JP2002087395A - 飛行船の発進方法及び飛行船発進装置 - Google Patents

飛行船の発進方法及び飛行船発進装置

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JP2002087395A JP2000283588A JP2000283588A JP2002087395A JP 2002087395 A JP2002087395 A JP 2002087395A JP 2000283588 A JP2000283588 A JP 2000283588A JP 2000283588 A JP2000283588 A JP 2000283588A JP 2002087395 A JP2002087395 A JP 2002087395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小推進力であっても操縦安定性を確保して円
滑な上昇飛行が得られる飛行船の発進方法及び発進装置
を提供する。 【解決手段】水平姿勢の飛行船10の船首部11及び船
尾部12を各々固定する船首部支持手段35と船尾部支
持手段46によって飛行船10を水平姿勢に保持する飛
行船発進装置20を備え、船首部支持手段35及び船尾
支持手段46によって各々船首部11及び船尾部12を
固定して飛行船10を水平姿勢に保持した状態から、船
首部支持手段35による船首部11の固定を解除して飛
行船10に収容された浮揚気体による浮力によって船首
部11側を浮上させて飛行船10を水平姿勢から垂直姿
勢に移動させ、垂直姿勢で飛行船10の船尾部12の船
尾支持手段46による固定を解除して飛行船10を垂直
姿勢で上昇せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行船の発進方法
及び飛行船発進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に飛行船は、大きな滑走路や飛行場
を必要とせず、騒音の発生が比較的少なく、低速飛行が
可能であることから、比較的低高度(高度数km以下)
での広告宣伝、イベント中継、輸送や観光用等に使用さ
れている。
【0003】このような飛行船は、流線型の船体内にヘ
リウムガス等の浮揚気体を収容するに十分なスペースを
確保することから、それ自体が大きく、屋外に係留する
と風の影響を直接受けるので、その係留には風の影響を
考慮しなければならない。特に側方からの風、いわゆる
横風抗力は大きく、飛行船の動きを完全に拘束した状態
で係留することは困難である。
【0004】そこで、従来の飛行船の係留方法は、図8
に概略を示すように飛行船101の船首部を地上に立設
されたマスト105に旋回自在に繋留し、船体中心付近
に設けられたゴンドラ102の下部に取り付けられた車
輪103によって地上に支持せしめ、係留状態では側方
の風抗力が作用しないように、風に自由に吹き流されて
風見の如くマスト105の回りを旋回するように係留さ
れている。離陸は、船首部の繋留を解除して飛行船10
1に搭載された推進機の推力と浮揚気体の浮力によって
浮上する。
【0005】また、このマスト105に飛行船101を
繋留する係留方法によると、マスト105を中心に飛行
船101全体が旋回するので広大な係留用地が必要にな
る。この対策として、図9に示すように飛行船101全
体を水平姿勢で大型台車106上に多数のロープ107
で拘束し、離陸時には各ロープ107を同時に操作して
離脱させる水平離脱方式がある。
【0006】このような比較的低高度で使用される飛行
船101は、大きな船体内にヘリウムガス等の浮揚気体
を収容するのに十分なスペースがあり、重く出力の大き
な推進機を搭載することが可能であり、一般の航空機の
ように水平に離陸発進する運航形態が通常採用されてい
る。
【0007】一方、成層圏等の高々度(例えば高度17
km以上)に定点滞空して静止衛星のように電波中継に
よる情報通信、放送、写真やレーダ等の電磁波による地
表や気象観測を広範囲に実施したり、高層大気中の成分
分析等の調査、また高空を任意の地点に移動かつ長時間
の滞空可能なことから広範囲な測量、観測、調査、監視
及び偵察等の大規模な任務を比較的安価に達成できる成
層圏飛行船が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大気密度が海
面付近に比べ約14〜15分の1に希薄化する成層圏等
の高々度へ上昇する飛行船にあっては、浮力を発生させ
る浮揚気体の容積を地上に比べ、成層圏において14〜
15倍と大幅に変化させる必要があることから、船体の
大きさが巨大化される。このため特に飛行船の製造或い
は運航上の利便性から船体構造や装備品の軽量化が要求
され、極力船体規模を抑制する必要がある。
【0009】この結果、成層圏用の飛行船は小型軽量化
された推進機による小推進力と浮上に必要な最小限の浮
力による操縦が余儀なくされ、操縦能力が抑制される結
果、飛行船が突風や横風を受けた際に操縦安定性に影響
を及ぼし、特に地上付近で突風や横風等により流されて
円滑な上昇飛行が妨げられれることが懸念される。
【0010】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、小推進力であっても操縦安定性を確保して円滑
な上昇飛行が得られる飛行船の発進方法及び飛行船発進
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の飛行船の発進方法は、水平姿勢の飛行船の
船首部及び船尾部を各々固定する船首部支持手段と船尾
部支持手段とによって上記飛行船を水平姿勢に保持する
飛行船発進装置を備え、上記船首部支持手段及び船尾支
持手段によって各々船首部及び船尾部を固定して飛行船
を水平姿勢に保持した状態から、上記船首部支持手段に
よる船首部の固定を解除して上記飛行船に収容された浮
揚気体による浮力によって船首部側を浮上させて上記飛
行船を水平姿勢から垂直姿勢に移動させ、該垂直姿勢に
おける飛行船の船尾部の上記船尾支持手段による固定を
解除して上記飛行船を垂直姿勢で上昇せしめることを特
徴とする。
【0012】請求項1の発明によると、船首部支持手段
及び船尾部支持手段によって飛行船を水平姿勢に保持す
ることによって、比較的低所での飛行船の整備等の作業
が可能になり、その作業性に優れ、かつ前面面積が小さ
な垂直姿勢で飛行船を上昇させることによって、飛行方
向の空気抵抗が大幅に減少せしめられ、限られた浮揚気
体による浮力や推進機による小さな推進力であっても大
きな上昇速度が確保できて操縦の安定性が得られる。こ
の結果、地上付近で横風等の影響が懸念される領域から
迅速に所定上空まで上昇することができて円滑な飛行船
の発進がもたらされる。
【0013】請求項2に記載の飛行船発進装置の発明
は、水平姿勢における飛行船の船首部を固定する船首部
支持手段を有する前方支持装置と、上記水平姿勢の飛行
船の船尾部を固定する船尾部支持手段を有すると共に、
上記前方支持手段と協働して上記飛行船を水平姿勢に保
持する後方支持装置とを備え、上記船首部支持手段によ
る船首部固定を解除によって、上記飛行船に収容された
浮揚気体による浮力によって船首部側を浮上させて上記
飛行船を水平姿勢から垂直姿勢に移動せしめ、かつ船尾
部支持手段による上記船尾部の固定解除によって上記飛
行船を上昇せしめることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明によると、船首部支持手段
及び船尾部支持手段によって飛行船を水平姿勢に保持す
ることによって、比較的低所での飛行船の整備作業等が
可能になり作業性に優れると共に、船首部支持手段によ
る固定を解除することによって、飛行船自体に収容され
た浮揚気体による浮力によって飛行船を垂直姿勢に移動
させることが可能であり、飛行船発進装置の構成の複雑
化を招くことなく飛行船を垂直姿勢に移行でき、請求項
1の飛行船の発進方法を容易に実施することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2の飛行
船発進装置において、上記後方支持装置は上記船首部支
持手段による船首部の固定解除による飛行船の水平姿勢
から垂直姿勢への移行に連動して、船尾部を固定する船
尾部支持手段を水平姿勢の飛行船の船尾部を固定する水
平位置から垂直姿勢の飛行船の船尾部を固定する垂直位
置に回動する水平垂直変更機構を備えたことを特徴とす
る。
【0016】請求項3の発明によると、水平垂直変更機
構によって飛行船の姿勢変化に連動して船尾部支持手段
を回動することによって飛行船に負荷を掛けることなく
水平姿勢から垂直姿勢に円滑に移行することができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3の飛行船発進装置において、上記後方支持装置は、船
尾部支持手段による船尾部の固定解除による飛行船の浮
揚気体による上昇開始速度を制御する上昇加速度補助装
置を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項4の発明によると、上昇加速度補助
装置によって飛行船の上昇開始速度を制御することによ
って飛行船に急激な衝撃が飛行船に作用することなく円
滑に上昇を開始することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4の飛行
船発進装置において、上記上昇速度補助装置は、ロープ
巻き取りローラと、該ロープ巻き取りローラに固定端が
固定され、かつ自由端が船尾部に配設されたロープ挿通
金具に挿通して折り返されて上記固定端と共に上記ロー
プ巻き取りローラに繰り出し可能に巻き取られるロープ
とを有する離脱機構部を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明によると、ロープ巻き取り
ローラに巻き取られたロープの繰り出し速度によって飛
行船の上昇開始速度が制御され、ロープの二重に巻き取
られた部分がロープ巻き取りローラから繰り出される
と、船尾部に設けられたロープ挿通金具からロープが擦
り抜け始め、飛行船の自由上昇が開始せしめられて、円
滑な飛行船の発進が得られる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項5の飛行
船発進装置において、上記離脱機構部は、上記ロープ巻
き取りローラの固定及び回転を許容するクラッチと、上
記ロープ巻き取りローラの回転速度を制御するブレーキ
とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項6の発明によると、クラッチによる
ロープ巻き取りローラの回転を許容することによって飛
行船の上昇が開始せしめられ、ブレーキによりロープ巻
き取りローラの回転速度を制御することによって上昇開
始速度を制御することができいる。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかの飛行船発進装置において、上記船首部支持手
段及び船尾部支持手段は、上記水平姿勢を保持した飛行
船を、該飛行船の中心軸線回りに回転自在に支持するこ
とを特徴とする。この請求項7の発明によると、水平姿
勢保持しつつ飛行船を所望回転角回転させることによっ
て地上における飛行船の整備等の作業が容易に行える。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項2〜7の
いずれかの飛行船発進装置において、上記前方支持装置
及び後方支持装置は、各々互いに連結支持台及び連結器
を介して連結された走行台車を備えたことを特徴とす
る。請求項8の発明によると、前方支持装置及び後方支
持装置が互いに連結された走行台車を備えることから、
飛行船を係留した状態で容易に移動することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による飛行船の発進
方法及び飛行船発進装置の実施の形態を図1乃至図7に
よって説明する。
【0026】図1は、本実施の形態による飛行船の発進
方法及び飛行船発進装置の概要を示す説明図である。図
中符号10は飛行船であって、20は飛行船10の発進
装置である。
【0027】飛行船10は、フープ応力を減らすために
円筒形断面を有し側面視略楕円形で前後方向に長い流線
型に形成されている。
【0028】飛行船発進装置20は、連接支持台21及
び連結器22等によって連接されて水平姿勢の飛行船1
0の船首部11を保持する前方支持装置30と、船尾部
12を保持する後方支持装置40とを備えている。
【0029】前方支持装置30は、図2に概要を模式的
に示すように移動台車31を有し、移動台車31上に円
筒状の支持部材32が立設されている。支持部材32の
上端に上下機構33を介して上下移動自在に回転機構3
4が設けられ、回転機構34によって船首部11を保持
する船首部支持手段35が設けられている。
【0030】上下機構33は、ベアリング33bを介し
て支持部材32に回動自在に支持されると共に、ロック
装置(図示せず)によって支持部材32に固定される支
軸33aを有し、支軸33aに支持されたラック33c
をピニオン33dにより駆動することによって回転機構
34を上下移動するように構成されている。
【0031】回転機構34は、上下機構33によって上
下移動自在に支持された水平方向に延在する円筒状のハ
ウジング34aを有し、ハウジング34aにベアリング
34bによって回転軸34cが回転自在に支持されてい
る。この回転軸34cはロック装置(図示せず)のロッ
クを解除することによって付勢手段、例えばコイルスプ
リング34dの付勢力によって船首部11から離反する
方向に移動せしめられる。
【0032】回転軸34cの船首部11側に船首部支持
手段35が配設されている。船首部支持手段35は、回
転軸34cに設けられた円板状のキャップ35aと、弾
性を有する環状のクッションパッド35bと、複数の保
持ロープ35cとによって構成され、図2に示すように
キャップ35aにクッションパッド35bを介在して船
首部11を当接して回転軸34cの回転軸心と飛行船1
0の中心軸線とが同軸心となるように位置決めし、キャ
ップ35aに設けられた係止フック35eと船首部11
に取り付けられた係止フック11eとの間を保持ロープ
35cによって繋止することによってキャップ35aに
船首部11が固定される。
【0033】更に、図3に示すように移動台車31上に
は、姿勢変更ロープ37を巻き取り及び繰り出す姿勢変
更ロープ調整装置36が設けられ、船首部11には姿勢
変更ロープ37の先端を係止するためのロープ係止部1
1fが設けられている。
【0034】一方、後方支持装置40は、図4に概要を
模式的に示すように移動台車41を有し、移動台車41
上に、水平方向でかつ移動台車41の車幅方向に延在す
る回動軸心42aを中心に回動自在に円筒状の支持部材
42が支持され、支持部材42は水平垂直変更機構43
によって支軸部材42が垂直に起立する水平位置と水平
に横臥する垂直位置に回動せしめられる。
【0035】この水平垂直変更機構43は、支持部材4
2に設けられた回動軸心42aを中心とする円弧状の円
弧軌道ギヤ43aと、円弧軌道ギヤ43aに噛合する駆
動ギヤ43bを有し、電動モータ(図示せず)による駆
動ギヤ43bの回転駆動によって、円弧軌道ギヤ43a
を介して支持部材42が回動せしめられ、かつブレーキ
(図示せず)によって駆動ギヤ43bを停止保持するこ
とによって支持部材42が該位置に停止して保持され
る。
【0036】支持部材42の上端に上下機構44を介し
て上下移動自在に回転機構45が設けられ、回転機構4
5によって船尾部12を保持する船尾部支持手段46が
設けられ、更に船尾部支持手段46に上昇加速補助装置
47が形成されている。
【0037】上下機構44は、ベアリング44bを介し
て支持部材42に回動自在に支持されると共に、ロック
装置(図示せず)によって支持部材42に固定される支
軸44aを有し、支軸44aに支持されたラック44c
をピニオン44dにより駆動することによって回転機構
45を上下移動するように構成されている。
【0038】回転機構45は、上下機構44によって上
下移動自在に支持された水平方向に延在する円筒状のハ
ウジング45aを有し、ハウジング45aにベアリング
45bによって回転軸45cが回転自在に支持されてい
る。この回転軸45cはロック装置(図示せず)を解除
することによって付勢手段、例えばコイルスプリング4
5dの付勢力によって船尾部12から離反する方向に移
動せしめられる。
【0039】回転軸45cの船尾部12側に船尾部支持
手段46が配設されている。船尾部支持手段46は、回
転軸45cに設けられた円板状のキャップ46aと、弾
性を有する環状のクッションパッド46bと、複数の保
持ロープ46cとによって構成され、図4に示すように
キャップ46aにクッションパッド46bを介在して船
尾部12を当接して回転軸45cの回転軸心と飛行船1
0の中心軸線とが同軸心となるように位置決めし、キャ
ップ46aに設けられた係止フック46eと船尾部12
に取り付けられた係止フック12eとの間を保持ロープ
46cによって繋止することによってキャップ46aに
船首部12が固定される。
【0040】次に図5乃至図7によって上昇加速補助装
置47について説明する。上昇加速補助装置47は、図
5に示すように回転軸45cの船尾部支持手段46と反
対側の端部に設けられた離脱機構部48を有し、離脱機
構部48は、図6に概略を示すように、回転軸48aに
フライホイール48bと、フライホイール48bに結合
されたロープ巻き取りローラ48cと、ロープ巻き取り
ローラ48cを固定すると共にその回転を許容するクラ
ッチ48dと、ロープ巻きローラ48cの回転速度を制
御するブレーキ48eとを有している。
【0041】ロープ巻き取りローラ48cに巻き取られ
るロープ49は、図7に示すようにその固定端49aが
ロープ巻き取りローラ48cに固定されて回転軸45c
の軸心に沿って穿設されたロープ貫通孔48gを挿通し
て船尾部12に取り付けられたロープ挿通金具12gの
挿通孔を挿通して折り返され、ロープ貫通孔48gを再
び貫通して、その自由端49bが固定端49aと共にロ
ープ巻き取りローラ48cに巻き取られ、かつ繰り出す
ように構成されている。なお、この上昇加速補助装置4
7の作用については、後述する飛行船発進装置20の作
動説明と共に説明する。
【0042】次に、このように構成された飛行船発進装
置20の作用及び飛行船発進装置20を用いた飛行船1
0の発進方法について説明する。
【0043】先ず、地上における発進装置20による飛
行船10の係留状態について説明する。
【0044】係留状態における飛行船10は、図1に示
すように船首部11が前方支持装置30の船首部支持手
段35によって、船尾部12が後方支持装置40の船尾
部支持手段46によって各々支持されると共に、船首部
11及び船尾部12の各近傍がロープ51によって連結
支持台21に緊結することによって、水平姿勢で係留さ
れる。
【0045】前方支持装置30による船首部11の支持
は、図2に示すように上下機構33によって飛行船10
の大きさ等に応じて高さ調整された回転機構34の回転
軸34cを、ハウジング34aから船首部11側に突出
させてロック装置によって固定し、回転軸34cに配設
された船首部支持手段35のキャップ35aに環状のク
ッションパッド35bを介在させて船首部11を当接さ
せて飛行船10の中心軸線と回転軸34cの回転軸心が
同軸心となるように位置決めする。この位置決めされた
状態で、キャップ35aに設けられた各係止フック35
eと船首部11に設けられた対応する各係止フック11
eとの間を保持ロープ35cによって繋止することのよ
って、船首部11が前方支持装置30に支持される。
【0046】一方、後方支持装置40による船尾部12
の支持は、図4に示すように移動台車41上に支持部材
42を垂直に起立した状態に水平垂直変更機構43によ
って停止保持すると共に、上下機構44によって高さ調
整し、かつ回転機構45の回転軸45cを、ハウジング
45aから船尾部12側に突出させてロック装置によっ
て固定し、回転軸45cに配設された船尾部支持手段4
6のキャップ46aに環状のクッションパッド46bを
介在させて船尾部12を当接させて飛行船10の中心軸
線と回転軸45cの回転軸心が同軸心となるように位置
決めする。この位置決めされた状態で、キャップ46a
に設けられた各係止フック46eと船尾部12に設けら
れた対応する各係止フック12eとの間を保持ロープ4
6cによって繋止することのよって、船尾部12を船尾
部支持手段46に支持させる。
【0047】更に、上昇加速補助装置47のロープ巻き
ローラ48cにロープ49の固定端49aを固定し、か
つ自由端49bを回転軸45cのロープ貫通孔48gを
挿通して船尾部12に取り付けられたロープ挿通金具1
2gを挿通して折り返して再びロープ貫通孔48gを貫
通させて、自由端49bを固定端49aと共にロープ巻
き取りローラ48cに巻き取られる。
【0048】このように水平姿勢で船首部11が前方支
持装置30に、船尾部12が後方支持装置40に支持さ
れ、かつ船首部11及び船尾部12の各近傍がロープ5
1によって連結支持台21に緊結されて水平姿勢で搭載
された飛行船10は、発進装置20の移動によって水平
姿勢を保持した状態で容易に移動せしめられる。
【0049】また、飛行船10の発進前等の地上での整
備作業にあたっては、飛行船10が水平姿勢で、かつ船
首部支持手段35及び船尾部支持手段46が各々飛行船
10が前方支持装置30に配設された回転機構34及び
後方支持装置40に配設された回転機構45によって回
転自在に支持されることから、飛行船10の前後方向略
中央部外周に垂下された複数の牽引ロープ15を順次下
方に引くことによって飛行船10がその中心軸線回りに
任意の回転角に回転せしめられ、かつ船首部11を支持
する前方支持装置30の船首部支持手段35及び船尾部
12を支持する後方支持装置40の船尾部支持手段46
が各々上下機構33及び44によって飛行船10の大き
さや、作業箇所に応じて高さが調整されて比較的低所で
の作業が可能が可能であり、その作業性に優れると共に
作業の安全性が確保される。
【0050】次に、飛行船発進装置20による飛行船1
0の発進にあたっては、前方支持装置30の移動台車3
1に設けられた姿勢変更ロープ調整装置36から姿勢変
更ロープ37を繰り出し、姿勢変更ロープ37の先端を
船首部11に取り付けられたロープ係止部11fに緊結
して図3に示すように姿勢変更ロープ調整装置36とロ
ープ係止部11fとの間に姿勢変更ロープ37を緊張を
付与する。
【0051】姿勢変更ロープ調整装置36により姿勢変
更ロープ37に緊張を付与した状態で、キャップ35a
及び船首部11に各々設けられた係止フック35eと係
止11eとの間に繋結された保持ロープ35cを解き放
す。更に回転機構34のロック装置によるロックを解除
して、コイルスプリング34dの付勢力によって図3の
ように回転軸34cを船首部11側から離反する方向に
移動せしめ、キャップ35aと船首部11との間に挟持
されて保持されたクッションパッド35bを脱落させて
船首部支持手段35から船首部11を解放する。
【0052】続いて、姿勢変更ロープ調整装置36から
徐々に姿勢変更ロープ37を繰り出して飛行船10に収
容された浮揚気体の浮力によって徐々に飛行船10の船
首部11を浮上せしめると共に、姿勢変更ロープ37の
繰り出し量と連動させて後方支持装置40の水平垂直変
更機構43により支軸部材42を横臥させて船尾部支持
手段46を図1及び図4に二点鎖線で示すように水平位
置から垂直位置に回動せしめて飛行船10を垂直姿勢で
停止する。即ち、水平垂直変更機構43の駆動ギヤ43
bによりを円弧軌道ギヤ43aを回転駆動させて支持部
材42を回動軸心42aを中心に回動させ、支持部材4
2の頂端に支持された船尾部支持部材46が二点鎖線で
示す垂直位置に達して飛行船10が垂直姿勢に成った状
態で駆動ギヤ43bの回転を停止し、ブレーキにより該
位置に保持する。この水平姿勢から垂直姿勢への移行に
あたり、水平垂直変更機構43によって飛行船10の姿
勢変化に連動して船尾部支持手段46を回動することに
よって飛行船10に負荷を掛けることなく水平姿勢から
垂直姿勢に円滑に移行することができる。
【0053】垂直位置に保持した状態で、姿勢変更ロー
プ37を船首部11に取り付けられたロープ係止部11
fから解き放すと共に、キャップ46a及び船尾部12
に各々設けられた係止フック46eと係止フック12e
との間に繋結された保持ロープ46cを解き放し、船首
部支持手段46から船首部12を解放する。
【0054】しかる後、上昇加速補助装置47のクラッ
チ48dを解放してロープ巻き取りローラ48cの回転
を許容する。ロープ巻き取りローラ48cの回転が許容
されると、飛行船10は、飛行船10内の浮揚気体によ
る浮力により、更に必要に応じて飛行船10に搭載され
た推進機の推力が付加されてロープ49をロープ巻き取
りローラ48cから繰り出しつつ上昇する。この飛行船
10の上昇速度は、ロープ巻きローラ48cの回転速度
をブレーキ48eにより調整することによって急加速す
ることなく徐々に増速するようにロープ巻き取りローラ
48cから繰り出されるロープ49の繰り出し速度によ
って制御される。
【0055】飛行船10が上昇してロープ49の自由端
49bがロープ巻き取りローラ48cから繰り出され
る、換言するとロープ49の二重に巻き取られた部分が
繰り出されると、飛行船10の船尾部12に設けられた
ロープ挿通金具12gからロープ49が擦り抜け始め、
飛行船10は自由上昇を開始する。
【0056】従って、上昇加速補助装置47によって、
飛行船10は緩やかに上昇が開始されて急激な衝撃が飛
行船10に作用することなく円滑に上昇開始され、かつ
前面面積が小さな垂直姿勢で上昇することによって、飛
行方向の空気抵抗が大幅に減少せしめられ、限られた浮
揚気体による浮力や、推進機による小さな推進力であっ
ても大きな上昇速度が得られる。この結果、推進力が小
さく上昇時に横風等に抗するための姿勢制御能力や推進
力が制限された飛行船10であっても、地上付近で横風
に流されて立木や建築物に接触が懸念される領域から迅
速に所定上空まで上昇することができる。従って、特に
浮揚気体の容積及び推進能力が制限される成層圏用飛行
船を円滑に上昇せしめることができて、成層圏用飛行船
を安全に効率よく運航することができる。
【0057】また、飛行船10自体に収容された浮揚気
体による浮力によって飛行船10を水平姿勢から垂直姿
勢に移動させることから、巨大な飛行船10の姿勢を変
更させる大きな機構を用いることなく、飛行船発進装置
20の構成の簡素化が得られる。
【0058】
【発明の効果】以上説明した飛行船の発進方法の発明に
よると、船首部支持手段及び船尾部支持手段によって飛
行船を水平姿勢に保持することによって、比較的低所で
の飛行船の整備作業等が可能で作業性に優れ、かつ前面
面積が小さな垂直姿勢で飛行船を上昇させることによっ
て、飛行方向の空気抵抗が大幅に減少せしめられ、限ら
れた浮揚気体による浮力や推進機による小さな推進力で
あっても大きな上昇速度が確保できる。この結果、地上
付近で横風等の影響が懸念される領域から迅速に所定上
空まで上昇することができて円滑な飛行船の発進がもた
らされる。
【0059】また、飛行船発進装置の発明によると、船
首部支持手段及び船尾部支持手段によって飛行船を水平
姿勢に保持することによって、比較的低所での飛行船の
整備作業等が可能になり作業性に優れると共に、船首部
支持手段による固定を解除することによって、飛行船自
体に収容された浮揚気体による浮力によって飛行船を垂
直姿勢に移動させることによって構成の複雑化を招くこ
となく飛行船を垂直姿勢に移行でき、飛行船を垂直姿勢
で発進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による飛行船の発進方法及び飛行船発進
装置の実施の形態の概要を示す説明図である。
【図2】同じく、前方支持装置の概要説明図である。
【図3】同じく、前部支持装置の作用説明図である。
【図4】同じく、後方支持装置の概要説明図である。
【図5】同じく、上昇加速補助装置の概要説明図であ
る。
【図6】同じく、上昇加速補助装置の概要説明図であ
る。
【図7】同じく、上昇加速補助装置の概要説明図であ
る。
【図8】従来の飛行船係留方法の概要を示す説明図であ
る。
【図9】同じく、従来の飛行船係留方法の概要を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 飛行船 11 船首部 12 船尾部 20 飛行船発進装置 21 連接支持台 22 連結器 30 前方支持装置 40 後方支持装置 31 移動台車 32 支持部材 33 上下機構 34 回転機構 35 船首部支持手段 36 姿勢変更ロープ調整装置 37 姿勢変更ロープ 40 後方支持装置 41 移動台車 42 支持部材 43 水平垂直変更機構 44 上下機構 45 回転機構 46 船尾部支持手段 47 上昇加速補助装置 48 離脱機構部 48a 回転軸 48c ロープ巻き取りローラ 48d クラッチ 48e ブレーキ 48g ロープ貫通孔 49 ロープ 49a 固定端 49b 自由端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 順一 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平姿勢の飛行船の船首部及び船尾部を
    各々固定する船首部支持手段と船尾部支持手段とによっ
    て上記飛行船を水平姿勢に保持する飛行船発進装置を備
    え、 上記船首部支持手段及び船尾支持手段によって各々船首
    部及び船尾部を固定して飛行船を水平姿勢に保持した状
    態から、上記船首部支持手段による船首部の固定を解除
    して上記飛行船に収容された浮揚気体による浮力によっ
    て船首部側を浮上させて上記飛行船を水平姿勢から垂直
    姿勢に移動させ、 該垂直姿勢における飛行船の船尾部の上記船尾支持手段
    による固定を解除して上記飛行船を垂直姿勢で上昇せし
    めることを特徴とする飛行船の発進方法。
  2. 【請求項2】 水平姿勢における飛行船の船首部を固定
    する船首部支持手段を有する前方支持装置と、 上記水平姿勢の飛行船の船尾部を固定する船尾部支持手
    段を有すると共に、上記前方支持手段と協働して上記飛
    行船を水平姿勢に保持する後方支持装置とを備え、 上記船首部支持手段による船首部の固定解除によって、
    上記飛行船に収容された浮揚気体による浮力によって船
    首部側を浮上させて上記飛行船を水平姿勢から垂直姿勢
    に移動せしめ、かつ船尾部支持手段による上記船尾部の
    固定解除によって上記飛行船を上昇せしめることを特徴
    とする飛行船発進装置。
  3. 【請求項3】 上記後方支持装置は上記船首部支持手段
    による船首部の固定解除による飛行船の水平姿勢から垂
    直姿勢への移行に連動して、船尾部を固定する船尾部支
    持手段を水平姿勢の飛行船の船尾部を固定する水平位置
    から垂直姿勢の飛行船の船尾部を固定する垂直位置に回
    動する水平垂直変更機構を備えたことを特徴とする請求
    項2に記載の飛行船発進装置。
  4. 【請求項4】 上記後方支持装置は、 船尾部支持手段による船尾部の固定解除による飛行船の
    浮揚気体による上昇開始速度を制御する上昇加速度補助
    装置を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載
    の飛行船発進装置。
  5. 【請求項5】 上記上昇速度補助装置は、 ロープ巻き取りローラと、 該ロープ巻き取りローラに固定端が固定され、かつ自由
    端が船尾部に配設されたロープ挿通金具に挿通して折り
    返されて上記固定端と共に上記ロープ巻き取りローラに
    繰り出し可能に巻き取られるロープとを有する離脱機構
    部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の飛行船発
    進装置。
  6. 【請求項6】 上記離脱機構部は、 上記ロープ巻き取りローラの固定及び回転を許容するク
    ラッチと、 上記ロープ巻き取りローラの回転速度を制御するブレー
    キとを備えたことを特徴とする請求項5に記載の飛行船
    発進装置。
  7. 【請求項7】 上記船首部支持手段及び船尾支持手段
    は、 上記水平姿勢を保持した飛行船を、該飛行船の中心軸線
    回りに回転自在に支持することを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の飛行船発進装置。
  8. 【請求項8】 上記前方支持装置及び後方支持装置は、
    各々互いに連結支持台及び連結器を介して連結された走
    行台車を備えたことを特徴とする請求項2〜7のいずれ
    かに記載の飛行船発進装置。
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