JP2002106973A - 太陽熱利用システム - Google Patents

太陽熱利用システム

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JP2002106973A
JP2002106973A JP2000302565A JP2000302565A JP2002106973A JP 2002106973 A JP2002106973 A JP 2002106973A JP 2000302565 A JP2000302565 A JP 2000302565A JP 2000302565 A JP2000302565 A JP 2000302565A JP 2002106973 A JP2002106973 A JP 2002106973A
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solar
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panel
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Masashi Kano
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Junichi Matsuzaki
純一 松崎
Masao Inoue
将男 井上
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱利用システムにおいて、屋根全体での
集熱性能を向上すること。 【解決手段】 太陽熱利用システム100において、屋
根の傾斜面に集熱部101を設けるに際し、集熱部10
1の集熱性能を屋根の傾斜方向の下位から上位に向かっ
て向上させ、屋根の傾斜方向の下位側の集熱部(発電・
集熱部40)から上位側の集熱部(集熱専用部30)へ
と熱媒が流れていくように熱媒配管31を配置してなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽エネルギを給湯
利用し、暖房給湯利用し、発電給湯利用し、又は発電給
湯暖房利用する太陽熱利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平11-203110に記載した如
く、太陽電池パネルと集熱パネルを積層した光熱ハイブ
リッドモジュールを構成するに際し、集熱パネルだけか
らなる集熱専用部を備えることにより、太陽エネルギを
光エネルギと熱エネルギの両面から有効に利用できるよ
うにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、太陽熱
集熱器や光熱ハイブリッドモジュールの各個単位での集
熱性能の向上を図っているものの、それらの太陽熱集熱
器や光熱ハイブリッドモジュールを設置した屋根全体で
の集熱性能の向上については考慮されていず、屋根全体
への集熱性能の向上に困難があった。
【0004】本発明の課題は、太陽熱利用システムにお
いて、屋根全体での集熱性能を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る太
陽熱利用システムは、屋根の傾斜面に太陽熱により熱媒
を加熱する集熱部を設けるに際し、集熱部の集熱性能を
屋根の傾斜方向の下位から上位に向かって向上させ、屋
根の傾斜方向の下位側の集熱部から上位側の集熱部へと
熱媒が流れていくように熱媒配管を配置してなるように
したものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記集熱部として、太陽電池パネルと集熱パネ
ルを積層した光熱ハイブリッドモジュールと、太陽熱集
熱器とを併せ用い、屋根の傾斜方向の下位側に光熱ハイ
ブリッドモジュールを、上位側に太陽熱集熱器を設置し
てなるようにしたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記集熱部として、太陽電池セル及び該太陽電
池セルを封止接着するホットメルト樹脂を備えた太陽電
池をパネルの裏面に、集熱パネルを積層した光熱ハイブ
リッドモジュールを用い、屋根の傾斜方向の下位側に太
陽電池パネルと集熱パネルを積層した発電・集熱部を、
上位側に集熱パネルだけからなる集熱専用部を設置して
なるようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 集熱部に熱媒を通す熱媒配管を屋根の下位側の集熱部
から上位側の集熱部へと熱媒が流れるようにし、集熱部
の集熱性能も屋根の下位から上位に向かって向上させて
いる。従って、熱媒配管を下位側から順に通って徐々に
高温となる熱媒を、上位最終段側のより集熱性能(集熱
効率)の高い集熱部で効率良く更に高温化でき、屋根全
体での集熱性能を向上できる。
【0009】請求項2の発明によれば下記、の作用
がある。 太陽エネルギの一部を電気エネルギに変換しようとす
ることによって集熱性能を犠牲にしている光熱ハイブリ
ッドモジュールを屋根の下位側に、太陽エネルギを熱エ
ネルギだけに変換しようとすることによって集熱性能の
高い太陽熱集熱器を上位側に設置したから、上述を実
現し、屋根全体での集熱性能を向上できる。
【0010】屋根の一定の範囲に集熱部を設けるに際
し、その一部に集熱性能の高い太陽熱集熱器を設置し、
大きな集熱専用面積を確保するようにしたから、集熱量
を拡大し、集熱性能を向上できる。
【0011】請求項3の発明によれば下記、の作用
がある。 1枚の光熱ハイブリッドモジュールの中で、太陽エネ
ルギの一部を電気エネルギに変換しようとすることによ
って集熱性能を犠牲にしている発電・集熱部を屋根の下
位側に、太陽エネルギを熱エネルギだけに変換しようと
することによって集熱性能の高い集熱専用部を上位側に
設置したから、上述を実現し、屋根全体での集熱性能
を向上できる。
【0012】屋根の一定の範囲に集熱部を設けるに際
し、その一部を構成する1枚の光熱ハイブリッドモジュ
ールの中に、集熱性能の高い集熱専用部を設置し、大き
な集熱専用面積を確保するようにしたから、集熱量を拡
大し、集熱性能を向上できる。
【0013】尚、上述〜により屋根全体での集熱性
能を向上できるから、太陽熱集熱器や光熱ハイブリッド
モジュールの使用枚数を低減でき、施工工数、施工コス
トを低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の太陽熱利用
システムを示す正面図、図2は光熱ハイブリッドモジュ
ールを示す正面図、図3は光熱ハイブリッドモジュール
を示し、(A)は要部断面図、(B)は(A)のB−B
線に沿う断面図、図4は光熱ハイブリッドモジュールを
示す分解斜視図、図5は第2実施形態の太陽熱利用シス
テムを示す正面図である。
【0015】(第1実施形態)(図1〜図4) 太陽熱利用システム100は、建物Tの三角屋根Yの傾
斜面に集熱部101を形成したものである。集熱部10
1は、屋根Yの傾斜方向のある段(図1では最下段)に
て横1列に並ぶ複数の光熱ハイブリッドモジュール1A
と、傾斜方向の他の段(図1では第2段〜最上段)にて
各横1列に並ぶ複数の太陽電池モジュール1Bとが用い
られている。
【0016】以下、光熱ハイブリッドモジュール1Aの
各個の構成と、太陽熱利用システム100の全体構成に
ついて説明する。
【0017】(光熱ハイブリッドモジュール1Aの構
成)(図2、図3) 光熱ハイブリッドモジュール1Aは、図3と図4に示す
ように、白板ガラス製の透明板2と熱媒配管31を備え
た集熱板3との間に太陽電池モジュール4が積層されて
設けられている。
【0018】上記透明板2は、ガラスの他、耐光性の良
い透明な合成樹脂であっても良く、この透明板2の上に
はスペーサー7を介してカバーガラス板8が設けられ、
前記透明板2とカバーガラス板8との間に空間部9が形
成されている。この空間部9は、空気層もしくは不活性
ガス層のいずれであっても良い。
【0019】また、スペーサー7は、枠状で、透明板2
の周縁に設けられている。そして、上記光熱ハイブリッ
ドモジュール1Aの周囲は、RIM(リアクション・イ
ンジェクション・モールディング)で形成されたウレタ
ン樹脂製の枠体10で水密状態となるように密閉され、
集熱パネル3の裏面側には断熱板11が設けられてい
る。
【0020】上記熱媒配管31は、アルミニウム、銅等
の熱伝導性の高い金属で形成された平面視長方形の集熱
パネル3に伝熱的に取付けられている。即ち、集熱パネ
ル3に半円形状の凹溝を形成し、この凹溝に熱媒配管3
1を密着させて設けている。
【0021】また、上記熱媒配管31は、水、不凍液等
の熱媒体を通水するものであって、その両端部を集熱パ
ネル3から突出させ、両側それぞれに設けられたヘッダ
管32に連結されている。尚、熱媒配管31は、合成樹
脂管を用いても良い。
【0022】上記太陽電池パネル4は、単結晶シリコ
ン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、化合物半
導体等でなる太陽電池セル5、5、…と、太陽電池セル
5を封止するEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合
体)、或いはPVB(ポリビニルブチラール)等の封止
用ホットメルト樹脂6(上部EVA6A、下部EVA6
B)とを備え、このホットメルト樹脂6を介して前記集
熱パネル3と積層重合させている。尚、上記太陽電池セ
ル5、5、…は、リード線(不図示)で接続されてい
る。
【0023】そして、本実施形態の光熱ハイブリッドモ
ジュール1Aにあっては、図2、図3(A)に示す如
く、太陽電池セル5、5、…を、集熱パネル3の一部に
配置されて発電・集熱部40となされ、集熱パネル3の
他部は太陽電池セル5が配置されていない集熱専用部3
0となされている。
【0024】即ち、太陽電池セル5、5、…は、集熱パ
ネル3の向かい合う二辺の一辺に寄せられて配置してい
る。
【0025】上記集熱専用部30は、太陽電池セル5の
略1列分の大きさになされているが、複数列であっても
良い。尚、集熱性能を著しく向上させるためには、集熱
専用部30が、太陽電池セル5の1列分以上であるのが
好ましい。
【0026】本実施形態の光熱ハイブリッドモジュール
1Aにあっては、集熱パネル3の一部は太陽電池パネル
4が配置されて発電・集熱部40となされ、集熱パネル
3の他部は太陽電池パネル4が配置されていない集熱専
用部30となされているので、この集熱専用部30によ
って集熱性能を向上せしめることができる。
【0027】(光熱ハイブリッドモジュール1Aの製造
方法)(図4) 図4に示すように、透明板2と、太陽電池セル5、5、
…を封止する一側の封止用ホットメルト樹脂6のシート
と、この封止用ホットメルト樹脂6の上に載置した太陽
電池セル5、5、…と、他側の封止用ホットメルト樹脂
6のシートと、集熱板3とを、この順序で積層して積層
体Sとする。
【0028】この際、加圧プレス機等のヒーター等が設
けられた下型板(不図示)の上に積層すると良い。
【0029】上記積層工程において、本実施形態の光熱
ハイブリッドモジュール1Aにあっては、集熱板3の一
部には太陽電池モジュール4が配置されて発電・集熱部
40となされ、集熱板3の他部には太陽電池モジュール
4が配置されていない集熱専用部30となされるよう
に、一側の封止用ホットメルト樹脂6の上に配線接続し
た太陽電池セル5、5、…を配置しておく。
【0030】そして、上記積層工程の後、プレス機の上
型板と下型板との間に積層体Sを挟み、所定の圧力と温
度で加圧・加熱し前記封止用ホットメルト樹脂6を溶融
させて、太陽電池セル5を封止するとともに積層体Sを
一体化する。ここで、積層体Sを弾性ゴム等の膜体で覆
い、この膜体の上から加圧流体で積層体Sを加圧するよ
うにしたも良い。
【0031】その後、上記加圧・加熱工程で一体化した
積層体Sを型板から取出し、積層体Sの透明板の周縁に
枠状のスペーサー7を設け、その上にカバーガラス板8
を載置する。そして、空間部9が新たに設けられた積層
体Sの周囲をポリウレタンRIMで一体成形した枠体1
0で覆い、水密状態にする。
【0032】最後に、積層体Sの集熱板3の背面に発泡
体からなる断熱板11を取付け、光熱ハイブリッドモジ
ュール1Aが完成する。
【0033】(太陽熱利用システム100の全体構成)
太陽熱利用システム100は、集熱部101を構成して
いる光熱ハイブリッドモジュール1Aの熱媒配管31に
接続されたヘッダー管32に、蓄熱貯湯槽K(2ヒータ
ー電気温水器)の往配管33と還配管34を接続して循
環路を構成している。
【0034】そして、循環路内の熱媒を蓄熱貯湯槽Kに
設けられたポンプ等により循環させて、熱媒の熱エネル
ギーを利用可能としている。
【0035】複数の上述した光熱ハイブリッドモジュー
ル1A、1A、…が、建物Tの屋根Yに設置され、横方
向に隣接する光熱ハイブリッドモジュール1A、1Aの
ヘッダー管32は互いに連結管で連結されている。
【0036】上記蓄熱貯湯槽Kには、水が貯水されてい
る。蓄熱貯湯槽K内の循環ポンプにより循環路に充填さ
れたエチレングリコール等の熱媒を往配管33を通じて
光熱ハイブリッドモジュール1A、1A、…に供給し、
還配管34を通じて再び蓄熱貯湯槽Kに戻して循環させ
る。そして、蓄熱貯湯槽K内の循環路上に設けられた熱
交換器により蓄熱貯湯槽K内の水は加熱される。
【0037】このとき、太陽の輻射熱によって加熱され
た前記集熱板3から熱媒配管31に伝熱され、循環する
熱媒が加熱されて蓄熱貯湯槽Kの中に貯湯される。ま
た、蓄熱貯湯槽Kに貯湯された湯をガス給湯器Gに送
り、浴室やキッチン等の利用に供する。
【0038】然るに、太陽熱利用システム100の集熱
部101にあっては、屋根Yの上における光熱ハイブリ
ッドモジュール1Aの設置に際し、光熱ハイブリッドモ
ジュール1Aの発電・集熱部40を屋根Yの傾斜方向の
下位側(軒側)に、集熱専用部30を屋根Yの傾斜方向
の上位側(棟側)に設置している。そして、蓄熱貯湯槽
K内の循環ポンプの駆動により、下位側の発電・集熱部
40から上位側の集熱専用部30へと熱媒が流れていく
ように、集熱板3の熱媒配管31を載置している。
【0039】本実施形態によれば、以下の作用がある。 集熱部101に熱媒を通す熱媒配管31を屋根Yの下
位側の集熱部101から上位側の集熱部101へと熱媒
が流れるようにし、集熱部101の集熱性能も屋根Yの
下位から上位に向かって向上させている。従って、熱媒
配管31を下位側から順に通って徐々に高温となる熱媒
を、上位最終段側のより集熱性能(集熱効率)の高い集
熱部101で効率良く更に高温化でき、屋根Y全体での
集熱性能を向上できる。
【0040】1枚の光熱ハイブリッドモジュール1A
の中で、太陽エネルギの一部を電気エネルギに変換しよ
うとすることによって集熱性能を犠牲にしている発電・
集熱部40を屋根Yの下位側に、太陽エネルギを熱エネ
ルギだけに変換しようとすることによって集熱性能の高
い集熱専用部30を上位側に設置したから、上述を実
現し、屋根Y全体での集熱性能を向上できる。
【0041】屋根Yの一定の範囲に集熱部101を設
けるに際し、その一部を構成する1枚の光熱ハイブリッ
ドモジュール1Aの中に、集熱性能の高い集熱専用部3
0を設置し、大きな集熱専用面積を確保するようにした
から、集熱量を拡大し、集熱性能を向上できる。
【0042】(第2実施形態)(図5) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、太陽熱利用
システム100の屋根Yの傾斜面に形成される集熱部1
01を、光熱ハイブリッドモジュール1Aと太陽熱集熱
器1Cにより構成したことにある。
【0043】本実施形態では、光熱ハイブリッドモジュ
ール1Aを、集熱板3の全面に太陽電池パネル4を載置
することにより、発電・集熱部40だけからなり、集熱
専用部30を備えないものにて構成した。そして、太陽
熱集熱器1Cは、光熱ハイブリッドモジュール1Aの構
成のうち太陽電池パネル4を具備しないもの、換言すれ
ば集熱パネル3のみからなるものとされ、太陽電池パネ
ル4を具備する光熱ハイブリッドモジュール1Aよりも
高い集熱性能を備える。
【0044】太陽熱利用システム100の集熱部101
にあっては、屋根Yの傾斜方向の下位側に光熱ハイブリ
ッドモジュール1Aを、上位側に太陽熱集熱器1Cを設
置している。そして、蓄熱貯湯槽K内の循環ポンプの駆
動により、下位側の光熱ハイブリッドモジュール1A、
1A…から上位側の太陽熱集熱器1C、1C…へと熱媒
が流れていくようにそれらの集熱パネル3の熱媒配管3
1、ヘッダー管32を互いに接続している。具体的に
は、横方向に隣り合う光熱ハイブリッドモジュール1A
同士及び集熱パネル3同士を直列に接続した横方向の列
状モジュール群及び列状パネル群を並列に接続してい
る。
【0045】本実施形態によれば、以下の作用がある。 集熱部101に熱媒を通す熱媒配管31を屋根Yの下
位側の集熱部101から上位側の集熱部101へと熱媒
が流れるようにし、集熱部101の集熱性能も屋根Yの
下位から上位に向かって向上させている。従って、熱媒
配管31を下位側から順に通って徐々に高温となる熱媒
を、上位最終段側のより集熱性能(集熱効率)の高い集
熱部101で効率良く更に高温化でき、屋根Y全体での
集熱性能を向上できる。
【0046】太陽エネルギの一部を電気エネルギに変
換しようとすることによって集熱性能を犠牲にしている
光熱ハイブリッドモジュール1Aを屋根Yの下位側に、
太陽エネルギを熱エネルギだけに変換しようとすること
によって集熱性能の高い太陽熱集熱器1Cを上位側に設
置したから、上述を実現し、屋根Y全体での集熱性能
を向上できる。
【0047】屋根Yの一定の範囲に集熱部101を設
けるに際し、その一部に集熱性能の高い太陽熱集熱器1
Cを設置し、大きな集熱専用面積を確保するようにした
から、集熱量を拡大し、集熱性能を向上できる。
【0048】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、屋
根の傾斜面に設けられる集熱部は、第1実施形態では下
位側の発電・集熱部40、上位側の集熱専用部30の2
段構成、第2実施形態では下位側の光熱ハイブリッドモ
ジュール1A、上位側の太陽熱集熱器1Cの2段構成か
らなるものとしたが、本発明では、集熱性能を3種類以
上に分類し、下位側〜上位側に集熱性能が向上する3種
類以上の集熱器を多段配置し、太陽熱利用システムの集
熱効率の向上を図るものであっても良い。
【0049】また、本発明が適用される屋根の傾斜面
は、三角屋根の傾斜面に限らず、陸屋根に設けられた傾
斜面でも良い。
【0050】また、本発明の実施において、屋根に設け
られる集熱部は、集熱専用のものだけからなるものであ
っても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、太陽熱利
用システムにおいて、屋根全体での集熱性能を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の太陽熱利用システムを示
す正面図である。
【図2】図2は光熱ハイブリッドモジュールを示す正面
図である。
【図3】図3は光熱ハイブリッドモジュールを示し、
(A)は要部断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う
断面図である。
【図4】図4は光熱ハイブリッドモジュールを示す分解
斜視図である。
【図5】図5は第2実施形態の太陽熱利用システムを示
す正面図である。
【符号の説明】
1A 光熱ハイブリッドモジュール 1B 太陽電池モジュール 1C 太陽熱集熱器 3 集熱パネル 4 太陽電池パネル 5 太陽電池セル 6 ホットメルト樹脂 30 集熱専用部 31 熱媒配管 40 発電・集熱部 100 太陽熱利用システム 101 集熱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E108 KK01 LL01 LL07 MM00 NN02 NN07 5F051 BA03 JA04 JA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の傾斜面に太陽熱により熱媒を加熱
    する集熱部を設けるに際し、集熱部の集熱性能を屋根の
    傾斜方向の下位から上位に向かって向上させ、屋根の傾
    斜方向の下位側の集熱部から上位側の集熱部へと熱媒が
    流れていくように熱媒配管を配置してなることを特徴と
    する太陽熱利用システム。
  2. 【請求項2】 前記集熱部として、太陽電池パネルと集
    熱パネルを積層した光熱ハイブリッドモジュールと、太
    陽熱集熱器とを併せ用い、 屋根の傾斜方向の下位側に光熱ハイブリッドモジュール
    を、上位側に太陽熱集熱器を設置してなる請求項1記載
    の太陽熱利用システム。
  3. 【請求項3】 前記集熱部として、太陽電池セル及び該
    太陽電池セルを封止接着するホットメルト樹脂を備えた
    太陽電池をパネルの裏面に、集熱パネルを積層した光熱
    ハイブリッドモジュールを用い、 屋根の傾斜方向の下位側に太陽電池パネルと集熱パネル
    を積層した発電・集熱部を、上位側に集熱パネルだけか
    らなる集熱専用部を設置してなる請求項1記載の太陽熱
    利用システム。
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