JP2002105682A - 電気分解式ガス変換装置及びこれを用いた電気機器 - Google Patents

電気分解式ガス変換装置及びこれを用いた電気機器

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JP2002105682A JP2000291740A JP2000291740A JP2002105682A JP 2002105682 A JP2002105682 A JP 2002105682A JP 2000291740 A JP2000291740 A JP 2000291740A JP 2000291740 A JP2000291740 A JP 2000291740A JP 2002105682 A JP2002105682 A JP 2002105682A
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Akira Ikeda
彰 池田
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Giichi Tsunoda
義一 角田
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Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な制御手段により、湿度などの外気環境
が変化した場合にも、過剰なガス発生等がなく安定なガ
ス変換量を維持できる電気分解式ガス変換装置を得る。 【解決手段】 固体高分子電解質膜3を挟んで、導電性
多孔体からなる基材に触媒層を有する陽極1と陰極2を
対峙させた電気化学素子接合体8に、交流入力12から
整流回路9を通じて直流電流を供給する電気分解式ガス
変換装置において、交流入力12と整流回路9の間に電
荷量制限コンデンサ11を直列に接続することにより、
電気化学素子接合体8に供給する電流を一定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子電解質
膜を用いた電気化学反応にもとづく電気分解式ガス変換
装置に関し、さらに詳しくは、固体高分子電解質膜を挟
んで陽極と陰極を対峙させて直流電圧を印加し、電気化
学反応によって、空気中に含まれる水分をオゾンガス、
酸素ガスまたは水素ガス等に変換する、例えばオゾン発
生装置、酸素ガス発生装置、水素ガス発生装置、除湿装
置などのような、電気分解式ガス変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平11−13127
6号公報に示された従来の電気分解式ガス変換装置の1
つであるオゾン発生装置の構成図である。図において、
1は導電性多孔体からなる陽極基材に触媒層を有する陽
極、2は導電性多孔体からなる陰極基材に触媒層を有す
る陰極、3は固体高分子電解質膜であり、固体高分子電
解質膜3の表裏に陽極1と陰極2を配置して熱圧着する
ことにより電気化学素子接合体8が形成される。4は陽
極1に設けた陽極端子、5は陰極2に設けた陰極端子、
6は直流電源、7は直流電源6と陽極1および陰極2を
結ぶ結線である。なお、陽極1には、例えば白金メッキ
下地が施されたチタン製のエキスバンドメタル基材にβ
型またはα型の二酸化鉛を薄く電着したものが用いら
れ、陰極2には、例えば多孔質なカーボン繊維基材に、
白金微粒子を坦持したカーボン粉末を液化した固体高分
子電解質をバインダーとして固着したものが用いられ
る。
【0003】次に動作について説明する。電気化学素子
接合体8に直流電源6により例えば3Vの電圧が印加さ
れると、陽極1と固体高分子電解質膜3の接合面におい
て、電気化学反応式(1)および(2)により、空気中
に含まれる水分が電気分解されてオゾンガスと酸素ガス
および電子が生成されると同時に水素イオンが生成され
る。 2H2O→O2+4H++4e- (1) 3H2O→O3+6H++6e- (2)
【0004】このようにして生成されたオゾンガスおよ
び酸素ガスは多孔質な陽極1を通って外気に流出する。
一方、生成された水素イオンは固体高分子電解質膜3を
通って陰極2に移動し、陰極2と固体高分子電解質膜3
の接合面において、電気化学反応式(3)により、水素
イオンと空気中の酸素ガスおよび結線7を通って陰極2
に導かれた電子とが反応して水が生成され、多孔質な陰
極2を通って外気に流出する。 O2+4H++4e-→2H2O (3)
【0005】なお、電気化学素子接合体8を酸素ガス発
生素子または除湿素子として用いる場合、すなわち電気
分解式ガス変換装置が酸素ガス発生装置または除湿装置
である場合には、電気化学素子接合体8の陽極1には例
えばチタン製の多孔質なエキスバンドメタル基材に白金
メッキを施したものなどが用いられ、陽極から酸素が発
生すると共に陰極の背面から水が放出する。また、水素
ガス発生素子として用いる場合、すなわち電気分解式ガ
ス変換装置が水素ガス発生装置である場合には、陽極1
および陰極2には例えばチタン製の多孔質なエキスバン
ドメタル基材に白金メッキを施したものなどが用いら
れ、陰極において水素ガスが発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
電気分解式ガス変換装置は、例えばオゾン発生装置の場
合、空気中に含まれる水分を電気化学素子接合体8によ
り電気分解してオゾンガスを生成するものであるため、
外気の湿度が変化するとオゾン発生量が変化し、安定な
オゾン発生量が得られないという問題があった。また、
湿度が高くなるとオゾン発生量が多くなり過ぎるといっ
た問題があった。
【0007】図7は、図6に示されたオゾン発生装置に
よる実験結果であり、温度20℃における電気化学素子
接合体8の電気化学反応面積1cm2当たりのオゾン発
生量および電流密度と印加電圧の関係に及ぼす相対湿度
の影響を示す特性図である。
【0008】図7に示したように、電気化学素子接合体
8のオゾン発生量および電流密度は外気の相対湿度が高
くなると増加し、オゾン発生量は電気化学素子接合体8
を流れる電流の増加に追随して増加する。一方、電気化
学素子接合体8の通電したときの負荷抵抗は外気の相対
湿度によって複雑に変化するが、一定湿度では電気化学
素子接合体8に印加される電圧が3V以下になると流れ
る電流が低下し、オゾン発生量が低下する。このような
特性を持つ電気化学素子接合体8を、湿度が変化した場
合でもオゾンガスを出しすぎず、また減らしすぎずに制
御するためには、一定の電圧を与えるだけでは不可能で
ある。例えば、印加電圧を3Vに設定した場合、相対湿
度35%でのオゾン発生量は0.08(mg/hr/cm2)、相
対湿度95%では0.50(mg/hr/cm2)となり、約6倍
も変化してしまう。また、印加電圧を1.8Vに設定し
た場合、相対湿度35%でのオゾン発生量はほぼゼロ、
相対湿度95%では0.09(mg/hr/cm2)となってしま
う。すなわち、電気化学素子接合体8を電圧一定で駆動
するのは適当でない。
【0009】また、従来の他の電気分解式ガス変換装置
である除湿装置または酸素ガス発生装置または水素ガス
発生装置においても、オゾン発生装置の場合と同様に空
気中に含まれる水分を電気化学素子接合体8により電気
分解してガス変換するものであるため、外気の湿度の変
化に伴ってガス変換量が変化し、安定なガス変換量が得
られないという問題があった。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、簡易な制御手段により、湿
度などの外気環境が変化した場合にも、過剰なガス発生
等がなく安定なガス変換量を維持できる電気分解式ガス
変換装置を得ることを目的とする。またこの電気分解式
ガス変換装置を備え、安定なガス変換量を維持できる電
気機器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる電気分解式ガス変換装置は、固体高分子電解質膜を
挟んで、導電性多孔体からなる基材に触媒層を有する陽
極と陰極を対峙させた電気化学素子接合体に、交流入力
から整流回路を通じて直流電流を供給するものにおい
て、交流入力と整流回路の間にコンデンサを直列に接続
したものである。
【0012】この発明の請求項2に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、請求項1記載の電気分解式ガス変換装置
において、電気化学素子接合体の印加電圧を制限する素
子を電気化学素子接合体に並列に接続したものである。
【0013】この発明の請求項3に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、固体高分子電解質膜を挟んで、導電性多
孔体からなる基材に触媒層を有する陽極と陰極を対峙さ
せた電気化学素子接合体に、直流電源から直流電流を供
給するものにおいて、電気化学素子接合体と直流電源の
間に抵抗を直列に接続したものである。
【0014】この発明の請求項4に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電
気分解式ガス変換装置において、電気化学素子接合体を
オゾン発生素子として用いたものである。
【0015】この発明の請求項5に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電
気分解式ガス変換装置において、電気化学素子接合体を
酸素ガス発生素子として用いたものである。
【0016】この発明の請求項6に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電
気分解式ガス変換装置において、電気化学素子接合体を
水素ガス発生素子として用いたものである。
【0017】この発明の請求項7に係わる電気分解式ガ
ス変換装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の電
気分解式ガス変換装置において、電気化学素子接合体を
除湿素子として用いたものである。
【0018】この発明の請求項8に係わる電気機器は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の電気分解式ガス変
換装置を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1による電気分解式ガス変換装置をオゾン発生
装置を例に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
よる電気分解式ガス変換装置の構成を説明する図であ
る。図において、1は導電性多孔体からなる基材に触媒
層を有する陽極、2は導電性多孔体からなる基材に触媒
層を有する陰極、3は固体高分子電解質膜、4は陽極1
に設けた陽極端子、5は陰極2に設けた陰極端子、8は
固体高分子電解質膜3の表裏に陽極1と陰極2を配置し
て熱圧着により形成した電気化学素子接合体、9は全波
整流回路などを構成する整流回路、10は電圧平滑用コ
ンデンサ、11は電荷量制限コンデンサ、12は商用電
源などの交流入力である。なお、陽極1には、例えば白
金メッキ下地が施されたチタン製のエキスバンドメタル
基材にβ型またはα型の二酸化鉛を薄く電着したものが
用いられ、陰極2には、例えば多孔質なカーボン繊維基
材に、白金微粒子を坦持したカーボン粉末を液化した固
体高分子電解質をバインダーとして固着したものが用い
られる。
【0020】次に動作について説明する。図1の回路に
おいて、電気化学素子接合体8は図7に示したように数
V程度の電圧で動作するから、整流回路9の出力V0
数V程度となり、例えば商用交流電源の100Vなどに
比べて十分に小さくなる。従って、交流入力12が10
0Vの商用電源の場合、電荷量制限コンデンサ11の両
端には、50または60サイクル(以下60サイクルで
代表する)毎にほぼ100Vの実効電圧がかかることに
なり、整流回路9にはその電圧変化に伴なった電荷量が
伝達される。すなわち、整流回路9に入力される1秒間
当たりの電荷量つまり平均電流Iinは Iin≒100*1.414*4*60*Cq ここでCqは電荷量制限コンデンサ11の容量値 (式中の4は電圧1サイクル分の積分値の係数)とな
り、整流回路9に入力される電流は電荷量制限コンデン
サ11の容量値でおおよそ決定される。結局、電圧平滑
用コンデンサ10から出力される電流Iout=Iinとな
るから、電気化学素子接合体8に流れる電流は、Cqで
決定されることになる。
【0021】例えば、Cqで決まる出力電流Ioutを、
電気化学素子接合体8の電流密度が10mA/cm2にな
るように設定する。図7の電気化学素子接合体8の特性
を見ると、相対湿度35%の場合、電流密度が10mA
/cm2になるのは印加電圧が4V〜5Vのときであり、
そのときのオゾン発生量は0.10〜0.13(mg/hr/c
m2)となる。同様にして、相対湿度60%、95%の場
合には、それぞれ0.09(mg/hr/cm2)、0.10(mg/h
r/cm2)となり、オゾン発生量はほぼ一定となることがわ
かる。このように、本実施の形態による回路ではCqに
よって電気化学素子接合体8に入力される電流が一定化
されるため、相対湿度が大幅に変化しても、安定なオゾ
ン発生量が得られる。
【0022】図2は、本実施の形態の効果を実証するた
めの実験結果であり、図1の回路を用いた場合の電気化
学素子接合体8の電気化学反応面積1cm2当たりのオ
ゾン発生量と相対湿度の関係を示す特性図である。この
実験において、電気化学素子接合体8に入力される電流
密度は20mA/cm2に設定した。この設定のとき、オ
ゾン発生量は、相対湿度が40%、60%および95%
の場合、それぞれ0.23(mg/hr/cm2)、0.30(mg/h
r/cm2)および0.28(mg/hr/cm2)となり、ほぼ一定の
オゾン発生量が得られた。なお、上記では電気化学素子
接合体8に入力される電流密度が20mA/cm2の場合
について説明したが、その他の電流密度においても、相
対湿度にかかわらず電流密度に応じたほぼ一定のオゾン
発生量が得られた。
【0023】本実施の形態では、電荷量制限コンデンサ
11の容量値Cqを固定としたが、例えば複数のコンデ
ンサを切り換えたりして、Cqを変化させてもよい。こ
の電気化学素子接合体8は、通電時間が長期になるとオ
ゾン発生量が低下する特性を示すため、それに対応して
Cqを増加させると、電気化学素子接合体8に流れる電
流値が増加し、オゾン発生量を一定に保つことができ
る。
【0024】整流回路9の出力はリップル分を含んでい
るので、リップルを減少させるため、本実施の形態では
電圧平滑用コンデンサ10を用いたが、一般的なLC平
滑回路やRC平滑回路を用いてもよい。また、直流電流
の供給先が一般的な電子回路ではなく電気化学素子接合
体8であるので、リップルの影響は少ないため、平滑回
路を全く持たなくてもよい。
【0025】また、本実施の形態ではオゾン発生装置に
ついて説明したが、酸素ガス発生装置または除湿装置ま
たは水素ガス発生装置においても、電気化学素子接合体
8の動作原理および駆動条件はオゾン発生の場合と同様
であり、本実施の形態を適用することができる。すなわ
ち、交流入力12と整流回路9の間に電荷量制限コンデ
ンサ11を直列に接続することにより、電気化学素子接
合体8に出力する電流を一定化するため、湿度などの外
気環境の変化に対しても過剰なガス発生を防止できて安
定なガス変換量を維持できる効果が得られる。
【0026】なお、電気化学素子接合体8を酸素ガス発
生素子または除湿素子として用いる場合、すなわち電気
分解式ガス変換装置が酸素ガス発生装置または除湿装置
である場合には、電気化学素子接合体8の陽極1には例
えばチタン製の多孔質なエキスバンドメタル基材に白金
や白金黒等を電着または塗布したものなどが用いられ、
陽極から酸素が発生すると共に陰極の背面から水が放出
する。また、水素ガス発生素子として用いる場合、すな
わち電気分解式ガス変換装置が水素ガス発生装置である
場合には、陽極1および陰極2には例えばチタン製の多
孔質なエキスバンドメタル基材に白金等を電着または塗
布したものなどが用いられ、陰極において水素ガスが発
生する。
【0027】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2による電気分解式ガス変換装置をオゾン発生装置を例
に説明する。図7の電気化学素子接合体8の特性を見る
と、相対湿度が低い場合は高い場合に比べて、同一電流
密度のときの印加電圧が高くなっている。図1の回路で
は、電流はCqの大きさでほぼ決められるから、例えば
電気化学素子接合体8の電流密度を20mA/cm2に設
定したとすれば、相対湿度が35%以下の場合、印加電
圧が10V程度になることも考えられる。相対湿度が低
い場合に電気化学素子接合体8の印加電圧が上がりすぎ
ると、接合体8を電圧で破壊したり、また過渡の発熱で
破壊したりする可能性がある。また一方で、相対湿度に
かかわらず、オゾン発生量は印加電圧に対して飽和傾向
を示し、例えば図7では印加電圧が3V以上のオゾン発
生量の伸びは鈍く、そういう条件では、必ずしも電流を
一定にすることが適当ではない。
【0028】図3は、本発明の実施の形態2による電気
分解式ガス変換装置の構成を説明する図であり、13は
電圧制限用ゼナダイオードである。図3の回路では、電
気化学素子接合体8にゼナダイオードなどの電圧を制限
する素子を並列に接続して、印加電圧が過大にならない
ように抑制している。
【0029】次に動作について説明する。例えば、電気
化学素子接合体8の電流密度を20mA/cm2に設定
し、かつ電圧制限用ゼナダイオード13の降伏電圧を5
Vに設定する。実験結果によると、相対湿度95%と6
0%の場合にはほぼ同量のオゾンガスが発生するが、相
対湿度35%の場合には印加電圧が5Vで制限され、オ
ゾン発生量がやや低下することがわかった。もし、電圧
制限用ゼナダイオ−ド13がなければ印加電圧はさらに
上昇してしまい、上記で述べたように電気化学素子接合
体8を破壊する可能性がある。
【0030】図3の電圧制限用ゼナダイオード13の降
伏電圧の設定値は、図7の電気化学素子接合体8の特性
図において、オゾン発生量が印加電圧に対して飽和傾向
を示す電圧の値以上に設定するのが望ましい。例えば3
V〜5Vの範囲がよい。
【0031】実施の形態3.さらに、本発明の実施の形
態3による電気分解式ガス変換装置をオゾン発生装置を
例に説明する。図3の回路では、電気化学素子接合体8
の印加電圧を制限する素子としてゼナダイオードを用い
たが、電圧が上がれば電圧比例以上に電流を流すインピ
ーダンス素子であれば同様の効果をもたらす。従って、
図4の回路に示すように抵抗とゼナダイオードとの直列
回路でも構わない。図4は、本発明の実施の形態3によ
る電気分解式ガス変換装置の構成を説明する図であり、
14は直列接続ゼナダイオード、15は電圧制限用抵抗
である。直列接続ゼナダイオード14の降伏電圧以上に
なると、電圧制限用抵抗15で定まる電流が直列回路に
流れ始める。
【0032】次に動作について説明する。図7の電気化
学素子接合体8の特性を見ると、相対湿度35%の場合
には、オゾン発生量が印加電圧に対して飽和傾向にある
ものの、わずかながら増加傾向にもある。例えば、図3
の回路で電圧制限用ゼナダイオード13の降伏電圧を3
Vに設定すると、0.08(mg/hr/cm2)のオゾン発生量
しか得られない。しかし、図4の回路のように直列接続
ゼナダイオード14と電圧制限用抵抗15を直列接続し
たものを印加電圧を制限する素子として用いた場合、電
気化学反応面積1cm2の電気化学素子接合体8を例に
とり、Cqで決まる電流を17mAと設定し、直列接続
ゼナダイオード14の降伏電圧を3Vに選び、電圧制限
用抵抗15を140Ωとすると、印加電圧が4Vになっ
たとき、電気化学素子接合体8を流れる電流10mAと
電圧制限用抵抗15を流れる電流(=(4−3)/14
0≒7mA)7mAとの合計が17mAになるので、動
作点は4Vの点となる。その結果、オゾン発生量とし
て、0.10(mg/hr/cm2)が得られる。
【0033】すなわち、上記実施の形態2における印加
電圧を過大に発生させない効果に加え、相対湿度が低い
条件においてもより高いオゾン発生量を実現できる。
【0034】なお、電気化学素子接合体8に単に抵抗を
並列に接続した回路も考えられ、図7に示したように相
対湿度が低下すると、電気化学素子接合体8の電流密度
が減少しオゾン発生量も減少するが、本発明では電流を
一定にする電源回路を備えているので、電気化学素子接
合体8を流れる電流が減少すると逆に並列に接続した抵
抗を流れる電流が増加し、その結果、電気化学素子接合
体8の印加電圧が増加するためオゾン発生量の減少を補
うことができる。しかし、この回路では相対湿度の低下
によるオゾン発生量の減少を十分に補うことはできな
い。
【0035】実施の形態4.以下、本発明の実施の形態
4による電気分解式ガス変換装置をオゾン発生装置を例
に説明する。図5は、本発明の実施の形態4による電気
分解式ガス変換装置の構成を説明する図である。図にお
いて、1は導電性多孔体からなる基材に触媒層を有する
陽極、2は導電性多孔体からなる基材に触媒層を有する
陰極、3は固体高分子電解質膜、4は陽極1に設けた陽
極端子、5は陰極2に設けた陰極端子、6は直流電源、
8は固体高分子電解質膜3の表裏に陽極1と陰極2を配
置して熱圧着により形成した電気化学素子接合体、16
は抵抗、Rfは抵抗16の抵抗値、Ifは電気化学素子
接合体8および抵抗16に流れる電流である。
【0036】次に動作について説明する。図7に示した
ように、電気化学素子接合体8のオゾン発生量および電
流密度は外気の相対湿度が高くなると増加し、オゾン発
生量は電気化学素子接合体8を流れる電流の増加に追随
して増加する。一方、電気化学素子接合体8の通電した
ときの負荷抵抗は外気の相対湿度によって複雑に変化す
るが、一定湿度では電気化学素子接合体8に印加される
電圧が3V以下になると流れる電流が低下し、オゾン発
生量が低下する。そこで、図5に示すように直流電源6
の陽極と電気化学素子接合体8の陽極1との間に抵抗1
6を直列に接続し、抵抗16に流れる電流Ifによる電
圧降下を用いて、高湿度の場合に電気化学素子接合体8
に印加される電圧を低下させて、過剰なオゾン発生を防
止することができる。
【0037】図5の回路において、抵抗16(抵抗値R
f)を流れる電流Ifによる電圧降下により、電気化学
素子接合体8に印加される電圧は直流電源6の出力電圧
よりRf*If分低下する。図7に示したように、外気
の相対湿度が高くなると、直流電源6の出力電圧が一定
の場合、電気化学素子接合体8および抵抗16を流れる
電流Ifが増加するので、この電圧降下は外気の相対湿
度が高くなるほど大きくなり、それに伴って、電気化学
素子接合体8に印加される電圧が低下し、その結果、電
気化学素子接合体8に流れる電流が低下するとともに、
オゾン発生量が低下する。従って、あらかじめ適正な抵
抗値を有する抵抗16を設けることにより、直流電源6
から電気化学素子接合体8に出力する電流が一定化さ
れ、外気の湿度が高い場合でも過剰なオゾン発生が防止
される。また、電気化学素子接合体8に流れる電流が低
下するため、直流電源6として電池を用いた場合、その
使用期間が延びるという利点がある。
【0038】なお、本実施の形態では抵抗16を直流電
源6の陽極と電気化学素子接合体8の陽極1との間に接
続したが、直流電源6の陰極と電気化学素子接合体8の
陰極2との間に接続してもよい。
【0039】本実施の形態の効果を実証するための実験
において、直流電源6の出力電圧を3Vとし、抵抗16
の抵抗値Rfは図7の結果にもとづいて設定し、電気化
学素子接合体8の電気化学反応面積が4cm2の場合、
約10Ωとした。この設定の場合、電気化学素子接合体
8に印加される電圧は、温度20℃のとき外気の相対湿
度が40%では2.7Vとなり、外気の相対湿度がほぼ
100%では1.9Vとなった。このように、外気の相
対湿度が高くなると、電気化学素子接合体8に流れる電
流Ifは増加するが、抵抗16を流れる電流による電圧
降下の増大により、電気化学素子接合体8に印加される
電圧が低下するため、電気化学素子接合体8には過剰な
電流が流れなくなり、ほぼ一定のオゾン発生量が得られ
る。実験結果によれば、外気の相対湿度が40%からほ
ぼ100%まで変化しても、概ね一定なオゾン発生量を
維持できる効果が得られた。
【0040】また、本実施の形態では直流電源6の出力
電圧を3Vとしたが、図7の実験結果によれば、3Vよ
り高くてもよく、外気の相対湿度の変化に対応して、電
気化学素子接合体8に印加される電圧が1.9V〜3.
5Vの範囲となるように抵抗16の抵抗値Rfを設定す
ればよい。また、直流電源6の出力電圧は3Vより低く
てもよく、この場合、オゾン発生量は3Vの場合より低
下する。
【0041】また、本実施の形態では電気化学素子接合
体8の陽極1と陰極2が対峙してなす電気化学反応面積
を4cm2としたが、実験結果によれば電気化学反応面
積が4cm2の場合に限らず、これより小さくてもまた
は大きくても同様の効果が得られた。なお、電気化学素
子接合体8の電気化学反応面積が4cm2の場合は抵抗
16を10Ωとしたが、図7の実験結果にもとづいて、
反応面積が4cm2より大きい場合は抵抗16を10Ω
より大きく、反応面積が4cm2より小さい場合は抵抗
16を10Ωより小さくすればよい。
【0042】また、本実施の形態では、温度20℃で外
気の相対湿度が40%からほぼ100%までの場合につ
いて説明したが、これに限らず、温度が20℃より高く
絶対湿度がさらに高い場合にも同様の効果が得られる。
【0043】また、本実施の形態では抵抗16を固定抵
抗としたが、電気化学素子接合体8の抵抗値は外気の湿
度によって複雑に変化するため、抵抗16を可変抵抗と
するほうがより望ましい。またこの可変抵抗により、電
気化学素子接合体8の特性の経時変化に応じて、随時、
抵抗値を変化させてもよい。
【0044】また、抵抗(または可変抵抗)16の抵抗
値Rfはあらかじめ分かっているので、電気化学素子接
合体8に流れる電流値Ifは、抵抗(または可変抵抗)
16の両端で電圧(Rf*If)を測定することにより
容易に検出することができる。従って、この電圧を測定
することにより、電気化学素子接合体8に印加される電
圧と流れる電流値Ifを検出して接合体8の電気特性の
変化を把握し、取り替え時期などを知ることができる。
【0045】また、上記の直流電源6は、交流電圧を直
流電圧に変換する機能を備えた回路または複数の乾電池
等の1次電池または再充電が可能な二次電池などを用い
ればよい。
【0046】実施の形態5.例えば、電気化学素子接合
体8をオゾン発生素子として空調機、冷蔵庫、食器洗浄
機などの電気機器に設置した場合、図1、図3、図4ま
たは図5に示した本発明による回路を用いることによ
り、これらの電気機器内のオゾン濃度が所定の濃度にな
るように、図7にもとづいて電気化学素子接合体8に一
定の電流を流すようにすれば、外気環境が多湿の場合に
も、これらの電気機器内のオゾン濃度が過剰に高くなる
ことがなく安全で、かつほぼ一定のオゾン発生量が得ら
れるため、所定のオゾン濃度を得ることが可能となる。
また、上記の電気機器に限らず、自動車内、掃除機、食
品収納容器やごみ収納容器などに電気化学素子接合体8
を設置した場合も、上記の場合と同様の効果が得られ
る。
【0047】また、電気化学素子接合体8を除湿素子、
酸素ガス発生素子、または水素ガス発生素子として用い
る場合も、図1、図3、図4または図5に示した本発明
による回路を用いることにより、電気化学素子接合体8
に一定の電流を流すようにすれば、環境条件によらず一
定なガス発生量が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、固体
高分子電解質膜を挟んで、導電性多孔体からなる基材に
触媒層を有する陽極と陰極を対峙させた電気化学素子接
合体に、交流入力から整流回路を通じて直流電流を供給
する電気分解式ガス変換装置において、交流入力と整流
回路の間にコンデンサを直列に接続したので、電気化学
素子接合体に出力する電流が一定化され、湿度などの外
気環境の変化に対しても過剰なガス発生を防止できて安
定なガス変換量を維持できる。
【0049】また、電気化学素子接合体の印加電圧を制
限する素子を電気化学素子接合体に並列に接続したの
で、外気の湿度が低くなっても電気化学素子接合体に過
大の電圧が発生したり、またそれにより過大な熱が発生
したりすることを防止できる。
【0050】また、固体高分子電解質膜を挟んで、導電
性多孔体からなる基材に触媒層を有する陽極と陰極を対
峙させた電気化学素子接合体に、直流電源から直流電流
を供給する電気分解式ガス変換装置において、電気化学
素子接合体と直流電源の間に抵抗を直列に接続したの
で、電気化学素子接合体に出力する電流が一定化され、
湿度などの外気環境の変化に対しても過剰なガス発生が
起こることなく安定なガス変換量を維持できる。
【0051】また、上記電気化学素子接合体をオゾン発
生素子として用いたので、電気化学素子接合体に一定の
電流が流れ、外気環境が多湿の場合にも、オゾン発生量
が過剰に高くなることがなく安全で、かつほぼ一定のオ
ゾン発生量が得られる。
【0052】また、上記電気化学素子接合体を酸素ガス
発生素子として用いたので、電気化学素子接合体に一定
の電流が流れ、環境条件によらず一定な酸素ガス発生量
が得られる。
【0053】また、上記電気化学素子接合体を水素ガス
発生素子として用いたので、電気化学素子接合体に一定
の電流が流れ、環境条件によらず一定な水素ガス発生量
が得られる。
【0054】また、上記電気化学素子接合体を除湿素子
として用いたので、電気化学素子接合体に一定の電流が
流れ、環境条件によらず一定量の除湿ができる。
【0055】また、電気機器に上記電気分解式ガス変換
装置を備えたので、環境条件によらずほぼ一定のガス発
生量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による電気分解式ガス変
換装置の構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施の形態1による電気分解式ガス変
換装置の電気化学素子接合体のオゾン発生量と相対湿度
の関係を示す特性図である。
【図3】本発明の実施の形態2による電気分解式ガス変
換装置の構成を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態3による電気分解式ガス変
換装置の構成を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態4による電気分解式ガス変
換装置の構成を説明する図である。
【図6】従来の電気分解式ガス変換装置の構成を説明す
る図である。
【図7】従来の電気分解式ガス変換装置の電気化学素子
接合体のオゾン発生量および電流密度と印加電圧の関係
に及ぼす相対湿度の影響を示す特性図である。
【符号の説明】
1 陽極、2 陰極、3 固体高分子電解質膜、4 陽
極端子、5 陰極端子、6 直流電源、8 電気化学素
子接合体、9 整流回路、10 電圧平滑用コンデン
サ、11 電荷量制限コンデンサ、12 交流入力、1
3 電圧制限用ゼナダイオード、14 直列接続ゼナダ
イオード、15 電圧制限用抵抗、16抵抗
フロントページの続き (72)発明者 角田 義一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4K021 AA01 AB15 BA02 CA02 CA05 CA06 DB07 DB12 DB13 DB19 DB43 DB53 DC01 DC03 DC15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体高分子電解質膜を挟んで、導電性多
    孔体からなる基材に触媒層を有する陽極と陰極を対峙さ
    せた電気化学素子接合体に、交流入力から整流回路を通
    じて直流電流を供給する電気分解式ガス変換装置におい
    て、前記交流入力と前記整流回路の間にコンデンサを直
    列に接続したことを特徴とする電気分解式ガス変換装
    置。
  2. 【請求項2】 電気化学素子接合体の印加電圧を制限す
    る素子を前記電気化学素子接合体に並列に接続したこと
    を特徴とする請求項1記載の電気分解式ガス変換装置。
  3. 【請求項3】 固体高分子電解質膜を挟んで、導電性多
    孔体からなる基材に触媒層を有する陽極と陰極を対峙さ
    せた電気化学素子接合体に、直流電源から直流電流を供
    給する電気分解式ガス変換装置において、前記電気化学
    素子接合体と前記直流電源の間に抵抗を直列に接続した
    ことを特徴とする電気分解式ガス変換装置。
  4. 【請求項4】 電気化学素子接合体をオゾン発生素子と
    して用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の電気分解式ガス変換装置。
  5. 【請求項5】 電気化学素子接合体を酸素ガス発生素子
    として用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の電気分解式ガス変換装置。
  6. 【請求項6】 電気化学素子接合体を水素ガス発生素子
    として用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の電気分解式ガス変換装置。
  7. 【請求項7】 電気化学素子接合体を除湿素子として用
    いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の電気分解式ガス変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし3のいずれかに記載の電
    気分解式ガス変換装置を備えたことを特徴とする電気機
    器。
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