JP2002090233A - 橋梁の歪み分布計測方法 - Google Patents

橋梁の歪み分布計測方法

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JP2002090233A
JP2002090233A JP2000278019A JP2000278019A JP2002090233A JP 2002090233 A JP2002090233 A JP 2002090233A JP 2000278019 A JP2000278019 A JP 2000278019A JP 2000278019 A JP2000278019 A JP 2000278019A JP 2002090233 A JP2002090233 A JP 2002090233A
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正文 大河原
Shoji Iwasaki
正二 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点計測から連続計測へ、さらに長期モニタリ
ングを可能に橋梁の歪み分布を計測できるようにした橋
梁の歪み分布計測方法を提供することにある。 【解決手段】 一端から他端までの全長の桁7、9、1
1の間に適宜な間隔で複数の継ぎ部を有した橋梁1の歪
み分布を計測する際、前記各継ぎ部に光ファイバ15を
敷設しないで無張力の状態にたるませておき、前記各継
ぎ部以外の一端から他端までの全長の桁7、9、11に
一定の張力を与えながら光ファイバ15を敷設した状態
で、前記光ファイバの一端に歪・損失統合型光パルス試
験器を接続し、光ファイバ15中おけるブリルアン散乱
光を基にして光ファイバ15に生ずる長さ方向の歪みを
前記歪・損失統合型光パルス試験器17で計測すること
により、橋梁1の歪み分布を計測すること特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバを用
いて橋梁の歪み分布を計測する橋梁の歪み分布計測方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】静的載荷試験とは、構造物、部材、地盤
や杭に荷重を加えて、荷重(応力度)と変形(歪み)と
の関係を求める試験である。試験方法は、静止した載荷
荷重を載せて荷重(応力度)と変形(歪み)との関係を
調べる静的載荷試験と、変動する荷重や載荷位置に対し
て構造物の振動特性を調べる動的載荷試験とがある。
【0003】そして、橋梁の載荷試検は、建設当初の荷
重規模より大きな車両を載せる場合の検証や、経年の劣
化が激しくて、橋梁の耐荷力が建設当時の条件を満足し
ているかなどを判断するために実施する静的載荷試験が
多い。
【0004】従来の橋梁の静的載荷試験は、主要部材で
ある桁に変位計を取付け、この変位計によりたわみを計
測したり、桁の歪みを電気抵抗の変化を利用したストレ
ーンゲージを使い計測することが多い。荷重としては、
設計荷重を再現するような大きな車両を使うケースは少
なく、採石や鉄板を載せた車両を使う。載荷位置や載荷
荷重を変えて数ケースを得られる変位、歪みを計算値と
比較し耐荷力を評価するものである。
【0005】橋梁の桁の設計は、桁の自重の他に床版、
高欄、塗装などの死荷重がかかることによる曲げモーメ
ントによる応力度と、車両や人間による活荷重による曲
げモーメントによる応力度の合計が、桁の許容値に下回
るように計画されている。設計は応力度と歪みに比例関
係が成立する弾性領域で計画されているため、桁の歪み
が計測できると、比例定数(ヤング率)を掛けると、応
力度が推定できる。
【0006】σ=M/Z=E*ε (但し、σ:応力度、M:曲げモーメント、Z:桁の断
面係数、E:ヤング率、ε:歪み)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスト
レーンゲージにより歪みを計測する方法では、点的計測
により橋梁全体の歪みの代表的な値を計測している例が
多く、連続的計測では多くのセンサを必要とし、さらに
継続的計測ではセンサの耐久性に問題が多く、計測維持
管理に課題が多かった。
【0008】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、点計測から連続計測へ、さ
らに長期モニタリングを可能に橋梁の歪み分布を計測で
きるようにした橋梁の歪み分布計測方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の橋梁の歪み分布計測方法
は、一端から他端までの全長の桁の間に適宜な間隔で複
数の継ぎ部を有した橋梁の歪み分布を計測する際、前記
各継ぎ部に光ファイバを敷設しないで無張力の状態にた
るませておき、前記各継ぎ部以外の一端から他端までの
全長の桁に一定の張力を与えながら光ファイバを敷設し
た状態で、前記光ファイバの一端に歪・損失統合型光パ
ルス試験器を接続し、光ファイバ中おけるブリルアン散
乱光を基にして光ファイバに生ずる長さ方向の歪みを前
記歪・損失統合型光パルス試験器で計測することによ
り、橋梁の歪み分布を計測すること特徴とするものであ
る。
【0010】したがって、一端から他端までの全長の桁
の間に適宜な間隔で複数の継ぎ部を有した橋梁の歪み分
布を計測する際には、前記各継ぎ部に光ファイバを敷設
しないで無張力の状態にたるませておき、前記各継ぎ部
以外の一端から他端までの全長の桁に一定の張力を与え
ながら光ファイバを敷設した状態とする。次いで、前記
光ファイバの一端に歪・損失統合型光パルス試験器を接
続し、光ファイバ中おけるブリルアン散乱光を基にして
光ファイバに生ずる長さ方向の歪みが前記歪・損失統合
型光パルス試験器で計測されて、橋梁の歪み分布が正確
に計測され、しかも連続的に長期モニタリングされる。
【0011】請求項2によるこの発明の橋梁の歪み分布
計測方法は、請求項1記載の橋梁の歪み分布計測方法に
おいて、前記歪・損失統合型光パルス試験器で橋梁の無
荷重状態の初期歪みを計測した後、橋梁に設定荷重を載
荷した状態の歪みを計測し、設定荷重時の歪みと初期歪
みとの差から載荷による歪みを求めることを特徴とする
ものである。
【0012】したがって、歪・損失統合型光パルス試験
器で橋梁の無荷重状態の初期歪みが計測された後、橋梁
に設定荷重を載荷した状態の歪みが計測される。この計
測された設定荷重時の歪みと初期歪みとの差から載荷に
よる歪みが正確に計測され、しかも連続的に長期モニタ
リングされる。
【0013】請求項3によるこの発明の橋梁の歪み分布
計測方法は、請求項1または2記載の橋梁の歪み分布計
測方法において、前記光ファイバの敷設は、前記各継ぎ
部間の光ファイバの両端を桁に両面テープにより仮止め
した後、各両面テープ間の光ファイバを前記桁に接着剤
で全面に接着せしめ、次いで、前記光ファイバを粘着テ
ープで貼ることを特徴とするものである。
【0014】したがって、各継ぎ部間の光ファイバの両
端が桁に両面テープにより仮止めされた後、各両面テー
プ間の光ファイバが前記桁に接着剤で全面に接着され
る。次いで、前記光ファイバが粘着テープで貼られるこ
とにより、光ファイバの敷設が簡単かつ容易に行われ
る。
【0015】請求項4によるこの発明の橋梁の歪み分布
計測方法は、請求項1、2または3記載の橋梁の歪み分
布計測方法において、前記光ファイバの敷設位置は、前
記桁の下フランジの上面または下面であることを特徴と
するものである。
【0016】したがって、光ファイバが桁の下フランジ
の上面または下面の位置に簡単かつ容易に貼られて、載
荷による歪みが正確に計測され、しかも連続的に長期モ
ニタリングされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】図1を参照するに、例えば川R上に橋梁1
が立設されている。すなわち、川R上の例えば支柱3、
5が適宜な間隔で立設されており、この支柱3と支柱5
との間における上部には例えば桁7、9、11が繋ぎ合
わせて設けられている。この桁7における例えば手前側
の一端(図1において右端)の図2に示されているよう
に、下フランジ13の上面から桁7、9、11の下フラ
ンジ13の上面までに光ファイバ15の一端が敷設され
ると共に光ファイバ15の他端は歪・損失統合型光パル
ス試験器17に接続されている。この歪・損失統合型光
パルス試験器17にはコード19の一端が接続されてい
ると共にコード19の他端はプラグ21に接続されてい
る。このプラグ21にはコード23の一端が接続されて
いると共にコード23の他端は電源25に接続されてい
る。この電源25の一例として、光ファイバ15が電磁
誘導やノイズに影響されないことから簡易型発電機(ガ
ソリンエンジン付き)を使用することも可能である。ま
た、前記歪・損失統合型光パルス試験器17にはコード
27の一端が接続されていると共にコード27の他端は
出力手段としてのモニタ29に接続されている。さら
に、モニタ29にはコード31の一端が接続されている
と共にコード31の他端は前記プラグ21に接続されて
いる。このプラグ21には前記コード23を介して前記
電源25に接続されている。
【0019】前記桁7と桁9との繋ぎ部33A、桁9と
桁11の繋ぎ部33Bにおける光ファイバ15は、例え
ば図1に示されているように、数ループのごとく無張力
の状態にたるませておくようにする。しかも、光ファイ
バ15を例えば桁9における下フランジ13の上面に敷
設する具体的例としては、図3に示されているように、
前記繋ぎ部33A、繋ぎ部33Bのスプライスプレート
部35上には光ファイバ15を敷設せずに無張力の状態
にたるませておくようにし、そして、桁9における下フ
ランジ13の上面すなわち、図3において左右端上には
両面テープ37を張り付け、この両面テープ37上に光
ファイバ15を一定の張力を与えながら仮止めすべく張
り付ける。そして、この仮止めされた光ファイバ15を
接着剤39によって全面接着せしめ、次いで、粘着テー
プ41を光ファイバ15上に貼ることで、光ファイバ1
5が下フランジ13の上面に簡単かつ容易に敷設せしめ
ることができる。しかも、光ファイバ15の接着部分の
数カ所に熱電対温度センサを設置しておくことにより、
詳細を後述する歪み測定時の温度を測定し、データ解析
時に温度の影響を除くようにすることができる。
【0020】前記歪・損失統合型光パルス試験器17
は、OTDR(BrillouinOptical T
ime Domain Reflectometer)
とも呼ばれ、その原理について説明すると、光ファイバ
15の長さ方向の歪み分布と光損失分布の両方を測定す
ることができるものであるが、本実施の形態では前者の
光ファイバ15の長さ方向の歪み分布が関係するので、
その歪み分布の測定について説明する。
【0021】すなわち、光ファイバ15中のブリルアン
散乱光は非常に微弱であることから、歪み分布を測定す
るために、ブリルアン散乱光を高感度に検出することが
できるコヒーレント検波(信号光と参照光とを干渉さ
せ、中間周波数帯の電気信号に変換する検波方法)が必
要となる。前記ブリルアン散乱光は、光ファイバ15中
に入射された光が光ファイバ15中を伝播する際に引き
起こす、周期的な光ファイバガラスの密度のゆらぎによ
る散乱光であるが、この密度のゆらぎも光ファイバ15
中を伝播するため、光通信に使用される光ファイバ15
では、ブリルアン散乱光の周波数は、ドップラー効果に
より、光源の波長が1.55μmの場合、低周波数側に
約10GHシフトするものである。
【0022】図4において、歪・損失統合型光パルス試
験器17の検出部43は、光源部45、光合分波器47
およびコヒーレント光受信器49を備えており、光源部
45におけるレーザ発振器51からの出力光を光合分波
器53によって、2つに分波し、その一方を光周波数変
換器55、光パルス変調器57を介してパルス光を作る
ための光源とし、他方をコヒーレント検波に使用する参
照光とする。
【0023】パルス光は、光合分波器47を介して光フ
ァイバ15に入射され、光ファイバ15中で発生する後
方ブリルアン散乱光は、光合分波器47を介してコヒー
レント光受信器49で受信される。ブリルアン散乱光の
周波数が、上述のように、入射パルス光の周波数よりも
約10GH低いため、ブリルアン散乱光の周波数と入
射パルス光との差がほぼ等しくなるように、前記光周波
数変換器55によって予め高周波数側に約10GH
フトさせたパルス光を光ファイバ15に入射させる。こ
れにより、ブリルアン散乱光と参照光の周波数がほぼ等
しくなり、コヒーレント検波によりブリルアン散乱光を
高感度に検出することが可能となる。光周波数変換器5
5を用いて入射パルス光の周波数を変化させる毎にブリ
ルアン散乱光を測定し、光ファイバ15の長さ方向の各
計測箇所においてブリルアン散乱光の強度が最大になる
周波数を測定し、光ファイバ15の長さ方向の歪みを測
定することができるのである。
【0024】前記歪・損失統合型光パルス試験器17の
制御部59は、図5に示されているように、CPU61
を備えており、このCPU61には種々のデータを入力
せしめるための例えばキーボードのごとき入力手段63
が接続されていると共に種々のデータ、グラフなどを表
示せしめる例えばCRTのごとき前記モニタ29が接続
されている。また、前記CPU61には前記検出部43
のコヒーレント光受信器49が接続されている。
【0025】さらに、前記CPU61には図6に示され
ているように、予めブリルアン散乱光の周波数と歪みと
が比例関係にあるデータが求められてファイルされた周
波数と歪みとの関係ファイル65が接続されている。前
記CPU61には光ファイバ15の長さ方向における歪
みが求められてファイルされる歪みデータファイル67
が接続されていると共にこの歪みデータファイル67に
ファイルされた無荷重時の初期歪みデータと設定荷重時
の歪みデータとを基にして載荷による歪みを演算せしめ
る演算手段69が接続されている。
【0026】上記構成により、歪・損失統合型光パルス
試験器17で橋梁1上に例えば車両を載荷していない無
荷重状態におけるブリルアン散乱光の周波数を検出部4
3のコヒーレント光受信器49で計測せしめ、この計測
されたブリルアン散乱光の周波数を制御部59の周波数
と歪みとの関係ファイル65に取り込ませることによ
り、予め求められているブリルアン散乱光の周波数と歪
みとの比例関係で光ファイバ15の長さ方向の歪みが求
められる。この求められた無荷重状態における光ファイ
バ15の長さ方向の歪みが歪みデータファイル67にフ
ァイルされると共に例えばモニタ29に表示せしめる
と、図7に示されているように、曲線Aが画かれる。同
様にして、歪・損失統合型光パルス試験器15で橋梁上
に予め設定された例えば20t車+20t車からなる設
定荷重の車両を載荷した設定荷重状態におけるブリルア
ン散乱光の周波数を検出部43のコヒーレント光受信器
49で計測せしめ、この計測されたブリルアン散乱光の
周波数を制御部59の周波数と歪みとの関係ファイル6
5に取り込ませることにより、予め求められているブリ
ルアン散乱光の周波数と歪みとの比例関係で光ファイバ
15の長さ方向の歪みが求められる。この求められた設
定荷重状態における光ファイバ15の長さ方向の歪みが
歪みデータファイル67にファイルされると共に例えば
モニタ29に表示せしめると、図7に示されているよう
に、曲線Bが画かれる。
【0027】この画かれた曲線Bの値と曲線Aの値との
差を演算手段69で演算処理することにより、図8に示
されているように、測定個所、、における載荷に
よる歪み、すなわち静的載荷の歪みを連続的に正確かつ
容易に計測せしめることができる。なお、参考までに図
8において、●印が下フランジ13の裏面に張り付けた
電気抵抗歪みゲージによる測定値、▲印が理論値をそれ
ぞれ示すものである。
【0028】また、図7に示されているように、曲線
A、曲線Bとも繋ぎ部33A、繋ぎ部33Bは光ファイ
バ15が無張力のたるませた状態にあるため、測定個所
、、の境目での歪みは測定個所、、の歪み
とはっきり差が生じており、影響を受けることなく、誤
差を生じぜずに正確に計測することができる。
【0029】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、一端か
ら他端までの全長の桁の間に適宜な間隔で複数の継ぎ部
を有した橋梁の歪み分布を計測する際には、前記各継ぎ
部に光ファイバを敷設しないで無張力の状態にたるませ
ておき、前記各継ぎ部以外の一端から他端までの全長の
桁に一定の張力を与えながら光ファイバを敷設した状態
とする。次いで、前記光ファイバの一端に歪・損失統合
型光パルス試験器を接続し、光ファイバ中おけるブリル
アン散乱光を基にして光ファイバに生ずる長さ方向の歪
みが前記歪・損失統合型光パルス試験器で計測されて、
橋梁の歪み分布を正確に計測せしめることができ、しか
も連続的に長期モニタリングせしめることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、歪・損失統合型
光パルス試験器で橋梁の無荷重状態の初期歪みが計測さ
れた後、橋梁に設定荷重を載荷した状態の歪みが計測さ
れる。この計測された設定荷重時の歪みと初期歪みとの
差から載荷による歪みが正確に計測せしめることがで
き、しかも連続的に長期モニタリングせしめることがで
きる。
【0032】請求項3の発明によれば、各継ぎ部間の光
ファイバの両端が桁に両面テープにより仮止めされた
後、各両面テープ間の光ファイバが前記桁に接着剤で全
面に接着される。次いで、前記光ファイバが粘着テープ
で貼られることにより、光ファイバの敷設を簡単かつ容
易に行うことができる。
【0033】請求項4の発明によれば、光ファイバが桁
の下フランジの上面または下面の位置に簡単かつ容易に
貼られて、載荷による歪みを正確に計測せしめることが
でき、しかも連続的に長期モニタリングせしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の橋梁の歪み分布を計測する説明図で
ある。
【図2】桁における下フランジの上面に光フアイバを敷
設した断面図である。
【図3】桁の一部に光フアイバを敷設した一例の部分斜
視図である。
【図4】歪・損失統合型光パルス試験器の検出部の回路
説明図である。
【図5】歪・損失統合型光パルス試験器の制御部の構成
ブロック図である。
【図6】ブリルアン散乱光の周波数と歪みとの関係を表
した図である。
【図7】光フアイバの長さ方向における歪みを表した図
である。
【図8】光フアイバの長さ方向における載荷による歪み
を表した図である。
【符号の説明】
1 橋梁 3、5 支柱 7、9、11 桁 15 光フアイバ 17 歪・損失統合型光パルス試験器 25 電源 29 モニタ(出力手段) 33A、33B 繋ぎ部 37 両面テープ 39 接着剤 41 粘着テープ 43 検出部 45 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端から他端までの全長の桁の間に適宜
    な間隔で複数の継ぎ部を有した橋梁の歪み分布を計測す
    る際、前記各継ぎ部に光ファイバを敷設しないで無張力
    の状態にたるませておき、前記各継ぎ部以外の一端から
    他端までの全長の桁に一定の張力を与えながら光ファイ
    バを敷設した状態で、前記光ファイバの一端に歪・損失
    統合型光パルス試験器を接続し、光ファイバ中おけるブ
    リルアン散乱光を基にして光ファイバに生ずる長さ方向
    の歪みを前記歪・損失統合型光パルス試験器で計測する
    ことにより、橋梁の歪み分布を計測すること特徴とする
    橋梁の歪み分布計測方法。
  2. 【請求項2】 前記歪・損失統合型光パルス試験器で橋
    梁の無荷重状態の初期歪みを計測した後、橋梁に設定荷
    重を載荷した状態の歪みを計測し、設定荷重時の歪みと
    初期歪みとの差から載荷による歪みを求めることを特徴
    とする請求項1記載の橋梁の歪み分布計測方法。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバの敷設は、前記各継ぎ部
    間の光ファイバの両端を桁に両面テープにより仮止めし
    た後、各両面テープ間の光ファイバを前記桁に接着剤で
    全面に接着せしめ、次いで、前記光ファイバを粘着テー
    プで貼ることを特徴とする請求項1または2記載の橋梁
    の歪み分布計測方法。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバの敷設位置は、前記桁の
    下フランジの上面または下面であることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の橋梁の歪み分布計測方法。
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