JP2002106964A - 太陽熱利用温水装置 - Google Patents

太陽熱利用温水装置

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JP2002106964A
JP2002106964A JP2000300037A JP2000300037A JP2002106964A JP 2002106964 A JP2002106964 A JP 2002106964A JP 2000300037 A JP2000300037 A JP 2000300037A JP 2000300037 A JP2000300037 A JP 2000300037A JP 2002106964 A JP2002106964 A JP 2002106964A
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JP
Japan
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hot water
heat
heat collecting
collecting surface
solar
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Application number
JP2000300037A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uno
浩 宇野
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集熱効率の向上。 【解決手段】 太陽熱集熱面1と集熱面流路部2との間
に設けた熱電気変換手段12からの、発電電力により温
水を循環させる温水強制循環手段15を駆動している。
この温水強制循環手段15によって強制的に温水が循環
させられ、強制対流で太陽熱集熱面1から熱交換される
ため、太陽熱の集熱効率が飛躍的に高くなると共に省電
力の効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽熱を集熱する部
分と温水との温度差で発電を行い、その発電で温水を循
環させるポンプを駆動して効率的に集熱して温水に熱交
換する太陽熱利用温水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の太陽熱利用温水装置とし
ては、図7に示すように、太陽熱を受けて集熱する太陽
熱集熱面1、この太陽熱集熱面1の裏面に一体に設け
て、太陽熱集熱面1からの熱を受けて温水を昇温させる
集熱面流路部2、これらを収納した集熱器本体3、集熱
器本体3の上面に設けて太陽光を透過する集熱器ガラス
4から成る太陽熱集熱器5と、温水を蓄える温水タンク
6と、集熱面流路部2と温水タンク6を接続する温水通
路管7で構成されていた。温水通路管7による温水の通
路は、集熱面流路部2の入口8から集熱面流路部2に入
り、出口9から温水通路管7により、温水タンク6の流
入口10から温水タンク6に入り、流出口11から温水
通路管7により集熱面流路部2の入口8に入るように接
続されている。
【0003】次に動作、作用について説明する。太陽熱
集熱器5内の太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱すると、温
度が上昇し、集熱面流路部2内の水を加熱する。加熱さ
れた水は比重が小さくなるため、上昇し、温水通路管7
を経由して流入口10から温水タンク6に流入する。逆
に温水タンク6から温度の低く、比重の大きい水が流出
口11から温水通路管7を継て集熱面流路部2に流入す
る。このようにして十分な太陽日射があれば、太陽熱を
集熱して、自然循環作用で温水タンク6内の水は温水に
加熱され、給湯水として、風呂などに利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の装置では、集熱面流路部2で集熱した太陽熱
と温水との熱交換は自然循環で行われるため、集熱効率
が低いという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の太陽熱利用温水装置は、太陽熱を受
けて集熱する太陽熱集熱面と、この太陽熱集熱面からの
熱を受けて温水を昇温させる集熱面流路部と、この太陽
熱集熱面と集熱面流路部との間に設けられ、太陽熱集熱
面の熱を高温面で受熱して低温面から集熱面流路部に伝
熱し、高温面と低温面との温度差で発電する熱電気変換
手段と、温水を蓄える温水タンクと、集熱面流路部と前
記温水タンクを連結し、温水が循環する通路をつくる温
水通路管と、この温水通路管の間に設けられ、前記熱電
気変換手段の発電電力により駆動して温水を循環させる
温水強制循環手段とから構成したものである。
【0006】これによって、太陽熱集熱面が太陽熱を集
熱すると、温度が上昇し、集熱面流路部の温水を加熱す
るが、一部は熱電気変換手段の高温面を加熱し、高温面
から低温面へ伝わり、さらに低温面から集熱面流路部へ
伝熱する。熱電気変換手段は低温面が集熱面流路部へ伝
熱することで冷却されるため、高温面と低温面とで温度
差が生じ、この温度差に応じた電力を発生する。温水強
制循環手段はこの発電電力を供給されて駆動し、温水を
温水タンクから温水通路管を継て集熱面流路部、再び、
温水通路管を継て温水タンクに循環させる。このように
して十分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して温水タ
ンクの温水は温度が上昇し、給湯などに利用できる。ま
た、太陽熱集熱面が集熱面流路部よりも高温にならない
と熱電気変換手段の高温面と低温面との温度差が発生せ
ず、温水強制循環手段は駆動しないため、集熱できる条
件でのみ、集熱運運が行われる。
【0007】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環させられて、強制対流で太陽熱集熱面から熱
交換されるため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高く
なる。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を
利用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよく、
別途、熱源を設ける必要がなく、燃料費も不用である。
また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水タンクと太陽
熱集熱器を設置することができ、屋根への荷重が均等に
分散される。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、太陽熱
を受けて集熱する太陽熱集熱面と、この太陽熱集熱面か
らの熱を受けて温水を昇温させる集熱面流路部と、この
太陽熱集熱面と集熱面流路部との間に設けられ、太陽熱
集熱面の熱を高温面で受熱して低温面から集熱面流路部
に伝熱し、高温面と低温面との温度差で発電する熱電気
変換手段と、温水を蓄える温水タンクと、集熱面流路部
と前記温水タンクを連結し、温水が循環する通路をつく
る温水通路管と、この温水通路管の間に設けられ、前記
熱電気変換手段の発電電力により駆動して温水を循環さ
せる温水強制循環手段とから構成することにより、太陽
熱集熱面が太陽熱を集熱すると、温度が上昇し、集熱面
流路部の温水を加熱するが、一部は熱電気変換手段の高
温面を加熱し、高温面から低温面へ伝わり、さらに低温
面から集熱面流路部へ伝熱する。熱電気変換手段は低温
面が集熱面流路部へ伝熱することで冷却されるため、高
温面と低温面とで温度差が生じ、この温度差に応じた電
力を発生する。温水強制循環手段はこの発電電力を供給
されて駆動し、温水を温水タンクから温水通路管を継て
集熱面流路部、再び、温水通路管を継て温水タンクに循
環させる。このように十分な太陽日射があれば、太陽熱
を集熱して温水タンクの温水は温度が上昇し、給湯など
に利用できる。また、太陽熱集熱面が集熱面流路部より
も高温にならないと熱電気変換手段の高温面と低温面と
の温度差が発生せず、温水強制循環手段は駆動しないた
め、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行われる。
【0009】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環させられて、強制対流で太陽熱集熱面から熱
交換するため、温水自体が温度差による浮力で自然対流
で循環する場合に比較して太陽熱の集熱効率が飛躍的に
高くなる。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日
射を利用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよ
い。また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水タンクと
太陽熱集熱器を設置することができ、屋根への荷重が均
等に分散される。
【0010】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記
載の太陽熱利用温水熱装置を、太陽熱集熱面から高温面
が受熱するように接続し、低温面は熱交換器と熱交換す
るように熱電気変換手段を設けたことにより、太陽熱集
熱面が太陽熱を集熱すると、温度が上昇し、集熱面流路
部の温水を加熱するが、太陽熱集熱面の一部は熱電気変
換手段の高温面を加熱する。高温面を加熱した熱は高温
面から低温面へ伝わり、さらに低温面から熱交換器へ伝
わり、熱交換器内部の温水を加熱する。熱電気変換手段
は低温面が熱交換器へ伝熱することで冷却されるため、
高温面と低温面とで温度差が生じ、この温度差に応じた
電力を発生する。温水強制循環手段はこの発電電力を供
給されて駆動し、温水を温水タンクから温水通路管を継
て集熱面流路部、再び、温水通路管を継て熱交換器から
温水タンクに循環させる。このように十分な太陽日射が
あれば、太陽熱を集熱して温水タンクの温水は温度が上
昇し、給湯などに利用できる。また、太陽熱集熱面が集
熱面流路部よりも高温にならないと熱電気変換手段の高
温面と低温面との温度差が発生せず、温水強制循環手段
は駆動しないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が
行われる。
【0011】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面から熱交換
されるため、温水自体が温度差による浮力で自然対流で
循環する場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高くな
る。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を利
用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよい。ま
た、熱電気変換手段の低温面は熱交換器を設けているた
め、集熱面流路部に熱電気変換手段を設置しなくてのよ
くなり、従来と同様の構成でよく、太陽熱集熱面のみ、
熱電気変換手段の高温面に伝熱するように構成を変えれ
ばよい。また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水タン
クと太陽熱集熱器を設置することができ、屋根への荷重
が均等に分散される。
【0012】請求項3に記載の発明は、特に請求項1記
載の太陽熱利用温水熱装置を、低温面に熱交換器を設
け、高温面に専用の集熱板を設けて高温面と低温面との
温度差で発電する熱電気変換手段と、この熱電気変換手
段の発電電力により駆動して温水を循環させる温水強制
循環手段とから構成することにより、太陽熱集熱面が太
陽熱を集熱すると、温度が上昇し、集熱面流路部の温水
を加熱する。また、専用の集熱板は熱電気変換手段の高
温面を加熱する。高温面を加熱した熱は高温面から低温
面へ伝わり、さらに低温面から熱交換器へ伝わり、熱交
換器内部の温水を加熱する。熱電気変換手段は低温面が
熱交換器へ伝熱することで冷却されるため、高温面と低
温面とで温度差が生じ、この温度差に応じた電力を発生
する。温水強制循環手段はこの発電電力を供給されて駆
動し、温水を温水タンクから温水通路管を継て集熱面流
路部、再び、温水通路管を継て熱交換器から温水タンク
に循環させる。このようにして十分な太陽日射があれ
ば、太陽熱を集熱して温水タンクの温水は温度が上昇
し、給湯などに利用できる。また、太陽熱集熱面が集熱
面流路部よりも高温にならないと熱電気変換手段の高温
面と低温面との温度差が発生せず、温水強制循環手段は
駆動しないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行
われる。
【0013】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環させられて、強制対流で太陽熱集熱面から熱
交換されるため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高く
なる。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を
利用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよい。
また、熱電気変換手段の高温面に専用の集熱板を設け、
低温面は熱交換器を設けているため、太陽熱集熱面およ
び集熱面流路部に熱電気変換手段を設置しなくてもよ
く、従来と同様の構成でよい。また、屋根の最も高い中
央部を挟んで温水タンクと太陽熱集熱器を設置すること
ができ、屋根への荷重が均等に分散される。
【0014】請求項4に記載の発明は、特に請求項1記
載の太陽熱利用温水熱装置を、集熱面流路部から温水タ
ンクへ温水が流入する前記温水通路管の部分に高温面を
接触させ、低温面を温水タンクと接触させて高温面と低
温面との温度差で発電する熱電気変換手段と、温水通路
管の間に設けられ、前記熱電気変換手段の発電電力によ
り駆動して温水を循環させる温水強制循環手段とから構
成することにより、太陽熱集熱面が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部の温水を加熱し、温水
は温水通路管を通って温水タンクに流入する。この温水
通路管で熱交換器から熱電気変換手段の高温面を加熱
し、高温面を加熱した熱は高温面から低温面へ伝わる。
さらに低温面から温水タンクへ伝わることで、熱電気変
換手段は高温面と低温面とで温度差が生じ、この温度差
に応じた電力を発生する。温水強制循環手段はこの発電
電力を供給されて駆動し、温水を温水タンクから温水通
路管を継て集熱面流路部、再び、集熱面流路部を継て熱
交換器から温水タンクに循環させる。このようにして十
分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して温水タンクの
温水は温度が上昇し、給湯などに利用できる。また、集
熱面流路部が温水タンクよりも高温にならないと熱電気
変換手段の高温面と低温面との温度差が発生せず、温水
強制循環手段は駆動しないため、集熱できる条件での
み、集熱運運が行われる。
【0015】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面から熱交換
するため、温水自体が温度差による浮力で自然対流で循
環する場合に比較して太陽熱集熱効率が飛躍的に高くな
る。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を利
用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよい。
【0016】また、熱電気変換手段は高温面を温水通路
管の熱交換器に設け、低温面を温水タンクに設けている
ため、太陽熱集熱面および集熱面流路部に熱電気変換手
段とを設置しなくてもよく、従来と同様の構成でよい。
【0017】請求項5に記載の発明は、特に請求項1記
載の太陽熱利用温水熱装置を、集熱面流路部から温水タ
ンクへ温水が流入する前記温水通路管の部分に高温面を
接触させ、温水タンクから集熱面流路部へ温水が流出す
る前記温水通路管の部分に低温面を接触させ、高温面と
低温面との温度差で発電する熱電気変換手段と、温水通
路管の間に設けられ、前記熱電気変換手段の発電電力に
より駆動して温水を循環させる温水強制循環手段とから
構成することにより、太陽熱集熱面が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部の温水を加熱し、温水
は温水通路管を通って温水タンクに流入する。この温水
通路管で熱電気変換手段の高温面を加熱し、高温面を加
熱した熱は高温面から低温面へ伝わる。さらに低温面
は、温水タンクから集熱面流路部へ流出する低温の温水
と熱交換することで、熱電気変換手段は高温面と低温面
とで温度差が生じ、この温度差に応じた電力を発生す
る。温水強制循環手段はこの発電電力を供給されて駆動
し、温水を温水タンクから温水通路管を継て集熱面流路
部、再び、集熱面流路部を継て熱交換器から温水タンク
に循環させる。このようにして十分な太陽日射があれ
ば、太陽熱を集熱して温水タンクの温水は温度が上昇
し、給湯などに利用できる。また、集熱面流路部から温
水タンクへ温水が流入する温水通路管の部分が、温水タ
ンクから集熱面流路部へ温水が流出する温水通路管の部
分よりも高温にならないと熱電気変換手段の高温面と低
温面との温度差が発生せず、温水強制循環手段は駆動し
ないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行われ
る。
【0018】そして、温水は温水強制循環手段により強
制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面から熱交換
するため、温水自体が温度差による浮力で自然対流で循
環する場合に比較して太陽熱集熱効率が飛躍的に高くな
る。さらに温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を利
用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよい。
【0019】また、熱電気変換手段は高温面および低温
面を温水通路管に設けているため、太陽熱集熱面および
集熱面流路部に熱電気変換手段を設置しなくてもよく、
従来と同様の構成でよい。
【0020】請求項6に記載の発明は、特に請求項1記
載の太陽熱利用温水熱装置を、熱電気変換手段はセラミ
ック板でできた高温面と低温面の間に熱電素子を複数個
設けて接続した構成において、高温面と低温面のどちら
か一方、もしくは両方に直接、温水が接触するように設
けたことにより、温水は高温面と低温面のどちらか一
方、もしくは両方に直接、熱交換し、間接的に熱交換器
を介して熱交換する場合に比べ、熱交換効率が向上し、
発電性能が向上し、温水強制循環手段の駆動電力が増大
して温水の循環流量が増え、太陽熱集熱効率が向上す
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける太陽熱利用温水熱装置の構成図を示すものである。
【0023】図1において、1は太陽熱を受けて集熱す
る太陽熱集熱面、2は集熱面流路部であり、太陽熱集熱
面1からの熱を受けて温水を昇温させる。3はこれらを
収納した集熱器本体、4は集熱器ガラスで集熱器本体3
の上面に設けて太陽光を透過する。5は太陽熱集熱器
で、太陽熱集熱面1、集熱面流路部2、集熱器本体3、
集熱器ガラス4から成る。6は温水を蓄える温水タン
ク、7は温水通路管で集熱面流路部の入口8および集熱
面流路部の出口9と前記温水タンク6の流入口10およ
び流出口11とを接続し、温水が循環する通路をつく
る。12は熱電気変換手段で、太陽熱集熱面1の熱を高
温面13で受熱して低温面14から集熱面流路部2に伝
熱し、高温面13と低温面14との温度差で発電する。
15は温水強制循環手段で温水通路管7の間に設けら
れ、前記熱電気変換手段12の発電電力により駆動して
温水を循環させる。
【0024】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0025】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱すると
ともに、太陽熱集熱面1の一部は熱電気変換手段12の
高温面13を加熱する。高温面13を加熱した熱は高温
面13から低温面14へ伝わり、さらに低温面14から
集熱面流路部2に伝わり、温水を加熱する。熱電気変換
手段12は、高温面13と低温面14とで温度差が生
じ、この温度差に応じた電力を発生する。温水強制循環
手段15はこの発電電力を供給されて駆動し、温水を温
水タンク6の流出口11から温水通路管7を継て集熱面
流路部2の入口8、入口8から集熱面流路部2を通過し
て出口9に循環させる。
【0026】このときに、温水は太陽熱により、温度が
上昇する。さらに、出口9から温水通路管7を継て温水
タンク6の流入口10に至る経路で循環させる。このよ
うに十分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して温水タ
ンク6の温水は温度が上昇し、給湯などに利用できる。
また、太陽熱集熱面1が集熱面流路部2よりも高温にな
らないと熱電気変換手段12の高温面13と低温面14
との温度差が発生せず、温水強制循環手段15は駆動し
ないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行われ
る。
【0027】以上のように、本実施例においては、太陽
熱集熱面1と集熱面流路部2との間に熱電気変換手段1
2を設け、熱電気変換手段12の発電電力により駆動し
て温水を循環させる温水強制循環手段15を温水通路管
7の間に設けたことで、十分な太陽日射があれば、太陽
熱集熱面1が熱電気変換手段12の高温面13を加熱
し、低温面14から集熱面流路部2へ伝熱して、高温面
13と低温面14とで温度差を生じ、この温度差に応じ
て電力を発生し、温水強制循環手段15が駆動して集熱
運運が行われる。
【0028】そして、温水は温水強制循環手段15によ
り強制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面1から
熱交換されるため、温水自体が温度差による浮力で自然
対流で循環する場合に比較して太陽熱の集熱効率が飛躍
的に高くなる。さらに温水強制循環手段15の駆動電力
は太陽日射を利用するため、外部電源の電力を利用しな
くてもよく、別途、熱源を設ける必要がなく、燃料費も
不用である。また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水
タンク6と太陽熱集熱器5を設置することができ、屋根
への荷重が均等に分散される。
【0029】(実施例2)図2は本発明の実施例2の太
陽熱利用温水熱装置の構成図である。
【0030】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0031】実施例1と異なる点は、太陽熱集熱面1か
ら高温面13が受熱するように接続し、低温面14は熱
交換器16と熱交換するように熱電気変換手段12を設
けたところである。
【0032】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0033】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱する
が、太陽熱集熱面1の一部は熱電気変換手段12の高温
面13を加熱する。高温面13を加熱した熱は高温面1
3から低温面14へ伝わり、さらに低温面14から熱交
換器16へ伝わり、熱交換器16内の温水を加熱する。
熱電気変換手段12は、高温面13と低温面14とで温
度差が生じ、この温度差に応じた電力を発生する。温水
強制循環手段15はこの発電電力を供給されて駆動し、
温水を温水タンク6の流出口11から温水通路管7を継
て集熱面流路部2の入口8、入口8から集熱面流路部2
を通過して出口9に循環させる。
【0034】このときに、温水は太陽熱により、温度が
上昇する。さらに、出口9から温水通路管7を継て温水
タンク6の流入口10に至る経路で循環させる。このよ
うに十分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して温水タ
ンク6の温水は温度が上昇し、給湯などに利用できる。
また、太陽熱集熱面1が集熱面流路部2よりも高温にな
らないと熱電気変換手段12の高温面13と低温面14
との温度差が発生せず、温水強制循環手段15は駆動し
ないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行われ
る。
【0035】以上のように、本実施例においては、太陽
熱集熱面1から高温面13が受熱するように接続し、低
温面14は熱交換器16と熱交換するように熱電気変換
手段12を設けたことにより、太陽熱集熱面1が太陽熱
を集熱すると、熱電気変換手段12の高温面13を加熱
し、高温面13から低温面14へ伝わり、さらに低温面
14から熱交換器16へ伝わることで、高温面13と低
温面14とで温度差が生じ、この温度差に応じた電力を
発生し、温水強制循環手段15はこの発電電力を供給さ
れて駆動し、温水を循環させる。
【0036】そこで、温水は温水強制循環手段15によ
り強制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面1から
熱交換するため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高く
なる。さらに温水強制循環手段15の駆動電力は太陽日
射を利用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよ
く、別途、熱源を設ける必要がなく、燃料費も不用であ
る。また、熱電気変換手段12の低温面14は熱交換器
16を設けているため、集熱面流路部2に熱電気変換手
段12を設置しなくてもよく、従来と同様の構成でよ
い。太陽熱集熱面1のみを熱電気変換手段12の高温面
13に伝熱するように構成を変えればよい。
【0037】また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水
タンク6と太陽熱集熱器5を設置することができ、屋根
への荷重が均等に分散される。
【0038】(実施例3)図3は本発明の実施例3の太
陽熱利用温水熱装置の構成図である。
【0039】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0040】実施例1と異なる点は、低温面14に熱交
換器16を設け、高温面13に専用の集熱板17を設け
て高温面13と低温面14との温度差で発電する熱電気
変換手段12と、この熱電気変換手段12の発電電力に
より駆動して温水を循環させる温水強制循環手段15と
から構成したところである。
【0041】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0042】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱する。
また、専用の集熱板17は熱電気変換手段12の高温面
13を加熱する。高温面13を加熱した熱は高温面13
から低温面14へ伝わり、さらに低温面14から熱交換
器16へ伝わり、熱交換器16内部の温水を加熱する。
熱電気変換手段12は高温面13と低温面14とで温度
差が生じ、この温度差に応じた電力を発生する。温水強
制循環手段15はこの発電電力を供給されて駆動し、温
水を温水タンク6の流出口11から温水通路管7を継て
集熱面流路部2の入口8、入口8から集熱面流路部2を
通過して出口9に循環させる。このときに、温水は太陽
熱により、温度が上昇する。さらに、出口9から温水通
路管7を継て温水タンク6の流入口10に至る経路で循
環させる。このようにして、十分な太陽日射があれば、
太陽熱を集熱して温水タンク6の温水は温度が上昇し、
給湯などに利用できる。また、太陽熱集熱面1が集熱面
流路部2よりも高温にならないと熱電気変換手段12の
高温面13と低温面14との温度差が発生せず、温水強
制循環手段15は駆動しないため、集熱できる条件での
み、集熱運運が行われる。
【0043】以上のように、本実施例においては、低温
面14に熱交換器16を設け、高温面13に専用の集熱
板17を設けて高温面13と低温面14との温度差で発
電する熱電気変換手段12と、この熱電気変換手段12
の発電電力により駆動して温水を循環させる温水強制循
環手段15とから構成することにより、専用の集熱板1
7が熱電気変換手段12の高温面13を加熱し、高温面
13を加熱した熱は高温面13から低温面14へ伝わ
り、高温面13と低温面14とで温度差が生じ、この温
度差に応じた電力を発生する。
【0044】そして、温水は温水強制循環手段15によ
り強制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面1から
熱交換するため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高く
なる。さらに温水強制循環手段15の駆動電力は太陽日
射を利用するため、外部電源の電力を利用しなくてもよ
く、別途、熱源を設ける必要がなく、燃料費も不用であ
る。また、熱電気変換手段12の高温面13に専用の集
熱板17を設け、低温面14は熱交換器16を設けてい
るため、太陽熱集熱面1および集熱面流路部2に熱電気
変換手段12を設置することはなく、従来と同様の構成
でよい。また、屋根の最も高い中央部を挟んで温水タン
ク6と太陽熱集熱器5を設置することができ、屋根への
荷重が均等に分散される。
【0045】(実施例4)図4は本発明の実施例4の太
陽熱利用温水熱装置の構成図である。
【0046】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0047】実施例1と異なる点は、集熱面流路部2か
ら温水タンク6へ温水が流入する前記温水通路管7の部
分に高温面13を接触させ、低温面14を温水タンク6
と接触させて高温面13と低温面14との温度差で発電
する熱電気変換手段12と、温水通路管7の間に設けら
れ、前記熱電気変換手段12の発電電力により駆動して
温水を循環させる温水強制循環手段15とから構成した
ところである。
【0048】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0049】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱し、温
水は温水通路管7を通って温水タンク6に流入する。こ
の温水通路管7で熱交換器16から熱電気変換手段12
の高温面13を加熱し、高温面13を加熱した熱は高温
面13から低温面14へ伝わる。さらに低温面14から
温水タンク6へ伝わることで、熱電気変換手段12は高
温面13と低温面14とで温度差が生じ、この温度差に
応じた電力を発生する。温水強制循環手段15はこの発
電電力を供給されて駆動し、温水を温水タンク6の流出
口11から温水通路管7を継て集熱面流路部2の入口
8、入口8から集熱面流路部2を通過して出口9に循環
させる。
【0050】このときに、温水は太陽熱により、温度が
上昇する。さらに、出口9から温水通路管7を継て温水
タンク6の流入口10に至る経路で循環させる。このよ
うにして十分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して温
水タンク6の温水は温度が上昇し、給湯などに利用でき
る。また、集熱面流路部2が温水タンク6よりも高温に
ならないと熱電気変換手段12の高温面13と低温面1
4との温度差が発生せず、温水強制循環手段15は駆動
しないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が行われ
る。
【0051】以上のように、本実施例においては、温水
通路管7の部分に高温面13を接触させ、低温面14を
温水タンク6と接触させて高温面13と低温面14との
温度差で発電する熱電気変換手段12と、熱電気変換手
段12の発電電力により駆動して温水を循環させる温水
強制循環手段15とから構成することにより、熱電気変
換手段12は高温面13と低温面14とで温度差が生
じ、この温度差に応じた電力を発生し、温水強制循環手
段15を駆動する。
【0052】そして、温水は温水強制循環手段15によ
り強制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面1から
熱交換するため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して太陽熱集熱効率が飛躍的に
高くなる。さらに温水強制循環手段15の駆動電力は太
陽日射を利用するため、外部電源の電力を利用しなくて
もよく、別途、熱源を設ける必要がない。燃料費も不用
である。また、熱電気変換手段12は高温面13を温水
通路管7の熱交換器16に設け、低温面14を温水タン
ク6に設けているため、太陽熱集熱面1および集熱面流
路部2に熱電気変換手段12を設ける必要がなく、従来
と同様の構成でよい。
【0053】(実施例5)図5は本発明の実施例5の太
陽熱利用温水熱装置の構成図である。
【0054】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0055】実施例1と異なる点は、集熱面流路部2か
ら温水タンク6へ温水が流入する前記温水通路管7の部
分に高温面13を接触させ、温水タンク6から集熱面流
路部2へ温水が流出する前記温水通路管7の部分に低温
面14を接触させ、高温面13と低温面14との温度差
で発電する熱電気変換手段12と、温水通路管7の間に
設けられ、前記熱電気変換手段12の発電電力により駆
動して温水を循環させる温水強制循環手段15とを設け
たところである。
【0056】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0057】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱し、温
水は温水通路管7を通って温水タンク6に流入する。こ
の温水通路管7から熱交換器16を経由して、熱電気変
換手段12の高温面13を加熱し、高温面13を加熱し
た熱は高温面13から低温面14へ伝わる。さらに低温
面14は、温水タンク6から集熱面流路部2へ流出する
低温の温水と熱交換器16を経由して熱交換すること
で、熱電気変換手段12は高温面13と低温面14とで
温度差が生じ、この温度差に応じた電力を発生する。温
水強制循環手段15はこの発電電力を供給されて駆動
し、温水を温水タンク6の流出口11から温水通路管7
を継て集熱面流路部2の入口8、入口8から集熱面流路
部2を通過して出口9に循環させる。このときに、温水
は太陽熱により、温度が上昇する。
【0058】さらに、出口9から温水通路管7を継て温
水タンク6の流入口10に至る経路で循環させる。この
ようにして十分な太陽日射があれば、太陽熱を集熱して
温水タンク6の温水は温度が上昇し、給湯などに利用で
きる。また、集熱面流路部2から温水タンク6へ温水が
流入する温水通路管7の部分が、温水タンク6から集熱
面流路部2へ温水が流出する温水通路管7の部分よりも
高温にならないと熱電気変換手段12の高温面13と低
温面14との温度差が発生せず、温水強制循環手段15
は駆動しないため、集熱できる条件でのみ、集熱運運が
行われる。
【0059】以上のように、本実施例においては、集熱
面流路部2から温水タンク6へ温水が流入する前記温水
通路管7の部分に高温面13を接触させ、温水タンク6
から集熱面流路部2へ温水が流出する前記温水通路管7
の部分に低温面14を接触させ、高温面13と低温面1
4との温度差で発電する熱電気変換手段12と、温水通
路管7の間に設けられ、前記熱電気変換手段12の発電
電力により駆動して温水を循環させる温水強制循環手段
15とから構成することにより、熱電気変換手段12は
高温面13と低温面14とで温度差が生じ、この温度差
に応じた電力を発生し、温水強制循環手段15を駆動す
る。
【0060】そして、温水は温水強制循環手段15によ
り強制的に循環されて、強制対流で太陽熱集熱面1から
熱交換するため、温水自体が温度差による浮力で自然対
流で循環する場合に比較して太陽熱集熱効率が飛躍的に
高くなる。さらに温水強制循環手段15の駆動電力は太
陽日射を利用するため、外部電源の電力を利用しなくて
もよく、別途、熱源を設ける必要がない。燃料費も不用
である。また、熱電気変換手段12は高温面13及び低
温面14を温水通路管7の熱交換器16に設けているた
め、太陽熱集熱面1および集熱面流路部2に熱電気変換
手段12を設置する必要がなく、従来と同様の構成でよ
い。
【0061】(実施例6)図6は本発明の実施例6の太
陽熱利用温水熱装置の構成図である。
【0062】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0063】実施例1と異なる点は、熱電気変換手段1
2はセラミック板でできた高温面13と低温面14の間
に熱電素子18を複数個設けて接続した構成において、
高温面13と低温面14のどちらか一方、もしくは両方
に直接、温水が接触するように設けたところである。1
9は水をシ−ルするパッキンである。
【0064】以上のように構成された太陽熱利用温水熱
装置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0065】まず、太陽熱集熱面1が太陽熱を集熱する
と、温度が上昇し、集熱面流路部2の温水を加熱すると
ともに、太陽熱集熱面1の一部は熱電気変換手段12の
高温面13を加熱する。高温面13を加熱した熱は高温
面13から低温面14へ伝わり、さらに低温面14から
集熱面流路部2内の温水を直接接触で加熱する。この、
場合、パッキン19により、温水は外部に漏れない。
【0066】以上のように、本実施例においては、熱電
気変換手段12はセラミック板でできた高温面13と低
温面14の間に熱電素子18を複数個設けて接続した構
成において、高温面13と低温面14のどちらか一方、
もしくは両方に直接、温水が接触するように設けたこと
により、間接的に熱交換器16を介して熱交換する場合
に比べ、熱交換効率が向上し、発電性能が向上し、温水
強制循環手段15の駆動電力が増大して温水の循環流量
が増え、太陽熱集熱効率が向上する。
【0067】また、本実施例では、熱電気変換手段12
の低温面14のセラミック板18と集熱面流路部2とで
直接、温水が接触するように設けているが、熱交換器1
6とで直接、温水が接触するように設けても同様の効果
が得られる。さらに、低温面14だけでなく、高温面1
3と直接、温水が接触するように設けてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように請求項1〜6記載の発明に
よれば、温水は温水強制循環手段により強制的に循環さ
せられ、強制対流で太陽熱集熱面から熱交換されるた
め、温水自体が温度差による浮力で自然対流で循環する
場合に比較して熱交換効率が飛躍的に高くなる。さらに
温水強制循環手段の駆動電力は太陽日射を利用するた
め、外部電力を利用しなくてもよいので省エネになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における太陽熱利用温水装置
の構成図
【図2】本発明の実施例2における太陽熱利用温水装置
の構成図
【図3】発明の実施例3における太陽熱利用温水装置の
構成図
【図4】本発明の実施例4における太陽熱利用温水装置
の構成図
【図5】本発明の実施例5における太陽熱利用温水装置
の構成図
【図6】発明の実施例6における太陽熱利用温水装置の
熱電気変換手段の構成図
【図7】従来の太陽熱利用温水装置の構成図
【符号の説明】
1 太陽熱集熱面 2 集熱面流路部 3 集熱器本体 4 集熱器ガラス 5 太陽熱集熱器 6 温水タンク 7 温水通路管 12 熱電気変換手段 13 高温面 14 低温面 15 温水強制循環手段 16 熱交換器 17 熱電気変換用集熱板 18 熱電素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を受けて集熱する太陽熱集熱面
    と、この太陽熱集熱面からの熱を受けて温水を昇温させ
    る集熱面流路部と、前記太陽熱集熱面と前記集熱面流路
    部との間に設けられ、前記太陽熱集熱面の熱を高温面で
    受熱して低温面から前記集熱面流路部に伝熱し、前記高
    温面と前記低温面との温度差で発電する熱電気変換手段
    と、温水を蓄える温水タンクと、前記集熱面流路部と前
    記温水タンクとを接続し温水が循環する温水通路管と、
    この温水通路管の間に設けられ、前記熱電気変換手段の
    発電電力により駆動して温水を循環させる温水強制循環
    手段とを備えた太陽熱利用温水装置。
  2. 【請求項2】 太陽熱を受けて集熱する太陽熱集熱面
    と、この太陽熱集熱面からの熱を受けて温水を昇温させ
    る集熱面流路部と、前記太陽熱集熱面から高温面が受熱
    し、低温面は熱交換器と熱交換するように設けた熱電気
    変換手段と、温水を蓄える温水タンクと、前記熱交換器
    の一端と前記温水タンクを接続し、他端と前記集熱面流
    路部を接続するとともに、前記温水タンクと前記集熱面
    流路部を接続し温水が循環する温水通路管と、この温水
    通路管の間に設けられ、前記熱電気変換手段の発電電力
    により駆動して温水を循環させる温水強制循環手段とを
    備えた太陽熱利用温水装置。
  3. 【請求項3】 太陽熱を受けて集熱する太陽熱集熱面
    と、この太陽熱集熱面からの熱を受けて温水を昇温させ
    る集熱面流路部と、温水を蓄える温水タンクと、低温面
    に熱交換器を設け、高温面に前記太陽熱集熱面とは別の
    熱電気変換用集熱板を設けて高温面と低温面との温度差
    で発電する熱電気変換手段と、前記熱交換器の一端と温
    水タンクを接続し、他端と前記集熱面流路部を接続する
    とともに、前記温水タンクと前記集熱面流路部を接続し
    温水が循環する温水通路管と、この温水通路管の間に設
    けられ、前記熱電気変換手段の発電電力により駆動して
    温水を循環させる温水強制循環手段とを備えた太陽熱利
    用温水装置。
  4. 【請求項4】 太陽熱を受けて集熱する太陽熱集熱面
    と、この太陽熱集熱面からの熱を受けて温水を昇温させ
    る集熱面流路部と、温水を蓄える温水タンクと、前記温
    水タンクと前記集熱面流路部を接続して温水が循環する
    温水通路管と、前記集熱面流路部から前記温水タンクへ
    温水が流入する前記温水通路管の一方に高温面を接触さ
    せ、低温面を前記温水タンクと接触させて高温面と低温
    面との温度差で発電する熱電気変換手段と、温水通路管
    の間に設けられ、前記熱電気変換手段の発電電力により
    駆動して温水を循環させる温水強制循環手段とを備えた
    太陽熱利用温水装置。
  5. 【請求項5】 太陽熱を受けて集熱する太陽熱集熱面
    と、この太陽熱集熱面からの熱を受けて温水を昇温させ
    る集熱面流路部と、温水を蓄える温水タンクと、前記温
    水タンクと前記集熱面流路部を接続して温水が循環する
    温水通路管と、前記集熱面流路部から前記温水タンクへ
    温水が流入する前記温水通路管の一方に高温面を接触さ
    せ、前記温水タンクから前記集熱面流路部へ温水が流出
    する前記温水通路管の他方に低温面を接触させ、高温面
    と低温面との温度差で発電する熱電気変換手段と、前記
    温水通路管の間に設けられ、前記熱電気変換手段の発電
    電力により駆動して温水を循環させる温水強制循環手段
    とを備えた太陽熱利用温水装置。
  6. 【請求項6】 熱電気変換手段は高温面と低温面の間に
    熱電素子を複数個設けて形成される請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の太陽熱利用温水装置。
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