JP2002092540A - 本人認証機能を備えた電子押印システム - Google Patents

本人認証機能を備えた電子押印システム

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JP2002092540A
JP2002092540A JP2000276709A JP2000276709A JP2002092540A JP 2002092540 A JP2002092540 A JP 2002092540A JP 2000276709 A JP2000276709 A JP 2000276709A JP 2000276709 A JP2000276709 A JP 2000276709A JP 2002092540 A JP2002092540 A JP 2002092540A
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JP2000276709A
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Katsufumi Taira
勝文 平
Yoichi Sato
陽一 佐藤
Kiyoko Tsuda
聖子 津田
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NEC Network and System Integration Corp
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NEC Network and System Integration Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本人認証機能を備えた電子押印システムを提供
することすること。 【解決手段】個人識別情報としての本人の生体データ及
び本人の印章データを記憶した携帯可能なメモリカード
1と、メモリカード1に記憶した生体データと同種の生
体を検出する生体検出装置3と、メモリカード1に記憶
したデータを読み出すデータ読み出し部と、プログラム
を内蔵した記憶装置10bを有するコンピュータとを備
えて、生体検出装置3からの生体データとメモリカード
1に記憶された生体データとの照合を行う照合手段によ
り生体検出装置3からの生体データとメモリカード1に
記憶された生体データとの照合を行ってメモリカード1
の印章データを読み出して電子書類上に印章データを押
印する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子押印システム
に関し、特にコンピュータネットワーク上での電子書類
の電子印の押印、署名における本人認証機能を備えた電
子押印システムに関する。
【0002】
【従来の技術】書類の電子化、ペーパーレス化に伴い、
コンピュータネットワーク上における、電子書類の電子
印、例えば、承認者印、作成者印等の情報のセキュリテ
ィーを確保することの重要性が増しつつある。
【0003】従来、コンピュータネットワーク上では、
セキュリティー情報であるパスワード等でユーザを確認
し、コンピュータネットワーク上で許可されたユーザの
みが電子書類の押印又は署名等を行うことが出来た。
【0004】また、より高度なセキュリティーを確保す
るために、指紋等の生体情報及び印章データとを前もっ
てホストコンピュータやサーバ上に登録しておき、ユー
ザは、指紋検出装置等で指紋データを検出して、検出し
た指紋データをホストコンピュータやサーバに送信し
て、前もってホストコンピュータやサーバ上に登録した
指紋と受信した指紋データとの照合を行い、照合が一致
したときのみユーザにネットワークの使用を許可してい
た。
【0005】前記ホストコンピュータやサーバにより使
用を許可されたユーザは、ホストコンピュータやサーバ
等から返送された印章データ又は署名データ等により、
電子書類の押印、署名を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンピュータネ
ットワーク上での電子書類の押印及び署名は、ホストコ
ンピュータやサーバに、指紋データ等の生体データ及び
印章データを記憶して管理しておき、ユーザが指紋デー
タ等の生体データをホストコンピュータやサーバに送信
して、ホストコンピュータやサーバにより許可されたユ
ーザが、ホストコンピュータより印章データ受信して、
受信した印章データにより行われている。
【0007】しかしながら、ホストコンピュータやサー
バに、指紋データ等の生体データ及び印章データを記憶
して管理する従来の電子書類の押印及び署名は、下記に
示す課題を有している。
【0008】すなわち、ユーザを識別するための指紋等
の生体情報は、ホストコンピュータやサーバ上に登録さ
れている。このため、ホストコンピュータの故障やネッ
トワーク上に障害が発生したときには、電子書類の押印
及び署名等を行うことができない。
【0009】また、サーバ又はホストコンピュータ内に
登録されている指紋等の生体情報及び印章データは、外
部からの不正な侵入により不正にコピーされたり、改竄
される可能性がある。
【0010】また、電子書類の押印及び署名は、ホスト
コンピュータやサーバを介して行うため、そのたび毎
に、ホストコンピュータやサーバに接続する必要があ
り、操作及び手続きが複雑となっている。
【0011】このため本発明は、上記課題に鑑みなされ
たものであり、ホストコンピュータやサーバに接続せず
に、本人の認証確認を行い、本人を認証後に電子書類の
押印及び署名を行うことが可能で、利便性に優れ、ま
た、高いセキュリティー機能を有する本人認証機能を備
えた電子押印システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による電子押印シ
ステムは、少なくとも、個人識別情報としての本人の生
体データ及び本人の印章データを記憶した携帯可能な記
憶媒体と、前記記憶媒体に記憶した前記生体データと同
種の生体を検出する生体検出装置と、前記記憶媒体に記
憶したデータを読み出すデータ読み出し部と、プログラ
ムを内蔵した記憶装置を有するコンピュータとを備えて
なる電子押印システムであって、前記コンピュータは、
前記生体検出装置からの生体データと前記記憶媒体に記
憶された生体データとの照合が可能な照合手段を備え、
該照合手段による前記生体検出装置からの生体データと
前記記憶媒体に記憶された生体データとの照合が一致し
た場合には、前記記憶媒体の印章データを読み出して、
電子書類上に前記印章データの押印が可能であるもので
ある。
【0013】また、本発明による電子押印システムの前
記生体データは、指紋、指形、掌紋、掌形、手の甲の血
管模様、眼球の虹彩、網膜、声紋の少なくとも1以上で
構成されているものである。
【0014】また、本発明による電子押印システムの前
記印章データは、暗号化されたデータであるものであ
る。
【0015】また、本発明による電子押印システムの前
記コンピュータは、電子書類上に前記印章データを押印
後に、ネットワークに自動接続して前記印章データを押
印した電子書類の自動送信が可能であるものである。
【0016】また、本発明による電子押印システムの携
帯可能な記憶媒体に記憶した印章データの変更は、前記
生体検出装置からの生体データと前記記憶媒体に記憶さ
れた生体データとの照合を照合手段で行い、前記生体検
出装置からの生体データと前記記憶媒体に記憶された生
体データとの照合が一致した場合のみ許可されるもので
ある。
【0017】本発明による電子押印システムの携帯可能
な前記記憶媒体に記憶した生体データの変更は、前記生
体検出装置からの生体データと前記記憶媒体に記憶され
た生体データとの照合を照合手段で行い、前記生体検出
装置からの生体データと前記記憶媒体に記憶された生体
データとの照合が一致した場合のみ許可されるものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による本人認証機能
を備えた電子押印システムについて図面を参照して説明
する。
【0019】図1は、本発明による本人認証機能を備え
た電子押印システムの構成を示す図である。
【0020】図1に示すように、電子押印システムは、
個人識別情報としての本人の生体データ及び本人の印章
データを記憶した携帯可能な記憶媒体としてのメモリカ
ード1と、この記憶媒体としてのメモリカード1の装填
が可能でこのメモリカード1に記憶したデータを読み出
すカード読取装置2と、記憶媒体としてのメモリカード
1に記憶している同種の生体データを検出する生体検出
装置3と、コンピュータ10で構成されている。
【0021】記憶媒体としてのメモリカード1は、フラ
ッシュメモリ等を内蔵しており、登録行程により書き込
まれた本人の生体データ及び本人の印章データが記憶さ
れている。
【0022】カード読取装置2は、コンピュータ10と
接続されて、前記メモリカード1に記憶されたデータを
コンピュータ10に読み出したり、コンピュータ10か
らのデータをメモリカード1に書き込むためのものであ
る。なお、カード読取装置2は、外部接続ではなくコン
ピュータ10に内蔵するように構成してもよい。また、
カード読取装置2は、メモリカード1へのデータの書き
込みも行うことができるようになっている。
【0023】生体検出装置3は、例えば、指紋、指形、
掌紋などの本人の生体情報を検出する装置である。この
生体検出装置3は、メモリカード1に記憶している同種
の生体データを検出するものであって、メモリカード1
上に生体情報として指紋データが登録されている場合に
は、生体検出装置3は、指紋を検出する指紋検出装置を
予めコンピュータ10に接続するようにする。
【0024】前記コンピュータ10は、演算、制御を行
うCPU10a(中央演算装置)と、プログラム、デー
タを記憶する記憶装置10b(メモリ)と、外部の入出
力装置の制御を行う入出力制御部10d等からなる。前
記CPU10a、記憶装置10b及び入出力制御部10
dは、バスを介して接続されている。さらに、表示装置
としてのモニタ10e(CRTディスプレー、液晶ディ
スプレー等)、入力装置としてのキーボード10f及び
マウス10gが入出力制御部10dと接続されている。
また、記憶媒体1であるメモリカード1に記憶されたデ
ータを読み出すカード読取装置2及び生体データを検出
する生体検出装置3は、コンピュータ10の入出力制御
部10dに接続されている。また、コンピュータ10
は、通信制御部10cを具備しており、通信路を介して
ネットワークに接続するようになっている。
【0025】前記コンピュータ10の記憶装置10bに
は、生体検出装置3からの生体データと記憶媒体に記憶
された生体データとの照合及び電子書類上に印章データ
を認証印として押印等を行うための制御管理プログラム
を内蔵している。
【0026】図2は、図1に示す電子押印システムの通
信制御部10cを介してネットワークと接続した場合の
構成を示す図である。
【0027】図2に示すように、本発明による電子押印
システムは、ネットワーク(LAN、WAN等)上のク
ライアントとして作用して、サーバ20等にアクセスす
るように構成されている。
【0028】以下に、上記構成よりなる本人認証機能を
備えた電子押印システムの動作について述べる。なお、
生体情報としての指紋を用いて本人の認証を行う本人認
証機能について述べる。しかして、本発明による生体検
出装置3は、以下には、指紋の検出が可能な指紋検出装
置として説明する。
【0029】生体検出装置3は、CCDセンサ、光源、
プリズム、レンズ等で構成されており、指紋からの反射
光をCCDセンサに入射し、反射光の強弱を撮像信号と
して出力するものであって、光源からの光は、プリズム
の入射面に入射してプリズムの反射面で反射し、反射し
た光はCCDセンサに入射する。例えば、中指の腹面が
プリズムの反射面に密着すると、中指の腹面の指紋とプ
リズムの反射面との非接触部(指紋の凹部、谷線)で
は、プリズムのガラスと空気とが境界面となり、入射し
た光はプリズムの外に漏れることなく反射面で全反射す
る。
【0030】他方、指紋の凸部(隆線)がプリズムの反
射面に接触している場合には、指の表面の水分の屈折率
が空気の屈折率との異なるため、入射した光は、プリズ
ムの反射面から外に漏れたり、反射面で乱反射したりす
る。従って、プリズムからの反射光をCCDセンサで撮
像することにより、指紋の凹凸に応じた信号を得ること
ができる。すなわち、指紋の隆線でのCCDセンサの出
力レベルは、プリズムの反射面での光の散乱によって低
くなり、指紋の谷線でのCCDセンサの出力レベルは、
プリズムの反射面での光の全反射によって高くなる。
【0031】前記CCDセンサで読み取った指紋の画像
データは、生体検出装置3内のインターフェース回路
(図示せず)よりコンピュータ10内の入出力制御部1
0dに出力され、記憶手段としての記憶装置10bに取
り込まれる。
【0032】次に、生体検出装置3により読み取った指
紋データと登録済み指紋との照合を行う照合手段につい
て説明する。
【0033】前記照合手段は、コンピュータ10内の記
憶装置10bに記憶されたプログラムに基づいてCPU
10aにより実行する一連の処理によりなされるもので
ある。
【0034】コンピュータ10のCPU10aは、 生
体検出装置3で読み取った指紋の画像データが記憶され
ている記憶装置10bから読み出してデジタル信号処
理、この場合は2値化処理用のしきい値により指紋の隆
線を白情報、指紋の谷線を黒情報の2値化画像に変換す
る。しかして、2値化画像情報ではなく、多値化画像情
報のものであってもよい。
【0035】次に、2値化画像に対して細線化処理を行
い、幅を持った線である指紋の隆線を1画素幅の線の画
像に変換し、細線化処理により得られた2次元の細線画
像に対して、3画素(行方向)×3画素(列方向)のマ
スクフィルターを用いて特徴点の抽出を行う(特徴点抽
出処理)。指紋の細線画像の特徴点は、端点(細線が途
中で切れる点)及び分岐点(細線が枝分かれする点)に
分類され、座像平面の左上を原点とするx、y軸を設定
し、x、y軸上のそれぞれの位置(X、Y)及び特徴点
から延びる細線の方向を示す角度(θ)で表される。
【0036】そして、コンピュータ10のCPU10a
は、特徴点の位置(X、Y)及び特徴点から伸びる細線
の方向を示す角度(θ)のデータを記憶装置10bに記
憶する。
【0037】指紋の照合は、記憶媒体1に記憶されてい
る生体データとしての指紋(登録指紋)の特徴点データ
と、生体検出装置3で読み取った照合すべき指紋(入力
指紋)の特徴点のデータの類似度をコンピュータ10の
CPU10aで判定する。
【0038】指紋の類似度の判定は、最初に、前記生体
検出装置3で読み取った指紋の特徴点のデータから座標
整合用の特徴点(以後、整合対という)を検出し、整合
対が登録指紋の特徴点と最も合う位置に入力指紋の特徴
点を移動させる(位置合わせ処理)。
【0039】前記位置合わせ処理後、登録指紋の特徴点
のデータと入力指紋の特徴点のデータとで一致する特徴
点の数(一致度)を計数する。特徴点の数(一致度)が
前もって設定した基準値以上のときには、前記入力指紋
は、前記登録指紋と同一であると判断する。また、特徴
点の数が前もって設定した基準値以下のときには、前記
入力指紋は、前記登録指紋と異なっていると判断する。
【0040】なお、一致する特徴点か否かは、登録指紋
と入力指紋の特徴点の座標及び細線の方向を示す角度の
差が前もって設定された許容値以内かを判断する。すな
わち、登録指紋と入力指紋の特徴点の座標位置のずれ及
び細線の方向を示す角度の差が前もって設定された許容
値以内であれば、特徴点は一致したと判断し、許容値以
上であれば、特徴点は一致していないと判断する。
【0041】前述した生体検出装置3は、指紋を光学的
に検出する光学検出方式であるが、他の検出方式とし
て、基準面からの指紋の凹凸による距離の変化を静電容
量に変換して指紋を検出する静電容量方式でもよい。
【0042】また、生体検出装置3は、指紋の検出を前
記マウス10gに指紋検出部を内蔵した指紋検出付きの
マウスによって検出するようにしてもよい。
【0043】次に、生体情報である指紋データの記憶媒
体としてのメモリカード1への登録工程について、図3
に示すフローチャートを用いて説明する。なお、指紋デ
ータの記憶媒体としてのメモリカード1への登録及び印
章データのメモリカード1への登録は、コンピュータシ
ステムの管理者が操作するか若しくは管理者の立ち会い
のもとで操作することが前提となる。前記管理者は、電
子押印システムの全ての管理を司る者であり、責任者と
しての立場の者である。
【0044】図3に示すように、指紋データを記憶する
記憶媒体であるメモリカード1をカード読取装置2にセ
ットする(図3に示すステップS1)。
【0045】次に、管理者により指紋データの登録プロ
グラムを起動する(ステップS2)。指紋データの登録
プログラムを起動後、図1に示すコンピュータ10のモ
ニタ10eに生体検出装置3へ指を置くようにとのメッ
セージが表示される(ステップS3)。登録する本人の
指の腹面を生体検出装置3の指紋読み取り部に接触させ
て、コンピュータ10のキーボード10f等により生体
検出装置3に指紋の読み取り指示を与える(ステップS
4)。生体検出装置3は指紋を読み取り(ステップS
5)、読み取った指紋のデータをコンピュータ10に出
力する。コンピュータ10は、生体検出装置3からの指
紋のデータを記憶装置10b内に一時記憶する。記憶装
置10b内に記憶された指紋データを前述した2値化画
像変換、細線化処理、特徴点抽出処理等を行って(ステ
ップS6)、指紋として識別可能かどうかを判断する
(ステップS7)。指紋として識別できないと判断した
ときには、ステップS3からの動作を繰り返す。指紋と
して識別可能と判断したときには、コンピュータ10内
の記憶装置10bに指紋のデータを記憶しておく。次
に、3指の各指紋データを読み込み済みかをチェックし
て(ステップS8)、3指の各指紋データの読み込みが
未完のときには、ステップS3からの動作を繰り返す。
3指の各指紋データの読み込みが完了しているときに
は、コンピュータ10内の記憶装置10bに記憶してい
る3指の指紋データより、前記特徴点の数の多い指紋デ
ータを最適な指紋データとして選択する(ステップS
9)。3指の各指紋データでなくてもよいが、より精度
の高いものを記憶させるために行っているものである。
選択された指紋データは、カード読取装置2よりメモリ
カード1上の指定した領域に登録指紋データとして書き
込まれる(ステップS10)。
【0046】次に、メモリカード1への印章データの登
録工程について図4に示すフローチャートにより説明す
る。なお、印章データは、前記指紋データと対をなすも
のであり、メモリカード1に登録した本人の指紋データ
に対応した本人の印章データを同一メモリカード1に登
録する。なお、印章データの登録の操作は、指紋データ
の登録完了後に、引き続き行うようになっている。
【0047】前記印章データの登録の操作では、最初
に、別途作成済みの印章データを記憶した第2のメモリ
カード1をカード読取装置2にセットする(図4に示す
ステップS11)。なお、第2のメモリカード1に記憶
されている印章データは、暗号化されたデータであり、
暗号の解読用ソフトウエアによりモニタ10e又は印刷
装置に表示することができるように作成されている。
【0048】次に、モニタ10e上に表示されている印
章データ登録の項を選択して、印章データの登録プログ
ラムを起動する(ステップS12)。
【0049】ステップ11でカード読取装置2にセット
した第2のメモリカード1から印章データを読み出し
(ステップS13)、読み出した印章データをカード読
取装置2にセットしたメモリカード1の所定の領域に書
き込んで印章データの登録を行う(ステップS14)。
【0050】以上で、 記憶媒体としてのメモリカード
1に本人の指紋データ及び本人の印章データが登録され
る。
【0051】なお、前記印章データは、本人の署名(サ
イン)をデータ化して使用するようにしてもよい。
【0052】また、前記メモリカード1には、ID番号
やパスワード等を書き込んでおくことも可能である。次
に、本人の指紋データ及び本人の印章データを登録した
記憶媒体としてのメモリカード1を使用して、本人を照
合する照合手段及び電子書類上への押印の工程について
図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0053】図5に示すように、電子書類に押印を行う
ユーザは、自己の指紋データ及び印章データを記憶した
記憶媒体であるメモリカード1をカード読取装置2にセ
ットする(図5に示すステップS20)。
【0054】メモリカード1をカード読取装置2にセッ
ト後、コンピュータ10に内蔵している押印処理プログ
ラムを起動する(ステップS21)。押印処理プログラ
ムの起動後、電子書類上の押印を行う位置をマウス10
g等で指定する(ステップS22)。押印の位置の指定
後、コンピュータ10のモニタ10eに生体検出装置3
へ指を置くようにとのメッセージが表示される(ステッ
プS23)。
【0055】生体検出装置3に指の腹面を指紋読み取り
部に接触させて、コンピュータ10のキーボード10f
等により生体検出装置3に指紋を読み取る指示を与える
(ステップS24)。
【0056】生体検出装置3は指紋を読み取り(ステッ
プS25)、読み取った指紋のデータをコンピュータ1
0に出力する。コンピュータ10は、生体検出装置3か
らの指紋のデータを記憶装置10b上に記憶して、記憶
した指紋データを前述した2値化画像変換、細線化処
理、特徴点抽出処理等を行って(ステップS26)、指
紋として識別可能かどうかを判断する(ステップS2
7)。指紋として識別できないと判断した場合には、ス
テップS23からの動作を繰り返す。指紋として識別可
能と判断した場合には、記憶媒体であるメモリカード1
に記憶している指紋データをカード読取装置2より読み
込む(ステップS28)。
【0057】メモリカード1の指紋データと、生体検出
装置3から読み取った指紋のデータとの照合を行い(ス
テップS29)、生体検出装置3からの指紋データとメ
モリカード1の指紋データとの一致度を調べる(ステッ
プS30)。前記一致度が前もって設定した基準値より
大きい場合には、メモリカード1の指紋データと生体検
出装置3からの指紋は一致したものとして、押印する本
人であると判断する。また、指紋データの一致度が前も
って設定した基準値より小さい場合には、メモリカード
1の指紋データと、生体検出装置3からの指紋は異なっ
ているとみなし、本人ではないと判断して、モニタ10
e上にエラーメッセージを表示して(ステップS33)
処理を終了する。
【0058】前記生体検出装置3からの指紋データとメ
モリカード1の指紋データが一致した場合には、メモリ
カード1に記憶している印章データをカード読取装置2
より読み込む(ステップS31)。印章データの読み込
み後、電子書類上の指定の位置へ前記印章データを貼り
付ける(ステップS32)。
【0059】以上により、電子書類上の所定の位置に押
印が行われる。電子書類に押印後、コンピュータ10は
通信制御部10cを制御して、図2に示したネットワー
クに接続して押印済み電子書類を所定の宛先人に転送す
る。
【0060】また、本発明による電子押印システムは、
メモリカード1に記憶されている生体データとしての指
紋データ、印章データを変更することが可能となってい
る。前記メモリカード1に記憶している指紋データ又は
印章データを変更するには下記に示す操作を行う必要が
ある。但し、メモリカード1に記憶している指紋データ
又は印章データの変更は、前述した管理者の立ち会いの
もとに行うものとする。
【0061】次に、メモリカード1に記憶されている生
体データとしての指紋データの変更工程について図6に
示すフローチャートで説明する。
【0062】図6に示すように、変更する指紋データを
記憶しているメモリカード1をカード読取装置2にセッ
トする(ステップS40)。次に、指紋データの変更プ
ログラムを起動する(ステップS41)。指紋データの
変更プログラムを起動後、コンピュータ10のモニタ1
0eに生体検出装置3へ指を置くようにとのメッセージ
が表示される(ステップS42)。本人の指の腹面を生
体検出装置3の指紋読み取り部に接触させて、コンピュ
ータ10のキーボード10f等により生体検出装置3に
指紋を読み取る指示を与える(ステップS43)。生体
検出装置3は指紋のデータの読み取って(ステップS4
4)、読み取った指紋のデータをコンピュータ10に出
力する。コンピュータ10は、生体検出装置3からの指
紋のデータを記憶装置10b内に一時記憶する。そし
て、記憶装置10b内に記憶された指紋データを前述し
た2値化画像変換、細線化処理、特徴点抽出処理等を行
って(ステップS45)、指紋として識別可能かどうか
を判断する(ステップS46)。
【0063】指紋として識別できないと判断した場合に
は、ステップS42からの動作を繰り返す。指紋として
識別可能と判断した場合には、記憶媒体であるメモリカ
ード1に記憶している指紋データをカード読取装置2か
ら読み出す(ステップS47)。メモリカード1の指紋
データと生体検出装置3から読み取った指紋のデータと
の照合を行い(ステップS48)、生体検出装置3から
の指紋データとメモリカード1の指紋データとの一致度
を調べる(ステップS49)。前記一致度が前もって設
定した基準値より大きい場合には、メモリカード1の指
紋データと生体検出装置3からの指紋は一致したものと
して、本人であると判断する。また、前記一致度が前も
って設定した基準値より小さい場合には、メモリカード
1の指紋データと生体検出装置3からの指紋は異なって
と見なし、本人ではないと判断してモニタ10e上にエ
ラーメッセージを表示して(ステップS52)、処理を
終了する。
【0064】前記生体検出装置3からの指紋データとメ
モリカード1の指紋データが一致した場合には、メモリ
カード1に記憶している指紋データを削除する(ステッ
プS50)。メモリカード1内の指紋データを削除後、
図3に示した指紋データの登録プログラムを読み出して
(ステップS51)、新たな指紋データをメモリカード
1に登録する。
【0065】次に、メモリカード1に記憶している印章
データの変更工程について図7に示すフローチャートで
説明する。
【0066】図7に示すように、変更する印章データを
記憶しているメモリカード1をカード読取装置2にセッ
トする(ステップS60)。
【0067】次に、印章データの変更プログラムを起動
する(ステップS61)。印章データの変更プログラム
を起動後、コンピュータ10のモニタ10eに生体検出
装置3へ指を置くようにとのメッセージが表示される
(ステップS62)。本人の指の腹面を生体検出装置3
の指紋読み取り部に接触させて、コンピュータ10のキ
ーボード10f等により生体検出装置3に指紋を読み取
る指示を与える(ステップS63)。
【0068】生体検出装置3は指紋のデータを読み取っ
て(ステップS64)、読み取った指紋のデータをコン
ピュータ10に出力する。コンピュータ10は、生体検
出装置3からの指紋のデータを記憶装置10b内に一時
記憶する。記憶装置10b内に記憶された指紋データを
前述した2値化画像変換、細線化処理、特徴点抽出処理
等を行って(ステップS65)、指紋として識別可能か
どうかを判断する(ステップS66)。
【0069】指紋として識別できないと判断した場合に
は、ステップS62からの動作を繰り返す。指紋として
識別可能と判断した場合には、記憶媒体であるメモリカ
ード1に記憶している指紋データをカード読取装置2か
ら読み出す(ステップS67)。メモリカード1の指紋
データと生体検出装置3から読み出した指紋のデータと
の照合を行い(ステップS68)、生体検出装置3から
の指紋データとメモリカード1の指紋データとの一致度
を調べる(ステップS69)。
【0070】前記一致度が前もって設定した基準値より
大きい場合には、メモリカード1の指紋データと生体検
出装置3からの指紋は一致したものとして、本人である
と判断する。また、前記一致度が前もって設定した基準
値より小さい場合には、メモリカード1の指紋データと
生体検出装置3からの指紋は異なっていると見なして、
本人ではないと判断して、モニタ10e上にエラーメッ
セージを表示して(ステップS72)処理を終了する。
【0071】前記生体検出装置3からの指紋データとメ
モリカード1の指紋データとの照合が一致した場合に
は、メモリカード1に記憶している印章データを削除す
る(ステップS70)。メモリカード1内の印章データ
を削除後、図4に示した印章データの登録プログラムを
読み出して(ステップS71)、新たな印章データをメ
モリカード1に登録する。
【0072】なお、前記メモリカード1に記憶している
指紋データ又は印章データの変更は、図6及び図7に示
したように、メモリカード1に登録されている指紋デー
タが存在していないと行うことが出来ない。
【0073】また、本発明による電子押印システムは本
人認証機能を備えており、例えば、コンピュータ10の
電源投入後のログイン操作での使用者の確認、ネットワ
ーク使用時の本人の確認等を本発明による電子押印シス
テム自身で行うため、認証のための情報をサーバ20等
に送信する必要がない。
【0074】以上述べた本人認証機能を備えた電子押印
システムは、生体情報として指紋を使用したものである
が、他の生体情報として、指形、掌紋、掌形、手の甲の
血管模様、眼球の虹彩、網膜、声紋も使用可能である。
すなわち、前述した生体情報の生体データを記憶媒体と
してのメモリカード1に記憶して、メモリカード1に記
憶した生体データと同種の生体を検出する生体検出装置
3を用いることにより本人を認証することができる。ま
た、生体データとして、前述した生体情報を組み合わせ
て使用することも可能である。
【0075】なお、前記電子書類に暗号化処理を行うこ
とにより、電子書類に対しても高いセキュリティーを確
保することが出来、書類の改竄等を防止することが出来
る。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ネ
ットワークのホストコンピュータやサーバを介さずに、
本人の認証確認を行い、本人を認証後に電子書類の押印
及び署名をすることができる。これにより、認証手続き
等でネットワーク上のサーバにアクセスする必要がない
ため、短時間で認証及び押印が可能であり、また、ネッ
トワーク上に障害が発生しても、認証及び押印を行うこ
とができるため、利便性に優れている。
【0077】更に、本発明によれば携帯可能な記憶媒体
に記憶した本人の生体データと生体検出装置からの生体
データとの照合により個人識別を行っているため、他人
が不正に操作することを防止することができるため、セ
キュリティーに優れている。
【0078】また、本発明によれば携帯可能な記憶媒体
に記憶した印章データは、暗号化されたデータであり、
スキャナー等で読み取ったビットマップイメージデータ
からなる印章データとは異なるため、不正コピー等を防
止することが出来る。
【0079】また、本発明によれば生体データ及び印章
データを記憶した記憶媒体は、携帯可能であるため、生
体検出装置を準備することにより、時間、場所に制限さ
れずに電子書類の押印を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本人認証機能を備えた電子押印システ
ムの構成を示す図である。
【図2】本電子押印システムの通信制御部を介してネッ
トワークと接続したときの構成を示す図である。
【図3】指紋データのメモリカードへの登録工程を示す
フローチャートである。
【図4】メモリカードへの印章データの登録工程を示す
フローチャートである。
【図5】本人を照合する照合及び及び電子書類上への押
印の工程示すフローチャートである。
【図6】メモリカードに記憶している指紋データの変更
工程を示すフローチャートである。
【図7】メモリカードに記憶している印章データの変更
工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メモリカード 2 カード読取装置 3 生体検出装置 10 コンピュータ 10a CPU(中央演算装置) 10b 記憶装置 10c 通信制御部 10d 入出力制御部 10e モニタ 10f キーボード 10g マウス 20 サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 聖子 東京都品川区東品川1−39−9日本電気シ ステム建設株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA05 BB00 CC00 EE08 GG10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、 個人識別情報としての本人の生体データ及び本人の印章
    データを記憶した携帯可能な記憶媒体と、 前記記憶媒体に記憶した前記生体データと同種の生体を
    検出する生体検出装置と、 前記記憶媒体に記憶したデータを読み出すデータ読み出
    し部と、 プログラムを内蔵した記憶装置を有するコンピュータと
    を備えてなる電子押印システムであって、 前記コンピュータは、前記生体検出装置からの生体デー
    タと前記記憶媒体に記憶された生体データとの照合が可
    能な照合手段を備え、該照合手段による前記生体検出装
    置からの生体データと前記記憶媒体に記憶された生体デ
    ータとの照合が一致した場合には、前記記憶媒体の印章
    データを読み出して、電子書類上に前記印章データの押
    印が可能であることを特徴とする本人認証機能を備えた
    電子押印システム。
  2. 【請求項2】 前記生体データは、指紋、指形、掌紋、
    掌形、手の甲の血管模様、眼球の虹彩、網膜、声紋の少
    なくとも1以上で構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の本人認証機能を備えた電子押印システム。
  3. 【請求項3】 前記印章データは、暗号化されたデータ
    であることを特徴とする請求項1記載の本人認証機能を
    備えた電子押印システム。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータは、電子書類上に前記
    印章データを押印後に、ネットワークに自動接続して前
    記印章データを押印した電子書類の自動送信が可能であ
    ることを特徴とする請求項1記載の本人認証機能を備え
    た電子押印システム。
  5. 【請求項5】 携帯可能な記憶媒体に記憶した印章デー
    タの変更は、前記生体検出装置からの生体データと前記
    記憶媒体に記憶された生体データとの照合を照合手段で
    行い、前記生体検出装置からの生体データと前記記憶媒
    体に記憶された生体データとの照合が一致した場合のみ
    許可されることを特徴とする請求項1記載の本人認証機
    能を備えた電子押印システム。
  6. 【請求項6】 携帯可能な前記記憶媒体に記憶した生体
    データの変更は、前記生体検出装置からの生体データと
    前記記憶媒体に記憶された生体データとの照合を照合手
    段で行い、前記生体検出装置からの生体データと前記記
    憶媒体に記憶された生体データとの照合が一致した場合
    のみ許可されることを特徴とする請求項1記載の本人認
    証機能を備えた電子押印システム。
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