JP2002102334A - 連続流型人工心臓システム - Google Patents

連続流型人工心臓システム

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JP2002102334A JP2000295035A JP2000295035A JP2002102334A JP 2002102334 A JP2002102334 A JP 2002102334A JP 2000295035 A JP2000295035 A JP 2000295035A JP 2000295035 A JP2000295035 A JP 2000295035A JP 2002102334 A JP2002102334 A JP 2002102334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規のコントローラから非常用コントローラ
への運転制御の移行を迅速に行う連続流型人工心臓シス
テムを提供する。 【解決手段】 体内に埋め込まれているポンプと該ポン
プを体外にて制御するコントローラとを有する連続流型
人工心臓システムにおいて、正規のコントローラとは別
の非常用コントローラと、前記正規のコントローラの故
障時に、前記ポンプへの、前記正規のコントローラから
前記非常用コントローラへの交換を、実質的な身体への
影響なしに実施可能とするするコントローラ交換部1
0,20,23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続流型人工心臓シ
ステム、特に非常用コントローラを有する連続流型人工
心臓システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工心臓は心臓の代行を行う人工臓器で
ある。人工心臓の方式には大きく分けて、拍動流式と連
続流式の2つがある。
【0003】この内、拍動流式は、1回の拍出ごとに定
量の血液を送出する方式である。一方、連続流式は、回
転機構により、連続的に血液を送出する方式である。連
続流式のポンプにはインペラに羽根を有する遠心ポンプ
のタイプが数社で開発されているが、医療器として承認
されたものはまだなく、いずれも第1段階としてポンプ
のみを埋め込み、その制御部(コントローラ)は体外に
置くシステムを考えている。
【0004】これは、ポンプ以外にコントローラまで体
内に埋め込んだ場合、コントローラに内蔵されている電
池の充電を経皮的に行う必要が生じること、コントロー
ラの小型化が難しい等のためである。
【0005】このような遠心式血液ポンプ装置の例が本
出願人による特開平11−244377号に、その制御
方法の例が本出願人による特開平9−56812号に示
されている。
【0006】この外部のコントローラの役割としては、
以下のような制御がある。 イ)インペラを適当な磁気浮上位置に浮上させておく。 ロ)モータとインペラ間の脱調(カップリング脱調)が
起きたとき、一度回転を停止して再回転を行う。 ハ)ポンプの状態をモニタして、異常であれば知らせ
る。モニタ内容は、例えば、コントローラ内温度、モー
タ電流、回転数、インペラ位置、磁気浮上用電流等であ
る。
【0007】普通、連続流型人工心臓ポンプの運転で
は、コントローラを体内に埋め込まれているポンプと接
続した後、外部から回転開始、回転停止のアクション
と、各モードにおけるパラメータの設定、例えば、 1)回転数一定の制御を行うのであれば、使用者に応じ
た回転数の設定、 2)モータ電流一定の制御を行うのであれば、使用者に
応じた電流値の設定、を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、例えば、コン
トローラにおいて、初期故障(部品不良、ハンダ付不
良)、使用中故障(水にどっぷりつかった、交通事故で
予想以上の衝撃を受けた)等の原因で、 イ)磁気浮上の駆動回路が壊れた場合、 ロ)モータの駆動回路が壊れた場合、 ハ)上記2つを制御している部分(具体的に制御してい
るアナログ回路や、制御コマンドを出しているCPU,
FPGAのデジタル部)が壊れた場合、などのように、
それまでに使用していたコントローラが故障してポンプ
の運転が異常になり、コントローラの交換が必要になっ
た場合に、交換作業は迅速に行う必要がある。
【0009】これは、例えば、回転が止まった場合には
血栓が生じてしまう、また、回転が異常になって、内部
のインペラがポンプのハウジングに衝突するという不具
合が生じる恐れがあるからである。
【0010】したがって、非常用コントローラについて
は、ポンプとの接続後、迅速に運転を開始することが望
まれる。
【0011】本発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、正規のコントローラから非常用コントローラへの運
転制御の移行を迅速に行う連続流型人工心臓システムを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の連続流式人工心臓システムは、体内に埋
め込まれているポンプと該ポンプを体外にて制御するコ
ントローラとを有する連続流型人工心臓システムにおい
て、正規のコントローラとは別の非常用コントローラ
と、前記正規のコントローラの故障時に、前記ポンプへ
の、前記正規のコントローラから前記非常用コントロー
ラへの交換を、実質的な身体への影響なしに実施するコ
ントローラ交換手段とを備えることを特徴とする。
【0013】ここで、前記非常用コントローラはサブコ
ントローラであって、前記コントローラ交換手段は、前
記正規のコントローラから前記サブコントローラへ自動
的に切り替える自動切替手段を含む。また、前記コント
ローラ交換手段は、前記正規のコントローラから前記非
常用コントローラへの交換の間、前記ポンプの運転を維
持する運転維持手段を含む。また、前記運転維持手段
は、前記ポンプにどのコントローラも接続していない場
合に前記ポンプ内で運転を維持する手段、及び/又は、
前記ポンプに前記非常用コントローラが接続された後、
前記非常用コントローラをデフォルトの運転パラメータ
で動作させる手段を含む。また、前記コントローラは前
記ポンプの運転パラメータを有し、前記コントローラ交
換手段は、前記非常用コントローラが前記正規のコント
ローラの運転パラメータを取得する運転パラメータ取得
手段を含む。また、前記ポンプの運転パラメータが使用
者に対応して前記ポンプ内に記憶されており、前記運転
パラメータ取得手段は、前記正規のコントローラから前
記非常用コントローラへの交換後に、前記ポンプから運
転パラメータを取得する。また、前記コントローラは、
前記ポンプからの動作状態の検出情報を外部のコンピュ
ータ装置に発信する発信部と、前記ポンプへの運転制御
情報を外部の前記コンピュータ装置から受信する受信部
と、前記運転制御情報に基づいて前記ポンプの運転信号
を出力する信号出力部からなる携帯ユニットと、前記携
帯ユニットから受信した前記ポンプの動作状態の検出情
報に基づいて運転制御情報を算出し、前記算出された運
転制御情報を前記携帯ユニットに送信する前記コンピュ
ータ装置とを含み、前記コントローラの交換は前記携帯
ユニットの交換により行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】<本実施の形態の連続流型人工心臓システ
ムの構成例>図1は、本実施の形態が適用される磁気浮
上型ポンプとその制御回路を示す図である。
【0016】図1において、磁気浮上型ポンプ30は、
モータ部31とポンプ部40と磁気軸受部50とから構
成される。ポンプ部40のケーシング41内にはインペ
ラ42が設けられる。ケーシング41は非磁性部材から
なり、インペラ42は非制御式磁気軸受を構成する永久
磁石43を有する非磁性部材44と、制御式磁気軸受の
ロータに相当する軟鉄部材45とを含む。永久磁石43
はインペラ42の円周方向に分割されていて、互いに隣
接する磁石が互いに反対方向に着磁されている。
【0017】インペラ42の永久磁石43を有する側に
対向するようにして、ケーシング41外部には軸46に
軸支されたロータ47が設けられる。ロータ47はモー
タ32によって駆動されて回転する。ロータ47にはイ
ンペラ42の永久磁石43に対向しかつ吸引力が作用す
るようにインペラ42側と同数の永久磁石48が設けら
れている。一方、インペラ42の軟鉄部材45を有する
側に対向するようにして、ケーシング41において永久
磁石43と48の吸引力に打ち勝ってインペラ42をケ
ーシング41の中心に保持するように電磁石51と図示
しない位置センサとが磁気軸受部50に設けられてい
る。
【0018】上述のごとく構成された磁気浮上型ポンプ
30において、ロータ47に埋込まれている永久磁石4
8はインペラ42の駆動や半径方向を支持し、インペラ
42に設けられている永久磁石43との間の軸方向の吸
引力を生じさせる。この吸引力と釣り合うように電磁石
51のコイルに電流が流され、インペラ42が浮上す
る。そして、ロータ47がモータ31の駆動力によって
回転すると、永久磁石43と48とが磁気カップリング
を構成し、インペラ42が回転して、血液は注入口から
図示しない吐出口に送り込まれる。インペラ42はケー
シング41によってロータ47から隔離されておりかつ
電磁石51からの汚染を受けることがないので、磁気浮
上型ポンプ30から吐出された血液はクリーンな状態を
保持する。制御回路60は、CPU回路61と回転数制
御回路62と磁気軸受制御回路63とを含む。回転数制
御回路62は、CPU回路61からの指令を受け、モー
タ31の回転数を制御し、磁気軸受制御回路63は図示
しない位置センサの信号をもとに電磁石51を制御す
る。さらに、制御部60には、回転数を表示する表示器
71と流量を表示する表示器72と圧力を表示する表示
器73とが必要に応じて設けられる。
【0019】コントローラとポンプ間の信号は、ケーブ
ルとコネクタ80により接続されている。
【0020】なお、図1に示した磁気浮上型ポンプの全
体の動作と血液循環との関連などについては、本願の主
題ではないので、その詳細な説明は省略する。
【0021】<本実施の形態の非常用コントローラへの
交換例1>上記連続流型人工心臓用のコントローラとポ
ンプ間を接続するケーブルは、一般に10数本程度必要
であるが、本実施の形態例では、図2に示すようにポン
プ側のコネクタ10(例えばプラグ)に検知用のピン2
本11,12を用意する。一方、コントローラ側のコネ
クタ20(レセプタ)では、対応するピン21,22を
図2に示す回路23に接続する。
【0022】これにより、接続時のチャタリングの影響
を受けずに、 接続時:Low、未接続時:High となる信号CNDATAが得られる。この方式ではポン
プのケーブル内の信号の数は変わらず、コネクタのピン
数が2本増えるだけなので、ケーブルの太さは変わらな
いという利点がある。
【0023】CNDATAという信号が得られたので、
あとは、CPUのI/O等を使用して、CNDATAの
HighからLowになる立ち下がりから数秒後に回転
開始命令を出力し(この数秒間に回転を開始できるかど
うかのチェックを行う)、予め設定された運転パラメー
タ(例えば、回転数一定か電流一定かの制御則の選択、
各々の制御則の場合の回転数又は電流など。制御則の選
択信号はデジタル値となる。回転数又は電流の設定値は
よく使用されるDCモータの場合、アナログだが、D−
A変換によって与えることができるので8ビット程度の
デジタル値設定可能である。したがって、全てデジタル
値で設定できる)に移行するようにソフトを作成すれば
よい。
【0024】図3は、本交換例1における非常用コント
ローラへの交換時のタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【0025】回転制御が停止して非常用コントローラへ
交換した時に、信号CNDATAがHighからLow
に変化して数秒後には、予め設定された回転数制御信号
と電流値制御信号が非常用コントローラに提供され、ポ
ンプの運転を再開する。
【0026】この場合の運転パラメータの設定は、コン
トローラ内のプリント基板に用意したDIPスイッチ
(たとえば制御の選択用)又は可変抵抗(たとえば回転
数、電流値の設定用)等で設定を行うことができる。
【0027】上記実施の形態では、運転パラメータの設
定を、コントローラ内のプリント基板に用意したDIP
スイッチ又は可変抵抗等で行う例を示したが、装置の信
頼性を高める(埃、水の影響を受けないようにする)こ
とを考えると、ハード的に行うよりは、光、電磁波によ
る非接触の通信を行い、ソフト的に設定することが望ま
しい。
【0028】<本実施の形態の非常用コントローラへの
交換例2>図4及び図5は、コントローラ60を最小限
の携帯部と、この携帯部と無線通信でデータを送受信す
る外部のパーソナルコンピュータ(以下PC)とから構
成した例を示す図である。本例においては、図示しない
が、携帯部に非常用コントローラへの自動交換をする構
成を有するのが好ましい。
【0029】本実施の形態では、携帯部からセンサの検
知データを無線通信で受信して、制御データを演算し、
算出された制御データを該携帯部に送信する。尚、本実
施の形態において、使用者の負荷変動に応じて、回転数
を変化させず、ほぼ流量一定に制御し、負荷変動に応じ
た回転数変化(流量制御)は使用者又は医師が行うシス
テムであっても、実時間で負荷変動に応じた制御をPC
が行う、モニタされる信号(モータ回転数変換電圧、モ
ータ電流変換電圧。これらによって流量が計算される)
と、使用者の負荷を示す信号から、最適な回転数を計算
し、その設定電圧を与えるシステムであってもよい。
【0030】図4は、磁気軸受制御回路63の制御を外
部PC100に任せたシステムの構成例を示している。
尚、破線部200が携帯部の構成を示す。
【0031】位置センサ301〜303からの信号は、
センサ出力回路211〜213からマルチプレクサ22
0に入力されて選択され、A/D変換器230でデジタ
ルデータに変換される。このデジタルデータは送受信部
240を介して無線通信(例えば、電波、赤外線など)
により外部PC100に送信される。外部PC100で
は、受信した位置センサ301〜303のデータに基づ
いて、磁気浮上ドライバ271〜273への制御データ
を演算・生成して、送受信部240へ送信する。携帯部
200で受信された制御データは、D/A変換器250
でアナログデータに変換され、デマルチプレクサ260
により分配されて、各磁気浮上ドライバ271〜273
へ送られる。各磁気浮上ドライバ271〜273から
は、モニタ用の磁気浮上電流がマルチプレクサ220、
A/D変換器230、送受信部240を介して外部PC
100に送られて、モニタされる。
【0032】ここで、本例により外部PC100に制御
が移されて、位置センサ301〜303からの信号よ
り、磁気浮上ドライバ271〜273への制御データを
演算・生成する外部PC100が実行する過程は、図8
に示す破線の部分800である。
【0033】図5は、回転数制御回路62の制御を外部
PC100に任せたシステムの構成例を示している。
尚、破線部400が携帯部の構成を示す。
【0034】モータコントロールIC&周辺回路440
で表わされるワンチップからのモータ回転数変換電圧と
モータ電流変換電圧とは、マルチプレクサ460で選択
されて、A/D変換器470でデジタルデータに変換さ
れる。このデジタルデータは送受信部410を介して無
線通信(例えば、電波、赤外線など)により外部PC1
00に送信される。外部PC100では、受信したモー
タ回転数変換電圧とモータ電流変換電圧とのデータに基
づいて、モータドライバ451〜453への制御データ
(回転数設定電圧と回転ON/OFF信号)を演算・生
成して、送受信部410へ送信する。携帯部400で受
信された制御データは、D/A変換器420でアナログ
データに変換され、デマルチプレクサ430により分配
されて、モータコントロールIC&周辺回路440に送
られて、生成されたモータドライブ信号が各モータドラ
イバ451〜453へ送られる。
【0035】尚、上記モータコントロールIC&周辺回
路の一部は、外部PCに機能を任せることもでき、外部
PCの果たす機能は本実施の形態に限定されるものでは
ない。ここで、本例により外部PC100に制御が移さ
れて、制御データを演算・生成する外部PC100が実
行する過程は、上記磁気軸受制御回路63の説明より明
らかなので、ここでは説明を省く。
【0036】本実施の形態により、 1)携帯されるコントローラの小型化と、 2)複雑な制御方法の実現と、が可能になる。
【0037】(本実施の形態の通信例)図6及び図7
は、本実施の形態の通信部(送信部と受信部)の構成例
を示すブロック図である。ここでは微弱電波による通
信、特にEIA−232の信号の内、TXDとRTSを
使用した例を示す。
【0038】はじめに送信部の説明を行う。運転パラメ
ータは、PC(パソコン)100で入力あるいは算出さ
れ、送信インターフェイス部610でTTLレベルに変
換される。TXDはTXDATAにRTSはTX−ON
−OFFとなり送信モジュール部620に入力される。
【0039】送信モジュール部620では、TXDAT
AがHighのときは68.1MHzの発振信号を、L
owのときは68.3MHzの信号を選択する。その信
号を増幅した後、DBM(Double Balanced Mixer)
で、PLL回路で作られた周波数とミックスして周波数
変換する。最後に増幅してアンテナ630から電波とし
て出力する。なお、TX−ON−OFF信号がHのとき
だけ電波を出力する。
【0040】次に受信部の説明を行う。アンテナ730
から入力された電波は受信モジュール部720におい
て、増幅された後、DBM部でPLLからの周波数とミ
ックスされ、中間周波数44.2MHzに変換する。こ
れを増幅した後で検波回路に入力し、RXDATAとC
D信号として出力する。
【0041】これらの信号は受信インターフェイス部7
10でレベル変換されて、EIA−232のRXD、D
SRとして出力されてマイコン100に入力される(レ
ベル変換せずにTTLで良い場合もある)。マイコン1
00に受信された運転パラメータ(たとえば32ビッ
ト)のデータはEEPROMに書き込まれ、コントロー
ラ自体の電源が切断されてもデータの消失は起きない。
【0042】<本実施の形態の非常用コントローラへの
交換例3>上記交換例1及び2では、非常用コントロー
ラへの交換時にポンプの制御を停止して、ポンプの運転
が停止する場合を例に説明したが、非常用コントローラ
への交換時にポンプへの制御信号が途絶えている間、以
前の信号を保持する回路やそれまでの運転を維持する回
路をポンプ側に設けることで、図3に示したようなポン
プの回転制御の空白を無くして制御の連続性を維持する
ことも可能である。この場合の一例としては、ポンプ側
にドライバを移し電源維持回路を設けることが考えられ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、正規のコントローラか
ら非常用コントローラへの運転制御の移行を迅速に行う
連続流型人工心臓システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における連続流型人工心臓システ
ムのブロック図である。
【図2】本実施の形態の連続流型人工心臓システムの非
常用コントローラへの交換例を示す図である。
【図3】図2における交換時のタイミングチャートであ
る。
【図4】本実施の形態の連続流型人工心臓システムの非
常用コントローラへの他の交換例を実現する構成示す図
である。
【図5】本実施の形態の連続流型人工心臓システムの非
常用コントローラへの他の交換例を実現する構成示す図
である。
【図6】本実施の形態の連続流型人工心臓システムの送
信部の構成例を示す図である。
【図7】本実施の形態の連続流型人工心臓システムの受
信部の構成例を示す図である。
【図8】図4における外部PCの処理を説明するための
図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内に埋め込まれているポンプと該ポン
    プを体外にて制御するコントローラとを有する連続流型
    人工心臓システムにおいて、 正規のコントローラとは別の非常用コントローラと、 前記正規のコントローラの故障時に、前記ポンプへの、
    前記正規のコントローラから前記非常用コントローラへ
    の交換を、実質的な身体への影響なしに実施するコント
    ローラ交換手段とを備えることを特徴とする連続流型人
    工心臓システム。
  2. 【請求項2】 前記非常用コントローラはサブコントロ
    ーラであって、前記コントローラ交換手段は、前記正規
    のコントローラから前記サブコントローラへ自動的に切
    り替える自動切替手段を含むことを特徴とする請求項1
    記載の連続流型人工心臓システム。
  3. 【請求項3】 前記コントローラ交換手段は、前記正規
    のコントローラから前記非常用コントローラへの交換の
    間、前記ポンプの運転を維持する運転維持手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の連続流型人工心臓
    システム。
  4. 【請求項4】 前記運転維持手段は、前記ポンプにどの
    コントローラも接続していない場合に前記ポンプ内で運
    転を維持する手段、及び/又は、前記ポンプに前記非常
    用コントローラが接続された後、前記非常用コントロー
    ラをデフォルトの運転パラメータで動作させる手段を含
    むことを特徴とする請求項3記載の連続流型人工心臓シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは前記ポンプの運転パ
    ラメータを有し、前記コントローラ交換手段は、前記非
    常用コントローラが前記正規のコントローラの運転パラ
    メータを取得する運転パラメータ取得手段を含むことを
    特徴とする請求項1記載の連続流型人工心臓システム。
  6. 【請求項6】 前記ポンプの運転パラメータが使用者に
    対応して前記ポンプ内に記憶されており、前記運転パラ
    メータ取得手段は、前記正規のコントローラから前記非
    常用コントローラへの交換後に、前記ポンプから運転パ
    ラメータを取得することを特徴とする請求項5記載の連
    続流型人工心臓システム。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、前記ポンプからの
    動作状態の検出情報を外部のコンピュータ装置に発信す
    る発信部と、前記ポンプへの運転制御情報を外部の前記
    コンピュータ装置から受信する受信部と、前記運転制御
    情報に基づいて前記ポンプの運転信号を出力する信号出
    力部からなる携帯ユニットと、前記携帯ユニットから受
    信した前記ポンプの動作状態の検出情報に基づいて運転
    制御情報を算出し、前記算出された運転制御情報を前記
    携帯ユニットに送信する前記コンピュータ装置とを含
    み、 前記コントローラの交換は前記携帯ユニットの交換によ
    り行われることを特徴とする請求項1記載の連続流型人
    工心臓システム。
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