JP2002101496A - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
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Abstract
信号線を有する超音波探触子において、外部ノイズの影
響や信号線からの信号漏れを低減することを目的とす
る。 【解決手段】 背面負荷材内部を貫通して配置された複
数の信号線の各々の周囲にシ−ルド部を構成する。この
シールド部のシールド効果により、信号線で外部ノイズ
を受信することが妨げられるため受信信号のS/Nが向
上できるうえ、信号線から漏れた電磁波が外部に放射さ
れることも妨げるため不要輻射やクロスト−クを低減す
ることができる。
Description
断装置、工業用の探傷装置、民生用の魚群探知器などの
超音波計測装置に用いる超音波探触子に関するものであ
る。
−131895号に記載されたものが知られている。こ
の超音波探触子の構造は図15に示されているように、
信号線28は背面負荷材27の内部を貫通し、溝30で
複数に分割された圧電体26の背面の電極と導電性接着
剤29を介して電気的に接続され、圧電体26の送受波
面の電極は共通電極31に接続されている。
超音波探触子では信号線が背面負荷材の内部を通る構造
としていたため、 (1)外部からのノイズを拾いやすい (2)不要輻射を放射しやすい (3)複数の圧電体を備える場合、信号線間でクロスト
−クが発生しやすい等の課題を有していた。
線の周囲にシ−ルド部を設けることにより、外部ノイズ
の影響や信号線からの信号漏れを低減することを目的と
している。
に本発明は、背面負荷材内部を貫通して配置された信号
線の周囲にシ−ルド部を構成したものである。
ド部が有るため、信号線で外部ノイズを受信することが
妨げられるため、受信信号のS/Nが向上できるうえ、
信号線から漏れた電磁波が外部に放射されることも妨げ
るため、不要輻射やクロスト−クを低減することができ
る。
は、超音波を送受信する前面側とその前面側に対向する
背面側の2つの方向に電極を有する圧電体と、前記圧電
体の背面側に設けられた背面負荷材と、前記圧電体の背
面側の電極と電気接続が可能で前記背面負荷材内部を貫
通して配置された信号線とを備え、前記信号線の周囲に
シ−ルド部を有する超音波探触子であり、外部ノイズの
影響や不要輻射を低減することができるという作用を有
する。
を送受信する前面側とその前面側に対向する背面側の2
つの方向に電極を有する圧電体と、前記圧電体の背面側
に設けられた背面負荷材と、前記圧電体の背面側の電極
と電気接続が可能で前記背面負荷材内部を貫通して配置
された信号線とを備え、前記背面負荷材が電波吸収材料
からなる超音波探触子であり、簡易な構成で外部ノイズ
の影響や不要輻射を低減することができるという作用を
有する。
を送受信する前面側とその前面側に対向する背面側の2
つの方向に電極を有する圧電体と、前記圧電体の背面側
に設けられた背面負荷材と、前記圧電体の背面側の電極
と電気接続が可能で前記背面負荷材内部を貫通して配置
された信号線とを備え、前記背面負荷材の少なくとも側
壁面は導電性を有する超音波探触子であり、簡易な構成
で外部ノイズの影響や不要輻射を低減することができる
という作用を有する。
荷材の少なくとも側壁面は導電性を有する請求項1また
は2に記載の超音波探触子であり、信号線に対して2重
のシ−ルド効果により外部ノイズの影響や不要輻射をさ
らに低減することができるという作用を有する。
圧電体に対し2つ以上の信号線が接続された請求項1か
ら3のいずれかに記載の超音波探触子であり、圧電体と
信号線の接続の信頼性が向上できるという作用を有す
る。
圧電体を備え、1つの圧電体に対し少なくとも1つの信
号線が接続され、1つの圧電体に接続されたすべての信
号線の周囲に1つのシ−ルド部を有する請求項1記載の
超音波探触子であり、信号線間のクロスト−クが低減で
きるという作用を有する。
とシ−ルド部は一体化された同軸線である請求項6記載
の超音波探触子であり、背面負荷材、信号線、シ−ルド
部の組み立てが容易となるという作用を有する。
荷材内部で複数のシ−ルド部が電気的に接続された請求
項6記載の超音波探触子であり、外部ノイズの影響や不
要輻射をさらに低減することができるという作用を有す
る。
ド部は導電性を有する弾性体である請求項1記載の超音
波探触子であり、シ−ルド部での超音波の反射が低減で
き、受信信号のS/Nがさらに向上できるという作用を
有する。
用いて説明する。なお図面中で同一符号を付しているも
のは同一なものであり、詳細な説明は省略する。
形態の超音波探触子の一部を分解した斜視図である。図
1において、1は超音波探触子、2は溝3で分割された
アレイ状に配列された圧電体、4は背面負荷材、5は背
面負荷材4を貫通して配置された信号線、6は信号線5
の周囲に配置された円筒シ−ルド体、7は円筒シ−ルド
体6に接続された背面グランド体、8は圧電体2の送受
波面電極2aに接続する共通電極である。
64素子、横64素子の2次元アレイプロ−ブを構成す
る超音波探触子1の組立方法について、図1から図5を
用いて説明する。ただし説明に用いる図には、縦64素
子、横64素子のうちの一部の構成のみを概略構成とし
て示した。
開けられた銅板製の背面グランド体7に対し銅製の円筒
で作られた円筒シ−ルド体6を、隣接する円筒シ−ルド
体6が互いに接触しないよう、かつほぼ垂直となるよう
取り付けて作成する。
6を取り付けた背面グランド体7を円筒シ−ルド体6が
下側となるよう背面負荷材作成治具10に配置する。こ
こで用いる背面負荷材作成治具10の深さは円筒シ−ル
ド体6の長さよりも若干程度長いものとする。
る信号線取付板9に設けた直径0.05mmの穴11と
円筒シ−ルド体6がほぼ同心円となるよう、信号線取付
板9を背面グランド体7にエポキシ系接着剤で接着固定
する。
1から挿入し、その先端は背面負荷材作成治具10まで
到達させ、背面負荷材作成治具10に対しほぼ垂直とな
るように配置する。
信号線5は信号線取付板9にエポキシ系接着剤で接着固
定する。このとき信号線5は円筒シ−ルド体6、背面グ
ランド体7に接触させない。図示していない背面負荷材
注入口より、背面負荷材作成治具10内部に、鉄粉など
減衰媒体を含有させたゴム系材料12を注入し、ゴム系
材料12を硬化させて背面負荷材4を作成する。
長さを調整した後、背面負荷材作成治具10から背面負
荷材4を取り外す。背面負荷材4の上端面13は必要に
応じて切削、研磨加工等により整形する。このとき上端
面13に対し信号線5の端面14がほぼ同一平面上に構
成されるように、背面負荷材4を整形するほうが好まし
い。
4の上端面13上に接着固定し、圧電体2の背面電極2
bと信号線5の電気的接続も同時に行う。たとえばダイ
シングソーなどの素子分割装置で縦64素子、横64素
子となるよう、圧電体2の上方から背面負荷材4の一部
にまで到達する深さの溝3を格子状に設け圧電体2を分
割する。
る共通電極8をエポキシ系接着剤を用いて接着し、分割
された圧電体2のすべての送受波面電極2aの電気的接
続を行い、超音波探触子1を組み立てる。この組み立て
た超音波探触子1に図示していない接続用コネクタや信
号伝達用ケーブル等を接続し、超音波プローブを構成す
る。
説明する。信号線5を介して横方向、縦方向分割された
圧電体2を駆動して超音波を送信し、被測定対象部から
の反射信号を再び圧電体2で受信する。このときそれぞ
れの圧電体2を駆動するタイミングや同時に駆動する圧
電体2の素子数を制御することにより、超音波ビームを
制御する。
電圧のため、信号線5を伝播するときに電磁波が生じ隣
接する信号線5で受信され、受信された電磁波から発生
した漏れ信号と駆動信号の合成信号により隣接した圧電
体2は駆動される可能性がある。
されてしまうと、所望の超音波ビーム制御が困難とな
る。これに対し超音波探触子1では信号線5の外側に円
筒シールド体6が設けられているため、円筒シールド体
6のシールド効果により電磁波が漏れにくい構成となっ
ている。
からの電磁波の干渉を受けることが少なくなり、所望の
超音波ビーム制御が可能となる。またすべての円筒シー
ルド体6は背面グランド体7に接続されているため、す
べての円筒シールド体6の接地を容易に行うことができ
る。
ド体6に1本の信号線5を配置しているが、圧電体2と
の電気的接続の信頼性を向上するため図6に示すように
1個の円筒シールド体に2本以上の信号線5を配置して
も構わない。
6を配置する構成としたが、同軸ケーブルやセミリジッ
トケーブルのように信号線5と円筒シールド体6が一体
となったケーブルを用いても構わない。
形態について、図面を参照しながら説明する。図7は本
実施の形態の超音波探触子の一部を分解した斜視図であ
る。1は超音波探触子、2は溝3で分割されたアレイ状
に配列された圧電体、4は背面負荷材、5は背面負荷材
4を貫通して配置された信号線、7は背面グランド体、
8は圧電体2の送受波面電極2aに接続する共通電極
で、以上は図1の構成と同様なものである。図1の構成
と異なるのは、信号線6の周囲に導電性を有する弾性体
からなるシールド部15を格子状に配置した点である。
Hz、素子数が縦64素子、横64素子の2次元アレイ
プロ−ブを構成する超音波探触子1の組立方法について
図7から図9を用いて説明する。ただし説明に用いる図
には縦64素子、横64素子のうちの一部の構成のみを
概略構成として示した。
18を設けたシールド部形成金型16を例えば真ちゅう
ブロックから切削加工にて作成する。
金型16の溝形成部19を下向きに背面負荷材作成治具
10に配置する。ここで用いる背面負荷材作成治具10
の深さは、溝形成部19の高さよりも若干程度深いもの
とする。
ルド部形成金型16の台座17に設けた穴18から挿入
し、その先端は背面負荷材作成治具10まで到達させ、
背面負荷材作成治具10に対しほぼ垂直となるように配
置する。すべての穴18に信号線5を配置した後、図示
していない背面負荷材注入口より背面負荷材作成治具1
0内部に、ガラス中空球体からなる減衰媒体を含有させ
たエポキシ系樹脂材料20を注入し、エポキシ系樹脂材
料20を熱硬化する。
成部19により作られた空間に例えば導電性を有するシ
リコンゴムからなる弾性体21を流し込んで、格子状の
シールド部15を形成する。
7をシールド部15と電気的接触が可能となるようエポ
キシ系接着剤で接着固定し、その上に信号線取付板9を
背面グランド体7にエポキシ系接着剤で接着固定する。
信号線取付板9の穴11と信号線5はエポキシ系接着剤
で固定する。このとき信号線5と背面グランド体7は接
触させない。
長さを調整した後、背面負荷材作成治具10から背面負
荷材4を取り外す。これ以降の超音波探触子の組立方
法、動作・作用は実施の形態1と同様なので省略する。
め、圧電体2から背面負荷材4に放射された超音波がシ
ールド部15で反射される量が低減できるので、超音波
の送受信信号に対する後方反射の影響が低減できる。
導電性を有するシールド部15を格子状に配置する構成
としたが、上記条件に限定されるわけでなく、図10に
示すようなアルミ薄板からなるハニカム構造体22を背
面グランド体7に接続する構成でも構わない。
ルド部作成金型16を用いた工法としたが、上記工法に
限定されるわけでなく、ダイシングソーのような分割装
置で溝を形成しシールド部15を設けても構わない。
接続する構成としたが、背面グランド体7を用いない構
成にしても構わない。
9はすべて接続された構成としたが、図11に示すよう
な溝形成部23a、23bを設けることにより2つの独
立したシールド部を備えることが可能となり、Bモード
とドップラモードの2つの異なる計測が同時に行えるよ
うになる。
態について、図面を参照しながら説明する。図12は本
実施の形態の超音波探触子の一部を分解した斜視図であ
る。1は超音波探触子、2は溝3で分割されたアレイ状
に配列された圧電体、4は背面負荷材、5は背面負荷材
4を貫通して配置された信号線、8は圧電体2の送受波
面電極2aに接続する共通電極、9は信号線取付板で、
以上は図1の構成と同様なものである。図1の構成と異
なるのは、背面シールド体7と信号線6の周囲にシール
ド部を設けていない点である。
Hz、素子数が縦64素子、横64素子の2次元アレイ
プロ−ブを構成する超音波探触子1の組立方法について
図12、図13を用いて説明する。ただし説明に用いる
図には縦64素子、横64素子のうちの一部の構成のみ
を概略構成として示した。図13(a)に示すように信
号線取付板9を背面負荷材作成治具10に配置する。
図13(b)に示すように、信号線5は穴11から挿入
し、その先端は背面負荷材作成治具10まで到達させ、
背面負荷材作成治具10に対しほぼ垂直となるように配
置する。
信号線5は信号線取付板9にエポキシ系接着剤で接着固
定する。図示していない背面負荷材注入口より背面負荷
材作成治具10内部に、鉄粉など電波吸収体を含有させ
た電波吸収材料24を注入し、電波吸収材料24を硬化
させて背面負荷材4を作成する。これ以降の超音波探触
子の組立方法、動作・作用は実施の形態1と同様なので
省略する。
れたため、信号線5から放射される電磁波が隣接する信
号線5で受信されたり、空中に浮遊する電磁波ノイズを
信号線5で受信することが防止できるので、非常に簡単
な構成でクロストークの低減やS/Nの向上を図ること
ができる。
態について、図面を参照しながら説明する。図14は本
実施の形態の超音波探触子の一部を分解した斜視図であ
る。1は超音波探触子、2は溝3で分割されたアレイ状
に配列された圧電体、4は背面負荷材、5は背面負荷材
4を貫通して配置された信号線、6は信号線5の周囲に
配置された円筒シ−ルド体、8は圧電体2の送受波面電
極2aに接続する共通電極で、以上は図1の構成と同様
なものである。図1の構成と異なるのは、背面負荷材4
の側壁面に導電性を有する側壁シールド体25を設けた
点である。
Hz、素子数が縦64素子、横64素子の2次元アレイ
プロ−ブを構成する超音波探触子1の組立方法について
図14を用いて説明する。ただし説明に用いる図には縦
64素子、横64素子のうちの一部の構成のみを概略構
成として示した。
立てた後、背面負荷材4のすべての側壁面(4面)に例
えば厚みが0.2mmの銅箔からなる側壁シールド体2
5を図14のようにエポキシ系接着剤で接着固定する。
このとき側壁シールド体25は、圧電体2の背面電極2
bと図示されていない背面シールド体7には接触しない
ように構成する。
ルド体7を設けることにより、背面負荷材4は導体でほ
ぼ外周を覆われるため、信号線5からの不要輻射の低減
や信号線5への空中を浮遊する電磁波ノイズの影響を低
減可能となる。
壁面に銅箔からなる側壁シールド体25を設けるとした
が、上記条件に限定されるわけでなく、導電性のゴムを
接着したり導電性を有する塗料を塗布しても構わない。
設けるとしたが、背面負荷材4を電波吸収材料で作成す
るなら、円筒シールド体6を設ける必要はない。
2.5MHz、素子数が縦64素子、横64素子の2次
元アレイプロ−ブを構成する超音波探触子としたが、上
記条件に限定されるわけでなく、周波数、縦・横の素子
数を必要に応じて変更しても構わない。
料、寸法を示したが、上記条件に限定されるわけでな
く、同等の機能が得られるならばどのような工法、材
料、寸法を選択しても構わない。
から背面負荷材の一部にまで到達する深さの溝を格子状
に設け圧電体を分割するとしたが、圧電体と樹脂からな
る複合圧電体を用いる場合は溝を格子状に設ける必要は
なく、圧電体に適した工法を選択すればよい。
子としたが、信号線が背面負荷材を貫通して配置された
超音波探触子であれば1.25Dプローブ、1.5Dプ
ローブなど様々なプローブや超音波センサに用いてよ
い。
は何も接続していないが、必要に応じて1層以上の整合
層や音響レンズを設けても構わない。
極8を接続するとしたが、第1整合層にグラファイト材
料などの導電材料を用いるならば共通電極8を設ける必
要はない。
めエポキシ系接着剤を用いたが、上記条件に限定される
わけでなく、他の導電性材料を用いても構わない。
によれば、次の効果が得られる。
る前面側とその前面側に対向する背面側の2つの方向に
電極を有する圧電体と、前記圧電体の背面側に設けられ
た背面負荷材と、前記圧電体の背面側の電極と電気接続
が可能で前記背面負荷材内部を貫通して配置された信号
線とを備え、前記信号線の周囲にシ−ルド部を有するた
め、外部ノイズの影響や不要輻射を低減した超音波探触
子を得ることができるという有利な効果が得られる。
る前面側とその前面側に対向する背面側の2つの方向に
電極を有する圧電体と、前記圧電体の背面側に設けられ
た背面負荷材と、前記圧電体の背面側の電極と電気接続
が可能で前記背面負荷材内部を貫通して配置された信号
線とを備え、前記背面負荷材が電波吸収材料からなるた
め、簡易な構成で外部ノイズの影響や不要輻射を低減し
た超音波探触子を得ることができるという有利な効果が
得られる。
る前面側とその前面側に対向する背面側の2つの方向に
電極を有する圧電体と、前記圧電体の背面側に設けられ
た背面負荷材と、前記圧電体の背面側の電極と電気接続
が可能で前記背面負荷材内部を貫通して配置された信号
線とを備え、前記背面負荷材の少なくとも側壁面は導電
性を有するため、簡易な構成で外部ノイズの影響や不要
輻射を低減した超音波探触子を得ることができるという
有利な効果が得られる。
波探触子において、背面負荷材の少なくとも側壁面は導
電性を有するため、信号線に対して2重のシ−ルド効果
により外部ノイズの影響や不要輻射をさらに低減した超
音波探触子を得ることができるという有利な効果が得ら
れる。
ずれかの超音波探触子において、1つの圧電体に対し2
つ以上の信号線が接続されているため、圧電体と信号線
の接続の信頼性が向上した超音波探触子を得ることがで
きるという有利な効果が得られる。
子において、複数の圧電体を備え、1つの圧電体に対し
少なくとも1つの信号線が接続され、1つの圧電体に接
続されたすべての信号線の周囲に1つのシ−ルド部を有
するため、信号線間のクロスト−クが低減した超音波探
触子を得ることができるという有利な効果が得られる。
子において、複数の圧電体を備え、信号線とシ−ルド部
は一体化された同軸線であるため、背面負荷材、信号
線、シ−ルド部の組み立てが容易な超音波探触子を得る
ことができるという有利な効果が得られる。
子において、背面負荷材内部で複数のシ−ルド部が電気
的に接続されたため、外部ノイズの影響や不要輻射をさ
らに低減した超音波探触子を得ることができるという有
利な効果が得られる。
子において、シ−ルド部は導電性を有する弾性体である
ため、シ−ルド部での超音波の反射が低減でき、受信信
号のS/Nがさらに向上した超音波探触子を得ることが
できるという有利な効果が得られる。
一部を分解した斜視図
断面図
一部を分解した斜視図
断面図
例の斜視図
の一部を分解した斜視図
の一部を分解した斜視図
Claims (9)
- 【請求項1】 超音波を送受信する前面側とその前面側
に対向する背面側の2つの方向に電極を有する圧電体
と、前記圧電体の背面側に設けられた背面負荷材と、前
記圧電体の背面側の電極と電気接続が可能で前記背面負
荷材内部を貫通して配置された信号線とを備え、前記信
号線の周囲にシ−ルド部を有する超音波探触子。 - 【請求項2】 超音波を送受信する前面側とその前面側
に対向する背面側の2つの方向に電極を有する圧電体
と、前記圧電体の背面側に設けられた背面負荷材と、前
記圧電体の背面側の電極と電気接続が可能で前記背面負
荷材内部を貫通して配置された信号線とを備え、前記背
面負荷材が電波吸収材料からなる超音波探触子。 - 【請求項3】 超音波を送受信する前面側とその前面側
に対向する背面側の2つの方向に電極を有する圧電体
と、前記圧電体の背面側に設けられた背面負荷材と、前
記圧電体の背面側の電極と電気接続が可能で前記背面負
荷材内部を貫通して配置された信号線とを備え、前記背
面負荷材の少なくとも側壁面は導電性を有する超音波探
触子。 - 【請求項4】 背面負荷材の少なくとも側壁面は導電性
を有する請求項1または2に記載の超音波探触子。 - 【請求項5】 1つの圧電体に対し2つ以上の信号線が
接続された請求項1から3のいずれかに記載の超音波探
触子。 - 【請求項6】 複数の圧電体を備え、1つの圧電体に対
し少なくとも1つの信号線が接続され、1つの圧電体に
接続されたすべての信号線の周囲に1つのシ−ルド部を
有する請求項1記載の超音波探触子。 - 【請求項7】 信号線とシ−ルド部は一体化された同軸
線である請求項6記載の超音波探触子。 - 【請求項8】 背面負荷材内部で複数のシ−ルド部が電
気的に接続された請求項6記載の超音波探触子。 - 【請求項9】 シ−ルド部は導電性を有する弾性体であ
る請求項1記載の超音波探触子。
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