JP2002079902A - インフレータ - Google Patents

インフレータ

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JP2002079902A
JP2002079902A JP2000273803A JP2000273803A JP2002079902A JP 2002079902 A JP2002079902 A JP 2002079902A JP 2000273803 A JP2000273803 A JP 2000273803A JP 2000273803 A JP2000273803 A JP 2000273803A JP 2002079902 A JP2002079902 A JP 2002079902A
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JP
Japan
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inflator
gas
pressurized medium
carbon dioxide
combustion
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Pending
Application number
JP2000273803A
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English (en)
Inventor
Naoki Matsuda
直樹 松田
Nobuyuki Katsuta
信行 勝田
Masayuki Nakayasu
雅之 中安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 性能を低下させることなく、小型軽量化する
こと。 【解決手段】 インフレータ10は、ハウジング12内にC
2を含む加圧媒質が充填されている。CO2は充填密度
を高くできるので、それに伴いハウジング12の寸法を小
さくできる。作動時の最大圧力が低下しないようにエア
バッグの膨張を促進させるための加圧媒質加熱用の燃焼
手段17を併用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種車両等に搭載
される、衝撃を受けたときに乗員を保護するためのエア
バッグ用に適したインフレータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
両のエアバッグシステム用のインフレータには、エアバ
ッグを膨張させる手段として、ガス発生剤、液体燃料又
は笑気ガス等の液体ガスを用いたものがある。その他、
Fundamentals of a Stored Liquefied Gas Inflator(B
artE.Adams and Mohamed E.Labib,1999-01-1068)に
は、膨張手段として二酸化炭素を使用したインフレータ
が開示されている。このようなインフレータには、エア
バッグを膨張させるという機能を満たすと共に、車両自
体の軽量化の観点から小型軽量化が要求されている。
【0003】本発明は、より一層の小型軽量化ができる
インフレータを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決手段として、ハウジング中に二酸化炭素を含む加圧媒
質が充填され、更に加圧媒質を加熱するための燃焼手段
及び燃焼手段を燃焼させる点火手段を備えたインフレー
タを提供する。
【0005】本発明において、加圧媒質は二酸化炭素単
独でもよいし、二酸化炭素と他のガスとを併用してもよ
い。加圧媒質として二酸化炭素と他のガスとを併用する
場合、加圧媒質中における二酸化炭素の含有量は、20
mol%以上、好ましくは50mol%以上、より好ま
しくは80mol%以上である。
【0006】他のガスとしては、ヘリウム、アルゴン、
ネオン等の不活性ガスや窒素ガス、一酸化二窒素ガス
(笑気ガス)等を用いることができる。更に、加圧媒質
には、燃焼手段の燃焼効率を考慮して酸素を含有させる
こともでき、酸素の量は燃焼手段の種類に応じて決定さ
れるが、加圧媒質中、1mol%以上で最大で25mo
l%以下が好ましい。また、加圧媒質中に1〜10mo
l%程度のヘリウムを含有させると、ガス漏れ検査に有
効であるため好ましい。
【0007】加圧媒質の充填圧力は、4MPa以上にす
ることが好ましく、上限値は加圧媒質の組成により異な
るが、最大で200MPaにすることができる。
【0008】二酸化炭素の充填密度は、90%の液化二
酸化炭素を充填したとき、23,400mol/m3
あり、アルゴンの場合は充填圧力が30MPaであると
充填密度は12,000mol/m3、ヘリウムの場合
は充填圧力が50MPaであると充填密度は16,40
0mol/m3であるので、二酸化炭素を充填した場合
は、アルゴンを30MPa充填した場合に比べて体積を
約51%にすることができ、ヘリウムを50MPa充填
した場合に比べて体積を約70%にすることができる。
このため、インフレータハウジングの長さ又は直径を短
くして充填圧力を高めることができるので、全体として
小型軽量化ができる。
【0009】本発明で用いる燃焼手段は、燃焼ガスによ
ってエアバッグを膨張させることを目的とするものでは
なく、加圧媒質を加熱することでエアバッグの膨張を促
進するように作用するものである。よって、この燃焼手
段は前記作用をなすものであれば特に限定されず、硝酸
塩を主とする火薬(ボロン硝石等)、過塩素酸塩を主と
する火薬、無煙火薬等を用いることができる。
【0010】本発明のインフレータは、運転席のエアバ
ッグ用インフレータ、助手席のエアバッグ用インフレー
タ、サイドエアバッグ用インフレータ、インフレータ、
ニーボルスター用インフレータ、インフレータブルシー
トベルト用インフレータ、チューブラーシステム用イン
フレータ、プリテンショナー用インフレータ等の各種イ
ンフレータに使用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明のインフレータ1
0の長さ方向への断面図である。
【0012】インフレータハウジング12は筒状の耐圧
性容器であり、内部空間13には加圧媒質として二酸化
炭素(液体)が充填圧力4MPa以上で充填されてい
る。この二酸化炭素は、インフレータハウジング12の
側面に設けた細孔から充填され、前記細孔は図中の40
の通り、溶接によって閉じられている。
【0013】インフレータハウジング12の一端側に
は、インフレータハウジング12と一体に成形され、内
部空間13内に突出して燃焼室ハウジング15が設けら
れており、燃焼室ハウジング15内には、燃焼手段17
が充填された燃焼室16が設けられている。この燃焼手
段17は、燃焼ガスによって加圧媒質を加熱できる種類
及び量であれば特に限定されないが、例えば、ボロン硝
石のような火薬を数g程度用いることができるほか、液
体燃料、気体燃料、液体燃料又は気体燃料と酸化剤の組
合せを用いることができる。
【0014】燃焼室16から内部空間13に至る燃焼ガ
ス通路19には、第1破裂板20が設けられ、燃焼ガス
通路19は途中で完全に遮断されているので、燃焼室1
6は常圧雰囲気に保持されている。
【0015】燃焼室16と接して点火手段としての点火
器22が設けられ、点火器22は、インフレータハウジ
ング12の端部23をかしめることで固定されている。
この点火器22によって、インフレータハウジング12
の一端は閉塞されている。
【0016】インフレータハウジング12の他端側に
は、ディフュザー部30が設けられており、ディフュザ
ー部30の側面部には、作動時に加圧媒質及び燃焼ガス
からなる混合ガス(以下「混合ガス」という)を外部に
放出するための所要数のガス排出口31と、ガス排出口
31を内側から覆うように設けられた金網製のフィルタ
32を有している。よって、混合ガスは、必ずフィルタ
32を通ってガス排出口31から外部に放出される。
【0017】ディフュザー部30から内部空間13に至
る混合ガス通路35には、第2破裂板36が設けられ、
混合ガス通路35は完全に遮断されているので、ディフ
ュザー部30も常圧に保持されている。
【0018】第2破裂板36と内部空間13との間に
は、インフレータハウジング12と一体に成形され、内
部空間13側に突出して混合ガス流入室38が設けられ
ており、混合ガス流入室38の側面には所要数の連通孔
39が設けられている。
【0019】次に、インフレータ10の動作について説
明する。車両搭載時、インフレータ10は、衝撃センサ
及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段
と、ケース内に前記のインフレータ10とエアバッグが
収容されたモジュールケース等と組み合わせたシステム
として設置される。そして、車両が衝撃を受けた場合、
前記システムの衝撃センサからの信号を受け、点火器2
2が作動し、燃焼手段17が着火燃焼して発生した高温
の燃焼ガスによって、第1破裂板20が破壊される。
【0020】そして、高温の燃焼ガスが内部空間13に
流入し、加圧媒質(二酸化炭素)が加熱膨張されて内圧
が高められるため、混合ガスは連通孔39から混合ガス
流入室38内に流入して圧力を高め、それによって第2
破裂板36が破壊される。そして混合ガスは、混合ガス
通路35、フィルター32を経てガス排出口31から排
出され、エアバッグを膨張させる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。
【0022】実施例1 図1で示す構造のインフレータを作製した。加圧媒質と
して二酸化炭素(液体)を充填圧力6MPa(充填密度
23,400mol/m3;38g)で充填した。燃焼
手段は、ボロン硝石4.5gを用いた。このインフレー
タは、最大径30mmで、長さ150mmであり、総重
量は300gであった。このインフレータを用いた60
Lタンク試験を行い、圧力カーブを測定した。結果を図
2に示す。
【0023】比較例1 二酸化炭素の替わりにアルゴンを用い、充填圧30MP
a(充填密度12,000mol/m3;41g)で、
実施例1と同じ構造のインフレータを作製した。このイ
ンフレータは、最大径30mmで、長さ250mmであ
り、総重量は400gであった。
【0024】比較例2 二酸化炭素の替わりにヘリウムを用い、充填圧50MP
a(充填密度16,400mol/m3;4.1g)
で、燃焼手段を含まないインフレータを作製した。この
インフレータは、最大径30mmで、長さ200mmで
あり、総重量は280gであった。
【0025】比較例3 加圧媒質として二酸化炭素を用い、燃焼手段を含まない
インフレータを作製した。充填圧力は6MPa(充填密
度23,400mol/m3;45g)あった。このイ
ンフレータは、最大径30mmで、長さ140mmであ
り、総重量は280gであった。このインフレータを用
いた60Lタンク試験を行い、圧力カーブを測定した。
結果を図2に示す。
【0026】図2から明らかなとおり、実施例1のイン
フレータは、最大圧力の到達時間が適度で、かつ最大圧
力の持続時間が長かった。一方、比較例3のインフレー
タは、燃焼手段を含まない分、実施例1よりも軽量化す
ることができたが、圧力が殆ど上昇しなかった。これ
は、圧力が急激に開放されることに伴って、インフレー
タハウジング内部が冷却状態になったためである。
【0027】
【発明の効果】本発明のインフレータは、全体を小型軽
量化することができると共に、周囲温度の変化に影響さ
れることなく、瞬時にかつ確実にエアバッグを膨張させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインフレータの長さ方向への断面
図。
【図2】 実施例1、比較例3で行った60Lタンク内
圧力試験における圧力の経時変化を示す図。
【符号の説明】 10 インフレータ 12 インフレータハウジング 20 第1破裂板 30 ディフュザー部 36 第2破裂板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA13 AA14 AA16 AA21 AA25 DD04 DD15 DD30 EE14 FF13 FF14 FF18 4G068 DA08 DB02 DB04 DB18 DB26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング中に二酸化炭素を含む加圧媒
    質が充填され、更に加圧媒質を加熱するための燃焼手段
    及び燃焼手段を燃焼させる点火手段を備えたインフレー
    タ。
  2. 【請求項2】 加圧媒質中における二酸化炭素の含有量
    が20mol%以上である請求項1記載のインフレー
    タ。
  3. 【請求項3】 加圧媒質が二酸化炭素と他のガスとの混
    合物であり、他のガスが不活性ガス及び窒素ガスから選
    ばれる1以上のガスである請求項1又は2記載のインフ
    レータ。
  4. 【請求項4】 加圧媒質が二酸化炭素と他のガスとの混
    合物であり、他のガスが一酸化二窒素ガスである請求項
    1又は2記載のインフレータ。
  5. 【請求項5】 加圧媒質として、更に酸素を含有する請
    求項1〜4のいずれか1記載のインフレータ。
  6. 【請求項6】 加圧媒質の充填圧力が4MPa以上であ
    る請求項1〜5のいずれか1記載のインフレータ。
JP2000273803A 2000-08-29 2000-09-08 インフレータ Pending JP2002079902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104045A1 (ja) * 2002-06-05 2003-12-18 ダイセル化学工業株式会社 インフレータ
US7052039B2 (en) 2002-06-05 2006-05-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Inflator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104045A1 (ja) * 2002-06-05 2003-12-18 ダイセル化学工業株式会社 インフレータ
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