JP2002082143A - 電気設備の部分放電の測定 - Google Patents
電気設備の部分放電の測定Info
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- JP2002082143A JP2002082143A JP2000311277A JP2000311277A JP2002082143A JP 2002082143 A JP2002082143 A JP 2002082143A JP 2000311277 A JP2000311277 A JP 2000311277A JP 2000311277 A JP2000311277 A JP 2000311277A JP 2002082143 A JP2002082143 A JP 2002082143A
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- impedance
- frequency
- power supply
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Abstract
(57)【要約】
「課題」微少な部分放電の検出は大きな外部雑音に埋没
していて特に雑音が多い現場では困難であった。 「解決手段」図２の電力ケーブルの例について述べると
従来絶縁接続箱の両側のシース（５）にそれぞれインピ
ーダンス（Ｃ２）をつなぐか、または防食層表面にそれ
ぞれ電極（６）を設けてそれらの一つを測定インピーダ
ンス（Ｃ２）として用いる。これら電極（６）間に外部
雑音スペクトルで小さい値を示す単一周波数でかつそれ
らを無視出来る程に大きい電圧の、片端が接地した電源
（２）を挿入して部分放電による回路インピーダンスの
変化による端子電圧の変化から外部雑音の影響を殆ど受
けずに、この周波数で高感度の部分放電の検出（７）を
する。その他の電気設備では結合コンデンサー（９）の
低圧側と変圧器等の電気設備（８）の低圧側に接続した
検出インピーダンス（１０）との間に一端接地の上述の
高周波電源（２）を挿入して検出する。
していて特に雑音が多い現場では困難であった。 「解決手段」図２の電力ケーブルの例について述べると
従来絶縁接続箱の両側のシース（５）にそれぞれインピ
ーダンス（Ｃ２）をつなぐか、または防食層表面にそれ
ぞれ電極（６）を設けてそれらの一つを測定インピーダ
ンス（Ｃ２）として用いる。これら電極（６）間に外部
雑音スペクトルで小さい値を示す単一周波数でかつそれ
らを無視出来る程に大きい電圧の、片端が接地した電源
（２）を挿入して部分放電による回路インピーダンスの
変化による端子電圧の変化から外部雑音の影響を殆ど受
けずに、この周波数で高感度の部分放電の検出（７）を
する。その他の電気設備では結合コンデンサー（９）の
低圧側と変圧器等の電気設備（８）の低圧側に接続した
検出インピーダンス（１０）との間に一端接地の上述の
高周波電源（２）を挿入して検出する。
Description
【０００１】「産業上の利用分野」この発明は各種電気
設備の部分放電の測定に関するものである。
設備の部分放電の測定に関するものである。
【０００２】「従来の技術」従来の部分放電の測定は大
きな外部雑音により埋没して特に雑音が多い現場では非
常に困難であり、ましてその部分放電のボイドの大きさ
等を求める事は不可能であつた。
きな外部雑音により埋没して特に雑音が多い現場では非
常に困難であり、ましてその部分放電のボイドの大きさ
等を求める事は不可能であつた。
【０００３】「発明が解決しようとする課題」大きな外
部雑音によりその中に埋没している変圧器、回転機、コ
ンデンサー、ケーブル等の電気設備のどんなに微少な部
分放電をも確実に検出し、更にその大きさ、静電容量、
放電電荷量をも確定する。
部雑音によりその中に埋没している変圧器、回転機、コ
ンデンサー、ケーブル等の電気設備のどんなに微少な部
分放電をも確実に検出し、更にその大きさ、静電容量、
放電電荷量をも確定する。
【０００４】「課題を解決する為の手段」電気設備の中
で図１の電力ケーブルの例について述べると絶縁接続箱
の両側のシース（５）それぞれの防食層表面に箔電極
（６）を設けそれぞれの電極間に一端を接地した高周波
電源を挿入する。検出インピーダンスはＣ２を用い、挿
入する高周波電圧を極小の単一部分放電パルスのこの周
波数のスペクトル電圧とするとこの測定電圧は放電パル
スによるものとほぼ同一の値となる。多数の放電パルス
によるスペクトル電圧に於いても同様で従ってこの挿入
電源電圧は内部に侵入してくる外部雑音スペクトルで小
さい値を示す単一周波数でかつそれらを無視出来る程に
高い片端接地電源を挿入すれば感度が優れ、外部雑音の
影響を殆ど受けずに部分放電のこの周波数でのスペクト
ル電圧を測定する事が出来る。すなはち電気設備内の部
分放電のスイッチング作用により回路インピーダンスの
変化による検出インピーダンス（Ｃ２）の端子電圧の変
化をこの周波数でフィルターを通して増幅し外部雑音の
影響を殆ど受けない高感度の部分放電の測定をする事が
出来る。この上更に測定時外部雑音のこの周波数からの
影響を更に避ける為とこの高周波電源の影響を外部に漏
らさず接続箱内に留める為にジョイントの両端に負荷電
流によりヒートアップすると安全の為に上下に開く構造
の筒状でケーブル通電中でも安心して短時間に測定出来
る貫通型のフイルター回路（３）を設置しても良い。
で図１の電力ケーブルの例について述べると絶縁接続箱
の両側のシース（５）それぞれの防食層表面に箔電極
（６）を設けそれぞれの電極間に一端を接地した高周波
電源を挿入する。検出インピーダンスはＣ２を用い、挿
入する高周波電圧を極小の単一部分放電パルスのこの周
波数のスペクトル電圧とするとこの測定電圧は放電パル
スによるものとほぼ同一の値となる。多数の放電パルス
によるスペクトル電圧に於いても同様で従ってこの挿入
電源電圧は内部に侵入してくる外部雑音スペクトルで小
さい値を示す単一周波数でかつそれらを無視出来る程に
高い片端接地電源を挿入すれば感度が優れ、外部雑音の
影響を殆ど受けずに部分放電のこの周波数でのスペクト
ル電圧を測定する事が出来る。すなはち電気設備内の部
分放電のスイッチング作用により回路インピーダンスの
変化による検出インピーダンス（Ｃ２）の端子電圧の変
化をこの周波数でフィルターを通して増幅し外部雑音の
影響を殆ど受けない高感度の部分放電の測定をする事が
出来る。この上更に測定時外部雑音のこの周波数からの
影響を更に避ける為とこの高周波電源の影響を外部に漏
らさず接続箱内に留める為にジョイントの両端に負荷電
流によりヒートアップすると安全の為に上下に開く構造
の筒状でケーブル通電中でも安心して短時間に測定出来
る貫通型のフイルター回路（３）を設置しても良い。
【０００５】「作用」単発の部分放電パルスによるこの
特定高周波の回路インピーダンスの微少な変化を測定イ
ンピーダンスの無放電時の端子電圧と放電時の端子電圧
から求める。片端のシース（５）と箔電極（６）間の静
電容量（Ｃ２）を測定インピーダンスとして用いると部
分放電無い時の測定端子電圧Ｖ１は 部分放電時の測定端子電圧Ｖ２は Ｑｇ＝Ｃ０ＣｇＶｇ／Ｃ０＋Ｃｇが得られる。この様に
商用周波数の高電圧による部分放電をオン−オフスイッ
チとして外部雑音の影響を殆ど受けずに放電ボイド静電
容量、電荷、ボイド長等が得られる。多重パルスの部分
放電では等価的なものとなる。ただしＣ１ ケーブル接
続部の絶縁体の静電容量 Ｃ２ 防食層の静電容量（兼
検出インビーダンス） Ｃｇ 部分放電部の静電容量
Ｃ０ Ｃｇの直列静電容量 Ｑｇ 放電電荷量 Ｖ
ｇ 放電開始課電圧
特定高周波の回路インピーダンスの微少な変化を測定イ
ンピーダンスの無放電時の端子電圧と放電時の端子電圧
から求める。片端のシース（５）と箔電極（６）間の静
電容量（Ｃ２）を測定インピーダンスとして用いると部
分放電無い時の測定端子電圧Ｖ１は 部分放電時の測定端子電圧Ｖ２は Ｑｇ＝Ｃ０ＣｇＶｇ／Ｃ０＋Ｃｇが得られる。この様に
商用周波数の高電圧による部分放電をオン−オフスイッ
チとして外部雑音の影響を殆ど受けずに放電ボイド静電
容量、電荷、ボイド長等が得られる。多重パルスの部分
放電では等価的なものとなる。ただしＣ１ ケーブル接
続部の絶縁体の静電容量 Ｃ２ 防食層の静電容量（兼
検出インビーダンス） Ｃｇ 部分放電部の静電容量
Ｃ０ Ｃｇの直列静電容量 Ｑｇ 放電電荷量 Ｖ
ｇ 放電開始課電圧
【０００６】「効果」従来の電気設備の部分放電の測定
は測定用インピーダンスに大きな外部雑音電流と微少な
部分放電電流が重畳して流れ、外部雑音の特定周波数ス
ペクトル電圧中に埋没している同周波数の微少部分放電
スペクトル電圧を増幅して検出していた。本発明により
外部雑音が高い現場でもその影響を受けずにこれら諸定
数を求める測定方法を得ることが出来た。
は測定用インピーダンスに大きな外部雑音電流と微少な
部分放電電流が重畳して流れ、外部雑音の特定周波数ス
ペクトル電圧中に埋没している同周波数の微少部分放電
スペクトル電圧を増幅して検出していた。本発明により
外部雑音が高い現場でもその影響を受けずにこれら諸定
数を求める測定方法を得ることが出来た。
【図１】図１は本発明例の電力ケーブルの部分放電測定
回路図。
回路図。
【図２】図２は本発明の電気設備の基本的部分放電測定
回路図を示す。
回路図を示す。
１ 高電圧商用電源 ２ 高周波電源
３ フィルター ４ ケーブル導体 ５ ケーブルシース
６ 防食層表面箔電極 ７ 検出インピーダンスの端子電圧測定
８ 被試験電気設備 ９ 結合コンデンサー １０ 検出インピーダンス
３ フィルター ４ ケーブル導体 ５ ケーブルシース
６ 防食層表面箔電極 ７ 検出インピーダンスの端子電圧測定
８ 被試験電気設備 ９ 結合コンデンサー １０ 検出インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０２Ｂ 13/065 Ｈ０２Ｇ 5/06 ３９１ Ｈ０２Ｇ 5/06 ３９１ Ｈ０２Ｂ 13/06 Ｈ
Claims (1)
- 【請求項１】従来の部分放電の測定回路において，図２
に示す様にこの結合コンデンサー（９）の低圧側と電気
設備（８）の低圧側に接続したインピーダンス（１０）
間に一端を接地した高周波電源（２）を挿入し電気設備
の部分放電による回路インピーダンスの変化をこの検出
インピーダンス（１０）の端子電圧から外部雑音の影響
を受けずにこの周波数で測定して部分放電を検出する。
供試試料は変圧器、回転機、コンデンサー、ケーブル等
があり、ケーブル絶縁接続部の場合に於いては図１に示
す様に絶縁接続部両側のケーブルのシース（５）にそれ
ぞれインピーダンスを結ぶか、防食層上にそれぞれ電極
（６）を設け、それらの電極間に一端を接地した高周波
電源（２）を挿入しこのＣ２を検出インピーダンスとし
てその端子電圧を高感度で測定して部分放電を検出す
る。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000311277A JP2002082143A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 電気設備の部分放電の測定 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000311277A JP2002082143A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 電気設備の部分放電の測定 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002082143A true JP2002082143A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18791075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000311277A Pending JP2002082143A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 電気設備の部分放電の測定 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002082143A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100693634B1 (ko) | 2005-03-17 | 2007-03-14 | 엘에스전선 주식회사 | 전력케이블의 부분방전 검출을 위한 접속함 일체형감지장치 및 그 제조방법 |
| CN103344889A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-10-09 | 华北电力大学 | 一种用电容跳线来测量电缆局部放电的方法 |
| CN105277860A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-01-27 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种多功能的现场局放试验系统 |
| CN106159847A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-11-23 | 国家电网公司 | 高压共箱封闭母线防潮防结露装置 |
| JP2017502455A (ja) * | 2013-11-15 | 2017-01-19 | マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 三相交流電源用のコンデンサブッシングを監視するための方法及び設備 |
| CN112557845A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-26 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种电容式套管局放定位方法 |
| CN113702788A (zh) * | 2021-09-17 | 2021-11-26 | 广东电网有限责任公司 | 一种封盖式变压器特高频局部放电信号采集装置 |
-
2000
- 2000-09-05 JP JP2000311277A patent/JP2002082143A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100693634B1 (ko) | 2005-03-17 | 2007-03-14 | 엘에스전선 주식회사 | 전력케이블의 부분방전 검출을 위한 접속함 일체형감지장치 및 그 제조방법 |
| CN103344889A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-10-09 | 华北电力大学 | 一种用电容跳线来测量电缆局部放电的方法 |
| JP2017502455A (ja) * | 2013-11-15 | 2017-01-19 | マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 三相交流電源用のコンデンサブッシングを監視するための方法及び設備 |
| CN105277860A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-01-27 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种多功能的现场局放试验系统 |
| CN105277860B (zh) * | 2015-11-12 | 2018-08-14 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种多功能的现场局放试验系统 |
| CN106159847A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-11-23 | 国家电网公司 | 高压共箱封闭母线防潮防结露装置 |
| CN112557845A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-26 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种电容式套管局放定位方法 |
| CN112557845B (zh) * | 2020-11-27 | 2022-05-13 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种电容式套管局放定位方法 |
| CN113702788A (zh) * | 2021-09-17 | 2021-11-26 | 广东电网有限责任公司 | 一种封盖式变压器特高频局部放电信号采集装置 |
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