JP2002078383A - ラックピニオン駆動方法 - Google Patents

ラックピニオン駆動方法

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JP2002078383A
JP2002078383A JP2000255385A JP2000255385A JP2002078383A JP 2002078383 A JP2002078383 A JP 2002078383A JP 2000255385 A JP2000255385 A JP 2000255385A JP 2000255385 A JP2000255385 A JP 2000255385A JP 2002078383 A JP2002078383 A JP 2002078383A
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Japan
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rack
motor
speed
torque
pinion
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JP2000255385A
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Futoshi Yamanaka
山中太
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックラッシュのないラック・ピニオン駆
動方法を提供する。 【解決手段】ラック4と、前進用・後退用ピニオン3
1、32と、前進用・後退用モータ11、12と、前進
用モータ制御器・後退用モータ制御器21、22と、を
備えたラック・ピニオン駆動装置において、前進させる
ときは前進用モータ11を速度制御して後退用モータ1
2をトルク制御し、後退させるときは後退用モータ12
を速度制御して前進用モータ11をトルク制御する。前
進(後退)から後退(前進)に切替える時は、前進用モ
ータ11を速度(トルク)制御からトルク(速度)制御
に切替えるとともに後退用モータ12をトルク(速度)
制御から速度(トルク)制御に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラック・ピニオンを用
いて負荷を往復運動させるとき、方向転換時にバックラ
ッシュが生じないように駆動することができるラック・
ピニオンの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラック・ピニオンを用いた動力伝
達機構について図3を用いて説明する。図中、1は回転
動力発生源としてのモータである。2はピニオン3に回
転動力を伝える動力伝達機構であり、ギアやプーリが使
われる。4はピニオン3と噛合う直線状のラックであ
り、5はその背面に連結されたテーブルなどの負荷であ
る。このような構成のもとでモータ1が正回転すると、
動力伝達機構2を介してピニオン3が回転し、その歯に
噛合っているラック4が直線状に前進移動する。ラック
4が前進移動して移動可能な限界に達すると、モータ1
を逆回転させることによって動力伝達機構2とピニオン
3を介してラック4を逆方向に後退移動させることがで
きる。その後、移動可能な後退方向の限界に達すると、
モータ1の回転方向を反転させて正回転させることによ
り、ラック4の移動方向を反転させて前進移動させるこ
とができる。このような動作を繰り返すことによりラッ
ク4と負荷5を往復運動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の技術で
は、負荷を往復運動させると前進(または後退)から後
退(又は前進)へ切換える時に、ピニオンとラックの間
に少なからず残っているバックラッシュによってガタが
生じて負荷に悪影響をもたらし、位置決め制御をすると
きは位置決め精度が悪くなるという問題があった。ここ
でバックラッシュ6について図4を用いて説明する。図
中、3はピニオン、4はラック、4Lはラックの左歯
面、4Rはラックの右歯面である。(1)はラック4が
右向きに移動する前進時の状況を示しており、ピニオン
3の右側歯面がラック4の左歯面4Lと接してピニオン
3がラック4を右向きに押して直線移動させる。(2)
はラック4が左向きに移動する後退時の状況を示してお
り、ピニオン3の左側歯面がラック4の右歯面4Rと接
してピニオン3がラック4を左向きに押して直線移動さ
せる。前進時と後退時のいずれも、ラック4の歯面と接
していないピニオン3の歯面と、対面するラック4の歯
面の間がバックラッシュ6である。そこで本発明は、方
向転換時のバックラッシュにより生じる問題を解消する
ためになされたものであり、バックラッシュのないラッ
ク・ピニオン駆動方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のラック・ピニオン駆動方法は、負荷に連結
されたラックと、前記ラックと噛合う前進用ピニオン
と、前記ラックと噛合う後退用ピニオンと、動力伝達機
構を介して前記前進用ピニオンを回転させる前進用モー
タと、動力伝達機構を介して前記後退用ピニオンを回転
させる後退用モータと、速度指令を受けて速度制御する
機能とトルク指令を受けてトルク制御する機能とを備え
て前記前進用モータを駆動する前進用モータ制御器と、
速度指令を受けて速度制御する機能とトルク指令を受け
てトルク制御する機能とを備えて前記後退用モータを駆
動する後退用モータ制御器と、を備えたラック・ピニオ
ン駆動装置において、前記ラックを前進させるときは前
記前進用モータ制御器が前記前進用モータを速度制御さ
せるとともに前記後退用モータ制御器が前記後退用モー
タをトルク制御させ、前記ラックを後退させるときは前
記後退用モータ制御器が前記後退用モータを速度制御さ
せるとともに前記前進用モータ制御器が前記前進用モー
タをトルク制御させ、前記ラックを前進(または後退)
から後退(または前進)に切替える時は、前記前進用モ
ータ制御器を速度(またはトルク)制御からトルク(ま
たは速度)制御に切替えるとともに前記後退用モータ制
御器をトルク(または速度)制御から速度(またはトル
ク)制御に切替える、ことを特徴としている。上記手段
により、ラック・ピニオン往復運動の方向転換時のバッ
クラッシュ(ガタ)をなくして、スムーズな方向転換を
可能とすることができるできるのである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明のラック・ピニオン駆
動方法を適用するラック・ピニオン駆動系統の概要を示
す図であり、図2はラック・ピニオンの噛合い状態を示
す図である。図において、11、12はモータ、21、
22は動力伝達機構、31、32はピニオン、4はラッ
ク、5は負荷、71、72はモータ制御器、8は上位制
御器であり、モータ制御器71とモータ11、動力伝達
機構21、ラック31で前進駆動系をなしており、モー
タ制御器72とモータ12、動力伝達機構22、ラック
32で後退駆動系をなしている。上位制御器8はモータ
制御器71、72の各々に所望値の速度指令または一定
値のトルク指令を与えて速度制御またはトルク制御をさ
せる機能を持っている。ラック4を前進させる時は、上
位制御器8はモータ制御器71に速度指令を出力してモ
ータ制御器71を速度制御させ、同時にモータ制御器7
2に一定値のトルク指令を出力してモータ制御器72を
トルク制御させる。ラック4を後退させる時は、上位制
御器8はモータ制御器71に一定値のトルク指令を出力
してモータ制御器71をトルク制御させ、同時にモータ
制御器72に速度指令を出力してモータ制御器72を速
度制御させる。ラック4の前進と後退を切替える時は、
切替前後で前記のような状態となる。
【0006】このような構成のラック・ピニオン駆動系
統において、ラック4を前進させる時の状態を図2
(1)を用いて説明する。前進する時は前進用モータ1
1が上位制御器8から所望値の速度指令を受けて速度制
御し、後退用モータ12が上位制御器8から一定値のト
ルク指令を受けてトルク制御する。トルク指令量はモー
タ12、動力伝達機構22及びラック32の機械ロスに
打ち勝つ程の値になる。後退用モータによりラック4に
は後退させる方向の一定の力がかかるが、前進用モータ
11が速度制御するため、その力に打ち勝って速度指令
の速度になるまで前進させる力が増加して前進する。こ
うしてピニオン31とピニオン32が反対方向にラック
4を押すので、ピニオン31はラック4の左側歯面4L
に常時接触し、ピニオン32はラック4の右側歯面に常
時接触する状態が得られる。なお、この場合、後退用モ
ータ12はトルクの方向と回転方向が逆になるため電力
回生動作をして電力が回生される。
【0007】次にラック4を後退させる時の状態を図2
(2)を用いて説明する。後退する時は後退用モータ1
2が上位制御器8から所望値の速度指令を受けて速度制
御し、前進用モータ11が上位制御器8から一定値のト
ルク指令を受けてトルク制御する。トルク指令量はモー
タ11、動力伝達機構21及びラック31の機械ロスに
打ち勝つ程の値になる。前進用モータによりラック4に
は前進させる方向の一定の力がかかるが、後退用モータ
12が速度制御するため、その力に打ち勝って速度指令
の速度になるまで後退させる力が増加して後退する。こ
うしてピニオン31とピニオン32が反対方向にラック
4を押すので、ピニオン32はラック4の右側歯面4R
に常時接触し、ピニオン31はラック4の左側歯面に常
時接触する状態が得られる。なお、この場合、前進用モ
ータ11はトルクの方向と回転方向が逆になるため電力
回生動作をして電力が回生される。
【0008】ラック4を前進移動から後退移動に切替え
る時は、上位制御器8は、前進用モータ制御器71を速
度制御からトルク制御に切替えると同時に後退用モータ
制御器72をトルク制御から速度制御に切替える。ラッ
ク4を後退移動から前進移動に切替える時は、上位制御
器8は、後退用モータ制御器72を速度制御からトルク
制御に切替えると同時に前進用モータ制御器71をトル
ク制御から速度制御に切替える。切替の前後では、前進
モータ11と後退モータ12のいずれもトルクを発生さ
せる方向が変わることはなく、前記したようにピニオン
31,32が常時ラック4に接触して切替中と切替の前
後を通して非接触となることはないので、バックラッシ
ュが除去されてガタが生じること無く高い位置決め精度
を得ることができる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、前進
用と後退用のモータが常に逆向きのトルクを発生させて
あたかもラックを前進方向と後退方向に引っ張り合いを
しているように駆動するので、駆動方向の切替時と切替
前後を通してバックラッシュを生じることはなく、位置
決め精度を低下させる要因を排除できて高い精度の位置
決めを可能とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用するラック・ピニオン機構
系統図
【図2】ラック・ピニオン噛合わせ図
【図3】従来の方法を説明する図
【図4】従来のラック・ピニオン噛合わせ図
【符号の説明】
1、11、12 モータ 2、21、22 動力伝達機構 3、31、32 ピニオン 4 ラック 5 負荷 6 バックラッシュ 9 ピニオン 71、72 モータ制御器 8 上位制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 19/04 F16H 19/04 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に連結されたラックと、 前記ラックと噛合う前進用ピニオンと、 前記ラックと噛合う後退用ピニオンと、 動力伝達機構を介して前記前進用ピニオンを回転させる
    前進用モータと、 動力伝達機構を介して前記後退用ピニオンを回転させる
    後退用モータと、 速度指令を受けて速度制御する機能とトルク指令を受け
    てトルク制御する機能とを備えて前記前進用モータを駆
    動する前進用モータ制御器と、 速度指令を受けて速度制御する機能とトルク指令を受け
    てトルク制御する機能とを備えて前記後退用モータを駆
    動する後退用モータ制御器と、 を備えたラック・ピニオン駆動装置において、 前記ラックを前進させるときは前記前進用モータ制御器
    が前記前進用モータを速度制御させるとともに前記後退
    用モータ制御器が前記後退用モータをトルク制御させ、 前記ラックを後退させるときは前記後退用モータ制御器
    が前記後退用モータを速度制御させるとともに前記前進
    用モータ制御器が前記前進用モータをトルク制御させ、 前記ラックを前進(または後退)から後退(または前
    進)に切替える時は、前記前進用モータ制御器を速度
    (またはトルク)制御からトルク(または速度)制御に
    切替えるとともに前記後退用モータ制御器をトルク(ま
    たは速度)制御から速度(またはトルク)制御に切替え
    る、 ことを特徴とするラック・ピニオン駆動方法。
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