JP2002094562A - Ｉｐパケット・マルチキャスト方法 - Google Patents
Ｉｐパケット・マルチキャスト方法Info
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- JP2002094562A JP2002094562A JP2000284458A JP2000284458A JP2002094562A JP 2002094562 A JP2002094562 A JP 2002094562A JP 2000284458 A JP2000284458 A JP 2000284458A JP 2000284458 A JP2000284458 A JP 2000284458A JP 2002094562 A JP2002094562 A JP 2002094562A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＧＧＳＮ等にて管理する情報量を低減させ、
かつネットワークの伝送容量を圧迫しないＩＰパケット
・マルチキャスト方法の提供。 【解決手段】 ＭＳからＲＮＣへマルチキャスト参加要
求がなされ（Ｓ３１）、新規の参加要求であればさらに
ＳＧＳＮへ同様の参加要求がなされ（Ｓ３３）、ここで
も新規の参加要求であればさらにＧＧＳＮへ同様の参加
要求がなされる（Ｓ３４−２）。そして、ＧＧＳＮにて
新規の参加要求ではない場合はマルチキャストグル−プ
毎に保持しているＰＤＰコンテキストに該当下位ノ−ド
の情報を追加する（Ｓ３４−４）。
かつネットワークの伝送容量を圧迫しないＩＰパケット
・マルチキャスト方法の提供。 【解決手段】 ＭＳからＲＮＣへマルチキャスト参加要
求がなされ（Ｓ３１）、新規の参加要求であればさらに
ＳＧＳＮへ同様の参加要求がなされ（Ｓ３３）、ここで
も新規の参加要求であればさらにＧＧＳＮへ同様の参加
要求がなされる（Ｓ３４−２）。そして、ＧＧＳＮにて
新規の参加要求ではない場合はマルチキャストグル−プ
毎に保持しているＰＤＰコンテキストに該当下位ノ−ド
の情報を追加する（Ｓ３４−４）。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＩＰパケット・マル
チキャスト方法に関し、特にＩＭＴ（Ｉｎｔｅｒｎａｔ
ｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃ
ａｔｉｏｎ）−２０００パケットシステムにおけるＩＰ
パケット・マルチキャスト方法に関する。
チキャスト方法に関し、特にＩＭＴ（Ｉｎｔｅｒｎａｔ
ｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃ
ａｔｉｏｎ）−２０００パケットシステムにおけるＩＰ
パケット・マルチキャスト方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１はＩＭＴ−２０００パケットシステ
ムの一例の構成図である。この構成図は従来例のみなら
ず本発明にも共通するものである。同図を参照すると、
ＩＭＴ−２０００パケットシステムは、一例として外部
ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）ネットワ
ーク、即ち１個のＩＳＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓｅｒｖ
ｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）７と、ＩＳＰ７との関門局
である１個のＧＧＳＮ（ＧＧＳＮ：Ｇａｔｅｗａｙ Ｇ
ＰＲＳ Ｓｕｐｐｏｒｔ Ｎｏｄｅ，ＧＰＲＳ：Ｇｅｎ
ｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃ
ｅ）５と、加入者の契約情報などを一時的に保持して移
動機の認証処理や配下装置の制御を行う２個のＳＧＳＮ
（Ｓｅｒｖｉｎｇ ＧＳＮ）４と、無線基地局である４
個のＲＮＣ（Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒ
ｏｌｌｅｒ）３と、無線局である８個のノ−ドＢ２と、
移動局である３個のＭＳ（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｕｂｓｃｒ
ｉｂｅｒ）１とからなる。又、加入者の契約情報を固定
的に保持したり、移動局の在圏位置を把握したり、認証
処理に必要なデータを計算するための１個のＨＬＲ／Ａ
ｕＣ（Ｈｏｍｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｇｉｓｔｅｒ
／Ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ Ｃｅｎｔｅｒ）６が
付随する。
ムの一例の構成図である。この構成図は従来例のみなら
ず本発明にも共通するものである。同図を参照すると、
ＩＭＴ−２０００パケットシステムは、一例として外部
ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）ネットワ
ーク、即ち１個のＩＳＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｓｅｒｖ
ｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）７と、ＩＳＰ７との関門局
である１個のＧＧＳＮ（ＧＧＳＮ：Ｇａｔｅｗａｙ Ｇ
ＰＲＳ Ｓｕｐｐｏｒｔ Ｎｏｄｅ，ＧＰＲＳ：Ｇｅｎ
ｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃ
ｅ）５と、加入者の契約情報などを一時的に保持して移
動機の認証処理や配下装置の制御を行う２個のＳＧＳＮ
（Ｓｅｒｖｉｎｇ ＧＳＮ）４と、無線基地局である４
個のＲＮＣ（Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒ
ｏｌｌｅｒ）３と、無線局である８個のノ−ドＢ２と、
移動局である３個のＭＳ（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｕｂｓｃｒ
ｉｂｅｒ）１とからなる。又、加入者の契約情報を固定
的に保持したり、移動局の在圏位置を把握したり、認証
処理に必要なデータを計算するための１個のＨＬＲ／Ａ
ｕＣ（Ｈｏｍｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｇｉｓｔｅｒ
／Ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ Ｃｅｎｔｅｒ）６が
付随する。
【０００３】即ち、ＩＳＰ７とＧＧＳＮ５とが有線接続
され、ＧＧＳＮ５とＳＧＳＮ４−１及び４−２とが有線
接続され、ＳＧＳＮ４−１とＲＮＣ３−１とが有線接続
され、ＳＧＳＮ４−２とＲＮＣ３−２〜３−４とが接続
される。さらに、ＲＮＣ３−１とノ−ドＢ２−１〜２−
３とが有線接続され、ＲＮＣ３−２とノ−ドＢ２−４と
が有線接続され、ＲＮＣ３−３とノ−ドＢ２−５及び２
−６とが有線接続され、ＲＮＣ３−４とノ−ドＢ２−７
及び２−８とが有線接続されている。そして、ノ−ドＢ
２とＭＳ１−１〜１−３とが無線接続されている。な
お、ＩＳＰ７〜ＭＳ１の個数はこれに限定されるもので
はなく任意の個数で構成することが可能である。
され、ＧＧＳＮ５とＳＧＳＮ４−１及び４−２とが有線
接続され、ＳＧＳＮ４−１とＲＮＣ３−１とが有線接続
され、ＳＧＳＮ４−２とＲＮＣ３−２〜３−４とが接続
される。さらに、ＲＮＣ３−１とノ−ドＢ２−１〜２−
３とが有線接続され、ＲＮＣ３−２とノ−ドＢ２−４と
が有線接続され、ＲＮＣ３−３とノ−ドＢ２−５及び２
−６とが有線接続され、ＲＮＣ３−４とノ−ドＢ２−７
及び２−８とが有線接続されている。そして、ノ−ドＢ
２とＭＳ１−１〜１−３とが無線接続されている。な
お、ＩＳＰ７〜ＭＳ１の個数はこれに限定されるもので
はなく任意の個数で構成することが可能である。
【０００４】次に、ＩＭＴ−２０００パケットシステム
における呼接続手順について説明する。図５はＩＭＴ−
２０００パケットシステムにおける呼接続手順を示すフ
ロ−チャ−トである。同図を参照すると、ＭＳ１はＲＲ
Ｃ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ）
手順（Ｓ１１）によってＲＮＣ３との通信を可能にした
後に、ＧＭＭ（ＧＰＲＳ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａ
ｇｅｍｅｎｔ）プロトコル信号であるサービスリクエス
ト（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）によってＳＧＳ
Ｎ４に対してサービス開始を要求する（Ｓ１２）。
における呼接続手順について説明する。図５はＩＭＴ−
２０００パケットシステムにおける呼接続手順を示すフ
ロ−チャ−トである。同図を参照すると、ＭＳ１はＲＲ
Ｃ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ）
手順（Ｓ１１）によってＲＮＣ３との通信を可能にした
後に、ＧＭＭ（ＧＰＲＳ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａ
ｇｅｍｅｎｔ）プロトコル信号であるサービスリクエス
ト（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）によってＳＧＳ
Ｎ４に対してサービス開始を要求する（Ｓ１２）。
【０００５】これに対し、ＳＧＳＮ４は要求してきたＭ
Ｓ１に対して認証処理を行い（Ｓ１３）、その結果正当
な移動機であると確認できたらＲＮＣ３に対してＲＡＮ
ＡＰ信号であるセキュリティモードコマンド（Ｓｅｃｕ
ｒｉｔｙ Ｍｏｄｅ Ｃｏｍｍａｎｄ）によって秘匿処
理の開始を指示する（Ｓ１４）。そして、秘匿処理が正
常に行われた後に、ＭＳ１はＳＭ（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｍ
ａｎａｇｅｍｅｎｔ）信号であるアクティブＰＤＰコン
テキストリクエスト（Ａｃｔｉｖｅ Ｐａｃｋｅｔ Ｄ
ａｔａ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｒｅｑｕ
ｅｓｔ）によって呼接続を要求する（Ｓ１５）。
Ｓ１に対して認証処理を行い（Ｓ１３）、その結果正当
な移動機であると確認できたらＲＮＣ３に対してＲＡＮ
ＡＰ信号であるセキュリティモードコマンド（Ｓｅｃｕ
ｒｉｔｙ Ｍｏｄｅ Ｃｏｍｍａｎｄ）によって秘匿処
理の開始を指示する（Ｓ１４）。そして、秘匿処理が正
常に行われた後に、ＭＳ１はＳＭ（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｍ
ａｎａｇｅｍｅｎｔ）信号であるアクティブＰＤＰコン
テキストリクエスト（Ａｃｔｉｖｅ Ｐａｃｋｅｔ Ｄ
ａｔａ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｒｅｑｕ
ｅｓｔ）によって呼接続を要求する（Ｓ１５）。
【０００６】このＳＭ信号には接続先ＩＳＰを特定する
情報であるＡＰＮ（ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ Ｎａｍ
ｅ）が設定されており、このＳＭ信号を受信したＳＧＳ
Ｎ４はＤＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ Ｓｅｒｖｅｒ
Ｓｙｓｔｅｍ）手順によってＡＰＮ情報から接続すべ
きＧＧＳＮ５のＩＰアドレス情報を入手する。そして、
ＧＧＳＮ５のＩＰアドレスの取得に成功したらＳＧＳＮ
４はＲＮＣ３に対してＲＡＮＡＰ信号であるＲＡＢアサ
インメントリクエスト（ＲＡＢ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ
Ｒｅｑｕｅｓｔ）によりＲＮＣ３とＳＧＳＮ４との間
にトネリング（ｔｕｎｎｅｌｉｎｇ）の設定を要求する
（Ｓ１６）。
情報であるＡＰＮ（ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ Ｎａｍ
ｅ）が設定されており、このＳＭ信号を受信したＳＧＳ
Ｎ４はＤＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ Ｓｅｒｖｅｒ
Ｓｙｓｔｅｍ）手順によってＡＰＮ情報から接続すべ
きＧＧＳＮ５のＩＰアドレス情報を入手する。そして、
ＧＧＳＮ５のＩＰアドレスの取得に成功したらＳＧＳＮ
４はＲＮＣ３に対してＲＡＮＡＰ信号であるＲＡＢアサ
インメントリクエスト（ＲＡＢ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ
Ｒｅｑｕｅｓｔ）によりＲＮＣ３とＳＧＳＮ４との間
にトネリング（ｔｕｎｎｅｌｉｎｇ）の設定を要求する
（Ｓ１６）。
【０００７】次に、ＲＡＮＡＰ信号によってＲＮＣ３と
ＳＧＳＮ４間のトネリングの設定を確認したＳＧＳＮ４
は、ＤＮＳ手順によって入手したＩＰアドレスを持つＧ
ＧＳＮ５宛てにＧＴＰ（ＧＰＲＳ Ｔｕｎｎｅｌｉｎｇ
ｐｒｏｔｏｃｏｌ）信号であるクリエ−トＰＤＰコン
テキストリクエスト（Ｃｒｅａｔｅ ＰＤＰ Ｃｏｎｔ
ｅｘｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を送信し、ＭＳ１に対する呼
設定を要求する（Ｓ１７）。
ＳＧＳＮ４間のトネリングの設定を確認したＳＧＳＮ４
は、ＤＮＳ手順によって入手したＩＰアドレスを持つＧ
ＧＳＮ５宛てにＧＴＰ（ＧＰＲＳ Ｔｕｎｎｅｌｉｎｇ
ｐｒｏｔｏｃｏｌ）信号であるクリエ−トＰＤＰコン
テキストリクエスト（Ｃｒｅａｔｅ ＰＤＰ Ｃｏｎｔ
ｅｘｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を送信し、ＭＳ１に対する呼
設定を要求する（Ｓ１７）。
【０００８】このＧＴＰ信号にもＡＰＮ情報が設定され
ており、受信したＧＧＳＮ５ではＡＰＮ情報から呼接続
すべきＩＳＰ７を特定する。そして、ＧＧＳＮ５での接
続処理が正常に行われると、ＧＴＰ信号であるクリエ−
トＰＤＰコンテキストレスポンス（Ｃｒｅａｔｅ ＰＤ
Ｐ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）によってＳＧ
ＳＮ４に接続処理が正常に行われた旨通知される（Ｓ１
８）。この時点でＧＧＳＮ５は該当ＭＳに対するル−テ
イィング（経路選択）情報を確立し、これをＰＤＰコン
テキスト（ＰＤＰ Ｃｏｎｔｅｘｔ）として管理する。
ており、受信したＧＧＳＮ５ではＡＰＮ情報から呼接続
すべきＩＳＰ７を特定する。そして、ＧＧＳＮ５での接
続処理が正常に行われると、ＧＴＰ信号であるクリエ−
トＰＤＰコンテキストレスポンス（Ｃｒｅａｔｅ ＰＤ
Ｐ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）によってＳＧ
ＳＮ４に接続処理が正常に行われた旨通知される（Ｓ１
８）。この時点でＧＧＳＮ５は該当ＭＳに対するル−テ
イィング（経路選択）情報を確立し、これをＰＤＰコン
テキスト（ＰＤＰ Ｃｏｎｔｅｘｔ）として管理する。
【０００９】次に、ＧＧＳＮ５からの応答信号はＳＧＳ
Ｎ４を介してＳＭ信号であるアクティブＰＤＰコンテキ
ストアクセプト（Ａｃｔｉｖｅ Ｐａｃｋｅｔ Ｄａｔ
ａＰｒｏｔｏｃｏｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ａｃｃｅｐｔ）
によってＭＳ１まで伝送され（Ｓ１９）、ＭＳ１はパケ
ット通信を開始する（Ｓ２０）。この時点で、ＳＧＳＮ
４は該当ＭＳに対するル−テイィング情報を確立し、こ
れをＰＤＰコンテキストとして管理する。この処理によ
り、ＭＳ１からＧＧＳＮ５までの間は呼毎にカプセル化
する手順が決定され、トネリングが行われる。
Ｎ４を介してＳＭ信号であるアクティブＰＤＰコンテキ
ストアクセプト（Ａｃｔｉｖｅ Ｐａｃｋｅｔ Ｄａｔ
ａＰｒｏｔｏｃｏｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ａｃｃｅｐｔ）
によってＭＳ１まで伝送され（Ｓ１９）、ＭＳ１はパケ
ット通信を開始する（Ｓ２０）。この時点で、ＳＧＳＮ
４は該当ＭＳに対するル−テイィング情報を確立し、こ
れをＰＤＰコンテキストとして管理する。この処理によ
り、ＭＳ１からＧＧＳＮ５までの間は呼毎にカプセル化
する手順が決定され、トネリングが行われる。
【００１０】ＭＳ１が送信するＩＰパケットはノードＢ
２，ＲＮＣ３，ＳＧＳＮ４によってカプセル化・カプセ
ル解除を繰り返して送信され、最終的にはＧＧＳＮ５に
てカプセル解除されて外部ＩＳＰに送信される。なお、
途中のネットワークノードでＭＳ１が送信するＩＰパケ
ットの中身が参照されることはない。ＭＳ１に対して外
部ＩＳＰ７から送信されるＩＰパケットは、ＧＧＳＮ
５、ＳＧＳＮ４、ＲＮＣ３、ノードＢ２によってカプセ
ル化・カプセル解除を繰り返して伝送された後にＭＳ１
に到達する。ＧＧＳＮ５にてどのＭＳ１宛てのパケット
なのかが判断される他は、途中のネットワークノードで
ＩＰパケットの中身が参照されることはない。
２，ＲＮＣ３，ＳＧＳＮ４によってカプセル化・カプセ
ル解除を繰り返して送信され、最終的にはＧＧＳＮ５に
てカプセル解除されて外部ＩＳＰに送信される。なお、
途中のネットワークノードでＭＳ１が送信するＩＰパケ
ットの中身が参照されることはない。ＭＳ１に対して外
部ＩＳＰ７から送信されるＩＰパケットは、ＧＧＳＮ
５、ＳＧＳＮ４、ＲＮＣ３、ノードＢ２によってカプセ
ル化・カプセル解除を繰り返して伝送された後にＭＳ１
に到達する。ＧＧＳＮ５にてどのＭＳ１宛てのパケット
なのかが判断される他は、途中のネットワークノードで
ＩＰパケットの中身が参照されることはない。
【００１１】ここで、「トネリング」とはル−テイィン
グ（経路選択）する時に、途中のノードに内容を意識さ
せないようにして転送する処理をいう。即ち、トンネル
の両端に位置するノードのみがその内容を意識するよう
な転送方法をいう。
グ（経路選択）する時に、途中のノードに内容を意識さ
せないようにして転送する処理をいう。即ち、トンネル
の両端に位置するノードのみがその内容を意識するよう
な転送方法をいう。
【００１２】そして、「トネリングの設定」とは、トン
ネルの両端に位置するノード間で信号のやり取りを行
い、この２つのノード間だけで有効な呼識別情報を交換
することをいう。
ネルの両端に位置するノード間で信号のやり取りを行
い、この２つのノード間だけで有効な呼識別情報を交換
することをいう。
【００１３】具体的には、ＧＴＰ信号（クリエ−トＰＤ
Ｐコンテキストリクエスト）１７にＳＧＳＮ４のＩＰア
ドレスと、ＳＧＳＮ４側が期待するＴＥＩＤ（Ｔｕｎｎ
ｅｌＥｎｄｐｏｉｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ：ＴＥＩ
Ｄ Ｓ）を設定し、ＧＴＰ信号（クリエ−トＰＤＰコン
テキストレスポンス）１８にＧＧＳＮ５のＩＰアドレス
と、ＧＧＳＮ５側が期待するＴＥＩＤ（ＴＥＩＤ Ｇ）
を設定する。
Ｐコンテキストリクエスト）１７にＳＧＳＮ４のＩＰア
ドレスと、ＳＧＳＮ４側が期待するＴＥＩＤ（Ｔｕｎｎ
ｅｌＥｎｄｐｏｉｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ：ＴＥＩ
Ｄ Ｓ）を設定し、ＧＴＰ信号（クリエ−トＰＤＰコン
テキストレスポンス）１８にＧＧＳＮ５のＩＰアドレス
と、ＧＧＳＮ５側が期待するＴＥＩＤ（ＴＥＩＤ Ｇ）
を設定する。
【００１４】以後、ＳＧＳＮ４からＧＧＳＮ５方向のデ
ータはＧＧＳＮ５のＩＰアドレス宛てに送信され、ヘッ
ダ情報としてＴＥＩＤ Ｇを設定する。一方、ＧＧＳＮ
５からＳＧＳＮ４方向のデータはＳＧＳＮ４のＩＰアド
レス宛てに送信され、ヘッダ情報としてＴＥＩＤ Ｓを
設定する。そして、途中のノード（ル−タ等）はＧＧＳ
Ｎ５及びＳＧＳＮ４のＩＰアドレスだけを意識して処理
する。これと同様の手順をＲＡＮＡＰ信号（ＲＡＢアサ
インメントリクエスト及びＲＡＢアサインメントレスポ
ンス）１６でも行う。
ータはＧＧＳＮ５のＩＰアドレス宛てに送信され、ヘッ
ダ情報としてＴＥＩＤ Ｇを設定する。一方、ＧＧＳＮ
５からＳＧＳＮ４方向のデータはＳＧＳＮ４のＩＰアド
レス宛てに送信され、ヘッダ情報としてＴＥＩＤ Ｓを
設定する。そして、途中のノード（ル−タ等）はＧＧＳ
Ｎ５及びＳＧＳＮ４のＩＰアドレスだけを意識して処理
する。これと同様の手順をＲＡＮＡＰ信号（ＲＡＢアサ
インメントリクエスト及びＲＡＢアサインメントレスポ
ンス）１６でも行う。
【００１５】ところで、一般にマルチキャスト通信は、
データ送信毎にはユーザのアクションを要求せず、ネッ
トワークから移動機に向けて情報を送信したり、不特定
多数の移動機及びユーザに対してデータを配信するの
で、対象となる移動機及び加入者は数百万から数千万と
膨大になる。
データ送信毎にはユーザのアクションを要求せず、ネッ
トワークから移動機に向けて情報を送信したり、不特定
多数の移動機及びユーザに対してデータを配信するの
で、対象となる移動機及び加入者は数百万から数千万と
膨大になる。
【００１６】ＩＭＴ−２０００パケットシステムでマル
チキャスト通信を行う方法として現在規定されている方
法は、前述の手順によってＭＳ１からＧＧＳＮ５までの
トネリングを形成した後に、移動機がそのトネリング上
でＧＧＳＮ５宛にＩＧＭＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｇｒｏ
ｕｐ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）メッ
セージを送信することによって実現するものである。
チキャスト通信を行う方法として現在規定されている方
法は、前述の手順によってＭＳ１からＧＧＳＮ５までの
トネリングを形成した後に、移動機がそのトネリング上
でＧＧＳＮ５宛にＩＧＭＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｇｒｏ
ｕｐ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）メッ
セージを送信することによって実現するものである。
【００１７】ＩＭＴ−２０００パケットシステムでは、
ＭＳからＧＧＳＮまで呼毎の論理コネクションを設定
し、トネリングを行ってパケット通信を実現しているた
め、外部ＩＳＰから受信したＭＳ宛てのマルチキャスト
パケットはＧＧＳＮにおいて配信すべきＭＳの数分コピ
ーされ、夫々のトネリングに対して送信される。
ＭＳからＧＧＳＮまで呼毎の論理コネクションを設定
し、トネリングを行ってパケット通信を実現しているた
め、外部ＩＳＰから受信したＭＳ宛てのマルチキャスト
パケットはＧＧＳＮにおいて配信すべきＭＳの数分コピ
ーされ、夫々のトネリングに対して送信される。
【００１８】その一例が特開平１０−２４２９６２号公
報（以下、先行文献１という）に開示されている。先行
文献１開示の技術は、送信ホストから送信されたメッセ
ージを、マルチキャストゲ−トウエイで受信し、当該メ
ッセージを必要な数だけコピーして、複数台の受信ホス
トに、ＩＰユニキャストデータグラムとして個別に送信
する、というものである。
報（以下、先行文献１という）に開示されている。先行
文献１開示の技術は、送信ホストから送信されたメッセ
ージを、マルチキャストゲ−トウエイで受信し、当該メ
ッセージを必要な数だけコピーして、複数台の受信ホス
トに、ＩＰユニキャストデータグラムとして個別に送信
する、というものである。
【００１９】又、この種の技術の他の例が特開平１０−
１５４９８０号公報（以下、先行文献２という）及び特
開平１０−３３６１７６号公報（以下、先行文献３とい
う）に開示されている。先行文献２開示の技術は、ネッ
トワーク内に配置されたＩＰマルチキャストアドレス管
理部は、ＩＰマルチキャストサービスで使用されるＩＰ
マルチキャストアドレスを管理し、ＩＰマルチキャスト
アドレスの割り当て及び開放を行う手段を有しており、
送信ホストとＩＰマルチキャストアドレス管理部との間
で、ＩＰマルチキャストサービスの割り当て及び開放を
ネットワークを介して行う、というものである。
１５４９８０号公報（以下、先行文献２という）及び特
開平１０−３３６１７６号公報（以下、先行文献３とい
う）に開示されている。先行文献２開示の技術は、ネッ
トワーク内に配置されたＩＰマルチキャストアドレス管
理部は、ＩＰマルチキャストサービスで使用されるＩＰ
マルチキャストアドレスを管理し、ＩＰマルチキャスト
アドレスの割り当て及び開放を行う手段を有しており、
送信ホストとＩＰマルチキャストアドレス管理部との間
で、ＩＰマルチキャストサービスの割り当て及び開放を
ネットワークを介して行う、というものである。
【００２０】先行文献３開示の技術は、クライアント
に、グループ通信の開始を、ＩＰマルチキャスト通信に
より同報し、管理ホストに対して、グループ通信への参
加要求を通知し、管理ホストからクライアントに、グル
ープ通信への参加受諾又は拒否を通知し、管理ホストと
クライアント間でグループ通信を実行し、クライアント
から管理ホストに対して、グループ通信からの離脱要求
を通知し、管理ホストから複数台のクライアントに対し
て、グループ通信の終了を、ＩＰマルチキャスト通信に
より同報する、というものである。
に、グループ通信の開始を、ＩＰマルチキャスト通信に
より同報し、管理ホストに対して、グループ通信への参
加要求を通知し、管理ホストからクライアントに、グル
ープ通信への参加受諾又は拒否を通知し、管理ホストと
クライアント間でグループ通信を実行し、クライアント
から管理ホストに対して、グループ通信からの離脱要求
を通知し、管理ホストから複数台のクライアントに対し
て、グループ通信の終了を、ＩＰマルチキャスト通信に
より同報する、というものである。
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術（先行文献１を含む）では、以下のような問題点があ
る。第１の問題点は、マルチキャスト通信を実現するに
はＧＧＳＮにて管理する情報（ＰＤＰ Ｃｏｎｔｅｘｔ
の数）が膨大になり、大量の移動機に対して同時に通信
を実現することが困難であった。又、ＳＧＳＮやＲＮＣ
についても程度の差はあるが同様の問題がある。第２の
問題点は、マルチキャストするデータが全く同じ内容で
あるにもかかわらず呼毎に伝送されるため、ネットワー
クの伝送容量を圧迫し、マルチキャストでない他のトラ
ヒックに影響を及ぼすことである。これらの課題の解決
手段は前述の先行文献２及び３にも開示されていない。
術（先行文献１を含む）では、以下のような問題点があ
る。第１の問題点は、マルチキャスト通信を実現するに
はＧＧＳＮにて管理する情報（ＰＤＰ Ｃｏｎｔｅｘｔ
の数）が膨大になり、大量の移動機に対して同時に通信
を実現することが困難であった。又、ＳＧＳＮやＲＮＣ
についても程度の差はあるが同様の問題がある。第２の
問題点は、マルチキャストするデータが全く同じ内容で
あるにもかかわらず呼毎に伝送されるため、ネットワー
クの伝送容量を圧迫し、マルチキャストでない他のトラ
ヒックに影響を及ぼすことである。これらの課題の解決
手段は前述の先行文献２及び３にも開示されていない。
【００２２】そこで本発明の目的は、ＧＧＳＮ等にて管
理する情報量を低減させ、かつネットワークの伝送容量
を圧迫しないＩＰパケット・マルチキャスト方法を提供
することにある。
理する情報量を低減させ、かつネットワークの伝送容量
を圧迫しないＩＰパケット・マルチキャスト方法を提供
することにある。
【００２３】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、外部ＩＰネットワ−クから階層構造をなす
複数段のノ−ドを介して複数の最下位ノ−ドに対しマル
チキャスト通信を行うＩＰパケット・マルチキャスト方
法であって、前記最下位ノ−ドからのマルチキャストグ
ル−プへの参加要求を階層構造を辿って順次上位ノ−ド
へ送信する第１ステップと、前記参加要求が新規の参加
要求ではない上位ノ−ドへ送信された場合に、その上位
ノ−ドにて前記マルチキャストグル−プへ前記最下位ノ
−ドの情報を追加する第２ステップと、前記最下位ノ−
ドの情報が追加されたマルチキャストグル−プに対し最
上位ノ−ドから前記最下位ノ−ドへマルチキャストパケ
ットを配信する第３ステップとを含むことを特徴とす
る。
に本発明は、外部ＩＰネットワ−クから階層構造をなす
複数段のノ−ドを介して複数の最下位ノ−ドに対しマル
チキャスト通信を行うＩＰパケット・マルチキャスト方
法であって、前記最下位ノ−ドからのマルチキャストグ
ル−プへの参加要求を階層構造を辿って順次上位ノ−ド
へ送信する第１ステップと、前記参加要求が新規の参加
要求ではない上位ノ−ドへ送信された場合に、その上位
ノ−ドにて前記マルチキャストグル−プへ前記最下位ノ
−ドの情報を追加する第２ステップと、前記最下位ノ−
ドの情報が追加されたマルチキャストグル−プに対し最
上位ノ−ドから前記最下位ノ−ドへマルチキャストパケ
ットを配信する第３ステップとを含むことを特徴とす
る。
【００２４】本発明によれば、マルチキャストすべき最
下位ノ−ドを最上位ノ−ドが１つ１つ管理するのではな
く、マルチキャストすべき下位ノ−ドのみを各ノ−ドが
管理する構成であるため、ＧＧＳＮ等にて管理する情報
量を低減させ、かつネットワークの伝送容量を圧迫しな
いＩＰパケット・マルチキャスト方法を得ることが可能
となる。
下位ノ−ドを最上位ノ−ドが１つ１つ管理するのではな
く、マルチキャストすべき下位ノ−ドのみを各ノ−ドが
管理する構成であるため、ＧＧＳＮ等にて管理する情報
量を低減させ、かつネットワークの伝送容量を圧迫しな
いＩＰパケット・マルチキャスト方法を得ることが可能
となる。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。まず、第１の実施
の形態について説明する。本発明が実行されるＩＭＴ−
２０００パケットシステムの構成は前述の従来例（図１
参照）と同様である。即ち、図１を参照すると、本パケ
ットシステムは、マルチキャストに参加しようとする移
動局ＭＳ１−１〜１−３と、無線局であるノ−ドＢ２−
１〜２−８と、無線基地局であるＲＮＣ３−１〜３−４
と、加入者の契約情報などを一時的に保持して移動機の
認証処理や配下装置の制御を行うＳＧＳＮ４−１及び４
−２と、ＩＳＰ７との関門局であるＧＧＳＮ５と、加入
者の契約情報を固定的に保持したり、移動局の在圏位置
を把握したり、認証処理に必要なデータを計算するため
のＨＬＲ／ＡｕＣ６と、外部ＩＰネットワークであるＩ
ＳＰ７とからなる。
て添付図面を参照しながら説明する。まず、第１の実施
の形態について説明する。本発明が実行されるＩＭＴ−
２０００パケットシステムの構成は前述の従来例（図１
参照）と同様である。即ち、図１を参照すると、本パケ
ットシステムは、マルチキャストに参加しようとする移
動局ＭＳ１−１〜１−３と、無線局であるノ−ドＢ２−
１〜２−８と、無線基地局であるＲＮＣ３−１〜３−４
と、加入者の契約情報などを一時的に保持して移動機の
認証処理や配下装置の制御を行うＳＧＳＮ４−１及び４
−２と、ＩＳＰ７との関門局であるＧＧＳＮ５と、加入
者の契約情報を固定的に保持したり、移動局の在圏位置
を把握したり、認証処理に必要なデータを計算するため
のＨＬＲ／ＡｕＣ６と、外部ＩＰネットワークであるＩ
ＳＰ７とからなる。
【００２６】本発明では移動局ＭＳ１、ノ−ドＢ２、Ｒ
ＮＣ３、ＳＧＳＮ４及びＧＧＳＮ５を「ネットワークノ
ード」あるいは単に「ノード」と呼ぶ。これらネットワ
ークノードはマルチキャストではない１対１のパケット
通信を実現する能力を既に持っている。１対１のパケッ
ト通信の実現方法は前述の従来例と同様なのでその説明
を省略する。
ＮＣ３、ＳＧＳＮ４及びＧＧＳＮ５を「ネットワークノ
ード」あるいは単に「ノード」と呼ぶ。これらネットワ
ークノードはマルチキャストではない１対１のパケット
通信を実現する能力を既に持っている。１対１のパケッ
ト通信の実現方法は前述の従来例と同様なのでその説明
を省略する。
【００２７】次に、第１の実施の形態の動作（マルチキ
ャストグル−プへの参加）について説明する。本発明
は、従来のようにマルチキャスト通信を行う前に予めＭ
ＳからＧＧＳＮまでのトネリングを形成しておく（図５
参照）必要はない。図２は第１の実施の形態のマルチキ
ャストグル−プへの参加の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
ャストグル−プへの参加）について説明する。本発明
は、従来のようにマルチキャスト通信を行う前に予めＭ
ＳからＧＧＳＮまでのトネリングを形成しておく（図５
参照）必要はない。図２は第１の実施の形態のマルチキ
ャストグル−プへの参加の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【００２８】同図を参照すると、まず、マルチキャスト
グル−プへの参加を希望するＭＳ１は、参加したいマル
チキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキャ
スト参加要求をＲＮＣ３に対して送信する（Ｓ３１）。
この参加要求を受取ったＲＮＣ３は要求されたマルチキ
ャストグル−プに対して、既に登録されている下位のネ
ットワ−クノ−ド、この場合はＭＳ１がいるかどうかを
確認し（Ｓ３２）、もし新規の参加要求であれば（Ｓ３
２にてＹＥＳの場合）、上位のネットワ−クノ−ド、こ
の場合はＳＧＳＮ４へマルチキャスト参加要求を送信す
る（Ｓ３３）。そして、これと同様の手順をＲＮＣ３と
ＳＧＳＮ４との間、及びＳＧＳＮ４とＧＧＳＮ５との間
で行う（Ｓ３４）。
グル−プへの参加を希望するＭＳ１は、参加したいマル
チキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキャ
スト参加要求をＲＮＣ３に対して送信する（Ｓ３１）。
この参加要求を受取ったＲＮＣ３は要求されたマルチキ
ャストグル−プに対して、既に登録されている下位のネ
ットワ−クノ−ド、この場合はＭＳ１がいるかどうかを
確認し（Ｓ３２）、もし新規の参加要求であれば（Ｓ３
２にてＹＥＳの場合）、上位のネットワ−クノ−ド、こ
の場合はＳＧＳＮ４へマルチキャスト参加要求を送信す
る（Ｓ３３）。そして、これと同様の手順をＲＮＣ３と
ＳＧＳＮ４との間、及びＳＧＳＮ４とＧＧＳＮ５との間
で行う（Ｓ３４）。
【００２９】これによって、下位ノ−ドにマルチキャス
トグル−プに参加しているＭＳ１を含む各ネットワ−ク
装置は、マルチキャストグル−プ毎にＰＤＰ（Ｐａｃｋ
ｅｔＤａｔａ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）コンテキストを持ち
（Ｓ３６）、配信すべき下位のノ−ドを記憶する。
トグル−プに参加しているＭＳ１を含む各ネットワ−ク
装置は、マルチキャストグル−プ毎にＰＤＰ（Ｐａｃｋ
ｅｔＤａｔａ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）コンテキストを持ち
（Ｓ３６）、配信すべき下位のノ−ドを記憶する。
【００３０】一方、マルチキャスト参加要求が新規の要
求ではない場合は（Ｓ３２にてＮＯの場合）、マルチキ
ャストグル−プ毎に保持しているＰＤＰコンテキストに
該当下位ノ−ドの情報を追加する（Ｓ３７）処理のみを
行う。
求ではない場合は（Ｓ３２にてＮＯの場合）、マルチキ
ャストグル−プ毎に保持しているＰＤＰコンテキストに
該当下位ノ−ドの情報を追加する（Ｓ３７）処理のみを
行う。
【００３１】そして、マルチキャストすべきデ−タをＧ
ＧＳＮ５が受信すると、ＧＧＳＮ５は該当するマルチキ
ャストグル−プのＰＤＰコンテキストを参照し、登録さ
れているＳＧＳＮ４宛にのみマルチキャストパケットを
送信する。これと同様の手順をＳＧＳＮ４及びＲＮＣ３
が行うことにより、マルチキャストグル−プに参加して
いる全てのＭＳ１にマルチキャストパケットを配信する
ことができる。
ＧＳＮ５が受信すると、ＧＧＳＮ５は該当するマルチキ
ャストグル−プのＰＤＰコンテキストを参照し、登録さ
れているＳＧＳＮ４宛にのみマルチキャストパケットを
送信する。これと同様の手順をＳＧＳＮ４及びＲＮＣ３
が行うことにより、マルチキャストグル−プに参加して
いる全てのＭＳ１にマルチキャストパケットを配信する
ことができる。
【００３２】なお、ＳＧＳＮ４とその上位であるＧＧＳ
Ｎ５との間には１対１の関係はなく、Ｎ対Ｍ（Ｎ及びＭ
は正の整数）の接続が可能である。よって、マルチキャ
スト参加要求を送信すべきＧＧＳＮ５を決定する手段が
必要になる。そこで、ＳＧＳＮ４が参加要求を送信する
ＧＧＳＮ５を特定するには、マルチキャストグル−プを
識別する情報を基にＤＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ
Ｓｅｒｖｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ）を利用して該当マルチキ
ャストグル−プを管理しているＧＧＳＮ５のＩＰアドレ
スを入手する。
Ｎ５との間には１対１の関係はなく、Ｎ対Ｍ（Ｎ及びＭ
は正の整数）の接続が可能である。よって、マルチキャ
スト参加要求を送信すべきＧＧＳＮ５を決定する手段が
必要になる。そこで、ＳＧＳＮ４が参加要求を送信する
ＧＧＳＮ５を特定するには、マルチキャストグル−プを
識別する情報を基にＤＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ
Ｓｅｒｖｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ）を利用して該当マルチキ
ャストグル−プを管理しているＧＧＳＮ５のＩＰアドレ
スを入手する。
【００３３】次に、第１の実施の形態の動作（マルチキ
ャストグル−プからの解除）について説明する。まず、
その説明に入る前に簡単に「マルチキャストグル−プか
らの解除」の意味について簡単に説明しておく。各ＭＳ
１はマルチキャスト情報を受取った後、その受信を終了
するために上位ネットワ−クノ−ドに対して解除要求を
出す。そして、マルチキャストグル−プ内の全てのＭＳ
から上位ネットワ−クノ−ドに解除要求が来たとき（即
ち、最後の解除要求が来たとき）、上位ネットワ−クノ
−ドはそのマルチキャストグル−プを削除する。一方、
一部のＭＳからしか解除要求が来ていない場合は（即
ち、最後の解除要求が来ていないとき）、その解除要求
を行ったＭＳをマルチキャストグル−プから削除する。
ャストグル−プからの解除）について説明する。まず、
その説明に入る前に簡単に「マルチキャストグル−プか
らの解除」の意味について簡単に説明しておく。各ＭＳ
１はマルチキャスト情報を受取った後、その受信を終了
するために上位ネットワ−クノ−ドに対して解除要求を
出す。そして、マルチキャストグル−プ内の全てのＭＳ
から上位ネットワ−クノ−ドに解除要求が来たとき（即
ち、最後の解除要求が来たとき）、上位ネットワ−クノ
−ドはそのマルチキャストグル−プを削除する。一方、
一部のＭＳからしか解除要求が来ていない場合は（即
ち、最後の解除要求が来ていないとき）、その解除要求
を行ったＭＳをマルチキャストグル−プから削除する。
【００３４】図３は第１の実施の形態のマルチキャスト
グル−プからの解除の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。同図を参照すると、まず、ＭＳ１は解除したいマル
チキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキャ
スト解除要求をＲＮＣ３に対して送信する（Ｓ５１）。
このマルチキャスト解除要求を受取ったＲＮＣ３は要求
されたマルチキャストグル−プに対して最後の解除要求
かどうかを確認し（Ｓ５２）、もし最後の解除要求であ
れば（Ｓ５２にてＹＥＳの場合）、上位のネットワ−ク
ノ−ド、この場合ＳＧＳＮ４へマルチキャスト解除要求
を送信する（Ｓ５３）。
グル−プからの解除の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。同図を参照すると、まず、ＭＳ１は解除したいマル
チキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキャ
スト解除要求をＲＮＣ３に対して送信する（Ｓ５１）。
このマルチキャスト解除要求を受取ったＲＮＣ３は要求
されたマルチキャストグル−プに対して最後の解除要求
かどうかを確認し（Ｓ５２）、もし最後の解除要求であ
れば（Ｓ５２にてＹＥＳの場合）、上位のネットワ−ク
ノ−ド、この場合ＳＧＳＮ４へマルチキャスト解除要求
を送信する（Ｓ５３）。
【００３５】そして、最後の解除要求を受信したネット
ワ−ク装置、この場合ＲＮＣ３は、マルチキャストグル
−プ毎に保持したＰＤＰコンテキストを削除する（Ｓ５
７）。そして、これと同様の手順をＲＮＣ３とＳＧＳＮ
４との間及びＳＧＳＮ４とＧＧＳＮ５との間でも行う
（Ｓ５４）。
ワ−ク装置、この場合ＲＮＣ３は、マルチキャストグル
−プ毎に保持したＰＤＰコンテキストを削除する（Ｓ５
７）。そして、これと同様の手順をＲＮＣ３とＳＧＳＮ
４との間及びＳＧＳＮ４とＧＧＳＮ５との間でも行う
（Ｓ５４）。
【００３６】一方、各ノ−ドはマルチキャスト解除要求
が最後の解除要求でない場合は、マルチキャストグル−
プ毎に管理しているＰＤＰコンテキストから該当する下
位ノ−ドの情報を削除する（Ｓ５５）。
が最後の解除要求でない場合は、マルチキャストグル−
プ毎に管理しているＰＤＰコンテキストから該当する下
位ノ−ドの情報を削除する（Ｓ５５）。
【００３７】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。ま
ず、第１実施例について説明する。第１実施例はマルチ
キャストグル−プへの参加についてのものである。図４
は第１実施例の模式説明図である。なお、図１と同様の
構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
ず、第１実施例について説明する。第１実施例はマルチ
キャストグル−プへの参加についてのものである。図４
は第１実施例の模式説明図である。なお、図１と同様の
構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
【００３８】本実施例では、ＲＮＣ３−１のＰＤＰコン
テキストにＭＳ１とＭＳ２とＭＳ３とからなるマルチキ
ャストグル−プ１と、ＭＳ４とＭＳ５とからなるマルチ
キャストグル−プ２とが登録されており、ＲＮＣ３−２
のＰＤＰコンテキストにＭＳ６とＭＳ７とＭＳ８とから
なるマルチキャストグル−プ３が登録されている場合を
想定している。
テキストにＭＳ１とＭＳ２とＭＳ３とからなるマルチキ
ャストグル−プ１と、ＭＳ４とＭＳ５とからなるマルチ
キャストグル−プ２とが登録されており、ＲＮＣ３−２
のＰＤＰコンテキストにＭＳ６とＭＳ７とＭＳ８とから
なるマルチキャストグル−プ３が登録されている場合を
想定している。
【００３９】一例として、これらのマルチキャストグル
−プ１〜３に登録されていないＭＳ９がマルチキャスト
グル−プ３に参加を希望する場合と、マルチキャストグ
ル−プ１に参加を希望する場合とについて説明する。そ
の説明に際し図２を参照する。
−プ１〜３に登録されていないＭＳ９がマルチキャスト
グル−プ３に参加を希望する場合と、マルチキャストグ
ル−プ１に参加を希望する場合とについて説明する。そ
の説明に際し図２を参照する。
【００４０】まず、ＭＳ９がマルチキャストグル−プ３
に参加を希望する場合について説明する。マルチキャス
トグル−プへの参加を希望するＭＳ９は、参加したいマ
ルチキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキ
ャスト参加要求をＲＮＣ３−１に対して送信する（Ｓ３
１）。この参加要求を受取ったＲＮＣ３−１は要求され
たマルチキャストグル−プ３が自己のＰＤＰコンテキス
トに登録されているかどうかを確認する（Ｓ３２）。そ
して、ＲＮＣ３−１にはマルチキャストグル−プ３が登
録されていないので（Ｓ３２にてＹＥＳ）、上位のネッ
トワ−クノ−ド、この場合はＳＧＳＮ４−１へマルチキ
ャスト参加要求を送信する（Ｓ３３）。
に参加を希望する場合について説明する。マルチキャス
トグル−プへの参加を希望するＭＳ９は、参加したいマ
ルチキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキ
ャスト参加要求をＲＮＣ３−１に対して送信する（Ｓ３
１）。この参加要求を受取ったＲＮＣ３−１は要求され
たマルチキャストグル−プ３が自己のＰＤＰコンテキス
トに登録されているかどうかを確認する（Ｓ３２）。そ
して、ＲＮＣ３−１にはマルチキャストグル−プ３が登
録されていないので（Ｓ３２にてＹＥＳ）、上位のネッ
トワ−クノ−ド、この場合はＳＧＳＮ４−１へマルチキ
ャスト参加要求を送信する（Ｓ３３）。
【００４１】このマルチキャスト参加要求を受取ったＳ
ＧＳＮ４−１は、同時に受取った参加したいマルチキャ
ストグル−プを識別する情報からマルチキャストグル−
プ３が登録されているＲＮＣ３が配下に存在するか否か
を調べる。ところが、ＳＧＳＮ４−１の配下にＲＮＣ３
−１以外のＲＮＣ３は存在しないので（Ｓ３４−１にて
ＹＥＳ）、ＧＧＳＮ５へマルチキャスト参加要求を送信
する（Ｓ３４−２）。
ＧＳＮ４−１は、同時に受取った参加したいマルチキャ
ストグル−プを識別する情報からマルチキャストグル−
プ３が登録されているＲＮＣ３が配下に存在するか否か
を調べる。ところが、ＳＧＳＮ４−１の配下にＲＮＣ３
−１以外のＲＮＣ３は存在しないので（Ｓ３４−１にて
ＹＥＳ）、ＧＧＳＮ５へマルチキャスト参加要求を送信
する（Ｓ３４−２）。
【００４２】このマルチキャスト参加要求を受取ったＧ
ＧＳＮ５は、同時に受取った参加したいマルチキャスト
グル−プを識別する情報からマルチキャストグル−プ３
が登録されているＳＧＳＮ４が配下に存在するか否かを
調べる。すると、配下のＳＧＳＮ４−２にマルチキャス
トグル−プ３が登録されているＲＮＣ３−２が存在する
ので（Ｓ３４−３にてＮＯ）、ＧＧＳＮ５は自己のＰＤ
ＰコンテキストにＳＧＳＮ４−２の情報を追加する（Ｓ
３４−４）。そして、ＧＧＳＮ５はマルチキャスト登録
応答をＳＧＳＮ４−２に送信する（Ｓ３４−５）。
ＧＳＮ５は、同時に受取った参加したいマルチキャスト
グル−プを識別する情報からマルチキャストグル−プ３
が登録されているＳＧＳＮ４が配下に存在するか否かを
調べる。すると、配下のＳＧＳＮ４−２にマルチキャス
トグル−プ３が登録されているＲＮＣ３−２が存在する
ので（Ｓ３４−３にてＮＯ）、ＧＧＳＮ５は自己のＰＤ
ＰコンテキストにＳＧＳＮ４−２の情報を追加する（Ｓ
３４−４）。そして、ＧＧＳＮ５はマルチキャスト登録
応答をＳＧＳＮ４−２に送信する（Ｓ３４−５）。
【００４３】このマルチキャスト登録応答を受信したＳ
ＧＳＮ４−２は自己のＰＤＰコンテキストにＲＮＣ３−
２の情報を追加する（Ｓ３４−６，Ｓ３４−７）。そし
て、ＳＧＳＮ４−２はマルチキャスト登録応答をＲＮＣ
３−２に送信する（Ｓ３５）。
ＧＳＮ４−２は自己のＰＤＰコンテキストにＲＮＣ３−
２の情報を追加する（Ｓ３４−６，Ｓ３４−７）。そし
て、ＳＧＳＮ４−２はマルチキャスト登録応答をＲＮＣ
３−２に送信する（Ｓ３５）。
【００４４】このマルチキャスト登録応答を受信したＲ
ＮＣ３−２は自己のＰＤＰコンテキストに登録されてい
るマルチキャストグル−プ３にＭＳ９を追加する（Ｓ３
６，Ｓ３７）。そして、ＲＮＣ３−２はマルチキャスト
登録応答をＭＳ−９に送信する（Ｓ３８）。
ＮＣ３−２は自己のＰＤＰコンテキストに登録されてい
るマルチキャストグル−プ３にＭＳ９を追加する（Ｓ３
６，Ｓ３７）。そして、ＲＮＣ３−２はマルチキャスト
登録応答をＭＳ−９に送信する（Ｓ３８）。
【００４５】次に、ＭＳ９がマルチキャストグル−プ１
に参加を希望する場合について説明する。マルチキャス
トグル−プへの参加を希望するＭＳ９は、参加したいマ
ルチキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキ
ャスト参加要求をＲＮＣ３−１に対して送信する（Ｓ３
１）。この参加要求を受取ったＲＮＣ３−１は要求され
たマルチキャストグル−プ３が自己のＰＤＰコンテキス
トに登録されているかどうかを確認する（Ｓ３２）。そ
して、ＲＮＣ３−１にマルチキャストグル−プ１が登録
されているので（Ｓ３２にてＮＯ）、自己のＰＤＰコン
テキストに登録されているマルチキャストグル−プ１に
ＭＳ９を追加する（Ｓ３７）。そして、ＲＮＣ３−２は
マルチキャスト登録応答をＭＳ−９に送信する（Ｓ３
８）。
に参加を希望する場合について説明する。マルチキャス
トグル−プへの参加を希望するＭＳ９は、参加したいマ
ルチキャストグル−プを識別する情報と共に、マルチキ
ャスト参加要求をＲＮＣ３−１に対して送信する（Ｓ３
１）。この参加要求を受取ったＲＮＣ３−１は要求され
たマルチキャストグル−プ３が自己のＰＤＰコンテキス
トに登録されているかどうかを確認する（Ｓ３２）。そ
して、ＲＮＣ３−１にマルチキャストグル−プ１が登録
されているので（Ｓ３２にてＮＯ）、自己のＰＤＰコン
テキストに登録されているマルチキャストグル−プ１に
ＭＳ９を追加する（Ｓ３７）。そして、ＲＮＣ３−２は
マルチキャスト登録応答をＭＳ−９に送信する（Ｓ３
８）。
【００４６】次に、第２実施例について説明する。第２
実施例はマルチキャストグル−プを識別する情報として
クラスＤのＩＰアドレスを用いるものである。インタ−
ネット標準により、ＩＰアドレスはクラスＡ、クラス
Ｂ、クラスＣ等に分かれている。この３つは一般の通信
に利用されているアドレスである。クラスＤアドレスは
インタ−ネット標準により、「マルチキャストアドレ
ス」として定義されており、純粋なインタ−ネットの世
界では既に利用されている。インタ−ネットに接続する
ホスト端末（例えば、ＭＳ）は、特定のマルチキャスト
グル−プに参加するために、それに対応するクラスＤア
ドレスに対して参加表明を送信し、以降、そのアドレス
宛のパケットが送信されてきたら、そのパケットを自端
末に取込む。
実施例はマルチキャストグル−プを識別する情報として
クラスＤのＩＰアドレスを用いるものである。インタ−
ネット標準により、ＩＰアドレスはクラスＡ、クラス
Ｂ、クラスＣ等に分かれている。この３つは一般の通信
に利用されているアドレスである。クラスＤアドレスは
インタ−ネット標準により、「マルチキャストアドレ
ス」として定義されており、純粋なインタ−ネットの世
界では既に利用されている。インタ−ネットに接続する
ホスト端末（例えば、ＭＳ）は、特定のマルチキャスト
グル−プに参加するために、それに対応するクラスＤア
ドレスに対して参加表明を送信し、以降、そのアドレス
宛のパケットが送信されてきたら、そのパケットを自端
末に取込む。
【００４７】次に、第３実施例について説明する。第３
実施例はマルチキャストグル−プを識別する情報として
ＡＰＮ（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ Ｎａｍｅ）を用い
るものである。ＡＰＮとは３ＧＰＰ標準で定義されてい
るアクセスポイント名である。即ち、ＡＰＮとは通常発
信において、移動機が接続したい外部ネットワ−クを識
別するための情報であり、例えば、ＯＯＯＯ．ｎｅ．ｊ
ｐ等のドメイン名の形を取る。
実施例はマルチキャストグル−プを識別する情報として
ＡＰＮ（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ Ｎａｍｅ）を用い
るものである。ＡＰＮとは３ＧＰＰ標準で定義されてい
るアクセスポイント名である。即ち、ＡＰＮとは通常発
信において、移動機が接続したい外部ネットワ−クを識
別するための情報であり、例えば、ＯＯＯＯ．ｎｅ．ｊ
ｐ等のドメイン名の形を取る。
【００４８】次に、第４実施例について説明する。第４
実施例はＲＮＣ３がＭＳ１からのマルチキャスト解除要
求を受信した時に、それが最後の解除要求か否かを判断
する手段である。ＲＮＣ３はその解除要求のあったマル
チキャストグル−プに対して、再度マルチキャスト参加
要求を送信するよう指示する。本指示にはそのマルチキ
ャストグル−プに対するマルチキャストパケットを利用
する。そして、一定時間の間にＭＳ１からのマルチキャ
ストグル−プ参加要求を受信することができなかった場
合に、ＲＮＣ３はそのマルチキャストグル−プに参加す
るＭＳ１が存在しなくなったと判断する。これにより、
ＭＳ１からの解除要求が最後の解除要求であることが分
かる。
実施例はＲＮＣ３がＭＳ１からのマルチキャスト解除要
求を受信した時に、それが最後の解除要求か否かを判断
する手段である。ＲＮＣ３はその解除要求のあったマル
チキャストグル−プに対して、再度マルチキャスト参加
要求を送信するよう指示する。本指示にはそのマルチキ
ャストグル−プに対するマルチキャストパケットを利用
する。そして、一定時間の間にＭＳ１からのマルチキャ
ストグル−プ参加要求を受信することができなかった場
合に、ＲＮＣ３はそのマルチキャストグル−プに参加す
るＭＳ１が存在しなくなったと判断する。これにより、
ＭＳ１からの解除要求が最後の解除要求であることが分
かる。
【００４９】次に、第５実施例について説明する。第４
実施例ではＭＳ１からのマルチキャスト解除要求が来る
度にＲＮＣ３がＭＳ１に対し再度マルチキャスト参加要
求を送信するよう指示していたが、第５実施例ではＭＳ
１からのマルチキャスト解除要求が来るか否かにかかわ
らず、ＲＮＣ３がＭＳ１に対し一定時間置きに再度マル
チキャスト参加要求を送信するよう指示する。
実施例ではＭＳ１からのマルチキャスト解除要求が来る
度にＲＮＣ３がＭＳ１に対し再度マルチキャスト参加要
求を送信するよう指示していたが、第５実施例ではＭＳ
１からのマルチキャスト解除要求が来るか否かにかかわ
らず、ＲＮＣ３がＭＳ１に対し一定時間置きに再度マル
チキャスト参加要求を送信するよう指示する。
【００５０】
【発明の効果】本発明によれば、外部ＩＰネットワ−ク
から階層構造をなす複数段のノ−ドを介して複数の最下
位ノ−ドに対しマルチキャスト通信を行うＩＰパケット
・マルチキャスト方法であって、前記最下位ノ−ドから
のマルチキャストグル−プへの参加要求を階層構造を辿
って順次上位ノ−ドへ送信する第１ステップと、前記参
加要求が新規の参加要求ではない上位ノ−ドへ送信され
た場合に、その上位ノ−ドにて前記マルチキャストグル
−プへ前記最下位ノ−ドの情報を追加する第２ステップ
と、前記最下位ノ−ドの情報が追加されたマルチキャス
トグル−プに対し最上位ノ−ドから前記最下位ノ−ドへ
マルチキャストパケットを配信する第３ステップとを含
むため、ＧＧＳＮ等にて管理する情報量を低減させ、か
つネットワークの伝送容量を圧迫しないＩＰパケット・
マルチキャスト方法を得ることが可能となる。
から階層構造をなす複数段のノ−ドを介して複数の最下
位ノ−ドに対しマルチキャスト通信を行うＩＰパケット
・マルチキャスト方法であって、前記最下位ノ−ドから
のマルチキャストグル−プへの参加要求を階層構造を辿
って順次上位ノ−ドへ送信する第１ステップと、前記参
加要求が新規の参加要求ではない上位ノ−ドへ送信され
た場合に、その上位ノ−ドにて前記マルチキャストグル
−プへ前記最下位ノ−ドの情報を追加する第２ステップ
と、前記最下位ノ−ドの情報が追加されたマルチキャス
トグル−プに対し最上位ノ−ドから前記最下位ノ−ドへ
マルチキャストパケットを配信する第３ステップとを含
むため、ＧＧＳＮ等にて管理する情報量を低減させ、か
つネットワークの伝送容量を圧迫しないＩＰパケット・
マルチキャスト方法を得ることが可能となる。
【００５１】具体的には、第１の効果はＲＮＣ，ＳＧＳ
Ｎ，ＧＧＳＮにて管理すべき呼制御情報の量を抑えるこ
とができる点にある。その理由は、本発明によりマルチ
キャストすべき移動機をＧＧＳＮが１つ１つ管理するの
ではなく、マルチキャストすべき下位ノ−ド（ＧＧＳＮ
に対するＳＧＳＮ，ＳＧＳＮに対するＲＮＣ，ＲＮＣに
対するＭＳ）のみを各ノ−ドが管理するためである。
Ｎ，ＧＧＳＮにて管理すべき呼制御情報の量を抑えるこ
とができる点にある。その理由は、本発明によりマルチ
キャストすべき移動機をＧＧＳＮが１つ１つ管理するの
ではなく、マルチキャストすべき下位ノ−ド（ＧＧＳＮ
に対するＳＧＳＮ，ＳＧＳＮに対するＲＮＣ，ＲＮＣに
対するＭＳ）のみを各ノ−ドが管理するためである。
【００５２】第２の効果はＲＮＣ，ＳＧＳＮ，ＧＧＳＮ
間のトラヒック量を抑えることができる点にある。その
理由は、本発明により同じノ−ド宛には同じ内容のマル
チキャストパケットを１つしか送らないためである。
間のトラヒック量を抑えることができる点にある。その
理由は、本発明により同じノ−ド宛には同じ内容のマル
チキャストパケットを１つしか送らないためである。
【図１】ＩＭＴ−２０００パケットシステムの一例の構
成図である。
成図である。
【図２】第１の実施の形態のマルチキャストグル−プへ
の参加の動作を示すフロ−チャ−トである。
の参加の動作を示すフロ−チャ−トである。
【図３】第１の実施の形態のマルチキャストグル−プか
らの解除の動作を示すフロ−チャ−トである。
らの解除の動作を示すフロ−チャ−トである。
【図４】第１実施例の模式説明図である。
【図５】ＩＭＴ−２０００パケットシステムにおける呼
接続手順を示すフロ−チャ−トである。
接続手順を示すフロ−チャ−トである。
１ 移動局（ＭＳ） ２ ノ−ドＢ ３ ＲＮＣ ４ ＳＧＳＮ ５ ＧＧＳＮ ６ ＨＬＲ／ＡｕＣ ７ ＩＳＰ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/26 7/30
Claims (9)
- 【請求項１】 外部ＩＰネットワ−クから階層構造をな
す複数段のノ−ドを介して複数の最下位ノ−ドに対しマ
ルチキャスト通信を行うＩＰパケット・マルチキャスト
方法であって、 前記最下位ノ−ドからのマルチキャストグル−プへの参
加要求を階層構造を辿って順次上位ノ−ドへ送信する第
１ステップと、前記参加要求が新規の参加要求ではない
上位ノ−ドへ送信された場合に、その上位ノ−ドにて前
記マルチキャストグル−プへ前記最下位ノ−ドの情報を
追加する第２ステップと、前記最下位ノ−ドの情報が追
加されたマルチキャストグル−プに対し最上位ノ−ドか
ら前記最下位ノ−ドへマルチキャストパケットを配信す
る第３ステップとを含むことを特徴とするＩＰパケット
・マルチキャスト方法。 - 【請求項２】 前記最下位ノ−ドよりも上位のノ−ドか
らの前記参加要求は、そのノ−ドにおいて前記参加要求
が新規の参加要求である場合に送信されることを特徴と
する請求項１記載のＩＰパケット・マルチキャスト方
法。 - 【請求項３】 前記参加要求するマルチキャストグル−
プを特定する情報としてクラスＤのＩＰアドレスが用い
られることを特徴とする請求項１又は２記載のＩＰパケ
ット・マルチキャスト方法。 - 【請求項４】 前記参加要求するマルチキャストグル−
プを特定する情報としてアクセスポイント名が用いられ
ることを特徴とする請求項１又は２記載のＩＰパケット
・マルチキャスト方法。 - 【請求項５】 前記最下位ノ−ドからのマルチキャスト
グル−プ解除要求を階層構造を辿って順次上位ノ−ドへ
送信する第１１ステップと、前記解除要求を受取った上
位ノ−ドにて前記解除要求が前記マルチキャストグル−
プに対する最後の解除要求である場合に、前記上位ノ−
ドにて前記マルチキャストグル−プの情報を削除する第
１２ステップとを含むことを特徴とする請求項１から４
いずれかに記載のＩＰパケット・マルチキャスト方法。 - 【請求項６】 前記解除要求を受取った上位ノ−ドにて
前記解除要求が前記マルチキャストグル−プに対する最
後の解除要求である場合に、さらに上位ノ−ドへマルチ
キャストグル−プ解除要求を送信する第１３ステップと
を含むことを特徴とする請求項５記載のＩＰパケット・
マルチキャスト方法。 - 【請求項７】 前記最下位ノ−ドからのマルチキャスト
グル−プ解除要求を階層構造を辿って順次上位ノ−ドへ
送信する第１１ステップと、前記解除要求を受取った上
位ノ−ドにて前記解除要求が前記マルチキャストグル−
プに対する最後の解除要求ではない場合に、前記解除要
求されたマルチキャストグル−プから前記解除要求を行
った下位ノ−ドの情報を削除する第１４ステップとを含
むことを特徴とする請求項１から４いずれかに記載のＩ
Ｐパケット・マルチキャスト方法。 - 【請求項８】 前記解除要求が最後の解除要求であるこ
とを確認するために、下位ノ−ドからのマルチキャスト
解除要求を受信した上位ノ−ドがその解除要求のあった
マルチキャストグル−プに対して、再度マルチキャスト
参加要求を送信するよう指示する第２１ステップと、一
定時間の間に前記下位ノ−ドからのマルチキャストグル
−プ参加要求を受信することができなかった場合に、前
記上位ノ−ドはそのマルチキャストグル−プに参加する
前記下位ノ−ドが存在しなくなったと判断する第２２ス
テップとを含むことを特徴とする請求項５から７いずれ
かに記載のＩＰパケット・マルチキャスト方法。 - 【請求項９】 前記解除要求が最後の解除要求であるこ
とを確認するために、下位ノ−ドからのマルチキャスト
解除要求が来るか否かにかかわらず、上位ノ−ドが下位
ノ−ドに対し一定時間置きに再度マルチキャスト参加要
求を送信するよう指示する第３１ステップを含むことを
特徴とする請求項５から７いずれかに記載のＩＰパケッ
ト・マルチキャスト方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284458A JP2002094562A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Ｉｐパケット・マルチキャスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284458A JP2002094562A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Ｉｐパケット・マルチキャスト方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002094562A true JP2002094562A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18768663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000284458A Pending JP2002094562A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Ｉｐパケット・マルチキャスト方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002094562A (ja) |
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