JP2002084479A - 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等 - Google Patents

放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等

Info

Publication number
JP2002084479A
JP2002084479A JP2000306887A JP2000306887A JP2002084479A JP 2002084479 A JP2002084479 A JP 2002084479A JP 2000306887 A JP2000306887 A JP 2000306887A JP 2000306887 A JP2000306887 A JP 2000306887A JP 2002084479 A JP2002084479 A JP 2002084479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
recording
program
identification information
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000306887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3760091B2 (ja
Inventor
Shin Asada
伸 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000306887A priority Critical patent/JP3760091B2/ja
Publication of JP2002084479A publication Critical patent/JP2002084479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3760091B2 publication Critical patent/JP3760091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録された番組を再生する装置がその番組を
提供したテレビ放送或いは放送局を、チャンネル番号の
みではそれぞれを識別できない複数のテレビ放送の中か
ら特定することができるように、番組を記録媒体に記録
する記録装置を提供する。 【解決手段】 番組記録再生装置1100は、ユーザに
指定される操作チャンネル番号をUI制御部1121に
より受け付けチャンネル変換部1122により放送チャ
ンネル番号に変換してその放送チャンネル番号に対応す
る周波数の放送を受信するようチューナ制御部1124
によりチューナを制御し、受信された番組を記録制御部
1127でDVD−RAMに記録する。放送識別情報特
定部1125は予め設定された受信条件に基づき放送チ
ャンネル番号から放送局識別コード等を特定し、先に記
録した番組と対応するDVD−RAM内の管理情報領域
中に、特定した放送局識別コード等記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送番組を記録する
記録装置及び記録された番組の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局は行政機関等により割り当てられ
た放送周波数を用いてテレビ放送を行う。例えば日本国
では郵政省が放送周波数の割り当てを行っている。ここ
でテレビ放送とは、ある放送局が、ある放送形式で、あ
る周波数を用いて行う番組の放送をいう。放送形式と
は、アナログ放送であるかデジタル放送であるかの別や
地上波による放送であるか衛星放送であるかの別等をい
う。以下、放送周波数と一対一に対応して定められてい
るチャンネル番号を放送チャンネル番号といい、放送チ
ャンネル番号と放送形式との組を放送チャンネルとい
う。
【0003】この放送周波数の割り当てによって、ある
エリアにおいて受信できる地上波の各テレビ放送は、基
本的にいずれも異なる放送チャンネル番号と対応付けら
れているが、周波数資源の有効利用等のため離れたエリ
ア同士においては別個のテレビ放送に同一の放送チャン
ネル番号が対応付けられている場合もある。従って、放
送チャンネル番号から1つのテレビ放送やその放送元で
ある1つの放送局を特定することが、必ずできるとは限
らない。
【0004】ところで、テレビやビデオレコーダには、
ユーザが放送チャンネル番号に対して操作用の番号を任
意に割り当てることができる機能を持つものが多い。こ
の操作用の番号は、ユーザにとって、チューナにより受
信する各テレビ放送を特定するため等に用いられるもの
であり、ユーザには放送チャンネル番号と同様なものと
して認識されている場合もある。以下、この操作用の番
号を操作チャンネル番号という。
【0005】従来のアナログビデオレコーダには、放送
番組の録画時にチューナが受信しているチャンネルに対
応する操作チャンネル番号を記録媒体であるビデオテー
プに記録しておき、その記録した操作チャンネル番号を
再生時に参照させる機能をもつものがあった。この参照
により例えば再生した画面中に操作チャンネル番号を表
示することや、操作チャンネル番号のユーザによる指定
を受けてこの指定に応じて再生対象とする番組をサーチ
すること等が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のアナログビデオレコーダにおける操作チャンネル番
号を記録媒体に記録する機能には、次のような問題があ
る。 (1)あるアナログビデオレコーダにより録画時に操作
チャンネル番号が記録された記録媒体を、他のアナログ
ビデオレコーダにセットして再生しようとする場合にお
いて、アナログビデオレコーダ間で操作チャンネル番号
の設定が互いに異なれば、記録されている操作チャンネ
ル番号の参照が無意味なものとなる。例えば、A氏が自
己の所有するアナログビデオレコーダで番組を録画した
記録媒体をB氏に渡し、B氏が自己の所有するアナログ
ビデオレコーダでその記録媒体を再生する場合において
は、A氏の設定に基づく操作チャンネル番号が表示等さ
れてもB氏にはその操作チャンネル番号がどの放送チャ
ンネルに対応するものであるのかがわからない。 (2)たとえ操作チャンネル番号と放送チャンネル番号
とが同じ番号であるように設定していることを前提にし
ても、あるエリアに置かれているアナログビデオレコー
ダにより地上波のテレビ放送録画時に操作チャンネル番
号が記録された記録媒体を移送して、そのエリアから遠
く離れた他のエリアに置かれたアナログビデオレコーダ
にセットして再生しようとする場合においては、記録さ
れている操作チャンネル番号の参照が無意味となり得
る。上述したように周波数資源の有効利用等のために、
遠く離れたエリア間では同一の放送チャンネル番号に異
なるテレビ放送が割り当てられているからである。
【0007】また、さらに放送周波数に対応する放送チ
ャンネル番号を記録媒体に記録する機能を想定したとし
ても、その機能は上述の(2)に示す問題を抱えてい
る。なお、この機能には同一のアナログビデオレコーダ
で録画と再生を行うとしても、録画後に遠く離れたエリ
アに引越ししてそこで再生する場合には、録画時に記録
された放送チャンネル番号が引越し後のエリアで通用す
る放送チャンネル番号とは異なっており、記録された放
送チャンネル番号の参照が有用ではないという問題があ
る。
【0008】即ち、記録媒体への番組の記録時に操作チ
ャンネル番号又は放送チャンネル番号を記録する技術
は、一定の条件下でのみテレビ放送を特定する効果を奏
するものであるが、例えば記録媒体の移送、記録された
番組のネットワークを通じての転送、引越し、操作チャ
ンネル番号の設定変更等により、テレビ放送の特定或い
は放送局の特定には不十分なものとなる。
【0009】なお、従来はアナログ方式で番組や放送チ
ャンネル番号の記録が行われていたため、記録できる情
報量に制約があり、また記録形式等は異なるメーカのア
ナログビデオレコーダ間で互換性がなかった。しかし昨
今では広範な流通を前提に互換性を考慮したDVD−R
AM等のディジタル記録媒体に様々な情報を十分に記録
することが可能であり、このようなディジタル記録媒体
に放送番組等が記録されれば、複数メーカの機器で再生
可能となり従来より広範な範囲で記録内容の流通や利用
が行われる。従って、現在、上述の問題の発生するケー
スが増大しているため、十分な記憶容量の記録媒体等を
活かし、上述の問題を解決することが強く望まれてい
る。
【0010】そこで、本発明は上述の問題を解決すべく
なされたものであり、記録された番組を再生する装置が
その番組を提供したテレビ放送或いは放送局を、チャン
ネル番号のみではそれぞれを識別できない複数のテレビ
放送の中から特定することができるように、番組を記録
媒体に記録する記録装置を提供することを第1の目的と
する。また、その記録装置によって記録媒体に記録され
た番組を再生する再生装置を提供することを第2の目的
とする。
【0011】また、記録対象の番組を提供したテレビ放
送を複数のテレビ放送の中から特定することができるよ
うにするための情報等、番組の属性情報を、その番組と
ともに記録媒体に記録する記録装置を提供することを第
3の目的とする。また、その記録装置によって記録媒体
に記録された属性情報を読み出しその記録媒体に記録さ
れた番組を再生する再生装置を提供することを第4の目
的とする。
【0012】また、番組を提供したテレビ放送或いは放
送局を、チャンネル番号のみではそれぞれを識別できな
い複数のテレビ放送の中から特定することができるよう
にするための情報とその番組とが記録されたデータ記録
媒体を提供することを第5の目的とする。また、番組を
提供したテレビ放送を複数のテレビ放送の中から特定す
ることができるようにするための情報等、番組の属性情
報が、その番組とともに記録されたデータ記録媒体を提
供することを第6の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る記録装置は、放送周波数と他の
要素とからなる条件によりそれぞれが特定される複数の
放送信号のうち一の放送信号を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された放送信号と、複数の放送信
号から当該受信された放送信号を識別するための放送識
別情報であってチャンネル番号と他の情報とに基づいて
特定される放送識別情報とを対応付けて記録媒体に記録
する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0014】上記構成により、放送信号と対応付けて放
送識別情報が記録媒体中に記録されるので、その記録媒
体を読み出した装置は、記録されている放送信号に対応
する放送識別情報を取得することが可能になる。この結
果、その読み出した装置は放送識別情報を画面に表示す
ることが可能になり、記録媒体に記録された放送信号が
どのテレビ放送であるかをその装置のユーザに知せるこ
とができるようになる。なお、ここでいう放送識別情報
は、チャンネル番号と他の情報とに基づいて初めて特定
されるものであるため、この放送識別情報によれば一の
テレビ放送を、チャンネル番号のみでは特定できない範
囲のテレビ放送群の中から識別し得るようになり、例え
ば離れたエリアにおいて同じ放送チャンネルで放送され
る複数の放送局からのテレビ放送を互いに識別し得るよ
うになる。
【0015】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明に係る再生装置は、記録媒体に記録されている番
組を再生する再生装置であって、放送周波数と他の要素
とからなる条件によりそれぞれが特定される複数の放送
信号から一の放送信号を識別するための放送識別情報で
あって放送周波数と他の情報とに基づいて特定される放
送識別情報と、当該一の放送信号のある期間分にあたる
番組とが対応付けて記録されている記録媒体から、前記
放送識別情報の少なくとも一部と前記番組とを読み出す
読出手段と、前記読出手段により読み出された前記放送
識別情報の少なくとも一部を表示する表示手段と、前記
読出手段により読み出された番組を再生する再生手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】上記構成により、ユーザは、DVD−RA
M等の記録媒体に記録されている番組についての放送局
名等の放送識別情報を知ることが可能になる。なお、こ
こでいう放送識別情報は、放送周波数と他の情報とに基
づいて初めて特定されるものであるため、この放送識別
情報によれば一のテレビ放送を、放送周波数に対応する
放送チャンネル番号にのみでは特定できない範囲のテレ
ビ放送群の中から識別し得るようになり、例えば離れた
エリアにおいて同じ放送チャンネルで放送される複数の
放送局からのテレビ放送を互いに識別し得るようにな
る。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明に係る記録装置は、放送された放送信号を受信す
る受信手段と、前記受信手段により受信された放送信号
のうち、ある期間に受信された放送信号である番組を記
録媒体に記録する番組記録手段と、前記記録媒体中に、
前記番組が記録された領域へのリンク構造を有する番組
関連情報を所定の規格に基づくデータ構造で記録し、当
該番組関連情報内には前記規格で定められていない属性
情報であって当該番組の属性を示す属性情報を、前記規
格で定められていないデータ運用方式を示すデータ運用
識別子と対にして当該データ運用方式に従ったデータ構
造で記録する番組属性記録手段とを備えることを特徴と
する。
【0018】上記構成により、所定の規格に反すること
なく、番組についての属性の内容やデータ構造等の運用
方式をデータ運用識別子で表すようにして各種属性を記
録することができるため、放送信号について柔軟に情報
を付加して記録媒体に記録することが可能になる。ま
た、上記第4の目的を達成するために、本発明に係る再
生装置は、記録媒体に記録されている番組を再生する再
生装置であって、前記番組が記録されている領域へのリ
ンク構造を有する番組関連情報が所定の規格に基づくデ
ータ構造で記録されており、当該番組関連情報内には前
記規格で定められていない属性情報であって当該番組の
属性を示す属性情報が、前記規格で定められていないデ
ータ運用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該デ
ータ運用方式に従ったデータ構造で記録されている前記
記録媒体から、前記属性情報と前記番組とを読み出す読
出手段と、前記読出手段により読み出された前記属性情
報を表示する表示手段と、前記読出手段により読み出さ
れた番組を再生する再生手段とを備えることを特徴とす
る。
【0019】上記構成により、所定の規格では規定され
ていない番組の属性についても、所定のデータ運用識別
子と対にしてその運用方式で記録媒体に記録されていれ
ば、ユーザはその属性を知ることができるようになる。
また、上記第5の目的を達成するために、本発明に係る
データ記録媒体は、放送された放送信号のある期間分に
あたる番組が記録されているデータ記録媒体であって、
前記番組が記録されている番組記録領域と、前記番組記
録領域中の前記番組へのリンク構造を有し、放送周波数
と他の要素とからなる条件によりそれぞれが特定される
複数の放送信号から前記番組に係る放送信号を識別する
ための放送識別情報であって放送周波数と他の情報とに
基づいて特定される放送識別情報が記録されている番組
属性記録領域とを有することを特徴とする。
【0020】これにより、記録媒体中に番組と対応付け
てその番組の放送局等を識別するための放送識別情報が
記録されているため、ユーザに番組の放送局を知らせる
ような再生装置を実現することが可能になる。なお、放
送識別情報は番組と対応付けられているため、例えば番
組を削除する場合には放送識別情報をも削除することが
可能になる。
【0021】また、上記第6の目的を達成するために、
本発明に係るデータ記録媒体は、番組が記録されている
データ記録媒体であって、前記番組が記録されている番
組記録領域と、前記番組が記録されている領域へのリン
ク構造を有する領域であり、前記番組の属性を示す属性
情報がデータ運用方式を示すデータ運用識別子と対にし
て当該データ運用方式に従ったデータ構造で記録されて
いる番組属性記録領域とを有することを特徴とする。
【0022】これにより、番組とリンク構造を有する領
域に格納されている番組の属性を利用する場合に、属性
と対として記録されいてるデータ運用識別子で示される
運用方式を手掛かりとしてその運用方式に従いさえすれ
ば、適切にその属性を記録媒体から読み出して利用する
ことが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 <実施の形態1>以下、本発明の実施の形態1に係る番
組記録再生システムについて図1〜図20を用いて説明
する。
【0024】<構成>図1は、本発明の実施の形態1に
係る番組記録再生システム1000の装置構成を示す図
である。番組記録再生システム1000は、放送局から
テレビ放送として送られる動画像と音声で構成されるテ
レビ番組(以下、単に「番組」という。)をユーザの指
示に従って受信し記録し或いは記録した番組を再生し、
ユーザに放送番組の視聴を可能にするシステムであり、
番組記録再生装置1100、出力装置1210、リモコ
ン1220、アンテナ1230及びケーブルテレビ用ケ
ーブル1240から構成される。
【0025】ここで、番組記録再生装置1100は、い
わゆるディジタルビデオレコーダとしての機能、即ち番
組の受信、再記録可能な光ディスクであるDVD−RA
M1200への記録及び再生等の機能を有する装置であ
る。出力装置1210は、番組記録再生装置1100と
接続されており、番組記録再生装置1100から出力さ
れる映像信号及び音声信号を受けてディスプレイ画面に
映像を表示しスピーカから音声を出力するモニタであ
る。この出力装置1210を介してユーザは番組の視聴
や番組に関連する情報の閲覧が可能になる。
【0026】リモコン1220は、ボタン等を有し、番
組記録再生装置1100に番組受信、録画開始、録画終
了、再生その他の指示を行うためのユーザによるボタン
等を介しての操作を受け付け、番組記録再生装置110
0に対してユーザ操作に基づく指示を赤外線により伝達
するリモコンである。アンテナ1230は、衛星放送受
信用のパラボラアンテナ及び地上波放送受信用のアンテ
ナであり、ケーブルテレビ用ケーブル1240は、ケー
ブルテレビの放送局から送信される番組が伝達されるケ
ーブルであり、いずれも番組記録再生装置1100に接
続されている。
【0027】以下、番組記録再生装置1100について
詳細に説明する。図2は、番組記録再生装置1100の
ハードウェア構成図である。同図に示すように、番組記
録再生装置1100は、ハードウェアとしては、CPU
1101、メモリ1102、ハードディスク1103、
ディスクドライブ1104、チューナ1105、エンコ
ーダ/デコーダ1106、出力インタフェース(I/
F)1107、入力インタフェース(I/F)110
8、バスコントローラ1109等から構成される。な
お、CPU1101、メモリ1102等の各装置はバス
で接続されている。
【0028】ここで、メモリ1102は、ROM及びR
AMであり、番組受信、記録、再生等を実現するための
各種制御プログラムを予め記憶しており、このメモリ1
102は制御プログラムの実行に必要なデータの格納に
も用いられる。CPU1101は、メモリ1102に記
憶されている各種制御プログラムを実行することによ
り、番組記録再生装置1100内の各装置を制御するも
のである。
【0029】ハードディスク1103は、メモリ110
2と同様に制御プログラムの実行に必要なデータを格納
するための記録媒体である。ディスクドライブ1104
は、DVD−RAM1200にアクセスして、番組や番
組の管理情報等の読み出し又は書き込みを行う装置であ
る。なお、アドレス情報の指定を受けてアクセス位置を
特定する。また、ディスクドライブ1104は、DVD
−RAM上の空き領域あるいは上書き可能領域の問い合
わせに対して、アドレス情報を返却する機能を有する。
【0030】チューナ1105は、各種放送形式用のチ
ューナ部を有し、放送形式及び周波数の指定を受ける
と、その周波数の放送番組を放送形式に対応するアンテ
ナ1230又はケーブルテレビ用ケーブル1240を通
じて受信して出力するチューナである。基本的にチュー
ナ1105から出力された放送番組即ち映像及び音声信
号は出力I/F1107を通じて出力装置1210に出
力される。
【0031】エンコーダ/デコーダ1106は、チュー
ナ1105から出力された映像及び音声信号をDVD−
RAM1200に記録するための圧縮符号化形式のデー
タに変換するエンコード機能と、DVD−RAM120
0から読み出されたデータを伸長復号して出力装置12
10に出力可能な映像及び音声信号に変換するデコード
機能とを有する装置である。なお、圧縮符号化形式とし
ては例えば映像についてはMPEG2等を用いる。ま
た、エンコーダ/デコーダ1106は、映像及び音声信
号を可変長ビットレートで記録再生するためのトラック
バッファを含んでいる。
【0032】出力I/F1107は、選択肢やメッセー
ジ等を配置したユーザインタフェース画面或いは番組の
映像及び音声信号を出力装置1210に出力するための
インタフェース装置である。入力I/F1108は、リ
モコン1220から送られる赤外線を受信しユーザから
の指示をCPU1101に伝えるインタフェース装置で
ある。
【0033】また、バスコントローラ1109は、バス
に接続された各装置間でのデータ転送を制御する装置で
ある。図3は、番組記録再生装置1100の機能構成図
であり、番組記録再生装置1100を構成するディスク
ドライブ1104、チューナ1105、エンコーダ/デ
コーダ1106等を制御して番組受信、記録及び再生等
を行うための機能構成要素間の関係を示している。各機
能構成要素は、メモリ1102に格納された制御プログ
ラムがCPU1101により実行されることによりその
機能を発揮する。
【0034】同図に示すように、番組記録再生装置11
00は、機能的には、UI(ユーザインタフェース)制
御部1121、チャンネル変換部1122、チャンネル
対応表記憶部1123、チューナ制御部1124、放送
識別情報特定部1125、放送識別用テーブル記憶部1
126、記録制御部1127、データ運用情報管理部1
129、管理情報格納部1130、ディスクドライブ制
御部1131、再生制御部1132等を備える。
【0035】ここで、UI制御部1121は、入力I/
F1108又は出力I/F1107を通じてユーザから
の入力を受け付け又はユーザインタフェース画面を出力
する機能を有する。なお、番組記録再生装置1100に
対してユーザはリモコン1220を操作することによ
り、操作チャンネル番号の設定指示、操作チャンネル番
号指定による受信指示、受信エリア等を特定するための
受信条件指定による受信条件設定指示、番組録画につい
ての録画開始指示及び録画終了指示、録画した番組を再
生するための再生指示等を行うことができる。ここで、
受信条件は、例えば受信エリアや受信するケーブルテレ
ビに対して予め操作マニュアル等で定めている分類コー
ドの集合により指定される。
【0036】なお、ユーザは、操作チャンネル番号の設
定指示及び受信条件設定指示を、番組記録再生装置11
00の設置時等、少なくとも受信指示より前に一度は行
う必要がある。但し、ユーザは操作マニュアル等によっ
て操作チャンネル番号と放送チャンネルとの対応関係や
受信条件が予め定められた初期設定値のままで変更の必
要がないと判断した場合には、操作チャンネル番号の設
定指示及び受信条件設定指示を行わなくてもよい。
【0037】UI制御部1121は、ユーザから受信指
示を受け付けるとチャンネル変換部1122に操作チャ
ンネル番号を伝え、受信条件設定指示を受け付けると放
送識別情報特定部1125に受信条件を伝え、録画開始
指示又び録画終了指示を受け付けると記録制御部112
7にその指示を伝え、再生指示を受け付けると再生制御
部1132にその指示を伝えるものであり、また、操作
チャンネル番号の設定指示を受け付けると操作チャンネ
ル番号と放送チャンネルとの対応関係の指定を要求しそ
の指定に応じてチャンネル対応表記憶部1123に記憶
されているチャンネル対応表を更新するものである。
【0038】チャンネル対応表記憶部1123は、操作
チャンネル番号と放送チャンネルとの対応関係を示すチ
ャンネル対応表を記憶するメモリ等の記憶領域である。
チャンネル変換部1122は、ユーザから受信指示に付
随して伝えられた操作チャンネル番号をUI制御部11
21から受け取り、チャンネル対応表記憶部1123の
チャンネル対応表に基づいて放送チャンネルを特定し、
その放送チャンネルを放送識別情報特定部1125及び
チューナ制御部1124に通知する機能を有する。
【0039】チューナ制御部1124は、放送チャンネ
ル番号と周波数との変換テーブルを保持しており、チャ
ンネル変換部1122から受け取った放送チャンネルと
対応する周波数及び対応する放送形式をチューナに設定
して、その周波数で送られる放送番組を受信するようチ
ューナを制御する機能を有する。放送識別用テーブル記
憶部1126は、放送チャンネル及び受信条件と、各放
送局を識別するための情報とを対応付けた放送識別用テ
ーブルを記憶するメモリ等の記憶領域である。なお、放
送識別用テーブルについては後に詳しく説明する。
【0040】放送識別情報特定部1125は、UI制御
部1121から伝えられた受信条件を記憶し、その受信
条件とチャンネル変換部1122から伝えられた放送チ
ャンネルとに基づいて放送識別用テーブル記憶部112
6に記憶されている放送識別用テーブルを検索すること
により、放送識別情報を特定する機能を有する。ここ
で、放送識別情報とは、複数のテレビ放送から一のテレ
ビ放送を特定するために必要となる情報をいい、例えば
放送局の識別情報と放送チャンネルとの組等として構成
される情報である。
【0041】ディスクドライブ制御部1131は、記録
制御部1127又は再生制御部1132の制御下でディ
スクドライブ1104を制御しDVD−RAM1200
へのアクセスを実行する機能を有する。管理情報格納部
1130は、DVD−RAM1200から読み出された
管理情報を格納するため、又はDVD−RAM1200
へ書き込むべき管理情報を格納するために用いられるメ
モリ等の記憶領域である。なお、DVD−RAMのデー
タ構造については後述する。
【0042】データ運用情報管理部1129は、管理情
報格納部1130内の管理情報にアクセスしDVD−R
AMへの記録がどのような運用方式に基づいてなされて
いるかを判断する機能を有する。記録制御部1127
は、放送識別情報記録部1128を有し、UI制御部1
121から録画開始指示を受けると録画終了指示を受け
るまでの間、チューナ1105から出力される放送番組
の映像及び音声信号をエンコーダ/デコーダ1106に
よりエンコードさせ、エンコード結果であるAVストリ
ームデータをディスクドライブ制御部1131を制御す
ることによりDVD−RAM1200に記録し、録画終
了指示を受けたときにAVストリームデータの記録位置
を示すアドレス情報等を含む管理情報を記録するよう制
御する機能を有する。
【0043】ここで、放送識別情報記録部1128は、
放送識別情報特定部1125により特定された放送識別
情報を管理情報中に含める機能を有する。再生制御部1
132は、放送識別情報表示部1133及び放送識別情
報読出部1134を有し、UI制御部1121から再生
指示を受けると、ディスクドライブ制御部1131を制
御することによりDVD−RAM1200に記録された
管理情報を読み出し管理情報格納部1130に格納さ
せ、またDVD−RAM1200に記録されたAVスト
リームデータを読み出しエンコーダ/デコーダ1106
にデコードさせて出力装置1210に出力する機能を有
し、また、管理情報に基づいて再生可能な番組の一覧を
UI制御部1121を通じて出力装置1210に表示す
る機能をも有する。この番組の一覧は、ユーザに対して
再生指示対象となる番組を指定するための選択肢とな
る。
【0044】ここで、放送識別情報読出部1134は、
管理情報格納部1130に格納された管理情報から放送
識別情報を読み出す機能を有する。また、放送識別情報
表示部1133は読み出された放送識別情報を表示形式
に変換して再生可能な番組の一覧に付加して表示する機
能を有する。 <データ構造>以下、DVD−RAM1200に記録さ
れるデータについて説明する。
【0045】図4は、番組の記録媒体であるDVD−R
AM1200の論理構造を示す図である。同図に示すよ
うにDVD−RAM1200の物理セクタアドレスにお
ける先頭部分にはLead−in領域があり、Lead
−in領域に続いて、Volume領域を含むデータ領
域があり、データ領域に続いてLead−out領域が
ある。
【0046】Lead−in領域には、ディスクドライ
ブのサーボ機構を安定して動作させるために必要な規準
信号や他のメディアとの識別信号等が記録されており、
Lead−out領域にも同様な基準信号等が記録され
ている。データ領域は、論理的に有効なデータが記録さ
れる領域であり、この領域の先頭に、ファイルシステム
においてファイル構造を管理するためのボリューム領域
を含んでいる。ファイルシステムにより、データ領域内
のデータをディレクトリやファイルとして扱う。
【0047】番組記録再生装置1100が扱う全てのデ
ータは、図4に示すようにROOTディレクトリ直下の
dvd_rtavディレクトリ下にファイルとして置か
れる。番組記録再生装置1100が扱うファイルは、1
つの管理情報ファイルと1以上のAVファイルである。
ここで、AVファイルはvr_movie.vro等と
いうファイル名のファイルであり、番組内容からなるA
Vストリームデータを格納したファイルである。また、
管理情報ファイルは、vr_mangr.ifoという
ファイル名のファイルであり、AVファイルに格納され
たAVストリームデータを再生或いは編集するために必
要となる情報、例えばAVファイルのアドレス情報や番
組タイトルや録画日時等の番組毎の属性データ等を含む
管理情報を格納したファイルである。
【0048】なお、番組記録再生装置1100によりD
VD−RAM1200に記録されるデータの構造は、D
VDフォーラムにより定められたDVDビデオレコーデ
ィング規格(以下、「VR規格」という。)に準拠した
構造である。VR規格は、ディスク媒体のメリットであ
る高速なアクセス性能を生かしつつ、MPEG方式によ
るAV記録再生を実現するためにDVDに関する規格の
1つとして策定された録画再生ソフトウェア向けのデー
タ構造の規格であり、このVR規格については、「DV
D Application Format for
DVD Rewritable Discs Part
1 Video Recordingversion
1.0」に記述されている。以下、管理情報の内容につ
いては、必要に応じてVR規格で定められている用語を
用いる。
【0049】図5は、管理情報ファイル(vr_man
gr.ifo)の内容のうち、番組記録再生装置110
0が放送識別情報を含ませるアイテムテキスト領域に関
連するデータ構造を示す図である。アイテムテキスト領
域は同図中、TXTDT_MGで示した領域であり、こ
の領域は、文字データ領域(IT_TXT)とそれを指
し示すポインタ(IT_TXT_SRP)と文字コード
指定子(CHRS)等から構成される。IT_TXT_
SRPは、IT_TXTの先頭ポインタ(IT_TXT
_SA)及びサイズ(IT_TXT_SZ)の組み合わ
せからなる。なお、IT_TXT_SRPは配列として
複数個持つことができる。IT_TXTは、CHRSで
指定された文字形式で表された、番組に関する属性デー
タの集合が格納される領域である。
【0050】また、管理情報において番組を表す情報が
PGIであり、PGIは最大99個記録可能である。各
PGIにはIT_TXT_SRPNという領域が存在
し、この領域にはそのPGIが表す番組に対応するIT
_TXTを指し示すポインタ(IT_TXT_SRP)
の配列における番号が記録される。従って、IT_TX
T_SPRNを通じてPGIとIT_TXTとのリンク
構造、即ち番組と属性データとのリンク構造が実現され
ている。
【0051】図6は、文字データ領域(IT_TXT)
の内容の一例を示す図である。同図に示すようにIT_
TXTは、タグ付き文字データの集合であり、具体的に
は1バイトのタグ(IDCD)と1バイトのテキストフ
ィールドサイズ(TXT_SZ)と任意のサイズのテキ
ストフィールドとの3種の情報フィールドの組の集合で
ある。各組の先頭にはかならずIDCDとTXT_SZ
が存在するため、前方から辿ることですべてのテキスト
フィールドを取り出すことができる。なお、同図中のI
DCDが0x31である組のように、テキストフィール
ドを持たない組においてはTXT_SZはゼロとなる。
【0052】以下、番組記録再生装置1100のチャン
ネル対応表記憶部1123に記憶されているチャンネル
対応表について説明する。図7は、チャンネル対応表の
データ構造及び内容例を示す図である。同図に示すよう
に、チャンネル対応表は、操作チャンネルと放送チャン
ネルとが対応付けられたものであり、放送チャンネルは
放送形式と放送チャンネル番号とから構成される。
【0053】ここで、放送形式は、放送方式の種類を示
すものであり、地上波放送、衛星放送、ケーブルテレビ
等の別とアナログ放送、デジタル放送の別とを示す。同
図に示した放送形式の例におけるTAは地上波アナログ
放送、BAは衛星アナログ放送、CAはケーブルテレビ
のアナログ放送を示す。なお、このチャンネル対応表
は、ユーザによる操作チャンネル番号の設定指示があっ
た場合に、ユーザから操作チャンネルと放送チャンネル
との対応の指定を受け、この指定に応じて更新されるも
のである。
【0054】次に、受信条件を示す分類コードについて
説明する。図8は、分類コードの例を示す図である。分
類コードは東京、大阪エリア等の地上波放送の受信エリ
ア、或いはディレクTV、ケーブルテレビ局等の放送チ
ャンネル番号のみでは放送内容を区別できない放送単位
等について割り当てられた定数である。同図の例では、
0013という分類コードは東京エリアを意味する受信
条件に対応する。なお、このような分類コードと受信条
件との関係はユーザ用の操作マニュアル等に記載し、こ
の操作マニュアル等を参照することによりユーザは番組
記録再生装置1100に対して1以上の分類コードを指
定して受信条件設定指示を行うことができるようにす
る。
【0055】例えば、番組記録再生装置1100が大阪
エリアに設置され、XYZケーブルテレビが受信可能で
ある場合には分類コードは0027及び0101が指定
されることになる。次に、放送識別用テーブル記憶部1
126に記憶されている放送識別用テーブルについて説
明する。
【0056】図9は、放送識別用テーブルのデータ構造
及び内容例を示す図である。同図に示すように、放送識
別用テーブルは、受信条件、放送チャンネル、放送局コ
ード及び放送局名称を対応付けたテーブルである。ここ
で、放送局コードは日本国内の全ての放送局をその放送
形式や放送周波数についても識別可能なように付与した
16進数で4桁の番号であり、放送局名称は放送局コー
ドに対応してその意味を表すべく定められた文字列であ
る。
【0057】この放送識別テーブルを用いることによ
り、放送識別情報特定部1125は、受信条件及び放送
チャンネルから放送局コード及び放送局名称を特定する
ことができる。同図に示した例においては、受信条件が
東京エリア、全国、XYZケーブルテレビであり、放送
形式が地上波アナログ(TA)で放送チャンネル番号が
2である場合には、放送局コードが0x0001であり
放送局名称が「NHK総合(東京)」であると特定され
ることになる。なお、同図の例における全国という受信
条件は、ここでは番組記録再生装置1100が衛星放送
を受信可能としているため常に指定されているものとし
て扱うこととする。
【0058】また、同図には表せていないが放送識別用
テーブルは放送局名称を1以上の文字形式で表現してお
り、例えばASCII形式とSJIS(Shift J
IS)形式で表現している。次に、放送識別情報記録部
1128によりDVD−RAMの管理情報中に記録され
る放送識別情報について説明する。
【0059】図10は、DVD−RAMに記録する形式
における放送識別情報のデータ構造及び内容例を示す図
である。同図に示す放送識別情報は、DVD−RAMの
管理情報中のIT_TXTに含まれる1つのタグ付き文
字データであり、タグであるIDCDとテキストフィー
ルドサイズであるTXT_SZと、テキストフィールド
とから構成される。IDCDの値はVR規格で「その
他」を意味すると定められている0x90にしている。
【0060】ここで、テキストフィールドは、データ運
用識別子、用途、チャンネルID、放送局ID、名称、
国、放送形式、チャンネルIDバイト数及び放送局ID
バイト数の各フィールドから構成される。なお、テキス
トフィールドの内容についてはVR規格では定められて
いない。ここで、データ運用識別子フィールドは、デー
タの運用方式を表す識別子即ちどのような方式に従って
データを記録しているかを表すための9バイトの文字列
データが格納されるフィールドであり、例えば「dvd
vrx010」が格納される。なお、「dvdvrx」
は「DVD Video RecordingExte
ntion」の略で「010」はバージョンを示してい
る。
【0061】用途フィールドは、それ以後の各フィール
ドに格納されるデータの用途種別を示す2バイトの文字
列データが格納されるフィールドであり、ここでは放送
識別情報を意味する「BC」が格納される。なお、「B
C」は「broadcast」の略である。また、この
用途フィールドの内容を他のものにすることにより、放
送識別情報以外の情報を番組と関連付けて管理情報中に
格納することが可能になる。
【0062】チャンネルIDフィールドは、放送チャン
ネル番号を文字コードに変換して得られた文字列データ
が格納される可変長のフィールドであり、例えば11チ
ャンネルを表す2バイトの「11」が格納される。放送
局IDフィールドは、16進数の番号である放送局コー
ドを文字コードに変換して得られた文字列データが格納
される可変長のフィールドであり、例えば0x0004
を表す4バイトの「0004」が格納される。
【0063】名称フィールドは、放送局名称が格納され
る可変長のフィールドであり、例えば「NHK衛星第
2」が格納される。国フィールドは、テレビ放送が行わ
れた国名が格納される3バイトのフィールドであり、例
えば「JPN」が格納される。なお、「JPN」は「J
apan」の略である。
【0064】放送形式フィールドは、放送形式を示す文
字列データが格納される2バイトのフィールドであり、
例えば「BA」が格納される。なお、「BA」は衛星ア
ナログ放送を意味するものと定めた文字列とする。チャ
ンネルIDバイト数フィールドは、可変長であるチャン
ネルIDフィールドのサイズを表すバイト数を文字コー
ドに変換して得られたものが格納される1バイトのフィ
ールドであり、例えば「2」が格納される。
【0065】放送局IDバイト数フィールドは、可変長
である放送局IDフィールドのサイズを表すバイト数を
文字コードに変換して得られたものが格納される1バイ
トのフィールドであり、例えば「4」が格納される。な
お、これらのテキストフィールドの内容は、放送識別情
報記録部1128によってアイテムテキスト領域のCH
RSで示された文字形式の文字コードで格納される。
【0066】以下、DVD−RAMの管理情報内のLA
ST_MNF_IDについて説明する。図11は、管理
情報ファイル(vr_mangr.ifo)内の製造者
情報テーブルに関連するデータ構造を示す図である。V
R規格によれば管理情報内の製造者情報テーブル(MN
FIT)は、各録画機器メーカが自由に使用できる領域
として製造者情報領域(MNFI)を含んでいる。各録
画機器メーカは独自の情報をMNFIに記録する場合、
他メーカのMNFIと識別するために製造者識別子(M
NF_ID)を合わせて記録する。
【0067】MNFI領域は5箇所定められているが、
特に詳細な運用ルールが規定されていないために、一度
記録されたものも5箇所が満杯になると他メーカの録画
機器によって上書きがなされてしまう事態も起り得る。
また、不具合のある録画機器により他メーカのMNFI
を破壊する事態も起り得る。そこで、VR規格には最後
に記録した装置がどのメーカのどんな装置であるかを署
名する領域としてLAST_MNF_IDという領域が
定義されている。各メーカの録画機器はこのLAST_
MNF_IDを参照し、自社の識別子と異なる場合は、
DVD−RAMの管理情報中のMNFI等が破壊されて
いる可能性があると判断することが可能になる。
【0068】DVD−RAMへの記録を行った装置は、
自装置に関する情報をLAST_MNF_IDで示され
る領域に格納する必要があるが、LAST_MNF_I
Dに格納する内容についてはVR規格では規定されてい
ない。自装置に関する情報としては、例えばソフトウェ
アのバージョン番号、製造品番、社内事業場名等の組み
合せが考えられる。
【0069】以下、番組記録再生装置1100がLAS
T_MNF_IDに格納する自装置に関する情報(以
下、「最終記録装置情報」という。)について説明す
る。図12は、DVD−RAMに記録するための最終記
録装置情報のデータ構造及び内容例を示す図である。同
図に示すように番組記録再生装置1100はLAST_
MNF_IDを社外運用領域と社内運用領域とに区別
し、社外運用領域にはデータ運用識別子フィールドを設
け、社内運用領域には会社コード、社内バージョン、製
品形態、民生/業務用及び製造品番の各フィールドを設
けて、最終記録装置情報を記録する。
【0070】ここで、データ運用識別子フィールドは、
データの運用方式を表す識別子即ちどのような方式に従
ってデータを記録しているかを表すための9バイトの文
字列データが格納されるフィールドであり、番組記録再
生装置1100が記録する際においては、上述した放送
識別情報に係るIT_TXT中のデータ運用識別子フィ
ールドと同じ文字列が格納され、例えば「dvdvrx
010」が格納される。
【0071】番組記録再生装置1100は、DVD−R
AMに既に記録されている管理情報を読み出し管理情報
中の最終記録装置情報におけるデータ運用識別子を参照
することにより、自装置が処理可能なデータ運用識別子
であるならば、放送識別情報の記録や参照を行うことが
できると判断することができる。会社コードフィールド
はメーカ名を示す9バイトの文字列データが格納される
フィールドであり、会社コードフィールドに続くフィー
ルドのデータ構造はこの会社コードフィールドの内容毎
に独特のものと定めることができ、つまり社内独自の運
用規則に基づいて定めることが可能である。同図の例で
は番組記録再生装置1100が会社コードフィールドに
格納する文字列が「panasonic」であることを
示している。
【0072】社内バージョンフィールドは、例えば装置
のバージョン番号が文字コードに変換して格納される2
バイトのフィールドである。製品形態フィールドは、例
えば「据え置きレコーダ」や「カムコーダ」の製品の形
態を識別するために予め規則化された番号が文字コード
に変換され格納されるフィールドである。
【0073】民生/業務用フィールドは、民生か業務用
かを識別するための文字コードが格納されるフィールド
である。また、製造品番フィールドは、製造品番が文字
コードに変換され格納されるフィールドである。なお、
番組記録再生装置1100はこの図12に示した内容の
最終記録装置情報をメモリ1102等に保持しており、
DVD−RAMへの記録のため又はDVD−RAMに記
録されているデータ運用識別子との照合等のために用い
る。
【0074】<動作>以下、上述した構成を備え、上述
したデータを取り扱う番組記録再生システム1000の
動作について説明する。番組記録再生システム1000
は、ユーザがリモコン1220の操作を通じてなす各種
指示に応じて各種の動作を行う。その主な動作として、
受信指示に対応して実行される受信動作、録画開始指示
及び録画終了指示に対応して実行される録画動作、再生
指示に対応して実行される再生動作がある。
【0075】まず、受信動作と録画動作とを連続して実
行する場合の番組記録再生装置1100の動作(以下、
「受信記録動作」という。)について説明する。図13
は、番組記録再生装置1100の受信記録動作を示すフ
ローチャートである。ユーザがリモコン1220のボタ
ン等を操作し操作チャンネル番号を入力すると、番組記
録再生装置1100のUI制御部1121は、入力I/
F1108を通じて、ユーザからの操作チャンネル番号
指定による受信指示を受け付ける(ステップS10
1)。
【0076】操作チャンネル番号指定による受信指示を
受け付けるとUI制御部1121は操作チャンネル番号
をチャンネル変換部1122に伝え、チャンネル変換部
1122はチャンネル対応表記憶部1123に記憶され
ているチャンネル対応表を参照することにより操作チャ
ンネル番号から放送チャンネルを特定する(ステップS
102)。
【0077】放送チャンネルを特定したチャンネル変換
部1122はその放送チャンネルをチューナ制御部11
24に伝え、これを受けてチューナ制御部1124は、
チューナ1105に放送チャンネルを設定し、つまり放
送形式と放送周波数を設定してチューニングさせること
によりテレビ放送を受信させる(ステップS103)。
またチャンネル変換部1122は特定した放送チャンネ
ルを放送識別情報特定部1125にも伝える。
【0078】チューナ1105はテレビ放送を受信する
と番組の映像及び音声信号を出力し、この映像及び音声
信号は出力I/F1107を通じて出力装置1210に
伝達され、出力装置1210から番組の映像が表示され
音声が再生される。続いてユーザがリモコン1220の
ボタン等を操作し番組の録画開始指示を入力すると、U
I制御部1121はこの録画開始指示を受け付け(ステ
ップS104)、記録制御部1127に録画開始指示を
伝える。この録画開始指示を受けて記録制御部1127
は、チューナ1105から出力される映像及び音声信号
をエンコーダ/デコーダ1106を通じてエンコードす
るよう制御するとともに、ディスクドライブ制御部11
31に番組記録開始の指示を出す(ステップS10
5)。ディスクドライブ制御部1131は番組記録開始
の指示を受けて、エンコードされた結果であるAVスト
リームデータをDVD−RAM1200にAVファイル
として記録するようディスクドライブ1104を制御す
る。こうして番組の録画の実行が開始される。なお、デ
ィスクドライブ制御部1131はディスクドライブ11
04がDVD−RAM1200に最初にアクセスした際
に管理情報ファイル(vr_mangr.ifo)を読
み出して管理情報を管理情報格納部1130に格納す
る。またDVD−RAM1200の記録可能な位置を探
してその位置にAVファイルの記録を行う。
【0079】この後、ユーザがリモコン1220のボタ
ン等を操作し番組の録画終了指示を入力すると、UI制
御部1121はこの録画終了指示を受け付け(ステップ
S106)、記録制御部1127に録画終了指示を伝え
る。この録画終了指示を受けて記録制御部1127は、
エンコードを停止させるとともにディスクドライブ制御
部1131に番組記録終了の指示を出し、この指示を受
けるとディスクドライブ制御部1131はDVD−RA
M1200への番組即ちAVストリームデータの記録を
終了させるようディスクドライブ1104を制御する
(ステップS107)。
【0080】番組の記録が終了した後、記録制御部11
27はその番組についてのAVファイルのアドレス情報
や属性データ等をVR規格に基づき管理情報格納部11
30内の管理情報に反映し(ステップS108)、記録
した番組についての放送識別情報を管理情報に反映する
放送識別情報反映処理を、記録した番組に相当するPG
Iの番号又は現在のPGIの総数を放送識別情報記録部
1128に通知して実行させ(ステップS109)、図
12に示した最終記録装置情報を管理情報に反映する
(ステップS110)。
【0081】各種情報を管理情報格納部1130の管理
情報に反映した後、記録制御部1127はその管理情報
を記録するようディスクドライブ制御部1131に指示
し、ディスクドライブ制御部1131はディスクドライ
ブ1104を制御して管理情報をDVD−RAM120
0にvr_mangr.ifoとして記録する(ステッ
プS111)。
【0082】以下、ステップS109の放送識別情報反
映処理について詳しく説明する。図14は、番組記録再
生装置1100が受信記録の際に行う放送識別情報反映
処理を示すフローチャートである。放送識別情報反映処
理は主に記録制御部1127内の放送識別情報記録部1
128により実行される。
【0083】放送識別情報記録部1128は、管理情報
格納部1130内の管理情報からCHRSを取得し(ス
テップS121)、対応できる文字形式であるか否かを
判断する(ステップS122)。ここでは、ASCII
形式又はSJIS形式であれば対応できる文字形式と判
断する。ステップS122において対応できる文字形式
でない場合には放送識別情報反映処理を終了する。
【0084】ステップS122において対応できる文字
形式である場合には、放送識別情報特定部1125に、
既に取得している受信条件と放送チャンネルとに基づ
き、放送識別用テーブル記憶部1126内の放送識別用
テーブルを参照することにより、放送識別情報を特定さ
せて、放送識別情報記録部1128はこの放送識別情報
を取得する(ステップS123)。ここでは、放送識別
情報として放送形式、放送チャンネル番号、放送局コー
ド及び放送局名称(図9参照)を取得することになる。
【0085】ステップS123に続いて、放送識別情報
記録部1128は、放送識別情報をDVD−RAMへの
記録形式に変換して(図10参照)、変換した記録形式
でのIT_TXTとしての放送識別情報のサイズを算出
し(ステップS124)、また、管理情報中のアイテム
テキスト領域(TXTDT_MG)のサイズを取得する
(ステップS125)。
【0086】TXTDT_MGのサイズの上限はVR規
格において32768バイトと規定されているため、T
XTDT_MGが、まだ放送識別情報の記録形式として
のIT_TXTを追加できるだけの余裕のあるサイズで
あるか即ち空きがあるかを判断する(ステップS12
6)。TXTDT_MGに放送識別情報を追加するため
には、ステップS124で算出したIT_TXTとして
のサイズと、IT_TXT_SRP及びIT_TXT_
SRPNのサイズとの合計分だけの空きが必要となる。
【0087】ステップS126において空きがあると判
断すると、放送識別情報記録部1128は、図10に示
したような放送識別情報のIT_TXTを生成し管理情
報格納部1130の管理情報に反映し(ステップS12
7)、これに対応して管理情報にIT_TXT_SRP
を追加し(ステップS128)、更に記録制御部112
7から通知されたPGIに対してIT_TXT_SRP
Nを追加する(ステップS129)。この結果、管理情
報は、放送識別情報を含むように更新される。
【0088】また、ステップS126において空きがな
いと判断した場合には、放送識別情報記録部1128
は、TXTDT_MGに、IT_TXTの追加は無理だ
がIT_TXT_SRP及びIT_TXT_SRPNの
追加が可能な空きがあるかを判断し(ステップS13
0)、この空きもなければ、放送識別情報の管理情報へ
の反映を行わずに放送識別情報反映処理を終える。
【0089】ステップS130において空きがあると判
断した場合に、放送識別情報記録部1128は、管理情
報に反映しようとしている放送識別情報を表すIT_T
XTが、既に管理情報のTXTDT_MG中に存在する
かを検索し(ステップS131)、存在すればそのIT
_TXTに対応してIT_TXT_SRP及びIT_T
XT_SRPNの追加を行う(ステップS128、S1
29)。また、ステップS131において反映すべき放
送識別情報を表すIT_TXTが存在しなかった場合に
は、放送識別情報記録部1128は放送識別情報反映処
理を終える。
【0090】次に、番組記録再生装置1100における
再生動作について説明する。図15は、番組記録再生装
置1100の再生動作を示すフローチャートである。ユ
ーザがリモコン1220のボタン等を操作し再生指示を
入力すると、番組記録再生装置1100のUI制御部1
121は、入力I/F1108を通じて、ユーザからの
再生指示を受け付け、その再生指示を再生制御部113
2に伝える(ステップS141)。
【0091】再生制御部1132は、ディスクドライブ
制御部1131にディスクドライブ1104を制御させ
ることにより、DVD−RAM1200から管理情報を
読み出させて管理情報格納部1130に格納させ、管理
情報に基づいて再生可能な番組の一覧を出力装置121
0に表示するものである再生番組選択肢表示処理を行う
(ステップS142)。
【0092】再生番組選択肢表示処理が行われた後、一
覧から番組を選択してユーザがリモコン1220のボタ
ン等を操作することによりその選択を入力すると、UI
制御部1121は、その選択を受け付け再生制御部11
32に伝える(ステップS143)。選択が伝えられる
と再生制御部1132は、選択された番組のAVファイ
ルのアドレス情報を管理情報から取得して、DVD−R
AM1200からそのAVファイルであるAVストリー
ムデータを読み出すようにディスクドライブ制御部11
31にディスクドライブ1104を制御させ、読み出さ
れたAVストリームデータをエンコーダ/デコーダ11
06にデコードさせ、デコード結果を出力I/F110
7を通じて出力装置1210に出力させる(ステップS
144)。なお、番組の一覧には、記録媒体に記録され
ている番組の順番を示す番号が表示され、ユーザはこの
番号を選択し、再生制御部1132はその番号のPGI
(PGI#n)により定まるアドレス情報から番組のA
Vファイルにアクセスすることになる。
【0093】こうしてユーザが選択した番組をユーザは
出力装置1210から視聴することができるようにな
る。図16は、番組記録再生装置1100が再生の際に
行う再生番組選択肢表示処理を示すフローチャートであ
る。再生制御部1132は、DVD−RAM1200か
ら管理情報格納部1130に読み出された管理情報を参
照して、LAST_MNF_IDから最終記録装置情報
を取得し(ステップS151)、CHRSを取得する
(ステップS152)。
【0094】再生制御部1132における放送識別情報
読出部1134は、CHRSの示す文字形式が、対応で
きる文字形式であるか否かを判断し(ステップS15
3)、対応できる文字形式であれば、IT_TXT_S
RPNがあるか判定する(ステップS154)。なお、
ステップS154〜S164の処理は記録されている番
組が複数ある場合には各番組に相当するPGI毎に行わ
れる。
【0095】ステップS154においてIT_TXT_
SRPNがあると判定した場合には、放送識別情報読出
部1134は、IT_TXTのタグ付き文字データの集
合を取得し(ステップS155)、タグ毎にステップS
157〜S160を行う(ステップS156)。まず、
放送識別情報読出部1134は、タグであるIDCD
が、0x60であるか0x90であるかその他であるか
を判定する(ステップS157)。IDCDが0x60
であればそのIDCDに対応するテキストフィールドを
仮放送識別情報としてメモリ1102に記憶し(ステッ
プS158)、次のIDCDがあればその判定に戻り
(ステップS157)、次のIDCDがなければステッ
プS162の処理を行う。なお、VR規格では、IDC
Dが0x60のテキストフィールドは放送局等(Sou
rce/Broadcasting Station)
を表すものと規定されているので、他の装置によりDV
D−RAMに番組が記録されている場合に放送局を示す
情報がそのテキストフィールドには格納されている可能
性がある。
【0096】ステップS157において、IDCDがV
R規格で「その他」を表すものと規定されている0x9
0であると判定された場合には、放送識別情報読出部1
134は、そのIDCDに対応するテキストフィールド
の先頭9バイトが、所定の値であるかを判定する(ステ
ップS159)。即ち番組記録再生装置1100に予め
照合用に保持されている最終記録装置情報のデータ運用
識別子と一致し、かつステップS151で取得したLA
ST_MNF_IDの内容である最終記録装置情報のデ
ータ運用識別子とも一致するものであるかを判定する。
【0097】ステップS159においてテキストフィー
ルドに所定のデータ運用識別子が格納されていると判定
した場合、放送識別情報読出部1134はそのテキスト
フィールド内のデータ運用識別子の次の2バイトが、
「BC」であるかを判定する(ステップS160)。ス
テップS159においてテキストフィールドに所定のデ
ータ運用識別子が格納されていないと判定した場合及び
ステップS160において「BC」が格納されていない
と判定した場合には、放送識別情報読出部1134は、
次のIDCDがあればその判定に戻り(ステップS15
7)、次のIDCDがなければステップS162の処理
を行う。
【0098】また、ステップS160においてテキスト
フィールドに「BC」が格納されていると判定した場合
には、放送識別情報読出部1134は、そのテキストフ
ィールドからチャンネルID、放送局ID、名称及び放
送形式等の放送識別情報を読み出して放送識別情報表示
部1133に伝え、これを受けて放送識別情報表示部1
133は番組の一覧に放送識別情報を予め定めてある形
式にして付加して、UI制御部1121を介して選択肢
として表示し(ステップS161)、再生番組選択肢表
示処理を終える。
【0099】ステップS162では、放送識別情報表示
部1133は、メモリに仮放送識別情報が記憶されてい
るか判定し、記憶されていれば、番組の一覧にその仮放
送識別情報を付加してUI制御部1121を介して選択
肢として表示し(ステップS163)、記憶されていな
ければ、単に番組の一覧のみをUI制御部1121を介
して選択肢として表示し(ステップS164)、再生番
組選択肢表示処理を終える。
【0100】こうして、再生番組選択肢表示処理によ
り、DVD−RAM1200に適切に放送識別情報が記
録されている場合には、番組毎に放送識別情報が付加さ
れた選択肢が出力装置1210に表示される。図17
は、再生番組選択肢表示処理により表示される画面例を
示す図である。なお、同図に示す画面を表示するため
に、放送識別情報読出部1134は、管理情報中のIT
_TXTに含まれる放送識別情報(図10参照)のう
ち、名称と放送形式とチャンネルIDとを放送識別情報
表示部1133に伝える。また、同図に示す画面は、番
組の一覧としては各番組に記録媒体の先頭からの順に昇
順に付した選択番号のみを表示するものであり、この選
択番号に放送局の名称と放送形式と放送チャンネル番号
とが付加されている。なお、番組の一覧としては番組の
タイトル情報等を表示することとしてもよい。この画面
を見てユーザは再生を望む番組の選択番号を、リモコン
1220を操作することにより入力すれば、その番組記
録再生装置1100によりその選択された番組が再生さ
れることになる。
【0101】<変形例1>以下、上述した番組記録再生
装置1100の変形例1について説明する。この変形例
1は、ユーザが操作チャンネル番号の指定をしないで受
信指示を行う場合に対応した例であり、図3に示したU
I制御部1121を変形する。即ち変形例1に係るUI
制御部は、UI制御部1121を変形したものであり、
放送識別情報特定部1125から受信可能な全ての放送
チャンネルに関する放送識別情報を得て、放送識別情報
を一覧表示することにより受信すべきテレビ放送の選択
肢をユーザに与える機能を有するものである。
【0102】図18は、変形例1に係る番組記録再生装
置の受信記録動作を示すフローチャートである。変形例
1に係る番組記録再生装置においては、ユーザがリモコ
ン1220のボタン等を操作して受信指示を行った場合
に、変形されたUI制御部は入力I/F1108を介し
て受信指示を受け付ける(ステップS171)。
【0103】受信指示を受け付けると変形されたUI制
御部は、放送識別情報特定部1125に既にユーザによ
る設定等の結果として記憶されている受信条件に基づい
て受信可能なテレビ放送についての放送識別情報を特定
させる(ステップS172)。放送識別情報特定部11
25は、放送識別用テーブル記憶部1126内の放送識
別用テーブルを参照して、受信可能なテレビ放送につい
ての放送識別情報を、変形されたUI制御部に渡す。
【0104】受信可能なテレビ放送についての放送識別
情報を受けると、変形されたUI制御部は、その放送識
別情報を選択番号とともに選択肢として表示する(ステ
ップS173)。選択肢を表示した後、これに対してユ
ーザがリモコン1220を操作して選択を入力すると、
変形されたUI制御部はその選択を受け付け(ステップ
S174)、その選択されたテレビ放送についての放送
識別情報により定まる放送チャンネルをチューナ制御部
1124に与えて、そのテレビ放送の番組を受信するよ
うチューナを制御させる(ステップS103)。このス
テップS103以後は、変形例1に係る番組記録再生装
置は、図13に示した処理内容(ステップS104〜S
111)と同様の処理を行う。
【0105】図19は、変形例1に係る番組記録再生装
置が受信記録の際に表示する画面例を示す図である。つ
まり、同図はステップS173により表示される画面の
例を示す。この例は、変形例1に係る番組記録再生装置
が大阪エリアに所在する場合の例であり、この画面には
大阪エリアにおいて受信可能なテレビ放送が選択肢とし
て表示されている。
【0106】<変形例2>以下、上述した番組記録再生
装置1100の変形例2について説明する。この変形例
2は、図9に示した放送識別用テーブルの内容を、別の
ものとした例である。図20は、変形例2に係る放送識
別用テーブルのデータ構造及び内容例を示す図である。
【0107】同図に示すように変形例2に係る放送識別
用テーブルは、放送局コード及び放送局名称(図9参
照)の代わりにグループ及びバリエーションを、受信条
件及び放送チャンネルに対応付けたものである。ここ
で、グループ及びバリエーションは、各放送局を識別す
るための情報について2段階の階層化を行ったものであ
り、その上位階層がグループで下位階層がバリエーショ
ンである。図20に示した例では、NHKのグループに
属する放送局のバリエーションには東京総合、東京教
育、大阪総合、大阪教育があることを示しており、NH
Kグループのそれぞれのバリエーションが指し示す放送
局は図9に示したNHK総合(東京)、NHK教育(東
京)、NHK総合(大阪)、NHK教育(大阪)と同一
である。
【0108】このように放送識別用テーブルを図20に
示すようなものに変形した場合には、DVD−RAM1
200に管理情報のIT_TXTとして記録すべき放送
識別情報の内容としては、図10に示したもののうち放
送局ID及び名称をグループ及びバリエーションに代え
たものとすればよい。なお、番組記録再生装置の再生動
作においては、放送形式、放送チャンネル番号、グルー
プ及びバリエーションを管理情報中のIT_TXTから
読み出して再生番組の選択肢等に利用することとすれば
よい。
【0109】なお、受信記録動作において管理情報のI
T_TXTに格納する放送識別情報の内容としては、テ
レビ放送を識別する情報であれば、放送チャンネルと放
送局コード等の代わりに、受信条件と放送チャンネルと
の組を用いることとしてもよい。例えば、受信条件が大
阪エリアで放送チャンネルが放送形式として地上波アナ
ログ放送で放送チャンネル番号として2チャンネルであ
ることが定まれば、テレビ放送は特定されるからであ
る。
【0110】また、受信記録動作においてIT_TXT
に格納する放送識別情報の内容としては、放送局の名称
を含めず、放送局毎を識別する放送局コードのみを格納
してもよい。これに対して再生動作を行う装置は、放送
局コードから放送局名称等を特定するための対応表を予
め記憶しておき、DVD−RAMの管理情報から放送局
コードを取得して対応表に基づいて放送局名称を特定し
て、その放送局名称を選択肢として表示する等に用いる
こととしてもよい。 <実施の形態2>以下、本発明の実施の形態2に係る番
組記録再生システムについて図21〜図24等を用いて
説明する。
【0111】実施の形態2に係る番組記録再生システム
は、ハードウェア面においては実施の形態1に係る番組
記録再生システム1000(図1及び図2参照)を基礎
として、さらに外部ネットワークと電話回線等で接続さ
れた通信装置を含むものとして構成される。また、実施
の形態2における番組記録再生装置2100は、DVD
−RAMに記録された番組の再生に関する機能面におい
て実施の形態1で示した番組記録再生装置1100と異
なっている。この実施の形態2に係る番組記録再生装置
1100は、DVD−RAMの管理情報中の放送識別情
報を表示に適した形式に編集、変換して表示するもので
ある。
【0112】なお、ここではDVD−RAMの管理情報
中には、実施の形態1の変形例2で示したようにグルー
プ及びバリエーションの形式で放送識別情報が記録され
ているものとして説明する。また、ハードウェアについ
ては実施の形態1と同じ符号を用いて説明する。 <構成>図21は、実施の形態2に係る番組記録再生装
置2100の再生機能に関連する機能構成を示す図であ
る。なお、番組記録再生装置2100の機能構成要素の
うち再生機能に関連しない機能構成要素は同図には示し
ていない。
【0113】同図に示すように、番組記録再生装置21
00は、再生機能に関連する構成として、UI制御部2
121、再生制御部2132、データ運用情報管理部2
129、管理情報格納部2130、ディスクドライブ制
御部2131及びテーブル取得部2143を有する。な
お、各機能構成要素は、メモリ1102に格納された制
御プログラムがCPU1101により実行されることに
よりその機能を発揮する。
【0114】ここで、UI制御部2121は、入力I/
F1108を介してユーザによる再生指示又は再生する
番組の選択を受け付けると再生制御部2132に伝え、
ユーザによる操作チャンネル番号の設定指示を受け付け
ると操作チャンネル番号と放送チャンネルとの対応関係
の指定を要求しその指定に応じてチャンネル対応表記憶
部2123に記憶されているチャンネル対応表を更新す
る機能を有する。また、UI制御部2121は、再生制
御部2132内の放送識別情報変換表示部2142によ
り画面の表示要求がされると、その画面を出力I/F1
107を介して出力装置1210に表示する機能を有す
る。さらに、UI制御部2121はユーザによる分類コ
ード(図8参照)を受け付けてテーブル取得部2143
に伝える機能を有する。
【0115】再生制御部2132は、チャンネル対応表
記憶部2123、放送識別情報変換表示部2142、放
送識別情報読出部2134及び放送識別情報変換テーブ
ル記憶部2141を有し、UI制御部2121から再生
指示を受けると、ディスクドライブ制御部2131に対
してDVD−RAMから管理情報を読み出して管理情報
格納部2130に格納するようディスクドライブ110
4を制御させるよう要求し、DVD−RAMに記録され
ており再生可能な番組の一覧をUI制御部2121を通
じて表示し、また、ユーザによる選択が伝えられると選
択された番組が記録されている記録媒体上のアドレス
を、管理情報に基づいて参照して、その番組を再生する
よう制御する機能を有する。
【0116】ここで、放送識別情報読出部2134は、
実施の形態1における放送識別情報読出部1134と基
本的に同等であるが、放送識別情報としてグループ及び
バリエーションを読み出して放送識別情報変換表示部2
142に伝える機能を有する。チャンネル対応表記憶部
2123は、実施の形態1におけるチャンネル対応表記
憶部1123と同様に、チャンネル対応表(図7参照)
を記憶するメモリ等の記憶領域である。
【0117】放送識別情報変換テーブル記憶部2141
は、後述する放送識別情報変換テーブルを記憶するメモ
リ等の記憶領域である。放送識別情報変換表示部214
2は、放送識別情報読出部2134から伝えられるグル
ープとバリエーションとからなる放送識別情報を、チャ
ンネル対応表と放送識別情報変換テーブルとを参照する
ことにより、所定の表示形式に変換し、その変換結果を
番組の一覧に付加してUI制御部2121を通じて表示
する機能を有する。
【0118】また、テーブル取得部2143は、UI制
御部2121により受信条件を示すものである分類コー
ドを伝えられると、通信装置を制御して外部ネットワー
ク上の特定の装置から電話回線を通じて、放送識別情報
変換テーブルをダウンロードして、放送識別情報変換テ
ーブル記憶部2141に格納する機能を有する。なお、
予め定められたアドレスの装置からこのダウンロードは
行われる。以下、この放送識別情報テーブルのダウンロ
ードに係る処理を放送識別情報変換テーブル取得処理と
いう。
【0119】<データ構造>図22は、放送識別情報変
換テーブル取得処理の実行結果として放送識別情報変換
テーブル記憶部2141に記憶される放送識別情報変換
テーブルのデータ構造及び内容例を示す図である。同図
に示すように、放送識別情報変換テーブルは、グループ
及びバリエーションからなる放送識別情報と、表示用の
情報としての放送形式及び放送チャンネル番号からなる
放送チャンネルとを対応付けたテーブルである。
【0120】この放送識別情報変換テーブルによれば、
放送局を識別する情報から、放送チャンネルを特定する
ことが可能になる。 <動作>以下、番組記録再生装置2100によりなされ
る放送識別情報変換テーブル取得処理について説明す
る。
【0121】図23は、番組記録再生装置2100によ
りなされる放送識別情報変換テーブル取得処理を示すフ
ローチャートである。まず、UI制御部2121がユー
ザから入力I/F1108を介して分類コードを受け付
けてテーブル取得部2143に伝える(ステップS20
1)。テーブル取得部2143は、分類コードを指定し
て、外部ネットワーク上の特定の装置から電話回線を通
じて、その分類コードの受信条件に適合する放送識別情
報変換テーブルを受け取り、放送識別情報変換テーブル
記憶部2141に格納する(ステップS202)。
【0122】受信条件を大阪エリア等とした場合に取得
した放送識別情報変換テーブルの内容が図22に例示し
たものである。以下、番組記録再生装置2100により
なされる再生動作のうち、再生可能な番組の一覧を選択
肢として表示する再生番組選択肢表示処理について説明
する。図24は、番組記録再生装置2100が再生の際
に行う再生番組選択肢表示処理を示すフローチャートで
ある。同図には、実施の形態1において図16に示した
再生番組選択肢表示処理のステップS160においてy
esの分岐に進んだ場合に実行する処理のみを示してい
る。なお、図24中で図16と同一の処理ステップに
は、図16と同一の符号を付している。
【0123】放送識別情報読出部2134は、管理情報
中のIT_TXTに放送識別情報がある場合に(ステッ
プS160)、IT_TXTの放送識別情報からグルー
プ及びバリエーションを放送識別情報変換表示部214
2に伝える。これを受けて放送識別情報変換表示部21
42は、グループ及びバリエーションを放送識別情報変
換テーブルから検索する(ステップS211)。
【0124】ステップS211の検索に成功した場合
(ステップS212)、放送識別情報変換表示部214
2は、グループ及びバリエーションからなる放送識別情
報に対応する放送チャンネルを特定し(ステップS21
3)、その特定した放送チャンネルからチャンネル対応
表に基づいて操作チャンネル番号を特定し(ステップS
214)、特定した操作チャンネル番号を付して番組の
一覧を選択肢として表示し(ステップS215)、再生
番組選択肢表示処理を終える。
【0125】また、ステップS211の検索に失敗した
場合、即ち放送識別情報変換テーブルに検索したグルー
プ及びバリエーションが含まれていなかった場合には
(ステップS212)、放送識別情報変換表示部214
2は、放送識別情報であるグループ及びバリエーション
を付して番組の一覧を選択肢として表示し(ステップS
161)、再生番組選択肢表示処理を終える。 <実施の形態3>以下、本発明の実施の形態3に係る番
組放送記録システムについて図25を用いて説明する。
【0126】実施の形態3に係る番組放送記録システム
は、番組の放送側で番組と放送識別情報とを多重化して
送信し、番組の受信記録側では受信した番組と放送識別
情報とを分離して、これらを対応付けて記録するシステ
ムである。図25は、実施の形態3に係る番組放送記録
システムの構成図である。同図に示す番組放送記録シス
テムは、放送識別情報を番組に多重化して放送する番組
放送装置3100とこの放送を受信して番組を記録する
番組記録装置3200とからなる。
【0127】番組放送装置3100は、番組データ記憶
部3101、放送識別情報記憶部3102、多重化部3
103及び送信部3104を備える。番組データ記憶部
3101は、放送対象となる番組の映像及び音声データ
を記憶しているバードディスク等の記憶装置である。放
送識別情報記憶部3102は、実施の形態1で示したよ
うなテレビ放送を識別するための情報、例えば放送局識
別用の放送局コード等を記憶するメモリ等の記憶装置で
ある。
【0128】多重化部3103は、番組データ記憶部3
101に記憶されている放送対象の番組のデータと放送
識別情報記憶部3102に記憶されている放送識別情報
とを読み出して多重化し、例えば番組の映像データのス
トリームと音声データのストリームと放送識別情報を格
納したパケットとをMPEG2のトランスポートストリ
ームとして多重化して、送信部3104に伝える装置で
ある。
【0129】送信部3104は、伝えられたトランスポ
ートストリームを変調等して放送アンテナ等を通じて放
送する装置である。また、番組記録装置3200は、U
I制御部3201、チューナ制御部3202、チューナ
3203、分離部3204、記録制御部3205及びデ
ィスクドライブ3206を備える。番組記録装置320
0は、基本的に実施の形態1で示した番組記録再生装置
1100における受信及び記録に関するハードウェアを
有し、新たに分離部3204を有するものである。
【0130】ここで、分離部3204は、チューナ32
03により受信された信号を復調等し、例えばトランス
ポートデコーダ等を制御することにより、番組のデータ
と放送識別情報とを分離抽出するものである。この番組
記録装置3200は、UI制御部3201を通じてユー
ザからの受信記録指示を受けると、チューナ制御部32
02にチューナを制御させ、放送された信号を受信させ
る。こうして受信された信号から分離部3204により
分離された番組のデータと放送識別情報とは、記録制御
部3205によるディスクドライブ3206の制御を通
じて、DVD−RAMに別個に記録される。なお、記録
されるデータの構造は実施の形態1において示したもの
と同様である。つまり、番組のデータはvr_movi
e.vro等のAVファイルとして記録され、放送識別
情報は管理情報ファイル(vr_mangr.ifo)
内のその番組にリンクされたIT_TXTに記録され
る。 <実施の形態4>以下、本発明の実施の形態4に係る番
組記録再生システムについて図26〜図32を用いて説
明する。
【0131】<構成>実施の形態4に係る番組記録再生
システムは、DVD−RAMに番組を録画する際に録画
モードに関する情報である録画モード情報を管理情報フ
ァイル(vr_mangr.ifo)内に記録し、また
DVD−RAMに録画された番組を再生する際にその録
画モード情報を利用し録画モードの表示等を行うシステ
ムである。
【0132】実施の形態4に係る番組記録再生システム
のハードウェア構成は基本的に実施の形態1に示したも
のと同様であるが、実施の形態4に係る番組記録再生シ
ステムを構成する番組記録再生装置4100は、新た
に、日時を計時する時計と数年分のカレンダーを有し現
在日時の設定や取り出しが可能な日時管理機構を含むも
のである。
【0133】また、番組記録再生装置4100は、実施
の形態1に係る番組記録再生装置1100とは機能面に
おいて異なる。但し、特に説明しない機能については番
組記録再生装置1100と同様である。従って例えば、
番組記録再生装置4100は実施の形態1における番組
記録再生装置1100と同じく図12に示した内容の最
終記録装置情報をメモリ1102等に保持している。
【0134】以下、番組記録再生装置4100について
説明する。なお、ハードウェアについては実施の形態1
と同じ符号を用いて説明する。図26は、番組記録再生
装置4100の機能構成図である。同図に示すように、
番組記録再生装置4100は、UI制御部1121、チ
ャンネル変換部1122、チャンネル対応表記憶部11
23、チューナ制御部1124、日時管理部4140、
記録制御部4127、データ運用情報管理部1129、
管理情報格納部1130、ディスクドライブ制御部11
31及び再生制御部4132を有する。同図中、実施の
形態1において図3に示したものと同一の機能構成要素
については、同じ符号を付しており、ここでは詳しくは
説明しない。
【0135】日時管理部4140は、日時管理機構から
日時を取り出す機能を有する。記録制御部4127は、
録画モード管理部4129及び録画モード情報記録部4
128を有し、UI制御部1121を通じてユーザによ
る記録開始指示を受けると、チューナ1105から出力
される映像及び音声信号をエンコーダ/デコーダ110
6にエンコードさせ、エンコードされた結果であるAV
ストリームデータ即ち番組を、ディスクドライブ制御部
1131にディスクドライブ1104を制御させること
によりDVD−RAM1200に記録し、その番組と対
応付けて、録画モード情報を含む番組の属性情報をディ
スクドライブ制御部1131を介してDVD−RAM1
200の管理情報ファイル中に記録する機能を有する。
なお、録画モード情報以外の属性情報としては記録日
時、ジャンル、番組案内等が考えられる。
【0136】ここで、録画モード管理部4129は現在
設定されている録画モードを保持する機能を有し、また
録画モード毎に、録画モードとその録画モードが示す平
均ビットレートと録画モードを示すASCII形式及び
SJIS形式の文字コードとを対応付けた録画モードテ
ーブルを予め記憶している。なお、録画モードはユーザ
により切り替え可能であり、切り替えられた録画モード
はUI制御部1121を通じて録画モード管理部412
9の保持内容に反映される。録画モードの種類について
は後述する。
【0137】また、録画モード情報記録部4128は、
管理情報における録画した番組に対応するIT_TXT
に録画モード情報を反映する機能を有する。なお、エン
コーダ/デコーダ1106は、チューナ1105から出
力される映像及び音声信号をトラックバッファを利用し
て可変長ビットレートでエンコードして出力することが
できるものであり、ある程度長い時間で平均した場合に
固定レートで出力するように動作する機能を有してお
り、その固定レート値は0.5Mbps単位で設定でき
るものである。これに対応して、記録制御部4127は
録画モード管理部4129に保持している録画モードの
設定値に応じたビットレートを求めて固定レート値とし
てエンコーダ/デコーダ1106に設定することによ
り、エンコーダ/デコーダ1106にチューナ1105
から出力される映像及び音声信号のエンコードを行わせ
る機能を有している。
【0138】また、再生制御部4132は、録画モード
情報表示部4133及び録画モード情報読出部4134
を有し、UI制御部1121から再生指示を受けると、
ディスクドライブ制御部1131を制御することにより
DVD−RAM1200に記録された管理情報を読み出
し管理情報格納部1130に格納させ、またDVD−R
AM1200に記録されたAVストリームデータを読み
出しエンコーダ/デコーダ1106にデコードさせて出
力装置1210に出力する機能を有し、また、管理情報
に基づいて再生可能な番組の一覧をUI制御部1121
を通じて出力装置1210に表示する機能をも有する。
この番組の一覧は、ユーザに対して再生指示対象となる
番組を指定するための選択肢となる。
【0139】ここで、録画モード情報読出部4134
は、管理情報格納部1130に格納された管理情報から
録画モード情報を読み出す機能を有する。また、録画モ
ード情報表示部4133は読み出された録画モード情報
を表示形式に変換して再生可能な番組の一覧に付加して
表示する機能を有する。また、ディスクドライブ制御部
1131は、ディスクドライブ1104にDVD−RA
M1200が挿入された場合にDVD−RAMの管理情
報ファイルを読み出し管理情報を管理情報格納部113
0に格納し、挿入された旨を再生制御部4132に伝え
る機能をも有している。
【0140】<データ構造>図27は、録画モードテー
ブルのデータ構造及び内容例を示す図である。同図に示
すように、録画モード管理部4129に記憶されている
録画モードテーブルは、ユーザが指定できるXP(高画
質)、SP(標準)、LP(長時間)、FR(自由設
定)の4つの録画モードについて、平均ビットレート
と、その録画モードを表す文字コードとを対応付けたテ
ーブルである。
【0141】例えば、XP(高画質)を表すASCII
形式の文字コードは0x58であり、SP(標準)を表
すものは0x53であり、LP(長時間)を表すものは
0x4cであり、FR(自由設定)を表すものは0x4
6である。なお、ユーザがリモコン1220のボタン等
を操作して録画モードを設定する場合において、FR
(自由設定)を指定するならば平均ビットレートを数値
入力する必要があり、その入力された数値は録画モード
とともにUI制御部1121から記録制御部4127に
伝えられ録画モード管理部4129に保持されるものと
する。
【0142】図28は、DVD−RAMに記録する形式
における録画モード情報のデータ構造及び内容例を示す
図である。同図に示す録画モード情報は、DVD−RA
Mの管理情報中のIT_TXTに含まれる1つのタグ付
き文字データであり、タグであるIDCDとテキストフ
ィールドサイズであるTXT_SZと、テキストフィー
ルドとから構成される。IDCDの値はVR規格で「そ
の他」を意味すると定められている0x90にしてい
る。
【0143】ここで、テキストフィールドは、データ運
用識別子、用途、TIME、録画モード、ビットレート
の各フィールドから構成される。なお、テキストフィー
ルドの内容についてはVR規格では定められていない。
ここで、データ運用識別子フィールドは、データの運用
方式を表す識別子即ちどのような方式に従ってデータを
記録しているかを表すための9バイトの文字列データが
格納されるフィールドであり、例えば「dvdvrx0
10」が格納される。なお、「dvdvrx」は「DV
D Video RecordingExtentio
n」の略で「010」はバージョンを示している。
【0144】用途フィールドは、それ以後の各フィール
ドに格納されるデータの用途種別を示す2バイトの文字
列データが格納されるフィールドであり、ここでは録画
モード情報を意味する「BR」が格納される。なお、
「BR」は「bit rate」の略である。また、こ
の用途フィールドの内容を他のものにすることにより、
録画モード情報以外の情報を番組と関連付けて管理情報
中に格納することが可能になる。
【0145】TIMEフィールドは、録画モードが対応
するVOBのVOB_REC_TMが格納される12バ
イトのフィールドであり、例えば「200001010
000」が格納される。録画時における一時停止と録画
モード切替といったユーザ操作により番組が複数のVO
Bに分割されている場合において、VOB単位で録画モ
ードを定めることができる。
【0146】録画モードフィールドは、録画モードテー
ブルに示した4つの録画モードのいずれかに対応する文
字コードが格納される1バイトのフィールドであり、例
えばXP(高画質)を表す0x58が格納される。ビッ
トレートフィールドは、録画モードに対応する平均ビッ
トレートが所定の演算により文字コードに変換されて格
納される3バイトのフィールドである。この3バイトの
フィールドに格納される値を1バイト毎にa、b、cと
し平均ビットレートがx(kbps)であるとすると、
所定の演算は、例えばASCII形式の文字コードつま
り7ビットのコードで格納しなければならない場合には
次の数1に示す演算となる。 [数1] x=a*128^2+b*128+c この数1により、平均ビットレートxに対し128^2
と128とで段階的に除算を行い商及び剰余を求めるこ
とによりa、b、cを決定できる。
【0147】例えば、XP(高画質)の場合にはaが
0、bが0x4e、cが0x60となりビットレートフ
ィールドには0x004e60が格納される。なお、こ
れらのテキストフィールドの内容は、録画モード情報記
録部4128によってアイテムテキスト領域のCHRS
で示された文字形式の文字コードで格納される。
【0148】<動作>以下、上述した構成を備え、上述
したデータを取り扱う実施の形態4に係る番組記録再生
システムの動作について説明する。番組記録再生システ
ムは、ユーザがリモコン1220の操作を通じてなす各
種指示に応じて各種の動作を行う。その主な動作とし
て、受信指示に対応して実行される受信動作、録画開始
指示及び録画終了指示に対応して実行される録画動作、
DVD−RAMのディスクドライブへの挿入及び再生指
示に対応して実行される再生動作がある。
【0149】受信動作としては、まず番組記録再生装置
4100のUI制御部1121が、入力I/F1108
を通じてユーザからの操作チャンネル番号指定での受信
指示を受け付けてチャンネル変換部1122に伝える。
チャンネル変換部1122はチャンネル対応表記憶部1
123のチャンネル対応表を参照して操作チャンネル番
号から放送チャンネルを特定して放送チャンネルをチュ
ーナ制御部に伝える。チューナ制御部はチューナ110
5に放送チャンネルを設定し、つまり放送形式と放送周
波数を設定してチューニングさせることによりテレビ放
送を受信させる。チューナ1105はテレビ放送を受信
すると番組の映像及び音声信号を出力し、この映像及び
音声信号は出力I/F1107を通じて出力装置121
0に伝達され、出力装置1210から番組の映像が表示
され音声が再生される。
【0150】次に、番組記録再生装置4100によりな
される録画動作について説明する。図29は、番組記録
再生装置4100の録画動作を示すフローチャートであ
る。ユーザがリモコン1220のボタン等を操作し録画
モードを設定し番組の録画開始指示を入力すると、UI
制御部1121はこの録画開始指示を受け付け(ステッ
プS401)、記録制御部1127に録画開始指示を伝
える。まず録画モードは録画モード管理部4129に保
持される。
【0151】録画開始指示に対して記録制御部4127
は、録画モードに基づいて録画モードテーブルから平均
ビットレートを得てこれを固定レート値としてエンコー
ダ/デコーダ1106に設定する(ステップS40
2)。なお、録画モードがFR(自由設定)の場合には
ユーザに指定されたビットレートをその固定レート値と
してエンコーダ/デコーダ1106に設定する。
【0152】固定レート値を設定した後、記録制御部4
127は、チューナ1105から出力される映像及び音
声信号をエンコーダ/デコーダ1106にエンコードさ
せるよう制御するとともに、ディスクドライブ制御部1
131に番組記録開始の指示を出す(ステップS40
3)。ディスクドライブ制御部1131は番組記録開始
の指示を受けて、エンコードされた結果であるAVスト
リームデータをDVD−RAM1200にAVファイル
として記録するようディスクドライブ1104を制御す
る。こうして番組の録画の実行が開始される。なお、デ
ィスクドライブ制御部1131はディスクドライブ11
04がDVD−RAM1200に最初にアクセスした際
に管理情報ファイル(vr_mangr.ifo)を読
み出して管理情報を管理情報格納部1130に格納す
る。またDVD−RAM1200の記録可能な位置を探
してその位置にAVファイルの記録を行う。
【0153】この後、ユーザがリモコン1220のボタ
ン等を操作し番組の録画終了指示を入力すると、UI制
御部1121はこの録画終了指示を受け付け(ステップ
S404)、記録制御部4127に録画終了指示を伝え
る。この録画終了指示を受けて記録制御部4127は、
エンコードを停止させるとともにディスクドライブ制御
部1131に番組記録終了の指示を出し、この指示を受
けるとディスクドライブ制御部1131はDVD−RA
M1200への番組即ちAVストリームデータの記録を
終了させるようディスクドライブ1104を制御する
(ステップS405)。
【0154】番組の記録が終了した後、記録制御部41
27はその番組についてのAVファイルのアドレス情報
や属性データ等をVR規格に基づき管理情報格納部11
30内の管理情報に反映し(ステップS406)、記録
した番組についての録画モードを管理情報に反映する録
画モード情報反映処理を、記録した番組に相当するPG
Iの番号又は現在のPGIの総数を録画モード情報記録
部4128に通知して実行させ(ステップS407)、
図12に示した最終記録装置情報を管理情報に反映する
(ステップS408)。
【0155】各種情報を管理情報格納部1130の管理
情報に反映した後、記録制御部4127はその管理情報
を記録するようディスクドライブ制御部1131に指示
し、ディスクドライブ制御部1131はディスクドライ
ブ1104を制御して管理情報をDVD−RAM120
0にvr_mangr.ifoとして記録する(ステッ
プS409)。
【0156】以下、ステップS407の録画モード情報
反映処理について詳しく説明する。図30は、番組記録
再生装置4100が録画の際に行う録画モード情報反映
処理を示すフローチャートである。録画モード情報反映
処理は主に記録制御部4127内の録画モード情報記録
部4128により実行される。
【0157】録画モード情報記録部4128は、管理情
報格納部1130内の管理情報からCHRSを取得し
(ステップS421)、対応できる文字形式であるか否
かを判断する(ステップS422)。ここでは、ASC
II形式又はSJIS形式であれば対応できる文字形式
と判断する。ステップS122において対応できる文字
形式でない場合には録画モード情報反映処理を終了す
る。
【0158】ステップS422において対応できる文字
形式である場合には、管理情報中のアイテムテキスト領
域(TXTDT_MG)のサイズを取得する(ステップ
S423)。TXTDT_MGのサイズの上限はVR規
格において32768バイトと規定されているため、T
XTDT_MGが、まだ録画モード情報のDVD−RA
Mへの記録形式としてのIT_TXTを追加できるだけ
の余裕のあるサイズであるか即ち空きがあるかを判断す
る(ステップS424)。TXTDT_MGに放送識別
情報を追加するためには、図28に示した録画モード情
報の記録形式即ちIT_TXTとしてのサイズと、IT
_TXT_SRP及びIT_TXT_SRPNのサイズ
との合計分だけの空きが必要となる。
【0159】ステップS424において空きがあると判
断すると、録画モード情報記録部4128は、日時管理
部4140から日時を取得し文字コードに変換し(ステ
ップS425)、録画モード管理部4129に保持され
ている録画モードを取得しこの録画モードに対応する文
字コードを録画モードテーブルから得て(ステップS4
26)、録画モードテーブルを参照して平均ビットレー
トを得て、又は録画モードがFR(自由設定)の場合は
ユーザから入力され保持されているビットレートを得
て、数1を用いて示した演算によりビットレートを文字
コードに変換し(ステップS427)、録画モード情報
のDVD−RAMへの記録形式としてのIT_TXTを
生成して管理情報に反映する(ステップS428)。こ
れにより例えば図28に示すようなタグ付き文字データ
が、管理情報格納部1130内の管理情報中のIT_T
XTに格納される。
【0160】録画モード情報記録部4128は、IT_
TXTを生成した後、管理情報中にそのIT_TXTに
対応するIT_TXT_SRPを追加し(ステップS4
29)、更に記録制御部4127から通知されたPGI
に対してIT_TXT_SRPNを追加する(ステップ
S430)。また、ステップS424において空きがな
いと判断した場合には、録画モード情報記録部4128
は、TXTDT_MGに、IT_TXTの追加は無理だ
がIT_TXT_SRP及びIT_TXT_SRPNの
追加が可能な空きがあるかを判断し(ステップS43
1)、この空きもなければ、録画モード情報の管理情報
への反映を行わずに録画モード情報反映処理を終える。
【0161】ステップS431において空きがあると判
断した場合に、録画モード情報記録部4128は、管理
情報に反映しようとしている録画モード情報を表すIT
_TXTが、既に管理情報のTXTDT_MG中に存在
するかを検索し(ステップS432)、存在すればその
IT_TXTに対応してIT_TXT_SRP及びIT
_TXT_SRPNの追加を行う(ステップS429、
S430)。また、ステップS432において反映すべ
き録画モード情報を表すIT_TXTが存在しなかった
場合には、録画モード情報記録部4128は録画モード
情報反映処理を終える。
【0162】次に、番組記録再生装置4100における
再生動作について説明する。図31は、番組記録再生装
置4100の再生動作を示すフローチャートである。D
VD−RAM1200がディスクドライブ1104に挿
入されると、ディスクドライブ制御部1131はディス
クドライブ1104を制御してDVD−RAM1200
から管理情報ファイルを読み出して管理情報を管理情報
格納部1130に格納し、挿入された旨を再生制御部4
132に伝える(ステップS441)。
【0163】挿入された旨を伝えられた再生制御部11
32は、管理情報に基づいてDVD−RAM1200に
記録されいている番組の一覧を出力装置1210に表示
するものである記録済番組一覧表示処理を行う(ステッ
プS442)。一覧を見たユーザがリモコン1220の
ボタン等を操作し再生対象の番組を選択して再生指示を
入力すると、番組記録再生装置4100のUI制御部1
121は、入力I/F1108を通じて、ユーザからの
再生指示を受け付け、その選択及び再生指示を再生制御
部4132に伝える(ステップS443)。
【0164】選択及び再生指示が伝えられると再生制御
部1132は、選択された番組のAVファイルのアドレ
ス情報を管理情報から取得して、DVD−RAM120
0からそのAVファイルであるAVストリームデータを
読み出すようにディスクドライブ制御部1131にディ
スクドライブ1104を制御させ、読み出されたAVス
トリームデータをエンコーダ/デコーダ1106にデコ
ードさせ、デコード結果を出力I/F1107を通じて
出力装置1210に出力させる(ステップS444)。
こうしてユーザが選択した番組をユーザは出力装置12
10から視聴することができるようになる。
【0165】図32は、番組記録再生装置4100が再
生の際に行う記録済番組一覧表示処理を示すフローチャ
ートである。再生制御部4132は、DVD−RAM1
200から管理情報格納部1130に読み出された管理
情報を参照して、LAST_MNF_IDから最終記録
装置情報を取得し(ステップS451)、取得した最終
記録装置情報の先頭9バイトが番組記録再生装置410
0に予め照合用に保持されている最終記録装置情報のデ
ータ運用識別子と一致するか判定する(ステップS45
2)。
【0166】一致した場合には、再生制御部4132
は、管理情報中のCHRSを取得する(ステップS45
3)。再生制御部1132における録画モード情報読出
部4134は、CHRSの示す文字形式が、対応できる
文字形式であるか否かを判断し(ステップS454)、
対応できる文字形式であれば、IT_TXT_SRPN
があるか判定する(ステップS455)。なお、ステッ
プS455〜S462の処理は記録されている番組が複
数ある場合には各番組に相当するPGI毎に行われる。
【0167】ステップS455においてIT_TXT_
SRPNがあると判定した場合には、録画モード情報読
出部4134は、IT_TXTのタグ付き文字データの
集合を取得し(ステップS456)、タグ毎にステップ
S458〜S460を行う(ステップS457)。ま
ず、録画モード情報読出部4134は、タグであるID
CDが0x90であるかその他であるかを判定する(ス
テップS458)。
【0168】ステップS458において、IDCDがV
R規格で「その他」を表すものと規定されている0x9
0であると判定された場合には、録画モード情報読出部
4134は、そのIDCDに対応するテキストフィール
ドの先頭9バイトが、所定の値であるかを判定する(ス
テップS459)。即ち番組記録再生装置4100に予
め照合用に保持されている最終記録装置情報のデータ運
用識別子と一致するかを判定する。
【0169】ステップS459においてテキストフィー
ルドに所定のデータ運用識別子が格納されていると判定
した場合、録画モード情報読出部4134はそのテキス
トフィールド内のデータ運用識別子の次の2バイトが、
「BR」であるかを判定する(ステップS460)。ス
テップS458においてICDCが0x90でないと判
定した場合と、ステップS459においてテキストフィ
ールドに所定のデータ運用識別子が格納されていないと
判定した場合と、ステップS460において「BR」が
格納されていないと判定した場合とには、録画モード情
報読出部4134は次のIDCDがあればその判定に戻
り、次のIDCDがなければステップS463の処理を
行う。
【0170】また、ステップS452においてデータ運
用識別子が一致しないと判定した場合と、ステップS4
54において対応できる文字形式でないと判定した場合
と、ステップS455においてIT_TXT_SRPN
がないと判定した場合には、録画モード情報読出部41
34はステップS463の処理を行う。ステップS46
3においては、録画モード情報読出部4134はPGI
#nが指し示す番組のデータサイズを算出する(ステッ
プS463)。この番組のデータサイズは、管理情報中
のPGI#nが指し示すAVストリームのパック数(V
OBU_SZ)を必要な分だけ総和し、1パック=20
48バイトであることから乗算して求める。
【0171】ステップS463に続いて、録画モード情
報読出部4134は、PGC#nの総再生時間を、PG
I#nに属する部分区間(セル)の再生時間を合計する
ことにより秒単位で求め(ステップS464)、既に算
出した番組のデータサイズを総再生時間で除算すること
により平均ビットレート値を算出し(ステップS46
5)、算出した平均ビットレート値を切り上げ、切り下
げ又は四捨五入によってXP(高画質)、SP(標
準)、LP(長時間)のいずれかに丸め込むことができ
るかどうか計算し、丸め込むことができればその丸め込
むことができた録画モードを録画モード情報表示部41
33に伝え、丸め込むことができなければFR(自由設
定)を録画モード情報表示部4133に伝える(ステッ
プS466)。これを受けて録画モード情報表示部41
33は録画モードを番組一覧に付加した画面をUI制御
部1121等を介して出力装置1210の画面に表示し
(ステップS462)、記録済番組一覧表示処理を終え
る。
【0172】また、ステップS460において、テキス
トフィールド内のデータ運用識別子の次の2バイトが
「BR」であると判定した場合には、録画モード情報が
記録されていることになるため、録画モード情報読出部
4134は録画モード情報を読み出し録画モード情報表
示部4133に伝え、これを受けて録画モード情報表示
部4133は録画モードを画面に表示する形式に変換し
(ステップS461)、録画モードを番組一覧に付加し
た画面をUI制御部1121等を介して出力装置121
0の画面に表示し(ステップS462)、記録済番組一
覧表示処理を終える。
【0173】この記録済番組一覧表示処理により、出力
装置1210には、DVD−RAM1200に記録され
ている番組毎にその録画モードが付加された再生対象番
組の選択肢を示す画面が表示されることになる。 <補足>以上、本発明に係る記録装置、再生装置につい
て、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれら
の実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、 (1)上述の実施の形態では、番組を受信して記録媒体
に記録する機能と、記録媒体に記録された番組を再生す
る機能とを有する番組記録再生装置を例にして説明した
が、番組を受信する機能と記録する機能と再生する機能
とが必ずしも1つの装置により実現される必要はない。
これらの機能の1以上を実現する装置により本発明の記
録装置又は再生装置は成立する。但し、放送識別情報或
いは録画モード情報の記録媒体への記録をする機能を実
現する構成と、記録媒体から記録された放送識別情報或
いは録画モード情報を読み出して利用する機能を実現す
る構成とは、呼応するものである必要がある。例えば、
再生動作しない記録動作のみを実現する装置により、番
組と放送識別情報或いは録画モード情報が記録され、そ
れらが再生専用プレーヤによって再生されることとして
もよい。 (2)上述の実施の形態では、番組及び管理情報を記録
する記録媒体は、DVD−RAMであることとしたが、
他の読み出しや再記録が可能な光ディスクであってもよ
く、光磁気ディスク、テープ、半導体メモリその他の記
録媒体であってもよい。また、ハードディスクやメモリ
等の記憶媒体に記録した後、記録した番組と放送識別情
報或いは録画モード情報とを対にして通信ネットワーク
を介して、番組を再生可能な再生装置に転送してもよ
い。 (3)上述の実施の形態で示したテレビ放送の放送元で
ある放送局の概念は、放送局はテレビ放送毎にそれぞれ
異なるものであると考えてもよいし、1つの放送局が異
なる周波数で複数のテレビ放送を行うことができるもの
であると考えてもよい。前者の場合には複数の放送局の
中から1つの放送局を識別できる情報があれば、その情
報に基づいてその複数の放送局により1以上放送される
テレビ放送の中から1つのテレビ放送を識別することが
可能になる。また、後者の場合には、複数の放送局の中
から1つの放送局を識別できる情報があれば、その情報
に基づいてその複数の放送局から1ずつ放送された複数
のテレビ放送の中から1つのテレビ放送を識別すること
が可能になる。 (4)上述の実施の形態では、放送識別情報或いは録画
モード情報を管理情報中のIT_TXTにVR規格に準
拠して記録する場合には、タグとして用いるIDCDの
値は0x90であることとしたが、VR規格で予約値即
ち未だ意味付けがされていない値を用いることとしても
よい。但し、予約値を用いると将来のVR規格の拡張等
により予約値が何らかの意味を表すものとして定義され
たときには不都合が生じるおそれがあるため、実施の形
態で示したように、「その他」という使用目的を問わな
い意味を示す値(0x90)を用いることが望ましい。
【0174】VR規格を拡張してメーカ拡張用のIDC
D値を定義することとしてもよく、またこの場合サイズ
を固定長としてTXT_SZを不要にしてもよい。メー
カ拡張用のIDCD値はメーカ毎に定義することとして
もいいし、IDCD値は1つとして、続けてメーカ識別
用のフィールドを定義することとしてもよい。また、番
組記録再生装置は、IDCDを0x90として図10に
示した形式で放送識別情報をDVD−RAMに記録する
とともに、IDCDを0x60としたタグと対応するテ
キストフィールドに衛星放送の11チャンネルを示す
「衛星11」等の放送識別情報から抜粋した情報を意味
のわかりやすい文字列に変換して記録することとしても
よい。これによれば、「dvdvrx010」で表され
る運用方式に対応していない他のメーカの装置であって
も、「衛星11」というテレビ放送に関する情報を表示
することが可能になる。 (5)上述の実施の形態では、番組の再生前に、再生対
象の番組の一覧に付して放送識別情報或いは録画モード
を表示することとしたが、特定の番組の指定を受けてそ
の番組についての放送識別情報或いは録画モードを、出
力装置1210の画面の一部に表示することとしてもよ
く、番組再生中にその放送識別情報等の表示を行うこと
としてもよい。また、上述した番組記録再生装置等、番
組を再生する装置がディスプレイ部分を有することとし
てもよく、再生中番組の放送識別情報或いは録画モード
の表示は、そのディスプレイ部分に行うこととしてもよ
い。
【0175】また、実施の形態1〜3と実施の形態4と
に示した技術を組み合わせて、番組記録再生装置は、録
画モード情報と放送識別情報とをともに番組に対応付け
てDVD−RAMに記録し、またDVD−RAMから録
画モード情報と放送識別情報を読み出して表示等に利用
するようにしてもよい。 (6)上述の実施の形態では、番組記録再生装置は、動
画像と音声で構成されるテレビ放送を受信等してその放
送番組を記録媒体に記録するとしたが、受信、記録等の
対象となる放送は、画像のみ、音声のみ又はその他のデ
ータの放送であってもよく、また画像も動画であっても
静止画であってもよい。また、受信の対象となる放送
に、暗号化、符号化等が施されている場合には、番組記
録再生装置は、チューナ1105からの出力をその暗号
化、符号化等に対応したデコーダにより復号等を施し、
その復号結果を出力装置1210に出力し或いはDVD
−RAMに記録する形式にエンコードして記録を行うこ
ととしてもよい。 (7)上述の実施の形態では、番組記録再生装置には、
アンテナとケーブルテレビ用ケーブルを共に接続してい
るものとしたが、一方しか接続していなくてもよく、ア
ンテナについても衛星放送用のものと地上波放送用のも
のとの一方しか接続していなくてもよい。このアンテナ
類の接続状況に対応して受信条件を設定すればよい。
【0176】また、番組記録再生装置が受信、記録等す
る放送の放送形式は上述した衛星アナログ放送等のよう
なアナログ放送に限られることはなく、デジタル放送で
あってもよい。なお、デジタル放送では、同一周波数に
複数のテレビ放送が多重されている場合もあるが、この
場合においては放送チャンネル番号は放送周波数の特定
とその周波数に多重された各テレビ放送を識別すること
ができるものであるとすればよい。また、番組記録再生
装置はチューナと例えばトランスポートデコーダ等の特
定のテレビ放送を分離抽出する装置とを含むこととし、
チューナ制御部が放送チャンネル番号から、周波数と、
多重化されたテレビ放送群から1つのテレビ放送を特定
するためのIDとを求めるためのテーブルを有すること
とし、このテーブルに基づいてチューナ制御部は受信す
る周波数を定めてチューナに多重化されたテレビ放送を
受信させ、トランスポートデコーダ等にテレビ放送を特
定するためのIDを設定することにより、必要なテレビ
放送を分離抽出するよう制御するようにすればよい。
【0177】また、番組記録再生装置が備えるチューナ
が地上波受信専用等、特定の放送形式専用のものである
こととしてもよく、この場合、放送識別情報中の放送形
式は、その特定の放送形式と固定的に定めることとして
もよい。また、識別対象のテレビ放送を1つの放送形式
のものに限ることし、放送識別情報から放送形式につい
ての情報を省くこととしてもよい。例えば、日本国の地
上波のテレビ放送の範囲内で、1つのテレビ放送を識別
するためには、放送周波数又はこれに対応する放送チャ
ンネル番号と、受信エリアとの組を基にして放送識別情
報を作成することが可能となる。つまり放送チャンネル
を放送チャンネル番号のみから構成されるものとして扱
うこととしてもよい。 (8)上述の実施の形態では、番組記録再生装置に対す
るユーザ入力は、赤外線を発するリモコン1220を介
して行われるものとしたが、リモコンは赤外線に限られ
ず、無線でユーザ入力を番組記録再生装置に伝えるもの
であってもよく、また、番組記録再生装置がボタンやキ
ーボード等の入力装置を備えることとして、この入力装
置を通じてユーザ入力を受け付けることとしてもよい。 (9)上述の実施の形態で示した分類コードのうち、受
信エリアに関するものは、例えばそのエリアに対する電
話番号の市外局番等と一致させる等、ユーザに理解し易
いものとすることも考えられる。 (10)上述の実施の形態ではユーザが受信指示を行う
際に用いるものである操作チャンネル番号は、放送形式
と放送チャンネル番号との組と対応付けられたものであ
るとしたが、ユーザが、受信指示の際に、放送形式や外
部入力等を区別する区分の1つを選択しておいてチャン
ネル番号を指定することにしてもよく、これに対応する
ために、チャンネル対応表においてそのチャンネル番号
をその区分毎に1つの放送チャンネル番号と対応付けて
おくこととすればよい。
【0178】また、ユーザが放送形式と放送チャンネル
番号とを直接的に入力することとしてもよく、この場合
にはチャンネル変換部等による操作チャンネル番号から
放送チャンネルへの変換は省略できる。また、放送形式
を固定とするならば、ユーザが放送チャンネル番号を直
接に入力することとしてもよく、番組記録再生装置は、
その放送チャンネル番号に対応する周波数で放送される
テレビ放送を受信して、そのテレビ放送の番組と、放送
チャンネル番号や受信条件等から特定される放送識別情
報とを対応付けてDVD−RAMに記録することとして
もよい。 (11)上述の実施の形態に示した番組記録再生装置
は、上述した動作の他にも一般のディジタルビデオレコ
ーダと同様の動作を行うものであり、例えば、DVD−
RAMに記録された番組の削除指定がユーザによりなさ
れた場合には、管理情報中のPGIからその削除対象の
番組についてのAVファイルのアドレス情報を得てAV
ファイルを削除し、またその番組にちてのPGIとリン
ク構造を有するIT_TXTを削除する。従って、DV
D−RAMに記録された放送識別情報或いは録画モード
情報も対応する番組の削除とともに削除されることにな
る。 (12)上述の実施の形態では、放送識別情報及び録画
モード情報を記録する場合に付するデータ運用識別子と
して9バイトの「dvdvrx010」を用いる例を示
したが、データ運用識別子は、他の文字列であってもよ
く、9バイトに限られることはない。
【0179】なお、実施の形態では9バイト中の下位3
バイトを「010」等のバージョン番号としたが、例え
ば放送識別情報等のデータ構造を変更したものを「01
0」より新しい「011」というバージョン番号とし
て、番組記録再生装置はバージョン番号が「010」と
「011」とのいずれの運用方式に従って放送識別情報
等の記録媒体への記録を行うことができることとしても
よい。
【0180】また、既にDVD−RAMの管理情報中の
LAST_MNF_IDに最終記録装置情報のデータ運
用識別子として「dvdvrx010」が記録されてい
た場合には、番組記録再生装置は記録に際して用い得る
「010」と「011」との2つのバージョン番号に対
応する運用方式のうち、既に記録されているものに合わ
せて「010」の運用方式に従って放送識別情報等を記
録することとしてもよい。再生側においても同様にバー
ジョン番号毎に異なる読み出し位置等に対応した処理手
順を定めておき、DVD−RAMから放送識別情報等を
読み出す際にも、データ運用識別子で表されているバー
ジョン番号に応じてその処理手順を選択して読み出すこ
ととしてもよい。
【0181】なお、実施の形態において示した最終記録
装置情報の社内運用領域のデータ構造は、社外運用領域
の内容毎に自由に定義することが可能である。例えば
「dvdvrx010」というデータ運用識別子で示さ
れる運用方式に従う1以上のメーカは、社内運用領域は
図12に示したデータ構造に従う必要があるが、その内
容値としてはメーカ毎に異なる値とすることができる。
また、別のデータ運用識別子で示される運用方式に従う
1以上のメーカは、社内運用領域を図12とは全く異な
るデータ構造とすることが考えられる。
【0182】なお、社外運用エリアは最終記録装置情報
の最後尾に置くこととしてもよい。また、VR規格を拡
張して管理情報中にデータ運用識別子を記録する領域を
新たに定義し、番組記録再生装置はこのデータ運用識別
子を参照して、それにより示される運用方式で放送識別
情報或いは録画モード情報を記録又は読み出しすること
としてもよい。
【0183】データ運用識別子は、データの運用方式を
象徴的に表し、かつ一般名詞と一致しないものが望まし
い。サイズは大きい方が、異なる運用方式に従う他メー
カとバッティングする可能性を減らすことができるよう
になる。なおデータ運用識別子とそれが示す運用方式を
他メーカへ開示することによりバッティングの可能性を
減らすことも考えられる。また、データ運用識別子を各
メーカに重複することなく割り当てる機関を設けること
としてもよい。
【0184】また、上述の実施の形態においては用途フ
ィールドの内容として「BC」、「BR」を示したが、
「BC」、「BR」といった文字列に限定されることは
なく、また特定のデータ運用識別子に基づく運用方式に
用途が1つしか存在しない場合には用途を示す文字列は
省略することができる。また、用途フィールドは、各用
途を識別するために必要最小限度のデータサイズとして
もよい。
【0185】また、放送識別情報或いは録画モード情報
のDVD−RAMへの記録形式におけるデータ運用識別
子以後の内容のデータ構造は、そのデータ運用識別子に
より示される運用方式に従ったものでありさえすればよ
い。なお、図10、図28に示したデータ構造例は「d
vdvrx010」で表される運用方式に従ったもので
あることを意味している。 (13)上述の実施の形態で示した放送識別情報につい
ても、録画モード情報と同様にVOB単位に対応させて
IT_TXTに記録することとしてもよい。これはユー
ザにより一時停止中に受信する放送チャンネルの変更指
示等がなされて、受信するテレビ放送が切り替わる場合
において有用となる。即ち、一時停止によりVOBが分
割されるためVOB毎の日付情報をIT_TXTに含ま
せて1つのPGIあたりに複数個の放送局情報を保持す
ることは有用となる。
【0186】また、録画中にユーザにより一時停止の指
示や受信するチャンネルを切り換える指示がされると番
組記録再生装置は、それ以後は別のPGIに対応する番
組としてAVストリームを記録することとしてもよい。 (14)上述の実施の形態では、放送識別情報或いは録
画モード情報を管理情報中の番組と対応付けられたタグ
付きテキストフィールドに格納する際に、ASCII形
式又はSJIS形式の文字コードとして格納できるよう
に、放送識別用テーブル或いは録画モードテーブルにこ
れらの文字形式での文字コードでの情報を保持している
こととしたが、管理情報中のCHRSが他の文字形式で
ある場合にもこれに対応した文字形式で放送識別情報や
録画モード情報を記録できるようにするため、他の文字
形式で表した情報を放送識別用テーブル或いは録画モー
ドテーブルに含めることとしてもよい。 (15)上述の実施の形態では、放送識別情報或いは録
画モード情報を、VR規格により番組に対するリンク構
造を有するものとして規定されているアイテムテキスト
領域に格納する例を示したが、この他にプライマリテキ
スト領域を用いることとしてもよい。この場合、プライ
マリテキストに配置した放送識別情報等が他メーカの番
組記録再生装置によって、単なる文字列として表示さ
れ、最悪の場合ユーザによって書き換えられる可能性が
あるが、VR規格においてプライマリテキスト領域は前
後半に分割されており、どちらかは危険度が小さいと考
えられる。なぜなら前半部分は固定の文字コード(AS
CIIコード)であるが、後半部分は文字コードが定義
できて前半部より有用性が高いからである。例えば日本
ではSJISを用いるために後半が頻繁に使われると仮
定し、前半部分に放送識別情報等を配置する方式も考え
られる。こうする場合には、IDCDやTXT_SZは
不要であるが、データ運用識別子は必要となる。また、
改行コードなどの制御コードがVR規格上禁止されてお
り、それらのコードを用いないように放送識別情報等の
記録形式を定めておく必要がある。 (16)上述の実施の形態において図16、図32等に
示した放送識別情報或いは録画モード情報が正規のもの
であれば読み出して表示等に利用するための処理手順
は、一例にすぎず、例えばTXT_SZをチェックし
て、サイズが9よりも小さい場合には正規でないと判断
する処理内容を追加してもよいし、最終記録装置情報に
ついての照合を省略する等としてもよい。 (17)実施の形態1で示した放送識別情報のDVD−
RAMへの記録形式における国フィールドの大きさは3
バイトに限られることはなく各国を識別するのに十分な
サイズであれば他のサイズにしてもよい。また国フィー
ルドには、他のフィールドの内容によって各テレビ放送
局を識別することができる範囲が国より大きい場合は、
その国家群を表すものを格納することにしてもよく、そ
の範囲が国より小さい場合には国フィールドを階層化し
て国と地方とを表す情報を格納することにしてもよい。
【0187】また、放送識別情報のDVD−RAMへの
記録形式では、可変長フィールドの数が3つであるた
め、可変長フィールドのサイズ値を格納するフィールド
を2つ設けてTXT_SZと組み合わせることにより全
ての可変長フィールドのサイズを決定できるようにして
いるが、このサイズ値の格納対象となる可変長フィール
ドはいずれに変更してもよく、また全ての可変長フィー
ルドに対応してサイズ値を格納するフィールドを設ける
こととしてもよい。また、各フィールドの配置順序等は
どのようなものであってもよい。 (18)実施の形態1で示した仮放送局情報が長い場合
には、表示可能なテキストサイズに区切って表示するこ
ととしてもよい。このとき、2バイトコードの途中で区
切ると文字化けを起こすので、表示する最終バイトにつ
いて2バイトコードの前半でないか判断し、2バイトコ
ードの前半であるならば空白の文字コードやNULLに
置き換えることとしてもよい。 (19)実施の形態1では、番組記録再生装置1100
は、チューナを用いて受信した放送番組をDVD−RA
Mに記録することとしたが、外部のチューナやビデオレ
コーダ等の映像及び音声信号の出力が可能な機器から入
力された映像及び音声信号を番組記録再生装置1100
がエンコードしAVストリームデータにしてDVD−R
AMに記録することとしてもよい。このように外部入力
された番組と対応させてDVD−RAMに記録する場合
には、放送識別情報は、例えば放送局コードが0x00
00で放送局名称は「外部入力」等として、外部入力さ
れた番組であることを意味するよう予め定めた内容とす
ることにしてもよい。 (20)実施の形態1では受信動作と録画動作とを連続
して実行する受信記録動作について図13を用いて説明
したが、受信記録動作として、いわゆる予約録画を行う
ことができるようにしてもよいし、受信指示を受けて、
受信すると即座に録画開始するようにしてもよい。
【0188】受信指示を受けて、受信すると即座に録画
開始するようにするために、例えばチューナは受信する
周波数の切り替え等が完了して安定的に受信を行える状
態になったことを通知する機能を有するものとし、チュ
ーナ制御部がこの通知を受けた時から番組記録再生装置
はUI制御部が録画開始指示を受けた場合と同様の処理
を行うこととしてもよい。また、チューナが周波数の切
り替えから安定的に受信を行える状態になるまでの最大
時間が予め規格として定められている場合には、チュー
ナ制御部がチューナに受信を行わせてからその最大時間
の経過後に番組記録再生装置は録画開始指示を受けた場
合と同様の処理を行うこととしてもよい。
【0189】予約録画については、番組記録再生装置
は、ユーザから予め記録開始及び終了の日時と操作チャ
ンネル番号との指定を受けておき、その指定された記録
開始の日時の直前にユーザから受信指示を受けた場合と
同様の処理を行いその記録開始の日時になると録画開始
指示を受けた場合と同様の処理を行うこととしてもよ
い。 (21)実施の形態1では、番組記録再生装置が受信条
件、放送形式、放送チャンネル番号に基づいて放送識別
用テーブルにより、放送局コードを特定できることとし
たが、この他、予め操作マニュアル等により定めた規則
に従ってユーザに放送局コード又は放送局名称等を直接
入力させることとしてもよく、この直接入力された放送
局コード等を番組識別情報として番組と対応付けて記録
媒体中に記録することとしてもよい。 (22)実施の形態1では放送識別用テーブルを用いて
受信条件と放送チャンネルから放送局コード等を特定す
る方式を示したが、放送局コードについては受信条件を
示す分類コードと放送チャンネルとから特定の演算によ
って算出することにしてもよい。この演算の例として
は、分類コードが12で放送チャンネルがTA(地上波
アナログ放送)の10チャンネルである場合には放送局
コードを12TA10とする等が考えられる。 (23)実施の形態1、2では、放送識別情報の表示形
式として、放送局名、放送形式、放送チャンネル番号、
或いはグループ、バリエーション、操作チャンネル番号
等を表示する例を示したが、放送局コード等、放送識別
が可能となるものであれば何を表示するようにしてもよ
く、また例えば放送局名のみを表示することとしてもよ
い。放送形式についてはTA、BA、CAといった記号
を地上波、衛星放送、ケーブルテレビ等の文字に置き換
えて表示することとしてもよい。また、放送識別情報を
表示する際には、対応する番組のジャンルやタイトル等
の情報や録画日時等の情報も管理情報中から読み出して
付加的に表示することとしてもよい。
【0190】なお、番組記録再生装置がDVD−RAM
に記録する放送識別情報は図10に示した内容に限られ
ず、放送局コード、又は放送局名称、又は受信条件を示
す分類コード等と放送チャンネルとの組のいずれか1つ
を内容に含めば足りる。また、受信条件を示すものとし
て分類コードの代わりに受信エリアを示す文字列や加入
したケーブルテレビの名称を示す文字列等を用いること
もできる。放送チャンネルについては放送形式の区別が
不要であれば放送チャンネル番号のみで表現できる。放
送局名称は、放送局を指し示す名称であればよいが、放
送識別用テーブルにおいては他の放送局から1の放送局
を識別可能なような文字列を放送局名称として定めてお
くことが望ましい。
【0191】また、例えばDVD−RAMに放送識別情
報として放送局コードのみが記録されていた場合に、こ
のDVD−RAMから番組を再生する装置においては、
放送局コードから放送局名称、受信エリア、放送チャン
ネル等を求めるための対応表を有することとし、この対
応表に基づいて求められた放送局名称等を表示すること
としてもよい。 (24)実施の形態2では、DVD−RAMの管理情報
から読み出した放送識別情報であるグループとバリエー
ションとの組を放送識別情報変換テーブルから検索して
放送チャンネルを特定することとしたが(図24、ステ
ップS211〜S213)、バリエーションまで一致す
るものがない場合にはグループのみが一致するものを検
索して放送チャンネルを特定することとしてもよい。
【0192】また、グループとバリエーションとの2段
階のみならず、放送識別情報にさらに多くの段階からな
る階層構造を定めることとしてもよい。即ち、ステップ
S211における検索では、上位階層から下位階層の方
向へできるだけ多く一致しているものを検索することと
し、このことを踏まえて予め階層構造を定めることとし
てもよい。また、表示する形式としても、検索により特
定した放送チャンネルからチャンネル対応表により定ま
る操作チャンネル番号を表示する他に、放送チャンネル
を表示してもよく、また、グループ、バリエーション等
の階層構造の上位から下位の方向に、一致したところま
での階層の内容を表示することとしてもよい。 (25)実施の形態2に係る番組記録再生装置2100
は、放送識別情報変換テーブルを外部ネットワークの予
め定められたアドレスの装置からダウンロードすること
としてが、その装置のアドレスをユーザから受け付ける
こととしてもよく、またダウンロードは例えば番組記録
再生装置2100の初回起動時や一定期間毎といった予
め定められたスケジュールに従って実行することとして
もよい。
【0193】また番組記録再生装置は、放送識別情報変
換テーブルのみならず実施の形態1に示した放送識別用
テーブルを外部ネットワークから取得するようにしても
よい。この場合、外部ネットワークから取得する放送識
別用テーブルはあらゆる受信条件に対応したテレビ放送
の識別用のテーブルであることとしてもよいし、取得側
の受信条件に適合するものだけを抽出したテーブルであ
ることとしてもよい。
【0194】また実施の形態1に示した放送識別用テー
ブルから一定の受信条件に合致したもののみを抜き出し
て実施の形態2に示した放送識別情報変換テーブルを作
成することとしてもよい。 (26)実施の形態3では、放送識別情報が番組と多重
化された放送され、番組記録装置は、放送識別情報と番
組とを分離して両方を対応付けて記録媒体に記録するこ
ととしたが、番組及び放送識別情報を、番組に放送識別
情報が多重化され放送されたままのデータ構造で記録媒
体に記録することとしてもよく、この場合には、この記
録媒体から番組を再生する装置が再生の際に放送識別情
報を分離抽出して選択肢表示等に利用することとしても
よい。 (27)実施の形態4で示した録画モードについては、
リモコン1220を録画モード切替用のボタンを有する
ものにし、ユーザがその録画モード切替ボタンを押下し
た回数に応じてXP(高画質)、SP(標準)、LP
(長時間)を巡回的に切り替えるようにしてもよい。な
お、ユーザがFR(自由設定)を指定した場合に、番組
記録再生装置が、DVD−RAMの空き容量に応じてビ
ットレートを算定することとしてもよい。 (28)実施の形態4では、IT_TXT内に録画モー
ド情報が格納されていない等の場合に、録画モードを計
算により求めることとしたが(図32、ステップS46
3〜S466)、この場合には、録画モードを表示しな
いことにしてもよい。また、ステップS466では録画
モードを特定することとしたが、この代わりに算出した
ビットレートをそのまま表示することとしてもよい。ま
た、他メーカにより録画モードを記述したテキストフィ
ールドに対応するIDCD値とそのメーカを表す識別コ
ードや具体的な録画モードの記述内容等が公開されてい
るならば、実施の形態4で示した録画モード情報が格納
されていない等の場合において、他メーカに記録された
録画モードを読み出して利用することとしてもよい。 (29)実施の形態4で示したXP、SP等の録画モー
ドは、一定のビットレートを示すものに限らず、可変ビ
ットレートで記録する場合におけるビットレートの制御
方式を示すものであってもよく、記録媒体中にはユーザ
に指定された録画モードで示された制御方式による可変
ビットレートで番組が記録されるとともに、その制御方
式を示す録画モードが管理情報中に記録されることとし
てもよい。 (30)上述の実施の形態でフローチャート等を用いて
示したDVD−RAMへの番組属性としての放送識別情
報或いは録画モード情報と番組との記録の手順やDVD
−RAMからの番組及び番組属性の読み出しや番組属性
の表示の手順を、汎用のコンピュータ又はプログラム実
行機能を有する家電機器に実行させるためのコンピュー
タプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を
介して、流通させ頒布することもできる。
【0195】かかる記録媒体には、ICカード、光ディ
スク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、
頒布されたコンピュータプログラムは、プログラム実行
機能を有する家電機器やパーソナルコンピュータ等にイ
ンストール等されることにより利用に供され、家電機器
やパーソナルコンピュータは、当該コンピュータプログ
ラムを実行して、各実施の形態に示したような番組記録
再生装置の各機能を実現する。
【0196】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係る記録装置は、放送周波数と他の要素とからなる条件
によりそれぞれが特定される複数の放送信号のうち一の
放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受
信された放送信号と、複数の放送信号から当該受信され
た放送信号を識別するための放送識別情報であってチャ
ンネル番号と他の情報とに基づいて特定される放送識別
情報とを対応付けて記録媒体に記録する記録手段とを備
えることを特徴とする。
【0197】これにより、放送信号と対応付けて放送識
別情報が記録媒体中に記録されるので、その記録媒体を
読み出した装置は、記録されている放送信号に対応する
放送識別情報を取得することが可能になる。この結果、
その読み出した装置は放送識別情報を画面に表示するこ
とが可能になり、記録媒体に記録された放送信号がどの
テレビ放送であるかをその装置のユーザに知せることが
できるようになる。なお、ここでいう放送識別情報は、
チャンネル番号と他の情報とに基づいて初めて特定され
るものであるため、この放送識別情報によれば一のテレ
ビ放送を、チャンネル番号のみでは特定できない範囲の
テレビ放送群の中から識別し得るようになり、例えば離
れたエリアにおいて同じ放送チャンネルで放送される複
数の放送局からのテレビ放送を互いに識別し得るように
なる。
【0198】また、前記記録手段により記録される放送
識別情報は、対応付けて記録される放送信号を放送した
放送局を前記複数の放送信号それぞれを放送した放送局
から識別するための放送局識別情報であって前記チャン
ネル番号と前記他の情報とに基づいて特定される放送局
識別情報を含むこととしてもよい。これにより、放送局
識別情報が放送信号と対応付けて記録媒体中に記録され
るので、その記録媒体を読み出す装置は、記録されてい
る放送信号がどの放送局から放送されたものであるかを
ユーザに知らせることができるようになる。なお、放送
局識別情報は、チャンネル番号と例えば受信エリア等の
他の情報とに基づいて初めて特定されるものであるた
め、この放送局識別情報によれば1つの放送局を、チャ
ンネル番号のみでは特定できない範囲、例えば離れた複
数の受信エリアを含む範囲に所在する放送局群の中から
識別し得るようになる。
【0199】また、前記チャンネル番号は1つの放送周
波数と対応する放送チャンネル番号であり、前記記録装
置は、ユーザによる放送チャンネル番号の入力を受け付
ける放送チャンネル番号受付手段を備え、前記受信手段
は、チューナを有し、前記受信手段は前記放送チャンネ
ル番号受付手段により受け付けられた放送チャンネル番
号に対応する放送周波数で放送される放送信号を前記チ
ューナにより受信することとしてもよい。
【0200】これにより、ユーザが放送チャンネル番号
を指定すれば、その放送チャンネル番号に対応する放送
周波数で送られる放送信号が受信されその放送信号とと
もに、その放送チャンネル番号と例えば受信エリア等の
他の情報とに基づいて定められる放送局識別情報を含む
放送識別情報がDVD−RAM等の記録媒体に記録され
るようになる。
【0201】また、前記他の情報は前記受信手段の所在
するエリアを他の複数のエリアから識別するためのエリ
ア分類情報であることとしてもよい。これにより、DV
D−RAM等の記録媒体に放送信号と対応付けられて記
録される放送識別情報により、受信エリアが異なるため
に同一の放送周波数で放送されているような複数の放送
信号即ち複数のテレビ放送のうちから、記録されている
放送信号に関するテレビ放送を識別することが可能にな
る。
【0202】また、前記記録手段は、前記受信手段によ
り受信された放送信号のうち、ある期間に受信された放
送信号毎に1つの番組として、複数の番組それぞれにつ
いて、放送局識別情報の特定を行い当該番組と放送識別
情報とを対応付けて前記記録媒体に記録することとして
もよい。これにより、記録媒体中には、番組毎に放送識
別情報が記録されることになるので、その記録媒体を読
み出して番組を再生する装置側においては、番組毎に放
送識別情報を表示することができユーザに各番組につい
ての放送局等を知らせることが可能になる。
【0203】また、前記記録手段は、前記放送識別情報
を、対応する番組が記録される記録媒体内の領域へのリ
ンク構造を有する記録媒体内の属性領域に、データの運
用方式を示すデータ運用識別子と対にして、当該運用方
式に従ったデータ構造で記録することとしてもよい。こ
れにより、記録媒体には番組毎にデータ運用識別子と対
にして放送識別情報が記録されるため、番組毎に放送識
別情報のデータ構造や内容等をデータ運用識別子により
示される運用方式によって読み出すことができる。ま
た、記録媒体に記録された番組の再生装置においては、
対応可能な運用方式を示すデータ運用識別子が記録され
ている場合のみに放送識別情報を読み出して利用するよ
うにすることが可能になる。
【0204】また、前記記録手段は、複数の運用方式そ
れぞれに従ったデータ構造として前記放送識別情報を記
録し得るものであり、前記複数の運用方式のうち、記録
対象の記録媒体内に既に記録されているデータ運用識別
子に適合する運用方式を選択して、選択した運用方式に
従ったデータ構造として前記放送識別情報を記録するこ
ととしてもよい。
【0205】これにより、記録媒体に既にある運用方式
によって番組等が記録されている場合において、記録装
置は、その運用方式に従って、即ちその運用方式による
データ構造や内容値等の規則に従って、放送識別情報を
その記録媒体に記録することになる。このため、既に特
定の番組記録再生装置によってある運用方式で番組等が
記録されている記録媒体については、その既にされてい
る運用方式に従って番組や放送識別情報の追加記録が行
われることが保証されるようになり、追加記録された放
送識別情報についても、元の特定の番組記録再生装置に
よって読み出し表示等ができるようになる。
【0206】また、前記記録手段は、前記エリア分類情
報のユーザによる入力を受け付けるエリア分類情報受付
部を有し、前記記録手段は、前記エリア分類情報受付部
により受け付けられた前記エリア分類情報と前記放送チ
ャンネル番号とから前記放送局対応表に基づいて放送局
識別情報を特定し、特定した放送局識別情報を含む放送
識別情報と前記チューナにより受信された放送信号とを
対応付けて前記記録媒体に記録することとしてもよい。
【0207】これにより、ユーザが設定した受信エリア
と、ユーザが指定した放送チャンネル番号に基づいて特
定された放送局名称等の放送識別情報が放送された番組
と共に記録媒体中に記録されることになり、記録装置が
受信エリアについての情報を出荷時に保持する等の必要
がなくなり、記録装置が引越し等により移動した場合に
もユーザが正しく受信エリアを設定することにより、適
切な放送識別情報が記録媒体に記録されるようになる。
【0208】また、前記記録装置は、前記放送局対応表
を通信路を通じて他の装置から取得し前記放送局対応表
記憶手段に格納する放送局対応表取得手段を備えること
としてもよい。これにより、放送チャンネル番号や受信
エリア等の受信条件を示す情報から放送局を特定するた
めの放送局対応表を記録装置が予め保持して置く必要が
なくなる。このため、放送局の新設等に基づき放送局対
応表が更新される場合に、対応し得るようになる。
【0209】また、前記放送識別情報は前記放送局識別
情報に加えて前記放送チャンネル番号をも含み、前記記
録手段は、前記放送チャンネル番号受付手段による受け
付けられた放送チャンネル番号を含む放送識別情報を、
前記放送チャンネル番号に対応して前記チューナにより
受信された放送信号と対応付けて前記記録媒体に記録す
ることとしてもよい。
【0210】これにより、DVD−RAM等の記録媒体
に記録された番組を再生する再生装置においては、放送
識別情報を表示することにより、番組が放送された放送
局と放送チャンネル番号とをユーザに知らせることがで
きるようになる。また、前記記録手段は、前記放送識別
情報を、データの運用方式を示すデータ運用識別子と対
にして、当該運用方式に従ったデータ構造として記録す
ることとしてもよい。
【0211】これにより、記録媒体にはにデータ運用識
別子と対にして放送識別情報が記録されるため、放送識
別情報のデータ構造をデータ運用識別子により示される
運用方式によって読み出すことができる。また、前記記
録媒体は可搬性ある記録媒体であり、前記記録手段は、
前記記録媒体を装着され得る媒体装着部を有し、前記記
録手段は前記受信手段により受信された放送信号と前記
放送識別情報とを対応付けて前記媒体装着部に装着され
た記録媒体に記録することとしてもよい。
【0212】これにより、広範に移動され得るDVD−
RAM等の記録媒体に記録された放送信号についての放
送元等の放送識別情報を、読み出し装置を通じてユーザ
は知ることができるようになる。従って、記録装置と読
み出し装置が離れた地域に所在している場合において
も、ユーザは読み出し装置を通じて放送信号の放送元の
放送局等を正しく識別することが可能になる。
【0213】また、前記チャンネル番号はユーザがチャ
ンネル選択の操作に用いる操作チャンネル番号であり、
前記記録装置は、ユーザによる操作チャンネル番号の入
力を受け付ける操作チャンネル番号受付手段と、1つの
放送周波数と対応する放送チャンネル番号と、操作チャ
ンネル番号とを対応付けたチャンネル対応表を記憶して
いるチャンネル対応表記憶手段とを備え、前記受信手段
は、チューナを有し、前記受信手段は前記操作チャンネ
ル番号受付手段により受け付けられた操作チャンネル番
号に対応する放送チャンネル番号を前記チャンネル対応
表に基づいて特定し、特定した放送チャンネル番号に対
応する放送周波数で放送される放送信号を前記チューナ
により受信することとしてもよい。
【0214】これにより、ユーザは操作チャンネル番号
を指定しさえすれば、その操作チャンネル番号に対応し
て受信できる放送信号と放送識別情報とが対応付けられ
て記録媒体に記録されることになる。また、前記記録装
置は、前記受信手段により受信可能な複数の放送信号に
ついての前記放送識別情報を選択肢としてユーザに提示
し、ユーザから1つの放送識別情報の選択を受け付ける
放送選択受付手段を備え、前記受信手段は、チューナを
有し、前記受信手段は前記放送選択受付手段により受け
付けられた選択に係る放送識別情報に基づき定まる放送
周波数で放送される放送信号を前記チューナにより受信
することとしてもよい。
【0215】これにより、ユーザはチャンネル番号を特
に意識することなく、受信可能な放送局等を示す放送識
別情報群から特定のものを選択すれば、記録装置に選択
した放送を受信し記録媒体に記録させることが可能にな
る。また、前記放送識別情報は前記放送信号に多重化し
て放送されており、前記受信手段は、受信した前記放送
信号から前記放送識別情報を分離抽出する分離抽出部を
有し、前記記録手段は、前記受信手段により受信された
放送信号と、前記分離抽出部により分離抽出された放送
識別情報とを対応付けて前記記録媒体内の別個のファイ
ルに記録することとしてもよい。
【0216】これにより、放送信号に放送識別情報が多
重化して放送されている場合に対応して、放送信号と放
送識別情報とが記録媒体に記録されるようになる。ま
た、前記放送局識別情報には、放送局の名称を示す文字
列データが含まれることとしてもよい。これにより、放
送信号と対応付けて文字列データである放送局名称が記
録媒体中に記録されるので、読み出し装置側においては
その放送局名称をそのまま表示できるので、例えば番号
等である放送局の識別コードと比べると変換等を行わな
いでもユーザに理解され易いように表示することが可能
になる。
【0217】また、前記チャンネル番号は1つの放送周
波数と対応する放送チャンネル番号であり、前記他の情
報は前記受信手段の所在するエリアを他の複数のエリア
から識別するためのエリア分類情報であり、前記記録手
段は、前記受信手段により受信された放送信号と対応付
けて、当該放送信号が放送された放送周波数に対応する
放送チャンネル番号及び前記エリア分類情報を前記放送
識別情報として前記記録媒体に記録することとしてもよ
い。
【0218】これにより、記録媒体の読み出し装置側で
は受信エリアと放送チャンネル番号とをユーザに知らせ
ることが可能になる。また、前記記録媒体は再記録可能
な光ディスクであり、前記記録手段は、DVDビデオレ
コーディング規格に準拠して前記記録を行うものであ
り、前記受信手段により受信された放送信号のうち、あ
る期間に受信された放送信号を1つの番組として、当該
番組を前記光ディスクに記録するとともに、前記光ディ
スクの管理情報ファイル内における当該番組の記録領域
へのリンク構造を有するIT_TXT領域内に、IDC
Dを0x90として付加したテキストフィールドの内容
として、独自のデータ運用方式を示すデータ運用識別子
と対にして当該データ運用方式に従って前記放送識別情
報を記録することとしてもよい。
【0219】これにより、DVDビデオレコーディング
規格に反することなく再記録可能な光ディスクに番組及
びその番組についての放送識別情報を記録することが可
能になり、データ運用識別子と対にして放送識別情報を
記録しているので、この記録装置に対応する再生装置で
放送識別情報を読み出す際に、そのデータ運用識別子を
チェックして放送識別情報が記録されているか、また、
どの運用方式に従って記録されているかを判断すること
が可能になる。
【0220】また、本発明に係る再生装置は、記録媒体
に記録されている番組を再生する再生装置であって、放
送周波数と他の要素とからなる条件によりそれぞれが特
定される複数の放送信号から一の放送信号を識別するた
めの放送識別情報であって放送周波数と他の情報とに基
づいて特定される放送識別情報と、当該一の放送信号の
ある期間分にあたる番組とが対応付けて記録されている
記録媒体から、前記放送識別情報の少なくとも一部と前
記番組とを読み出す読出手段と、前記読出手段により読
み出された前記放送識別情報の少なくとも一部を表示す
る表示手段と、前記読出手段により読み出された番組を
再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0221】これにより、ユーザは、DVD−RAM等
の記録媒体に記録されている番組についての放送局名等
の放送識別情報を知ることが可能になる。なお、ここで
いう放送識別情報は、放送周波数と他の情報とに基づい
て初めて特定されるものであるため、この放送識別情報
によれば一のテレビ放送を、放送周波数に対応する放送
チャンネル番号にのみでは特定できない範囲のテレビ放
送群の中から識別し得るようになり、例えば離れたエリ
アにおいて同じ放送チャンネルで放送される複数の放送
局からのテレビ放送を互いに識別し得るようになる。
【0222】また、前記放送識別情報は、対応付けて前
記記録媒体に記録されている番組に係る放送信号の放送
元である放送局を前記複数の放送信号それぞれの放送元
である放送局から識別するための放送局識別情報であっ
て前記放送周波数と前記他の情報とに基づいて特定され
る放送局識別情報を含み、前記読出手段は、前記記録媒
体から前記放送局識別情報を読み出し、前記表示手段
は、前記読出手段により読み出された前記放送局識別情
報を表示することとしてもよい。
【0223】これにより、ユーザは、記録媒体に記録さ
れている番組がどの放送局から放送されたものであるか
を知ることが可能になる。つまりユーザは記録されてい
る番組の放送局を、放送周波数のみでは特定できない範
囲、例えば離れた複数の受信エリアを含む範囲に所在す
る放送局群の中から識別し得るようになる。また、前記
記録媒体には、放送識別情報と番組との組が複数記録さ
れており、前記読出手段は、前記記録媒体から複数の放
送局識別情報を読み出し、前記表示手段は、前記読出手
段により読み出された放送局識別情報を表示することと
してもよい。
【0224】これにより、ユーザは記録媒体に記録され
ている番組がそれぞれどの放送局から放送されたもので
あるかを知ることが可能になる。また、前記放送識別情
報は、対応する番組が記録されている記録媒体内の領域
へのリンク構造を有する記録媒体内の属性領域に、デー
タの運用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該運
用方式に従ったデータ構造で記録されており、前記読出
手段は、前記各放送局識別情報について、当該放送局識
別情報を含む放送識別情報と対にされたデータ運用識別
子が予め定められたものと一致するかを判定して一致す
る場合に当該放送局識別情報の読み出しを行うこととし
てもよい。
【0225】これにより、放送識別情報が記録されてい
る記録媒体かどうかを判定して、記録されていれば放送
識別情報を正しく読み出して表示することが可能にな
る。また、前記放送識別情報は、前記放送局識別情報に
加えて、当該放送識別情報と対応して記録されている番
組が放送された放送周波数に対応する放送チャンネル番
号をも含み、前記読出手段は、前記記録媒体から前記放
送局識別情報及び放送チャンネル番号を読み出し、前記
表示手段は、前記読出手段により読み出された放送局識
別情報及び放送チャンネル番号を表示することとしても
よい。
【0226】これにより、ユーザは、記録媒体に記録さ
れている番組についての放送局や放送チャンネル番号を
知ることができるようになる。また、前記記録媒体は可
搬性ある記録媒体であり、前記読出手段は、前記記録媒
体を装着され得る媒体装着部を有し、前記読出手段は前
記媒体装着部に装着された記録媒体から前記放送局識別
情報を読み出すこととしてもよい。
【0227】これにより、ユーザは、広範に移動され得
るDVD−RAM等の記録媒体に記録された番組の放送
元である放送局等を識別するための情報を知ることがで
きるようになる。従って、記録側の装置と再生装置が離
れた地域に所在している場合においても、ユーザは再生
装置を通じて記録されている番組の放送元の放送局等を
正しく識別することが可能になる。
【0228】また、前記放送局識別情報には、放送局の
名称を示す文字列データが含まれ、前記表示手段は、前
記文字列データを表示することとしてもよい。これによ
り、再生装置は放送局の名称を示す文字列データをその
まま変換することなく表示するので、変換用のテーブル
等を必要とせず、装置構成を簡単にすることができる。
【0229】また、前記記録媒体は再記録可能な光ディ
スクであり、前記番組と、当該番組が記録される領域へ
のリンク構造を有するIT_TXT領域を含む管理情報
とが前記光ディスクにDVDビデオレコーディング規格
に準拠して記録されており、前記放送識別情報は、前記
IT_TXT領域内に、IDCDを0x90として付加
したテキストフィールドの内容として、独自のデータ運
用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運
用方式に従って記録されており、前記読出手段は、前記
放送局識別情報を含む放送識別情報と対にされたデータ
運用識別子が予め定められたものと一致するかを判定
し、一致する場合に当該放送局識別情報の読み出しを行
うこととしてもよい。
【0230】これにより、DVDビデオレコーディング
規格に従って再記録可能な光ディスクに番組及びその番
組についての属性情報が記録されている場合に、その属
性情報中に放送識別情報が含まれているかをデータ運用
識別子によってチェックし、データ運用識別子の示す運
用方式に従って放送識別情報を読み出し、その読み出し
た放送識別情報をユーザに知らせることが可能になる。
【0231】また、前記管理情報にはLAST_MNF
_ID領域が含まれ、前記読出手段はLAST_MNF
_ID領域の所定位置に予め定められた識別子が格納さ
れているかを判定し、格納されていない場合には前記放
送局識別情報の読み出しを抑止することとしてもよい。
これにより、記録媒体に最後に記録した装置が、所定の
運用方式に従って放送識別情報を記録することのできな
い装置である場合に放送局識別情報を読み出さないの
で、放送局識別情報が破壊されている可能性がある場合
にその破壊された放送局識別情報を読み出して表示しユ
ーザを混乱させるといった事態の発生を防ぐことができ
る。
【0232】また、前記再生装置は、放送周波数に対応
する放送チャンネル番号のユーザによる入力を受け付け
る放送チャンネル番号受付手段と、前記放送チャンネル
番号受付手段により受け付けられた放送チャンネル番号
に対応する放送周波数で放送される放送信号を受信する
受信手段と、前記受信手段により受信可能な放送信号の
放送元である放送局を識別するための放送局識別情報と
放送チャンネル番号とを対応づけた放送局対応表を記憶
している放送局対応表記憶手段とを備え、前記表示手段
は、前記読出手段により読み出された放送局識別情報を
前記放送局対応表から検索し、検索に成功した場合には
当該放送局識別情報に対応する放送チャンネル番号を表
示することとしてもよい。
【0233】これにより、記録媒体中には放送チャンネ
ル番号以外の放送識別情報しか記録されていない場合で
あっても、記録されている番組の放送チャンネル番号を
ユーザに知らせることが可能になる。また、前記再生装
置は、ユーザによる操作チャンネル番号の入力を受け付
ける操作チャンネル番号受付手段と、放送チャンネル番
号と、操作チャンネル番号とを対応付けたチャンネル対
応表を記憶しているチャンネル対応表記憶手段とを備
え、前記受信手段は前記操作チャンネル番号受付手段に
より受け付けられた操作チャンネル番号に対応する放送
チャンネル番号を前記チャンネル対応表に基づいて特定
し、特定した放送チャンネル番号に対応する放送周波数
で放送される放送信号を受信し、前記表示手段は前記チ
ャンネル対応表に基づいて前記放送局識別情報に対応す
る放送チャンネル番号を操作チャンネル番号に変換した
形式にして表示することとしてもよい。
【0234】これにより、記録媒体中に記録された番組
についての放送識別情報から操作チャンネル番号を導出
してユーザに知らせることが可能になる。従って、ユー
ザにとっては放送識別情報が、頻繁に利用する操作チャ
ンネル番号で表されるので理解し易くなる。また、前記
再生装置は、前記放送局対応表を通信路を通じて他の装
置から取得し前記放送局対応表記憶手段に格納する放送
局対応表取得手段を備えることとしてもよい。
【0235】これにより、放送局対応表を再生装置が予
め保持して置く必要がなくなる。このため、放送局の新
設等に基づき放送局対応表が更新される場合に、対応し
得るようになる。また、本発明に係る記録装置は、放送
された放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信された放送信号のうち、ある期間に受信された
放送信号である番組を記録媒体に記録する番組記録手段
と、前記記録媒体中に、前記番組が記録された領域への
リンク構造を有する番組関連情報を所定の規格に基づく
データ構造で記録し、当該番組関連情報内には前記規格
で定められていない属性情報であって当該番組の属性を
示す属性情報を、前記規格で定められていないデータ運
用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運
用方式に従ったデータ構造で記録する番組属性記録手段
とを備えることを特徴とする。
【0236】これにより、所定の規格に反することな
く、番組についての属性の内容やデータ構造等の運用方
式をデータ運用識別子で表すようにして各種属性を記録
することができるため、放送信号について柔軟に情報を
付加して記録媒体に記録することが可能になる。また、
前記番組記録手段は、あるビットレートで前記番組を前
記記録媒体に記録し、前記番組属性記録手段は、前記ビ
ットレート又は前記ビットレートの制御方式を示す録画
モード情報を前記番組の属性を示す属性情報として前記
記録媒体に記録することとしてもよい。
【0237】これにより、所定の規格に反することなく
放送信号と録画モード情報とを対応付けて記録媒体に記
録することが可能になる。従って、その所定の規格に対
応した一般の再生装置ではその所定の規格に従って放送
信号を再生することが可能になり、また、さらに録画モ
ード情報に対応できる再生装置では録画モード情報を読
み出して放送信号の品質を示す録画モードをユーザに知
らせることが可能になる。
【0238】また、前記番組属性記録手段は、前記規格
において前記記録媒体にデータを記録した装置が装置情
報を記録しなければならないと規定されている最終記録
装置情報領域に前記データ運用識別子を記録することと
してもよい。これにより、データ運用識別子で示す運用
方式に準拠するものでない記録装置が最後に記録媒体に
アクセスしたかどうかを、記録媒体の再生装置側でチェ
ックすることが可能になる。つまり、その運用方式に準
拠するものでない記録装置により記録媒体に記録がなさ
れていれば、データ運用識別子と対として記録されてい
る属性情報が破壊されている場合があるので、そのこと
を再生装置側は検知して属性情報の利用を抑止すること
ができるようになる。
【0239】また、本発明に係る再生装置は、記録媒体
に記録されている番組を再生する再生装置であって、前
記番組が記録されている領域へのリンク構造を有する番
組関連情報が所定の規格に基づくデータ構造で記録され
ており、当該番組関連情報内には前記規格で定められて
いない属性情報であって当該番組の属性を示す属性情報
が、前記規格で定められていないデータ運用方式を示す
データ運用識別子と対にして当該データ運用方式に従っ
たデータ構造で記録されている前記記録媒体から、前記
属性情報と前記番組とを読み出す読出手段と、前記読出
手段により読み出された前記属性情報を表示する表示手
段と、前記読出手段により読み出された番組を再生する
再生手段とを備えることを特徴とする。
【0240】これにより、所定の規格では規定されてい
ない番組の属性についても、所定のデータ運用識別子と
対にしてその運用方式で記録媒体に記録されていれば、
ユーザはその属性を知ることができるようになる。ま
た、前記属性情報は、前記番組の記録におけるビットレ
ート又はビットレートの制御方式を示す録画モード情報
であり、前記表示手段は、前記読出手段により読み出さ
れた録画モード情報に基づきビットレート又はビットレ
ートの制御方式を示す情報を表示することとしてもよ
い。
【0241】これにより、所定の規格では規定されてい
ないところの放送信号の品質を示す録画モードを、ユー
ザに知らせることが可能になる。また、前記記録媒体
は、前記規格において当該記録媒体にデータを記録した
装置が装置情報を記録しなければならないと規定されて
いる最終記録装置情報領域を有し、前記読出手段は、前
記最終記録装置情報領域に前記データ運用識別子が記録
されているか判定し、記録されている場合に限り前記属
性情報の読み出しを行うこととしてもよい。
【0242】これにより、データ運用識別子で示す運用
方式に準拠するものでない記録装置が最後に記録媒体に
記録を行ったのであれば、データ運用識別子と対として
記録されている属性情報が破壊されている場合があるの
で、その場合には属性情報の利用を抑止することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る番組記録再生シス
テム1000の装置構成を示す図である。
【図2】番組記録再生装置1100のハードウェア構成
図である。
【図3】番組記録再生装置1100の機能構成図であ
る。
【図4】番組の記録媒体であるDVD−RAM1200
の論理構造を示す図である。
【図5】管理情報ファイル(vr_mangr.if
o)の内容のうち、番組記録再生装置1100が放送識
別情報を含ませるアイテムテキスト領域に関連するデー
タ構造を示す図である。
【図6】アイテムテキスト領域の内容の一例を示す図で
ある。
【図7】チャンネル対応表のデータ構造及び内容例を示
す図である。
【図8】分類コードの例を示す図である。
【図9】放送識別用テーブルのデータ構造及び内容例を
示す図である。
【図10】DVD−RAMに記録する形式における放送
識別情報のデータ構造及び内容例を示す図である。
【図11】管理情報ファイル(vr_mangr.if
o)内の製造者情報テーブルに関連するデータ構造を示
す図である。
【図12】DVD−RAMに記録するための最終記録装
置情報のデータ構造及び内容例を示す図である。
【図13】番組記録再生装置1100の受信記録動作を
示すフローチャートである。
【図14】番組記録再生装置1100が受信記録の際に
行う放送識別情報反映処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】番組記録再生装置1100の再生動作を示す
フローチャートである。
【図16】番組記録再生装置1100が再生の際に行う
再生番組選択肢表示処理を示すフローチャートである。
【図17】再生番組選択肢表示処理により表示される画
面例を示す図である。
【図18】変形例1に係る番組記録再生装置の受信記録
動作を示すフローチャートである。
【図19】変形例1に係る番組記録再生装置が受信記録
の際に表示する画面例を示す図である。
【図20】変形例2に係る放送識別用テーブルのデータ
構造及び内容例を示す図である。
【図21】実施の形態2に係る番組記録再生装置210
0の再生機能に関連する機能構成を示す図である。
【図22】放送識別情報変換テーブルのデータ構造及び
内容例を示す図である。
【図23】番組記録再生装置2100によりなされる放
送識別情報変換テーブル取得処理を示すフローチャート
である。
【図24】番組記録再生装置2100が再生の際に行う
再生番組選択肢表示処理を示すフローチャートである。
【図25】実施の形態3に係る番組放送記録システムの
構成図である。
【図26】実施の形態4に係る番組記録再生装置410
0の機能構成図である。
【図27】録画モードテーブルのデータ構造及び内容例
を示す図である。
【図28】DVD−RAMに記録する形式における録画
モード情報のデータ構造及び内容例を示す図である。
【図29】番組記録再生装置4100の録画動作を示す
フローチャートである。
【図30】番組記録再生装置4100が録画の際に行う
録画モード情報反映処理を示すフローチャートである。
【図31】番組記録再生装置4100の再生動作を示す
フローチャートである。
【図32】番組記録再生装置4100が再生の際に行う
記録済番組一覧表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1000 番組記録再生システム 1100、2100、4100 番組記録再生装置 1121、2121、3201 UI制御部 1122 チャンネル変換部 1123、2123 チャンネル対応表記憶部 1124、3202 チューナ制御部 1125 放送識別情報特定部 1126 放送識別用テーブル記憶部 1127、3205、4127 記録制御部 1128 放送識別情報記録部 1129、2129 データ運用情報管理部 1130、2130 管理情報格納部 1131、2131 ディスクドライブ制御部 1132、2132、4132 再生制御部 1133 放送識別情報表示部 1134、2134 放送識別情報読出部 1200 DVD−RAM 1210 出力装置 1220 リモコン 2141 放送識別情報変換テーブル記憶部 2142 放送識別情報変換表示部 2143 テーブル取得部 3100 番組放送装置 3101 番組データ記憶部 3102 放送識別情報記憶部 3103 多重化部 3104 送信部 3200 番組記録装置 3204 分離部 4128 録画モード情報記録部 4129 録画モード管理部 4133 録画モード情報表示部 4134 録画モード情報読出部 4140 日時管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 H04N 5/93 Z 7/025 7/08 A 7/03 7/035 Fターム(参考) 5C052 AA02 AB03 AB04 AC08 5C053 FA17 FA20 FA25 GB05 HA30 JA15 KA05 KA24 LA06 LA11 5C063 CA23 DA07 EB29 EB37 5D044 AB05 AB07 BC04 CC06 DE22 DE29 DE49 EF05 FG18 GK12 HL11

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送周波数と他の要素とからなる条件に
    よりそれぞれが特定される複数の放送信号のうち一の放
    送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された放送信号と、複数の放送
    信号から当該受信された放送信号を識別するための放送
    識別情報であってチャンネル番号と他の情報とに基づい
    て特定される放送識別情報とを対応付けて記録媒体に記
    録する記録手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段により記録される放送識別
    情報は、対応付けて記録される放送信号を放送した放送
    局を前記複数の放送信号それぞれを放送した放送局から
    識別するための放送局識別情報であって前記チャンネル
    番号と前記他の情報とに基づいて特定される放送局識別
    情報を含むことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンネル番号は1つの放送周波数
    と対応する放送チャンネル番号であり、 前記記録装置は、ユーザによる放送チャンネル番号の入
    力を受け付ける放送チャンネル番号受付手段を備え、 前記受信手段は、チューナを有し、 前記受信手段は前記放送チャンネル番号受付手段により
    受け付けられた放送チャンネル番号に対応する放送周波
    数で放送される放送信号を前記チューナにより受信する
    ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、 放送チャンネル番号と前記他の情報と放送局識別情報と
    を対応づけた放送局対応表を記憶している放送局対応表
    記憶手段を備え、 前記記録手段は、前記放送局対応表に基づいて前記放送
    チャンネル番号受付手段により受け付けられた放送チャ
    ンネル番号と前記他の情報とから放送局識別情報を特定
    し、特定した放送局識別情報を含む放送識別情報と前記
    チューナにより受信された放送信号とを対応付けて前記
    記録媒体に記録することを特徴とする請求項3記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記他の情報は前記受信手段の所在する
    エリアを他の複数のエリアから識別するためのエリア分
    類情報であることを特徴とする請求項4記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、前記受信手段により受
    信された放送信号のうち、ある期間に受信された放送信
    号毎に1つの番組として、複数の番組それぞれについ
    て、放送局識別情報の特定を行い当該番組と放送識別情
    報とを対応付けて前記記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、前記放送識別情報を、
    対応する番組が記録される記録媒体内の領域へのリンク
    構造を有する記録媒体内の属性領域に、データの運用方
    式を示すデータ運用識別子と対にして、当該運用方式に
    従ったデータ構造で記録することを特徴とする請求項6
    記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、複数の運用方式それぞ
    れに従ったデータ構造として前記放送識別情報を記録し
    得るものであり、前記複数の運用方式のうち、記録対象
    の記録媒体内に既に記録されているデータ運用識別子に
    適合する運用方式を選択して、選択した運用方式に従っ
    たデータ構造として前記放送識別情報を記録することを
    特徴とする請求項7記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、前記エリア分類情報の
    ユーザによる入力を受け付けるエリア分類情報受付部を
    有し、 前記記録手段は、前記エリア分類情報受付部により受け
    付けられた前記エリア分類情報と前記放送チャンネル番
    号とから前記放送局対応表に基づいて放送局識別情報を
    特定し、特定した放送局識別情報を含む放送識別情報と
    前記チューナにより受信された放送信号とを対応付けて
    前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項5記載
    の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録装置は、前記放送局対応表を
    通信路を通じて他の装置から取得し前記放送局対応表記
    憶手段に格納する放送局対応表取得手段を備えることを
    特徴とする請求項5記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記放送識別情報は前記放送局識別情
    報に加えて前記放送チャンネル番号をも含み、 前記記録手段は、前記放送チャンネル番号受付手段によ
    る受け付けられた放送チャンネル番号を含む放送識別情
    報を、前記放送チャンネル番号に対応して前記チューナ
    により受信された放送信号と対応付けて前記記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段は、前記放送識別情報
    を、データの運用方式を示すデータ運用識別子と対にし
    て、当該運用方式に従ったデータ構造として記録するこ
    とを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録手段は、前記受信手段により
    受信された放送信号のうち、ある期間に受信された放送
    信号毎に1つの番組として、複数の番組それぞれについ
    て、放送局識別情報の特定を行い当該番組と放送識別情
    報とを対応付けて前記記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項2記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録手段は、前記放送識別情報
    を、対応する番組が記録される記録媒体内の領域へのリ
    ンク構造を有する記録媒体内の属性領域に、データの運
    用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該運用方式
    に従ったデータ構造で記録することを特徴とする請求項
    13記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録手段は、複数の運用方式それ
    ぞれに従ったデータ構造として前記放送識別情報を記録
    し得るものであり、前記複数の運用方式のうち、記録対
    象の記録媒体内に既に記録されているデータ運用識別子
    に適合する運用方式を選択して、選択した運用方式に従
    ったデータ構造として前記放送識別情報を記録すること
    を特徴とする請求項2記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体は可搬性ある記録媒体で
    あり、 前記記録手段は、前記記録媒体を装着され得る媒体装着
    部を有し、 前記記録手段は前記受信手段により受信された放送信号
    と前記放送識別情報とを対応付けて前記媒体装着部に装
    着された記録媒体に記録することを特徴とする請求項2
    記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 前記チャンネル番号はユーザがチャン
    ネル選択の操作に用いる操作チャンネル番号であり、 前記記録装置は、 ユーザによる操作チャンネル番号の入力を受け付ける操
    作チャンネル番号受付手段と、 1つの放送周波数と対応する放送チャンネル番号と、操
    作チャンネル番号とを対応付けたチャンネル対応表を記
    憶しているチャンネル対応表記憶手段とを備え、 前記受信手段は、チューナを有し、 前記受信手段は前記操作チャンネル番号受付手段により
    受け付けられた操作チャンネル番号に対応する放送チャ
    ンネル番号を前記チャンネル対応表に基づいて特定し、
    特定した放送チャンネル番号に対応する放送周波数で放
    送される放送信号を前記チューナにより受信することを
    特徴とする請求項2記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録装置は、前記受信手段により
    受信可能な複数の放送信号についての前記放送識別情報
    を選択肢としてユーザに提示し、ユーザから1つの放送
    識別情報の選択を受け付ける放送選択受付手段を備え、 前記受信手段は、チューナを有し、 前記受信手段は前記放送選択受付手段により受け付けら
    れた選択に係る放送識別情報に基づき定まる放送周波数
    で放送される放送信号を前記チューナにより受信するこ
    とを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 前記放送識別情報は前記放送信号に多
    重化して放送されており、 前記受信手段は、受信した前記放送信号から前記放送識
    別情報を分離抽出する分離抽出部を有し、 前記記録手段は、前記受信手段により受信された放送信
    号と、前記分離抽出部により分離抽出された放送識別情
    報とを対応付けて前記記録媒体内の別個のファイルに記
    録することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 前記放送局識別情報には、放送局の名
    称を示す文字列データが含まれることを特徴とする請求
    項2記載の記録装置。
  21. 【請求項21】 前記チャンネル番号は1つの放送周波
    数と対応する放送チャンネル番号であり、 前記他の情報は前記受信手段の所在するエリアを他の複
    数のエリアから識別するためのエリア分類情報であり、 前記記録手段は、前記受信手段により受信された放送信
    号と対応付けて、当該放送信号が放送された放送周波数
    に対応する放送チャンネル番号及び前記エリア分類情報
    を前記放送識別情報として前記記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  22. 【請求項22】 前記記録媒体は再記録可能な光ディス
    クであり、 前記記録手段は、DVDビデオレコーディング規格に準
    拠して前記記録を行うものであり、前記受信手段により
    受信された放送信号のうち、ある期間に受信された放送
    信号を1つの番組として、当該番組を前記光ディスクに
    記録するとともに、前記光ディスクの管理情報ファイル
    内における当該番組の記録領域へのリンク構造を有する
    IT_TXT領域内に、IDCDを0x90として付加
    したテキストフィールドの内容として、独自のデータ運
    用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運
    用方式に従って前記放送識別情報を記録することを特徴
    とする請求項1記載の記録装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体に記録されている番組を再生
    する再生装置であって、 放送周波数と他の要素とからなる条件によりそれぞれが
    特定される複数の放送信号から一の放送信号を識別する
    ための放送識別情報であって放送周波数と他の情報とに
    基づいて特定される放送識別情報と、当該一の放送信号
    のある期間分にあたる番組とが対応付けて記録されてい
    る記録媒体から、前記放送識別情報の少なくとも一部と
    前記番組とを読み出す読出手段と、 前記読出手段により読み出された前記放送識別情報の少
    なくとも一部を表示する表示手段と、 前記読出手段により読み出された番組を再生する再生手
    段とを備えることを特徴とする再生装置。
  24. 【請求項24】 前記放送識別情報は、対応付けて前記
    記録媒体に記録されている番組に係る放送信号の放送元
    である放送局を前記複数の放送信号それぞれの放送元で
    ある放送局から識別するための放送局識別情報であって
    前記放送周波数と前記他の情報とに基づいて特定される
    放送局識別情報を含み、 前記読出手段は、前記記録媒体から前記放送局識別情報
    を読み出し、 前記表示手段は、前記読出手段により読み出された前記
    放送局識別情報を表示することを特徴とする請求項23
    記載の再生装置。
  25. 【請求項25】 前記記録媒体には、放送識別情報と番
    組との組が複数記録されており、 前記読出手段は、前記記録媒体から複数の放送局識別情
    報を読み出し、 前記表示手段は、前記読出手段により読み出された放送
    局識別情報を表示することを特徴とする請求項24記載
    の再生装置。
  26. 【請求項26】 前記放送識別情報は、対応する番組が
    記録されている記録媒体内の領域へのリンク構造を有す
    る記録媒体内の属性領域に、データの運用方式を示すデ
    ータ運用識別子と対にして当該運用方式に従ったデータ
    構造で記録されており、 前記読出手段は、前記各放送局識別情報について、当該
    放送局識別情報を含む放送識別情報と対にされたデータ
    運用識別子が予め定められたものと一致するかを判定し
    て一致する場合に当該放送局識別情報の読み出しを行う
    ことを特徴とする請求項25記載の再生装置。
  27. 【請求項27】 前記放送識別情報は、前記放送局識別
    情報に加えて、当該放送識別情報と対応して記録されて
    いる番組が放送された放送周波数に対応する放送チャン
    ネル番号をも含み、 前記読出手段は、前記記録媒体から前記放送局識別情報
    及び放送チャンネル番号を読み出し、 前記表示手段は、前記読出手段により読み出された放送
    局識別情報及び放送チャンネル番号を表示することを特
    徴とする請求項24記載の再生装置。
  28. 【請求項28】 前記記録媒体は可搬性ある記録媒体で
    あり、 前記読出手段は、前記記録媒体を装着され得る媒体装着
    部を有し、 前記読出手段は前記媒体装着部に装着された記録媒体か
    ら前記放送局識別情報を読み出すことを特徴とする請求
    項24記載の再生装置。
  29. 【請求項29】 前記放送局識別情報には、放送局の名
    称を示す文字列データが含まれ、 前記表示手段は、前記文字列データを表示することを特
    徴とする請求項24記載の再生装置。
  30. 【請求項30】 前記記録媒体は再記録可能な光ディス
    クであり、 前記番組と、当該番組が記録される領域へのリンク構造
    を有するIT_TXT領域を含む管理情報とが前記光デ
    ィスクにDVDビデオレコーディング規格に準拠して記
    録されており、 前記放送識別情報は、前記IT_TXT領域内に、ID
    CDを0x90として付加したテキストフィールドの内
    容として、独自のデータ運用方式を示すデータ運用識別
    子と対にして当該データ運用方式に従って記録されてお
    り、 前記読出手段は、前記放送局識別情報を含む放送識別情
    報と対にされたデータ運用識別子が予め定められたもの
    と一致するかを判定し、一致する場合に当該放送局識別
    情報の読み出しを行うことを特徴とする請求項24記載
    の再生装置。
  31. 【請求項31】 前記管理情報にはLAST_MNF_
    ID領域が含まれ、 前記読出手段はLAST_MNF_ID領域の所定位置
    に予め定められた識別子が格納されているかを判定し、
    格納されていない場合には前記放送局識別情報の読み出
    しを抑止することを特徴とする請求項30記載の再生装
    置。
  32. 【請求項32】 前記再生装置は、 放送周波数に対応する放送チャンネル番号のユーザによ
    る入力を受け付ける放送チャンネル番号受付手段と、 前記放送チャンネル番号受付手段により受け付けられた
    放送チャンネル番号に対応する放送周波数で放送される
    放送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信可能な放送信号の放送元である
    放送局を識別するための放送局識別情報と放送チャンネ
    ル番号とを対応づけた放送局対応表を記憶している放送
    局対応表記憶手段とを備え、 前記表示手段は、前記読出手段により読み出された放送
    局識別情報を前記放送局対応表から検索し、検索に成功
    した場合には当該放送局識別情報に対応する放送チャン
    ネル番号を表示することを特徴とする請求項24記載の
    再生装置。
  33. 【請求項33】 前記再生装置は、 ユーザによる操作チャンネル番号の入力を受け付ける操
    作チャンネル番号受付手段と、 放送チャンネル番号と、操作チャンネル番号とを対応付
    けたチャンネル対応表を記憶しているチャンネル対応表
    記憶手段とを備え、 前記受信手段は前記操作チャンネル番号受付手段により
    受け付けられた操作チャンネル番号に対応する放送チャ
    ンネル番号を前記チャンネル対応表に基づいて特定し、
    特定した放送チャンネル番号に対応する放送周波数で放
    送される放送信号を受信し、 前記表示手段は前記チャンネル対応表に基づいて前記放
    送局識別情報に対応する放送チャンネル番号を操作チャ
    ンネル番号に変換した形式にして表示することを特徴と
    する請求項32記載の再生装置。
  34. 【請求項34】 前記再生装置は、前記放送局対応表を
    通信路を通じて他の装置から取得し前記放送局対応表記
    憶手段に格納する放送局対応表取得手段を備えることを
    特徴とする請求項32記載の再生装置。
  35. 【請求項35】 放送された放送信号を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された放送信号のうち、ある期
    間に受信された放送信号である番組を記録媒体に記録す
    る番組記録手段と、 前記記録媒体中に、前記番組が記録された領域へのリン
    ク構造を有する番組関連情報を所定の規格に基づくデー
    タ構造で記録し、当該番組関連情報内には前記規格で定
    められていない属性情報であって当該番組の属性を示す
    属性情報を、前記規格で定められていないデータ運用方
    式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運用方
    式に従ったデータ構造で記録する番組属性記録手段とを
    備えることを特徴とする記録装置。
  36. 【請求項36】 前記番組記録手段は、あるビットレー
    トで前記番組を前記記録媒体に記録し、 前記番組属性記録手段は、前記ビットレート又は前記ビ
    ットレートの制御方式を示す録画モード情報を前記番組
    の属性を示す属性情報として前記記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする請求項35記載の記録装置。
  37. 【請求項37】 前記番組属性記録手段は、前記規格に
    おいて前記記録媒体にデータを記録した装置が装置情報
    を記録しなければならないと規定されている最終記録装
    置情報領域に前記データ運用識別子を記録することを特
    徴とする請求項35記載の記録装置。
  38. 【請求項38】 記録媒体に記録されている番組を再生
    する再生装置であって、 前記番組が記録されている領域へのリンク構造を有する
    番組関連情報が所定の規格に基づくデータ構造で記録さ
    れており、当該番組関連情報内には前記規格で定められ
    ていない属性情報であって当該番組の属性を示す属性情
    報が、前記規格で定められていないデータ運用方式を示
    すデータ運用識別子と対にして当該データ運用方式に従
    ったデータ構造で記録されている前記記録媒体から、前
    記属性情報と前記番組とを読み出す読出手段と、 前記読出手段により読み出された前記属性情報を表示す
    る表示手段と、 前記読出手段により読み出された番組を再生する再生手
    段とを備えることを特徴とする再生装置。
  39. 【請求項39】 前記属性情報は、前記番組の記録にお
    けるビットレート又はビットレートの制御方式を示す録
    画モード情報であり、 前記表示手段は、前記読出手段により読み出された録画
    モード情報に基づきビットレート又はビットレートの制
    御方式を示す情報を表示することを特徴とする請求項3
    8記載の再生装置。
  40. 【請求項40】 前記記録媒体は、前記規格において当
    該記録媒体にデータを記録した装置が装置情報を記録し
    なければならないと規定されている最終記録装置情報領
    域を有し、 前記読出手段は、前記最終記録装置情報領域に前記デー
    タ運用識別子が記録されているか判定し、記録されてい
    る場合に限り前記属性情報の読み出しを行うことを特徴
    とする請求項38記載の再生装置。
  41. 【請求項41】 放送された放送信号のある期間分にあ
    たる番組が記録されているデータ記録媒体であって、 前記番組が記録されている番組記録領域と、 前記番組記録領域中の前記番組へのリンク構造を有し、
    放送周波数と他の要素とからなる条件によりそれぞれが
    特定される複数の放送信号から前記番組に係る放送信号
    を識別するための放送識別情報であって放送周波数と他
    の情報とに基づいて特定される放送識別情報が記録され
    ている番組属性記録領域とを有することを特徴とするデ
    ータ記録媒体。
  42. 【請求項42】 番組が記録されているデータ記録媒体
    であって、 前記番組が記録されている番組記録領域と、 前記番組が記録されている領域へのリンク構造を有する
    領域であり、前記番組の属性を示す属性情報がデータ運
    用方式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運
    用方式に従ったデータ構造で記録されている番組属性記
    録領域とを有することを特徴とするデータ記録媒体。
  43. 【請求項43】 放送信号の記録媒体への記録方法であ
    って、 放送周波数と他の要素とからなる条件によりそれぞれが
    特定される複数の放送信号のうち一の放送信号を受信す
    る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された放送信号と、複数の
    放送信号から当該受信された放送信号を識別するための
    放送識別情報であってチャンネル番号と他の情報とに基
    づいて特定される放送識別情報とを対応付けて記録媒体
    に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする記録
    方法。
  44. 【請求項44】 記録媒体に記録されている番組を再生
    する再生方法であって、 放送周波数と他の要素からなる条件によりそれぞれが特
    定される複数の放送信号から一の放送信号を識別するた
    めの放送識別情報であって放送周波数と他の情報とに基
    づいて特定される放送識別情報と、当該一の放送信号の
    ある期間分にあたる番組とが対応付けて記録されている
    記録媒体から、前記放送識別情報の少なくとも一部と前
    記番組とを読み出す読出ステップと、 前記読出ステップにより読み出された前記放送識別情報
    の少なくとも一部を表示する表示ステップと、 前記表示ステップの後に、前記読出ステップにより読み
    出された番組を再生する再生ステップとを含むことを特
    徴とする再生方法。
  45. 【請求項45】 放送番組の記録媒体への記録方法であ
    って、 放送された放送信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された放送信号のうち、あ
    る期間に受信された放送信号である番組を記録媒体に記
    録する番組記録ステップと、 前記記録媒体中に、前記番組が記録された領域へのリン
    ク構造を有する番組関連情報を所定の規格に基づくデー
    タ構造で記録し、当該番組関連情報内には前記規格で定
    められていない属性情報であって当該番組の属性を示す
    属性情報を、前記規格で定められていないデータ運用方
    式を示すデータ運用識別子と対にして当該データ運用方
    式に従ったデータ構造で記録する番組属性記録ステップ
    とを含むことを特徴とする記録方法。
  46. 【請求項46】 記録媒体に記録されている番組を再生
    する再生方法であって、 前記番組が記録されている領域へのリンク構造を有する
    番組関連情報が所定の規格に基づくデータ構造で記録さ
    れており、当該番組関連情報内には前記規格で定められ
    ていない属性情報であって当該番組の属性を示す属性情
    報が、前記規格で定められていないデータ運用方式を示
    すデータ運用識別子と対にして当該データ運用方式に従
    ったデータ構造で記録されている前記記録媒体から、前
    記属性情報と前記番組とを読み出す読出ステップと、 前記読出ステップにより読み出された前記属性情報を表
    示する表示ステップと、 前記表示ステップの後に、前記読出ステップにより読み
    出された番組を再生する再生ステップとを含むことを特
    徴とする再生方法。
JP2000306887A 1999-10-05 2000-10-05 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等 Expired - Lifetime JP3760091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306887A JP3760091B2 (ja) 1999-10-05 2000-10-05 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28435899 1999-10-05
JP2000191205 2000-06-26
JP11-284358 2000-06-26
JP2000-191205 2000-06-26
JP2000306887A JP3760091B2 (ja) 1999-10-05 2000-10-05 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005039831A Division JP4102370B2 (ja) 1999-10-05 2005-02-16 放送番組を記録媒体に記録する記録装置及び記録された番組の再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084479A true JP2002084479A (ja) 2002-03-22
JP3760091B2 JP3760091B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=27337074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000306887A Expired - Lifetime JP3760091B2 (ja) 1999-10-05 2000-10-05 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3760091B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1530214A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
EP1632948A1 (en) 2004-09-01 2006-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
JP2006529061A (ja) * 2003-07-21 2006-12-28 トムソン ライセンシング チャネル変化を通して記録するパーソナルビデオレコーダ
EP1763033A1 (en) 2005-09-08 2007-03-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
JP2007251903A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Funai Electric Co Ltd 録画番組管理装置
EP1898419A1 (en) * 2006-09-05 2008-03-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital stream recording medium, recording method, and reproducing method
JP2008159174A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kenwood Corp 記録装置、プログラム及び記録方法
CN110457509A (zh) * 2018-05-08 2019-11-15 本田技研工业株式会社 数据公开系统

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006529061A (ja) * 2003-07-21 2006-12-28 トムソン ライセンシング チャネル変化を通して記録するパーソナルビデオレコーダ
US8391684B2 (en) 2003-11-10 2013-03-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
EP1530214A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
US8396353B2 (en) 2003-11-10 2013-03-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
US8391685B2 (en) 2003-11-10 2013-03-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
US8391683B2 (en) 2003-11-10 2013-03-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
EP1632948A1 (en) 2004-09-01 2006-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
CN100416692C (zh) * 2004-09-01 2008-09-03 株式会社东芝 信息记录方法、信息重放方法、信息记录设备及重放设备
EP1763033A1 (en) 2005-09-08 2007-03-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage medium, information recording method, information playback method, information recording apparatus, and information playback apparatus
JP2007251903A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Funai Electric Co Ltd 録画番組管理装置
EP1898419A1 (en) * 2006-09-05 2008-03-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital stream recording medium, recording method, and reproducing method
JP2008159174A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kenwood Corp 記録装置、プログラム及び記録方法
CN110457509A (zh) * 2018-05-08 2019-11-15 本田技研工业株式会社 数据公开系统
CN110457509B (zh) * 2018-05-08 2022-10-18 本田技研工业株式会社 数据公开系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3760091B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100424481B1 (ko) 디지털 방송 부가서비스 정보의 기록 재생장치 및 방법과그에 따른 기록매체
US8515260B2 (en) Information recording apparatus and method for the same
KR100469523B1 (ko) 데이터의 기록 또는 재생을 위한 정보 기록 매체, 장치 및방법
EP1091577B1 (en) Recording apparatus that records a broadcast program and ID information for a broadcast station on a recording medium, and a playback apparatus for recorded programs
KR100641666B1 (ko) 정보 기록 매체, 정보 기록 방법, 정보 재생 방법, 정보기록 장치, 및 정보 재생 장치
US20120054798A1 (en) Advertisement display processing method and apparatus associated with reproduction title
JP2003230089A (ja) 情報記憶媒体及び情報記録装置
JP3820155B2 (ja) 情報記録装置および方法、情報記録プログラム、および情報記録プログラムを記録した記録媒体
KR100622035B1 (ko) 디지털 av 정보 기록 매체와, 이 정보 기록 매체를이용하는 기록 재생 방법 및 기록 재생 장치
JP3760091B2 (ja) 放送番組とともに放送局の識別情報を記録媒体に記録する記録装置、記録された番組の再生装置等
KR100302499B1 (ko) 방송프로그램재생관리정보생성방법과재생리스트자동생성방법및그장치
US6415098B1 (en) Image recording/reproducing apparatus, an image recording apparatus, and an image recording method
JP2004127395A (ja) 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、並びに制御信号を含むデータ構造
JP4102370B2 (ja) 放送番組を記録媒体に記録する記録装置及び記録された番組の再生装置
JP2006338751A (ja) ネットワーク対応型情報記録再生装置及びその制御方法
KR100582499B1 (ko) 재생리스트 화면 표시방법
US8098980B2 (en) Information record medium, information record device and method, information reproduction device and method, information record/reproduction device and method, recording or reproduction control,computer program and data structure including a control signal
KR100582500B1 (ko) 프로그램 시청등급에 따른 재생 리스트 자동 생성방법 및 그 장치
JP2004128774A (ja) 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、並びに制御信号を含むデータ構造
JP4115655B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体に情報を記録、再生する装置および方法
JP4115749B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体に情報を記録、再生する装置および方法
US20130183024A1 (en) Image sound apparatus
KR20080081461A (ko) 기록매체 기록방법 및 장치와 기록매체 재생방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3760091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7