JP2002099726A - 取引方法および取引システムならびに記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者や保険代理店等のユーザが必要とする
情報の、保険事業者からの収集の効率化による利便性向
上、保険事業者側のコスト削減等を実現する。 【解決手段】 保険代理店や保険会社等の事業者が運営
する代理店サーバ２２００、保険会社サーバ２３００
と、消費者や保険代理店社員等のユーザが使用する取引
装置２０００との間に、仲介者サーバ２１００を介在さ
せ、仲介者サーバ２１００が、ユーザ要求を複数の保険
会社等の事業者の保険会社サーバ２３００に取り次いで
情報を収集し、さらに収集した情報からユーザに回答す
るコンテンツを編集した後、代理店サーバ２２００に取
り次ぎ、代理店サーバ２２００にて追加情報を付加した
後、仲介者サーバ２１００を介して取引装置２０００に
出力することで、ユーザ要求に対する回答情報をユーザ
に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、取引技術に関し、
特に、消費者や保険代理店の取引装置（パーソナルコン
ピュータ、携帯電話等の移動通信端末）と保険会社や代
理店のサーバと、これらの取引関与者を仲介するサーバ
の組み合わせに用いた保険取引技術等に関し、より詳し
くは消費者や保険代理店等のユーザ要求に対し、複数の
保険会社等より情報を収集し、これらの情報からユーザ
に回答するコンテンツの編集等に適用して有効な技術に
関する。

【０００２】

【従来の技術】消費者や保険代理店がネットワークを介
して保険取引をおこなうためには、各保険会社のシステ
ムに接続する必要がある。消費者については、パーソナ
ルコンピュータ等に実装されたブラウザから各保険会社
のホームページに接続し、商品情報の照会や保険料の見
積りをおこなっている。

【０００３】保険代理店については、保険会社の開発し
た専用システムを有償で借用してパーソナルコンピュー
タ等に実装し、オンライン系業務とオフライン系業務を
おこなっている。尚、オンライン系業務では、専用エミ
ュレータから保険会社のホストコンピュータに接続し、
計上や契約照会等のサービスを受けている。オフライン
系業務では、パーソナルコンピュータ側の専用システム
を活用し、顧客管理や事故管理等のサービスを受けてい
る。例えば、日経コンピュータ１９９９年１１月８日号
の３６〜３９頁には、保険代理店がブラウザを活用して
ホストコンピュータにアクセスする事例が掲載されてい
る。最近では、「インズウェブ株式会社」や「株式会社
ウェブクルー」等の保険ポータルサイトにおいて、複数
社の見積りが可能になっているが、見積り結果はメール
や郵送によって非同期で提供されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】かかる従来の手続きで
は、次の様な技術的課題がある。

【０００５】すなわち、消費者や保険代理店が複数の保
険会社の見積りを取得するためには、各保険会社のシス
テムに接続し、それぞれのシステムにおいて計算された
結果を印刷して各社の見積りを比較している。特に保険
代理店に関しては、各保険会社の代理店システムを導入
し、それらのシステムを通じて各社の見積りを取得して
いる。

【０００６】このように、代理店システムの使い勝手は
満足なものとは言い難い状況にある。一方、保険会社に
とっては、商品改定等のタイミングで代理店システムの
バージョンアップが必要となり、そのメンテナンス費用
は多大である。この実態は、保険業界の事業費を押し上
げる一つの要因になっている。さらに、算定会料率遵守
義務撤廃に代表される自由化によって、保険会社間の商
品内容にバラツキが生じている。そして、消費者や中小
代理店にとっては商品比較が更に困難になる。また、一
般的に消費者における保険加入のタイミングは、保険リ
スクを喚起させる消費行動の延長や、営業職員によるプ
ッシュ型の募集による。その結果、契約先の保険会社が
複数になるので、契約内容を照介するためには各社への
問合わせが必要になる。

【０００７】本発明の目的は、ユーザからの要求事項に
対して複数の事業者からの回答を効率よく収集および提
示することで、取引におけるユーザの利便性を向上させ
ることにある。

【０００８】本発明の他の目的は、複数の事業者間で情
報システムを共有することで、事業費の削減、さらには
各事業者からユーザに提供される商品の価格低減を実現
することにある。

【０００９】本発明の他の目的は、消費者や保険代理店
等のユーザからの要求に対し、複数の保険会社等より情
報を収集し、これらの情報からユーザに回答するコンテ
ンツを編集することで、保険取引等におけるユーザの利
便性を向上させることにある。

【００１０】本発明の他の目的は、保険取引の関与者が
情報システムを共有することにより、事業費の削減、保
険商品の価格低減を実現することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して接続される少なくとも一つのユーザおよび複数
の事業者と、ユーザと事業者の間に介在する仲介者とを
含み、ユーザと事業者との間における取引を行う取引方
法において、ユーザからの要求事項を仲介者が受け付
け、第１の事業者に受け渡す第１のステップと、第１の
事業者が要求事項を含む処理要求情報を生成し、仲介者
を経由して、複数の第２の事業者に受け渡す第２のステ
ップと、処理要求情報に対応した複数の第２の事業者の
各々からの第１の処理結果を仲介者が待ち合わせて受け
取り、第１の事業者に受け渡す第３のステップと、第１
の事業者にて第１の処理結果に追加情報を付加して得ら
れた第２の処理結果を仲介者を経由してユーザに受け渡
す第４のステップと、を実行するものである。

【００１２】また、本発明は、ネットワークを介して接
続される少なくとも一つのユーザシステムおよび複数の
事業者システムと、ユーザシステムと事業者システムの
間に介在する仲介者システムとを含み、ユーザシステム
と事業者システムとの間における取引を行う取引システ
ムにおいて、仲介者システムは、ユーザシステムを操作
するユーザから入力される要求事項を第１の事業者シス
テムに取り次ぐ機能と、第１の事業者システムにて生成
された要求事項を含む処理要求情報を複数の第２の事業
者システムに取り次ぐ機能と、処理要求情報に応じて複
数の第２の事業者システムにて生成された複数の第１の
処理結果を第１の事業者システムに取り次ぐ機能と、第
１の事業者システムにて生成された、第１の処理結果に
追加情報を付加した第２の処理結果をユーザシステムに
取り次ぐ機能と、を含む構成としたものである。

【００１３】より具体的には一例として、ネットワーク
にアクセス可能な取引装置を有するユーザに対し、複数
の事業者より情報を収集し、それらの情報を加工する仲
介者からなる環境において、仲介者はユーザが所定の条
件に合致するか検査し、所定の条件ならばユーザの要求
事項を受け付け、ユーザの要求事項が課金対象ならば課
金に関する所定の手続きを実施し、ユーザの要求事項を
第１の事業者に出力し、第１の事業者は少なくともユー
ザの要求事項を含む情報を仲介者に出力し、仲介者はこ
の情報を第２の事業者に出力し、第２の事業者はこの情
報から結果を算出し、第２の事業者は算出結果を仲介者
に出力し、仲介者は第２の事業者からの算出結果を待ち
合わせ、待ち合わせ結果が所定の条件を満たしたならば
算出結果を第１の事業者に出力し、第１の事業者はそれ
ぞれの算出結果を特徴付ける情報を算出し、ユーザの要
求に対する回答を編集し、回答を仲介者に出力するもの
である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。

【００１５】図１は、本発明の一実施の形態である取引
方法を実施する取引システムを活用したビジネスモデル
の一例を示す概念図である。この例では仲介者であるＩ
ＤＣ（Internet Data Center）を中心とし、保険取引に
関係する関与者（消費者、代理店、保険会社）がネット
ワークを介して接続されている。ここでは保険分野を例
に採って説明しているが、本発明の適用はその限りでは
ない。

【００１６】図２は、図１における代理店と保険会社間
におけるシステム構成の一例を示すブロック図である。

【００１７】２０００は、たとえば消費者、保険代理店
社員、保険勧誘員等のユーザが使用する取引装置であ
り、たとえば、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の
移動通信端末で構成され、インターネット等のネットワ
ークを通じて仲介者サーバ２１００と接続されている。
２０１０は制御装置であり、取引装置２０００の周辺機
器からデータを取り出し、記録、検査及びそれらの動作
制御を司どるものであり、内部に格納されているプログ
ラムに従って各機器の動作を制御する。２０２０は表示
器であり、ネットワークを介して仲介者サーバ２１００
より取得した画面情報を表示する装置である。２０３０
は入力装置であり、ユーザによって情報が入力される装
置である。２０４０は通信装置であり、仲介者サーバ２
１００との間で通信をおこなう装置である。

【００１８】２１００は仲介者サーバであり、取引装置
２０００や代理店サーバ２２００や保険会社サーバ２３
００等と接続されている。２１１０は通信装置であり、
取引装置２０００、代理店サーバ２２００、保険会社サ
ーバ２３００との間で通信をおこなう装置である。２１
２０は制御装置であり、取引装置２０００、代理店サー
バ２２００、保険会社サーバ２３００よりデータを取り
出し、記録、検査及びそれらの制御を司どるものであ
り、内部に格納されているプログラムが制御を司ってい
る。認証情報蓄積部２１３０、取引先管理情報蓄積部２
１４０、課金管理情報蓄積部２１５０、処理管理情報蓄
積部２１６０、メニュー画面情報蓄積部２１７０は記憶
装置であり、それぞれ、認証情報、取引先管理情報、課
金管理情報、処理管理情報、メニュー画面情報等を格納
している。尚、仲介者サーバ２１００は、代理店サーバ
２２００や保険会社サーバ２３００の一部又は全ての役
割を担っても構わない。

【００１９】仲介者サーバ２１００には、図示しない媒
体読み取り装置が備えられ、当該仲介者サーバ２１００
を制御する上述のプログラムは、たとえば、可搬性の記
憶媒体に格納され、上述の媒体読み取り装置を介して仲
介者サーバ２１００に実装される。

【００２０】２２００は代理店サーバであり、仲介者サ
ーバ２１００と接続している。２２１０は通信装置であ
り、仲介者サーバ２１００との間で通信をおこなう装置
である。２２２０は制御装置であり、仲介者サーバ２１
００との間でデータ送受信をおこない、記録、検査及び
それらの制御を司るものであり、内部に格納されている
プログラムが制御を司っている。顧客情報蓄積部２２３
０、商品情報蓄積部２２４０は記憶装置であり、それぞ
れ、顧客情報、商品情報等を格納している。

【００２１】２３００は保険会社サーバであり、仲介者
サーバ２１００と接続している。

【００２２】２３１０は通信装置であり、仲介者サーバ
２１００との間で通信をおこなう装置である。２３２０
は制御装置であり、仲介者サーバ２１００との間でデー
タ送受信をおこない、記録、検査及びそれらの制御を司
るものであり、内部に格納されているプログラムが制御
を司っている。保険料情報蓄積部２３３０は記憶装置で
あり、保険料情報等を蓄積している。

【００２３】図３は本発明をネットワークに接続してい
る取引装置２０００と仲介者サーバ２１００と代理店サ
ーバ２２００と保険会社サーバ２３００に適応した場合
の処理手順の一例を示すフローチャートである。

【００２４】図４は図３における依頼情報の振り分けに
関する処理手順の一例を示すフローチャートである。

【００２５】図５は図３における依頼結果の編集に関す
る処理手順の一例を示すフローチャートである。

【００２６】図６は仲介者サーバ２１００に関する処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【００２７】図７は仲介者サーバ２１００の認証情報蓄
積部２１３０が格納している認証情報であり、取引装置
２０００を利用して仲介者サーバ２１００にアクセスし
てくるユーザを認証するための情報等を管理している。
特に、接続先はユーザが利用するサーバを意味する。例
えば、（ユーザＩＤ，パスワード）＝（１２３１２，７
７７７）を持つＡＢＣ代理店は、乗合代理店サーバを利
用することを示している。

【００２８】図８は仲介者サーバ２１００のメニュー画
面情報蓄積部２１７０が格納しているメニュー画面情報
であり、サーバがユーザに提供するサービスを管理して
いる。例えば、乗合代理店サーバは、見積り、計上、顧
客管理、契約照会等のサービスを提供することを示して
いる。

【００２９】図９は仲介者サーバ２１００の取引先管理
情報蓄積部２１４０が格納している取引先管理情報であ
り、仲介者サーバ２１００に接続しているサーバを利用
している取引関与者の関係を管理している。ここでは、
代理店サーバ２２００と保険会社サーバ２３００の関係
を示しており、フラグ（“１”）の立っている業務につ
いて関係があることを示している。例えば、ＡＢＣ代理
店は見積り業務において、Ａ保険会社とＢ保険会社との
間で関係があることを示している。

【００３０】図１０は仲介者サーバ２１００の課金管理
情報蓄積部２１５０が格納している課金管理情報であ
り、仲介者サーバ２１００に接続しているサーバを利用
している取引関与者に課す課金情報を管理している。例
えば、ＡＢＣ代理店とＡ保険会社の計上に関しては、現
在までに８回の処理があったことを示している。

【００３１】図１１は仲介者サーバ２１００の処理管理
情報蓄積部２１６０が格納している処理管理情報であ
り、仲介者サーバ２１００を介してサーバ間でなされて
いる処理状況を管理している。例えば、ＡＢＣ代理店が
Ａ保険会社とＢ保険会社に問い合わせ中であることを、
それぞれ管理番号として７７７−１と７７７−２を設定
することによって管理していることを示している。

【００３２】図１２は代理店サーバ２２００の顧客情報
蓄積部２２３０が格納している顧客情報であり、既契約
者や見込客に関する様々な情報を管理している。特に、
区分は顧客のセグメントであり、契約情報は契約者の契
約内容であり、見積り条件は既契約者や見込客から受け
た見積り条件やその結果を示している。

【００３３】図１３は代理店サーバ２２００の商品情報
蓄積部２２４０が格納している商品情報であり、顧客セ
グメント毎に保険商品の特徴を説明した情報を管理して
いる。

【００３４】図１４は保険会社サーバ２３００の保険料
情報蓄積部２３３０が格納している保険料情報であり、
保険料の算出に必要な条件とそれに対する保険料を管理
している。例えば、スーパーＱの見積もり条件が、関東
在住、３０才未満、６等級、保険金無制限等だと、年間
の保険料が￥１５０，０００であることを示している。

【００３５】図１５は取引装置２０００の表示器２０２
０に表示された見積り依頼画面である。ここでは、ＡＢ
Ｃ代理店によって、Ａ保険会社とＢ保険会社に見積り依
頼する上で必な条件等が入力されていることを示してい
る。

【００３６】図１６は取引装置２０００の表示器２０２
０に表示された見積り結果画面である。

【００３７】ここでは、Ａ保険会社とＢ保険会社への見
積り依頼に対し、それぞれの見積り結果とそれらの特徴
を付加した画面を示している。

【００３８】次に、図３、図４、図５のフローチャート
に基いて図２の各部の動作を説明する。 ＜ステップ３０１０＞まず、取引装置２０００の制御装
置２０１０は、ユーザによって入力装置２０３０より入
力された認証情報を受信し、この情報を通信装置２０４
０を介して仲介者サーバ２１００に送信する。ここで
は、ユーザであるＡＢＣ代理店の社員によって、ユーザ
ＩＤとして１２３１２、パスワードとして７７７７が入
力されたものとする。尚、ユーザにユーザＩＤとパスワ
ードが付与されていない場合、ユーザによってそれを意
味する情報（たとえば“ＧＵＥＳＴ”等の文字列）が入
力される。

【００３９】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介し、取引装置２０００よりを認
証情報を受信する。制御装置２１２０は認証情報蓄積部
２１３０を参照し、ユーザのアクセス権限を検査する。
例えば、制御装置２１２０は図７に示す認証情報蓄積部
２１３０を参照し、（ユーザＩＤ，パスワード）＝（１
２３１２、７７７７）に該当するユーザがＡＢＣ代理店
であることを確認し、接続先が乗合代理店サーバである
ことを特定する。 ＜ステップ３０２０＞そして、制御装置２１２０はメニ
ュー画面情報蓄積部２１７０を参照し、ユーザの権限に
応じたメニュー画面を生成し、通信装置２１１０を介し
てこの情報を取引装置２０００に送信する。例えば、図
８に示す通り、ＡＢＣ代理店が利用できるサービスは、
見積り、計上、顧客管理、契約照会等であるため、制御
装置２１２０はこれらのサービスから成るメニュー画面
を生成し、この情報を取引装置２０００に送信する。

【００４０】取引装置２０００の制御装置２０１０は通
信装置２０４０を介して仲介者サーバ２１００よりメニ
ュー画面情報を受信し、この情報を表示器２０２０に表
示する。そして、入力装置２０３０を介してユーザによ
って指定されたサービスの種類を意味する情報を通信装
置２０４０を介して仲介者サーバ２１００に送信する。

【００４１】仲介者サーバ２１００は通信装置２１１０
を介して受信したこの情報をステップ３０１０で特定し
た接続先の代理店サーバ２２００に通信装置２１１０を
介して送信する。

【００４２】代理店サーバ２２００の制御装置２２２０
は、通信装置２２１０を介して受信したサービスの種類
を意味する情報からそれに対応する画面を生成し、この
情報を通信装置２２１０を介して仲介者サーバ２１００
に送信する。

【００４３】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介してこの情報を取引装置２００
０に送信する。

【００４４】取引装置２０００の制御装置２０１０は通
信装置２０４０を介して画面情報を受信し、この情報を
表示器２０２０に表示する。そして、取引装置２０００
の制御装置２０１０は、ユーザによって入力装置２０３
０から入力された依頼情報を通信装置２０４０を介して
仲介者サーバ２１００に送信する。例えば、ユーザであ
るＡＢＣ代理店によってメニュー画面より見積りが指定
されたとすると、仲介者サーバ２１００の制御装置２１
２０は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２００
に見積り依頼画面の生成を要求する。

【００４５】代理店サーバ２２００の制御装置２２２０
は仲介者サーバ２１００からの見積り依頼画面の生成要
求に対し、図９に示す取引先管理情報に基づいてＡ保険
会社とＢ保険会社に見積り依頼ができる画面情報を生成
する。代理店サーバ２２００はこの画面情報を通信装置
２２１０を介して仲介者サーバ２１００に送信すると、
仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０は通信装置２
１１０を介してこの情報を取引装置２０００に送信す
る。

【００４６】取引装置２０００の制御装置２０１０は通
信装置２０４０を介して画面情報を受信し、この情報を
表示器２０２０に表示する。そして、ユーザであるＡＢ
Ｃ代理店は、入力装置２０３０を介して図１５に示す画
面に見積り条件を入力する。この例では、ユーザによっ
てＡ保険会社とＢ保険会社の２社に見積りの要求がされ
ている。そして、取引装置２０００の制御装置２０１０
はユーザによって入力された見積り依頼情報を通信装置
２０４０を介して仲介者サーバ２１００に送信する。 ＜ステップ３０３０＞仲介者サーバ２１００の制御装置
２１２０は通信装置２１１０を介して依頼情報を受信
し、課金対象のサービスならば課金管理情報蓄積部２１
５０を更新する。そして、依頼情報を通信装置２１１０
を介して代理店サーバ２２００に送信する。例えば、Ａ
ＢＣ代理店によって見積りが指定された場合、仲介者サ
ーバ２１００の制御装置２１２０は、図１０に示す課金
管理情報蓄積部２１５０におけるＡＢＣ代理店の見積り
のレコードを更新する。この例では、図１５に示すよう
にＡＢＣ代理店によってＡ保険会社とＢ保険会社の２社
に対して見積りの要求がされたので、それぞれに対する
課金情報を１１と５１に更新する。尚、課金対象のサー
ビスでないならば、課金管理情報蓄積部２１５０を更新
しない。 ＜ステップ３０４０＞代理店サーバ２２００の制御装置
２２２０は、通信装置２２１０を介して仲介者サーバ２
１００より依頼情報を受信する（ステップ４０１０）。
そして、この情報の中から保険料の計算に必要な保険料
計算情報のみを切り出し（ステップ４０２０）、通信装
置２２１０を介して仲介者サーバ２１００に送信する
（ステップ４０３０）。例えば、制御装置２２２０は依
頼情報の中から、スーパーＱと安全君の保険料計算情報
のみを通信装置２２１０を介して仲介者サーバ２１００
に送信する。

【００４７】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は、代理店サーバ２２００より受信した保険料計算情報
を通信装置２１１０を介して保険会社サーバ２３００に
送信し（ステップ４０４０）、同時に処理管理情報蓄積
部２１６０に管理番号を書き込む（ステップ４０５
０）。制御装置２１２０はこの管理番号によって保険料
計算中であることを管理する。例えば、仲介者サーバ２
１００の制御装置２１２０はＡ保険会社とＢ保険会社に
保険料計算情報を送信するとともに、図１１に示すよう
に保険料計算中であることを、Ａ保険会社には７７７−
１、Ｂ保険会社には７７７−２と管理番号を書き込む。 ＜ステップ３０５０＞ステップ４０１０において、仲介
者サーバ２１００より依頼情報を受信した代理店サーバ
２２００の制御装置２２２０はこの情報を分析し、見積
対象商品に関する情報を選定する。例えば、仲介者サー
バ２１００から受信した依頼情報を図１２に示すような
顧客情報蓄積部２２３０に登録するとともに、また顧客
セグメントを区分として設定する。この例では、日立大
作様に関する顧客情報やスーパーＱと安全君の見積り条
件が登録され、顧客セグメントとして区分にａａａが設
定された。そして、図１３に示すように商品の見積り条
件と区分によって、スーパーＱと安全君の商品情報を選
定する。

【００４８】一方、ステップ４０４０において、保険会
社サーバ２３００の制御装置２３２０は通信装置２３１
０を介して保険料計算情報を受信し、この情報から保険
料を計算する。

【００４９】例えば、Ａ保険会社の制御装置２３２０
は、仲介者サーバ２１００から受信した保険料計算情報
と図１４に示すような保険料情報蓄積部２３３０の情報
とを突き合わせ、保険料が￥１５０，０００であること
を算出する。そして、制御装置２３２０は通信装置２３
１０を介し、保険料情報を仲介者サーバ２１００に送信
する。ここではＡ保険会社における保険料の算出につい
て例示したが、Ｂ保険会社も同様な処理をおこなうもの
とする。 ＜ステップ３０６０＞ここで仲介者サーバ２１００の制
御装置２１２０は通信装置２１１０を介し、保険会社サ
ーバ２３００より保険料情報を受信する（ステップ５０
１０）。このとき、制御装置２１２０は処理管理情報蓄
積部２１６０を参照し、管理番号を消し込む（ステップ
５０２０）。

【００５０】そして、受信した保険料情報を依頼元の代
理店サーバ２２００に送信する（ステップ５０３０）。
例えば、制御装置２１２０は保険会社サーバ２３００か
ら受信した保険料情報である￥１５０，０００をＡＢＣ
代理店の代理店サーバ２２００に送信する。尚、ここで
はＡ保険会社から受信した保険料情報だけを代理店サー
バ２２００に送信することを例示したが、Ｂ保険会社か
らの保険料情報についても同様な処理がおこなわれる。

【００５１】代理店サーバ２２００の制御装置２２２０
は仲介者サーバ２１００から受信した保険料情報とその
保険に関する商品情報を括り付け、見積り回答画面を生
成する（ステップ５０４０）。そして、制御装置２２２
０はこの情報を通信装置２２１０を介して仲介者サーバ
２１００に送信する（ステップ５０５０）。例えば、図
１３に示す商品情報蓄積部２２４０のＡ保険会社の商品
情報と、仲介者サーバ２１００から受信した保険料情報
から図１６に示すような画面情報を生成し、この情報を
仲介者サーバ２１００に送信する。

【００５２】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２００より
見積り回答画面を受信し（ステップ５０６０）、この情
報を通信装置２１１０を介して取引装置２０００に送信
する（ステップ５０７０）。そして、取引装置２０００
の制御装置２０１０は通信装置２０４０を介し、ステッ
プ３０２０におけるユーザの要求に対する回答を受信す
る。例えば、取引装置２０００の制御装置２０１０は仲
介者サーバ２１００から受信した画面を図１６のように
表示する。

【００５３】さらに、図６のフローチャートに基いて図
２の仲介者サーバ２１００の動作について説明する。

【００５４】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介し、取引装置２０００よりを認
証情報を受信する（ステップ６０１０）。制御装置２１
２０は認証情報蓄積部２１３０を参照し、ユーザのアク
セス権限を検査する（ステップ６０２０）。例えば、制
御装置２１２０は図７に示す認証情報蓄積部２１３０を
参照し、（ユーザＩＤ，パスワード）＝（１２３１２、
７７７７）に該当するユーザがＡＢＣ代理店であること
を確認し、接続先が乗合代理店サーバであることを特定
する。

【００５５】そして、制御装置２１２０はメニュー画面
情報蓄積部２１７０を参照し、ユーザの権限に応じたメ
ニュー画面を生成し（ステップ６０３０）、通信装置２
１１０を介してこの情報を取引装置２０００に送信する
（ステップ６０４０）。例えば、図８に示す通り、ＡＢ
Ｃ代理店が利用できるサービスは、見積り、計上、顧客
管理、契約照会等であるため、制御装置２１２０はこれ
らのサービスから成るメニュー画面を生成し、この情報
を取引装置２０００に送信する。

【００５６】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介し、取引装置２０００よりユー
ザによって入力されたサービスの種類を意味する情報を
受信する（ステップ６０５０）。この情報はステップ３
０１０で特定した接続先の代理店サーバ２２００に通信
装置２１１０を介して送信する（ステップ６０６０）。

【００５７】そして、仲介者サーバ２１００の制御装置
２１２０は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２
００より画面情報を受信し（ステップ６０７０）、この
情報を通信装置２１１０を介して取引装置２０００に送
信する（ステップ６０８０）。例えば、ユーザであるＡ
ＢＣ代理店によってメニュー画面より見積りが指定され
たとすると、仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２００に見
積り依頼画面の生成を要求する。

【００５８】代理店サーバ２２００の制御装置２２２０
は仲介者サーバ２１００からの見積り依頼画面の生成要
求に対し、図９に示すようにＡ保険会社とＢ保険会社に
見積り依頼ができる画面情報を生成する。代理店サーバ
２２００はこの情報を通信装置２２１０を介して仲介者
サーバ２１００に送信すると、仲介者サーバ２１００の
制御装置２１２０は通信装置２１１０を介してこの画面
情報を取引装置２０００に送信する。

【００５９】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介して依頼情報を受信し（ステッ
プ６０９０）、課金対象のサービスならば課金管理情報
蓄積部２１５０を更新する（ステップ６１００）。そし
て、依頼情報を通信装置２１１０を介して代理店サーバ
２２００に送信する（ステップ６１１０）。

【００６０】例えば、ＡＢＣ代理店によって見積りが指
定された場合、仲介者サーバ２１００の制御装置２１２
０は、図１０に示す課金管理情報蓄積部２１５０におけ
るＡＢＣ代理店の見積りのレコードを更新する。この例
では、図１５に示すようにＡＢＣ代理店によってＡ保険
会社とＢ保険会社の２社に対して見積りの要求がされた
ので、それぞれに対する課金情報を１１と５１に更新す
る。尚、課金対象のサービスでないならば、課金管理情
報蓄積部２１５０を更新しない。

【００６１】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２００より
保険料計算情報を受信する（ステップ６１２０）。この
情報は通信装置２１１０を介して保険会社サーバ２３０
０に送信し（ステップ６１４０）、同時に処理管理情報
蓄積部２１６０に管理番号を書き込む（ステップ６１３
０）。制御装置２１２０はこの管理番号によって保険料
計算中であることを管理する。例えば、仲介者サーバ２
１００の制御装置２１２０はＡ保険会社とＢ保険会社に
保険料計算情報を送信するとともに、図１１に示すよう
に保険料計算中であることを、Ａ保険会社には７７７−
１、Ｂ保険会社には７７７−２と管理番号を書き込む。

【００６２】そして、仲介者サーバ２１００の制御装置
２１２０は通信装置２１１０を介し、保険会社サーバ２
３００より保険料情報を受信する（ステップ６１５
０）。このとき、制御装置２１２０は処理管理情報蓄積
部２１６０を参照し、管理番号を消し込む（ステップ６
１６０）。そして、受信した保険料情報を依頼元の代理
店サーバ２２００に送信する（ステップ６１７０）。例
えば、制御装置２１２０は保険会社サーバ２３００から
受信した保険料情報である￥１５０，０００をＡＢＣ代
理店の代理店サーバ２２００に送信する。尚、ここでは
Ａ保険会社から受信した保険料情報だけを代理店サーバ
２２００に送信することを例示したが、Ｂ保険会社から
の保険料情報についても同様な処理がおこなわれる。

【００６３】仲介者サーバ２１００の制御装置２１２０
は通信装置２１１０を介して代理店サーバ２２００より
見積り回答画面を受信し（ステップ６１８０）、この見
積り回答画面の情報を通信装置２１１０を介して取引装
置２０００に送信する（ステップ６１９０）。

【００６４】上述のような、本実施の形態の取引技術を
保険業に適用した場合の各関与者間の情報の流れを、図
１７のフローチャートに例示する。

【００６５】以上の実施例では、代理店による保険の見
積りについて説明したが、計上、契約照会、顧客管理等
の代理店業務についても同様にして適用することが可能
である。また、ユーザを代理店として説明したが、ユー
ザが消費者であっても同様にして適用することも可能で
ある。さらに、代理店サーバ２２００と保険会社サーバ
２３００はネットワークを介し、仲介者サーバ２１００
と接続しているものとして説明したが、それらの全て又
は一部が仲介者サーバ２１００に所在しても構わない。
そして、本発明は保険会社間の業務についても適用可能
である。尚、以上の説明では保険取引について説明した
が、その他の取り引きに適用しても構わない。

【００６６】以上のように、本実施の形態の取引方法お
よび取引システムによれば、たとえば消費者、保険代理
店社員、保険勧誘員等のユーザは仲介者だけに問合わせ
れば、労せずして複数の保険事業者から回答を取得で
き、利便性が向上する。特に、保険業における各種自由
化の進展に伴って保険商品は多様化しており、本実施の
形態の取引技術によれば、多数の類似した保険商品から
ユーザの要求に適合した最も廉価な商品を迅速に選び出
すことが可能になり、ユーザにおける利便性の効果は一
層大きい。

【００６７】一方、保険事業者の側から見れば、複数の
保険事業者が協業してユーザに多様化する保険サービス
に関する情報を的確に提供するための有効な手段にもな
る。また、保険代理店等のユーザと保険事業者間のシス
テムを仲介者の運営するシステムにて共用化することに
より、保険商品の変更等に伴うシステム更新は、仲介者
システムのみで行うだけでよく、保険業界の事業費を大
幅に削減できる。さらに、仲介者はユーザと事業者間に
流通する情報を活用することで、サプライチェーンに関
するコンサルティング事業のビジネスチャンスが広が
る、という利点もある。

【００６８】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。

【００６９】＜１＞ ネットワークにアクセス可能な取
引装置を有するユーザに対し、複数の事業者より情報を
収集し、それらの情報を加工する仲介者からなる環境に
おいて、仲介者はユーザが所定の条件に合致するか検査
し、所定の条件ならばユーザの要求事項を受け付け、ユ
ーザの要求事項が課金対象ならば課金に関する所定の手
続きを実施し、ユーザの要求事項を第１の事業者に出力
し、第１の事業者は少なくともユーザの要求事項を含む
情報を仲介者に出力し、仲介者はこの情報を第２の事業
者に出力し、第２の事業者はこの情報から結果を算出
し、第２の事業者は算出結果を仲介者に出力し、仲介者
は第２の事業者からの算出結果を待ち合わせ、待ち合わ
せ結果が所定の条件を満たしたならば算出結果を第１の
事業者に出力し、第１の事業者はそれぞれの算出結果を
特徴付ける情報を算出し、ユーザの要求に対する回答を
編集し、回答を仲介者に出力することを特徴とする保険
取引システム。

【００７０】＜２＞ 項目＜１＞記載の保険取引システ
ムにおいて、仲介者がユーザの要求事項を第１の事業者
に出力する場合、同時に少なくともユーザの要求事項を
含む情報を第２の事業者にも出力し、各事業者は取得し
た情報から結果を算出し、算出結果を仲介者に出力し、
仲介者は事業者からの算出結果を待ち合わせ、待ち合わ
せ結果が所定の条件を満たしたならばユーザの要求に対
する回答を編集することを特徴とする保険取引システ
ム。

【００７１】＜３＞ 項目＜１＞記載の保険取引システ
ムにおいて、仲介者が少なくとも１つの事業者の役割を
代替することを特徴とする保険取引システム。

【００７２】＜４＞ 項目＜１＞記載の保険取引システ
ムにおいて、課金対象でなければ、課金に関する所定の
手続きを実行しないことを特徴とする保険取引システ
ム。

【００７３】＜５＞ ネットワークにアクセス可能な取
引装置を有するユーザに対し、複数の事業者より情報を
収集し、それらの情報を加工する仲介者からなる環境に
おいて、仲介者はユーザが所定の条件に合致するか検査
する手段と、所定の条件ならばユーザの要求事項を受け
付ける手段と、ユーザの要求事項が課金対象ならば所定
の手続きを実施する手段と、ユーザの要求事項を第１の
事業者に出力する手段と、第１の事業者は少なくともユ
ーザの要求事項を含む情報を仲介者に出力する手段と、
仲介者はこの情報を第２の事業者に出力する手段と、第
２の事業者はこの情報から結果を算出する手段と、第２
の事業者は算出結果を仲介者に出力する手段と、仲介者
は第２の事業者からの算出結果を待ち合わせる手段と、
待ち合わせ結果が所定の条件を満たしたならば算出結果
を第１の事業者に出力する手段と、第１の事業者はそれ
ぞれの算出結果を特徴付ける情報を算出する手段と、ユ
ーザの要求に対する回答を編集する手段と、回答を仲介
者に出力する手段を有する保険取引システム。

【００７４】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

【００７５】

【発明の効果】本発明の取引方法および取引システムに
よれば、ユーザからの要求事項に対して複数の事業者か
らの回答を効率よく収集および提示することで、取引に
おけるユーザの利便性を向上させることができる、とい
う効果が得られる。

【００７６】本発明の取引方法および取引システムによ
れば、複数の事業者間で情報システムを共有すること
で、事業費の削減、さらには各事業者からユーザに提供
される商品の価格低減を実現することができる、という
効果が得られる。

【００７７】本発明の取引方法および取引システムによ
れば、消費者や保険代理店等のユーザからの要求に対
し、複数の保険会社等より情報を収集し、これらの情報
からユーザに回答するコンテンツ（情報）を編集するこ
とで、保険取引等におけるユーザの利便性を向上させる
ことができる、という効果が得られる。

【００７８】本発明の取引方法および取引システムによ
れば、保険取引の関与者が情報システムを共有すること
により、事業費の削減、保険商品の価格低減を実現する
ことができる、という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態である取引方法を実施す
る取引システムを活用したビジネスモデルの一例を示す
概念図である。

【図２】図１における代理店と保険会社間におけるシス
テム構成の一例を示すブロック図である。

【図３】本発明をネットワークに接続している取引装置
と仲介者サーバと代理店サーバと保険会社サーバに適応
した場合の処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。

【図４】図３における依頼情報の振り分けに関する処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図５】図３における依頼結果の編集に関する処理手順
の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明の一実施の形態である取引方法を実施す
る取引システムを構成する仲介者サーバに関する処理手
順の一例を示すフローチャートである。

【図７】本発明の一実施の形態である取引方法を実施す
る取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられる
認証情報の一例を示す説明図である。

【図８】本発明の一実施の形態である取引方法を実施す
る取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられる
メニュー画面情報の一例を示す説明図である。

【図９】本発明の一実施の形態である取引方法を実施す
る取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられる
取引先管理情報の一例を示す説明図である。

【図１０】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられ
る課金管理情報の一例を示す説明図である。

【図１１】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられ
る処理管理情報の一例を示す説明図である。

【図１２】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する仲介者サーバにて用いられ
る顧客情報の一例を示す説明図である。

【図１３】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する代理店サーバにて用いられ
る商品情報の一例を示す説明図である。

【図１４】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する保険会社サーバにて用いら
れる保険料情報の一例を示す説明図である。

【図１５】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する取引装置の表示器に表示さ
れる画面の一例を示す説明図である。

【図１６】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを構成する取引装置の表示器に表示さ
れる画面の一例を示す説明図である。

【図１７】本発明の一実施の形態である取引方法を実施
する取引システムを保険業に適用した場合の各関与者間
の情報の流れの一例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

２０００…取引装置、２０１０…制御装置、２０２０…
表示器、２０３０…入力装置、２０４０…通信装置、２
１００…仲介者サーバ、２１１０…通信装置、２１２０
…制御装置、２１３０…認証情報蓄積部、２１４０…取
引先管理情報蓄積部、２１５０…課金管理情報蓄積部、
２１６０…処理管理情報蓄積部、２１７０…メニュー画
面情報蓄積部、２２００…代理店サーバ、２２１０…通
信装置、２２２０…制御装置、２２３０…顧客情報蓄積
部、２２４０…商品情報蓄積部、２３００…保険会社サ
ーバ、２３１０…通信装置、２３２０…制御装置、２３
３０…保険料情報蓄積部。

フロントページの続き (72)発明者 梅澤 知弘 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 (72)発明者 石井 真司 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 (72)発明者 吉村 博 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融システム事業部内 Ｆターム(参考） 5B049 CC11 DD01 FF01 GG02 5B055 CA00

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して接続される少なく
   とも一つのユーザおよび複数の事業者と、前記ユーザと
   前記事業者の間に介在する仲介者とを含み、前記ユーザ
   と前記事業者との間における取引を行う取引方法であっ
   て、 前記ユーザからの要求事項を前記仲介者が受け付け、第
   １の前記事業者に受け渡す第１のステップと、 前記第１の事業者が前記要求事項を含む処理要求情報を
   生成し、前記仲介者を経由して、複数の第２の前記事業
   者に受け渡す第２のステップと、 前記処理要求情報に対応した複数の前記第２の事業者の
   各々からの第１の処理結果を前記仲介者が待ち合わせて
   受け取り、前記第１の事業者に受け渡す第３のステップ
   と、 前記第１の事業者にて前記第１の処理結果に追加情報を
   付加して得られた第２の処理結果を前記仲介者を経由し
   て前記ユーザに受け渡す第４のステップと、 を含むことを特徴とする取引方法。
2. 【請求項２】 請求項１記載の取引方法において、 前記第１の事業者は保険代理店であり、前記第２の事業
   者は保険会社であり、前記ユーザは消費者または保険代
   理店社員または保険勧誘員であり、前記処理要求は、前
   記保険会社が販売する保険商品に関する見積依頼、前記
   保険商品の成約に関する計上処理依頼、成約済みの保険
   契約に関する照会依頼、の少なくとも一つを含むことを
   特徴とする取引方法。
3. 【請求項３】 ネットワークを介して接続される少なく
   とも一つのユーザシステムおよび複数の事業者システム
   と、前記ユーザシステムと前記事業者システムの間に介
   在する仲介者システムとを含み、前記ユーザシステムと
   前記事業者システムとの間における取引を行う取引シス
   テムであって、 前記仲介者システムは、 前記ユーザシステムを操作するユーザから入力される要
   求事項を第１の前記事業者システムに取り次ぐ機能と、 前記第１の事業者システムにて生成された前記要求事項
   を含む処理要求情報を複数の第２の前記事業者システム
   に取り次ぐ機能と、 前記処理要求情報に応じて複数の前記第２の事業者シス
   テムにて生成された複数の第１の処理結果を前記第１の
   事業者システムに取り次ぐ機能と、 前記第１の事業者システムにて生成された、前記第１の
   処理結果に追加情報を付加した第２の処理結果を前記ユ
   ーザシステムに取り次ぐ機能と、 を含むことを特徴とする取引システム。
4. 【請求項４】 請求項１記載の取引システムにおいて、 前記第１の事業者システムは保険代理店が運営する保険
   代理店サーバであり、前記第２の事業者システムは保険
   会社が運営する保険会社サーバであり、前記ユーザシス
   テムは情報の入力および可視化表示機能を備えた情報端
   末であり、前記ユーザは消費者または保険代理店社員ま
   たは保険勧誘員であり、前記処理要求は、前記保険会社
   が販売する保険商品に関する見積依頼、前記保険商品の
   成約に関する計上処理依頼、成約済みの保険契約に関す
   る照会依頼、の少なくとも一つを含むことを特徴とする
   取引システム。
5. 【請求項５】 ネットワークを介して接続される少なく
   とも一つのユーザシステムおよび複数の事業者システム
   との間に介在する仲介者システムを構成するコンピュー
   タを動作させるソフトウェアが格納され、前記コンピュ
   ータにて読み取り可能な記憶媒体であって、 前記ユーザシステムを操作するユーザから入力される要
   求事項を第１の前記事業者システムに取り次ぐ処理と、 前記第１の事業者システムにて生成された前記要求事項
   を含む処理要求情報を複数の第２の前記事業者システム
   に取り次ぐ処理と、 前記処理要求情報に応じて複数の前記第２の事業者シス
   テムにて生成された複数の第１の処理結果を前記第１の
   事業者システムに取り次ぐ処理と、 前記第１の事業者システムにて生成された、前記第１の
   処理結果に追加情報を付加した第２の処理結果を前記ユ
   ーザシステムに取り次ぐ処理と、 を前記仲介者システムを構成する前記コンピュータに実
   行させる前記ソフトウェアを格納したことを特徴とする
   記憶媒体。