JP2002103676A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002103676A
JP2002103676A JP2000303143A JP2000303143A JP2002103676A JP 2002103676 A JP2002103676 A JP 2002103676A JP 2000303143 A JP2000303143 A JP 2000303143A JP 2000303143 A JP2000303143 A JP 2000303143A JP 2002103676 A JP2002103676 A JP 2002103676A
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image
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electrode
forming apparatus
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English (en)
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Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Yoshiro Koga
欣郎 古賀
Kaneo Yoda
兼雄 依田
Nobumasa Abe
信正 阿部
Shinichi Kamoshita
伸一 鴨志田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写残り現像剤が帯電書込電極に付着して発生
する静電潜像の書込不良を防止する。 【解決手段】像担持体2上に弾性接触される基材3a
と、該基材に設けられ像担持体に静電潜像を形成する書
込電極3bと、該書込電極の像担持体回転方向上流側に
配設されるクリーニング手段7とを備え、書込電極に印
加するバイアスよりもクリーニング手段に印加するバイ
アスを絶対値で小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電書込装置の書
込電極を像担持体に接触させて像担持体上に静電潜像を
形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の針電極を用いて像担持体に
静電潜像を形成する方式の画像形成装置が知られてい
る。この多針電極方式においては、針電極からの放電に
よって像担持体上に静電潜像を形成するものであり、従
って、放電部は最も放電開始電圧が低い針電極が用いら
れ、これは画像分解能を向上させることからも先端が尖
っていることが望ましい。一般に、針電極と像担持体は
微小な間隙をもって非接触配置され、放電現象によって
像担持体に静電潜像を形成する。
【0003】しかし、間隙変動による放電開始電圧のバ
ラツキはそのまま静電潜像の電位バラツキになり、筋ム
ラ、画像の途切れ、ボヤケ、チリ等の重大画像欠陥につ
ながっている。よって、間隙を安定的に一定に保つため
に、針電極は高精度かつ高剛性が必要で、これを位置決
め支持する保持部材も高精度かつ高剛性が必要となる。
さらに像担持体の円周方向にも像担持体の母線上に針電
極を正確に位置決めしないと間隙は変化し、均一な帯電
ができない。また、像担持体の回転振れは確実に間隙を
変動させるため、スペーサ等を付加し間隙を管理する
が、像担持体が高速回転する高速印字では振動等によっ
て、間隙を一定に保つことができず、結果として印字ス
ピードが低く抑えられていた。
【0004】これらを解決するものとして、特開昭63
−45104号公報においては、針電極を無機ガラスを
コーティングした像担持体に当接させ、更に、像担持体
に潤滑油を塗布することにより針電極の像担持体への摩
耗損傷を防止する提案をおこなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−45104号公報においては、今度は針電極の摩
耗が発生し、放電開始電圧が変動し静電潜像のサイズや
帯電電位が変動してしまうという問題を有している。ま
た、オイルを像担持体に塗る構成が摩耗低減のために必
須の要件のため、現像剤を直接現像できず、像担持体は
中間像担持体としてしか使用できないという問題を有し
ている。
【0006】このように、多針電極方式は、静電潜像電
位がバラツキやすく、静電潜像分解能も経時変化するた
め、画像品質が低下するという問題を有し、また、針電
極と像担持体との間隙や位置決めのための高精度な保持
部材や位置決め部材が必要であり、装置の複雑化、大型
化を招くという問題を有している。また、針電極のため
接触圧力が高く、電極および像担持体が短時間で損傷し
てしまうとい問題や、印字高速化が難しいとともに、中
間像担持体として使用するため、装置の大型化を招くと
いう問題を有している。
【0007】この問題を解決するために、本出願人は、
一端が固定部に支持され他端が像担持体に弾性接触され
る基材と、基材と像担持体の接触面内に形成される電極
部とを備え、電極部に書込信号を送ることにより像担持
体上に静電潜像を形成することができる画像形成装置を
出願している。これによれば、電極部と像担持体との接
触を安定させ、均質な選択帯電書込が可能となり、画像
むらや筋のない良好な画像を得ることができる。
【0008】この画像形成装置においては、現像手段に
より像担持体上に現像された現像像は、転写手段により
転写材に転写されるが、(1)現像剤の中に通常の電圧
と逆極性の現像剤が含まれるため、このような現像剤に
は転写電界で転写方向とは逆方向の力が作用し、転写残
りとなり、(2)現像手段により像担持体に現像剤が摺
り付けられる等して現像剤の一部が像担持体に付着し、
静電吸着力では転写できなくなり転写残りとなり、像担
持体上に残った現像剤は、帯電書込プロセスに進み、書
込電極を汚す原因となるが、転写残り現像剤の電極部へ
の付着は次のような要因により発生する。 (1)帯電書込バイアスと現像剤の帯電による静電吸着
力による付着 (2)帯電書込電極と現像剤との接触による機械的付着
力による付着 このような転写抜け現像剤は、機械的なクリーニング手
段では完全に除去することは困難であり、特に現像剤に
添加する微粒子(直径1μm以下)は殆ど除去すること
ができない。
【0009】このようにして、発生した電極部の汚れ
は、像担持体の帯電能力(或いは帯電除去能力)を低下
させる。帯電能力の低下は、画像濃度の低下や白地への
現像剤の現像(画像かぶり)の原因となり、画像の画質
を劣化させる。特に、静電吸着力による付着は、書込時
のオン・オフにより付着力が変化するため、画素により
汚れかたが変化し、像担持体の回転方向に平行な筋汚れ
となり、画質を大きく劣化してしまうという問題を有し
ている。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するものであ
って、第1の目的は、静電潜像の電位、サイズを安定さ
せ高分解能、高画質の画像を形成することができるとと
もに、電極および像担持体の摩耗を低減させ耐久性の向
上を図ることであり、また、第2の目的は、転写残り現
像剤が帯電書込電極に付着して発生する静電潜像の書込
不良を防止することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の請求
項1記載の画像形成装置は、像担持体上に弾性接触され
る基材と、該基材に設けられ像担持体に静電潜像を形成
する書込電極と、該書込電極の像担持体回転方向上流側
に配設されるクリーニング手段とを備え、書込電極に印
加するバイアスよりもクリーニング手段に印加するバイ
アスを絶対値で小さく設定することを特徴とし、請求項
2記載の発明は、像担持体上に弾性接触される基材と、
該基材に設けられ像担持体に静電潜像を形成する書込電
極と、該書込電極の像担持体回転方向上流側に配設され
るクリーニング手段とを備え、書込電極に印加するバイ
アスを放電開始電圧以上で行い、クリーニング手段に印
加するバイアスを放電開始電圧以下に設定することを特
徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1または2にお
いて、前記クリーニング手段に印加するバイアスと逆極
性のバイアスを印加することにより、クリーニング手段
に吸着した現像剤を像担持体に放出することを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係わる画像形
成装置の1例を示し、図1(A)は全体構成図、図1
(B)は図1(A)の像担持体および帯電書込装置の一
部斜視図である。なお、以下の説明において、各図面間
で同一の構成については同一番号を付して説明を省略す
る場合がある。
【0013】図1(A)において、本発明に係る画像形
成装置1は、静電潜像が形成される像担持体2と、像担
持体2に接触してこの像担持体2に静電潜像を書き込む
帯電書込装置3と、像担持体2上の静電潜像を現像剤で
現像する現像装置4と、この現像装置4で現像された像
担持体2上のトナー像を紙等の転写材5に転写する転写
装置6と、転写後の像担持体2上に残っているトナーを
除去するクリーニング装置7とを少なくとも備えてい
る。帯電書込装置3は、一端が固定部9に片持ち式に支
持され、他端は像担持体2に接触されている。
【0014】図1(B)に示すように、帯電書込装置3
は、FPC(Flexible Print Circuit)またはPETフ
ィルム等の絶縁性が高くかつ比較的柔らかく弾性のある
可撓性の基材3aと、基材3aに形成され、かつこの基
材3aの撓みによる弱い弾性復元力で像担持体2上に軽
く押圧されて接触または近接して配置される書込電極3
bとを備えている。また、基板3a上には、ドライバ3
c、導電パターン3dが形成され、書込電極3bに接続
されている。なお、書込電極3bの押圧力は、幅300
mmで押圧力10N以下、すなわち線圧0.33N/m
m以下が接触を安定化し電荷注入または放電(の空隙)
を安定化する上で好ましく、摩耗の観点からは接触を安
定に保つ状態を維持しつつ極力線圧を下げることが望ま
しい。
【0015】図2および図3は、図1の帯電書込装置3
の書込電極3bの帯電による静電潜像の書込の原理を説
明し、図2(A)は書込電極3bと像担持体2との接触
部の拡大図、図2(B)はこの接触部の電気的等価回路
図、図2(C)ないし図2(F)は各パラメータと像担
持体2の表面電位との関係を示す図、図3(A)は電荷
注入による像担持体に対する帯電の説明図、図3(B)
は放電による像担持体に対する帯電の説明図、図3
(C)はパッシェンの法則を説明するための図である。
【0016】図2(A)に示すように像担持体2は、ア
ルミニウム等の導電性材料からなり、接地されている基
材2cと、この基材2cの外周に形成された絶縁性を有
する帯電体層2dとからなっている。帯電書込装置3の
FPC等からなる基材3aに支持されている書込電極3
bが前述のように帯電体層2dに所定の軽い押圧力で接
触しているとともに、像担持体2が所定の速度vで移動
(回転)している。書込電極3bには、所定の高電圧V
0または所定の低電圧V1が基材3aを介して選択的に切
り替えられて印加されるようになっている。
【0017】すなわち、書込電極3bと像担持体2との
接触面(ニップ部)において、図2(B)に示す電気的
な等価回路が構成されている。図2(B)において、R
は書込電極3bの抵抗を示し、Cは像担持体2の静電容
量を示している。書込電極3bの抵抗Rは、A側の
(−)の所定電圧V0またはB側の接地電圧V1に選択的
に切換接続されるようになっている。
【0018】等価回路において、書込電極3bをA側に
接続してこの書込電極3bに(−)の所定電圧V0を印
加したときの書込電極3bの抵抗Rと像担持体2の表面
電位との関係は、図2(C)の実線で示すように書込電
極3bの抵抗Rが小さい領域では像担持体2の表面電位
が一定の所定電圧V0となり、書込電極3bの抵抗Rが
所定値より大きい領域であると、像担持体2の表面電位
の絶対値が低下する。一方、書込電極3bをB側に接続
してこの書込電極3bを接地したときの書込電極3bの
抵抗Rと像担持体2の表面電位との関係は、図2(C)
の点線で示すように書込電極3bの抵抗Rが小さい領域
では像担持体2の表面電位が一定のほぼ接地電圧V1
なり、書込電極3bの抵抗Rが所定値より大きい領域で
あると、像担持体2の表面電位の絶対値が上昇する。
【0019】そして、書込電極3bの抵抗Rが小さく像
担持体2の表面電位が一定の所定電圧V0または一定の
接地電圧V1である領域では、図3(A)に示すように
像担持体2に接触する書込電極3bと像担持体2の帯電
体層2dとの間で、電圧の低い方から高い方へ直接
(−)の電荷の電荷注入が行われ、像担持体2が帯電さ
れる。また、書込電極3bの抵抗Rが大きく像担持体2
の表面電位が変化し始める領域では、電荷注入による像
担持体2の帯電が次第に小さくなってくるとともに、書
込電極3bの抵抗Rが大きくなることで図3(B)に示
すように基材3aと像担持体2との間で放電が生じてく
るようになる。
【0020】この基材3aと像担持体2の基材2cとの
間で生じる放電は基材3aと像担持体2との間の電圧が
放電開始電圧より大きくなったときに生じるが、基材3
aおよび像担持体2間のギャップとこの放電開始電圧V
thとの関係はパッシェンの法則により図3(C)に示す
ようになる。すなわち、ギャップが約30μm位である
とき放電開始電圧Vthが最も小さく、ギャップが約30
μmより小さくても大きくても放電開始電圧Vthが大き
くなり、放電が発生し難くなる。この放電によっても像
担持体2の表面が帯電されるようになる。しかし、書込
電極3の抵抗Rがこの領域であるときには、電荷注入に
よる像担持体2の帯電が大きいとともに放電による像担
持体2の帯電が小さく、像担持体2の帯電は電荷注入に
よる帯電が支配的となっている。この電荷注入による帯
電では、像担持体2の表面電位は、書込電極3bに印加
される所定電圧V0または接地電圧V1となる。電荷注入
による帯電の場合、書込電極3bに供給される所定電圧
0は書込電極3bと像担持体2との間で放電が発生す
る放電開始電圧Vth以下に設定するのが望ましい。
【0021】書込電極3bの抵抗Rが更に大きい領域で
あると、電荷注入による像担持体2の帯電が小さく、放
電による像担持体2の帯電が電荷注入による帯電より大
きくなり、像担持体2の帯電は次第に放電による帯電が
支配的となってくる。すなわち、書込電極3bの抵抗R
が大きくなると、像担持体2の表面は主に放電によって
帯電され、電荷注入による像担持体2はほとんど帯電さ
れなくなる。この放電による帯電または除電では、像担
持体2の表面電位は、書込電極3bに印加される所定電
圧V0または接地電圧V1から放電開始電圧Vthを差し引
いた電圧となる。なお、所定電圧V0が(+)の電圧で
も同じである。
【0022】したがって、電極の3bの抵抗Rを、像担
持体2の表面電位が一定の所定電圧|V0|(±の電圧
があるため、絶対値で表す)あるいは一定の接地電圧V
1となる小さい領域に設定するとともに、書込電極3b
に印加する電圧を所定電圧V0と接地電圧V1との間でス
イッチング制御することにより、電荷注入による像担持
体2の帯電を行うことができるようになる。
【0023】また、書込電極3bをA側に接続してこの
書込電極3bに(−)の所定電圧V 0を印加したときの
像担持体2の容量Cと像担持体2の表面電位との関係
は、図2(D)の実線で示すように、容量Cが小さい領
域では像担持体2の表面電位が一定の所定電圧V0とな
り、容量Cが所定値より大きい領域では、像担持体2の
表面電位の絶対値が低下する。一方、書込電極3bをB
側に接続してこの書込電極3bを接地したときの像担持
体2の容量Cと像担持体2の表面電位との関係は、図2
(D)の点線で示すように像担持体2の容量Cが小さい
領域では像担持体2の表面電位が一定のほぼ接地電圧V
1となり、像担持体2の容量Cが所定値より大きい領域
では、像担持体2の表面電位の絶対値が上昇する。
【0024】そして、像担持体2の容量Cが小さく像担
持体2の表面電位が一定の所定電圧V0または一定の接
地電圧V1である領域では、像担持体2に接触する書込
電極3bと像担持体2の帯電体層2dとの間で直接
(−)の電荷の電荷注入が行われる。すなわち、電荷注
入により像担持体2が帯電される。また、像担持体2の
容量Cが大きく像担持体2の表面電位が変化し始める領
域では、電荷注入による像担持体2の帯電が次第に小さ
くなってくるとともに、像担持体2の容量Cが大きくな
ることで図3(b)に示すように基材3aと像担持体2
との間で放電が生じてくるようになる。この放電によっ
ても像担持体2の表面が帯電されるようになる。しか
し、像担持体容量Cがこの領域であるときには、電荷注
入による像担持体2の帯電が大きいとともに放電による
像担持体2の帯電が小さく、像担持体2の帯電は電荷注
入による帯電が支配的となっている。この電荷注入によ
る帯電では、像担持体2の表面電位は、書込電極3bに
印加される所定電圧V0または接地電圧V1となる。
【0025】像担持体2の容量Cが更に大きい領域であ
ると、書込電極3bと像担持体2の帯電体層2dとので
間でこの電荷注入はほとんど行われない。すなわち、電
荷注入によっては像担持体2は帯電されなくなる。な
お、所定電圧V0が(+)の電圧の場合でも同様であ
る。
【0026】したがって、像担持体2の容量Cを、像担
持体2の表面電位が一定の所定電圧|V0|あるいは一
定の接地電圧V1となる小さい領域に設定するととも
に、書込電極3bに印加する電圧を所定電圧V0と接地
電圧V1との間でスイッチング制御することにより、電
荷注入による像担持体2の帯電を行うことができるよう
になる。
【0027】更に、書込電極3bをA側に接続してこの
書込電極3bに(−)の所定電圧V 0を印加したときの
像担持体2の速度(周速度)Vと像担持体2の表面電位
との関係は、図2(E)の実線で示すように、像担持体
2の速度vが比較的小さい領域では、像担持体2の表面
電位は速度vが大きくなるにしたがって上昇し、像担持
体2の速度vが所定値より大きくなると、像担持体2の
表面電位の絶対値は一定の電圧となる。像担持体2の表
面電位が像担持体2の速度vの増大に応じて大きくなる
のは、書込電極3bと像担持体2との間の摩擦による像
担持体2の摩擦による電荷注入の容易化が行われること
によるものであると考えられる。この摩擦による電荷注
入の容易化は像担持体2の速度vがある程度大きくなる
と変化しなく、ほぼ一定となる。一方、書込電極3bを
B側に接続してこの書込電極3bを接地したときの速度
vと表面電位との関係は、図2(E)の点線で示すよう
に速度vに関係なく一定の接地電圧V1となる。なお、
所定電圧V0が(+)の電圧の場合でも同様である。
【0028】更に、書込電極3bをA側に接続してこの
書込電極3bに(−)の所定電圧V 0を印加したときの
書込電極3bの像担持体2への押圧力(以下、単に書込
電極3bの圧力という)と像担持体2の表面電位との関
係は、図2(F)の実線で示すように書込電極3bの圧
力がきわめて小さい領域では、像担持体2の表面電位は
書込電極3bの圧力が大きくなるにしたがって比較的急
上昇し、書込電極3bの圧力が所定値より大きくなる
と、像担持体2の表面電位の絶対値は一定の電圧とな
る。像担持体2の表面電位が書込電極3bの圧力の増大
に応じて急上昇するのは、書込電極3bと像担持体2と
の接触が書込電極3bの圧力の増大にしたがってより確
実になることによるものであると考えられる。この書込
電極3bと像担持体2との接触の確実性は、書込電極3
bの圧力がある程度大きくなると変化しなく、ほぼ一定
となる。一方、書込電極3bをB側に接続してこの書込
電極3bを接地したときの書込電極3bの圧力と像担持
体2の表面電位との関係は、図2(F)の点線で示すよ
うに書込電極3bの圧力に関係なく一定の接地電圧V1
となる。なお、所定電圧V0が(+)の電圧の場合でも
同様である。
【0029】このようにして、書込電極3bの抵抗Rお
よび像担持体2の容量Cを像担持体2の表面電位が一定
の所定電圧となるように設定するとともに、像担持体2
の速度vおよび書込電極3bの圧力を像担持体2の表面
電位が一定の所定電圧となるように制御し、書込電極3
bに印加する電圧を所定電圧V0と接地電圧V1との間で
スイッチング制御することにより、電荷注入による像担
持体2の帯電を確実にかつ簡単に行うことができるよう
になる。
【0030】図4は、複数の書込電極3bを像担持体2
の軸方向に配列した場合の配列パターンの例を示す図で
ある。
【0031】複数の書込電極3bの最もシンプルな配列
パターンは、図4(A)に示すように複数の長方形の書
込電極3bが像担持体2の軸方向に一列に配列されたも
のである。その場合、複数の書込電極3bのうち、所定
数(図示例では8個)の書込電極3bがそれぞれそれら
の書込電極3bを所定電圧V0または接地電圧V1に切り
替えることで駆動制御する1つのドライバ3cに接続さ
れて1組にまとめられており、この組の複数組が像担持
体2の軸方向に一列に配列されている。
【0032】しかし、このように書込電極3bを単に像
担持体2の軸方向に一列に配列した場合、隣接する書込
電極3b間クロストークを生じてしまう場合がある。そ
こで、図4(B)に例においては、書込電極3bを像担
持体2の軸方向と直交する方向に2列にかつ千鳥状に配
列し、書込電極3bの列間隔を広くして電極間クロスト
ークを低減させるるようにしている。
【0033】図5は、書込電極3bに所定電圧V0およ
び接地電圧V1を切替接続するためのスイッチング回路
を示す図である。図5に示すように、例えば4列に配置
された書込電極3bは、それぞれ、対応する高電圧スイ
ッチ(High Voltage Switch;H.V.S.W.)15に接続さ
れており、これらの高電圧スイッチ15は、それぞれ、
対応する電極3bを所定電圧V0と接地電圧V1とに切替
接続するようになっている。各高電圧スイッチ15に
は、それぞれシフトレジスタ(S.R.)16からの画像
書込制御信号が入力され、またこのシフトレジスタ16
には、バッファ17に蓄えられている画像信号およびク
ロック18からのクロック信号がそれぞれ入力される。
そして、シフトレジスタ16からの画像書込制御信号は
アンド回路19によりエンコーダ20からの書込タイミ
ング信号に基づいて各高電圧スイッチ15に入力される
ようになる。各高電圧スイッチ15およびアンド回路1
9により各書込電極3bへの供給電圧を切替制御する前
述のドライバ3cが構成されている。
【0034】図6は、各電極3bの各高電圧スイッチ1
5をそれぞれ所定電圧V0または接地電圧V1に選択的に
切替制御したときの状態を示し、図6(A)は各電極の
電圧状態を示す図、図6(B)は図6(A)の電圧状態
で正規現像したときの現像剤像を示す図、図6(C)は
図6(A)の電圧状態で反転現像したときの現像剤像を
示す図である。
【0035】図6に示すように、例えばn−2番目、n
−1番目、n番目、n+1番目、n+2番目の各電極3
bが、それぞれの高電圧スイッチ15が切替制御されて
図6(A)に示す電圧状態になっているとする。そこ
で、このような電圧状態の各電極で潜像担持体2に静電
潜像の書込を行うとともに、正規現像によりこの静電潜
像を現像すると、現像剤8が潜像担持体2の所定電圧V
0部上に付着し、図6(B)にハッチングで示すような
現像剤像が得られる。また、同様にして静電潜像の書込
を行い、反転現像によりこの静電潜像を現像すると、現
像剤8が潜像担持体2の接地電圧V1部上に付着し、図
6(C)にハッチングで示すような現像剤像が得られ
る。
【0036】このように構成された帯電書込装置3を用
いた画像形成装置1によれば、書込電極3bを基材3a
の小さな弾性復元力による軽い押圧力で潜像担持体2に
接触させているので、書込電極3bを潜像担持体2に安
定して接触させることができるようになる。したがっ
て、潜像担持体2に対する書込電極3bによる帯電をよ
り安定して高精度に行うことができる。これにより、静
電潜像の書込をより安定して行うことができるので、良
好な画像を確実にかつ高精度に得ることができる。
【0037】また、書込電極3bを軽い押圧力で潜像担
持体2に接触させているだけであるので、書込電極3b
による潜像担持体2の損傷を防止でき、潜像担持体2の
耐久性を向上させることができる。更に、書込装置3と
して書込電極3bを用いているだけであり、従来のよう
な大型のレーザ光発生装置やLEDランプ光発生装置等
を設けないので、装置をより一層小型化することができ
るとともに、部品点数をより一層削減できて一層シンプ
ルで安価な画像形成装置を得ることができる。また、書
込電極3bによりオゾンの発生をより一層抑制すること
ができるようになる。
【0038】図7は、本発明の画像形成装置の1実施形
態を示す構成図である。図7において、帯電書込装置3
は、FPC等の絶縁性が低くかつ比較的柔らかく弾性の
ある可撓性の基材3aを備え、この基材3aの撓みによ
る弱い弾性復元力で像担持体2上に軽く押圧されて接触
している。基材3aの先端部には、静電潜像を書き込む
多数の書込電極3bが設けられ、像担持体2と接触また
は非接触にされている。帯電書込装置3の上流側には、
クリーニング手段7が配設されている。クリーニング手
段7は、基材7a上に導電性部材7bが設けられ、導電
性部材7bには、書込電極3bに印加されるバイアスと
同極性のバイアスが印加され、像担持体2上に残留する
転写抜け現像剤を吸着、除去するようにしている。
【0039】本実施形態においては、書込電極3bに印
加する帯電書込バイアスをVw、クリーニング手段7に
印加するクリーニングバイアスをVc、書込電極3b侵
入時の像担持体2の表面電位をVpとしたとき、 |Vw−Vp|>|Vc−Vp| の関係を満足するようにし、帯電書込バイアスよりもク
リーニングバイアスを小さくすることにより、帯電書込
へのクリーニングバイアスの影響を小さくし、確実な帯
電書込を行うことができる。
【0040】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。前記実施形態は、書込電極3bが像担持体2に接
触または非接触のいずれの場合にも適用されるが、本実
施形態は、書込電極3bが像担持体2に非接触の場合に
適用される。本実施形態においては、放電開始電圧をV
thとしたとき、 |Vw−Vp|≧Vth |Vc−Vp|≦Vth の関係を満足するようにし、帯電書込を放電開始電圧以
上のバイアスで行い、クリーニングバイアスを放電開始
電圧以下にすることにより、帯電書込へのクリーニング
バイアスの影響をさらに小さくし、確実な帯電書込を行
うことができる。
【0041】クリーニング手段7に吸着した現像剤は、
画像書込シーケンスにおいて除去する場合には、非画像
書込時にクリーニングバイアスとは逆極性の電圧を印加
して像担持体2の非画像領域に放出する。または、クリ
ーニングシーケンスにおいて除去する場合には、クリー
ニングバイアスとは逆極性の電圧を印加して像担持体2
に放出する。これにより、クリーニング手段7に現像剤
が蓄積されず、クリーニング手段7の劣化を防止するこ
とができる。
【0042】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。以下、電極部3bを像担持体2へ接触
させて静電潜像を書き込む本発明の書込装置を用いた画
像形成装置の具体例を説明する。
【0043】図8は、本発明の書込装置を用いた画像形
成装置の他の例を模式的に示す図である。この画像形成
装置1は、像担持体2上に黒K、イエローY、マゼンタ
MおよびシアンCの4色を色重ねしてフルカラーの現像
を行う画像形成装置であり、無端ベルト状の像担持体2
を備えている。この無端ベルト状の像担持体2は2つの
ローラ22,23の間に張架されて、ローラ22,23の
うち、駆動側のローラによって図において時計方向に回
転するようになっている。
【0044】像担持体2の無端ベルトの直線部に沿っ
て、それぞれ各色毎の書込装置3K,3 Y,3M,3Cおよび
現像装置4K,4Y,4M,4Cが像担持体2の回転方向上流
側から色K、Y、M、Cの順に配設されている。もちろ
ん、これらの現像装置4K,4Y,4 M,4Cは図示以外のど
のような順序で配設することもできる。各色の書込装置
K,3Y,3M,3Cの各電極3bは、いずれも前述のよう
に小さな押圧力で軽く像担持体2に接触している。なお
図示しないが、この例の画像形成装置1においても、像
担持体2の無端ベルトの書込装置3K,3Y,3M,3Cと反
対側の直線部に前述の像担持体一様電荷制御装置が設け
られている。
【0045】このように構成されたこの例の画像形成装
置1においては、前述と同様に像担持体一様帯電制御装
置によって像担持体2の表面が一様に帯電される。その
後、まずブラックKの書込装置3Kの電極3bKでブラッ
クKの静電潜像が像担持体の表面に書き込まれるととも
に、このブラックKの静電潜像が現像装置4Kで現像さ
れて像担持体2の表面にブラックKの現像剤像が形成さ
れる。次いで、シアンCの書込装置3Cの電極3bCでシ
アンCの静電潜像が像担持体2Cの表面におよびブラッ
クKの現像剤像の上に重ねて書き込まれるとともに、こ
のシアンCの静電潜像が現像装置4Cで現像されて像担
持体2の表面にシアンCの現像剤像が形成される。同様
にして、マゼンタMの書込装置3Mの電極3bMによる像
担持体2およびブラックKとシアンCの各現像剤像の上
に重ねてマゼンタMの静電潜像が書き込まれた後に、マ
ゼンタMの静電潜像が現像装置4Mで現像されて像担持
体2の表面およびブラックKとシアンCの各現像剤像の
上にマゼンタMの現像剤像が形成され、更に、シアンC
の書込装置3Cの電極3bCによる像担持体2およびブラ
ックKとシアンCとマゼンタMの各現像剤像の上に重ね
てシアンCの静電潜像が書き込まれた後に、シアンCの
静電潜像が現像装置4Cで現像されて像担持体2の表面
およびブラックKとシアンCとマゼンタMの各現像剤像
の上にシアンCの現像剤像が形成されて色合わせされ、
その後これらの現像剤像が転写装置6によって転写材5
に各色の現像剤像が色合わせされたフルカラーの現像剤
像が形成される。
【0046】このように、各色の現像剤像が像担持体2
上で重ね合わされて色合わせされるフルカラーの画像形
成装置においても、本発明の書込装置3を用いること
で、より小型にかつよりシンプルな構成にすることがで
きる。
【0047】図9は、本発明の書込装置を用いた画像形
成装置の更に他の例を模式的に示す図である。この例の
画像形成装置1は、各色毎の画像形成装置1K,1C,1M,
Yが転写材5の移動方向の上流側からこれらの順にタ
ンデムに配設されている。各色の画像形成装置1K,1C,
M,1Yの配設順は、どのような順序にも設定すること
ができる。各画像形成装置1K,1C,1M,1Yは、それぞ
れ、像担持体2K,2C,2M,2Y、書込装置3K,3C,3M,
Y、現像装置4K,4C,4M,4Y、および転写装置6K,6
C,6M,6Yを備えている。また、図示しないが各画像形
成装置1K,1C,1M,1Yは、それぞれ、像担持体一様帯
電制御装置が各色毎に書込装置3K,3C,3M,3Yより各
像担持体2K,2C,2M,2Yの回転方向上流側に配設され
ている。
【0048】このように構成されたこの例の画像形成装
置1においては、まずブラックKの画像形成装置1K
おいて、ブラックKの像担持体一様帯電制御装置によっ
て像担持体2Kの表面が一様に帯電された後、書込装置
Kの電極3bKでブラックKの静電潜像が像担持体2K
の表面に書き込まれるとともに、このブラックKの静電
潜像が現像装置4Kで現像されて像担持体2Kの表面にブ
ラックKの現像剤像が形成される。この像担持体2K
のブラックKの現像剤像が転写装置6Kで、供給されて
きた転写材5に転写され、転写材5にブラックKの現像
剤像が形成される。次いで、シアンCの画像形成装置1
Cにおいて、シアンCの像担持体一様帯電制御装置によ
って像担持体2Cの表面が一様に帯電された後、書込装
置3Cの電極3bCでシアンCの静電潜像が像担持体2C
の表面に書き込まれるとともに、このシアンCの静電潜
像が現像装置4Cで現像されて像担持体2Cの表面にシア
ンCの現像剤像が形成される。この像担持体2C上のシ
アンCの現像剤像が転写装置6Cで、供給されてきたブ
ラックKの現像剤像が形成された転写材5に重ねて転写
され、転写材5にシアンCの現像剤像が形成される。同
様にして、マゼンタMの画像形成装置1Mにおいて書込
装置3Mの電極3bMによる像担持体2MへのマゼンタM
の静電潜像の書込、現像装置4Mの静電潜像の現像、お
よび転写装置6Mの転写材5へのマゼンタMの現像剤像
の重ね転写が行われた後に、イエローYの画像形成装置
Yにおいて書込装置3Yの電極3bYによる像担持体2Y
へのイエローYの静電潜像の書込、現像装置4Yの静電
潜像の現像、および転写装置6Yの転写材5へのイエロ
ーYの現像剤像の転写が行われて、転写材5に各色の現
像剤像が色合わせされたフルカラーの現像剤像が形成さ
れる。
【0049】このように各色の画像形成装置1K,1C,1
M,1Yがタンデムに配設されたフルカラーの画像形成装
置においても、本発明の書込装置3を用いることで、よ
り小型にかつよりシンプルな構成にすることができる。
【0050】図10は、本発明の書込装置を用いた画像
形成装置の更に他の例を模式的に示す図である。図9に
示す例の各色の画像形成装置1K,1C,1M,1Yがタンデ
ムに配置された画像形成装置1では、各画像形成装置1
K,1C,1M,1Yの像担持体2K,2C,2M,2Yに形成された
各色の現像剤像が各画像形成装置1K,1C,1M,1Y毎に
転写材5に転写されるようになっているが、この例の画
像形成装置1では、図10に示すように各色の像担持体
K,2C,2M,2Yに形成された各色の現像剤像が一旦中
間転写された後、転写材5に転写されるようになってい
る。すなわち、この例の画像形成装置1では、図9に示
す例の画像形成装置1に中間転写装置24が設けられて
いる。この中間転写装置24は無端ベルト状の中間転写
体25を備えており、この中間転写体25は2つのロー
ラ26,27間に張架されていて、一方のローラの駆動
で図において反時計方向に回転するようになっている。
【0051】そして、この中間転写体25の直線状部分
に沿って各画像形成装置1K,1C,1 M,1Yが配設されて
いるとともに、ローラ27の位置に1つの転写装置6が
設けられている。この例の画像形成装置1の他の構成は
図9に示す例の画像形成装置1と同じである。
【0052】このように構成されたこの例の画像形成装
置1においては、図9に示す例の画像形成装置1と同様
に各色の像担持体2K,2C,2M,2Yに各色の現像剤像が
それぞれ形成され、これらの各色の現像剤像が中間転写
体25に、図9に示す例の転写材5へ転写する場合と同
様にして各色の現像剤像が色合わせされて重ね転写され
る。この中間転写体25に中間転写された各色の現像剤
像が転写装置6で転写材5に転写されて、転写材5にフ
ルカラーの現像剤像が形成される。この例の画像形成装
置1の他の画像形成動作は図9に示す例の画像形成装置
1と同じである。
【0053】このように中間転写装置24を備え、各色
の画像形成装置1K,1C,1M,1Yがタンデムに配設され
たフルカラーの画像形成装置においても、本発明の書込
装置3を用いることで、より小型にかつよりシンプルな
構成にすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電極部と像担持体との接触を安定させ、均質
な選択帯電書込が可能となり、画像むらや筋のない良好
な画像を得ることができる。また、転写残り現像剤が帯
電書込電極に付着して発生する静電潜像の書込不良を防
止することができる。さらに、帯電書込へのクリーニン
グバイアスの影響を小さくし、確実な帯電書込を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の1例を示し、図
(A)は全体構成図、図(B)は図(A)の像担持体お
よび帯電書込装置の一部斜視図である。
【図2】図1の帯電書込装置の書込電極の帯電による静
電潜像の書込の原理を説明し、図2(A)は書込電極と
像担持体との接触部の拡大図、図2(B)はこの接触部
の電気的等価回路図、図2(C)ないし図2(F)は各
パラメータと像担持体の表面電位との関係を示す図であ
る。
【図3】図3(A)は電荷注入による像担持体に対する
帯電の説明図、図3(B)は放電による像担持体に対す
る帯電の説明図、図3(C)はパッシェンの法則を説明
するための図である。
【図4】書込電極の配列パターンの例を示す図である。
【図5】書込電極に所定電圧および接地電圧を切替接続
するためのスイッチング回路を示す図である。
【図6】各電極の各高電圧スイッチをそれぞれ所定電圧
または接地電圧に選択的に切替制御したときの状態を示
し、図6(A)は各電極の電圧状態を示す図、図6
(B)は図6(A)の電圧状態で正規現像したときの現
像剤像を示す図、図6(C)は図6(A)の電圧状態で
反転現像したときの現像剤像を示す図である。
【図7】本発明の画像形成装置の1実施形態を示す構成
図である。
【図8】本発明の書込装置を用いた画像形成装置の他の
例を模式的に示す図である。
【図9】本発明の書込装置を用いた画像形成装置の他の
例を模式的に示す図である。
【図10】本発明の書込装置を用いた画像形成装置の他
の例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
2…像担持体 3…帯電書込装置 3a…基材 3b…電極部 7…クリーニング手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 兼雄 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 阿部 信正 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 鴨志田 伸一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE21 AE31 AE44 AE47 AE92 AF70 EA17 EA20 2H029 AA06 AB14 AB16 AD01 AD03 AD07 AE02 2H034 BD09 BD10 BF11 BF12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に弾性接触される基材と、該基
    材に設けられ像担持体に静電潜像を形成する書込電極
    と、該書込電極の像担持体回転方向上流側に配設される
    クリーニング手段とを備え、書込電極に印加するバイア
    スよりもクリーニング手段に印加するバイアスを絶対値
    で小さく設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上に弾性接触される基材と、該基
    材に設けられ像担持体に静電潜像を形成する書込電極
    と、該書込電極の像担持体回転方向上流側に配設される
    クリーニング手段とを備え、書込電極に印加するバイア
    スを放電開始電圧以上で行い、クリーニング手段に印加
    するバイアスを放電開始電圧以下に設定することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニング手段に印加するバイアス
    と逆極性のバイアスを印加することにより、クリーニン
    グ手段に吸着した現像剤を像担持体に放出することを特
    徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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