JP2002076768A - Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法 - Google Patents

Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法

Info

Publication number
JP2002076768A
JP2002076768A JP2000266914A JP2000266914A JP2002076768A JP 2002076768 A JP2002076768 A JP 2002076768A JP 2000266914 A JP2000266914 A JP 2000266914A JP 2000266914 A JP2000266914 A JP 2000266914A JP 2002076768 A JP2002076768 A JP 2002076768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rfid
antenna
unit
transmitting
rfid tag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000266914A
Other languages
English (en)
Inventor
Motofumi Kashi
元史 加志
Yasushi Hattori
泰 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohken Co Ltd
Original Assignee
Tohken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohken Co Ltd filed Critical Tohken Co Ltd
Priority to JP2000266914A priority Critical patent/JP2002076768A/ja
Publication of JP2002076768A publication Critical patent/JP2002076768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略全方向の電波の送受が可能で様々な分野で
活用することができるRFIDタグのアンテナ構造、及
びRFIDユニット並びにその読出制御方法を提供す
る。 【解決手段】 球20の中心を中心として半円の面が互
いに90度の角度を成す第1及び第2の半円の弧に沿っ
て該円弧部の曲率を有する第1及び第2の送受信アンテ
ナ11を設けた構造とする。そして、RFIDユニット
としては、例えば、屈曲可能に形成された第1及び第2
の薄板状のRFIDタグと、ボール状構造体とで構成
し、前記第1及び第2の薄板状のRFIDタグが前記ボ
ール状構造体の球面上で直交方向に配置された構造とす
る。また、RFIDユニットの読出制御方法において
は、RFIDユニットへの問合せに対する応答を受信し
た一方のRFIDタグに対して発信中止指令を送信し、
他方のRFIDタグの応答を受付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球の中心から見て
略全方位の電波の送受を可能とするRFIDタグのアン
テナ構造及びRFIDユニット並びにそのデータ読出制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的読取装置を用いて各種の情
報を認識する技術としては、バーコードシステムが最も
広く普及している。バーコードを用いたシステムは、製
品や部品の番号、商品名、価格その他の情報を1次元又
は2次元のバーコードで表しておくことで当該製品の各
種管理を行うことができ、製造業の在庫管理や工程管
理、入出庫管理、販売店等のPOS(販売時点情報管
理)システムにも用いられている。バーコードは、簡便
に利用できるという利点はあるが、記憶できる情報量が
比較的少なく、また、一部の情報を書換えたり、追記し
たりすることができないという欠点がある。
【0003】一方、電波を利用した非接触式の個体識別
システムとしては、一般的にタグ(RFIDタグ)と呼
ばれるトランスポンダ(送受信器)を用いたRFID
(Radio Frequency Identification)システムがあり、
例えばタグ(非接触IDタグ)を食器やトレイに埋設し
て食堂の自動精算処理を行うようにしたシステムや、ス
キー場のリフト券等に応用したシステムなどが実現され
ている。RFIDシステムは、一般的に1個のタグ(ト
ランスポンダ)と、そのリーダ若しくはリーダライタ
と、1台のコンピュータ若しくは情報処理システムとで
構成されている。
【0004】図9は、上述のようなRFIDシステムに
適用されるタグ(以下、RFIDタグと言う)の一例を
示しており、同図(A)は、RFIDタグの構造を示す
平面断面図、同図(B)は側面断面図である。本例にお
けるRFIDタグ1は、円盤状の樹脂ホルダ1cの中央
部に円形の凹部が設けられ、その凹部内の底部には電子
素子を内蔵したICチップ1b及びアンテナコイル1a
が配設され、その上部は平面となるように樹脂モールド
1dでカバーされている。従来は、このような平面形状
のRFIDタグ1を識別対象の個体に貼付若しくは埋設
して利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなRFID
システムは、バーコードと比較して記憶できる情報量が
多く、また、書き換え可能に構成することができると言
う利点がある。また、ほこり,ペンキ,泥,プラスティ
ック,木材などの物質を透過して読むことができ、読取
り精度も高く、偽造が困難であるなどの利点がある。一
方、バーコードはRFIDタグと比較して安価であり、
簡便に利用することができると言う利点がある。しかし
ながら、バーコードは、リーダ側の読取部の面がバーコ
ードの面に合っていないと読取ることできないと言う欠
点があり、また、RFIDタグもそのアンテナの方向に
リーダ若しくはリーダライタを配置しないとデータの送
受ができないと言う欠点がある。そのため、識別対象の
面が一定にならないようなものに対しては、両者とも利
用することができないと言う問題があった。
【0006】本発明は、上述のような事情から成された
ものであり、本発明の目的は、略全方向の電波の送受が
可能で様々な分野で活用することができるRFIDタグ
のアンテナ構造、及びRFIDユニット並びにその読出
制御方法を提供することにある。また、簡便に利用及び
再利用することができるRFIDユニットを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、球の中心から
見て略全方位の電波の送受を可能とするRFIDタグの
アンテナ構造及びRFIDユニット並びにそのデータ読
出制御方法に関するものであり、本発明の上記目的は、
RFIDタグのアンテナ構造に関しては、球の中心を中
心として半円の面が互いに90度の角度を成す第1及び
第2の半円の弧に沿って該円弧部の曲率を有する第1及
び第2の送受信アンテナが設けられていることによって
達成される。
【0008】さらに、前記第1及び第2の送受信アンテ
ナ部が、前記球の同一半球面上で直交方向に交差するよ
うに配置されていること;前記第1及び第2の送受信ア
ンテナ部が、前記球の対向する各半球面上に配置されて
いること;前記第1及び第2の送受信アンテナが略矩形
状に形成された屈曲可能な薄板状のアンテナであって、
前記第1及び第2の送受信アンテナが略矩形状に形成さ
れた屈曲可能な薄板状のアンテナであって、該アンテナ
の長手方向及び短手方向のアンテナ線が共に前記円弧部
の曲率を成すように設けられていること;前記第1及び
第2の送受信アンテナがそれぞれ、粘着層を有するシー
ルに送受信アンテナ及びICチップが付設されて成るシ
ール型RFIDの送受信アンテナ部であり、ボール状構
造体の球面部に前記シール型RFIDを貼着することで
前記第1及び第2の送受信アンテナが形成されるように
なっていること;よって、それぞれ一層効果的に達成さ
れる。
【0009】また、RFIDユニットに関しては、球の
中心を中心として半円の面が互いに90度の角度を成す
第1及び第2の半円の弧に沿って該円弧部の曲率を有す
る第1及び第2の送受信アンテナ部が配設されたアンテ
ナモジュールを具備することによって達成される。さら
に、前記第1及び第2の送受信アンテナ部が、ボール状
構造体の表面部、内壁部若しくは中空部のいずれかに配
置されていることによって一層効果的に達成される。或
いは、屈曲可能に形成された第1及び第2の薄板状のR
FIDタグとボール状構造体とから構成され、前記第1
及び第2の薄板状のRFIDタグが前記ボール状構造体
の球面上で直交方向に配置されて成ることによって達成
され、前記薄板状のRFIDタグが、電力受信及びデー
タ送受信を兼ねるアンテナ部と情報の書換えが可能なメ
モリを有するICチップ部とを備えていることによっ
て、一層効果的に達成される。
【0010】また、RFIDユニットの読出制御方法に
おいては、互いに異なる方向の送受信領域部分を有する
2つのRFIDタグを備え、該2つのRFIDタグの記
憶部に同一のデータが記憶されているRFIDユニット
の読出制御方法であって、前記RFIDユニットへの問
合せに対する応答を受信した一方のRFIDタグに対し
て発信中止指令を送信し、他方のRFIDタグの応答を
受付けるステップを有することによって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に説明する実施の形態では、
1つのアンテナと1つのICチップ(又はシリコンのチ
ップ)とから成るRFIDを2つ備えた構造体、或いは
2つのアンテナと1つのICチップとから成るRFID
を備えた構造体を「RFIDユニット」と呼んで説明す
る。また、RFIDユニットの2つのアンテナを「アン
テナモジュール」と呼んで説明する。
【0012】本発明に係るRFIDユニットは、電力受
信及びデータ送受信を兼ねる2つのアンテナから成るア
ンテナモジュールと、情報の書換えが可能なメモリを有
する1つ又は2つのICチップとを備えている。そし
て、例えば球の面の曲面形状を有する2つの矩形状若し
くは楕円形状のアンテナを球面に沿って直交方向に配設
したアンテナ構造とすることで、球の中心から見て略全
ての方位からの電波を受信できると共に、略全ての方位
に対して電波を放射できるようにしている。また、RF
IDユニットのパッケージとしては、例えばボール状に
形成された構造体を用い、その表面部、内壁部若しくは
中空部のいずれかに上記2つのアンテナを配置する構成
としている。
【0013】そして、簡便で安価なRFIDユニットの
構成としては、1つのアンテナと1つのICチップとか
ら成るシール型のRFIDタグを2つ用い、これらのR
FIDタグをボール状構造体の表面に貼付することで、
略全方向の電波の送受が可能なRFIDユニットを実現
している。また、2つのRFIDタグを備えたRFID
ユニットの読取装置側では、例えば、問合せに対して最
初に応答を受信したRFIDタグに対して発信中止指令
を送信し、他方のRFIDタグからの応答データを受付
けるようにすることで、一般的なRFIDシステムに容
易に適用し得るようにしている。
【0014】以下、本発明の好適な実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明におけるRFIDユニット
のアンテナモジュールの構造の一例を示している。本発
明に係るアンテナモジュール11Mは、同一形状の2つ
のアンテナ11から構成されている。各アンテナ11は
その長手方向及び短手方向のアンテナ線が共に球20の
円弧部の曲率を成しており、本実施の形態では、半円の
面が互いに90度の角度を成す2つの半円の弧に沿って
2つのアンテナ11を配置した構成としている。例え
ば、図1中に示すように球体20の円周部に沿って、屈
曲可能な薄板状のアンテナを同一半球面上で直交方向に
交差するように敷設することで、凸側及び凹側の方向を
含めて略全ての方位からの電波を受信できると共に、略
全ての方位に対して電波を放射できるアンテナ構造とし
ている。
【0016】アンテナ11の長手方向の長さとしては、
上記のように球体20の円周部に沿って敷設した際に円
周の半分の長さがあれば好ましいが、それ未満であって
も良い。また、短手方向の長さとしては、電波の送受信
の観点では長手方向と同様に長い方が好ましいが、略1
80度の方位の電波の送受が可能であれば良く、敷設し
た際に歪みが極力生じない短めの長さが好ましい。
【0017】図2(A)〜(C)は、RFIDユニット
のアンテナモジュールの配置構成の形態を模式図で示し
ており、アンテナ11の長手方向の中心線が配置される
位置を符号A1〜A5で示し、半円の面を符号SC1〜
SC5で示している。いずれの配置形態とも半円部の面
は90度の角度を成しており、図2(A)は、図1の配
置構成のように、弧の部分が交差するように同一半球面
上の半円部A1,A2に2つのアンテナを配置する例、
図2(B)は、一方のアンテナを逆側の半球面側の半円
部A3に配置する例を示し、図2(C)は、半円の端点
を結ぶ線を軸として90度回転させたときの各半円部A
4,A5に沿って2つのアンテナを配置する例を示して
いる。このように、長手方向が略半円の長さを有する円
弧状の2つのアンテナが、円弧の中心を同一として円弧
の面が90度の角度を成して配置されたアンテナ構造と
すれば、略全ての方位の電波の送受が可能となる。
【0018】ID用のチップとしては、LF帯〜UHF
帯の電波を用いたもの、若しくは高周波数の電波(マイ
クロ波の帯域)を用いたものが適用される。いずれのチ
ップを使用するかは適用される分野によって決定され、
例えば、製品の製造段階から流通、販売に至るまで総合
的に管理する場合には、遠距離での伝送が可能なトラン
スポンダ素子を用いるのが好ましい。
【0019】なお、アンテナに対応させてICチップを
備えずに上述のような形状のアンテナを1つのICチッ
プに接続する形態としても良く、また、渦巻き状にコイ
ルを半球面に沿って巻回した半球状のアンテナを用い、
RFIDユニットを1つのアンテナで構成する形態とし
ても良い。但し、安価な構成とするには、各アンテナを
各ICチップに接続する構成とするのが好ましく、以下
に示すように、粘着面を有するシールにRFIDの各回
路が貼設若しくは埋設されたもの(以下、「シール型R
FID」と言う)を2つ用いる形態が最も好ましい。
【0020】次に、シール型RFIDを2つ用いて前述
のアンテナ構造とする形態を例として説明する。先ず、
シール型RFIDの構成について説明する。
【0021】図3(A)及び(B)は、本発明の一実施
形態に用いるシール型RFIDの構成の一例を平面構造
図と断面構造図で示している。シール型RFID10
は、電力受信とデータ受信/送信を兼ねる矩形状若しく
は楕円状のアンテナ11と、電子素子を内蔵したICチ
ップ12とが収容体13の粘着剤層13bの部分に着設
された構成となっている。本例では、図3(B)に示す
ように、非導電性部材から成る保護コーティング13c
を介してアンテナ11とICチップ12とを2層(13
a,13d)の間に埋設した構造としている。粘着材層
13bの下層13dは、はく離ライナーであり、RFI
Dユニットのパッケージを構成するボール状構造体に粘
着して使用する際に、はく離される。アンテナ部は、例
えば導電性インクを所要の形状に印刷することにより添
付される。尚、本例では楕円状にコイルが巻回されたア
ンテナを例としているが、矩形状にコイルが巻回された
ものや、図4に示すようにアンテナ線を直線上に配置し
たものを用いても良く、アンテナやシールの形状は適宜
変更可能である。
【0022】上記のようなシール型RFID10を用い
てRFIDユニットを構成する際には、例えば、図5に
示すようにボール状構造体20をパッケージとして、そ
の球面上で直交方向に交差するように2つのシール型R
FID10を配置して曲面に沿って敷設すれば、前述の
アンテナ構造を有するものとなり、中心から見て略全て
の方位からの電波を受信できると共に、略全ての方位に
対して電波を放射することが可能なRFIDユニット3
0を実現することができる。また、上述のようなシール
型RFID10が貼着されたボール状構造体20を、図
6に示すように所定形状のパッケージ21に内設すれ
ば、任意形状のRFIDユニット30を実現することが
できる。シール型RFID10の部材としては、信号の
送受信に用いる当該周波数帯域の電波の透過率の高い部
材であれば良いが、例えば安価な発砲スチロールを用い
るのが好ましい。
【0023】次に、RFIDユニットの読出/書込など
の処理を行う情報処理装置側の構成について説明する。
RFIDユニットの読出/書込装置は、一般的なものが
利用でき、例えば、送受信アンテナ,増幅器,FSK
(Frequency Shift Keying)復調器,励振ドライブ,制
御用CPUなどから構成される。本発明では、RFID
ユニットは、互いに異なる方向の送受信領域部分を有す
る2つのRFID(タグ)を備え、該2つのRFIDタ
グの記憶部に同一のデータが記憶されている構成として
いるため、問合せ(質問電波)に対して2つの応答が発
生する。そのため、データの読込処理においては、1つ
の応答データのみを処理すれば良い。
【0024】以下に、本発明に係るRFIDユニットの
読出/書込装置内の制御用CPU(若しくは、その上位
コンピュータ)の動作例を、図7のフローチャートに沿
って説明する。
【0025】RFIDユニットの読出/書込装置内の制
御用CPUでは、読取りのための問合せ信号を搬送波に
乗せて送信する(ステップS1)。RFIDユニット側
では、その搬送波により必要な電力を発生させ、その電
力をデータの書込/読出と送信に利用し、ID情報を応
答信号としてアンテナを介して発信する。本例では、R
FIDユニットは2つのRFID(タグ)を備えてお
り、それぞれ独立した動作で同一内容の応答信号が発信
される。読出/書込装置側の制御用CPUでは、問合せ
に対する応答を受信したか否かを判定し(ステップS
2)、応答を受信した際には、一方のRFID(例えば
最初に応答が来たRFID)に対して発信中止指令を送
る(ステップS3,S4)。そして、他方のRFIDか
らの応答を受付け(ステップS5)、その応答データを
用いて識別処理などの情報処理を実施する(ステップS
6)。このように、RFIDユニットの読出/書込装置
では、読取処理の際に、問合せに対する応答を受信した
時点で一方のRFID(本例では最初に応答を受信した
RFID)に対して発信中止指令を送信するステップ
(若しくは回路)を設ければ良く、装置側の識別処理や
RFIDとのインターフェイスを変更する必要が無い。
【0026】次に、本発明に係るRFIDユニットを適
用したシステムの一例を説明する。
【0027】図8、製品を積んだ“かご”(若しくはパ
レット)2をコンベア3などの搬送手段により搬送し、
当該製品を配送先や製品種別で振分けて出荷するシステ
ムの一例を示している。一般的なシステムでは、バーコ
ードを用いているが、バーコードの面が一定にならない
ような“かご”等の入れ物を用いた場合には、そのシス
テムを利用することが出来ない。例えば、農協において
は、一般的には、キュウリ,リンゴ,ミカン等の品物を
“かご”2に入れてコンベア3上を搬送させ、人手によ
って出荷作業をしており、どこの農協扱いで誰が出荷し
た等の情報についての管理も従来は人手で行われ、機械
化がなされていない。そこで、本発明のRFIDユニッ
トを用い、IDタグの読取装置(若しくは読取/書込装
置)4を設ければ、どこの農協扱いで誰が出荷した等の
データを読み込んで管理するシステムを安価に構築する
ことができる。
【0028】例えば、流通経路を予め書込んだボール状
のRFIDユニット(ゴルフボール程度の大きさのボー
ル状RFIDユニット)30を先頭の“かご”(若しく
はパレット)2に投げ込んでおくだけで、読取装置4に
より何処の農協扱いで誰が出荷した等のデータを読める
ようなシステムを実現することができる。また、RFI
Dユニットを“かご”2から取出せば再利用することが
できる。このような利用形態とすれば、RFIDシステ
ムの導入が非常に簡単で、運用も容易である。
【0029】なお、上述した実施の形態においては、R
FIDユニットは、リーダが発射するエネルギーから動
作電力を得るパッシブ型のものを例として説明したが、
バッテリー内蔵のアクティブ型のものであっても良い。
また、装着部を持たないRFIDユニットを例として説
明したが、装着部を有するユニット構成としても良い。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、球の曲面形状を成す2つアンテナの面を90度の角
度を持たせて配置したアンテナ構造としているので、略
全方向の電波の送受が可能となり、様々な分野で活用す
ることができるRFIDユニットを提供することができ
る。また、ボール状構造体の球面部にシール型RFID
を貼着するユニット形態とすることで、安価で且つ簡便
に利用及び再利用することができるRFIDユニットを
提供することができる。また、RFIDユニットの読出
装置側においては、応答を受信した一方のRFIDタグ
に対して発信中止指令を送信し、他方のRFIDタグの
応答を受付けるステップ(若しくは回路)を設けるだけ
で良く、装置側の識別処理やRFIDとのインターフェ
イスを変更する必要が無く、上記RFIDユニットを容
易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるRFIDユニットのアンテナモ
ジュールの構造の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明におけるRFIDユニットのアンテナモ
ジュールの配置構成の例を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いるシール型RFID
の構成の一例を示す平面構造図及び断面構造図である。
【図4】本発明の一実施形態に用いるシール型RFID
の構成の他の例を示す平面構造図である。
【図5】本発明に係るRFIDユニットの構成の一例を
示す斜視図である。
【図6】本発明に係るRFIDユニットの構成の他の例
を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るRFIDユニットの読出装置側の
動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係るRFIDユニットを適用したシス
テムの一例を示す模式図である。
【図9】一般的なRFIDタグの構造を示す平面図及び
側面断面図である。
【符号の説明】
10 シール型RFID 11 送受信アンテナ 11M アンテナモジュール 12 ICチップ 20 ボール状構造体 30 RFIDユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/00 G06K 19/00 H 9/16 K Fターム(参考) 5B035 BB09 CA23 5B058 CA17 CA23 KA21 5J021 AA02 AA08 AB03 AB04 CA06 FA29 FA30 GA02 GA07 GA08 HA06 5J046 AA01 AA04 AB07 AB11 PA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球の中心から見て略全方位の電波の送受
    を可能とするRFIDタグのアンテナ構造であって、球
    の中心を中心として半円の面が互いに90度の角度を成
    す第1及び第2の半円の弧に沿って該円弧部の曲率を有
    する第1及び第2の送受信アンテナが設けられているこ
    とを特徴とするRFIDタグのアンテナ構造。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の送受信アンテナ部
    が、前記球の同一半球面上で直交方向に交差するように
    配置されている請求項1に記載のRFIDタグのアンテ
    ナ構造。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の送受信アンテナ部
    が、前記球の対向する各半球面上に配置されている請求
    項1に記載のRFIDタグのアンテナ構造。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の送受信アンテナが略
    矩形状に形成された屈曲可能な薄板状のアンテナであっ
    て、該アンテナの長手方向及び短手方向のアンテナ線が
    共に前記円弧部の曲率を成すように設けられている請求
    項1乃至3のいずれかに記載のRFIDタグのアンテナ
    構造。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の送受信アンテナがそ
    れぞれ、粘着層を有するシールに送受信アンテナ及びI
    Cチップが付設されて成るシール型RFIDの送受信ア
    ンテナ部であり、ボール状構造体の球面部に前記シール
    型RFIDを貼着することで前記第1及び第2の送受信
    アンテナが形成されるようになっている請求項1乃至4
    のいずれかに記載のRFIDタグのアンテナ構造。
  6. 【請求項6】 球の中心を中心として半円の面が互いに
    90度の角度を成す第1及び第2の半円の弧に沿って該
    円弧部の曲率を有する第1及び第2の送受信アンテナ部
    が配設されたアンテナモジュールを具備したことを特徴
    とするRFIDユニット。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の送受信アンテナ部
    が、ボール状構造体の表面部、内壁部若しくは中空部の
    いずれかに配置されている請求項6に記載のRFIDユ
    ニット。
  8. 【請求項8】 屈曲可能に形成された第1及び第2の薄
    板状のRFIDタグとボール状構造体とから構成され、
    前記第1及び第2の薄板状のRFIDタグが前記ボール
    状構造体の球面上で直交方向に配置されて成ることを特
    徴とするRFIDユニット。
  9. 【請求項9】 前記薄板状のRFIDタグが、電力受信
    及びデータ送受信を兼ねるアンテナ部と情報の書換えが
    可能なメモリを有するICチップ部とを備えている請求
    項8に記載のRFIDユニット。
  10. 【請求項10】 互いに異なる方向の送受信領域部分を
    有する2つのRFIDタグを備え、該2つのRFIDタ
    グの記憶部に同一のデータが記憶されているRFIDユ
    ニットの読出制御方法であって、前記RFIDユニット
    への問合せに対する応答を受信した一方のRFIDタグ
    に対して発信中止指令を送信し、他方のRFIDタグの
    応答を受付けるステップを有することを特徴とするRF
    IDユニットの読出制御方法。
JP2000266914A 2000-09-04 2000-09-04 Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法 Pending JP2002076768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266914A JP2002076768A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266914A JP2002076768A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002076768A true JP2002076768A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18753922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000266914A Pending JP2002076768A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002076768A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524942A (ja) * 2004-01-19 2007-08-30 ピグマリヨン 電磁波により与えられる受動送信機受信機装置
JP2009095067A (ja) * 2004-06-02 2009-04-30 Research In Motion Ltd マルチ周波数帯域アンテナを備える移動式無線通信装置および関連方法
KR100964947B1 (ko) * 2007-11-13 2010-06-21 재단법인 포항산업과학연구원 Rfid 태그 및 rfid 태그가 내장된 플라스틱 제품제조방법
WO2012035805A1 (ja) * 2010-09-15 2012-03-22 オムロン株式会社 Rfidタグおよびrfidシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524942A (ja) * 2004-01-19 2007-08-30 ピグマリヨン 電磁波により与えられる受動送信機受信機装置
JP2009095067A (ja) * 2004-06-02 2009-04-30 Research In Motion Ltd マルチ周波数帯域アンテナを備える移動式無線通信装置および関連方法
KR100964947B1 (ko) * 2007-11-13 2010-06-21 재단법인 포항산업과학연구원 Rfid 태그 및 rfid 태그가 내장된 플라스틱 제품제조방법
WO2012035805A1 (ja) * 2010-09-15 2012-03-22 オムロン株式会社 Rfidタグおよびrfidシステム
JP2012063932A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Omron Corp Rfidタグおよびrfidシステム
CN102523757A (zh) * 2010-09-15 2012-06-27 欧姆龙株式会社 Rfid标签及rfid系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7271726B2 (en) RFID tag-pallet
US7884702B2 (en) Queued operations in HF/UHF RFID applications
US10445541B2 (en) Portable RFID tagged carrier for sterile implants and biological products
US7474220B2 (en) Three-dimensional radio frequency identification tag and environment condition recognition system and method using tag
US7180423B2 (en) RFID devices for enabling reading of non-line-of-sight items
US8026819B2 (en) Radio tag and system
US7525434B2 (en) RF systems and methods for tracking and singulating tagged items
US20070017986A1 (en) Radio frequency identification with a slot antenna
WO2006055645A2 (en) Rfid tag in a substrate
US7432816B1 (en) Printed circuit board with RFID antenna
EP1862951A1 (en) IC tag and inlet for IC tag
US20080068175A1 (en) Antenna Arrangements for Radio Frequency Identification (RFID) Tags
US20070029385A1 (en) Multi-planar radio frequency identification device
US20110163882A1 (en) Passive Low Frequency Inductive Tagging
US20090051539A1 (en) Rfid tag having antenna with co-planar radiation pattern
JP2002151944A (ja) Rfidシステムの親局アンテナ
JP2002076768A (ja) Rfidタグのアンテナ構造及びrfidユニット並びにそのデータ読出制御方法
JP2002151947A (ja) Rfidタグのアンテナ構造
US20200050806A1 (en) Device for Placement in a Package of RFID Tagged Items to Improve Readability and Related Method
US20080068176A1 (en) RFID inlay structure
JP5715663B2 (ja) ハンディアンテナ、棚卸装置、棚卸システム及び棚卸方法
JP5061712B2 (ja) 非接触icタグの製造方法
JP2023114292A (ja) Rfタグシステム
KR101158654B1 (ko) 무선인식 리더 안테나
KR200445875Y1 (ko) 비접촉식 전자태그 식별 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050614