JP2002094595A - マルチリンク方法 - Google Patents

マルチリンク方法

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JP2002094595A JP2000281651A JP2000281651A JP2002094595A JP 2002094595 A JP2002094595 A JP 2002094595A JP 2000281651 A JP2000281651 A JP 2000281651A JP 2000281651 A JP2000281651 A JP 2000281651A JP 2002094595 A JP2002094595 A JP 2002094595A
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Susumu Sekino
進 関野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末Aと端末B間の通信において、ネットワ
ークプロトコルとしてTCP/IPを利用し、n本の回
線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に通信し、こ
れらの受信データを集めて加算された帯域幅(伝送速
度)の通信を得る。 【解決手段】 端末Aと端末B間の通信において、ネッ
トワークプロトコルとしてTCP/IPを利用し、n本
の回線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に通信
し、これらの受信データを集めて加算された帯域幅(伝
送速度)の通信を得るマルチリンク方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークの通信プロトコルの方法に関するものであり、
詳しくは端末Aと端末B間の通信において、n本の回線
(回線1、回線2、…、回線n)を同時通信させ、各回
線による受信データを集めて加算された帯域幅(伝送速
度)の通信を得るマルチリンクの方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットの利用において、「デー
タの転送速度が遅い」、「データ転送中に通信回線が切
れてしまう」、「インターネット上を流れる、データ
(パケット)は覗かれている可能性がある」などに対し
て、評価基準としてのQOS(Quality of Service)
についての提案や、あるいは、以上の問題点の様々な解
決策の提案が行われている。
【0003】まず、データの転送速度については、安定
に通信速度を確保することが重要な問題である。送受信
されるデータは、インターネットの家庭への普及に伴
い、インターネット上を流れるデータも、比較的データ
量の少ないデータの転送から、よりデータ量の大きいス
トリーム系データ(動画像や音声)を安定に送受信する
ためのニーズは非常に高いものである。そして、動画像
に対しても、高画質、高音質に対する要求が高まってく
ると、既存のインフラで、どのようにして、そのような
要求に応えるかが大変重要な問題となってくる。
【0004】インフラ面としての解決策としては、大容
量のデータ伝送が可能な光ファイバを利用する方法や、
IMT−2000による次世代携帯電話を利用した高速
伝送を利用することなどが考えられるが、現時点ではそ
れらは、十分に一般化されていないため、日常的な環境
での利用は難しい。
【0005】現時点で、利用されているPHS(Perso
nal Handyphone System)・携帯においては、特に転
送速度の低速さが著しく、携帯電話のデータ転送速度
は、一般的には9600BPS(Bits Per Second)
であり、早いとされるPHSにおいてもデータ転送速度
は、64KBPS程度である。このような低速な回線で
は、動画の伝送を行うのは数秒に1枚程度しか送ること
ができず、高画質・高音質な動画の送信となると、その
ままでは利用が不可能である。
【0006】今後、光ファイバがFTTH等により一般
化したとしても、場合によっては、低速な回線しか使え
ない場合において、なんとか高速なデータ転送を実現し
たいという要求は非常に高いものがある。
【0007】次に、データ転送中の通信回線断について
であるが、現在のインターネット環境は、TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Pro
tcol)をベースとしたものが一般的であるが、この問題
は既存のTCP/IP通信のように接続が1対1通信で
あることによる。回線断はそのまま直接、通信の切断と
いうことになってしまい、1対1通信のままでは、デー
タ通信の切断を回避することは、非常に難しい。
【0008】最後に、インターネット上を流れる、デー
タ(パケット)は覗かれている可能性についてである
が、インターネット上を流れるTCP/IPデータは、
パケットを利用しているものであるが、ある端末Aから
パケットを送出すると、同じネットワークに属する端末
B、端末Cは、自分宛でないパケットは廃棄するが、逆
に言うと、自分宛かどうかの確認できるということは、
そのパケットの中身を覗くことができるということであ
り、ここにネットワークセキュリティホールを持つとい
う問題点がある。
【0009】以上を解決する従来の手法として、マルチ
リンクプロトコル(MP)というものが提案されてい
る。この手法は、OSI(Open Systems Interconne
ction)参照モデルにおける、ネットワーク層、トラン
スポート層、セッション層に相当するプロトコルであ
り、端末Aと端末B間の通信において、n本の回線(回
線1、回線2、…、回線n)を集めて同時通信させるこ
とによって、加算された帯域幅(伝送速度)の通信を得
るマルチリンクプロトコルである。この手法におけるマ
ルチリンクプロトコルは、プロトコルレベルでTCP/
IPとは異なったプロトコルを利用しているために、ほ
かのインターネットヘの転送をさらに行う場合等には、
より一般的に普及しているプロトコルであるTCP/I
Pプロトコルヘの変換等を行うゲートウェイを設置する
必要が生じてしまい、既存のTCP/IPネットワーク
との接続の親和性は高くない。
【0010】アプリケーションレベルにおいては、ネッ
トワーク層よりも低レベルなことは考えずにプログラム
を書ける反面、TCP/IPとは異なるプロトコルであ
るために、一般的なプロトコルである、TCP/IPへ
の変換にゲートウェイを用意しなくてはならないという
問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記の通り、インター
ネットの利用において、「データの転送速度が遅い」、
「データ転送中に通信回線が切れてしまう」、「インタ
ーネット上を流れる、データ(パケット)は覗かれてい
る可能性がある」などが問題となる。また、従来のマル
チリンクの方法は、TCP/IPをベースとしていない
ために、他ネットワークとの親和性が良くないという問
題点があった。本発明の目的は、端末Aと端末B間の通
信において、ネットワークプロトコルとしてTCP/I
Pを利用し、n本の回線(回線1、回線2、…、回線
n)を同時に通信し、これらの受信データを集めて加算
された帯域幅(伝送速度)の通信を得ることが可能な技
術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他
の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面に
よって明らかにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
第1の発明は、端末Aと端末B間の通信において、ネッ
トワークプロトコルとしてTCP/IPを利用し、n本
の回線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に通信
し、これらの受信データを集めて加算された帯域幅(伝
送速度)の通信を得るマルチリンク方法である。
【0013】第2の発明は、端末Aと端末B間の通信に
おいて、n本の回線(回線1、回線2、…、回線n)を
同時に送信し、各回線による受信データを集めて加算さ
れた帯域幅(伝送速度)の通信を得るマルチリンク方法
であって、前記n本の回線のそれぞれはTCP/IPに
よって通信を確立し、送信データを分割処理し、分割さ
れたデータを各回線を利用して送信部から送信し、前記
送信された各回線のデータを受信部で受信し、これらの
受信データを合成するマルチリンク方法である。
【0014】第3の発明は、前記第2の発明のマルチリ
ンク方法において、前記送信データの分割処理手順は、
送信データのサイズをMバイトとし、M/nのサイズで
分割を行い、それぞれを送信部から回線1、…、回線n
を利用して送信するマルチリンク方法である。
【0015】第4の発明は、端末Aと端末B間の通信に
おいて、n本の回線(回線1、回線2、…、回線n)を
同時に送信し、各回線による受信データを集めて加算さ
れた帯域幅(伝送速度)の通信を得るマルチリンク方法
であって、前記n本の回線のそれぞれはTCP/IPに
よって通信を確立し、あらかじめ決めたサイズをMバイ
トとし、送信データをMサイズとしたとき、先頭からM
バイトずつで区切っていき、それぞれ順に回線1、回線
2、…、回線nを利用して送信部から送信し、さらなる
ブロックは、再び回線1、回線2、…、回線nの順に送
信部から送信し、前記送信されたデータを受信部で受信
し、これらの受信データを合成するマルチリンクの方法
である。
【0016】本発明のポイントは、まず、通信回線の接
続に対しては、データ転送を行う場合においては、1本
における通信路の故障率を0.1とすると、通信路にn
本を用いたとき、完全に通信路が切断される確率は
(0.1)^nである。通信路が、2本のときは、0.
01であり、3本のときは0.001となり、大幅な通
信路の切断される確率は低くなる。したがって、データ
転送中に複数の回線を同時に通信させることによって、
通信回線の切断の可能性が大幅に低減する。
【0017】次に、低速な回線であっても、複数回線を
用いることにより、負荷を分散させることによって、高
速なデータ通信が可能である。端末Aと端末B間の通信
において、n本の回線(回線1、回線2、…、回線n)
を集めて同時に通信させることによって、加算された帯
域幅(伝送速度)の通信が得られるので、データ転送速
度の高速化をはかることができる。
【0018】インターネット上を流れる、データ(パケ
ット)は覗かれている危険性についてであるが、複数に
分岐して送受信を行うことにより、経路の一つを覗かれ
たとしても、すべてのデータを覗かれる危険性を低下さ
せる。例えば、従来の1対1通信においては、一つの経
路を監視されることによって、すべてのデータを盗まれ
てしまうという危険性があるが、本発明においては、デ
ータをn分割して送受信することにより、ある経路を監
視されても、1/nのデータしか盗聴される危険性がな
くなり、危険性を低下させることができる。
【0019】データの送受信についても、データ転送を
行う場合においては、1本における通信路のパケットを
覗かれる危険性を0.1とすると、通信路にn本を用い
たとき、完全に通信路が覗かれる危険性は(0.1)^
nである。通信路が、2本のときは0.01であり、3
本のときは0.001となり、大幅にデータを覗かれる
危険性を低減することができる。したがって、データ転
送中に複数の回線を同時に通信させることによって、通
信回線の覗かれる危険性を大幅に低下させることができ
る。
【0020】最後に、マルチリンクプロトコルではTC
P/IPへの変換にゲートウェイが必要であったり、ま
た、一般的なTCP/IP通信においては、1本の回線
を1本でしか利用できないため、既存のネットワークヘ
の接続の親和性が低いが、TCP/IPをベースとし
て、マルチリンクを実現することによって、この間題の
解決を行う。
【0021】以上、一般的に普及しているTCP/IP
プロトコルをベースにして、端末Aと端末B間の通信に
おいてn本の回線(回線1、回線2、…、回線n)を集
めて同時通信させるマルチリンクという手段により、通
信路の切断の可能性、低速なデータ転送速度、データの
覗き見の危険性、及び一般的なネットワークヘの接続の
親和性という問題点を解決できる。以下に、本発明につ
いて、本発明による実施形態(実施例)とともに図面を
参照して詳細に説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の従来方法との比
較に関する図であり、(a)は通常のTCP/IPの方
法を示す図、(b)は従来のマルチリンク方法を示す
図、(c)は本発明によるマルチリンク方法を示す図で
ある。図1(a)は、「通常のTCP/IP」の図であ
るが、1対1通信に対するプロトコルである。「従来の
マルチリンクの方法」は、図1(b)に示すように、多
対多通信であるが、一般的に普及しているTCP/IP
ネットワークとの親和性が良くない。本発明によるマル
チリンクの方法は、図1(c)に示すように、それぞれ
の回線をTCP/IP接続し、そのTCP/IPの機能
を補完するためのTCP/IPベースとしたマルチリン
クのProxyの部分である。
【0023】図2は、本発明によるTCP/IPをベー
スとしたマルチリンクの方法の動作手順を示すフロー図
であり、(a)はデータ送信動作手順を示す図、(b)
はデータ受信動作手順を示す図である。TCP/IPを
ベースとしたマルチリンクのProxyは、データ送信
部と、受信部とから構成されている。データ送信部は、
図2(a)に示すように、送信データが入植されるデー
タ入力部と、データ分割部、そして、データ送信部の処
理を順に行い、データ送信を行う。次に、データ受信部
としては、図2(b)に示すように、データ受信部、デ
ータ合成部、データ出力部における処理を順に行い、デ
ータ受信を行う。データの送信部、受信部においては、
複数の回線を使うために、ルーティングに関する設定を
行う部分を持つ。
【0024】以上のように、TCP/IPベースとした
マルチリンクのProxyには、データの送受信を行う
ための、入力データを分割送信するための分割処理部
と、分割したデータをTCP/IPベースで分割送信す
るための、データ送信部及び受信するための受信部、デ
ータを合成するためのデータ合成部とから構成し、端末
Aと端末B間の通信において、n本の回線(回線1、回
線2、…、回線n)を集めて同時通信させることによっ
て、加算された帯域幅(伝送速度)の通信を実現する。
【0025】マルチリンクのProxyについて、デー
タ分割処理部についての説明を行う。データ処理部にお
いては、送信データの分割処理部は、送信データのサイ
ズをMバイトとしたとき、M/nのサイズで分割を行
い、それぞれを送信部によって回線1、…、回線nを利
用し、受信部によって合成する方法と、送信データの分
割処理において、あらかじめ決めたサイズをMバイトと
したとき、送信データをMサイズとしたとき、先頭から
Mバイトずつで区切っていき、それぞれ順に回線1、回
線2、…、回線nによって送信し、さらなるブロック
は、再び回線1、回線2、…、の順に送信を行い、受信
部によって合成する方法がある。
【0026】端末Aと端末B間の通信として、図3のよ
うな構成になるように装置を設置する。図3で端末Aに
は、EtherNetカードaとEtherNetカー
ドbが装備されており、端末BにおいてはEtherN
etカードcと、EtherNetカードdとが装備さ
れている。EtherNetカードaとEtherNe
tカードbとEtherNetカードcとEtherN
etカードdとは、それぞれTCP/IPによって通信
できる状態であるとする。
【0027】本発明のデータ送信部の機能として、ルー
ティング設定の状態を示す。ここで、EtherNet
カードaにおいては、IPアドレスを「192.168.
0.1」として割り振りEtherNetカードbにお
いては、IPアドレスを「192.168.2.1」とし
て割り振り、EtherNetカードcにおいては、I
Pアドレスを「192.168.1.1」として割り振
り、EtherNetカードdにおいては、IPアドレ
スを「192.168.3.1」として割り振る。
【0028】次に、端末Aにおいてルーティング設定を
行う。端末Aにおいては、192.168.2.1宛ての
パケットは、EtherNetカードaに設定したIP
アドレスである192.168.0.1からデータを送信
するように設定を行い、192.168.3.1宛てのパ
ケットは、EtherNetカードcに設定したIPア
ドレスである192.168.1.1からデータを送信す
るように設定を行う。
【0029】端末Bにおいては、192.168.0.1
宛てのパケットは、EtherNetカードbに設定し
たIPアドレスである192.168.2.1からデータ
を送信するように設定を行い、192.168.1.1宛
てのパケットは、EtherNetカードdに設定した
IPアドレスである192.168.3.1からデータを
送信するように設定を行う。
【0030】まず、最初に、前記送信データの分割処理
部を利用したデータの送信方法について説明する。送信
データのサイズを2Mバイトとしたとき、2回線を使う
ので、1Mバイトづつのデータを、それぞれの回線を通
じて送信することになる。マルチリンクを実現するデー
タ分割処理部によって、1Mバイトとデータ2つに分割
される。そして、データ送信部によって、端末Aから端
末Bへのデータ転送は分割された一方のデータは、IP
アドレスが192.168.2.1である宛て先に、IP
アドレスが192.168.0.1の側から送信され、分
割された残りのデータがIPアドレスが192.168.
3.1である宛て先に、IPアドレスが192.168.
1.1の側から送信される。受信側では、IPアドレス
が192.168.2.1のものと192.168.3.1か
ら受信されたデータが合成されて、トータルで端末Aか
ら端末Bへのデータ転送ができた。
【0031】次に、前記送信データの分割処理を利用し
たデータ転送方法について説明する。あらかじめ決めた
サイズを5バイトとし、送信データを2Mサイズとした
とき、先頭から5バイトずつで区切っていき、それぞれ
順に回線1、回線2によって、送信し、さらなるブロッ
クは、再び回線1、回線2の順に送信を行い、受信部に
よって合成していく。以上の方法により、端末Aから端
末Bへのデータ転送が実現する。
【0032】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明によって得
られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
以上説明したように、従来方法では、マルチリンクプロ
トコルではTCP/IPへの変換にゲートウェイが必要
であったり、また、一般的なTCP/IP通信において
は、1本の回線を1本でしか利用できないため、回線速
度に依存して、低速な回線における画像転送等が難しか
ったが、本発明によれば、低速な回線であっても、複数
回線を用いることにより、負荷を分散させることができ
るため、高速なデータ通信が可能である。端末Aと端末
B間の通信において、n本の回線(回線1、回線2、
…、回線n)を同時に通信し、これらの受信データを集
めて加算された帯域幅(伝送速度)の通信を得ることが
できるため、データ転送速度が遅いという問題点を改善
した。
【0034】無線通信においてn本の回線を用いて、デ
ータ転送を行う場合においては、1本における通信路の
故障率を0.1とすると、通信路にn本を用いたとき、
完全に通信路が切断される確率は(0.1)^nであ
る。通信路が、2本のときは、0.01であり、3本の
ときは0.001となり、大幅な通信路の切断される確
率は低くなる。したがって、データ転送中に通信回線の
切断の可能性を大幅に低減することができた。
【0035】インターネット上を流れる、データ(パケ
ット)は覗かれている可能性があったが、通常のTCP
/IP通信は、1対1通信であったが、複数に分岐して
送受信を行うことにより、経路の一つを覗かれたとして
も、すべてのデータを覗かれる危険性を大幅に解消し
た。
【0036】例えば、従来の1対1通信においては、一
つの経路を監視されることによって、すべてのデータを
盗まれてしまうという危険性があったが、本発明によ
り、データをn分割して送受信することにより、ある経
路を監視されても、1/nのデータしか盗聴される危険
性がなくなり、危険性を低下させることができた。
【0037】最後に、既存のネットワークとして最も普
及しているTCP/IPをベースとしてマルチリンクを
実現することによって、既存のネットワークとの親和性
を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の従来方法との比較に関する図である。
【図2】本発明による一実施形態のTCP/IPをベー
スとしたマルチリンクの方法の動作手順を示すフローで
ある。
【図3】本実施形態のマルチリンク方法を実施するため
の装置の構成図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末Aと端末B間の通信において、ネッ
    トワークプロトコルとしてTCP/IPを利用し、n本
    の回線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に通信
    し、これらの受信データを集めて加算された帯域幅(伝
    送速度)の通信を得ることを特徴とするマルチリンク方
    法。
  2. 【請求項2】 端末Aと端末B間の通信において、n本
    の回線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に送信
    し、各回線による受信データを集めて加算された帯域幅
    (伝送速度)の通信を得るマルチリンク方法であって、
    前記n本の回線のそれぞれはTCP/IPによって通信
    を確立し、送信データを分割処理し、分割されたデータ
    を各回線を利用して送信部から送信し、前記送信された
    各回線のデータを受信部で受信し、これらの受信データ
    を合成することを特徴とするマルチリンク方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマルチリンクの方法に
    おいて、前記送信データの分割処理手順は、送信データ
    のサイズをMバイトとし、M/nのサイズで分割を行
    い、それぞれを送信部から回線1、…、回線nを利用し
    て送信することを特徴とするマルチリンク方法。
  4. 【請求項4】 端末Aと端末B間の通信において、n本
    の回線(回線1、回線2、…、回線n)を同時に送信
    し、各回線による受信データを集めて加算された帯域幅
    (伝送速度)の通信を得るマルチリンク方法であって、
    前記n本の回線のそれぞれはTCP/IPによって通信
    を確立し、あらかじめ決めたサイズをMバイトとし、送
    信データをMサイズとしたとき、先頭からMバイトずつ
    で区切っていき、それぞれ順に回線1、回線2、…、回
    線nを利用して送信部から送信し、さらなるブロック
    は、再び回線1、回線2、…、回線nの順に送信部から
    送信し、前記送信されたデータを受信部で受信し、これ
    らの受信データを合成することを特徴とするマルチリン
    クの方法。
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