JP2002077247A - データ転送方法及びデータ転送システム - Google Patents

データ転送方法及びデータ転送システム

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JP2002077247A
JP2002077247A JP2000257270A JP2000257270A JP2002077247A JP 2002077247 A JP2002077247 A JP 2002077247A JP 2000257270 A JP2000257270 A JP 2000257270A JP 2000257270 A JP2000257270 A JP 2000257270A JP 2002077247 A JP2002077247 A JP 2002077247A
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Toru Terada
徹 寺田
Hideki Yukitomo
英記 行友
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力するデータが装置の受信能力に制限
されることのないデータ受信装置を提供する。 【解決手段】 データ受信装置200に、データ送信装
置100から送信された部分データを保持する部分デー
タ記憶部210を設け、この部分データ記憶部210に
保持した部分データと、新規にデータ送信装置100か
ら送信された部分データとを合成し出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送方法及
び装置に関し、特に画像や音声などのデータストリーム
の転送に用いて好適なデータ転送方法及びデータ転送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像や音声等のデータを各種の転
送媒体を介して利用者に提供するサービス(例えば、音
楽配信サービス)が多く実用化されている。また、最近
では、受信側として携帯電話のような比較的受信帯域幅
の小さい受信装置を用いて、当該サービスを実現する試
みもなされており、受信装置の能力に応じたデータ転送
の工夫がされている。
【0003】例えば、特開平11−112569号公報
で開示されているデータ転送システムでは、データ送信
装置で入力データを複数の部分データに分割した後、単
位時間あたりの送信データ量を平均化して送信し、デー
タ受信装置でその複数の部分データを合成して出力する
ようにしている。図7はこのデータ転送システムの構成
を示すブロック図である。
【0004】この図に示すように、データ送信装置10
00とデータ受信装置2000とから構成され、ネット
ワーク300を介して接続されている。データ送信装置
1000は、データ入力部101と、データ分割部10
3と、データ送信制御部105と、部分−識別子対応部
106と、パケット送受信部107と、を具備してい
る。データ入力部101はデータを入力し、データ分割
部103は入力されたデータを分割して複数の部分デー
タを作成して出力する。部分−識別子対応部106は、
複数の部分データのそれぞれに対して、それぞれに対応
する識別子を与える。
【0005】ここで、図8にデータ分割の例を、図9に
部分データと識別子の対応例を示す。この例では、映像
基本データストリームV1、V5、V9に対しては識別
子Aが与えられ、映像第1差分データストリームに対し
ては識別子Bが与えられ、映像第2差分データストリー
ムに対しては識別子Cが与えられる。
【0006】データ送信制御部105は、各部分データ
ごとの単位時間あたりの送信データ量が一定になるよう
にパケット送受信部107にパケット送信を指示する等
速送出制御部104を備えている。データ送信制御部1
05は、データ分割部103が出力する部分データを分
割してパケットを生成し、部分−識別子対応部106よ
り得られた識別子を用いて、パケット送受信部107に
パケットの送信を指示する。パケット送受信部107は
ネットワーク300との間でパケット送受信を行う。
【0007】一方、データ受信装置2000は、パケッ
ト送受信部202と、データ受信制御部203と、デー
タ合成部205と、データ出力部206と、範囲−識別
子対応部207と、取得対象範囲指示部208と、を具
備する。取得対象範囲指示部208は、図示せぬ指示装
置あるいは利用者より指示された取得対象範囲のデータ
を受信するための識別子を範囲−識別子対応部207か
ら得て、パケット送受信部202に当該データを受信す
るように指示する。範囲−識別子対応部207は対象範
囲に対応する識別子を与える。
【0008】ここで、取得対象範囲と識別子の対応例を
図10に示す。この図に示す例では、取得対象範囲を、
映像第1解像度、映像第2解像度、映像第3解像度とし
て、映像第1解像度に対応する識別子は「識別子A」、
映像第2解像度に対応する識別子は「識別子A、識別子
B」、映像第3解像度に対応する識別子は「識別子A、
識別子B、識別子C」としている。
【0009】図7に戻り、パケット送受信部202は、
ネットワーク300との間でパケットの送受信を行い、
取得対象範囲指示部208で指示された識別子のパケッ
トを受信する。データ合成部205は、データ受信制御
部203にて受信された部分データから取得対象範囲の
データを合成して出力する。例えば、取得対象範囲が映
像第1解像度であれば、映像基本データストリームV
1、V5、V9を出力する。データ出力部206は、デ
ータ合成部205にて合成されたデータを利用先に向け
て出力する。
【0010】このような構成により、データ受信装置2
000の受信能力が低い場合であっても、入力データか
らデータ送信装置1000が作成する部分データのう
ち、一つまたは複数の重要度の高い部分データのみを、
単位時間あたりの送信データ量を調節して送受信するこ
とによって、データ受信装置2000はその受信能力に
応じた程度のデータを出力することができる。
【0011】なお、データ送信装置1000に入力する
データとしては、特にマルチメディアデータストリーム
を想定しており、データ受信装置2000が受信する部
分データが、データ送信装置1000にて生成された部
分データのすべてでなくても、データ受信装置2000
の出力データが受信側利用先で利用可能であるという性
質を利用している。例えば、入力データがMPEG映像
である場合、部分データを、Iフレームに対応するデー
タ、Pフレームに対応するデータ、Bフレームに対応す
るデータとするなどである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ転送システムにおいては、次のような問題があ
る。第一に、データ受信装置2000から出力されるデ
ータがデータ受信装置2000の受信能力に制限される
という問題がある。つまり、転送済みの部分データに対
して、データ送信装置1000に入力されるデータと転
送済みのデータとの差分である部分データを新規に追加
結合することができないため、データ送信装置1000
に入力されたデータがデータ受信装置2000の受信能
力を超えると、データ受信装置2000は、データ送信
装置1000に入力されるデータと同等のデータを出力
することができない。
【0013】第二に、データ受信装置2000は、受信
する部分データを決定する範囲−識別子対応部207を
備えているが、この範囲−識別子対応部207に、デー
タ送信装置1000が部分データに与える識別子を予め
保持しておかなくてならないという問題がある。このた
め、利用者は、データ送信装置1000に新規に入力さ
れるデータまたは新規分割方法をデータ送信装置100
0に追加するごとに、新規の部分データに対応する識別
子と出力データの取得対象範囲に関する登録を、データ
受信装置2000の範囲−識別子対応部207に対して
行わなければならない。
【0014】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、データ受信装置の出力するデータが受信能力に制
限されず、データ送信装置に入力されるデータと同等の
データを出力することができ、また、データ送信装置に
新規データまたは新規分割方法を追加するごとに、新規
の部分データに対応する識別子と出力データの取得対象
範囲に関する登録を、データ受信装置に対して行う必要
がないデータ転送方法及びデータ転送システムを提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送方法
は、送信側においては、入力データを分割して複数の部
分データを生成し、生成した部分データごとに対応する
識別子に従って送信し、受信側においては、送信側から
送信された複数の部分データを受信することでそれらを
合成して出力する、データ転送方法において、受信側に
おいて、受信した部分データを記憶し、送信側から新た
な部分データが送信されてくると、その新たな部分デー
タと記憶している部分データとを合成して出力する。
【0016】この方法によれば、受信側に転送済みの部
分データに対して、送信側から新たに送信されるデータ
との差分を追加結合できるので、送信側から送信される
データの量が受信側の受信能力を超えても、受信側から
送信される量のデータと同等の量のデータを出力するこ
とが可能となる。
【0017】また、本発明のデータ転送方法は、上記デ
ータ転送方法の受信側において、合成前の部分データを
記憶する代りに、合成後の部分データを記憶し、送信側
から新たな部分データが送信されてくると、その新たな
部分データと記憶している部分データとを合成して出力
する。
【0018】この方法によれば、合成後の部分データを
記憶させるようにしても、上記同様の作用効果が得られ
る。
【0019】また、本発明のデータ転送方法は、上記デ
ータ転送方法の受信側において、受信した部分データに
対する識別子を記憶する。
【0020】この方法によれば、送信側に新規データま
たは新規分割方法を追加する場合、新規の部分データに
対応する識別子を記憶することで、受信するデータのデ
ータ量を減らすことが可能となる。
【0021】また、本発明のデータ転送方法は、上記デ
ータ転送方法において、送信側では、部分データを生成
するごとにその部分データに対して識別子を割り当てる
とともに当該識別子を送信し、受信側では、送信側より
送信された識別子を受信して記憶し、記憶した識別子と
利用先が使用するデータの取得対象範囲とを関連付け
る。
【0022】この方法によれば、送信側に新規データま
たは新規分割方法を追加する場合、新規の部分データに
対応する識別子を記憶することで、受信するデータのデ
ータ量を減らすことが可能となる。
【0023】本発明のデータ転送システムは、入力デー
タを分割して複数の部分データを生成するデータ分割手
段を具備しこのデータ分割手段で生成された複数の部分
データを送信するデータ送信装置と、このデータ送信装
置から送信された部分データを受信するデータ受信装置
と、を具備するデータ転送システムにおいて、前記デー
タ受信装置は、受信した部分データを記憶する部分デー
タ記憶手段と、受信した部分データと前記部分データ記
憶手段に記憶されている部分データとを合成するデータ
合成手段を具備する構成を採る。
【0024】この構成によれば、データ受信装置に転送
済みの部分データに対して、データ送信装置から新たに
送信されるデータと差分を追加結合できるので、データ
送信装置から送信されるデータの量が受信側の受信能力
を超えても、データ受信送信から送信される量のデータ
と同等の量のデータを出力することが可能となる。
【0025】また、本発明のデータ転送システムは、上
記データ転送システムのデータ受信装置において、デー
タ受信装置において、部分データ記憶手段は、データ合
成手段で合成された部分データを記憶し、データ合成手
段は、受信した部分データと前記部分データ記憶手段に
記憶されている合成部分データとを合成する構成を採
る。
【0026】この構成によれば、合成後の部分データを
記憶させるようにしても、上記同様の作用効果が得られ
る。
【0027】また、本発明のデータ転送システムは、上
記データ伝送システムのデータ受信装置において、受信
した部分データに対する識別子を記憶する既取得データ
識別子記憶手段を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、送信側に新規データま
たは新規分割方法を追加する場合、新規の部分データに
対応する識別子を記憶することで、受信するデータのデ
ータ量を減らすことが可能となる。
【0029】また、本発明のデータ転送システムは、上
記データ転送システムにおいて、データ送信装置は、デ
ータ分割手段にて生成された複数の部分データのそれぞ
れに対して識別子を割り当てる部分データ識別子割当手
段と、前記複数の部分データのそれぞれに対して割り当
てられた識別子を送信する部分データ識別子送信手段と
を具備し、データ受信装置は、前記データ送信装置より
送信された識別子を受信する部分データ識別子受信手段
と、この部分データ識別子受信手段によって受信された
識別子を記憶する既取得データ識別子記憶手段と、この
既取得データ識別子記憶手段に記憶された識別子と利用
先に提供するデータの取得対象範囲とを関連付ける取得
対象範囲生成手段とを具備する構成を採る。
【0030】この構成によれば、送信側に新規データま
たは新規分割方法を追加する場合、新規の部分データに
対応する識別子を記憶することで、受信するデータのデ
ータ量を減らすことが可能となる。
【0031】本発明の移動局装置は、上記データ転送シ
ステムを具備する構成を採る。
【0032】本発明のデータ転送システムを具備するこ
とで、上記同様の効果が得られる。
【0033】本発明の基地局装置は、上記データ転送シ
ステムを具備する構成を採る。
【0034】本発明のデータ転送システムを具備するこ
とで、上記同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、データ受信側に
おいて、受信した複数の部分データを合成して出力する
一方で、それらの部分データを記憶し、データ送信側か
ら新たな部分データが送信されてくると、その部分デー
タと記憶済みの部分データとを合成して出力することで
ある。これにより、例えば、音楽配信サービスにおい
て、初回のデータ転送は、試聴の目的で一部の周波数帯
の音楽データのみ転送を行って少量のデータ転送を行
い、試聴した音楽が嗜好に合うものであった場合にの
み、残りの周波数帯のデータを転送して合成するといっ
た使い方が可能となる。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るデータ転送システムの構成を示すブロック
図である。なお、この図において前述した図7と共通す
る部分には同一の符号を付けてある。
【0038】この図に示すように、本実施の形態のデー
タ転送システムは、データ送信装置100とデータ受信
装置200とから構成されており、これらがネットワー
ク300を介して接続される。本実施の形態では、デー
タ送信装置100に入力するデータを音楽データとし、
データ受信装置200から出力するデータの利用先を音
楽再生装置として説明する。
【0039】図1において、データ送信装置100は、
データ入力部101と、データ分割部103と、データ
送信制御部105と、部分−識別子対応部106と、パ
ケット送受信部107とを備えて構成される。データ入
力部101は、データストリームの入力を行う。データ
分割部103は、データ分割基準に従って、必要であれ
ば変換を行い、複数の部分データに分割して出力する。
本実施の形態では、データ分割部103は、音楽データ
を入力すると、音程の周波数領域に従って分割を行い、
分割した各部分データを出力する。
【0040】データ送信制御部105は、データ分割部
103から出力される部分データの送信における制御を
行う。すなわち、入力された部分データを複数のパケッ
トに分割して、各パケットに部分データの種別と部分デ
ータ中の順番を示す情報を付加する。そして、部分−識
別子対応部106より各部分データに対応する識別子を
取得し、その後、パケット送信部107にパケットを渡
して、対応する識別子を用いて送信するよう指示する。
【0041】ここで、図2に部分データと識別子との対
応の一例を示す。この図に示す例では、部分−識別子応
部106は、4つの部分データに対応する識別子を与え
る。すなわち、100Hz未満の音声に対して識別子A
を与え、100Hzから1KHz未満の音声に対して識
別子Bを与え、1KHzから10KHz未満の音声に対
して識別子Cを与え、10KHz以上の音声に対して識
別子Dを与える。図1に戻り、パケット送信部107
は、データ送信制御部105から渡されたパケットを、
指定された識別子を用いてネットワーク300に送信す
る。
【0042】一方、データ受信装置200は、パケット
送受信部202と、データ受信制御部203と、データ
合成部205と、データ出力部206と、範囲−識別子
対応部207と、取得対象範囲指示部208と、部分デ
ータ記憶部210と、既取得部分データ識別子記憶部2
11とを備えて構成される。
【0043】取得対象範囲指示部208は、受信側の利
用者や出力先の装置(例えば音楽再生装置)である受信
側利用先から、受信したい範囲である取得対象範囲を受
け付ける。そして、範囲―識別子対応部207から取得
対象範囲に対応する識別子を得て、パケット送受信部2
02に取得対象範囲に対応する識別子のパケットを受信
するように指示する。
【0044】範囲―識別子対応部207は、図3のよう
な取得対象範囲(ここでは音域周波数帯)と識別子の対
応を記憶している。例えば、受信側利用先からの取得対
象範囲が100Hzから10KHzの周波数帯の音声デ
ータであった場合、取得対象範囲指示部208はこの取
得対象範囲に対応する識別子である、識別子B及び識別
子Cのパケットを受信するようにパケット送受信部20
2に指示する。
【0045】パケット送受信部202は、取得対象範囲
指示部208から受け取る識別子の指示を受けること
で、指示された識別子を持つパケットを受信する。デー
タ受信制御部203は、パケット送受信部202からパ
ケットを受け取り、そのパケットの属性情報に含まれる
部分データの種別と順番の情報に従って、部分データご
とに結合して元の部分データを生成して出力する。デー
タ合成部205は、データ受信制御部203からの部分
データを受け取り、部分データを合成したデータを出力
する。例えばパケット送受信部202が識別子B及び識
別子Cを持つ部分データを受信した場合、データ合成部
205は100Hzから10KHzの周波数帯の音声デ
ータを生成する。
【0046】以上の動作は従来の技術の動作と同様であ
るが、本実施の形態のデータ受信装置200では、デー
タ受信制御部203が出力する部分データをデータ合成
部205に入力する際に、部分データ記憶部210にも
入力して保持するようにしている。また、データ受信制
御部203は、生成した部分データに対する識別子を既
取得部分データ識別子記憶部211へ入力する。既取得
部分データ識別子記憶部211は入力された識別子を保
持する。
【0047】データ送信装置100に入力されたデータ
が、図示せぬ記憶装置から読み出された例えば音声デー
タまたはマイク等の入力装置から出力されたデータであ
っても、同時に記憶装置に記憶させている場合、同一の
データを複数回データ送信装置100へ入力することが
できる。データ送信装置100への同一の入力データに
対する複数回のデータ転送動作について、またデータ受
信装置200での追加可能なデータ受信について説明す
る。
【0048】データ送信装置100の動作は前記の動作
と同様であるので省略し、データ受信装置200の動作
についてのみ説明する。取得対象範囲指示部208は、
受信側の利用者や出力先の装置である受信側利用先から
受信したい範囲である取得対象範囲を受け付け、その取
得対象範囲に対応する識別子を範囲―識別子対応部20
7から得る。そして、既取得部分データ識別子記憶部2
11から既に転送済みで部分データ記憶部210に保持
している部分データに対する識別子を得る。
【0049】次いで、取得対象範囲指示部208は、受
信側利用先が受信したい範囲から部分データ記憶部21
0に保持しているデータを除いた部分データに対応する
パケットを、パケット送受信部202に受信するように
指示するとともに、受信側利用先が受信したい範囲のう
ち既に部分データ記憶部210に保持している部分デー
タを出力するように、部分データ記憶部210に指示す
る。
【0050】パケット送受信部202は、取得対象範囲
指示部208からの指示即ち受信する識別子の指示を受
けると、指示された識別子を持つパケットを受信して出
力する。データ受信制御部203は、パケット送受信部
202から出力されたパケットを受け取り、そのパケッ
トの属性情報に含まれる部分データの種別と順番の情報
に従って、部分データごとに結合して元の部分データを
生成して出力する。データ合成部205は、データ受信
制御部203からの部分データを受け取るとともに、部
分データ記憶部210から読み出された部分データを受
け取り、それらを合成して出力する。
【0051】以上のように本実施の形態では、データ受
信装置200に部分データ記憶部210を設けて部分デ
ータを記憶することによって、データ受信装置200が
出力するデータのデータ量を段階的に増加させることが
でき、受信側利用先の要求に応じて、適当な情報量のデ
ータを出力することが可能となる。
【0052】例えば、音楽配信サービスにおいては、初
回のデータ転送は、試聴の目的で一部の周波数帯の音楽
データのみ転送を行って少量のデータ転送を行い、試聴
した音楽が嗜好に合うものであった場合にのみ、残りの
周波数帯のデータを転送して合成するといった使い方が
できる。
【0053】なお、部分データ記憶部210が保持する
データは、図4に示すように、複数の部分データをデー
タ合成部205によって合成したデータでもよく、また
部分データと合成したデータとの双方であってもよい。
【0054】また、本実施の形態では、データ送信装置
100はすべての部分データを送信するようにしている
が、指定した識別子に対応する部分データのみを送信す
るように、データ受信装置200がデータ送信装置10
0に指示し、データ送信装置100がそれに従うデータ
転送装置であってもよい。また、データ送信装置100
は、データ送信制御部105とパケット送受信手段10
7とで、単位時間あたりの送信データ量を調節できるも
のであってもよい。
【0055】また、データ送信装置100に入力するデ
ータは、音楽データに限定されるものではなく、映像、
テキスト、イメージ等や、その組み合わせであってもよ
く、またデータ分割部103における分割基準も入力デ
ータに応じた分割方法でよい。
【0056】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図2、図5及び図6を用いて説明する。図5
は、本発明の実施の形態2に係るデータ転送システムの
構成を示すブロック図である。この図に示すように、本
実施の形態に係るデータ転送システムのデータ送信装置
400は、図1に示す実施の形態1のデータ送信装置1
00の構成に加えて、部分データごとに対応付ける識別
子を割り当てる部分データ識別子割当部401と、部分
データ識別子割当部401にて部分データに割り当てら
れた識別子を送信する部分データ識別子送信部402と
を備えている。
【0057】また、本実施の形態に係るデータ転送シス
テムのデータ受信装置500は、図1に示す実施の形態
1のデータ受信装置200の構成に加えて、部分データ
識別子を受信する部分データ識別子受信部501と、部
分データ識別子受信部501にて受信された部分データ
識別子とデータ受信装置500の利用先が使用する取得
対象範囲とを関連付ける取得対象範囲生成部502とを
備えている。
【0058】データ送信装置400において、データ入
力部101はデータストリームの入力を受け付ける。デ
ータ分割部103は、データ分割基準に従って、必要で
あれば変換を行い、複数の部分データに分割して出力す
る。部分データ識別子割当部401は、データ分割部1
03が出力する各部分データに識別子を割り当てて、図
2に示すような部分データの意味と識別子を対応させた
構造データを生成し、それを部分−識別子対応部106
に登録するとともに、部分データ識別子送信部402に
出力する。
【0059】部分データ識別子送信部402は、部分デ
ータ識別子割当部401にて生成された構造データをネ
ットワーク300に送信する。データ送信制御部10
5、部分−識別子対応部106及びパケット送受信部1
07は、上述した実施の形態1のデータ送信装置100
における各部と同様の機能を有しているので、説明を省
略する。
【0060】次に、データ受信装置500において、部
分データ識別子受信部501は、ネットワーク300を
介してデータ送信装置400の部分データ識別子送信部
402から送信された構造データを受信して、取得対象
範囲生成部502に出力する。取得対象範囲生成部50
2は、部分データ識別子受信部501で受信された構造
データから、取得対象範囲生成基準に従って、データ受
信装置500が利用先に提供するデータ取得対象範囲と
部分データの識別子とを対応させた構造データを生成
し、それを範囲−識別子対応部207に登録するととも
に、選択可能な取得対象範囲をデータ受信装置500の
利用先へ出力する。
【0061】ここで、図2に示す構造データを受け取っ
た際に、取得対象範囲生成部502が生成する構造デー
タの例を図6に示す。このときの取得対象生成基準は、
「すべての部分データの組み合わせ」である。なお、取
得対象生成基準は、この他に「連続する部分データの組
み合わせ」、「部分データn個(nは自然数)の組み合
わせ」等、どのような基準であってもよい。
【0062】パケット送受信部202、データ受信制御
部203、データ合成部205、データ出力部206、
範囲−識別子対応部207、取得対象範囲指示部208
及び部分データ記憶部210は、上述した実施の形態1
のデータ受信装置200における各部と同様の機能を有
しているので、説明を省略する。
【0063】以上のように本実施の形態では、データ送
信装置400に、部分データごとに対応付ける識別子を
割り当てる部分データ識別子割当部401と、部分デー
タに割り当てられた識別子を送信する部分データ識別子
送信部402とを備える一方、データ受信装置500
に、データ送信装置400から送信された部分データの
識別子を受信する部分データ識別子受信部501と、受
信された部分データの識別子とデータ受信装置500の
利用先が使用する取得対象範囲とを関連付ける取得対象
範囲生成部502とを備える。
【0064】データ送信装置400は、入力データを部
分データに分割する際に部分データに識別子を割り当
て、部分データと識別子との対応をデータ受信装置50
0へ送信する。データ受信装置500は、部分データの
識別子とデータ受信装置500の利用者が使用する取得
対象範囲とを関連付ける。これにより、データ送信装置
400へ入力するデータや、データ送信装置400のデ
ータ分割部103の分割方法等が追加された場合におい
ても、利用者が識別子に関する登録を行う必要がなくな
る。
【0065】なお、データ送信装置400とデータ受信
装置500との通信において、部分データ識別子送信部
402と部分データ識別子受信部501との間で使用す
る通信チャネルと、両装置のパケット送受信部107、
202間で使用する通信チャネルは、物理チャネル、論
理チャネルとも、同一であっても別であってもよい。ま
た、データ送信装置400の部分データ送信部402が
パケット送受信部107を利用して送信し、データ受信
装置500の部分データ受信部501がパケット送受信
部202を利用して受信する構成であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ受信装置の出力するデータがその受信能力に制限
されず、データ送信装置への入力データと同等のデータ
まで利用先の要求に応じて適当な情報量のデータを出力
することができる。
【0067】また、データ送信装置に入力するデータや
データ送信装置のデータ分割手段の分割方法等が追加さ
れた場合においても、本装置を扱う利用者が識別子に関
する登録を行う必要がなく、作業負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ転送システ
ムの構成を示すブロック図
【図2】部分データと識別子との対応の一例を示す図
【図3】取得対象範囲と識別子との対応の一例を示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係るデータ転送システ
ムの応用例の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係るデータ転送システ
ムの構成を示すブロック図
【図6】取得対象範囲と識別子との対応の一例を示す図
【図7】従来のデータ転送システムの構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来のデータ転送システムにおけるデータ分割
の一例を示す図
【図9】部分データと識別子との対応の一例を示す図
【図10】取得対象範囲と識別子との対応の一例を示す
【符号の説明】
100 データ送信装置 101 データ入力部 103 データ分割部 105 データ送信制御部 106 部分−識別子対応部 107 パケット送受信部 200 データ受信装置 202 パケット送受信部 203 データ受信制御部 205 データ合成部 206 データ出力部 207 範囲−識別子対応部 208 取得対象範囲指示部 210 部分データ記憶部 211 既取得部分データ識別子記憶部 300 ネットワーク 400 データ送信装置 401 部分データ識別子割当部 402 部分データ識別子送信部 500 データ受信装置 501 部分データ識別子受信部 502 取得対象範囲生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA03 GA17 HA08 HB01 HB02 HC01 JA05 JT03 LE14 5K034 AA02 AA17 DD03 EE11 HH01 HH02 HH06 KK28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側においては、入力データを分割し
    て複数の部分データを生成し、生成した部分データごと
    に対応する識別子に従って送信し、受信側においては、
    送信側から送信された複数の部分データを受信すること
    でそれらを合成して出力する、データ転送方法におい
    て、 受信側において、受信した部分データを記憶し、送信側
    から新たな部分データが送信されてくると、その新たな
    部分データと記憶している部分データとを合成して出力
    することを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 受信側において、合成前の部分データを
    記憶する代りに、合成後の部分データを記憶し、送信側
    から新たな部分データが送信されてくると、その新たな
    部分データと記憶している部分データとを合成して出力
    することを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 受信側において、受信した部分データに
    対する識別子を記憶することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 送信側において、部分データを生成する
    ごとにその部分データに対して識別子を割り当てるとと
    もに当該識別子を送信し、 受信側において、送信側より送信された識別子を受信し
    て記憶し、記憶した識別子と利用先が使用するデータの
    取得対象範囲とを関連付けることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載のデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 入力データを分割して複数の部分データ
    を生成するデータ分割手段を具備しこのデータ分割手段
    で生成された複数の部分データを送信するデータ送信装
    置と、このデータ送信装置から送信された部分データを
    受信するデータ受信装置と、を具備するデータ転送シス
    テムにおいて、 前記データ受信装置は、受信した部分データを記憶する
    部分データ記憶手段と、受信した部分データと前記部分
    データ記憶手段に記憶されている部分データとを合成す
    るデータ合成手段を具備することを特徴とするデータ転
    送システム。
  6. 【請求項6】 データ受信装置において、部分データ記
    憶手段は、データ合成手段で合成された部分データを記
    憶し、データ合成手段は、受信した部分データと前記部
    分データ記憶手段に記憶されている合成部分データとを
    合成することを特徴とする請求項5記載のデータ転送シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 データ受信装置は、受信した部分データ
    に対する識別子を記憶する既取得データ識別子記憶手段
    を具備することを特徴とする請求項5又は請求項6記載
    のデータ転送システム。
  8. 【請求項8】 データ送信装置は、データ分割手段にて
    生成された複数の部分データのそれぞれに対して識別子
    を割り当てる部分データ識別子割当手段と、前記複数の
    部分データのそれぞれに対して割り当てられた識別子を
    送信する部分データ識別子送信手段とを具備し、 データ受信装置は、前記データ送信装置より送信された
    識別子を受信する部分データ識別子受信手段と、この部
    分データ識別子受信手段によって受信された識別子を記
    憶する既取得データ識別子記憶手段と、この既取得デー
    タ識別子記憶手段に記憶された識別子と利用先に提供す
    るデータの取得対象範囲とを関連付ける取得対象範囲生
    成手段とを具備することを特徴とする請求項5から請求
    項7のいずれかに記載のデータ転送システム。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8のいずれかに記載
    のデータ転送システムを具備することを特徴とする移動
    局装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項8のいずれかに記
    載のデータ転送システムを具備することを特徴とする基
    地局装置。
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