
されない。そして上記と同じく、同時に登録される名詞
について、各行に1が加算される。例えば3行目の「ア
ルミ」について、3列目の「アルミ」から6列目の「鉄
板」までが今回同時に登録されたため、それぞれ1が加
算される。既に(3,3)には1が入力されていたた
め、この欄は「2」となる。以下同様に、4行目「アル
ミ材」、5行目「鉄材」、6行目「鉄板」の各欄に1が
加算される。その結果、図14のような類似度設定テー
ブルに修正される。
【0056】さらに、7つの装置について以下のような
名詞が「切る」対象として登録されたとする。各行に併
記した名詞は、その装置の用途として同時に登録された
ものである。
【0057】銅板、鉄板を切る アルミ材、鉄材を切る 食品、パン、牛肉、豚肉を切る 布を切る パイプ、鉄材、アルミを切る 紙、布を切る ポール、パイプを切る
【0058】これらの名詞を登録して修正した類似度設
定テーブルは、図15のようになる。以上説明したよう
に、類似度設定テーブルは新たな名詞が入力されると新
規の欄を追加していく。そして同時に登録された名詞に
対して1を加算する。いいかえると、各行の名詞につ
き、同時に登録された名詞に対応する列(交差する要
素)に1ずつ追加していく。同じ名詞が交差する点
(n,n)は、その名詞が登録された回数を示す。この
手順を繰り返して、各小分類動詞につき類似度設定テー
ブルを作成していく。また新たな小分類動詞で用途が入
力された場合は、別途類似度設定テーブルが新たに作成
される(ステップS4)。
【0059】類似度設定テーブルの作成、更新は、用途
登録で登録される度毎に随時行う。ただ、入力された情
報をメモリやハードディスク等の記憶媒体に蓄えてお
き、情報が揃った時点でテーブルへの書き込みや更新を
行うようにすることもできる。類似度設定テーブルのデ
ータは、検索システムが備える記憶手段に保持される。
具体的には、サーバー側コンピュータのハードディスク
などに保存される。
【0060】単語同士の類似度は、完全に同一の単語で
あれば100%とし、それ以外は各類似度設定テーブル
に従って以下の式で算出する。任意の小分類動詞におけ
るn番目の単語Aとm番目の単語B(n<m)の類似度
xは、 X={交点(n,m)の点数}/{(n,n)の点数} となる。
【0061】例えば、図の類似度設定テーブルを使用し
て木材(n=1)とアルミ(n=3)の類似度を調べる
と、両者の交点は(1,3)となる(上述の通り(3,
1)の交点は簡単のため表示していない)。交点の値は
1で、(1,1)の値は1であるから、類似度は1/1
=100%となる。同様にしてアルミ(n=3)と鉄材
(n=5)の類似度は、交点(3,5)の値が2、
(3,3)が3となり、2/3=約67%となる。また
アルミ材(n=4)と鉄板(n=6)は、交点(4,
6)が1、(4,4)が2なので1/2=50%とな
る。一方、交点のないもの同士は分子が0となるため、
類似度は常に0となる。いいかえると、同時に登録され
ない単語同士は類似しないと判定する。
【0062】この計算方式によれば、登録されるデータ
の件数が多くなって使用回数が増えるほど類似度Xの分
母が大きくなり、個々の関連性の比率が下がるのでデー
タの客観性が増す。
【0063】実際の検索の際には各動詞毎、すなわち類
似度設定テーブル毎に閾値を設定し、指定された検索語
に対する類似度がこの閾値を超えるものを類似と判断す
る。類似度が閾値を越えた単語、すなわち検索語と類似
と判定された単語については、いわゆるor検索が実行
される。つまり、その単語を含む検索結果はすべて表示
される。具体的には、登録者が登録した用途で類似と判
断された装置は、検索結果に表示されることになる。な
お閾値の設定は、後述するとおり検索システム側で設定
することも、検索者側で任意に設定することもできる。
【0064】[用途検索]このようにして作成された第
2のデータベース8を用いて検索者が検索する手順を、
図16〜18のフローチャートおよび図19〜図25に
基づいて説明する。ここでは検索の方式として、自動方
式、確認方式、マニュアル方式の3通りについて説明す
る。これらは、基本的には上述した用途登録と同じ手順
でキーワードを入力する。装置名の入力がないことや検
索実行および結果表示がある他は、検索のための情報と
して指定する大分類動詞、小分類動詞、および対象物を
入力する手順については同様の方法が利用できる。
【0065】[自動方式] [ステップS1]用途大分類を入力する(S1)。図1
9に示すように、画面上には「探されている装置(機
械)は、○○をどうするものですか?」というメッセー
ジが表示され、その次に「○○を[動詞大分類]するも
の」という書式中に、動詞大分類を選択できるようにし
ている。選択はプルダウンメニュー形式で行い、予め登
録された動詞大分類の語句から適切な動詞を選択する手
順は、用途登録と同じである。動詞大分類に含まれる動
詞の選択肢も図7に示した用途登録のS2と同じものを
使用し、例えば「加工する」、「製造する」、「表面処
理する」、「移動する」、「調整する」、「試験す
る」、「測定する」、「生成する」などをリストする。
この例では「加工する」を選択する。ここで選択する大
分類の動詞は、検索に用いるものでなく次段のS2で入
力する動詞小分類を分類しやすくするためのものであ
る。したがって、この行程を省略することは可能であ
る。例えば、はじめからこの工程を設けない構成、ある
いは画面上に「この工程を省略する」というボタンを設
け、本工程をスキップするとともに次段で「動詞小分
類」を直接選択、入力する画面にジャンプすることもで
きる。
【0066】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にな
い場合は、検索者が望む動詞を直接入力する。メッセー
ジとして、例えば動詞大分類の選択画面の下段に「も
し、この中にない場合は下に入力してください」と表示
し、「○○を[(空欄)]するもの」として直接文字が
入力できるようにする。直接入力した動詞は、次段で選
択する動詞小分類に登録されているすべての小分類動詞
の中から検索される。一致する小分類動詞がある場合
は、次段の小分類動詞選択で当該動詞を選択したものと
して扱う。一致する動詞がない場合は、時節で説明する
新規な小分類動詞として扱う。入力後は、「次へ」と表
示されたボタンを押すと、入力情報が登録され次の画面
へと進む。
【0067】[ステップS2]用途大分類入力後、図2
0で示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、
全段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化
して、検索に使用する用語を決定する。登録ウィザード
画面では、S1で選択した大分類動詞を示しながら、例
えば「『加工する』の中でもう少し詳しくお聞きしま
す。探されているのは[入力欄1]を[動詞小分類]す
る装置です。(例)木材を切るものです。」と表示す
る。ここで、入力欄1には対象となる物品名(図の例で
は「木材」)を直接入力する。動詞小分類はプルダウン
メニュー形式で選択できるようになっており、前段S1
で選択した大分類動詞に対応する小分類動詞の一覧が表
示される。登録者は一覧中から所望の動詞を選択する。
例えば動詞大分類「加工する」に対応する動詞小分類と
しては、「練る」、「剥ぐ」、「炊く」、「焼く」、
「凍らせる」、「蒸す」、「乾かす」、「混ぜる」、
「切る」、「つなぐ」、「縮める」、「突く」、「磨
く」、「合わせる」、「溶かす」、「固める」、「打
つ」、「貼る」、「伸ばす」、「押し出す」などをリス
トする。選択する言葉は、できるだけシンプルで分かり
やすいものとする。
【0068】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合
は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続い
て「もしこの中にない場合は下に記入してください。
[入力欄2]を[入力欄3]するものです。」と表示さ
れる。この部分で登録者は「入力欄2」には上記「入力
欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄3」には
動詞を直接入力する。入力欄2および3に入力された場
合、上記入力欄1および動詞小分類選択に入力された内
容は無視される。例えば「直接入力される場合は、上記
で選択した内容は無視されます」などの警告メッセージ
を表示させてもよい。
【0069】[ステップS3A]上記のようにして用途
を入力した後、「検索開始ボタン」を押すと検索が開始
される。この全自動方式では、検索システムを管理する
管理者側で閾値を決定する。閾値は百分率で設定され、
検索の目的や用途に応じて最適値に適宜設定される。閾
値よりも高い類似度を有する単語は、類似するものとし
てすべてブーリアン識別子のorで結んだ状態で検索さ
れ、図21に示すように結果が表示される。この図で
は、検索された検索対象物である「木材を切る装置」
が、この対象物を登録した企業名と共に表示されてい
る。ただしこれらの類義語は表示せず、検索者は類義語
を意識せずに検索結果のみを受け取るので煩雑さがな
い。検索結果は、ヒット件数とともに一覧形式で表示さ
れる。このとき、類似度を検索結果に表示することで、
検索者におよその類似度合いの指針を示すことができ
る。一画面に検索結果が表示しきれない場合は、例えば
10件毎に表示して、次画面の表示は「次の10件」ボ
タンを押すことで10件毎に順次表示できる。さらに、
検索終了ボタンと再度検索条件を設定し直せるように前
画面に戻るための「戻る」ボタンも用意する。あるいは
図示しないが、検索入力をクリアして検索をやり直す
「新規検索」ボタンを設けることもできる(ステップS
4)。この方式では、検索者側が閾値の設定などを意識
することなく、検索結果に類義語を含めて関連情報を検
索でき、特別な設定を検索利用者側がしなくてすむので
簡単に使用できるメリットがある。
【0070】[確認方式]この検索方式では、まず入力
された検索語のみで検索を行って結果を表示すると共
に、入力された検索語に関する類義語も表示して、さら
にこれらの類義語を含めた検索を行うかどうかを検索者
に確認する方式である。検索のキーワードを入力する過
程(ステップS1〜S2)は、上述した自動方式と同じ
である。
【0071】[ステップS3B]前段で入力された検索
語で検索を実行する。図22に示すように検索結果を表
示すると共に、入力された検索語に関する類義語も表示
して、さらにこれらの類義語を含めた検索を行うかどう
かを検索者に確認する。最初の検索では検索語と完全に
一致する同一語検索のみを行うため、検索結果としてリ
ストされるものは類似度100%であるから類似度を表
示しない。類義語を含めた検索を実行する場合は、「さ
らに検索」ボタンを押す。このとき、リストされたすべ
ての類義語に対してor検索が実行される。なお、各類
義語にチェックボックスを設け、検索に追加したいキー
ワードを検索者側が選択して検索できるようにしても良
い。
【0072】[ステップS4]類義語検索の結果は、図
23に示すように使用した類義語の用途を表示すると共
に、検索結果を類似度付きで表示する。さらに、検索に
使用した類義語の類義語を含めて検索することもでき
る。この検索を繰り返すことで類似の幅を広げていくこ
とができる。また、図示しないがキーワードを指定し直
して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押してステ
ップS1に戻ることができる(ステップS5)。この方
式では、検索者に検索の手順を知らせながら検索するの
で、検索者は安心して効率的に検索システムを利用でき
るメリットがある。例えば検索結果が満足できるもので
あれば最初の同一語検索で足り、検索結果が少ない場合
などは類義語検索を行うことでより広く情報を収集で
き、状況に応じて検索パターンを変えて効率よく検索す
ることができる。
【0073】[マニュアル方式]この検索方式は、検索
者側が類似度の閾値を指定して検索する方式である。検
索のキーワードを入力する過程(ステップS1〜S2)
は、上述した方式と同じである。
【0074】[ステップS3C]まずはS3Bと同じ
く、入力された検索語と同一語を含む検索を行って結果
を表示する。図24に示すように、検索結果は類似度1
00%なので類似度は表示しない。さらに、類似度の閾
値を入力する画面を表示して、検索者に類似検索をさら
に実行するかどうかを尋ねる。例えば「検索した結果、
表示が少ない場合、類似度の閾値を下げることができま
す。類義語を含めてもう一度検索しますか?」というメ
ッセージを表示し、その下段に「類似度の閾値[閾値入
力欄]%」として閾値の入力欄を設ける。検索者は、検
索結果に応じて閾値、すなわち類似度を百分率で入力す
る。類似度が高いと検索結果は少なく表示され、逆に低
いと検索結果は多くなる。閾値を入力後、「さらに検
索」ボタンを押すことで、入力された閾値を越える類似
度を持つ単語をすべて検索語としたor検索が実行され
る。
【0075】[ステップS4]検索結果には、図25に
示すように類似度を表示した一覧と共に、使用した検索
語の用途も表示される。検索者は一覧を見てさらに閾値
を調整して検索が必要かどうかを判断できる。この方式
では、より詳細に検索のレベルを指定できるので検索者
側の自由度が高く、高度な使用ができるという特長があ
る。以下、上記と同様に図示しないがキーワードを指定
し直して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押して
ステップS1に戻ることができる(ステップS5)。
【0076】この実施例では、余分な修飾語を省いたシ
ンプルな言葉をキーワードとして検索情報を登録するこ
とにより、類比判断を容易にし、検索対象や目的を明快
にできるので、複雑な専門用語を使用することなく容易
に検索できるというメリットがある。さらにキーワード
の類似関係を、言葉自体で決定するのでなく、同時に使
用される言葉との関係から類似度を決定するよう構成し
ている。
【0077】上記実施例の検索システムを構成する一例
を図26に示す。図に示す検索システムは、コンピュー
タ5と、コンピュータ5にネットワーク接続された端末
6と、コンピュータ5が検索情報を保持、参照するため
の第1のデータベース7および第2のデータベース8か
らなる。
【0078】コンピュータ5は、ネットワークでいうと
ころのサーバー側となるホストコンピュータである。情
報の登録から検索までほとんどの制御を管理する中心と
なる。
【0079】端末6はコンピュータ5とネットワーク接
続されたクライアント側のコンピュータである。端末6
には、情報を登録するコンピュータ端末6Aと情報を検
索するコンピュータ端末6Bがある。いずれの端末6
も、メインのコンピュータ5と必要な情報をやりとりし
て情報の登録や検索を行うものであり、登録者側端末6
Aや検索者側端末6Bといった区分けは説明のための便
宜上のものである。
【0080】第1のデータベース7は、登録者の登録し
た情報を記録する基本となるデータベースである。第1
のデータベース7には、例えば登録者の氏名(会社
名)、住所、連絡先、商品の仕様や価格、特長や詳細等
のデータが記憶され保持される。
【0081】第2のデータベース8は、用途の形式で登
録される情報の、言葉同士の関連性すなわち類似度を設
定する類似度設定テーブルである。登録された用途か
ら、第1のキーワード1を基準に第2のキーワード2同
士の関連付けを行い、その結果を記録する。一方、検索
の際には入力された第3のキーワード3および第4のキ
ーワード4に基づいて、第2のデータベースは検索語と
所定の類似度を有する語句を選択する。
【0082】第1のデータベース7および第2のデータ
ベース8は、サーバー側のコンピュータ5内部あるいは
外部に設けられたハードディスクなどの記憶媒体に構成
される。図26では説明のため別の部材として図示して
いるが、コンピュータ5内部に設けたり、同一のデータ
ベースを使って第1のデータベース7に第2のデータベ
ース8に関する情報を付加して保持することもできる。
したがって、必ずしも別部材である必要はない。
【0083】この構成の検索システムは、以下のように
動作する。情報登録の際は、登録者側端末6Aから入力
された登録情報が、コンピュータ5を介して第1のデー
タベース7と第2のデータベース8に登録される。特に
第1のキーワード1と第2のキーワード2を受領したコ
ンピュータ5は、関連付けを解析して類似度設定に関す
る情報を第2のデータベース8に記録する。登録が完了
すると、コンピュータ5から登録完了の情報が送られ、
登録者側端末6Aの画面上でその旨が確認される。登録
者は画面上に表示された登録内容を確認でき、必要に応
じて登録内容の変更や追加もできる。
【0084】一方で検索の際は、検索者側端末6Bから
検索のための第3のキーワード3および第4のキーワー
ド4がコンピュータ5に送信される。コンピュータ5
は、これらのキーワードに基づいて類似する語句を第2
のデータベース8を参照して選択する。第2のデータベ
ース8は、所定の閾値以上の類似度を有する語句の情報
をを、類義語としてコンピュータ5に渡す。これに従っ
てコンピュータ5は、検索者側端末6Bから入力された
キーワードとともに、第2のデータベース8から受けた
類義語も含めて、第1のデータベース7に対して検索を
実行する。そしてコンピュータ5は検索結果を受け取
り、検索者側端末6Bに送信する。検索者側端末6Bで
は、検索結果が表示され、検索者は必要に応じてさらに
類義語検索や絞り込み検索、新たな検索等を行うことが
できる。
【0085】本発明の検索システムおよび検索方法は、
特にインターネットのウェブサイト上で提供される検索
サービスに使用されるものであるが、これに限定される
ものでない。本発明の主な目的は検索語に対する類似度
の判定を独特の手法で行うことにより、関連情報の検索
を的確に行ってノイズを抑えた優れた検索を提供するこ
とにあるので、検索システムのハードウェア的な構築に
ついては特に指定せず、既存のシステム構成や将来開発
されるハードウェア構成、インフラストラクチャーを適
宜利用できる。
【0086】例えば、登録者が用途登録する情報を登録
するための登録手段や、作成された第1のデータベース
7や第2のデータベース8を記憶するための記憶手段に
ついては、検索システムを構成するハードウェアが備え
る記憶媒体が利用できる。具体的にはハードディスクや
メモリ、CD−ROM等であるが、情報を保持できる手
段であれば本発明は実現できるので、これらに限定され
るものでない。また、検索者が用途検索で指定した検索
語と類似するキーワードを選択したり検索結果を表示す
る検索手段は、共にコンピュータ上あるいはネットワー
ク上で実行される。したがって具体的なハードウェアと
しては、サーバーやホストコンピュータ、あるいはこれ
らに接続されて処理を行うコンピュータなどが該当す
る。システムによっては、ユーザー側のコンピュータが
一部の処理を担当することも可能である。本発明はコン
ピュータというハードウェアを使用して実行するもので
あるが、検索の手法に特徴を有するものであり、特定の
ハードウェアに依存するものでないから、ネットワーク
上に接続されたどのコンピュータが処理を行うか、ある
いはコンピュータ中のどの部材が処理を行うかについて
は特定しない。
【0087】[その他の例]以上の実施例では、登録者
の入力に基づいて第2のデータベース8を作成したが、
逆に検索者の入力を基に第2のデータベース8を作成す
ることもできる。特に、同一の動詞で繰り返し検索を行
う場合に、対象物を記憶して上記と同様に第2のデータ
ベース8を作成し、これで類似度を設定することもでき
る。検索者の入力データに基づいて作成した第2のデー
タベース8は、通常の登録者のデータに基づく第2のデ
ータベース8と別に保持することもできるし、同一の第
2のデータベース8に記録することもできる。
【0088】本発明の検索システムおよび検索方法は、
既存の検索技術を併用して応用することができる。例え
ば、いわゆる全文検索を行うこともできる。またキーワ
ード検索は完全一致に限られず、部分一致で行わせるこ
ともできる。例えば「アルミ」という検索では、「アル
ミ」の他「アルミニウム」、「アルミニウム板」、「ア
ルミニウム合金」なども検索対象となる。また、既存の
シソーラスを第2のデータベース8と併用して検索する
こともできる。例えば「アルミニウム板」という入力に
対し、第2のデータベース8で判定したアルミニウム板
の類義語に加えて、シソーラスに登録されている「アル
ミ」、「アルミニウム」、「アルミニウム合金」も検索
語としてOR検索させることができ、検索漏れを少なく
したより確実な検索が行える。
【0089】本発明の検索システムおよび検索方法は、
インターネット上で提供するサーチエンジンに利用し
て、一般に開放されたシステムにおける検索データベー
スの構築に応用できる。もちろん、セキュリティ付きア
クセスや制限付きアクセスなど、特定のアクセス環境に
も利用でき、またLANやWANなど各種のネットワー
ク接続された環境でのサーチにも利用できる。また、作
成された第2のデータベース8を組み込んだソフトウェ
アとして、スタンドアロン環境でも利用できることはい
うまでもない。さらに本システムで作成された第2のデ
ータベース8をソフトウェアに組み込んで検索ソフトと
してて応用することもできる。このように本発明は、第
2のデータベース8を使った独自の方法で言葉の類似度
を判定するシステムに関するものであるから、この技術
をネットワーク環境やスタンドアロン環境に関わらず応
用することができる。
【0090】また、上記の例ではキーワードを2つに設
定して検索する検索システムを説明したが、キーワード
を3つ以上とする検索システムを構成することもでき
る。例えば、「○○○」を「○○○」する「○○○」と
いう形式で、「ビデオ」を「修理」する「『器具』、
『人』、『会社』」として検索対象を製品検索、サービ
ス検索、企業検索などのカテゴリーに指定することがで
きる。用途の指定フォーマットは特にこの形式に限られ
ず、例えば形容詞や副詞を追加する別の形式とすること
もできる。例えば「○○○」を「○○○(副詞)」、
「○○○」するというフォーマットで副詞を追加し、
「早く」、「安く」、「安全に」などの選択肢を設けて
独自の特徴をアピールしてもよい。
【0091】さらに上記の例では動詞を基準にして第2
のデータベース8を作成し、対象物の類似度を決定して
いたが、本発明の検索システムおよび検索方法はこれと
逆に対象物を基準にして対象物毎に第2のデータベース
8を作成し、動詞毎に類似度を決定する方法も利用でき
る。
【0092】さらにまた本発明は、関連情報を的確に検
索できる検索システムを提供することにあるので、検索
システムを実行するための具体的なプログラムについて
は特定しない。またプログラミングを行う方法も限定し
ない。上記を行うためのアルゴリズムを実行できるプロ
グラム作成には、既存のものや将来開発されるものが適
宜利用できる。例えば、プログラミングの言語としては
java、perl、CGI、C言語などが利用でき、
プログラミング方法にはオブジェクト指向のものなどが
利用できる。さらにプログラムの利用形態としても、サ
ーバー側で書かれたプログラムを実行するものに限られ
ず、ユーザー側のシステムにインストールされたプラグ
インやアプレットの形式で実行される形態でもよい。
【0093】さらに、本発明の検索システムおよび検索
方法を実現するために利用するプログラムを実行する場
所や格納する場所、および配布する形態を特定しない。
本発明はサーバー側ホストコンピュータで実行できる
が、これに限定されるものでなく、クライアント側でソ
フトウェアをダウンロード、あるいはCD−ROMやフ
ロッピーディスク、MO、DVD−ROM、DVD−R
AMなどの記録媒体を配布してインストールして実行す
るシステムや、分散処理システムなども利用できること
はいうまでもない。
【0094】上記の例では、製造、加工装置など物を検
索する検索システムを説明したが、本発明は物の検索に
限定しない。例えば「ビデオ」を「修理する」、「書
籍」を「配達する」などと指定したサービスの検索にも
応用できる。商品とサービスの検索は、商品またはサー
ビスのいずれかのカテゴリを指定するなどして切り替え
て検索してもよいし、商品とサービスの検索を同時に行
ってもよい。また商品やサービスを提供する企業の検索
を行うことにも応用できる。
【0095】特に、現状では特定の商品やサービスを求
める潜在的ユーザーが検索を行おうとしても、商品の仕
様や取り扱い先、詳細データなどを求めているのにこれ
らと無関係な情報、いわゆるノイズが多く拾われてしま
うため、フリーキーワード検索では検索者の欲しい検索
結果がなかなか得られない状況にある。例えば新規なユ
ーザはその商品やサービスに関する知識がないため、的
確なキーワードを指定することが困難である。検索者で
あるユーザーやカスタマー側からすれば、商品やサービ
スの検索に特化して、容易な検索方法で的確な検索結果
を表示できるサービスを求めている。一方で商品やサー
ビスを提供するベンダー側からすれば、このような検索
は新たな顧客開拓など事業拡張のビジネスチャンスに繋
がるものである。本発明は検索の際に指定する問い合わ
せ情報を、用途などを特定した文節の書式とすること
で、簡潔かつ直感的に理解でき、専門用語を知らない者
でも容易に所望の結果を検索できるようにしたものであ
る。
【0096】さらに、指定した情報と類似する関連情報
の検索について、他の文言との関係において類似性を決
定する方式としたため、従来の一義的な類義語よりも現
実の使用目的に即した類義語が検索できると期待され
る。特に本発明では、登録者が入力した情報に基づいて
類義語を判定するため、提供したい製品やサービスを最
も熟知した者による情報を利用することで、より正確で
現実に即した関連性の判定が可能となる。この方式を使
用した検索サービスを用いて商品やサービスの紹介を提
供すれば、需要者側は必要な情報を的確に入手でき、供
給者側は新規な需要を的確に捕らえることのできるサー
ビスを実現できる。さらに必要な商品やサービスに加え
て、関連する商品やサービスも検索結果で表示できるた
め、よりビジネスチャンスを広げた効果的なマーケティ
ングを行うことができるというメリットもある。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検索システ
ムおよび検索方法は、検索対象の用途を指定して検索を
行うことで、検索する用語をシンプルにするとともに検
索用語をサーチエンジン構築者側でなくユーザ側に決定
させ、ユーザ側が所望の用途でサーチしたときの用語動
詞の関連性から類義語を設定していくものである。特に
本発明の検索システムおよび検索方法は、従来のように
検索システム側が検索の類義語判断基準を独自に設定す
るのでなく、情報を検索システムに登録する者が登録し
た情報に基づいて類否判断の基準を作成する。現在使わ
れている多くのサーチエンジンでは、キーワードの選択
に単語同士の関連性を考慮していない、言い換えると状
況や文脈に応じて意味合いや関連性が変わるという言葉
の性質を無視していると思われる。このような単語自体
の意味から類義語を絶対的に決定する従来のシソーラス
の考え方に対し、本発明では他の単語との結びつきから
相対的な関連性として、特定の単語、例えば用途に対し
て関連性を決定するため、より正確に、かつユーザーの
観点から検索できるという優れた検索システムを提供で
きる。特に、情報を登録する者が入力した用途などの文
節に基づいて類似度判断の基準を作成するため、この者
の知識に基づいた正確で実情に即した類似判断が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る検索システムの用途登
録の手順を示すフローチャート
【図2】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図3】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図4】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図5】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図6】図1の用途登録における基本情報入力画面の一
例を示すイメージ図
【図7】図1の用途登録における用途大分類入力画面の
一例を示すイメージ図
【図8】図1の用途登録における用途小分類入力画面の
一例を示すイメージ図
【図9】図1の用途登録における登録確認画面の一例を
示すイメージ図
【図10】本発明の一実施例に係る検索システムの第2
のデータベースの作成手順を示すフローチャート
【図11】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図12】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図13】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図14】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図15】図10の第2のデータベース手順を示すイメ
ージ図
【図16】本発明の一実施例に係る検索システムの用途
検索の手順を示すフローチャート
【図17】本発明の他の実施例に係る検索システムの用
途検索の手順を示すフローチャート
【図18】本発明のさらに別の実施例に係る検索システ
ムの用途検索の手順を示すフローチャート
【図19】図16の用途検索における用途大分類入力画
面の一例を示すイメージ図
【図20】図16の用途検索における用途小分類入力画
面の一例を示すイメージ図
【図21】図16の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図22】図17の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図23】図17の用途検索における更なる検索結果表
示画面の一例を示すイメージ図
【図24】図18の用途検索における検索結果表示画面
の一例を示すイメージ図
【図25】図18の用途検索における更なる検索結果表
示画面の一例を示すイメージ図
【図26】本発明の一実施例にかかる検索システムの構
成を示す概略図
【符号の説明】 1…第1のキーワード 2…第2のキーワード 3…第3のキーワード 4…第4のキーワード 5…コンピュータ 6…端末 6A…登録者側端末 6B…検索者側端末 7…第1のデータベース 8…第2のデータベース

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録者が予め登録した複数の情報の中か
    ら、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索するた
    めの検索システムにおいて、 登録者が登録したい登録対象に関する情報を、第1のキ
    ーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、一
    の登録対象につき一以上登録する登録手段と、 登録された情報の内から共通の第1のキーワードと共に
    登録された異なる第2のキーワード同士を結びつけるた
    めの所定の重み付けを行い、これに基づいて登録された
    キーワード同士の関連性を決定し記憶する記憶手段と、 検索者が検索したい検索対象に関する情報を、第3のキ
    ーワードと第4のキーワードからなる文節の形式で検索
    条件として指定し、第1のキーワードと第3のキーワー
    ドが、第2のキーワードと第4のキーワードがそれぞれ
    対応しており、検索者に指定された第3、第4のキーワ
    ードと予め登録された第1、第2のキーワードとの関連
    性に基づいて、指定されたキーワードと類似する登録さ
    れたキーワードを選択し、選択されたキーワードを用い
    て検索を実行し検索結果を表示する検索手段とを有する
    ことを特徴とする検索システム。
  2. 【請求項2】 登録対象および検索対象に関する情報を
    示す文節が、登録対象および検索対象によって為される
    行為を示す第1および第3のキーワードと、上記行為の
    対象となる対象物を示す第2および第4のキーワードか
    らなる請求項1記載の検索システム。
  3. 【請求項3】 登録対象および検索対象に関する情報を
    示す文節が、登録対象および検索対象の機能を述べた文
    節であって、当該機能の目的を示す目的語に相当する第
    1および第3のキーワードと、当該機能を示す動詞に相
    当する第2および第4のキーワードからなる請求項1記
    載の検索システム。
  4. 【請求項4】 同一の登録対象に関して、異なるキーワ
    ードを繰り返し登録できることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の検索システム。
  5. 【請求項5】 複数の異なる第2のキーワードが繰り返
    し登録できることを特徴とする請求項4記載の検索シス
    テム。
  6. 【請求項6】 登録されたキーワード同士の関連性を判
    別する条件が、第1のキーワード毎にデータベースを設
    けて共通の第1のキーワードと共に登録された異なる第
    2のキーワード同士に所定の値を付加することで関連性
    を持たせ、この値から所定の計算式に基づいて類似度を
    算出し、所定の閾値を越える類似度を有するキーワード
    を類似と判定することを特徴とする請求項1記載の検索
    システム。
  7. 【請求項7】 第1のキーワード毎に設けられたデータ
    ベースは、第2のキーワードを複数登録しており、第1
    の登録対象に対し複数登録された情報について、第1の
    キーワードに対して繰り返し入力により複数の第2のキ
    ーワードが入力された場合、各第2のキーワードに対し
    等価の重み付けを与え、さらに第2の登録対象につい
    て、上記第1の登録対象と共通の第1、第2のキーワー
    ドが入力された場合、上記第1の登録対象と第2の登録
    対象の関連性を示す重み付けを上記共通の第2のキーワ
    ードに与えることを特徴とする請求項6記載の検索シス
    テム。
  8. 【請求項8】 予め作成されたキーワード同士の類似度
    を示す類義語辞書を使用して、第2のデータベースで選
    択された検索キーワードに加えて、類義語辞書に登録さ
    れた類義語もキーワードとして検索することを特徴とす
    る請求項1記載の検索システム。
  9. 【請求項9】 登録者が予め登録した物、サービス等の
    登録対象に関する複数の情報の中から検索者が所望の情
    報を検索するためのコンピュータ上で実行する検索シス
    テムにおいて、登録者は登録したい登録対象の情報を
    「[第1の対象物]を[第1の動詞]する」という書式
    で、第1の対象物と第1の動詞からなる用途として同一
    の登録対象につき1以上の用途を登録し、 登録された用途について第1の動詞毎に類似度設定テー
    ブルを作成し、同時に登録された第1の対象物につき所
    定の値を付加して同一の類似度設定テーブルに含まれる
    第1の対象物同士の類似度を決定し、 検索者は検索したい情報について、「[第2の対象物]
    を[第2の動詞]する」という書式で、第2の対象物と
    第2の動詞からなる用途として検索条件を指定し、 検索システム側で第2の動詞に対応する類似度設定テー
    ブルの中から第2の対象物との類似度が所定の閾値を越
    える対象物を抽出し、これらを検索キーワードとして検
    索を実行する検索システム。
  10. 【請求項10】 登録者が予め登録した複数の情報の中
    から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索する
    検索方法であって、 登録者は登録したい登録対象に関する情報を、第1のキ
    ーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、1
    の検索対象に関する登録情報を1以上登録し、 登録されたキーワード同士は所定の条件に従って関連付
    けを持たせて記憶され、 検索者は検索したい検索対象に関する情報について、第
    3のキーワードと第4のキーワードからなる文節の形式
    で検索条件を指定し、 検索者に指定されたキーワードと予め登録されたキーワ
    ードとの関連付けに基づいて、指定されたキーワードと
    類似する登録されたキーワードが選択され、選択された
    キーワードを用いて検索を実行し検索結果として表示す
    ることを特徴とする検索方法。
  11. 【請求項11】 検索者が所望の検索対象に関する情報
    をコンピュータ上で検索する検索方法であって、 検索者が所望の所望の検索対象を指定するために、検索
    対象によって為される行為を示す第1のキーワードと、
    上記行為を為す対象物を示す第2のキーワードの入力を
    促す画面をコンピュータ上に表示する工程と、 コンピュータから入力された第1および第2のキーワー
    ドを、複数のキーワードを収録してなる第1のデータベ
    ースと、第1および第2のキーワードによって特定され
    る検索対象の候補群から構成される第2のデータベース
    とが記録されているサーバーに送信する工程と、 送信された第1および第2のキーワードに基づいて第1
    のデータベースから関連する情報を検索し、かつ第1の
    キーワードに関連する第2のキーワードを抽出すると共
    に、上記第2のキーワードと類似すると判断された第2
    のキーワードを選択し、選択された第2のキーワードに
    関連する検索対象を第2のデータベース中から抽出し、
    これらの結果をコンピュータ上に表示する工程を含む検
    索方法。
  12. 【請求項12】 上記表示工程で表示される内容が、第
    2のキーワードに類似すると判断されたキーワードを表
    示すると共に、さらに上記類似するキーワードを含めた
    検索の実行が可能な表示を含む請求項11記載の検索方
    法。
  13. 【請求項13】 上記表示工程で表示される内容が、第
    2のキーワードの類義語を決定するために設定される所
    定の類似度を表示すると共に、上記類似度を変更して検
    索可能な入力表示を含む請求項11記載の検索方法。
JP2000338365A 2000-09-30 2000-09-30 検索システムおよび検索方法 Pending JP2002108912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000338365A JP2002108912A (ja) 2000-09-30 2000-09-30 検索システムおよび検索方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000338365A JP2002108912A (ja) 2000-09-30 2000-09-30 検索システムおよび検索方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002108912A true JP2002108912A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18813581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000338365A Pending JP2002108912A (ja) 2000-09-30 2000-09-30 検索システムおよび検索方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002108912A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508603A (ja) * 2006-11-01 2010-03-18 ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド 関連性に基づいてメディアガイダンス検索結果を提示する
JP2012038356A (ja) * 2011-11-24 2012-02-23 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法
JP2012053791A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Jvc Kenwood Corp 情報閲覧装置、情報閲覧システム、サーバ装置および情報閲覧方法
JP2015179527A (ja) * 2015-05-12 2015-10-08 株式会社Jvcケンウッド 情報選択装置、情報選択方法、およびコンピュータプログラム
US9607107B2 (en) 2007-05-10 2017-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2019074982A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 三菱重工業株式会社 情報検索装置、検索処理方法、およびプログラム
JP2021086580A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社AI Samurai 文書情報評価装置および文書情報評価方法並びに文書情報評価プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508603A (ja) * 2006-11-01 2010-03-18 ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド 関連性に基づいてメディアガイダンス検索結果を提示する
JP2013101660A (ja) * 2006-11-01 2013-05-23 United Video Properties Inc 関連性に基づいてメディアガイダンス検索結果を提示する
US9607107B2 (en) 2007-05-10 2017-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2012053791A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Jvc Kenwood Corp 情報閲覧装置、情報閲覧システム、サーバ装置および情報閲覧方法
JP2012038356A (ja) * 2011-11-24 2012-02-23 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法
JP2015179527A (ja) * 2015-05-12 2015-10-08 株式会社Jvcケンウッド 情報選択装置、情報選択方法、およびコンピュータプログラム
JP2019074982A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 三菱重工業株式会社 情報検索装置、検索処理方法、およびプログラム
JP7016237B2 (ja) 2017-10-18 2022-02-04 三菱重工業株式会社 情報検索装置、検索処理方法、およびプログラム
JP2021086580A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社AI Samurai 文書情報評価装置および文書情報評価方法並びに文書情報評価プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10929487B1 (en) Customization of search results for search queries received from third party sites
CN103136329B (zh) 多个查询修订模型的集成
KR101191531B1 (ko) 인라인 문맥 질의들을 사용하는 검색 시스템들 및 방법들
JP5431727B2 (ja) 関連性判定方法、情報収集方法、オブジェクト組織化方法及び検索システム
US8150716B1 (en) Website and method for search engine optimization by prompting, recording and displaying feedback of a web site user
US8775396B2 (en) Method and system for searching a wide area network
JP4962967B2 (ja) Webページ検索サーバ及びクエリ推薦方法
US7930287B2 (en) Systems and methods for compound searching
US20080016034A1 (en) Search equalizer
JP5462510B2 (ja) 商品検索サーバ、商品検索方法、プログラム、および記録媒体
JP2009140444A (ja) 商品検索装置および商品検索方法
GB2386218A (en) Apparatus and method for evaluating web pages
JP2010218376A (ja) ユーザ関心ジャンル分析システム
US8533602B2 (en) Actionable reports
JP4939637B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、プログラム、ならびに、情報記録媒体
JP4955841B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、プログラム、ならびに、情報記録媒体
JP2007034772A (ja) Webサイト検索結果の最適表示システム及びその装置及びその方法及びそのプログラム
JP6522042B2 (ja) 検索結果内に添付された情報データベースに基づいた検索リスト及び検索語順位の提供方法及びシステム
JP2002108912A (ja) 検索システムおよび検索方法
JP2004259083A (ja) 情報検索方法、情報検索サーバ、及び情報検索プログラム
JPH11154164A (ja) 全文検索処理における適合度算出方法および該方法に係るプログラムを格納した記憶媒体
JP2012043290A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、プログラム、ならびに、情報記録媒体
US9026511B1 (en) Call connection via document browsing
JP7309669B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2002368822A (ja) 電子メールマーケティングシステム