JP2002090664A - ライトバルブ - Google Patents

ライトバルブ

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JP2002090664A
JP2002090664A JP2000282330A JP2000282330A JP2002090664A JP 2002090664 A JP2002090664 A JP 2002090664A JP 2000282330 A JP2000282330 A JP 2000282330A JP 2000282330 A JP2000282330 A JP 2000282330A JP 2002090664 A JP2002090664 A JP 2002090664A
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JP
Japan
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thin
light
mirror
piezo element
voltage
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JP2000282330A
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English (en)
Inventor
Noritaka Mochizuki
則孝 望月
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動量が飽和するピエゾ素子を使用し、ミラ
ーの傾斜量を従来より大きくして、高いコントラストを
与えることができるライトバルブを提供する。 【解決手段】 101は弾性体、102は薄膜ピエゾ素
子、105、106は電極、14、104、107は支
柱、108はミラー、16、22、103は、金属等の
支持層である。薄膜ピエゾ素子18の特性が薄膜ピエゾ
素子102の特性と同じであり、それぞれに同じ電圧を
印加する場合には、ミラー108の傾斜は、薄膜ピエゾ
素子が一つである場合に比べて2倍にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ピエゾ素子の変形
を利用して反射鏡を作動させる作動型ミラーを用いたラ
イトバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】作動型ミラーの代表的なものが、米国特
許第5,481,396号に開示されている。そこにお
いてミラーは薄膜ピエゾ素子の変型により作動してい
る。ミラーの作動量はピエゾ素子に印加する電圧量に比
例する。従って作動量を大きくするためには印加電圧を
大きくする必要がある。
【0003】しかし、印加電圧と作動量とが比例関係に
ある範囲は限られており、ある電圧以上になると作動量
は飽和する。
【0004】図5は、米国特許第5,481,396号
に開示されたライトバルブである。18はピエゾ素子、
20は弾性体、24,26は電極、14,16,22は
金属等の支持層である。32は反射ミラーである。
【0005】図6には、図5のピエゾ素子18が変形し
た状態を示す。このとき、電極24と電極26の間に電
圧が印加されている。印加された電圧に応じて弾性体2
0上の鏡面が傾斜するので、ライトバルブとして使用す
ることができる。図7も、米国特許第5,481,39
6号に開示されたライトバルブである。図5のライトバ
ルブに支柱66を介してミラープレート80が付加され
ている。この場合には、弾性体20上には鏡面を設ける
必要はない。
【0006】図8は、図7のピエゾ素子18が変形した
状態を示す。このとき、電極24と電極26の間に電圧
が印加されている。印加された電圧に応じて弾性体20
上の鏡面が傾斜するので、ライトバルブとして使用する
ことができる。この場合、ミラープレート80は変形し
ないので、ミラープレーと80に入射した光が反射され
る角度は一定となり、コントラストの高いライトバルブ
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ピエゾ素子に
よるミラーの作動量は限られているため、ライトバルブ
としてのコントラストも限られている。
【0008】そこで、本発明は、作動量が飽和するピエ
ゾ素子を使用し、ミラーの傾斜量を従来より大きくし
て、高いコントラストを与えることができるライトバル
ブを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明のライトバルブは、支持層と、前記支持層上
に配置した支柱と、前記支柱で一端を支持した第1薄膜
ピエゾ素子と、前記第1薄膜ピエゾ素子の他端上に配置
した支柱で一端を支持した第2薄膜ピエゾ素子と、前記
第2ピエゾ素子の他端上に配置した支柱で一端を支持し
たミラーとを備え、前記第1及び第2ピエゾ素子に電圧
を印加して、前記ミラーを傾斜させるようにしている。
【0010】又、本発明のライトバルブは、一端を支柱
で支持した第1薄膜ピエゾ素子と、前記第1薄膜ピエゾ
素子の他端上に配置した支柱で一端を支持した第2薄膜
ピエゾ素子と、前記第2ピエゾ素子の他端上に配置した
支柱で一端を支持したミラーとを備え、前記第1及び第
2ピエゾ素子に電圧を印加して、前記ミラーを傾斜させ
るようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
ライトバルブについて説明する。図1は本発明のライト
バルブの断面図である。101は弾性体、102は薄膜
ピエゾ素子、105、106は電極、14、104、1
07は支柱、108は反射ミラー、16、22、103
は、金属等の支持層である。なお、101は弾性体とし
て機能すれば、後述の窒化膜の他に、金属等であっても
よい。
【0012】図2には、図1のライトバルブの電極10
5と電極106の間に電圧を印加した時の薄膜ピエゾ素
子102の変形、及び電極24と電極26の間に電圧を
印加した時の薄膜ピエゾ素子18の変形を示している。
【0013】薄膜ピエゾ素子18の特性が薄膜ピエゾ素
子102の特性と同じであり、それぞれに同じ電圧を印
加する場合には、ミラー108の傾斜は、薄膜ピエゾ素
子が一つである場合に比べて2倍にすることができる。
【0014】図2には、薄膜ピエゾ素子を2個用いた例
を示しているが、薄膜ピエゾ素子を3個以上用いてミラ
ーの傾斜角をより大きくすることができる。
【0015】弾性体101には窒化ケイ素等の窒化物を
用いることができる。その厚さは、0.1μm以上で2
μm以下が好適である。
【0016】電極105,106には、例えば、プラチ
ナ・タンタル合金(Pt/Ta)等を用いることができ
る。その厚さは、0.1μm以上で2μm以下が好適で
ある。
【0017】薄膜ピエゾ素子101にはPZT等の圧電
物質を用いる。その厚さは、0.1μm〜2μmが好適
である。薄膜ピエゾ素子101の紙面内水平方向の長さ
は最大で数10μm程度とするのが好適である。
【0018】ところで、図8に示したライトバルブにお
いては、Daewoo社の資料(月刊FPD inte
lligence 1999.11.pp70−72)
によると、印加電圧8Vのときミラー傾斜角は4°程度
である。
【0019】従って、薄膜ピエゾ素子18の特性が薄膜
ピエゾ素子102の特性と同じであり、それぞれに8V
の電圧を印加する場合には、ミラー108の傾斜角は、
8°程度となる。
【0020】このような本発明のライトバルブ素子を1
次元又は2次元状に配列してTV信号等により駆動し、
光学系を用いて投影すれば大画面の画像投影装置が得ら
れる。
【0021】図3は、本発明のライトバルブの2次元配
列の斜視図である。501はライトバルブ素子201を
2次元に配列したものである。401,40N,40
X,40Mは4隅のものを示す。301,302,30
3,304は素子の電極にTV信号に基づいて電圧を印
加するための電源である。これらの電源を使用して、図
示しない走査回路によって各々のライトバルブを駆動す
る。
【0022】図4は、2次元配列のライトバルブを投影
するための投影光学系の光路図である。光源601から
出た光はレンズ602により光線603,604,60
5等で示される平行光となってライトバルブの2次元配
列501へ向う。
【0023】1例として1個のライトバルブ40Nを照
射した光線603は、ライトバルブ40Nに電圧が印加
されていない時には正反射光606となってレンズ61
2の焦点近傍に置かれたストッパー608で吸収され
る。一方、ライトバルブ40Nに電圧が印加されている
時には反射光は正反射方向から外れた光線607となっ
てレンズ612に入射する。そして、光線609となっ
てレンズ612から射出し、スクリーン610上の点6
11へ向う。
【0024】501の素子変調が2次元的に行われるこ
とによりスクリーン610上には501による変調画像
が投影される。
【0025】ライトバルブが1次元配列されている場合
には、スクリーン上には一つの直線上にTV信号で変調
された光点が得られる。そこで、この直線状の光点列
を、その直線と直角方向に走査すれば、2次元画像を投
影表示することができる。その際、回転鏡等の光走査手
段を使用して、画像信号に同期させて光点列を走査すれ
ばよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、作動量が
飽和するピエゾ素子を使用していながら、ミラーの傾斜
量を従来より大きくして、高いコントラストを与えるこ
とができる作動ミラー型ライトバルブを提供することが
できる。又、このライトバルブの1次元又は2次元配列
を用いて、画像投影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作動ミラー型ライトバルブの断面図
【図2】本発明の作動ミラー型ライトバルブに電圧を印
加した場合の断面図
【図3】本発明の作動ミラー型ライトバルブの2次元配
列の斜視図
【図4】本発明の作動ミラー型ライトバルブの2次元配
列に好適な投影光学系の光路図
【図5】従来の作動ミラー型ライトバルブの断面図
【図6】従来の作動ミラー型ライトバルブに電圧を印加
した場合の断面図
【図7】従来の他の作動ミラー型ライトバルブの断面図
【図8】従来の他の作動ミラー型ライトバルブに電圧を
印加した場合の断面図
【符号の説明】
14、104、107 支柱 16、22、103 支持層 18、102 薄膜ピエゾ素子 20、101 弾性体 32 反射ミラー 108 反射ミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持層と、 前記支持層上に配置した支柱と、 前記支柱で一端を支持した第1薄膜ピエゾ素子と、 前記第1薄膜ピエゾ素子の他端上に配置した支柱で一端
    を支持した第2薄膜ピエゾ素子と、 前記第2ピエゾ素子の他端上に配置した支柱で一端を支
    持したミラーとを備え、前記第1及び第2ピエゾ素子に
    電圧を印加して、前記ミラーを傾斜させることを特徴と
    するライトバルブ。
  2. 【請求項2】 一端を支柱で支持した第1薄膜ピエゾ素
    子と、 前記第1薄膜ピエゾ素子の他端上に配置した支柱で一端
    を支持した第2薄膜ピエゾ素子と、 前記第2ピエゾ素子の他端上に配置した支柱で一端を支
    持したミラーとを備え、前記第1及び第2ピエゾ素子に
    電圧を印加して、前記ミラーを傾斜させることを特徴と
    するライトバルブ。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれか一つに記載され
    たライトバルブを2次元に配列した光変調手段と、 前記光変調部を照明する光源手段と、 前記光変調部を投影する投影光学手段とを備え、 画像信号に基づいて前記第1及び第2ピエゾ素子に前記
    電圧を印加することを特徴とする画像投影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2のいずれか一つに記載され
    たライトバルブを1次元に配列した光変調手段と、 前記光変調部を照明する光源手段と、 前記光変調部を投影する投影光学手段と、 前記光変調部の投影像を前記1次元配列方向と直角方向
    に走査する光学的走査手段とを備え、 画像信号に基づいて前記第1及び第2ピエゾ素子に前記
    電圧を印加することを特徴とする画像投影装置。
  5. 【請求項5】 前記投影光学手段は、前記電圧が印加さ
    れていない場合の前記ライトバルブからの反射光を阻止
    する反射光阻止手段を含むことを特徴とする請求項3、
    4のいずれか一つに記載された画像投影装置。
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